JP2002010032A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2002010032A
JP2002010032A JP2000186350A JP2000186350A JP2002010032A JP 2002010032 A JP2002010032 A JP 2002010032A JP 2000186350 A JP2000186350 A JP 2000186350A JP 2000186350 A JP2000186350 A JP 2000186350A JP 2002010032 A JP2002010032 A JP 2002010032A
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JP2000186350A
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English (en)
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Osamu Oshima
修 大島
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低コストで画歪みを防止することが可能な画像
読取装置を提供すること。 【解決手段】バイト単位で画データをコーデック19に
出力する画像処理部14b及びワード単位で画データを
符号化するコーデック19を用いた場合には、画像処理
部14bからの画データが奇数バイトとなる場合、ワー
ド単位でしか画データを符号化できないコーデック19
は、奇数バイトのままでは画データを正確に符号化でき
ない。そこで、画像処理部14bからの出力バイト数を
予め算出して、その出力バイト数が奇数バイトである場
合には、調整幅を加算し、出力バイト数が偶数バイトと
なったときの読取幅及び所定倍率を設定するようにして
いる。その結果、実際の原稿幅よりも調整幅分だけ広い
範囲である読取幅分の画像が読み取られる。従って、低
コストで画歪みを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に関
し、より詳しくは、例えば、スキャナ装置、コピー機、
又は複写機能付きファクシミリ装置等の画像読取装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機能付きファクシミリ装
置等の読取部は、原稿上の画像を1ライン分ずつ読み取
るCCDと、そのCCDで読み取った画像の画データを
所定倍率に変換する画像処理部とを備えている。画像処
理部は、所定倍率に変換した画データをバイト単位でコ
ーデックに出力する。コーデックは、画像処理部からの
画データをワード単位(16ビット=2バイト)で符号
化する。この画データ、即ち、画像処理部で所定倍率に
変換されて且つコーデックで符号化された画データは、
画像メモリに一時的に記憶される。そして、その画デー
タが画像メモリから読み出されると、原稿上の画像が所
定倍率に変換されて記録紙上に記録される。
【0003】ここで、上記したように、画像処理部は画
データをバイト単位(8ビット)でコーデックに出力す
る一方、コーデックは画データをワード単位(16ビッ
ト)で符号化する。
【0004】ところで、原稿幅及び所定倍率によって
は、画像処理部から出力される所定ラインの画データが
奇数バイトとなる場合がある。このような場合には、ワ
ード単位(16ビット)でしか画データを符号化するこ
とができないコーデックは、奇数バイトのままでは画デ
ータを符号化することができないことから、次のライン
の最初の1バイト分の画データを入力して符号化する。
【0005】ところが、このように、奇数バイトである
ラインの画データと、次のラインの1バイト分の画デー
タとにより偶数バイトとされた画データを、後に画像メ
モリから読み出して記録紙上に記録させると、偶数バイ
トにするための1バイト分の画データがライン毎に順に
ずれていって、画歪みが生じる。
【0006】そこで、その問題を解消するために、読取
部の画像処理部とコーデックとの間には、一般にバッフ
ァが設けられている。即ち、画像処理部からの画データ
が奇数バイトである場合には、そのバッファでダミーバ
イトなる1バイト分の画データを作成して、奇数バイト
の画データとダミーバイトなる1バイト分の画データと
でコーデックで符号化される画データが偶数バイトとな
るようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に、画歪みが生じないようにするために、読取部の画像
処理部とコーデックとの間にバッファを設けた場合に
は、当然のことながらバッファを設けた分だけコストが
かかる問題がある。
【0008】本発明は、このような問題点に着目してな
されたものであって、その目的は、低コストで画歪みを
防止することが可能な画像読取装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、画像を読み取る読取
手段と、読取画像の画データを第1データ長に区分して
順次出力する画像処理手段と、画像処理手段からの画デ
ータを第1データ長よりも長い第2データ長で符号化す
る符号化手段と、画像処理手段からの画データが第2デ
ータ長の整数倍でない場合、その画データが第2データ
長の整数倍となるように読取手段を制御する制御手段と
を備えた。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の画像読取装置において、前記制御手段は、画像処理
手段からの画データが第2データ長の整数倍でない場
合、読取範囲を広げて画像処理手段からの画データが第
2データ長の整数倍となるように読取手段を制御すると
ともに、読取範囲を広げた部分に関する符号化を無効化
する。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の画像読取装置において、前記画像処理
手段は、読取画像の画データを所定倍率に変換するとと
もに、その所定倍率に変換した読取画像の画データを第
1データ長に区分して順次出力する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る画像読取装
置を複写機能付きファクシミリ装置に具体化した一実施
形態を図面を用いて説明する。
【0013】図1に示すように、複写機能付きファクシ
ミリ装置1は、MPU11、ROM12、RAM13、
読取部14、記録部15、操作部16、表示部17、画
像メモリ18、コーデック19、モデム20及びNCU
21から構成され、各部11〜21がバス22を介して
それぞれ接続されている。
【0014】MPU11は、複写機能付きファクシミリ
装置1を構成する各部を制御する。ROM12は、複写
機能付きファクシミリ装置1を制御するためのプログラ
ムを記憶する。RAM13は、複写機能付きファクシミ
リ装置1に関する各種情報を一時的に記憶する。
【0015】読取部14は、CCD14a及び画像処理
部14bを備えている。CCD14aは、原稿上の画像
を1ライン分ずつ読み取って、その読み取った画像の画
データを画像処理部14bに出力する。画像処理部14
bは、CCD14aから入力された画データを、操作部
16の設定キー16dで設定された所定倍率に変換す
る。又、画像処理部14bは、所定倍率に変換した画デ
ータを白黒2値化して、その2値化した1ライン分の画
データを第1データ長としてのバイト単位(8ビット)
に区分してコーデック19に順次出力する。
【0016】記録部15は、電子写真方式のプリンタよ
りなり、FAX動作において受信画データを、コピー動
作において読取部14で読み取った画データを、記録紙
上に記録する。
【0017】操作部16は、テンキー(*,#キーを含
む)16a、短縮キー16b、スタートキー16c、設
定キー16d、FAXキー16e及びコピーキー16f
等の各種操作キーを備えている。
【0018】テンキー16aは、相手先の電話番号や相
手先のFAX番号等を入力するためのものである。短縮
キー16bは、短縮番号の登録又は短縮番号から発信す
るためのものである。スタートキー16cは、原稿の読
み取り動作を開始させるためのものである。設定キー1
6dは、原稿上の画像の画データを所定倍率に変換して
記録紙上に記録させる際の所定倍率を設定するためのも
のである。又、設定キー16dは、原稿上の画像の画デ
ータを所定倍率に変換してFAX送信させる際の所定倍
率を設定する場合にも使用される。FAXキー16e
は、画データのFAX送信を設定するためのものであ
る。コピーキー16fは、画データの記録を設定するた
めのものである。
【0019】LCD等よりなる表示部17は、複写機能
付きファクシミリ装置1の動作状態等の各種情報の表示
を行う。画像メモリ18は、受信画データや読取部14
で読み取られた画像の画データを一時的に記憶する。コ
ーデック19は、読取部14のCCD14aで読み取ら
れた画像の画データを、読取部14の画像処理部14b
から入力して、送信のためにMH,MR,MMR,JB
IG方式等により帯域圧縮して第2データ長としてのワ
ード単位(16ビット)で符号化(エンコード)する。
また、コーデック19は、受信画データを復号(デコー
ド)する。
【0020】モデム20は、ITU−T勧告T.30に
従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.1
7,V.27ter,V.29等に従った送受信データ
の変調及び復調を行う。NCU21は、電話回線Lの閉
結及び開放を行うとともに、相手先のFAX番号に対応
したダイヤル信号の送出及び着信を検出するための機能
を備えている。
【0021】次に、画データをFAX送信又はコピーす
るときの設定について説明する。 [1]FAX送信の設定 FAXキー16eを押下して、相手先のFAX番号をテ
ンキー16aで入力するか或いは短縮番号を短縮キー1
6bで入力すると、MPU11は、ROM12に記憶さ
れた制御プログラムに基づいて、相手先のFAX番号を
RAM13に記憶する。又、原稿上の画像の画データを
所定倍率に変換してFAX送信させる際の所定倍率を設
定キー16dで入力すると、MPU11は、ROM12
に記憶された制御プログラムに基づいて、所定倍率をR
AM13に記憶する。
【0022】[2]コピーの設定 コピーキー16fを押下して、部数等のコピー条件をテ
ンキー16aで入力すると、MPU11は、ROM12
に記憶された制御プログラムに基づいて、コピー条件を
RAM13に記憶する。又、原稿上の画像の画データを
所定倍率に変換して記録紙上に記録させる際の所定倍率
を設定キー16dで入力すると、MPU11は、ROM
12に記憶された制御プログラムに基づいて、所定倍率
をRAM13に記憶する。
【0023】次に、複写機能付きファクシミリ装置1に
おいて、読取部14で原稿上の画像を読み取り、その読
み取りで得た画データを記録紙上に記録(コピー)する
ときの動作について、図2に示すフローチャートを用い
て説明する。尚、この動作は、上記と同様に、ROM1
2に記憶されたプログラムに基づき、MPU11の制御
により実行される(以下、複写機能付きファクシミリ装
置1の動作について同じ)。
【0024】さて、原稿が読取部14の所定位置にセッ
トされるとともに、上記[2]のコピーの設定が行われ
て、スタートキー16cが操作されると、図2に示すス
テップS1では、原稿の主走査方向の所定ラインにおけ
る幅である原稿幅Wを設定する。つまり、図3に示すよ
うに、例えば、A4サイズ(210mm×297mm)
の原稿Gを縦向きにセットした場合には、MPU11
は、図示しない原稿幅検出センサからの原稿幅検出信号
に基づいて、主走査方向の原稿幅Wを210mmに設定
する。
【0025】ステップS2では、原稿の主走査方向の所
定ラインにおける調整幅Nを「0」にリセットする。つ
まり、MPU11は、詳しくは後述する調整幅Nを
「0」にリセットすることで、調整幅Nを全く考慮しな
い実際の原稿幅W分の画像(原稿上の画像)に関する処
理を以下で行う。
【0026】ステップS3では、原稿の主走査方向の所
定ラインにおける読取開始位置を設定する。つまり、図
3に示すように、例えば、原稿Gの主走査方向の所定ラ
インK上の画像を読み取る場合には、MPU11は、所
定ラインKの始点を読取開始位置Pとして設定する。
【0027】ステップS4では、ステップS1で設定し
た原稿幅Wと調整幅Nとに基づいて、原稿の主走査方向
の所定ラインにおける読取幅(W+N)を設定する。つ
まり、先のステップS2で調整幅Nを「0」にリセット
したため、このときのステップS4では、読取幅(W+
N)は原稿幅Wに等しい。
【0028】ステップS5では、上記[2]のコピーの
設定でRAM13に記憶した所定倍率をRAM13から
読み出す。そして、MPU11は、その所定倍率、ステ
ップS3で設定した読取開始位置及びステップS4で設
定した読取幅(W+N)等をパラメータとした所定の演
算式により、画像処理部14bからの出力バイト数を算
出する。
【0029】つまり、1mm当たりの画素数が例えば8
画素のCCD14aを用いて、図3に示す縦向きにセッ
トされたA4サイズの原稿Gを読み取る場合には、21
0mmなる原稿幅W分の画像(原稿G上の画像)が、1
ライン毎に1680ドットなるドット数でCCD14a
で読み取られる。そして、CCD14aで読み取られた
1680ドット分の画データが画像処理部14bに入力
されると、同画像処理部14bは、その1680ドット
分の画データを所定倍率に変換して、白黒2値化し、バ
イト単位(8ビット)でコーデック19に出力する。
【0030】ここで、例えば、CCD14aで読み取っ
た原稿G上の画像を50%の倍率に変換する場合には、
画像処理部14bは、1680ドット分の画データうち
その50%に相当する840ドット分の画データを白黒
2値化して、コーデック19に出力する。即ち、原稿幅
Wに等しい210mmなる読取幅(W+N)分の画像を
読み取る場合には、840ドット分の画データが画像処
理部14bからコーデック19に入力される。
【0031】そして、8ドット分の画データを1バイト
分の画データとしてコーデック19に出力する画像処理
部14bを用いた場合には、前記840ドット分の画デ
ータは、105バイト分の画データとなる。即ち、原稿
G上の画像を50%の倍率に変換した場合には、MPU
11がステップS5で算出する画像処理部14bからの
出力バイト数は105バイト(奇数バイト)となる。
【0032】ステップS6では、ステップS5で算出し
た画像処理部14bからの出力バイト数が偶数バイトで
あるか否かを判断する。画像処理部14bからの出力バ
イト数が偶数バイト(整数ワード)である場合は、ステ
ップS8に移行する。一方、画像処理部14bからの出
力バイト数が奇数バイト(整数ワードではない)である
場合は、ステップS7に移行する。
【0033】ステップS7では、調整幅Nを加算し、次
の制御サイクルのステップS3に移行し、読取開始位置
を設定する。つまり、MPU11がステップS5で算出
した画像処理部14bからの出力バイト数が奇数バイト
の場合には、ワード単位(16ビット)でしか画データ
を符号化することができないコーデック19は、奇数バ
イトのままでは画データを符号化することができない。
そこで、次のラインの最初の1バイト分の画データを入
力して符号化して、その符号化した画データを後に画像
メモリ18から読み出して記録紙上に記録した場合に
は、1バイト分の画データがライン毎に順にずれていっ
て、画歪みが生じる。
【0034】そのため、この画歪みを回避するべくステ
ップS7では、CCD14aで読み取る範囲を8ドット
に相当する1mm分だけ広げている。即ち、ステップS
7では、調整幅Nを「1」だけ加算して、調整幅Nを1
mmに設定する。
【0035】そして、次の制御サイクルのステップS4
では、ステップS7で「1」だけ加算した調整幅Nを含
む新たな読取幅(W+N)を設定する。つまり、前回の
制御サイクルのステップS4では、210mmなる原稿
幅Wに等しい読取幅(W+N)を設定したのに対して、
今回の制御サイクルのステップS4では、ステップS7
で1mmなる調整幅Nを設定した結果、読取幅(W+
N)は211mmとなる。
【0036】その後、前記次の制御サイクルのステップ
S5では、ステップS4で設定した211mmなる読取
幅(W+N)等のパラメータに基づいて、画像処理部1
4bからの出力バイト数を新たに算出する。
【0037】換言すれば、ステップS5で算出する画像
処理部14bからの出力バイト数が偶数バイトになるま
で、ステップS3〜ステップS7の処理を繰り返す。即
ち、ステップS5で算出する画像処理部14bからの出
力バイト数が奇数バイトである場合には、画像処理部1
4bからの出力バイト数が偶数バイトになるまで読取幅
(W+N)を1mmずつ広げる。
【0038】ステップS8では、ステップS5で算出し
た画像処理部14bからの出力バイト数が偶数バイトと
なったときの読取幅(W+N)及び所定倍率を設定す
る。つまり、A4サイズの原稿G上の画像を50%の倍
率に変換する場合には、MPU11は、前記ステップS
3〜ステップS7の処理を2回繰り返し、ステップS4
で212mmなる読取幅(W+N)を設定する。この場
合、MPU11がステップS5で算出する画像処理部1
4bからの出力バイト数は、212〔mm〕×8〔ドッ
ト/mm〕×50〔%〕/8〔ドット/バイト〕という
演算式を代用すると、106バイト(偶数バイト)とな
る。尚、ステップS5で用いられる演算式は、実際には
読取開始位置P等のパラメータを含んだものであるが、
ここでは説明の便宜上省略する。
【0039】即ち、A4サイズの原稿G上の画像を50
%の倍率に変換する場合には、MPU11がステップS
8で設定する読取幅(W+N)は212mmであり、所
定倍率は50%である。画像処理部14bは、MPU1
1がステップS8で算出した読取幅(W+N)及び所定
倍率に関するデータを同MPU11から入力する。
【0040】ステップS9では、ステップS8で設定し
た読取幅(W+N)分のドット数に所定倍率を乗じたも
のである符号化入力ドット数及びステップS1で設定し
た原稿幅W分のドット数に所定倍率を乗じたものである
符号化出力ドット数を設定する。
【0041】つまり、A4サイズの原稿G上の画像を5
0%の倍率に変換する場合のように、MPU11がステ
ップS5で算出した画像処理部14bからの出力バイト
数が奇数バイトの場合には、ワード単位(16ビット)
でしか画データを符号化することができないコーデック
19は、奇数バイトのままでは画データを符号化するこ
とができない。そのため、MPU11は、調整幅Nを加
算して読取幅(W+N)を原稿幅Wよりも調整幅N分だ
け広げることにより、画像処理部14bからの出力バイ
ト数を偶数バイトにする。
【0042】即ち、A4サイズの原稿G上の画像を50
%の倍率に変換する場合には、MPU11がステップS
9で設定する符号化入力ドット数は、212〔mm〕×
8〔ドット/mm〕×50〔%〕の演算式により848
ドットとなる。コーデック19は、MPU11がステッ
プS9で設定した符号化入力ドット数に関するデータを
同MPU11から入力する。
【0043】一方、A4サイズの原稿G上の画像を50
%の倍率に変換する場合には、MPU11は、上記のよ
うに、読取幅(W+N)を原稿幅Wよりも調整幅N分だ
け広げることにより、画像処理部14bからの出力バイ
ト数を偶数バイトにする。しかし、このような場合にお
いても、後にコーデック19で符号化した画データを画
像メモリ18から読み出して記録紙上に記録する必要が
ある画像の範囲は実際の原稿幅W分のみである。換言す
れば、読取幅(W+N)のうち調整幅Nの部分は、実際
には原稿とは関係のない部分であり、画像メモリ18に
記憶させる必要がない。
【0044】即ち、A4サイズの原稿G上の画像を50
%の倍率に変換する場合には、MPU11がステップS
9で設定する符号化出力ドット数は、210〔mm〕×
8〔ドット/mm〕×50〔%〕の演算式により、前記
848ドットなる符号化入力ドット数よりも小さな84
0ドットとなる。このようにMPU11は、読取範囲を
広げた調整幅Nの部分に関する符号化を無効化する。コ
ーデック19は、MPU11がステップS9で設定した
符号化出力ドット数に関するデータを同MPU11から
入力する。
【0045】ステップS10では、画像の読み取り処理
及び読み取った画像の画データを画像メモリ18に記憶
させる処理を行う。つまり、原稿幅Wよりも広い範囲で
ある読取幅(W+N)分の画像が1ライン分ずつ読取部
14のCCD14aで読み取られて、その読み取られた
画像の画データがCCD14aから画像処理部14bに
入力される。
【0046】すると、画像処理部14bは、そのCCD
14aから入力した読取幅(W+N)分の画データを、
ステップS8でMPU11から入力した読取幅(W+
N)及び所定倍率に関するデータに基づいて、所定倍率
に変換し、さらに白黒2値化する。そして、画像処理部
14bは、その2値化した1ライン分の画データをバイ
ト単位(8ビット)に区分してコーデック19に順次出
力する。
【0047】コーデック19は、その画像処理部14b
から入力した画データを、ステップS9でMPU11か
ら入力した符号化入力ドット数に関するデータに基づい
て、ワード単位(16バイト)で符号化する。そして、
コーデック19は、その符号化した読取幅(W+N)分
の画データのうち調整幅Nが除かれた原稿幅W分の画デ
ータを、ステップS9でMPU11から入力した符号化
出力ドット数に関するデータに基づいて、画像メモリ1
8に出力する。
【0048】画像メモリ18は、そのコーデック19か
ら入力した画データを記憶する。ステップS11では、
画像処理部14bで所定倍率に変換されて且つコーデッ
ク19で符号化された読取幅(W+N)分の画データの
うち、調整幅Nが除かれた原稿幅W分の画データを画像
メモリ18から読み出す。又、上記[2]のコピーの設
定でRAM13に記憶した部数等のコピー条件をRAM
13から読み出す。そして、画像メモリ18から読み出
した画データを、RAM13から読み出したコピー条件
で記録部15で記録紙上に記録し、この処理を終了す
る。つまり、A4サイズの原稿G上の画像を50%の倍
率に変換する場合には、原稿G上の画像が50%の倍率
に変換されて、画歪みを起こすことなく記録紙上に記録
される。
【0049】次に、複写機能付きファクシミリ装置1に
おいて、読取部14で原稿上の画像を読み取り、その読
み取りで得た画データをFAX送信するときの動作につ
いて説明する。尚、このFAX送信するときの動作は、
前記コピーするときの動作と同様であるため、異なると
ころのみの説明とする。
【0050】さて、原稿が読取部14の所定位置にセッ
トされるとともに、上記[1]のFAX送信の設定が行
われて、スタートキー16cが操作されると、MPU1
1は、図2に示すステップS1〜ステップS10と同様
の処理を行う。
【0051】ステップS11では、画像処理部14bで
所定倍率に変換されて且つコーデック19で符号化され
た読取幅(W+N)分の画データのうち、調整幅Nが除
かれた原稿幅W分の画データを画像メモリ18から読み
出す。又、上記[1]のFAX送信の設定でRAM13
に記憶した相手先のFAX番号をRAM13から読み出
す。そして、NCU21から発呼を行い、画像メモリ1
8から読み出した画データをFAX送信し、この処理を
終了する。
【0052】以上、詳述したように本実施形態によれ
ば、次のような作用、効果を得ることができる。 (1)原稿上の画像を読み取って、その読取画像の画デ
ータを画像処理部14bで所定倍率に変換し、その所定
倍率に変換した画データをコーデック19で符号化する
場合において、バイト単位(8ビット)で画データをコ
ーデック19に出力する画像処理部14b及びワード単
位(16ビット)で画データを符号化するコーデック1
9を用いている。
【0053】ここで、画像処理部14bから出力される
1ライン分の画データが奇数バイトとなる場合、ワード
単位でしか画データを符号化することができないコーデ
ック19は、奇数バイトのままでは1ライン分の画デー
タを正確に符号化することはできない。
【0054】そこで、画像処理部14bから出力される
1ライン分の画データの出力バイト数を予め算出して
(ステップS5)、その出力バイト数が奇数バイトであ
る場合(ステップS6で「NO」)には、調整幅Nを加
算している(ステップS7)。そして、調整幅Nを加算
した後に、画像処理部14bから出力される1ライン分
の画データの出力バイト数を再び算出し、その結果、そ
の出力バイト数が偶数バイトとなったときの読取幅(W
+N)及び所定倍率を設定するようにしている(ステッ
プS8)。
【0055】その結果、ステップS8の設定により、実
際の原稿幅Wよりも調整幅N分だけ広い範囲である読取
幅(W+N)分の画像が読み取られて、その読取画像の
画データが画像処理部14bで所定倍率に変換され、そ
の所定倍率に変換された画データがコーデック19で符
号化される。さらに、その符号化された画データが画像
メモリ18に記憶される(ステップS10)。
【0056】そして、画像処理部14bで所定倍率に変
換されて且つコーデック19で符号化された読取幅(W
+N)分の画データのうち、調整幅Nが除かれた原稿幅
W分の画データが画像メモリ18から読み出されて、そ
の画データが画歪みを起こすことなく記録紙上に記録さ
れる(ステップS11)。従って、従来とは異なり、バ
ッファを必要としないため、低コストで画歪みを防止す
ることができる。
【0057】(2)加えて、ステップS9では、ステッ
プS1で設定した原稿幅W分のドット数に所定倍率を乗
じたものである符号化出力ドット数を設定するようにし
ている。換言すれば、ワード単位でしか画データを符号
化することができないコーデック19のために、奇数バ
イトの画データを偶数バイトの画データとするべく調整
幅Nに関する余分な画データまでは、画像メモリ18に
は記憶させないようにしている。従って、余分な画デー
タまでも画像メモリ18に記憶させる場合に比較して、
画像メモリ18の記憶にかかる負荷を軽減することがで
きる。
【0058】なお、前記実施形態は、次のように変更し
て具体化することも可能である。 ・前記実施形態では、所定倍率、読取開始位置及び読取
幅(W+N)等をパラメータとして、画像処理部14b
からの出力バイト数を算出して(ステップS5)、ステ
ップS8で読取幅(W+N)及び所定倍率を設定する構
成であったが、「所定倍率」、「読取開始位置」、「読
取幅」及び「画像処理部14bからの出力バイト数」か
ら構成されるテーブルを、原稿サイズ毎(例えば、B5
サイズ〜A3サイズ)にROM12に記憶させた構成と
してもよい。この場合、「読取幅」は、「画像処理部1
4bからの出力バイト数」が偶数バイトとなるような値
に設定されているものとする。
【0059】このように構成すれば、MPU11がテー
ブルを参照して読取幅及び所定倍率を設定するため、前
記実施形態のステップS5のように、MPU11が画像
処理部14bからの出力バイト数を算出する必要がな
い。従って、読取幅及び所定倍率の設定に要する時間を
短縮することができるとともに、MPU11の負荷を軽
減することができる。
【0060】・前記実施形態では、画像読取装置を複写
機能付きファクシミリ装置1に具体化したが、FAX機
能を持たないコピー機やスキャナ装置に具体化してもよ
い。 ・前記実施形態では、画像処理部14bからの画データ
を、ワード単位として16ビットで符号化するコーデッ
ク19を用いた構成としたが、画像処理部14bからの
画データを、ワード単位として、例えば、32ビットや
64ビットで符号化するコーデック19等の符号化LS
I(符号化手段)を用いた構成としてもよい。この場
合、画データをバイト単位(8ビット)で出力する前記
実施形態と同様の画像処理部14bを用いた場合には、
画像処理部14bから出力される画データの出力バイト
数が32ビットや64ビットとなる読取幅(W+N)分
の画像を読み取るように構成するものとする。又、前記
32ビット及び64ビットは、いずれも第2データ長に
相当する。
【0061】・前記実施形態では、バイト単位(8ビッ
ト)で画データをコーデック19に出力する画像処理部
14bを用いた構成としたが、第1データ長としてのド
ット単位(例えば、8ドットが1バイトに相当)で画デ
ータをコーデック19等の符号化LSI(符号化手段)
に出力する画像処理部14b等の画像処理LSI(画像
処理手段)を用いた構成としてもよい。この場合、画像
処理部14b等の画像処理LSI(画像処理手段)から
出力される画データの出力ドット数が、コーデック19
等の符号化LSI(符号化手段)が符号化可能な第2デ
ータ長としての符号化ドット数(ただし、符号化ドット
数>前記出力ドット数)となる読取幅(W+N)分の画
像を読み取るように構成するものとする。
【0062】さらに、前記実施形態等より把握される請
求項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と
共に記載する。 〔1〕請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像
読取装置において、前記画像処理手段は、読取画像の1
ライン分の画データを第1データ長に区分して順次出力
する画像読取装置。このように構成すれば、低コストで
画歪みを防止することができる。
【0063】〔2〕画像を読み取る読取手段と、読取画
像の画データを第1ビット長に区分して順次出力する画
像処理手段と、画像処理手段からの画データを第1ビッ
ト長よりも長い第2ビット長で符号化する符号化手段
と、画像処理手段からの画データが第2ビット長の整数
倍でない場合、その画データが第2ビット長の整数倍と
なるように読取手段を制御する制御手段とを備えた画像
読取装置。このように構成すれば、低コストで画歪みを
防止することができる。
【0064】〔3〕画像を読み取る読取手段と、読取画
像の画データを第1ドット数に区分して順次出力する画
像処理手段と、画像処理手段からの画データを第1ドッ
ト数よりも長い第2ドット数で符号化する符号化手段
と、画像処理手段からの画データが第2ドット数の整数
倍でない場合、その画データが第2ドット数の整数倍と
なるように読取手段を制御する制御手段とを備えた画像
読取装置。このように構成すれば、低コストで画歪みを
防止することができる。
【0065】〔4〕画像を読み取る読取手段と、読取画
像の画データをバイト単位に区分して順次出力する画像
処理手段と、画像処理手段からの画データをワード単位
で符号化する符号化手段と、画像処理手段からの画デー
タが奇数バイトの場合、その画データが偶数バイトとな
るように読取手段を制御する制御手段とを備えた画像読
取装置。このように構成すれば、低コストで画歪みを防
止することができる。
【0066】
【発明の効果】請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
載の発明によれば、低コストで画歪みを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機能付きファクシミリ装置の構成を示すブ
ロック図。
【図2】原稿上の画像を読み取り、その読み取りで得た
画データをコピーするときの動作を示すフローチャー
ト。
【図3】A4サイズの原稿を縦向きにセットした場合の
説明図。
【符号の説明】
1…画像読取装置としての複写機能付きファクシミリ装
置、11…制御手段を構成するMPU、12…制御手段
を構成するROM、13…制御手段を構成するRAM、
14a…読取手段としてのCCD、14b…画像処理手
段としての画像処理部、19…符号化手段としてのコー
デック。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を読み取る読取手段と、読取画像の
    画データを第1データ長に区分して順次出力する画像処
    理手段と、画像処理手段からの画データを第1データ長
    よりも長い第2データ長で符号化する符号化手段と、画
    像処理手段からの画データが第2データ長の整数倍でな
    い場合、その画データが第2データ長の整数倍となるよ
    うに読取手段を制御する制御手段とを備えた画像読取装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像読取装置におい
    て、前記制御手段は、画像処理手段からの画データが第
    2データ長の整数倍でない場合、読取範囲を広げて画像
    処理手段からの画データが第2データ長の整数倍となる
    ように読取手段を制御するとともに、読取範囲を広げた
    部分に関する符号化を無効化する画像読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の画像読取
    装置において、前記画像処理手段は、読取画像の画デー
    タを所定倍率に変換するとともに、その所定倍率に変換
    した読取画像の画データを第1データ長に区分して順次
    出力する画像読取装置。
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