JP2002009934A - 通信端末及び記録媒体 - Google Patents
通信端末及び記録媒体Info
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Abstract
やすいダイヤルロック機能を実現する。 【解決手段】アドレス記憶部19に記憶されたアドレス
帳の中でダイヤルロックモードの例外番号を設定してお
く。ダイヤルロックモード時に発呼指示があったとき
に、上記例外番号の入力に対してのみ発呼処理を実行す
る。また、ダイヤルロックモード時に番号表示指示があ
ったときに、アドレス帳の中で上記例外番号のみを対象
として表示部16に表示する。これにより、例えば自宅
の電話番号などユーザが日常的に使う電話番号を上記例
外番号として登録しておくことにより、ダイヤルロック
を解除せずとも電話をかけることができ、また、紛失や
盗難などで他人に渡った場合でも不正使用をかなりの範
囲で防ぐことができる。
Description
の通信端末に係り、特に不正使用を防ぐセキュリティ機
構の1つであるダイヤルロック機能を備えた通信端末に
関する。
れることを防ぐためにダイヤルロック機能を備えている
ものがある。ダイヤルロック機能とは、その機器からの
発呼を禁止する機能であり、通常、ダイヤルロックモー
ドを設定した後、特定の暗証番号(パスワード)にてダ
イヤルロックモードを解除するまでの間、すべての電話
番号の入力に対する発呼処理を禁止することで実現され
ている。
のダイヤルロック機能では、特定の暗証番号でモードを
解除しない限り、その携帯電話から発呼することはでき
ないようになっている。この方法はセキュリティの観点
からは有効であるが、すべての電話番号への発呼を禁止
してしまうため、発呼を行うためには暗証番号によるロ
ック解除操作がその都度必要となり、実用上不便であ
る。
め、設定・解除が面倒なダイヤルロック機能を常用する
ことはあまりない。この場合、常用しやすくするために
ロック解除操作を簡単化してしまうと、セキュリティの
面で無意味となり、紛失、盗難などにより他人に不正使
用される可能性が高くなる。
わなければならないダイヤルロック機能は常用されるこ
とが少なく、紛失・盗難時など、実際にセキュリティが
必要となる場面でダイヤルロックされていないことが多
かった。
で、セキュリティを確保すると共に、日常的に使いやす
いダイヤルロック機能を実現することを目的とする。
イヤルロックモードを設定するモード設定手段と、上記
ダイヤルロックモードの例外番号を記憶する記憶手段
と、上記モード設定手段によって上記ダイヤルロックモ
ードが設定された状態で発呼指示があったときに、上記
記憶手段に記憶された上記例外番号の入力に対してのみ
発呼処理を実行し、上記例外番号以外の電話番号の入力
については発呼処理を禁止する制御手段とを具備して構
成される。
モードを設定しておくことにより、発呼指示があったと
きに、例外番号の入力に対してのみ発呼処理を行うこと
ができ、その他の電話番号の入力については発呼処理を
禁止することができる。したがって、例えば日常的に使
用する自宅の電話番号などを例外番号として登録してお
けば、ダイヤルロックモードを解除することなく発呼す
ることができると共に、その他の電話番号に対する不正
使用を防ぐことができる。
ベル設定手段を設けて、上記セキュリティレベルが所定
値より低い場合に上記例外番号の入力に対してのみ発呼
処理を実行し、上記例外番号以外の電話番号の入力につ
いては発呼処理を禁止し、上記セキュリティレベルが所
定値以上であった場合に上記例外番号を含むすべての電
話番号の入力に対する発呼処理を禁止することで、例外
番号のみ許可することと、すべての電話番号を禁止する
ことをセキュリティレベルの設定値によって切り換える
ことができる。
クモードを設定するモード設定手段と、上記ダイヤルロ
ックモードの例外番号を含む多数の電話番号が登録され
たアドレス帳を記憶した記憶手段と、この記憶手段に記
憶された上記アドレス帳の中で選択された電話番号に従
って発呼処理を行う発呼手段と、上記モード設定手段に
よって上記ダイヤルロックモードが設定された状態で番
号表示指示があったときに、上記アドレス帳の中で上記
例外番号のみを対象として番号表示処理を実行し、上記
例外番号以外の電話番号に対する番号表示処理を禁止す
る制御手段とを具備して構成される。
モードを設定しておくことにより、番号表示指示があっ
たときに、アドレス帳の中で例外番号のみを対象として
表示することができる。したがって、例えば日常的に使
用する自宅の電話番号などを例外番号として登録してお
けば、ダイヤルロックモードを解除することなくアドレ
ス帳から発呼指示を行うことができる。また、他の電話
番号については他人に見られることや、アドレス帳から
の発呼指示を防ぐことができる。
ベル設定手段を設け、上記レベル設定手段によって設定
されたセキュリティレベルが所定値より低い場合に上記
例外番号のみを対象として番号表示処理を実行し、上記
例外番号以外の電話番号に対する番号表示処理を禁止
し、上記セキュリティレベルが所定値以上であった場合
に上記例外番号を含むすべての電話番号に対する番号表
示処理を禁止することで、例外番号のみを対象として表
示を許可することと、すべての電話番号に対する表示を
禁止することをセキュリティレベルの設定値によって切
り換えることができる。
クモードを設定するモード設定手段と、各電話番号毎に
発信可能レベルと参照可能レベルが個別に設定されたア
ドレス帳を記憶した記憶手段と、この記憶手段に記憶さ
れた上記アドレス帳の中で選択された電話番号に従って
発呼処理を行う発呼手段と、セキュリティレベルを設定
するレベル設定手段と、上記モード設定手段によって上
記ダイヤルロックモードが設定された状態で発呼指示が
あったときに、上記レベル設定手段によって設定された
上記セキュリティレベルと上記アドレス帳の中の発呼時
に入力された電話番号に設定された上記発信可能レベル
とを比較し、上記発信可能レベルが上記セキュリティレ
ベル以上の場合に発呼処理を実行し、上記発信可能レベ
ルが上記セキュリティレベルより低い場合に発呼処理を
禁止する第1の制御手段と、上記モード設定手段によっ
て上記ダイヤルロックモードが設定された状態で番号表
示指示があったときに、上記レベル設定手段によって設
定された上記セキュリティレベルと上記アドレス帳の各
電話番号に設定された上記参照可能レベルとを比較し、
上記参照可能レベルが上記セキュリティレベル以上の電
話番号を対象として番号表示処理を実行する第2の制御
手段とを具備して構成される。
発信可能レベルと参照可能レベルを個別に設定しておく
ことで、ダイヤルロックモードが設定された状態で、セ
キュリティレベルに応じて各電話番号毎に発呼と参照を
分けて制御することができる。
実施形態を説明する。
の構成を示すブロック図である。この通信端末は、例え
ば携帯電話または無線通信機能を備えた情報端末装置な
どからなる。
信端末は、音声入出力部11、コーデック部12、無線
部13、アンテナ14からなる通信部分と、操作入力部
15、表示部16、制御部17、メモリ18、アドレス
帳記憶部19からなる操作制御部分とで構成される。
からなり、音声データの入出力を行う。コーデック部1
2は、音声入出力部11と無線部13との間でデータの
符号化・復号化、あるいは無線信号の変復調処理を行
う。無線部13はアンテナ14を介して図示せぬ無線基
地局との間で無線電波による通信処理を行う。
け付ける。この操作入力部15には、電話番号を入力す
るためのダイヤルボタン、発呼指示を行うための発呼ボ
タン、着呼指示を行うための着呼ボタンの他、ダイヤル
ロックの設定/解除、セキュリティレベルの設定、アド
レス帳の参照、ダイヤルロック例外番号の登録などを行
うためのファンクションキーが設けられている。表示部
16は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)から
なり、データの表示を行う。
り、この通信端末全体の制御を行うものであり、プログ
ラムを読み込むことで各種の処理を実行する。ダイヤル
ロック機能に関する処理もここで行なわれる。なお、本
発明を実現するためのプログラムを磁気ディスク等の記
録媒体20に記録して各装置に提供することが可能であ
る。また、プログラムの提供方法は記録媒体20に限ら
ず、ネットワーク等の通信媒体を介することでも良い。
憶しておくためのメモリ18を備えている。図2にメモ
リ18の内容を示す。メモリ18には、現在のモード
(通常/ダイヤルロック)を格納しておくためのモード
領域18a、セキュリティレベル(例えば1〜3)を格
納しておくためのセキュリティレベル領域18b、ダイ
ヤル発信番号を格納しておくための発信番号格納領域1
8c、パスワードを格納しておくためのパスワード領域
18dなどが設けられている。
たアドレス帳を記憶している。図3にアドレス帳の構成
を示す。アドレス帳は、氏名(D1)と電話番号(D
2)、さらにダイヤルロック例外番号の属性(D3)を
有する。ダイヤルロック例外番号とは、ダイヤルロック
モードでも例外的に発呼が可能な電話番号を示すもので
ある。図3の例では、「自宅」の電話番号と、「登録
A」、「登録B」の電話番号がダイヤルロック例外番号
として設定されている。
実施形態における通信端末の処理動作について、(a)
通常モード(ダイヤルロックされていない状態)での処
理と、(b)ダイヤルロックモード(ダイヤルロックさ
れている状態)での処理に分けて説明する。
4に示すメイン処理が実行される。このメイン処理で
は、ダイヤルロックモードの設定/解除指示、セキュリ
ティレベルの変更指示、アドレス帳の参照指示(番号表
示指示)、電話番号入力、発呼指示、例外番号の登録/
解除指示が判断される(ステップS11〜S16)。
ロックモードの設定/解除が指示された場合(ステップ
S11のYes)、図5に示すダイヤルロック状態移行
処理のサブルーチンに移る(ステップS17)。このダ
イヤルロック状態移行処理では、現在のモードが判定さ
れる(ステップA11)。現在のモードは、メモリ18
のモード領域18aに設定されている。現在のモードが
ダイヤルロックモードでない場合、つまり、通常モード
で上記ダイヤルロックモードの設定/解除指示があった
場合には(ステップA11のNo)、現在のモードがダ
イヤルロックモードに変更される(ステップA15)。
ィレベルの変更が指示された場合(ステップS12のY
es)、図6に示すセキュリティ設定処理のサブルーチ
ンに移る(ステップS17)。このセキュリティ設定処
理では、ユーザがパスワードの入力を行い(ステップB
16)、その入力されたパスワードが予め登録されてい
るパスワードと一致するか否かがチェックされる(ステ
ップB17)。パスワードはメモリ18のパスワード領
域18dに設定されている。このパスワード領域18d
に記憶されたパスワードと一致すれば(ステップB17
のYes)、セキュリティレベルを変更することができ
る(ステップB18)。本実施形態では、セキュリティ
レベルを1〜3の範囲で任意に変更可能であり、その変
更操作に伴う現在のセキュリティレベルがメモリ18の
セキュリティレベル領域18bに記憶される。
の参照が指示された場合(ステップS13のYes)、
図7に示すアドレス帳参照処理のサブルーチンに移る
(ステップS19)。このアドレス帳参照処理では、現
在のモードが判定される(ステップC11)。そして、
現在のモードが通常モードの場合には(ステップC11
のNo)、アドレス帳記憶部19に記憶されているアド
レス帳(氏名と電話番号の登録データ)が表示部16に
リスト表示される(ステップC15)。このアドレス帳
のリスト表示により、ユーザはアドレス帳の中から所望
の電話番号を選択することができる(ステップC1
6)。アドレス帳の中から選択された電話番号は、メモ
リ18の発信番号格納領域18cにダイヤル発信番号と
して設定される。
が入力された場合には(ステップS14のYes)は、
その入力番号がダイヤル発信番号として発信番号格納領
域18cに設定される(ステップS20)。
あった場合(ステップS15のYes)、図8に示す発
呼処理のサブルーチンに移る(ステップS21)。この
発呼処理では、まず、上記メモリ18の発信番号格納領
域18cにダイヤル発信番号が設定されているか否かが
チェックされる(ステップD11)。ダイヤル発信番号
が設定されていなければ発信できないので、ここでの処
理をスキップする(ステップD11のNo)。ダイヤル
発信番号が設定されている場合には(ステップD11の
Yes)、現在のモードが判定され、通常モードであれ
ば(ステップD12のNo)、上記ダイヤル発信番号に
従って発呼処理が行なわれる(ステップD15)。
ック例外番号の登録/解除が指示された場合(ステップ
S16のYes)、図9に示す例外番号登録処理のサブ
ルーチンに移る(ステップS22)。この例外番号登録
処理では、まず、メモリ18の発信番号格納領域18c
にダイヤル発信番号が設定されているか否かがチェック
される(ステップE11)。上記発信番号格納領域18
cにダイヤル発信番号が設定されていなければ(ステッ
プE11のNo)、例外番号の登録ができないので、こ
こでの処理をスキップする。
信番号が設定されている場合には(ステップE11のY
es)、そのダイヤル発信番号がアドレス帳記憶部19
のアドレス帳に既に登録されているダイヤルロック例外
番号(D3)と同じ番号か否かがチェックされる(ステ
ップE12)。その結果、上記ダイヤル発信番号がダイ
ヤルロック例外番号(D3)と異なる場合には(ステッ
プE12のNo)、登録処理が行われる。この場合、パ
スワードの入力が必要となる(ステップE13)。パス
ワードが入力されると、その入力されたパスワードが予
め登録されているパスワードと一致するか否かがチェッ
クされる(ステップE14)。登録パスワードはメモリ
18のパスワード領域18dに設定されている。入力さ
れたパスワードがパスワード領域18dに設定された登
録パスワードと一致すれば(ステップE14のYe
s)、上記ダイヤル発信番号がアドレス帳にダイヤルロ
ック例外番号として登録される(ステップE15)。パ
スワードが認められなければ処理はスキップされる。
のが既に登録されていれば(ステップE12のYe
s)、パスワードの入力により(ステップE16)、そ
の入力されたパスワードが予め登録されているパスワー
ドと一致する場合に(ステップE17のYes)、アド
レス帳から上記ダイヤル発信番号に対応したダイヤルロ
ック例外番号が削除される(ステップE18)。パスワ
ードが認められなければ処理はスキップされる。
は、アドレス帳の参照、任意の電話番号へのダイヤル発
信、ダイヤルロックモードへの移行が自由に可能であ
る。また、パスワードを用いることで、セキュリティレ
ベルの変更、ダイヤルロック例外登録番号の設定/解除
が可能である。
る。
部15を操作する度に図4に示すメイン処理が実行され
る。
ードの設定/解除が指示された場合(ステップS11の
Yes)、図5に示すダイヤルロック状態移行処理のサ
ブルーチンに移る(ステップS17)。このダイヤルロ
ック状態移行処理では、現在のモードが判定される(ス
テップA11)。今、ダイヤルロックモードであるので
(ステップA11のYes)、パスワードの入力が必要
となる(ステップA12)。パスワードが一致すれば
(ステップA13のYes)、ダイヤルロックモードを
解除して通常モードに移行するが(ステップA14)、
パスワードが一致しなければダイヤルロックモードのま
まである。
ィレベルの変更が指示された場合(ステップS12のY
es)、図6に示すセキュリティ設定処理のサブルーチ
ンに移る(ステップS17)。このセキュリティ設定処
理では、通常モード時と同じくパスワード入力とその判
定により、セキュリティレベルの変更が行われる。変更
後のセキュリティレベルはメモリ18のセキュリティレ
ベル領域18bに設定される。
の参照が指示された場合(ステップS13のYes)、
図7に示すアドレス帳参照処理のサブルーチンに移る
(ステップS19)。このアドレス帳参照処理では、現
在のモードが判定され、ダイヤルロックモードの場合に
は(ステップC11のYes)、さらに現在のセキュリ
ティレベルが判定される(ステップC12)。現在のセ
キュリティレベルは、メモリ18のセキュリティレベル
領域18bに設定されている。このセキュリティレベル
がレベル2以上であれば、例外番号に関係なく、アドレ
ス帳のすべての電話番号に対するリスト表示が禁止され
る。
であれば、例外番号(ダイヤルロック中でも発信可能な
番号)のみを対象として、アドレス帳がリスト表示され
る(ステップC13)。すなわち、図3の例では、アド
レス帳の中で「自宅」、「登録A」、「登録B」のみが
リスト表示される。このアドレス帳のリスト表示によ
り、ユーザはアドレス帳の中から所望の電話番号を選択
することができる(ステップC14)。アドレス帳の中
から選択された電話番号は、メモリ18の発信番号格納
領域18cにダイヤル発信番号として設定される。
が入力された場合には(ステップS14のYes)は、
その入力番号がダイヤル発信番号として発信番号格納領
域18cに設定される(ステップS20)。
あった場合(ステップS15のYes)、図8に示す発
呼処理のサブルーチンに移る(ステップS21)。この
発呼処理では、まず、上記メモリ18の発信番号格納領
域18cにダイヤル発信番号が設定されているか否かが
チェックされる(ステップD11)。ダイヤル発信番号
が設定されていなければ発信できないので、ここでの処
理をスキップする(ステップD11のNo)。ダイヤル
発信番号が設定されている場合には(ステップD11の
Yes)、現在のモードが判定され、ダイヤルロックモ
ードの場合は(ステップD12のYes)、さらに現在
のセキュリティレベルが判定される(ステップD1
3)。現在のセキュリティレベルは、メモリ18のセキ
ュリティレベル領域18bに設定されている。
ル3以上であれば、例外番号に関係なく、発呼処理が禁
止される。現在のセキュリティレベルがレベル2以下で
あれば、メモリ18の発信番号格納領域18cに設定さ
れているダイヤル発信番号がアドレス帳内でダイヤルロ
ック例外番号として登録されているか否かが判定される
(ステップD14)。上記ダイヤル発信番号がダイヤル
ロック例外番号として登録されていれば(ステップD1
4のYes)、上記ダイヤル発信番号に従って発呼処理
が行なわれる(ステップD15)。一方、上記ダイヤル
発信番号がダイヤルロック例外番号として登録されてい
なければ(ステップD14のNo)、発呼処理を禁止し
て、ここでの処理をスキップする。
きには、図3の例で、「自宅」、「登録A」、「登録
B」に関してのみ、ダイヤル発信(発呼処理)が行われ
ることになり、それ以外の電話番号についてはダイヤル
発信されない。
ック例外番号の登録/解除が指示された場合(ステップ
S16のYes)、図9に示す例外番号登録処理のサブ
ルーチンに移り、通常モードと同じくパスワード入力に
よってダイヤルロック例外番号の登録または解除が行わ
れる。
モード時には、ダイヤルロックモードの解除、ダイヤル
ロック例外番号の登録と解除、セキュリティレベルの変
更にはパスワードの入力が必要である。
3以上に設定されている場合には、すべての電話番号に
対するダイヤル発信が禁止され、通常のダイヤルロック
と同じ状態となる。
2に設定されている場合には、アドレス帳の参照は禁止
されているが、電話番号を直接入力することでダイヤル
ロック例外登録されている相手先にだけは電話をかける
ことが可能である。
ル1の状態では、ダイヤルロック例外番号として登録さ
れている電話番号をアドレス帳から選択して電話をかけ
ることが可能である。しかし、セキュリティレベルがレ
ベル2のときと同様に、予め例外登録されている電話番
号以外には電話をかけることはできない。
ックモードの間のモード遷移図を示す。
ダイヤルロックを指示することでダイヤルロックモード
(M2)に移動することができる。ダイヤルロックモー
ドの解除にはパスワードが必要である。
ド(M2)のどちらからでも、セキュリティレベル変更
(M3)やダイヤルロック例外番号の登録(M4)に移
動できるが、これらを実行する際にはパスワードの入力
が必要であり、ダイヤルロックモード解除と同じだけの
セキュリティが確保されることになる。また、これらを
実行後に元のモードに戻るため、ダイヤルロックモード
(M2)からセキュリティレベル変更(M3)を経由し
て通常モード(M1)になってしまうようなことはな
い。
は、セキュリティレベルの設定に応じて、例外番号のア
ドレス帳参照や、例外番号のダイヤル発信を選択的に許
可できる。
電話番号はダイヤルロック例外番号として登録してお
き、普段はセキュリティレベル1で使用することを考え
る。このとき、自宅と友人への電話はアドレス帳を参
照、選択することで通常モードと同じように電話をかけ
ることができる。しかし、それ以外の電話番号には発信
できないため、紛失あるいは窃盗によって他人に渡った
場合でも、不正使用をかなりの範囲で防ぐことができ
る。
用することを考える。セキュリティレベル2では、アド
レス帳の参照が禁止となり、例外登録された電話番号に
関しても、発信の度にその電話番号を直接入力する必要
がある。しかし、他人は例外番号を含めてアドレス帳の
すべての番号を参照することはできないため、いたずら
電話なども含めてダイヤル発信を防止することができ
る。
外番号に関係なく、すべてにダイヤルロックが有効とな
る。したがって、従来からあるダイヤルロックを好むユ
ーザはセキュリティレベル3を設定しておけば良い。
てアドレス帳の登録番号1つ1つについて、ダイヤル発
信許可とアドレス帳の参照を独立にレベル設定し、ダイ
ヤルロックモード時のセキュリティレベルに応じて対応
することを考える。
1)と電話番号(D2)の他に、ダイヤル発信可能レベ
ル(D4)とアドレス帳参照可能レベル(D5)を属性
として有するアドレス帳を用いる。ここでは説明を簡単
にするため、同じ電話番号での登録が2つ以上は存在し
ないものとする。ダイヤル発信可能レベル(D4)とア
ドレス帳参照可能レベル(D5)としては、セキュリテ
ィレベルと同じ1〜3の他に0を登録可能であるとす
る。なお、このダイヤル発信可能レベル(D4)とアド
レス帳参照可能レベル(D5)の設定は、所定の操作に
より操作入力部15を通じてアドレス帳の発信/参照レ
ベル設定を指示することにより行うものとする。
ドレス帳参照処理のサブルーチンとして、図12に示す
「アドレス帳参照処理2」を用い、図4のステップS2
1における発呼処理のサブルーチンとして、図13に示
す「発呼処理2」を用いるものとする。
常モード時の動作と、ダイヤルロックモード時でも発呼
処理及びアドレス帳参照処理以外の動作については、上
記実施形態で説明した手順と同じであるため、ここでは
省略する。
示された場合(ステップS13のYes)、図12のア
ドレス帳参照処理2のサブルーチンに移る(ステップS
19)。
ロックモードが設定されている場合において(ステップ
F11のYes)、図11に示すアドレス帳の中からア
ドレス帳参照可能レベル(D5)が現在のセキュリティ
レベル以上であるものが抽出され(ステップF12)、
その抽出番号のみが表示部16にリスト表示される(ス
テップF13)。現在のセキュリティレベルはメモリ1
8のセキュリティレベル領域18bに設定されている。
参照可能レベルが現在のセキュリティレベル未満である
ものについては表示を行わない。このようなアドレス帳
のリスト表示により、ユーザはアドレス帳の中から所望
の電話番号を選択することができる(ステップF1
4)。アドレス帳の中から選択された電話番号は、メモ
リ18の発信番号格納領域18cにダイヤル発信番号と
して設定される。
示された場合には(ステップS15のYes)、図13
に示す発呼処理2のサブルーチンに移る(ステップS2
1)。
8の発信番号格納領域18cにダイヤル発信番号が設定
されているか否かがチェックされる(ステップG1
1)。ダイヤル発信番号が設定されていなければ発信で
きないので、ここでの処理をスキップする(ステップG
11のNo)。ダイヤル発信番号が設定されている場合
には(ステップG11のYes)、現在のモードが判定
され、ダイヤルロックモードであれば(ステップG12
のYes)、図11に示すアドレス帳の電話番号部(D
2)にダイヤル発信番号と一致するものが登録されてい
るか否かが検索され、一致するものがなければダイヤル
発信しない(ステップG13のNo)。
G13のYes)、その番号の発信可能レベル(D4)
が読み出される(ステップG14)。そして、その発信
可能レベルの値が現在のセキュリティレベル以上である
場合のみ(ステップG15のYes)、ダイヤル発信が
行なわれる。発信可能レベルがセキュリティレベル未満
の場合はダイヤル発信しない(ステップG15のN
o)。
されているすべての電話番号について、アドレス帳から
の参照と発信の可否をセキュリティレベルに応じて個別
に設定できる。
に、「自宅」の電話番号に対する発信可能レベルが2、
参照可能レベルが3であるとする。セキュリティレベル
は1〜3の値を取るため、「自宅」の電話番号について
はセキュリティレベルがどのような値に設定されていて
も、アドレス帳の参照が可能である。したがって、ダイ
ヤルロック状態でも、紛失時などに拾得者から連絡をし
てもらえる可能性がある。また、セキュリティレベル2
以下にしておけば、自宅の電話番号への発信が可能にな
るため、本通信端末(携帯電話)から自宅へ連絡しても
らうことができる。
ィレベル2以下のときにアドレス帳参照と発信が可能に
なる。「登録Bの」の電話番号はセキュリティレベル2
以下で発信可能、セキュリティレベル1以下でアドレス
帳参照可能である。セキュリティレベル2でダイヤルロ
ックする場合、電話をかけることが可能な電話番号のう
ち、アドレス帳から参照できる電話番号とそうでない電
話番号とを分けることができる。
はセキュリティレベルに関係なくアドレス帳の参照はで
きないが、電話番号を直接入力すれば発信が可能であ
る。逆に、「登録D」の電話番号はアドレス帳から参照
することはいつでもできるが、発信するにはダイヤルロ
ックを解除する必要がある。「登録C」のような設定は
秘密設定を兼ねる。また、「登録D」のような設定は、
例えば商用サービス(例えばチケット予約)などを登録
しておくと便利である。
ベル、セキュリティレベルは0〜3の値を取るものとし
て説明したが、この例に制限されない。
モード切り替え機能を搭載すれば、さらに様々な応用が
可能となる。例えば、通常はセキュリティレベル2で使
用し、紛失時には遠隔操作でセキュリティレベル3に変
更することができれば、予め設定されたアドレス帳参照
可能レベルや発信可能レベルによって自宅連絡先の表示
以外を禁止することなどもできる。なお、遠隔操作は、
例えば本通信端末に外から電話をかけ、パスワードを入
力するなどして行うものとする。
を備えた情報端末の他、公衆網に接続された一般電話な
ど、発信機能を備えた機器であれば、そのすべての機器
に適用可能である。
手法は、コンピュータに実行させることのできるプログ
ラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商
標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD
−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に
書き込んで各種装置に適用したり、通信媒体により伝送
して各種装置に適用することも可能である。本装置を実
現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラ
ムを読み込み、このプログラムによって動作が制御され
ることにより、上述した処理を実行する。
ロックモード中でも例外的に発信可能な電話番号を登録
しておくことができる。例外登録として、例えば自宅の
電話番号など、ユーザが頻繁に使用する電話番号のみを
厳選しておけば、ダイヤルロックを解除することなく、
その電話番号についてのみ電話をかけることができ、使
い勝手が良くなる。また、紛失や盗難などで他人に渡っ
た場合でも不正使用をかなりの範囲で防ぐことができる
ため、セキュリティ面でも安心である。
しておくことで、他人がアドレス帳を盗み見たり、その
アドレス帳から発呼することをかなりの範囲で防ぐこと
ができる。
能レベルと番号参照可能レベルを個別に設定すること
で、例えば自宅の電話番号についてはアドレス帳の参照
のみ可能で、発呼は不可といったように、各電話番号毎
に発呼と参照を分けて制御することもできる。
すブロック図。
容を示す図。
示す図。
チャート。
ク状態移行処理のサブルーチンを示すフローチャート。
設定処理のサブルーチンを示すフローチャート。
照処理のサブルーチンを示すフローチャート。
ブルーチンを示すフローチャート。
処理のサブルーチンを示すフローチャート。
ード遷移図。
レス帳の構成を示す図。
から呼び出されるアドレス帳参照処理のサブルーチンを
示すフローチャート。
から呼び出される発呼処理のサブルーチンを示すフロー
チャート。
Claims (8)
- 【請求項1】 ダイヤルロックモードを設定するモード
設定手段と、 上記ダイヤルロックモードの例外番号を記憶する記憶手
段と、 上記モード設定手段によって上記ダイヤルロックモード
が設定された状態で発呼指示があったときに、上記記憶
手段に記憶された上記例外番号の入力に対してのみ発呼
処理を実行し、上記例外番号以外の電話番号の入力につ
いては発呼処理を禁止する制御手段とを具備したことを
特徴とする通信端末。 - 【請求項2】 セキュリティレベルを設定するレベル設
定手段を有し、 上記制御手段は、上記セキュリティレベルが所定値より
低い場合に上記例外番号の入力に対してのみ発呼処理を
実行し、上記例外番号以外の電話番号の入力については
発呼処理を禁止し、上記セキュリティレベルが所定値以
上であった場合に上記例外番号を含むすべての電話番号
の入力に対する発呼処理を禁止することを特徴とする請
求項1記載の通信端末。 - 【請求項3】 ダイヤルロックモードを設定するモード
設定手段と、 上記ダイヤルロックモードの例外番号を含む多数の電話
番号が登録されたアドレス帳を記憶した記憶手段と、 この記憶手段に記憶された上記アドレス帳の中で選択さ
れた電話番号に従って発呼処理を行う発呼手段と、 上記モード設定手段によって上記ダイヤルロックモード
が設定された状態で番号表示指示があったときに、上記
アドレス帳の中で上記例外番号のみを対象として番号表
示処理を実行し、上記例外番号以外の電話番号に対する
番号表示処理を禁止する制御手段とを具備したことを特
徴とする通信端末。 - 【請求項4】 セキュリティレベルを設定するレベル設
定手段を有し、 上記制御手段は、上記レベル設定手段によって設定され
たセキュリティレベルが所定値より低い場合に上記例外
番号のみを対象として番号表示処理を実行し、上記例外
番号以外の電話番号に対する番号表示処理を禁止し、上
記セキュリティレベルが所定値以上であった場合に上記
例外番号を含むすべての電話番号に対する番号表示処理
を禁止することを特徴とする請求項3記載の通信端末。 - 【請求項5】 ダイヤルロックモードを設定するモード
設定手段と、 各電話番号毎に発信可能レベルと参照可能レベルが個別
に設定されたアドレス帳を記憶した記憶手段と、 この記憶手段に記憶された上記アドレス帳の中で選択さ
れた電話番号に従って発呼処理を行う発呼手段と、 セキュリティレベルを設定するレベル設定手段と、 上記モード設定手段によって上記ダイヤルロックモード
が設定された状態で発呼指示があったときに、上記レベ
ル設定手段によって設定された上記セキュリティレベル
と上記アドレス帳の中の発呼時に入力された電話番号に
設定された上記発信可能レベルとを比較し、上記発信可
能レベルが上記セキュリティレベル以上の場合に発呼処
理を実行し、上記発信可能レベルが上記セキュリティレ
ベルより低い場合に発呼処理を禁止する第1の制御手段
と、 上記モード設定手段によって上記ダイヤルロックモード
が設定された状態で番号表示指示があったときに、上記
レベル設定手段によって設定された上記セキュリティレ
ベルと上記アドレス帳の各電話番号に設定された上記参
照可能レベルとを比較し、上記参照可能レベルが上記セ
キュリティレベル以上の電話番号を対象として番号表示
処理を実行する第2の制御手段とを具備したことを特徴
とする通信端末。 - 【請求項6】 通信機能を備えたコンピュータに、 ダイヤルロックモードを設定する処理と、 上記ダイヤルロックモードの例外番号をメモリに記憶さ
せる処理と、 上記ダイヤルロックモードが設定された状態で発呼指示
があったときに、その発呼指示に伴う発信番号が上記メ
モリに記憶された上記例外番号と一致するか否かを判断
する処理と、 上記発信番号が上記例外番号と一致する場合に発呼処理
を実行し、上記発信番号が上記例外番号と一致しない場
合に発呼処理を禁止する処理とを実行させるためのプロ
グラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。 - 【請求項7】 通信機能を備えたコンピュータに、 ダイヤルロックモードを設定する処理と、 各電話番号が登録されたアドレス帳の中で上記ダイヤル
ロックモードの例外番号を設定する処理と、 上記アドレス帳の中で選択された電話番号に従って発呼
を行う処理と、 上記ダイヤルロックモードが設定された状態で番号表示
指示があったときに、上記アドレス帳の中で上記例外番
号のみを抽出して表示する処理とを実行させるためのプ
ログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒
体。 - 【請求項8】 通信機能を備えたコンピュータに、 ダイヤルロックモードを設定する処理と、 各電話番号が登録されたアドレス帳の中で上記各電話番
号毎に発信可能レベルと参照可能レベルを個別に設定す
る処理と、 上記アドレス帳の中で選択された電話番号に従って発呼
する処理と、 セキュリティレベルを設定する処理と、 上記ダイヤルロックモードが設定された状態で発呼指示
があったときに、上記セキュリティレベルと上記アドレ
ス帳の中の発呼時に入力された電話番号に設定された上
記発信可能レベルとを比較し、上記第1のレベルが上記
セキュリティレベル以上の場合に発呼処理を実行し、上
記第1のレベルが上記セキュリティレベルより低い場合
に発呼処理を禁止する処理と、 上記ダイヤルロックモードが設定された状態で番号表示
指示があったときに上記セキュリティレベルと上記アド
レス帳の各電話番号に設定された上記参照可能レベルと
を比較し、上記参照可能レベルが上記セキュリティレベ
ル以上の電話番号を上記アドレス帳から抽出して表示す
る処理とを実行させるためのプログラムを記録したコン
ピュータ読取り可能な記録媒体。
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