JP2002000597A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JP2002000597A
JP2002000597A JP2000183881A JP2000183881A JP2002000597A JP 2002000597 A JP2002000597 A JP 2002000597A JP 2000183881 A JP2000183881 A JP 2000183881A JP 2000183881 A JP2000183881 A JP 2000183881A JP 2002000597 A JP2002000597 A JP 2002000597A
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ray
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bed
gantry
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Noboru Yamashita
登 山下
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検者を天板に載せ診断部位をスライス位置
まで移動させても、天板がたわむことなく、振動するこ
ともないX線CT装置を提供する。 【解決手段】 X線管2と検出器12が被検者4の体軸
周りに回転するX線CT装置において、ガントリ1の両
側にベッド10とベッド11が備えられ、その内部に巻
取部8と、上部にX線ビーム3の通過する間隔で両側か
ら出ているガイド6と、ローラ7を備え、ガイド6上に
布製天板5が装着されている。被検者4を布製天板5上
に載せ、巻取部8を作動させローラ7を介して布製天板
5を巻き取り、被検者4の診断部位をX線ビーム3のス
ライス面に位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線CT装置に係
わり、特に、ガントリ部のスキャン位置に被検者を乗せ
た天板を移動させる機構の天板ベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】X線CT装置は、被検者の体軸を中心に
X線管とX線検出器が円周方向に回転しながらX線管か
らX線を放射し、それと対向した円形配置の複数個の検
出器で被検者を透過したX線量を検知して、その信号を
コンピュータ処理して画像を構成するものである。図4
に従来のX線CT装置の側面図(a)と正面図(b)を
示す。天板17上の被検者4を中心にして、回転軸25
の回転中心26の周りに、X線管2と検出器12とが、
回転部27のリング枠で、ホストCPU21からの指令
でガントリ・ベッドコントローラ20の制御によって、
回転しながらX線を放射する。その回転速度は、高級機
クラスのフルスキャン(360度)で1秒以下である。
このスキャン中に、例えば腹部スライスであれば、X線
条件として120kV、200mAs程度のX線量が被
検者4に照射される。このX線ビームはX線管2の射出
口のコリメータで扇状に絞られ、被検者4に当たり一部
は散乱し、透過したX線が検出器12に入射して画像診
断情報として処理される。スパイラルスキャンモード
(天板17を一定の速度でガントリー1内に移動し、X
線管2と検出器12を連続回転して撮影するもので、ヘ
リカルスキャンモードともいう)による高速連続撮影
は、天板17の移動を撮影中に行なうため広い範囲を短
時間で撮影できるので、CTの主流として普及してい
る。検出器12からの出力信号は、データ収集部22
(DAS)の増幅器、サンプルホールド回路、マルチプ
レクサ、A/D変換器、インターフェース等の回路を経
由してメモリに記憶される。システム制御の中枢である
ホストCPU21は、マイクロプロセッサ、メモリ、磁
気ディスクなどの周辺機器を備え、このホストCPU2
1と再構成装置23と画像表示装置24とスキャン制御
部などにより、データ処理が行われ、再構成装置23の
高速演算処理により画像が再構成されて、画像データは
磁気ディスクにファイルされると同時に、画像表示装置
24でアナログ信号としてモニタに表示される。最近、
さらに画像再構成処理速度を従来の10倍以上に高速化
できるようになり、スキャン中に並行してリアルタイム
で画像を毎秒数コマの速度で、動画のように表示できる
機能を有したCT透視法が実用化され、従来のX線透視
のようにリアルタイムで連続的に観察できる。上記のよ
うに被検者4の診断部位をスライスしてその断層像を得
るためには、天板17に載せられた被検者4を、ガント
リ1内の回転軸25の高さにまで上げ回転中心26のス
ライス位置まで診断部位を移動しなければならない。図
5に、従来の天板ベッド15を示す。ベッド15は、下
部の基台と、その上を左右に移動するスライド部19
と、被検者4を載せる天板17から構成されている。
(a)は被検者4が載せられていない状態、(b)は被
検者4を載せた状態、(c)は天板17と下部のベッド
15の基板とに間にコロ18が設けられた状態を示す。
ベッド15は天板17を上下動することができ、被検者
4をガントリ1内の回転軸25の高さにまで上げ、スラ
イド部19は天板17上の被検者4の診断部位を、ガン
トリ1内の回転中心26のスライス位置まで移動させる
ことが出来る。そして、スパイラルスキャンモードによ
る高速連続撮影時には、スライド部19が所定の速度で
移動し、天板17上の被検者4を移動させて、広い範囲
を短時間で撮影する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の天板ベッドは、
以上のように構成されているが、X線CT装置等のX線
を使用する装置では、天板17がX線を吸収しにくい材
質、例えば、木製、カーボンファイバ製等でなければな
らない。また、X線CT装置では金属などの補強材を入
れると、それがアーチファクトの原因になってしまうた
め、スキャン範囲に金属等の材料を使うことはできな
い。そのため、図5の(b)に示すように、重い被検者
4をスキャンする場合、天板17がたわみ、振動すると
いう問題がある。この問題を解決するため、従来は図5
の(c)に示すように、天板17とベッド15の基台と
の間にコロ18を設けて、天板17がたわみにくいよう
にしていた。しかし、この方法では、天板17の送りこ
み量によってたわみ量が変わってしまい、多く送りこめ
ばたわみが大きくなることは解決できないという問題が
ある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、重い被検者を天板に載せて、診断部位
をスライス位置まで移動させても、天板がたわむことな
く、振動することもない布製天板ベッドを有するX線C
T装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明のX線CT装置は、被検者の体軸を中心に、X
線管とX線検出器が対向して円周方向にガントリ内で回
転しながらX線管からX線を放射し、それと対向した円
形配置の複数個の検出器で被検者を透過したX線量を検
知し、その信号をコンピュータ処理して画像を構成する
X線CT装置において、被検者を載せる布製の材質から
なる天板と、前記ガントリの両側に設けられスライス面
側にガイド板が延びたベッドと、天板上の被検者を前記
ガントリ内に移動させるため前記ベッドに設けられた布
製天板を巻き取ることができる巻取機構とを有する天板
ベッドを備えたものである。
【0006】本発明のX線CT装置は上記のように構成
されており、天板が布製の材質で作られて、ガントリの
両側にスライス面側にガイド板が延びたベッドが設けら
れ、両ベッドに布製天板を巻き取ることができる巻取機
構が設けられ、被検者をその布製天板に載せて巻き取る
機構で移動させる。従って、実際被検者をスキャンする
部分で被検者を支えているのは、布だけでX線吸収がほ
とんどない。そして、被検者を支えているのはガントリ
の両側に設けられたベッドのガイド板であり、天板がた
わむこともなく、振動することもない。そのため、アー
ティファクトもなく鮮明な画像を得ることが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のX線CT装置の一実施例
を図1を参照しながら説明する。図1は本発明のX線C
T装置の構成図を示す図である。このX線CT装置の布
製天板ベッドは、被検者4を載せる布製の材質からなる
布製天板5と、ガントリ1の両側に設けられ、スライス
面側にガイド6が延びたベッド10及びベッド11と、
布製天板5上の被検者4をガントリ1内に移動させるた
め、ベッド10及びベッド11に設けられた、布製天板
5を巻き取ることができる巻取機構(巻取部8、ローラ
7)とから構成されている。
【0008】布製天板5は、被検者4を載せ、巻取機構
で巻き取るため所定の強度と柔軟性を有するもので、X
線吸収が少ないものを用いる。通常の植物繊維性のも
の、化学繊維性のもの、強化ファイバー製のものでもよ
い。その両端はベッド10及びベッド11に設けられた
ガイド6上とローラ7を介して巻取部8に巻き取られ、
常に一定の張力で引っ張られている。ガイド6は、ベッ
ド10及びベッド11の上部に、X線スライス面の方向
に両側から突き出た状態に設けられている。そして、X
線ビーム3が被検者4を透過し両ガイド6の間を通過し
検出器12に捉えられる。従って、その間隔はX線ビー
ム3が当たらない距離だけ離れた状態で狭くされ、その
ため、被検者4の重量は両ガイド6に荷重される。ベッ
ド10、ベッド11は、布製天板5を所定の張力で巻き
取ることが出来る巻取部8を有し、上部にガイド6とロ
ーラ7を備えている。操作者が操作することで両巻取部
8は電動で同期して回転し、一方が巻き取る時、他方は
送りだし、常に一定の張力をかけて布製天板5を所定の
速度で巻き取り、被検者4の診断部位をガントリ1内の
スライス面に位置させることが出来る。また、ガントリ
1内の回転中心高さに、被検者4の診断部位を位置する
ために、ベッド10、ベッド11は、上下に高さを同期
して動かすことができる上下動機構9を備えている。上
記の巻取部8、上下動機構9の操作はガントリ1近辺に
備えられたコントローラ(図示せず)上のスイッチで行
なう。
【0009】次に、本X線CT装置の操作について説明
する。まず、操作者はコントローラを操作して、ベッド
10とべッド11の上下動機構9を動作させ、布製天板
5の高さを低くする。そして、被検者4を布製天板5に
載せる。次に被検者4の診断部位がガントリ内の回転中
心高さになるように、上下動機構9を動作させて持ち上
げる。次にベッド10とベッド11の巻取部8を動作さ
せて診断部位がガントリ1内のスライス面に位置するよ
うに、布製天板5を巻き取り移動させる。この状態でX
線CT装置のスキャニングを開始し、断面撮影を行な
う。スキャニングされ取りこまれたデータがコンピュー
タ処理され、そして、X線断層画像が構成される。撮影
終了すれば、再び前記の逆手順操作を行ない、布製天板
5の高さを低くして、被検者4を下ろす。
【0010】上記の実施例では、ベッド10とベッド1
1が同じ高さで動くようにしているが、別々の高さにな
ってもよい。こうすることで、被検者4を傾斜させるこ
とができ、造影剤を上手に回すことができたり、水平な
体勢が苦痛な被検者4にも対応できる。また、上記の実
施例のガイド6の長さで被検者4の頭部をスキャンする
場合、被検者4の足がはみ出してしまう。このような場
合は、図2に示すように、補助天板13を布製天板5に
取付ければよい。この補助天板13はスキャンしないた
め、材質は金属でもよい。また、図3に示すように、ベ
ッド10のガイド板を長くした長尺ガイド14を用いて
もよい。このようにすれば全身を一度でスキャンするこ
とが可能である。
【0011】
【発明の効果】本発明のX線CT装置は上記のように構
成されており、ガントリの両側に設けられた天板ベッド
からガイド板が、X線ビーム幅程度の距離を離して両側
から出ており、布製の材質で作られた天板が、その上面
をスライドするように両天板ベッドに布製天板を巻き取
る巻取機構を設け、被検者をその布製天板に載せて巻取
機構で移動させ、診断部位をスライス面に位置させる。
従って、スキャニングする部分の被検者を支えているの
は布だけであり、布製天板に吸収される無駄なX線が非
常に少なくなるため、被検者の被曝を軽減することが出
来る。そして、被検者の荷重を支えているのは天板ベッ
ドのガイド板であり、従来のように天板がたわむことも
なく、振動することもない。そのため、アーティファク
トもなく鮮明な画像を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のX線CT装置の一実施例を示す図で
ある。
【図2】 本発明のX線CT装置の他の実施例を示す図
である。
【図3】 本発明のX線CT装置の他の実施例を示す図
である。
【図4】 従来のX線CT装置の構成を示す図である。
【図5】 従来の天板ベッドを示す図である。
【符号の説明】
1…ガントリ 2…X線管 3…X線ビーム 4…被検者 5…布製天板 6…ガイド 7…ローラ 8…巻取部 9…上下動機構 10…ベッド 11…ベッド 12…検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検者の体軸を中心に、X線管とX線検出
    器が対向して円周方向にガントリ内で回転しながらX線
    管からX線を放射し、それと対向した円形配置の複数個
    の検出器で被検者を透過したX線量を検知し、その信号
    をコンピュータ処理して画像を構成するX線CT装置に
    おいて、被検者を載せる布製の材質からなる天板と、前
    記ガントリの両側に設けられスライス面側にガイド板が
    延びたベッドと、天板上の被検者を前記ガントリ内に移
    動させるため前記ベッドに設けられた布製天板を巻き取
    ることができる巻取機構とを有する天板ベッドを備えた
    ことを特徴とするX線CT装置。
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