JP2002004323A - フロントローダ - Google Patents

フロントローダ

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JP2002004323A
JP2002004323A JP2000182425A JP2000182425A JP2002004323A JP 2002004323 A JP2002004323 A JP 2002004323A JP 2000182425 A JP2000182425 A JP 2000182425A JP 2000182425 A JP2000182425 A JP 2000182425A JP 2002004323 A JP2002004323 A JP 2002004323A
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Japan
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lift arm
hitch
control valve
hydraulic
attachment
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JP2000182425A
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English (en)
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Shinsuke Tani
真介 谷
Eiichi Okamoto
栄一 岡本
Masakazu Komatsu
正和 小松
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リフトアームの下降操作を確実に行えるように
したフロントローダを提供する。 【解決手段】先端にアタッチメント5を上下回動自在に
取付けたリフトアーム4を、ヒッチ10,26を介して本機
2に上下回動自在に配設し、同リフトアーム4を回動さ
せる油圧シリンダ6の動作制御を、油圧回路中に設けた
コントロールバルブ8のポジションコントロールによっ
て行うようにしたフロントローダにおいて、リフトアー
ム4をフロート状態にするフロート切換用バルブ9を、
前記コントロールバルブ8と別体にして配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロントローダに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタなどの本機に、先端にバ
ケットなどのアタッチメントを上下回動自在に取付けた
リフトアームを、ヒッチを介して上下回動自在に取付け
たフロントローダがあった。
【0003】かかるフロントローダは、リフトアーム回
動用の油圧シリンダと、アタッチメント回動用の油圧シ
リンダとを具備しており、両シリンダと油圧ポンプと
を、コントロールバルブを設けた油圧回路を介して接続
し、作業機側から前記コントロールバルブを介してリフ
トアーム及びアタッチメントを作動させている。
【0004】上記従来のフロントローダにおいて、リフ
トアームを動作させるためには、コントロールバルブに
設けた「上昇」「中立」「下降」「フロート」の4つの
ポジションから選択して、所望する操作を行うようにし
ている。
【0005】コントロールバルブの各ポジションの選択
は、本機側の運転部に設けた操作レバーで行うことがで
きる。
【0006】すなわち、「上昇」ポジションでは作動油
が油圧回路を通ってリフトアームを上昇させるもので、
このときの作動油の流路が上昇回路となる。同様に、
「下降」ポジションは作動油が油圧回路を通ってリフト
アームを下降させるもので、このときの作動油の流路が
下降回路となる。また、「中立」ポジションでは、シリ
ンダ内に作動油が封じられ、アームを所定位置でロック
することができ、このときは中立回路となる。また、
「フロート」ポジションでは、油圧回路内でシリンダ内
の往室、復室内の作動油が合流してタンクに戻るフロー
ト回路を形成することになり、リフトアーム用シリンダ
に油圧がかからず、リフトアームは自重によりゆっくり
と降下する。したがって「フロート」動作は、アタッチ
メントとして用いるバケットで地面をならす作業を行う
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のフロントローダにおいて、「下降」を選択した場合
に、コントロールバルブのスプールを下降ポジションで
確実に止めなければならないが、実際には、電圧や油温
の変化によってスプール位置にばらつきが生じ、ときに
は下降ポジションを通り過ぎてフロートポジションまで
スプールが移動してしまうことがあった。
【0008】これでは、確実な操作が行えず、操作をや
り直したりしなければならないなど作業効率が低下して
しまう。
【0009】本発明は、上記課題を解決することのでき
るフロントローダを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明で
は、先端にアタッチメントを上下回動自在に取付けたリ
フトアームを、ヒッチを介して本機に上下回動自在に配
設し、同リフトアームを回動させる油圧シリンダの動作
制御を、油圧回路中に設けたコントロールバルブのポジ
ションコントロールによって行うようにしたフロントロ
ーダにおいて、リフトアームをフロート状態にするフロ
ート切換用バルブを、前記コントロールバルブと別体に
して配設した。
【0011】また、請求項2記載の本発明では、上記コ
ントロールバルブに、上昇ポジション、中立ポジショ
ン、下降ポジションからなる選択ポジションを設け、油
圧回路中、前記中立ポジションに対応する中立回路にフ
ロート切換用バルブを接続したことにも特徴がある。
【0012】また、請求項3記載の本発明では、上記フ
ロート切換用バルブを、本機側ヒッチの内側面に配設し
たことにも特徴がある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、先端にアタッチメント
を上下回動自在に取付けたリフトアームを、ヒッチを介
して本機に上下回動自在に配設し、同リフトアームを回
動させる油圧シリンダの動作制御を、油圧回路中に設け
たコントロールバルブのポジションコントロールによっ
て行うようにしたフロントローダにおいて、リフトアー
ムをフロート状態にするフロート切換用バルブを、前記
コントロールバルブと別体にして配設したものである。
【0014】すなわち、リフトアームの回動動作を行わ
せるリフトアーム用油圧シリンダに油圧をかけないよう
にして、リフトアームを自重により自然降下させるフロ
ート動作を、別途設けたフロート切換用バルブによって
行わせるようにしたものである。
【0015】そのためには、上記コントロールバルブ
を、従来のように、上昇ポジション、中立ポジション、
下降ポジション、フロートポジションからなる4つの選
択ポジションからフロートポジションを廃止して、上昇
ポジション、中立ポジション、下降ポジションの3ポジ
ションに設定するとともに、油圧回路中、前記中立ポジ
ションに対応する中立回路に、コントロールバルブと別
体としたフロート切換用バルブを接続することができ
る。
【0016】さらに、上記フロート切換用バルブは、本
機側ヒッチの内側面に配設することが望ましく、外部か
ら見えないように配設することで、外観品質の低下を防
止することができる。
【0017】このように、フロート切換用バルブを別途
設けたことで、リフトアームの下降動作では、コントロ
ールバルブのスプールを、下降ポジションをとるストロ
ークエンドまで押し込むだけでよくなり、下降動作を確
実に行うことができる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0019】図1は本実施例に係るフロントローダの説
明図、図2は同フロントローダの油圧回路を示す説明
図、図3は同フロントローダの油圧配管を示す説明図、
図4はフロート切換バルブの取付状態を示す説明図であ
る。
【0020】図1に示すように、本実施例に係るフロン
トローダ1は、作業機として、本機であるトラクタ2に
着脱自在に取り付けられている。
【0021】トラクタ2は、左右一対の前・後車輪23,2
4を設けた機体フレーム20の前部に原動機部21を設け、
同原動機部21の直後方位置に運転台22を設けている。
【0022】また、機体フレーム20の中途部に、左右一
対のヒッチステー25を設けており、各ヒッチステー25に
本機側ヒッチ26を立設している。
【0023】そして、同本機側ヒッチ26の上端部間に、
正面視門形の連結フレーム27を跨設している。
【0024】フロントローダ1は、前記本機側ヒッチ26
に、ドッキングピン3,3を介して作業機側ヒッチ10を着
脱自在に取付け、同作業機側ヒッチ10に、左右一対の側
面視へ字状としたリフトアーム4,4の基端部を上下回動
自在に枢着している。
【0025】また、リフトアーム4の先端部には、アタ
ッチメントヒッチ50を上下回動自在に枢着し、同アタッ
チメントヒッチ50にアタッチメントとしてバケット5を
着脱自在に取付けている。41はリフトアーム4の先端側
に取付けたスタンドである。
【0026】さらに、フロントローダ1は、機体進行方
向右側の作業機側ヒッチ10の下部とリフトアーム4の中
途との間に、リフトアーム4,4を昇降させるためのリフ
トアーム用油圧シリンダ6を配設するとともに、同じく
右側のリフトアーム4の中途上部に上下回動自在に設け
た略三角形状の支持板42の後部と、前記作業機側ヒッチ
10の上部との間に、連結ロッド43を回動自在に取付けて
いる。
【0027】図1において、10bは作業機側ヒッチ10と
リフトアーム4との枢支部、10a,42aは連結ロッド43の
作業機側ヒッチ10と支持板42との各枢支部、42bは支持
板42とリフトアーム4との枢支部であり、これら各枢支
部10a,42a,42b,10bが平行四辺形の頂点となるように配
置することで、作業器側ヒッチ10とリフトアーム4と支
持板42と連結ロッド43とによってリフトアーム4を昇降
させるための平行リンクを形成している。
【0028】かかる構成により、リフトアーム用油圧シ
リンダ6を伸張することでリフトアーム4,4を上昇させ
ることができるとともに、同油圧シリンダ6を収縮させ
ることで、リフトアーム4,4を下降させることができ
る。
【0029】また、フロントローダ1は、リフトアーム4,
4の先端部に連結体13の基端部を上下回動自在に取付
け、同連結体13の先端部と前記支持板42との間にアタッ
チメントを回動させてアタッチメントの姿勢を変更する
ためのアタッチメント用油圧シリンダ7を架設してい
る。そして、同連結体13の先端部とアタッチメントヒッ
チ50の上部との間に連結ロッド4 4を配設している。
【0030】かかる構成により、アタッチメント用油圧
シリンダ7を伸張することで、アタッチメントの先端部
を下方へ向けて回動させることができる。このとき、ア
タッチメントとしてのバケット5は、その先端部を下方
に向けて振り下げるダンプ動作を行う。他方、アタッチ
メント用油圧シリンダ7を収縮すれば、バケット5の先
端部を上方へ向けて振り上げるチルト動作を行う。
【0031】リフトアーム4,4やバケット5を作動させ
るための上記油圧シリンダ6,7は、図2に示す油圧回路
において油圧ポンプPと連通連結している。
【0032】また、図2において、8はコントロールバ
ルブを示しており、同コントロールバルブ8は、リフト
アーム用油圧シリンダ6と油圧ポンプPとの間に介設し
た昇降用流路切換弁81と、アタッチメント用油圧シリン
ダ7と油圧ポンプPとの間に介設したバケット用流路切
換弁82とを備えるとともに、各流路切換弁81,82と油圧
ポンプPとの間には主流路切換弁83を備えている。そし
て、前記昇降用・バケット用流路切換弁81,82のスプー
ル84,85には、それぞれマイコン制御された比例制御弁8
6を連動連結している。
【0033】また、昇降用流路切換弁81は、上昇ポジシ
ョン81a、中立ポジション81b、下降ポジション81cの3
ポジションに設定され、バケット用流路切換弁82は、ダ
ンプポジション82a、中立ポジション82b、チルトポジシ
ョン82cの3ポジションに設定されている。
【0034】図2において、87はコントロールバルブ8
の上昇ポートであり、リフトアーム用油圧シリンダ6の
往室61と連通する油圧ホースの一端と接続している。88
はコントロールバルブ8の下降ポートであり、リフトア
ーム用油圧シリンダ6の復室62と連通する油圧ホースの
一端と接続している。89はコントロールバルブ8のダン
プポートであり、アタッチメント用油圧シリンダ7のダ
ンプ室71と連通する油圧ホースの一端と接続している。
さらに、90はコントロールバルブ8のチルトポートであ
り、アタッチメント用油圧シリンダ7のチルト室72と連
通する油圧ホースの一端と接続している。
【0035】そして、これら各ポート87,88,89,90を介し
て、昇降用流路切換弁81の操作に応じて、コントロール
バルブ8とリフトアーム用油圧シリンダ6及びアタッチ
メント用油圧シリンダ7との間に、リフトアーム上昇回
路R1、リフトアーム降下回路R2、バケットダンプ回路R
3、バケットチルト回路R4が形成される。
【0036】上記構成において、本発明の要旨となるの
は、往室61と復室62からの作動油を合流させてタンクに
戻すフロート回路R5を形成し、リフトアーム用油圧シリ
ンダ6に油圧をかけないようにしてリフトアーム4,4を
フロート状態にするためのフロート切換用バルブ9を、
前記コントロールバルブ8と別体にして配設したことに
ある。
【0037】すなわち、図2に示すように、フロート切
換用バルブ9は、フロート用流路切換弁94を内蔵してお
り、同弁94の切換えを、トラクタ2の運転台22内から操
作できるフロート作動用電磁バルブ95で行えるようにし
ている。
【0038】そして、上昇ポジション81a、中立ポジシ
ョン81b、下降ポジション81cを有するコントロールバル
ブ8において、中立ポジション81bを選択すると、前記
リフトアーム上昇回路R1、リフトアーム降下回路R2内に
作動油が封じ込められて中立回路が形成され、このとき
に前記フロート作動用電磁バルブ9 5をスイッチ操作す
ると、この中立回路に接続されたフロート切換用バルブ
94が作動して、リフトアーム用油圧シリンダ6の往室61
及び復室62内の作動油が合流してタンクに戻るフローと
回路R5が形成され、リフトアーム4,4は自重によって静
かに降下する。
【0039】なお、コントロールバルブ8で上昇ポジシ
ョン81aや下降ポジション81cを選択している際にフロー
ト作動用電磁バルブ95を操作しても、図示しない低抗弁
がタンク直前に設けられていることから、リフトアーム
4,4は緩やかに降下する。
【0040】このように、リフトアーム4,4のフロート
動作を行わせる機能を、コントロールバルブ8から分離
独立させたことにより、リフトアーム4,4に下降動作を
行わせる場合、図2に示すように、昇降用流路切換弁81
のスプール84を下降ポジション81cの位置をとるストロ
ークエンドまで押し込むだけでよく、中途でスプール84
を止めたりする制御が必要ないので、リフトアーム4,4
の下降動作を確実に行うことができる。
【0041】なお、図2中、96はリフトアーム用油圧シ
リンダ6に接続したリーク防止用のダブルオペレート型
チェック弁93を作動するための作動用電磁弁であり、こ
れらについても、フロート切換用バルブ9内に配設され
ている。
【0042】また、図3及び図4に示すように、コント
ロールバルブ8は、本機側ヒッチ26の外側面26bに取付
けているが、フロート切換用バルブ9は、前記コントロ
ールバルブ8の上方に離隔して、さらに、本機側ヒッチ
26を挟んでコントロールバルブ8と反対側に位置するよ
うに、本機側ヒッチ26の内側面26aに取付けている。97
a,97bは同フロート切換用バルブ9とコントロールバル
ブ8とを接続する油圧配管、98はフロート切換用バルブ
9とリフトアーム用油圧シリンダ6とを接続する油圧配
管である。
【0043】このように、フロート切換用バルブ9を上
記した位置に配設したことで、外部から直接見えないよ
うにでき、外観品質の低下を防止することができる。
【0044】ここで、フロントローダ1のコントロール
バルブ8まわりの構成について説明する。
【0045】図5及び図6は、コントロールバルブ8に
接続される油圧ホース800の接続方法の変形例を示して
おり、油圧ホース800をクイックカプラ810を用いてその
着脱を遠隔操作可能にしたものである。
【0046】すなわち、油圧ホース800の雄カプラ811及
び雌カプラ812を4本ずつ並列状態にまとめることので
きる第1カバー813と第2カバー814を設ける。第1カバ
ー813の前壁813aは外方へ観音開き可能な扉状に形成す
る一方、第2カバー814の前壁814aは内側に開く扉状に
形成している。813b,814bは扉状の前壁813a,814aの枢支
部、816は雌カプラ812の周面に設けたレリーズホルダ82
0を前方へ付勢するスプリングである。
【0047】また、図6(a)に示すように、雄カプラ811
の第1カバー813の側壁813cとコントロールバルブ8と
の間に小型のシリンダ815を架設するとともに、同シリ
ンダ815をトラクタ2側から遠隔操作可能としておく。
【0048】同シリンダ815を縮めて第1カバー813を後
方へ引くと、前壁813aが雄カプラ811に前方へ押されて
外方へ開く(図6(b))。
【0049】この状態で、雄カプラ811と雌カプラ812の
第2カバー814の前壁814aとを当接させるようにしてカ
プラ811,812同士をドッキングさせる。このとき、第2
カバー814の前壁814aは内側へ開き、レリーズホルダ820
を押して後方へ縮ませ、さらに前壁814aが開いてレリー
ズホルダ820から外れるとスプリング816により同ホルダ
820が前方へ押されてこのときにしっかりとドッキング
される(図6(c))。
【0050】クイックカプラ810を外すときは、雄カプ
ラ811を前方へ押せばよく、リースホルダ820が後方へ押
されて縮みクイックカプラ810を外すことができる。
【0051】かかる動作を行わせるためには、図5に示
すように、作業機側ヒッチ10と本機側ヒッチ26とを連結
したときに、第1カバー813と第2カバー814とが重合す
るように、第2カバー814を作業機側ヒッチ10の下端
に、第1カバー813を本機側ヒッチ26の略中央で第2カ
バー814に対応する位置に取付ける必要がある。当然な
がら、コントロールバルブ8の構造についても、油圧ホ
ース800を並列にできるようにしておく必要がある。
【0052】上記してきた構成とすれば、リフトアーム
の着脱の際に、作業者は必ず運転台22から降りなければ
ならないといった不便さがなくなるとともに、油圧ホー
ス800の雄カプラ811及び雌カプラ812に触れずにすむた
め、作業者は手を汚すこともない。
【0053】また、コントロールバルブ8とリフトムア
ーム4の油圧ホース800の取付け取り外しをワンタッチ
化した場合において、次のような構成としても油圧ホー
ス800のホース8 01の分離を簡単に行えるなるようにす
ることができる。
【0054】図7において、830はカプラ−キャップで
あり、同キャップ830の下端を、雌カプラ812の外周に設
けたレリーズホルダ820の下端に係合するように取付け
るとともに、上端をホース801にかしめて連結固定して
いる。
【0055】かかる構成とすれば、不整地などでリフト
アーム4の離脱を行う場合などにリフトアーム4が傾いて
ホース801が激しく突っ張ったりしても、クイックカプ
ラ810は自動的に外れ、ホース801のみならずコントロー
ルバルブ8やそれらの取付ブラケットなど油圧系部品を
保護することができる。なお、かかる構成は、ホース80
1の異常な突っ張りに対して作動するので、通常の作動
において外れるなどの不具合はない。
【0056】また、図3に示すように、油圧ホース800
は作業機側ヒッチ10にホースガイド840で止められてい
る。しかし、従来、リフトアーム4が回動してもホース
ガイド840でホース801が固定状態となって突っ張るおそ
れがあった。
【0057】そこで、図8に示すように、作業機側ヒッ
チ10にレール体841を設け、同レール体841上をスライド
可能としたガイド本体842を設けることができる。
【0058】ガイド本体842は、油圧ホース800を挿通可
能な棒状枠体で形成されており、その基端部に回転リン
グ842aを設け、レール体841内にスライド自在に配設し
たスライド部843の支軸844に回転自在に取付けている。
845はスライド部843のローラである。
【0059】かかる構成により、ホース801の突っ張り
が少なくなり、ホース801も短くすることができるの
で、リフトアーム4の装着作業時に作業機側ヒッチ10上
へのホース801の突出も少なくでき、トラクタ2側から
の視界も確保できる。
【0060】なお、前記レール体841の長さなどは、リ
フトアーム4の最上昇位置などでホース801が他の部位と
干渉することのないように適宜設定する。
【0061】なお、ホースガイド840は、図9に示すよ
うに、スライドはしなくても、少なくとも回動自在とす
る構成とすれば、ある程度のホース突っ張りを防止する
ことが可能である。図中、844は回転支軸で作業機側ヒ
ッチ10に突設している。
【0062】さらに、図10に示すように、ガイド本体
842を枠状とせずに、リフトアーム4を回動させたとき
や離脱させたときに、ホース801が外れない程度の長さ
を有するL字状に形成し、前方開放となるようにしても
よい。846はガイド本体842の主構成要素となる長手状ホ
ースガイド片である。
【0063】図11及び図12に示したものは、油圧ホ
ース800の残圧を遠隔操作で抜けるようにしたものであ
る。
【0064】すなわち、コントロールバルブ8に設けた
上下左右の残圧抜きレバー817を、左右同士、連結バー8
18,818で連結するとともに、この上下の連結バー818,81
8の間に小型シリンダ819,819を介設している。そして、
同小型シリンダ819の操作スイッチをトラクタ2の運転台
22に設けた操作レバーの傍に配置しておくとよい。
【0065】かかる構成により、残圧の抜き忘れが減
り、フロントローダ1の不意な作動が生じたりする危険
を減らすことができる。
【0066】図13及び図14に示したものは、リフト
アーム4を本機側ヒッチ26に着脱する際に、ドッキング
ピン3を遠隔操作で抜き差し可能としたものである。
【0067】すなわち、ドッキングピン3を湾曲成形
し、その基端部に連設板31を溶接などで連結する。同連
設板31を、その基端部に設けた枢軸32を中心に、扉状に
回動自在とし、同枢軸32に駆動モータ33を連結する。
【0068】同駆動モータ33を、別途設けたスイッチな
どで駆動可能とし、駆動モータ33の駆動力によってドッ
キングピン3を抜き差し自在とするものである。
【0069】なお、ドッキングピン3の円滑な抜き差し
を行えるようにするために、同ドッキングピン3の形状
に合わせて、作業機側ヒッチ10及び本機側ヒッチ26に設
けるピン挿通孔10c,26cについても曲形にしておくこと
は当然である。
【0070】かかる構成により、不安定な姿勢のリフト
アーム4に作業者は近づく必要がなくなり、安全性が向
上する。
【0071】図15に示したものは、リフトアーム4の
先端部に回動自在に取付けたスタンド41を遠隔操作によ
り開脚・収納自在としたものである。
【0072】すなわち、スタンド41の枢支部45にモータ
46を取付け、同モータ46のオン・オフを遠隔操作可能と
している。
【0073】かかる構成により、作業者はリフトアーム
4の下方で作業する必要がなく、安全性が向上する。
【0074】以上、説明してきたように、フロントロー
ダ1の着脱やその他の操作を遠隔操作で行えるようにす
れば、作業者は運転台22よりわざわざ降りなくてもよ
く、作業性が高まるとともに、安全性も大幅に高まる。
【0075】次に、図16〜図20を参照しながら、ア
タッチメント着脱用のアタッチヒッチドッキングピン51
の構成について説明する。
【0076】従来では、アタッチメントヒッチ50にピン
ガイドカラーを溶接した構成としており、不必要に長い
ものであったり、また、溶接時の歪が大きいので芯だし
の治具抜きなどの工数が大きいなどの課題があった。
【0077】本実施例では、アタッチヒッチドッキング
ピン51を油圧シリンダ52で駆動して自動調芯によるオー
トドッキングを可能としている。
【0078】すなわち、図16〜図18に示すように、
左右一対のアタッチメントヒッチ50,50は連結体53によ
り一体連結されており、同連結体53に取付けた支点板54
の左右側に、リンク体55の基端を左右回動自在に取付け
ている。そして、同リンク体55,55の中央部間に油圧シ
リンダ52を介設するとともに、連結体53の先端部にアタ
ッチヒッチドッキングピン51を連結している。55a,55b,
55cは連結体53と前記支点板54、油圧シリンダ52、アタ
ッチヒッチドッキングピン51との各連結軸である。
【0079】アタッチメント(バケット5)とアタッチ
メントヒッチ50との連結は、両者を重なるように配置し
て、前記アタッチヒッチドッキングピン51を両者に設け
た挿通孔5a,50aに貫通させて行うが、本実施例では、ア
タッチメントヒッチ50の内側面にガイドプレート56を連
結し、同ガイドプレート56の先端部に設けたカラー挿通
孔56aに筒状のガイドカラー57を遊嵌連設している。57a
は抜け止めリングである。
【0080】このガイドガラー57はアタッチヒッチドッ
キングピン51のガイドとなり芯だし可能とするものであ
り、ガイドプレート56に、積極的にガタをもたせるよう
に遊嵌したことで、ガイドプレート56及びアタッチメン
トヒッチ50に対して回動自在となっている(図19参
照)。
【0081】かかる構成としたことで、溶接歪や角度誤
差があっても、アタッチヒッチドッキングピン51の挿入
時にアタッチメントヒッチ50の挿通孔50aに対してガイ
ドカラー57の芯が自動調芯可能となり、ピンロックなど
を生じることがない。
【0082】あるいは、次のような構成としても同等な
効果を得ることができる。
【0083】すなわち、図20に示すように、ガイドプ
レート56をアタッチメントヒッチ50に取付けるボルト孔
58をボルト径に対して十分大きくするとともに、同ボル
ト孔58内に若干突出するようにカラー59を挿通し、ボル
ト500で同カラー59を締め付けて、ガイドプレート56を
アタッチメントヒッチ50に連結しながら矢印方向へスラ
イド可能とするものである。
【0084】この場合は、ガイドカラー59を支持するガ
イドプレート56がアタッチヒッチドッキングピン51に垂
直な面方向に位置を変えて締め付けできるし、あるいは
自動的に位置決め可能なのでピンロックのおそれがな
く、円滑なピン摺動が可能となる。
【0085】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0086】(1)本発明では、先端にアタッチメントを
上下回動自在に取付けたリフトアームを、ヒッチを介し
て本機に上下回動自在に配設し、同リフトアームを回動
させる油圧シリンダの動作制御を、油圧回路中に設けた
コントロールバルブのポジションコントロールによって
行うようにしたフロントローダにおいて、リフトアーム
をフロート状態にするフロート切換用バルブを、前記コ
ントロールバルブと別体にして配設したことにより、リ
フトアームの下降動作では、コントロールバルブのスプ
ールを、下降ポジションをとるストロークエンドまで押
し込むだけでよくなり、従来のようにフロートポジショ
ンがコントロールバルブに一体的に組み込まれていたも
のではスプールがフロートポジションまで行き過ぎたり
することがなく、下降動作を確実に行うことができる。
【0087】(2)上記フロート切換用バルブを、本機側
ヒッチの内側面に配設したので、外部から見えず、外観
品質の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るフロントローダの説明図であ
る。
【図2】同フロントローダの油圧回路を示す説明図であ
る。
【図3】同要部となるフロート切換用バルブの取付位置
を示す説明図である。
【図4】同フロート切換用バルブの取付け状態を示す説
明図である。
【図5】クイックカプラの説明図である。
【図6】同クイックカプラの着脱動作を示す説明図であ
る。
【図7】クイックカプラの変形例を示す説明図である。
【図8】ホースガイドの説明図である。
【図9】同ホースガイドの一形態を示す説明図である。
【図10】同ホースガイドの一形態を示す説明図であ
る。
【図11】コントロールバルブの残圧抜きを行う構成の
正面視による説明図である。
【図12】コントロールバルブの残圧抜きを行う構成の
側面視による説明図である。
【図13】ドッキングピンの着脱方法を示す側面視によ
る説明図である。
【図14】ドッキングピンの着脱方法を示す正面視によ
る説明図である。
【図15】スタンドの説明図である。
【図16】アタッチメントヒッチ周りの説明図である。
【図17】アタッチヒッチドッキングピンの動作を示す
平面視による説明図である。
【図18】アタッチヒッチドッキングピンの動作を示す
正面視による説明図である。
【図19】ガイドカラーの説明図である。
【図20】ガイドカラーの変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 フロントローダ(作業機) 2 トラクタ(本機) 4 リフトアーム 5 バケット(アタッチメント) 6 リフトアーム用油圧シリンダ(リフトアーム回動用
の油圧シリンダ) 8 コントロールバルブ 9 フロート切換用バルブ 10 作業機側ヒッチ 26 本機側ヒッチ
フロントページの続き (72)発明者 小松 正和 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB03 CA06 DA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端にアタッチメントを上下回動自在に取
    付けたリフトアームを、ヒッチを介して本機に上下回動
    自在に配設し、同リフトアームを回動させる油圧シリン
    ダの動作制御を、油圧回路中に設けたコントロールバル
    ブのポジションコントロールによって行うようにしたフ
    ロントローダにおいて、 リフトアームをフロート状態にするフロート切換用バル
    ブを、前記コントロールバルブと別体にして配設したこ
    とを特徴とするフロントローダ。
  2. 【請求項2】コントロールバルブに、上昇ポジション、
    中立ポジション、下降ポジションからなる選択ポジショ
    ンを設け、油圧回路中、前記中立ポジションに対応する
    中立回路にフロート切換用バルブを接続したことを特徴
    とする請求項1記載のフロントローダ。
  3. 【請求項3】フロート切換用バルブを、本機側ヒッチの
    内側面に配設したことを特徴とする請求項1又は2に記
    載のフロントローダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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