JP2002001773A - 射出成形機のゲートカット・エジェクタ装置 - Google Patents
射出成形機のゲートカット・エジェクタ装置Info
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Abstract
せず、かつコンパクトでクリーンなゲートカット・エジ
ェクタ装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 ゲートカット用第1突出し部材22内に
エジェクタ用第2突出部材24を同軸に配置し、第1突
出し部材22を可動盤に取り付けたゲートカット用エア
ーシリンダ21に接続し、第2突出し部材24をゲート
カット用エアーシリンダ21に同軸に取り付けたエジェ
クタ用エアーシリンダ23に接続する。
Description
式射出成形機のゲートカット・エジェクタ装置に関する
ものである。
しては、例えば、図6〜図8に示す構成が採用されてい
た。
2間に固定金型43と可動金型44からなる金型45が
取り付けられている。この金型45を閉じてキャビティ
46内に材料を充填完了するまでは、ゲートカット用第
1突出し部材47とエジェクタ用第2突出し部材48の
先端部は、両部材47,48に対向して設けられている
ゲートカットピン49とエジェクタピン50等が可動金
型44の一部の面を構成する位置(ニュートラル位置)
にきている。
1(図6参照)を駆動し、ベルト52を介して2つのプ
リー53を同調させる。これによりプーリ53と一体の
2本のボールネジ54が同調して回転し、それぞれのボ
ールネジ54に螺合されているナット55が前進する。
このため、それぞれのナット55に連結されている第1
突出し部材47が突出方向に移動して、ゲートカットピ
ン49を突き出し、ゲートカット動作が行われる。
し、ベルト52を介して2つのプーリ53を同調させ
る。これによりプーリ53と一体の2本のボールネジ5
4が逆方向に回転し、それぞれのナット55が後退す
る。このため、第1突出し部材47が引っ込み方向に移
動してゲートカットピン49から離隔する。これによ
り、ゲートカットピン49がバネ力によってニュートラ
ル位置に引っ込み、ゲートカット動作が終了する。
き、エジェクタ用エアーシリンダ56を駆動して第2突
出し部材48を突出し方向へ移動して、エジェクタピン
50を突出し、成形品57の突出し動作が行われる。
逆方向に駆動して、第2突出し部材48を引っ込み方向
に移動してエジェクタピン50から離隔する。これによ
り、エジェクタピン50がバネ力によってニュートラル
位置に引っ込みエジェクト動作が終了する。これにより
一連の動作が終了する。
ゲートカット・エジェクタ装置は、以上のように構成さ
れているため、次のような問題点が存在していた。 (a)ゲートカット用の2本のボールネジを同調させる
には、特殊工具や測定器を必要とし調整に時間がかか
る。また、作業者の熟練度により調整結果が左右され
る。 (b)ボールネジの調整不良やベルトの伸びによって2
本のボールネジの同調がくずれた場合、それぞれのボー
ルネジが不均等な荷重を受けて破損しやすい。 (c)ボールネジはグリース給脂を必要とするので装置
および飛散(ミスト状)のグリースによって成形品が汚れ
る。
熟練を必要とせず、かつコンパクトでクリーンなゲート
カット・エジェクタ装置を提供することを目的とする。
ト・エジェクタ装置は、ゲートカット用第1突出し部材
内にエジェクタ用第2突出部材が同軸に配置され、第1
突出し部材はゲートカット用エアーシリンダに、第2突
出し部材はエジェクタ用エアーシリンダに接続されてい
ることを特徴する。
盤に取り付けられ、前記エジェクタ用エアーシリンダは
ゲートカット用エアーシリンダに同軸に取り付けられて
いることが好ましい。
づき図面を参照して説明する。
カット・エジェクタ装置の構成図である。
取り付けられている固定側金型3と、可動盤4に取り付
けられている可動側金型5とから構成され、その間には
成形品6を成形するキャビティ7が形成されている。こ
のキャビティ7はゲート8を介して固定側金型3に形成
されたスプルー9と連通している。
位置に円柱状の孔が明けられ、この孔には、先端から後
端に向けて内径が大きくなる段差部が3段設けられてい
る。この孔にゲートカット・エジェクタピン部11が組
み込まれている。
図4に示すように、円筒状のゲートカットピン12と、
その内部に前後動可能に設けられているエジェクタピン
13とから構成されている。
らは後端に向けて外径が大きくなる段差部が3段設けら
れている。ゲートカットピン12と可動側金型5の第1
の段差部間の隙間にはバネ14が挿入されている。第2
の段差部間の隙間は空間とされ、ゲートカットピン12
の後端部が前後動可能とされている。また、ゲートカッ
トピン12の内孔の後方側には、内径が大きい段差部が
設けられている。
のフランジ部15が設けられ、このフランジ部15は、
ゲートカットピン12の内孔の段差部に前後動可能に嵌
め合されている。このフランジ部15の前後に形成され
空間にはそれぞれバネ16,17が挿入されている。
ゲートカットピン12の後端部の外径よりより小さいリ
ング状のゲートカットピン用のストッパ19が固定され
ている。また、ゲートカットピン12の後端面には、外
径がゲートカットピン用のストッパ19の内径より小さ
く、内径がエジェクタピン13の外径より若干大きいリ
ング状のエジェクトピン用のストッパ20が固定されて
いる。なお、前記両ストッパ19,20の厚さは同じと
されている。
ピン部11を組み込み、両ストッパ19,20で固定す
ると、両ストッパ19,20とエジェクタピン13の背
面は、可動側金型5の背面と同一面となるように構成さ
れている。
とは反対側には、ゲートカット用エアーシリンダ21
が、ゲートカット・エジェクタピン部11と同軸に取り
付けられている。このシリンダ21のピストンロッドで
ある第1突出し部材22は円筒状で、その先端側は可動
盤4に形成された孔内に前後動可能に挿入され、後端側
はシリンダ21内に位置している。第1突出し部材22
の内孔の後端側には、内径が大きくなる段差部が設けら
れている。
は、エジェクタ用エアーシリンダ23が同軸に取り付け
られている。このシリンダ23のピストンロッドである
第2突出し部材24は円柱状で、その後方側には外径が
大きくなる段差部が設けられている。
部材22内に前後動可能に挿入され、後端部はエジェク
タ用エアーシリンダ23の背面を貫通している。第1突
出し部材22と第2突出し部材24の段差部間には隙間
が設けられている。
作について説明する。
ティ7内に材料を充填完了するまでは、ゲートカット用
第1突出し部材22とエジェクタ用第2突出し部材24
の先端部は、両部材22,24に対向して設けられてい
るゲートカットピン12とエジェクタピン13の各スト
ッパー19,20の後端面が可動金型の一部の面を構成
する位置(ニュートラル位置)にきている。
エアーシリンダ21のポート25より給気、ポート26
より排気することにより、第1突出し部材22が突出し
方向に移動して、ゲートカットピン12を突き出してゲ
ートカット動作が行われる。
1のポート26より給気、ポート25より排気すること
により、第1突出し部材22が引っ込み方向に移動して
ゲートカットピン12から離隔する。これにより、ゲー
トカットピン12がバネ力によってニュートラル位置に
引っ込み、ゲートカット動作が終了する。
エジェクタ用エアーシリンダ23のポート27より給
気、ポート28より排気することにより、第2突出し部
材24を突出し方向へ移動して、エジェクタピン13を
突出して成形品6のエジェクト動作が行われる。
ポート28より給気、ポート27より排気することによ
り、第2突出し部材24を引っ込み方向に移動してエジ
ェクタピン13から離隔する。これにより、エジェクタ
ピン13がバネ力によってニュートラル位置に引っ込み
エジェクト動作が終了する。これにより一連の動作が終
了する。
エアー回路図である。
シリンダ21の後方エアー室のポート25には、スピー
ドコントローラ31を介してゲートカット用電磁弁32
のAポートが接続されている。前方エアー室のポート2
6には、急速排気弁33を介してゲートカット用電磁弁
32のBポートが接続されている。この急速排気弁33
は、エアーシリンダ21側のパイロット圧で開いてエア
ーシリンダ21側のエアーを直接排気する構造を有する
弁である。
アー室のポート27には、スピードコントローラ34を
介してエジェクタ用電磁弁35のAポートが接続されて
いる。前方エアー室のポート28には、エジェクタ用電
磁弁35のBポートが接続されている。両電磁弁32,
35のPポートは、レギュレータ36を介して図示しな
いエアー源に接続され、Tポートは排気ラインに接続さ
れている。
進はゲートカット用電磁弁32の切換によって行い、ゲ
ートカット時の第1突出し部材22の速度および推力は
スピードコントローラ31およびレギュレータ36によ
って制御する。ゲートカットによるカット面の切れ味
は、ゲートカット速度や推力によって大きく左右され
る。本実施例では、ゲートカット用エアーシリンダ21
の排気ラインに急速排気弁33を設けているので、第1
突出し部材22の前進速度をより速くすることができ
る。とくに、光ディスクの成形などの場合は射出保圧時
間が極めて短いため、第1突出し部材22の前進加速度
および速度を速くするために急速排気弁33を設けるこ
とは必要である。また、ゲートカットにエアーシリンダ
21を使用しているので、ゲートカット時に大きな衝撃
力が加わった場合でも、衝撃力はエアーシリンダ21内
部に充満するエアーによって吸収されるため装置の耐久
性が向上する。
前後進は、エジェクタ用電磁弁35の切換によって行
い、エジェクタ時の第2突出し部材24の速度および推
力はスピードコントローラ34およびレギュレータ36
によって制御する。
装置は、ゲートカット用の第1突出し部材およびエジェ
クタ用の第2突出し部材を同軸上に配置して、それぞれ
エアーシリンダで駆動しているので、装置の調整を不要
とすると共に、装置を軽量、コンパクトかつクリーンで
耐久性のあるものとすることができる。
ェクタ装置の構成図であり、ニュートラル状態を示す図
である。
る。
である。
部材の構成図であり、ニュートラル状態を示す図であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 ゲートカット用第1突出し部材(22)
内にエジェクタ用第2突出部材(24)が同軸に配置さ
れ、第1突出し部材(22)はゲートカット用エアーシ
リンダ(21)に、第2突出し部材(24)はエジェク
タ用エアーシリンダ(23)に接続されていることを特
徴する射出成形機のゲートカット・エジェクタ装置。 - 【請求項2】 前記ゲートカット用エアーシリンダ(2
1)は可動盤(4)に取り付けられ、前記エジェクタ用
エアーシリンダ(23)はゲートカット用エアーシリン
ダ(21)に同軸に取り付けられていることを特徴とす
る請求項1記載の射出成形機のゲートカット・エジェク
タ装置。 - 【請求項3】 前記ゲートカット用エアーシリンダ(2
1)の前方エアー室には、該エアーシリンダ側のパイロ
ット圧で開いてエアーシリンダ側のエアーを直接排気す
る急速排気弁(33)が接続されていることを特徴とす
る請求項1または2記載の射出成形機のゲートカット・
エジェクタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000186817A JP3708407B2 (ja) | 2000-06-21 | 2000-06-21 | 射出成形機のゲートカット・エジェクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002001773A true JP2002001773A (ja) | 2002-01-08 |
JP3708407B2 JP3708407B2 (ja) | 2005-10-19 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3708407B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102358008A (zh) * | 2011-10-17 | 2012-02-22 | 天津丰田合成有限公司 | 料把自动切除装置 |
CN109228154A (zh) * | 2018-09-20 | 2019-01-18 | 联塑科技发展(武汉)有限公司 | 一种配件自动剪切浇口注塑模具 |
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2000
- 2000-06-21 JP JP2000186817A patent/JP3708407B2/ja not_active Expired - Fee Related
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