JP2002007339A - 地理情報システム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

地理情報システム及びそのプログラムを記録した記録媒体

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JP2002007339A
JP2002007339A JP2000186407A JP2000186407A JP2002007339A JP 2002007339 A JP2002007339 A JP 2002007339A JP 2000186407 A JP2000186407 A JP 2000186407A JP 2000186407 A JP2000186407 A JP 2000186407A JP 2002007339 A JP2002007339 A JP 2002007339A
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Sachio Miyanaga
左千夫 宮永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主にクライアント/サーバー・システムの運
用動作を行い、サーバー接続が異常なときスタンドアロ
ンの運用動作に切り替え、サーバー接続が回復すると、
前記システムの運用動作に切り替える地理情報システム
を提供する。 【解決手段】 地図データベース51 を保持するサーバ
ー1、地図キャッシュファイル71 及びログファイル7
2 を保持するクライアント2、通信ネットワーク4によ
り前記システムを形成し、クライアント2は、サーバー
との接続の正常を検知すると、前記システムの運用動作
を行い、地図データベース51 の地図データを地図キャ
ッシュファイル71 に転送して地図データ編集を行い、
サーバーとの接続の異常を検知すると、クライアント2
をスタンドアロンで運用動作に切り替え、地図キャッシ
ュファイル71 の地図データを用いて地図データ編集を
行い、サーバーとの接続の正常復帰を検知すると、前記
システムで運用動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地理情報システム
及びそのプログラムを記録した記録媒体に係り、特に、
通常クライアント/サーバー・システムによる運用動作
を行い、クライアントがサーバーとのネットワーク接続
の異常を検出したとき、スタンドアロンによる運用動作
に切り替え、サーバーとのネットワーク接続が正常に復
帰したとき、クライアント/サーバー・システムによる
運用動作に切り替える地理情報システム、及び、クライ
アントにその動作を実行させるプログラムを記録した記
録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、地理情報システムは、既存の地図
データを格納した地図データベースと、地図データを編
集するコンピュータ端末とを少なくとも備え、コンピュ
ータ端末が地図データベースから編集すべき部分の地図
データを読み出し、読み出した地図データに新たな地図
データを追加したり、読み出した地図データを更新した
り、読み出した地図データを削除したりして地図データ
を編集し、編集した地図データを編集前の地図データに
代わって地図データベースに格納するようにしているも
のである。
【0003】ところで、地理情報システムに用いられる
コンピュータ端末は、その動作形態として2つの動作形
態がある。その1つは、コンピュータ端末を単独で動作
させるもので、スタンドアロンと呼ばれているものであ
り、他の1つは、コンピュータ端末を他の多くのコンピ
ュータ端末とともに通信ネットワーク、例えばインター
ネットを通してホストコンピュータに接続し、このと
き、コンピュータ端末をクライアント、ホストコンピュ
ータをサーバーとしてそれらを連携動作させるもので、
クライアント/サーバー・システムと呼ばれているもの
である。そして、地理情報システムにおいては、地図デ
ータベースをホストコンピュータ(サーバー)側に配置
し、その地図データベースを多くのコンピュータ端末
(クライアント)が共有できることから、最近では専ら
クライアント/サーバー・システムが主流になってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、地理情報システ
ムにおいて、コンピュータ端末(クライアント)の運用
形態の主流をなすクライアント/サーバー・システム
は、ホストコンピュータ(サーバー)側が地図データベ
ースを一元的に管理しているので、多くのコンピュータ
端末(クライアント)に対して重複しない地図データベ
ースの管理ができるという利点を有する反面、ホストコ
ンピュータ(サーバー)が未だ立ち上っていないときま
たはホストコンピュータ(サーバー)がダウンしている
とき、もしくは、コンピュータ端末(クライアント)と
ホストコンピュータ(サーバー)とを接続する通信ネッ
トワーク、例えばインターネットの接続状態が不良であ
るとき、コンピュータ端末(クライアント)はホストコ
ンピュータ(サーバー)からの地図データベースの受領
ができないため、コンピュータ端末(クライアント)単
独の運用動作をすることが不可能になる。
【0005】これに対して、コンピュータ端末(クライ
アント)を単独動作させるスタンドアロンは、自己のコ
ンピュータ端末(クライアント)が正常である限り、常
時運用動作させることが可能ではあるが、コンピュータ
端末(クライアント)毎に地図データベースを管理する
必要があり、コンピュータ端末(クライアント)毎に地
図データベースを管理するために、全体として膨大な記
憶量のメモリを用意しなければならないものである。
【0006】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その目的は、サーバーとのネットワー
ク接続状態の良否に応じて、クライアントの動作運用
を、クライアント/サーバー・システムとスタンドアロ
ンとの間で切り替えることを可能にした地理情報システ
ムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による地理情報システムは、地図データベー
スを保持するサーバーと、地図キャッシュファイル及び
ログファイルを保持するクライアントと、サーバーとク
ライアントとをネットワーク接続する通信ネットワーク
とによりクライアント/サーバー・システムが形成さ
れ、クライアントは、サーバーとのネットワーク接続が
正常であることを検知すると、クライアントとサーバー
をクライアント/サーバー・システムにより運用動作さ
せ、地図データベースの地図データを地図キャッシュフ
ァイルに転送し、クライアント側で地図データの編集を
行い、一方、サーバーとのネットワーク接続が異常にな
ったことを検知すると、クライアントをスタンドアロン
で運用動作させるとともに、地図キャッシュファイルに
格納されている地図データを用いて地図データの編集を
行い、サーバーとのネットワーク接続が正常に復帰した
ことを検知すると、クライアントとサーバーをクライア
ント/サーバー・システムにより運用動作させる手段を
具備する。
【0008】また、前記手段において、クライアント
は、スタンドアロンの運用動作中に編集した地図データ
をログファイルに格納し、サーバーとのネットワーク接
続が正常に復帰したとき、ログファイルに格納されてい
るログデータをサーバーに転送し、地図データベースを
一括修正するようにしているものである。
【0009】これらの手段によれば、クライアントは、
サーバーとのネットワーク接続が正常である場合、クラ
イアント/サーバー・システムによる運用動作を行い、
それによりサーバー側にある地図データベースを多数の
クライアントによって共有管理することができるととも
に、一方、サーバーとのネットワーク接続が異常になっ
た場合、スタンドアロンによる運用動作に切り替え、地
図キャッシュファイルに転送されている地図データを用
いてクライアント単独で地図データの編集を行うことが
可能になり、さらに、サーバーとのネットワーク接続が
正常に復帰した場合、クライアント/サーバー・システ
ムによる運用動作に再び切り替え、ログファイルに格納
されているログデータをサーバー側に転送することによ
り、そのログデータを基にして地図データベースを一括
修正することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態を
図面を参照して説明する。
【0011】図1は、本発明による地理情報システムの
一つの実施の形態であって、地理情報システムの概要構
成を示すブロック図である。
【0012】図1において、1はサーバー、2はクライ
アント、3は通信ネットワーク、4はサーバー側制御
部、41 は地理情報制御部、42 はデータベース管理
部、43は地図データ通信管理部、44 はログファイル
通信管理部、5はサーバー側記憶部、51 は地図データ
ベース、6はクライアント側制御部、61 は地理情報制
御部、62 はファイル入出力部、63 は地図データ通信
管理部、64 はログファイル通信管理部、65 は地図表
示制御部、7はクライアント側記憶部、71 は地図キャ
ッシュファイル、72 はログファイル、8は表示部、9
は入力部である。
【0013】この場合、サーバー1は、サーバー側制御
部4とサーバー側記憶部5とからなり、クライアント2
は、クライアント側制御部6と、クライアント側記憶部
7と、表示部8と、入力部9とからなる。また、サーバ
ー側制御部4は、地理情報制御部41 と、データベース
管理部42 と、地図データ通信管理部43 と、ログファ
イル通信管理部44 とを備え、サーバー側記憶部5は地
図データベース51 を備えている。クライアント側制御
部6は、地理情報制御部61 と、ファイル入出力部62
と、地図データ通信管理部63 と、ログファイル通信管
理部64 と、地図表示制御部65 とを備え、クライアン
ト側記憶部7は、地図キャッシュファイル71 と、ログ
ファイル72 とを備えている。
【0014】そして、サーバー1において、サーバー側
制御部4は、地理情報制御部41 がデータベース管理部
2 と地図データ通信管理部43 とログファイル通信管
理部44 にそれぞれ接続される。データベース管理部4
2 は、サーバー側記憶部5の地図データベース51 に接
続される。また、クライアント2において、クライアン
ト側制御部6は、地理情報制御部61 がファイル入出力
部62 と地図データ通信管理部63 とログファイル通信
管理部64 と地図表示制御部65 にそれぞれ接続され
る。ファイル入出力部62 は、クライアント側記憶部7
の地図キャッシュファイル71 と、ログファイル72
それぞれ接続される。地図表示制御部65は表示部8に
接続され、地理情報制御部61 は入力部9に接続され
る。
【0015】次に、この実施の形態による地理情報シス
テムの各部の機能について述べると、次の通りである。
始めに、サーバー1において、サーバー側制御部4のデ
ータベース管理部42は、地理情報制御部41 の制御に
基づいて、記憶部5の地図データベース51 に格納され
ている地図データの読み出しを行うとともに、地図デー
タベース51 に格納されている地図データの書き替えを
行う。地図データ通信管理部43 は、地理情報制御部4
1 によって制御されるもので、データベース管理部42
を通して地図データベース51 から取得した地図データ
が供給されると、その地図データを所定のプロトコルに
変換した後、通信ネットワーク4を通してクライアント
2に転送し、一方、クライアント2から通信ネットワー
ク4を通して地図データが転送供給されると、その地図
データを所定のプロトコルに変換した後、データベース
管理部43 を通して地図データベース51 に供給する。
ログファイル通信管理部44 も、地理情報制御部41
よって制御されるもので、クライアント2から通信ネッ
トワーク4を通してログデータによる地図データ更新メ
ッセージが転送供給されると、そのログデータを所定の
プロトコルに変換した後、データベース管理部43 を通
して地図データベース51 に供給し、地図データベース
の一括修正を行う。
【0016】次に、クライアント2において、クライア
ント制御部6のファイル入出力部6 2 は、地理情報制御
部61 の制御に基づいて、記憶部7に配置されている地
図キャッシュファイル71 に格納されている地図データ
の読み出しを行うとともに、地図キャッシュファイル7
1 に地図データを書き込む。地図データ通信管理部6 3
は、地理情報制御部61 によって制御されるもので、サ
ーバー1から通信ネットワーク4を通して地図データが
転送供給されると、その地図データを所定のプロトコル
に変換した後、ファイル入出力部62 を通して地図キャ
ッシュファイル71 に書き込む。地図表示制御部6
5 は、地理情報制御部61 によって制御されるもので、
地理情報制御部61 から供給された地図データを、表示
部8で表示するのに適した表示データに変換し、変換し
た表示データを表示部8に供給する。ログファイル通信
管理部64 は、この実施の形態において始めて用いられ
るもので、サーバー1とのネットワーク接続が異常にな
った場合、例えばサーバー1が突然ダウンしたり、通信
ネットワーク4の状態が不良になったりした場合、その
異常期間内に実行された地図データの編集、すなわち地
図データの追加、地図データの変更、地図データの削除
等を行った経緯を表わすログデータをファイル入出力部
2 を通して記憶部7に配置されているログファイル7
2 に書き込み、クライアント2が次に起動されたとき
に、サーバー1とのネットワーク接続が正常に復帰して
いた場合、ファイル入出力部62 を通してログファイル
2 に書き込んだログデータを読み出し、このログデー
タを所定のプロトコルに変換した後、通信ネットワーク
4を通してサーバー1に転送する。
【0017】この場合、記憶部7に配置されている地図
キャッシュファイル71 は、サーバー1側から転送供給
されてきた地図データを格納し、クライアント2が地図
データを編集する度にサーバー1側から地図データを取
得しないで済むようにしたものであって、地図キャッシ
ュファイル71 に格納された地図データは、クライアン
ト2の動作を終了させた後も、消去されずに残されてい
る。
【0018】表示部8は、カラー液晶表示装置またはカ
ラー陰極線管等の汎用的なカラーディスプレイが用いら
れ、地図表示制御部65 から供給された表示データに従
ったカラー画像を表示させる。入力部9は、マウス等の
汎用な入力機器であって、その操作によって地理情報制
御部61 で行われる動作が選択される。
【0019】ここで、図2(a)は、図1に図示の地理
情報システムにおけるログファイル72 のフォーマット
の一例を示す説明図であり、図2(b)は、地図領域を
地図データとして表わす際に、地図領域を複数メッシュ
で表わした例を示す説明図である。
【0020】図2(a)に示されるように、ログファイ
ル72 は、ファイル長を表わす領域と、地図データ更新
メッシュ数を表わす領域と、地図データ更新メッシュ番
号を表わす領域が設けられ、それに続いて、地図データ
更新メッシュの中のメッシュ内地図データ更新ログ毎
に、更新レコード数を表わす領域と、n個の更新レコー
ドを表わす領域とが設けられている。また、更新レコー
ドを表わす領域は、それぞれ、レコード長を表わす領域
と、更新種別、追加または削除を表わす領域と、更新時
刻を表わす領域と、サーバー側地図データのポインタを
表わす領域と、格納地物の種別、都道府県界またはそれ
以外の境界を表わす領域と、格納地物を折線で表わした
ときの各折線の座標値数mを表わす領域と、各折線のm
個の座標値列を表わす領域とが設けられている。
【0021】この場合、図2(b)に示されるように、
地図領域は、複数メッシュ、例えばメッシュA乃至Fで
表わされ、各メッシュA乃至F毎に更新ログを得ている
ものである。
【0022】次いで、図3は、図1に図示された地理情
報システムの主要な動作経緯を示すフローチャートであ
る。
【0023】図3に図示されたフローチャートを用い、
この実施の形態による地理情報システムの動作を説明す
る。
【0024】始めに、ステップS1において、クライア
ント2は、サーバー1や通信ネットワーク4に障害等が
発生し、サーバー1とのネットワーク接続が異常(接続
不能)になったか否かを判断する。そして、サーバー1
とのネットワーク接続が異常になったと判断した(Y)
ときは次のステップS2に移行し、一方、サーバー1と
のネットワーク接続が正常であると判断した(N)とき
は他のステップS3に移行する。
【0025】次に、ステップS2において、クライアン
ト2は、運行動作(実行モード)をそれまでのクライア
ント/サーバー・システムからスタンドアロンに切り替
え、実行モードの切り替えを示すフラグを設定する。
【0026】次いで、ステップS3において、クライア
ント2は、スタンドアロンによる運行動作に従って地図
データの編集、すなわち地図データの追加、地図データ
の更新、地図データの削除等を行う。この地図データの
編集には、入力部9が用いられる。
【0027】続く、ステップS4において、クライアン
ト2は、地図データについて行った一連の編集結果につ
いて確定処理(データ保存等の指示)を行う。この確定
処理は入力部9の操作によって行われる。
【0028】続いて、ステップS5において、クライア
ント2は、運行動作(実行モード)がスタンドアロンで
あるか否かを判断する。そして、運行動作(実行モー
ド)がスタンドアロンであると判断した(Y)ときは次
のステップS6に移行し、一方、運行動作(実行モー
ド)がスタンドアロンでない、すなわちクライアント/
サーバー・システムと判断した(N)ときは他のステッ
プS7に移行する。
【0029】次に、ステップS6において、クライアン
ト2は、スタンドアロンによる運行動作(実行モード)
になっていることから、地図データを編集する度に、そ
の編集内容に従って、地図キャッシュファイル71 の格
納されている地図データの書き替えを行い、同時に、ロ
グファイル72 にログデータを格納する。
【0030】また、ステップS7において、クライアン
ト2は、クライアント/サーバー・システムによる運行
動作(実行モード)になっていることから、地図データ
を編集する度に、その編集内容を通信ネットワーク4を
通してサーバー1側に転送供給する。
【0031】次いで、ステップS8において、クライア
ント2は、スタンドアロンによる運行動作に基づく地図
データの編集処理が終了したか否かを判断する。そし
て、地図データの編集処理が終了したと判断した(Y)
ときは次のステップS9に移行し、一方、地図データの
編集処理が終了していないと判断した(N)ときは前の
ステップS3に戻り、繰り返しステップS3以降の動作
が繰り返し実行される。
【0032】続く、ステップS9において、クライアン
ト2は、運行動作が依然としてスタンドアロンであるか
否か、すなわちサーバー1とのネットワーク接続が異常
(接続不能)になっているか否かを判断する。そして、
依然としてスタンドアロンであると判断した(Y)とき
はこの一連のフローチャートを終了させ、一方、スタン
ドアロンでない、すなわちサーバー1とのネットワーク
接続が正常に復帰したと判断した(N)ときは他のステ
ップS10に移行する。
【0033】また、ステップS10において、クライア
ント2は、サーバー1とのネットワーク接続が正常に復
帰したことにより、ログファイル72 に格納されている
ログデータを通信ネットワーク4を通してサーバー1側
に転送供給する。
【0034】一方、ステップS11において、サーバー
1は、通信ネットワーク4を通してサーバー1側に転送
供給されてきた地図データの編集内容を地図データベー
ス5 1 に供給し、地図データベース51 に格納されてい
る地図データをその編集内容に従って更新する。
【0035】また、ステップS12において、サーバー
1は、通信ネットワーク4を通してサーバー1側に転送
供給されてきたログデータを地図データベース51 に供
給し、地図データベース51 に格納されている地図デー
タをログデータによって一括修正する。
【0036】クライアント2におけるこれらの動作は、
クライアント側制御部6のROMに格納されている動作
プログラムによって実行される。この場合、この動作プ
ログラムを記憶媒体、例えば、CD−ROMやフロッピ
ディスク(FD)等に格納させておき、クライアント2
が動作する際に、クライアント2がこの動作プログラム
をインストールした後、そのインストールプログラムを
用いてこれらの動作を実行させるようにしてもよい。
【0037】また、この実施の形態においては、通信ネ
ットワーク4がインターネットである例を挙げて説明し
ているが、この発明による通信ネットワーク4はインタ
ーネットに限られるものではなく、LAN(ローカル
エリア ネットワーク)であってもよい。
【0038】このように、この実施の形態による地理情
報システムによれば、サーバーとのネットワーク接続が
正常であるかまたは異常であるかに応じて、クライアン
ト2の運用動作をクライアント/サーバー・システムま
たはスタンドアロンに切り替え、クライアント/サーバ
ー・システムによる運用動作時には、サーバー1の地図
データベース51 を多数のクライアント2によって共有
管理でき、一方、スタンドアロンによる運用動作時に
は、クライアント2単独で地図データの編集が可能にな
り、再度のクライアント/サーバー・システムによる運
用動作時には、ログデータをサーバー側に転送し、地図
データベースを一括修正することができるものである。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、クライ
アントは、サーバーとのネットワーク接続が正常である
場合、クライアント/サーバー・システムによる運用動
作を行い、それによりサーバー側にある地図データベー
スを多数のクライアントによって共有管理することがで
きるとともに、一方、サーバーとのネットワーク接続が
異常になった場合、スタンドアロンによる運用動作に切
り替え、地図キャッシュファイルに転送されている地図
データを用いてクライアント単独で地図データの編集を
行うことが可能になり、さらに、サーバーとのネットワ
ーク接続が正常に復帰した場合、クライアント/サーバ
ー・システムによる運用動作に再び切り替え、ログファ
イルに格納されているログデータをサーバー側に転送す
ることにより、そのログデータを基にして地図データベ
ースを一括修正することができ、それにより、シームレ
スな運用動作を行うことが可能になるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による地理情報システムの一つの実施の
形態であって、地理情報システムの概要構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に図示の地理情報システムにおけるログフ
ァイルのフォーマットの一例を示す説明図及び地図領域
を地図データとして表わす際に、地図領域を複数メッシ
ュで表わした例を示す説明図である。
【図3】図1に図示された地理情報システムの主要な動
作経緯を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1 サーバー 2 クライアント 3 通信ネットワーク 4 サーバー側制御部 41 地理情報制御部 42 データベース管理部 43 地図データ通信管理部 44 ログファイル通信管理部 5 サーバー側記憶部 51 地図データベース 6 クライアント側制御部 61 地理情報制御部 62 ファイル入出力部 63 地図データ通信管理部 64 ログファイル通信管理部 65 地図表示制御部 7 クライアント側記憶部 71 地図キャッシュファイル 72 ログファイル 8 表示部 9 入力部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図データベースを保持するサーバー
    と、地図キャッシュファイル及びログファイルを保持す
    るクライアントと、前記サーバーと前記クライアントと
    をネットワーク接続する通信ネットワークとによりクラ
    イアント/サーバー・システムが形成され、前記クライ
    アントは、前記サーバーとのネットワーク接続が正常で
    あることを検知すると、前記クライアントとサーバーを
    クライアント/サーバー・システムにより運用動作さ
    せ、前記地図データベースの地図データを前記地図キャ
    ッシュファイルに転送し、前記クライアント側で前記地
    図データの編集を行い、一方、前記サーバーとのネット
    ワーク接続が異常になったことを検知すると、前記クラ
    イアントをスタンドアロンで運用動作させるとともに、
    前記地図キャッシュファイルに格納されている地図デー
    タを用いて前記地図データの編集を行い、前記サーバー
    とのネットワーク接続が正常に復帰したことを検知する
    と、前記クライアントとサーバーをクライアント/サー
    バー・システムにより運用動作させることを特徴とする
    地理情報システム。
  2. 【請求項2】 前記クライアントは、前記スタンドアロ
    ンの運用動作中に編集した地図データをログファイルに
    格納し、前記サーバーとのネットワーク接続が正常に復
    帰したとき、前記ログファイルに格納されているログデ
    ータを前記サーバーに転送し、前記地図データベースを
    一括修正することを特徴とする請求項1に記載の地理情
    報システム。
  3. 【請求項3】 地理情報システムを実現するためにクラ
    イアントを動作させるプログラムを記録した記録媒体で
    あって、前記プログラムは、サーバーとのネットワーク
    接続状態の正常を検出した場合にクライアント/サーバ
    ー・システムによる運用動作にし、サーバー側にある地
    図データベースの地図データを地図キャッシュファイル
    に転送し、その地図データの編集を行う動作、前記サー
    バーとのネットワーク接続状態の異常を検出した場合に
    スタンドアロンによる運用動作に切り替え、前記地図キ
    ャッシュファイルに格納されている地図データに基づい
    てその地図データの編集を行う動作、及び、前記サーバ
    ーとのネットワーク接続状態の正常に復帰したことを検
    出した場合にクライアント/サーバー・システムによる
    運用動作にし、前記ログファイルに格納した前記スタン
    ドアロンの運用動作中の編集地図データを前記サーバー
    に転送し、前記地図データベースを一括修正する動作を
    実行するものであることを特徴とするプログラムを記録
    した記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006260399A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 C-Grip:Kk 通信方法及び装置
JP2011022730A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Yuyama Manufacturing Co Ltd 電子カルテ端末装置及び電子カルテ端末の動作モード制御方法

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