JP2002005228A - 車両の開閉用部材 - Google Patents
車両の開閉用部材Info
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- JP2002005228A JP2002005228A JP2000188380A JP2000188380A JP2002005228A JP 2002005228 A JP2002005228 A JP 2002005228A JP 2000188380 A JP2000188380 A JP 2000188380A JP 2000188380 A JP2000188380 A JP 2000188380A JP 2002005228 A JP2002005228 A JP 2002005228A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 ボンネット30の連結部30a,30a
及び中心部30bに歪アクチュエータ33A〜33Dを
取付け、これらの歪アクチュエータ33A〜33Dに連
結部30a,30a又は中心部30bの振動を検知する
振動センサ34A〜34Dを取付け、これらの振動セン
サ34A〜34Dからの情報で歪アクチュエータ33A
〜33Dに連結部30a,30a又は中心部30bの振
動と逆位相の振動を発生させる制御部40を設け、ボン
ネット30の連結部30a,30a及び中心部30bに
発生する振動を打ち消すようにした。 【効果】 開閉用部材の軽量化を図りつつ、車両の開閉
用部材の低振動化を図ることができる。
及び中心部30bに歪アクチュエータ33A〜33Dを
取付け、これらの歪アクチュエータ33A〜33Dに連
結部30a,30a又は中心部30bの振動を検知する
振動センサ34A〜34Dを取付け、これらの振動セン
サ34A〜34Dからの情報で歪アクチュエータ33A
〜33Dに連結部30a,30a又は中心部30bの振
動と逆位相の振動を発生させる制御部40を設け、ボン
ネット30の連結部30a,30a及び中心部30bに
発生する振動を打ち消すようにした。 【効果】 開閉用部材の軽量化を図りつつ、車両の開閉
用部材の低振動化を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボンネット、ドア及
びトランクリッドを含む車両の開閉用部材の改良に関す
る。
びトランクリッドを含む車両の開閉用部材の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両の開閉用部材として、例えば特開平
7−61371号公報「車両用ボンネットスティフナお
よびその製造方法」が知られている。上記技術は、同公
報の図1によれば、ボンネットパネル9(符号は公報に
使用の符号を用いた)に、外側主骨部10、斜主骨部1
1、外側副骨部12、内側主骨部13などから構成した
自動車ボンネットスティフナ1を取付けることで、ボン
ネットパネル9を補強したものである。すなわち、開閉
用部材であるボンネットの剛性を上げることで、ボンネ
ットの振動を低減し、車両の静粛化を図ろうとするもの
であった。
7−61371号公報「車両用ボンネットスティフナお
よびその製造方法」が知られている。上記技術は、同公
報の図1によれば、ボンネットパネル9(符号は公報に
使用の符号を用いた)に、外側主骨部10、斜主骨部1
1、外側副骨部12、内側主骨部13などから構成した
自動車ボンネットスティフナ1を取付けることで、ボン
ネットパネル9を補強したものである。すなわち、開閉
用部材であるボンネットの剛性を上げることで、ボンネ
ットの振動を低減し、車両の静粛化を図ろうとするもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ボンネットパ
ネル9に自動車ボンネットスティフナ1を取付けるため
に、車両重量が増加する。車両重量の増加は、燃料消費
量の増加を招き好ましくない。また、ボンネットパネル
9の剛性を向上させることで、ボンネットの振動を低減
させるのでは、振動の低減にも限界があり、振動低減の
ための新たな手法が望まれる。
ネル9に自動車ボンネットスティフナ1を取付けるため
に、車両重量が増加する。車両重量の増加は、燃料消費
量の増加を招き好ましくない。また、ボンネットパネル
9の剛性を向上させることで、ボンネットの振動を低減
させるのでは、振動の低減にも限界があり、振動低減の
ための新たな手法が望まれる。
【0004】そこで、本発明の目的は、ボンネット、ド
ア及びトランクリッドを含む車両の開閉用部材の軽量化
を図りつつ、車両の開閉用部材の低振動化を図ることの
できる技術を提供することにある。
ア及びトランクリッドを含む車両の開閉用部材の軽量化
を図りつつ、車両の開閉用部材の低振動化を図ることの
できる技術を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、車体に開閉可能に取付けるボンネット、
ドア及びトランクリッドを含む車両の開閉用部材におい
て、この開閉用部材に、車体との連結部に歪アクチュエ
ータを備えると共に開閉用部材の中心部に歪アクチュエ
ータを備え、これらの歪アクチュエータに連結部又は中
心部の振動を検知する振動センサをそれぞれ備え、これ
らの振動センサからの情報で歪アクチュエータに連結部
又は中心部の振動と逆位相の振動を発生させる制御部と
を備えたことを特徴とする。
に請求項1は、車体に開閉可能に取付けるボンネット、
ドア及びトランクリッドを含む車両の開閉用部材におい
て、この開閉用部材に、車体との連結部に歪アクチュエ
ータを備えると共に開閉用部材の中心部に歪アクチュエ
ータを備え、これらの歪アクチュエータに連結部又は中
心部の振動を検知する振動センサをそれぞれ備え、これ
らの振動センサからの情報で歪アクチュエータに連結部
又は中心部の振動と逆位相の振動を発生させる制御部と
を備えたことを特徴とする。
【0006】車両の開閉用部材の連結部及び中心部に歪
アクチュエータを取付け、これらの歪アクチュエータに
連結部又は中心部の振動を検知する振動センサを取付
け、これらの振動センサからの情報で歪アクチュエータ
に連結部又は中心部の振動と逆位相の振動を発生させる
制御部を設け、開閉用部材の連結部及び中心部に発生す
る振動を打ち消すようにする。例えば、振動センサが振
動を感知すると、制御部からその振動センサを備えた歪
アクチュエータにその振動と逆位相の振動をあたえ、そ
の振動を打ち消すようにする。すなわち、重い補強材を
設ける必要がないので、開閉用部材の軽量化が容易に達
成できる。
アクチュエータを取付け、これらの歪アクチュエータに
連結部又は中心部の振動を検知する振動センサを取付
け、これらの振動センサからの情報で歪アクチュエータ
に連結部又は中心部の振動と逆位相の振動を発生させる
制御部を設け、開閉用部材の連結部及び中心部に発生す
る振動を打ち消すようにする。例えば、振動センサが振
動を感知すると、制御部からその振動センサを備えた歪
アクチュエータにその振動と逆位相の振動をあたえ、そ
の振動を打ち消すようにする。すなわち、重い補強材を
設ける必要がないので、開閉用部材の軽量化が容易に達
成できる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向
に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側
を示す。また、図面は符号の向きに見るものとする。
づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向
に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側
を示す。また、図面は符号の向きに見るものとする。
【0008】図1は本発明に係る車両の開閉用部材を使
用した車両の斜視図であり、10は車両、11は車体、
12,12はフロントフェンダ、14,14はヘッドラ
イト、15はラジエータグリル、16はフロントバン
パ、17は前輪、18はドアミラー、19はフロントガ
ラス、21はドア、22はドアガラス、23はルーフ、
24,24はフロントピラー、30は車両の開閉用部材
としてのボンネットである。
用した車両の斜視図であり、10は車両、11は車体、
12,12はフロントフェンダ、14,14はヘッドラ
イト、15はラジエータグリル、16はフロントバン
パ、17は前輪、18はドアミラー、19はフロントガ
ラス、21はドア、22はドアガラス、23はルーフ、
24,24はフロントピラー、30は車両の開閉用部材
としてのボンネットである。
【0009】図2は図1の2矢視図であり、ボンネット
30の裏面を示す。ボンネット30は、外装となるアウ
タパネル31と、このアウタパネル31の下に重ねたイ
ンナパネル32と、このインナパネル32に取付けた歪
アクチュエータ(actuator)33A〜33Dと、これら
の歪アクチュエータ33A〜33Dに取付けた振動セン
サ34A〜34Dと、これらの振動センサ34A〜34
Dからの情報で歪アクチュエータ33A〜33Dを駆動
する制御部40とからなる。なお、ボンネット30は、
連結部30a,30aに開閉のためのヒンジ35,35
を備える。また、30bはボンネット30の中心部を示
す。
30の裏面を示す。ボンネット30は、外装となるアウ
タパネル31と、このアウタパネル31の下に重ねたイ
ンナパネル32と、このインナパネル32に取付けた歪
アクチュエータ(actuator)33A〜33Dと、これら
の歪アクチュエータ33A〜33Dに取付けた振動セン
サ34A〜34Dと、これらの振動センサ34A〜34
Dからの情報で歪アクチュエータ33A〜33Dを駆動
する制御部40とからなる。なお、ボンネット30は、
連結部30a,30aに開閉のためのヒンジ35,35
を備える。また、30bはボンネット30の中心部を示
す。
【0010】ボンネット30は、車体11(図1参照)
に開閉可能に取付けるボンネット、ドア及びトランクリ
ッドを含む車両の開閉用部材において、ボンネット30
に、車体11との連結部30a,30aに歪アクチュエ
ータ33C,33Dを備えると共にボンネット30の中
心部30bに歪アクチュエータ33A,33Bを備え、
これらの歪アクチュエータ33A〜33Dに連結部30
a,30a又は中心部30bの振動を検知する振動セン
サ34A〜34Dをそれぞれ備え、これらの振動センサ
34A〜34Dからの情報で歪アクチュエータ33A〜
33Dに連結部30a,30a又は中心部30bの振動
と逆位相の振動を発生させる制御部40とを備えたもの
であると言える。
に開閉可能に取付けるボンネット、ドア及びトランクリ
ッドを含む車両の開閉用部材において、ボンネット30
に、車体11との連結部30a,30aに歪アクチュエ
ータ33C,33Dを備えると共にボンネット30の中
心部30bに歪アクチュエータ33A,33Bを備え、
これらの歪アクチュエータ33A〜33Dに連結部30
a,30a又は中心部30bの振動を検知する振動セン
サ34A〜34Dをそれぞれ備え、これらの振動センサ
34A〜34Dからの情報で歪アクチュエータ33A〜
33Dに連結部30a,30a又は中心部30bの振動
と逆位相の振動を発生させる制御部40とを備えたもの
であると言える。
【0011】すなわち、ボンネット30の連結部30
a,30a及び中心部30bに歪アクチュエータ33A
〜33Dを取付け、これらの歪アクチュエータ33A〜
33Dに連結部30a,30a又は中心部30bの振動
を検知する振動センサ34A〜34Dを取付け、これら
の振動センサ34A〜34Dからの情報で歪アクチュエ
ータ33A〜33Dに連結部30a,30a又は中心部
30bの振動と逆位相の振動を発生させる制御部40を
設け、ボンネット30の連結部30a,30a及び中心
部30bに発生する振動を打ち消すようにした。
a,30a及び中心部30bに歪アクチュエータ33A
〜33Dを取付け、これらの歪アクチュエータ33A〜
33Dに連結部30a,30a又は中心部30bの振動
を検知する振動センサ34A〜34Dを取付け、これら
の振動センサ34A〜34Dからの情報で歪アクチュエ
ータ33A〜33Dに連結部30a,30a又は中心部
30bの振動と逆位相の振動を発生させる制御部40を
設け、ボンネット30の連結部30a,30a及び中心
部30bに発生する振動を打ち消すようにした。
【0012】この結果、必要以上にボンネット30の剛
性を高める必要がないので、ボンネット30の軽量化を
図りつつ、ボンネット30の低振動化を図ることができ
る。また、ボンネット30の軽量化を図ることで、車両
10(図1参照)の燃料を節約できる。
性を高める必要がないので、ボンネット30の軽量化を
図りつつ、ボンネット30の低振動化を図ることができ
る。また、ボンネット30の軽量化を図ることで、車両
10(図1参照)の燃料を節約できる。
【0013】図3は図1の3−3線断面図であり、歪ア
クチュエータ33A及び振動センサ34Aの取付け姿を
示し、ボンネット30は、インナパネル32の裏面に歪
アクチュエータ33Aを貼り付け、この歪アクチュエー
タ33A上に振動センサ34Aを貼り付けたことを示
す。すなわち、歪アクチュエータ33A上に振動センサ
34Aを貼り付けることで、歪アクチュエータ33Aの
貼り付け面積を大きく取ることができ、ボンネット30
の制振効果を十分に発揮させることができる。また、歪
アクチュエータ33A上に振動センサ34Aを貼り付け
ることで、振動センサ34Aの振動検知精度の向上を図
ることができる。
クチュエータ33A及び振動センサ34Aの取付け姿を
示し、ボンネット30は、インナパネル32の裏面に歪
アクチュエータ33Aを貼り付け、この歪アクチュエー
タ33A上に振動センサ34Aを貼り付けたことを示
す。すなわち、歪アクチュエータ33A上に振動センサ
34Aを貼り付けることで、歪アクチュエータ33Aの
貼り付け面積を大きく取ることができ、ボンネット30
の制振効果を十分に発揮させることができる。また、歪
アクチュエータ33A上に振動センサ34Aを貼り付け
ることで、振動センサ34Aの振動検知精度の向上を図
ることができる。
【0014】歪アクチュエータ33Aは、圧電素子等が
好適である。なお、歪アクチュエータ33B〜33D
(図2参照)同様である。また、振動センサ34Aは、
圧電、静電又は電磁センサが好適であり、歪ゲージセン
サでもよい。なお、振動センサ34B〜34D(図2参
照)も同様である。
好適である。なお、歪アクチュエータ33B〜33D
(図2参照)同様である。また、振動センサ34Aは、
圧電、静電又は電磁センサが好適であり、歪ゲージセン
サでもよい。なお、振動センサ34B〜34D(図2参
照)も同様である。
【0015】図4は本発明に係る車両の開閉用部材の制
御システム図であり、制御部40は、振動センサ34A
〜34Dからのノイズ成分を除去するアナログフィルタ
回路41と、このアナログフィルタ回路41でノイズ成
分を除去した信号を増幅して歪アクチュエータ33A〜
33Dを駆動する電圧増幅器42とからなり、電圧増幅
器42は直流電圧を高圧に変換するDC/DCコンバー
タ43を備える。
御システム図であり、制御部40は、振動センサ34A
〜34Dからのノイズ成分を除去するアナログフィルタ
回路41と、このアナログフィルタ回路41でノイズ成
分を除去した信号を増幅して歪アクチュエータ33A〜
33Dを駆動する電圧増幅器42とからなり、電圧増幅
器42は直流電圧を高圧に変換するDC/DCコンバー
タ43を備える。
【0016】以上に述べたボンネット30の作用を次に
説明する。図5(a)〜(c)は本発明に係る車両の開
閉用部材の作用説明図である。 (a)において、例えば、ボンネット30の中心部30
bに振動が発生すると、振動センサ34Aで振動を検知
し、この振動センサ34Aから電気信号S1を制御部4
0に送る。 (b)において、歪アクチュエータ33Aに、ボンネッ
ト30の中心部30bの振動と逆位相の振動を発生させ
る電気信号S2を、制御部40から歪アクチュエータ3
3Aに送る。 (c)において、この結果、ボンネット30の中心部3
0bの振動を歪アクチュエータ33Aで打消し、ボンネ
ット30の静粛化を図る。
説明する。図5(a)〜(c)は本発明に係る車両の開
閉用部材の作用説明図である。 (a)において、例えば、ボンネット30の中心部30
bに振動が発生すると、振動センサ34Aで振動を検知
し、この振動センサ34Aから電気信号S1を制御部4
0に送る。 (b)において、歪アクチュエータ33Aに、ボンネッ
ト30の中心部30bの振動と逆位相の振動を発生させ
る電気信号S2を、制御部40から歪アクチュエータ3
3Aに送る。 (c)において、この結果、ボンネット30の中心部3
0bの振動を歪アクチュエータ33Aで打消し、ボンネ
ット30の静粛化を図る。
【0017】この結果、必要以上にボンネット30の剛
性を高める必要がないので、ボンネット30の軽量化を
図りつつ、ボンネット30の低振動化を図ることができ
る。また、ボンネット30の軽量化を図ることで、車両
10(図1参照)の燃料を節約できる。また、ボンネッ
ト30の軽量化を図ることで、資源を節約して省資源化
を図ることができる。
性を高める必要がないので、ボンネット30の軽量化を
図りつつ、ボンネット30の低振動化を図ることができ
る。また、ボンネット30の軽量化を図ることで、車両
10(図1参照)の燃料を節約できる。また、ボンネッ
ト30の軽量化を図ることで、資源を節約して省資源化
を図ることができる。
【0018】図6は本発明に係る別実施例の車両の開閉
用部材の正面断面図であり、歪アクチュエータ33A及
び振動センサ34Aの取付け姿を示す。なお、ボンネッ
ト30(図2参照)と同一部品は同一符号で用い詳細な
説明を省略する。(a)において、車両の開閉用部材と
してのボンネット50は、アウタパネル31の裏面31
bに歪アクチュエータ33Aを貼り付け、この歪アクチ
ュエータ33A上に振動センサ34Aを貼り付けたもの
であり、アウタパネル31の振動を直接的に相殺して減
衰させることができる。
用部材の正面断面図であり、歪アクチュエータ33A及
び振動センサ34Aの取付け姿を示す。なお、ボンネッ
ト30(図2参照)と同一部品は同一符号で用い詳細な
説明を省略する。(a)において、車両の開閉用部材と
してのボンネット50は、アウタパネル31の裏面31
bに歪アクチュエータ33Aを貼り付け、この歪アクチ
ュエータ33A上に振動センサ34Aを貼り付けたもの
であり、アウタパネル31の振動を直接的に相殺して減
衰させることができる。
【0019】(b)において、車両の開閉用部材として
のボンネット51は、インナパネル32の裏面32bに
振動センサ34Aを直接取付け、インナパネル32を挟
むように歪アクチュエータ33Aをインナパネル32の
表面32aに貼り付けたものであり、インナパネル32
の振動を直接的に感知できるようにしたものである。
のボンネット51は、インナパネル32の裏面32bに
振動センサ34Aを直接取付け、インナパネル32を挟
むように歪アクチュエータ33Aをインナパネル32の
表面32aに貼り付けたものであり、インナパネル32
の振動を直接的に感知できるようにしたものである。
【0020】(c)において、車両の開閉用部材として
のボンネット52は、インナパネル32の表面32aに
ドーナツ孔53aを有する歪アクチュエータ53を貼り
付け、この歪アクチュエータ53のドーナツ孔53aに
振動センサ54を挿入し、この振動センサ54をインナ
パネル32の表面32aに直接貼り付けたものであり、
インナパネル32の振動を直接的に感知できるようにし
たものである。
のボンネット52は、インナパネル32の表面32aに
ドーナツ孔53aを有する歪アクチュエータ53を貼り
付け、この歪アクチュエータ53のドーナツ孔53aに
振動センサ54を挿入し、この振動センサ54をインナ
パネル32の表面32aに直接貼り付けたものであり、
インナパネル32の振動を直接的に感知できるようにし
たものである。
【0021】図7は本発明に係るの車両の開閉用部材の
別実施例の制御システム図であり、制御部60を示す。
なお、ボンネット30(図2参照)と同一部品は同一符
号で用い詳細な説明を省略する。制御部60は、振動セ
ンサ34A〜34Dからの信号をAD(アナログ/デジ
タル)変換するAD変換器61と、ノイズ成分を除去す
るデジタルフィルタ回路62と、このデジタルフィルタ
回路62でノイズ成分を除去した信号をアナログ信号に
戻すDA(デジタル/アナログ)変換器63と、このD
A変換器63でアナログ信号に変換した信号の高域成分
をカットするローパスフィルタ64と、このローパスフ
ィルタ64で高域成分をカットした信号を増幅して歪ア
クチュエータ33A〜33Dを駆動する電圧増幅器65
とからなる。なお、電圧増幅器65は直流電圧を高圧に
変換するDC/DCコンバータ66を備える。
別実施例の制御システム図であり、制御部60を示す。
なお、ボンネット30(図2参照)と同一部品は同一符
号で用い詳細な説明を省略する。制御部60は、振動セ
ンサ34A〜34Dからの信号をAD(アナログ/デジ
タル)変換するAD変換器61と、ノイズ成分を除去す
るデジタルフィルタ回路62と、このデジタルフィルタ
回路62でノイズ成分を除去した信号をアナログ信号に
戻すDA(デジタル/アナログ)変換器63と、このD
A変換器63でアナログ信号に変換した信号の高域成分
をカットするローパスフィルタ64と、このローパスフ
ィルタ64で高域成分をカットした信号を増幅して歪ア
クチュエータ33A〜33Dを駆動する電圧増幅器65
とからなる。なお、電圧増幅器65は直流電圧を高圧に
変換するDC/DCコンバータ66を備える。
【0022】すなわち、制御部60は、振動センサ34
A〜34Dで発生したアナログ信号を一度、デジタル信
号に変換するようにしたので、信号を高精度に処理する
ことができ、ボンネット30をきめこまかく制御するこ
とができる。この結果、さらなるボンネット30の静粛
化を図ることができる。
A〜34Dで発生したアナログ信号を一度、デジタル信
号に変換するようにしたので、信号を高精度に処理する
ことができ、ボンネット30をきめこまかく制御するこ
とができる。この結果、さらなるボンネット30の静粛
化を図ることができる。
【0023】図8は本発明に係る第2実施の形態の車両
の開閉用部材の正面断面図であり、車両の開閉用部材の
としてのボンネット70は、外装となるアウタパネル7
1と、このアウタパネル71の下に重ねたインナパネル
72と、このインナパネル72に取付けた歪アクチュエ
ータ73A〜73Dと、これらの歪アクチュエータ73
A〜73Dを接続する制御部80とからなる。
の開閉用部材の正面断面図であり、車両の開閉用部材の
としてのボンネット70は、外装となるアウタパネル7
1と、このアウタパネル71の下に重ねたインナパネル
72と、このインナパネル72に取付けた歪アクチュエ
ータ73A〜73Dと、これらの歪アクチュエータ73
A〜73Dを接続する制御部80とからなる。
【0024】制御部80は、振動エネルギを熱エネルギ
に変換する変換回路81を備え、インナパネル72の振
動を歪アクチュエータ73A〜73Dで受け、変換回路
81で振動エネルギを熱エネルギに変換し、歪アクチュ
エータ73A〜73Dで受けた振動をボンネット70の
他の部分に伝わらないようにすることで、静粛化を図ろ
うとするものである。なお、変換回路81は、例えば、
LCR(コイル、キャパシタ、抵抗)で構成する回路で
ある。
に変換する変換回路81を備え、インナパネル72の振
動を歪アクチュエータ73A〜73Dで受け、変換回路
81で振動エネルギを熱エネルギに変換し、歪アクチュ
エータ73A〜73Dで受けた振動をボンネット70の
他の部分に伝わらないようにすることで、静粛化を図ろ
うとするものである。なお、変換回路81は、例えば、
LCR(コイル、キャパシタ、抵抗)で構成する回路で
ある。
【0025】尚、実施の形態では図2に示すように、車
両の開閉用部材をボンネット30で説明したが、これに
限るものではなく、開閉用部材は、ドア、トランクリッ
ド又はリヤゲートなどを含む車両を開閉する部材でよ
い。
両の開閉用部材をボンネット30で説明したが、これに
限るものではなく、開閉用部材は、ドア、トランクリッ
ド又はリヤゲートなどを含む車両を開閉する部材でよ
い。
【0026】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、車体との連結部に歪アクチュエータ
を備えると共に開閉用部材の中心部に歪アクチュエータ
を備え、これらの歪アクチュエータに連結部又は中心部
の振動を検知する振動センサをそれぞれ備え、これらの
振動センサからの情報で前記歪アクチュエータに連結部
又は中心部の振動と逆位相の振動を発生させる制御部と
を備えたので、例えば、振動センサが振動を感知する
と、制御部からその振動センサを備えた歪アクチュエー
タにその振動と逆位相の振動をあたえ、その振動を打ち
消すことができる。この結果、必要以上に開閉用部材の
剛性を高める必要がないので、開閉用部材の軽量化を図
りつつ、車両の開閉用部材の低振動化を図ることができ
る。また、開閉用部材の軽量化を図ることで、車両の燃
料を節約することができる。
する。請求項1は、車体との連結部に歪アクチュエータ
を備えると共に開閉用部材の中心部に歪アクチュエータ
を備え、これらの歪アクチュエータに連結部又は中心部
の振動を検知する振動センサをそれぞれ備え、これらの
振動センサからの情報で前記歪アクチュエータに連結部
又は中心部の振動と逆位相の振動を発生させる制御部と
を備えたので、例えば、振動センサが振動を感知する
と、制御部からその振動センサを備えた歪アクチュエー
タにその振動と逆位相の振動をあたえ、その振動を打ち
消すことができる。この結果、必要以上に開閉用部材の
剛性を高める必要がないので、開閉用部材の軽量化を図
りつつ、車両の開閉用部材の低振動化を図ることができ
る。また、開閉用部材の軽量化を図ることで、車両の燃
料を節約することができる。
【図1】本発明に係る車両の開閉用部材を使用した車両
の斜視図
の斜視図
【図2】図1の2矢視図
【図3】図1の3−3線断面図
【図4】本発明に係る車両の開閉用部材の制御システム
図
図
【図5】本発明に係る車両の開閉用部材の作用説明図
【図6】本発明に係る別実施例の車両の開閉用部材の正
面断面図
面断面図
【図7】本発明に係るの車両の開閉用部材の別実施例の
制御システム図
制御システム図
【図8】本発明に係る第2実施の形態の車両の開閉用部
材の正面断面図
材の正面断面図
10…車両、11…車体、30…車両の開閉部材(ボン
ネット)、30a…連結部、30b…中心部、33A〜
33F…歪アクチュエータ、34A〜34D…振動セン
サ。
ネット)、30a…連結部、30b…中心部、33A〜
33F…歪アクチュエータ、34A〜34D…振動セン
サ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川辺 悟 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 鈴木 俊次 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D004 AA03 AA06 BA02 BA03 3J048 AB11 AC10 AD03 EA36
Claims (1)
- 【請求項1】 車体に開閉可能に取付けるボンネット、
ドア及びトランクリッドを含む車両の開閉用部材におい
て、 この開閉用部材は、前記車体との連結部に歪アクチュエ
ータを備えると共に開閉用部材の中心部に歪アクチュエ
ータを備え、これらの歪アクチュエータに前記連結部又
は中心部の振動を検知する振動センサをそれぞれ備え、
これらの振動センサからの情報で前記歪アクチュエータ
に前記振動と逆位相の振動を発生させる制御部とを備え
たことを特徴とする車両の開閉用部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000188380A JP2002005228A (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | 車両の開閉用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000188380A JP2002005228A (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | 車両の開閉用部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002005228A true JP2002005228A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18688173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000188380A Pending JP2002005228A (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | 車両の開閉用部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002005228A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006215993A (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | Nissan Motor Co Ltd | 能動振動制御装置及び能動振動制御方法 |
US7603216B2 (en) | 2005-10-11 | 2009-10-13 | Denso Corporation | Collision determination apparatus for vehicle |
WO2010094786A3 (de) * | 2009-02-19 | 2010-11-18 | Magna Steyr Fahrzeugtechnik Ag & Co Kg | Flächiges bauelement mit vibrationsdämpfung |
-
2000
- 2000-06-22 JP JP2000188380A patent/JP2002005228A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006215993A (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | Nissan Motor Co Ltd | 能動振動制御装置及び能動振動制御方法 |
US7603216B2 (en) | 2005-10-11 | 2009-10-13 | Denso Corporation | Collision determination apparatus for vehicle |
WO2010094786A3 (de) * | 2009-02-19 | 2010-11-18 | Magna Steyr Fahrzeugtechnik Ag & Co Kg | Flächiges bauelement mit vibrationsdämpfung |
US9366310B2 (en) | 2009-02-19 | 2016-06-14 | Magna Steyr Fahrzeugtechnik Ag & Co. Kg | Planar component with vibration damping |
DE112010000734B4 (de) * | 2009-02-19 | 2019-03-28 | Magna Steyr Fahrzeugtechnik Ag & Co. Kg | Flächiges Bauelement mit Vibrationsdämpfung |
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