JP2002000506A - 便座の被装体 - Google Patents

便座の被装体

Info

Publication number
JP2002000506A
JP2002000506A JP2000187984A JP2000187984A JP2002000506A JP 2002000506 A JP2002000506 A JP 2002000506A JP 2000187984 A JP2000187984 A JP 2000187984A JP 2000187984 A JP2000187984 A JP 2000187984A JP 2002000506 A JP2002000506 A JP 2002000506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet seat
toilet
western
style
sewage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000187984A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Fukaya
裕康 深谷
Toichiro Matsuura
統一郎 松浦
Masato Takeda
真人 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP2000187984A priority Critical patent/JP2002000506A/ja
Publication of JP2002000506A publication Critical patent/JP2002000506A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toilet Supplies (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洋風便器のリム上面と、便座下面との隙間か
らの汚水の飛散ないし流出を確実に防止することがで
き、清掃が容易で安価な上に、既存の洋風便器にも容易
に適用することができる便座の被装体を提供する。 【解決手段】 少なくとも便座の前部の上面に重なる上
面部11と、この上面部11から便座の内縁に沿って垂
下する壁部12とが一体に成形されてなる便座の被装体
10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洋風便器のリム上
面と便座下面との隙間からの汚水の飛散ないし流出を防
止するために、便座に被装するための被装体に関する。
【0002】
【従来の技術】洋風便器の便座の下面には、通常、便座
を便器本体のリム上面に下ろす際の、便器本体と便座と
の衝撃を緩和するためのクッション材としての脚部が設
けられているため、一般的な便器の前部の断面図である
図6に示すように、洋風便器1の便器本体2のリム2A
の上面とこの上面に被さる便座3の下面との間には、こ
の脚部4の高さに相当する隙間dが形成される。このた
め、従来の洋風便器1にあっては、この隙間dから小水
や臀部洗浄水等の汚水が洋風便器1外へ飛散ないし流出
し、洋風便器周囲の床や洋風便器の外面を汚染させ、不
衛生な汚れや臭気の原因となっている。特に、便座昇降
装置を設けた洋風便器にあっては、この隙間が大きいた
め、汚水の飛散、流出の問題が大きい。
【0003】従来、この隙間dからの汚水の飛散ないし
流出を防止するために、便座の内周縁から尿飛散防止壁
体を垂設すること(例えば実開平7−23498号公
報、同7−17199号公報、同7−17200号公報
など)や、洋風便器の前部上面に汚水流出防止体を取り
付けること(実用新案第3046476号)が知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】便座の内周縁に尿飛散
防止壁体を設けたり、洋風便器の前部上面に汚水流出防
止体を取り付けたものにあっては、当然のことながら、
この尿飛散防止壁体や汚水流出防止体に汚水が付着して
臭気を発生させたり、黄ばみなどの不衛生な外観を生ず
るようになるが、便座や洋風便器に一体的に尿飛散防止
壁体や汚水流出防止体を取り付けたものにあっては、汚
れを除去するための掃除が容易ではなく、取付部の隅部
等を十分に清掃できないという欠点があった。また、こ
のような部材を取り付けた便座や便器を作製すること
は、既存の製造設備や手順を大幅に変更することが必要
となるため、製品コストが著しく高騰し、また、既存の
洋風便器に適用する際には、便座全体を交換する必要が
あるなど、既存の洋風便器には容易に適用し得ないとい
う問題もある。
【0005】このようなことから、従来のものはいずれ
も実用性に乏しく、実際には殆ど使用されていないのが
現状である。
【0006】本発明は、このような問題点を解決し、洋
風便器のリム上面と便座下面との隙間からの汚水の飛散
ないし流出を確実に防止することができ、清掃が容易で
安価な上に、既存の洋風便器にも容易に適用することが
できる便座の被装体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の便座の被装体
は、少なくとも便座の前部の上面に重なる上面部と、該
上面部から便座の内縁に沿って垂下する壁部とが一体に
成形されてなることを特徴とする。
【0008】本発明の便座の被装体は、これを便座に被
装することで、便座の内縁に沿って垂下する壁部で洋風
便器のリム上面と便座下面との隙間を塞ぎ、この隙間か
らの汚水の飛散ないし流出を確実に防止することができ
る。
【0009】この被装体は、単に便座に被せておくのみ
であるため、清掃時には、便座から取り外して、丸洗い
するなどして容易に汚れを除去することができる。
【0010】また、この被装体は合成樹脂の射出成形等
により容易に大量生産することができ、非常に安価に製
造することができる。
【0011】更に、洋風便器自体の設計を変更する必要
はないことから、既存の洋風便器に対しても容易に適用
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の便座の被装体の実施の形態
を示す斜視図であり、図2はこの被装体を洋風便器の便
座に取り付けた状態を示す斜視図であり、図3(a)は
同平面図、図5は図2のV−V線に沿う断面図である。
図3(b)は、他の実施の形態に係る被装体を取り付け
た便座を示す平面図であり、図4は、別の実施の形態に
係る被装体を洋風便器の便座に取り付けた状態を示す系
統図である。
【0014】図1に示す便座の被装体10は、便座3の
前部の上面に重なる上面部11と、この上面部11から
便座3の内縁に沿って垂下する壁部12とが一体に成形
されてなるものであり、このような被装体10を洋風便
器1の便座3に取り付けることにより、図5に示す如
く、便器本体2前部のリム2Aの上面と便座3の下面と
の隙間が被装体10の壁部12で覆われ、この隙間から
の汚水の飛散ないし流出が防止される。
【0015】この被装体10は単に便座3の前部に被せ
るのみで取り付けられるものであるため、洋風便器の清
掃時にはこれを取り外し、被装体10を丸洗いするなど
して汚れを完全に除去することができる。また、便座3
についても被装体10を取り外して通常の清掃を行え
る。
【0016】この被装体10は、その肉厚が過度に厚い
と、便座3に着座した際に被装体10の厚み分だけ段差
が生じ、使用者が違和感を感じるようになることから、
被装体10の厚みは5mm以下のごく薄いものとするの
が好ましい。この場合、被装体10の全体を薄肉に成形
しても良く、上面部11のみを薄肉として壁部12につ
いては強度を確保するために上面部11より若干厚肉に
成形してもよい。
【0017】また、被装体の上面部は図2,3(a)に
示す如く、便座3の前部にのみ重なるものであっても良
く、図3(b)に示す如く、上面部11Aが便座3のほ
ぼ全域に重なる被装体10Aであっても良い。このよう
に上面部11Aが便座3のほぼ全域に重なるものであれ
ば、被装体10Aを取り付けたことにより違和感を解消
することができる。なお、この場合において、壁部は、
便座3の前部にのみ設けられていることが、被装体10
Aの着脱が容易なことから好ましく、また、コストの面
でも有利である。
【0018】また、被装体は、図2に示す如く、便座3
の外縁側をわずかに覆うのみであっても良く、図4に示
す如く、便座3の上面に重なる上面部11Bとこの上面
部11Bから便座3の内縁に沿って垂下する内側壁部1
2Bと、便座3の外縁に沿って垂下する外側壁部13B
とで構成される被装体10Bであっても良く、このよう
な被装体10Bであれば、便座3に取り付けた際の安定
性が良く、外れ難いものとなる。
【0019】なお、被装体の上面部は、便座3の幅とほ
ぼ同程度とされるが、壁部については、前記隙間をふさ
ぐことができる程度であればよい。
【0020】この被装体は、便座の色調と同系色とする
ことにより、違和感なく便座に取り付けることができる
が、有色透明、無色透明としても良い。
【0021】また、被装体の上面部の裏面にスポンジ層
又はゴム層等を設けた場合には、便座上での位置ずれを
防止することができる。
【0022】このような本発明の被装体は、合成樹脂の
射出成形等により、低コストで大量生産することが可能
であるが、ゴム等のその他の材質により成形されたもの
であっても良い。また、極薄肉の低コスト品の使い捨て
タイプとしたり、撥水性の紙製とすることもできる。
【0023】本発明で用いられる合成樹脂は、熱可塑性
プラスチック、熱硬化性樹脂等のいずれのものであって
も良い。
【0024】熱可塑性プラスチックとしては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスチレン(ポリスチロー
ル、スチロール樹脂)、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルアセタール、ポリアクリレート、
ポリアクリル酸誘導体、ポリアクリルアミド、ポリエー
テル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアク
リロニトリル、ポリフルオルエチレン(フッ素樹脂)、
ポリエステル(飽和ポリエステル)、ポリカーボネー
ト、セルロース系樹脂、ナイロン(ポリアミド)、ポリ
イミド、ポリアミドイミド、ポリスルホンなど各種のも
のが採用可能である。
【0025】熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、
エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル、アルキド樹脂、尿
素樹脂(ユリア樹脂)、メラミン樹脂、ポリウレタン
(ウレタン樹脂)、ケイ素樹脂(シリコーン)などが例
示される。
【0026】この合成樹脂には、必要に応じ、充填剤
(補強剤)、可塑剤、熱安定剤、着色剤、難燃剤、紫外
線防止剤、酸化防止剤、帯電防止剤などが添加される。
【0027】充填剤(補強剤)としては、炭酸カルシウ
ム(石灰石)、ガラス、カオリンクレー、タルク、シリ
カ、マイカ、金属粉、金属酸化物などのほか、微小中空
体(ガラス球、エポキシ樹脂硬化物球など)を用いても
良い。
【0028】可塑剤は、樹脂の種類に応じて、フタル酸
ジエステル、例えばジオクチルフタレート、ブタノール
ジエステル、また脂肪族二塩基性酸エステル(ジオクチ
ルアジペートなど)、リン酸エステル(トリクレジルホ
スフェートなど)、エポキシ系(エポキシ化脂肪酸エス
テルなど)等から選択して用いれば良い。
【0029】熱安定剤としては、スズ、亜鉛、バリウム
などの亜リン酸塩、ステアリン酸塩のような高級脂肪酸
塩などが例示される。
【0030】着色剤としては、有機顔料としてアゾ基を
もった難溶性アゾ染料を、カルシウムやマグネシウムと
反応させた赤色着色剤や、カドミウムイエローやクロム
イエローのような黄色系のもの、フタロシアニンブルー
など青色系のもの、チタン白などの白色系のもの等が例
示される。
【0031】難燃剤としては、三酸化アンチモン、酸化
ジルコン、メタホウ酸バリウム、ホウ酸亜鉛、リン酸エ
ステル、特にトリクレジルホスフェート(TCP)等が
例示される。
【0032】紫外線防止剤としては、2−ヒドロキシベ
ンゾフェノン系、トリアゾール系、サルチル酸誘導体
系、アクリロニトリル誘導体系などが例示される。
【0033】酸化防止剤としては、フェノール系(主に
2,6−ジ−t−ブチル−パラ−クレゾール)、2,
2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)などが、アミン系としてN,N’−ジ−2−ナ
フチル−p−フェニレンジアミンがその代表的なもので
ある。
【0034】帯電防止剤としては、各種の界面活性剤が
広く用いられている。界面活性剤は、樹脂中に練り込む
以外に、塗布、浸漬、吹付けなどの方法で帯電防止層、
皮膜を形成するように使用されても良い。
【0035】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の便座の被装
体では、 便座に被装することにより、便座の内縁に沿って垂
下する壁部で、洋風便器のリム上面と便座下面との隙間
を塞ぎ、この隙間からの汚水の飛散ないし流出を確実に
防止することができる。 単に便座に被せておくのみであるため、清掃時に
は、便座から取り外して丸洗いするなどして容易に汚れ
を除去することができる。 プラスチックの射出成形等により容易に大量生産す
ることができ、非常に安価に製造することができる。 洋風便器自体の設計を変更する必要はないことか
ら、既存の洋風便器に対しても容易に適用することがで
きる。 等の優れた効果が得られ、極めて実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の便座の被装体の実施の形態を示す斜視
図である。
【図2】図1の便座の被装体を洋風便器の便座に取り付
けた状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る便座の被装体を便座
に取り付けた状態を示す平面図である。
【図4】他の実施の形態に係る便座の被装体を洋風便器
の便座に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図5】図2のV−V線に沿う断面図である。
【図6】一般的な洋風便器の便器本体のリム上面と便座
下面との間に形成される隙間を示す断面図である。
【符号の説明】
1 洋風便器 2 便器本体 3 便座 4 脚部 10,10A,10B 便座の被装体 11 上面部 12 壁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹田 真人 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 2D037 AE03 AE17 4F206 AH49 JA07 JQ81

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも便座の前部の上面に重なる上
    面部と、該上面部から便座の内縁に沿って垂下する壁部
    とが一体に成形されてなることを特徴とする便座の被装
    体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、合成樹脂により成形
    されていることを特徴とする便座の被装体。
JP2000187984A 2000-06-22 2000-06-22 便座の被装体 Pending JP2002000506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000187984A JP2002000506A (ja) 2000-06-22 2000-06-22 便座の被装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000187984A JP2002000506A (ja) 2000-06-22 2000-06-22 便座の被装体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002000506A true JP2002000506A (ja) 2002-01-08

Family

ID=18687855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000187984A Pending JP2002000506A (ja) 2000-06-22 2000-06-22 便座の被装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002000506A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007291698A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Matsushita Electric Works Ltd 便器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007291698A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Matsushita Electric Works Ltd 便器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10292548B2 (en) Removable urine deflecting toilet seat attachment
JP2002000506A (ja) 便座の被装体
CN219165395U (zh) 宠物饮水碗
KR101475728B1 (ko) 샤워기 헤드 홀더
KR200212184Y1 (ko) 변기커버
CN107969976A (zh) 便座/便盖的制造方法及座便装置
JPH0626600Y2 (ja) 芳香洗浄器用容器
JP3747568B2 (ja) 風呂蓋
JPH0643077U (ja) トイレ用シール
JP2000126077A (ja) 便座及び便座カバー
CN210408243U (zh) 一种新型幼儿用的坐便器垫圈
JP2003064754A (ja) 水回り樹脂成形品
JP2538223Y2 (ja) シャワーカーテン
JP2003210356A (ja) 便座及び便器設備
JP6230169B2 (ja) 浴槽
JP2559734Y2 (ja) バスマット
JP2002315785A (ja) 椅子の座部
JP2001190449A (ja) 洋式便器
JP2003093271A (ja) 便座底板および便座底板製造方法
JP2019083953A (ja) 便座カバー
JP2013078459A (ja) 浴槽
JPH01139024A (ja) 浴槽フランジの緩衝体
JP2022062459A (ja) 便座カバー
JP2000197586A (ja) 便 蓋
JP2007244832A (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080722

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081125