JP2002005244A - 回転体回転装置及び画像形成装置 - Google Patents

回転体回転装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2002005244A
JP2002005244A JP2000190662A JP2000190662A JP2002005244A JP 2002005244 A JP2002005244 A JP 2002005244A JP 2000190662 A JP2000190662 A JP 2000190662A JP 2000190662 A JP2000190662 A JP 2000190662A JP 2002005244 A JP2002005244 A JP 2002005244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
teeth
revolver
developing
rotating body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000190662A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Miura
哲郎 三浦
Nobuo Takami
伸雄 高見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000190662A priority Critical patent/JP2002005244A/ja
Publication of JP2002005244A publication Critical patent/JP2002005244A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安易かつ安価な手段により、駆動歯車の耐久
性を向上させることができる回転体回転装置、及び該回
転体回転装置を用いた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 複数の現像器を回転軸を中心に一体的に
保持する現像器ユニット4aと、現像器ユニット4aを
回転駆動させるステッピングモータ60とを有し、ステ
ッピングモータ60からの駆動力を駆動ギヤ62とリボ
ルバギヤ55とを介して現像器ユニット4aに伝動して
現像器ユニット4aを回転し、所定の現像位置に停止す
るリボルバ現像装置4を備えた画像形成装置において、
リボルバギヤ55の歯数の(1/現像器数)を駆動ギヤ
62の歯数の非整数倍にする。これにより、駆動ギヤ6
2にかかる駆動負荷を一歯に集中させることなく分散さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸を中心に回
転する回転体と該回転体を回転駆動させる駆動手段とを
有し、該駆動手段からの駆動力を歯車伝動手段を介して
該回転体に伝動して該回転体を回転し、所定の停止位置
に停止する回転体回転装置、及び該回転体回転装置を用
いる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、回転体を駆動手段で回転し、所定
の停止位置で停止する回転体回転装置で、該駆動手段か
らの駆動力を動力伝達手段としての歯車伝動手段を介し
て該回転体に伝動するものが知られている。
【0003】上記回転体回転装置としては、例えば、複写
機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に用いら
れる回転式現像装置がある。この回転式現像装置として
のリボルバ現像装置においては、回転体として複数の現
像器を有する現像器ユニットを有し、駆動手段からの駆
動力を歯車伝動手段としての駆動ギヤと従動ギヤとを介
して該現像器ユニットに伝動して該現像器ユニットを回
転し、所定の現像位置で停止させて現像を行っている。
そして、このリボルバ現像装置においては、高速な色切
り替えを実現し、かつ正確な現像器の停止位置精度を得
るために、駆動手段に取り付けられた駆動歯車の歯数を
小さくし、現像器ユニットに取り付けられた従動歯車の
歯数を大きくして、駆動歯車と従動歯車との減速比を大
きくしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の回
転体回転装置においては、回転体が回転動作を開始する
際及び停止する際に、各歯車に対して大きな駆動負荷が
かかることがわかった。また、上述した画像形成装置に
おいては、現像装置の高速化や現像剤の大容量化によっ
て、リボルバ現像装置の公転駆動時に各歯車に対してま
すます大きな負荷がかかることがわかった。特に、リボ
ルバ現像装置においては、駆動歯車と従動歯車との減速
比を大きく設定しているので、歯数の小さい駆動歯車に
対して大きな負荷がかかっている。
【0005】一般的に90°回転が基本であり、停止位
置が4箇所ある4色リボルバ現像装置の場合には、90
°回転動作のなかでも回転動作開始時及び停止時、つま
り現像位置からの離脱時及び現像位置への停止時に各歯
車に対して大きな駆動負荷がかかっている。例えば、従
動歯車の歯数の4分の1が駆動歯車の歯数の整数倍であ
る場合には、最も負荷の大きいとされる現像位置からの
離脱時及び停止時に従動歯車に噛み合う駆動歯車の歯が
常に一定となる。つまり、駆動歯車のある特定のひとつ
の歯に常に大きな負荷がかかることになり、その歯は他
の歯よりも磨耗が激しくなる。その結果、駆動歯車は一
種の偏磨耗状態となり、歯車としての耐久性に問題が生
じる。
【0006】歯車の耐久性を向上させる手段としては、
歯車の材質の変更、焼き入れ・表面処理、歯幅を大きく
する等が挙げられるが、いずれの手段もコストが高くな
るという問題があった。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、上述した手段に比べ
安易かつ安価な手段により、駆動歯車の耐久性を向上さ
せることができる回転体回転装置を提供することであ
り、現像装置として該回転体回転装置を用いた画像形成
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1乃至3の発明は、回転軸を中心に回転する
回転体と、該回転体に取り付けられた従動歯車と、該回
転体を回転駆動させる駆動手段と、該駆動手段に取り付
けられた駆動歯車とを有し、該駆動手段からの駆動力を
該駆動歯車と該従動歯車とを介して該回転体に伝動して
該回転体を回転し、所定の停止位置に停止する回転体回
転装置において、該従動歯車の歯数の(1/停止位置
数)が該駆動歯車の歯数の非整数倍であることを特徴と
するものである。
【0009】この回転体回転装置においては、従動歯車
の歯数の(1/停止位置数)が駆動歯車の歯数の非整数
倍に設定されていることから、回転体の回転動作開始時
及び停止時に従動歯車と噛み合う駆動歯車の歯が連続し
て同一の歯になることがなく、回転体の回転動作開始時
及び停止時に従動歯車と噛み合う駆動歯車の歯が特定の
一歯に集中することがない。そのため、従動歯車の歯数
の(1/停止位置数)が駆動歯車の歯数の整数倍に設定
されている場合に比べ、駆動歯車の歯が受ける駆動負荷
が分散される。したがって、回転体が回転動作を開始す
る際及び停止する際に、駆動歯車に対して大きな駆動負
荷がかかっても、駆動歯車の歯の偏磨耗を抑制すること
ができる。また、この画像形成装置においては、歯車の
材質の変更、焼き入れ・表面処理、歯幅を大きくする等
の手段に比べ、安易かつ安価な手段で駆動歯車の偏磨耗
を抑制することができる。無論、更なる抑制効果を得る
ために、上述した歯車の材質の変更等の手段を併せて行
うことを排除するものではない。
【0010】特に、請求項2の発明は、請求項1の回転体
回転装置において、前記従動歯車の歯数の(1/停止位
置数)と前記駆動歯車の歯数とが公約数をもたないこと
を特徴とするものである。
【0011】この回転体回転装置においては、従動歯車
の歯数の(1/停止位置数)が駆動歯車の歯数の非整数
倍で、かつ従動歯車の歯数の(1/停止位置数)と駆動
歯車の歯数とが公約数をもたないように設定されている
ことから、請求項1の回転体回転装置に比べ、駆動歯車
の一歯当りにかかる駆動負荷回数をさらに少なくして、
駆動歯車の歯が受ける駆動負荷をさらに分散することが
できる。
【0012】請求項3の発明は、複数の現像器を回転軸
を中心に一体的に保持する現像装置を備え、回転体回転
装置により所定の現像器を所定の現像位置に移動させな
がら潜像担持体上に形成された潜像を現像しトナー像を
形成する画像形成装置において、該回転体回転装置とし
て請求項1又は2の回転体回転装置を用いることを特徴
とするものである。
【0013】この画像形成装置においては、従動歯車の
歯数の(1/現像器数)が駆動歯車の歯数の非整数倍に
設定されていることから、現像装置の現像器が現像位置
から離脱する際及び現像位置への停止する際に回転体回
転装置の駆動歯車にかかる駆動負荷を一歯に集中させる
ことなく分散させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
るカラー電子写真プリンタ(以下、プリンタという)に
適用した第1の実施形態について説明する。まず、該プ
リンタ全体の構成及び動作について説明する。図1は本
実施形態に係るプリンタの主要部の概略構成図である。
潜像担持体としての感光体ドラム1は、矢印A向きに回
転駆動されながら、一様帯電手段としての帯電チャージ
ャ2により一様に帯電された後、レーザ光学装置からの
レーザ光3により画像情報に基づき走査露光されて表面
に静電潜像が形成される。ここで、露光する画像情報は
所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン、
及び黒の色情報に分解した単色の画像情報である。感光
体ドラム1上に形成された静電潜像は、回転式現像装置
としてのリボルバ現像装置4により各々所定の現像剤と
しての黒トナー、シアントナー、マゼンタトナー、及び
イエロートナーで現像され、これにより、感光体ドラム
1上に各色画像が形成される。
【0015】感光体ドラム1上に形成された各色トナー
画像は、感光体ドラム1と同期して図中矢印B向きに回
転する中間転写ベルト5上に黒トナー画像、シアントナ
ー画像、マゼンタトナー画像、及びイエロートナー画像
が1次転写チャージャ6によって重ね合わせて転写され
ることで、合成画像としてのフルカラー画像に合成され
る。一方、転写紙は中間転写ベルト5の回転にタイミン
グを合わされながら、図示しない給紙カセットから図示
しない給紙ローラ、及びレジストローラ9を経て転写部
へ搬送される。そして、この転写部の2次転写チャージ
ャ11により、中間転写ベルト5上に重ね合わされたイ
エロー、マゼンタ、シアン、及び黒のトナー画像が転写
紙上に一括転写される。転写終了後の転写紙は図示しな
い定着装置によりトナー画像が定着されフルカラープリ
ントとして機外に排出される。
【0016】なお、中間転写ベルト5上に転写されなか
った感光体ドラム1上のトナーは、感光体クリーナ13
により感光体ドラム1から除去される。また、転写紙上
に転写されなかった中間転写ベルト5上のトナーは、中
間転写ベルトクリーナ14により中間転写ベルト5から
除去される。
【0017】次に、本実施形態に係る現像装置としての
4色リボルバ現像装置4について説明する。図2(a)
は、リボルバ現像装置の現像器ユニットの内部構造を示
す断面図であり、図2(b)は、同リボルバ現像装置の
トナー収容器ユニットの内部構造を示す断面図である。
回転体回転装置の回転体としての現像器ユニット4a
は、プリンタ本体内において中心軸線回りで回動自在に
取り付けられる外周がほぼ円筒状の支持部材としての外
筐4cを有しており、該外筐4c内には、黒、イエロ
ー、マゼンタ、及びシアンの各色のトナーをそれぞれ個
別に用いる現像器41Bk、41Y、41M、41Cが
形成されている。また、上記リボルバ現像装置4のトナ
ー収容器ユニット4bは、前記現像器ユニット4aより
その回転軸方向の前側でほぼ同軸上になるように取り付
けられており、該回転軸の回りに現像器ユニット4aと
一体に回動するようになっている。
【0018】上述した現像器41Bk、41Y、41
M、41Cは同様の内部構造を有しているので、現像位
置にある黒現像器41Bkについて説明する。この黒現
像器41Bk内には、現像剤担持体としての現像ローラ
42Bkと、該現像ローラ42Bkと略平行な第1、第
2撹拌スクリュウ43Bk、44Bkが配設されてお
り、これらの第1、第2撹拌スクリュウ43Bk、44
Bkは、現像器41Bk内の現像剤を撹拌しながら、軸
方向で互いに逆の向きに搬送する。
【0019】上記トナー収容器ユニット4bは、4つの
トナーホッパ45Bk、45Y、45M、45C及びこ
れらに対応したトナーカートリッジ48Bk、48Y、
48M、48C等からなっている。上述のトナーホッパ
45Bk、45Y、45M、45Cは、同様の内部構造
を有しているので、黒トナーのトナーホッパ45Bkに
ついて説明する。このトナーホッパ45Bkは、上記現
像器41Bkに対応しており、該現像器41Bkにトナ
ーを補給する。上記トナーホッパ45Bkには、現像器
41Bkに向けてトナー補給パイプ46Bkが配設され
ており、該トナー補給パイプ46Bk内には、トナー搬
送スクリュウ47Bkが設けられれている。該トナー搬
送スクリュウ47Bkはトナーホッパ45Bk内のトナ
ーを現像器41Bkに搬送する。なお、上記トナーホッ
パ45Bkのトナー受入れ口に、トナーカートリッジ4
8Bkが、そのトナー排出口に接続して取付けられてお
り、該トナーカートリッジ48Bkからトナーホッパ4
5Bkにトナーが供給されるようになっている。
【0020】そして、本実施形態に係る回転体回転装置
は、現像器ユニット4a近傍に後述するリボルバギヤ、
サブリボルバギヤ、ステッピングモータ、及び駆動ギヤ
等を備えている。図3は、本実施形態に係る現像器ユニ
ット、ステッピングモータ、及びこのステッピングモー
タと現像器ユニットとを連結する連結ギヤ等を示す概略
断面図である。図4(a)は、リボルバギヤにばねで連
結されたサブリボルバギヤと、駆動ギヤとをステッピン
グモータ側から視た背面図である。なお、図3中右側が
装置奥側、同図中左側が装置手前側を示している。
【0021】上記現像器ユニット4aは、リボルバ前側
板50とリボルバ後側板51との間に保持されており、
これらリボルバ前側板50とリボルバ後側板51とには
それぞれ中心軸52と、従動歯車としてのリボルバギヤ
55とが、現像器ユニット4aと同軸に固定されてい
る。上記リボルバギヤ55はギヤ部55a及びボス部5
5bからなっており、このギヤ部55aにはスタット5
5c、55c、55cが突設されている。上記現像器ユ
ニット4aは、その中心軸52が本体前側板54に軸受
53で、かつリボルバギヤ55のボス部55bが、本体
後側板57に軸受54でそれぞれ位置決めされ、回転自
在となっている。
【0022】上記リボルバギヤ55のボス部55bに
は、副従動歯車としてのサブリボルバギヤ56が嵌挿さ
れている。該サブリボルバギヤ56はリボルバギヤ55
とモジュール、歯数等の歯形寸法が同一となっている。
また、サブリボルバギヤ56には、長円状の孔56a、
56a、56aが設けられており、これらの孔56a、
56a、56aの回転方向の上流側にスタット56b、
56b、56bが突設されている。上記サブリボルバギ
ヤ56の長円状の孔56a、56a、56aには、リボ
ルバギヤ55のギヤ部55aのスタット55c、55
c、55cの自由端が突出して挿通されており、サブリ
ボルバギヤ56はリボルバギヤ55に対して所定の範囲
で回転可能となっている。上記スタット55c、55
c、55cとスタット56b、56b、56bとは引っ
張りばね58で連結されており、サブリボルバギヤ56
は引っ張りばね58でリボルバギヤ55の回転方向に引
張されている。
【0023】一方、本体後側板57の奥側には、駆動手
段としてのステッピングモータ60が配設されており、
該ステッピングモータ60の駆動軸61には駆動ギヤ6
2が固定されている。該駆動ギヤ62は、リボルバギヤ
55のギヤ部55aと所定のバックラッシュをもって噛
み合わされている。
【0024】つぎに、以上構成に基づき、駆動ギヤとリ
ボルバギヤ及びサブリボルバギヤとの噛み合いについて
説明する。図4(b)は、駆動ギヤと、リボルバギヤ及
びサブリボルバギヤとの噛み合い部分を拡大した拡大図
である。
【0025】上記現像器ユニット4aの現像器が現像位
置にあって、ステッピングモータ60の回転を停止して
いるときは、該ステッピングモータ60に回転中より小
さい電流を供給し、所定の相を励磁して回転停止力とし
ての静止トルクを発生させる。該静止トルクは駆動軸6
1から駆動歯車62、リボルバギヤ55、及びサブリボ
ルバギヤ56を介して現像器ユニット4aに伝達され
る。このとき、駆動歯車62の歯はリボルバギヤ55の
歯とサブリボルバギヤ56の歯に挟持され、駆動ギヤ6
2の歯の回転方向下流側歯面はリボルバギヤ55の歯の
回転方向上流側歯面と当接していると共に、駆動ギヤ6
2の歯の回転方向上流側歯面にサブリボルバギヤ56の
歯の回転方向下流側歯面がばね58のばね力で押圧され
て当接している。これにより、現像器ユニット4aの現
像器が現像位置から変動しようとしても、その変動が防
止される。
【0026】また、現像器ユニット4aの現像器を現像
位置に移動するためにステッピングモータ60を回転し
ているときは、該ステッピングモータ60に停止中より
大きい電流を供給し、切り替えられた相を順次励磁して
駆動力としての回転トルクを発生させる。このステッピ
ングモータ60の回転トルクは駆動軸61から駆動歯車
62、リボルバギヤ55、及びサブリボルバギヤ56を
介して現像器ユニット4aに伝達される。ステッピング
モータ60の駆動軸61の回転に伴い駆動ギヤ62が図
中矢印方向に回転し、駆動ギヤ62の歯の回転方向下流
側歯面は、リボルバギヤ55の歯の回転方向上流側歯面
を押圧し、リボルバギヤ55を回転方向に回転させる。
このとき、サブリボルバギヤ56の歯の回転方向下流側
歯面は、駆動ギヤ62の歯の回転方向上流側歯面をばね
58のばね力で押圧している。これにより、駆動ギヤ6
2はリボルバギヤ55及びサブリボルバギヤ56を回転
方向に回転させ、リボルバギヤ55の回転に伴って現像
器ユニット4aが回転する。
【0027】そして、現像器ユニット4aの現像器が現
像位置に近くなって、ステッピングモータ60を減速す
ると、駆動ギヤ62の回転は減速されるが、現像器ユニ
ット4aはそのイナーシャで回転方向に回転を続けよう
として、サブリボルバギヤ56の歯の回転方向下流側歯
面が、駆動ギヤ62の歯の回転方向上流側歯面に当接
し、押圧する。しかし、駆動ギヤ62の歯の回転方向上
流側歯面がサブリボルバギヤ56の歯の回転方向下流側
歯面を押圧し、現像器ユニット4aの回転方向への回転
を抑制する。
【0028】ついで、現像器ユニット4aの現像器が現
像位置に到達すると、ステッピングモータ60に回転中
より小さい電流を供給し、所定の相を励磁して静止トル
クを発生させる。このステッピングモータ60の静止ト
ルクは駆動軸61から駆動歯車62、リボルバギヤ5
5、及びサブリボルバギヤ56を介して現像器ユニット
4aに伝達される。このとき、ステッピングモータ60
の駆動軸61の回転停止に伴う駆動ギヤ62の回転停止
によって、駆動ギヤ62の歯の回転方向上流側歯面がサ
ブリボルバギヤ56の歯の回転方向下流側歯面を押圧停
止させ、現像器ユニット4aの回転方向への回転を停止
すると共に、駆動ギヤ62の歯の回転方向下流側歯面に
リボルバギヤ55の歯の回転方向上流側歯面を当接させ
る。このように、現像器ユニット4aの現像器が現像位
置に停止した状態で、この現像器は感光体ドラム1上の
静電潜像をトナーで現像する。
【0029】このように、ステッピングモータ60の回
転を停止し、現像器ユニット4aの現像器を現像位置に
停止させるとき、サブリボルバギヤ56の歯の回転方向
下流側歯面が、ばね力で駆動ギヤ62の歯の回転方向上
流側歯面を押圧し、リボルバギヤ55の歯の回転方向上
流側歯面に、駆動ギヤ62の歯の回転方向下流側歯面を
当接させた状態で停止する。これにより、ギヤのバック
ラッシュによる停止位置への位置ずれが防止され、現像
器ユニット4aの現像器は現像位置に正確に停止でき、
濃度むら等の異常画像の発生を抑制できる。
【0030】次に、本実施形態に係る回転体回転装置の
特徴部となる、駆動ギヤ62とリボルバギヤ55及びサ
ブリボルバギヤ56の歯数について説明する。図5は、
駆動ギヤとリボルバギヤとの噛み合い部分を拡大した図
である。なお、上述したリボルバギヤ55とサブリボル
バギヤ56は、そのモジュール、歯数等の歯形寸法が同
一であるので、リボルバギヤ55について説明する。
【0031】リボルバギヤ55の歯数の(1/現像器数
=1/4)が駆動ギヤ62の歯数の非整数倍になるよう
に、リボルバギヤ55の歯数を140とし、駆動ギヤ6
2の歯数を14とする。この場合、駆動ギヤ62が2と
1/2回転すると、リボルバギヤ55が90°回転す
る。リボルバ現像装置4では、図5に示すように、駆動
ギヤ62の(1)歯がリボルバギヤ55に噛み合う位置か
ら現像を開始するとすると、次に駆動ギヤ62の(8)歯
がリボルバギヤ55に噛み合う位置で停止・回転開始と
なり、再び駆動ギヤ62の(1)歯がリボルバギヤ55に
噛み合う位置で停止・回転開始となり、この繰り返しに
なる。このように、現像位置からの離脱、及び現像位置
への停止時にリボルバギヤ55と噛み合う駆動ギヤ62
の歯が(1)歯と(8)歯の2パターンある状態で現像が行わ
れることになる。
【0032】したがって、本実施形態によれば、駆動ギ
ヤ62の一歯当たりにかかる負荷回数は、リボルバギヤ
55の歯数の(1/現像器数)が駆動ギヤ62の歯数の
整数倍に設定されている場合に比べ、約1/2になる。
そのため、駆動ギヤ62の偏磨耗が抑制され、駆動ギヤ
62の耐久性が向上する。
【0033】また、このようにリボルバギヤ55と駆動
ギヤ62の歯数を設定すれば、歯車の材質の変更、焼き
入れ・表面処理、歯幅を大きくする等の手段に比べ、安
易かつ安価に駆動ギヤ62の偏磨耗を抑制することがで
きる。無論、更なる抑制効果を得るために、上述した歯
車の材質の変更等の手段を併せて行ってもよいことは勿
論である。
【0034】次に、第2の実施形態について説明する。な
お、本実施形態において、駆動ギヤ62とリボルバギヤ
55及びサブリボルバギヤ56との歯数以外の構成は、
上述した第1の実施形態と同様であるので、その説明を
省略する。また、リボルバギヤ55とサブリボルバギヤ
56は、そのモジュール、歯数等の歯形寸法が同一であ
るので、リボルバギヤ55について説明する。
【0035】第2の実施形態においては、リボルバギヤ
55の歯数の(1/現像器数=1/4)が駆動ギヤ62
の歯数の非整数倍になるように、リボルバギヤ55の歯
数を160とし、駆動ギヤ62の歯数を14とする。こ
の場合、駆動ギヤ62が2と12/14回転すると、リ
ボルバギヤ55が90°回転する。リボルバ現像装置4
では、図5に示すように、駆動ギヤ62の(1)歯がリボ
ルバギヤ55に噛み合う位置から現像を開始するとする
と、次に駆動ギヤ62の(13)歯がリボルバギヤ55に噛
み合う位置で停止・回転開始となり、順に駆動ギヤ62
の(11)歯→(9)歯→(7)歯→(5)歯→(3)歯がリボルバギヤ
55に噛み合う位置で停止・回転開始となる。このよう
に、現像位置からの離脱、及び現像位置への停止時にリ
ボルバギヤ55と噛み合う駆動ギヤ62の歯が7パター
ンある状態で、現像が行われることになる。
【0036】したがって、本実施形態によれば、駆動ギ
ヤ62の一歯当たりにかかる負荷回数は、リボルバギヤ
55の歯数の(1/現像器数)が駆動ギヤ62の歯数の
整数倍に設定された場合に比べ、また第1の実施形態に
比べても少なくなる。そのため、より確実に駆動歯車の
偏磨耗が抑制され、駆動ギヤ62の耐久性がさらに向上
する。
【0037】次に、第3の実施形態について説明する。な
お、本実施形態において、駆動ギヤ62とリボルバギヤ
55及びサブリボルバギヤ56との歯数以外の構成は、
上述した第1の実施形態と同様であるので、その説明を
省略する。また、リボルバギヤ55とサブリボルバギヤ
56は、そのモジュール、歯数等の歯形寸法が同一であ
るので、リボルバギヤ55について説明する。
【0038】第3の実施形態においては、リボルバギヤ
55の歯数の(1/現像器数=1/4)が駆動ギヤ62
の歯数の非整数倍で、かつ互いに公約数をもたないよう
に、リボルバギヤ55の歯数を164とし、駆動ギヤ6
2の歯数を14とする。この場合、駆動ギヤ62が2と
13/14回転すると、リボルバギヤ55が90°回転
する。リボルバ現像装置4では、図5に示すように、駆
動ギヤ62の(1)歯がリボルバギヤ55に噛み合う位置
から現像を開始するとすると、次に駆動ギヤ62の(14)
歯がリボルバギヤ55に噛み合う位置で停止・回転開始
となり、順に駆動ギヤ62の(13)歯→(12)歯→(11)歯→
・・・・→(2)歯がリボルバギヤ55に噛み合う位置、
すなわち一歯づつずれて停止・回転開始となる。このよ
うに、現像位置からの離脱、及び現像位置への停止時に
リボルバギヤ55と噛み合う駆動ギヤ62の歯が14パ
ターンある状態で現像が行われることになる。
【0039】したがって、本実施形態によれば、駆動ギ
ヤ62の一歯当たりにかかる負荷回数は、リボルバギヤ
55の歯数の(1/現像器数)が駆動ギヤ62の歯数の
整数倍に設定された場合に比べ、また第1及び第2の実
施形態に比べても少なくなる。そのため、より確実に駆
動ギヤ62の偏磨耗が抑制され、駆動ギヤ62の耐久性
がさらに向上する。
【0040】なお、上記第1乃至第3の実施形態では、
回転体回転装置により現像器ユニットを回転させて所定
の現像器を所定の現像位置に移動させながら現像を行う
現像装置を備えた画像形成装置について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、該回転体回転装
置を内部に備える種々の装置に適用できるものである。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、従動歯車の歯
数の(1/停止位置数)が駆動歯車の歯数の非整数倍に
設定されていることから、従動歯車の歯数の(1/停止
位置数)が駆動歯車の歯数の整数倍に設定されている場
合に比べ、駆動歯車の歯が受ける駆動負荷が分散される
ため、駆動歯車の歯の偏磨耗を抑制して駆動歯車の耐久
性を高めることができるという優れた効果がある。ま
た、歯車の材質の変更、焼き入れ・表面処理、歯幅を大
きくする等の手段に比べ、安易かつ安価な手段で上述し
た効果が得られる等の優れた効果がある。
【0042】特に請求項2の発明によれば、従動歯車の
歯数の(1/停止位置数)が駆動歯車の歯数の非整数倍
で、かつ従動歯車の歯数の(1/停止位置数)と駆動歯
車の歯数とが公約数をもたないように設定されているこ
とから、請求項1の回転体回転装置に比べ、さらに駆動
歯車の歯が受ける駆動負荷を分散することができ、より
確実に駆動歯車の耐久性を向上させることができるとい
う優れた効果がある。
【0043】請求項3の発明によれば、回転回転装置の
駆動歯車の耐久性を向上させていることから、現像装置
の高速化、現像剤の高容量化を図ることが可能となると
いう優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る電子写真プリンタの主要部の
概略構成図。
【図2】(a)同プリンタのリボルバ現像装置の現像器
ユニットの内部構造を示す断面図。 (b)同リボルバ現像装置のトナー収容器ユニットの内
部構造を示す断面図。
【図3】同現像器ユニット、ステッピングモータ、及び
このステッピングモータと現像器ユニットと連結する連
結ギヤ等を示す概略断面図。
【図4】(a)リボルバギヤに引っ張りばねで連結され
たサブリボバルギヤと駆動ギヤとをステッピングモータ
側から視た背面図。 (b)同サブリボバルギヤ及び同駆動ギヤとの噛み合い
部分を拡大した拡大図。
【図5】同リボバルギヤ及び同駆動ギヤとの噛み合い部
分を拡大した拡大図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電チャージャ 3 レーザ光 4 リボルバ現像装置 4a 現像器ユニット 4b トナー収容器ユニット 4c 外筐 5 中間転写ベルト 6 1次転写チャージャ 9 レジストローラ 11 2次転写チャージャ 13 感光体クリーナ 14 中間転写ベルトクリーナ 55 リボルバギヤ 55a ギヤ部 55b ボス部 56 サブリボバルギヤ 58 引っ張りばね 60 ステッピングモータ 62 駆動ギヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AA07 BB24 2H071 CA01 CA05 DA08 EA18 2H077 BA01 GA13 3J009 DA16 EA05 EA11 EA21 EB01 EB30 FA17 FA18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸を中心に回転する回転体と、 該回転体に取り付けられた従動歯車と、 該回転体を回転駆動させる駆動手段と、 該駆動手段に取り付けられた駆動歯車とを有し、 該駆動手段からの駆動力を該駆動歯車と該従動歯車とを
    介して該回転体に伝動して該回転体を回転し、所定の停
    止位置に停止する回転体回転装置において、該従動歯車
    の歯数の(1/停止位置数)が該駆動歯車の歯数の非整
    数倍であることを特徴とする回転体回転装置。
  2. 【請求項2】請求項1の回転体回転装置において、 前記従動歯車の歯数の(1/停止位置数)と前記駆動歯
    車の歯数とが公約数をもたないことを特徴とする回転体
    回転装置。
  3. 【請求項3】複数の現像器を回転軸を中心に一体的に保
    持する現像装置を備え、回転体回転装置により所定の現
    像器を所定の現像位置に移動させながら潜像担持体上に
    形成された潜像を現像しトナー像を形成する画像形成装
    置において、 該回転体回転装置として請求項1又は2の回転体回転装
    置を用いることを特徴とする画像形成装置。
JP2000190662A 2000-06-26 2000-06-26 回転体回転装置及び画像形成装置 Pending JP2002005244A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000190662A JP2002005244A (ja) 2000-06-26 2000-06-26 回転体回転装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000190662A JP2002005244A (ja) 2000-06-26 2000-06-26 回転体回転装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002005244A true JP2002005244A (ja) 2002-01-09

Family

ID=18690092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000190662A Pending JP2002005244A (ja) 2000-06-26 2000-06-26 回転体回転装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002005244A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006243287A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US7680440B2 (en) * 2006-01-30 2010-03-16 Kyocera Mita Corporation Rotary developing device
JP2012103407A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Fuji Xerox Co Ltd 回転体規制装置、画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006243287A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US7680440B2 (en) * 2006-01-30 2010-03-16 Kyocera Mita Corporation Rotary developing device
JP2012103407A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Fuji Xerox Co Ltd 回転体規制装置、画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5424115B2 (ja) 駆動伝達装置および画像形成装置
JP3179153B2 (ja) 回転型現像装置
US7933538B2 (en) Color electrophotographic image forming apparatus including a rotary drive transmission mechanism
JPH05241418A (ja) 回転型現像装置
JPS6199169A (ja) カラー画像形成装置
JP2002005244A (ja) 回転体回転装置及び画像形成装置
JP4099975B2 (ja) 画像形成装置
KR100644625B1 (ko) 현상기 구동장치의 구동방법과 이를 구비한 화상형성장치
JP3796474B2 (ja) カラー画像形成装置
JP6697712B2 (ja) 駆動装置および画像形成装置
JP2009025611A (ja) 駆動切替え装置
JP2006084622A (ja) 画像形成装置
JPH1152657A (ja) 画像形成装置
JP2000088066A (ja) 回転体回転装置
US11550254B2 (en) Image forming apparatus
JP2003287936A (ja) 像担持体駆動装置、および画像形成装置
JP4084586B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2017114654A (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP2004333726A (ja) 画像形成装置
JP3651578B2 (ja) 画像形成装置
JP2004333725A (ja) 画像形成装置
JPH1173012A (ja) 画像形成装置の回転型現像装置
JP2000227719A (ja) 画像形成装置
JP3110823B2 (ja) 現像装置
JPH0895338A (ja) 回転型現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060915

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070209