JP2002012512A - 外用組成物 - Google Patents

外用組成物

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JP2002012512A
JP2002012512A JP2000239975A JP2000239975A JP2002012512A JP 2002012512 A JP2002012512 A JP 2002012512A JP 2000239975 A JP2000239975 A JP 2000239975A JP 2000239975 A JP2000239975 A JP 2000239975A JP 2002012512 A JP2002012512 A JP 2002012512A
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propanediol
skin
amino
phase
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JP2000239975A
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Noritoshi Maeda
憲寿 前田
Yuji Katsuta
雄治 勝田
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】α−ヒドロキシ酸やビタミンA誘導体とは異な
り、特に、デスモグレインの分解を促進し得る成分を用
いて、皮膚の新陳代謝を改善し、皮膚の老化をも防止し
得る手段を見出すこと。 【解決手段】下記式(I)で表されるプロパンジオール
誘導体またはその塩を含有する外用組成物を提供するこ
とにより、上記の課題を解決し得ることを見出した。 【化1】 (式中、Rは、水素原子、メチル基またはエチル基であ
る)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外用組成物、より
具体的には、皮膚老化防止作用等を発揮し得る外用組成
物に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】様々な皮膚のトラブルに対して有効な成
分を見出して、これを外用組成物中に含有させて、さら
に優れた外用組成物の提供を試みることは、常に価値あ
る開発活動として認められる。
【0003】皮膚のトラブルのうち、代表的なものとし
ては、しみ、くすみ、しわ、肌荒れ等の個別的な皮膚ト
ラブルが認められる。また、これらの皮膚トラブルに加
えて、「皮膚老化」という皮膚トラブルの概念が、近
年、注目されている。「皮膚老化」は、文字通り、皮膚
が老化していくことを意味するものであり、その象徴的
な現象として、皮膚のしわ、たるみ、しみ等が挙げられ
る。これらの皮膚の老化現象は、加齢により進行するこ
とは勿論のこと、紫外線の曝露や喫煙、寝不足、さらに
は大気汚染等によっても加速進行することが知られてい
る。
【0004】正常な表皮においては、基底層における新
しい細胞の誕生と角層からの古い角質細胞の脱落が一定
のバランスで保たれている。このバランスが崩れ、古い
角質細胞の脱落が抑制されて角層が肥厚すると、透明感
のないくすんだ肌になったり、冬季にみられるような肌
荒れの原因にもなると考えられている。一方、加齢によ
っても角層のターンオーバーが低下し、肌の新陳代謝が
低下して、しみやしわが目立ってくる。
【0005】このような角層のターンオーバーの低下に
伴う角層の肥厚と、デスモソーム分解活性(キモトリプ
シン様酵素活性)の低下との間には正の相関がみられる
ことや、角層水分量の低下により酵素活性が低下するこ
とが、既に報告されている (J. Koyama et al., Fragra
nce Journal 1, 13-18, 1995) 。
【0006】加齢による肌の新陳代謝の低下に伴う角層
ターンオーバーの低下を改善し得る化粧品用薬剤とし
て、α−ヒドロキシ酸(AHA)やビタミンA誘導体が
知られている。すなわち、AHAやビタミンA誘導体
は、しわを少なくし、乾燥肌を改善し、にきびや老人性
色素斑を改善することが報告され(E. J. Van Scott et
al., Int. J. Dermatol. 26, 90, 1987; E. J. Van Sco
tt et al., Skin & Allergy News 18, 38, 1987)、数多
くの化粧品に配合されるに至っている。AHAには、肌
をなめらかにする効果があり、その作用メカニズムは角
質細胞間の接着力を緩やかに、角質細胞の重層を防止す
ることによると考えられている。また、ビタミンA誘導
体は表皮細胞の増殖と分化のバランスに影響を与え、角
層の重層化を抑制して、肌の新陳代謝を促進すると考え
られている。
【0007】しかしながら、AHAもビタミンA誘導体
も、本来、皮膚に対する刺激が強く、実用に際しては、
配合量の制限や製剤上の工夫が必要であり、現状におい
ては、必ずしも満足のいく効果を得られていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した事項と関連す
るが、古い角質細胞を脱落させて、肌の新陳代謝を促す
には、細胞同士の接着に関与しているデスモソームが重
要な働きをしていることが知られている。事実、デスモ
ソーム構成蛋白の一つであるデスモグレインの分解を促
進すると、角質の剥離が促進されるという知見が得られ
ている(A. Lundstrom et al., J. Invest. Dermatol.,
91, 216-220,1990) 。
【0009】本発明が解決すべき課題は、AHAやビタ
ミンA誘導体とは異なり、特に、デスモグレインの分解
を促進し得る成分を用いて、皮膚の新陳代謝を改善し、
皮膚の様々な個別的トラブルは勿論のこと、皮膚の老化
を防止し得る手段を見出すことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記事情に
鑑み、各種化合物のデスモグレイン分解促進作用を調
べ、有効性の高い新角質剥離成分を探索した結果、特定
のプロパンジオール誘導体に、加齢等による角層ターン
オーバーの低下を改善し得る、優れた作用が認められる
ことを見出した。すなわち、本発明者は、下記式(I)
で表されるプロパンジオール誘導体〔以下、プロパンジ
オール誘導体(I)ともいう〕:
【0011】
【化2】 (式中、Rは、水素原子、メチル基またはエチル基であ
る)およびその塩に、しみ、くすみ、しわ、肌荒れ等の
個別的な皮膚トラブルに対する優れた防止効果は勿論の
こと、皮膚老化の防止効果が認められることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0012】すなわち、本発明は、プロパンジオール誘
導体(I)またはその塩を含有する外用組成物(以下、
本外用組成物ともいう)を提供する発明である。本発明
において、プロパンジオール誘導体(I)の塩とは、プ
ロパンジオール誘導体(I)の製薬学上許容され得る塩
のことをいい、その限りで、特に限定されるものではな
い。代表的な態様として、塩酸塩を挙げることができ
る。その他、硫酸塩、蓚酸塩等であってもよい。
【0013】また、本発明において、「皮膚老化防止効
果」とは、上述したように、加齢や紫外線、喫煙、寝不
足、大気汚染等により進行する皮膚老化を防止し得る効
果である。具体的には、皮膚のターンオーバーの低下を
改善させ、しみ、くすみ、しわ、肌荒れ等の様々な皮膚
の老化要素を抑制することを通じて発揮され得る、総合
的な効果である。本外用組成物は、個別的な皮膚トラブ
ルに対する効果に着目した用途にも用いられ得る外用組
成物であるが(例えば、しみ抑制用途、しわ抑制用途、
くすみ抑制用途、肌荒れ抑制用途、角層剥離用途、角層
のターンオーバー低下改善用途等)、「皮膚老化防止」
という用途概念は、これらの単一の用途概念に限定され
るものではない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 A.本組成物の有効成分:本組成物の有効成分は、プロ
パンジオール誘導体(I)またはその塩である(塩の意
義については、既に記載した)。
【0015】プロパンジオール誘導体は、上記の化学式
(I)で表される2価アルコールであり、具体的には、
Rが、水素原子である、2−アミノ−1,3−プロパ
ンジオール、Rが、メチル基である、2−アミノ−2
−メチル−1,3−プロパンジオールと、Rが、エチ
ル基である、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパ
ンジオールの3通りの態様が存在する。
【0016】2−アミノ−1,3−プロパンジオール、
2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールお
よび2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオー
ルは、常法により製造することができる。例えば、天然
ガスをニトロ化して得られるニトロエタンを出発物質と
して、アルカリ触媒の下でホルムアルデヒドと反応さ
せ、2−ニトロ−2−メチル−1,3−プロパンジオー
ルを得、これらをさらに還元することにより製造するこ
とができる。市販品として入手することも可能である。
【0017】2−アミノ−1,3−プロパンジオールお
よび2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオー
ルは、公知の化合物ではあるが、化粧料等、皮膚への適
用はこれまで知られていない。また、2−アミノ−1,
3−プロパンジオールおよび2−アミノ−2−エチル−
1,3−プロパンジオールの皮膚への薬理作用について
の報告もこれまでになかった。
【0018】また、2−アミノ−2−メチル−1,3−
プロパンジオールは、公知の原料であり、化粧料等にお
いて、pH調整剤、乳化剤等として用いられてきたが、
この2価アルコール及びその塩に、老化した肌の角層タ
ーンオーバーを速め、皮膚の老化を防止する効果がある
ことは知られていなかった。また、2−アミノ−2−メ
チル−1,3−プロパンジオールの皮膚への薬理作用に
ついての報告もこれまでになかった。
【0019】本発明は、プロパンジオール誘導体(I)
およびその塩が、老化による角層のターンオーバーの低
下を改善して、肌の新陳代謝を促進し、しみ、くすみ、
しわ、肌荒れのない若々しいハリとつやのある皮膚状態
を可能にする皮膚老化防止効果を有することを新たに見
出した結果、完成されたものである。
【0020】なお、プロパンジオール誘導体(I)およ
びその塩が皮膚の老化を防止する機序については、現時
点では明らかではない点もあるが、角層において角質細
胞同士の結合に関与しているデスモソームに対して、プ
ロパンジオール誘導体(I)およびその塩が分解を促進
し、老化した皮膚に対して優れた角層ターンオーバー促
進作用を示し、さらに弾力性を改善する効果も認められ
たことから、この2価アルコールおよびその塩は、老化
による角層のターンオーバーの低下や角質の状態を改善
して肌の新陳代謝を高め、皮膚老化防止作用等を示すも
のと考えられる。
【0021】本組成物において、プロパンジオール誘導
体(I)またはその塩は、1種若しくは2種以上が選択
されて配合され、その配合量は、組成物全量中0.00
5〜20.0質量%が好ましく、同0.01〜10.0
質量%がさらに好ましい。この配合量が、組成物全量中
0.005質量%未満であると十分な皮膚老化防止効果
が発揮されず、同20.0質量%を超えても、さほど大
きな効果の向上はみられない。
【0022】B.本組成物の態様:前述のように、プロ
パンジオール誘導体(I)またはその塩を含有させるこ
とにより、優れた皮膚の抗老化効果、ないし、しみ抑制
効果、くすみ抑制効果、しわ抑制効果、肌荒れ抑制効
果、角層剥離効果、角層のターンオーバー低下改善効果
等が認められる本組成物が提供される。
【0023】本組成物は、上記必須成分以外に、通常、
化粧品や医薬用途の外用剤等の外用組成物に用いられる
成分、例えば、各種水性成分、油性成分、粉末成分、他
のアルコール類、保湿剤、増粘剤、紫外線吸収剤、美白
剤、防腐剤、酸化防止剤、界面活性剤、香料、色剤、各
種皮膚栄養剤等を必要に応じて適宜配合することができ
る。
【0024】また、本組成物は、化粧品、医薬品、医薬
部外品として、例えば、軟膏、クリーム、乳液、ローシ
ョン、パック、浴用剤等、あらゆる剤型・商品形態に適
用することができる。
【0025】
【実施例】次に、本発明を実施例(試験例・処方例)を
挙げて具体的に説明するが、本発明の技術範囲がこれら
の実施例に限定されるものではない。なお、実施例中の
配合量は、配合対象に対する質量%である。
【0026】〔試験例1〕 デスモグレインの分解促進
試験(1) 角層シート(1.5±0.2mg)の両面に、2−アミノ
−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−1,3−プ
ロパンジオール塩酸塩またはグリコール酸の各1%水溶
液を、片面につき5μL ずつ、計10μL 塗布し、ステ
ンレス製メッシュに挟んで、1週間、温度37℃、湿度
75%に保った。マイクロチューブに角層シートを移
し、100μL の抽出液を加えて、37℃で一晩加温し
て、蛋白質を抽出した。アガロースゲル電気泳動後、ゲ
ルをPVDF膜に転写して、抗デスモグレイン抗体とア
ルカリフォスファターゼ標識抗IgGを順次反応させ、
アルカリフォスファターゼで発色させた。膜上のバンド
をスキャナーを用いて取込み、得られた画像を解析して
デスモグレイン量を相対比較した。試験は、n=2で実
施し、平均値を算出した。
【0027】第1図に示すように、2−アミノ−1,3
−プロパンジオール、2−アミノ−1,3−プロパンジ
オール塩酸塩に、グリコール酸よりも優れたデスモグレ
イン分解促進効果が認められることが明らかになった。
【0028】〔試験例2〕 デスモグレインの分解促進
試験(2) 2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールま
たはその塩を用いて、試験例1と同様の方法で、デスモ
グレインの分解促進試験を行った。
【0029】第2図に示すように、2−アミノ−2−メ
チル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メ
チル−1,3−プロパンジオール塩酸塩に、グリコール
酸よりも優れたデスモグレイン促進効果が認められるこ
とが明らかになった。
【0030】〔試験例3〕加齢による角層のターンオー
バーの低下の改善効果試験(1) 本組成物の含有成分として用いられ得る、2−アミノ
−1,3−プロパンジオールおよび2−アミノ−1,
3−プロパンジオール塩酸塩の、加齢による角層ターン
オーバーの低下の改善効果を、4名の中高年者を対象に
して、i)ターンオーバーと角層水分量、ii) 皮膚の弾力
性を指標として評価した。
【0031】本発明品として、2−アミノ−1,3−プ
ロパンジオール、2−アミノ−1,3−プロパンジオー
ル塩酸塩の各1%水溶液、比較品として、AHAである
グリコール酸の1%水溶液を使用し、対照としては水
(精製水)を使用した。
【0032】中高年者の前腕内側部4ヵ所に、10mLの
ディスポーザブル注射器の外筒(高さ約2cm)をあて、
1mLの1%蛍光溶液(エタノール溶媒)を、1分間皮膚
に接触させた。翌日より、各試験試料または水の塗布
を、1日3回、4日間連続で、上記の蛍光溶液接触部に
おいて繰り返し行った。
【0033】試験開始5日目に、専用の蛍光検出器で皮
膚表面の蛍光強度を測定し、その減少度を角層のターン
オーバーの頻度の指標とした(減少度が大きい方が、タ
ーンオーバーの頻度が大きい)。結果を、第3図に示
す。
【0034】また、角層水分量を、Skicon-200(アイ・
ビ−・エス社)を用い測定した(電気伝導度を角層水分
量の指標とした。角層水分量が多いほど、電気伝導度は
大きい)。結果を、第4図に示す。
【0035】また、皮膚の弾力性をCutometer SEM474(C
ourage+Khazaka 社)を用いて測定した。皮膚の弾力性
は、口径2mmのプローブを用いて皮膚表面に急激に30
0hPa の陰圧を繰り返しかけ、皮膚の伸展能(Uf)と退
縮能(Ur)から、弾力性(Ur/Uf)を求めて、これを皮
膚の弾力性の指標とした(この値が大きい方が、弾力性
が認められる)。結果を、第5図に示す。
【0036】第3図〜第5図からわかるように、本組成
物の含有成分として用いられる、2−アミノ−1,3−
プロパンジオールおよび2−アミノ−1,3−プロパン
ジオール塩酸塩は、明らかに角層のターンオーバー(第
3図)、角層水分量(第4図)および皮膚の弾力性(第
5図)を改善していた。
【0037】しかも、これらの本組成物の含有成分は、
角層のターンオーバー改善成分として知られているグリ
コール酸よりも、これらの3つの効果において優れてい
ることが明らかとなった。
【0038】〔試験例4〕加齢による角層のターンオー
バーの低下の改善効果試験(2) 2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールま
たはその塩を用いて、試験例3と同様の方法で、加齢に
よる角層のターンオーバーの低下の改善効果試験を行っ
た。
【0039】第6図〜第8図からわかるように、本組成
物の含有成分として用いられる、2−アミノ−2−メチ
ル−1,3−プロパンジオール及び2−アミノ−2−メ
チル−1,3−プロパンジオール塩酸塩は、明らかに角
層のターンオーバー(第6図)、角層水分量(第7図)
及び皮膚の弾力性(第8図)を改善していた。
【0040】しかも、これらの本組成物の含有成分は、
角層のターンオーバー改善成分として知られているグリ
コール酸よりも、これらの3つの効果において優れてい
ることが明らかとなった。
【0041】〔試験例5〕 実使用(4週間連用)によ
る肌改善効果試験(1) 本組成物による、肌状態の改善効果を、しみ、くすみ、
しわ、肌荒れを訴える女性を対象にして評価した。
【0042】具体的には、しみ、くすみ、しわ、肌荒れ
で悩む40名の女性パネルにおいて、第1表に示す組成
(配合量は質量%)のローションのうち、左右いずれか
一方の頬に、本発明品を、他方の頬に2種類の比較品の
うちいずれかを、1日2回、4週間連続塗布し、その後
の肌状態を目視で、以下の判定基準に基づき判定した。
【0043】結果を第2表に示す。 <判定基準>視感判定による有効性評価 ・しみと、くすみに対する改善効果の判定基準 著効:症状の消失したもの。 有効:症状の弱くなったもの。 やや有効:症状がやや弱くなったもの。 無効:症状に変化を認めないもの。
【0044】・しわに対する改善効果の判定基準 著効:症状の消失したもの。 有効:症状の弱くなったもの。 やや有効:症状がやや弱くなったもの。 無効:症状に変化を認めないもの。
【0045】・肌荒れに対する改善効果の評価 著効:症状の消失したもの。 有効:症状の弱くなったもの。 やや有効:症状がやや弱くなったもの。 無効:症状に変化を認めないもの。
【0046】改善効果の評価 ◎:被験者が著効、有効およびやや有効を示す割合(有
効率)が80%以上である。 ○:被験者が著効、有効およびやや有効を示す割合(有
効率)が50〜80%未満である。 △:被験者が著効、有効およびやや有効を示す割合(有
効率)が30〜50%未満である。 ×:被験者が著効、有効およびやや有効を示す割合(有
効率)が30%未満である。
【0047】 第 1 表 ──────────────────────────────────── 配合成分 実施例 実施例 比較例 比較例 1 2 1 2 ──────────────────────────────────── 2−アミノ 1.0 - - - −1,3−プロパンジオール 2−アミノ - 1.0 - - −1,3−プロパンジオール塩酸塩 グリコール酸 - - 1.0 - グリセリン 1.0 1.0 1.0 1.0 1,3−ブチレングリコール 4.0 4.0 4.0 4.0 エタノール 7.0 7.0 7.0 7.0 ポリオキシエチレン(20モル) 0.5 0.5 0.5 0.5 オレイルアルコール 精製水 残余 残余 残余 残余 ────────────────────────────────────
【0048】 第 2 表 ──────────────────────────────────── 試 料 実施例 実施例 比較例 比較例 1 2 1 2 ──────────────────────────────────── しみ・くすみ改善効果 ○ ○ △ × しわ改善効果 ○ ○ △ × 肌荒れ改善効果 ◎ ◎ ○ × ────────────────────────────────────
【0049】第2表から明らかなように、2−アミノ−
1,3−プロパンジオールを配合した実施例1および2
−アミノ−1,3−プロパンジオール塩酸塩を配合した
実施例2は、グリコール酸の配合品(比較例1)および
薬剤抜去品(比較例2)よりも、しみ、くすみ、しわ、
肌荒れに対して優れた改善効果を示した。殊に、角層の
ターンオーバーを改善することによる、しみ、くすみ、
しわ、肌荒れ等の改善成分として知られているグリコー
ル酸よりも、実使用試験において優れた結果が認められ
た。これは、本組成物の、しみ改善、くすみ改善、肌荒
れ改善における高い有用性を示している。
【0050】〔試験例6〕 実使用(4週間連用)によ
る肌改善効果試験(2) 2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールま
たは2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオー
ル塩酸塩を含有する本組成物による、肌状態の改善効果
を、試験例5と同一の方法により評価した。
【0051】具体的には、しみ、くすみ、しわ、肌荒れ
で悩む40名の女性パネルにおいて、第3表に示す組成
(配合量は質量%)のローションのうち、左右いずれか
一方の頬に、本発明品を、他方の頬に2種類の比較品の
うちいずれかを、1日2回、4週間連続塗布し、その後
の肌状態を目視で、試験例5と同一の判定基準に基づき
判定した。
【0052】結果を第4表に示す。 第 3 表 ─────────────────────────────────── 試料 実施例 実施例 比較例 比較例 3 4 3 4 ─────────────────────────────────── 2−アミノ−2−メチル 1.0 - - - −1,3−プロパンジオール 2−アミノ−2−メチル - 1.0 - - −1,3−プロパンジオール塩酸塩 グリコール酸 - - 1.0 - グリセリン 1.0 1.0 1.0 1.0 1,3−ブチレングリコール 4.0 4.0 4.0 4.0 エタノール 7.0 7.0 7.0 7.0 ポリオキシエチレン(20モル) 0.5 0.5 0.5 0.5 オレイルアルコール 精製水 残余 残余 残余 残余 ───────────────────────────────────
【0053】 第 4 表 ────────────────────────────────── 試 料 実施例 実施例 比較例 比較例 3 4 3 4 ────────────────────────────────── しみ・くすみ改善効果 ○ ○ △ × しわ改善効果 ○ ○ △ × 肌荒れ改善効果 ◎ ◎ ○ × ──────────────────────────────────
【0054】第4表から明らかなように、2−アミノ−
2−メチル−1,3−プロパンジオールを配合した実施
例3及び2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジ
オール塩酸塩を配合した実施例4は、グリコール酸の配
合品(比較例1と同一の比較例3)及び薬剤抜去品(比
較例2と同一の比較例4)よりも、しみ、くすみ、し
わ、肌荒れに対して優れた改善効果を示した。殊に、角
層のターンオーバーを改善することによる、しみ、くす
み、しわ、肌荒れ等の改善成分として知られているグリ
コール酸よりも、実使用試験において優れた結果が認め
られたことは、本組成物の高い有用性を示している。
【0055】このように、2−アミノ−1,3−プロパ
ンジオールおよびその塩、ならびに、2−アミノ−2−
メチル−1,3−プロパンジオールおよびその塩の、デ
スモグレインの分解、角層のターンオーバー、角層水分
量および皮膚の弾力性に及ぼす薬理学上の効果が明らか
となった。従って、2−アミノ−2−エチル−1,3−
プロパンジオールおよびその塩の、同様の薬理学上の効
果を容易に予期することができる。
【0056】以下に、本組成物の処方例を挙げるが、い
ずれの本組成物も、上記の実使用試験の結果、しみ、く
すみ、しわ、肌荒れに対する改善効果に優れたものであ
り、優れた皮膚の老化防止効果を発揮し得るものであっ
た。
【0057】 〔処方例1〕 クリーム 配合成分 配合量(質量%) ステアリン酸 5.0 ステアリルアルコール 4.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 プロピレングリコール 10.0 2−アミノ−1,3−プロパンジオール塩酸塩 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 防腐剤 適 量 香料 適 量 精製水 残 余 <製法>精製水に、プロピレングリコールと2−アミノ
−1,3−プロパンジオール塩酸塩を加え溶解し、加熱
して70℃に保った(水相)。他の成分を混合し、加熱
融解して70℃に保った(油相)。水相に油相を徐々に
加え、全部加え終わってから、しばらくその温度に保ち
反応を起こさせた。その後、ホモミキサーで均一に乳化
し、よくかきまぜながら30℃まで冷却して、クリーム
を得た。
【0058】 〔処方例2〕 クリーム 配合成分 配合量(質量%) ステアリン酸 2.0 ステアリルアルコール 7.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル) セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 5.0 2−アミノ−1,3−プロパンジオール 0.5 クエン酸 0.7 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 精製水 残 余 <製法>精製水に、2−アミノ−1,3−プロパンジオ
ール、クエン酸、プロピレングリコールを加え、加熱し
て70℃に保った(水相)。他の成分を混合し加熱融解
して70℃に保った(油相)。水相に油相を加え予備乳
化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかき
まぜながら30℃まで冷却して、クリームを得た。
【0059】 〔処方例3〕 クリーム 配合成分 配合量(質量%) 固形パラフィン 5.0 ミツロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノラウリン酸エステル 2.0 石けん粉末 0.1 硼砂 0.2 2−アミノ−1,3−プロパンジオール塩酸塩 3.0 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 精製水 残 余 <製法>精製水に、2−アミノ−1,3−プロパンジオ
ール塩酸塩、石けん粉末、硼砂を加え、加熱して70℃
に保った(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70
℃に保った(油相)。水相に油相をかきまぜながら徐々
に加え反応を行なった。その後、ホモミキサーで均一に
乳化し、よくかきまぜながら30℃まで冷却した。
【0060】 〔処方例4〕 乳液 配合成分 配合量(質量%) ステアリン酸 2.5 セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル) モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーボポール941,B.F.Goodrich Chemical Company ) 2−アミノ−1,3−プロパンジオール蓚酸塩 0.02 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 精製水 残 余 <製法>少量の精製水にカルボキシビニルポリマーを溶
解した(A相)。残りの精製水にポリエチレングリコー
ル1500とトリエタノールアミン、2−アミノ−1,
3−プロパンジオール蓚酸塩を加え、加熱溶解して、7
0℃に保った(水相)。他の成分を混合し加熱融解して
70℃に保った(油相)。水相に油相を加え予備乳化を
行い、A相を加えホモミキサーで均一に乳化し、乳化
後、よくかきまぜながら30℃まで冷却して、乳液を得
た。
【0061】 〔処方例5〕 乳液 配合成分 配合量(質量%) マイクロクリスタリンワックス 1.0 ミツロウ 2.0 ラノリン 20.0 流動パラフィン 10.0 スクワラン 5.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 プロピレングリコール 7.0 2−アミノ−1,3−プロパンジオール 4.0 グルタミン酸 0.7 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 精製水 残 余 <製法>精製水に2−アミノ−1,3−プロパンジオー
ル、グルタミン酸、プロピレングリコールを加え、加熱
して70℃に保った(水相)。他の成分を混合し、加熱
融解して70℃に保った(油相)。油相をかきまぜなが
ら水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化した
後、よくかきまぜながら30℃まで冷却して、乳液を得
た。
【0062】 〔処方例6〕 ゼリー 配合成分 配合量(質量%) 95%エチルアルコール 10.0 ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル) オレイルアルコールエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical Company ) 2−アミノ−1,3−プロパンジオール 0.05 グルコン酸 0.1 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 精製水 残 余 <製法>精製水に、カーボポール940を均一に溶解
し、ポリオキシエチレン(50モル)オレイルアルコー
ルエーテルを水相に添加した。次いで、その他の成分を
加えた、2−アミノ−1,3−プロパンジオールで、前
記水相を中和させ増粘して、ゼリーを得た。
【0063】 〔処方例7〕 ゼリー 配合成分 配合量(質量%) (A相) 95%エチルアルコール 10.0 ポリオキシエチレン(20モル) オクチルドデカノール 1.0 パントテニールエチルエーテル 0.1 メチルパラベン 0.15 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 2−アミノ−1,3−プロパンジオール塩酸塩 0.05 カルボキシビニルポリマー 0.2 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical Company ) 精製水 残 余 <製法>A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA
相を加えて可溶化した。次いで、B相を加えた後、充填
を行ない、ゼリーを得た。
【0064】 〔処方例8〕 パック 配合成分 配合量(質量%) (A相) ジプロピレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン(60モル) 硬化ヒマシ油 5.0 (B相) オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) 2−アミノ−1,3−プロパンジオール硫酸塩 0.3 ポリビニルアルコール 13.0 (けん化価90、重合度2,000) エチルアルコール 7.0 精製水 残 余 <製法>A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A
相にB相を加えて可溶化した。次いで、これにC相を加
えた後、充填を行ない、パックを得た。
【0065】 〔処方例9〕 固形ファンデーション 配合成分 配合量(質量%) タルク 43.1 カオリン 15.0 セリサイト 10.0 亜鉛華 7.0 二酸化チタン 3.8 黄色酸化鉄 2.9 黒色酸化鉄 0.2 スクワラン 8.0 イソステアリン酸 4.0 モノオレイン酸POEソルビタン 3.0 オクタン酸イソセチル 2.0 2−アミノ−1,3−プロパンジオール 0.2 乳酸 0.5 防腐剤 適 量 香料 適 量 <製法>タルク〜黒色酸化鉄の粉末成分をブレンダーで
十分混合し、これにスクワラン〜オクタン酸イソセチル
の油性成分、2−アミノ−1,3−プロパンジオール、
乳酸、防腐剤、香料を加え、よく混練した後容器に充
填、成型して、固形ファンデーションを得た。
【0066】 〔処方例10〕 乳化型ファンデーション 配合成分 配合量(質量%) (粉体部) 二酸化チタン 10.3 セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性 ジメチルポリシロキサン 4.0 (水相) 精製水 50.0 1,3−ブチレングリコール 4.5 2−アミノ−1,3−プロパンジオール 1.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.0 防腐剤 適 量 香料 適 量 <製法>水相を加熱撹拌後、十分に混合粉砕した粉体部
を加えてホモミキサー処理した。更に、加熱混合した油
相を加えてホモミキサー処理した後、撹拌しながら香料
を添加して室温まで冷却して、乳化型ファンデーション
を得た。
【0067】 〔処方例11〕 クリーム 配合成分 配合量(質量%) ステアリン酸 5.0 ステアリルアルコール 4.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 プロピレングリコール 10.0 2−アミノ−2−メチル −1,3−プロパンジオール塩酸塩 0.1 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 防腐剤 適 量 香料 適 量 精製水 残 余 <製法>精製水に、プロピレングリコールと2−アミノ
−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩酸塩を加え
溶解し、加熱して70℃に保った(水相)。他の成分を
混合し、加熱融解して70℃に保った(油相)。水相に
油相を徐々に加え、全部加え終わってから、しばらくそ
の温度に保ち反応を起こさせた。その後、ホモミキサー
で均一に乳化し、よくかきまぜながら30℃まで冷却し
て、クリームを得た。
【0068】 〔処方例12〕 クリーム 配合成分 配合量(質量%) ステアリン酸 2.0 ステアリルアルコール 7.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル) セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 5.0 2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール 1.0 クエン酸 0.7 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 精製水 残 余 <製法>精製水に、2−アミノ−2−メチル−1,3−
プロパンジオール、クエン酸、プロピレングリコールを
加え、加熱して70℃に保った(水相)。他の成分を混
合し加熱融解して70℃に保った(油相)。水相に油相
を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した
後、よくかきまぜながら30℃まで冷却して、クリーム
を得た。
【0069】 〔処方例13〕 クリーム 配合成分 配合量(質量%) 固形パラフィン 5.0 ミツロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノラウリン酸エステル 2.0 石けん粉末 0.1 硼砂 0.2 2−アミノ−2−メチル 3.0 −1,3−プロパンジオール塩酸塩 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 精製水 残 余 <製法>精製水に、2−アミノ−2−メチル−1,3−
プロパンジオール塩酸塩、石けん粉末、硼砂を加え、加
熱して70℃に保った(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保った(油相)。水相に油相をかきま
ぜながら徐々に加え反応を行なった。その後、ホモミキ
サーで均一に乳化し、よくかきまぜながら30℃まで冷
却した。
【0070】 〔処方例14〕 乳液 配合成分 配合量(質量%) ステアリン酸 2.5 セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル) モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーボポール941,B.F.Goodrich Chemical Company ) 2−アミノ−2−メチル 0.01 −1,3−プロパンジオール蓚酸塩 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 精製水 残 余 <製法>少量の精製水にカルボキシビニルポリマーを溶
解した(A相)。残りの精製水にポリエチレングリコー
ル1500とトリエタノールアミン、2−アミノ−2−
メチル−1,3−プロパンジオール蓚酸塩を加え、加熱
溶解して、70℃に保った(水相)。他の成分を混合し
加熱融解して70℃に保った(油相)。水相に油相を加
え予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一に乳
化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却して、
乳液を得た。
【0071】 〔処方例15〕 乳液 配合成分 配合量(質量%) マイクロクリスタリンワックス 1.0 ミツロウ 2.0 ラノリン 20.0 流動パラフィン 10.0 スクワラン 5.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 プロピレングリコール 7.0 2−アミノ−2−メチル −1,3−プロパンジオール 5.0 グルタミン酸 0.7 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 精製水 残 余 <製法>精製水に2−アミノ−2−メチル−1,3−プ
ロパンジオール、グルタミン酸、プロピレングリコール
を加え、加熱して70℃に保った(水相)。他の成分を
混合し、加熱融解して70℃に保った(油相)。油相を
かきまぜながら水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一
に乳化した後、よくかきまぜながら30℃まで冷却し
て、乳液を得た。
【0072】 〔処方例16〕 ゼリー 配合成分 配合量(質量%) 95%エチルアルコール 10.0 ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル) オレイルアルコールエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical company ) 2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール 0.1 グルコン酸 0.1 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 精製水 残 余 <製法>精製水に、カーボポール940を均一に溶解
し、ポリオキシエチレン(50モル)オレイルアルコー
ルエーテルを水相に添加した。次いで、その他の成分を
加えた、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジ
オールで、前記水相を中和させ増粘して、ゼリーを得
た。
【0073】 〔処方例17〕 ゼリー 配合成分 配合量(質量%) (A相) 95%エチルアルコール 10.0 ポリオキシエチレン(20モル) オクチルドデカノール 1.0 パントテニルエチルエーテル 0.1 メチルパラベン 0.15 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 2−アミノ−2−メチル 0.05 −1,3−プロパンジオール塩酸塩 カルボキシビニルポリマー 0.2 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical company ) 精製水 残 余 <製法>A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA
相を加えて可溶化した。次いで、B相を加えた後、充填
を行ない、ゼリーを得た。
【0074】 〔処方例18〕 パック 配合成分 配合量(質量%) (A相) ジプロピレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン(60モル) 硬化ヒマシ油 5.0 (B相) オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) 2−アミノ−2−メチル 0.3 −1,3−プロパンジオール硫酸塩 ポリビニルアルコール 13.0 (けん化価90、重合度2,000) エチルアルコール 7.0 精製水 残 余 <製法>A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A
相にB相を加えて可溶化した。次いで、これにC相を加
えた後、充填を行ない、パックを得た。
【0075】 〔処方例19〕 固形ファンデーション 配合成分 配合量(質量%) タルク 43.1 カオリン 15.0 セリサイト 10.0 亜鉛華 7.0 二酸化チタン 3.8 黄色酸化鉄 2.9 黒色酸化鉄 0.2 スクワラン 8.0 イソステアリン酸 4.0 モノオレイン酸POEソルビタン 3.0 オクタン酸イソセチル 2.0 2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール 0.2 乳酸 0.5 防腐剤 適 量 香料 適 量 <製法>タルク〜黒色酸化鉄の粉末成分をブレンダーで
十分混合し、これにスクワラン〜オクタン酸イソセチル
の油性成分、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパ
ンジオール、乳酸、防腐剤、香料を加え、よく混練した
後容器に充填、成型して、固形ファンデーションを得
た。
【0076】 〔処方例20〕 乳化型ファンデーション 配合成分 配合量(質量%) (粉体部) 二酸化チタン 10.3 セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性 ジメチルポリシロキサン 4.0 (水相) 精製水 50.0 1,3−ブチレングリコール 4.5 2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール 1.5 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.0 防腐剤 適 量 香料 適 量 <製法>水相を加熱撹拌後、十分に混合粉砕した粉体部
を加えてホモミキサー処理した。更に、加熱混合した油
相を加えてホモミキサー処理した後、撹拌しながら香料
を添加して室温まで冷却して、乳化型ファンデーション
を得た。
【0077】
【発明の効果】本発明により、皮膚の新陳代謝を改善
し、皮膚のしわ、くすみ、しみ、肌荒れを防止すること
が可能であり、皮膚の老化をも防止し得る外用組成物が
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明品と比較品において、デスモグレインの
分解効果を検討した結果を示す図面の一つである。
【図2】本発明品と比較品において、デスモグレインの
分解効果を検討した結果を示す図面の他の一つである。
【図3】本発明品と比較品において、角質のターンオー
バーにおける効果を検討した結果を示す図面の一つであ
る。
【図4】本発明品と比較品において、角層水分量におけ
る効果を検討した結果を示す図面の一つである。
【図5】本発明品と比較品において、皮膚の弾力性にお
ける効果を検討した結果を示す図面の一つである。
【図6】本発明品と比較品において、角質のターンオー
バーにおける効果を検討した結果を示す図面の他の一つ
である。
【図7】本発明品と比較品において、角層水分量におけ
る効果を検討した結果を示す図面の他の一つである。
【図8】本発明品と比較品において、皮膚の弾力性にお
ける効果を検討した結果を示す図面の他の一つである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA082 AA122 AB032 AB152 AB212 AB232 AB242 AB352 AB442 AC012 AC022 AC072 AC092 AC102 AC112 AC122 AC242 AC262 AC302 AC352 AC422 AC432 AC442 AC482 AC522 AC541 AC542 AC582 AC642 AD092 AD112 AD162 AD172 AD512 AD662 CC05 CC07 CC12 DD21 DD31 DD41 EE12 4C206 FA03 MA01 MA83 ZA89 ZC52

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(I)で表されるプロパンジオール
    誘導体またはその塩を含有する外用組成物。 【化1】 (式中、Rは、水素原子、メチル基またはエチル基であ
    る)
  2. 【請求項2】式(I)で表されるプロパンジオール誘導
    体が、2−アミノ−1,3−プロパンジオールである、
    請求項1記載の外用組成物。
  3. 【請求項3】外用組成物が、皮膚老化防止作用を有する
    外用組成物である、請求項1記載の外用組成物。
  4. 【請求項4】外用組成物が、しみ抑制作用を有する外用
    組成物である、請求項1記載の外用組成物。
  5. 【請求項5】外用組成物が、くすみ抑制作用を有する外
    用組成物である、請求項1記載の外用組成物。
  6. 【請求項6】外用組成物が、しわ抑制作用を有する外用
    組成物である、請求項1記載の外用組成物。
  7. 【請求項7】外用組成物が、肌荒れ抑制作用を有する外
    用組成物である、請求項1記載の外用組成物。
  8. 【請求項8】式(I)で表されるプロパンジオール誘導
    体を、組成物全量中0.005〜20.0質量%含有す
    る、請求項1〜7のいずれかの請求項記載の外用組成
    物。
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