JP2002000902A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
誤操作を確実に防止できるようにすること、主電源が断
たれた後において記憶保持していた遊技情報を電力供給
時に限定して消去できるようにすること。 【解決手段】 初期化スイッチ85と電源スイッチ80
とを、主電源としての電源基板45に設け且つ片手で同
時に操作不可能な相互に離隔させた位置に配置したの
で、電源スイッチ80を手で操作して主電源をオンオフ
するときに、その手で誤って初期化スイッチ85を操作
してしまうことがなく、主制御手段のRAMに記憶保持
した遊技情報や払出し制御手段のRAMに記憶保持した
払出し情報の誤消去を確実に防止することができる。
Description
に電源操作部を手動操作して電力を供給する際の初期化
操作部の誤操作をなくし、遊技情報記憶手段に記憶保持
した遊技情報の誤消去を防止するようにしたものに関す
る。
いては、発射ハンドル操作による遊技球の発射制御、遊
技盤に設けた図柄始動手段や開閉式入賞手段(大入賞手
段)等の遊技役物の制御、入賞手段への入賞を検知する
検知制御、図柄表示用ディスプレイに設けられた図柄表
示手段の複数の図柄表示部における図柄を変動させる図
柄表示制御、入賞手段への入賞に伴う遊技球の払出し制
御、入賞時や大当たり状態におけるサウンド制御やラン
プ制御等、弾球遊技の為の種々の制御を司る制御装置が
設けられている。
御を主として司る主制御部は、各図柄表示部に図柄変動
表示させる図柄表示制御の為の一連の制御信号(制御デ
ータ)を図柄制御部に直接出力し図柄表示を制御してい
る。また、主制御部は、普通入賞手段や開閉式入賞手段
への遊技球の入賞に際して、払出しモータ駆動の為の払
出し制御信号を払出し制御部に出力して賞球の払出しを
制御している。更に、主制御部は、図柄表示部における
図柄変動後の停止図柄が大当たり図柄のとき、開閉式入
賞手段の開閉板駆動ソレノイドの為の開閉制御信号を特
別遊技制御部に出力し、開閉板を開閉制御している。
なく、払出し制御部やランプ制御部等の副制御部に対し
て、各動作毎の詳細な制御信号を逐一送信して、図柄変
動等の遊技制御だけでなく、これに連動する払出し制
御、ランプ点灯制御、サウンド出力制御等の種々の制御
を行なうため、制御負荷が非常に大きく、これら遊技動
作の制御に制御遅れが生じ易い。
各副制御部を、主制御部とは独立のマイクロコンピュー
タを備えた別個の専用基板上に構成し、主制御部から各
副制御部へ制御コマンドを一方向通信するコマンド通信
方式が採用されつつある。これにより、例えば、主制御
部は図柄変動に際して図柄制御部に、図柄変動開始コマ
ンド(変動パターン指定番号等を含む)と、各図柄表示
部の停止図柄を指定する図柄指定コマンドとを順次送信
するだけでよく、図柄変動制御を簡単化でき、主制御部
の負荷を格段に軽減することができ、サウンド制御やラ
ンプ制御、更には払出し制御を図柄変動に同期させて実
行できる。
った場合、仮に大当たりゲームを実行中であっても、制
御装置が作動しなくなり、大当たり状態であることを指
示する情報及び入賞球数情報や払出すべき払出し球数情
報等の遊技情報の全てが消去されてしまう。そのため、
停電からの復帰後にゲームを再開する場合に、大当たり
ゲームを停電直前の状態に続けて実行することができ
ず、遊技者とホール側とでトラブルが発生することもあ
る。そこで、遊技中の遊技情報を停電後においてもバッ
クアップ電源によりRAMに記憶保持するようにすれ
ば、停電が発生して主電源が断たれた場合でも、停電か
らの復帰時に停電により中断した遊技制御の途中から支
障なく再開することができる。
に発生した遊技情報を、主電源が断たれた後においても
バックアップ電源によりRAMに記憶保持する場合に、
例えば閉店時に確率変動モードが設定されていれば、こ
の確率変動モードをRAMに記憶させた状態で主電源が
断たれることになる。この場合、確率変動モードの設定
状態を指示する情報等が記憶保持されるため、翌日の営
業開始に際して、このパチンコ機にだけ確率変動モード
が設定されており、確率変動モードによる有利な条件で
ゲーム開始が可能になり、ゲームの公正さに欠けるとい
う問題がある。
を消去し且つRAMを初期化する為の初期化スイッチ
を、パチンコ機に設けた電源基板の電源スイッチに接近
させて設けることで、これら両スイッチの同時操作性が
容易になる。この場合、開店時に電力を供給する際に、
電源スイッチとこれに接近して設けられた初期化スイッ
チとを片手で容易に同時操作でき、確率変動モード等の
不要な情報を電力供給時に確実に消去でき、ゲームを公
正な遊技条件で行なうことができる。
発生し、その故障を修理したり、或いは故障に対する修
理が完了したときに、電源スイッチを手でオン操作又は
オフ操作する際に、電源スイッチを操作する手で接近し
て設けられた初期化スイッチを誤って操作してしまう場
合が起きる。特に、大当たりゲーム中に発生した故障を
修理する際に、初期化スイッチを誤操作した場合、大当
たりを指示する情報が瞬時に消去されてしまい、修理後
に大当たりを続行できず、遊技者とホール側とでトラブ
ルが発生することになる。
ける初期化操作部の誤操作を確実に防止できるようにす
ること、主電源が断たれた後において記憶保持していた
遊技情報を電力供給時に限定して消去できるようにする
こと、等である。
遊技中の所定の遊技情報を記憶して主電源が断たれた後
もその遊技情報を保持可能な遊技情報記憶手段と、手動
操作可能な初期化操作部を有し遊技情報記憶手段に記憶
した遊技情報を消去可能な初期化手段と、主電源をオン
オフする手動操作可能な電源操作部とを備えた遊技機で
あって、初期化操作部と電源操作部とを片手で同時に操
作不可能な相互に離隔させた位置に配置したものであ
る。
(例えば払出し情報や大当たりを指示する情報等)は遊
技情報記憶手段に記憶されるとともに、主電源が断たれ
た後でも遊技情報記憶手段に記憶した遊技情報は記憶保
持される。ところで、電源操作部と初期化操作部とが片
手で同時に操作不可能な相互に離隔させた位置に配置さ
れているため、電源操作部を片手で操作して主電源をオ
ンオフするときに、その手で初期化操作部を誤って操作
できないため、初期化手段が作動せず、遊技情報記憶手
段に記憶保持している遊技情報の誤消去を確実に防止で
きる。
する情報等の遊技情報が遊技情報記憶手段に記憶保持さ
れている場合等、必要に応じて遊技情報を消去したいと
きには、電源操作部と初期化操作部とを別々の手で操作
する等して、初期化操作部を意識的に操作した場合に、
遊技情報を確実に消去することができる。この場合、ゲ
ームを公正な遊技条件で開始できる。
に所定の遊技状態に関連する遊技情報を記憶し且つ主電
源が断たれた後もその遊技情報を保持可能な遊技情報記
憶手段と、手動操作可能な初期化操作部を有し遊技情報
記憶手段に記憶した遊技情報を消去可能な初期化手段
と、主電源をオンオフする手動操作可能な電源操作部と
を備えた遊技機であって、初期化操作部と電源操作部と
を片手で同時に操作不可能な相互に離隔させた位置に配
置したものである。
には、所定の遊技状態に関連する遊技情報を記憶し、主
電源が断たれた後もその遊技情報を保持することができ
る。ところで、電源スイッチと初期化スイッチとが片手
で同時に操作不可能な相互に離隔させた位置に配置され
ているため、請求項1と同様に作用する。
に所定の遊技状態に関連する遊技情報を記憶し且つ主電
源が断たれた後もその遊技情報を保持可能な遊技情報記
憶手段と、手動操作可能な初期化操作部を有し遊技情報
記憶手段に記憶した遊技情報を消去可能な初期化手段
と、主電源をオンオフする手動操作可能な電源操作部
と、乱数抽選を介して遊技者に有利な状態か不利な状態
かを判定する機能を有する主制御手段と、この主制御手
段から受ける制御信号に基づいて制御を行なう副制御手
段と、主制御手段と副制御手段とに電力を供給する電源
手段とを備え、これら主制御手段と副制御手段と電源手
段とが夫々別個の専用の基板に構成された遊技機であっ
て、初期化操作部と電源操作部とを電源手段に設け且つ
片手で同時に操作不可能な相互に離隔させた位置に設け
たものである。ここで、前記制御信号は、制御動作を指
令する制御コマンドに相当するものであるが、制御コマ
ンド以外の種々の制御信号でもよい。
には、所定の遊技状態に関連する遊技情報を記憶し、主
電源が断たれた後もその遊技情報を保持することができ
る。主制御手段と副制御手段と電源手段とは夫々別個の
専用基板からなり、主制御手段と副制御手段とは電源手
段から夫々電力供給を受けている。主制御手段において
は、乱数抽選を介して遊技者に有利な状態か不利な状態
かが判定される。また、副制御手段は主制御手段から制
御信号を受け、その制御信号に基づいて種々の制御を行
なう。ところで、電源スイッチと初期化スイッチとを電
源手段に設け且つ片手で同時に操作不可能な相互に離隔
させた位置に設けているため、請求項2と同様に作用す
る。
オンするときだけ初期化操作部からの指令が有効となる
ように構成されている場合(請求項4)には、営業を開
始するとき等、電源操作部をオン操作して電力を給電す
る場合に限って、初期化操作部からの指令が有効とな
り、遊技情報を消去することができる。しかし、遊技中
においては、初期化操作部を誤って操作した場合、初期
化操作部からの指令が無効化されるため、遊技中に生じ
た種々の遊技情報の消去を確実に防止できる。
が、同一基板上に設けられた場合(請求項5)には、初
期化操作部の操作と電源操作部の操作とが容易になり、
電力を給電するときの遊技情報消去を合理化することが
できる。ここで、初期化操作部と電源操作部とを電源基
板に設ける場合には、電源操作部の配線を簡単化でき、
しかも電源操作部の操作による電力供給と初期化操作部
の操作による遊技情報消去とを格段に簡単化することが
できる。また、前記初期化操作部と電源操作部とが、異
なる基板上に設けられた場合(請求項6)には、初期化
操作部の操作を電源操作部を操作する手と異なる手で、
意識的に行うようになり、初期化操作部の誤操作をより
確実に防止することができる。
て図面に基いて説明する。本実施形態は、パチンコホー
ルの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼
ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例
であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、そ
の長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチン
コ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチ
ンコ機2に電気的に接続されている。
技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この
外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード
式球貸し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠
3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。
前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、
遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス
扉6と前面板7とが夫々開閉自在に枢着されている。前
面板7には発射用の遊技球を貯留する上皿8が装着さ
れ、前枠4の下部には、上皿8から溢流し又は抜き取っ
た遊技球を貯留する下皿9と、発射手段10の発射ハン
ドル11とが設けられている。
ハンドル11と、この発射ハンドル11の回動角度に応
じた打撃力で打撃槌12により遊技球を発射させる発射
モータ13(図5参照)などを備えている。上皿8の右
部には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操
作パネル14が設けられ、この操作パネル14には、カ
ード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部14
aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しス
イッチ14bと、遊技終了時にカードの返却を指令する
返却スイッチ14cとが設けられている。
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技
領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、図柄始
動手段(図柄始動兼入賞手段)17、開閉式入賞手段
(大入賞手段)18、複数の普通入賞手段19(この場
合、上段の普通入賞手段19以外に、開閉式入賞手段1
8の左右両側部に、例えば6つの普通入賞手段19)、
2つのゲート20(通過口)等が夫々所定の位置に配設
されている。
するとともに背景画像や各種のキャラクタの動画などを
表示する図柄表示手段22として機能する。図柄表示手
段22は、背景画やキャラクタをアニメーション的に表
示するとともに、例えば左右方向に並ぶ3個(左、中、
右)の図柄表示部22a〜22cを有し、図柄始動手段
17に遊技球が入賞することを条件に、各図柄表示部2
2a〜22cの表示図柄が所定時間だけ変動表示(スク
ロール表示)され、図柄始動手段17への遊技球の入賞
タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される停止
図柄パターンで停止する。
入賞手段19と第2図柄表示手段23とが設けられてい
る。第2図柄表示手段23は1個の普通図柄を表示する
普通図柄表示部を有し、ゲート20を通過した遊技球が
検出されたとき、普通図柄表示部の表示図柄が所定時間
だけ変動し、遊技球のゲート20通過時点において抽選
された抽選用数値により決定される停止図柄を表示して
停止するようになっている。図柄始動手段17は、開閉
自在な左右1対の開閉爪17aを備えた電動式チューリ
ップであり、第2図柄表示手段23の変動後の停止図柄
が当たり図柄を表示した場合に、開閉爪17aが所定時
間だけ開放されて入賞し易くなる。
閉板18aを備え、図柄表示手段22の変動後の停止図
柄が「777」等の当たり図柄のとき、所謂「大当た
り」と称する特別遊技が開始され、開閉板18aが前側
に開放される。この開閉式入賞手段18の内部に特定領
域18bがあり、この特定領域18bを入賞球が通過し
たとき、特別遊技が継続される。ここで、特別遊技状態
が遊技者に有利な状態に相当し、特別遊技状態以外の普
通状態が遊技者に不利な状態に相当する。
された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば、1
0個)の遊技球が入賞して開閉板18aが閉じるとき
に、遊技球が特定領域18bを通過していないときに特
別遊技が終了するが、特定領域18bを通過していれば
最大所定回数(例えば、16回)まで特別遊技が継続さ
れ、遊技者に有利な状態に制御される。
は、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自
在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形
成され、その上側に賞球タンク33と、これから延びる
タンクレール34とが設けられ、このタンクレール34
に接続された払出し装置35が裏機構板30の側部に設
けられ、裏機構板30の下側には払出し装置35に接続
された払出し球誘導路36が設けられている。払出し装
置35から払出された遊技球は払出し球誘導路36を経
由して上皿排出口8aから上皿8に払出される。
5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜
19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(図示
略)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装着
されたケース38の内部に主制御基板39が配設され、
その前側に図柄制御基板40が配設されている。主制御
基板39の下側で、裏カバー37に装着されたケース4
1aの内部にランプ制御基板42が設けられ、このケー
ス41aに隣接するケース41bの内部にサウンド制御
基板43が設けられている。
構板30に装着されたケース44の内部には、電源基板
45と払出し制御基板46とが夫々設けられている。こ
の電源基板45には、図3と図6に示すように、その右
下において手動でオンオフ操作する電源スイッチ80
(電源操作部に相当する)が設けられるとともに、その
左上において手動で押圧操作する初期化スイッチ85
(初期化操作部に相当する)が設けられ、これら両スイ
ッチ80,85は片手で同時に操作不可能な相互に離間
させた位置(例えば、約20cm程離間させた位置)に
配置されている。
0,85に対応する部位が夫々切欠かれ、これら両スイ
ッチ80,85の各々を指で操作可能になっている。発
射手段10の後側に装着されたケース47の内部には、
発射制御基板48が設けられている。このように、制御
基板39〜40,42〜43,45〜46,48は夫々
別個の専用の基板であり、電源基板45と発射制御基板
48とを除く制御基板39,40,42,43,46に
は、CPUとROMやRAM等を有する1チップ型集積
回路からなるマイクロコンピュータ(以下、単にマイコ
ンと言う)39a,40a,42a,43a,46aが
夫々設けられている(図7参照)。
42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介
して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板
40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させ
る種々の制御コマンド(これが制御信号に相当する)を
一方向通信にて送信可能になっている。制御コマンドの
一方向通信を採用することで、図柄停止に関する不正を
確実に防止できるとともに、主制御手段50の制御負荷
を格段に軽減でき、送信制御を簡単化することができ
る。
した複数の制御プログラムを介して達成される種々の機
能について、図5の機能ブロック図により説明する。但
し、これら種々の機能は前述したマイクロコンピュータ
等で達成される。主制御基板39上に構成された主制御
手段50は、遊技盤5に設けられた種々の遊技部品や遊
技球検出スイッチ等に対する信号の入出力制御、所謂遊
技盤5の遊技制御を主として司るとともに、後述する図
柄制御手段60、払出し制御手段70、ランプ制御手段
71、サウンド制御手段72等に必要に応じて制御コマ
ンドを送信出力する。ここで、払出し制御手段70、図
柄制御手段60、サウンド制御手段72、ランプ制御手
段71の各々が副制御手段に相当する。
aのROMには、主に遊技盤5の遊技動作をメイン処理
として制御する遊技制御プログラム(図8参照)、停電
発生時や電源スイッチ80のオフ操作で電力供給が停止
されるときに、大当たり状態であることを指示する情報
等、所定の遊技状態に関連する遊技情報を記憶させるバ
ックアップ制御プログラム、停電からの復帰時に限って
記憶保持しておいた遊技情報に基づいて遊技制御を再開
可能に復帰させる遊技復帰制御プログラム等が格納され
ている。
は、種々の遊技情報を記憶させる情報メモリ等が設けら
れ、RAM39bは揮発性記憶媒体であるが、停電後に
おいても遊技情報を記憶可能にバックアップされてい
る。図柄制御基板40上に構成された図柄制御手段60
は、主制御手段50から送信されてくる図柄制御コマン
ドに基づいて、液晶ディスプレイ16に種々の動画や背
景画を表示させる表示制御を実行したり、各図柄表示部
22a〜22cの図柄を変動制御し、指示された停止図
柄で変動を停止制御する。
70が構成され、この払出し制御手段70は主制御手段
50から払出し制御コマンドを受信し、払出し装置35
による遊技球の払出し制御を司る。払出し制御基板46
に設けられたマイコン46aのROMには、主に遊技球
の払出しをメイン処理として制御する払出し制御プログ
ラム、停電発生時や電源スイッチ80のオフ操作で電力
供給が停止されるときに、遊技球の払出しを指示する情
報等、所定の遊技状態に関連する払出し情報を記憶させ
るバックアップ制御プログラム、停電からの復帰時に限
って記憶保持しておいた払出し情報に基づいて払出し制
御を再開可能に復帰させる払出し復帰制御プログラム等
が格納されている。
は、種々の払出し情報を記憶させる情報メモリ等が設け
られ、RAM46bは揮発性記憶媒体であるが、停電後
においても払出し情報を記憶可能にバックアップされて
いる。ランプ制御基板42上に構成されたランプ制御手
段71は、主制御手段50からランプ制御コマンドを受
信し、遊技盤5等に設けられた多数の表示ランプを含む
ランプ群LPの点灯制御を司る。サウンド制御基板43
上に構成されたサウンド制御手段72は、主制御手段5
0からサウンド制御コマンドを受信し、スピーカSPに
対する各種の音響効果音の為のサウンド出力制御を司
る。発射制御基板48上に構成された発射制御手段73
は、発射モータ13を駆動して遊技球の発射制御を司
る。
手段52と、特別遊技発生手段53と、確率変動手段5
4と、コマンド送信手段55等を備えている。抽選手段
51は、抽選用カウンタを用いて微小な更新周期(例え
ば、約2msec周期)で数値を所定の範囲(例えば、0〜
299)で更新し、図柄始動手段17に遊技球が入賞し
たときの数値を抽出して、遊技者に有利な状態である当
たりと、遊技者に不利な状態である外れとに関する抽選
を行なう。判定手段52は、図柄始動手段17に遊技球
が入賞したときに抽選手段51から供給される抽選され
た数値に基づいて、「大当り」、「外れ(外れリーチを
含む)」の何れであるかを判定する。
れた特定数値「71」のときに「大当たり」と判定し、
それ以外の多数の数値のときに「外れ」であると判定す
る。特別遊技発生手段53は、判定手段52から大当た
り等の特別判定結果を受ける、若しくは、図柄表示手段
22の変動後の停止図柄が大当たり図柄等の特定表示と
なった場合に、遊技制御に含まれる所定の特別遊技発生
ルーチンにより開閉式入賞手段18の開閉板18aを前
述したように作動させて、遊技者に利益状態を与える特
別遊技を実行する。
「大当たり」の特別判定結果を受けた場合に、その「大
当たり」について「確率変動型」と「非確率変動型」の
何れかを抽選により決定し、確率変動型大当たりのとき
に確率変動モードを設定し、次回或いは次々回の大当た
り迄、或いは所定回数図柄が変動する迄、抽選手段51
により大当たりを抽選する特定数値の数を通常のときよ
りも多くし、大当たり確率を高くする。
ら判定結果を受け、図柄変動に際しては図柄制御コマン
ド(当たり外れデータを含む2バイト構成)を図柄制御
手段60に送信し、遊技球の払出しに際しては払出し制
御コマンド(払出し個数データを含む2バイト構成)を
払出し制御手段70に送信する。ここで、当たり外れデ
ータは「確率変動型大当たり」、「非確率変動型大当た
り」、「外れ」の何れかのデータからなり、変動時間デ
ータは図柄変動に要する時間(例えば、40秒、60秒
等)を規定するデータである。また、払出し個数データ
は、5個、10個等の遊技球の払出し個数を指令するデ
ータである。
74の点灯に際してはランプ制御コマンド(2バイト構
成)をランプ制御手段71に送信し、スピーカSPによ
る効果音出力に際してサウンド制御コマンド(2バイト
構成)をサウンド制御手段72に送信する。図柄制御手
段60は、停止図柄決定手段61を有し、コマンド送信
手段55から送信される図柄制御コマンドを受信して解
析し、解析により得られた制御コマンドに基づいて図柄
表示手段22の各図柄表示部22a〜22cにおける図
柄変動を制御する。
説明すると、変動パターンテーブルに、「確率変動型大
当たり」、「非確率変動型大当たり」、「外れリー
チ」、「外れノーマル」の各々について複数のパターン
データが記憶されており、図柄制御コマンドに含まれる
「当たり外れデータ」に基づいて、夫々該当する大当た
りパターン又は外れパターンのうちから何れかを抽選に
より決定する。
基板45上に構成され、複数の制御基板39,40,4
2〜43,46の各々に電力(直流電圧)を供給するも
のであり、電源手段79について、図6に基づいて説明
する。パチンコホールに設置された各島構造体毎に複数
の変圧トランス90が設けられ、各変圧トランス90か
ら低圧の交流電圧(例えば、AC24V)が複数(例え
ば、5台)のパチンコ機2に夫々供給されている。
なり主電源をオンオフする手動操作可能な電源スイッチ
80と、電源供給部81と、電源監視部82と、リセッ
ト信号出力部83と、バックアップ電源84等が設けら
れている。電源供給部81は、電源スイッチ80を介し
て変圧トランス90から供給されるAC24VからDC
32Vを生成するとともに、サウンド出力やランプ点灯
に用いるDC12V、制御手段50,60,70〜72
等のマイクロコンピュータに供給するDC5V等を生成
し、これらの直流を制御基板39〜40,42〜43,
46等に供給する。
を直接読み込んで供給電圧を常時監視し、停電が発生し
たり、電源スイッチ80のオフ操作により主電源が断た
れる時に電圧異常を示す電圧異常信号VSを、主制御基
板49のマイコン39aの最優先割込みポートと、払出
し制御基板46のマイコン46aの最優先割込みポート
とに夫々出力する。その結果、マイコン39aにおてい
は、主電源が断たれる時に所定の弾球遊技に関連する遊
技情報をRAM39bに設けた記憶保持専用のメモリに
記憶保持させるバックアップ制御が実行される。
同様に、主電源が断たれる時に未払いの遊技球数等の所
定の遊技球払出しに関連する払出し情報をRAM46b
に設けた記憶保持専用のメモリに記憶保持させるバック
アップ制御が実行される。リセット信号出力部83は、
電源監視部82から電圧異常信号VSを受けた時から、
バックアップ処理に要する所定微小時間(例えば、約12
0msec)だけ遅延してから「L」レベルに切換えたシステ
ムリセット信号SRを出力する。この「L」レベルのシ
ステムリセット信号SRが各マイコン39a,40a,
42a,43a,46aのリセット端子に同時に供給さ
れる。
2a,43a,46aのCPUは初期化に伴って制御動
作を同時に停止する。バックアップ電源84は、大容量
を有する電解コンデンサ等からなり、このコンデンサに
充電したDC5Vをマイコン39a,46aのRAM3
9b,46bにバックアップ用として夫々供給する。こ
のように、RAM39b,46bにバックアップ用5V
が常に供給されているため、主電源が断たれて電源供給
部81からの+5V供給が停止された場合でも、RAM
39b,46bのバックアップ記憶メモリに記憶してい
る遊技情報や払出し情報は確実に記憶保持される。
ックアップ動作は長時間(例えば、数時間〜数十時間)
継続可能である。ここで、これらRAM39b,46b
の特にバックアップ記憶メモリが遊技情報記憶手段に相
当する。電源基板45には、電源スイッチ80に対して
できる限り大きく離隔させた位置に手動操作可能なプッ
シュ型スイッチからなる初期化スイッチ85が設けられ
ている。初期化スイッチ85を押圧操作したとき、初期
化スイッチ85から出力される「L」レベルの初期化信
号ISは、マイコン39a,46aの入力ポートに夫々
供給される。
85とが片手で同時に操作不可能な相互に離隔させた位
置に配置されており、電源スイッチ80を手でオンオフ
操作する時に、その手で初期化スイッチ85を誤操作で
きないようになっている。この場合、マイコン39a,
46aにおいては、主電源の給電時に限って「L」レベ
ルの初期化信号ISが有効になり、記憶保持していた遊
技情報や払出し情報を全て消去することができる。
の作動及び効果について説明する。営業開始に際して、
電力を供給するときに、バックアップにより記憶保持し
ている不要な情報を消去するため、パチンコ機2の前枠
4を前方に開いた状態で、初期化スイッチ85を例えば
右手で意識して押圧操作しながら、電源スイッチ80を
例えば左手(図6参照)でオン側に切換える。
圧(AC24V)が電源スイッチ80を介して電源供給
部81に供給され、電源供給部81から出力される直流
が制御基板39〜40,42〜43,46に供給される
のと同時に、リセット信号出力部83から「H」レベル
のシステムリセット信号SRがマイコン39a,40
a,42a,43a,46aのリセット端子に夫々供給
される。その結果、主制御手段50による遊技制御が開
始されるとともに、各副制御手段60,70〜72にお
いても制御動作を開始する。
制御手段50により実行される遊技制御について、図8
のフローチャートに基づいて説明する。但し、図中の符
号Si(i=1,2,3・・・)は各ステップである。
この遊技制御が実行されたときに、初期化スイッチ85
がON状態のとき、つまり初期化スイッチ85からの初
期化信号ISが「L」レベルのときには(S1:Yes
)、先ずCPUの各メモリやレジスタを初期化する初
期設定処理が実行される(S2)。
ックアップ記憶メモリにバックアップ電源84により記
憶保持されている遊技情報の全てが消去処理される(S
3)。次に、図柄表示手段22に表示する初期図柄を設
定したり、この遊技制御のメイン処理を繰り返し実行す
る制御周期を2msecに設定する等の種々の初期値設定処
理が実行される(S4)。ここで、初期化スイッチ85
及びS1〜S4等が初期化手段に相当する。
ドが設定状態のまま主電源が断たれ、RAM39bのバ
ックアップ記憶メモリに確率変動モードの設定状態を指
示する情報が記憶保持されている場合でも、これら全て
の遊技情報が確実に消去されて初期化されるため、給電
が再開されてから実行する弾球遊技を、公正な遊技条件
で開始することができる。その後、制御周期(約2mse
c)に達するまで、次の図柄を更新により決定する図柄
データ変更処理(S5)と、遊技に関係しないダミー的
な数値を更新する数値更新処理(S6)とが繰り返して
実行される。
が、S5とS6とを繰り返すことで費やされ、遊技制御
のメイン処理(S8〜S17)が2msec毎に確実に実行さ
れる。約2msecが経過して、図示外の2msec信号発生手
段から2msec割込み用信号がマイコン39aのCPUに
内部割込みとして入力されたとき、例えば内部割込みに
よるリスタート命令(RST命令)が実行され、制御時
間調節用のS5又はS6が強制的に中止されて、この遊
技制御の途中の処理ステップであるS8からメイン処理
が実行される。
る遊技中に、初期化スイッチ85が誤操作されても、S
3とS4が実行されないため、遊技中に遊技情報が消去
されることは絶対にない。次に、遊技制御のメイン処理
(S8〜S17)について説明すると、先ず図柄始動手段
17の開閉爪17aを駆動するソレノイドや開閉式入賞
手段18の開閉板18aを駆動するソレノイドに駆動信
号を出力する駆動信号出力処理が実行される(S8)。
次に、入賞検出センサを含む各種のスイッチからのスイ
ッチ信号を読み込むスイッチ信号入力処理が実行される
(S9)。
る抽選用数値更新処理が実行される(S10)。次に、払
出し制御手段70に払出し制御コマンドを出力する出力
処理が実行される(S11)。次に、サウンド制御手段7
2にサウンド制御コマンドを出力する出力処理が実行さ
れる(S12)。更に、ランプ制御手段71にランプ制御
コマンドを出力する出力処理が実行される(S13)。次
に、第2図柄表示手段23の普通図柄表示部に普通図柄
を変動表示させる普通図柄に関する処理が実行される
(S14)。次に、図柄表示手段22に特別図柄を変動表
示させる為の図柄制御コマンドを出力する等の特別図柄
に関する処理が実行される(S15)。
駆動する場合には、その為の作動を指令するコマンドを
出力する作動コマンド出力処理が実行され(S16)、開
閉式入賞手段18の開閉板18aを駆動する場合には、
その為の作動を指令するコマンドを出力する作動コマン
ド出力処理が実行される(S17)。このとき、この遊技
制御を開始してから約2msecが経過していないときに
は、前述したようにS5とS6を繰り返して実行するこ
とで制御時間が調節される。これらS5とS6を実行中
に2msecが経過する毎に、2msec割込み用信号でCPU
に内部割込みされて、遊技制御はその都度リスタートさ
れ、S8から繰り返して実行される。
80をオフしたとき、或いは遊技途中で停電が発生した
ときには、電源監視部82から受けた「L」レベルの電
圧異常信号VSによりCPUに対する最優先割込みが発
生し、主制御手段50と払出し制御手段70とにおいて
バックアップ制御が実行される。この電源スイッチ80
をオフ操作するときにも、その手で誤って初期化スイッ
チ85を操作してしまうことがない。先ず、主制御手段
50のバックアップ制御について、図9に基づいて説明
すると、開閉式入賞手段18の開閉板18aが開放状態
のときには直ちに閉鎖されるが、この開閉式入賞手段1
8内に残存している残存球数を検出して情報メモリに記
憶保持される(S20)。
は払出しモータの駆動は直ちに停止されるが、検出スイ
ッチを通過していない残存球数を検出して情報メモリに
記憶保持される(S21)。更に、払出し制御手段70へ
の払出し制御コマンド送信中のときには、その払出し制
御コマンドの送信制御を完了する(S22)。次に、払出
し制御手段70のバックアップ制御について、図10に
基づいて説明すると、入賞による賞球の払出しのときに
は払出しモータは直ちに停止するが、検出スイッチを通
過していない残存球数を検出してバックアップ記憶メモ
リに記憶される(S30)。
令による遊技球の払出しのときには払出しモータは直ち
に停止するが、検出スイッチを通過していない残存球数
を検出してバックアップ記憶メモリに記憶される(S3
1)。更に、主制御手段50から払出し制御コマンドを
受信中のときには、その払出し制御コマンドの受信制御
を完了する(S32)。このとき、前述したように、リセ
ット信号出力部83は、電源監視部82から「L」レベ
ルの電圧異常信号VSを受けてから微小所定時間(例え
ば120msec) だけ遅れて「L」レベルに切換えたシス
テムリセット信号SRを出力する。
a,43a,46aは、そのシステムリセット信号SR
を夫々受信し、CPUの初期化に伴って夫々の制御動作
を同時に停止する。ところで、図8の遊技制御におい
て、電源スイッチ80や初期化スイッチ85の操作なし
にパチンコ機2に電力が供給されたとき、つまり停電か
らの復帰のときには(S1:No)、CPUが初期化され
たりRAMの遊技情報が消去されることなく、バックア
ップ復帰処理が実行される(S7)。
理においては、遊技復帰制御プログラムにより、バック
アップ記憶メモリに記憶保持されていた遊技情報に基づ
いて、図柄表示手段22に停電復帰画面が表示され、停
電直前の確率変動状態が表示され、普通図柄及び特別図
柄による保留球数が表示される。このとき、払出し制御
手段70においても払出し復帰制御プログラムによりバ
ックアップ復帰処理が同時に実行され、未払いの遊技球
が払出される。その後、主制御手段50においては、前
述したようにS8以降のメイン処理が繰り返して実行さ
れる。
電からの復帰時に停電により中断した遊技制御の途中か
ら支障なく再開することができ、遊技者の不利益を確実
に防止できる。このように、初期化スイッチ85と電源
スイッチ80とを、主電源としての電源手段79に設け
且つ片手で同時に操作不可能な相互に離隔させた位置に
配置したので、電源スイッチ80を操作して主電源をオ
ンオフするときに、その手で誤って初期化スイッチ85
を操作してしまうことがなく、RAM39b,46bの
バックアップ記憶メモリに記憶した遊技情報や払出し情
報の誤消去を確実に防止することができる。
し情報を消去したいときには、電源スイッチ80と初期
化スイッチ85とを別々の手で操作する等して、初期化
スイッチ85を意識的に操作した場合に限って、遊技情
報や払出し情報を電力供給時に確実に消去することがで
きる。それ故、確率変動モードの設定状態を指示する情
報等の遊技情報がマイコン39aのRAM39bに記憶
保持されている場合であっても、営業開始に際して電力
供給する時に、これらの遊技情報を確実に消去でき、ゲ
ームを公正な遊技条件で開始できるとともに、遊技者と
ホール側とのトラブルを防止できる。
80とが、同一の電源基板45上に設けられたので、電
源スイッチ80の配線を簡単化でき、しかも電源スイッ
チ80の操作による電力供給と初期化スイッチ85の操
作による遊技情報や払出し情報等の情報消去を格段に簡
単化することができる。
更形態について説明する。 1〕図11に示すように、電源スイッチ80Aをオン操
作するときだけ、初期化スイッチ85Aから出力される
初期化信号ISを「L」レベルに切換えて有効化し、マ
イコン39aのRAM39bに記憶保持している遊技情
報を消去するとともに、マイコン46aのRAM46b
に記憶保持している払出し情報を消去する初期化有効回
路を設けてもよい。
を有し、電力供給開始時から所定時間(例えば、約5
秒)だけ両接点87a,87bを閉成する。タイマー8
7の一方の接点87aは接地され、他方の接点87bは
信号ラインL1を介してマイコン39a,46aの入力
ポートに夫々供給され、その信号ラインL1には、初期
化スイッチ85Aが設けられるとともに、プルアップ抵
抗を介して+5Vが供給されている。タイマー87に
は、電源スイッチ80Aを介して変圧トランス(交流電
源)90からの低圧が作動用として供給されている。
ら所定時間の間に、初期化スイッチ85Aを操作したと
きには、タイマー87の接点87a,87bが閉成して
接地され、信号ラインL1は、+5Vにプルアップされ
ているにも拘わらず、「L」レベルに切換えられ、有効
化された「L」レベルの初期化信号ISがマイコン39
a,46aに夫々出力される。しかし、所定時間経過後
には、タイマー87の接点87a,87bが開成し、信
号ラインL1は接地されることはなく、初期化スイッチ
85Aが操作された場合でも、初期化信号ISは「H」
レベルであり、初期化信号ISとしては無効になる。
て電力を供給する時に限って、初期化スイッチ85Aを
操作したときの初期化信号ISが有効化され、マイコン
39a,46aのRAM39b,46bに記憶した種々
の情報を消去して初期化することができる。 2〕図12に示すように、トランジスタやツェナーダイ
オード等の電子部品で構成される別の初期化有効回路を
設け、電源スイッチ80Bをオン操作するときだけ初期
化信号ISを有効化するようにしてもよい。
ジスタTRのベースとが信号ラインL2で接続され、こ
の信号ラインL2には抵抗RとツェナーダイオードZD
とが直列状態で設けられている。信号ラインL2の抵抗
RとツェナーダイオードZDとの間の部位においてコン
デンサCを介して接地され、トランジスタTRのエミッ
タは信号ラインL3を介してマイコン39a,46aの
入力ポートに夫々接続され、その信号ラインL3には初
期化スイッチ85Bが設けられている。更に、+5V生
成回路81aには、電源スイッチ80Bを介して交流電
源90からの低圧が供給され、この+5V生成回路81
aで生成された+5Vが信号ラインL2とトランジスタ
TRのコレクタと信号ラインL3とに夫々供給されてい
る。
たとき、+5V生成回路81aから出力される+5Vに
よりコンデンサCが充電され、図12(b)に示すよう
に、コンデンサCの電圧、つまり信号ラインL2の電圧
レベルがツェナーダイオードZDの降伏電圧に達するま
での所定時間(例えば約5秒)においては、トランジス
タTRが導通しないため、この所定時間内に初期化スイ
ッチ85Bを操作したときには、信号ラインL3は、+
5Vにプルアップされているにも拘わらず「L」レベル
に切換えられ、有効化された「L」レベルの初期化信号
CLがマイコン39a,46aに夫々出力される。
L2の電圧レベル)がツェナーダイオードZDの降伏電
圧を越えた以降においては、トランジスタTRが導通す
るため、信号ラインL3は「H」レベルに保持され、こ
の状態で初期化スイッチ85Bを操作した場合には、
「「H」レベル初期化信号ISが出力され、無効にな
る。このように、電源スイッチ08Bを操作して電力を
供給する時に限って、初期化信号ISが有効化され、マ
イコン39a,46aのRAM39b,46bに記憶し
た種々の情報を消去して初期化することができる。
情報を更新しながらマイコン39a,46aのRAM3
9b,46bに記憶し、主電源が断たれた後もその遊技
情報や払出し情報を継続して記憶保持するようにしても
よい。 4〕電源スイッチ80,80A,80Bは電源基板45
に設けるが、初期化スイッチ85,85A,85Bを電
源基板45以外の、例えば主制御手段50や図柄制御手
段60等の副制御手段に設けてもよく、また遊技盤5の
裏側や外枠3の裏側等の各種の場所に設けてもよい。
は、プッシュ型以外に、タッチセンサ型スイッチ等、種
々の手動操作可能なスイッチを用いてもよい。 6〕遊技制御を実行中に内部割込みによりS8にジャン
プさせてメイン処理を繰り返し実行させる為に、リスタ
ート命令を用いて間接アドレス指定により実現させても
よく、リスタート命令以外の種々の割込み処理により実
現させてもよい。
b,46bを、フラッシュメモリ等の電気的に消去及び
書込み可能な種々の不揮発性メモリで構成し、バックア
ップ電源84を省略してもよい。 8〕本発明は、以上説明した実施形態や変更形態に限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変更を付加し、更に、パチンコ機に限らず、アレン
ジボール機、雀球機、回胴機等の種々の遊技機に本発明
を適用することが可能である。
保持可能な遊技情報記憶手段と、手動操作可能な初期化
操作部を有する初期化手段と、手動操作可能な電源操作
部とを備え、初期化操作部と電源操作部とを片手で同時
に操作不可能な相互に離隔させた位置に配置したので、
電源操作部を片手で操作して主電源をオンオフするとき
に、その手で初期化操作部を誤って操作できないため、
初期化手段が作動せず、遊技情報記憶手段の遊技情報の
誤消去を確実に防止することができる。また、必要に応
じて遊技情報を消去したいときには、電源操作部と初期
化操作部とを例えば別々の手で操作する等して、初期化
操作部を意識的に操作した場合に、遊技情報を確実に消
去することができる。
可能な遊技情報記憶手段と、手動操作可能な初期化操作
部を有する初期化手段と、手動操作可能な電源操作部と
を備え、初期化操作部と電源操作部とを片手で同時に操
作不可能な相互に離隔させた位置に配置されているた
め、請求項1と同様の効果を得ることができる。
可能な遊技情報記憶手段と、遊技情報を消去可能な初期
化手段と、手動操作可能な電源操作部と、主制御手段
と、副制御手段と、電源手段とを備え、初期化操作部と
電源操作部とを電源手段に設け且つ片手で同時に操作不
可能な相互に離隔させた位置に設けたので、請求項2と
同様の効果を得ることができる。
は、電源操作部をオンするときだけ初期化操作部からの
指令が有効となるように構成されているので、営業を開
始するとき等、電源操作部をオン操作して電力を給電す
る場合に限って、初期化操作部からの指令が有効とな
り、遊技情報を消去することができる。しかし、遊技中
においては、初期化操作部を誤って操作した場合、初期
化操作部からの指令が無効化されるため、遊技中に生じ
た種々の遊技情報の消去を確実に防止できる。その他請
求項1〜3の何れかと同様の効果を奏する。
部と電源操作部とが、同一基板上に設けられたので、初
期化操作部の操作と電源操作部の操作とが容易になり、
電力を給電するときの遊技情報消去を合理化することが
できる。その他請求項1又は2と同様の効果を奏する。
ここで、初期化操作部と電源操作部とを電源基板に設け
る場合には、電源操作部の配線を簡単化でき、しかも電
源操作部の操作による電力供給と初期化操作部の操作に
よる遊技情報消去とを格段に簡単化することができる。
部と電源操作部とが、異なる基板上に設けられたので、
初期化操作部の操作を電源操作部を操作する手と異なる
手で、意識的に行うようになり、初期化操作部の誤操作
をより確実に防止することができる。その他請求項1又
は2と同様の効果を得ることができる。
機)の斜視図である。
である。
トである。
チャートである。
を用いた別の初期化有効回路図であり、(b)はコンデ
ンサの出力電圧を示す線図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 遊技中の所定の遊技情報を記憶して主電
源が断たれた後もその遊技情報を保持可能な遊技情報記
憶手段(39b,46b) と、手動操作可能な初期化操作部(85,
85A,85B)を有し遊技情報記憶手段(39b,46b) に記憶した
遊技情報を消去可能な初期化手段(85,85A,85B,S1〜S4)
と、主電源をオンオフする手動操作可能な電源操作部(8
0,80A,80B)とを備えた遊技機であって、 前記初期化操作部(85,85A,85B)と電源操作部(80,80A,80
B)とを片手で同時に操作不可能な相互に離隔させた位置
に配置したことを特徴とする遊技機。 - 【請求項2】 主電源が断たれる時に所定の遊技状態に
関連する遊技情報を記憶し且つ主電源が断たれた後もそ
の遊技情報を保持可能な遊技情報記憶手段(39b,46b)
と、手動操作可能な初期化操作部(85,85A,85B)を有し遊
技情報記憶手段(39b,46b) に記憶した遊技情報を消去可
能な初期化手段(85,85A,85B,S1〜S4) と、主電源をオン
オフする手動操作可能な電源操作部(80,80A,80B)とを備
えた遊技機であって、 前記初期化操作部(85,85A,85B)と電源操作部(80,80A,80
B)とを片手で同時に操作不可能な相互に離隔させた位置
に配置したことを特徴とする遊技機。 - 【請求項3】 主電源が断たれる時に所定の遊技状態に
関連する遊技情報を記憶し且つ主電源が断たれた後もそ
の遊技情報を保持可能な遊技情報記憶手段(39b,46b)
と、手動操作可能な初期化操作部(85,85A,85B)を有し遊
技情報記憶手段(39b,46b) に記憶した遊技情報を消去可
能な初期化手段(85,85A,85B,S1〜S4) と、前記主電源を
オンオフする手動操作可能な電源操作部(80,80A,80B)
と、乱数抽選を介して遊技者に有利な状態か不利な状態
かを判定する機能を有する主制御手段(50)と、この主制
御手段(50)から受ける制御信号に基づいて制御を行なう
副制御手段(60,70〜72) と、主制御手段(50)と副制御手
段(60,70〜72) とに電力を供給する電源手段(79)とを備
え、これら主制御手段(50)と副制御手段(60,70〜72)と
電源手段(79)とが夫々別個の専用の基板(39,40,42,43,4
5,46) に構成された遊技機であって、 前記初期化操作部(85,85A,85B)と電源操作部(80,80A,80
B)とを電源手段(79)に設け且つ片手で同時に操作不可能
な相互に離隔させた位置に設けたことを特徴とする遊技
機。 - 【請求項4】 前記初期化手段(85,85A,85B,S1〜S4)
は、電源操作部(80,80A,80B)をオンするときだけ初期化
操作部(85,85A,85B)からの指令が有効となるように構成
されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記
載の遊技機。 - 【請求項5】 前記初期化操作部(85,85A,85B)と電源操
作部(80,80A,80B)とが、同一基板上に設けられたことを
特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。 - 【請求項6】 前記初期化操作部(85,85A,85B)と電源操
作部(80,80A,80B)とが、異なる基板上に設けられたこと
を特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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JP2000187662A JP3909800B2 (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | 遊技機 |
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JP2002000902A true JP2002000902A (ja) | 2002-01-08 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002136679A (ja) * | 2000-11-01 | 2002-05-14 | Kyoraku Sangyo | 遊技機 |
JP2011092756A (ja) * | 2011-01-07 | 2011-05-12 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
-
2000
- 2000-06-22 JP JP2000187662A patent/JP3909800B2/ja not_active Expired - Fee Related
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