JP2011019562A - 吸収性パッド - Google Patents

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Abstract

【課題】併用される吸収性物品を有効に利用できる吸収性パッドを提供すること。
【解決手段】本発明の吸収性パッド1は、吸収体3及び該吸収体3の非肌当接面側に配された裏面シートを具備し、別体の吸収性物品の肌当接面側に配置されて使用されうる。前記裏面シートは、吸収体3の非肌当接面側31の一部31aを被覆している液不透過性の内側裏面シート4と、該内側裏面シート4によって被覆されていない、該吸収体3の非肌当接面側31の他の部分31bを被覆していると共に、該内側裏面シート4の非肌当接面側の一部を被覆している液不透過性の外側裏面シート8とを含んで構成されている。内側裏面シート4と外側裏面シート8との重なり部10に、両裏面シート4,8間が接合されていない非接合部12が形成されており、該非接合部12を介して外部へ液が移行可能になされている。
【選択図】図3

Description

本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品と重ねて使用されうる吸収性パッドに関する。
近年、尿等の排泄物の処理に伴う経済的、労力的な負担の軽減を目的として、吸収性パッドを、使い捨ておむつ等の吸収性物品と重ねて使用することが行われている。吸収性パッドを使用する目的の1つは、吸収性物品の交換頻度を低減することである。斯かる目的の達成のため、例えば、尿吸収用パッドは、老人や病人等が着用する使い捨ておむつの表面シートの上に配置され、失禁した尿を吸収保持させるのに使用される。排泄される尿の量が比較的少量の場合には、尿吸収用パッドのみを交換するだけで済み、使い捨ておむつの交換頻度を減らすことができる。
吸収性パッドを使用する他の目的の1つは、例えば夜間就寝中に使い捨ておむつを着用する場合のように、長時間に亘って吸収性物品を着用し続け、例えば吸収性物品だけでは吸収しきれないような多量の尿が排泄される場合等に、吸収性物品による尿の吸収を補助することである。従来の尿吸収用パッドは、その非肌当接面側に液不透過性の裏面シートを備えており、該裏面シートを使い捨ておむつ等の吸収性物品の表面シートに対向させて配置されるため、該尿吸収用パッドでは吸収しきれないような多量の尿が排泄された場合には、該尿吸収用パッドで吸収しきれなかった尿が吸収性物品の横から漏れ出し易いという問題があった。
このような横漏れの対策としては、尿吸収用パッドを頻繁に交換する方法、又は尿吸収用パッドの吸収体の吸収容量を大きくする方法がある。しかし、前者の方法では、介護者の労力が増える問題がある。また、後者の方法では、尿吸収用パッドの寸法が大きくなるため、装着しづらくなる等、取り扱いの点で問題が生じる。
吸収性パッドの改良技術に関し、例えば特許文献1には、吸収体と、吸収体の上側に積層された液透過性の表面シートと、吸収体の下側に積層された裏面シートとを備え、該裏面シートが排泄液の一部を透過し得る素材からなる使い捨て補助パッドが記載されている。特許文献1に記載の使い捨て補助パッドにおける前記裏面シートは、その略中央部に孔を有しており、この孔を通じて尿が該補助パッドの下に配置された吸収性物品へ移行するようになされている。
また特許文献2には、液透過性の表面シート、吸収コア、及び液透過性の外面シートを順次積層してなり、該外面シートの外面に、該外面の略全域を覆う液不透過性のバックシートが剥離可能に接合されている尿取りパッドが記載されている。特許文献2に記載の尿取りパッドは、例えば短時間に尿取りパッドを交換できるときは、前記バックシートを付けたまま使用でき、例えば夜間等のように長時間介護できないときは、前記バックシートを剥がして使用できるようになされている。
また特許文献3には、表面シート、裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を具備し、該裏面シートは、一面側が疎水性、他面側が親水性で、且つ親水性を有する該他面側が該吸収体と対向するように配置されている補助吸収性物品が記載されている。
特開2001−70341号公報 特開平11−267145公報 特開2007−135790号公報
特許文献1に記載の使い捨て補助パッドは、尿が通過可能な孔が、該パッドの略中央部に位置する、着用者の排泄部位と対向する部分(排尿ポイント)の裏面シートに形成されているため、該排泄部位から該補助吸収性物品に向けて排泄された尿は、着用時の体圧等により、該補助パッド内に留まらずに該孔を通じてその下の吸収性物品へ移行しやすい。そのため、補助パッドに液を吸収保持する余地が十分に残されているにもかかわらず、尿が使い捨ておむつ等の吸収性物品に移行し、排泄された尿が少量にもかかわらず使い捨ておむつを汚してしまう場合がある。
特許文献2に記載の尿取りパッドは、使用状況に応じてバックシートを剥離する必要があるため、その手間がかかり、また、剥離したバックシートはゴミとなってしまう。また、短時間で尿取りパッドを交換できると考えて、バックシートを接合した状態で尿取りパッドを使い捨ておむつに装着しても、予定通りに尿取りパッドを交換できない場合には、尿漏れが起きるおそれがある。逆に、長時間に亘り尿取りパッドを交換できないと考えて、バックシートを剥離した状態で尿取りパッドを使い捨ておむつに装着した場合、排泄された尿は該尿取りパッド内に留まりにくく、該尿取りパッドの下に配置された使い捨ておむつに移行し易いため、排泄される尿が少量にもかかわらず、排尿ポイントを中心に使い捨ておむつを汚してしまう場合もある。
特許文献3に記載の補助吸収性物品は、裏面シートにおける吸収体との対向面の全面が一定の通液性を有しているため、排泄された尿が少量にもかかわらず、排尿ポイントを中心に使い捨ておむつを汚してしまう場合がある。
前述したように、従来の吸収性パッドは、吸収性物品と重ねて使用した場合に、排泄された尿が少量にもかかわらず、尿を保持せずに吸収性物品へ移行させてしまいやすく、該吸収性パッドが本来有している液吸収保持能を十分に活用することができなかった。吸収性物品の交換頻度の低減、吸収性物品による尿の吸収補助といった、吸収性パッドに求められる作用効果を奏し、併用される吸収性物品を有効に利用できる吸収性パッドは未だ提供されていない。
従って本発明の課題は、併用される吸収性物品を有効に利用できる吸収性パッドを提供することにある。
本発明は、吸収体及び該吸収体の非肌当接面側に配された裏面シートを具備し、別体の吸収性物品の肌当接面側に配置されて使用されうる吸収性パッドであって、前記裏面シートは、前記吸収体の非肌当接面側の一部を被覆している液不透過性の内側裏面シートと、該内側裏面シートによって被覆されていない、該吸収体の非肌当接面側の他の部分を被覆していると共に、該内側裏面シートの非肌当接面側の一部を被覆している液不透過性の外側裏面シートとを含んで構成されており、前記内側裏面シートと前記外側裏面シートとの重なり部に、両裏面シート間が接合されていない非接合部が形成されており、該非接合部を介して外部へ液が移行可能になされている吸収性パッドを提供することにより、前記課題を解決したものである。
本発明の吸収性パッドによれば、使い捨ておむつ等の吸収性物品と重ねて使用した場合に、尿等の液が該吸収性パッド内にある程度溜まってから吸収性物品へ移行するため、吸収性物品の交換頻度の低減が図られ、吸収性物品を有効に利用することができ、漏れを起こし難い。
図1は、本発明の吸収性パッドの第1実施形態の肌当接面側(表面シート側)を模式的に示す平面図である。 図2は、図1のI−I線断面を模式的に示す断面図である。 図3は、図1のII−II線断面を模式的に示す断面図である。 図4は、図1に示す吸収性パッドにおける、内部裏面シートと外部裏面シートとの間の非接合部の配置パターンを模式的に示す平面図である。 図5は、図1に示す吸収性パッドの使用形態を模式的に示す断面図である。 図6は、本発明の吸収性パッドの第2実施形態の図1相当図である。 図7は、本発明の吸収性パッドの第2実施形態の図3相当図である。 図8は、本発明の吸収性パッドの第3実施形態の図1相当図である。 図9は、本発明の吸収性パッドの第3実施形態の図3相当図である。
以下、本発明の吸収性パッドをその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1〜図5には、本発明の吸収性パッドの第1実施形態が示されている。第1実施形態の吸収性パッド1は、図1〜図3に示すように、液透過性の表面シート2と、該表面シート2の非肌当接面側に配された液保持性の吸収体3と、該吸収体3の非肌当接面側に配された液不透過性の裏面シート(内部裏面シート4及び外部裏面シート8)とを具備しており、平面視において矩形形状をしている。
図1に示すように、吸収体3は、平面視において矩形形状をしており、また表面シート2も、吸収体3の形状に即して矩形形状をしている。吸収体3は、その長手方向をパッド長手方向(図1中、符合Xで示す方向)と一致させて、パッド幅方向(図1中、符合Yで示す方向)の中央部において、表面シート2と裏面シート4,8との間に挟持固定されている。表面シート2、裏面シート4,8はそれぞれ、吸収体3の周縁よりも外方に延出している延出部を有しており、その延出部においてこれらのシートが接着剤やヒートシール等により接合されている。
尚、本明細書において、「肌当接面側」は、吸収性パッド、吸収性物品又はそれらの構成部材における、着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、「非肌当接面側」は、着用時に該肌当接面とは反対側に向けられる面である。また、「長手方向」は、吸収性パッド、吸収性物品又はそれらの構成部材の長辺方向に沿う方向であり、「幅方向」は、該長手方向と直交する方向である。「パッド長手方向」は、吸収性パッドの長手方向、「パッド幅方向」は、該長手方向と直交する方向である。
吸収性パッド1は、図1に示すように、前方部A、中央部B及び後方部Cを長手方向に有している。前方部Aはパッド着用時に着用者の腹側に位置する部位、中央部Bは着用者の股下に位置する部位、後方部Cは着用者の背側に位置する部位である。各部A〜Cは、吸収性パッド1を長手方向に3等分した場合の各部分に相当する。
吸収性パッド1の長手方向の両側には、一対の立体ギャザー5,5が設けられている。立体ギャザー5は、図2に示すように、吸収性パッド1の肌当接面側(表面シート2)にパッド長手方向Xに沿って起立する基壁部51と、該基壁部51の上端部に位置し且つ着用時に着用者の肌に当接する弾性伸縮部52とを含んで構成されている。弾性伸縮部52には、パッド長手方向Xに沿って1本又は複数本(第1実施形態では1本)の弾性部材6が伸長状態で固定されることによって、弾性伸縮性が付与されている。立体ギャザー5(弾性伸縮部52)の伸縮方向は、パッド長手方向Xに一致している。弾性部材6は、少なくとも中央部Bに配されており、更に前方部A及び/又は後方部C側にも延びて配されていることが好ましい。
立体ギャザー5は、立体ギャザー形成用シート7を主体として構成されている。シート7は、パッド長手方向Xに亘って一定の幅を有するシートであり、パッド長手方向Xの全長に亘って配されている。シート7は、図2に示すように、基壁部51の上端部に弾性伸縮部52が位置している形状を有するように折り返されている。基壁部51の下端部は、接着剤等の公知の接合手段によって、表面シート2の肌当接面側に接合されており、その接合部が、立体ギャザー5の立ち上がり基端部となっている。
また立体ギャザー5は、パッド長手方向Xの前端部及び後端部それぞれに、弾性伸縮部52が吸収性パッド1の肌当接面側(表面シート2)に接合されている弾性伸縮部固定部53を有している。弾性伸縮部固定部53においては、弾性伸縮部52が表面シート2に接合されていることで基壁部51の起立が阻害されているため、立体ギャザー5は起立しない。つまり、立体ギャザー5は、弾性伸縮部固定部53が形成されている、パッド長手方向Xの前端部(前端1f及びその近傍)及び後端部(後端1b及びその近傍)それぞれにおいては起立しておらず、弾性伸縮部固定部53が形成されていない、中央部B並びに前方部A及び後方部Cそれぞれの該中央部B寄りの領域においては、弾性部材6による収縮力によって起立している。
第1実施形態における裏面シートは、図2及び図3に示すように、吸収体3の非肌当接面側31の一部31aを被覆している液不透過性の内側裏面シート4と、該内側裏面シート4によって被覆されていない、該吸収体3の非肌当接面側31の他の部分31bを被覆していると共に、該内側裏面シート4の非肌当接面側41の一部を被覆している液不透過性の外側裏面シート8とを含んで構成されている。外側裏面シート8が内側裏面シート4の非肌当接面側41を被覆している部分は、両裏面シート4,8の重なり部10となっている。尚、吸収体3の非肌当接面側31の一部31aと内部裏面シート4との間、及び吸収体3の非肌当接面側31の他の部分31bと外部裏面シート8との間は、それぞれ、接着剤の塗布等の接合手段によって接合されていても良く、接合されていなくても良い。
内部裏面シート4は、吸収体3よりも幅広のシートで、図2及び図3に示すように、後方部C及び中央部Bに配置されており、前方部Aには配置されていない。内部裏面シート4のパッド長手方向Xの後端4bは、吸収性パッド1の長手方向後端1bと略同位置にあり、前端4fは、吸収性パッド1の長手方向の中央領域(吸収性パッド1の長手方向中央から好ましくは200mm以内の領域)に位置している。
外部裏面シート8は、内部裏面シート4と略同じ幅を有するシートで、図3に示すように、前方部Aから後方部Cに亘って配置されている。外部裏面シート8のパッド長手方向Xの後端8bは、吸収性パッド1の長手方向の後方部Cで且つ内部裏面シート4の前端4fよりも吸収性パッド1の長手方向後端1b寄りに位置しており、前端8fは、吸収性パッド1の長手方向前端1fと略同位置にある。
前述した重なり部10は、両裏面シート4,8における、内部裏面シート4の前端4fと外部裏面シート8の後端8bとの間に挟まれた部分であり、後方部Cに存しており、より具体的には、中央部Bから後方部Cに亘って存しており、平面視において矩形形状である。中央部Bには、図示していないが、着用者の排泄部位と対向する部分(排尿ポイント)が存しており、尿等の液の出口である後端8bは、後方部Cで排尿ポイントよりも吸収性パッド1の長手方向後端1b寄りに位置している。このように、外部裏面シート8の後端8bが後方部Cに存していることで、尿等の液の外部への出口が排尿ポイントから離れるので、吸収性パッド1の吸収体3が効率良く使用される。そして、重なり部10には、パッド幅方向Yに連続した接着剤の塗布やヒートシール等の接合手段が施されておらず、両裏面シート4,8間が接合されていない非接合部12が形成されており、該非接合部12を介して外部へ尿等の液が移行可能になされている。
図4には、非接合部12の配置パターンが示されている。尚、図4は、本発明に係る非接合部の配置パターンの一例であり、図2で模式的に示した第1実施形態における非接合部の配置パターンとは必ずしも一致しない。図4に示すように、重なり部10における内部裏面シート4と外部裏面シート8との間には、パッド長手方向Xに延びる、両裏面シート4,8の帯状の接合部9と帯状の非接合部12とが、パッド幅方向Yに交互に配置されている。接合部9及び非接合部12は、それぞれ、重なり部10のパッド長手方向Xの全長に亘っている。内部裏面シート4と外部裏面シート8とは、接合部9において接合されている。非接合部12は、重なり部10(裏面シート4,8)のパッド幅方向Yの中央部、より具体的には、吸収体3に対応する部分(吸収体3の真下、図1中符号10で示す点線で描かれた長楕円で囲まれた部分)に配置されている。接合部9は、接着剤の塗布やヒートシール等の接合手段によって形成することができる。接合部9を接着剤の塗布によって形成する場合、該接着剤としては、当該技術分野においてシートどうしの貼り合わせ等に従来用いられているものを用いることができ、例えばホットメルト接着剤を用いることができる。
非接合部12は、吸収体3を通過してきた尿等の液の導液路として機能するもので、そのパッド長手方向Xの両端が開口している。裏面シート4,8は何れも液不透過性であるため、重なり部10における非接合部12は、第1実施形態に係る裏面シートにおいて実質的に唯一の導液路である。従って、吸収体3を通過してきた液は、非接合部12における内部裏面シート4の前端4f側の開口端を介して重なり部10内へ侵入し、該非接合部12を通ってパッド長手方向Xに流れ、該非接合部12における外部裏面シート8の後端8b側の開口端を介して外部(吸収性パッド1と併用されている吸収性物品)へ移行する。
このように、吸収体3を通過した液が、重なり部10をパッド長手方向Xに通過して外部へ移行するようになされていることにより、例えば特許文献1に記載の使い捨て補助パッドのように、吸収体を通過した液が、裏面シートを厚み方向に貫通する孔を介して外部へ移行するようになされている場合に比して、液の侵入口(非接合部12における内部裏面シート4の前端4f側の開口端)が吸収体3と対向し且つ外部裏面シート8の後端8bが後方部Cに配置されているため、尿等の液が外部へ移行し難く、その分、吸収体3内に液が保持され易くなり、例えば着用時において吸収性パッド1に少々の体圧がかかった程度では、非接合部12を介して液が外部へ移行し難い。これにより、吸収性パッド1が本来有している液吸収保持能が十分に活用されるようになり、併用される吸収性物品の交換サイクルが長くなる等、吸収性物品を有効に利用することが可能となる。また、吸収体3に吸収性ポリマーが含まれている場合には、吸収性ポリマーの脱落が効果的に防止される。また、第1実施形態のように、内部裏面シート4と外部裏面シート8とによって吸収体3の非肌当接面側の全面が覆われていると、吸収体3全体が尿等の排泄物の吸収に有効に使用することが可能となっているので、これにより尿が外部へ移行するまでに吸収性パッド1が十分な吸収を行うことができる。
吸収性パッド1の各部の寸法等は適宜設定することができるが、特に下記範囲にあることが好ましい。
重なり部10(接合部9、非接合部12)のパッド長手方向Xの長さL1(図4参照)は、好ましくは5〜200mm、更に好ましくは10〜200mmである。
接合部9のパッド幅方向Yの長さL2(図4参照)は、好ましくは2〜20mm、更に好ましくは5〜15mmである。
非接合部12のパッド幅方向Yの長さ(隣接する接合部9,9の間隔)L3(図4参照)は、好ましくは5〜30mm、更に好ましくは10〜20mmである。
重なり部10(非接合部12)は、図1に示すように、弾性伸縮部固定部53よりもパッド長手方向Xの内方に形成されていることが好ましい。弾性伸縮部固定部53は前述したように立体ギャザー5が起立しない部分であり、重なり部10が弾性伸縮部固定部53よりもパッド長手方向Xの内方に形成されている、換言すれば、重なり部10がパッド長手方向Xにおいて立体ギャザー5が起立可能な部分に形成されていることにより、起立した立体ギャザー5で堰き止められた尿等の液を、重なり部10を介して外部へ移行させることが可能となり、漏れが効果的に防止される。
吸収性パッド1の構成部材について説明すると、表面シート2としては、当該技術分野において従来用いられている各種のものを用いることができ、尿等の液体を透過させることができるものであれば制限はなく、例えば、合成繊維又は天然繊維からなる織布や不織布、多孔性シート等が挙げられる。表面シート2の一例として、親水性不織布が挙げられる。該親水性不織布としては、親水化処理されたサーマルボンド不織布、スパンボンド不織布、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド不織布(SMS)不織布等を用いることができる。表面シート2の坪量は、好ましくは15〜30g/m2である。
吸収体3としては、当該技術分野において従来用いられている各種のものを用いることができ、例えば、パルプ繊維等の繊維集合体に必要に応じ吸収性ポリマーを含有させてなる吸収性コア;繊維を主体とする2枚の繊維シート間に吸収性ポリマーを主体とする層を介在配置してなる吸収性コア;これらの吸収性コアをティッシュペーパー等の紙や各種不織布等の被覆シートで被覆したもの等が挙げられる。吸収体3の坪量は、好ましくは150〜500g/m2である。
内部裏面シート4及び外部裏面シート8としては、それぞれ、当該技術分野において従来用いられている液不透過性のものを用いることができ、例えば、ポリエチレンフィルム等の樹脂製フィルム;撥水不織布等の不織布;樹脂製フィルムと不織布との積層体;耐水圧の高い不織布等が挙げられる。これらの中でも特に、樹脂製フィルムが好ましい。内部裏面シート4及び外部裏面シート8の坪量は、それぞれ、好ましくは15〜30g/m2である。内部裏面シート4と外部裏面シート8とは、同じものであっても良く、材質、坪量等が異なっていても良い。
立体ギャザー形成用シート材7としては、内部裏面シート4(外部裏面シート8)と同様のものを用いることができる。また、また、立体ギャザー5を構成する弾性部材6としては、例えば、ポリオレフィン類、ポリウレタン類及びこれらの共重合体、又は天然ゴム等からなる弾性材料等を用いることができる。
吸収性パッド1は、図5に示すように、別体の吸収性物品としての使い捨ておむつ90の肌当接面側に配置して使用することができる。吸収性パッド1と併用される使い捨ておむつ90は、液透過性の表面シート91、液不透過性の裏面シート92、及び両シート91,92間に介在された吸収体93を具備しており、実質的に縦長である。使い捨ておむつ90の肌当接面側の両側には、弾性部材を有する一対の立体ギャザー94,94が設けられており、また、吸収体93の幅方向外方には、弾性部材を有する一対のレッグフラップ部95,95が設けられている。
第1実施形態の吸収性パッド1は、前述したように、吸収体3を通過した尿等の液が、2枚の裏面シート4,8の重なり部10を、吸収体3の非肌当接面31に沿って通過して外部へ移行するようになされているため、図5に示す如き使用形態において、液が吸収性パッド1内にある程度溜まってから使い捨ておむつ90へ移行するようになり、これにより、吸収性物品の交換頻度の低減が図られ、吸収性物品を有効に利用することができ、漏れを起こし難い。また、重なり部10のパッド長手方向Xの一端である、外部裏面シート8の後端8bが、後方部Cに位置しているために、中央部Bにある排尿ポイントに排出された液は、後端8bに達するまで、吸収性パッド1の吸収体3の広い領域に吸収され得る。また、重なり部10においては接合部9と非接合部12とが図4に示す如きパターンで配置されているため、尿等の液が重なり部10に侵入してきた場合、パッド幅方向Yに流れて吸収性パッド1の側縁1sから漏れ出したりすることなく、パッド長手方向Xに延びる非接合部12を通って速やかに使い捨ておむつ90へ移行する。
以下に、本発明の吸収性パッドの他の実施形態について図6〜図9を参照して説明する。後述する他の実施形態については、前述した第1実施形態と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、第1実施形態についての説明が適宜適用される。
図6及び図7には、本発明の吸収性パッドの第2実施形態が示されている。第2実施形態の吸収性パッド1においては、中央部Bに重なり部10A,10Bが2箇所存している。即ち、第2実施形態の吸収性パッド1においては、1枚の内部裏面シート4が、中央部B並びに前方部A及び後方部Cそれぞれの中央部B寄りの部分に配置されていると共に、2枚の外部裏面シート8A,8Bが、パッド長手方向Xに所定間隔Wを置いて並列配置されており、内部裏面シート4と外部裏面シート8Aとの重なり部10A、内部裏面シート4と外部裏面シート8Bとの重なり部10Bがそれぞれ形成されている。
第2実施形態において、外部裏面シート8Aは、内部裏面シート4と略同じ幅を有するシートで、前方部A及び中央部Bに配置されており、後方部Cには配置されていない。外部裏面シート8Aのパッド長手方向Xの後端8Abは、吸収性パッド1の長手方向の略中央で且つ内部裏面シート4の前端4fよりも吸収性パッド1の長手方向後端1b寄りに位置しており、前端8Afは、吸収性パッド1の長手方向前端1fと略同位置にある。また、外部裏面シート8Bは、外部裏面シート8Aと略同じ幅を有するシートで、後方部C及び中央部Bに配置されており、前方部Aには配置されていない。外部裏面シート8Bのパッド長手方向Xの後端8Bbは、吸収性パッド1の長手方向後端1bと略同位置にあり、前端8Bfは、吸収性パッド1の長手方向の略中央で且つ内部裏面シート4の後端4bよりも吸収性パッド1の長手方向前端1f寄りに位置している。外部裏面シート8Aの後端8Abと外部裏面シート8Bの前端8Bfとの間(重なり部10Aと重なり部10Bとの間)は、外部裏面シートが配置されておらず、液排出口10Cとなっている。液排出口10Cは、吸収性パッド1の長手方向の略中央部に位置しており、この場合、外部裏面シート8A,8Bと内部裏面シート4とは2箇所の重なり部10A、10Bを共有する。液排出口10Cのパッド長手方向Xの長さW(2枚の外部裏面シート8A,8Bの間)は、好ましくは5〜40mm、更に好ましくは10〜30mmである。
第2実施形態においては、吸収体3を通過した尿等の液は、内部裏面シート4の前端4fから重なり部10Aを通って液排出口10Cを介して外部へ移行することもできるし、あるいは内部裏面シート4の後端4bから重なり部10Bを通って液排出口10Cを介して外部へ移行することもできる。第2実施形態によっても第1実施形態と同様の効果が奏される。特に、第2実施形態においては、導液路として機能する重なり部がパッド長手方向に所定間隔を置いて複数(2箇所)配置されているため、吸収体の液吸収保持能を有効に活用することができる。
図8及び図9には、本発明の吸収性パッドの第3実施形態が示されている。第3実施形態の吸収性パッド1においては、吸収体3に、該吸収体3を厚み方向に貫通する孔61が形成されている点以外は、第1実施形態と同様に構成されている。詳細には、第3実施形態の後方部Cの吸収体3におけるパッド長手方向Xの両側に、一対の孔61,61が形成されている。一対の孔61,61は、吸収体3をパッド幅方向Yに二分する仮想直線(図示せず)を挟んで左右対称位置に形成されている。各孔61は、平面視において角が丸みを帯びた略矩形形状をしており、その長手方向をパッド幅方向Yに一致させて形成されている。尚、孔61の平面視における形状は、図8に示す略矩形形状に制限されず、例えば、円形状や楕円形状や三角形状や半円形状等にすることができ、また、その個数も特に制限されない。
孔61は、図9に示すように、後方部Cで外部裏面シート8の後端8bの近傍に位置している。このように、吸収体3を厚み方向に貫通する孔61が後方部Cに形成されていることにより、中央部Bにおける前記排尿ポイントに排泄された尿等の液が、吸収体3の後方端部に到達する前に孔61に誘導され、外部裏面シート8の後端8bを通って、吸収性パッド1の非肌当接面側に配置された使い捨ておむつ等に誘導される。このように、排泄された尿等の液を吸収性パッド1の長手方向後方へ誘導することは、吸収体3の液吸収保持能の有効活用に繋がる。孔61による斯かる効果をより確実に奏させるようにする観点から、孔61は吸収性パッド1の後端1bから150mm以内、特に100mm以内に形成されていることが好ましい。
また、孔61は、図8に示すように、吸収体3のパッド幅方向Yの端部又はその近傍に形成されていることが好ましく、より具体的には、吸収体3の長手方向に沿った側縁(パッド幅方向の一端)3sから70mm以内、特に40mm以内に形成されていることが好ましい。このように孔61が吸収体3の側部に偏在していることにより、例えば孔61が吸収体3のパッド幅方向Yの中央部に形成されている場合に比して、前記排尿ポイントから孔61までの距離が長くなるため、吸収性パッド1の液吸収保持能を十分に活用し易くなる。
また、孔61は、図8に示すように、弾性伸縮部固定部53よりもパッド長手方向Xの内方に形成されていることが好ましい。弾性伸縮部固定部53は前述したように立体ギャザー5が起立しない部分であり、孔61が弾性伸縮部固定部53よりもパッド長手方向Xの内方に形成されている、換言すれば、孔61がパッド長手方向Xにおいて立体ギャザー5が起立可能な部分に形成されていることにより、起立した立体ギャザー5で堰き止められた尿等の液を、孔61を介して裏面シート側へ移行させることが可能となり、漏れが効果的に防止される。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、立体ギャザー5は無くても構わない。また、前記実施形態の吸収性パッドは、その非肌当接面側に、該吸収性パッドを別体の吸収性物品に固定する固定部を有していても良い。
また、本発明の吸収性パッドと併用可能な吸収性物品は、図5に示す如き構成の使い捨ておむつに制限されず、立体ギャザーを有していない使い捨ておむつ、失禁パッド、尿取りパッド、ペット用おむつ、ペット用シーツ等にも適用できる。
1 吸収性パッド
2 表面シート
3 吸収体
4 内部裏面シート
5 立体ギャザー
8 外部裏面シート
9 接合部
10 重なり部
12 非接合部
31 吸収体3の非肌当接面側
41 内部裏面シートの非肌当接面側
51 基壁部
52 弾性伸縮部
61 孔
90 使い捨ておむつ(吸収性パッドと併用される吸収性物品)
A 前方部
B 中央部
C 後方部

Claims (5)

  1. 吸収体及び該吸収体の非肌当接面側に配された裏面シートを具備し、別体の吸収性物品の肌当接面側に配置されて使用されうる吸収性パッドであって、
    前記裏面シートは、前記吸収体の非肌当接面側の一部を被覆している液不透過性の内側裏面シートと、該内側裏面シートによって被覆されていない、該吸収体の非肌当接面側の他の部分を被覆していると共に、該内側裏面シートの非肌当接面側の一部を被覆している液不透過性の外側裏面シートとを含んで構成されており、
    前記内側裏面シートと前記外側裏面シートとの重なり部に、両裏面シート間が接合されていない非接合部が形成されており、該非接合部を介して外部へ液が移行可能になされている吸収性パッド。
  2. 前記吸収性パッドは前方部、中央部及び後方部を長手方向に有しており、該前方部又は該後方部に前記重なり部が存している請求項1記載の吸収性パッド。
  3. 前記吸収性パッドは前方部、中央部及び後方部を長手方向に有しており、該中央部に前記重なり部が2箇所存している請求項1記載の吸収性パッド。
  4. 前記重なり部に、パッド長手方向に延びる、前記両裏面シートの帯状の接合部と帯状の前記非接合部とが、該パッド長手方向と直交するパッド幅方向に交互に配置されている請求項1〜3の何れかに記載の吸収性パッド。
  5. 前記吸収性パッドの長手方向の両側に一対の立体ギャザーが設けられており、該立体ギャザーは、該吸収性パッドの肌当接面側に起立する基壁部と、該基壁部の上端部に位置し且つ着用時に着用者の肌に当接する弾性伸縮部とを含んで構成され、且つ該弾性伸縮部が該吸収性パッドの肌当接面側に接合されている弾性伸縮部固定部を有しており、
    前重なり部が、前記弾性伸縮部固定部よりもパッド長手方向の内方に形成されている請求項1〜4の何れかに記載の吸収性パッド。
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