JP2002009995A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2002009995A
JP2002009995A JP2000185852A JP2000185852A JP2002009995A JP 2002009995 A JP2002009995 A JP 2002009995A JP 2000185852 A JP2000185852 A JP 2000185852A JP 2000185852 A JP2000185852 A JP 2000185852A JP 2002009995 A JP2002009995 A JP 2002009995A
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Seiji Tanaka
誠治 田中
Yasushi Kida
靖志 木田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入手したいデータを通信回線を介してメモリ
ーカードに格納でき、画像等を良好な画質で送信でき、
著作権保護も図れるファクシミリ装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 本発明のファクシミリ装置は、通信回線
から受信したデータを記憶するデータ記憶部と、データ
記憶部にデータが記憶されるとデータ受信情報を表示す
る表示手段と、メモリーカードを装着することができ、
該メモリーカードへのデータ書き込みと該メモリーカー
ドからのデータの読み取りを行うことができるメモリー
カード入出力部と、データ記憶部にいったん記憶したデ
ータからメモリーカードに格納するデータを選択してメ
モリーカードに転送するための選択入力部とを備えたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データや音声
データ等の入手したいデータを受信して、これをメモリ
ーカードに格納できるファクシミリ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に用いられているファクシミリ装置
は、送信したい画像をスキャナにて操作し、イメージ情
報を取り込んで、その画像を送信したり、あるいは、そ
のようにして送られてきた画像を受信するだけのもので
あった。
【0003】ところで、近年パーソナルコンピュータへ
の画像入力機としてデジタルスチルカメラが登場し、そ
の静止画像の保存手段として各種のメモリーカードが利
用されている。そして、この静止画像が記録されたメモ
リーカードをメモリーカード入出力部に挿入し、読取処
理を行うことで、パーソナルコンピュータに画像データ
を取り込むことが広く行われるようになってきている。
【0004】しかし、せっかくメモリーカードを用いて
パーソナルコンピュータで画像処理できるようになって
も、処理された画像を遠隔地に送信する場合にはまず画
像をプリントアウトし、これをファクシミリ装置で送信
することが一般的に行われている。これは、電子データ
で保存されているものをペーパー上の可視情報とし、さ
らに再び電子データに戻していることであり、記憶媒体
を有効利用したことにはならない。
【0005】そこで、本出願人らはファクシミリ装置に
メモリーカード入出力部を設け、これにメモリーカード
を装着し、格納されているデータをカードから直接送信
することに思い至った。このファクシミリ装置はファク
シミリ装置の機能を飛躍的に向上させるものであり、フ
ァクシミリ装置の可能性を拡大するものである。
【0006】ところで、最近インターネット経由で画像
データや音声データを配信し、決済なども電子的に行う
というサービスが、世界中で急速に進展しつつある。こ
のような画像データや音声データを入手するのは普通パ
ーソナルコンピュータや携帯電話等の端末で行われる
が、これらは例えば高齢者などにとってはまだなじみが
薄く、せっかくのサービスも縁遠くなっている。現在、
もっともポピュラーなデータ通信手段はファクシミリ装
置であるが、今のところファクシミリ装置がこうした配
信データを受信する端末として考えられたことはない。
【0007】また、配信されるデータが不法にコピーさ
れたりすることもあり、これらの配信データの著作権保
護をどのようにすれば図れることができるのか検討され
ている。そして、もしファクシミリ装置で配信データを
入手するようになった場合、著作権保護が図れるかどう
か未解決である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のファクシミリ装置は、画像が記載された原稿をスキャ
ナを介して読み取り、送信するだけのものであり、上述
したデジタルスチルカメラで撮影した画像等を送信する
ことはできないものであった。さらに、インターネット
経由で配信される画像データや音声データを入手するフ
ァクシミリ装置はもとより存在しないし、入手したデー
タの著作権保護機能を果せるファクシミリ装置は存在し
ていない。ファクシミリ装置がもっともポピュラーなデ
ータ通信手段であることを考慮すると、ファクシミリ装
置の活用はもっと図られてよい。
【0009】そこで、本発明は、画像データや音声デー
タ等の入手したいデータを通信回線を介してメモリーカ
ードに確実に格納することができ、あわせてデジタルス
チルカメラ等で撮影した画像等を良好な画質で容易に送
信することが可能であり、必要に応じて著作権保護も図
れるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のファクシミリ装置は、通信回線から受信したデ
ータを記憶するデータ記憶部と、データ記憶部にデータ
が記憶されるとデータ受信情報を表示する表示手段と、
メモリーカードを装着することができ、該メモリーカー
ドへのデータ書き込みと該メモリーカードからのデータ
の読み取りを行うことができるメモリーカード入出力部
と、データ記憶部にいったん記憶したデータからメモリ
ーカードに格納するデータを選択してメモリーカードに
転送するための選択入力部とを備えたことを特徴とす
る。
【0011】これにより、画像データや音声データ等の
入手したいデータを通信回線を介してメモリーカードに
確実に格納することができ、あわせてデジタルスチルカ
メラ等で撮影した画像を良好な画質で容易に送信するこ
とが可能であり、必要に応じて著作権保護も図ることが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、通信回線を介して送受信したデータを変調及び復調
するモデムと、通信回線から受信したデータを記憶する
データ記憶部と、データ記憶部にデータが記憶されると
データ受信情報を表示する表示手段と、メモリーカード
を装着することができ、該メモリーカードへのデータ書
き込みと該メモリーカードからのデータの読み取りを行
うことができるメモリーカード入出力部と、データ記憶
部にいったん記憶したデータからメモリーカードに格納
するデータを選択してメモリーカードに転送するための
選択入力部と、を備えたことを特徴とするファクシミリ
装置であるから、通信回線を介して受信したすべてのデ
ータがデータ記憶部に記憶され、このデータ受信情報を
表示手段で確認してから、操作者がメモリーカードに格
納するデータを選択するため、確実にメモリーカードに
データを格納できる。
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は、メモリ
ーカードが前記メモリーカード入出力部に装着されてい
ないときには、制御手段がこれを認識して表示手段に非
装着の表示を行うことを特徴とする請求項1記載のファ
クシミリ装置であるから、操作者がメモリーカードを非
装着のまま、選択入力手段を操作して転送指示をするこ
とがない。
【0014】本発明の請求項3に記載の発明は、選択入
力部からデータを転送する入力がなされたが、メモリー
カードがメモリーカード入出力部に装着されていないと
きには、その後メモリーカードが装着されこれを制御手
段が認識したとき、データをメモリーカードに転送する
ことを特徴とする請求項1または2記載のファクシミリ装
置であるから、メモリーカードが装着されていないのに
もかかわらず、うっかり格納するデータを転送するよう
に指示し、そのまま終了したとしても、事後確実に入手
したいデータをメモリーカードに格納することができ
る。
【0015】本発明の請求項4に記載の発明は、受信し
たデータがメモリーカードにデータ入力することが可能
なデータフォーマットと異なっているとき、これを入力
可能なデータフォーマットへ変換するデータフォーマッ
ト変換手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のい
ずれかに記載のファクシミリ装置であるから、受信した
データのデータフォーマットがメモリーカードのフォー
マットと異なっていてもデータフォーマット変換手段で
変換後格納でき、データフォーマット変換をわざわざ別
途用意したパーソナルコンピュータなどによって行う必
要がなく、使用勝手に優れたファクシミリ装置が提供で
きる。
【0016】本発明の請求項5に記載の発明は、メモリ
ーカードのフォーマットがTIFFのJFIFフォーマ
ットであることを特徴とする請求項4記載のファクシミ
リ装置であるから、デジタルスチルカメラで撮影した画
像データを格納することができるし、パーソナルコンピ
ュータやその他の画像処理装置で処理をすることができ
る。
【0017】本発明の請求項6に記載の発明は、メモリ
ーカードがSD(Secure Digital)メモリーカードであ
ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のフ
ァクシミリ装置であるから、SDメモリーカードはセキ
ュリティの面で優れており、著作権問題に対して十分に
配慮されたファクシミリ装置を実現することができる。
【0018】本発明の請求項7に記載の発明は、メモリ
ーカードに格納されたデータをデータフォーマット変換
手段でファクシミリ送信可能なデータフォーマットに変
換して、通信回線から送信することを特徴とする請求項
4〜6のいずれかに記載のファクシミリ装置であるか
ら、デジタルスチルカメラで撮影して格納した画像情報
を、ファクシミリ送信が可能なITU−T T.81規
格に準拠したフォーマット等に変換して送信できる。
【0019】(実施の形態)以下、本発明の実施例を図
面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に
おけるファクシミリ装置の斜視図、図2は同実施の形態
におけるファクシミリ装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0020】図1において、1はファクシミリ装置本
体、2は発呼のためのダイヤル等を行う操作部、3は、
後述するデータ受信情報等の各種表示を行ったり、当方
よりファクシミリ送信する画像情報を、送信に先立って
確認したり、受信した画像情報を印刷するに際して、そ
の前にその画像のチェックをするための液晶ディスプレ
ー、4は通話を行うためのハンドセット、5はSD(Se
cure Digital)メモリーカード6を挿入可能で、このS
Dメモリーカード6との間で画像情報のやり取りを行う
SDカードリーダ・ライター28(本発明におけるメモ
リーカード入出力部で、後述する)のカード挿入スロッ
トである。このSDメモリーカード6は、世界の主要な
ソフト・コンテンツ会社から強く求められている著作権
保護機能に対応した次世代のメモリーカードである。な
お、メモリーカードとしてSDメモリーカードのほかパ
ーソナルコンピュータカード規格に準拠したメモリーカ
ードでもよく、コンパクトフラッシュ(登録商標)カー
ド、スマートメディア等が好ましいが、著作権保護が可
能になるSDメモリーカード6がもっとも望ましい。
【0021】図2において、20は中央制御部(本発明
における制御手段)であり、この中央制御部20はファ
クシミリ装置全体の動作プログラムを格納したROMに
基づく各種演算処理を行うCPU、並びにこのCPUと
の間でデータの送受を行うRAMを備えており、ファク
シミリ装置各部の動作を制御するものである。21は通
信回線を介して受信した受信データをいったん記憶する
フラッシュメモリー等のデータ記憶部、22は通信イン
ターフェースであり、図示していない電話回線と本ファ
クシミリ装置との間の接続や各種プロトコールデータの
やりとりおよびデータの送信と受信を行う。23は相手
ファクシミリ装置との間でのデータのやり取りに際し、
変調/復調を行うモデム、24は各種操作部であり、後
述する選択入力部31と一緒に図1における操作部2と
して示されている。25はスキャナであり、原稿画像を
読み取るものであり、本実施の形態においてはカラーイ
メージセンサを用いている。26はデータフォーマット
変換部であり、例えばカラーファクシミリ装置にて使用
するITU−T T.81規格に準拠したフォーマット
の画像データを、SDメモリーカード6の圧縮フォーマ
ットであるTIFFのJFIFフォーマット又はDCF
のJPEG形式のデータに変換するものである。その逆
も実行される。このほかモノクロファクシミリ装置の場
合はMH符号化データを同様に変換する。音声データの
配信を受ける場合には、MP3(MPEG Audio
Layer3)フォーマットかAAC(Advanc
edAudio Coding)フォーマットの音声圧
縮形式データをSDメモリーカード6用のデータフォー
マットへ変換する。このように変換すれば、SDメモリ
ーカード6に格納されたデータをパーソナルコンピュー
タや再生装置で直ちに再生することができる。
【0022】27はプリント部であり、受信したファク
シミリ画像データをカラー印刷やモノクロ印刷する。2
8はSDメモリーカード6との間でデータのやり取りを
行うSDカードリーダ・ライターである。29は音声出
力部であり、送られてくる音声データをD/A変換し増
幅して出力するものであり、図1におけるハンドセット
4もこれに含まれる。30は液晶ディスプレー3にデー
タ受信情報等多くの表示を行う表示手段であり、31は
液晶ディスプレー3上に表示されたデータ受信情報を確
認して、これがSDメモリーカード6に格納したい画像
データや音声データなどの場合に、格納すべきデータを
選択しSDメモリーカード6への転送指示を出す選択入
力部である。図1に示す操作部2はこの選択入力部31
と各種操作部24で構成される。
【0023】以上のように構成された、ファクシミリ装
置の動作について、図3の動作フローチャートを参照し
て説明する。図3は本発明の実施の形態におけるファク
シミリ装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【0024】まず、本ファクシミリ装置にてデータを受
信する際の動作について説明する。
【0025】データを受信する場合は、STEP1より
STEP2へ移行し、受信したデータをフラッシュメモ
リーからなるデータ記憶部21に記憶するとともに、デ
ータ受信情報であるこのデータのタイトル(ファイル
名)、またはデータが画像データの場合はサムネイル画
像を液晶ディスプレー3に表示する。受信したデータに
著作権保護機能をもたせる「再コピー禁止」等のフラグ
がたっているときには、あわせてこの情報もデータ受信
情報として表示する。
【0026】その後、STEP3にて、操作者はデータ
の受信情報をみてどのデータをSDメモリーカードに転
送するか選択して、選択入力部31から転送命令を入力
する。この入力があると、中央制御部20はSDメモリ
ーカード6がSDカードリーダ・ライター28に装着さ
れているか否かを認識にいき、SDメモリーカード6が
装着されていないときには、警告のため「SDメモリー
カードが非装着です」などの表示を液晶ディスプレー3
に行う。SDメモリーカード6が装着されている場合に
は、中央制御部20は入力に従ってデータ記憶部21の
所定のデータをSDメモリーカード6に転送する。も
し、操作者がうっかりSDメモリーカード非装着のまま
選択入力部31を操作し、さらにデータがSDメモリー
カード6に蓄積されないまま終了したときには、中央制
御部20はSDメモリーカード6が装着されるまで待機
して、装着された時点に自動でデータの転送を行う。な
お、この際、受信したデータがメモリーカードにデータ
入力することが可能なデータフォーマットと異なってい
るとき、中央制御部20はデータフォーマット変換手段
にこれを入力可能なデータフォーマットへ変換するよう
命じて変換後のデータを格納する。
【0027】STEP3でSDメモリーカード6に転送
指示がされなかったときは、操作者が再び選択入力部3
1と各種操作部24を操作することで、その液晶ディス
プレー3に表示されている画像をさらにプリントアウト
するか否かを指示することができる(STEP7)。
【0028】プリントアウトする場合は、STEP8へ
移行し、その印刷すべき画像がモノクロ画像かカラー画
像かが判断され、カラー画像の場合はSTEP9にてプ
リント部27によりカラー印刷が行われ、一方、モノク
ロ画像の場合は、STEP10にてプリント部27によ
りモノクロ印刷が行われ、その後STEP22へ移行し
てEND処理される。なお、STEP7にて、プリント
アウトしないが選択された場合は、STEP22へ移行
してEND処理される。
【0029】次に、送信処理について説明する。
【0030】送信の場合は、STEP1よりSTEP1
1へ移行し、送信がSDメモリーカード6に記憶されて
いるデジタルカメラにて撮影した画像を送信するのか、
あるいは、一般のファクシミリ装置のように原稿を送信
するのかを、使用者が各種操作部24を操作することで
設定する。
【0031】SDメモリーカード6からの送信ではない
場合、STEP12へ移行し、ファクシミリ装置本体1
に原稿がセットされているか否かが判断される。
【0032】原稿がセットされていない場合は、STE
P14へ移行し、「原稿がセットされていません」など
のメッセージを液晶ディスプレー3に表示するなどのエ
ラー処理が行われる。一方、原稿がセットされている場
合は、STEP13へ移行し、送信がカラー画像送信で
あるのかモノクロ画像送信であるのかが、使用者により
各種操作部24より入力される。そして、カラー画像送
信の場合は、STEP15へ進む。このSTEP15で
は、スキャナ25にて読み取られた原稿の画像は、デー
タフォーマット変換部26にてカラーファクシミリの標
準規格であるITU−T T.81の規格に準拠したJ
PEGフォーマット形式の画像データに変換され、モデ
ム23及び通信インターフェース22を介して相手側へ
送信される(STEP17)。また、モノクロ画像の場
合は、MH符号等(他にMR、MMR、JBIGがあ
る)のデータに変換(STEP16)されてSTEP1
7にて送信処理がなされる。
【0033】一方、STEP11にてSDメモリーカー
ド6からの送信が設定された場合は、STEP18へ移
行し、中央制御部20はSDカードリーダ・ライター2
8を制御し、SDメモリーカード6に記憶されているデ
ジタルカメラにて撮影された画像の一覧をサムネイル形
式で液晶ディスプレー3へ表示する(なお、本実施の形
態ではサムネイル形式の画像を液晶ディスプレー3へ表
示したが、液晶ディスプレーへの表示でなく、プリント
部27によって一旦プリントアウトしてもよい)。その
後、使用者は、表示されているサムネイルより送信した
い画像を指定するため、サムネイルと関連つけられてい
るサムネイル番号を選択入力部31を操作することで入
力する(STEP19)。すると、指定された番号のサ
ムネイル画像に対する詳細画像が、液晶ディスプレー3
へ表示される(STEP20)。STEP21では操作
者は、この画像を見て、本当にこの画像を送信するか否
かを決定し、送信する場合は、前述したSTEP13へ
移行する。また、送信しない場合は、再度STEP14
へ戻ってサムネイル表示を行う。(なお、図3のフロー
チャートには特別図示はしていないが、どのステップか
らであっても、エスケイプ処理は実行可能であり、この
エスケイプ処理が実行されると、STEP22へ移行す
る。)以上説明したように本実施の形態のファクシミリ
装置は、SDメモリーカードに通信回線から配信された
画像データや音声データを確実に格納し、これを利用し
必要に応じて再生することができるので、ペーパーを用
いることなく、SDメモリーカードから直接良好な画質
で容易に送信することが可能である。また、SDメモリ
ーカードは著作権保護に最も適した記憶手段であるか
ら、通信回線を介して入手されるデータであっても、安
心して回線上を流通させることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明のファクシミ
リ装置は、通信回線を介して送られてきたデータを内蔵
するデータ記憶部にいったん確実に記憶し、この受信さ
れたデータの受信情報を表示手段で表示して操作者が確
認してから必要なデータを選んで転送するため、取扱が
容易で確実にメモリーカードにデータを格納できる。
【0035】本発明のファクシミリ装置は、メモリーカ
ードがメモリーカード入出力部に装着されていないとき
表示手段に「メモリーカードが非装着です」等の表示を
行うため、メモリーカードを非装着のままデータを転送
することがない。
【0036】本発明のファクシミリ装置は、メモリーカ
ードが装着されていない状態でデータを転送しても、再
びSDメモリーカードを装着したときに自動でメモリー
カードに格納することができる。
【0037】本発明のファクシミリ装置は、受信したデ
ータのデータフォーマットがメモリーカードのフォーマ
ットと異なっていても、データフォーマット変換手段で
変換後格納することができ、データフォーマット変換を
わざわざ別途用意したパーソナルコンピュータなどによ
って行う必要がなく、使用勝手に優れたファクシミリ装
置が提供できる。
【0038】本発明のファクシミリ装置は、メモリーカ
ードとしてSDメモリーカードを使用することができ、
セキュリティの面で優れ、また、著作権問題に対しても
十分に配慮されたファクシミリ装置が実現できる。
【0039】本発明のファクシミリ装置は、デジタルス
チルカメラにて撮影された画像をメモリーカードによっ
てファクシミリ装置本体へ取り込んで相手先に送信する
ことができるから、写真をプリントアウトしてその後そ
のプリントアウトされた写真をスキャナで読み取って送
信するより、高画質の映像が相手先に送られることとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置
の外観を示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置
の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置
の処理の流れを示すフローチャート
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置本体 2 操作部 3 液晶ディスプレー 4 ハンドセット 5 SDカード挿入スロット 6 SDメモリーカード 20 中央制御部 21 データ記憶部 22 通信インターフェース 23 モデム 24 各種操作部 25 スキャナ 26 データフォーマット変換部 27 プリント部 28 SDカードリーダ・ライター 29 音声出力部 30 表示手段 31 選択入力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 303 H04N 1/21 H04N 1/21 H04L 13/00 305B Fターム(参考) 5C062 AA02 AB10 AB23 AB38 AB42 AC29 AC43 AC58 BA00 5C073 BD01 CD12 CD22 5K034 AA05 CC02 CC05 HH22 HH42 HH61 5K036 AA15 DD26 DD33 DD48 EE01 5K101 KK01 LL01 NN01 NN18 NN21

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線を介して送受信したデータを変調
    及び復調するモデムと、 通信回線から受信したデータを記憶するデータ記憶部
    と、 前記データ記憶部にデータが記憶されるとデータ受信情
    報を表示する表示手段と、 メモリーカードを装着することができ、該メモリーカー
    ドへのデータ書き込みと該メモリーカードからのデータ
    の読み取りを行うことができるメモリーカード入出力部
    と、 前記データ記憶部にいったん記憶したデータから前記メ
    モリーカードに格納するデータを選択して前記メモリー
    カードに転送するための選択入力部と、を備えたことを
    特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】メモリーカードが前記メモリーカード入出
    力部に装着されていないときには、制御手段がこれを認
    識して前記表示手段に非装着の表示を行うことを特徴と
    する請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】前記選択入力部からデータを転送する入力
    がなされたが、メモリーカードが前記メモリーカード入
    出力部に装着されていないときには、その後メモリーカ
    ードが装着されこれを前記制御手段が認識したとき、前
    記データを前記メモリーカードに転送することを特徴と
    する請求項1または2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】受信したデータが前記メモリーカードにデ
    ータ入力することが可能なデータフォーマットと異なっ
    ているとき、これを入力可能なデータフォーマットへ変
    換するデータフォーマット変換手段を備えたことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載のファクシミリ装
    置。
  5. 【請求項5】前記メモリーカードのフォーマットがTI
    FFのJFIFフォーマットであることを特徴とする請
    求項4記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】前記メモリーカードがSD(Secure Digit
    al)メモリーカードであることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】前記メモリーカードに格納されたデータを
    前記データフォーマット変換手段でファクシミリ送信可
    能なデータフォーマットに変換して、通信回線から送信
    することを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の
    ファクシミリ装置。
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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009290761A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Brother Ind Ltd 多機能周辺装置および多機能周辺装置制御プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009290761A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Brother Ind Ltd 多機能周辺装置および多機能周辺装置制御プログラム

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