JP2002006100A - 電子線照射方法及びその装置 - Google Patents

電子線照射方法及びその装置

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JP2002006100A JP2000191802A JP2000191802A JP2002006100A JP 2002006100 A JP2002006100 A JP 2002006100A JP 2000191802 A JP2000191802 A JP 2000191802A JP 2000191802 A JP2000191802 A JP 2000191802A JP 2002006100 A JP2002006100 A JP 2002006100A
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Takashi Yamakawa
隆 山川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの電子線加速器で効率よく両面照射が可
能な、然も、処理効率が良く生産性の高い電子線照射方
法及びその装置を提供すること。 【手段】 本発明は電子線照射により二次的に生成され
るX線を遮蔽する遮蔽空間内を周回しながら被照射物を
側方より片面照射する電子線照射装置と、前記照射位置
搬送方向下流側と上流側間に、被照射物を並行移動させ
ながら下流側より上流側に戻す被照射物並行移動手段と
を具え、前記並行移動手段により片面照射後の被照射物
が、照射位置上流側に戻り、照射されていない反対側の
面を、電子線照射側に対面させて二周回により前記被照
射物の両面を照射させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば飲料水容器
や医療機器等のように立体形状をもつ被照射物を搬送し
ながら、該被照射物に高エネルギ電子線を照射して殺菌
等の初期の目的を達成する電子線照射方法及びその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、飲料水容器や医療機器等の滅菌方
法として電子線照射滅菌装置が開発されている。かかる
装置は、電子線の加速電圧を大きくすることで、医療用
具等を滅菌可能とするもので、被照射物の耐熱性や残留
毒性の心配がなく、更に滅菌処理時間が極めて短時間で
処理が可能であるとともに、電源を切れば、瞬時に照射
を停止し、環境上の安全性が高く、コスト面からも安価
である等の有利性を有す。更に、γ線照射との違いは、
材料劣化が小さいと言われていることである。このた
め、材料選択の範囲が広がる可能性がある。
【0003】このように、ある程度以上の肉厚を有し、
特に前記したような医療機器等を滅菌する際には十分な
量の電子線の照射が必要となるため、一般に使用される
浸透性の低い低エネルギ電子線では不十分であり、産業
応用として許されている限界に近い電子線エネルギをも
つ5〜10MeVの電子線が多く利用されている。しか
し、特に厚肉で高密度の被照射物の場合は、透過力の不
足により、10MeVの電子線を照射しても、電子線照
射時に一製品中の各部位間の線量分布(最大線量と最小
線量との比)が大きくなり、その値が大きいほど、材質
劣化、溶出物析出等の問題を生じていた。
【0004】具体的には、照射基準を最大線量部位に合
わせると、最小線量位置での滅菌が不十分になり、又照
射基準を最小線量部位に合わせると、前記被照射物は一
般に有機材料で製造されているために、最大線量位置で
過大照射となり、材料の劣化や着色が生じてしまう。
【0005】この為、照射による透過力不足を補うため
に、表裏両面から電子線を照射する両面照射方式が考え
られるが、10MeVの電子線を照射装置は極めて高価
であり、複数の照射装置を設置することはコスト的に困
難である。
【0006】かかる課題を解消するために、低エネルギ
照射の電子線加速器を用いたものであるが、コンベアを
ジグザグ(Z状)状に配置し、その間を架けわたすように
前記2つの電子線加速器を配置する。そしてコンベアの
第1の照射領域の後側であって第二の電子線照射領域の
手前側のコンベア搬送経路上に被処理物を反転させる反
転装置を設ける。被処理物が反転する位置は前後の被処
理物に挟まれる空間位置であるために、反転により被処
理物が汚染される恐れがない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような装置は低エネルギの電子線を用いる装置であるた
めに、複数の加速器を用いた構成に出来るが、高エネル
ギの電子線加速器は、低エネルギ電子線加速器に比べて
極めてコスト高である。又180°天地反転する機構で
は、天地反転となる為内容物が逆になり梱包状態が乱
れ、また内部に充填している液等も一緒に混じり合って
しまい、時間差をおいた両面照射の効果が出にくい。そ
こで本発明は、上述した問題を解決し一つの電子線加速
器で効率よく両面照射が可能な、然も、処理効率が良く
生産性の高い電子線照射方法及びその装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するために、請求項1記載の発明は、立体被照射物を
所定方向に搬送させながら電子線を照射して殺菌等の所
期の目的を達成する電子線照射方法において、前記電子
線照射により二次的に生成されるX線を遮蔽する遮蔽空
間内を周回しながら被照射物を側方より片面照射する電
子線照射装置と、前記照射位置搬送方向下流側と上流側
間に、被照射物を並行移動させながら下流側より上流側
に戻す被照射物並行移動手段とを具え、前記並行移動手
段により片面照射後の被照射物が、照射位置上流側に戻
り、照射されていない反対側の面を、電子線照射側に対
面させて二周回により前記被照射物の両面を照射させる
ことを特徴とする。
【0009】かかる発明によれば、「側方よりの片面照
射と」位置口から出口側に向けて周回する搬送経路上
で、下流から上流側に並行移動することで又電子線が照
射されていない反対側の面が、電子線照射装置に対面す
る側になり、二周回で両面照射が円滑に行われる。
【0010】請求項2記載の発明は、前記発明を効果的
に実施する電子線照射装置に関するもので、前記電子線
照射により二次的に生成されるX線を遮蔽する遮蔽空間
内を周回するコンベアと、該コンベア上に載置された被
照射物を前記遮蔽空間内で側方より片面照射する電子線
照射装置と、前記照射位置下流側のコンベア搬送位置
と、前記照射位置上流側のコンベア搬送位置間を連絡す
る如く架け渡した被照射物並行移動手段とを具え、前記
並行移動手段により片面照射後の被照射物が、照射位置
上流側のコンベアに移動し、照射されていない反対側の
面が、電子線照射側に対面可能に構成したことを特徴と
する。
【0011】請求項3記載の発明は、前記コンベアの周
回路上の電子線非照射域に絞り部を設け、該絞り部に被
照射物並行移動手段を架設したことを特徴とする。かか
る発明によれば、被照射物並行移動手段の架設位置が電
子線非照射域であるために、その移動手段の駆動部等が
電子線照射領域から発生するX線に侵されて破損するこ
とはない。又絞り部に架設されている為に、並行移動距
離が最も小さくなり並行移動中における倒れ等が解消で
きる。
【0012】請求項4記載の発明は、前記遮蔽空間の入
口側と出口側を一致させ、該入出口部間の作業域空間に
被照射物並行移動手段を架設したことを特徴とする。か
かる発明は遮蔽空間の入出口側は、既にX線の漏洩が封
止されている状態であるために、被照射物並行移動手段
を架設してもその移動手段の駆動部等がX線に侵されて
破損することはない。又架設位置は作業域空間であるた
めにその部分での保守が容易である。また、本発明は、
前記入出口部におけるコンベアの被照射物の搬送サイク
ル(速度)と被照射物並行移動手段の被照射物の移動サイ
クル(速度)を実質的に同期、若しくは移動速度を速くし
たことを特徴とする。かかる発明によればコンベアの搬
送速度で隘路となることなく、円滑な周回が可能とな
る。尚、照射位置におけるコンベアの移動速度は照射量
に対応させるために、出入り口部における移動速度と異
なる場合が多い為に、一致若しくは速くさせるのは出入
り口部における移動速度である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例
に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相
対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明
の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に
過ぎない。本実施形態における被照射物は、医療機器等
の立体形状を有する被照射物を方形のカートンケースに
収納したものを用いた。また、このような立体形状の被
照射物の電子線滅菌装置として10MeVの電子線照射
装置を使用する。
【0014】図1は本発明の基本構成図で、図2、図3
は夫々本発明の被照射物並行移動コンベアの第1、第2
実施例を示す概略平面図とその正面断面図である。図1
において、電子線より二次的に発生したX線の拡散を防
ぐ遮蔽壁21−22に囲まれた搬送経路20上には被照
射物1を入口側より電子線照射域を通って出口側に導く
搬送コンベア12を有し、該搬送コンベア12は図4に
示すように複数のコンベア12〜14よりなるが、便宜
上入口側より照射域までを入口側コンベア12Aと、照
射域より出口側までを出口コンベア12Bと指称する。
又電子線照射域のコンベア12側方には電子線加速器1
0が配設されている。
【0015】そして前記遮蔽空間からなる搬送経路20
の入口側と出口側を一致させその部分20Aに、コンベ
ア12の出口側と入口側を一致させるとともに、該コン
ベア12の出口側部分120Bと入口側部分120Aは
作業領域19を介して並行に配置され、該作業領域19
上に被照射物並行移動コンベア12が架設されている。
図1において遮蔽壁21−22内に設けられた搬送経路
20上には被照射物1を入口側120Aより電子線照射
域25を通って出口側120Bに導く搬送コンベア12
を有し、該搬送コンベア12は図2に示すように複数の
コンベア12〜14よりなるが、便宜上入口側120A
より照射域25までを入口側コンベア12Aと、照射域
25より出口側120Bまでを出口コンベア12Bと指
称する。又電子線照射域25のコンベア12側方には電
子線加速器10が配設されている。
【0016】前記並行に配置されたコンベア12は、図
2に示す並行移動コンベアの第1実施例に示すように、
所定間隔毎に段状突起112を有する断続移動コンベア
110と、出口側コンベア12Bに載置された被照射物
1を前記断続移動コンベア110側にスライドさせるプ
ッシャ111を具え、前記プッシャ111の押出しサイ
クルに同期させて断続移動コンベア110を突起間距離
Sずつ断続移動するようにコンベア12本体を構成す
る。
【0017】かかる実施形態の動作を説明する。搬送経
路入口側120Aより入口側コンベア12Aに載置した
被照射物1は、電子線照射域25に達すると、加速器1
0により片側が照射された後(1A)出口側コンベア12
Bにより搬送経路出口側120Bに達する(1B)。搬送
経路出口側120Bでは、前記プッシャ111の位置に
片側照射した被照射物1が達すると、前記コンベア12
は、所定間隔S毎に突設された段状突起112を後側に
背にした位置に断続移動コンベア110を所定距離Sだ
け移動させた状態で停止し、出口側コンベア12Bに達
した片側照射被照射物(1B)を前記プッシャ111にて
コンベア110側にスライドさせる。
【0018】以下順次前記プッシャ111の位置に片側
照射した被照射物1(1C…)が達する毎に移動コンベ
ア110が段状突起間距離Sだけ所定間隔移動し、片側
照射被照射物1を前記プッシャ111にてコンベア11
0に並行スライドさせる。
【0019】そして前記断続移動コンベア110の夫々
の間隔部に搭載された被照射物1C …が、入口側コン
ベア12Aの対面位置に達する毎に、前記段状突起11
2を利用して入口側コンベア12Aに押し出される。
【0020】これにより断続移動コンベア110で、出
口側コンベア12との対面位置に達した片側照射被照射
物1を前記突起部112の力により順次入口コンベア1
2A側に押し出させることが出来る。そして前プッシャ
111の押し出しサイクルと同期して断続移動コンベア
110は、段状突起間隔サイクルSだけ間隔移動し、段
状突起112を後側に背にした位置にプッシャ111と
対面するようになる。
【0021】また、被照射物並行移動コンベアの第2実
施例として、図3にその概略平面図と正面断面図を示
す。図3において、12A、12Bは搬送用ローラコン
ベア、114は搬出系ローラコンベア12Bの出口側に
位置するストッパ、115は搬入系ローラコンベア12
A上に位置する並行移動用ストッパで、コンベア12B
と反対側側方に配設されている。さらに、コンベア12
Aとコンベア12Bにはチェーン113が架け渡されて
おり、通常は該コンベア12A、12Bの下方に位置し
ている。
【0022】かかる第2実施例の作用を説明するに、上
記第1実施例と同様に経路出口側120Bに搬送された
被照射物1は並行移動用ストッパ114により一時停止
され(A)、コンベア12A、12Bに架けて設けられ
たチェーンが回転して上方へせり出し、被照射物1がチ
ェーンによりコンベア12Bからコンベア12Bへ並行
移動する(B)。そして、被照射物1は、該コンベア1
2Aの片側に設けられた並行移動用ストッパ115によ
り停止され、チェーンが降下し(C)、コンベア12A
に載置されて再び滅菌室内に搬送される。もちろん、こ
のような被照射物並行手段は、天地反転させずに並行移
動可能な手段であれば、第1実施例、第2実施例に限定
しない。
【0023】次に本発明の具体的実施形態について説明
する。図4は本発明の実施形態にかかる電子線滅菌装置
の概略構成図、図5はその電子線照射部を示す平面図で
ある。図4において、滅菌装置は、電子線照射時に二次
的に発生するX線が外部に漏出しないように、周囲をコ
ンクリートなどの遮蔽壁22で囲繞するとともに、その
中に中央照射壁21を配置して、電子線照射区域の反対
側に出入口となす開口を設ける。
【0024】また、中央遮蔽壁21は上部中央に加速器
10が配置される照射空間部25を凹状をなし、その外
周囲を搬送経路20、更にその外側を遮蔽外壁21を囲
撓させている。滅菌室26の中央部に位置する中央遮蔽
壁21は、電子線照射域25から発生するX線の被爆量
の低い位置にストッパが設けられ、これらの劣化を防ぐ
目的を有する。
【0025】そして前記遮蔽壁22に囲まれる搬送経路
20には、被照射物1を搬送するコンベア12〜14が
設けられており、該コンベアは、入り口側から順に、被
照射物1を適宜間隔で搬送するローラコンベア12、該
被照射物1を片寄せ整列させながら搬送するスキューコ
ンベア13、及び電子線照射領域を照射量に対応させて
ゆっくり搬送する電子線透過性の良好なチェーン状の照
射コンベア14とで構成される。前記ローラコンベア1
2は、照射コンベア14に被照射物1を安定供給する目
的で、該照射コンベア12及びスキューコンベア13よ
り高速に設定される。さらに、該スキューコンベア13
を照射コンベア14より増速に設定することで、後記す
るストッパ17により、完全には密着されていない被照
射物1間の空間をさらに狭める。このように、夫々のコ
ンベア12の速度制御により、被照射物1を電子線照射
領域25にて確実に密着させた状態とすることができ
る。前記ストッパ17は、空気圧ストッパに限らない
が、X線による影響を考慮して圧縮空気により作動する
ものを利用するのが好ましい。
【0026】さらに、前記照射コンベア14に対向する
位置(中央遮蔽壁21の凹部空間)に高エネルギ電子線を
照射する電子線加速器10が設置され、電子線照射領域
25を被照射物1が通過する際に、被照射物1側面に、
電子線の片面照射を行う。尚、前記電子線加速器10の
直下には、照射コンベア12を挟んでSUS等で形成さ
れる肉厚のビームストップ15が設置されており、被照
射物1に当らずに透過した電子線を受け止めるように構
成されている。
【0027】そして被照射物1は、電子線加速器10か
ら照射される高エネルギ電子線の照射により片面側を滅
菌処理を施されたのち、再度後流側に位置するローラコ
ンベア12Bに搬送されて、搬送経路出入口部120
A、120Bに至る。出入口部120A、120Bで
は、出口側ローラコンベア12Bと入口側ローラコンベ
ア12Aが所定の作業領域を挟んで並行に配置されてお
り、その間に出口側ローラコンベア12Bより入口側ロ
ーラコンベア12A側に被照射物を並行移動させながら
再度入口側ローラコンベア12A側に戻す被照射物並行
移動コンベア12が設けられており、該並行移動コンベ
ア12により片面照射後の被照射物1Cが、照射位置上
流側に戻り、照射されていない反対側の面を、電子線照
射側に対面させて二周回により前記被照射物の両面を照
射させている。
【0028】かかる実施形態によれば、「側方よりの片
面照射」後再度入口側コンベア側に並行移動により反転
移動することで又電子線が照射されていない反対側の面
が、電子線加速器10に対面する側になり、二周回で両
面照射が円滑に行われる。そして前記両面照射が終了し
た被照射物1は出口側ローラコンベア12Bよりそのま
ま次工程に搬出される。
【0029】
【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば、「側
方よりの片面照射と」位置口から出口側に向けて周回す
る搬送経路上で、下流から上流側に並行移動することで
又電子線が照射されていない反対側の面が、電子線照射
装置に対面する側になり、二周回で両面照射が円滑に行
われる。
【0030】また、請求項3記載の発明によれば、被照
射物並行移動手段の架設位置が電子線非照射域であるた
めに、その移動手段の駆動部等が電子線により発生する
X線が侵されて破損することはない。又絞り部に架設さ
れている為に、並行移動距離が最も小さくなりコストが
低減できるとともに、並行移動中における倒れ等のリス
クが低減できる。
【0031】さらに、請求項4記載の発明は遮蔽空間の
入出口側は、既にX線の漏洩が封止されている状態であ
るために、被照射物並行移動手段を架設してもその移動
手段の駆動部等が電子線により発生するX線に侵されて
破損することはない。又架設位置は作業域空間であるた
めにその部分での保守が容易である。そして、請求項5
記載の発明によればコンベア12の搬送速度で隘路とな
ることなく、円滑な周回が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかる基本構成図を示
す。
【図2】 本発明の被照射物並行移動コンベアの第1実
施例を示す概略平面図とその正面断面図である。
【図3】 本発明の被照射物並行移動コンベアの第2実
施例を示す概略平面図とその正面断面図である。
【図4】 本発明の実施形態にかかる電子線滅菌装置の
概略構成図である。
【図5】 図4の電子線照射部を示す平面図である。
【符号の説明】
1 被照射物 10 電子線加速器 12 ローラコンベア 13 スキュ―コンベア 14 照射コンベア 20 搬送経路 21、22 遮蔽壁 25 電子線照射域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体被照射物を所定方向に搬送させなが
    ら電子線を照射して殺菌等の所期の目的を達成する電子
    線照射方法において、 前記電子線照射により二次的に生成されるX線を遮蔽す
    る遮蔽空間内を周回しながら被照射物を片面照射する電
    子線照射装置と、 前記照射位置搬送方向下流側と上流側間に、被照射物を
    並行移動させながら下流側より上流側に戻す被照射物並
    行移動手段とを具え、 前記並行移動手段により片面照射後の被照射物が、照射
    位置上流側に戻り、照射されていない反対側の面を、電
    子線照射側に対面させ、これにより搬送経路の二周回に
    より前記被照射物の両面を照射させることを特徴とする
    電子線照射方法。
  2. 【請求項2】 立体被照射物を所定方向に搬送させなが
    ら電子線を照射して殺菌等の所期の目的を達成する電子
    線照射装置において、 前記電子線照射により二次的に生成されるX線を遮蔽す
    る遮蔽空間内を周回するコンベアと、 該コンベア上に載置された被照射物を前記遮蔽空間内で
    側方より片面照射する電子線照射装置と、 前記照射位置下流側のコンベア搬送位置と、前記照射位
    置上流側のコンベア搬送位置間を連絡する如く架け渡し
    た被照射物並行移動手段とを具え、 前記並行移動手段により片面照射後の被照射物が、照射
    位置上流側のコンベアに移動し、照射されていない反対
    側の面が、電子線照射側に対面可能に構成したことを特
    徴とする電子線照射装置。
  3. 【請求項3】 前記コンベアの周回路上の電子線非照射
    域に絞り部を設け、該絞り部に被照射物並行移動手段を
    架設したことを特徴とする請求項2記載の電子線照射装
    置。
  4. 【請求項4】 前記遮蔽空間の入口側と出口側を一致さ
    せ、該入出口部間の作業域空間に被照射物並行移動手段
    を架設したことを特徴とする請求項3記載の電子線照射
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005021763A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Nhv Corporation 電子線照射装置
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