JP2002002035A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2002002035A
JP2002002035A JP2000185162A JP2000185162A JP2002002035A JP 2002002035 A JP2002002035 A JP 2002002035A JP 2000185162 A JP2000185162 A JP 2000185162A JP 2000185162 A JP2000185162 A JP 2000185162A JP 2002002035 A JP2002002035 A JP 2002002035A
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moving frame
platen roller
winding shaft
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JP2000185162A
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Keiji Murakoshi
啓二 村越
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無人で作動しても確実に紙送りの異常を検出し
うるプリンタを提供すること。 【解決手段】本発明に係るプリンタ1は、ロール紙収容
部(4)と、サーマルヘッド13と、巻取軸7とを有す
る本体フレーム(2)と、プラテンローラ16を有し、
かつ、本体フレーム(2)に開閉可能に設けられた移動
フレーム3とを備え、本体フレーム(2)の所定の部位
に作動センサ17が設けられる一方で、移動フレーム3
にエンコーダ19を取り付けた従動ローラ18が回転可
能に設けられている。移動フレーム3が閉じられた場合
において、エンコーダ19は、作動センサ17の検出可
能な位置に配置される一方で、従動ローラは、プラテン
ローラ16と巻取軸7側の間に形成される紙経路をさら
に屈曲させる部位に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール紙から引き
出された記録紙を印字した後に巻き取るように構成され
たプリンタに関し、特に、例えば自動預け払い機におい
て無人で用いられるプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般の銀行には、現金の自動預け払い機
が設置されており、この自動預け払い機には、銀行側の
記録保存のため、支払いの度ごとに支払金額等を自動的
に印字するプリンタが設けられている。
【0003】このプリンタとしては、ロール紙を支持し
た状態で、このロール紙から引き出された記録紙を、印
字ヘッド及びプラテンローラの間に経由させてから巻取
軸によって巻き取るように構成されたものが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のプリンタは、自動預け払い機において無人で用い
られていることから、正常に紙送りしているか否かにつ
いての情報を得る必要がある。そのため、例えば、巻取
軸に駆動を与える駆動モータからの信号に基づいて、巻
取軸の回転に応じたいわゆる見込みの紙送りについての
情報を検出することも可能である。
【0005】しかしながら、このような場合において
は、仮に巻取軸が紙送りを伴わずに空回りしても紙送り
していると誤検出するため、印字ヘッド及びプラテンロ
ーラの間で実際に紙送りされている記録紙を直接検出す
ることが望まれていた。
【0006】本発明は、このような従来の技術の課題を
解決するためになされたもので、その目的とするところ
は、無人で作動しても確実に紙送りの異常を検出しうる
プリンタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明は、ロール紙を収容可能なロール紙収
容部と、ロール紙から引き出された記録紙に印字可能な
印字ヘッドと、ロール紙から引き出された記録紙を巻き
取り可能に構成された巻取軸とを有するプリンタ本体
と、回転可能なプラテンローラを有し、プリンタ本体に
開閉移動可能に支持された移動フレームとを備え、移動
フレームが閉じられることによって、プラテンローラが
ロール紙収容部側と巻取軸側の間の記録紙を屈曲させた
状態で印字ヘッドと対向配置するように構成されたプリ
ンタにおいて、プリンタ本体の所定の部位に検出器が設
けられる一方で、移動フレームに回転支軸によって支持
される従動ローラが設けられるとともに、その回転支軸
に被検出部材が取り付けられ、かつ、移動フレームが閉
じられた場合において、被検出部材が検出器の検出可能
な位置に配置されるとともに、従動ローラがプラテンロ
ーラと巻取軸側の間に形成される紙経路をさらに屈曲さ
せる部位に配置されるように構成されていることを特徴
とするプリンタである。
【0008】本発明によれば、移動フレームが閉じられ
た場合、ロール紙収容部側と巻取軸側との間の記録紙
を、プラテンローラによって屈曲させた状態から、従動
ローラによってさらに屈曲させるようにしたことから、
その記録紙が、所定の張力を保った状態のまま従動ロー
ラに巻き付けられるため、その記録紙によって押圧され
る従動ローラを、記録紙の紙送りとともに回転させるこ
とができ、さらに、従動ローラの被検出部材を検出器に
よって検出するようにしたことから、実際に送られてい
る記録紙の状態を確実に検出することができる。
【0009】その結果、無人で作動する場合にあって
も、紙送りに異常があった際には、巻取軸の回転を停止
させてその後の適切なエラー処理を行わせることが可能
になるため、信頼性の高いプリンタを得ることができ
る。
【0010】また、本発明は、プリンタ本体に巻取軸と
プラテンローラのそれぞれに所定の動力を伝達する動力
伝達部材が設けられ、各動力伝達部材は、巻取軸の回転
によって巻き取られる紙送り量が、プラテンローラの回
転によって送られる紙送り量より大きくなるように構成
されていることも効果的である。
【0011】本発明によれば、巻取軸によって巻き取ら
れる量がプラテンローラによって送られる量よりも大き
くしたことから、プラテンローラで記録紙に負荷を与え
ながらその記録紙を巻取軸で巻き取るため、巻取軸とプ
ラテンローラとの間の記録紙に所定の張力を生じさせる
ことができ、その結果、従動ローラの記録紙と接触した
部分に所定の押圧力を生じさせて記録紙の紙送りに従動
ローラの回転を常に伴わせることができる。
【0012】さらに、本発明は、移動フレームのプラテ
ンローラと従動ローラとの間の部分には、記録紙を所定
の紙経路に導くことが可能な紙ガイド部材が設けられて
いることも効果的である。
【0013】本発明によれば、移動フレームの、従動ロ
ーラとプラテンローラとの間の隙間を埋めるように紙ガ
イド部材を設けたことから、移動フレームを閉じるだけ
で記録紙を所期の紙経路に配置することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリンタの好
ましい実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、本実施の形態のプリンタの概略構
成を示す斜視図である。図2は、同プリンタについて移
動フレームが開いた状態の構成を前方側から示す斜視図
である。図3は、同プリンタについて移動フレームが開
いた状態の構成を後方側から示す斜視図である。
【0016】図4は、同プリンタの概略構成を示す側面
図である。図5は、同プリンタについて移動フレームが
開いた状態での要部の概略構成を示す側面図であり、図
6は、同プリンタについて移動フレームが閉じた状態で
の要部の概略構成を示す側面図である。
【0017】図1又は図2に示すように、本実施の形態
のプリンタ1は、金属からなる本体フレーム(プリンタ
本体)2を有している。この本体フレーム2は、略長方
形状の底板2aと、この底板2aに対して垂直であって
互いに平行に設けられた一対の側板2b、2cとからな
り、略箱状に形成されている。これらの側板2b、2c
は、本実施の形態に用いられるロール紙Rの幅より若干
大きい間隔をもって配置されている。
【0018】図2又は図4に示すように、本体フレーム
2には、移動フレーム3が設けられている。この移動フ
レーム3は、一対の略L字状のアーム部3a、3aを有
し、これらが互い平行に配置されることによって略枠状
に形成されている。また、これらのアーム部3a、3a
は、その間隔が本体フレーム2の側板2b、2cの間隔
より若干小さく設定され、これにより、本体フレーム2
の側板2b、2cの内側に配置されるようになってい
る。
【0019】そして、移動フレーム3は、各アーム部3
a、3aの一方の端部分が本体フレーム2の中腹部分で
軸支されることによって、各アーム部3a、3aの他方
の端部3bが所定の範囲で移動するように構成されてい
る。
【0020】図3又は図4に示すように、本体フレーム
2の後方側(図4の右側)の部位には、ロール紙Rを収
容可能な大きさのロール紙収容部4が形成されている。
本体フレーム2の両側板2b、2cの内側には、それぞ
れ、ロール紙Rの中空芯部分と嵌合可能な供給軸5(5
a、5b)が同一軸上に設けられている。なお、これら
の供給軸5a、5bのうち、一方の供給軸5aの周辺部
位には、ロール紙Rの紙残量を検出するための紙残量検
出器6が設けられている。また、他方の供給軸5bは、
図示しないばねにより一方の供給軸5a側に付勢される
ように構成されている。
【0021】図1又は図3に示すように、本体フレーム
2の中腹部分であって両側板2b、2cの上方側の部位
には、それぞれ、巻取軸7を受けることが可能な軸受部
8、8が形成されている。ここで、本実施の形態に用い
られる巻取軸7は、記録紙を挟むことが可能な軸部分7
aを有し、この軸部分7aの両端部分に、それぞれ、本
体フレーム2の側板2b、2cの間隔より若干小さい間
隔をおいて円形フランジ部7b、7cを形成したもので
ある。また、これらのフランジ部7b、7cのうちの一
方(7b)の外側にあって軸部分7aと同一軸上になる
部分には、巻取歯車(動力伝達部材)7dが設けられて
いる。
【0022】一方、本体フレーム2の一方の側板2bの
軸受部8の周辺部分には、巻取歯車7dと噛み合うこと
が可能なプーリ9が設けられている。このプーリ9は、
図4又は図6に示すように、本体フレーム2の前方側
(図4の左側)の部位に設けられた駆動モータ10の動
力が、タイミングベルト11や他のプーリ12等を介し
て伝達されるように構成されている。
【0023】図4又は図5に示すように、本体フレーム
2の前方側の所定の部位には、サーマルヘッド(印字ヘ
ッド)13が設けられている。このサーマルヘッド13
は、長尺状のラインタイプであって、発熱体としての抵
抗列部(図示しない)が本体フレーム2の幅方向とほぼ
一致するように配置されている。
【0024】サーマルヘッド13と近接した後方側の部
位には、紙ガイド下部材14が設けられている。この紙
ガイド下部材14の上面には、ロール紙収容部4内のロ
ール紙Rから引き出された記録紙をサーマルヘッド13
に導くガイド面14aが形成されている。
【0025】一方、移動フレーム2の端部3bには、紙
ガイド上部材15が設けられている。この紙ガイド上部
材15は、移動フレーム3が閉じられた場合において紙
ガイド下部材14のガイド面14aと所定の間隔だけ離
れるような形状に形成されている。
【0026】また、図3又は図5に示すように、移動フ
レーム3の端部3bの角部分には、プラテンローラ16
が設けられている。このプラテンローラ16は、所定の
長さのプラテン軸16aを有し、このプラテン軸16a
上に、サーマルヘッド13と接触する部分してのゴムロ
ーラがはめられて構成されている。
【0027】そして、プラテンローラ16は、プラテン
軸16aの一方側の端部分が移動フレーム3からはみ出
した状態で各アーム部3a、3aに回動自在に支持され
ている。
【0028】このプラテン軸16aの移動フレーム3か
らはみ出した部分には、図2又は図6に示すように、プ
ラテン歯車(動力伝達部材)16bが固定されている。
このプラテン歯車16bは、移動フレーム3が閉じられ
た場合において、上述した駆動モータ10の動力を伝達
する歯車列(図示しない)のうちの所定の歯車と噛み合
うように構成されている。
【0029】ここで、プラテン歯車16bと巻取歯車7
dとのギヤ比は、プラテンローラ16の周方向の速度が
巻取軸7の周方向の速度より小さくなるように設定され
ている。
【0030】図3又は図4に示すように、本体フレーム
2の一方の側板2bの外側であって、サーマルヘッド1
3の側方部分より上方側の部位には、作動センサ(検出
器)17が設けられている。本実施の形態に用いられる
作動センサ17は、例えば、発光部17aと受光部17
bとを有するフォトインタラプタからなるもので、発光
部17aと受光部17bが本体フレーム2の幅方向に並
ぶように配置されている。
【0031】一方、図3に示すように、移動フレーム3
の端部3bの先端部分には、従動ローラ18が設けられ
ている。この従動ローラ18は、プラテン軸16aとほ
ぼ同一長さの従動軸18aを有し、この従動軸18a上
に、記録紙と接触する部分である複数のOリング18b
が所定の間隔ごとにはめられて構成されている。
【0032】そして、従動ローラ18は、従動軸18a
の一方側の端部分が移動フレーム3からはみ出した状態
で各アーム部3a、3aに回動自在に支持されている。
ここで、従動ローラ18の従動軸18aは、プラテンロ
ーラ16のプラテン軸16aに対して所定の間隔をおい
て平行に配置されている。さらに、この従動軸18aと
プラテン軸16aとの間隔は、サーマルヘッド13の抵
抗列部と作動センサ17の光軸との間隔とほぼ等しくな
るように設定されている。
【0033】図3又は図5に示すように、従動軸18a
の移動フレーム3からはみ出した部分には、円板状のエ
ンコーダ(被検出部材)19が固定されている。このエ
ンコーダ19には、所定の中心角ごとに扇形状のスリッ
ト19aが複数形成されている。そして、エンコーダ1
9は、移動フレーム3が閉じられた場合において、作動
センサ17の発光部17aと受光部17bとの光軸がエ
ンコーダ19のスリット19aを通過できるような位置
に配置されている。
【0034】図6に示すように、本実施の形態のプリン
タ1は、駆動モータ10の作動を制御するための制御部
20を有している。この制御部20は、上述した駆動モ
ータ10及び作動センサ17や、サーマルヘッド13等
と電気的に接続されており、作動センサ17から送られ
る信号が異常であると判断した場合(詳細後述)に駆動
モータ10の停止を含めた所定のエラー処理を行うよう
に構成されている。
【0035】図3に示すように、移動フレーム3の端部
3bの、従動ローラ18とプラテンローラ16の間の部
分には、長方形状の紙ガイド移動板(紙ガイド部材)2
1が設けられている。この紙ガイド移動板21には、ガ
イドリブ21aが、従動軸18a及びプラテン軸16a
と直交する方向に延びるように複数形成されている。こ
れらのガイドリブ21aのうち所定のものは、従動ロー
ラ18の所定のOリング18bと対応する位置に配置さ
れている。
【0036】一方、図5に示すように、サーマルヘッド
13のすぐ上方には、紙ガイド板22が設けられてい
る。この紙ガイド板22は、移動フレーム3が閉じられ
た状態において紙ガイド移動板21と対向する位置に配
置されている。
【0037】かかる構成を有する本実施の形態において
は、プリンタ1にロール紙を装填する場合、図2に示す
ように、まず、オペレータが、移動フレーム3を開いて
からロール紙Rをロール紙収容部4に差入れてロール紙
Rの中空芯部分に各供給軸5a、5bをはめ込み、次い
で、ロール紙Rから引き出した記録紙を、紙ガイド下部
材14及びサーマルヘッド13上に載置してから移動フ
レーム3を閉じる。
【0038】この場合、図6に示すように、移動フレー
ム3の移動に伴って、その端部3b、すなわち、従動ロ
ーラ18及びプラテンローラ19とそれらの間の紙ガイ
ド移動板21が、記録紙Sを本体フレーム2側のサーマ
ルヘッド13の周辺部分に誘導する。そして、移動フレ
ーム3が閉じられた場合、プラテンローラ16が記録紙
Sをサーマルヘッド13に当接させるとともに、移動フ
レーム3側の紙ガイド上部材15及び紙ガイド移動板2
1と、本体フレーム2側の紙ガイド上部材14及び紙ガ
イド板22が、所定の紙経路を形成してその紙経路内に
記録紙Sを配置させる。
【0039】これにより、記録紙Sが、供給軸5側から
サーマルヘッド13側の略水平方向に導かれるととも
に、プラテンローラ13で屈曲させられて従動ローラ1
8側の略鉛直上方向に導かれる。
【0040】その後、オペレータが、巻取軸7を本体フ
レーム2に装着し、記録紙Sの先端部分を巻取軸7aに
取り付ける。
【0041】これにより、記録紙Sが、従動ローラ18
に所定の中心角で巻き付けられて巻取軸7側にさらに屈
曲させられる。
【0042】そして、制御部20からの命令によって駆
動モータ10を作動させると、巻取軸7が、プラテンロ
ーラ16の送る記録紙の長さよりも大きく巻き取るた
め、巻取軸7とプラテンローラ16との間の記録紙Sに
所定の大きさの張力が生じることによって、従動ローラ
18が記録紙Sと接触した部分から一定の押圧力を受け
る。これにより、従動ローラ18が、エンコーダ19と
ともに、記録紙Sの紙送りに伴って回転する。
【0043】この場合、作動センサ17の光軸がエンコ
ーダ19の回転に伴って断続的に遮断されることによっ
て、周期的な波形信号が形成され、このような信号が作
動センサ17から制御部20に送られている間は、制御
部20が、紙送りが正常に行われていると判断してサー
マルヘッド13に所定の印字を行わせる。
【0044】一方、作動センサ17から上述のような周
期的な信号が送られない場合、すなわち、作動センサ1
7の光軸が、エンコーダ19のスリット19aを通過し
た状態が続いた場合、あるいは、エンコーダ19のスリ
ット19aの間の部分で遮られた状態が続いた場合に
は、制御部20が、紙送りについて異常が生じたと判断
して駆動モータ10の作動を停止させてその後の所定の
エラー処理を行わせる。
【0045】以上述べたように本実施の形態の場合、従
動ローラ18に記録紙Sを巻き付てその記録紙Sに張力
を与えるようにしたことから、記録紙Sが紙送りされる
場合には、必ず従動ローラ18を回転させることがで
き、さらに、従動ローラ18とともに回転するエンコー
ダ19を作動センサ17によって検出するようにしたこ
とから、実際に送られている記録紙Sの状態を確実に検
出することができる。
【0046】その結果、本実施の形態によれば、無人で
作動する場合にあっても、紙送りに異常があった際に
は、巻取軸7の回転を停止させてその後の適切な処理を
行わせることが可能になるため、信頼性の高いプリンタ
1を得ることができる。
【0047】また、本実施の形態によれば、移動フレー
ム3の、従動ローラ18とプラテンローラ16との間の
隙間を埋めるように紙ガイド移動板21を設けたことか
ら、移動フレーム3を閉じるだけで記録紙Sを所期の紙
経路、すなわち、供給軸5側と巻取軸7側との間の記録
紙Sをプラテンローラ16と従動ローラ18とで屈曲さ
せる経路に配置することができる。
【0048】他方、ロール紙の装填性を保持しつつ、記
録紙を供給する側と記録紙を巻き取る側との間の一連の
記録紙に印字するための構成にあっては、サーマルヘッ
ド及びプラテンローラを分離可能にする必要があるが、
本実施の形態のように、作動センサ17及びエンコーダ
19をも分離可能な構成にしたことから、エンコーダ1
9を取り付けた従動ローラ18を設けたことに起因して
ロール紙の装着性を損なうことにならない。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、従動
ローラとともに回転する被検出部材(エンコーダ)によ
って、実際に送られている記録紙の状態を確実に検出で
きるため、無人で作動する場合にあっても、紙送りに異
常があった際には、巻取軸の回転を停止させてその後の
適切な処理を行わせることが可能になり、信頼性の高い
プリンタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のプリンタの概略構成を示す斜視
図である。
【図2】同プリンタについて移動フレームが開いた状態
の構成を前方側から示す斜視図である。
【図3】同プリンタについて移動フレームが開いた状態
の構成を後方側から示す斜視図である。
【図4】同プリンタの概略構成を示す側面図である。
【図5】同プリンタについて移動フレームが開いた状態
での要部の概略構成を示す側面図である。
【図6】同プリンタについて移動フレームが閉じた状態
での要部の概略構成を示す側面図である。
【符号の説明】
2 本体フレーム(プリンタ本体) 3 移動フレーム 4 ロール紙収容部 7 巻取軸 7d 巻取歯車(動力伝達部材) 13 サーマルヘッド(印字ヘッド) 16 プラテンローラ 16b プラテン歯車 17 作動センサ 18 従動ローラ 19 エンコーダ(被検出部材) 21 紙ガイド移動板(紙ガイド部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール紙を収容可能なロール紙収容部と、
    当該ロール紙から引き出された記録紙に印字可能な印字
    ヘッドと、当該ロール紙から引き出された記録紙を巻き
    取り可能に構成された巻取軸とを有するプリンタ本体
    と、 回転可能なプラテンローラを有し、前記プリンタ本体に
    開閉移動可能に支持された移動フレームとを備え、 前記移動フレームが閉じられることによって、前記プラ
    テンローラが前記ロール紙収容部側と前記巻取軸側の間
    の記録紙を屈曲させた状態で前記印字ヘッドと対向配置
    するように構成されたプリンタにおいて、 前記プリンタ本体の所定の部位に検出器が設けられる一
    方で、前記移動フレームに回転支軸によって支持される
    従動ローラが設けられるとともに、前記回転支軸に被検
    出部材が取り付けられ、かつ、前記移動フレームが閉じ
    られた場合において、前記被検出部材が前記検出器の検
    出可能な位置に配置されるとともに、前記従動ローラが
    前記プラテンローラと前記巻取軸側の間に形成される紙
    経路をさらに屈曲させる部位に配置されるように構成さ
    れていることを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】前記プリンタ本体に前記巻取軸と前記プラ
    テンローラのそれぞれに所定の動力を伝達する動力伝達
    部材が設けられ、各動力伝達部材は、前記巻取軸の回転
    によって巻き取られる紙送り量が、前記プラテンローラ
    の回転によって送られる紙送り量より大きくなるように
    構成されていることを特徴とする請求項1記載のプリン
    タ。
  3. 【請求項3】前記移動フレームのプラテンローラと従動
    ローラとの間の部分には、記録紙を所定の紙経路に導く
    ことが可能な紙ガイド部材が設けられていることを特徴
    とする請求項1又は2のいずれか1項記載のプリンタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7628482B2 (en) 2006-06-19 2009-12-08 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and printing medium roll-up state discrimination method
EP2457891A1 (de) 2010-10-08 2012-05-30 Bayer MaterialScience AG Verfahren zur Herstellung von Diarylcarbonaten aus Dialkylcarbonaten

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