JP2002008195A - 乗車予約システム - Google Patents

乗車予約システム

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JP2002008195A
JP2002008195A JP2000193073A JP2000193073A JP2002008195A JP 2002008195 A JP2002008195 A JP 2002008195A JP 2000193073 A JP2000193073 A JP 2000193073A JP 2000193073 A JP2000193073 A JP 2000193073A JP 2002008195 A JP2002008195 A JP 2002008195A
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reservation
boarding
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center
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Katsumasa Shimizu
克正 清水
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 移動体電話からも予約を可能にし、高齢者、
身体障害者にとっても利便性の高いシステムとする。ま
た、移動体の接近がわかり、移動体電話を利用した信頼
性が高いシステムとすること。 【解決手段】 乗車予約が発生した場合、センター3で
乗車予約を受け付け、乗車予約に応じて運行ルートを決
め、運行ルートで運行指示を移動体4に対して行う乗車
予約システム1において、センター3は、移動体電話2
1と移動体電話基地局51との通信により情報発信者の
位置を特定する位置特定機能31をもち、位置特定機能
31からの発信者情報に基づいて乗車予約を行う特定人
の所在位置を特定し、所在位置あるいはその近傍位置か
らの乗車予約を行い、予約された場所に停車させるべく
運行ルートを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗車予約が発生し
た場合、センターで乗車予約を受け付け、乗車予約に応
じて運行ルートを設定し、その運行ルートで運行指示を
移動体に対して行う乗車予約システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から相乗車両に代表されるバスは、
所定の時間間隔をおいて運行され、予め決められた運行
ルートにおいて、運行ルートの途中にある複数の停留所
に停車し、停留所で人を乗降させながら運行を行うもの
であり、通常は特定の停留所からの乗降しかできない。
【0003】近年ではこのようなバスに対して、利便性
の向上および乗車効率を向上させることを目的として、
バスを有効的に活用するため、乗車を希望する人(乗車
希望者)からの呼び出しに応じて、ルートを変更できる
ようにした路線バス乗車予約システムが、特開平10−
241091号公報に提案されている。この公報に示さ
れるシステムは、利用者からの呼び出しに応じてルート
を任意に決定する交通運行システムが開示されている。
このシステムは、多数乗車型車両(バス)の位置と、そ
れぞれのバスの予定ルートに沿った交通状況が管理さ
れ、乗車予約時に自宅等から電話を介して乗車位置、目
的地、希望到達時刻、乗客の数を予約すると、その要求
を満足する適切なルートがセンターで設定され、その情
報をバスに送る。このようなシステムでは、予約した本
人は予約した時間に自宅で待っていれば、そのバスに乗
車することが可能となる。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
した公報のシステムでは、利用者は電話などを介して、
乗車地点、目的地、到着希望時刻、乗客数などを送信す
ると、要求を満足する適切なルートが決定され、車両が
運行される。これは、自宅など任意の場所から予約が可
能となることから、特に高齢者や身体障害者などにとっ
ては非常に利便性が向上する。しかし、外出先から帰宅
の際にも予約が必要となると同時に、乗車地点、目的
地、希望到着時刻など伝えねばならない事項が多く利用
者も予約手続きが面倒となる。更に、運行経路が変わる
ことから、到着時間も変わり、利用者にとっては到着時
間の予測がつきにくい。
【0005】また、近年では情報伝達の装置として、携
帯電話やPHS(パーソナル フォン システム)とい
った移動体電話が急速に普及してきているが、移動体へ
の乗車予約に関しては、移動体電話とバス運行業者との
間で、うまくリンクしたシステムは提案されていない。
【0006】よって、本発明は上記の問題点に鑑みてな
されたものであり、移動体電話からも予約を可能にする
こと、高齢者、身体障害者にとっても利便性の高いシス
テムとすること、移動体の接近がわかるシステムとする
こと、移動体電話を利用した信頼性が高いシステムとす
ること、を技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた技術的手段は、乗車予約が発生した場合、セ
ンターで乗車予約を受け付け、乗車予約に応じて運行ル
ートを設定し、該運行ルートで運行指示を移動体に対し
て行う乗車予約システムにおいて、前記センターは、移
動体電話との通信により情報発信者の位置を特定する位
置特定手段を備え、該位置特定手段からの発信者情報に
基づいて乗車予約を行う特定人の所在位置を特定し、該
所在位置あるいはその近傍位置からの前記特定人の乗車
予約を行い、予約された場所に停車させるべく運行ルー
トを設定したことである。
【0008】これによれば、センターは位置特定手段に
より移動体電話との通信により情報発信者の位置を特定
し、所在位置あるいはその近傍位置からの乗車予約を行
い、予約された場所に停車させるべく運行ルートを設定
し、移動体に対して指示を行うことが可能となることか
ら、移動体電話を利用した乗車予約が可能となる。例え
ば、高齢者や身体障害者等が外出した場合でも、移動体
電話と移動体電話基地局との通信が可能な場所であれ
ば、移動体電話からの所在地あるいはその近傍位置から
乗車予約を行うことが可能となる。よって、移動体が停
車する停留所までわざわざ行かなくても、自分がいる位
置(所在位置)あるいはその近傍位置からの乗車予約が
行えるため、高齢者、身体障害者等にとっても利便性の
高いシステムとなる。
【0009】この場合、位置特定手段は、移動体電話を
管理する電話管理局の情報から位置特定を行うようにす
れば、位置精度が向上した情報、信頼性が高い位置情報
を使用することにより、乗車位置の特定が行えることか
ら信頼性が高いシステムとすることが可能となる。位置
特定手段は、例えば、GPS装置等を用いても良い。
【0010】また、特定された位置の近傍に、移動体が
停車を行うことになっている停留所が存在する場合、乗
車位置を特定人に選択させるようにすれば、意志を尊重
した停留所の設定が行えるため、利便性がより向上す
る。
【0011】また、センターは、特定人の乗車予約位置
に接近した時に、特定人に接近情報を伝達すれば、到着
時間が適切にわかるため、前もって乗車時の準備が行
え、利便性がより向上する。この場合、接近情報は情報
提供を希望する時間に伝達されるようにすることによ
り、希望した時間に情報が送られてくるので、ふとした
ことから乗車時間をわすれていた場合でも、乗り過ごし
が防止されると共に、乗車位置での移動体の停車時間を
短縮することが可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。
【0013】図1は乗車予約システム1を示したブロッ
ク図である。このシステム1はセンター3において所定
領域内での運行管理を行う複数の移動体を運行業者ある
いは地方自治体が一括して管理するものであり、路線バ
ス、福祉用車両、タクシー等を管理するシステムに適用
が可能である。
【0014】本実施形態に示す、「移動体」とは停留所
に停車して乗客を乗降させるバス、老人や身体障害者を
福祉施設や病院、自宅、希望する場所等に運ぶ福祉用の
車両、タクシー等が該当するが、これらのいずれかの車
両で良く、車両4として以下に説明を行うが、これに限
定されないものとする。また、車両4へは未だ乗車して
おらず、乗車を希望する人を利用者(利用客)、車両4
へ乗車を行う人、既に乗車している人を乗客とし、後述
する移動体電話により車両4に乗車予約を行う人の事
を、利用者(特定人)2と称するが、これら全ての表現
は同じことを意味する。また、発信者とは一般的に外部
に情報を発信する人を言うが、ここでの発信者は利用者
2の中で移動体電話21の電源がオン状態となっている
移動体電話21を携帯し、移動体電話21と移動体電話
基地局51との間で情報(位置データ)の授受が行われ
ている状態下で、センター3に車両4の乗車予約を行う
人と定義して、以下に説明を行う。
【0015】図1に示す本システム1では、PHS(パ
ーソナル フォン システム)や携帯電話等に代表され
る移動体電話21と移動体電話基地局51との間で情報
の授受が行われている状態(移動体電話を管理する電話
管理局と電波がつながる状態)で、移動体電話21を携
帯する人が、土地勘のない知らない地域でも任意の場所
からでも、センター側で移動体電話21を携帯する人の
位置の特定ができ、センター側で特定された位置あるい
はその近傍位置から車両4への乗車予約ができることを
特徴としている。
【0016】センター3には、発信者の位置を特定して
予約停留所位置を特定する機能31を備えている。この
発信者の位置を特定する発信者位置機能31は、これに
限定されるものではないが、移動体電話21の発信元
(移動体電話21を携帯する人の所在位置に一致)と通
信を行う複数の移動体電話基地局51が総括して管理さ
れる移動体電話管理局51から送られる情報に基づい
て、位置の特定がなされる。例えば、電波の弱いPHS
では数10m〜数100m(50〜500m)の範囲
内、PHSよりも電波の強い携帯電話では数Km(1〜
3Km)の範囲内で移動体電話21を携帯する人の位置
特定が行えるようになっており、この位置特定方法は、
PHSでは具体的には1台の移動体電話21の端末にお
いて、同時に複数個(例えば、3〜5個)の基地局から
の電波を受信する。そこで、各移動体電話基地局51か
らの電波の強さと捕らえた移動体電話基地局51のID
情報を受信し、移動体電話21を管理する移動体電話管
理局5に対して、捕らえた電波の強さと移動体電話基地
局51のID情報を、例えば、携帯電話の場合には無線
で、PHSの場合には電話回線を介して送信することに
より、移動体電話管理局5では移動体電話基地局51と
の間で情報のやり取りを行っている特定人の所在位置
を、数10m〜数100mの単位で特定することが可能
である。つまり、このように移動体電話管理局5では移
動体電話21を所持する特定人の所在位置を把握できる
ことから、位置管理センターとして機能する。
【0017】そこで、センター3について説明を続ける
と、センター3には運行を管理する複数の車両4の運行
ルートの停留所情報(停留所No.とその所在地の緯度
/経度)を記憶した停留所データベース(停留所DB)
32を持ち、更に、乗車予約を利用人の情報(ID、乗
車希望位置、乗車希望時間、予約のあった場所あるいは
停留所No.等)が記憶された予約データベース(予約
DB)33を持っている。センター3は、予約を行った
人の情報が記憶される予約DB33からの予約情報と、
予め定められた停留所DB32からの停留所情報によ
り、各車両4の運行計画を立案し、設定する運行計画立
案機能34を持っている。
【0018】この運行計画の立案は、各車両4に割り当
てられた通常の運行ルートにおいて、例えば、2〜3K
m或いは5Km四方の範囲内といった範囲内で、通常決
まった停留所に停車する運行ルートに対して、利用客か
ら乗車要求が発生した場合には運行ルートが可変的に設
定できるようになっている。この場合、基本的な運行ル
ートをA,B,C,・・・といった停留所に停車するル
ート、あるいは、A,B,C,・・・といった停留所に
停車しながら所定領域を巡回するルートの時刻表は、基
本的な正規ルートを多少外れても停留所での停車時間に
問題が生じないように、予め余裕時間を加味した時間で
時刻表が設定されている。
【0019】センター3により運行計画が立案作成され
ると、その運行情報(乗車予約が行われた付近を乗車予
約時間近くに通過する車両(該当車両という)4に対し
て、停車する停留所(停留所の緯度/経度)と乗車予約
がなされた場所の緯度/経度を含む運行ルートに関する
情報)がセンター3の通信機36に伝達される。センタ
ー3では、電話21による無線通信により通信機36を
介して現在走行中あるいは所定時間後に走行予定の該当
車両4に、運行データとしてこれらのデータが送信され
る。
【0020】一方、センター3から送信された運行ルー
トに係わる情報を受けた車両4は、車両内部に設けられ
た通信機41を介して受信される。各車両4はGPS衛
星から送られてくる電波を受信し、位置を把握する位置
把握装置43を備え付けており、受信された衛星からの
電波により現在の位置が特定される共に、送られてきた
運行ルートの緯度/経度を地図上で特定できる機能をも
つ。つまり、車両4は位置把握装置43により、停車す
べく停留所の緯度/経度および走行中の位置の把握さ
れ、地図情報に重ねて運行指示表示装置42に停留所位
置を表示する。運行指示表示装置42は、GPS衛星か
らの電波を受信し道案内を行うナビゲーション装置のデ
ィスプレィ画面でも良く、停まる停留所の位置を分かり
易い表示携帯で示すようにした簡易型の表示装置でも良
い。運行ルートに係わる情報を受信した車両4は、現在
走行中の位置を一定周期あるいは所定時間にセンター3
に向けて送信することで、センター側で運行を行う各車
両4の位置が総括して管理できるようになっている。
【0021】次に、図2を参照して、移動体電話21か
ら車両4へ乗車予約を行うときの動作フローについて説
明する。ここでの処理は、本発明の理解を容易とさせる
ため、移動体電話21からの電話予約により運行ルート
が設定され、予約された乗車希望時間に乗車位置を走行
予定あるいはその近傍を通過する車両(該当車両)4に
対し、運行ルートを指示する場合の動作フローについて
以下に説明を行うが、これに限定されるものではなく、
固定電話からの予約も行えるものとする。
【0022】乗車予約に関しては、利用者(特定人)が
複数の車両4の運行を管理するセンター3に対して、P
HSや携帯電話等の移動体電話21により乗車予約の電
話を入れることから始まる。乗車予約の電話を、例え
ば、移動体電話21を携帯する外出先(移動先)から、
所持している移動体電話21を介してセンター3に行う
と、電話回線がセンター3に接続される(S1)。セン
ター3では常にナンバーディスプレィ機能等を用いて、
かかってくる電話番号をコンピュータにより監視してい
る。それ故、センター3にかけていた電話番号が、移動
体電話21に特有の番号(電話番号の先頭が、070、
090で始まる番号)であると、電話をかけてきた発信
者の位置を特定する処理に入る(S2)。通常、移動体
電話21はオン状態となっている場合には、近くに存在
する移動体電話基地局51と位置データの情報の交信を
行っているため、移動体電話21の回線を管理する移動
体電話管理局(位置管理センター)5は、常に動作中の
移動体電話21の発信位置(つまり、移動体電話21を
所持している人の位置)を移動体電話基地局51の予め
設置してある位置から特定し(S3)、その特定された
位置情報を外部から外部情報としてもらうことにより、
車両4への乗車予約を行う特定人の位置を例えば、PH
Sでは、数10m〜数100mの位置精度で把握でき
る。尚、この位置特定は外部から情報をもらわずに、セ
ンター内自身で位置を特定する機能を有する構成として
も良い。
【0023】発信者の位置を特定すると、センター3
は、次に、発信者の位置あるいは発信者がある位置の付
近を乗車希望時間の近くに走行予定の車両(該当車両)
4を見つけ出し、その該当車両4の停止または迂回可能
な停留所を停留所DB32より検索する。停留所DB3
2からの情報により特定人の所在位置あるいはその近傍
位置で位置の特定が可能であるか否かが判断される(S
5)。ここで、予約を行う発信者の所在位置の付近に多
数の停留所があった場合には、1つの停留所に特定でき
ない場合が存在する。この場合には、センター3は特定
された所在位置近傍に存在する停留所を抽出し、停留所
一覧を作成して、電話回線により抽出された停留所の一
覧を乗車予約を行う特定人に対して送信する。すると、
その情報を受信した人は自分の希望する停留所を移動体
電話21の表示画面上に停車する停留所が番号が付与さ
れて表示される。この表示を見て番号を選択し、自分の
希望する乗車位置となる停留所を選択することができ
る。このようにして、番号で選択された停留所の選択情
報をセンター側に送り返すことで、今、自分のいる位置
に複数の停留所がある場合には、自分の意志を尊重した
停留所の選択ができるようになっている。
【0024】これにより、乗車を希望する乗車位置が特
定され(S6)、センター3の予約DB(S33)に書
き込まれる。乗車予約の情報がセンター3の予約DB3
3に書き込まれると、次にセンター3は運行計画が記憶
されている情報を元にして運行計画立案が行われ、予め
定まった基本ルートに沿った運行ルートが設定される
(S8)。この場合、車両4は基本運行ルートを基本的
にもたず、利用者からの乗車要求があった場所にのみ、
停車しながら人を乗車させていくように、運行ルートを
組むことも可能である。
【0025】運行ルートがセンター3により設定される
と、センター3は該当車両4の車両IDを特定して、通
信機36を介して運行指示を出す。センター3からの指
示を受けた車両4はセンター3から送られてきた運行ル
ートに従って運行を行うよう指示がなされる(S9)。
センター3からの運行ルートに係わる情報を車両側では
位置把握装置43を使用して、運行指示表示装置42に
表示されるので、車両4の運転者は容易に停留所の位置
を把握することができる。現在走行している位置(緯度
/経度)が位置把握装置43により把握されると、その
検出された位置情報をセンター3に通信機41を介して
送信する。これにより、運行ルートの送信を行った車両
4から位置情報がリアルタイムあるいは所定時間毎に送
信されてくるので、センター側では指示を出した車両が
現在どの位置にいるのかを把握することができる。
【0026】一方、センター3では車両4の位置把握装
置43により把握した現在位置と予約DB33を検索し
て得られた乗車位置、あるいは、乗車希望時間とを比較
し、あとどれくらいで予約された乗車位置に到着できる
かをコンピュータ処理によりわかるようになっている。
ここで、あと数分(例えば、5分程)で予約された乗車
位置まで付けると判断されると、センター3は乗車予約
を行った人の電話番号を予約時に記憶しており、その情
報を元に乗車予約をした人に対して、「あと数分(例え
ば、5分)で車両が到着します。」というメッセージ
(文字情報)や音声を移動体電話21に対して自動的に
行うことで、乗車予約をした人は、前もって予約した車
両4への乗車準備が行える。また、この場合、乗車予約
をした人がふとしたことから、設定した乗車希望時間を
忘れている場合には、センター3からのメッセージの通
知により、再認識させることができると共に、乗合車両
の如く車両4に乗客が乗っている場合には、乗車予約を
した人はセンター3から送られてきた接近情報により、
前もって乗車準備が行えるため、数分後に予約された乗
車位置に停車した場合、停車時時間が短くなり、車両4
へ乗車を行う利用者にとって、利便性が良くなる。
【0027】例えば、このようなシステム1にあって
は、バス等のように運行ダイヤを持っている場合は、移
動体電話21をセンター3に電話するという操作のみに
より、確実な乗車予約を行うことができる。この場合、
乗車予約完了時には乗車予約が正しくできたことを伝
え、予約に誤っていないか否かの確認を、移動体電話2
1の表示画面上にメッセージを表示させて、行なわせる
ようにしても良い。
【0028】このようなシステム1により、利用者2は
複雑な予約情報を入力する煩わしさや特別な入力装置を
必要としない。また、車両4の運行事業者は複雑な乗車
予約を受け付けるための熟練したオペレータは必要な
く、乗車受け付け操作時の無人化も可能となる。この場
合、音声認識または音声合成を採用すれば、運営上、効
率の良いシステムとなる。また、この予約情報は該当す
る乗合車両の運転手に自動的に伝えられるようにするこ
とも可能となる。
【0029】更に、センター3は車両4から送られてく
る現在位置を常に監視しているため、予約車両が乗車予
約された位置に近づいた場合には、予約をした人に自動
的に電話をかけ、乗車準備をするよう伝えることも可能
となる。
【0030】当然、これらの機能は家庭などの固定電話
から予約した場合も使え、あらかじめ情報伝達する時間
を設定しておけば、自分の都合の良い時間に電話をかけ
てもらうことも可能となる。
【0031】
【効果】本発明によれば、センターは位置特定手段によ
り移動体電話との通信により情報発信者の位置を特定
し、所在位置あるいはその近傍位置からの乗車予約を行
い、予約された場所に停車させるべく運行ルートを設定
し、移動体に対して指示を行うことができることから、
移動体電話を利用した乗車予約が可能となる。例えば、
高齢者や身体障害者等が外出した場合でも、移動体電話
と移動体電話基地局との通信が可能な場所であれば、移
動体電話からの所在地あるいはその近傍位置から乗車予
約を行うことができる。よって、移動体が停車する停留
所までわざわざ行かなくても、自分がいる位置あるいは
その近傍位置からの乗車予約が行えるため、高齢者、身
体障害者等にとっても利便性の高いシステムとなる。
【0032】この場合、位置特定手段は、移動体電話を
管理する電話管理局の情報から位置特定を行うようにす
れば、位置精度が向上した情報を使用することにより、
乗車位置の特定が行えることから信頼性が高いシステム
となる。
【0033】また、特定された位置の近傍に、移動体が
停車を行うことになっている停留所が存在する場合、乗
車位置を特定人に選択させるようにすれば、意志を尊重
した停留所の設定が行えるため、利便性がより向上す
る。
【0034】また、センターは、特定人の乗車予約位置
に接近した時に、特定人に接近情報を伝達すれば、到着
時間が適切にわかるため、前もって乗車時の準備が行
え、利便性がより向上する。この場合、接近情報は情報
提供を希望する時間に伝達されるようにすることによ
り、希望した時間に情報が送られてくるので、ふとした
ことから乗車時間をわすれていた場合でも、乗り過ごし
が防止できると共に、乗車位置での移動体の停車時間を
短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における乗車予約システ
ムを示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態における乗車予約システ
ムの移動体電話から乗車予約を行う動作フローである。
【符号の説明】
1 乗車予約システム 2 利用者(特定人) 3 センター 4 車両(移動体) 5 位置管理センター(電話管理局) 21 移動体電話 51 移動体電話基地局

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗車予約が発生した場合、センターで乗
    車予約を受け付け、乗車予約に応じて運行ルートを設定
    し、該運行ルートで運行指示を移動体に対して行う乗車
    予約システムにおいて、 前記センターは、移動体電話との通信により情報発信者
    の位置を特定する位置特定手段を備え、該位置特定手段
    からの発信者情報に基づいて乗車予約を行う特定人の所
    在位置を特定し、該所在位置あるいはその近傍位置から
    の前記特定人の乗車予約を行い、予約された場所に停車
    させるべく運行ルートを設定することを特徴とする乗車
    予約システム。
  2. 【請求項2】 前記位置特定手段は、移動体電話を管理
    する電話管理局の情報から位置特定を行うことを特徴と
    する請求項1に記載の乗車予約システム。
  3. 【請求項3】 特定された位置の近傍に、前記移動体が
    停車を行うことになっている停留所が存在する場合、乗
    車位置を前記特定人に選択させることを特徴とする請求
    項1に記載の乗車予約システム。
  4. 【請求項4】 前記センターは、前記特定人の乗車位置
    に接近した時に、前記特定人に対して接近情報を伝達す
    ることを特徴とする請求項1に記載の乗車予約システ
    ム。
JP2000193073A 2000-06-27 2000-06-27 乗車予約システム Pending JP2002008195A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002196665A (ja) * 2000-12-26 2002-07-12 Toyota Motor Corp 情報提供装置
JP2019128635A (ja) * 2018-01-22 2019-08-01 日産自動車株式会社 車両運行管理方法及び車両運行管理装置

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