JPH09270541A - 圧電トランス - Google Patents

圧電トランス

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Publication number
JPH09270541A
JPH09270541A JP7855396A JP7855396A JPH09270541A JP H09270541 A JPH09270541 A JP H09270541A JP 7855396 A JP7855396 A JP 7855396A JP 7855396 A JP7855396 A JP 7855396A JP H09270541 A JPH09270541 A JP H09270541A
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JP
Japan
Prior art keywords
drive
drive electrodes
piezoelectric transformer
electrodes
alternately
Prior art date
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Pending
Application number
JP7855396A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunitoshi Kono
國敏 河野
Hiroshi Fukushima
寛 福島
Toru Ninomiya
徹 二宮
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP7855396A priority Critical patent/JPH09270541A/ja
Publication of JPH09270541A publication Critical patent/JPH09270541A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分極処理による特性劣化の少ない圧電トラン
スを提供することを目的とする。 【解決手段】 複数の駆動電極11,12,13,14
を同一方向に分極し、隣接する駆動電極とは入力信号が
交互に接続されるよう駆動電極11,12,13,14
の振動ノード位置を交互に絶縁処理し、略コの字状で導
電性の弾性部材でなる駆動端子15a,15bにより接
続することにより、複数の駆動電極11,12,13,
14を同時に分極することができ、さらには分極後に隣
接する駆動電極間を接続する処理は省かれ、工程の簡素
化が図られると同時に安価で信頼性の高い圧電トランス
を提供することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の高圧電
源に用いられる、圧電トランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン及びカメラ等に液晶ディ
スプレイが急激に普及し、同時にポータブル化による小
型化が加速されている。この液晶ディスプレイのバック
ライト点灯用に薄型でノイズの低減ができ、変換効率の
高い圧電トランスが着目されている。
【0003】以下に従来の圧電トランスについて説明す
る。図7は従来の圧電トランスの外観を示すものであ
る。図7において、1は圧電トランス本体で駆動部2と
発電部3で構成されており、駆動部2の表、裏両面には
独立した駆動電極4,5,6及び7が設けられており、
それぞれ厚み方向に駆動電極4,6間と駆動電極5,7
間で高次の振動モードを得るために隣接する駆動電極は
逆方向の分極がそれぞれ矢印A及びB方向に施されてい
る。分極された後にそれぞれ駆動電極4,5間及び駆動
電極6,7間を接続電極9,10で接続して駆動部2が
構成される。発電部3は、駆動電極5及び7を接続して
発電電極8との間で分極が矢印C方向に施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、隣接する駆動電極4と5,6と7を逆方向に分
極する必要があり、分極時に隣接する駆動電極4と5,
6と7間で逆方向の電荷が印加されることから、絶縁破
壊の可能性が高く結果的に2回の分極に分けて処理する
必要があった。このことにより、最初に分極処理された
駆動部の圧電特性は、後に分極処理される時の熱等の影
響により少なからず劣化し特性に影響を及ぼすものであ
った。
【0005】そこで本発明は、分極による特性劣化のな
い圧電トランスを提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の圧電トランスは、短冊状の圧電素子の一方側
の表、裏両面に形成された複数の駆動電極と、前記圧電
素子の他方側に形成された発電電極とを備え、前記駆動
電極は同一方向に分極され、隣接する前記駆動電極とは
入力信号が交互に接続されるように構成したものであ
る。
【0007】この構成によって、同時に同一方向の分極
処理が成されることから、特性は安定することとなる。
【0008】また駆動部の分極処理は簡素化され、それ
ぞれの駆動電極を接続する処理は省かれ、安価な圧電ト
ランスが得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、短冊状の圧電素子の一方側の表、裏両面に形成され
た複数の駆動電極と、前記圧電素子の他方側に形成され
た発電電極とを備え、前記駆動電極は同一方向に分極さ
れ、隣接する前記駆動電極とは入力信号が交互に接続さ
れるように構成したものであり、駆動部の分極処理が同
一方向に行えることとなる。
【0010】請求項2に記載の発明は、駆動電極の振動
ノード位置を、導電性の弾性部材よりなる駆動端子で挟
持するとともに、この駆動端子の挟持部分で前記駆動電
極を接続する構成としたものであり、駆動部の駆動電極
に交互に極性が逆の入力信号を供給できるという作用を
有する。
【0011】請求項3に記載の発明は、駆動電極の駆動
端子の挟持部分は、交互に駆動電極非形成部分を有する
構成としたものであり、隣接する駆動電極の表、裏面で
接続されるという作用を有する。
【0012】請求項4に記載の発明は、駆動電極の駆動
端子の挟持部分を交互に絶縁状態とした構成であり、請
求項3に記載の発明と同様に隣接する駆動電極の表裏で
接続されるという作用を有する。
【0013】以下、本発明の一実施の形態について、図
1から図5を用いて説明する。 (実施の形態1)図2は本発明の圧電トランスの一実施
形態の外観を示す。図2において1は圧電トランス本体
で一方側に駆動部2、他方側に発電部3を有する構成で
あり、駆動部2の表、裏面には独立した駆動電極4,
5,6及び7が同数設けられており、矢印A及びBのよ
うに同一方向に分極が施されている。発電部3は、駆動
電極5及び7を接続して発電電極8との間で分極が矢印
C方向に施されている。次に、本実施の形態の圧電トラ
ンスの駆動状態を説明する。図6に示すような高次の振
動モードを得るためには、駆動部2において同一面上で
それぞれの隣接する駆動電極4,5,6,7に極性が逆
の入力信号を交互に供給する必要がある。このために、
本実施の形態の圧電トランスは駆動部2の分極は同一方
向であるため、入力信号接続は、同一面上で隣接する駆
動電極4,5,6,7の表、裏面で行い、同一面上で隣
接する駆動電極4,5,6,7に極性が逆の入力信号を
交互に供給する接続としたものである。
【0014】本実施の形態の圧電トランスは、駆動部2
の分極方向が全て同一方向であるため、分極工程におい
て、その印加電圧は駆動部2の表、裏面に設けられたそ
れぞれ隣接する駆動電極4,5,6,7に同一の電荷を
印加するため、隣接する駆動電極4,5,6,7間で絶
縁破壊を誘起することもなく全ての駆動電極4,5,
6,7で同時に分極処理が可能となるものであり、分極
の簡素化が図れるものである。
【0015】(実施の形態2)図1は本発明の圧電トラ
ンスの第2の実施形態の外観を示すものである。以下図
面とともに説明する。なお、実施の形態1と同一の構成
については、同一の番号を付し説明を省略する。図1に
おいて、駆動部2の表、裏面には独立した駆動電極1
1,12,13及び14が同数設けられている。それぞ
れの駆動電極11,12,13,14には長さ方向の中
央部(振動ノード位置)に同一平面上で隣接する駆動電
極11と12,13と14で交互にかつ一つの駆動電極
においては幅方向の一方側の駆動電極非形成部分11
a,12a,13a及び14a(13a,14aは裏面
のため図示せず)が設けられている。図5に示すように
断面が略コの字形状の導電性の弾性部材よりなり挟持片
15c,15d,15e,15fを有する駆動端子1
5、2つを幅方向において相対向するように挟持片15
c,15d,15e及び15fで駆動電極11,12,
13,14のそれぞれの駆動電極非形成部分(振動ノー
ド位置)を挟持する。
【0016】結果的に表面の一つの駆動電極と、この駆
動電極とは圧電トランス本体1を挟んで対向する駆動電
極に同一平面上で隣接する駆動電極とが、つまり駆動電
極の11と14、12と13が表、裏面で交互に接続さ
れることとなる。
【0017】(実施の形態3)図3は本発明の圧電トラ
ンスの第3の実施形態の外観を示す。以下図面とともに
説明する。なお、実施の形態1と同一の構成について
は、同一の番号を付し説明を省略する。図3において、
それぞれの駆動電極4,5,6,7の長さ方向中央部
(振動ノード位置)に同一平面上で隣接する駆動電極4
と5,6と7に交互にかつ一つの駆動電極においては幅
方向の一方側の一部にのみ絶縁材料16a,16bが設
けられており、図5に示すような駆動端子15の挟持片
15c,15d,15e及び15fでそれぞれの駆動電
極4,5,6,7との間で絶縁材料16(振動ノード位
置)を挟持し、結果的に駆動電極の4と7、5と6が
表、裏面で交互に接続されることとなる。
【0018】なお、本発明の圧電トランスは図4に示す
ような同一平面上に3つ以上の駆動電極を有する高次の
振動モードを得る場合にも同一平面上に設けた隣接する
駆動電極20,21,22,23,24,25を交互に
表、裏面で接続する手段として同様の実施が可能であ
る。また、前記の絶縁材料16a,16bはそれぞれの
駆動電極または駆動端子のそれぞれの挟持片に絶縁処理
のコーティングを施したり、圧電トランス本体1をケー
シングする際にケーシング材の一部を絶縁材料として挟
持しても同様に実施可能である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、圧電トラ
ンス本体の表、裏面にそれぞれ設けた複数の駆動電極を
同一方向に分極し、同一平面に隣接する駆動電極とは入
力信号が交互に接続されるような構成とし、その手段と
して駆動電極の振動ノード位置を交互に絶縁処理し、略
コの字状で導電性の弾性部材でなる駆動端子により接続
することにより、複数の駆動電極を同時に分極すること
ができ、さらには分極後に隣接する電極間を接続する処
理は省かれ、工程の簡素化が図られると同時に安価な圧
電トランスを提供することが可能となる。また、従来の
ように分極処理を分割して複数回行うことによる、既分
極処理部への熱劣化等による悪影響も無く、特性的にも
安定した圧電トランスを得られることとなる。
【0020】さらに、略コの字状駆動端子の採用によ
り、容易にコンパクトに電極接続が可能となり、この駆
動端子を直接基板上に実装することも可能であり、形状
の小型化及び、実装の取扱いが簡略化されることとな
り、コスト、小型化、信頼性の面で優れた圧電トランス
を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第2の実施形態による圧電トランスの
斜視図
【図2】本発明の第1の実施形態による圧電トランスの
斜視図
【図3】本発明の第3の実施形態による圧電トランスの
斜視図
【図4】(a)高次の振動モードを有する本発明の一実
施形態の圧電トランスの斜視図 (b)その圧電トランスの変位状態を示す正面図
【図5】本発明の一実施形態の駆動電極接続用の駆動端
子の斜視図
【図6】本発明の一実施形態の圧電トランスの変位状態
を示す正面図
【図7】従来の圧電トランスの斜視図
【符号の説明】
1 圧電トランス本体 4 駆動電極 5 駆動電極 6 駆動電極 7 駆動電極 8 発電電極 11 駆動電極 11a 駆動電極非形成部分 12 駆動電極 12a 駆動電極非形成部分 13 駆動電極 14 駆動電極 15 駆動端子 15a 駆動端子 15b 駆動端子 16a 絶縁材料 16b 絶縁材料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短冊状の圧電素子と、この圧電素子の一
    方側の表、裏両面に形成された複数の駆動電極と、前記
    圧電素子の他方側に形成された発電電極とを備え、前記
    駆動電極は同一方向に分極されているとともに隣接する
    前記駆動電極とは入力信号が交互に接続されてなる圧電
    トランス。
  2. 【請求項2】 駆動電極の接続は、この駆動電極の振動
    ノード位置を、導電性の弾性部材よりなる駆動端子で挟
    持することにより行った請求項1に記載の圧電トラン
    ス。
  3. 【請求項3】 駆動電極の駆動端子の挟持部分は、交互
    に前記駆動電極非形成部分を有する請求項2に記載の圧
    電トランス。
  4. 【請求項4】 駆動電極の駆動端子の挟持部分を交互に
    絶縁状態とした請求項2に記載の圧電トランス。
JP7855396A 1996-04-01 1996-04-01 圧電トランス Pending JPH09270541A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016076577A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 株式会社タムラ製作所 圧電トランス及びこれを用いた電源用回路モジュール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016076577A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 株式会社タムラ製作所 圧電トランス及びこれを用いた電源用回路モジュール

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