JP2002010682A - モータの通電制御装置 - Google Patents

モータの通電制御装置

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JP2002010682A
JP2002010682A JP2000182216A JP2000182216A JP2002010682A JP 2002010682 A JP2002010682 A JP 2002010682A JP 2000182216 A JP2000182216 A JP 2000182216A JP 2000182216 A JP2000182216 A JP 2000182216A JP 2002010682 A JP2002010682 A JP 2002010682A
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switching
conduction
coil
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JP2000182216A
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Tomoaki Honma
智昭 本間
Masanori Sugiyama
昌典 杉山
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P25/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
    • H02P25/02Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the kind of motor
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    • H02P25/092Converters specially adapted for controlling reluctance motors
    • H02P25/0925Converters specially adapted for controlling reluctance motors wherein the converter comprises only one switch per phase
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの各相のコイルを通電するスイッチン
グ素子の電力損失を等しくし、発熱のバランスの平衡を
保つことを目的とする。 【解決手段】 2つのスイッチング素子11と12の一
方がオン,オフし、そのオン期間に他方がオン,オフす
るような波形のアッパ信号とロワ信号を生成し、チョッ
ピングクロックに同期して切換回路27によってアッパ
信号とロワ信号の波形を入れ替え、2つのスイッチング
素子11,12の電力損失を等しくし、発熱をバランス
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はモータの通電制御
装置に関し、たとえば電気自動車などに用いられるスイ
ッチトレラクタンス型モータ(以下、SRモータと称す
る)の各相のコイルに流れる電流を制御する通電制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9はこの発明が適用されるSRモータ
の動作原理を説明するための図である。図9において、
SRモータ1は、円筒状のステータ2と、ステータ2内
に所定のギヤップを有して回転自在に設けられた円柱状
のロータ3とを含む。ステータ2の内周部には、6つの
凸極2a〜2fが等間隔で形成されている。ロータ3の
外周部には、4つの凸極3a〜3dが等間隔で形成され
ている。ステータ2の2つの凸極(たとえば2c,2
f)とロータ3の2つの凸極(たとえば3b,3d)が
対向したとき、ロータ3の他の2つの凸極3a,3cは
ステータ2の凸極2a,2b,2dと2eの間に位置す
るようになっている。ステータ2の対向する2つの凸極
2aと2d,2bと2e,2cと2fには、それぞれコ
イル4a〜4cが共通に巻回されている。
【0003】図9(a)に示すようにコイル4a,4dに
電流I1が流れると、ステータ2の凸極2a,2dに磁
束が流れ、その近傍のロータ3の凸極3a,3cを吸引
する。図9(b)に示すようにコイル4b、4eに電流
I2が流れると、ステータ2の凸極2b,2eに磁束が
流れ、その近傍のロータ3の凸極3b,3dを吸引す
る。図9(c)に示すようにコイル4c,4fに電流I
3が流れると、ステータ2の凸極2c,2fに磁束が流
れ、その近傍のロータ3の凸極3c,3aを吸引する。
したがって、ロータ3の回転に同期して3相の電流I1
〜I3をコイル4a〜4cに順次流すことによりロータ
3を所望の回転数で回転させることができる。各電流I
1〜I3の切換は、スイッチング素子10をオン,オフ
することにより、バッテリ5からの電圧で各電流が流さ
れる。
【0004】図10は図9に示したSRモータのコイル
に通電するチョッパ制御によるスイッチング回路を示す
図である。このスイッチング回路は、1相分のみを示し
ており、図9に示したSRモータ1を駆動するために
は、同じスイッチング回路が3系統設けられる。
【0005】図10において、スイッチング回路は、1
相のコイル15の一端と電源の高電位ライン16との間
に接続された第1のスイッチング素子11と、コイル1
5の他端と電源低電位ライン17との間に接続された第
2のスイッチング素子12と、コイル15の一端と電源
低電位ラインとの間に接続される第1のダイオード13
と、コイル15の他端と電源高電位ライン16との間に
接続される第2のダイオード14とを含む。
【0006】第1のダイオード13は電源低電位ライン
17からコイル15の一端に電流が流れるのを許容し、
第2のダイオード14はコイル15の他端から電源高電
位ライン4に電流が流れるのを許容するフライホィール
ダイオードである。このようなスイッチング回路は、た
とえば特開平7−274569号公報に記載されてい
る。スイッチング素子11,12としては、たとえばゲ
ート絶縁型バイポーラトランジスタ(IGBT)が使用
される。
【0007】このようなスイッチング回路でSRモータ
1をチョッパ制御する場合、次の5つの方法がある。そ
の1つはソフトチョッピングと呼ばれるものであり、第
1のスイッチング素子11または第2のスイッチング素
子12のいずれか片方のみオン,オフさせることにより
目標電流値を維持する駆動方法である。ハードチョッピ
ングと呼ばれる方法は、第1のスイッチング素子11と
第2のスイッチング素子12の両方をオン,オフし、目
標電流値を維持する駆動方法である。0Vループは、電
流が流れている状態から第1の駆動素子11をオフかつ
第2の駆動素子12をオンし、エネルギを消費する駆動
方法である。DUTYチョッピングは、第1のスイッチ
ング素子11をオン,オフし、第2の駆動素子12をオ
フし、段階的に電流を消費する駆動方法である。3段O
FFは、ソフトチョッピングもしくはハードチョッピン
グの後に0Vループ、さらにDUTYチョッピングと連
続的に動作を変化させる駆動方法である。
【0008】図11は図10に示したスイッチング回路
をソフトチョッピングで動作させるための波形図であ
る。図11(b)のアッパ信号は図8の上側のスイッチ
ング素子11を駆動する信号波形であり、図11(c)
のロワ信号は図10の下側のスイッチング素子12を駆
動する駆動信号である。スイッチング素子11のベース
に図11(b)に示すオン,オフを繰返すアッパ信号が
与えられ、スイッチング素子12のベースには図11
(c)に示す連続的にオンするロワ信号が与えられる。
【0009】アッパ信号とロワ信号がともにオンになる
と、スイッチング素子11,12が導通し、電源高電位
ライン16からスイッチング素子11,コイル15,ス
イッチング素子12を介して電源低電位ライン17に電
流が流れる。その後、アッパ信号がオフレベルになる
と、ロワ信号がオン状態を保ち続けているため、スイッ
チング素子11が非導通になる。このとき、スイッチン
グ素子12は導通しており、ダイオード13はコイル1
5に蓄積されたエネルギによる電流がコイル15からス
イッチング素子12を介して電源低電位ラインに流れる
のを許容する。その後、再びアッパ信号がオンレベルに
なると、スイッチング素子11が導通し、スイッチング
素子11からコイル15を介してスイッチング素子12
に電流が流れる。
【0010】この動作を繰返すことによってコイル15
には、図11(a)に示す電流が流れる。図11(a)
において脈動部分の立上がりはスイッチング素子11が
導通し、コイル15に流れる電流が上昇することによる
ものであり、立下がりは、スイッチング素子11が非導
通になってコイル15に蓄積されたエネルギが緩やかに
減少することによるものである。この電流の目標値は、
たとえば電気自動車に用いた場合、走行条件に応じて必
要なトルクを得るために所定の値に設定される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図10に示したスイッ
チング回路において、スイッチング素子11,12は通
電によって発熱する。スイッチング素子11,12とし
て用いられるIGBTは、通常150℃を超えると破壊
してしまう。このため、スイッチング素子11,12の
近傍に温度センサを配置し、温度センサで検出された温
度がたとえば120℃〜130℃に上昇すると、コイル
15に流れる電流を制限し、それ以上温度が上昇しない
ように制御が行なわれる。
【0012】一方、図11で説明したアッパ信号はオ
ン,オフレベルを交互に繰返すのに対して、ロワ信号が
オンレベルを維持しているため、スイッチング素子11
はオン,オフを繰返すのに対して、スイッチング素子1
2は連続的にオンした状態となる。このため、スイッチ
ング素子12はスイッチング素子11よりもオン期間が
長くなり、スイッチング素子11はスイッチング素子1
2よりもスイッチング回数が多くなる。このため、スイ
ッチング素子11の方がスイッチング損失が多くなり、
スイッチング素子11がスイッチング素子よりも温度上
昇が高くなり、発熱のバランスがとれない。
【0013】そこで、本願出願人による特願平11-7
3698号によれば、図11(d)に示すチョッピング
切換信号によって、一定時間ごとにアッパ信号とロワ信
号がオンを維持する期間を切換えることにより、スイッ
チング素子11と12が交互にオンし続けるようにし、
温度上昇のバランスをとる制御が行なわれる。
【0014】チョッピング切換信号は、CPUからの指
示により、一定時間ごとに切換えられている。その切換
は切換信号によって直ちにアッパ信号とロワ信号のオ
ン,オフとオン状態とを切換えていた。その場合、チョ
ッピング側の切換を実行するたびに損失回数が1回増え
てしまい、それが積算されて効率が悪くなってしまって
いた。
【0015】すなわち、図11(a),(b)に示すよ
うにアッパ信号とロワ信号とともに一定の周期でチョッ
ピングするようにオンする期間とオフする期間が定めら
れている。しかし、単に一定時間ごとに切換えると、一
定周期にかかわらず、アッパ信号とロワ信号ともにレベ
ルが切換えられてしまい、切換える都度1回のオン,オ
フが増えてしまう。たとえば、アッパ側が9回オン,オ
フをするのに対して、ロワ側が10回オン,オフするこ
とも起こり得る。このため、発熱のバランスからしても
望ましくない。
【0016】それゆえに、この発明の主たる目的は、2
つのスイッチング素子の発熱を可能な限り平衡させてモ
ータを駆動できるようなモータの通電制御装置を提供す
ることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、モータのス
テータに巻回されている複数相のコイルと、コイルの一
端と電源ラインの一方との間に介挿される第1のスイッ
チング素子と、コイルの他端と電源ラインの他方との間
に介挿される第2のスイッチング素子とを有し、第1お
よび第2のスイッチング素子が同時に導通している際に
電源ラインからコイルに電流を流す通電制御装置であっ
て、第1および第2のスイッチング素子のいずれか一方
が導通している際に所定のタイミング毎に他方の導通状
態と非導通状態とを切換える第1の通電制御状態と、第
1および第2のスイッチング素子のいずれか他方が導通
している際に所定のタイミング毎に一方の導通状態と非
道通状態とを切換える第2の通電制御状態を、所定の周
期毎に所定のタイミングに同期させて繰り返すことを特
徴とする。
【0018】したがって、この発明では第1および第2
のスイッチング素子のいずれか一方が導通している際に
第1の通電制御状態と第2の通電制御状態を所定の周期
毎に所定のタイミングに同期して繰り返すことにより、
各スイッチング素子による電力損失を均等にできる。
【0019】また、第1および第2のスイッチング素子
のいずれか一方または他方の導通から非道通または非導
通から導通は、所定のタイミングで切換わり、所定のタ
イミングの時間間隔よりも短い所定時間経過後に、再び
非導通から導通または導通から非導通に切換わることを
特徴とする。
【0020】さらに、第1の通電制御状態と第2の通電
制御状態を、所定の周期が経過した時点以降における最
初の所定のタイミングに同期させて繰り返すことを特徴
とする。
【0021】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態の通
電制御装置を示すブロック図である。この図1では、前
述の図10で説明したSRモータの1相のコイル15を
スイッチングするスイッチング回路28を駆動する場合
について示しており、SRモータが3相であれば各相に
対応して同じ回路が3系統設けられる。
【0022】通電制御装置は、CPU20とROM21
と角度センサ22と電流波形生成回路23と電流比較回
路24とPWM信号生成回路25とスイッチングモード
切換回路26と切換回路27とスイッチングか回路28
とから構成されている。角度センサ22はSRモータの
ロータの角度を検出し、検出したロータ角度をデジタル
信号S2によりCPU20と電流波形生成回路23内の
アドレスデコーダ231と通電/非通電判定回路235
とに与える。
【0023】ROM21は第1相コイルの通電制御に関
する各種のデータを記憶している。すなわち、SRモー
タの回転数(正回転数と負回転数とがある)とトルク
(正トルクと負トルクとがある)との組合せに対応す
る、所定の多数組の通電開始角度データおよび通電終了
角度データと、多数の電流波形データ(角度センサ22
によって検出されるあるロータ角度で第1相コイル15
に流すべき基準電流値を表わすデータ)と、多数のPW
Mデューティデータを記憶している。
【0024】CPU20は、電気自動車を運行している
間中閉じられるメインスイッチ(図示せず)が開から閉
に切換わったことに応答して、リセットパルス信号S3
を電流波形生成回路23内の通電/非通電判定回路23
5に出力するとともに、異常の有無を判定して異常の有
無を表わす2値信号S4を通電/非通電判定回路235
に対して出力する。この2値信号S4は「H」レベルで
あれば異常無しを表わしており、「L」レベルであれば
異常有りであることを表わしている。
【0025】CPU20は、異常の有無の判定の結果が
異常無しであるときには、角度センサ22からのデジタ
ル信号S2に基づいてSRモータの回転数を逐次計算す
るとともに、シフトレバー,ブレーキスイッチ,アクセ
ルスイッチおよびアクセル回動センサから入力される情
報S1に基づいて、SRモータの目標とするトルクを逐
次計算し、計算した回転数およびトルクに対応する、1
組の通電開始角度および通電終了角度と、1つの電流波
形と、1つのPWMデューティをROM21から読出
し、読出した1組の通電開始角度および通電終了角度を
それぞれデジタル信号S5およびS6として電流波形生
成回路23の通電/非通電判定回路235に対して出力
する。
【0026】また、CPU20は読出した電流波形をデ
ジタル信号S7として電流波形生成回路23内のRAM
232に対して出力する。さらに、読出したPWMデュ
ーティをデジタル信号S8としてPWM信号生成回路2
5に対して出力するとともに、回転数の方向性(正であ
るか負であるか)と目標とするトルクの方向性とから回
成を行なうか否かを判別し、回成を行なうか否かを表わ
す2値信号S24をスイッチングモード切換回路26に
対して出力する。信号S24が「L」レベルであれば回
成を行なうことを表わし、信号S24が「H」レベルで
あれば回成を行なわないことを表わしている。
【0027】CPU20はさらにスイッチング素子切換
処理を行ない、その処理結果に応じた2値信号S9を切
換回路27に出力する。切換回路27はスイッチングモ
ード切換回路26と第1相のコイル15を駆動するため
のスイッチング素子11と12との間の信号伝達路を切
換える。また、CPU20から切換回路7にチョッピン
グクロック信号S18が与えられる。
【0028】図2は上述のスイッチング素子切換処理を
示すフローチャートである。図2に示すステップ(図示
ではSと略称する)S10において10msec経過し
たか否かがCPU20によって判定される。10mse
c経過していればステップS11において信号S9が
「H」レベルであるか否かが判定され、そうでなければ
ステップS13において信号S9が「H」レベルにセッ
トされる。また、信号S9が「H」レベルであれば、ス
テップS12において信号S9が「L」レベルにセット
される。したがって、信号S9のレベルが10msec
ごとに切換えられる。
【0029】再び図1を参照して、CPU20からデジ
タル信号S7として電流波形生成回路23のRAM23
2に入力された電流波形、すなわちロータの角度に対応
した基準電流値のデータがRAM232のロータの角度
に対応したアドレスに格納される。角度センサ22から
のデジタル信号S2として電流波形生成回路23内のア
ドレスデコーダ231に入力された角度はRAM232
のアドレスに変換される。電流波形生成回路23は、角
度センサ22によって検出された角度が変化するごと
に、角度に対応した基準電流値をRAM232から読出
し、D/Aコンバータ233によってデジタル信号から
アナログ信号に変換し、出力バッファ234からアナロ
グ信号S10として電流比較回路24に出力する。
【0030】電流波形生成回路23内の通電/非通電判
定回路235は、角度センサ22から入力される信号S
2とCPU20から入力される信号S3〜S6に基づい
て第1相コイル15の通電/非通電を表わす2値信号S
11を生成し、PWM信号生成回路25とスイッチング
モード切換回路26とに出力する。2値信号S11は
「H」レベルであれば通電を表わし、「L」レベルであ
れば非通電を表わす。信号S4が「L」レベル(異常は
有りを示す)であれば、信号S11が「L」レベルに保
持される。また、信号S4が「H」レベルの場合、リセ
ットパルス信号S3の入力により信号S11は一旦
「L」レベルにセットされ、その後信号S11は信号S
2により表わされるロータ角度が信号S5により表わさ
れる通電開始角度に到達したとき、「L」レベルから
「H」レベルに切換えられる。そして、信号S2により
表わされるロータ角度が信号S6により表わされる通電
終了角度に到達したとき、「H」レベルから「L」レベ
ルに切換えられる。
【0031】PWM信号生成回路25はPWM信号(2
値信号)S14を生成して切換回路27に出力し、スイ
ッチングモード切換回路26は2値信号S25およびS
23を生成し、スイッチング回路28に出力する。スイ
ッチング回路28は前述の図10で説明したように、第
1相のコイル15の一端と直流電源からの高電位ライン
16との間に介挿されたスイッチング素子11と、第1
相コイル15の他端と直流電源からの低電位ライン17
との間に介挿されたスイッチング素子12と、第1相コ
イル15の一端と低電位ライン17との間に介挿された
ダイオード13と、第1相コイル15の他端と高電位ラ
イン16との間に介挿されたダイオード14とによって
構成されている。なお、第1相コイル15の一端とスイ
ッチング素子11およびダイオード13との間には第1
相コイル15に実際に流れる電流値(実電流値)を検出
する電流センサ18が介挿されている。この電流センサ
18は、第1相コイル15に実際に流れる電流値を表わ
すアナログ信号S12として電流比較回路24に出力す
る。
【0032】電流比較回路24は、第1相コイル15に
流すべき基準電流値を表わすアナログ信号S10と第1
相コイル15に実際に流れる電流値を表わすアナログ信
号S12とを比較し、第1相コイル15に実際に流れる
電流値が基準電流値より小さいか否かを表わす2値信号
S13をPWM信号生成回路25に出力する。2値信号
S13の「H」レベルは第1相コイル15に実際に流れ
る電流値が基準電流値より小さいことを表わし、「L」
レベルは第1相コイル15に実際に流れる電流値が基準
電流値以上であることを表わす。
【0033】図3は図1に示したPWM信号生成回路の
具体的な回路図である。図3において、CPU20が出
力するデジタル信号S8(PWMデューティを表わす)
はラッチ251により12ビットのデジタル信号S15
としてラッチされ、比較回路252に与えられる。通電
/非通電判定回路235から出力された2値信号S11
はフリップフロップ253のD入力端子およびフリップ
フロップ254のクロック入力端子CLKに入力される
とともに、さらにインバータ255で反転され、フリッ
プフロップ253のリセット入力端子Rに入力される。
電流比較回路24から出力された2値信号S13は、フ
リップフロップ253のクロック入力端子CLKに与え
られるとともに、インバータ256で反転されてフリッ
プフロップ254のリセット端子Rに入力される。
【0034】フリップフロップ253の反転出力端子Q
Iから出力される2値信号S16はORゲート257の
一方の入力端子に入力され、ORゲート257が出力す
る2値信号S17が12ビットカウンタ258のリセッ
ト入力端子Rに入力され、12ビットカウンタ258の
オーバフロー信号(2値信号)S18がORゲート25
7の他方の入力端子に入力される。12ビットカウンタ
258はPWMクロック信号を計数し、その計数値を表
わす12ビットのデジタル信号S19が比較回路252
に入力される。
【0035】比較回路252は入力される信号S15と
S19とを比較し、2値信号S20を出力する。この信
号S20は信号S19が信号S15より小さいときには
「L」レベルとなり、信号S19が信号S15と等しい
ときおよび信号S19が信号S15より大きいときは
「H」レベルとなる。
【0036】比較回路252から出力された2値信号S
20はORゲート259の一方の入力端子に入力され、
ORゲート259の他方の入力端子にはフリップフロッ
プ254の出力端子Qから出力される2値信号S21が
入力される。ORゲート259の出力はPWM信号S1
4となる。なお、フリップフロップ254のD入力端子
には一定電圧が印加される。
【0037】このように構成されたPWM信号生成回路
25においては、2値信号S11が「L」レベルから
「H」レベルに切換わるコイル15への通電開始指示に
より、フリップフロップ254の出力信号S21が
「L」レベルから「H」レベルに切換わるので、ORゲ
ート259から出力されるPWM信号S14も「L」レ
ベルから「H」レベルに切換わる。2値信号S13は信
号S11の「L」レベルから「H」レベルへの切換わり
に同期して「L」レベルから「H」レベルに切換わる。
これは、コイル15に基準電流値を表わす信号S10が
コイル15に実電流値を表わす信号S12よりも大きく
なるためである。その後、2値信号S13が「H」レベ
ルから「L」レベルに切換わると、すなわち、コイル1
5の実電流値が基準電流値に到達すると、フリップフロ
ップ254がリセットされ、信号S21が「H」レベル
から「L」レベルに切換わる。したがって、コイル15
への通電開始から実電流値が基準電流値に到達するまで
の間、PWM信号S14が高レベルに維持される。
【0038】一方、信号S11が「L」レベルから
「H」レベルに切換わることにより、フリップフロップ
253の出力信号S16が「H」レベルとなり、信号S
17が「H」レベルとなって12ビットカウンタ258
のカウント動作が停止し、信号S19が0を示す状態に
なるとともに、オーバフロー信号S18が「L」レベル
となる。信号S18は通常、0より大きいPWMデュー
ティを指示するので、信号S19が信号S15より小さ
い状態となり、比較回路252の出力信号S20が
「L」レベルとなる。
【0039】信号S11が「L」レベルから「H」レベ
ルに切換わった後に、信号S13が「L」レベルから
「H」レベルに切換わると、すなわち、コイル15の実
電流値が基準電流値に到達した後、再び基準電流値を下
回ると、フリップフロップ253の出力信号S16が
「H」レベルから「L」レベルに切換わり、信号S17
が「H」レベルから「L」レベルに切換わり、12ビッ
トカウンタ258はPWMクロック信号の計数を開始
し、信号S19の示す値が逐次増大する。
【0040】信号S19の示す値が信号S15が示す値
以上となると、信号S20が「L」レベルから「H」レ
ベルに切換わる。その後、12ビットカウンタ258が
オーバフローすると、信号S18が「L」レベルから
「H」レベルに切換わり、信号S17が「L」レベルか
ら「H」レベルに切換わるので、12ビットカウンタ2
58がリセットされ、信号S19が0を示すようになる
ので、信号S20が「H」レベルから「L」レベルに切
換わる。12ビットカウンタ258がリセットされるこ
とにより、信号S18が再び「L」レベルに切換わるの
で、12ビットカウンタ258がPWMクロック信号の
計数を再開する。
【0041】このようにして、信号S20は「L」レベ
ル状態と「H」レベル状態を交互に繰返し、「L」レベ
ル状態の時間t1と「H」レベル状態の時間t2の合計
が一定で、t2/(t1+t2)の値が信号S8により
指示されるPWMデューティの値に対応したPWM信号
となる。この実施形態においては、t1+t2=66μ
secに選ばれる。信号S20が「L」レベル状態と
「H」レベル状態と交互に繰返しを開始する時点では、
信号S21は「L」レベルになっているので、信号S1
4が信号S20に一致したPWM信号となる。
【0042】その後、信号S11が「H」レベルから
「L」レベルに切換わるコイル15への通電終了指示
と、フリップフロップ253の出力信号S16が「L」
レベルから「H」レベルに切換わり、信号S17が
「H」レベルとなるので、12ビットカウンタ258の
カウント動作が停止し、信号S19が0を示す状態に維
持され、信号S20が低レベルに維持され、信号S14
が低レベルに維持される。
【0043】図4は図1に示したスイッチングモード切
換回路26の具体的な回路図である。図4において、ス
イッチングモード切換回路26は1個のインバータ26
1と2個のANDゲート262,263と1個のORゲ
ート264とから構成される。CPU20から出力され
る信号S24はANDゲート263の一方の入力端子に
与えられるとともに、インバータ261で反転されて他
方のANDゲート262の一方の入力端子に与えられ
る。ANDゲート262の他方の入力端子にはPWM信
号生成回路25の出力信号S14が入力され、ANDゲ
ート263の他方の入力端子には通電/非通電判定回路
235から出力される信号S11が入力される。AND
ゲート262,263の各出力はORゲート264の2
つの入力端子に入力され、このORゲート264の出力
信号S25が切換回路27に入力される。
【0044】この図4に示したスイッチングモード切換
回路26では、信号S24が「L」レベル(回成を行な
う)であれば、PWM信号生成回路25が出力する信号
S14を信号S25として出力する。また、信号S24
が「H」レベル(回成を行なわない)であれば、通電/
非通電判定回路235が出力する信号S11を信号S2
5として出力する。
【0045】図5は図1に示した切換回路の具体的な回
路図である。図5において、切換回路27はフリップフ
ロップ271と、インバータ272と、ANDゲート2
73,274,275および276と、ORゲート27
7および278とから構成される。フリップフロップ2
71のD入力端子にはCPU20から切換信号S9が与
えられ、フリップフロップ271のクロック入力端子C
LKにはCPU20からチョッピングクロック信号S1
8が与えられ、フリップフロップ271のQ出力端子か
らの出力信号S24はANDゲート273,276の一
方入力端子に与えられるとともに、インバータ272で
反転され、ANDゲート274,275の一方端に与え
られる。ANDゲート273,275の各他方入力端子
にはスイッチングモード切換回路26から通電範囲を示
す信号S25が与えられる。ANDゲート274,27
6の他方入力端子には、PWM信号生成回路25からチ
ョッピング信号S14が入力される。ANDゲート27
3,274の各出力信号はORゲート277の2つの入
力端子に与えられ、ORゲート277の出力信号S23
はアッパ信号としてスイッチング素子11のベースに与
えられる。ANDゲート275,276の各出力信号は
ORゲート278の2つの入力端子に与えられ、ORゲ
ート278の出力信号S22はロワ信号としてスイッチ
ング素子12のベースに与えられる。
【0046】図6は図5に示した切換回路27およびス
イッチング回路28の動作を説明するためのタイムチャ
ートである。
【0047】ここで、図6(d)に示す切換信号は、
「L」レベルの期間はアッパ信号が「H」,「L」レベ
ルを繰返し、ロワ信号が「H」レベルを維持することを
表わしている。逆に、切換信号が「H」レベルの期間は
アッパ信号が「H」レベルを維持し、ロワ信号が
「H」,「L」レベルを繰返すことを表わしている。
【0048】また、図6(g)に示すチョッピング信号
S14は、通電範囲信号の「H」レベルへの立上がりに
同期して「H」レベルとなり、スイッチング素子11,
12のうちの一方のスイッチング素子がオンし、そのオ
ン期間内で他方のスイッチング素子がオン,オフしてい
るとき、そのオン期間だけ「H」レベルになるものであ
り、他方のスイッチング素子がオンすることによってコ
イル15に実際の電流が流れる期間を示している。逆に
言えば、チョッピング信号が「L」レベルの期間は、他
方のスイッチング素子がオフし、コイル15に蓄積され
たエネルギによってコイル15に電流が流れる期間を表
わしている。
【0049】図5において、フリップフロップ271
は、そのD入力端子にCPU20からの図6(d)に示
す切換信号S9が与えられており、そのクロック入力端
子CLKにはCPU20から図6(e)に示すチョッピ
ングクロック信号として信号S18が与えられているの
で、切換信号がタイミングt1で「H」レベルに立上が
るとチョッピングクロックの立上がりのタイミングでセ
ットされ、そのQ出力端子の信号S24が「H」レベル
に立上がる。この信号S24はANDゲート273,2
76のそれぞれの一方入力端子に与えられ、ANDゲー
ト273の他方入力端子には図6(f)に示す「H」レ
ベルの通電範囲信号S25が与えられており、ANDゲ
ート276の他方入力端には図6(g)に示すチョッピ
ング信号が与えられている。このため、ANDゲート2
73は図6(b)に示す、「H」レベルに立上がるアッ
パ信号S23をスイッチング素子11のベースに与え
る。
【0050】一方、ANDゲート276は信号S24が
「H」レベルになっているので、図6(g)に示すチョ
ッピング信号をそのまま出力し、ANDゲート276の
出力には、図6(c)に示すロワ信号が出力される。そ
の結果、アッパ信号は切換信号が「H」レベルに立上が
るタイミングではなく、チョッピングクロックに同期し
てチョッピング信号が「H」レベルに立上がるタイミン
グで「H」レベルに立上がる。また、ロワ信号も、コイ
ル15に流れる電流が図6(a)に示す目標電流値に達
した時点で「L」レベルに立下がり、それまで「H」レ
ベルを維持していたものが、チョッピング信号が「H」
レベルになるオン期間のみ「H」レベルとなる。このと
き、ANDゲート274,275は、信号S24がイン
バータ272で反転され、「L」レベルとなっているの
で、それぞれのゲートが閉じられている。
【0051】図6(d)に示す切換信号が図6に示すタ
イミングt3で「L」レベルに切換えられると、フリッ
プフロップ271は切換信号S9が「L」レベルに立下
がった後に、チョッピングクロックが入力されるタイミ
ングt4でそのQ出力の信号S24を「L」レベルにす
る。この「L」レベル信号により、ANDゲート27
3,276が閉じられるとともに、その「L」レベルの
信号S24がインバータ272で反転されるので、AN
Dゲート274はチョッピング信号をアッパ信号S23
として出力し、ANDゲート275は通電範囲信号が
「H」レベルになっているので、「H」レベルのロワ信
号S22を出力する。
【0052】したがって、切換信号が「L」レベルに切
換わっても、アッパ信号S23はチョッピング信号の立
下がりのタイミングで立下がり、ロワ信号S22はチョ
ッピング信号の立上がりのタイミングで立上がる。
【0053】スイッチング回路28では、前述の図10
で説明したように、アッパ信号S23が「H」レベルで
あればスイッチング素子11がオンし、アッパ信号S2
3が「L」レベルであればオフする。同様にして、スイ
ッチング素子12はロワ信号S22が「H」レベルでオ
ンし、ロワ信号S22が「L」レベルであればオフす
る。この結果、コイル15に電流が流れる。
【0054】なお、図6(b),(c)のアッパ信号と
ロワ信号で斜線を示した期間は対応のスイッチング素子
に電流が流れていることを示している。
【0055】上述のごとく、この実施形態によれば、切
換信号S9のレベルが切換わっても、そのタイミングで
はなくアッパ信号とロワ信号をチョッピングクロックに
同期して、一方が「H」レベルになっている期間内で他
方が「H」,「L」レベルを繰返す波形を入れ替えるよ
うにしたので、スイッチング素子11と12のスイッチ
ングする回数を等しくすることができ、発熱のバランス
を保つことができる。
【0056】図7はこの発明の第2の実施形態を示す切
換回路の回路図である。前述の図5に示した実施形態で
は、チョッピングクロック信号に同期してアッパ信号と
ロワ信号の波形を変化させていたのに対して、この図7
に示した実施形態は、チョッピング信号に同期してアッ
パ信号とロワ信号の波形を変化させる。このため、図7
に示した実施形態では、図6に示したDタイプフリップ
フロップ271に代えてJKフリップフロップ279が
用いられる。それ以外のインバータ272,ANDゲー
ト273,274,276,ORゲート277,278
は図5と同様にして構成される。また、図7に示した実
施形態では、通電範囲信号S25とチョッピング信号S
14のみが用いられ、図5に示した切換信号S9とチョ
ッピングクロックS18は用いられない。
【0057】図8は図7に示した切換回路27aの具体
的な動作を説明するためのタイムチャートである。
【0058】フリップフロップ279はそのJ入力とK
入力が電源の高電位ラインに接続され、クロック入力端
子CLKにはチョッピング信号S14が与えられる。し
たがって、フリップフロップ279が図8(c)に示す
チョッピング信号が「L」レベルから「H」レベルにな
るごとにその出力を反転させる。フリップフロップ27
9は最初のチョッピング信号の立上がりでそのQ出力の
信号S26を「H」レベルに立上げる。この信号S26
はANDゲート273と276に与えられており、AN
Dゲート273は図8(d)に示す「H」レベルの信号
を、ORゲート277を介してアッパ信号S23として
出力する。また、ANDゲート276は信号S26が
「H」レベルになっていることにより、ORゲート27
8を介してチョッピング信号をロワ信号S22として出
力する。その結果、アッパ信号S23は図8(f)に示
すように「H」レベルを維持する。一方、ロワ信号S2
2は図8(g)に示すように、アッパ信号S23が
「H」レベルの間に「H」,「L」レベルに変化する。
【0059】次に、フリップフロップ279はチョッピ
ング信号の次の立上がりでそのQ出力の信号S26を
「L」レベルに反転させる。信号S26が「L」レベル
になると、インバータ272で反転され、今度はAND
ゲート274がチョッピング信号をアッパ信号S23と
して出力し、ANDゲート275が通電範囲信号をロワ
信号S22として出力する。その結果、ロワ信号S22
がチョッピング信号の立上がりに同期して「L」レベル
から「H」レベルに立上がり、アッパ信号をチョッピン
グ信号の立下がりに同期して「H」レベルから「L」レ
ベルに立下がる。この一連の動作を繰返すことによっ
て、アッパ信号とロワ信号は、ともに「L」レベルから
「H」レベルに立下がるときには、チョッピング信号の
立上がりに同期して変化し、「H」レベルから「L」レ
ベルに立下がるときには、チョッピング信号の立下がり
に同期して変化させることができ、一定周期ごとにアッ
パ信号とロワ信号の波形を入れ替えることができる。
【0060】しかも、図5に示した実施形態では、切換
信号S9によってフリップフロップ271を切換えてい
たのに対して、図7に示した実施形態は、Dタイプフリ
ップフロップ279を用いることにより、CPU20か
ら指示を受けていた切換信号S9を不要にすることがで
き、チョッピング側の決定が自動的に行なわれ、チョッ
ピングを実行するごとに、チョッピング側切換を実行す
ることができ、効率よく通電することが可能となる。
【0061】なお、図8(f),(g)に示すアッパ信
号とロワ信号において、斜線部分はそれぞれ対応するス
イッチング素子に電流が流れる期間を示している。
【0062】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、第1
および第2のスイッチング素子のいずれか一方が導通し
ている際に、所定のタイミング毎に他方の導通状態と非
導通状態とを切換える第1の通電制御状態と、第1およ
び第2のスイッチング素子のいずれか他方が導通してい
る際に、所定のタイミング毎に一方の導通状態と非導通
状態とを切換える第2の通電制御状態を、所定の周期毎
に所定のタイミングに同期して繰り返すことにより、各
スイッチング素子による電力損失を均等にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態の通電制御装置の全体
の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示した通電制御装置によるスイッチン
グ素子切換処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図3】 図1に示したPWM信号生成回路の具体的な
回路図である。
【図4】 図1に示したスイッチングモード切換回路の
具体的な回路図である。
【図5】 図1に示した切換回路のより具体的な実施形
態を示す回路図である。
【図6】 図5に示した切換回路の動作を説明するため
のタイムチャートである。
【図7】 図1に示した切換回路の他の実施形態を示す
回路図である。
【図8】 図7に示した切換回路の動作を説明するため
のタイムチャートである。
【図9】 この発明が適用されるSRモータの動作原理
を示す図である。
【図10】 SRモータのコイルをスイッチングするス
イッチング回路を示す図である。
【図11】 図10に示したスイッチング回路の動作を
説明するための波形図である。
【符号の説明】
11,12 スイッチング素子、13,14 ダイオー
ド、15 コイル、20 CPU、21 ROM、22
角度センサ、23 電流波形生成回路、24電流比較
回路、25 PWM信号生成回路、26 スイッチング
モード切換回路、27 切換回路、28 スイッチング
回路、231 アドレスデコーダ、232 RAM、2
33 D/Aコンバータ、234 出力バッファ、23
5 通電/非通電判定回路、251 ラッチ、252
比較回路、253,254,271,279 フリップ
フロップ、255,256,261,272 インバー
タ、257,259,264,277,278 ORゲ
ート、258 カウンタ、262,263,273,2
74,275,276 ANDゲート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H550 AA01 AA16 BB08 CC04 DD09 GG01 GG05 HA09 HB16 JJ03 JJ16 JJ17 JJ18 KK06 LL22 LL35 MM06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータのステータに巻回されている複数
    相のコイルと、 前記コイルの一端と電源ラインの一方との間に介挿され
    る第1のスイッチング素子と、 前記コイルの他端と電源ラインの他方との間に介挿され
    る第2のスイッチング素子とを有し、 前記第1および第2のスイッチング素子が同時に導通し
    ている際に前記電源ラインから前記コイルに電流を流す
    通電制御装置であって、 前記第1および第2のスイッチング素子のいずれか一方
    が導通している際に所定のタイミング毎に他方の導通状
    態と非導通状態とを切換える第1の通電制御状態と、前
    記第1および第2のスイッチング素子のいずれか他方が
    導通している際に所定のタイミング毎に一方の導通状態
    と非道通状態とを切換える第2の通電制御状態を、所定
    の周期毎に前記所定のタイミングに同期させて繰り返す
    ことを特徴とする、モータの通電制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2のスイッチング素子
    のいずれか一方または他方の導通から非道通または非導
    通から導通は前記所定のタイミングで切換わり、前記所
    定のタイミングの時間間隔よりも短い所定時間経過後
    に、再び非導通から導通または導通から非導通に切換わ
    ることを特徴とする、請求項1に記載のモータの通電制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の通電制御状態と前記第2の通
    電制御状態を、前記所定の周期が経過した時点以降にお
    ける最初の前記所定のタイミングに同期させて繰り返す
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載のモータの
    通電制御装置。
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