JP2002009360A - 圧電トランス支持装置及び圧電トランスの支持体 - Google Patents

圧電トランス支持装置及び圧電トランスの支持体

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JP2002009360A
JP2002009360A JP2000185828A JP2000185828A JP2002009360A JP 2002009360 A JP2002009360 A JP 2002009360A JP 2000185828 A JP2000185828 A JP 2000185828A JP 2000185828 A JP2000185828 A JP 2000185828A JP 2002009360 A JP2002009360 A JP 2002009360A
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piezoelectric
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JP2000185828A
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English (en)
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Hiroshi Nakatsuka
宏 中塚
Takeshi Yamaguchi
健 山口
Kojiro Okuyama
浩二郎 奥山
Katsu Takeda
克 武田
Katsunori Moritoki
克典 守時
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した支持が行え、また、性能の劣化がな
く、さらに外部からの衝撃にも耐えうる圧電トランスの
支持構造を提供する。 【解決手段】 圧電トランスの支持体を導電および弾性
を持った材料を用いて行い、支持体と圧電トランスとの
接点あるいは接触面を接着材で覆い、かつ外装ケースを
絶縁および弾性を示す材料を用いて行う。または、絶縁
および弾性を示す材料を用いて外装ケースを構成し、か
つ圧電トランスとの接続に用いる支持体と基板との接続
に用いる支持体とに分ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶バックライト
インバータ、高圧電源等の高電圧を出力するインバータ
回路、民生用電子機器一般に用いられるアダプタ電源回
路などに用いられる圧電トランスの支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン、及びデジタルカメラ等
に液晶ディスプレイが急激に普及し、ポータブル化によ
る小型化が加速されている。この液晶ディスプレイのバ
ックライト点灯用に、構造が簡単で薄型化が可能でノイ
ズが低減でき、変換効率の高い圧電トランスが着目され
ている。
【0003】以下に従来の圧電トランス支持装置につい
て説明する。図14は従来の圧電トランスの概観を示す
ものである。図14において、1は圧電セラミック板で
あり、低インピーダンス部2と高インピーダンス部3に
より構成されている。低インピーダンス部2は駆動電極
4、駆動電極5により構成されており、厚み方向の主面
に駆動電極4、駆動電極5が形成されている。駆動電極
4及び5は圧電セラミック板の略半分の範囲に形成さ
れ、厚み方向に分極されている。また、高インピーダン
ス部3には、発電電極6が圧電セラミック板の長手方向
の端面あるいは端面付近の厚み方向の主面に形成され、
長手方向に分極されている。発電電極のもう一方の電極
は、駆動電極4あるいは駆動電極5と共通である。
【0004】また、外部電極との電気的接続にはリード
線7により行われる。ローゼン2次(λモード)型圧電
トランスの変位分布を図15に示す。圧電セラミック板
の長手方向の端面からλ/4の位置に振動の節が存在す
る。そのため、リード線と駆動電極4、5及び発電電極
6との接続のための半田付けはこの振動の節付近で行わ
る。
【0005】圧電トランスの支持は、図16に示すよう
にシリコーン接着剤により行われ、圧電トランスは外装
ケース9に支持・固定されている。この場合も、電気的
接続の時と同様に振動の節となる位置の近傍で行われて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記に示す従来の構成
では、圧電トランスを駆動した時の機械振動により、リ
ード線7に共振が生じ、うなり音が発生すること、ま
た、振動によりリード線7が外れるという問題点を有し
ていた。
【0007】さらに、上記のような弾性体を用いた支持
方法では、その幅や押さえる圧力によって圧電トランス
の振動を減衰させてしまい、それによって、圧電トラン
スのQが低下して所定の出力を得ることが出来なくな
る。逆に、押さえ方が緩いと振動や衝撃によって圧電ト
ランスの位置がずれてしまうという問題も生じる。さら
に、押さえる圧力を所定の値にするためには、外装ケー
スにも所定の強度が必要であり、小型化が困難であっ
た。
【0008】これらの問題を解決するために、特開平8-
264853号公報では圧電トランスの側面の振動の節に当た
る部分に凹部を形成し、その凹部に枠体から突出する弾
性体の支持部を挿入するという提案を行っている。以
下、図12、13を用いて簡単に説明すると、図12に
おいて、10は圧電セラミック板であり、11は入力電
極、12は出力電極、13は凹部を示す。また図13に
おいて、20は圧電セラミック板で、21は入力電極、
22は出力電極、23は突出部で、25は電極である。
図12に凹部に対応した位置に図13に示した突出部2
3が配置されている。
【0009】しかしながら、本支持構造の場合、圧電ト
ランスに凹部を形成するため、凹部に応力が集中し、圧
電トランスの信頼性低下を引き起こす可能性があった。
また、外部電極とのコンタクトにはリード線を半田付け
するなどの方法が使用されているため、リード線に関す
る問題の解決にはなっていない。
【0010】そこで、本発明は、可聴周波数振動音の発
生、コンタクト外れを防ぎ、又外部衝撃に対しても圧電
トランスに影響の少ない、信頼性の高い圧電トランス支
持装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の本発明(請求項1
に記載の本発明に対応)は、圧電効果により、1次端子
から入力された電圧を2次端子から出力する圧電トラン
スの支持装置において、前記圧電トランスよりもひとま
わり大きく、上面に上蓋を有し、絶縁及び弾性を示す材
料からなる外装ケースと、前記圧電トランスを電気的機
械的に接続を行うための導電及び弾性を有する支持体と
からなり、前記圧電トランスと前記支持体の接点あるい
は接触面は接着剤により覆われている圧電トランス支持
装置である。
【0012】又、第2の本発明(請求項7に記載の本発
明に対応)は、外装ケースの硬度を70°以下の弾性体
とする圧電トランス支持装置である。
【0013】又、第3の本発明(請求項8に記載の本発
明に対応)は、圧電効果により、1次端子から入力され
た電圧を2次端子から出力する圧電トランスの支持体に
おいて、圧電トランス接続端子と、基板実装端子の2つ
の弾性体からなる圧電トランスの支持体である。
【0014】本発明は、上記のように圧電トランスの外
装ケースを弾性体とし、支持に用いる導電性弾性体と圧
電トランスの接触部を導電性を示す接着材で覆う支持装
置である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0016】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
ついて、図1、図2、図3、図4を用いて説明を行う。
図1は、本実施の形態における圧電トランス支持構造の
分解斜視図であり、圧電トランス素子103を有してい
る。図示された圧電トランスの構造を図4に示す。
【0017】図4(a)は本実施の形態に用いられる圧
電トランスの斜視図、図4(b)は断面図である。圧電
トランス103はPZT等の圧電性を示す圧電材料から
なり、1次電極に印加された電圧は昇圧比倍され2次側
電極から取り出される。130は低インピーダンス部で
あり、電極121U、121D、内部電極122は1次
側電極である。131は高インピーダンス部であり、2
次側電極133は高インピーダンス部の端面、あるいは
端面近傍に設けられる。なお、他方の2次側電極は1次
側電極121U、あるいは121D、内部電極122と
共用している。電極121Uと内部電極122は各層お
きに圧電トランスの幅方向の端面で接続されている。同
様に電極121Dと内部電極122も各層おきに圧電ト
ランスの幅方向の端面で接続されている。本圧電トラン
スは長手方向2次の振動を用いるローゼン2次(λモー
ド)型圧電トランスとして作製し、30.0×5.0×
2.0mmの寸法である。
【0018】また、図2は本実施の形態における圧電ト
ランス支持構造の厚み方向の断面図である。さらに、図
3は、本実施の形態における圧電トランス支持構造の幅
方向の断面図である。
【0019】図1において、圧電トランス支持装置は外
装ケース101と基板106とによって収納されてい
る。外装ケース101は、弾性を示す絶縁体材料で構成
されている。外装ケース101は、圧電トランス103
を収容するため、圧電トランス103よりもひとまわり
大きい。
【0020】また、外装ケース101には基板106上
のランド105に電気的に接続するための、電極102
が配置されている。本実施の形態では、外装ケース10
1は硬度50°のシリコーンゴムによって形成した。ま
た、圧電トランス103と外装ケース101とは0.5
mm以下の空間となるように電極102により保持を行
った。また、外装ケース101は幅方向の弾性を小さく
するために、外装ケース101の上蓋部の一部に窓を形
成し幅方向の加圧力を小さくしている。窓の位置は外装
ケースの中央部付近に、長手方向に10mmとした。
【0021】以上のように形成された外装ケースの外形
サイズは、33.0×8.0×3.5mmである。
【0022】また、図2、図3に示すように電極102
は導電性弾性体110と導電性接着材111で構成され
ており、圧電トランス103の振動の節に対応する位置
近傍に形成されている。図示された電極102は、厚さ
0.1mmのりん青銅で形成されており、その表面は金
によりめっきされている。
【0023】導電性弾性体110と圧電トランス103
は少なくとも点接触、あるいは面接触されておりその接
触部は導電性接着材111により覆われている。さら
に、基板106との間には0.3〜0.5mm程度の絶
縁性の防振シート104を用いて、絶縁及び基板の防振
を確保している。防振シート104は基板106に固定
されているが、圧電トランス103には固定されていな
い。
【0024】この構造は、従来の支持構造に比べ、 (1)接点(接触面)がむき出しでないため、接触部の
腐敗がない (2)電極体と圧電トランスを面で接触させることによ
り、外部衝撃に対して安定に保持できる (3)外装ケースによる弾性により、電極設計が容易で
あり、且つ製造バラツキが少ない (4)弾性体でパッケージし、基板面には防振シートを
ほどこすことにより、可聴音の発生を防ぐことができる (5)上蓋により、外部衝撃に対して圧電トランスが外
装ケースから外れることを防ぐと共に安定に保持できる 等の利点を有している。
【0025】以上のように構成された圧電トランス支持
装置を用いた圧電トランスの特性を示す。まず、圧電ト
ランスの変換効率であるが、リード線を用いて素子に応
力の加わらない状態(加圧しない状態)で測定を行った
ときに比べ、4W出力時までは同等の効率を得ることが
出来た。また、10W出力時には、0.3%以内の低下
で高効率を維持できるという結果であったので、本発明
による電気的接続部による振動阻害が小さいことが確認
できた。発熱特性は、本実施の形態に示す外装ケースを
用いることにより、圧電トランスの接点部分を加圧しな
い構成であるため、リード線を用いた場合と比較し温度
上昇20℃での出力電力は0.1%以下の低下となっ
た。
【0026】さらに、外部衝撃に対する衝撃試験をおこ
なったところ、外装ケースおよび圧電トランスと外装ケ
ースとの空間により外部衝撃に対して、圧電トランス1
03の保護および良好な接点状態を保つことができた。
しかしながら、圧電トランス103と外装ケース101
との空間が1.0mm以上とすると、圧電トランスと電
極体のコンタクト部分に応力がかかりやすくなり、電極
外れ等の問題を引き起こす。
【0027】つまり、外装ケースを弾性を示す材料で構
成することにより、圧電トランスとの空間を小さくして
も外部衝撃に対して外装ケースで吸収し、圧電トランス
を保護できる構造となっているため、小型化が可能とな
る。
【0028】しかしながら、硬度70°の弾性体を用い
た外装ケースの場合においても、電極外れは確認できな
かったが、硬度80°の弾性体を用いた外装ケースで
は、50個中2個の電極外れが生じた。外装ケースの硬
度が大きくなるにしたがい、外部衝撃の吸収が不十分と
なるため、硬度は70°以下とすることが望ましい。
【0029】また、本実施の形態では、外装ケースにシ
リコーンゴムを用いて行ったが、弾性を示す材料であ
り、圧電トランスが外部衝撃に耐えうる材料であれば、
硬質ゴムのように固い材料でも同様の効果を得ることが
できる。
【0030】さらに、支持体の構造は圧電トランスと接
続ができ、接点および接触面が接着材で覆われ、圧電ト
ランスと外装ケースとの間で弾性を有する構造であれ
ば、他の構造でもよい。
【0031】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
ついて、図5、図6、図7を用いて説明を行う。図5
は、本実施の形態における圧電トランス支持構造の分解
斜視図であり、圧電トランス素子103を有している。
図示された圧電トランスの構造は実施の形態1で用いた
ものと同じである。
【0032】また、図6は本実施の形態における圧電ト
ランス支持構造の厚み方向の断面図である。さらに、図
7は、本実施の形態における圧電トランス支持構造の幅
方向の断面図である。
【0033】実施の形態1と異なる点は、外装ケースの
4隅にのみ上蓋を形成した点で、実施の形態1に示した
ものよりもさらに軟弾性の効果を大きくすることもでき
る。
【0034】この場合の構成では、 (1)上蓋により、外部衝撃に対して圧電トランスが外
装ケースから外れることを防ぐと共に安定に保持でき、
窓を設けることで軟弾性を確保できる (2)圧電トランスが上蓋に接触しても、振動阻害の小
さい外装ケースとなる (3)圧電トランスケース内に熱がこもることを防ぐ 等の利点がある。
【0035】以上のような構成の圧電トランス支持装置
を用いることにより、圧電トランスの変換効率および衝
撃試験において良好な結果を得ることができた。
【0036】また、上蓋は外装ケースの4隅にのみ形成
したが、圧電トランスが外装ケースから外れない構造で
あれば、他の構造でも同様の効果を得ることができる。
【0037】さらに、支持の構造は圧電トランスと接続
ができ、圧電トランスと外装ケースとの間で弾性を有す
る構造であれば、他の構造でもよい。
【0038】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
ついて、図8を用いて説明を行う。図8は本実施の形態
における圧電トランス支持構造の厚み方向の断面図であ
り、圧電トランス素子103を有している。図示された
圧電トランスの構造は実施の形態1で用いたものと同じ
である。
【0039】実施の形態1と異なる点は、外装ケースの
内壁に突起302を形成した点である。ここでは、突起
は4ヶ所形成した。突起の位置としては、圧電トランス
の長手方向の端面付近あるいは、圧電トランスの振動の
節となる位置に形成する方がよい。
【0040】この場合の構成では、 (1)幅方向に圧電トランスがズレることを防ぐ (2)外装ケース、突起が弾性体でできているので、電
気的接続部にかかる応力を、突起により分散できる 等の利点がある。
【0041】以上のような構成の圧電トランス支持装置
を用いることにより、圧電トランスの衝撃試験において
圧電トランスの保持を良好に保つことができた。
【0042】なお、本実施の形態では、突起を内壁に4
ヶ所形成を行ったが、圧電トランスが外部衝撃に対して
ケース内で移動しなければ、1ヶ所以上であればいくら
でも同様の効果を得ることができる。但し、突起が多す
ぎる場合、圧電トランスの収容スペースが小さくなるた
め、作製しにくい等の問題点もあるため、効果を得られ
るよう1から4ヶ所程度、突起を形成する方が望まし
い。
【0043】また、突起については図8に示す構造で
は、断面図で見ると半円上の突起としたが、図9に示す
ように三角形上の突起とすることでも同様の効果を得る
ことができる。この場合、さらに圧電トランスとの接触
点あるいは面において突起を軟弾性にすることができ、
圧電トランスに突起を接触させた場合においても振動阻
害が少なく、かつ圧電トランスを外部衝撃から保護する
という効果を増すことができる。
【0044】さらに、圧電トランスと突起を接触させる
ことで、振動が抑圧され特に冷陰極放電管等を負荷とす
る場合、点灯開始時の圧電トランス共振点で、必要以上
に大振幅動作となることを防ぐことができる。
【0045】また、突起については圧電トランスのズレ
を抑制し、防ぐことができるものであれば、他の構造で
もかまわない。
【0046】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
ついて、図10を用いて説明を行う。図10は、本実施
の形態における圧電トランス支持構造の厚み方向の断面
図である。
【0047】他の実施の形態と異なる点は、支持に用い
られる電極は弾性及び導電性を有する材料、導電性弾性
体1(401)および、導電性弾性体2(402)で構
成されている点である。図示された導電性弾性体1(4
01)は、厚さ0.05mmのりん青銅で形成されてお
り、その表面は金によりめっきされている。また、導電
性弾性体2(402)は厚さ0.1mmのりん青銅で形
成され、その表面は金によりめっきされている。
【0048】導電性弾性体1(401)と圧電トランス
103は圧電トランスの幅方向の主面において、少なく
とも点接触、あるいは面接触されておりその接触部は導
電性の接着材により覆われている。
【0049】また、他方の導電性弾性体2(402)は
一方は導電性弾性体1(401)と接触し、他方は基板
に接続される。
【0050】この構造を用いることで、 (1)支持体を固定しないため、基板からの外力に対し
て圧電トランスに応力を加えない (2)振動に対して支持体(導電性弾性体1)が自由に
動けるため、振動阻害が少ない (3)軟弾性により、電極設計が容易であり、且つ製造
バラツキが少ない 等の利点を有している。
【0051】以上のように構成された圧電トランス支持
装置を用いた圧電トランスの支持部の機械的特性を示
す。圧電トランスの長手方向端面の振動速度0.4m/
secに対して安定に電気的接続を確保することができ
た。さらに、落下等の衝撃に対しても圧電トランスの破
損、および電気的接続の不良等はみられなかった。
【0052】また、本実施の形態では導電性弾性体1
(401)の構造をコの字型としたが、図11に示すよ
うに導電性弾性体1(501)を円筒型にすることもで
きる。この場合、導電性弾性体1(501)と導電性弾
性体2(502)が線接触し、かつ弾性を保つことがで
きるなどの利点を有する。
【0053】なお、本実施の形態において、導電性弾性
体1は導電および弾性を有する材料であれば、りん青銅
でなくてもよい、例えば、導電性を示すゴムなどでもよ
い。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、圧電トラ
ンスの電気的な接続に対し、接点(接触面)を導電性接
着剤で覆うことにより、腐敗を防ぐことができる。さら
に、本発明の主要な効果である外装ケースを弾性体とす
ることで、圧電トランスの機械振動や、外部応力を吸収
し、音の発生、さらには圧電トランスに不要な応力がか
かるのを防ぐことができる。また、圧電トランスの支持
部を2つの導電及び弾性を示す材料で形成することによ
り、圧電トランスの振動と外部からの応力を分離するこ
とができる。よって、小型で高信頼性の圧電トランス支
持装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による圧電トランス支持
装置の分解斜視図
【図2】本発明の実施の形態1による圧電トランス支持
装置の厚み方向の断面図
【図3】本発明の実施の形態1による圧電トランス支持
装置の幅方向の断面図
【図4】本発明の実施の形態1による圧電トランス構造
を示す図
【図5】本発明の実施の形態2による圧電トランス支持
装置の分解斜視図
【図6】本発明の実施の形態2による圧電トランス支持
装置の厚み方向の断面図
【図7】本発明の実施の形態2による圧電トランス支持
装置の幅方向の断面図
【図8】本発明の実施の形態3による圧電トランス支持
装置の厚み方向の断面図
【図9】実施の形態3におけるその他の圧電トランス支
持装置の厚み方向の断面図
【図10】本発明の実施の形態4による圧電トランス支
持部を説明するための支持装置の幅方向の断面図
【図11】実施の形態4におけるその他の圧電トランス
支持部を説明するための支持装置の幅方向の断面図
【図12】特開平8−264853号公報で提案されて
いる圧電トランスの構造を示す斜視図
【図13】特開平8−264853号公報で提案されて
いる圧電トランス支持装置を示す斜視図
【図14】従来の圧電トランスの変位を示す図
【図15】従来の圧電トランスを外装ケースに収納した
状態の断面図
【図16】従来の圧電トランスの構造を示す斜視図
【符号の説明】
1,10,20 圧電セラミック板 2,130 低インピーダンス部 3,131 高インピーダンス部 4,5 駆動電極 6 発電電極 7 リード線 8 シリコーン接着剤 9,101,201,301,400,500 外装ケ
ース 102 電極 103 圧電トランス 104 防振シート 105 ランド 106 基板 110 導電性弾性体 111 導電性接着剤 121U,121D 外部電極 122 内部電極 133 電極 134 圧電体 302,310 突起 401,501 導電性弾性体1 402,502 導電性弾性体2
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥山 浩二郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 武田 克 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 守時 克典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電効果により、1次端子から入力され
    た電圧を2次端子から出力する圧電トランスの支持装置
    において、前記圧電トランスよりもひとまわり大きく、
    上面に上蓋を有し、絶縁及び弾性を示す材料からなる外
    装ケースと前記圧電トランスを電気的機械的に接続を行
    うための導電及び弾性を有する支持体とからなり、前記
    圧電トランスと前記支持体の接点あるいは接触面は接着
    剤により覆われていることを特徴とする圧電トランス支
    持装置。
  2. 【請求項2】 前記上蓋は、外装ケースの隅にのみ形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電トラ
    ンス支持装置。
  3. 【請求項3】 前記接着剤は導電性を有する材料である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の圧電トラン
    ス支持装置。
  4. 【請求項4】 前記外装ケースの内装壁に1つ以上の突
    起を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の圧電トランス支持装置。
  5. 【請求項5】 前記突起は圧電トランスと接触している
    ことを特徴とする請求項4に記載の圧電トランス支持装
    置。
  6. 【請求項6】 圧電トランスと電気的機械的に接続を行
    うための支持体は圧電トランスと面接触していることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の圧電トラン
    ス支持装置。
  7. 【請求項7】 前記外装ケースは硬度70°以下の弾性
    体であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載の圧電トランス支持装置。
  8. 【請求項8】 圧電効果により、1次端子から入力され
    た電圧を2次端子から出力する圧電トランスの支持体に
    おいて、圧電トランス接続端子と基板実装端子の2つの
    弾性体からなることを特徴とする圧電トランスの支持
    体。
  9. 【請求項9】 圧電トランス接続端子に用いられる弾性
    体の方が基板実装端子に用いられる弾性体よりも弾性率
    が大きいことを特徴とする請求項8に記載の圧電トラン
    スの支持体。
  10. 【請求項10】 圧電効果により、1次端子から入力さ
    れた電圧を2次端子から出力する圧電トランスの支持体
    において、楕円形状の円筒弾性体であることを特徴とす
    る請求項8または9に記載の圧電トランスの支持体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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