JP2002003530A - 中空成形用ポリエチレン樹脂および中空成形体 - Google Patents

中空成形用ポリエチレン樹脂および中空成形体

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JP2002003530A
JP2002003530A JP2001117644A JP2001117644A JP2002003530A JP 2002003530 A JP2002003530 A JP 2002003530A JP 2001117644 A JP2001117644 A JP 2001117644A JP 2001117644 A JP2001117644 A JP 2001117644A JP 2002003530 A JP2002003530 A JP 2002003530A
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polyethylene
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polyethylene resin
hollow
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Kenji Iwamasa
健司 岩政
Mikio Nemoto
美喜雄 根本
Yoshitaka Waga
義隆 和賀
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性、耐衝撃性および成形性に
優れた中空成形用のポリエチレン樹脂を提供すること。 【解決手段】 密度が0.905〜0.970、
2.16kg荷重下でのメルトフローレート(MF
2)が1.2〜30、21.6kg荷重下でのメルト
フローレート(MFR20)とMFR2との関係が 30<MFR20/MFR2<200、 およびMFR2と極限粘度[η]との関係が [MFR2/10](-1/5.8)<[η]<[MFR2/10]
(-1/1.8) を満たすポリエチレン樹脂である。この樹脂は、中低圧
法線状ポリエチレンと高圧法低密度ポリエチレンとから
構成された組成物であってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空成形に適した
ポリエチレン樹脂およびそれから製造した中空成形体に
関し、より詳しくは透明性、耐衝撃性および成形性に優
れた中空成形用ポリエチレン樹脂およびそれから製造し
た中空成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンからは種々の容器が製造さ
れ、広く使用されている。ところが、マヨネーズ容器の
ようなソフトボトルの分野では、透明性および耐衝撃性
の両物性を同時に満たした容器が要求されているもの
の、それに適した樹脂は今のところ得られていない。例
えば高圧法低密度ポリエチレン(LDPE)から製造さ
れた容器は、透明性に優れているが、耐衝撃性は十分で
ない。一方、高密度ポリエチレン(HDPE)や線状低
密度ポリエチレン(L−LDPE)からは高耐衝撃性の
容器が製造できるが、透明性が低く、成形時に鮫肌(シ
ャークスキン)が発生することもある。そこで、従来の
線状低密度ポリエチレンに高圧法ポリエチレンをブレン
ドして中空成形に用いても、透明性と耐衝撃性とを同時
に併せ持った容器は製造されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、透明
性、耐衝撃性および成形性に優れた中空成形に用いられ
るポリエチレン樹脂を提供することである。
【0004】また、本発明は、透明性および耐衝撃性に
優れたポリエチレン樹脂製の単層ないし多層の中空成形
体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、次の
物性を有するポリエチレン樹脂から構成された中空成形
用ポリエチレン樹脂に関する。 (1)密度が0.905〜0.970(g/cm3) (2)2.16kg荷重下でのメルトフローレート(M
FR2)が1.2〜30(g/10分) (3)21.6kg荷重下でのメルトフローレート(M
FR20)とMFR2との関係が、 30<(MF
20)/(MFR2)<200 (4)MFR2と極限粘度[η](dl/g)との関係
が、 [(MFR2)/10](-1/5.8)<[η]<[(MFR2)/
10](-1/1.8)
【0006】前記の物性を満たしたポリエチレン樹脂
は、0.905〜0.945(g/cm3)の密度を有
しかつ0.4〜5(g/10分)のMFR2を有する中
低圧法線状ポリエチレン60〜95重量%、および0.
910〜0.930(g/cm3)の密度を有しかつ
0.4〜100(g/10分)のMFR2を有する高圧
法低密度ポリエチレン5〜40重量%とからなる組成物
の中から得ることができる。
【0007】また、前記の樹脂は、成形体壁面の肉厚を
350μmに成形した時のヘイズが45%以下であり、
また−18℃における落下試験で内容物が漏れない落下
高さが1.5m以上である中空成形体を成形することが
可能なポリエチレン樹脂であることが望ましい。
【0008】さらに本発明は、前記のポリエチレン樹脂
からなる層を少なくとも1層含む中空成形体に関し、そ
の中空体は単層容器であってもよいし、多層容器であっ
てもよい。
【0009】
【発明の具体的説明】本発明に係わるポリエチレン樹脂
は、透明性および耐衝撃性に優れた中空成形体を成形性
よく製造するに適した樹脂である。
【0010】その密度は、ASTM D−1505に準
拠して測定した値が、0.905〜0.970、好まし
くは0.905〜0.945、さらに好ましくは0.9
05〜0.930(g/cm3)の範囲内にある。ま
た、ASTM D−1238に準拠し、190℃、2.
16kg荷重下で測定されたメルトフローレート(MF
2)が、1.2〜30、好ましくは1.7〜25(g
/10分)の範囲内にある。このMFR2の値は、一般
的な中空成形用ポリエチレン樹脂のMFR2よりも大き
な値であるが、密度およびMFR2の値が共に前記の範
囲内にあると、機械的強度および透明性に優れた中空成
形体を成形性よく製造することができる。
【0011】密度およびMFR2が前記の範囲を満たし
たポリエチレン樹脂の中でも、同様にASTM D−1
238に準拠し、190℃、21.6kg荷重下で測定
したメルトフローレート値(MFR20)がMFR2との
間に次の関係にあると、そのポリエチレン樹脂は中空成
形に適した分子量分布を持つようになり、成形体表面に
鮫肌の発生が防止され、透明性および成形性が改良され
た中空成形体を得ることができる。 30<(MFR20)/(MFR2)<200 好ましくは 40<(MFR20)/(MFR2)<15
【0012】さらに、ポリエチレン樹脂のMFR2と極
限粘度[η](dl/g)との間に次の関係が成り立つ
と、その樹脂からは、高い耐衝撃性を維持しつつ優れた
透明性を有する中空成形体を得ることができる。ここ
で、極限粘度は、ポリエチレン樹脂を135℃、デカリ
ン溶媒中で測定した値である。 [(MFR2)/10](-1/5.8)<[η]<[(MFR2)/
10](-1/1.8)
【0013】このような物性を満たしたポリエチレン樹
脂は、チーグラー触媒やメタロセン触媒のような立体規
則性重合触媒の存在下にエチレンを中低圧下で重合させ
て製造することができる。そのポリエチレン樹脂は、エ
チレンの単独重合体であってもよいし、あるいはエチレ
ンと他のα−オレフィンとの共重合体であってもよい。
共重合に用いられるα−オレフィンとしては、炭素数3
〜20のオレフィンが好ましく、例えば、プロピレン、
1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル
−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デ
セン等を挙げることができる。共重合体中のエチレン単
位含量は、65〜99、好ましくは75〜98重量%、
α−オレフィン単位含量は、1〜35、好ましくは2〜
25重量%が望ましい。
【0014】これらの物性を満たすポリエチレン樹脂
は、前述したようにエチレンの単独重合体またはエチレ
ン共重合体であってもよいし、あるいはそれらを相互に
ブレンドして前記した物性に調整した組成物であっても
よい。さらにそのブレンド法によってポリエチレン樹脂
を調製する場合には、ブレンド成分の一つとして高圧法
低密度ポリエチレンを用いることもできる。
【0015】ブレンド法によって製造する好ましいポリ
エチレン樹脂の例として、次の組成物を挙げることがで
きる。すなわち、密度が0.905〜0.945(g/
cm 3)であって、MFR2が0.4〜5(g/10分)
である中低圧法によって製造した線状低密度ポリエチレ
ン(L−LDPE)(A)と、密度が0.910〜0.
930(g/cm3)であって、MFR2が0.4〜10
0(g/10分)である高圧法によって製造した低密度
ポリエチレン(LDPE)(B)との組成物である。こ
こで、線状低密度ポリエチレン(L−LDPE)は、前
記したと同様のエチレンとα−オレフィンとの共重合体
であって、その分子鎖中に分岐が少なく、実質的に線状
の分子構造を有する重合体である。
【0016】線状低密度ポリエチレン(L−LDPE)
(A)と高圧法低密度ポリエチレン(LDPE)(B)
との混合割合は、(A)が60〜95、好ましくは70
〜90、さらに好ましくは80〜90重量%、(B)が
5〜40、好ましくは10〜30、さらに好ましくは1
0〜20重量%の範囲が望ましい。密度、MFR2およ
び混合割合が前記の範囲にあるその組成物の中から、前
記した物性を満たした樹脂が、中空体の製造に適してい
る。この際のブレンド方法は、ドライブレンドであって
もよいし、メルトブレンドであってもよい。
【0017】前述したポリエチレン樹脂の中でも、それ
からブロー成形によって肉厚350μmの中空成形体を
製造した時に、ASTM D−1003に準拠して測定
した成形体壁面のヘイズが45%以下に制御できる樹脂
がさらに好ましく、高い透明性を保持した中空体を成形
することができる。
【0018】さらに、そのポリエチレン樹脂の中でも、
−18℃における落下試験で内容物が漏れない落下高さ
が1.5m以上になる中空成形体を成形し得る樹脂がよ
り一層好ましく、高い耐衝撃性を備えた中空成形体が得
られる。
【0019】耐衝撃性の評価手段であるその密封中空成
形体の落下試験は、まず内容量780mlで風袋重量2
5gの中空成形体を成形し、その中にエチレングリコー
ルを充填し、次いで−18℃の雰囲気下で5回落下さ
せ、1回も内容物が外部に漏れ出さない落下高さを測定
する方法で行われる。なお、後述する実施例では、中空
成形体を落下させる床面は、コンクリート製の床に厚さ
2mmの鉄板を敷いて実施した。本発明では、その落下
高さが1.5m以上である時に、高い耐衝撃性を有する
中空体であると判定している。
【0020】このポリエチレン樹脂には、中空成形に先
立ち、本発明の目的から逸脱しない範囲内で各種の重合
体や添加剤を配合することができる。具体的な添加剤と
しては、酸化防止剤、耐熱安定剤、紫外線防止剤、帯電
防止剤、塩酸吸収剤、顔料、染料等を挙げることができ
る。
【0021】また、本発明に係わる中空成形体は、前記
したポリエチレン樹脂をブロー成形法によって製造した
成形体であって、そのポリエチレン樹脂からなる層を少
なくとも1層含んでいる。この中空成形体は、その樹脂
から単層に成形されていてもよいし、あるいはその層を
少なくとも1層含む多層に成形されていてもよく、その
肉厚は用途に応じて100〜500μmの間で任意に変
更することができ、食品容器等としての利用に適してい
る。
【0022】その単層ないし多層の中空成形体は、その
壁面肉厚が350μmの時のヘイズが45%以下であ
り、また−18℃における落下試験で内容物が漏れない
落下高さが1.5m以上であることが望ましい。そのよ
うな中空体は、透明性および耐衝撃性に優れ、また表面
外観も良好である。
【0023】多層容器として成形する場合には、ポリエ
チレン樹脂層とガスバリヤー性を有する樹脂層とを含む
層構成にすることが好ましい。その際、層間接着強度を
高めるために、ガスバリヤー性樹脂であるエチレン・ビ
ニルアルコール共重合体やポリアミド樹脂等の層が、接
着性樹脂の層を介して、前記したポリエチレン樹脂層と
積層一体化した配置構成が好ましく、それによって透明
性、耐衝撃性、およびガスバリヤー性に優れた容器を製
造することができる。接着性樹脂としては、接着性ポリ
オレフィン樹脂が好ましく、例えば、カルボン酸グラフ
ト変性ポリオレフィンやエチレン・不飽和カルボン酸共
重合体の金属イオン架橋物を使用することができる。
【0024】ガスバリヤー性のある多層容器の例とし
て、ガスバリヤー性樹脂層/接着性ポリオレフィン樹脂
層/ポリエチレン樹脂層からなる3層構造体、ポリエチ
レン樹脂層/接着性ポリオレフィン樹脂層/ガスバリヤ
ー性樹脂層/接着性ポリオレフィン樹脂層/ポリエチレ
ン樹脂層からなる5層構造体を挙げることができる。こ
の時、接着性ポリオレフィン樹脂とポリエチレン樹脂層
との間に、それら樹脂の混合層を設けてもよい。このよ
うな多層容器は、マヨネーズ、ケチャップ、わさび、か
らし等を収納するソフトボトルないしチューブとして好
適である。
【0025】
【実施例】次に本発明を実施例および比較例を通して説
明するが、本発明はそれら実施例によって何ら限定され
るものではない。
【0026】まず、実施例および比較例で使用したポリ
エチレン樹脂は、次の通りであった。低圧法で製造した
線状低密度ポリエチレ(L−LDPE)として、表1に
記載した性状を有する4種類のエチレン・4−メチル−
1−ペンテン共重合体(A−1〜A−4)を使用した。
また、高圧法低密度ポリエチレンとして、表1に記載し
た性状を有する製品(B)を使用した。
【0027】
【表1】
【0028】(実施例1〜3)エチレン・4−メチル−
1−ペンテン共重合体(A−1〜A−3)と高圧法低密
度ポリエチレン(B)とを表2記載の混合割合でブレン
ドし、ペレットにして用いた。各ブレンド体の物性を測
定し、その結果を表2に記載した。
【0029】次に、そのペレットを押出ブロー成形機
(日本製鋼所株式会社製、JEB−15)へと供給し、
樹脂温度200℃、押出量50(kg/hr)の条件で
パリソンを押出し、20℃に設定した金型を用いてブロ
ー成形し、内容量780ml、重量25g、肉厚350
μmのボトル状の単層容器を製造した。得られた容器
は、いずれも透明性がよく、鮫肌のない外観良好な容器
であった。容器の落下強度およびヘイズを測定し、その
結果を表2に併せて記した。
【0030】(比較例1)実施例1において、エチレン
・4−メチル−1−ペンテン共重合体(A−1)と高圧
法低密度ポリエチレン(B)との組成物の代わりに、表
1に記載したエチレン・4−メチル−1−ペンテン共重
合体(A−4)を単独で用いた以外は実施例1と同様に
行って単層容器を成形し、その物性を表2に併せて記載
した。
【0031】
【表2】 (註1) 式(1)は、[(MFR2)/10](-1/1.8)
である。 (註2) 式(2)は、[(MFR2)/10](-1/5.8)
である。
【0032】(実施例4)ポリエチレン樹脂(A−2)
85重量%およびポリエチレン樹脂(B)15重量%と
から構成される、実施例2で用いたと同じポリエチレン
樹脂組成物、およびエチレン・ビニルアルコール共重合
体(クラレ株式会社製品、商品名エバールF101B、
MFR(ASTM D−1238、190℃、荷重2.
16kg)1.3(g/10分)、エチレン単位含量3
2モル%)の各々を別々の押出ブロー成形機(日本製鋼
所製、JB105CP)へ供給し、共押出ダイから3層
パリソン(ポリエチレン樹脂組成物/エチレン・ビニル
アルコール共重合体/ポリエチレン樹脂組成物)として
押出した。この際、ポリエチレン樹脂組成物の樹脂温度
は200℃、エチレン・ビニルアルコール共重合体の樹
脂温度は210℃に設定し、押出量は20(kg/h)
とした。そのパリソンを金型温度20℃に設定した金型
を用いて中空成形し、内容量780ml、重量25g、
肉厚350μmのボトルを成形した。得られた3層ボト
ルは、透明性がよく、表面には鮫肌のない良好な外観を
有していた。その物性を調べ、結果を表3に示した。
【0033】(実施例5)実施例4で使用したポリエチ
レン樹脂組成物およびエチレン・ビニルアルコール共重
合体、さらに無水マレイン酸変性ポリエチレン(三井化
学株式会社製品、商品名アドマー LB548、MFR
(ASTM D−1238、190℃、荷重2.16k
g)1.2(g/10分)、密度(ASTM D−15
05)0.912(g/cm)の各々を別々の押出ブ
ロー成形機(日本製鋼所製、JB105CP)へ供給
し、共押出ダイから5層パリソン(ポリエチレン樹脂組
成物/無水マレイン酸変性ポリエチレン/エチレン・ビ
ニルアルコール共重合体/無水マレイン酸変性ポリエチ
レン/ポリエチレン樹脂組成物)として押出した。この
際、ポリエチレン樹脂組成物および無水マレイン酸変性
ポリエチレンの樹脂温度は200℃、エチレン・ビニル
アルコール共重合体の樹脂温度は210℃に設定し、押
出量は20(kg/h)とした。そのパリソンを金型温
度20℃に設定した金型を用いて中空成形し、内容量7
80ml、重量25g、肉厚350μmのボトルを成形
した。得られた5層ボトルは、透明性がよく、表面は鮫
肌のない良好な外観を有していた。その物性を調べ、結
果を表3に示した。
【0034】
【表3】
【0035】
【発明の効果】本発明に係わるポリエチレン樹脂は、密
度、MFRおよび極限粘度を特定の範囲に調整したの
で、高い透明性と耐衝撃性とを備えた中空成形体を成形
性よく製造するに適した樹脂である。また、本発明に係
わる中空成形体は、前記したポリエチレン樹脂から製造
されており、高い透明性と耐衝撃性とを備え、また鮫肌
等のない良好な外観を呈している。それは、単層の容器
としてもあるいはその層を含む多層の容器としても利用
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C08L 23/08 (C08L 23/08 23:06) 23:06) B29K 23:00 B29K 23:00 B29L 9:00 B29L 9:00 22:00 22:00 (72)発明者 和賀 義隆 千葉県市原市千種海岸3番地 三井化学株 式会社内 Fターム(参考) 4F071 AA15 AA15X AA18 AA19 AA20X AA21X AA82 AA88 AF08 AF23 AF23Y AF30 AF30Y AH05 BA01 BB06 BC04 BC12 4F208 AA08A AA08C AG03 AG07 LA01 LB01 LB22 LG23 LG26 4J002 BB032 BB051 BB151 GG01 4J100 AA02P AA03Q AA04Q AA07Q AA15Q AA16Q AA17Q AA19Q AA21Q CA01 CA04 DA09 DA11 DA43 DA52 DA62 JA58

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエチレン樹脂が次の物性を有している
    ことを特徴とする中空成形用ポリエチレン樹脂。 (1)密度が0.905〜0.970(g/cm3) (2)2.16kg荷重下でのメルトフローレート(M
    FR2)が1.2〜30(g/10分) (3)21.6kg荷重下でのメルトフローレート(M
    FR20)とMFR2との 関係が、 30<(MFR20)/(MFR2)<20
    0 (4)MFR2と極限粘度[η](dl/g)との関係
    が、 [(MFR2)/10](-1/5.8)<[η]<[(MFR2)/
    10](-1/1.8)
  2. 【請求項2】前記のポリエチレン樹脂が、0.905〜
    0.945(g/cm3)の密度を有しかつ0.4〜5
    (g/10分)のMFR2を有する中低圧法線状ポリエ
    チレン60〜95重量%、および0.910〜0.93
    0(g/cm3)の密度を有しかつ0.4〜100(g
    /10分)のMFR2を有する高圧法低密度ポリエチレ
    ン5〜40重量%とからなる組成物であることを特徴と
    する請求項1に記載の中空成形用ポリエチレン樹脂。
  3. 【請求項3】前記の中低圧法線状ポリエチレンが、エチ
    レン・α−オレフィン共重合体であることを特徴とする
    請求項2に記載の中空成形用ポリエチレン樹脂。
  4. 【請求項4】前記のポリエチレン樹脂が、さらに成形体
    壁面の肉厚を350μmに成形した時のヘイズが45%
    以下であり、また−18℃における落下試験で内容物が
    漏れない落下高さが1.5m以上である中空成形体を成
    形し得る樹脂であることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の中空成形用ポリエチレン樹脂。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載のポリエチ
    レン樹脂からなる層を少なくとも1層含むことを特徴と
    する中空成形体。
  6. 【請求項6】前記のポリエチレン樹脂の層は、接着性樹
    脂層を介してガスバリヤー性樹脂層と積層していること
    を特徴とする請求項5に記載の中空成形体。
  7. 【請求項7】前記の成形体は、その壁面肉厚が350μ
    mの時のヘイズが45%以下であり、また−18℃にお
    ける落下試験で内容物が漏れない落下高さが1.5m以
    上であることを特徴とする請求項5または6に記載の中
    空成形体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007094376A1 (ja) * 2006-02-15 2007-08-23 Mitsui Chemicals, Inc. エチレン系樹脂およびそれからなるブロー成形体

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WO2007094376A1 (ja) * 2006-02-15 2007-08-23 Mitsui Chemicals, Inc. エチレン系樹脂およびそれからなるブロー成形体

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