JPH11322575A - 肌荒れ改善・防止用皮膚外用剤 - Google Patents

肌荒れ改善・防止用皮膚外用剤

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JPH11322575A
JPH11322575A JP7187399A JP7187399A JPH11322575A JP H11322575 A JPH11322575 A JP H11322575A JP 7187399 A JP7187399 A JP 7187399A JP 7187399 A JP7187399 A JP 7187399A JP H11322575 A JPH11322575 A JP H11322575A
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JP7187399A
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Akira Ito
明 伊藤
Yuzo Yoshida
雄三 吉田
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の皮膚疾患、肌荒れ、荒れ性等の改善・
防止効果に優れた、肌荒れ改善・防止用皮膚外用剤を提
供すること。 【構成】 キシリトール等の炭素数が5又は6の糖アル
コールが、水分保持機能に優れ、しかも肌荒れに対して
も優れた改善・防止効果を有し、更に、製剤にした時の
使用感が良いことを突き止め、かかる炭素数が5又は6
の糖アルコールを有効成分とする肌荒れ改善・防止用皮
膚外用剤を提供することにより、上記の課題を解決し得
ることを見出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚外用剤に関す
る技術分野の発明である。さらに詳しくは、本発明は、
炭素数が5又は6の糖アルコールを配合することによ
り、接触性皮膚炎、乾癬等の種々の皮膚疾患による肌荒
れ症状の他、肌荒れや、荒れ性に対して改善・防止効果
を有し、しかも使用感触に優れた肌荒れ改善・防止用皮
膚外用剤に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】種々の皮膚疾患等に見られる肌荒れ症状
においては、皮膚からの水分の消失が、健常な皮膚に比
べて盛んであることが知られている。このいわゆる経皮
水分蒸散量の増加には、表皮内において水分の保持機能
を担っていると考えられる成分の減少が関与しているも
のと考えられてきた。
【0003】従って、従来から、皮膚疾患や肌荒れに対
して改善・防止効果を示す有効成分としては、水分保持
機能を皮膚に補充するという観点から、グリセリン等の
ポリオール化合物や、NMF(Natural Moisturizing F
actor )としてのアミノ酸、その他ヒアルロン酸等のム
コ多糖、あるいはこれらの類似物質が、安全性も高いこ
とから、化粧料や皮膚外用剤に配合されてきた。
【0004】しかしながら、従来の肌荒れ改善・防止用
の有効成分は、水分保持機能に優れていても、肝心の肌
荒れ改善・防止効果が必ずしも充分ではないことが多か
った。また、グリセリン等の水分保持機能と肌荒れ改善
効果に優れた物質であっても、これを配合した製剤に、
独特のべたついた使用感が伴うことが多く、その使用性
の悪さから、これらの製剤の商品価値を大きく損なうこ
ともある、という欠点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記事情に鑑み、本出
願人は、皮膚における水分保持機能に優れ、肌荒れに対
して有効であり、かつ製剤にした時に使用感の良い物質
を広く探索した結果、炭素数4の糖アルコールであるエ
リスリトールが肌荒れの改善に有効であることを見い出
し、先に出願した(特開平4-124118号公報)。しかし、
これも未だ満足のいくものではなかった。
【0006】つまり、本発明が解決すべき課題は、さら
に優れた水分保持機能及び肌荒れ改善・防止効果が認め
られ、かつ、使用感に優れた肌荒れ改善・防止用皮膚外
用剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らはさ
らに検討を行った結果、驚くべきことに、キシリトール
等の炭素数が5又は6の糖アルコールが、水分保持機能
に優れ、しかも肌荒れに対しても優れた改善・防止効果
を有し、更に、製剤にした時の使用感が良いことを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち本発明は、炭素数が5又は6の糖
アルコールを有効成分とする、肌荒れ改善・防止用皮膚
外用剤(以下、本発明肌荒れ改善・防止用皮膚外用剤と
いう)を提供するものである
【0009】なお、本発明者らが知る限りにおいて、炭
素数が5又は6の糖アルコールが有効成分として配合さ
れた皮膚外用剤が、優れた肌荒れ改善・防止効果と優れ
た使用感を兼ね備えているという報告はこれまでにな
い。
【0010】例えば、糖アルコールの皮膚外用剤あるい
は化粧料への応用例としては、特開昭62-7号公報、特開
平3-109309号公報、特開平5-301812号公報、特開平7-25
2127号公報等に記されている例が認められる。しかしな
がら、これらの従来技術においては、主に、糖アルコー
ルが、他の有効成分に認められる刺激性を緩和する目的
や、製剤を安定化させる目的、更には、製剤の使用感を
向上させる目的から用いられているにすぎない。
【0011】また、特表平8-508745号公報には、キシリ
トールとマンニトール、ソルビトール、グリセロール、
尿素等から選ばれる一種以上を併用した調製物が記載さ
れているが、これも皮膚または粘膜に使用した際の、湿
潤効果及び冷却効果を得る目的で配合されているに過ぎ
ない。このように、本発明肌荒れ改善・防止用皮膚外用
剤は、全く新規の知見に基づいて見出された皮膚外用剤
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0013】上述のように、本発明は、糖アルコールの
中でも、炭素数が5又は6の糖アルコールが、皮膚外用
剤の有効成分として用いられることで、特に優れた肌荒
れ改善・防止効果を有し、さらにこの皮膚外用剤の使用
感が優れているという事実を、新たに見出した結果、完
成された発明である。
【0014】肌荒れの発生には、セリンプロテアーゼが
深く関与しているとの報告があり、(Haustein:Arch.Kl
in.Exp.Dermatol;234,1969,Fraki,Hopsu-Havu:Arch.Der
matol.Res;256,1976,Morioka S.:J.Invest.Dermatol;7
6,1981, Kitamura K:J.Soc.Cosmet.Chem.Jap;29(2),199
5, 等)、このセリンプロテアーゼ活性を制御できれば
肌荒れの発生を抑制できると考えられる。本発明におけ
る、炭素数が5又は6の糖アルコールの肌荒れ改善・防
止効果の発現機序は、このセリンプロテアーゼの皮膚に
おける作用が発現されることを抑制し得ることによるも
のと考えられる。
【0015】本発明肌荒れ改善・防止用皮膚外用剤の有
効成分である、炭素数が5又は6の糖アルコールは、下
記化学式で表される物質であり、生体のエネルギー源と
なる他、核酸など体成分の生合成や体内解毒機構に関与
する重要な代謝物としても知られている。
【0016】CH2OH(CH2OH)n−CH2OH (式中、nは、3又は4の数を表す)
【0017】これらの炭素数が5又は6の糖アルコール
は、天然物、あるいは対応する糖を還元して得られるも
ののいずれをも使用することができる。代表的なものと
しては、炭素数5のものとしてキシリトールが挙げら
れ、炭素数6のものとしてソルビトール、マンニトール
が挙げられる。
【0018】これらの糖アルコールは1種を単独で、又
は2種以上を任意に併用することが可能である。また、
本発明肌荒れ改善・防止用皮膚外用剤への、これらの糖
アルコールの配合量は、皮膚外用剤全量に対して0.0
05〜30.0重量%が好ましく、同0.01〜10.
0重量%が更に好ましい。この糖アルコールの配合量
が、皮膚外用剤全量に対して0.005重量%未満であ
ると充分な肌荒れ改善・防止効果が発揮されず、同3
0.0重量%を超えて配合してもさほど大幅な効果の向
上は認められない。
【0019】このようにして、炭素数が5又は6の糖ア
ルコールを有効成分とすることで、特に優れた肌荒れ改
善・防止効果を有し、さらに使用感が優れている、本発
明肌荒れ改善・防止用皮膚外用剤が提供される。
【0020】本発明の肌荒れ改善・防止用皮膚外用剤に
は、本発明の所期の効果を損なわない限りにおいて、上
記の必須成分以外に、通常、化粧品や医薬品等の皮膚外
用剤に用いられる成分、例えば紫外線吸収剤、上記有効
成分以外の保湿剤、ビタミン類、ホルモン類、美白剤、
収斂剤、清涼剤、各種の抽出物等の薬効成分等を本発明
肌荒れ改善・防止用皮膚外用剤に配合することができ
る。
【0021】また、本発明肌荒れ改善・防止用皮膚外用
剤においては、具体的な形態や剤形に応じて通常公知の
基剤成分等を、その配合により本発明の所期の効果を損
なわない範囲で広く配合して用いることができる。すな
わち、界面活性剤、液体油脂、液体又は固体の油脂、固
体油脂、ロウ類、エステル油、炭化水素油、シリコー
ン、ステロール類、水溶性高分子、キレート剤、中和
剤、pH調整剤、酸化防止剤、抗菌剤等を、本発明肌荒
れ改善・防止用皮膚外用剤に配合することができる。
【0022】また、必要に応じて適当な香料、色素等を
本発明の所期の効果を損なわない範囲で本発明肌荒れ改
善・防止用皮膚外用剤に配合することもできる。なお、
上記の基剤成分等は例示であり、これらの基剤成分等に
本発明肌荒れ改善・防止用皮膚外用剤に配合可能な基剤
成分等が限定されるものではない。
【0023】これらの基剤成分等は所望する形態や剤形
に応じた処方に従い、常法により、適宜組み合わせて本
発明肌荒れ改善・防止用皮膚外用剤に配合することがで
きる。本発明肌荒れ改善・防止用皮膚外用剤の形態や剤
形は特に限定されず、例えば軟膏、クリーム、乳液、ロ
ーション、パック、浴用剤等、従来皮膚外用剤に用いら
れるものであれば、いずれでも選択することができる。
本発明肌荒れ改善・防止用皮膚外用剤の具体的処方につ
いては、後述する実施例において記載する。
【0024】
【実施例】次に、実施例をあげて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明の技術範囲が、これらの実施例によ
って何ら限定されるものではない。なお、以下の実施例
における配合量の単位はいずれも全量に対する重量%で
ある。
【0025】まず、本発明の肌荒れに対する改善・防止
効果に関する試験方法とその結果、および製剤の使用感
触に関する試験方法とその結果について説明する。
【0026】1.肌荒れ防止効果試験 本発明肌荒れ改善・防止用皮膚外用剤の外皮適用による
肌荒れ防止効果を、界面活性剤によって惹起される肌荒
れを指標にして評価した。すなわち、Andrewらの方法(J
Invest Dermatol,86;598,1986) にならい、4%のドデ
シル硫酸ナトリウム(SDS)水溶液をしみ込ませたCo
tton ball を用いて、30名の男性パネルの下腿部(片
側)5ヵ所を、拭うように30秒間処理し、水で軽く濯い
で水分を拭き取った。そこに、第1表に示す組成(重量
%)の4種類のローションを塗布し、以上の操作を1日
3回、2週間連続で繰り返した。2週間目に、以下に示
す判定基準に基づき各試料塗布部位の肌状態を目視で判
定し、ランクを付けた。試料としては、本発明品として
キシリトールを配合したもの、比較品として、エリスリ
トール,グリセリン,又はプロピレングリコールを配合
したもの、及び以上4成分の抜去品を用いた。その結果
を第2表に示す。
【0027】 ・肌荒れ防止効果の判定基準 ランク0:乾燥、落屑を認めない。 1:抜去品に比較し軽微な乾燥もしくは落屑を認める。 2:抜去品に比較し軽度な乾燥もしくは落屑を認める。 3:抜去品と同等の乾燥もしくは落屑を認める。
【0028】・肌荒れ防止効果の評価 ◎:ランク0、1及び2を示す被験者の割合(有効率)
が80%以上である。 :ランク0、1及び2を示す被験者の割合(有効率)が
50〜80%未満である。 △:ランク0、1及び2を示す被験者の割合(有効率)
が30〜50%未満である。 ×:ランク0、1及び2を示す被験者の割合(有効率)
が30%未満である。
【0029】
【表1】 第 1 表 (重量%) ──────────────────────────────────── 試 料 実施例 比較例 1 1 2 3 4 ──────────────────────────────────── キシリトール 10.0 − − − − エリスリトール − 10.0 − − − グリセリン − − 10.0 − − プロピレングリコール − − − 10.0 − エタノール 7.0 7.0 7.0 7.0 7.0 ポリオキシエチレン(20モル) 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 オレイルアルコール イオン交換水 残余 残余 残余 残余 残余 ────────────────────────────────────
【0030】
【表2】 第 2 表 ──────────────────────────────────── 試 料 実施例 比較例 1 1 2 3 4 ──────────────────────────────────── 肌荒れ防止効果 ◎ △ ○ × × ────────────────────────────────────
【0031】第2表から明らかなように、キシリトール
を配合した本発明品の実施例1は、界面活性剤によって
惹起される肌荒れに対し、抜去品(比較例4)及び他の
糖アルコールやポリオール化合物を配合した比較例1〜
3よりも優れた防止効果を示した。
【0032】2.肌荒れ改善・防止効果試験及び使用性
試験 (1) 実使用試験 本発明肌荒れ改善・防止用皮膚外用剤の、外皮適用によ
る肌荒れ改善効果を、冬期の女性の肌荒れの改善を指標
にして評価した。すなわち、第1表に示す組成(重量
%)のローションを、冬期に肌荒れで悩む100 名の女性
パネルの、左右どちらか一方の頬に本発明品を、他方の
頬に4種類の比較品のうちのいずれかを、1日2回、2
週間連続塗布し、その後の肌状態を目視で判定した。ま
た2週間使用した後に、使用感に関するアンケートを実
施し、使用感の善し悪しを判定した。各判定基準は以下
の通りとした。その結果を第3表に示す。
【0033】・肌荒れ改善効果の判定基準 著 効 :肌荒れ症状の消失が認められる。 有 効 :肌荒れ症状が弱くなったことが認められる。 やや有効:肌荒れ症状がやや弱くなったことが認められ
る。 無 効 :肌荒れ症状に変化が認められない。
【0034】・肌荒れに対する改善効果の評価 ◎:被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合(有効
率)が80%以上である。 ○:被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合(有効
率)が50〜80%未満である。 △:被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合(有効
率)が30〜50%未満である。 ×:被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合(有効
率)が30%未満である。
【0035】・使用感に対する判定基準 ◎:使用感が非常に良い。 ○:使用感がやや良好である。 △:使用感がやや悪い。 ×:使用感が非常に悪い。
【0036】
【表3】 第 3 表 ──────────────────────────────────── 試 料 実施例 比較例 1 1 2 3 4 ──────────────────────────────────── 肌荒れ改善効果 ◎ △ ○ × × ──────────────────────────────────── 使用感 ◎ ○ × ○ × ────────────────────────────────────
【0037】第3表から明らかなように、キシリトール
を配合した本発明品の実施例1は、抜去品(比較例4)
及び他の糖アルコールやポリオール化合物を配合した比
較例1〜3よりも肌荒れに対して優れた改善効果を示
し、さらに使用感も優れていた。
【0038】(2) レプリカ法による実使用試験 女性健常人(顔面)の皮膚表面形態をミリスン樹脂によ
るレプリカ法により、肌のレプリカを取り、顕微鏡(1
7倍)にて観察した。皮紋の状態及び角層の剥離状態か
ら、第4表に示す基準に基づいて肌荒れ評価1,2と判
断されたもの(肌荒れパネル)100名を用い、第1表の
本発明品と比較品1〜4のいずれかのローションを1日
1回、2週間顔面に塗布した。2週間後、再び上述のレ
プリカ法にしたがって肌の状態を観察し、第4表の判定
基準にしたがって評価した。その結果を第5表に示す。
【0039】
【表4】 第 4 表 ──────────────────────────────────── 評 点 評点の基準 ──────────────────────────────────── 1 皮溝、皮丘の消失、広範囲の角層のめくれが認められる。 2 皮溝、皮丘が不鮮明、角層のめくれが認められる。 3 皮溝、皮丘は認められるが、平坦である。 4 皮溝、皮丘が鮮明である。 5 皮溝、皮丘が鮮明で整っている。 ────────────────────────────────────
【0040】
【表5】 第 5 表 ──────────────────────────────────── レプリカ評価 実施例 比較例 1 1 2 3 4 ──────────────────────────────────── 1 0 2 0 4 7 2 1 3 3 4 5 3 2 10 8 8 8 4 9 5 6 4 0 5 8 0 3 0 0 ────────────────────────────────────
【0041】第5表から明らかなように、本発明品のロ
ーションは、比較例1〜4のローションと比較し、顕著
な肌荒れ改善効果が認められた。
【0042】以下に、本発明肌荒れ改善・防止用皮膚外
用剤におけるその他の実施例を挙げるが、いずれも肌荒
れ改善・防止効果と使用感に優れたものであった。
【0043】 〔実施例2〕 クリーム 配合成分 配合量(重量%) ステアリン酸 5.0 ステアリルアルコール 4.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 プロピレングリコール 10.0 ソルビトール 0.1 水酸化カリウム 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 防腐剤 適量 香料 適量 イオン交換水 残余
【0044】<製法>イオン交換水にプロピレングリコ
ールとソルビトールと水酸化カリウムを加え溶解し、加
熱して70℃に保った(水相)。また、他の成分を混合
し加熱融解して70℃に保った(油相)。水相に油相を
徐々に加え、全部加え終わってからしばらくその温度に
保ち反応を起こした。その後、ホモミキサーで均一に乳
化し、よくかきまぜながら30℃まで冷却して、クリー
ムを得た。
【0045】 〔実施例3〕 クリーム 配合成分 配合量(重量%) ステアリン酸 2.0 ステアリルアルコール 7.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル) セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 5.0 マンニトール 1.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余
【0046】<製法>イオン交換水にマンニトール及び
プロピレングリコールを加え、加熱して70℃に保った
(水相)。また、他の成分を混合し加熱融解して70℃
に保った(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、
ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら
30℃まで冷却して、クリームを得た。
【0047】 〔実施例4〕 クリーム 配合成分 配合量(重量%) 固形パラフィン 5.0 ミツロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノラウリル酸エステル 2.0 石けん粉末 0.1 硼砂 0.2 キシリトール 3.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余
【0048】<製法>イオン交換水にキシリトール、石
けん粉末、硼砂を加え、加熱して70℃に保った(水
相)。また、他の成分を混合し加熱融解して70℃に保
った(油相)。水相に油相をかきまぜながら徐々に加え
反応を行なう。その後、ホモミキサーで均一に乳化し、
よくかきまぜながら30℃まで冷却して、クリームを得
た。
【0049】 〔実施例5〕 乳液 配合成分 配合量(重量%) ステアリン酸 2.5 セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル) モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーボポール941,B.F.Goodrich Chemical company ) ソルビトール 0.01 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余
【0050】<製法>少量のイオン交換水にカルボキシ
ビニルポリマーを溶解した(A相)。残りのイオン交換
水にポリエチレングリコール1500とトリエタノール
アミン、ソルビトールを加え、加熱溶解した70℃に保
った(水相)。また、他の成分を混合し加熱融解して7
0℃に保った(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行
い、さらにA相を加え、ホモミキサーで均一に乳化し、
乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却して、乳液を
得た。
【0051】 〔実施例6〕 乳液 配合成分 配合量(重量%) マイクロクリスタリンワックス 1.0 ミツロウ 2.0 ラノリン 20.0 流動パラフィン 10.0 スクワラン 5.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 プロピレングリコール 7.0 マンニトール 5.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余
【0052】<製法>イオン交換水にマンニトール及び
プロピレングリコールを加え、加熱して70℃に保った
(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保っ
た(油相)。油相をかきまぜながら水相を徐々に加え、
ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら
30℃まで冷却して、乳液を得た。
【0053】 〔実施例7〕 ゼリー 配合成分 配合量(重量%) 95%エチルアルコール 10.0 ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル) オレイルアルコールエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical company ) 水酸化ナトリウム 0.15 キシリトール 5.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余
【0054】<製法>イオン交換水にカーボポール94
0を均一に溶解し、ポリオキシエチレン(50モル)オ
レイルアルコールエーテルを水相に添加する。次いで、
その他の成分を加えた後、水酸化ナトリウム、キシリト
ールで中和させ増粘して、ゼリーを得た。
【0055】 〔実施例8〕 ゼリー 配合成分 配合量(重量%) (A相) 95%エチルアルコール 10.0 ポリオキシエチレン(20モル) オクチルドデカノール 1.0 パントテニールエチルエーテル 0.1 メチルパラベン 0.15 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ソルビトール 0.05 カルボキシビニルポリマー 0.2 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical company ) イオン交換水 残余
【0056】<製法>A相、C相をそれぞれ均一に溶解
し、C相にA相を加えて可溶化した。次いでB相を加え
た後、充填を行ない、ゼリーを得た。 〔実施例9〕 パック 配合成分 配合量(重量%) (A相) ジプロピレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン(60モル) 硬化ヒマシ油 5.0 (B相) オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) キシリトール 1.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール 13.0 (けん化度90、重合度2,000) エチルアルコール 7.0 イオン交換水 残余
【0057】<製法>A相、B相、C相をそれぞれ均一
に溶解し、A相にB相を加えて可溶化した。次いでこれ
にC相を加えた後、充填を行ない、パックを得た。
【0058】 〔実施例10〕 固形ファンデーション 配合成分 配合量(重量%) タルク 43.1 カオリン 15.0 セリサイト 10.0 亜鉛華 7.0 二酸化チタン 3.8 黄色酸化鉄 2.9 黒色酸化鉄 0.2 スクワラン 8.0 イソステアリン酸 4.0 ポリオキシエチレンソルビタン モノオレイン酸エステル 3.0 オクタン酸イソセチル 2.0 マンニトール 0.5 防腐剤 適量 香料 適量
【0059】<製法>タルク〜黒色酸化鉄の粉末成分を
ブレンダーで充分混合し、これにスクワラン〜オクタン
酸イソセチルの油性成分、マンニトール、防腐剤、香料
を加え、よく混練した後容器に充填、成型して、固形フ
ァンデーションを得た。
【0060】 〔実施例11〕 乳化型ファンデーション 配合成分 配合量(重量%) (粉体部) 二酸化チタン 10.3 セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性 ジメチルポリシロキサン 4.0 (水相) イオン交換水 50.0 1,3−ブチレングリコール 4.5 ソルビトール 1.5 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.0 防腐剤 適量 香料 適量
【0061】<製法>水相を加熱撹拌後、充分に混合粉
砕した粉体部を加えてホモミキサー処理した。更に加熱
混合した油相を加えてホモミキサー処理した後、撹拌し
ながら香料を添加して室温まで冷却して、乳化型ファン
デーションを得た。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、肌荒れを伴う種々の皮
膚疾患、肌荒れ、荒れ性等の改善や防止に優れた効果を
有する、肌荒れ改善・防止用皮膚外用剤が提供される。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/045 601 A61K 31/045 601 // A61K 7/035 7/035

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素数が5又は6の糖アルコールを有効成
    分とする、肌荒れ改善・防止用皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】糖アルコールがキシリトールである、請求
    項1記載の肌荒れ改善・防止用皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】糖アルコールがソルビトール又はマンニト
    ールである、請求項1記載の肌荒れ改善・防止用皮膚外
    用剤。
  4. 【請求項4】糖アルコールの配合量が、肌荒れ改善・防
    止用皮膚外用剤全量に対して0.005〜30.0重量
    %である、請求項1乃至3のいずれかの請求項記載の肌
    荒れ改善・防止用皮膚外用剤。
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