JP2002011362A - 移動式コーン破砕機 - Google Patents

移動式コーン破砕機

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JP2002011362A
JP2002011362A JP2000196911A JP2000196911A JP2002011362A JP 2002011362 A JP2002011362 A JP 2002011362A JP 2000196911 A JP2000196911 A JP 2000196911A JP 2000196911 A JP2000196911 A JP 2000196911A JP 2002011362 A JP2002011362 A JP 2002011362A
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Japan
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cone crusher
valve
pump
discharge
pressure
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JP2000196911A
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Yukio Moriya
幸雄 森谷
Toru Nakayama
徹 中山
Ko Nishihara
香 西原
Hiroyuki Umeda
博之 梅田
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コンパクトで高効率、かつ取扱い容易なの移
動式破砕装置の作業機制御装置を提供する。 【解決手段】 岩石等の被破砕物を破砕するコーン破砕
機と、被破砕物を搬送するコンベア等の複数の補助作業
機とを搭載した移動式コーン破砕機において、コーン破
砕機を駆動するコーン破砕機用モータ8bdに圧油を供
給するコーン破砕機用ポンプは、エンジンに直結され、
コーン破砕機用ポンプからコーン破砕機用モータへの流
量を制御するコーン破砕機用切換弁8vdは、中立時に
コーン破砕機用ポンプの吐出油が全量ドレンするオープ
ンセンタ形の切換弁である構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動式コーン破砕
機に関する。
【0002】
【従来の技術】道路用又は建設用の骨材として使用され
る砕石は、切羽から採取した大きな石を砕石工場に運
び、砕石工場で破砕機にかけ所定の粒径にして製作され
る場合が多い。しかし最近、砕石能率を向上するため
に、大きな石を砕石工場まで運搬しないで、破砕機を装
備した移動式の砕石車両により切羽で所定の骨材を製作
する方法が採用されるようになってきた。従来の移動式
破砕装置の例として、特開平8−165012号公報に
開示されたものがよく知られており、同移動式破砕装置
を図6に示す平面図及び側面図により説明する。移動式
破砕装置は、供給コンベア6、振動スクリーン7、コー
ン破砕機8、リターンコンベア9及び排出コンベア10
を有していて、油圧式エキスカベータ等から供給された
石は、供給コンベア6で振動スクリーン7上に搬送され
る。車両前部の上部に配設された振動篩を有する振動ス
クリーン7は、ばねを介して車体フレームで支持されて
いて後方上向き方向に振動するようになっている。振動
スクリーン7は、製品となる骨材の粒径に対応する大き
さの孔を多数有する篩を備えており、石が振動しながら
篩の上を通過するときに、製品の粒径を満足する石だけ
排出コンベア10に落下する。一方、製品の粒径よりも
大きい石は、図示しないシュータを経由してコーン破砕
機8に供給され、コーン破砕機8で破砕された石はリタ
ーンコンベア9で供給コンベア6に戻される。そして、
この石が供給コンベア6により再度振動スクリーン7に
供給され、粒径の選択が繰り返されて所定の粒径の骨材
が最終製品として製作される。
【0003】最近は、大きい強度を有する道路又は建築
物が要望され、角張った形状より強度が高い丸みを帯び
た形状の石が多く使用されており、粒径のみならず石の
形状が重要な要素になっている。丸みを帯びた形状は、
多数の石どおしが圧密して多方向からの力が働くことに
よって石を破砕する粒子間破砕によって得られ、この粒
子間破砕を可能とする破砕機がコーン破砕機8である。
【0004】前記公報には記載されていないが、本発明
者らが調査した結果、前記移動式破砕装置の供給コンベ
ア6、振動スクリーン7、コーン破砕機8、リターンコ
ンベア9及び排出コンベア10の大部分は、各電動モー
タによりそれぞれ駆動され、無限軌道走行装置17は、
油圧モータ17aにより駆動されているということが判
明した。なお、振動スクリーン7、コーン破砕機8、リ
ターンコンベア9、排出コンベア10及び無限軌道走行
装置17を以降、作業機と呼ぶ。また、これらの作業機
を駆動する電動モータ又は油圧モータ等のアクチュエー
タと各アクチュエータへの動力の供給装置とを作業機制
御装置と呼ぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した移動式破
砕装置に装備された作業機制御装置には次のような問題
がある。供給コンベア6、振動スクリーン7、コーン破
砕機8、リターンコンベア9及び排出コンベア10の大
部分を駆動する電動モータは、電力を必要とするために
エンジンで駆動する発電機24が車体に搭載されてい
る。移動式破砕装置の中で最も大きな動力を必要とする
コーン破砕機8を駆動する電動モータ8aは特に大型に
なり、発電機24と同様に大きなスペースを必要とす
る。また、エンジン動力を一旦電力に代え、その電力で
各作業機の電動モータを駆動しているので、効率が大き
く低下し、一回り大きなエンジンを搭載する必要性が生
じることもある。これらにより車体の外形が大きくな
り、車体重量が増加すると共にコストが高くなるという
問題がある。さらに、無限軌道走行装置17を駆動する
油圧モータ17aのために、油圧装置(図示せず)が発
電機24と共に同一の車体に装備されている。このた
め、作業機の駆動方法として油圧による方法と電気によ
る方法とが混在し、取扱いが煩雑であるという問題があ
る。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するためにな
され、コンパクトで高効率、かつ取扱い容易な移動式破
砕装置の作業機制御装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、岩石等の被破砕物を
破砕するコーン破砕機と、被破砕物を搬送するコンベア
等の複数の補助作業機とを搭載した移動式コーン破砕機
において、コーン破砕機を駆動するコーン破砕機用モー
タに圧油を供給するコーン破砕機用ポンプは、エンジン
に直結されている構成としている。
【0008】第1発明によれば、アクチュエータとして
コーン破砕機用モータを使用し、電動モータを使用しな
いので電力を発生させる発電機も不要になり、発電機の
設置スペースを節約できるので車両がコンパクトにな
る。さらに、コーン破砕機用モータに圧油を供給するコ
ーン破砕機用ポンプがエンジンに直結されていることに
より、エンジンの動力が節約でき高効率の作業機制御装
置が得られる。
【0009】第2発明は、第1発明に基づき、コーン破
砕機用ポンプからコーン破砕機用モータへの流量を制御
するコーン破砕機用切換弁は、中立時にコーン破砕機用
ポンプの吐出油が全量ドレンするオープンセンタ形の切
換弁である構成としている。
【0010】第2発明によれば、エンジンに直結された
コーン破砕機用ポンプからの吐出油は、オープンセンタ
形のコーン破砕機用切換弁または供給コンベアスライド
弁に流入する。コーン破砕機用切換弁及び供給コンベア
スライド弁の中立時には、コーン破砕機用ポンプの吐出
油全量はコーン破砕機用切換弁及び供給コンベアスライ
ド弁を介してドレンする。これにより、コーン破砕機用
ポンプの吐出流量は低い油圧でドレンするので発熱量が
小さく効率のよい油圧制御回路が得られる。
【0011】第3発明は、第2発明に基づき、補助作業
機を駆動する補助作業機用油圧アクチュエータに圧油を
供給する補助作業機用ポンプは、エンジンに直結され、
補助作業機用ポンプから補助作業機用油圧アクチュエー
タへの流量を制御する補助作業機用切換弁の前後差圧を
所定の値に保持するように補助作業機用ポンプの吐出量
を制御する差圧制御手段が備えられた構成としている。
【0012】第3発明によれば、補助作業機用アクチュ
エータとして電動モータを使用せず油圧モータを使用
し、かつ補助作業機用油圧アクチュエータに圧油を供給
する補助作業機用ポンプは、エンジンに直結されてい
る。これにより、電力を発生させる発電機も不要にな
る。また、発電機の設置スペースを節約できるので車両
がコンパクトになると共に、発電機を駆動する必要がな
いのでエンジンの動力が節約でき高効率の作業機制御装
置が得られる。さらに、発電機等の電気装置が混在せず
油圧のみによる作業機制御であるために、取扱い容易な
作業機制御装置が得られる。また、差圧制御手段は、補
助作業機用ポンプの吐出量を制御して、補助作業機用切
換弁の前後差圧を所定値に保持する。これにより、個々
の補助作業機用油圧アクチュエータの負荷が異なる場合
でも常に個々の補助作業機用切換弁開度(操作量)に応
じた制御流量を確保できるので、補助作業機の速度を精
度よく設定でき、優れた作業精度が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る実施形態を図
面を参照して説明する。なお、以降の図において、図6
で説明した要素と同一の要素には同一番号を付して説明
する。図1により、本発明に係る実施形態の移動式破砕
装置の構成を説明する。図1(a)の平面図に示すよう
に、車体フレーム31上に供給コンベア6、振動スクリ
ーン7、コーン破砕機8、リターンコンベア9、排出コ
ンベア10及びエンジン26等が取着されている。車体
フレーム31の左側部には前方向きに石を搬送する供給
コンベア6が車両の前後方向に配設され、供給コンベア
6の排出部の下方に振動スクリーン7が設けられてい
る。また、振動スクリーン7の下前方に張り出して排出
コンベア10が、また振動スクリーン7の下後方にはコ
ーン破砕機8がそれぞれ取着されている。また石を供給
コンベア6に戻すためのリターンコンベア9が、コーン
破砕機8の下方から後方に向けて設けられている。砕石
が製品になるまでの処理過程は、図6で説明した処理過
程と同一である。
【0014】コーン破砕機8は、破砕機用油圧アクチュ
エータとしてのコーン破砕機モータ8bdによりベルト
8b1を介して駆動される。また、供給コンベア6、振
動スクリーン7、リターンコンベア9及び排出コンベア
10は、供給コンベアモータ6bc,振動スクリーンモ
ータ7b,リターンコンベアモータ9b及び排出コンベ
アモータ10b等の補助作業機用アクチュエータとして
の油圧モータによりそれぞれ駆動されるようになってい
る。また、他の補助作業機用油圧アクチュエータとし
て、図1(b)の側面図に示すように、コーン破砕機8
の破砕刃間の隙間量を設定する破砕機隙間モータ8bg
が、コーン破砕機8の側面に取着されている。さらに、
供給コンベア6を上前方にスライドさせて現場間移動時
に地面と接触しないようにする供給コンベアシリンダ6
bsは、供給コンベア6と車体フレーム31との間に取
着されている。また、車体フレーム31の下部には例え
ば左右走行モータ17bh,17bmの油圧モータによ
り駆動される無限軌道走行装置17のような現場間を移
動する移動装置が取着されている。
【0015】図2は、前記油圧モータ6bc,7b,8
bd,8bg,9b,10b,17bh,17bm及び
前記油圧シリンダ6bsに送油する油圧ポンプのエンジ
ン26への連結状態を示す搭載図である。図2では説明
を容易にするために、供給コンベア6、振動スクリーン
7、リターンコンベア9及び排出コンベア10等の記載
を省略している。図2(a)に示すように、車体の後部
に車体の幅方向の向きに搭載されたエンジン26の出力
部に動力取出部38が取着されている。動力取出部38
は、作業機を作動させる油圧ポンプを駆動する動力を取
り出す装置である。動力取出部38には、前記アクチュ
エータ6bc,7b,8bd,8bg,9b,10b,
17bh,17bm,6bsに送油する第1タンデムポ
ンプ33及び第2タンデムポンプ34が取着されてい
る。
【0016】図3(a)は、図2(b)に示す動力取出
部38の断面AAを示す。図3(a)に示すように、動
力取出部38は、ケース41、第1平歯車42及び第2
平歯車43を有していて、第1平歯車42の入力側にエ
ンジン26の出力軸44が第1平歯車42と一体になっ
て回転するように取着されている。第1平歯車42は第
2平歯車43と歯合していて、第2平歯車43の出力側
に第1タンデムポンプ33が取着されている。また、図
3(b)に示すように、第1平歯車42には第3平歯車
35が歯合していて、第3平歯車の出力側には第2タン
デムポンプ34が取着されている。このように、第1タ
ンデムポンプ33は、第1平歯車42及び第2平歯車4
3を介して、また第2タンデムポンプ34は、第1平歯
車42及び第3平歯車35を介して出力軸44にそれぞ
れ連結されているが、ここでは、両ポンプ33,34共
に、エンジン26に直結されているものと定義する。
【0017】図4、図5に作業機制御装置の油圧回路図
を示す。動力取出部38の出力側には第1タンデムポン
プ33および第2タンデムポンプ34がそれぞれ取着さ
れているが、それぞれのタンデムポンプ33,34によ
り駆動される油圧回路は互いに回路の連通はなく独立し
ている。
【0018】まず図4(a)により、第1タンデムポン
プ33で駆動される第1回路59の構成を説明する。破
砕機用ポンプとしての第1タンデムポンプ33は、第1
フロントポンプ33f及び第1リアポンプ33rを有し
ており、各ポンプ33f、33rの吐出側の配管は併合
されてコーン破砕機弁8vd及び供給コンベアスライド
弁6vsに接続されている。第1フロントポンプ33f
及び第1リアポンプ33rは、共に斜板の角度に応じて
吐出流量が変化する可変容量型ポンプで、各斜板角は第
1フロントサーボ弁33fs及び第1リアサーボ弁33
rsによりそれぞれ制御される。
【0019】第1フロント中立弁33fn及び第1リア
中立弁33rnは、後述する差圧ΔP8に基づいて、コ
ーン破砕機弁8vdが中立か否かを判断し、中立のとき
には第1フロントポンプ33f及び第1リアポンプ33
rの吐出流量をそれぞれゼロにする油圧信号を第1フロ
ントサーボ弁33fs及び第1リアサーボ弁33rsに
それぞれ出力する。また、第1フロントカット弁33f
c及び第1リアカット弁33rcは、第1コントローラ
33cから出力される後述するカット信号Scに基づ
き、第1フロントポンプ33f及び第1リアポンプ33
rの吐出流量をそれぞれゼロにする油圧信号を第1フロ
ントサーボ弁33fs及び第1リアサーボ弁33rsに
それぞれ出力する。
【0020】さらに、馬力一定弁33bは、第1コント
ローラ33cから出力される後述する馬力一定信号Sp
に基づいて、第1タンデムポンプ33の出力馬力が一定
になるような油圧信号を発生させ、発生させた油圧信号
を第1リアサーボ弁33rs及び第1フロントサーボ弁
33fsに出力する。
【0021】コン破砕機弁8vdは、コーン破砕機8を
正回転、停止、又は正回転、停止、逆回転させる方向切
換弁であるが、図4(a)に示すコン破砕機弁8vdの
作動位置は、説明を容易にするために、コーン破砕機モ
ータ8bdがある回転方向に回転しているときの作動位
置を示す。このとき、図示しない操作レバー等から指令
されるコーン破砕機弁油圧信号C8dがコーン破砕機弁
受圧部8pdに入力されている。第1タンデムポンプ3
3からの配管は、コーン破砕機弁8vdのポートP11
に接続されていると共に、チェック弁8cを介してポー
トP12にも接続されている。ポートP11及びポート
P14間には、絞り8eが設定されており、ポートP1
4からの配管は供給コンベアスライド弁6vsに接続さ
れている。また、ポートP12及びポートP15間に
は、絞り8fが設定されており、ポートP15はコーン
破砕機モータ8bdの一方のポートに接続している。コ
ーン破砕機モータ8bdの他方のポートは、コーン破砕
機弁8vdのポートP16及びポートP13を介してタ
ンク27に連通している。
【0022】コーン破砕機弁8vdが中立のときには、
絞り8eは全開、絞り8fは全閉して第1タンデムポン
プ33の吐出油は全量タンク27にドレンされる。ま
た、コーン破砕機弁8vdの開度が大きくなるに従って
絞り8eは小さく、絞り8fは大きくなって、コーン破
砕機モータ8bdへの吐出油は多くなる。コーン破砕機
弁8vdが全開したときには、絞り8eは全閉、絞り8
fは全開して第1タンデムポンプ33の吐出油は全量コ
ーン破砕機モータ8bdに流入するようになっている。
絞り8eの近傍に取着され、絞り8eの前後の差圧を検
出するジェットセンサ8jで検出した差圧ΔP8は、第
1フロント中立弁33fn及び第1リア中立弁33rn
に供給されている。
【0023】第1タンデムポンプ33の吐出油は、コー
ン破砕機弁8vdに流入し、絞り8e付コーン破砕機弁
8vdに接続された供給コンベアスライド弁6vsに流
入する。供給コンベアシリンダ6bsを制御する供給コ
ンベアスライド弁6vsは、コーン破砕機弁8vdと同
一の構成であるため、ここでは説明を省略する。
【0024】次に、第1タンデムポンプ33の吐出流量
を制御する第1コントローラ33cの入出力信号を説明
する。第1タンデムポンプ33の吐出口に取着されてい
る第1吐出圧検出器36により検出された第1吐出圧P
1は、第1コントローラ33cに入力されている。ま
た、図示しない検出器で検出されたエンジン回転速度N
e及び燃料噴射量を検知するエンジンスロットル位置T
hが入力され、第1フロントカット弁33fc及び第1
リアカット弁33rcにカット信号Scが、馬力一定弁
33bに馬力一定信号Spがそれぞれ出力されている。
【0025】ここで、第1コントローラ33cの演算処
理内容を説明する。斜板角度で決定される第1タンデム
ポンプ33の1回転あたりの吐出量に、入力されている
エンジン回転速度Neを掛けて第1タンデムポンプ33
の実吐出流量Q1が演算される。なお、第1フロントポ
ンプ33f及び第1リアポンプ33rのそれぞれの斜板
角度は、第1フロントサーボ弁33fs及び第1リアサ
ーボ弁33rsに入力される油圧信号の大きさに応じた
値である。第1コントローラ33c内には、第1フロン
トポンプ33fの出力馬力が予め設定された所定の値を
満足する図4(b)に示すような馬力一定カーブCで示
す吐出流量Qと吐出圧Pの関係が記憶されている。そし
て、第1コントローラ33cに入力されている第1吐出
圧P1と演算された前記実吐出流量Q1が常に図4
(b)に示す関係になるような馬力一定信号Spを演算
して馬力一定弁33bに出力する。即ち、ある第1吐出
圧P1のときに、実吐出流量Q1が図4(b)により設
定されている吐出流量Qよりも大きいときには斜板角度
を小さくするような、また実吐出流量Q1が吐出流量Q
よりも小さいときには斜板角度を大きくするような馬力
一定信号Spを馬力一定弁33bに出力する。また、第
1吐出圧P1が所定のリリーフ圧に達したときに、第1
タンデムポンプ33の吐出流量をゼロにするカット信号
Scを出力する。さらに、エンジンスロットル位置Th
がエンジン回転速度Neを小さくするように操作される
と、吐出流量Qは小さく設定される。
【0026】ここで、第1タンデムポンプ33により駆
動される第1回路59の作動を説明する。供給コンベア
スライド弁6vsは、車両が現場間を移動する前に供給
コンベア6を上前方にスライドさせるときに操作される
弁で、コーン破砕機弁8vdと同時に操作されることは
ない。コーン破砕機弁油圧信号C8dがゼロのときに
は、コーン破砕機弁8vdは中立位置となり、コーン破
砕機モータ8bdに流入する油が通過する絞り8fは全
閉で、供給コンベアスライド弁6vsに流入する油の通
過する絞り8eは全開である。このときは、第1タンデ
ムポンプ33の吐出油は全量絞り8eを通って供給コン
ベアスライド弁6vsに流入する。コーン破砕機弁油圧
信号C8dが大きくなるに従って絞り8fは大きく、絞
り8eは小さくなり、コーン破砕機モータ8bdはコー
ン破砕機弁油圧信号C8dの大きさに応じて回転速度が
制御される。
【0027】次に、第1回路59の作用及び効果を説明
する。第1タンデムポンプ33は、コーン破砕機弁8v
d及び供給コンベアスライド弁6vsを接続した回路で
あるが、作業時にこれら2個の弁を同時に操作すること
はない。これにより、第1タンデムポンプ33の全吐出
流量はコーン破砕機弁8vd又は供給コンベアスライド
弁6vsに流入するので、互いに独立した操作性を確保
できる。また、コーン破砕機弁8vd及び供給コンベア
スライド弁6vsは、中立時に第1タンデムポンプ33
の吐出油が全量ドレンするオープンセンタ形の切換弁で
あるので、両弁8vd、6vsが共に中立位置のときに
は、第1タンデムポンプ33から吐出される油の全量
は、絞り8e及び絞り6eを通ってタンク27にドレン
する。これにより、第1タンデムポンプ33の全吐出流
量は低い油圧でドレンするので発熱量が小さく効率のよ
い油圧回路が得られる。
【0028】次に図5により、第2タンデムポンプ34
で駆動される2フロント回路57及び2リア回路58の
構成を説明する。補助作業機用ポンプとしての第2タン
デムポンプ34は、第2フロントポンプ34f及び第2
リアポンプ34rを有しており、各ポンプの吐出側配管
は合分流弁56に接続されている。合分流弁56のa位
置が作動中は、第2フロントポンプ34f及び第2リア
ポンプ34rの吐出油は、第2フロント回路57及び第
2リア回路58にそれぞれ別々に流入する。第2フロン
ト回路57は、排出コンベア弁10v、左走行弁17v
h及びリターンコンベア弁9vを主要素とする回路であ
り、2リア回路58は、供給コンベア弁6vc、右走行
弁17vm、振動スクリーン弁7v及び破砕機隙間弁8
vgを主要素とする回路である。合分流弁56のb位置
が作動中には、第2フロントポンプ34f及び第2リア
ポンプ34rの吐出油は合流されて、第2フロント回路
57及び第2リア回路58に流入する。なお、合分流弁
56のb位置は、車両が直進走行するときのみ作動する
ようになっている。
【0029】第2フロントポンプ34f及び第2リアポ
ンプ34rは、斜板の角度に応じて吐出流量が変化する
可変容量型ポンプで、各斜板角は第2フロントサーボ弁
34fs及び第2リアサーボ弁34rsによりそれぞれ
制御される。また、第2フロントサーボ弁34fs及び
第2リアサーボ弁34rsは、入力される電気信号に応
じたパイロット油圧を発生する第2フロント圧力弁34
fp及び第2リア圧力弁34rpからそれぞれ出力され
る第2フロントパイロット油圧Pf及び第2リアパイロ
ット油圧Prで制御される。
【0030】まず、第2フロント回路57の構成を説明
する。排出コンベア弁10v、左走行弁17vh及びリ
ターンコンベア弁9vの作動位置は、説明を容易にする
ために、排出コンベアモータ10b、左走行モータ17
bh及びリターンコンベアモータ9bのそれぞれの油圧
モータがある回転方向に回転しているときの作動位置を
示す。排出コンベア弁10vを例として説明すると、図
示しない操作レバー等から指令される排出コンベア弁油
圧信号C10は排出コンベア弁受圧部10pに入力さ
れ、排出コンベア弁10vは排出コンベア弁油圧信号C
10の大きさに応じた作動位置に移動する。第2タンデ
ムポンプ34からの配管は、排出コンベア弁10vのポ
ートP22に接続され、ポートP22は、絞り10eを
介してポートP25に連通している。絞り10eの面積
は、排出コンベア弁油圧信号C10の大きさに応じて変
化する。そして、排出コンベア弁油圧信号C10の大き
さがゼロのときには絞り10eの面積もゼロになり、第
2タンデムポンプ34の吐出油は排出コンベア弁10v
を通過できない。
【0031】次に、ポートP25は、入力される油圧に
基づいて絞りの大きさが変化する圧力補償弁10cを介
して排出コンベアモータ10bの一方のポートに連通し
ている。排出コンベアモータ10bの排出コンベア負荷
圧P10は、排出コンベア弁10vのポートP24、P
21を介して第2フロント圧力選択弁52に入力されて
いる。第2フロント圧力選択弁52には、他の左走行弁
17vh及びリターンコンベア弁9vの出力側の負荷圧
P17h及びP9もそれぞれ入力されており、第2フロ
ント圧力選択弁52は、入力される複数の油圧の内、最
も大きい油圧の第2フロント負荷圧P2fLを選択し、
選択した第2フロント負荷圧P2fLを圧力補償弁10
cに出力する。排出コンベアモータ10bの他方のポー
トは、排出コンベア弁10vのポートP26,P23を
介してタンク27に連通している。
【0032】第2フロントポンプ34fの吐出油は、左
走行弁17vh及びリターンコンベア弁9vにも流入す
る。左走行弁17vh及びリターンコンベア弁9vの弁
内の油圧回路、及び各アクチュエータとの接続回路は、
排出コンベア弁10vと同一であるので、ここでは説明
を省略する。左走行モータ負荷圧P17h及びリターン
コンベア負荷圧P9は、第2フロント圧力選択弁52に
入力され、第2フロント圧力選択弁52で選択された第
2フロント負荷圧P2fLは、圧力補償弁17ch及び
圧力補償弁9cにも入力されている。
【0033】次に、第2リア回路58の構成を説明す
る。第2リア回路58の供給コンベア弁6vc、右走行
弁17vm、振動スクリーン弁7v及び破砕機隙間弁8
vg内の回路及び各アクチュエータとの接続回路は、排
出コンベア弁10vと同一であるので、ここでは説明を
省略する。各アクチュエータの負荷圧P6c,P17
m,P7,P8gは、第2リア圧力選択弁53に入力さ
れている。第2リア圧力選択弁53は、入力される複数
の油圧の内、最も大きい油圧の第2リア負荷圧P2rL
を選択し、選択した第2リア負荷圧P2rLを、各弁の
各圧力補償弁(図示せず)に出力する。
【0034】次に、第2タンデムポンプ34の吐出流量
を制御する第2コントローラ34cの入出力信号を説明
する。第2フロントポンプ34fの吐出口に取着されて
いる第2フロント吐出圧検出器37により検出された第
2フロント吐出圧P2fP、及び第2フロント負荷圧検
出器54で検出された第2フロント負荷圧P2fLは、
第2コントローラ34cにそれぞれ入力されている。ま
た、第2リアポンプ34rの吐出口に取着されている第
2リア吐出圧検出器51により検出された第2リア吐出
圧P2rP、及び第2リア負荷圧検出器55で検出され
た第2リア負荷圧P2rLも、第2コントローラ34c
にそれぞれ入力されている。また、図示しない検出器で
検出されたエンジン回転速度Ne及びエンジンスロット
ル位置Thが入力されている。そして、第2コントロー
ラ34cから第2フロント信号Sf及び第2リア信号S
rが、第2フロント圧力弁34fp及び第2リア圧力弁
34rpに出力されている。
【0035】ここで、第2コントローラ34cの演算処
理内容を説明する。第2フロント吐出圧検出器37で検
出された第2フロント吐出圧P2fPと、第2フロント
負荷圧検出器54で検出された第2フロント負荷圧P2
fLとからそれらの差圧を演算する。そして、演算した
差圧が予め設定された所定の値になるような第2リア信
号Srが第2リア圧力弁34rpに出力される。これ
を、第2コントローラ34c内の差圧制御手段と呼ぶ。
差圧制御手段により、排出コンベア負荷圧P10、左走
行モータ負荷圧P17h及びリターンコンベア負荷圧P
9の内の最大値と第2フロント吐出圧P2fPとの差圧
が所定値に略一定になるように第2リアポンプ34rの
斜板角度が制御される。また、第2リア吐出圧検出器5
1で検出された第2リア吐出圧P2rPと、第2リア負
荷圧検出器55で検出された第2リア負荷圧P2rLと
からそれらの差圧を演算して、演算した差圧が略一定に
なるように第2フロント信号Sfが第2フロント圧力弁
34fpに出力される。そして、第2フロントポンプ3
4fの斜板角度が、第2リアポンプ34rと同様に制御
される。また、第1コントローラ33cの演算内容で説
明したカット信号Sc及び馬力一定信号Spは、第2コ
ントローラ34cでも同様に演算され、第2フロント信
号Sf及び第2リア信号Srに反映されている。
【0036】第2タンデムポンプ34が駆動する第2フ
ロント回路57及び第2リア回路58の作動は同一であ
るので、ここでは、第2フロント回路57を代表させて
その作動を説明する。車両は停止中で左走行モータ17
bhは中立位置にあるとき、排出コンベアモータ10b
及びリターンコンベアモータ9bを回転させる場合を説
明する。合分流弁56はa位置が作動しているので、第
2タンデムポンプ34の吐出油は全量排出コンベア弁1
0v及びリターンコンベア弁9vに流入し、排出コンベ
アモータ10bおよびリターンコンベアモータ9bを回
転させる。絞り10e及び絞り9eの面積が同じで、排
出コンベア負荷圧P10とリターンコンベア負荷圧P9
とが等しいときには、排出コンベア弁10v及びリター
ンコンベア弁9vには同量ずつの流量が流れている。こ
のとき、第2フロント負荷圧検出器54で検出される第
2フロント負荷圧P2fLは排出コンベア負荷圧P10
又はリターンコンベア負荷圧P9であり、第2フロント
吐出圧P2fPは、排出コンベア負荷圧P10よりも所
定の値だけ大きい値になるように斜板角度が制御されて
いる。
【0037】排出コンベアモータ10bの負荷が大きく
なって排出コンベア負荷圧P10がリターンコンベア負
荷圧P9よりも大きくなると、リターンコンベア負荷圧
P9のほうが排出コンベア負荷圧P10よりも小さいの
で絞り9eを通過する流量は増加しようとする。このと
き、第2フロント圧力選択弁52は排出コンベア負荷圧
P10を第2フロント負荷圧P2fLとして選択し、圧
力補償弁9cに供給する。すると、圧力補償弁9cの開
口面積は小さくなり絞られるので絞り9eを通過する流
量は増加せず、絞り10eを通過する流量と同じ流量を
保持する。また、第2フロント負荷圧P2fLが大きく
なるために、第2フロント吐出圧P2fPと第2フロン
ト負荷圧P2fLとの間で保持していた所定の差圧が小
さくなる。第2コントローラ34cは、再度、所定の差
圧になるような第2フロント信号Sfを演算して第2フ
ロント圧力弁34fpに出力し第2フロントサーボ弁3
4fsを介して第2フロントポンプ34fの吐出流量を
増加させる。
【0038】次に第2フロント回路57の作用及び効果
を説明する。排出コンベア負荷圧P10がリターンコン
ベア負荷圧P9よりも大きくなっても圧力補償弁9cの
開口面積が小さくなって絞り9eを通過する流量が増大
することがなく、絞り10eの通過流量と同等の流量を
保持する。また、第2フロント負荷圧P2fLが大きく
なったことを検出して第2フロントポンプ34fの吐出
流量を増加させる。このように、1個のポンプが複数の
弁を介して複数のアクチュエータを駆動するときに、個
々のアクチュエータの負荷が異なる場合でも常に個々の
弁開度に応じた制御流量を確保できる。これにより、排
出コンベア弁10v、左走行弁17vh及びリターンコ
ンベア弁9vが同時に操作されているときでも、個々の
弁の吐出流量は、他の弁の操作に影響されず、かつ弁の
操作量に応じた吐出流量が得られる。これにより、作業
機速度が精度よく設定できるので優れた作業精度が得ら
れる。
【0039】なお、本実施形態においては、エンジン出
力馬力を一定にする馬力一定信号Sp及び負荷圧がリリ
ーフ圧に達したときに、ポンプの吐出流量をゼロにする
カット信号Scをそれぞれ演算しているが、ポンプ吐出
量制御にカット信号Sc及び馬力一定信号Spを適用し
なくても、本発明は前記効果を発揮する。また、本実施
形態においては、第1回路59を駆動用に2個のポンプ
を有する第1タンデムポンプ33を使用する例で説明し
たが、流量の容量が十分であれば大型のポンプ1個を使
うようにしてもよい。また、本実施形態においては、第
2フロント回路57及び第2リア回路58のそれぞれの
回路において配設された弁の組み合わせは例として説明
したものでこれに拘束されるものではない。また、本実
施形態においては、第2フロント回路57を第2フロン
トポンプ34fで、第2リア回路58を第2リアポンプ
34rでそれぞれ駆動する例で説明したが、大型のポン
プ1個で第2フロント回路57及び第2リア回路58を
駆動してもよい。
【0040】また、本実施形態においては、第2リアポ
ンプ34rでコーン破砕機8の破砕機隙間モータ8bg
を駆動するとしているが、コーン破砕機8の種類によっ
ては、コーン破砕機8の破砕刃間の設定した隙間を固定
するクランプシリンダ、破砕刃に過負荷がかかったとき
に負荷を逃げるリリースシリンダ等をさらに追加して第
2リアポンプ34rで駆動するようにしてもよい。ま
た、クランプシリンダ及びリリースシリンダを第2フロ
ントポンプ34fで駆動してもよい。また、本実施形態
においては、第1タンデムポンプ33でコーン破砕機モ
ータ8bd及び供給コンベアシリンダ6bsを駆動する
としているが、供給コンベアシリンダ6bsは第2フロ
ントポンプ34f又は第2リアポンプ34rで駆動する
ようにしてもよい。さらに、本実施形態においては、移
動式破砕装置に搭載されている破砕機はコーン破砕機8
として説明したが、これに限定されず、ジョー式の破砕
機等においても同様な効果を発揮できる。
【0041】以上、本発明によれば、エンジンの出力軸
に直結された複数の油圧ポンプからの吐出油で移動式コ
ーン破砕機の全ての作業機を駆動する。移動式コーン破
砕機の中でも最も大きな動力を必要とする破砕機回転用
の油圧モータは、1ユニットの油圧ポンプで駆動され、
他の作業機は残りの油圧ポンプで駆動される。破砕機回
転用の油圧モータは、中立時にポンプ吐出油の全量がタ
ンクにドレンするオープンセンタ形の切換弁により制御
される。これにより、発熱の少ない効率のよい油圧回路
が得られる。また、他の補助作業機の操作においては、
差圧制御手段により、個々の補助作業機用アクチュエー
タの負荷が別々に変化しても常に各弁の個々の操作量に
応じた流量が得られる。これにより、複数の作業機が同
時に操作され、かつ各補助作業機の負荷が変化するとき
にでも常に各弁の操作量に応じた精度よい補助作業機速
度が得られ、優れた作業精度が得られる。さらに、エン
ジンの出力軸に直結された複数の油圧ポンプからの吐出
油で移動式コーン破砕機の全ての作業機を駆動するの
で、作業機を駆動する電動モータ用の電力を発生させる
発電機が不要となる。これにより、車両がコンパクトに
なると共にエンジンの動力が節約でき高効率の作業機制
御装置が得られる。また、電気と油圧が混在することが
ないので取り扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態のハード構成の説明図で
ある。
【図2】本発明に係る実施形態の油圧ポンプ搭載状態の
説明図である。
【図3】動力取出部の説明図である。
【図4】破砕機の油圧制御回路図である。
【図5】補助作業機の油圧制御回路図である。
【図6】従来の移動式破砕装置の説明図である。
【符号の説明】
6…供給コンベア、6bc…供給コンベアモータ、6b
s…供給コンベアシリンダ、6vc…供給コンベア弁、
6vs…供給コンベアスライド弁、7…振動スクリー
ン、7b…振動スクリーンモータ、7v…振動スクリー
ン弁、8…コーン破砕機、8bd…コーン破砕機モー
タ、8bg…破砕機隙間モータ、8vd…コーン破砕機
弁、8vg…破砕機隙間弁、9…リターンコンベア、9
b…リターンコンベアモータ、9v…リターンコンベア
弁、10…排出コンベア、10b…排出コンベアモー
タ、10v…排出コンベア弁、17…無限軌道走行装
置、17bh…左走行モータ、17bm…右走行モー
タ、17vh…左走行弁、17vm…右走行弁、24…
発電機、26…エンジン、31…車体フレーム、33…
第1タンデムポンプ、33c…第1コントローラ、33
f…第1フロントポンプ、33r…第1リアポンプ、3
3b…馬力一定弁、34…第2タンデムポンプ、34c
…第2コントローラ、34f…第2フロントポンプ、3
4r…第2リアポンプ、35…第3平歯車、36…第1
吐出圧検出器、37…第2フロント吐出圧検出器、38
…動力取出部、41…ケース、42…第1平歯車、43
…第2平歯車、44…出力軸、51…第2リア吐出圧検
出器、52…第2フロント圧力選択弁、53…第2リア
圧力選択弁、54…第2フロント負荷圧検出器、55…
第2リア負荷圧検出器、56…合分流弁、57…第2フ
ロント回路、58…第2リア回路、59…第1回路、P
2fL…第2フロント負荷圧、P2rL…第2リア負荷
圧、P1…第1吐出圧、P2fP…第2フロント吐出
圧、P2rP…第2リア吐出圧、P10…排出コンベア
負荷圧、P17h…左走行モータ負荷圧、P9…リター
ンコンベア負荷圧、Sc…カット信号、Sp…馬力一定
信号、Sf…第2フロント信号、Sr…第2リア信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅田 博之 神奈川県川崎市川崎区中瀬3−20−1 株 式会社小松製作所建機第3開発センタ内 Fターム(参考) 4D063 BB06 BB17 GA07 GC21 4D067 DD04 DD06 GA02 GB04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 岩石等の被破砕物を破砕するコーン破砕
    機と、被破砕物を搬送するコンベア等の複数の補助作業
    機とを搭載した移動式コーン破砕機において、 コーン破砕機(8)を駆動するコーン破砕機用モータ(8bd)
    に圧油を供給するコーン破砕機用ポンプ(33)は、エンジ
    ン(26)に直結されていることを特徴とする移動式コーン
    破砕機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動式コーン破砕機にお
    いて、 コーン破砕機用ポンプ(33)からコーン破砕機用モータ(8
    bd)への流量を制御するコーン破砕機用切換弁(8vd)は、
    中立時にコーン破砕機用ポンプ(33)の吐出油が全量ドレ
    ンするオープンセンタ形の切換弁であることを特徴とす
    る移動式コーン破砕機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の移動式コーン破砕機にお
    いて、 補助作業機を駆動する補助作業機用油圧アクチュエータ
    (10b,17bh,9b,6bc,17bm,7b,8bg)に圧油を供給する補助
    作業機用ポンプ(34)は、エンジン(26)に直結され、 補助作業機用ポンプ(34)から補助作業機用油圧アクチュ
    エータ(10b,17bh,9b,6bc,17bm,7b,8bg)への流量を制御
    する補助作業機用切換弁(10v,17vh,9v,6vc,17vm,7v,8v
    g)の前後差圧を所定の値に保持するように補助作業機用
    ポンプ(34)の吐出量を制御する差圧制御手段が備えられ
    たことを特徴とする移動式コーン破砕機。
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