JP2002008213A - 磁気抵抗効果素子の製造方法 - Google Patents

磁気抵抗効果素子の製造方法

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JP2002008213A
JP2002008213A JP2000186909A JP2000186909A JP2002008213A JP 2002008213 A JP2002008213 A JP 2002008213A JP 2000186909 A JP2000186909 A JP 2000186909A JP 2000186909 A JP2000186909 A JP 2000186909A JP 2002008213 A JP2002008213 A JP 2002008213A
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JP2000186909A
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Kazuhiko Hayashi
一彦 林
Eizo Fukami
栄三 深見
Hiroyuki Ohashi
啓之 大橋
Masabumi Nakada
正文 中田
Kiyokazu Nagahara
聖万 永原
Hiroaki Honjo
弘明 本庄
Kunihiko Ishihara
邦彦 石原
Junichi Fujikata
潤一 藤方
Shigeru Mori
茂 森
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NEC Corp
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    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y25/00Nanomagnetism, e.g. magnetoimpedance, anisotropic magnetoresistance, giant magnetoresistance or tunneling magnetoresistance
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/14Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying magnetic films to substrates
    • H01F41/30Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying magnetic films to substrates for applying nanostructures, e.g. by molecular beam epitaxy [MBE]
    • H01F41/302Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying magnetic films to substrates for applying nanostructures, e.g. by molecular beam epitaxy [MBE] for applying spin-exchange-coupled multilayers, e.g. nanostructured superlattices

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フリー層に十分な縦バイアスを印加すると共
に、センス電流の感磁部バイパスによる出力低下を防止
するようにした、MR素子の製造方法。 【解決手段】 フリー層/非磁性層(バリア層)/固定
層を含む磁気抵抗効果膜を備えたシールド型MR素子の
製造方法において、下電極上に縦バイアス層を形成して
パターン化すると共に、磁気抵抗効果膜を積層してパタ
ーン化した後、磁気抵抗効果膜パターンの周囲に絶縁層
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気媒体に記録し
た情報信号を読み取るための磁気抵抗効果ヘッドに使用
される磁気抵抗効果素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気媒体に記録した情報信号を読
み取るための磁気センサとして、磁気抵抗効果素子(以
下、MR素子という)を利用した磁気抵抗効果ヘッド
(以下、MRヘッドという)が知られている。このよう
なMR素子は、読取素子の抵抗の一成分が磁化方向と素
子中を流れる感知電流の方向の間の角度の余弦の二乗に
比例して変化するという、いわゆる異方性磁気抵抗(A
MR)効果に基づいて動作することにより、読取素子に
より感知される磁束の強さと方向の関数としての抵抗変
化を介して、磁界信号を検出するようになっている。こ
のようにして、MR素子は、大きな線形密度で磁性表面
からデータを読み取ることができることが知られてい
る。
【0003】さらに、積層磁気センサの抵抗変化が、非
磁性層を介する磁性層間での電導電子のスピン依存性伝
送及びこれに付随する層界面でのスピン依存性散乱に帰
せられるという、より顕著な磁気抵抗効果も知られてい
る。この磁気抵抗効果は、巨大磁気抵抗効果またはスピ
ン・バルブ効果等の種々の名称で呼ばれている。このよ
うな磁気抵抗効果を利用した磁気センサは、適宜の材料
により構成されており、上述したAMR効果を利用する
磁気センサよりも、抵抗変化が大きく、従って高い感度
を有している。さらに、この磁気センサは、非磁性層で
分離された一対の強磁性体層の間の平面内抵抗が、二つ
の層の磁化方向間の角度の余弦に比例して変化する。
【0004】例えば、特開平2−61572号には、磁
性層内の磁化の反平行整列によって生ずる高いMR変化
をもたらす積層磁性構造が開示されている。この場合、
積層構造で使用可能な材料として、例えば強磁性の遷移
金属及び合金が示されている。また、特開平4−358
310号には、非磁性金属体の薄膜層により仕切られた
強磁性体の二層の薄膜層を有し、印加磁界がゼロである
場合に二つの強磁性薄膜層の磁化方向が直交し、二つの
非結合強磁性体層間の抵抗が二つの層の磁化方向間の角
度の余弦に比例して変化し、センサ中を通る電流の方向
とは独立しているMRセンサが開示されている。
【0005】さらに、特開平4−103014号には、
強磁性体中に他の中間層を挿入して多層膜とした強磁性
トンネル接合によるMR素子において、少なくとも一層
の強磁性層に反強磁性体からのバイアス磁界が印加され
ていることを特徴とする強磁性トンネル効果膜について
記載されている。この強磁性トンネル接合を用いた再生
ヘッドにおいて、フリー層の磁区を制御する層、すなわ
ち縦バイアス層が絶縁層により埋め込まれることによ
り、フリー層に接触しない構造が、例えば特開平10−
162327号に開示されている。
【0006】この特開平10−162327号に示され
ている従来のMRヘッドは、図11に示すように構成さ
れている。図11において、MRヘッド100は、下電
極101上にて、それぞれ縦バイアスパターン102が
埋め込まれた絶縁層103の間に、MR素子としての磁
気抵抗効果膜パターン104と、その上に保護層105
が形成されており、さらにこれらの保護層105及び絶
縁層103の上に、上電極106が形成されることによ
り、構成されている。これにより、この磁気抵抗効果膜
パターン104と各縦バイアスパターン102とは、絶
縁層103によって、互いに電気的に絶縁されている。
この場合、磁気抵抗効果膜パターン104は、下から順
次、下地層104a,フリー層104b,バリア層10
4c,固定層104d及び固定する層104eによって
構成されている。
【0007】このようなMRヘッド100は、例えば図
12に示すようにして製造される。まず、図12(A)
に示すように、下電極201上に、磁気抵抗効果膜20
2及び保護層203が形成される。続いて、図12
(B)に示すように、保護層203の上に、フォトレジ
スト膜204を形成した後、上記磁気抵抗効果膜パター
ン104に対応する領域の両側にて、ミーリングによっ
てフォトレジスト膜204をパターン化することによ
り、縦バイアスパターンを形成するための穴204aを
開ける。その後、図12(C)に示すように、表面全体
に亘って、第一のアルミナ層205,縦バイアス層20
6,第二のアルミナ層207を順次に析出により形成す
る。最後に、図12(D)に示すように、フォトレジス
ト膜204を除去することにより、MRヘッド100が
完成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
して製造されたMRヘッド100においては、縦バイア
スパターン102と磁気抵抗効果膜パターン104との
絶縁性を十分に確保することと、縦バイアスが磁気抵抗
効果膜パターン104のフリー層104bに有効に印加
されることと、を両立させることが重要である。このた
め、アルミナ層205,207の析出時と縦バイアス層
206の析出時とで、指向性を変更する等の微妙なプロ
セスが必要であり、磁気抵抗効果パターン104と縦バ
イアスパターン102との間に形成される絶縁層103
(すなわち第一のアルミナ層205)の膜厚制御を行な
うことが困難であった。したがって、磁気ヘッド100
の磁気抵抗効果膜パターン104に発生するセンス電流
が、縦バイアスパターン102に分流して、バリア層1
04cをバイパスしてしまうため、MRヘッド100の
出力が小さくなってしまう確率が高く、歩留まりを確保
することが困難であった。このような問題は、強磁性ト
ンネル接合膜を利用したMRヘッドだけでなく、他の構
成の磁気抵抗効果膜を備えたMRヘッドそしてMR素子
においても、同様である。
【0009】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、フリー層に十分な縦バイアスを印加する
と共に、センス電流の感磁部バイパスによる出力低下を
防止するようにした、MR素子の製造方法の提供を目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のMR素子の製造方法は、フ
リー層を含む磁気抵抗効果膜を備えたシールド型MR素
子の製造方法において、下電極上に縦バイアス層を形成
する工程と、縦バイアス層をパターン化する工程と、縦
バイアス層のパターンの間の領域において、下電極上に
磁気抵抗効果膜を順次積層させる工程と、磁気抵抗効果
膜をパターン化する工程と、磁気抵抗効果膜パターンに
接するように、周囲に絶縁層を形成する工程と、上電極
を形成する工程とを有し、かつ縦バイアス層のパターン
化工程と、磁気抵抗効果膜のパターン化工程とが、互い
に異なるフォトマスクによるフォトレジスト工程を含ん
でいる。
【0011】MR素子の製造方法をこのような構成とす
ると、センス電流が磁気抵抗効果か膜に対してほぼ垂直
に流れ、フリー層パターンと磁区制御層パターンとが空
間的に離れていると共に、フリー層パターンと磁区制御
層パターンとの下部に位置する導電層により電気的に接
触している。したがって、縦バイアスを印加するフリー
層パターンと縦バイアスパターンとの距離は、フォトレ
ジストの形成時の露光精度により規定されることにな
り、従来のような製造パラメータの調整による膜厚制御
が不要である。これにより、容易に、フリー層に縦バイ
アスを確実に印加することができると共に、縦バイアス
層へのセンス電流のバイパスを防止することができる。
このようにして、高出力を得ることができ、MR素子の
歩留まりを向上させることができる。
【0012】また、請求項2記載のMR素子の製造方法
は、上記磁気抵抗効果膜が、フリー層/非磁性層/固定
層を基本構成とする磁気抵抗効果膜としてある。さら
に、請求項3記載のMR素子の製造方法は、上記磁気抵
抗効果膜が、フリー層/バリア層/固定層を基本構成と
する強磁性トンネル接合膜としてある。
【0013】また、請求項4記載のMR素子の製造方法
は、上記下電極が、下シールド上に形成た構成としてあ
る。さらに、請求項5記載のMR素子の製造方法は、上
記上電極の上に、上シールドが形成された構成としてあ
る。
【0014】請求項6記載のMR素子の製造方法は、上
記下電極が、下シールドを兼ねている構成としてある。
請求項7記載のMR素子の製造方法は、上記上電極が上
シールドを兼ねている構成としてある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。まず、本発明のMR素子
の製造方法の一実施形態により製造されたMRヘッドに
ついて、図1に示す断面図を参照して説明する。
【0016】図1に示すように、MRヘッド10は、い
わゆるシールド型のセンサ部をABS面(空気潤滑面)
に対して平行な断面を示しており、図示しない基体上に
て、下シールド(図示せず)及び下電極11が積層さ
れ、この下電極11上にて、MR素子を形成すべき領域
の外側にて、パターン化された縦バイアス層12が形成
されると共に、MR素子を形成すべき領域にて、MR素
子としてパターン化によるフリー層13,非磁性層1
4,固定層15,固定する層16及び保護層17が順次
に積層され、さらにMD素子以外の領域の上に、絶縁層
18が形成されると共に、これらの保護層17及び絶縁
層18の上から、上電極19が形成されることにより、
構成されている。この場合、磁気抵抗効果膜部は、フリ
ー層13,非磁性層14,固定層15,固定する層16
から構成されている。
【0017】このような構成のMRヘッド10によれ
ば、上電極19から下電極11に電流を流すと、電流
は、上電極19から固定する層16,固定層15,非磁
性層14及びフリー層13を通過して、下電極11に流
れることになる。その際、縦バイアス層11は、上記各
層13,14,15,16に対して、絶縁層18により
確実に絶縁されているので、電流の流れ方に関与するこ
とはない。また、縦バイアス層11は、フリー層13の
近傍に配設されているので、縦バイアス層11における
縦バイアス電圧は、フリー層13に対して十分に印加さ
れることになる。従って、このような構成のMRヘッド
10によれば、フリー層13,非磁性層14,固定層1
5,固定する層16から成る磁気抵抗効果膜部には、セ
ンス電流が確実に流れると共に、フリー層13に対して
縦バイアスが確実に印加されることになる。
【0018】ここで、このような構成のMRヘッド10
は、本発明による磁気抵抗効果ヘッドの製造方法の第一
の実施形態により、図2〜図8の各工程に示すように製
造される。
【0019】図2に示すように、基体20上に、下シー
ルド21及び下電極22を順次に形成する。ここで、基
体20は、例えばアルチック,SiC,アルミナ,アル
チック/アルミナ,SiC/アルミナが材料として使用
される。また、下シールド層21は、例えばNiFe,
CoZrまたはCoFeB,CoZrMo,CoZrN
b,CoZr,CoZrTa,CoHf,CoTa,C
oTaHf,CoNbHf,CoZrNb,CoHfP
d,CoTaZrNb,CoZrMoNi合金,FeA
lSi,窒化鉄系材料,MnZnフェライト,NiZn
フェライト,MgZnフェライトのいずれかから成る単
体,または多層膜及び混合物が材料として使用される。
さらに、下電極22は、例えばAu,Ag,Cu,M
o,W,Y,Ti,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Pt
のいずれかから成る単体,または多層膜及び混合物が材
料として使用される。
【0020】次に、下電極22の上に、フォトレジスト
膜(図示せず)を形成した後、このフォトレジスト膜の
縦バイアス層23を形成すべき領域にて、ミーリングに
よってフォトレジスト膜をパターン化して、縦バイアス
層23を形成するための穴を有する第一のフォトマスク
を形成する。その後、フォトレジスト膜の上に、縦バイ
アス層23を成膜した後、リフトオフによってフォトレ
ジスト膜を除去する。これにより、図3に示すように、
下電極22上に、パターン化された縦バイアス層23が
形成されることになる。ここで、縦バイアス層23は、
例えばCoCrPt,CoCr,CoPt,CoCrT
a,Coフェライト,Baフェライトのいずれかから成
る単体,または多層膜及び混合物が材料として使用され
る。
【0021】続いて、全体にフォトレジスト膜(図示せ
ず)を形成した後、このフォトレジスト膜の上記縦バイ
アス層23の間の領域を除いて、ミーリングによりフォ
トレジスト膜をパターン化して、磁気抵抗効果膜24を
形成するためのパターンを備えた第二のフォトマスクを
形成する。その後、このフォトレジスト膜の上に、例え
ば下から順次にフリー層,バリア層,固定層及び固定す
る層から成る磁気抵抗効果膜24を成膜した後、リフト
オフによってフォトレジスト膜を除去する。これによ
り、図4に示すように、縦バイアス層23の間の領域に
て、パターン化された磁気抵抗効果膜24が形成される
ことになる。ここで、磁気抵抗効果膜24は、フリー
層,バリア層,固定層,固定する層から構成されてい
る。
【0022】また、フリー層は、例えばNiFe,Co
Fe,NiFeCo,FeCo,CoFeB,CoZr
Mo,CoZrNb,CoZr,CoZrTa,CoH
f,CoTa,CoTaHf,CoNbHf,CoZr
Nb,CoHfPd,CoTaZrNb,CoZrMo
Ni合金またはアモルファス磁性材料が使用される。
【0023】上記非磁性層は、磁気抵抗効果膜24が強
磁性トンネル接合膜の場合には、非磁性層はバリア層で
あって、酸化物,窒化物,酸化物と窒化物の混合物また
は金属/酸化物の二層膜,金属/窒化物の二層膜,金属
/酸化物と窒化物の混合物の二層膜が使用される。例え
ば、非磁性層(バリア層)として、例えばTi,V,C
r,Co,Cu,Zn,Y,Zr,Nb,Mo,Tc,
Ru,Rh,Pd,Ag,Hf,Ta,W,Re,O
s,Ir,Pt,Au,Si,Al,Ta,Niの酸化
物及び窒化物のいずれかの単体,多層膜または混合物
と、あるいはこれら同士の積層膜が使用される。
【0024】上記非磁性層は、非磁性層として導電非磁
性層を備えた磁気抵抗効果膜24の場合には、例えばT
i,V,Cr,Co,Cu,Zn,Y,Zr,Nb,M
o,Tc,Ru,Rh,Pd,Ag,Hf,Ta,W,
Re,Os,Ir,Pt,Au,Si,Al,Ta,N
iのいずれかの単体,多層膜または混合物と、あるいは
これら同士の積層膜が使用される。
【0025】上記固定層は、例えばNiFe,CoF
e,NiFeCo,FeCo,CoFeB,CoZrM
o,CoZrNb,CoZr,CoZrTa,CoH
f,CoTa,CoTaHf,CoNbHf,CoZr
Nb,CoHfPd,CoTAZrNb,CoZrMo
Ni合金またはアモルファス磁性材料が使用される。ま
た、固定層は、これらと、Ti,V,Cr,Co,C
u,Zn,Y,Zr,Nb,Mo,Tc,Ru,Rh,
Pd,Ag,Hf,Ta,W,Re,Os,Ir,P
t,Au,Si,Al,Ta,Niをベースとするグル
ープから成る単体,合金または積層膜と、の組合せによ
る積層膜が使用されてもよい。積層膜としては、Co/
Ru/Co,CoFe/Ru/CoFe,CoFeNi
/Ru/CoFeNi,Co/Cr/Co,CoFe/
Cr/CoFe,CoFeNi/Cr/CoFeNiが
有力な候補である。
【0026】上記固定する層は、例えばFeMn,Ni
Mn,IrMn,RhMn,PtPdMn,ReMn,
PtMn,PtCrMn,CrMn,CrAl,TbC
o,CoCr,CoCrPt,CoCrTa,PtCo
等が使用されるが、さらにPtMnまたはPtMnに対
してTi,V,Cr,Co,Cu,Zn,Y,Zr,N
b,Mo,Tc,Ru,Rh,Pd,Ag,Hf,T
a,W,Re,Os,Ir,Pt,Au,Si,Al,
Ta,Niを添加した材料も使用される。
【0027】次に、表面全体に亘って、フォトレジスト
膜(図示せず)を形成した後、このフォトレジスト膜の
磁気抵抗効果膜24の領域を除いて、ミーリングにより
フォトレジスト膜をパターン化して、絶縁層25を形成
するためのパターンを備えた第三のフォトマスクを形成
する。その後、このフォトレジスト膜の上に、絶縁層2
5を成膜した後、リフトオフによってフォトレジスト膜
を除去する。これにより、図4に示すように、磁気抵抗
効果膜24の領域を除いて、絶縁層25が形成されるこ
とになる。ここで、絶縁層25は、例えばAl酸化物,
Si酸化物,窒化アルミニウム,窒化シリコン,ダイヤ
モンドライクカーボンのいずれかから成る単体,または
多層膜及び混合物が材料として使用される。
【0028】続いて、図5に示すように、全体に上シー
ルド26を成膜し、さらにその一部26a(図5参照)
をフォトレジスト膜パターン等を利用して除去して、そ
の下の絶縁層25を露出させる。その後、図6に示すよ
うに、上記部分26aで露出する絶縁膜25の一部25
aに、下電極22まで達する穴25bを備えるように加
工した後、上電極27を成膜する。ここで、上記上シー
ルド26は、前述した下シールド21と同じ材料から構
成されており、上記上電極27は、前述した下電極22
と同じ材料から構成されている。
【0029】そして、上電極27をフォトレジスト膜パ
ターンによるリフトオフ等によって、上記25b及び上
シールド26の一部に、それぞれ電極端子27a,27
bを残すように、除去する。
【0030】続いて、図7に示すように、上シールド2
6上に、上記電極端子27a,27bの領域を除いて、
公知の構成の記録ヘッド28を構成する。その後、図8
に示すように、ヘッドのABS(空気潤滑面)に沿って
切断し、ラッピングによりABS面を形成することによ
り、MRヘッド10を含む磁気ヘッドチップ29が完成
する。
【0031】なお、上述したMRヘッドチップ29にお
いては、下シールド21上に下電極22を積層すると共
に、上シールド26上に上電極27を積層するように構
成されているが、下シールド21と下電極22の間に下
ギャップ層を、また上シールド26と上電極27の間に
上ギャップ層を、それぞれ配置することも可能である。
この場合、下ギャップ層及び上ギャップ層は、例えば絶
縁層25と同じ材料から構成されている。また、下シー
ルド21と下電極22と兼用させ、または上シールド2
6と上電極27とを兼用させることも可能である。
【0032】さらに、磁気抵抗効果膜24が強磁性トン
ネル接合膜の場合に、反強磁性層と上電極27との間
に、上部層を配置することも可能である。この場合、上
部層は、例えば上電極27と同じ材料が使用される。
【0033】次に、本実施形態により製造されたMRヘ
ッド10の動作について説明する。まず、磁気抵抗効果
膜24に対して上下方向にセンス電流が流れる。その
際、磁気抵抗効果膜24を構成するフリー層と磁区制御
層としての縦バイアス層とが互いに空間的に離れて配置
されているので、センス電流が、感磁部であるフリー層
をバイパスしてしまうことがないので、このようなバイ
パスによる出力低下が防止され得る。また、フリー層と
縦バイアス層とが互いに異なるフォトマスクによりそれ
ぞれ成膜されるので、フリー層と縦バイアス層との間の
距離は、従来のような膜厚制御によって調整する必要が
なく、高精度で形成されることになるので、フリー層に
対して確実に縦バイアスを印加することができる。
【0034】このように製造されたMRヘッドチップ2
9は、具体的には、図9に示すようにして、記録再生ヘ
ッドとして使用される。図9において、MRヘッドチッ
プ29は、ヘッドスライダを兼ねる基体30上にて、磁
気抵抗効果膜24から成るMR素子による再生ヘッド3
1(MRヘッド10)と、磁極32a,コイル32b及
び上磁極32cから成る記録ヘッド32(28)と、か
ら構成されている。
【0035】そして、磁気記録再生装置においては、M
Rヘッドチップ29を図10に示すように立てて、MR
ヘッドチップ29のABS面を、回転駆動される磁気記
録媒体33の表面に対して所定の浮上量(例えば0.2
μm以下)で対向させ、あるいは接触させて、磁気記録
媒体33の記録トラック34上に位置決めすることによ
り、MRヘッドチップ29が磁気記録媒体33の記録ト
ラック34に沿って相対的に移動することになり、再生
ヘッド及び記録ヘッドが当該記録トラック34に位置決
めされる。
【0036】ここで、MRヘッドチップ29のMR素子
としての磁気抵抗効果膜24には予め一定の大きさのセ
ンス電流が印加されている。したがって、上記記録トラ
ック34に記録された磁気的信号による漏れ磁界に基づ
いて、磁気抵抗効果膜24の抵抗が変化し、その抵抗変
化に対応する電圧変化が検出される。これにより、上記
記録トラック34に記録された磁気的信号が電気信号と
して取り出され、再生されることになる。
【0037】次に、本発明を適用した磁気抵抗効果素子
を備えたMRヘッドと、図11に示した従来のMRヘッ
ドを試作して、性能比較実験を行なった結果について説
明する。ここで、強磁性トンネル接合膜として、Ta
(3nm)/Pt46Mn54(25nm)/Co90Fe10
(3nm)/Ru(0.9nm)/Co90Fe10(3n
m)/Al酸化物(0.7nm)/Co90Fe10(1n
m)/Ni82Fe18(5nm)/Ta(3nm)の構成
のものを使用した。(ただし、組成はat%で、以下同
様である。)そして、強磁性トンネル接合膜の成膜後
に、成膜時の磁界と直交する方向に500Oeの磁界を
印加しながら、270℃,5時間の熱処理を行なった。
【0038】なお、MRヘッドを構成する各要素とし
て、以下のものを使用した。 基体・・・厚さ2mmのアルチック上に、10μmのア
ルミナを積層したもの 下シールド・・・厚さ1μmのCo65Ni12Fe23 下電極・・・Ta(20nm) 上電極・・・なし 上シールド・・・厚さ1μmのCo89Zr4 Ta4 Cr
3 絶縁層・・・厚さ30nmのアルミナ 縦バイアス層・・・Cr(10nm)/Co74.5Cr
10.5Pt15(25nm) 界面制御層・・・なし 下ギャップ層・・・なし 上ギャップ層・・・なし 上部層・・・Ta(5nm)
【0039】このような各要素を使用して、本発明によ
るMRヘッド10と従来のMRヘッド100を、図9に
示す記録再生一体型ヘッドとして試作し、基板をヘッド
スライダとして加工して、磁気記録媒体としてCoCr
Ta系媒体上にデータの記録再生を行なった。その際、
書き込みトラック幅3μm,書き込みギャップ0.2μ
m,読み込みトラック幅2μmとした。MR素子の部分
の加工は、I線を使用したフォトレジスト工程及びミー
リング工程により行なった。また、記録ヘッドのコイル
部再生のためのフォトレジスト硬化工程は250℃,2
時間とした。
【0040】ここで、固定層及び固定する層の磁化方向
が、本来の素子高さ方向から回転してしまい、磁気抵抗
効果素子として正しく動作しなくなったので、再生ヘッ
ド及び記録ヘッドの作製後に、500Oeの磁界中に
て、200℃,1時間の着磁熱処理を行なった。この着
磁熱処理によって、フリー層における磁化容易軸の着磁
方向への回転は、磁化曲線から殆ど観測されなくなっ
た。また、磁気記録媒体の保持力は3.0kOe,Mr
Tは0.35emu/cm2 とした。
【0041】このようにして試作された二つのMRヘッ
ドを使用して、再生出力,S/N,再生出力が半減する
マーク長(周波数)及びビットエラーレートを測定し
た。図11に示した従来の構造のMRヘッドにおいて
は、再生出力は3.2mVと大きく、再生出力が半減す
る記録再生周波数も300kFCIは良好であるが、S
/N比が20dBと低く、ビットエラーレートも1×1
-3と良くなかった。これは、再生信号にバルクハウゼ
ンノイズが載っているためであると考えられるので、M
RヘッドのR−Hループを測定したところ、フリー層の
磁化反転のヒステリシスが大きく、フリー層の磁壁移動
に伴うバルクハウゼンノイズが発生していることが明ら
かになった。そして、TEM(透過型電子顕微鏡)によ
る断面形状観察結果から、縦バイアス層端部とフリー層
端部との距離が離れ過ぎてしまったために、縦バイアス
がフリー層に十分に印加されず、縦バイアスがバルクハ
ウゼンノイズの低減に寄与しなかったためであると考察
された。
【0042】これに対して、図1に示した本発明による
MRヘッドにおいては、再生出力は3.1mV,再生出
力が半減する記録再生周波数は290kFCIと、図1
1に示したMRヘッドの場合とほぼ同様であるが、S/
N比が28dB,ビットエラーレートが10-8以下と良
好であった。
【0043】このようにして、本発明によれば、縦バイ
アス層及び磁気抵抗効果膜のフリー層をそれぞれ互いに
異なるフォトマスクを使用してパターン化することによ
り、縦バイアス層とフリー層との間の距離を高精度に設
定することができるので、フリー層に対して縦バイアス
層により十分な縦バイアスを印加することができると共
に、磁気抵抗効果膜を流れるセンス電流が縦バイアス層
に分流することにより、感磁部をバイパスすることがな
いので、出力の低下を防止することができる。
【0044】上述した実施形態においては、磁気抵抗効
果膜は、基本的にフリー層,非磁性層(バリア層),固
定層,固定する層から構成されているが、これに限ら
ず、以下のような構成のものを使用することができる。
第一には、基体,下地層,フリー層,第一MRエンハン
ス層,非磁性層,第二MRエンハンス層,固定層,固定
する層,保護層から成る構成。第二には、基体,下地
層,固定する層,固定層,第一MRエンハンス層,非磁
性層,第二MRエンハンス層,フリー層,保護層から成
る構成。第三には、基体上に、下地層,固定する層,固
定層,第一MRエンハンス層,非磁性層,第二MRエン
ハンス層,フリー層及び保護層を、N回繰返し積層させ
た構成。
【0045】第四には、基体上に、下地層,固定する
層,固定層,第一MRエンハンス層,非磁性層,第二M
Rエンハンス層,フリー層及び保護層を、N回繰返し積
層させた構成。第五には、基体,下地層,第一の固定す
る層,第一の固定層,第一MRエンハンス層,非磁性
層,第二MRエンハンス層,フリー層,第三MRエンハ
ンス層,非磁性層,第四MRエンハンス層,第二の固定
層,第二の固定する層,保護層から成る構成。第六に
は、基体,下地層の上に、固定層,第一MRエンハンス
層,非磁性層,第二MRエンハンス層,フリー層,非磁
性層をN回繰返し積層させた後、固定層及び保護層から
成る構成。
【0046】第七には、基体,下地層の上に、フリー
層,第一MRエンハンス層,非磁性層,第二MRエンハ
ンス層,固定層,非磁性層をN回繰返し積層させた後、
フリー層及び保護層から成る構成。第八には、基体、下
地層,固定層,第一MRエンハンス層,非磁性層,第二
MRエンハンス層,フリー層,保護層から成る構成。第
九には、基体,下地層,フリー層,第一MRエンハンス
層,非磁性層,第二MRエンハンス層,固定層,保護層
から成る構成。
【0047】ここで、上記第一,第二,第三,第四MR
エンハンス層は、フリー層と非磁性層及び固定層と非磁
性層との間に設置され、磁気抵抗変化率の値を大きくす
る作用を有しており、その磁化の動きは、フリー層と非
磁性層との間に設置された場合にはフリー層の一部とし
て、また固定層と非磁性層との間に設置された場合には
固定層の一部として、それぞれ動作する。
【0048】上記下地層は、例えばTa,Hf,Zr,
W,Cr,Ti,Mo,Pt,Ni,Ir,Cu,A
g,Co,Zn,Ru,Rh,Re,Au,Os,P
d,Nb,Vのいずれかから成る単体,または多層膜及
び混合物が材料として使用される。この場合、下地膜材
料に対する添加元素として、例えばTa,Hf,Zr,
W,Cr,Ti,Mo,Pt,Ni,Ir,Cu,A
g,Co,Zn,Ru,Rh,Re,Au,Os,P
d,Nb,Vを使用することも可能である。なお、下地
層は、備えられない場合もある。
【0049】上記各MRエンハンス層は、例えばCo,
NiFeCo,FeCo等、またはCoFeB,CoZ
rMo,CoZrNb,CoZr,CoZrTa,Co
Hf,CoTa,CoTaHf,CoNbHf,CoH
fPd,CoTaZrNb,CoZrMoNi合金また
はアモルファス磁性材料が使用される。なお、磁気抵抗
効果膜24がMRエンハンス層を備えていない場合は、
MRエンハンス層を備えた場合と比較して、わずかにM
R比が低下するが、MRエンハンス層を成膜する工程及
び時間が削減され、コストが低減されることになる。
【0050】上記保護層は、例えばTi,V,Cr,C
o,Cu,Zn,Y,Zr,Nb,Mo,Tc,Ru,
Rh,Pd,Ag,Hf,Ta,W,Re,Os,I
r,Pt,Au,Si,Al,Ta,Niのいずれかの
単体、または多層膜及び混合物、あるいはこれら同士の
積層膜が使用される。なお、保護層は、備えられない場
合もある。
【0051】さらに、磁気抵抗効果膜24が強磁性トン
ネル接合膜の場合には、反強磁性層と上電極27との間
に、上部層を配置することも可能である。この場合、上
部層は、例えば上電極27と同じ材料が使用される。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、センス
電流が磁気抵抗効果膜に対してほぼ垂直に流れ、フリー
層パターンと磁区制御層パターンとが空間的に離れてい
ると共に、フリー層パターンと磁区制御層パターンとの
下部に位置する導電層により電気的に接触している。し
たがって、縦バイアスを印加するフリー層パターンと縦
バイアスパターンとの距離は、フォトレジストの形成時
の露光精度により規定されることになり、従来のような
製造パラメータの調整による膜厚制御が不要である。こ
れにより、容易に、フリー層に縦バイアスを確実に印加
することができると共に、縦バイアス層へのセンス電流
のバイパスを防止することができる。このようにして、
高出力を得ることができ、MR素子の歩留まりを向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により製造されるMR素子を備えたMR
ヘッドの構成を示す概略断面図である。
【図2】本発明の一実施形態によるMRヘッドの製造工
程を示す(A)平面図及び(B)断面図である。
【図3】本発明の一実施形態によるMRヘッドの製造工
程を示す(A)平面図及び(B)断面図である。
【図4】本発明の一実施形態によるMRヘッドの製造工
程を示す(A)平面図及び(B)断面図である。
【図5】本発明の一実施形態によるMRヘッドの製造工
程を示す(A)平面図及び(B)断面図である。
【図6】本発明の一実施形態によるMRヘッドの製造工
程を示す(A)平面図及び(B)断面図である。
【図7】本発明の一実施形態によるMRヘッドの製造工
程を示す(A)平面図及び(B)断面図である。
【図8】本発明の一実施形態によるMRヘッドの製造工
程を示す(A)平面図及び(B)端面図である。
【図9】図1のMRヘッドの具体的構成を示す概略斜視
図である。
【図10】図1のMRヘッドによる磁気記録媒体の再生
状態を示す概略斜視図である。
【図11】従来のMR素子を備えたMRヘッドの構成を
示す概略断面図である。
【図12】図11のMRヘッドの製造工程の一例を順次
に示す工程図である。
【符号の説明】
10 MRヘッド 11 下電極 12 縦バイアス層 13 フリー層 14 非磁性層 15 固定層 16 固定する層 17 保護層 18 絶縁層 19 上電極 20 基板 21 下シールド 22 下電極 23 縦バイアス層 24 磁気抵抗効果膜 25 絶縁層 26 上シールド 27 上電極 28 記録ヘッド 29 MRヘッドチップ 30 基体 31 再生ヘッド 32 記録ヘッド 33 磁気記録媒体 34 記録トラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 啓之 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 中田 正文 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 永原 聖万 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 本庄 弘明 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 石原 邦彦 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 藤方 潤一 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 森 茂 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 2G017 AD55 AD62 AD63 AD65 5D034 BA03 BA08 BA12 BA15 BB08 CA04 DA07 5E049 AA01 AA04 AB03 BA06 BA11 CB02 DB02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フリー層を含む磁気抵抗効果膜を備えた
    シールド型磁気抵抗効果素子の製造方法において、 下電極上に縦バイアス層を形成する工程と、 縦バイアス層をパターン化する工程と、 縦バイアス層のパターンの間の領域において、下電極上
    に磁気抵抗効果膜を順次積層させる工程と、 磁気抵抗効果膜をパターン化する工程と、 磁気抵抗効果膜パターンに接するように、周囲に絶縁層
    を形成する工程と、上電極を形成する工程とを有し、 かつ、縦バイアス層のパターン化工程と、磁気抵抗効果
    膜のパターン化工程とが、互いに異なるフォトマスクに
    よるフォトレジスト工程を含んでいることを特徴とす
    る、磁気抵抗効果素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記磁気抵抗効果膜が、フリー層/非磁
    性層/固定層を基本構成とする磁気抵抗効果膜であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果素子の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 上記磁気抵抗効果膜が、フリー層/バリ
    ア層/固定層を基本構成とする強磁性トンネル接合膜で
    あることを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果素子
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記下電極が、下シールド上に形成され
    ていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の磁気抵抗効果素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記上電極の上に、上シールドが形成さ
    れていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の磁気抵抗効果素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記下電極が、下シールドを兼ねている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の磁気
    抵抗効果素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記上電極が上シールドを兼ねているこ
    とを特徴とする請求項1〜3または6のいずれかに記載
    の磁気抵抗効果素子の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004253807A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Headway Technologies Inc Mtj素子、mtj素子アレイ、ならびにmtj素子の製造方法
JP2008103728A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Magic Technologies Inc 磁気トンネル接合素子およびその製造方法

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