JP2002006414A - シート材の搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光材料などのシート材の幅方向のずれをガ
イド手段で修正することが簡単な構造で実現できるとと
もに、修正時のシート材の側面に対する圧力を緩和でき
るシート材の搬送装置を提供する。 【解決手段】 シート材５の搬送方向の幅方向の側面を
規制するガイド手段１１が、片持ち状に形成され幅方向
に変形可能な入口部２３，２４を有するものにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、写真処理装置など
において用いられ、感光材料などのシート材を搬送する
ための搬送装置に関し、特にシート材の幅方向のずれを
修正できるものに関する。

【０００２】

【従来の技術】印画紙などの感光材料に対して自動的に
現像、漂白、安定化などの処理を施すことが可能な写真
処理装置が知られている。かかる写真処理装置は、画像
露光部と現像処理槽とを有してなり、マガジンから引き
出された連続状の印画紙を搬送装置を経てカッタに送
り、カッタで切断された印画紙を搬送装置により画像露
光部の所定位置に送り、画像露光部を経た印画紙を搬送
装置により更に現像処理槽に送る構成になっている。

【０００３】この写真処理装置の搬送装置として、印画
紙をニップして送りだすローラ対と、このローラ対の搬
送方向に沿って搬送される印画紙の幅方向の位置を規制
するカイド手段とを備える搬送装置が用いられる。前記
ローラ対の入口側に設けられるガイド手段は、搬送され
る印画紙の側面を規制して中央側に寄せるために傾斜部
を有している。印画紙が搬送装置に対して中央からずれ
た状態で搬送されると、印画紙の側面がガイド手段の傾
斜部に当たって、印画紙が幅方向の中央側に寄せられ
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印画紙
などの感光材料を前記搬送装置で搬送する場合、印画紙
の側面が前記傾斜部に強く当たると、印画紙に圧力部が
形成され、この圧力部が現像時に変色したり、或いは傷
が付いたりする。

【０００５】そこで、入口側の傾斜部を固定ではなく、
ヒンジ機構とバネ機構の組み合わせにより、幅方向に可
変とすることも考えられるが、構造が複雑になり、ロー
ラ対に至るまでのガイド距離も長くなる。

【０００６】そこで、本発明の目的は、感光材料などの
シート材の幅方向のずれをガイド手段で修正することが
簡単な構造で実現できるとともに、修正時のシート材の
側面に対する圧力を緩和できるシート材の搬送装置を提
供することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１のシート材の搬送装置は、シート材の搬送
方向の幅方向の側面を規制するガイド手段を備えるシー
ト材の搬送装置であって、前記ガイド手段が、片持ち状
に形成され幅方向に変形可能な入口部を有するものであ
る。この請求項１によると、シート材が幅方向に少しず
れていると、片持ち状に形成された入口部にシート材の
側面が当たり、入口部が変形しながら、シート材の側面
を押す。そのため、シート材の側面に局所的に圧力が作
用せず側面の長い範囲で圧力が徐々に作用して、シート
材の幅方向のずれが修正される。

【０００８】請求項２のシート材の搬送装置は、請求項
１において、記入口部は、入口先端に２００グラムの幅
方向荷重を付加したときに、幅方向に０．１〜０．５ｍ
ｍ、好ましくは０．１〜０．３ｍｍ変形するものであ
る。この請求項２によると、シート材の側面に過度の圧
力を与えない程度に、片持ち状の入口部が変形し、感光
材料の幅方向のずれを修正する。シート材として印画紙
などの感光材料を搬送する場合には、感光材料に傷を与
えず、感光材料に現像処理で変色が出るような圧力痕跡
を残すようなことがない。

【０００９】請求項３のシート材の搬送装置は、請求項
１または２において、前記入口部が樹脂で成形されたも
のである。この請求項３によると、入口部を適宜な弾力
を有する樹脂で成形するため、入口部を適度に変形させ
るような片持ち状になる。

【００１０】請求項４のシート材の搬送装置は、請求項
１〜３のいずれかにおいて、前記入口部は、シート材の
搬送方向の幅方向の両側の側面を規制するように両側に
配設され、前記両側の入口部の間隔を広狭に調整する調
整手段が設けられたものである。この請求項４による
と、調整手段により、シート材の幅に対して合った間隔
に両側の入口部を配設でき、この入口部に入るときに、
少しでもシート材が幅方向にずれていると、いずれか一
方の入口部にシート材の側面が当たる。そのため、適度
に撓む入口部により、シート材の幅方向のずれが徐々に
修正され、最終的には所定位置に収まる。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しつつ説明する。図１は、本発明
の一実施の形態のシート材の搬送装置の要部の正面図で
あり、図２は、その側面図であり、図３及び図４は、そ
の作動状態図である。

【００１２】図１及び図２において、シート材の搬送装
置１は、シート材５の搬送方向の幅方向の側面を規制す
るガイド手段として対向配置された第１ガイド１２及び
第２ガイド１３とからなる幅規制ガイド１１と、前記シ
ート材５をニップして搬送する駆動ローラ１５及び従動
ローラ１６からなるローラ対１４とを、図示されないフ
レームに取り付けて構成される。

【００１３】第１ガイド１２及び第２ガイド１３は、左
右対称形状であって、ガイド部２１及びブラケット部２
２を一体に成形したものである。図２に明瞭に示される
ように、ガイド部２１は、入口部２３と、曲線入口部２
４と、直線部２５とからなり、それぞれに凹溝２６が連
続して形成されている。入口部２１の凹溝２６は、シー
ト材５の幅方向及び厚み方向の上下に拡大された漏斗状
になっている。曲線入口部２４及び直線部２５の凹溝２
６は、背が高い台形溝になっている。ブラケット部２２
は、ガイド棒２７によって幅方向スライド自在に保持さ
れるとともに、両ネジ２８棒に螺合するナット２９が嵌
合されている。図１に明瞭に示されるように、両ネジ棒
２８の両端には右ネジ２８ａと左ネジ２８ｂが加工され
ており、両ネジ棒２８を回動させると、左右の第１ガイ
ド１２及び第２ガイド１３が中心線３０に対して左右に
同期して移動し、シート材５の幅に合致した間隔になる
ように凹溝２６を対向させることができる。

【００１４】ガイド部２１のうち入口部２３及び曲線入
口部２４は、ブラケット２２に対して片持ち状に突設さ
れている。そのため、入口部２３及び曲線入口部２４は
ブラケット部２２を支点にして、幅方向に撓んで変形す
ることができる。ガイド部２１及びブラケット部２２を
適宜な弾力を有する樹脂で一体に成形し、ガイド部２１
及びブラケット部２２の肉厚及び樹脂の種類を選択する
ことにより、ガイド部２１の入口部２３がシート材５の
幅方向に変形するようになる。

【００１５】図１において、ガイド部２１の入口部２３
の変形の程度は、入口部２３にシート材５の幅方向にＦ
＝２００ｇを力を作用させたときに、入口部２３がε＝
０．１〜．０５ｍｍ、好ましくは０．１〜０．３ｍｍ撓
む程度になっている。

【００１６】図２に示されるように、シート材５は、ロ
ール状に巻かれた印画紙が例示される。印画紙５は図示
されない内蔵のローラ対によって送りだされる。この印
画紙５の先端は幅規制ガイド１１の案内を受けながらロ
ーラ対１４に至ると、このローラ対１４によって印画紙
５が引き出される。図３に示すように、印画紙５の先端
が幅方向右にずれた状態で送りだされてくると、印画紙
５の先端は入口部２３を幅方向に押し広げながら送り込
まれる。そのため、印画紙５の先端に過度の圧力が作用
せず、ある程度の距離に渡って圧力が作用しながら、印
画紙５の幅方向の位置が修正される。

【００１７】また、図４に示すように、印画紙５のマガ
ジン内の巻き癖などにより繰り出し途中に幅方向にずれ
たときにも、印画紙５の側面は入口部２３を幅方向に押
し広げながら搬送される。そのため、印画紙５の側面の
長い範囲に渡って圧力が作用し、印画紙５の幅方向の位
置が徐々に修正される。

【００１８】以上説明したように、印画紙５の送り出し
始め及び繰り出し途中の印画紙５の幅方向のずれが、徐
々に修正されるため、印画紙５の側面を傷つけたり、高
い圧力が掛かった部分の現像時の変色を抑えることがで
きる。また、印画紙５の幅方向規制が徐々に行われるた
め、図１の両ネジ棒２８の回転調整により、幅規制ガイ
ド１１の左右一対の第１ガイド１２及び第２ガイド１３
の凹溝の底の間隔を丁度印画紙５の幅方向に合致するも
のとすることができ、幅方向所定位置で印画紙５を搬送
することができる。また、第１ガイド１２及び第２ガイ
ド１３が適度の弾力を有する樹脂の一体成形であるた
め、入口部２３や曲線入口部２４を片持ち状にして適度
に変形させることができる。そのため、幅規制ガイド１
１を全体としてコンパクトに形成できる。

【００１９】図５は他の実施の形態に係るシート材５の
搬送装置２である。幅規制ガイド１７は、直線状の左右
一対の第１ガイド１８及び第２ガイド１９で形成され、
その入口側が支持部２０を支点として片持ち状に形成さ
れている点以外は、図１と同様である。印画紙５に対す
る作動も、図３及び図４で説明したものと同様である。
このように、幅規制ガイド１７の入口側が変形可能に構
成されておれば、幅規制ガイド１７による印画紙５の案
内の方向は、曲線以外に直線でも弾性的な幅規制ができ
る。

【００２０】図６は更に他の実施の形態に係るシート材
の搬送装置３である。搬送装置３は、幅規制ガイド３１
とローラ対３２とを備えるユニットＵに形成され、カッ
トされたプリントサイズの印画紙５を搬送するのに適し
たものである。ローラ対３２はプリントサイズの印画紙
５に対して少なくとも一つのローラ対３２が作用するよ
うに所定間隔で連設される。幅規制ガイド３１の凹溝
は、シート材５の入口側で間隔を広げるテーパ面３３
と、シート材５の幅に対応する所定幅を維持するための
平行面３４とを有している。また幅規制ガイド３１の入
口側は、支持部３５で片持ち状になっており、樹脂の一
体成形などによって適度に変形するようになっている。

【００２１】図６のように、ユニットＵ１とユニットＵ
２を接続する場合、幅方向に僅かな組み立て誤差δが生
じる。ユニットＵ１から搬送されるプリントサイズの印
画紙５は、ユニットＵ２に渡る時点で、幅方向の位置ず
れを有していることになる。そのため、印画紙５の先端
が、ユニットＵ２の幅規制ガイド３１のテーパ面３３に
当たる。このとき、幅規制ガイド３１の入口側が支持部
３５を支点として図示の矢印方向に変形する。そのた
め、印画紙５は徐々に幅方向の位置を修正されながら、
ユニットＵ１のローラ対３２からユニットＵ２のローラ
対３２へと乗り移っていく。固定の幅規制ガイド３１を
使った場合、テーパ面３３は相当緩い傾斜にしておく必
要があるが、実施形態のように変形可能な入口部を有す
る幅規制ガイド３１にした場合、テーパ面３３の傾斜が
其れほど緩くなくても十分作動することになる。

【００２２】つぎに、上述した搬送装置１，２，３が好
適に適用される写真処理装置の構造例を図７により説明
する。図７は、ディジタル露光方式の写真処理装置１０
０の機器図である。

【００２３】図７において、写真処理装置１００は、写
真のフィルムＦの画像を読み取るフィルムスキャナ１０
１と、長尺の印画紙Ｐをロール状に収納したマガジン１
１０を装填するマガジン装填部１０２と、搬送される印
画紙Ｐに画像を露光する画像露光部１０３と、マガジン
装填部１０２に装填されているマガジン１１０から引き
出された印画紙Ｐを画像露光部１０３に向けて搬送する
引き出し搬送部１０４と、画像露光部１０３にて画像の
露光処理が終了した印画紙Ｐを搬送する露光後搬送路１
０５と、現像処理槽１０６において印画紙Ｐを複数並列
させて搬送する現像搬送部１０７と、露光後搬送路１０
５と現像搬送路１０７との間に配置されて、露光搬送部
１０５から一列で搬送されてきた印画紙Ｐを現像搬送路
１０７の複数の各列に振り分ける振り分け部１０８とが
備えられている。

【００２４】フィルムスキャナ１０１には、搬送ローラ
１０１ｇで搬送されるフィルムＦに投光するための光源
１０１ａと、光源１０１ａから出射した光を所望の光バ
ランスに調整するための調光フィルタ１０１ｂと、調光
フィルタ１０１ｂにて調光された後の光を均一化するた
めのミラートンネル１０１ｃと、フィルムＦを透過した
光を９０°屈曲させるための反射ミラー１０１ｄと、
Ｒ，Ｇ，Ｂのそれぞれに対応して３つのＣＣＤラインセ
ンサを備えたラインセンサユニット１０１ｅと、光源１
０１ａからの光によって照明されるフィルムＦの画像を
ラインセンサユニット１０１ｅに結像させるレンズユニ
ット１０１ｆとが備えられている。ラインセンサユニッ
ト１０１ｅで読み取られたフィルムＦの画像情報はコン
トローラ１０９に送られる。

【００２５】マガジン装填部１０２は、二つの印画紙マ
ガジン１１０を段違い状態にして機台フレーム１１１に
位置決めしたうえで固定する部分である。露光処理部１
０３は、印画紙Ｐに画像を露光するものであり、ＰＬＺ
Ｔ素子からなるシャッタアレイを備えたＰＬＺＴシャッ
ター方式、液晶シャッター方式、蛍光ビーム方式、ＦＯ
ＣＲＴ方式、各画素に相当する微小ミラーを揺動駆動す
るＤＭＤなどを任意に選択したものである。

【００２６】引き出し搬送部１０４は、上段側のマガジ
ン１１０から開口１２１を経て送り込まれる印画紙Ｐを
搬送する第１搬送経路１２３と、下段側のマガジン１１
０から開口１２２を経て送り込まれる印画紙Ｐを搬送す
る第２搬送経路１２４と、これらの搬送経路１２３，１
２４が合流して、上段側のマガジン１１０及び下段側の
マガジン１１０のうちいずれか一方から選択的に印画紙
Ｐを搬送する第３搬送経路１２５と、各搬送路１２３，
１２４，１２５を支持する補助フレーム１１２とから構
成されている。第３搬送経路１２５の途中箇所には長尺
の印画紙Ｐをプリントサイズに切断するためのカッタ１
１３が配設されている。

【００２７】第１搬送経路１２３と第２搬送経路１２４
の合流点には連続した印画紙Ｐを搬送するローラ対１２
６が配設され、第３搬送経路１２５にはプリントサイズ
の印画紙Ｐを搬送するための多数のローラ対１２７が配
設されている。上段のマガジン１１０から送り込まれる
印画紙Ｐに対する第１搬送経路１２３に対して、図１及
び図２の搬送装置１を適用する。下段のマガジン１１０
から送り込まれる印画紙Ｐに対する第２搬送経路１２４
に対して、図５の搬送装置２を適用する。また、第３搬
送経路１２５に対して、図６の搬送装置３を適用するこ
ともできる。

【００２８】マガジン１１０内にロール状に巻いて収納
された印画紙Ｐは、幅方向の規制を受けない状態である
ため、マガジン１１０から引き出されるときに、幅方向
にずれることがある。第１搬送経路１２３に対する図１
及び図２の搬送装置１、第２搬送経路１２４に対する図
５の搬送装置２によると、印画紙Ｐの先端が幅方向にず
れていても、変形する入口部によって徐々にずれが修正
される。また、第３搬送経路１２５に図６の搬送装置３
を適用すると、幅方向が正しく規制され、画像露光部１
０３に正しい位置にある印画紙Ｐを供給することができ
る。

【００２９】露光後搬送路１０５で一列で搬送されてき
た印画紙Ｐは、振り分け部１０８で並列搬送に振り分け
られ、現像処理槽１０６に搬送される。並列搬送される
印画紙Ｐは、現像搬送路１０７を経て乾燥装置１１４に
送り込まれる。露光後搬送路１０５、振り分け部１０８
及び現像搬送路１０７は、露光後の印画紙Ｐの搬送に係
るものであるため、厳密な幅規制は求められず、特に幅
規制ガイドは設けられていない。ただし、幅規制が必要
な搬送路については、図１〜図６で説明した搬送装置１
を随時適用することができる。

【００３０】本発明は、上述の実施の形態に限られるも
のではなく、様々な設計変更を行うことが可能である。 （１）シート材５の側面のガイド手段としての幅規制ガ
イド１１は、凹溝を有する第１ガイド１２及び第２ガイ
ド１３に限らず、小さなローラを縦向きにして多数列設
することにより傾斜又は平行なガイド面を形成し、この
部分を片持ち状にして少しの荷重で変形するようにして
もよい。また、ガイド手段としての幅規制ガイド１１は
幅方向の両側にガイド部材を有するものに限らず、一方
だけにガイド部材を設けて幅方向を規制するものであっ
てもよい。

【００３１】（２）また、シート材として、写真焼付現
像装置で処理される印画紙の場合を説明したが、ある程
度の厚みがあって側面がしっかりしている例えばフィル
ムをシート材として用いることもできる。また、写真焼
付現像装置における搬送装置として用いる場合に限ら
ず、厚手のシート材を搬送して印刷する例えばコピー装
置に搬送装置として適用できる。

【００３２】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１による
と、前記ガイド手段が片持ち状に形成され幅方向に変形
可能な入口部を有し、シート材の側面に局所的に圧力が
掛からず側面の長い範囲で圧力が徐々に作用して、シー
ト材の幅方向のずれが修正されるので、シート材の側面
に傷や局所的な圧力付与部が出来にくくなる。また、片
持ち状の入口部を変形させるだけであるため、構造が簡
単でコンパクトに形成することが可能になる。

【００３３】請求項２によると、片持ち状の入口部が適
度に変形するため、ガイド機能を損なうことなく、シー
ト材の幅方向のずれを修正することができる。

【００３４】請求項３によると、入口部を樹脂で成形す
るため、入口部を適度に変形させるような片持ち状を簡
単な構造にして成形することができる。

【００３５】請求項４によると、入口部の間隔を広狭に
調整する調整手段が設けられており、適度に撓む入口部
でシート材の幅方向のずれを修正した後、幅方向所定位
置でシート材を搬送することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態にかかるシート材の搬送
装置の正面図である。

【図２】本発明の一実施の形態にかかるシート材の搬送
装置の側面図である。

【図３】本発明の一実施の形態にかかるシート材の搬送
装置の作動状態図である。

【図４】本発明の一実施の形態にかかるシート材の搬送
装置の作動状態図である。

【図５】本発明の他の実施の形態にかかるシート材の搬
送装置の斜視図である。

【図６】本発明の更に他の実施の形態にかかるシート材
の搬送装置の上面図である。

【図７】本発明のシート材の搬送装置が適用されるディ
ジタル露光方式の写真処理装置の模式図である。

【符号の説明】

１，２，３ シート材の搬送装置 ５ シート材（印画紙） １１ 幅規制ガイド（ガイド手段） １２ 第１ガイド １３ 第２ガイド ２３ 入口部 ２４ 曲線入口部 ２６ 凹溝

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 シート材の搬送方向の幅方向の側面を規
   制するガイド手段を備えるシート材の搬送装置であっ
   て、前記ガイド手段が、片持ち状に形成され幅方向に変
   形可能な入口部を有するシート材の搬送装置。
2. 【請求項２】 前記入口部は、入口先端に２００グラム
   の幅方向荷重を付加したときに、幅方向に０．１〜０．
   ５ｍｍ変形する請求項１に記載のシート材の搬送装置。
3. 【請求項３】 前記入口部が樹脂で成形された請求項１
   または２に記載のシート材の搬送装置。
4. 【請求項４】 前記入口部は、シート材の搬送方向の幅
   方向の両側の側面を規制するように両側に配設され、前
   記両側の入口部の間隔を広狭に調整する調整手段が設け
   られた請求項１〜３のいずれかに記載のシート材の搬送
   装置。