JP2002008340A - クリーニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】光ピックアップ装置の対物レンズ及びその周辺
のホコリ、ゴミ等を、前記対物レンズに無接触でクリー
ニングすることを提供するものである。 【解決手段】カートリッジ１及び３内部に気体６を封入
するタンク５を設け、該タンク５には気体６の注入及び
噴射を可能とした埋込みキャップ７及び前記気体６を噴
射する噴射孔１５を設けたスライドリング１０を機密性
を有し形成し、これにＯＮ−ＯＦＦレバー１７を取り付
け構成され、光ピックアップ装置を具備したプレーヤー
に挿入方向矢印２にしたがって入れることにより対物レ
ンズ２４及びその周辺のホコリ、ゴミを前記噴射孔１５
より噴射した気体６によって、前記対物レンズ２４に無
接触でクリーニングする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、前記光ピックアッ
プ装置の対物レンズの、クリーニング装置に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】情報の記録再生に工学的な手段を使用す
るディスク状記録媒体としては、光ディスク及び光磁気
ディスク等が知られている。また、これらのディスク状
記録媒体は、最近では記録面を指の脂や小さなゴミ、ホ
コリ等から保護し、持ち運びや保管を容易にする目的
で、ジャケットやカートリッジに収容されたディスクに
前記光ピックアップ清掃用のクリーニング部材が設けら
れている。このクリーナーを再生装置でプレーすること
によって前記クリーニング部材がピックアップレンズ面
のクリーニングを行う。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、クリーニング
ディスクが、前記カートリッジに収容されたタイプで
は、クリーニング毎にホコリやゴミが前記クリーニング
部材に付着蓄積され、また前記ディスクが回転すること
で起きる風力でホコリやゴミが飛散し、該ディスクに発
生した静電気がこれらのホコリやゴミを吸着すること
で、前記ディスク及び前記クリーニング部材共徐々に汚
れ、クリーニング効果の低下のみならず場合によって
は、前記対物レンズを傷める結果にもなる。さらに汚れ
が著しいと前記ディスク自体が回転せず、クリーニング
不能となる場合もある。本発明は従来技術が不十分であ
るクリーニングの、前記問題点を解決するものである。

【０００４】

【課題を解決する手段】本発明のクリーニング装置はカ
ートリッジ内に圧縮した気体に十分耐える素材で形成さ
れたタンクに前記圧縮した気体を封入し、前記光ピック
アップ装置を具備したプレーヤーに入れると、前記圧縮
した気体の噴射孔が前記光ピックアップ装置の対物レン
ズ近傍に位置するように構成したことを基本的な特徴と
する。

【０００５】また、前記圧縮した気体の噴射孔は、前記
光ピックアップ装置の対物レンズの動作時点に於いて、
該光ピックアップ装置の対物レンズと無接触に構成され
ている。

【０００６】前記圧縮した気体は前記噴射孔より噴射さ
れ、前記光ピックアップ装置の対物レンズ及び周辺のホ
コリ、ゴミ等を取り除き、他に影響を与えぬよう構成さ
れている。

【０００７】前記圧縮した気体噴射のＯＮ−ＯＦＦは、
前記光ピックアップ装置を具備したプレーヤーのスピン
ドルで行うように構成されている。

【０００８】

【発明の実施と形態】本発明の構成を図１〜図５によっ
て説明する。カートリッジ１及び３内部に圧縮した気体
６の気圧に十分耐える素材で形成されたタンク５に気体
流入孔８を設けた埋込みキャップ７を気密性を有する機
構で取り付け、前記埋込みキャップ７に気体開閉弁１４
を取り付ける取り付け溝１１及び気体注入口１２と噴射
孔１５、スライドリング突起部１３を形成したスライド
リング１０に、前記気体開閉弁１４を取り付け、スライ
ドバネ１６を前記埋込みキャップ７に設け前記スライド
リング１０を挿入し、開閉弁押え埋込みリング９を気密
性を有する機構で前記埋込みキャップ７に合体されてい
る。

【０００９】ＯＮ−ＯＦＦレバー１７は前記カートリッ
ジ３のスピンドル導入孔２２内部に、外径をリブ形状と
しその中心はスピンドル２３の凸部が入る凸部用孔１８
を設け、外径中心より帯状に前記スピンドル導入孔２２
の切り欠き２１を通り延長し前記タンク５端面に取り付
けられ、前記スライドリング１０と合致する部分は抜け
孔１９を設け、前記タンク５と密着する部分は左右リブ
２０を設けＯＮ−ＯＦＦの動作を確実に行えるように形
成されている。

【００１０】気体６は前記スライドリング１０の噴射孔
１５より注入する。

【００１１】前記カートリッジ３にはシャッター４が設
けられ未使用時は、前記スライドリング１０機構部分は
前記シャッタ４によって閉じられており前記光ピックア
ップ装置を具備したプレーヤーに入れることにより該シ
ャッター４は自動的に開くように構成されている。

【００１２】

【実施例】本発明の実施例を図５によって説明する。前
記カートリッジ１を上向きにし、挿入方向矢印２にした
がって前記光ピックアップ装置を具備したプレーヤーに
入れると、前記シャッター４が自動的に開くと同時に前
記プレーヤーのカートリッジガイドによってプレー状態
にセットされ、前記ＯＮ−ＯＦＦレバー１７はプレーヤ
ーのスピンドル２３によって押し上げられＯＮ状態とな
り、同時に該ＯＮ−ＯＦＦレバー１７と接触しているス
ライドリング突起部１３が押し上げられることにより気
体開閉弁１４が開き、気体６は気体注入口１２を通り噴
射孔１５より噴射され、前記光ピックアップ装置の対物
レンズ２４及びその周辺のホコリ、ゴミを前記対物レン
ズ２４に無接触でクリーニングする。

【００１３】クリーニングは数秒間行い、その後前記プ
レーヤーの取り出しボタンを操作しクリーニング装置を
取り出す。

【００１４】

【発明の効果】以上説明の通り本発明のクリーニング装
置は、前記光ピックアップ装置の対物レンズ及びその周
辺を気体を利用してクリーニングするもので、前記対物
レンズに無接触でクリーニング出来るため該対物レンズ
及びその周辺機構に動作上のダメージを与えず、常にク
リーニングによるクリーン状態が得られることを提供す
るものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明のクリーニング装置左側面図

【図２】 本発明のシャッターの閉じた状態を示すクリ
ーニング装置正面図

【図３】 本発明のシャッターの開いた状態を示すクリ
ーニング装置正面図

【図４】 本発明のクリーニング装置Ａ−Ａ断面図

【図５】 本発明のクリーニング装置Ｂ−Ｂ断面図

【符号の説明】

１：カートリッジ上側 ２：挿入方向矢印 ３：カートリッジ下側 ４：シャッター ５：タンク ６気体 ７：埋込みキャップ ８：気体流入孔 ９：開閉弁押さえ埋込みリング １０：スライドリング １１：取り付け溝 １２：気体注入口 １３：スライドリング突起部 １４：気体開閉弁 １５：噴射孔 １６：スライドバネ １７：ＯＮ−ＯＦＦレバー １８：凸部用孔 １９：抜け孔 ２０：リブ ２１：切り欠き ２２：スピンドル導入孔 ２３：スピンドル ２４：対物レンズ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】光ピックアップ装置の対物レンズを清掃す
   るため、カートリッジからなる光ピックアップ清掃装置
   にあって、前記カートリッジ内に圧縮した気体を封入す
   るためのタンクを設け、該カートリッジを前記光ピック
   アップ装置に具備したプレーヤーに入れることにより、
   前記光ピックアップ装置の対物レンズを前記気体の噴射
   により無接触で清掃することを特長とするクリーニング
   装置。