JP2002000642A - 吸収パッド - Google Patents

吸収パッド

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JP2002000642A
JP2002000642A JP2000188599A JP2000188599A JP2002000642A JP 2002000642 A JP2002000642 A JP 2002000642A JP 2000188599 A JP2000188599 A JP 2000188599A JP 2000188599 A JP2000188599 A JP 2000188599A JP 2002000642 A JP2002000642 A JP 2002000642A
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diaper
disposable diaper
absorbent pad
disposable
fixing member
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JP2000188599A
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English (en)
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Minoru Wada
稔 和田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い捨ておむつ又はおむつカバーの内表面上
の適切な位置に、容易且つ迅速に固定することができ、
容易且つ経済的に、排尿・排便の処理を行うことのでき
る吸収パッド、及び該吸収パッドを具備し、容易且つ経
済的に、排尿・排便の処理を行うことのできる使い捨て
着用物品を提供すること。 【解決手段】 液保持性の吸収体を具備し、使い捨てお
むつ2の内表面2a上に固定されて、該おむつ2と共に
着用される使い捨ての吸収パッド1であって、吸収パッ
ド1は、使い捨ておむつ2側に向けられる表面1bが不
織布により形成されており、該不織布に係合可能な機械
的ファスナーのオス部材からなる係合部を有する固定用
部材3を介して、使い捨ておむつ2に固定される。使い
捨て着用物品は、上記の吸収パッド1、使い捨ておむつ
2及び固定用部材3からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容易且つ経済的
に、排尿・排便の処理を行うことのできる吸収パッド及
び使い捨て着用物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】使い捨
ておむつの内表面上に固定されて、該使い捨ておむつと
共に着用される吸収パッドが知られている。斯かる吸収
パッドは、通常、裏面に塗布された粘着剤を介して、使
い捨ておむつに固定され使用されるものであるため、そ
の使用の際には、粘着剤保護用の剥離紙を剥がす必要が
あり、また、剥がした剥離紙の適切な処理が必要であ
る。斯かる作業や処理は、吸収パッドの容易且つ迅速な
配置や交換を困難とし、介護者等の労力的な負担とな
る。また、吸収パッドを一旦固定した後に剥がすと、該
パッド等に損傷が生じたり粘着剤の粘着力が低下するた
め、脱着を繰り返して固定位置を調節することができな
い。更に、吸収パッドは、併用する使い捨ておむつ等に
比べて頻繁に交換されるものであるため、製造コストの
一層の低減が望まれている。
【0003】従って、本発明の目的は、使い捨ておむつ
又はおむつカバーの内表面上の適切な位置に、容易且つ
迅速に固定することができ、容易且つ経済的に、排尿・
排便の処理を行うことのできる吸収パッド、及び該吸収
パッドを具備し、容易且つ経済的に、排尿・排便の処理
を行うことのできる吸収性着用物品を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、液保持性の吸
収体を具備し、使い捨ておむつの内表面上に固定され
て、該使い捨ておむつと共に着用される使い捨ての吸収
パッドであって、前記吸収パッドは、前記使い捨ておむ
つ側に向けられる表面が不織布により形成されており、
該不織布に係合可能な機械的ファスナーのオス部材から
なる係合部を有する固定用部材を介して、前記使い捨て
おむつに固定される吸収パッドを提供することにより、
上記目的を達成したものである(以下、第1発明という
ときは、この発明をいう)。
【0005】また、本発明は、液保持性の吸収体を具備
し、おむつカバーの内表面上に固定されて、該おむつカ
バーと共に着用される使い捨ての吸収パッドであって、
前記吸収パッドは、前記おむつカバー側に向けられる表
面が不織布により形成され、前記吸収体と該不織布によ
り形成された前記表面との間に、液不透過性の防漏シー
トが介在されており、該不織布に係合可能な機械的ファ
スナーのオス部材からなる係合部を有する固定用部材を
介して、前記おむつカバーに固定される吸収パッドを提
供することにより、上記の目的を達成したものである
(以下、第2発明というときは、この発明をいう)。
【0006】また、本発明は、液保持性の吸収体を具備
し、使い捨ておむつ又はおむつカバーの内表面上に固定
されて、該使い捨ておむつ又はおむつカバーと共に着用
される使い捨ての吸収パッドであって、前記吸収パッド
は、前記使い捨ておむつ又は前記おむつカバー側に向け
られる表面が不織布により形成され、且つ該不織布に固
定用部材が接合されており、該固定用部材が具備する機
械的ファスナーのオス部材からなる係合部を介して、前
記使い捨ておむつ又は前記おむつカバーに固定される吸
収パッドを提供することにより、上記の目的を達成した
ものである(以下、第3発明というときは、この発明を
いう)。
【0007】また、本発明は、吸収パッドと、使い捨て
おむつ又はおむつカバーと、該吸収パッドを該使い捨て
おむつ又は該おむつカバーに固定する固定用部材とから
なり、該吸収パッドを該使い捨ておむつ又は該おむつカ
バーの内表面上に該固定用部材を介して固定した状態で
着用される吸収性着用物品であって、前記吸収パッド
は、前記使い捨ておむつ又は前記おむつカバー側に向け
られる表面が不織布により形成されており、前記固定用
部材は、一方の面に、前記不織布に係合可能な機械的フ
ァスナーのオス部材からなる係合部を有し、他方の面
が、前記使い捨ておむつ若しくは前記おむつカバーの内
表面上に固定されているか又は前記使い捨ておむつ若し
くは前記おむつカバーの内表面上に固定可能になされて
いる吸収性着用物品を提供することにより、上記目的を
達成したものである(以下、第4発明というときは、こ
の発明をいう)。尚、本発明における「使い捨ておむ
つ」及び「おむつカバー」は、それぞれ、着用者の肌側
に向けられる内表面上に吸収パッドを固定した状態で、
着用者に装着し得るものであれば良く、第2〜第4発明
における「おむつカバー」には、使い捨てのものと使い
捨てでないものとの両者が含まれる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその好ましい実施
形態に基づいて説明する。第1発明の一実施形態として
の吸収パッド1は、液保持性の吸収体13を具備し、使
い捨ておむつ2の内表面2a上に固定されて、該使い捨
ておむつ2と共に着用される使い捨ての吸収パッドであ
る。第4発明の一実施形態としての吸収性着用物品は、
第1発明の一実施形態としての上記吸収パッド1と、使
い捨ておむつ2と、該吸収パッド1を該使い捨ておむつ
2に固定するための固定用部材3とからなる。
【0009】吸収パッド1は、図1及び2に示すよう
に、液透過性の表面シート11、液不透過性の防漏シー
ト12及び両シート11,12間に介在された液保持性
の吸収体13を具備し、縦長に形成されている。
【0010】表面シート11、防漏シート12及び吸収
体13は、それぞれ、縦長矩形状に形成されており、表
面シート11及び防漏シート12は、それぞれ吸収体1
3の周縁部よりも外方に延出する部分を有し、延出した
部分が互いに貼り合わされて、両シート11,12間に
吸収体13が挟持固定されている。吸収パッド1の長手
方向の両側には、左右一対の立体ギャザー15,15が
形成されており、各立体ギャザー15は、吸収パッド1
の長手方向の両側に、立体ギャザー弾性部材16を有す
る立体ギャザー形成用のシート材17を配設して形成さ
れている。
【0011】そして、吸収パッド1は、使い捨ておむつ
2側に向けられる表面1bが不織布により形成されてい
る。より詳細には、防漏シート12の使い捨ておむつ2
側に向けられる側の表面には、該表面の全面を覆うよう
に外層不織布14が接着されている。外層不織布14
は、防漏シート12と同形状に形成され、防漏シート1
2と共に吸収パッド1の外形を形成している。外層不織
布14は、防漏シート12又は外層不織布14に接着剤
を塗布して形成された線状の接着剤塗布部(図示せず)
を介して、防漏シート12に接着されている。外層不織
布14が線状の接着剤塗布部を介して防漏シート12に
接着されていることにより、外層不織布14に対する固
定用部材3の係合強度が一層向上する。
【0012】固定用部材3は、吸収パッド1を、使い捨
ておむつ2に固定するための部材であり、本実施形態に
おける固定用部材3は、一方の面3aに、外層不織布1
4に係合可能な機械的ファスナーのオス部材からなる係
合部31を有し、他方の面3bに、使い捨ておむつ2の
内表面2a上に係合可能な機械的ファスナーのオス部材
からなる第2の係合部32を有している。また、本実施
形態の使い捨て着用物品は、固定用部材3を複数有して
おり、吸収パッド1は、複数の該固定用部材3,3を介
して使い捨ておむつ2に固定される。本実施形態におけ
る固定用部材3は、多数の係合用突起が基材表面に形成
されてなる機械的ファスナーのオス部材を二枚、突起の
ない面同士を面接させて接合一体化させてなる。また、
固定用部材3の係合部31及び第2の係合部32は、吸
収パッド1に向けられる面又は使い捨ておむつに向けら
れる面の全面に亘って形成されている。
【0013】各固定用部材3は、縦長矩形状に形成され
ており、各固定用部材3の長手方向の長さLは5〜15
cm、幅Wは3〜8cmであることが好ましい。また、
各固定用部材3の係合部31の面積は、10〜110c
2 、特に30〜80cm2 であることが、ズレ防止性
能及び付け剥がしやすさの観点から好ましい。また、複
数の固定用部材3における係合部31の面積を合計した
面積は、吸収パッド1における使い捨ておむつ2側に向
けられる表面1bの面積に対して10〜30%、特に1
5〜25%であることが、ズレ落ち防止性能及び付け剥
がしのしやすさの観点から好ましい。
【0014】使い捨ておむつ2は、液透過性の表面シー
ト21、液不透過性の防漏シート22、及び両シート2
1,22間に介在された液保持性の吸収体23を具備
し、実質的に縦長に形成されており、着用時に着用者の
背側に配される背側部Aの左右両側縁部には、それぞれ
ファスニングテープ24,24が設けられ、着用時に着
用者の腹側に配される腹側部Bの外面には、該ファスニ
ングテープ24,24をそれぞれ止着可能なランディン
グゾーンが幅方向に亘って形成されている(図示せ
ず)。また、背側部Aと腹側部Bとの間に位置する股下
部Cの左右両側部には、レッグギャザー形成用の弾性部
材25が配設されている。表面シート21は、不織布製
であり、各固定用部材3の第2の係合部32が直接係合
可能になされている。
【0015】本実施形態の吸収パッド1及び吸収性着用
物品の使用方法について、一例を示して説明する。先
ず、固定用部材3の第2の係合部32を、使い捨ておむ
つ2の内表面2aに直接係合させ、各固定用部材3を、
それぞれ使い捨ておむつ2上の所定の位置に固定する。
次いで、固定用部材3の係合部31を、吸収パッド1の
使い捨ておむつ2側に向けられる表面1bに、直接係合
させる。吸収パッド1は、例えばこのようにして使い捨
ておむつ2上に固定されるが、吸収パッド1の固定位置
が適切でない場合等には、該吸収パッド1を一旦引き剥
がし、更に必要に応じて固定用部材3の固定位置を変更
した上で、再度、吸収パッド1を使い捨ておむつ2上に
固定する。そして、適切な位置に吸収パッド1が固定さ
れた状態の使い捨ておむつ2を、従来の使い捨ておむつ
と同様にして、着用者に装着する。
【0016】本実施形態の吸収パッド1及び吸収性着用
物品によれば、吸収パッド1を容易且つ迅速に使い捨て
おむつ上に固定することができるので、親や介護者等の
労力を軽減することができる。また、吸収パッド1の固
定位置が適切でない場合であっても、該吸収パッド1の
脱着を繰り返して適宜修正できるため、所望の位置に修
正して固定でき、優れたフィット感、装着感及び漏れ防
止効果を得ることができる。また、吸収パッド1には、
使い捨ておむつ2に固定するための粘着剤や固定用部材
を設けておく必要がないので、吸収パッド1を安価に提
供でき、排尿・排便の処理に伴う経済的な負担を軽減す
ることができる。
【0017】また、吸収体13と、外層不織布14によ
り形成された前記表面1bとの間に、液不透過性の防漏
シート12が介在されているため、排尿量が多くても使
い捨ておむつ2が濡れにくい。そのため、使い捨ておむ
つの交換頻度を低減でき、排尿・排便の処理に伴う労力
的な負担や経済的な負担を軽減することができる。
【0018】また、固定用部材3が、使い捨ておむつ2
の内表面2a上に対しても機械的ファスナーのオス部材
からなる第2の係合部32を介して着脱自在に固定可能
であるため、固定用部材3は繰り返して使用でき、これ
により、排尿・排便の処理に伴う経済的な負担を一層軽
減することができる。また、図3(a)及び(b)に示
すように、固定用部材3の固定位置を適宜に変更するこ
とができるので、例えば吸収パッド1の使い捨ておむつ
2に対する固定の強度を、吸収パッド1の長手方向の両
端部において強くしたり、逆に中央部において強くする
等、必要に応じて適宜に調節することができる。尚、図
3中の一点鎖線で囲まれた領域は、吸収パッド1が配置
される部分を示す。
【0019】本実施形態の吸収パッド1及び吸収性着用
物品において、前記外層不織布14及び使い捨ておむつ
の表面シート21以外の部材は、それぞれ、通常公知の
形成材料を特に制限なく用いて形成することができる。
【0020】外層不織布としては、固定用部材3の係合
部31を形成する機械的ファスナーのオス部材が、係合
可能なものであれば特に制限されないが、好ましい不織
布としては、エアースルー不織布、スパンボンド不織
布、ニードルパンチ不織布等が挙げられ、好ましい不織
布の構成繊維としては、ポリエチレン(PP)繊維、ポ
リプロピレン(PP)繊維等のポリオレフィン繊維;ポ
リエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド等の
熱可塑性樹脂を単独で用いてなる繊維;芯鞘型、サイド
バイサイド型等の構造の複合繊維、例えば鞘成分がPE
又は低融点PPである芯鞘構造の繊維等が挙げられる。
外層不織布は、これらの繊維を単独で用いて構成しても
よいが、2種以上を組み合わせて用いることもできる。
また、使い捨ておむつの表面シート21としては、固定
用部材3の第2係合部32を形成する機械的ファスナー
のオス部材が、係合可能なものであれば特に制限されな
いが、好ましい不織布及びその構成繊維としては、外層
不織布と同様のものが挙げられる。
【0021】尚、固定用部材の係合部31及び第2の係
合部32を形成する機械的ファスナーのオス部材として
は、通常公知のものを特に制限なく用いることができ、
例えば、クラレ社製の「マジックテープ(登録商標)」
等を用いることができる。
【0022】次に、第2発明の一実施形態及び第4発明
の他の実施形態としての吸収パッド及び吸収性着用物品
について説明する。本実施形態における吸収パッド及び
吸収性着用物品は、吸収パッドが固定される対象物又は
吸収パッドと組み合わされるものが、吸収体を具備する
使い捨ておむつではなく、吸収体を具備しないおむつカ
バーである点においてのみ上述した実施形態のものと相
違し、その他の点においては、使用方法や好ましい態様
等を含めて上述した実施形態におけるのと同様であり、
本実施形態について特に説明しない点については上述し
た実施形態における説明が適宜適用される。本実施形態
におけるおむつカバーは、使い捨てのおむつカバーであ
り、図1及び図2に示される使い捨ておむつ2から吸収
体23を除去する以外は、該使い捨ておむつ2と同じ構
成を有する。本実施形態の吸収パッド及び吸収性着用物
品によれば、それぞれ、上述した実施形態の吸収パッド
又は吸収性着用物品と同様の効果が得られる。
【0023】次に、第3発明の一実施形態としての吸収
パッドについて説明し、併せて、本実施形態の吸収パッ
ドと、使い捨ておむつ又はおむつカバーとを組み合わせ
てなる吸収性着用物品について説明する。本実施形態に
おける吸収パッドは、機械的ファスナーのオス部材から
なる係合部を片面にのみ有する複数の固定用部材を、図
1に示す吸収パッド1の不織布からなる表面1bに、接
着剤、溶着等の公知の接合手段により接合した構成を有
している。各固定用部材は、図1及び2に示す固定用部
材3と同様の外形を有するが、吸収パッド1に接合され
た面には突起はなく、他の面にのみ機械的ファスナーの
オス部材からなる係合部を有している。また、各固定用
部材は、図1の固定用部材と同じ向きに、また、各固定
用部材間に所定の間隔を開けて設けられている。本実施
形態の吸収パッドは、各固定用部材の前記係合部を、使
い捨ておむつ又はおむつカバーの内表面に係合させるこ
とにより、使い捨ておむつ又はおむつカバーに着脱可能
に固定されて使用される。本実施形態における使い捨て
おむつは、図1及び2に示す使い捨ておむつ2であり、
おむつカバーは、該使い捨ておむつ2から吸収体23を
除去した構成のおむつカバーである。
【0024】本実施形態の吸収パッドによれば、使い捨
ておむつ又はおむつカバーに向けられる表面が不織布か
らなるので、固定される使い捨ておむつ又はおむつカバ
ーの内表面に対して、固定用部材以外の箇所でもズレ止
め効果がある。また、上述した他の実施形態の吸収パッ
ドの主要効果と同様の効果が得られる。
【0025】本発明の吸収パッド及び使い捨て着用物品
は、上述した実施形態に制限されない。例えば、第1、
第2及び第4発明においては、固定用部材3における、
吸収パッド1に係合する側とは反対側の面3bを、接着
剤や溶着等により使い捨ておむつ又はおむつカバーの内
表面2a上に着脱不可能に固定した形態とすることもで
きる。また、本発明における、おむつカバーは、中央部
以外の部分に吸収体4を具備するものであっても良い。
また、固定用部材3の係合部31及び第2の係合部32
は、それぞれ、固定用部材における、吸収パッド1に向
けられる面又は使い捨ておむつ2に向けられる面の一部
にのみ形成されていても良い。また、吸収パッド、使い
捨ておむつ、おむつカバー及び固定用部材は、それぞ
れ、各部の形状、寸法、形成材料等を、適宜に変更可能
である。例えば、吸収パッドを固定するための固定用部
材は単数でも複数でも良く、また、個々の固定用部材3
の形状は、図3(c)に示すような形状、更には、円
形、楕円形、三角形、菱形、ハート型形状等の任意の形
状とすることができる。また、吸収パッド1を使い捨て
おむつ2の内表面上に固定する際には、固定用部材3
を、先に吸収パッド1側に固定し、その後、使い捨てお
むつ2側に固定しても良い。また、上記の各実施形態に
おける吸収パッドにおいては、吸収体と不織布により形
成された表面との間に液不透過性の防漏シートが介在し
ており、それが好ましい形態であるが、該防漏シートを
省略しても良い。
【0026】また、本発明の吸収パッド及び吸収性着用
物品は、吸収パッドと、固定用部材と、使い捨ておむつ
又はおむつカバーとを組み合わせて販売した場合、特
に、コストおよびごみ量が低減され、且つ特に取扱いが
容易なおむつの提供が可能となる。例えば、使い捨てお
むつ又はおむつカバーを少数枚(例えば2〜5枚)、両
面に機械的ファスナーのオス部材を有する固定用部材を
少数枚(例えば3〜6枚)、最外層に不織布および該不
織布と吸収体との間に防漏シートを有する吸収パッドを
多数(例えば50枚)をセットにして包装した使い捨て
おむつセットを提供する。この吸収パッドには、着用者
に固定するために吸収パッドの前後をつなぐテープファ
スナーは不要であるため、材料費が安価となり、大きさ
および形状もコンパクト及びシンプルになる。また、汚
れた吸収パッドを交換しても、装着用の使い捨ておむつ
又はおむつカバー、及び固定用部材は続けて使用できる
ため吸収パッドと同数は必要ない。また、固定用部材が
粘着剤テープでないため剥離紙の廃棄する手間およびゴ
ミが発生することがない。また、使い捨ておむつと吸収
パッドの装着位置を適宜変更できるため、装着が容易と
なる。このように、対環境及び経済性、更には着用の容
易性に優れた商品を提供することができる。
【0027】
【発明の効果】第1〜第3発明の吸収パッドは、使い捨
ておむつ又はおむつカバーの内表面上の適切な位置に、
容易且つ迅速に固定することができ、該使い捨ておむつ
又は該おむつカバーと併用することにより、容易且つ経
済的に、排尿・排便の処理を行うことができるものであ
る。第4発明の使い捨て着用物品は、吸収パッドを、使
い捨ておむつ又はおむつカバーの内表面上の適切な位置
に、容易且つ迅速に固定することができ、また、安価に
製造可能であり、容易且つ経済的に、排尿・排便の処理
を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明(第1,第4発明)の一実施形
態としての吸収パッド及び使い捨て着用物品を一部破断
して示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す吸収パッド及び使い捨て着
用物品の横断面図である。
【図3】図3(a)及び(b)は、図1に示す吸収パッ
ド及び使い捨て着用物品における固定用部材の他の配置
態様を示す模式図であり、図3(c)は、他の実施形態
における固定用部材及びその配置態様を示す模式図であ
る。
【符号の説明】 1 吸収パッド 11 表面シート 12 防漏シート 13 吸収体 14 外層不織布(不織布) 1b 使い捨ておむつ側に向けられる表面 2 使い捨ておむつ 21 表面シート 22 防漏シート 23 吸収体 24 ファスニングテープ 3 固定用部材 31 係合部 32 第2係合部 3a 一方の面 3b 他方の面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液保持性の吸収体を具備し、使い捨てお
    むつの内表面上に固定されて、該使い捨ておむつと共に
    着用される使い捨ての吸収パッドであって、 前記吸収パッドは、前記使い捨ておむつ側に向けられる
    表面が不織布により形成されており、該不織布に係合可
    能な機械的ファスナーのオス部材からなる係合部を有す
    る固定用部材を介して、前記使い捨ておむつに固定され
    る吸収パッド。
  2. 【請求項2】 前記固定用部材は、一方の面に上記係合
    部を有し、他方の面に、前記使い捨ておむつの内表面上
    に係合可能な機械的ファスナーのオス部材からなる第2
    の係合部を有する請求項1記載の吸収パッド。
  3. 【請求項3】 液保持性の吸収体を具備し、おむつカバ
    ーの内表面上に固定されて、該おむつカバーと共に着用
    される使い捨ての吸収パッドであって、 前記吸収パッドは、前記おむつカバー側に向けられる表
    面が不織布により形成され、前記吸収体と該不織布によ
    り形成された前記表面との間に、液不透過性の防漏シー
    トが介在されており、該不織布に係合可能な機械的ファ
    スナーのオス部材からなる係合部を有する固定用部材を
    介して、前記おむつカバーに固定される吸収パッド。
  4. 【請求項4】 液保持性の吸収体を具備し、使い捨てお
    むつ又はおむつカバーの内表面上に固定されて、該使い
    捨ておむつ又はおむつカバーと共に着用される使い捨て
    の吸収パッドであって、 前記吸収パッドは、前記使い捨ておむつ又は前記おむつ
    カバー側に向けられる表面が不織布により形成され、且
    つ該不織布に固定用部材が接合されており、該固定用部
    材が具備する機械的ファスナーのオス部材からなる係合
    部を介して、前記使い捨ておむつ又は前記おむつカバー
    に固定される吸収パッド。
  5. 【請求項5】 吸収パッドと、使い捨ておむつ又はおむ
    つカバーと、該吸収パッドを該使い捨ておむつ又は該お
    むつカバーに固定する固定用部材とからなり、該吸収パ
    ッドを該使い捨ておむつ又は該おむつカバーの内表面上
    に該固定用部材を介して固定した状態で着用される吸収
    性着用物品であって、 前記吸収パッドは、前記使い捨ておむつ又は前記おむつ
    カバー側に向けられる表面が不織布により形成されてお
    り、前記固定用部材は、一方の面に、前記不織布に係合
    可能な機械的ファスナーのオス部材からなる係合部を有
    し、他方の面が、前記使い捨ておむつ若しくは前記おむ
    つカバーの内表面上に固定されているか又は前記使い捨
    ておむつ若しくは前記おむつカバーの内表面上に固定可
    能になされている吸収性着用物品。
  6. 【請求項6】 前記固定用部材は、前記他方の面に、前
    記使い捨ておむつ又は前記おむつカバーの内表面上に係
    合可能な機械的ファスナーのオス部材からなる第2の係
    合部を有する請求項5記載の吸収性着用物品。
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