JP2002005311A - バタフライ弁 - Google Patents

バタフライ弁

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JP2002005311A
JP2002005311A JP2000185512A JP2000185512A JP2002005311A JP 2002005311 A JP2002005311 A JP 2002005311A JP 2000185512 A JP2000185512 A JP 2000185512A JP 2000185512 A JP2000185512 A JP 2000185512A JP 2002005311 A JP2002005311 A JP 2002005311A
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JP
Japan
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seat
valve
support portion
pair
butterfly valve
Prior art date
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Application number
JP2000185512A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Chikai
英幸 近井
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バタフライ弁において、複数のボルト孔や内
ねじなどの機械加工を必要とせずに、またシートの取付
部の耐食についての考慮を払うことなしに、このシート
を弁箱に固定できるようにする。 【解決手段】 弁体15がシート13をこのシート13
の軸心方向に押圧するとともに、弁棒がシート13の位
置を通っていない構成の、偏心型のバタフライ弁であ
る。シート13の背部をこのシート13の軸心方向に支
持する支持部14が、弁箱11に設けられる。シート1
3と支持部14との間をシールするための直径の異なる
一対の環状のシール材31、32が設けられる。これら
一対の環状のシール材31、32どうしの間に形成され
る空隙部分33が真空状態とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバタフライ弁に関
し、特に、弁体がシートをこのシートの軸心方向に押圧
するとともに弁棒がシートの位置を通っていない構成の
偏心型のバタフライ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】このような偏心型のバタフライ弁の従来
例を図2および図3に示す。図2において、11は弁
箱、12は弁棒の中心位置である。弁箱11の内周には
シート13が設けられている。このシート13は、その
背部が、弁箱11に設けられた支持部14によってこの
シート13の軸心方向に支持されている。15は弁体
で、中心位置12に存在する弁棒のまわりに旋回される
ことで、図示のようにシート13に圧接した閉状態をと
ることができるとともに、このシート13から離れた開
状態をとることができる。
【0003】図3は、図2におけるシート13およびそ
の周辺を拡大して詳細に示す図である。弁箱11の内面
は、支持部14の表面を含めて、ゴムライニング層16
にて覆われている。シート13は、硬質の金属材料によ
って形成されており、弁箱11におけるシート収容部1
7に内ばめされた状態で、その背部が支持部14によっ
て支持されている。そしてシート13は、支持部14を
このシート13の軸心方向に貫通する周方向に複数のボ
ルト18によって、この支持部14に固定されている。
支持部14には、各ボルト14を通すための孔部19が
形成されている。またシート13には、ボルト14とね
じ合わせるための内ねじ20が、周方向に沿って複数形
成されている。シート13と弁箱11との間は、このシ
ート13の軸心方向に距離をおいてそれぞれこのシート
13に外ばめされた一対のOリング21、22によって
シールされている。一方のOリング21は、弁箱11に
おける支持部14の立ち上がり部分の隅部に設けられて
いる。
【0004】弁体15の表面は、弁箱11の内面と同様
にゴムライニング層23にて覆われている。弁体15の
周囲には、ゴム製のシール材24が取り付けられてい
る。図2および図3は弁体15の閉状態を示すが、この
状態のときにシール材24はシート13の軸心方向に沿
った力によってこのシート13に押圧されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成では、ボルト18を用いてシート13を弁箱11に固
定しているため、弁箱11の支持部14に必要数の孔部
19を機械加工する必要があるとともに、シート13に
も必要数の内ねじ20を機械加工しなければならない。
また、たとえば当該バタフライ弁を海水用等に使用する
場合には、ボルト18を用いた締結部の耐食性を確保す
るために、ボルト18に高級材料を使用したり、締結部
に防食用の樹脂を充填したりするなどの処置が必要であ
る。
【0006】そこで本発明は、複数のボルト孔や内ねじ
などの機械加工を必要とせずに、またシートの取付部の
耐食についての考慮を払うことなしに、このシートを弁
箱に固定できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、弁体がシートをこのシートの軸心方向に押圧
するとともに弁棒がシートの位置を通っていない構成の
偏心型のバタフライ弁において、シートの背部をこのシ
ートの軸心方向に支持する支持部が弁箱に設けられ、シ
ートと支持部との間をシールするための直径の異なる一
対の環状のシール材が設けられ、これら一対の環状のシ
ール材どうしの間に形成される空隙部分が真空状態とさ
れているようにしたものである。
【0008】このような構成によれば、シートを弁箱の
内部に装着してその背部を支持部によって支持させ、そ
の状態で一対のシール材どうしの間の空隙部分を真空源
に連通させるなどして真空状態とすれば、これら一対の
シール材の直径が異なることより、シートは、このシー
トに作用する大気圧によって支持部に押しつけられ、そ
れによって支持部に固定されることになる。したがっ
て、ボルトを用いることなしにシートが支持部すなわち
弁箱に固定され、このためこのボルトを通すための複数
の孔部やこのボルトがねじ込まれる複数の内ねじなどを
加工する必要がなく、またボルト締結部に対する防食処
置も不要になる。バタフライ弁に内部流体が通される
と、大気圧のみならずこの流体の保有する圧力もが支持
部へのシートの押圧に寄与することになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のバタ
フライ弁を、図1にもとづき、図2および図3に示した
ものと同一の部材には同一の参照番号を付して、詳細に
説明する。
【0010】ここでは、弁箱11の収容部17に収容さ
れたシート13を支持部14に固定するためのボルトは
使用されていない。それに代えて、シート13と弁箱1
1との間には、直径の異なる一対の環状のOリング3
1、32が設けられてる。図1に示す例では、小径のO
リング31はシート13と支持部14の側面との間に設
けられて圧縮されており、また大径のOリング32はシ
ート13と収容部17の内周面との間に設けられて圧縮
されている。Oリング31とOリング32との間におけ
るシート13と弁箱11との間には、シート13の径方
向に沿って環状の空隙部33が形成されている。この空
隙部33は、ストップ弁34を備えた配管35に連通さ
れている。配管35は真空源に接続されている。
【0011】このような構成において、小径のOリング
31における支持部14のゴムライニング層16との接
触部分の外径をd1、大径のOリング32における収容
部17のゴムライニング層16との接触部分の外径をd
2とする。すると、配管35を介して空隙部33を真空
吸引したときには、空隙部33と、シート13における
その他の部分に作用する大気圧との差圧をΔpとする
と、この差圧Δpによってシート13の軸心方向に次の
押圧力Fが発生し、この押圧力Fによってシート13が
弁箱11の支持部14に押圧される。
【0012】F=(π/4)×(d22−d12)×Δp すなわち、シート13は、このシート13に作用する上
記の軸心方向の押圧力Fによって支持部14に押しつけ
られ、それによって支持部14に固定される。空隙部3
3が所定の真空状態に達したなら、ストップ弁34を閉
じて、配管35と真空源との接続を解除する。
【0013】すなわち、ボルトを用いることなしにシー
ト13が支持部14すなわち弁箱11に固定され、この
ためこのボルトを通すための複数の孔部やこのボルトが
ねじ込まれる複数の内ねじなどを加工する必要がなく、
したがって弁箱11およびシート13の構成が簡単にな
ってその製造を簡略に行うことが可能となる。また部品
点数を低減することもできる。しかもボルトを用いない
ことからその耐食性についての考慮を払う必要がないと
いう利点もある。
【0014】当該バタフライ弁の内部に流体が通される
と、シート13には上述の差圧Δpにもとづく力Fのほ
かにこの流体の保有する圧力にもとづく力もが付加的に
作用する。さらに閉弁時にはこの流体の圧力が上流側に
のみ作用するので、シート13はよりいっそう支持部1
4に押しつけられる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明のバタフライ弁によ
ると、シートの背部をこのシートの軸心方向に支持する
支持部が弁箱に設けられ、シートと支持部との間をシー
ルするための直径の異なる一対の環状のシール材が設け
られ、これら一対の環状のシール材どうしの間に形成さ
れる空隙部分が真空源に連通させるなどして真空状態と
されているようにしたため、シートを弁箱の内部に装着
してその背部を支持部によって支持させ、その状態で一
対のシール材どうしの間の空隙部分を真空状態とすれ
ば、これら一対のシール材の直径が異なることより、シ
ートは、このシートに作用する大気圧によって支持部に
押しつけられ、それによって支持部に固定されることに
なり、したがって、ボルトを用いることなしにシートを
支持部すなわち弁箱に固定でき、このためこのボルトを
通すための複数の孔部やこのボルトがねじ込まれる複数
の内ねじなどを加工する必要がなく、またボルト締結部
に対する防食処置も不要とすることができる。バタフラ
イ弁に内部流体が通されると、大気圧のみならずこの流
体の保有する圧力もが支持部へのシートの押圧に寄与す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のバタフライ弁の要部の断
面図である。
【図2】従来のバタフライ弁を示す図である。
【図3】図2のバタフライ弁の要部の断面図である。
【符号の説明】
11 弁箱 13 シート 14 支持部 15 弁体 31 Oリング 32 Oリング 33 空隙部 35 配管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体がシートをこのシートの軸心方向に
    押圧するとともに弁棒がシートの位置を通っていない構
    成の偏心型のバタフライ弁であって、シートの背部をこ
    のシートの軸心方向に支持する支持部が弁箱に設けら
    れ、シートと支持部との間をシールするための直径の異
    なる一対の環状のシール材が設けられ、これら一対の環
    状のシール材どうしの間に形成される空隙部分が真空状
    態とされていることを特徴とするバタフライ弁。
JP2000185512A 2000-06-21 2000-06-21 バタフライ弁 Pending JP2002005311A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100749389B1 (ko) * 2005-12-29 2007-08-14 노창전 변형이 흡수되는 디스크시트링이 구비된 버터플라이 밸브
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KR200445832Y1 (ko) * 2006-12-19 2009-09-03 노창전 유체의 단속이 확실한 버터플라이 밸브
US8348236B2 (en) 2007-10-31 2013-01-08 Saint-Gobain Performance Plastics Corporation Butterfly valve with a rigid seal
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