JP2002012684A - 紫外線硬化性組成物 - Google Patents

紫外線硬化性組成物

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JP2002012684A
JP2002012684A JP2000196002A JP2000196002A JP2002012684A JP 2002012684 A JP2002012684 A JP 2002012684A JP 2000196002 A JP2000196002 A JP 2000196002A JP 2000196002 A JP2000196002 A JP 2000196002A JP 2002012684 A JP2002012684 A JP 2002012684A
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ultraviolet
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coating
acrylate monomer
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Haruhiko Takahashi
治彦 高橋
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Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脂環構造含有重合体などの成形体との密着性
及び、長期保存時や繰り返し使用時の安定性に優れた樹
脂成形体被覆用の紫外線硬化性組成物及び該組成物の硬
化物からなる被覆層を有する成形体、及び該組成物を用
いて成形体を被覆する方法を提供すること。 【解決手段】 単官能アクリレートモノマー及び2官能
アクリレートモノマーとからなるアクリレートモノマー
混合物100重量部に対して、0.5〜30重量部のテ
ルペン化合物、及び光重合開始剤とを含有してなる樹脂
成形体被覆用紫外線硬化性組成物を用いて脂環構造含有
重合体などの樹脂成形体を被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成形体の被覆
用として好適な紫外線硬化性組成物、及び該紫外線硬化
性組成物の硬化物層を有する成形体及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂などの
脂環構造含有重合体は、低吸水性、透明性、耐熱性、低
複屈折性に優れるため、光ディスクの基板材料として好
適であることが従来から知られている。従来、ポリカー
ボネート(PC)製の光ディスク基板には、表面にキズ
などができないように保護コート剤が塗布されている。
しかし、脂環構造含有重合体の光ディスク基板に従来よ
り使用されていた保護コート剤を塗布しても、密着性が
十分ではなかった。
【0003】密着性を高めるために、特開平5−306
378号公報には、単官能アクリレートモノマー、2官
能または3官能アクリレートモノマー、4官能以上のア
クリレートモノマー、及び光重合開始剤からなる紫外線
硬化性組成物に関する発明が提案されている。しかし、
上記組成物は、熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂との密
着性を十分なものとするための紫外線照射条件が限られ
ていた。
【0004】また、アセトンやトルエンなどのディスク
基板の材料を溶解する汎用溶媒を保護コート剤に少量添
加し、これを基板に塗布することが試みられている。保
護コート剤は、一般的にスピンコーターによりディスク
基板に塗布され、硬化に使用されなかった分は回収され
て繰り返し使用するため、揮発性の高い溶媒を含有する
と使用中に揮発し、コート剤の粘度が上昇して膜厚が変
化するなどの問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、脂環
構造含有重合体などからなる成形体との密着性及び、長
期保存時や繰り返し使用時の粘度変化のない樹脂成形体
被覆用の紫外線硬化性組成物及び該組成物の硬化物から
なる被覆層を有する成形体、及び該組成物を用いて成形
体を被覆する方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、特定のアクリレー
トモノマーからなる混合物に対し、テルペン化合物を一
定量添加してなる紫外線硬化性組成物が、脂環構造含有
重合体との密着性に優れ、長期保存時や繰り返し使用時
に粘度変化もないことを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0007】かくして本発明よれば、単官能アクリレー
トモノマー及び2官能アクリレートモノマーを含有する
アクリレートモノマー混合物100重量部に対して、
0.5〜30重量部のテルペン化合物、及び光重合開始
剤とを含有してなる樹脂成形体被覆用紫外線硬化性組成
物が提供される。また、本発明によれば、前記の紫外線
硬化性組成物の硬化物からなる被覆層を有する脂環構造
含有重合体からなる成形体が提供される。さらに、本発
明によれば、前記の紫外線硬化性組成物を塗布した後、
該組成物層に紫外線を照射して被覆層を形成することを
特徴とする成形体の製造方法が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】紫外線硬化性組成物 本発明の紫外線硬化性組成物は、単官能アクリレートモ
ノマー及び2官能アクリレートモノマーを含有する混合
物、テルペン化合物、及び光重合開始剤とを含有してな
り、樹脂成形体の被覆用として用いられるものである。
【0009】本発明に用いるアクリレートモノマー混合
物は、単官能アクリレートモノマー及び2官能アクリレ
ートモノマーを必須成分として含有し、必要に応じて3
官能以上のアクリレートモノマーを含有するものであ
る。これらのアクリレートモノマーは、(1)一般にア
クリレートと称されるアクリル酸のエステル、又は、
(2)いわゆるメタクリレートと称される、ビニル基の
α位がメチル置換されたアクリル酸エステル、のいずれ
でも構わないが、硬化速度等の観点から、(1)のアク
リレートが好ましい。単官能アクリレートはアクリロイ
ル基を1つ、2官能アクリレートはアクリロイル基を2
つ有する化合物である。いずれのアクリレートモノマー
も、アクリロイル基以外の部分に炭化水素骨格を有する
ものが好ましい。具体的には、単官能アクリレートは、
アルキル基、アルケニル基、及びアリール基などを有す
るものがより好ましく、2官能アクリレートは、アルキ
レン基、アルケニレン基、及びアリーレン基を有するも
のがより好ましい。アルケニル基及びアルケニレン基は
オキサイド変性されていても構わない。
【0010】いずれのアクリレートも、アクリロイル基
以外の部分の炭化水素骨格が、炭素原子数4〜18であ
るものが好ましく、環状構造を有するものも好ましい。
また、脂環構造含有重合体などとの濡れ性を向上させる
目的で、テルペン骨格(イソプレン骨格を複数結合させ
た骨格構造)、特にリモネン骨格を有していてもよい。
【0011】上記単官能アクリレートモノマーの具体例
としては、ブチルアクリレート、アミルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレート、オクチルアクリレー
ト、ノニルアクリレート、ドデシルアクリレート、ラウ
リルアクリレート、ヘキサデシルアクリレート、オクタ
デシルアクリレートなどの長鎖アルキルアクリレート;
シクロヘキシルアクリレート、ベンジルアクリレート、
フェノキシエチルアクリレート、ノニルフェノキシエチ
ルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレー
ト、ノニルフェノキシエチルテトラヒドロフルフリルア
クリレート、カプロラクトン変性テトラフルフリルアク
リレート、イソボニルアクリレート、ジシクロペンタニ
ルアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、ジ
シクロペンテニロキシエチルアクリレート、エチレンオ
キサイド変性ノニルフェノールアクリレート、プロピレ
ンオキサイド変性ノニルフェノールアクリレート、2−
エチルヘキシルカルビトールアクリレートなどの環状構
造を有するアクリレート;グリシジルアクリレート、メ
トキシエチルアクリレート、ブトキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキ
シプロピルアクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシ
プロピルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレ
ート、ジエチエチルアミノエチルアクリレートなどの上
記以外のアクリレート;などが挙げられる。これらの中
でも、密着性、硬化速度などの観点から、長鎖アルキル
アクリレートや環状構造を有するアクリレートなどが好
ましく、中でも、ラウリルアクリレートやヘキサデシル
アクリレートなどの長鎖アルキルアクリレート、イソボ
ニルアクリレートやジシクロペンタニルアクリレートや
ジシクロペンテニルアクリレートなどの環状構造を有す
るアクリレートが最も好ましい。
【0012】2官能アクリレートモノマーの具体例とし
ては、ブタンジオールジアクリレート、ヘキサンジオー
ルジアクリレート、ノナンジオールジアクリレートなど
のジオールのジアクリレート;ネオペンチルグリコール
ジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレ
ート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、エチ
レングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコー
ルジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチル
グリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールに
エチレンオキサイドおよび/またはプロピレンオキサイ
ドを付加して得たジオールのジアクリレート、カプロラ
クトン変性ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコー
ルジアクリレートなどのグリコールのジアクリレート;
トリシクロデカンジメタノールジアクリレート、トリス
(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートビスフェノ
ールAにエチレンオキサイドおよび/またはプロピレン
オキサイドを付加して得たジオールのジアクリレート、
水添ジシクロペンタジエニルジアクリレート、シクロヘ
キシルジアクリレートなどの環状構造を有するジアクリ
レート;イソシアヌル酸エチレンオキサイド変性ジアク
リレートなどのイソシアヌル酸のジアクリレート;など
が挙げられる。これらの中でも、密着性、硬化収縮など
の観点から、環状構造を有するジアクリレートが好まし
く、中でも、水添ジシクロペンタジエニルジアクリレー
トやシクロヘキシルジアクリレートなどの脂環式構造を
有するジアクリレートが最も好ましい。
【0013】2官能モノマーと単官能モノマーとの配合
比は、重量比で、90:10〜50:50、好ましくは
85:15〜55:45、より好ましくは80:20〜
60:40である。2官能モノマーの割合が多すぎると
組成物の粘度が増大し、少なすぎると組成物の粘度が減
少する。
【0014】本発明に用いるテルペン化合物は、イソプ
レン骨格単位を複数つなぎ合わせたような炭素骨格を有
するものである。テルペン化合物の中には、炭素数が必
ずしも5の倍数になっていないものも存在するが、化合
物中の構造単位の大半部分に、イソプレン骨格単位をつ
なぎ合わせた炭素骨格を有しているものは、本発明にお
いて用いることができる。上記テルペン化合物として、
モノテルペン類(C10:炭素数を現す、以降同じ)、
セスキテルペン類(C15)、ジテルペン類(C2
0)、トリテルペン類(C30)、テトラテルペン類
(C40)等があり、その中に官能基の構造から、炭化
水素系、アルコール系、ケトン系などがある。
【0015】具体例としては、モノテルペン類として、
ミルセン、オシメン、リモネン、ジペンテン、テルピノ
レン、テルピネン、フェランドレン、シルベストレン、
サビネン、カレン、ピネン、カンフェン、トリシクレ
ン、フェンチェンなどの炭化水素系モノテルペン;シト
ロネロール、ゲラニオール、ネロール、リナロール、メ
ントール、テルピネオール、カルベオール、ツイルアル
コール、ピノカンフェオール、フェンチルアルコール、
ボルネオールなどのアルコール系モノテルペン;シトロ
ネラール、シトラール、シクロシトラール、サフラナー
ル、フェランドラール、ベリルアルデヒドなどのアルデ
ヒド系モノテルペン;ダゲトン、ヨノン、イロン、メン
トン、カルボメントン、カルボタナセトン、ピペリテノ
ン、ツヨン、カロン、ショウノウなどのケトン系モノテ
ルペン;シオネール、ピノール、アスカリドールなどの
オキシド系モノテルペン;シトロネル酸などのモノテル
ペン酸などが挙げられ、セスキテルペン類として、ビサ
ボレン、ジンギベレン、クルクメン、カジネン、セキス
ベニヘン、サンタレン、カリオフィレン、セドレン、ロ
ンギホレンなどの炭化水素系セキステルペン;ファルネ
ソール、ネロリドール、カジノール、オイデスモール、
グアヨール、バチュリアルコール、カロトール、ランセ
オール、セドロール、ケッソグリコールなどのアルコー
ル系セキステルペン;シベロン、エレモフィロン、ゼル
ンボンなどのケトン系セキステルペン;ヒノキ酸、サン
タル酸などのセキステルペン酸などが挙げられ、
【0016】ジテルペン類として、カンホレン、ホドカ
ルプレン、ミレン、フィロクラデン、トタレンなどの炭
化水素系ジテルペン;フィトール、スクラレオール、マ
ノール、ヒノキオール、フェルギノール、トタロールな
どのアルコール系ジテルペン;スギオール、ケトマノイ
ルオキシドなどのケトン系ジテルペン;マノイルオキシ
ドなどのオキシド系ジテルペン;アビエチン酸、ビマル
酸、ネオアビエチン酸、レボビマル酸、イソ−d−ビマ
ル酸、アガデンジカルボン酸、ルベニン酸などのジテル
ペン酸などが挙げられ、トリテルペン類として、スクア
レン、アンブレイン、オノセリンなどの炭化水素系トリ
テルペン;ラノステロール、アグノステロールなどのア
ルコール系トリテルペン、トラメテノリック酸、エブバ
コイック酸、ポリポレニック酸などのトリテルペン酸な
どが挙げられ、テトラテルペン類として、カロチン、リ
コピン、クリプトキサンチン、ルティン、ビアキサンチ
ン、ロドキサンチン、カプサンチン、クロセチンなどの
カロチノイドが挙げられる。
【0017】以上のテルペン化合物の中でも、被覆する
樹脂との濡れ性と揮発性とのバランスの観点から、リモ
ネン、ジペンテン、フェランドレンなどの、沸点が10
0℃以上の環状炭化水素系モノテルペン類が最も好まし
い。テルペン化合物の添加量は、上記単官能アクリレー
トモノマーと2官能アクリレートモノマーとの混合物1
00重量部に対し、0.5〜30重量部、好ましくは1
〜25重量部、より好ましくは3〜20重量部である。
テルペン化合物の添加量が少なすぎると脂環式構造含有
重合体との密着性が低下し、添加量が多すぎると長期保
存安定性が低下する。
【0018】本発明に用いる光重合開始剤は、紫外線に
よりラジカルを発生し、そのラジカルが重合性不飽和化
合物と反応するものであれはよい。このような光重合開
始剤の具体例としては、2,2−ジメトキシ−1,2−
ジフェニルエタン−1−オンのようなベンジルジメチル
ケタール系化合物; 1−ヒドロキシ−シクロヘキシル
−フェニル−ケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1
−フェニル−プロパン−1−オン、1−[4−(2−ヒ
ドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2
−メチル−1−プロパン−1−オンのようなα−ヒドロ
キシケトン系化合物; 2−メチル−1[4−(メチル
チオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オ
ン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モ
ルフォリノフェ二ル)−ブタノン−1のようなα−アミ
ノケトン系化合物; ビス(2,4,6−トリメチルベ
ンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイドのような
ビスアシルフォスフィンオキサイド系化合物; ビス
(η5−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)−ビ
ス(2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−
イル)−フェニル)チタニウムのようなメタロセン系化
合物; 2,4−ジエチルチオキサントン、イソプロピ
ルチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキ
サントン、2−(3−ジメチルアミノ−2−ヒドロキシ
プロポキシ)3,4−ジメチル−9H−チオキサントン
−9−オン−メソクロライドのようなチオキサントン系
化合物などが挙げられる。
【0019】上記光重合開始剤の中でも、芳香族ケトン
系化合物(ベンジルジメチルケタール系化合物やフェニ
ル基を有するα−ヒドロキシケトン系化合物など)やチ
オキサントン系化合物などの水素を引き抜いてラジカル
を生成するものは、水素供与体と組合せることによって
硬化反応が促進される。水素供与体としては、例えば、
メルカプト化合物およびアミン化合物等が挙げられ、中
でもアミン化合物が好ましい。アミン化合物としては、
例えば、トリエチルアミン、メチルジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、ジエチルアミノエチルアク
リレート、p−ジメチルアミノアセトフェノン、p−ジ
メチルアミノ安息香酸エチル、p−ジメチルアミノ安息
香酸イソアミル、N,N−ジメチルベンジルアミン、
4,4'−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、p
−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル、ペンチル4
−ジメチルアミノベンゾエート等が挙げられる。
【0020】上記光重合開始剤は、単独でも、2種類以
上を組み合せて用いてもよい。上記光重合開始剤の中で
も、硬化速度の観点から、α−アミノケトン系化合物や
チオキサントン系化合物が好ましく、α−アミノケトン
系化合物とチオキサントン系化合物との併用がより好ま
しい。光重合開始剤の添加量は、モノマー混合物100
重量部当たり、通常0.1〜30重量部、好ましくは1
〜25重量部、より好ましくは5〜20重量部である。
添加量が少なすぎると硬化速度が著しく低下し、添加量
が多すぎると硬化速度が増大し過ぎて取り扱いが困難に
なる。
【0021】本発明においては、硬化性組成物と被覆す
る樹脂成形体との密着性等を損なわない範囲において、
紫外線硬化性組成物に適当な添加剤を加えてもよい。例
えば、界面活性剤を添加することにより、樹脂成形体と
の濡れ性や硬化物の表面平滑性を改良することができ
る。その他、適当なポリマーを添加することにより、粘
度を調整したり、樹脂成形体との密着性を向上させるこ
ともできる。このようなポリマーの具体例としては、ス
チレン−ブタジエン−スチレン・ブロック共重合体(S
BS)、スチレン−イソプレン−スチレン・ブロック共
重合体(SIS)などのスチレン系熱可塑性エラストマ
ー及びそれらの水素化物;熱可塑性飽和ノルボルネン系
樹脂などの環状オレフィン系樹脂; ジシクロペンタジ
エン系、ジエン系、脂肪族系、ウォーターホワイト系な
どの石油樹脂及びそれらの水素化物などが挙げられる。
その他、レベリング剤、消泡剤、帯電防止剤、フィラ
ー、可塑剤、シランカップリング剤、熱重合禁止剤、酸
化防止剤などを配合することもできる。
【0022】以上のようにして得られた紫外線硬化性組
成物は、長期保存時や繰り返し使用時の重量変化がほと
んどなく、40℃にて12時間放置した場合の重量減少
率が3%以下、好ましくは2%以下である。
【0023】樹脂成形体 本発明の紫外線硬化性組成物によって被覆される樹脂成
形体は、熱可塑性樹脂成形体または熱硬化性樹脂成形体
のいずれでもよい。成形体に用いる樹脂としては、熱可
塑性樹脂として、脂環構造含有重合体や鎖状ポリオレフ
ィンなどのポリオレフィン樹脂;ポリカーボネート、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
トなどのポリエステル樹脂;ポリメチルメタクリレート
などのアクリル樹脂;アクリロニトリル・ブタジエン・
スチレン樹脂、アクリロニトリル・スチレン樹脂などの
アクリロニトリル・スチレン系樹脂;ポリフェニレンエ
ーテル、ポリフェニレンスルフィドなどの芳香族縮合系
樹脂などが挙げられ、熱硬化性樹脂として、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ポリイミド樹脂な
どが挙げられるが、本発明の紫外線硬化性組成物は、ポ
リオレフィン樹脂のような極性の低い樹脂成形体の被覆
に用いた場合に好適であり、特に、脂環構造含有重合体
の被覆に最適である。
【0024】脂環構造含有重合体 上記脂環構造含有重合体は、主鎖及び/または側鎖に脂
環式構造を有するものであり、機械的強度、耐熱性など
の観点から、主鎖に脂環式構造を含有するものが好まし
い。重合体の脂環式構造としては、シクロアルカン構
造、シクロアルケン構造などが挙げられるが、機械的強
度、耐熱性などの観点から、シクロアルカン構造やシク
ロアルケン構造が好ましく、中でもシクロアルカン構造
が最も好ましい。環を構成する炭素原子数は、格別な制
限はないが、通常4〜30個、好ましくは5〜20個、
より好ましくは5〜15個の範囲であるときに、機械的
強度、耐熱性、及び成形性に優れる。
【0025】こうした脂環式構造を含有する重合体の具
体例としては、例えば、(1)ノルボルネン系重合体、
(2)単環の環状オレフィン系重合体、(3)環状共役
ジエン系重合体、(4)ビニル脂環式炭化水素重合体、
などが挙げられ、これらは、不飽和結合を有する場合に
は水素添加されているものがより好ましい。本発明の紫
外線硬化性組成物は、これらの中でも、ノルボルネン系
重合体やビニル脂環式炭化水素重合体、及びこれらの水
素添加物の被覆に最適である。
【0026】ノルボルネン系重合体としては、ノルボル
ネン系モノマーの開環重合体及びその水素添加物、ノル
ボルネン系モノマーの付加重合体、ノルボルネン系モノ
マーとビニル化合物の付加型共重合体などが挙げられ
る。
【0027】ビニル脂環式炭化水素重合体としては、ビ
ニルシクロヘキサンの重合体やビニルシクロヘキセンの
重合体及びその水素添加物、及びスチレン、α−メチル
スチレンなどのビニル芳香族炭化水素化合物の重合体の
芳香環部分の水素添加物などが挙げられる。また、これ
らビニル脂環式炭化水素重合体の立体配置については、
アタクティック、アイソタクティック、シンジオタクテ
ィックのいずれでもよく、例えば、ダイアッド表示にに
よるシンジオタクティシティーで、0〜100%の何れ
のものも用いることができる。
【0028】成形体 上記樹脂の成形体は、棒状、球状、板状、ディスク状、
シート状、フィルム状等、使用目的に応じて適宜選択す
ればよいが、本発明の紫外線硬化性組成物は、中でも、
ディスク状、シート状、板状、及び球状の成形体の被覆
に好適であり、ディスク状、シート状の成形体の被覆に
より好適である、より具体的には、光ディスク基板や光
学シート、光学レンズなどの表面のハードコートや保護
コートを目的とした被覆に最適である。成形体の成形方
法としては、射出成形法、押出成形法、プレス成形法、
溶液キャスト成形法、ブロー成形法、注型成形法などが
挙げられが、ディスクやシートを得るためには、射出成
形法及びプレス成形法が好ましく、射出成形法が最も好
ましい。
【0029】上記方法により得られたディスクやシート
の厚さは、機械強度、光線透過率等の観点から、通常5
0μm〜10mm、好ましくは100μm〜5mm、よ
り好ましくは200μm〜2mm程度である。
【0030】(被覆層の形成)本発明においては、上記
樹脂成形体表面に、本発明の紫外線硬化性組成物を塗布
して、一定の厚みの層を形成した後に、該層に紫外線を
照射して硬化させることにより硬化物からなる被覆層を
形成する。
【0031】紫外線硬化性組成物の塗布方法は特に限定
されず、例えば、スピンコート法、バーコーター法、ス
プレーコート法、ディッピング法、ロールコート法を使
用することができる。
【0032】被覆層の厚さは、通常、2〜300μm、
好ましくは3〜200μm、より好ましくは4〜100
μmである。被覆層が薄すぎる場合には、酸素による重
合阻害等の影響で硬化速度が低下し、厚すぎる場合に
は、硬化収縮が大きくなり、被覆層の柔軟性が低下す
る。
【0033】硬化の際の紫外線の照射量は、アクリレー
トモノマーや光重合開始剤の反応性によっても異なる
が、80W/cmの高圧水銀灯の場合で、通常、100
〜5000mJ/cm、好ましくは200〜3000
mJ/cm、より好ましくは300〜2000mJ/
cm程度である。照射量が少なすぎると密着性が低下
し、多すぎると硬化収縮が増大する。紫外線を照射する
光源は高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、水銀−
キセノンランプなどが用いられる。これらランプを連続
的に発光させると熱を生じやすく、光ディスク基板等の
機械強度や反りに悪影響を及ぼす。特に、デジタル・ビ
デオディスク(DVD)やスーパー・オーディオ・コン
パクトディスク(Super−audio CD)などの2枚貼り
合わせ型の光ディスクでは信号読み取り/書込みに支障
をきたすことがある。よって、上記光源の赤外線を低減
するのが好ましい。具体的には、コールドフィルターで
光源を覆うのが好ましい。
【0034】本発明の被覆層を有する成形体は、特に光
ディスク(音楽用コンパクトディスク(CD))、読取
り型光ディスク(CD−ROM)、追記型光ディスク
(CD−R)、光磁気ディスク(MO)や相変化型光デ
ィスク(PD)などの書換型光ディスク、ミニディスク
(MD)などとしても好適である。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例にて説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されない。又、以下
において特に断りのない限り「部」及び「%」は重量基
準である。尚、以下の製造例、実施例及び比較例におけ
る各種物性の測定法は次のとおりである。
【0036】物性の測定 (1)樹脂の重量平均分子量(Mw)はシクロヘキサン
を溶剤とするゲルパーミエーションクロマトグラフィー
(GPC)によりポリイソプレン換算値として測定し
た。 (2)樹脂の水素添加率はH−NMRにより測定し
た。 (3)樹脂のガラス転移温度(Tg)はJIS−K71
21に基づいて測定した。 (4)紫外線硬化性組成物(コート剤)の保存安定性
は、該コート剤50gを遮光ビンに入れ、40℃にて1
000時間放置した後の溶液粘度の上昇率を測定して評
価した。粘度上昇率はBM型粘度計にて23℃の粘度を
測定し、上記条件にて放置する前後の粘度を比較した。
粘度上昇率により評価し、上昇率が、◎:0〜3%、
○:4〜5%、△:6〜15%、×:15%以上とし
た。 (5)コート剤の密着性は、碁盤目剥離試験により以下
の方法で評価した。ディスク基板表面に形成されたコー
ト層の上から、カッターにより1mm間隔でタテ、ヨコ
各11本の切れ目を直交するように入れて1mm四方の
碁盤目を100個作り、セロハン粘着テープ(積水化学
社製)を貼り、該テープを90°方向に剥す。試験結果
は、剥離しなかった目の数を%で表して示した。◎:9
9%以上、○:95〜99%、△:95〜75%、×:
75%以下とした。
【0037】〔実施例1〕 (光ディスク基板の製造)公知の方法により製造した6
−エチル−1,4:5,8−ジメタノ−1,4,4a,
5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン(6−
エチル−テトラシクロドデセン)の開環重合体水素化物
(数平均分子量28,000、水添率ほぼ100%、ガ
ラス転移温度140℃)の100部に対して0.2部の
フェノール系老化防止剤と、ペンタエリスリトール−テ
トラキス(3−(3,5−ジ−ターシャリーブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)0.2部とを
添加し、溶融押し出し法によりペレットとした。得られ
たペレットを下記の条件で射出成形して、直径3.5イ
ンチのコンパクト・ディスクの規格にあった基板を製造
した。成形機の型締め圧は65トン、樹脂温度は325
℃、金型温度は110℃(固定側)と100℃(可動
側)とした。
【0038】(紫外線硬化性組成物の製造)ジシクロペ
ンテニル−ジアクリレート(表中、DCPAと略記)7
5部、及びラウリルアクリレート(表中、LAと略記)
25部の混合物に対し、光重合開始剤として、2−メチ
ル−1〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォ
リノプロパン−1−オン(表中、αAKと略記)4部、
及び2,4−ジエチルチオキサントン(表中、SKと略
記)4部を添加し、テルペン化合物としてリモネン5部
を添加してホモジナイザーにて混合して紫外線硬化性組
成物(コート剤)を調整した。得られたコート剤をスピ
ンコーター(5000rpm、10秒)で上記基板に塗
布し、10分間室温で放置し十分に乾燥した。乾燥後の
紫外線硬化性組成物の膜の厚さは6μmであった。この
基板に80mWの高圧水銀ランプによる紫外線照射(基
板表面上のピーク照射強度:150mW/cm、積算
光量1500mJ/cm 、照射時間10秒)を行
い、コート層を形成した。評価結果を表1に記載する。
【0039】
【表1】
【0040】〔実施例2〕テルペン化合物をジペンテン
に変えた以外は実施例1同様にコート剤を製造し、基板
にコート層を形成して評価した。評価結果を表1に記載
する。
【0041】〔実施例3〕ジペンテンの添加量を1部に
変えた以外は実施例2同様にコート剤を製造し、基板に
コート層を形成して評価した。評価結果を表1に記載す
る。
【0042】〔実施例4〕ジペンテンの添加量を25部
に変えた以外は実施例2同様にコート剤を製造し、基板
にコート層を形成して評価した。評価結果を表1に記載
する。
【0043】〔実施例5〕アクリレートモノマーを、プ
ロピレンオキサイドが12モル付加されたポリプロピレ
ングリコールジアクリレート(表中PGAと略記)70
部とノニルフェノールプロピレンオキサイド変性アクリ
レート(表中NPOAと略記)30部に変え、ジペンテ
ンの添加量を10部に変えた以外は、実施例2同様にコ
ート剤を製造し、基板にコート層を形成して評価した。
評価結果を表1に記載する。
【0044】〔実施例6〕アクリレートモノマーを、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(表中HAD
と略記)50部とフェノキシエチルアクリレート(表中
PEAと略記)50部に変えた以外は、実施例5同様に
コート剤を製造し、基板にコート層を形成して評価し
た。評価結果を表1に記載する。
【0045】〔比較例1〕リモネンを添加しなかった以
外は、実施例1同様にコート剤を製造し、基板にコート
層を形成して評価した。結果を表1に記載する。
【0046】〔比較例2〕リモネン5部に変えて、シク
ロヘキサン10部を添加した以外は、実施例1同様にコ
ート剤を製造し、基板にコート層を形成して評価した。
結果を表1に記載する。
【0047】〔比較例3〕ジペンテン10部に変えて、
トルエン10部を用いた以外は、実施例5同様にコート
剤を製造し、基板にコート層を形成して評価した。結果
を表1に記載する。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、特に脂環構造含有重合
体からなる光ディスク基板の被覆に使用した場合に、密
着性に優れ、長期保存安定性にも優れた紫外線硬化性組
成物が提供される。さらに本発明によれば、上記密着性
に優れる被覆層を有する光ディスク基板が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 101:00 C08L 101:00 Fターム(参考) 4F006 AA11 AA12 AA15 AA22 AA31 AA33 AA34 AA35 AA36 AA39 AA40 AB24 BA02 CA01 DA04 4J011 PA23 PB39 PB40 PC02 QA03 QA12 QA13 QA48 SA51 SA61 SA64 SA78 SA84 SA86 UA01 VA01 WA07 4J038 CG141 CH041 CH051 CH071 CH081 CH121 CH131 CH201 JA02 JA29 JA33 JB02 JC04 JC20 JC38 KA03 NA12 NA26 PA17 PB11 PC08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単官能アクリレートモノマー及び2官能
    アクリレートモノマーを含有するアクリレートモノマー
    混合物100重量部に対して、0.5〜30重量部のテ
    ルペン化合物、及び光重合開始剤とを含有してなる樹脂
    成形体被覆用紫外線硬化性組成物。
  2. 【請求項2】 テルペン化合物が沸点100℃以上の環
    状炭化水素系モノテルペンである請求項1記載の紫外線
    硬化性組成物。
  3. 【請求項3】 脂環構造含有重合体からなる樹脂成形体
    の被覆用である請求項1〜3いずれか記載の紫外線硬化
    性組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか記載の紫外線硬化
    性組成物の硬化物からなる被覆層を有する脂環構造含有
    重合体からなる成形体。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3いずれか記載の紫外線硬化
    性組成物を塗布した後、該組成物層に紫外線を照射して
    被覆層を形成することを特徴とする成形体の製造方法。
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