JP2002002045A - インクリボンの色検出センサ及び色検出方法 - Google Patents

インクリボンの色検出センサ及び色検出方法

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JP2002002045A
JP2002002045A JP2001087517A JP2001087517A JP2002002045A JP 2002002045 A JP2002002045 A JP 2002002045A JP 2001087517 A JP2001087517 A JP 2001087517A JP 2001087517 A JP2001087517 A JP 2001087517A JP 2002002045 A JP2002002045 A JP 2002002045A
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color
light
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colorless
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Mitsuo Yokozawa
満雄 横沢
Akihiro Hachiman
明宏 八幡
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Nidec Sankyo Corp
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    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無色透明な部分を含むインクリボンにおいて
も、安価かつコンパクトな構成で色検出ができるように
する。 【解決手段】 赤色光を出射する発光素子2と、緑色光
を出射する発光素子3と、青色光を出射する発光素子4
と、発光素子2,3,4から出射される光をインクリボ
ン5を介して受光する受光素子6と、受光素子6の出力
信号に基づき少なくとも無色透明な部分を形成してなる
インクリボン5の色及び無色透明な部分を検出する検出
手段7とを有し、検出手段7は、インクリボン5の無色
透明な部分を介して発光素子2,3,4をそれぞれ出射
した際の受光素子6の出力信号をそれぞれ色基準データ
として記憶する記憶部8と、インクリボン5に形成され
た色を介して発光素子2,3,4をそれぞれ出射した際
の受光素子6の出力信号を色基準データと比較しインク
リボン5の色を判定する色判定部9とを有するようにし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色検出センサ及び
色検出方法に関する。さらに詳述すると、本発明は、面
順次塗布インクリボンを使用する熱転写プリンタ等の印
刷装置に用いるインクリボンの色検出センサ及び色検出
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー熱転写プリンタ等の印刷装置には
シアン、マゼンダ、イエロー、黒のインク塗布面が長手
方向に順次並べて構成される面順次塗布インクリボンが
用いられる。インクリボンの色を検出するための従来の
色検出センサとして、例えば、インクリボンの各色の境
目に黒いマークを付して、インクリボンを挟んで1個の
LED(発光ダイオード)等の光源と2個のフォトダイ
オード等の受光センサを配置するものがある。この色検
出センサでは、インクリボンの搬送に従ってインクリボ
ンに付されたマークを受光センサで検出して各インク塗
布面の搬送方向の先頭を検出し、インク塗布面の順番と
受光センサで検出された信号とに基づいて色を判定する
ようにしている。
【0003】また、他の従来のインクリボンの色検出セ
ンサとして、例えば、上記4色のインクリボンの1色目
の光吸収がもっとも大きくなる波長のLEDと3色目の
光吸収がもっとも大きくなる波長のLEDとの2つのL
EDを用いて、受光センサで検出される当該2つのLE
Dに応じた検出信号の組み合わせに基づいて色を判定す
るものがある。この場合、色検出のためのマークをイン
クリボンに設けることなく4色のインクリボンの色を検
出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シア
ン、マゼンダ、イエロー、黒のインク塗布面に加えて、
印画面を保護するオーバープリント層を含むインクリボ
ンの場合、従来の2つのLEDを用いた色検出センサで
は、オーバープリント層が無色透明であるため、赤色
光、緑色光、赤外光ともよく透過するイエローのインク
塗布面とオーバープリント層との区別ができないという
問題がある。
【0005】一方、インクリボンの各色の境目にマーク
を付けると、その分だけリボンの面積が多くなりコスト
の増加及び資源の無駄を招く問題がある。
【0006】また、インクリボンにマークを付けず、例
えば黒のインク塗布面のみを検出して、そこからの送り
量を基準に各色の先頭位置を特定するようにした場合で
は、インクリボンの送り量を正確に測定するための機構
やセンサが必要となり、装置が複雑化してしまう。ま
た、電源投入の都度、基準となる先頭位置を頭出しする
ために、インクリボンを余分に送る必要があり、資源の
無駄及びコストの増加を招く問題がある。
【0007】また、例えば、インクリボンを用いる従来
の印刷装置では、印刷装置の電源を一旦オフとして再度
オンとした場合に、色検出センサ側でイエローと検出し
ていても、例えばサーマルヘッドの下においてイエロー
とは異なる色(例えばイエローの前の色)となっている
場合がある。また例えば、インクリボンが余計に巻き取
られてしまっていて、一画面分(例えばカード大きさ
分)の印刷を行うためのイエロー部分が確保されていな
いといった場合も起こり得る。このため、従来の印刷装
置では、例えば送り出し軸にバックテンションコイルを
設けるようにして、電源投入時に色検出センサがイエロ
ーを検出した場合に、巻き上げ軸を逆転させてサーマル
ヘッドの下のインクリボンを色検出センサまで巻き戻し
て色を再確認する必要がある。ところが、バックテンシ
ョンコイルの本来の目的は弛み取りであり、巻き径の変
化にもかかわらずある程度の巻き戻し量を確保するとな
るとバックテンションも大きくしなければならない。こ
のため、バックテンションに逆らってインクリボンを巻
き上げるために、巻き上げモータも大型のものが要求さ
れる。また、インクリボンにかかるテンションが大きく
なり、リボン切れを引き起こす確率も高くなってしま
う。
【0008】そこで本発明は、オーバープリント層のよ
うに無色透明な部分を含むインクリボンにおいても、安
価かつコンパクトな構成で色検出ができるインクリボン
の色検出センサ及び色検出方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、赤色光を出射する第1の発
光素子と、緑色光を出射する第2の発光素子と、青色光
を出射する第3の発光素子と、第1、第2、第3の発光
素子から出射される光をインクリボンを介して受光する
受光素子と、受光素子の出力信号に基づき少なくとも無
色透明な部分を形成してなるインクリボンの色及び無色
透明な部分を検出する検出手段とを有し、検出手段は、
無色透明な部分を介して第1、第2、第3の発光素子を
それぞれ出射した際の受光素子の出力信号をそれぞれ色
基準データとして記憶する記憶部と、インクリボンに形
成された色を介して第1、第2、第3の発光素子をそれ
ぞれ出射した際の受光素子の出力信号を色基準データと
比較しインクリボンの色を判定する色判定部とを有する
ようにしている。
【0010】したがって、色基準データを取得して、イ
ンクリボンに形成された色を介して測定される出力信号
とを比較することで、赤色光、緑色光、青色光に対する
出力信号の特性から、対応するインクリボンの色を判定
することができる。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載の色検出センサにおいて、インクリボンは、イエロ
ー、マゼンダ、シアン、黒、無色部分の5種類からなる
ものとしている。
【0012】したがって、インクリボンに特別なマーク
を付けないでも、無色部分とイエローの識別をすること
ができ、良好に印画を行うことができるインクリボンを
構成することができる。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、赤色光を
出射する第1の発光素子と、緑色光を出射する第2の発
光素子と、青色光を出射する第3の発光素子と、第1、
第2、第3の発光素子から出射される光をインクリボン
を介して受光する受光素子と、該受光素子の出力信号に
基づき少なくとも無色透明な部分を形成してなるインク
リボンの色及び無色透明な部分を検出する検出手段とを
有し、検出手段は、無色透明な部分を介して第1、第
2、第3の発光素子をそれぞれ出射した際の受光素子の
出力信号をそれぞれ色基準データとして記憶して、イン
クリボンに形成された色を介して第1、第2、第3の発
光素子をそれぞれ出射した際の受光素子の出力信号を色
基準データと比較しインクリボンの色を判定するように
している。
【0014】したがって、色基準データを取得して、イ
ンクリボンに形成された色を介して測定される出力信号
と比較することで、赤色光、緑色光、青色光に対する出
力信号の特性から、対応するインクリボンの色を判定す
ることができる。
【0015】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
または2に記載のインクリボンの色検出センサにおい
て、受光素子をインクリボンを媒体に転写するヘッド部
からインクリボンの一色分手前側に設けるようにしてい
る。
【0016】また、請求項7に記載の発明は、請求項3
記載のインクリボンの色検出方法において、インクリボ
ンを媒体に転写するヘッド部からインクリボンの一色分
手前側に受光素子を設けて、ヘッド部からインクリボン
の一色分手前側にてインクリボンの色の境界を検出する
ようにしている。
【0017】したがって、ヘッド部からインクリボンの
一色分手前側でインクリボンの色の検出を行える。ここ
で、色検出センサで検出されるインクリボンの色が変化
した場合、それはインクリボンの色の境界が、ヘッド部
からインクリボンの一色分手前側にある受光素子を通過
したことを意味する。一方、ヘッド部からインクリボン
の一色分手前側にある受光素子にインクリボンの色の境
界が位置するとき、ヘッド部位置にはインクリボンの色
の開始位置がある。即ち、ヘッド部からインクリボンの
一色分手前側でインクリボンの色の境界の検出を行うこ
とで、インクリボンの色の開始位置をヘッド部に位置合
わせすることができる。
【0018】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
記載のインクリボンの色検出センサにおいて、受光素子
は少なくとも二個用いられ、当該少なくとも二個の受光
素子により、ヘッド部からインクリボンの一色分手前側
におけるインクリボンの色の境界を構成する少なくとも
二つの色を検出するようにしている。
【0019】また、請求項8に記載の発明は、請求項7
記載のインクリボンの色検出方法において、受光素子を
少なくとも二個用いて、当該少なくとも二個の受光素子
により、ヘッド部からインクリボンの一色分手前側にて
インクリボンの色の境界を構成する少なくとも二つの色
を検出するようにしている。
【0020】したがって、少なくとも二個の受光素子に
より少なくとも二つの色が検出された場合は、ヘッド部
からインクリボンの一色分手前側にインクリボンの色の
境界があり、ヘッド部位置にはインクリボンの色の開始
位置があることになる。即ち、ヘッド部と少なくとも二
個の受光素子の位置関係から、少なくとも2個の受光素
子が異なる色を検出しているときは、ヘッド部に近い側
の受光素子が検出した色が確実にヘッド部の下にあり、
しかも印字に必要な長さが確保できていることになる。
また、少なくとも二個の受光素子を用いることで、イン
クリボンが静止している場合であっても、ヘッド部から
インクリボンの一色分手前側にてインクリボンの色の境
界を検出できる。
【0021】また、請求項6に記載のインクリボンの色
検出センサは、インクリボンの色を検出する色検出部を
少なくとも二個備えて、当該少なくとも二個の色検出部
により、インクリボンを媒体に転写するヘッド部からイ
ンクリボンの一色分手前側におけるインクリボンの色の
境界を構成する少なくとも二つの色を検出するようにし
ている。
【0022】また、請求項9に記載のインクリボンの色
検出方法は、インクリボンを媒体に転写するヘッド部か
らインクリボンの一色分手前側にて、インクリボンの色
の境界を構成する少なくとも二つの色を検出して、イン
クリボンの色の開始位置をヘッド部に位置合わせするよ
うにしている。
【0023】したがって、ヘッド部からインクリボンの
一色分手前側で少なくとも二つのインクリボンの色を検
出した場合には、インクリボンの色の境界がヘッド部か
らインクリボンの一色分手前側にあることになり、同時
に検出された色のうちヘッド部に近い側の色の開始位置
がヘッド部位置にあることになる。即ち、ヘッド部から
インクリボンの一色分手前側でインクリボンの色の境界
の検出を行うことで、インクリボンの色の開始位置をヘ
ッド部に位置合わせすることができる。
【0024】また、請求項10に記載の発明は、請求項
1または4から6のいずれかに記載のインクリボンの色
検出センサにおいて、インクリボンは、イエロー、マゼ
ンダ、シアン、無色部分の4種類からなるものとしてい
る。この場合も、インクリボンに特別なマークを付けな
いで、無色部分とイエローの識別をすることができ、良
好に印画を行うことができるインクリボンを構成するこ
とができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0026】図1から図7に、本発明のインクリボンの
色検出センサの一実施形態を示す。この色検出センサ1
は、赤色光を出射する第1の発光素子2と、緑色光を出
射する第2の発光素子3と、青色光を出射する第3の発
光素子4と、第1、第2、第3の発光素子2,3,4か
ら出射される光をインクリボン5を介して受光する受光
素子6と、受光素子6の出力信号に基づき少なくとも無
色透明な部分を形成してなるインクリボン5の色及び無
色透明な部分を検出する検出手段7とを有し、検出手段
7は、インクリボン5の無色透明な部分を介して第1、
第2、第3の発光素子2,3,4をそれぞれ出射した際
の受光素子6の出力信号をそれぞれ色基準データとして
記憶する記憶部8と、インクリボン5に形成された色を
介して第1、第2、第3の発光素子2,3,4をそれぞ
れ出射した際の受光素子6の出力信号を色基準データと
比較しインクリボン5の色を判定する色判定部9とを有
するようにしている。
【0027】インクリボン5は、例えば、イエロー(図
中ではYで表している)、マゼンダ(図中ではMで表し
ている)、シアン(図中ではCで表している)、黒(図
中ではKで表している)のインク塗布面に加えて、印画
面を保護する無色透明のオーバープリント層(図中では
OPで表している)を含み、これら5つの色パターンを
長手方向に順次並べて構成される段だらインクリボンで
ある。すなわち、本実施形態でのインクリボン5は、オ
ーバープリント層の無色透明を1色と数えて、合計5色
よりなる。また、インクリボン5は、イエロー、マゼン
ダ、シアン、黒、オーバープリント層の順番で繰り返し
て構成される。
【0028】発光素子2,3,4は、例えば、LED
(発光ダイオード)を用いる。本実施形態では、例え
ば、赤色光を出射するLED(以下、本実施形態では赤
LED2と呼ぶ)と、緑色光を出射するLED(以下、
本実施形態では緑LED3と呼ぶ)と、青色光を出射す
るLED(以下、本実施形態では青LED4と呼ぶ)と
を集積してLEDアレー10を構成する。LEDアレー
10は、例えば、1つのパッケージに赤LED2、緑L
ED3、青LED4が実装されたものである。
【0029】受光素子6は、例えば、フォトトランジス
タを用いる。なお、受光素子6(以下、フォトトランジ
スタ6と呼ぶ)の受光特性は、可視光域において、なる
べくフラットなものが望ましい。
【0030】検出手段7は、例えば、色判定部9として
処理を実行することができるCPU(中央処理装置)と
色基準データを記憶する記憶部8を利用して構成され
る。記憶部8は、例えば、色判定部9(以下、CPU9
と呼ぶ)に備えられるメモリを利用する(以下本明細書
では、色基準レジスタ8と呼ぶ)。
【0031】色検出センサ1は、例えば、次のように構
成される。CPU9の2つの出力ポートSEL1,SE
L2を、例えばLS139等のデコーダ11のセレクト
入力に接続し、4本の出力のうちの3本を電流制限用可
変抵抗12,12,12を介して赤LED2、緑LED
3、青LED4のそれぞれカソードに接続するようにす
る。また、赤LED2、緑LED3、青LED4のアノ
ードコモンは電源供給ラインVcc(+5V)に接続す
るようにする。このような構成により、CPU9の出力
ポートSEL1,SEL2の信号を所定間隔で「H」と
「L」に切り替えることで、赤LED2、緑LED3、
青LED4が時分割で駆動されて、順次発光するように
する。この際、同一時刻に2つ以上のLEDが発光する
ことが無いようにする。図2は、本実施形態でのデコー
ダ11を用いた場合の真理値表を示す。
【0032】インクリボン5を挟んでLEDアレー10
と対向する位置に、1つのフォトトランジスタ6が配置
されるようにする。フォトトランジスタ6のコレクタは
Vcc(+5V)に接続され、エミッタは電流―電圧変
換用の負荷可変抵抗13を介してGNDにつながってい
る。また、エミッタはCPU9のA/Dコンバータ14
の入力に接続されており、フォトトランジスタ6の出力
電圧をCPU9が読み取ることができるようになってい
る。これにより、CPU9は、赤LED2、緑LED
3、青LED4の各発光時間内に、フォトトランジスタ
6の出力電圧をA/Dコンバータ14より得られるA/
Dデータから読み取って、それぞれのLEDに対するイ
ンクリボン5の光線透過率を個別に測定することができ
る。
【0033】図3に、オーバープリント層での出力電圧
を1とした場合の、各色のインク塗布面での出力電圧比
の例を示す。また、図4にインクリボン5の各色のイン
ク塗布面での出力電圧の様子を示す。両図に示されるよ
うに、イエロー、マゼンダ、シアン、黒、オーバープリ
ント層の色インク塗布面での赤LED2、緑LED3、
青LED4に対する出力電圧の特性(図中ではそれぞれ
R,G,Bで表している)は異なるものとなる。
【0034】したがって、上述のように構成された色検
出センサ1によれば、オーバープリント層での赤LED
2、緑LED3、青LED4に対する各出力電圧のA/
Dデータをそれぞれ色基準レジスタ8に記憶して、これ
を色基準データとし、インクリボン5に形成された色を
介して、赤LED2、緑LED3、青LED4に対して
任意に測定される各A/Dデータと比較することで、対
応するインクリボン5の色を判定することができる。
【0035】例えば、色検出センサ1では次のようにし
てインクリボン5の色を判定する。
【0036】CPU9は、先ず色基準データを取得する
ために、例えば、出力電圧が安定している領域を探し出
し、青LED4の出力電圧がもっとも大きい領域をオー
バープリント層と判定する。そして、当該オーバープリ
ント層での赤LED2、緑LED3、青LED4の発光
に対する各出力電圧のA/Dデータを各々所定の色基準
レジスタ8に格納する。以下、本実施形態では、赤LE
D2に対応する色基準レジスタ8の格納域をR−re
f、緑LED3に対応する色基準レジスタ8の格納域を
G−ref、青LED4に対応する色基準レジスタ8の
格納域をB−refと略記する。
【0037】そして、図7に示すフローチャートに従
い、インクリボン5の色判定を行う。
【0038】即ち、赤LED2、緑LED3、青LED
4のそれぞれの発光に対してCPU9に測定されるA/
Dデータ(以下、それぞれRデータ,Gデータ,Bデー
タと略記する)が、それぞれ、R−ref、G−re
f、B−refの値の50%以上ならば(ステップ1;
Yes)、オーバープリント層と判定する(ステップ
2)。
【0039】これに該当しない場合で(ステップ1;N
o)、RデータがR−refの値の50%以上かつGデ
ータがG−refの値の50%以上ならば(ステップ
3;Yes)、イエロー(ステップ4)と判定する。
【0040】これにも該当しない場合で(ステップ3;
No)、RデータがR−refの値の50%以上かつG
データがG−refの値の50%以下ならば(ステップ
5;Yes)、マゼンダと判定する(ステップ6)。
【0041】これにも該当しない場合で(ステップ5;
No)、BデータがB−refの値の25%以上ならば
(ステップ7;Yes)、シアンと判定する(ステップ
8)。いずれにも該当しなければ黒と判定する(ステッ
プ9)。
【0042】図6は、色検出センサ1の動作の一例を示
すタイミングチャートである。なお、インクリボン5が
動いている場合での色判定は、特に各色の境界領域にお
いて注意が必要となる。これに対処するため、本実施形
態での色検出センサ1では、例えば、同色のLEDの発
光時間内において、図6中矢印P点に示すように出力電
圧を2度読み取るようにしている。そして、例えば、2
度読み取った出力電圧の信号レベルの差が10%以内な
らば正常と判断し、その平均値を採用するようにしてい
る。なお、出力電圧を2度読みするものに限らず、所定
時間間隔で出力電圧を連続して読み取っていき、隣り合
う信号レベルの差が10%以内であった場合にその平均
値を採用するものとしても良い。また、本実施形態での
色検出センサ1では、より正確な色検出を行うべく、C
PU9の出力ポートSEL1、SEL2を切り替えから
出力電圧が安定するまで、例えば100μsec程度待
ってからA/Dコンバータ14の実行を開始するように
している。
【0043】図8は、色検出センサ1を、プラスチック
カード15に画像を印刷する印刷装置に適用した例を示
す。色検出センサ1は、例えば、インクリボン5の巻き
出しリール16側からサーマルヘッド17に向かってイ
ンクリボン5が通る道筋の途中でサーマルヘッド17に
近い位置に設置するようにする。
【0044】色検出センサ1では、例えば、インクリボ
ン5の交換直後のインクリボン5の頭出しを実行する際
において、インクリボン5が所定の長さを巻き上げられ
るときに、赤LED2、緑LED3、青LED4を順次
発光して、各々の発光に対するフォトトランジスタ6の
出力電圧をモニタして、上述したインクリボンの色の検
出と色の判定を行うようにする。
【0045】そして、インクリボン5の巻き上げに伴っ
て判定される色の順番が、イエロー、マゼンダ、シア
ン、黒、オーバープリント層の順序に矛盾がなければ正
常と判断する。矛盾がある場合、使用済みインクリボン
5が装着されたなど、異常と判断する。
【0046】また、色検出センサ1を利用することによ
り、印刷装置では、例えば、インクリボン5の色の変化
点を検出し、これを基にインクリボン5の送り量を調整
して、サーマルヘッド17に適切な色のインクリボン5
を配置することができる。印刷装置では、例えば、次の
ようにしてカード15への印画を行う。
【0047】サーマルヘッド17をプラテンローラ18
から上昇させた状態において、インクリボン5を巻き取
りリール19により巻き取る。これに合わせ色検出セン
サ1が、オーバープリント層からイエローへの変化点を
検出する。印刷装置では、この検出時刻から所定時間後
にインクリボン5の巻き取りを停止するようにして、イ
エローの先頭がサーマルヘッド17上を通過した位置に
くるように調整する。
【0048】次いで、搬送ローラ20によりカード15
を図中左方向に搬送する。カード検出センサ21がサー
マルヘッド17の真下にカード15の先頭が達したのを
検出して、カード15の搬送を停止する。サーマルヘッ
ド17を下降させ、プラテンローラ18とサーマルヘッ
ド17でカード15を挟む。この後、搬送ローラ20の
ピンチローラ22を解除する。
【0049】インクリボン5に巻き取りトルクを与えな
がら、プラテンローラ18を回転させ、カード15とイ
ンクリボン5を同期させて図中左方向に移動させて、サ
ーマルヘッド17に印字データを流すことにより、カー
ド15にイエローの画像を印刷する。また、この印刷中
にインクリボン5が色検出センサ1を通過するので、色
検出センサ1ではイエローとマゼンダの変化点を検出す
る。例えば、この検出時刻或いはインクリボン5の位置
を認識してメモリに記憶しておくことで、その後、プラ
テンローラ18を停止し、サーマルヘッド17を上昇さ
せ、所定量のインクリボン5を巻き取ることにより、マ
ゼンダの先頭がサーマルヘッド17を通過した位置で停
止するように調整することができる。
【0050】そして、カード15を図中右方向に搬送し
て再び印字開始位置に戻し、マゼンダの画像を印刷す
る。この動作を繰り返し、オーバープリント層まで印刷
終了した後、カードを排出して一連の動作が終了する。
図9は、印画が終了したカードの状態を示す。
【0051】以上のように、色検出センサ1及びその色
検出方法によれば、オーバープリント層を含むインクリ
ボン5においても、インクリボン5に特別なマークを付
すること無く、適切に色検出を行うことができる。ま
た、イエロー、マゼンダ、シアン、黒、オーバープリン
ト層のすべての色を判定することができるので、特定の
色のみを検出してそこからの送り量を基準にインクリボ
ン5の位置を特定する印刷装置に比べて、安価かつコン
パクトに印刷装置を構成することができる。
【0052】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能
である。
【0053】例えば、フォトトランジスタ6を1つ設け
るものに限らず、赤LED2、緑LED3、青LED4
とに、それぞれ対応する個別のフォトトランジスタ6を
設けるように構成しても良い。
【0054】また、図10に示すように、デコーダ11
の代わりにCPU9の3つの出力ポートに直接赤LED
2、緑LED3、青LED4を接続し、CPU9により
直接駆動するものとしても良い。この場合の真理値表を
図11に示す。なお、CPU9の電流駆動能力が不足す
る場合には、バッファ23を、赤LED2、緑LED
3、青LED4にそれぞれ追加するようにしても良い。
【0055】また、LEDアレー10とフォトトランジ
スタ6を対向配置せずに同一側に配置して、インクリボ
ン5を挟んでLEDアレー10及びフォトトランジスタ
6と対向する位置に反射板を配置して、反射板に反射さ
れたLEDアレー10の光をフォトトランジスタ6で検
出するようにしても良い。
【0056】次に、図12から図15に示す本発明のイ
ンクリボンの色検出センサの第二の実施形態について説
明する。
【0057】この色検出センサ24は、インクリボン5
の色を検出する色検出部25を少なくとも二個備えて、
少なくとも二個の色検出部25,…,25により、イン
クリボン5を媒体に転写するヘッド部26からインクリ
ボン5の一色分手前側におけるインクリボン5の色の境
界を構成する少なくとも二つの色を検出するようにして
いる。
【0058】インクリボン5の色を検出する当該色検出
部25を備えた色検出センサ24として、例えば、上記
実施形態の色検出センサを利用することが好ましい。こ
の場合、インクリボン5の色を検出する手段となる色検
出部25は、例えば、インクリボン5の色を判定するた
めの信号を出力する受光素子である。この場合、例え
ば、少なくとも二個の受光素子25a,25bを、イン
クリボン5を媒体に転写するヘッド部26からインクリ
ボン5の一色分手前側に設けるようにする。
【0059】図12は、色検出センサ24を、媒体(例
えばプラスチックカード27)に画像を印刷する印刷装
置に適用した例を示す。ここで、符号28は送り出しリ
ールを、符号29は巻き上げリールを、符号30はプラ
テンローラを、符号31はカード搬送ローラをそれぞれ
示す。
【0060】例えば、本実施形態の色検出センサ24
は、先の実施形態で説明した色検出センサにおいて、第
一のフォトトランジスタ25aと第二のフォトトランジ
スタ25bとの2つのフォトトランジスタを備えるもの
としている(図13参照)。そして、フォトトランジス
タ25aとフォトトランジスタ25bとは、インクリボ
ン5を媒体に転写するヘッド部(以下、本実施形態で
は、サーマルヘッド26と呼ぶ。)の転写位置近傍の適
切な位置にインクリボン5の所期の色の先頭があったと
した場合に、インクリボン5の一色分手前側、即ちサー
マルヘッド26から送り出しリール28側にて第一のフ
ォトトランジスタ25aと第二のフォトトランジスタ2
5bとの間にインクリボン5の色の境界がくるような位
置に、インクリボン5の搬送方向の上流側、下流側とな
るように設けられている。例えば、サーマルヘッド26
の転写位置近傍の適切な位置にインクリボン5のイエロ
ー部(図12中の符号5(Y)で示す)の先頭がある場
合、フォトトランジスタ25aとフォトトランジスタ2
5bとの間には、インクリボン5のイエロー部5(Y)
とマゼンダ部(図12中の符号5(M)で示す)の境界
(図12中の矢印Aで示す)があるようにする。また、
インクリボン5を挟んでフォトトランジスタ25aとフ
ォトトランジスタ25bと対向する位置には、LEDア
レー10が設けられる。なお、フォトトランジスタ25
及びLEDアレー10によりインクリボン5の色を判定
するための処理は先の実施形態と同様である。ただし、
本実施形態の色検出センサ24では二つのフォトトラン
ジスタ25a,25bを備えているので、二つのフォト
トランジスタ25a,25bから各々色判定が得られる
こととなる。
【0061】例えば、一実施例として、カード27の長
さが約85.5mm、インクリボン5の各色の長さが9
8±1mmであるとした場合に、サーマルヘッド26か
ら第二のフォトトランジスタ25bまでのインクリボン
5に沿った距離を88mm、第二のフォトトランジスタ
25bから第一のフォトトランジスタ25aまでのイン
クリボン5に沿った距離を8mmとして、第一のフォト
トランジスタ25a及び第二のフォトトランジスタ25
bを配置するようにする。サーマルヘッド26から第一
のフォトトランジスタ25aまでのインクリボン5に沿
った距離は96mmであり、インクリボン5の各色の長
さの最小公差より短い。
【0062】この場合、印刷装置の電源がオンの状態
で、例えば図12に示すように、第一のフォトトランジ
スタ25aがマゼンダを、第二のフォトトランジスタ2
5bがイエローを検出していれば、イエローとマゼンダ
の境界がフォトトランジスタ25aとフォトトランジス
タ25bとの間にあって、カード27の印刷に必要なイ
エローリボンの長さは確実に確保されることになる。即
ち、サーマルヘッド26とフォトトランジスタ25aと
フォトトランジスタ25bとの位置関係から、二個のフ
ォトトランジスタ25a,25bが異なる色を検出して
いるときは、サーマルヘッド26に近い第二のフォトト
ランジスタ25bが検出したリボンカラーが確実にサー
マルヘッド26の下にあり、しかも印刷に必要な長さが
確保できていることとなる。
【0063】ここで、例えば、先に説明した第一の実施
形態では、図8に示したように、色検出センサ1を、サ
ーマルヘッド17に近い位置に設置するようにした。こ
の例では、色検出センサ1が、オーバープリント層から
イエローへの変化点を検出すると、印刷装置では、この
検出時刻から所定時間後にインクリボン5の巻き取りを
停止するようにして、イエローの先頭がサーマルヘッド
17上を通過した位置にくるように調整した。この場
合、サーマルヘッド17の下に確実にイエローの先頭が
くるように、例えばエンコーダ等を用いてインクリボン
5を所定量送るようにコントロールするといったことが
行われる。
【0064】これに対し本実施形態では、サーマルヘッ
ド26からインクリボン5の一色分手前にて、色検出セ
ンサ24によりインクリボン5の色の境界を検出するこ
とによって、同時にサーマルヘッド26へのインクリボ
ン5の頭出し操作が行なえることになる。このため、別
途新たにインクリボン5の頭出し操作を行なう必要は無
い。例えばインクリボン5の送り量を正確に計測するた
めのエンコーダ等は不用となる。このことは印刷装置の
小型化・低コスト化に資することになる。
【0065】また、例えばイエロー次いでマゼンダの順
に印刷をし、次いで最後のオーバープリント層を印刷し
た後に、フォトトランジスタ25aとフォトトランジス
タ25bがともにイエローを検出している状態か、或い
はフォトトランジスタ25aがマゼンダをフォトトラン
ジスタ25bがイエローを検出した状態で、インクリボ
ン5の巻き上げを停止するようにする。この場合、例え
ば、次回の印刷までの間に印刷装置の電源をオフにして
も、サーマルヘッド26の下のインクリボン5を色検出
センサ24まで戻して色を確認するといった必要は無
く、余分なインクリボン5の巻き戻し動作を行う必要は
ない。インクリボン5の巻き戻し動作を行わずに、イン
クリボン5を静止したままで、サーマルヘッド26とイ
ンクリボン5とが印刷可能な相対位置にあるか否かを把
握することができるからである。したがって、インクリ
ボン5の巻き戻し動作を行うべく大きなバックテンショ
ンを作用させるための大型モータは不用となり、このこ
とは印刷装置の小型化・低コスト化に資することにな
る。またこの場合、バックテンションはインクリボン5
の弛み防止程度に作用させてあれば良く、リボン切れを
引き起こす虞も無い。
【0066】さらに、例えば図14に示すように、イン
クリボン5の終端(エンド)を示す遮光ラベル32を、
インクリボン5に施しておく。例えばオーバープリント
層の次の色(本実施形態ではイエロー)を隠蔽するよう
な遮光ラベル32を施しておく。この場合、色検出セン
サ24は、通常時であればオーバープリント層の次にイ
エローを検出するところ、遮光ラベル32により、フォ
トトランジスタ25の出力レベルは黒の場合と同様とな
るから、オーバープリント層の次に黒を検出することに
なる。従って、色検出センサ24が、オーバープリント
層の次に黒を検出した場合に、インクリボン5の終端と
なると例えば印刷装置の制御部に認識させておけば、色
検出センサ24をインクリボン5のエンド検知センサと
して機能させることができる。この場合、エンド検知用
センサを別途あらためて実装する必要がなくなり、印刷
装置の小型化・低コスト化に資することになる。
【0067】また、色検出センサ24をサーマルヘッド
26の直近に配置しない構成となるので、実装方法の自
由度も高い。
【0068】以上のように、本発明の第二の実施形態に
係る発明は、インクリボン5の送り量を正確に測定する
ための機構を従来の複雑なものから簡易なものとして、
安価かつコンパクトな構成のインクリボン5の色検出セ
ンサ及び色検出方法を提供するという本発明の所期の目
的を達成するものである。
【0069】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能
である。
【0070】例えば、図15に示すように、受光素子
(例えばフォトトランジスタ25)と発光素子(例えば
LEDアレー10)とをそれぞれ一組ずつ実装して当該
組みを2つ以上用いて色検出センサ24’を構成して
も、上記の色検出センサ24と同様な機能が確保でき
る。
【0071】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載のインクリボンの色検出センサでは、赤色光を出
射する第1の発光素子と、緑色光を出射する第2の発光
素子と、青色光を出射する第3の発光素子と、第1、第
2、第3の発光素子から出射される光をインクリボンを
介して受光する受光素子と、受光素子の出力信号に基づ
き少なくとも無色透明な部分を形成してなるインクリボ
ンの色及び無色透明な部分を検出する検出手段とを有
し、検出手段は、無色透明な部分を介して第1、第2、
第3の発光素子をそれぞれ出射した際の受光素子の出力
信号をそれぞれ色基準データとして記憶する記憶部と、
インクリボンに形成された色を介して第1、第2、第3
の発光素子をそれぞれ出射した際の受光素子の出力信号
を色基準データと比較しインクリボンの色を判定する色
判定部とを有するようにしているので、赤色光、緑色
光、青色光に対する出力信号の特性から、対応するイン
クリボンの色を判定することができる。これにより、無
色部分を含むインクリボンにおいても、特別なマークを
付すること無く、適切に色検出を行うことができる。
【0072】さらに、請求項2に記載のインクリボンの
色検出センサでは、インクリボンは、イエロー、マゼン
ダ、シアン、黒、無色部分の5種類からなるものとして
いるので、インクリボンに特別なマークを付けないで、
無色部分とイエローの識別をすることができ、良好に印
画を行うことができるインクリボンを構成することがで
きる。また、イエロー、マゼンダ、シアン、黒、オーバ
ープリント層のすべての色を判定することができるの
で、特定の色のみを検出してそこからの送り量を基準に
インクリボンの位置を特定する印刷装置に比べて、安価
かつコンパクトに印刷装置を構成することができる。
【0073】また、請求項3に記載のインクリボンの色
検出方法では、赤色光を出射する第1の発光素子と、緑
色光を出射する第2の発光素子と、青色光を出射する第
3の発光素子と、第1、第2、第3の発光素子から出射
される光をインクリボンを介して受光する受光素子と、
該受光素子の出力信号に基づき少なくとも無色透明な部
分を形成してなるインクリボンの色及び無色透明な部分
を検出する検出手段とを有し、検出手段は、無色透明な
部分を介して第1、第2、第3の発光素子をそれぞれ出
射した際の受光素子の出力信号をそれぞれ色基準データ
として記憶して、インクリボンに形成された色を介して
第1、第2、第3の発光素子をそれぞれ出射した際の受
光素子の出力信号を色基準データと比較しインクリボン
の色を判定するようにしているので、無色部分を含むイ
ンクリボンにおいても、特別なマークを付すること無
く、適切に色検出を行うことができ、安価かつコンパク
トに印刷装置を構成することができる。
【0074】さらに、請求項4に記載のインクリボンの
色検出センサ及び請求項7に記載のインクリボンの色検
出方法によれば、ヘッド部からインクリボンの一色分手
前側でインクリボンの色の境界の検出を行って、インク
リボンの色の開始位置をヘッド部に位置合わせすること
ができるので、例えばインクリボンの送り量を正確に計
測するためのエンコーダ等は不用となる。また、色検出
センサをインクリボンのエンド検知センサとしても機能
させることができ、別途エンド検知用センサを実装する
必要がなくなる。これにより、例えば印刷装置の小型化
・低コスト化が図れる。
【0075】さらに、請求項5に記載のインクリボンの
色検出センサ及び請求項8に記載のインクリボンの色検
出方法によれば、少なくとも二個の受光素子を用いるこ
とで、インクリボンが静止している場合であっても、ヘ
ッド部からインクリボンの一色分手前側にてインクリボ
ンの色の境界を検出して、ヘッド部とインクリボンとが
印刷可能な相対位置にあるか否かを把握することができ
るので、インクリボンの巻き戻し動作を行うべく大きな
バックテンションを作用させるための大型モータは不用
となり、このことは印刷装置の小型化・低コスト化に資
することになる。またこの場合、バックテンションはイ
ンクリボンの弛み防止程度に作用させてあれば良く、リ
ボン切れを引き起こす虞も無くなる。
【0076】また、請求項6に記載のインクリボンの色
検出センサ及び請求項9に記載のインクリボンの色検出
方法によれば、インクリボンを媒体に転写するヘッド部
からインクリボンの一色分手前側にて、インクリボンの
色の境界を構成する少なくとも二つの色を検出して、イ
ンクリボンの色の開始位置をヘッド部に位置合わせする
ようにしているので、インクリボンの送り量を正確に計
測するためのエンコーダ等は不用となる。さらに、ヘッ
ド部からインクリボンの一色分手前で色境界を検出する
のでインクリボンのエンド検知をも兼ねることができ、
別途エンド検知用センサを実装する必要がなくなる。こ
れにより、例えば印刷装置の小型化・低コスト化が図れ
る。さらに、インクリボンが静止している場合であって
も、ヘッド部からインクリボンの一色分手前側にてイン
クリボンの色の境界を検出して、ヘッド部とインクリボ
ンとが印刷可能な相対位置にあるか否かを把握すること
ができるので、インクリボンの巻き戻し動作を行うべく
大きなバックテンションを作用させるための大型モータ
は不用となり、このことは印刷装置の小型化・低コスト
化に資することになる。またこの場合、バックテンショ
ンはインクリボンの弛み防止程度に作用させてあれば良
く、リボン切れを引き起こす虞も無くなる。
【0077】さらに、使用するインクリボンはイエロ
ー、マゼンダ、シアン、黒、無色部分の5種類からなる
ものに限定されず、請求項10に記載のインクリボンの
色検出センサのように、インクリボンはイエロー、マゼ
ンダ、シアン、無色部分の4種類からなるものであって
も良い。この場合も、インクリボンに特別なマークを付
けないで、無色部分とイエローの識別をすることがで
き、良好に印画を行うことができるインクリボンを構成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクリボンの色検出センサの実施形
態の一例を示す概略ブロック図である。
【図2】色検出センサにおいて、デコーダを用いた場合
のCPU出力と発光素子出力との真理値表である。
【図3】オーバープリント層での出力電圧を1とした場
合の、各色のインク塗布面での出力電圧比の一例を示す
グラフである。
【図4】インクリボンの各色のインク塗布面での出力の
様子を示すグラフである。
【図5】色検出センサの構成の一例を示す概略構成図で
ある。
【図6】色検出センサの動作の一例を示すタイミングチ
ャートである。
【図7】インクリボンの色判定を行う手順の一例を示す
フローチャートである。
【図8】色検出センサを、プラスチックカードに画像を
印刷する印刷装置に適用した例を示す概略構成図であ
る。
【図9】印刷装置において、印画が終了したカードの状
態を示す概略斜視図である。
【図10】本発明のインクリボンの色検出センサの実施
形態の他の例を示す概略ブロック図である。
【図11】他の色検出センサの例におけるCPU出力と
発光素子出力との真理値表である。
【図12】本発明の色検出センサの第二の実施形態を示
し、プラスチックカードに画像を印刷する印刷装置に適
用した例を示す概略構成図である。
【図13】第二の実施形態における色検出センサの構成
の一例を示す概略構成図である。
【図14】インクリボンにエンドを示す遮光ラベルを付
した例を示す概略平面図である。
【図15】本発明の色検出センサの第二の実施形態を他
の例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1,24 インクリボンの色検出センサ 2 赤LED(第1の発光素子) 3 緑LED(第2の発光素子) 4 青LED(第3の発光素子) 5 インクリボン 6 フォトトランジスタ(受光素子) 7 検出手段 8 色基準レジスタ(記憶部) 9 CPU(色判定部) 25 色検出部,フォトトランジスタ(受光素子) 26 サーマルヘッド(ヘッド部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01J 3/50 G01J 3/50

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤色光を出射する第1の発光素子と、緑
    色光を出射する第2の発光素子と、青色光を出射する第
    3の発光素子と、前記第1、第2、第3の発光素子から
    出射される光をインクリボンを介して受光する受光素子
    と、該受光素子の出力信号に基づき少なくとも無色透明
    な部分を形成してなる前記インクリボンの色及び前記無
    色透明な部分を検出する検出手段とを有し、前記検出手
    段は、前記無色透明な部分を介して前記第1、第2、第
    3の発光素子をそれぞれ出射した際の前記受光素子の出
    力信号をそれぞれ色基準データとして記憶する記憶部
    と、前記インクリボンに形成された色を介して前記第
    1、第2、第3の発光素子をそれぞれ出射した際の前記
    受光素子の出力信号を前記色基準データと比較し前記イ
    ンクリボンの色を判定する色判定部とを有することを特
    徴とするインクリボンの色検出センサ。
  2. 【請求項2】 前記インクリボンは、イエロー、マゼン
    ダ、シアン、黒、無色部分の5種類からなることを特徴
    とする請求項1記載のインクリボンの色検出センサ。
  3. 【請求項3】 赤色光を出射する第1の発光素子と、緑
    色光を出射する第2の発光素子と、青色光を出射する第
    3の発光素子と、前記第1、第2、第3の発光素子から
    出射される光をインクリボンを介して受光する受光素子
    と、該受光素子の出力信号に基づき少なくとも無色透明
    な部分を形成してなる前記インクリボンの色及び前記無
    色透明な部分を検出する検出手段とを有し、前記検出手
    段は、前記無色透明な部分を介して前記第1、第2、第
    3の発光素子をそれぞれ出射した際の前記受光素子の出
    力信号をそれぞれ色基準データとして記憶して、前記イ
    ンクリボンに形成された色を介して前記第1、第2、第
    3の発光素子をそれぞれ出射した際の前記受光素子の出
    力信号を前記色基準データと比較し前記インクリボンの
    色を判定することを特徴とするインクリボンの色検出方
    法。
  4. 【請求項4】 前記受光素子は、前記インクリボンを媒
    体に転写するヘッド部から前記インクリボンの一色分手
    前側に設けられることを特徴とする請求項1または2に
    記載のインクリボンの色検出センサ。
  5. 【請求項5】 前記受光素子は少なくとも二個用いら
    れ、前記少なくとも二個の受光素子により、前記ヘッド
    部から前記インクリボンの一色分手前側における前記イ
    ンクリボンの色の境界を構成する少なくとも二つの色を
    検出するようにしたことを特徴とする請求項4記載のイ
    ンクリボンの色検出センサ。
  6. 【請求項6】 インクリボンの色を検出する色検出部を
    少なくとも二個備えて、前記少なくとも二個の色検出部
    により、前記インクリボンを媒体に転写するヘッド部か
    ら前記インクリボンの一色分手前側における前記インク
    リボンの色の境界を構成する少なくとも二つの色を検出
    するようにしたことを特徴とするインクリボンの色検出
    センサ。
  7. 【請求項7】 前記インクリボンを媒体に転写するヘッ
    ド部から前記インクリボンの一色分手前側に前記受光素
    子を設けて、前記ヘッド部から前記インクリボンの一色
    分手前側にてインクリボンの色の境界を検出することを
    特徴とする請求項3記載のインクリボンの色検出方法。
  8. 【請求項8】 前記受光素子を少なくとも二個用いて、
    前記少なくとも二個の受光素子により、前記ヘッド部か
    ら前記インクリボンの一色分手前側にてインクリボンの
    色の境界を構成する少なくとも二つの色を検出すること
    を特徴とする請求項7記載のインクリボンの色検出方
    法。
  9. 【請求項9】 インクリボンを媒体に転写するヘッド部
    から前記インクリボンの一色分手前側にて、前記インク
    リボンの色の境界を構成する少なくとも二つの色を検出
    して、前記インクリボンの色の開始位置を前記ヘッド部
    に位置合わせすることを特徴とするインクリボンの色検
    出方法。
  10. 【請求項10】 前記インクリボンは、イエロー、マゼ
    ンダ、シアン、無色部分の4種類からなることを特徴と
    する請求項1または4から6のいずれかに記載のインク
    リボンの色検出センサ。
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