JP2002012211A - 食品容器 - Google Patents

食品容器

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JP2002012211A
JP2002012211A JP2000197932A JP2000197932A JP2002012211A JP 2002012211 A JP2002012211 A JP 2002012211A JP 2000197932 A JP2000197932 A JP 2000197932A JP 2000197932 A JP2000197932 A JP 2000197932A JP 2002012211 A JP2002012211 A JP 2002012211A
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food container
tabs
food
pair
container
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Masaaki Miyata
雅章 宮田
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SHINMEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄紙をプレス成形することにより形成される
食品容器において、内部に食品が収容された状態でも容
易にこれを持ち上げることができるようにする。 【解決手段】 周面部14の上端縁14aにおける互い
に対向する位置に1対のタブ16A、16Bを形成す
る。これによりタブ16A、16Bを両手の指100
L、100Rで掴んで食品容器10を持ち上げることを
ユーザに促す。また、タブ16A、16Bを両手で掴ん
で食品容器10を持ち上げ可能な構成とすることによ
り、食品容器10に収容された食品Fに手の指100
L、100Rが触れてしまうおそれをなくす。さらに、
1対のタブ16A、16Bを周面部14の上端縁14a
から突出させることにより、食品容器10が他の食品容
器と近接して配置されている場合においても、タブ16
A、16Bを両手の指100L、100Rで掴むことに
より、目的とする1つの食品容器10を容易に取り上げ
可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、可撓性シート材
をプレス成形することにより形成される食品容器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】惣菜等の食品を小分けして収容する食品
容器としては、紙やアルミ箔等の可撓性シート材をプレ
ス成形することにより形成されたものが知られている。
【0003】この種の食品容器は、例えば図8に示すよ
うに、底面部2と、この底面部2の外周縁から上方へ延
びる周面部4とで構成されているが、可撓性シート材を
カップ状あるいはトレイ状に形成する必要から、周面部
4はその全部または一部が水平断面略波形に形成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような食品容器
は、配膳等の必要上その内部に食品が収容された状態で
持ち上げられることが多いが、上記従来の食品容器にお
いては内部に食品が収容された状態でこれを持ち上げる
ことが容易でないという問題がある。
【0005】すなわち、一般に可撓性シート材をプレス
成形することにより形成される食品容器は剛性が非常に
低いため、その内部に食品が収容された状態では、周面
部を片手で掴んでこれを持ち上げようとすると、食品の
重さで周面部の水平断面略波形に形成された部分が広が
って容易に変形してしまう。このため食品容器を持ち上
げる際には、周面部の互いに対向する位置を両手で掴む
のが普通である。
【0006】しかしながら、たとえこのようにした場合
においても、食品容器には食品が収容されているので、
その周面部を掴むときに手の指が食品に触れやすく、衛
生面で問題がある。また、内部に食品が収容された複数
の食品容器が互いに近接して配置されている場合には、
1つの食品容器を取り上げようとしても隣接する食品容
器が邪魔になり、その周面部を掴むことが困難なものと
なってしまうという問題がある。
【0007】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、可撓性シート材をプレス成形するこ
とにより形成される食品容器において、内部に食品が収
容された状態でも容易に持ち上げることができる食品容
器を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、周面部の上
端縁に所定のタブを形成することにより、上記目的達成
を図るようにしたものである。
【0009】すなわち、本願発明に係る食品容器は、可
撓性シート材をプレス成形することにより形成される食
品容器であって、底面部および該底面部の外周縁から上
方へ延びる周面部を備えてなり、上記周面部の少なくと
も一部が水平断面略波形に形成された食品容器におい
て、上記周面部の上端縁における互いに略対向する位置
に1対のタブが形成されている、ことを特徴とするもの
である。
【0010】上記「可撓性シート材」は、可撓性を有す
るシート状の材料であれば、特定の材質に限定されるも
のではなく、例えば、紙、アルミ箔、合成樹脂フィルム
等が採用可能である。また、この「可撓性シート材」と
して、シート本体の表面に防油あるいは防湿コーティン
グ等の被膜処理が施されたものも採用可能である。
【0011】上記「上方へ延びる」とは、略鉛直上方へ
延びるものであってもよいし、斜め上方へ広がるように
延びるものであってもよい。
【0012】上記各「タブ」は、手の指で掴むことがで
きるものであれば、その大きさ、形状等は特に限定され
るものではない。また、この「タブ」は、周面部の上端
縁の2箇所(すなわち互いに略対向する位置)に形成さ
れるものであるが、これら2箇所以外の箇所にタブを追
加形成するようにしてもよい。
【0013】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
係る食品容器は、可撓性シート材をプレス成形すること
により形成される食品容器であって、底面部およびその
外周縁から上方へ延びる周面部を備えており、周面部の
少なくとも一部が水平断面略波形に形成されているの
で、その内部に食品が収容された状態で周面部を不用意
に片手で掴んでこれを持ち上げようとすると容易に変形
してしまうが、上記周面部の上端縁における互いに略対
向する位置には1対のタブが形成されているので、これ
らを両手で掴んで食品容器を持ち上げることをユーザに
促すことができる。
【0014】しかも、このように1対のタブを両手で掴
んで食品容器を持ち上げることができる構成となってい
るので、食品容器に収容された食品に手の指が触れてし
まうおそれをなくすことができ、非常に衛生的である。
【0015】また、本願発明に係る食品容器が、その内
部に食品が収容された状態で他の食品容器と近接して配
置されている場合においても、上記1対のタブが周面部
の上端縁から突出しているので、これらを容易に両手で
掴むことができ、これにより目的とする1つの食品容器
を容易に取り上げることができる。
【0016】このように本願発明によれば、可撓性シー
ト材をプレス成形することにより形成される食品容器に
おいて、内部に食品が収容された状態でも容易にこれを
持ち上げることができる。
【0017】しかも、上記各タブは周面部の上端縁に形
成されたものであるので、プレス成形時における可撓性
シート材のブランク形状を従来のものに対して多少変更
しておくだけで容易にこれらを形成することができる。
【0018】上記構成において、上記周面部が互いに対
向する1対の略平面部を有している場合には、これら1
対の略平面部に上記1対のタブを形成するようにすれ
ば、各タブも略平面状に形成されるので、これらを両手
の指で掴みやすくすることができ、かつ、食品容器にほ
とんど変形を生じさせることなくこれを持ち上げる可能
とすることができる。
【0019】この場合において、上記食品容器をその底
面部が略長円形の輪郭形状を有するものとすれば、1対
のタブが形成された略平面部相互間の距離を短く設定す
ることができるので、食品容器を持ち上げる際に該食品
容器が変形してしまうのを一層効果的に防止することが
できる。
【0020】また、この場合において、上記1対のタブ
を斜向かいの位置関係で配置すれば、本願発明に係る食
品容器が複数個密接して配置されている場合において
も、互いに隣接する食品容器のタブの位置がずれたもの
となるので、目的とする1つの食品容器を容易に取り上
げることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0022】まず、本願発明の第1実施形態について説
明する。
【0023】図1および2は、本実施形態に係る食品容
器10を示す平面図および斜視図である。
【0024】これらの図に示すように、この食品容器1
0は、惣菜等の食品Fを小分けして収容するための丸形
カップ状の小型容器(上部開口径が数cm程度の容器)
であって、略円形の輪郭形状を有する底面部12と、こ
の底面部12の外周縁から斜め上方へ広がるように延び
る周面部14と、後述する1対のタブ16A、16Bと
からなっている。
【0025】この食品容器10は、薄紙をプレス成形す
ることにより形成されるようになっている。その際、薄
紙を複数枚(例えば数十枚)重ねた状態で所定のブラン
ク形状に打ち抜いた後、これら複数枚の薄紙に対して上
記プレス成形が行われるようになっている。そしてこの
プレス成形されたもののうちの1枚が上記食品容器10
を構成するようになっている。
【0026】上記食品容器10は、塑性変形量の小さい
薄紙を用いてプレス成形により丸形カップ状に形成する
必要上、その周面部14が全周にわたって水平断面略波
形に形成されている。
【0027】上記1対のタブ16A、16Bは、上記周
面部14の上端縁14aにおける互いに対向する位置
(底面部12の中心に関して点対称となる2位置)に形
成されている。これら各タブ16A、16Bは、幅およ
び高さが1〜2cm程度の大きさで略半長円形に形成さ
れており、上記周面部14の傾斜角度および略波形の水
平断面形状を維持したまま斜め上方へ延びている。
【0028】本実施形態に係る食品容器10は、薄紙を
プレス成形することにより形成されているので、その内
部に食品Fが収容された状態で周面部14を不用意に片
手で掴んでこれを持ち上げようとすると容易に変形して
しまうが、上記周面部14の上端縁14aにおける互い
に対向する位置には1対のタブ16A、16Bが形成さ
れているので、図2に2点鎖線で示すように、これらタ
ブ16A、16Bを両手の指100L、100Rで掴ん
で食品容器10を持ち上げることをユーザに促すことが
できる。
【0029】しかも、このように1対のタブ16A、1
6Bを両手で掴んで食品容器10を持ち上げることがで
きる構成となっているので、食品容器10に収容された
食品Fに手の指100L、100Rが触れてしまうおそ
れをなくすことができ、非常に衛生的である。
【0030】また、上記食品容器10が、その内部に食
品Fが収容された状態で他の食品容器と近接して配置さ
れている場合においても、上記1対のタブ16A、16
Bが周面部14の上端縁14aから突出しているので、
これらを容易に両手の指100L、100Rで掴むこと
ができ、これにより目的とする1つの食品容器10を容
易に取り上げることができる。
【0031】このように本実施形態によれば、薄紙をプ
レス成形することにより形成される食品容器10におい
て、内部に食品Fが収容された状態でも容易にこれを持
ち上げることができる。
【0032】しかも、上記各タブ16A、16Bは周面
部14の上端縁14aに形成されたものであるので、プ
レス成形時における薄紙のブランク形状を従来のものに
対して多少変更しておくだけで容易にこれらを形成する
ことができる。
【0033】さらに、本実施形態に係る食品容器10の
ように薄紙を複数枚重ねた状態でプレス成形される食品
容器においては、薄紙を複数枚重ねた状態のまま取り扱
い、使用の際に1枚ずつ引き剥がすのが普通であるが、
この引き剥がし作業は意外と面倒である。この点、本実
施形態に係る食品容器10においては、その周面部14
の上端縁14aに1対のタブ16A、16Bが形成され
ているので、そのいずれかをめくることにより1枚の薄
紙を容易に引き剥がすことができる。
【0034】次に、本願発明の第2実施形態について説
明する。
【0035】図3および4は、本実施形態に係る食品容
器20を示す平面図および斜視図である。
【0036】これらの図に示すように、この食品容器2
0は、惣菜等の食品Fを小分けして収容するための小判
形カップ状の小型容器(上部開口短径が数cm程度で上
部開口長径がその2倍近い寸法の容器)であって、略長
円形の輪郭形状を有する底面部22と、この底面部22
の外周縁から斜め上方へ広がるように延びる周面部24
と、後述する1対のタブ26A、26Bとからなってい
る。
【0037】この食品容器20も上記食品容器10と同
様、薄紙をプレス成形することにより形成されるように
なっている。そして、この食品容器20の周面部24
は、その長径方向両側に配置された1対の円錐状曲面部
24Aと、その短径方向両側に配置された1対の傾斜平
面部24B(略平面部)とからなっている。上記各円錐
状曲面部24Aは水平断面略波形に形成されており、上
記各傾斜平面部24Bは水平断面直線状に形成されてい
る。
【0038】上記1対のタブ26A、26Bは、上記周
面部24の両傾斜平面部24Bの上端縁24aにおいて
斜向かいで互いに対向する位置(底面部22の中心に関
して点対称となる2位置)に形成されている。これら各
タブ26A、26Bは、幅および高さが1〜2cm程度
の大きさで略半長円形に形成されており、上記各傾斜平
面部24Bの傾斜角度および直線状の水平断面形状を維
持したまま斜め上方へ延びている。
【0039】本実施形態に係る食品容器20も、薄紙を
プレス成形することにより形成されているので、その内
部に食品Fが収容された状態で周面部24を不用意に片
手で掴んでこれを持ち上げようとすると容易に変形して
しまうが、上記周面部24の上端縁24aにおける互い
に対向する位置には1対のタブ26A、26Bが形成さ
れているので、図4に2点鎖線で示すように、これらタ
ブ26A、26Bを両手の指100L、100Rで掴ん
で食品容器20を持ち上げることをユーザに促すことが
できる。
【0040】しかも、このように1対のタブ26A、2
6Bを両手で掴んで食品容器20を持ち上げることがで
きる構成となっているので、食品容器20に収容された
食品Fに手の指100L、100Rが触れてしまうおそ
れをなくすことができ、非常に衛生的である。
【0041】また、上記食品容器20が、その内部に食
品Fが収容された状態で他の食品容器と近接して配置さ
れている場合においても、上記1対のタブ26A、26
Bが周面部24における傾斜平面部24Bの上端縁24
aから突出しているので、これらを容易に両手の指10
0L、100Rで掴むことができ、これにより目的とす
る1つの食品容器20を容易に取り上げることができ
る。
【0042】このように本実施形態によれば、薄紙をプ
レス成形することにより形成される食品容器20におい
て、内部に食品Fが収容された状態でも容易にこれを持
ち上げることができる。
【0043】しかも、上記各タブ26A、26Bは周面
部24の上端縁24aに形成されたものであるので、プ
レス成形時における薄紙のブランク形状を従来のものに
対して多少変更しておくだけで容易にこれらを形成する
ことができる。
【0044】また、複数枚重ねた状態でプレス成形され
た薄紙の束から、上記1対のタブ26A、26Bのいず
れかをめくることにより、1枚の薄紙を容易に引き剥が
すことができる。
【0045】さらに本実施形態においては、上記各タブ
26A、26Bが各傾斜平面部24Bの上端縁24aか
ら平面状に突出するようにして形成されているので、こ
れらを両手の指100L、100Rで掴みやすくするこ
とができ、かつ、食品容器20にほとんど変形を生じさ
せることなくこれを持ち上げ可能とすることができる。
【0046】しかも本実施形態に係る食品容器20は、
小判形カップ状に形成されているので、上記1対のタブ
26A、26Bが形成された1対の傾斜平面部24B相
互間の距離を短く設定することができ、これにより食品
容器20を持ち上げる際に該食品容器20が変形してし
まうのを一層効果的に防止することができる。
【0047】特に本実施形態に係る食品容器20は、1
対のタブ26A、26Bが斜向かいの位置関係で配置さ
れているので、次のような作用効果を得ることができ
る。
【0048】すなわち、上記食品容器20は小判形カッ
プ状に形成されているので、図5に示すように、複数の
食品容器20をその内部に食品Fが収容された状態でテ
ーブル上に配置する場合には、各食品容器20の傾斜平
面部24Bを隣り合わせで揃えるようにして配置するの
が自然である。このとき互いに隣接する食品容器20相
互間では、一方の食品容器20の傾斜平面部24Bに形
成されたタブ26Aと他方の食品容器20の傾斜平面部
24Bに形成されたタブ26Bとが左右にずれたものと
なる。このため、目的とする1つの食品容器20(同図
においては手前から2番目のもの)を容易に取り上げる
ことができる。
【0049】なお、上記1対のタブ26A、26Bを、
本実施形態のように斜向かいの位置関係ではなく、真正
面の位置関係で配置するようにしてもよい。このように
1対のタブが真正面の位置関係で配置された食品容器で
あっても、これを単独で使用する場合あるいはタブのな
い従来の食品容器と共に使用する場合等のように、互い
に隣接する食品容器のタブ同士が重なってしまうことが
ないような状況下においては、上記食品容器を容易に取
り上げることが可能である。
【0050】次に、本願発明の第3実施形態について説
明する。
【0051】図6および7は、本実施形態に係る食品容
器30を示す平面図および斜視図である。
【0052】これらの図に示すように、この食品容器3
0は、惣菜等の食品Fを小分けして収容するための角形
カップ状の小型容器(上部開口径が数cm程度の容器)
であって、四隅にコーナRが形成された略正方形の輪郭
形状を有する底面部32と、この底面部32の外周縁か
ら斜め上方へ広がるように延びる周面部34と、後述す
る4つのタブ36A、36B、36C、36Dとからな
っている。
【0053】この食品容器30も上記食品容器10およ
び20と同様、薄紙をプレス成形することにより形成さ
れるようになっている。そして、この食品容器30の周
面部34は、底面部32の四隅に配置された4つの円錐
状曲面部34Aと、底面部32の四辺に配置された4つ
の傾斜平面部34B(略平面部)とからなっている。上
記各円錐状曲面部34Aは水平断面略波形に形成されて
おり、上記各傾斜平面部34Bは水平断面直線状に形成
されている。
【0054】上記4つのタブ36A、36B、36C、
36Dは、上記周面部34の4つの傾斜平面部34Bの
上端縁34aにおいて魔方陣配置(底面部22の中心に
関して点対称となる4位置)で形成されている。すなわ
ち、タブ36Aとタブ36Cとが斜向かいで互いに対向
しており、タブ36Bとタブ36Dとが斜向かいで互い
に対向している。これら各タブ36A、36B、36
C、36Dは、幅および高さが1〜2cm程度の大きさ
で略半長円形に形成されており、上記各傾斜平面部34
Bの傾斜角度および直線状の水平断面形状を維持したま
ま斜め上方へ延びている。
【0055】本実施形態に係る食品容器30も、薄紙を
プレス成形することにより形成されているので、その内
部に食品Fが収容された状態で周面部34を不用意に片
手で掴んでこれを持ち上げようとすると容易に変形して
しまうが、上記周面部34の上端縁34aにおける互い
に対向する位置には2対のタブ36A、36Cおよびタ
ブ36B、36Dが形成されているので、図7に2点鎖
線で示すように、これら各対のタブ36A、36Cある
いはタブ36B、36Dを両手の指100L、100R
で掴んで食品容器30を持ち上げることをユーザに促す
ことができる。
【0056】しかも、このように各対のタブ36A、3
6Cあるいはタブ36B、36Dを両手で掴んで食品容
器30を持ち上げることができる構成となっているの
で、食品容器30に収容された食品Fに手の指100
L、100Rが触れてしまうおそれをなくすことがで
き、非常に衛生的である。
【0057】また、上記食品容器30が、その内部に食
品Fが収容された状態で他の食品容器と近接して配置さ
れている場合においても、上記各対のタブ36A、36
Cあるいはタブ36B、36Dが周面部34における傾
斜平面部34Bの上端縁24aから突出しているので、
これらを容易に両手の指100L、100Rで掴むこと
ができ、これにより目的とする1つの食品容器30を容
易に取り上げることができる。
【0058】このように本実施形態によれば、薄紙をプ
レス成形することにより形成される食品容器30におい
て、内部に食品Fが収容された状態でも容易にこれを持
ち上げることができる。
【0059】しかも、上記各タブ36A、36B、36
C、36Dは周面部34の上端縁34aに形成されたも
のであるので、プレス成形時における薄紙のブランク形
状を従来のものに対して多少変更しておくだけで容易に
これらを形成することができる。
【0060】また、複数枚重ねた状態でプレス成形され
た薄紙の束から、上記4つのタブ36A、36B、36
C、36Dのいずれかをめくることにより、1枚の薄紙
を容易に引き剥がすことができる。
【0061】さらに本実施形態においては、上記各タブ
36A、36B、36C、36Dが各傾斜平面部34B
の上端縁34aから平面状に突出するようにして形成さ
れているので、これらを両手の指100L、100Rで
掴みやすくすることができ、かつ、食品容器30にほと
んど変形を生じさせることなくこれを持ち上げ可能とす
ることができる。
【0062】特に本実施形態に係る食品容器30は、2
対のタブ36A、36Cおよびタブ36B、36Dが各
々斜向かいの位置関係で配置されているので、食品Fが
収容された複数の食品容器30を、その傾斜平面部34
Bを隣り合わせで揃えるようにして縦横に密接させてテ
ーブル上に配置した場合においても、このとき互いに隣
接する食品容器30相互間では、一方の食品容器30の
傾斜平面部34Bに形成されたタブ36Aまたは36B
と他方の食品容器30の傾斜平面部34Bに形成された
タブ36Cまたは36Dとが左右にずれたものとなる。
このため、目的とする1つの食品容器30を容易に取り
上げることができる。
【0063】上記各実施形態においては、各タブ16
A、16B、26A、26B、36A、36B、36
C、36Dが、周面部14、24、34から該周面部の
傾斜角度を維持したまま斜め上方へ延びるように形成さ
れているが、これらを周面部14、24、34に対して
上方側または下方側へ多少折れ曲がるように形成しても
よい。
【0064】また上記各実施形態においては、食品容器
10、20、30が惣菜等の食品Fを小分けして収容す
るための小型容器であるとして説明したが、ケーキや焼
き菓子等の他の種類の食品を収容する食品容器である場
合においても、上記各実施形態と同様の構成を採用する
ことにより上記各実施形態と同様の作用効果を得ること
ができる。さらに、上記各実施形態に係る食品容器1
0、20、30を、食品以外のものを収容する小物入れ
として転用する場合においても、上記各実施形態と同様
の作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態に係る食品容器を示す
平面図
【図2】上記第1実施形態に係る食品容器を、その内部
に食品が収容された状態で示す斜視図
【図3】本願発明の第2実施形態に係る食品容器を示す
平面図
【図4】上記第2実施形態に係る食品容器を、その内部
に食品が収容された状態で示す斜視図
【図5】上記第2実施形態に係る食品容器を、その内部
に食品が収容された状態で複数個並べて配置した状態を
示す斜視図
【図6】本願発明の第3実施形態に係る食品容器を示す
平面図
【図7】上記第3実施形態に係る食品容器を、その内部
に食品が収容された状態で示す斜視図
【図8】食品容器の従来例を示す斜視図
【符号の説明】
10、20、30 食品容器 12、22、32 底面部 14、24、34 周面部 14a、24a、34a 上端縁 16A、16B、26A、26B、36A、36B、3
6C、36D タブ 100L、100R 手の指 F 食品

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性シート材をプレス成形することに
    より形成される食品容器であって、底面部および該底面
    部の外周縁から上方へ延びる周面部を備えてなり、上記
    周面部の少なくとも一部が水平断面略波形に形成された
    食品容器において、 上記周面部の上端縁における互いに略対向する位置に1
    対のタブが形成されている、ことを特徴とする食品容
    器。
  2. 【請求項2】 上記周面部が、互いに対向する1対の略
    平面部を有しており、これら1対の略平面部に上記1対
    のタブが形成されている、ことを特徴とする請求項1記
    載の食品容器。
  3. 【請求項3】 上記底面部が、略長円形の輪郭形状を有
    している、ことを特徴とする請求項2記載の食品容器。
  4. 【請求項4】 上記1対のタブが、斜向かいの位置関係
    で配置されている、ことを特徴とする請求項2または3
    記載の食品容器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011189985A (ja) * 2010-02-16 2011-09-29 Hirano Shiki:Kk 使い捨て容器および容器入り食品
JP2011229566A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd 電子レンジ用加熱容器
JP2014237463A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 食品用容器
JP2015093102A (ja) * 2013-11-13 2015-05-18 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 食品用容器

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