JP2002002215A - 空気入りタイヤ及びその製造方法 - Google Patents

空気入りタイヤ及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002002215A
JP2002002215A JP2000188969A JP2000188969A JP2002002215A JP 2002002215 A JP2002002215 A JP 2002002215A JP 2000188969 A JP2000188969 A JP 2000188969A JP 2000188969 A JP2000188969 A JP 2000188969A JP 2002002215 A JP2002002215 A JP 2002002215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
carcass
layer
layers
pneumatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000188969A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4259732B2 (ja
Inventor
Masaki Noro
政樹 野呂
Yasuo Morikawa
庸雄 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2000188969A priority Critical patent/JP4259732B2/ja
Publication of JP2002002215A publication Critical patent/JP2002002215A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4259732B2 publication Critical patent/JP4259732B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/72Side-walls
    • B29D2030/724Stiffening the sidewalls, e.g. by using additional inserts, e.g. made of rubber, plastics or other materials

Landscapes

  • Tires In General (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パンク走行時の耐久性を改善したランフラッ
ト性を有する空気入りタイヤ及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 左右一対のビード1,1部間に複数層の
カーカス層P1〜P3を装架し、カーカス層P1〜P3
の層間や最内層の内面にサイドウォール部3に沿って延
在する断面三日月状のゴム補強層5A〜5Cを設けた空
気入りタイヤにおいて、カーカス層P1〜P3のカーカ
スコードをタイヤ径方向Rに対して傾斜させ、これらカ
ーカス層P1〜P3のタイヤ径方向Rに対するコード角
度αの絶対値を最内層から最外層に向けて徐々に大きく
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランフラット性を
有する空気入りタイヤ及びその製造方法に関し、さらに
詳しくは、パンク走行時の耐久性を向上するようにした
空気入りタイヤ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ランフラット性を有する空気入り
タイヤとして、サイドウォール部に断面三日月状のゴム
補強層を埋設したものが提案されている。この空気入り
タイヤは、左右一対のビード部間に複数層のカーカス層
を装架し、カーカス層の層間や最内層の内面にサイドウ
ォール部に沿って延在する断面三日月状のゴム補強層を
設けた構成になっている。
【0003】上述のように構成されるランフラット性を
有する空気入りタイヤは、断面三日月状のゴム補強層の
剛性に基づいてサイドウォール部の撓みを抑えるので、
パンク状態であっても或る程度の速度で或る程度の距離
を走行することができる。
【0004】しかしながら、カーカス層の層間に断面三
日月状のゴム補強層を挿入した場合、グリーンタイヤを
加硫成形する際に発生するカーカス層の引っ張り度合い
がカーカス層毎に大きく異なってしまう。即ち、左右両
側のビード部がカーカス層を引っ張る度合いは、グリー
ンタイヤのペリフェリと加硫後のペリフェリとの差に起
因するが、この加硫前後のペリフェリの差が断面三日月
状のゴム補強層の存在によってカーカス層毎に大きく異
なってしまうのである。このようにカーカス層の引っ張
り度合いがカーカス層毎に大きく異なると、ノンインフ
レート時のカーカス層毎の張力が不均一となり、パンク
走行時に特定のカーカス層に対して応力集中が発生し、
ランフラットタイヤとしての耐久性が不十分になるとい
う問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、パン
ク走行時の耐久性を改善したランフラット性を有する空
気入りタイヤ及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
の本発明の空気入りタイヤは、左右一対のビード部間に
複数層のカーカス層を装架し、少なくとも前記カーカス
層の層間にサイドウォール部に沿って延在する断面三日
月状のゴム補強層を設けた空気入りタイヤにおいて、前
記カーカス層のカーカスコードをタイヤ径方向に対して
傾斜させ、これらカーカス層のタイヤ径方向に対するコ
ード角度の絶対値を最内層から最外層に向けて徐々に大
きくしたことを特徴とするものである。
【0007】また、本発明の空気入りタイヤの製造方法
は、左右一対のビード部間に複数層のカーカス層を装架
し、少なくとも前記カーカス層の層間にサイドウォール
部に沿って延在する断面三日月状のゴム補強層を設けた
空気入りタイヤの製造方法において、前記カーカス層の
カーカスコードをタイヤ径方向に対して傾斜させ、これ
らカーカス層のタイヤ径方向に対するコード角度の絶対
値を最内層から最外層に向けて徐々に大きくしたグリー
ンタイヤを成形し、該グリーンタイヤを金型内で膨径さ
せて加硫することを特徴とするものである。
【0008】このようにサイドウォール部に断面三日月
状のゴム補強層を設けたランフラット性を有する空気入
りタイヤにおいて、カーカス層のカーカスコードをタイ
ヤ径方向に対して傾斜させ、カーカス層のタイヤ径方向
に対するコード角度の絶対値を最内層から最外層に向け
て徐々に大きくしたことにより、加硫成形時に各カーカ
ス層に掛かる張力をコード角度の違いに基づいて吸収す
ることができ、その結果としてノンインフレート時のカ
ーカス層の張力が略均一となる。そのため、パンク走行
時におけるカーカス層への応力集中を回避し、ランフラ
ットタイヤとしての耐久性を向上することができる。
【0009】本発明において、ランフラット性を十分に
確保するために、カーカス層の層間のみならず最内層の
内面にもサイドウォール部に沿って延在する断面三日月
状のゴム補強層を設けると良い。
【0010】また、ノンインフレート時のカーカス層の
張力を略均一にするためには、カーカス層のタイヤ径方
向に対するコード角度の絶対値が最内層から最外層に向
けて徐々に大きくなる関係が加硫後の空気入りタイヤに
おいて残存していることが必要であるが、このようなコ
ード角度の関係を達成するためには、グリーンタイヤ
(未加硫タイヤ)の状態で互いに隣接するカーカス層の
コード角度の絶対値の差を4°以上に設定することが好
ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について添付の図面
を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の実施形態からなる空気入り
タイヤを示すものである。図1において、1はビード
部、2はトレッド部、3はビード部1とトレッド部とを
互いに連接するサイドウォール部である。左右一対のビ
ード部1,1間には複数層のカーカス層P1〜P3が装
架されている。最内層となるカーカス層P1は、タイヤ
幅方向の両端部がビードコア4の廻りにタイヤ内側から
外側へ巻き上げられ、その端末がタイヤ最大幅位置付近
で終端している。中間層となるカーカス層P2は、タイ
ヤ幅方向の両端部がビードコア4の廻りにタイヤ内側か
ら外側へ巻き上げられ、その端末がビードコア4の外周
側の位置で終端している。最外層となるカーカス層P3
は、タイヤ幅方向の両端部がビードコア4の外側を通る
ように配置され、その端末がビードコア4の内周側の位
置で終端している。
【0013】最外層のカーカス層P3と中間層のカーカ
ス層P2との間には、サイドウォール部3に沿って延在
する断面三日月状のゴム補強層5Aが挿入されている。
このゴム補強層5Aは通常の空気入りタイヤにおけるビ
ードフィラーに相当するものであるが、ランフラット性
を発揮するようにトレッド側まで延在している。中間層
のカーカス層P2と最内層のカーカス層P1との間に
は、サイドウォール部3に沿って延在する断面三日月状
のゴム補強層5Bが挿入されている。更に、最内層のカ
ーカス層P1の内面にも、サイドウォール部3に沿って
延在する断面三日月状のゴム補強層5Cが設けられてい
る。
【0014】これらゴム補強層5A〜5Cは、サイドウ
ォール外表面のゴム組成物よりも硬いゴム組成物から構
成され、タイヤ最大幅位置付近からトレッド側に向けて
徐々に薄くなっている。各ゴム補強層5A〜5Cの硬さ
は、JIS−A硬度で70〜90の範囲にすると良い。
更に、各ゴム補強層5A〜5Cのタイヤ最大幅位置での
厚さは2.5〜4.5mmの範囲にすると良い。
【0015】また、タイヤ内面にはインナーライナー層
6が設けられている。一方、トレッド部2におけるカー
カス層P1〜P3の外周側には、複数本の補強コードを
平行に引き揃えてなる2層のベルト層7,7が設けられ
ている。これらベルト層7,7は補強コードがタイヤ周
方向に対して傾斜し、かつ層間で補強コードが互いに交
差するように配置されている。更に、ベルト層7,7の
外周側には、補強コードをタイヤ周方向に配向させてな
るベルトカバー層8が設けられている。
【0016】上記空気入りタイヤでは、図2に示すよう
に、カーカス層P1〜P3のカーカスコードはタイヤ径
方向Rに対して傾斜しており、これらカーカス層P1〜
P3のタイヤ径方向Rに対するコード角度αの絶対値が
最内層から最外層に向けて徐々に大きくなるように設定
されている。即ち、カーカス層P1〜P3のコード角度
αは、下記(1)式の関係になっている。
【0017】 |α(P1)|<|α(P2)|<|α(P3)| ・・・(1) 但し、(1)式はカーカス層が3層である場合の関係式
であり、カーカス層がN層(N:2以上の任意の整数)
である場合には、下記(2)式の関係にすれば良い。
【0018】 |α(P1)|<・・・<|α(PN)| ・・・(2) なお、本発明ではコード角度αの絶対値を上記関係にす
ることが必要であるが、カーカスコードの傾斜方向は特
に限定されるものではなく、互いに隣接するカーカス層
のカーカスコードを同一方向に傾斜させても良く、或い
は互いに反対方向に傾斜させても良い。
【0019】上記空気入りタイヤを製造する場合、カー
カス層P1〜P3のカーカスコードをタイヤ径方向Rに
対して傾斜させ、これらカーカス層P1〜P3のタイヤ
径方向Rに対するコード角度αの絶対値を最内層から最
外層に向けて徐々に大きくしたグリーンタイヤを成形
し、該グリーンタイヤを金型内にセットした後、ブラダ
ー等を用いてタイヤ内側から圧力を負荷することでグリ
ーンタイヤを膨径させて金型内面に押し付け、その状態
で加硫を行うようにすれば良い。
【0020】上記加硫成形工程では、カーカス層P1〜
P3の層間に断面三日月状のゴム補強層が介在している
ため、グリーンタイヤの膨径に伴って外側に位置するカ
ーカス層P3ほど大きな引っ張り力を受けるが、その引
っ張り力の違いはコード角度αの変化に基づいて平準化
することができる。即ち、グリーンタイヤのペリフェリ
と加硫後のペリフェリとの差はカーカス層P1〜P3の
コード角度αの変化に置き換えることができるので、グ
リーンタイヤの状態でコード角度αの絶対値を外側のカ
ーカス層P3ほど大きく設定することにより、カーカス
層P1〜P3に掛かる張力を均一化することができる。
【0021】グリーンタイヤの状態で互いに隣接するカ
ーカス層のコード角度αの絶対値の差は4°以上に設定
すると良い。グリーンタイヤの状態でカーカス層P1〜
P3のコード角度αを上記関係にすることにより、加硫
後においてもカーカス層P1〜P3のタイヤ径方向Rに
対するコード角度αの絶対値が最内層から最外層に向け
て徐々に大きくなる関係が残存するので、カーカス層P
1〜P3のいずれかに張力が偏ることを確実に防止する
ことができる。
【0022】上述した空気入りタイヤは、サイドウォー
ル部3に断面三日月状のゴム補強層5A〜5Cを備えて
おり、これらゴム補強層5A〜5Cの剛性に基づいてサ
イドウォール部3の撓みを抑えるので、パンク状態であ
っても或る程度の速度で或る程度の距離を走行すること
ができる。即ち、ランフラット性を備えている。
【0023】また、グリーンタイヤの加硫成形時のリフ
トによりカーカス層P1〜P3がトレッド側に引っ張ら
れるが、その張力がカーカス層P1〜P3のコード角度
αの変化に基づいて吸収されるため、ノンインフレート
時のカーカス層P1〜P3の張力が略均一となる。その
ため、パンク走行時にカーカス層P1〜P3のいずれか
に応力が集中することを回避し、ランフラットタイヤと
しての耐久性を向上することができる。
【0024】本発明におけるカーカスコードとしては、
テキスタイルコード又はスチールコードを使用すること
ができる。テキスタイルコードの繊度、撚り構造、エン
ド数(単位幅当たりの打ち込み本数)は、従来公知のカ
ーカスコードとして使用されている範囲で差し支えな
い。また、テキスタイルコードの素材としては、ナイロ
ン66、ナイロン64等のナイロン、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート等の
ポリエステル、レーヨン、ビニロン、アクリル、アラミ
ド、ポリ−p−フェニレンベンズビスオキサゾール、脂
肪族ポリケトンなどが挙げられる。一方、スチールコー
ドの素線径、撚り構造、エンド数は、従来公知のタイヤ
補強用スチールコードとして使用されている範囲で差し
支えない。
【0025】本発明は、従来公知の乗用車用空気入りラ
ジアルタイヤに適用することが好ましい。本発明を乗用
車用空気入りラジアルタイヤに適用すれば、車両にスペ
アタイヤを搭載しない場合であっても、パンク走行時の
信頼性を高めることが可能になる。なお、空気入りラジ
アルタイヤと同等のタイヤ性能を発揮するために、加硫
後の空気入りタイヤにおいて、各カーカス層のタイヤ径
方向Rに対するコード角度αは0°〜10°の範囲にす
ることが好ましい。
【0026】
【実施例】タイヤサイズ225/60R16のランフラ
ット性を有する空気入りタイヤ(図1)において、3層
のカーカス層のタイヤ径方向に対するコード角度を下記
製造方法に基づいて所定の関係に設定した本発明タイヤ
及び従来タイヤをそれぞれ製作した。
【0027】本発明タイヤ:全てのカーカス層のカーカ
スコードをタイヤ径方向に対して傾斜させ、これらカー
カス層のタイヤ径方向に対するコード角度の絶対値を最
内層から最外層に向けて徐々に大きくし、互いに隣接す
るカーカス層のコード角度の絶対値の差を4°に設定し
たグリーンタイヤを成形し、該グリーンタイヤを金型内
で膨径させて加硫した。加硫後のタイヤにおいても、カ
ーカス層のタイヤ径方向に対するコード角度αの絶対値
が最内層から最外層に向けて徐々に大きくなっていた。
【0028】従来タイヤ:全てのカーカス層のタイヤ径
方向に対するコード角度を略0°に設定したグリーンタ
イヤを成形し、該グリーンタイヤを金型内で膨径させて
加硫した。加硫後のタイヤにおいても、全てのカーカス
層のタイヤ径方向に対するコード角度αが略0°になっ
ていた。
【0029】これら試験タイヤについて、下記の条件で
ランフラット耐久性を評価したところ、表1の結果を得
た。
【0030】ランフラット耐久性:各試験タイヤをリム
サイズ16×71/2JJのリムに組み付けた後、空気
を抜いた状態で排気量4000ccの後輪駆動車の前輪
右側に装着して、楕円形の周回コースを80km/hの
速度で反時計廻りに走行し、テストドライバーがタイヤ
故障による異常振動を感じ、走行を中止するまでの距離
を測定した。評価結果、従来タイヤを100とする指数
にて示した。この指数値が大きいほどランフラット耐久
性が優れている。
【0031】
【表1】
【0032】この表1から判るように、本発明タイヤは
従来タイヤに比べてランフラット耐久性が優れていた。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、左
右一対のビード部間に複数層のカーカス層を装架し、少
なくともカーカス層の層間にサイドウォール部に沿って
延在する断面三日月状のゴム補強層を設けた空気入りタ
イヤにおいて、カーカス層のカーカスコードをタイヤ径
方向に対して傾斜させ、これらカーカス層のタイヤ径方
向に対するコード角度の絶対値を最内層から最外層に向
けて徐々に大きくしたから、パンク走行時の耐久性を向
上し、優れたランフラット性を発揮することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示
す半断面図である。
【図2】図1の空気入りタイヤにおけるカーカス層のコ
ード角度を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ビード部 2 トレッド部 3 サイドウォール部 4 ビードコア 5A〜5C ゴム補強層 6 インナーライナー層 7 ベルト層 P1〜P3 カーカス層 R タイヤ径方向 α コード角度

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のビード部間に複数層のカーカ
    ス層を装架し、少なくとも前記カーカス層の層間にサイ
    ドウォール部に沿って延在する断面三日月状のゴム補強
    層を設けた空気入りタイヤにおいて、前記カーカス層の
    カーカスコードをタイヤ径方向に対して傾斜させ、これ
    らカーカス層のタイヤ径方向に対するコード角度の絶対
    値を最内層から最外層に向けて徐々に大きくした空気入
    りタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記カーカス層の層間及び最内層の内面
    にサイドウォール部に沿って延在する断面三日月状のゴ
    ム補強層を設けた請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 左右一対のビード部間に複数層のカーカ
    ス層を装架し、少なくとも前記カーカス層の層間にサイ
    ドウォール部に沿って延在する断面三日月状のゴム補強
    層を設けた空気入りタイヤの製造方法において、前記カ
    ーカス層のカーカスコードをタイヤ径方向に対して傾斜
    させ、これらカーカス層のタイヤ径方向に対するコード
    角度の絶対値を最内層から最外層に向けて徐々に大きく
    したグリーンタイヤを成形し、該グリーンタイヤを金型
    内で膨径させて加硫する空気入りタイヤの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記カーカス層の層間及び最内層の内面
    にサイドウォール部に沿って延在する断面三日月状のゴ
    ム補強層を設けた請求項3に記載の空気入りタイヤの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記グリーンタイヤの状態で互いに隣接
    するカーカス層のコード角度の絶対値の差を4°以上に
    設定する請求項3又は請求項4に記載の空気入りタイヤ
    の製造方法。
JP2000188969A 2000-06-23 2000-06-23 空気入りタイヤ及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4259732B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000188969A JP4259732B2 (ja) 2000-06-23 2000-06-23 空気入りタイヤ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000188969A JP4259732B2 (ja) 2000-06-23 2000-06-23 空気入りタイヤ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002002215A true JP2002002215A (ja) 2002-01-08
JP4259732B2 JP4259732B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=18688673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000188969A Expired - Fee Related JP4259732B2 (ja) 2000-06-23 2000-06-23 空気入りタイヤ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4259732B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100487602B1 (ko) * 2002-02-07 2005-05-03 금호타이어 주식회사 펑크시 주행 내구력을 향상시킨 런플랫 타이어
WO2007074719A1 (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Bridgestone Corporation 空気入りタイヤ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6963496B2 (ja) * 2017-12-26 2021-11-10 Toyo Tire株式会社 空気入りタイヤ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100487602B1 (ko) * 2002-02-07 2005-05-03 금호타이어 주식회사 펑크시 주행 내구력을 향상시킨 런플랫 타이어
WO2007074719A1 (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Bridgestone Corporation 空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4259732B2 (ja) 2009-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4971700B2 (ja) ランフラットタイヤ
EP1867497A1 (en) Run-flat tire
EP2098385B1 (en) Pneumatic tire
US11173756B2 (en) Pneumatic tire
CN106994865B (zh) 充气轮胎
EP1795376A1 (en) Run flat tire and method of manufacturing run flat tire
JP4506477B2 (ja) 空気入りタイヤの装着方法
WO2017110635A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP2001071714A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
WO1997001452A1 (en) Pneumatic radial tyre
EP0820882A2 (en) Pneumatic radial tire
JP4928107B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP4625319B2 (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
US20160288574A1 (en) Crown reinforcement for a pneumatic tire
US20160288572A1 (en) Bidirectional monobelt construction for a pneumatic tire
JP4259732B2 (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2001138721A (ja) ランフラットタイヤ
JP2014118062A (ja) 空気入りタイヤ
JP5288543B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP6177282B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2006192957A (ja) 空気入りタイヤ
JP4325771B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP3982902B2 (ja) 空気入りタイヤ
US11697308B2 (en) Run-flat tire
US20220219497A1 (en) Pneumatic tire

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090127

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090203

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees