JP2001526727A - 珪素をベースとするポリカーボネート - Google Patents

珪素をベースとするポリカーボネート

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Abstract

(57)【要約】 R1、R2、R3、R4、R5、R6、R8及びR9は同一であるか又は異なり、そして水素又は所望により置換された直鎖、分枝鎖もしくは環式の飽和もしくは不飽和の炭化水素基から選ばれ、R7は二価結合基又は所望により置換した直鎖、分枝鎖もしくは環式の飽和もしくは不飽和の炭化水素基であり、Aは末端キャップ基であり、n、y及びzは0以上の整数であり、そしてxは0以上の整数である、式(I)の珪素をベースとするポリカーボネート。

Description

【発明の詳細な説明】 珪素をベースとするポリカーボネート 本発明は、珪素をベースとするポリカーボネート、その製造方法、及びコポリ マー、特にセグメントコポリマー、例えば生物医学用途用のポリウレタンの合成 におけるその使用に関する。 セグメントコポリマーは、このセグメントの不混和性に起因するミクロ相の分 離から優れた機械特性が得られる。例えば、熱可塑性ポリウレタンエラストマー において、いわゆる「ハード」及び「ソフト」セグメントの相溶性は限られてお り、分離してミクロドメインを形成する。ポリウレタンエラストマーの特性の多 くは、ソフトマトリックス内で強化もしくは充填材様の効果を与える半結晶性ハ ードドメインという用語で説明される。ソフトマトリックスもしくはドメインは 分子量が約500〜2000であるポリ(アルキレンエーテル)もしくはポリエステル 鎖を含むことが多い。そのような短いポリマー鎖は通常ヒドロキシル基を末端と し、「マクロジオール」として知られている。 マクロジオールの構造はセグメントコポリマーの特性の決定において役割を果 たしている。ポリエステルをベースとするマクロジオールは通常優れた機械特性 を与えるが、例えば海洋及び生物医学用途において遭遇する過酷な環境における 耐分解性が低い。 ポリエーテルマクロジオールは高い安定性を与えるが、特に高い安定性が必要 な場合に極端にソフトな材料の合成には適さない。 ポリシロキサンをベースとするポリマー、特にポリジメチルシロキサン(PD MS)は、低いガラス転移温度、優れた熱安定性、酸化安定性及び加水分解安定 性、並びに低い表面エネルギーのような 特性を示す。これらの特性はセグメントコポリマーのマクロジオール誘導成分に おいては望ましい。さらに、これは生物組織及び体液との良好な適合性及び低毒 性を示す。これらの理由のため、PDMSは医学用デバイス、特にインプラント 可能なデバイスの構造において用途が見出された。しかし、PDMS由来のポリ マーは、曲げ強度もしくは耐磨耗性のような優れた引張特性を通常示さない。 ポリウレタンのようなセグメントコポリマーに低分子量PDMSセグメントを 導入する手段を見出すためにかなりの努力が行われた。この努力は主に機械特性 の良好なバランス、加工性及び透明性を達成することに焦点があてられた。1し かし、完全に成功した試みは得られなかった。Speckhardら2は、PDMSとほと んどの従来のハードセグメントの溶解度パラメーターの大きな差の結果として、 PDMSをベースとするポリウレタンが機械特性の低い、かなり相分離する材料 となるであろうことを示した。ハードセグメントとソフトセグメントの間のこの 大きな極性の差の結果として、合成の間に早期に相分離が起き、組成の不均質性 が生じ、そして分子量が低くなると予想される。さらに、ソフトドメインとハー ドドメインの間の低度の機械的カップリングを与えかつ強度を低くする、ソフト ドメインとハードドメインの間の界面において最適な混合度が存在すると考えら れる。例えば、PDMSをベースとするポリウレタンは通常低い機械特性を示す ことが理解されるであろう。通常、引張強度及び破断伸び率はそれぞれ約7MPa 及び200%である。 ポリカーボネートマクロジオールもブロック及びセグメントコポリマー系、特 に高性能ポリウレタンの合成における反応性成分として用いられてきた。ある範 囲のビスヒドロキシアルキレン化合物をベースとするポリカーボネートマクロジ オールの製造方法は、JP 62-241,920(東亜合成)、JP 64-01,726(大日本インク )、JP 62-18 7,725(ダイセル化学)、DE 3,717,060(Bayer A.G.)、US 4,105,641(Bayer Aktie ngesellschaft)、US 4,131,731(Beatrice Foods Company)及びUS 5,171,830(Ar co Chemical Technology)に開示されている。 これら特許明細書に記載されている最も一般的なアルキレンジオールは1,6-ヘ キサンジオールである。 ポリカーボネートマクロジオールは通常ポリエステルに分類されるが、対応す るポリウレタンはポリエーテルウレタンに匹敵する、ある場合にはこれよりも優 れた加水分解安定性を示す。またこれは高い引張強度及び靱性をも有する。これ らの特性は高レベルの混合に寄与し、ソフトセグメントのカーボネート官能基及 びハードセグメントウレタン水素を含む分子内水素結合によって促進される。こ の水素結合は、ポリカーボネートマクロジオールをベースとするポリウレタンの 高いジュロメーター硬度及び低い可撓性のような比較的低い弾性の原因の一部と なっている。これらの特性は、シロキサンをベースとするような非極性マクロジ オールをベースとするポリウレタンの特性とは対照的である。 従って、良好な相溶性及び機械特性を可能にする構造的特徴を有するポリウレ タンのようなセグメントコポリマーの構成ブロックとして用いるための珪素をベ ースとするマクロジオールを開発する必要がある。好適なマクロジオールは、可 撓性、低温特性、安定性、及びある場合には生物適合性のような珪素をベースと するポリマーの利点を有する。機械特性が低い欠点は、好ましくは珪素をベース とするマクロジオールが種々の用途、特に生物医学分野において用いることがで きる材料の一部を形成することにより避けられる。 本発明の一態様によれば、下式(I)の珪素をベースとするポリカーボネートが 提供される。 (上式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R8及びR9は同一であるか又は異な り、そして水素又は所望により置換された直鎖、分枝鎖もしくは環式の飽和もし くは不飽和の炭化水素基から選ばれ、 R7は二価結合基又は所望により置換した直鎖、分枝鎖もしくは環式の飽和も しくは不飽和の炭化水素基であり、 Aは末端キャップ基であり、 n、y及びzは0以上の整数であり、そして xは0以上の整数である) 置換基R1、R2、R3及びR4としての炭化水素基は、アルキル、アルケニル、 アルキニル、アリール又は複素環基を含む。アルキル、アルケニル及びアルキニ ルは、それぞれ、アルキレン、アルケニレン及びアルキニレンであるべきである ことを除いては、同様の基を置換基R5、R6、R7、R8及びR9として用いてよ いことが理解されるであろう。重複を避けるために、以下において、アルキル、 アルケニル及びアルキニルについてのみ詳細な規定を示す。 用語「アルキル」は直鎖、分枝鎖又は単環もしくは多環式アルキルを意味し、 好ましくはC1-12アルキルもしくはシクロアルキルで ある。直鎖及び分枝鎖アルキルの例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ ル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、アミル、イソアミル、sec-アミル、1,2- ジメチルプロピル、1,1-ジメチルプロピル、ペンチル、ヘキシル、4-メチルペン チル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、1,1-ジメチル ブチル、2,2-ジメルブチル、3,3-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチル、1,3-ジ メチルブチル、1,2,2-トリメチルプロピル、1,1,2-トリメチルプロピル、ヘプチ ル、5-メチルヘキシル、1-メチルヘキシル、2,2-ジメチルペンチル、3,3-ジメチ ルペンチル、4,4-ジメチルペンチル、1,2-ジメチルペンチル、1,3-ジメチルペン チル、1,4-ジメチルペンチル、1,2,3-トリメチルブチル、1,1,2-トリメチルブチ ル、1,1,3-トリメチルブチル、オクチル、6-メチルヘプチル、1-メチルヘプチル 、1,1,3,3-テトラメチルブチル、ノニル、1-、2-、3-、4-、5-、6-又は7-メチル オクチル、1-、2-、3-、4-又は5-エチルヘプチル、1-、2-又は3-プロピルヘキシ ル、デシル、1-、2-、3-、4-、5-、6-、7-又は8-メチルノニル、1-、2-、3-、4- 、5-又は6-エチルオクチル、1-、2-、3-又は4-プロピルヘプチル、ウンデシル、 1-、2-、3-、4-、5-、6-、7-、8-又は9-メチルデシル、1-、2-、3-、4-、5-、6- 又は7-エチルノニル、1-、2-、3-、4-又は5-プロピルオクチル、1-、2-又は3-ブ チルヘプチル、1-ペンチルヘキシル、ドデシル、1-、2-、3-、4-、5-、6-、7-、 8-、9-又は10−メチルウンデシル、1-、2-、3-、4-、5-、6-、7-又は8-エチルデ シル、1-、2-、3-、4-、5-又は6-プロピルノニル、1-、2-、3-又は4-ブチルオク チル、1,2-ペンチルヘプチル等を含む。環式アルキルの例は、シクロプロピル、 シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオク チル、シクロノニル及びシクロデシル等を含む。 用語「アルケニル」とは、直鎖、分枝鎖、又は単環式もしくは多 環式アルケンから形成された基を意味し、エチレン系モノもしくはポリ不飽和の 上記のようなアルキルもしくはシクロアルキル基を含み、好ましくはC2-12アル ケニルである。アルケニルの例はビニル、アリル、1-メチルビニル、ブテニル、 イソブテニル、3-メチル-2-ブテニル、1-ペンテニル、シクロペンテニル、1-メ チルシクロペンテニル、1-ヘキセニル、3-ヘキセニル、シクロヘキセニル、1-ヘ プテニル、3-ヘプテニル、1-オクテニル、シクロオクテニル、1-ノネニル、2-ノ ネニル、3-ノネニル、1-デセニル、3-デセニル、1,3-ブタジエニル、1,4-ペンタ ジエニル、1,3-シクロペンタジエニル、1,3-ヘキサジエニル、1,4-ヘキサジエニ ル、1,3−シクロヘキサジエニル、1,4-シクロヘキサジエニル、1,3-シクロヘプ タジエニル、1,3,5-シクロヘプタトリエニル、1,3,5,7-シクロオクタテトラエニ ル等を含む。 用語「アルキニル」とは、直鎖、分枝鎖、又は単環式もしくは多環式アルキン から形成された基を意味する。アルキニルの例は、エチニル、1-プロピニル、1- 及び2-ブチニル、2-メチル-2-プロピニル、2-ペンチニル、3-ペンチニル、4-ペ ンチニル、2-ヘキシニル、3-ヘキシニル、4-ヘキシニル、5-ヘキシニル、10−ウ ンデシニル、4-エチル-1-オクチン-3-イル、7-ドデシニル、9-ドデシニル、10− ドデシニル、3-メチル-1-ドデシン-3-イル、2-トリデシニル、11−トリデシニル 、3-テトラデシニル、7-ヘキサデシニル、3-オクタデシニル等を含む。 用語「アリール」とは、単核もしくは多核の共役されておりそして縮合された 芳香族炭化水素の残基を意味する。アリールの例は、フェニル、ビフェニル、タ ーフェニル、クォーターフェニル、フェノキシフェニル、ナフチル、テトラヒド ロナフチル、アントラセニル、ジヒドロアントラセニル、ベンズアントラセニル 、ジベンズア ントラセニル、フェナントレニル等を含む。 用語「複素環式(ヘテロサイクリル)」とは、窒素、硫黄および酸素から選ば れた少なくとも1個のヘテロ原子を含む、単環式もしくは多環式の複素環式基を 意味する。適切な複素環式基は、N-含有複素環式基、例えば、1〜4個の窒素原 子を含む不飽和の3〜6員環の複素単環基、例えば、ピロリル、ピロリニル、イ ミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル 、トリアゾリル又はテトラゾリル;1〜4個の窒素原子を含む、飽和の3〜6員 環の複素単環基、例えば、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピペリジノ又はピ ペラジニル;1〜5個の窒素原子を含む、不飽和の縮合複素環式基、例えば、イ ンドリル、イソインドリル、ィンドリジニル、ベンズイミダゾリル、キノリル、 イソキノリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル又はテトラアゾロピリダジニ ル;酸素原子を含む、不飽和の3〜6員環の複素単環基、例えば、ピラニル又は フリル;1〜2個の硫黄原子を含む、不飽和の3〜6員環の複素単環基、例えば 、チエニル;1〜2個の酸素原子および1〜3個の窒素原子を含む、不飽和の3 〜6員環の複素単環基、例えば、オキサゾリル、イソオキサゾリル又はオキサジ アゾリル;1〜2個の酸素原子及び1〜3個の窒素原子を含む、飽和の3〜6員 環の複素単環基、例えば、モルホリニル;1〜2個の酸素原子及び1〜3個の窒 素原子を含む、不飽和の縮合複素環基、例えば、ベンズオキサゾリル又はベンズ オキサジアゾリル;1〜2個の硫黄原子及び1〜3個の窒素原子を含む、不飽和 の3〜6員環の複素単環基、例えば、チアゾリル又はチアジアゾリル;1〜2個 の硫黄原子及び1〜3個の窒素原子を含む、飽和の3〜6員環の複素単環基、例 えば、チアジアゾリル;並びに、1〜2個の硫黄原子及び1〜3個の窒素原子を 含む、不飽和の縮合複素環基、例えば、ベンゾチアゾ リル又はベンゾチアジアゾリルを含む。 本明細書中において、「所望により置換された」とは、基が、酸素、窒素、硫 黄、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ハロ、ハロアルキル、ハロ アルケニル、ハロアルキニル、ハロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アルケ ニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、カルボキシ、ベンジルオキシ 、ハロアルコキシ、ハロアルケニルオキシ、ハロアルキニルオキシ、ハロアリー ルオキシ、ニトロ、ニトロアルキル、ニトロアルケニル、ニトロアルキニル、ニ トロアリール、ニトロヘテロサイクリル、アジド、アミノ、アルキルアミノ、ア ルケニルアミノ、アルキニルアミノ、アリールアミノ、ベンジルアミノ、アシル 、アルケニルアシル、アルキニルアシル、アリールアシル、アシルアミノ、アシ ルオキシ、アルデヒド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルス ルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、アルキルスルホニルオキシ、アリ ールスルホニルオキシ、ヘテロサイクリル、ヘテロシクロオキシ、ヘテロサイク リルアミノ、ハロヘテロサイクリル、アルキルスルフェニル、アリールスルフェ ニル、カルボアルコキシ、カルボアリールオキシ、メルカプト、アルキルチオ、 アリールチオ、アシルチオ等から選ばれた1個以上の基によりさらに置換されて いてもよいし又は置換されていなくてもよいことを意味する。 R7についての好適な結合基は、O、S及びNRを含み、ここでRは水素又は 所望により置換された直鎖、分枝鎖もしくは環式の、飽和もしくは不飽和炭化水 素基である。 好ましくは、zは0〜約50の整数であり、xは1〜約50の整数である。nにつ いての好適な値は0〜約20であり、より好ましくは0〜約10である。yについて の好ましい値は0〜約10であり、より好ましくは0〜約2である。 用語「末端キャップ基」とは最も広い意味で用い、反応性官能基又は反応性官 能基を含む基を包含する。反応性官能基の好適な例は、アルコール、カルボン酸 、アルデヒド、ケトン、エステル、酸ハロゲン化物、酸無水物、アミン、イミン 、チオ、チオエステル、スルホン酸及びエポキシドである。好ましくはこの反応 性官能基はアルコール又はアミンであり、より好ましくはアルコールである。 好ましいポリカーボネートは、AがOHである式(I)の化合物、すなわち下式( Ia)のポリカーボネートマクロジオールである。(上式中、R1〜R9、n、y、x及びzは上記式(I)における規定と同じである ) 特に好ましいポリカーボネートマクロジオールは、R1、R2、R3及びR4がメ チルであり、R8がエチルであり、R9がヘキシルであり、R5及びR6がプロピル もしくはブチルであり、そしてR7がOもしくは−CH2-CH2-であり、より好 ましくはR7がOである場合にR5及びR6がプロピルであり、R7が−CH2-CH2 -である場合にR5及びR6がブチルである式(Ia)の化合物である。このポリカー ボネートマクロジオールの好ましい分子量範囲は約400〜約5000であり、より好 ましくは約400〜約2000である。 本発明は、上記式(Ia)の珪素をベースとするポリカーボネートマ クロジオールの製造方法をも提供し、この方法はカーボネート源を (i)下式(II)の珪素をベースとするジオール (上式中、R1〜R7及びnは上記式(I)における規定と同じである) 又は (ii)上記(i)において規定下式(II)の珪素をベースとするジオールと下式(III) の非珪素をベースとするジオール (上式中、R9は式(I)における規定と同じである) のいずれかと反応させることを含む。 この方法は、式(Ia)のマクロジオール中のヒドロキシル基を他の反応性官能基 に転化する追加工程を含ませることによって、式(I)の珪素をベースとするポリ カーボネートの製造に拡張することができる。この転化工程は、当該分野におい て周知の方法、例えばジカルボン酸を与えるための酸化、ガブリエル法を用いる アミンへの転化、又はジイソシアネート、ジカルボン酸、環式無水物等のような 末端キャップ剤との反応を用いて行われる。 カーボネート源は、カーボネート化合物又は2種以上の試薬であってよい。好 適なカーボネート化合物は、環式カーボネート、例えばアルキレンカーボネート (例えばエチレンもしくはプロピレンカーボネート)及び直鎖カーボネート、例 えばジアルキルもしくはジ アリールカーボネート(例えばジメチルカーボネート、ジエチルカーボネートも しくはジフェニルカーボネート)を含む。好ましくは、カーボネート源は低分子 量である。それは、反応混合物からの縮合副生成物の除去が容易であるからであ る。 式(II)の珪素をベースとするジオールは、市販入手可能な製品として得てもよ い。例えば、1,3-ビスヒドロキシプロピル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン 及び1,3-ビスヒドロキシブチル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサンは信越化学 又はSilar Laboratoriesより市販入手可能である。他のものは、ヒドロシリル化 反応4を用いて適当なジシラン化合物及びヒドロキシ末端オレフィン化合物を用 いることにより製造することができる。 本発明によるポリカーボネートの製造において、式(II)のジオールは単独で又 は2種以上の構造が異なるジオールの混合物として用いてよいことが理解される であろう。ジオール中に珪素又はシロキシ基が存在すると、疎水性及び可撓性を 与え、このポリカーボネートより製造されるコポリマーの弾性及び耐分解性を向 上させることになる。 他の態様において、式(III)の非珪素をベースとするジオールはポリカーボネ ートを製造するために式(II)の珪素をベースとするジオールと共に用いられる。 好ましくは、この非珪素をベースとするジオールは脂肪族ジヒドロキシ化合物、 例えばアルキレンジオール(例えば1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール 、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,4-シクロヘキサンジオー ル又は1,4-シクロヘキサンジメタノール)である。珪素含有ジオールとアルキレ ンジオールが反応した場合、得られるポリカーボネートは通常ランダムコポリカ ーボネートであることが見出された。従って、この2種のジオールの異なる比を 選択することにより、広範 囲の特性を有するポリカーボネートが製造される。 ポリカーボネートの製造方法は好ましくは、エステル交換触媒の存在下で行わ れるUS 4,131,731に記載されている方法と同じエステル交換法である。好適な触 媒の例は、オクタン酸第一錫及びジブチル錫ジラウレートのようなUS 4,105,641 に開示されているものを含む。 本発明のポリカーボネートを製造するために、Eckertらによって記載された方 法5のような他の方法も用いてよいことが理解されるであろう。これらの方法の あるものは、カーボネート源及び式(II)のジオールをホスゲン(CICOCI)又はクロ ロホルメート、例えばCl-COO-R'-OCOCl(式中、R’は二価結合基又は所望により 置換した直鎖、分枝鎖もしくは環式の飽和もしくは不飽和炭化水素基である)と 反応させることを含む。 本発明のポリカーボネートは、コポリエステル、コポリエーテルカーボネート 、コポリアミド、コポリイミド又はセグメントコポリマー(例えばポリウレタン もしくはポリウレタンウレアエラストマー)のようなコポリマーの製造に用いて もよい。 このように、本発明は下式(Ib)の珪素をベースとするポリカーボネートセグメ ントを含むコポリマーをさらに提供する。(上式中、R1〜R9、n、y、x及びzは上記式(I)における規定と同じである ) 本発明のポリカーボネートはポリウレタンエラストマー組成物の製造に特に有 効である。 本発明のさらに他の態様によれば、上記式(Ib)の珪素をベースとするポリカー ボネートセグメントを含むポリウレタンエラストマー組成物を提供する。 本発明のポリウレタンエラストマー組成物はいずれかの適切な公知の方法によ り製造される。好ましい方法は、ポリカーボネートと連鎖延長剤を混合し、この 混合物をジイソシアネートと反応させることを含む。初期成分は、好ましくは約 45〜約100℃の範囲の温度で混合され、より好ましくは約60〜約80℃の範囲の温 度で混合される。所望ならば、合計成分を基準として約0.001〜約0.5重量%のレ ベルのジブチル錫ジラウレートのような触媒を初期成分に添加してよい。混合は 従来の装置において行ってもよく、又は、反応性押出機もしくは連続反応性射出 成形機の内部(confines)で行ってもよい。 または、ポリウレタンは、ジイソシアネートとポリカーボネートとを反応させ て、末端に反応性のジイソシアネート基を有するプレポリマーを形成させること を含むプレポリマー法により製造される。このプレポリマーは、その後、連鎖延 長剤と反応される。 このように、本発明のポリウレタンエラストマー組成物は、 (i)上記規定の式(I)の珪素をベースとするポリカーボネート、 (ii)ジイソシアネート、及び (iii)連鎖延長剤、 の反応生成物を含むものとしてさらに規定される。 好ましくは、ジイソシアネートは4,4'-メチレンジフェニルジイ ソシアネート(MDI)、メチレンビス(シクロヘキシル)ジイソシアネート( H12MDI)、p-フェニレンジイソシアネート(p−PDI)、トランス−シ クロヘキサン-1、4-ジイソシアネート(CHDI)又はシスおよびトランス異性 体の混合物、1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート(DICH)、2,4-トルエン ジイソシアネート(2,4-TDI)又はその異性体又はその混合物、p-テトラメチ ルキシレンジイソシアネート(p−TMXDI)およびm-テトラメチルキシレン ジイソシアネート(m−TMXDI)から選ばれる。MDIが特に好ましい。 連鎖延長剤は好ましくは1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,8-オ クタンジオール、1,9-ノナジオール、1,10−デカンジオール、1,4-シクロヘキサ ンジメタノール、p-キシレングリコール、1,4-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベ ンゼンおよび1,12−ドデカンジオールから選ばれる。1,4-ブタンジオールが特に 好ましい。 本発明の特に好ましいポリウレタンエラストマー組成物は、 (i)R1、R2、R3及びR4がメチルであり、R8がエチルであり、R9がヘキシ ルであり、R5及びR6がプロピルもしくはブチルであり、そしてR7がO又は− CH2-CH2-である式(Ia)の化合物、 (ii)MDI、及び (iii)1,4-ブタンジオール の反応生成物を含む。 ポリカーボネートセグメントを混入させることの利点は、加工用ワックスを添 加する必要なく、従来の方法、例えば、押出成形、射出成形および圧縮成形によ りポリウレタンを加工することが比較的容易であることである。しかしながら、 所望ならば、従来のポリウレタン加工用添加剤、例えば、触媒、酸化防止剤、潤 滑剤、染料、 顔料、無機および/または有機充填材、及び強化剤を製造の間にポリウレタン中 に混入してよい。このような添加剤は好ましくはポリカーボネートに添加される 。 ポリカーボネート、ジイソシアネート及び連鎖延長剤は所定の比率で存在して よい。組成物中のハードセグメント(すなわちジイソシアネート及び連鎖延長剤 )の好ましいレベルは、約30〜約60重量%であり、より好ましくは40〜50重量% である。 本発明のポリウレタンエラストマー組成物は、良好な機械特性を有する材料、 特に生体材料の製造において特に有効である。 本発明の他の態様によれば、上記式(Ib)のポリカーボネートセグメントを含む ポリウレタンエラストマー組成物を含む、改良された機械特性、透明性、加工性 及び/又は耐分解性を有する材料が提供される。 本発明は、改良された機械特性、透明性、加工性及び/又は耐分解性を有する 材料としての、上記に規定したポリウレタンエラストマー組成物の使用をも提供 する。 本発明は、改良された機械特性、透明性、加工性及び/又は耐分解性を有する 材料として用いるときの上記に規定したポリウレタンエラストマー組成物をさら に提供する。 改良された機械特性は、引張強さ、引裂強さ、耐摩耗性、ジュロメータ硬度、 曲げ弾性率及び可撓性に関連する測定値を含む。 改良された分解に対する耐性は、フリーラジカル、酸化、酵素及び/又は加水 分解プロセスに対する耐性および生体材料として移植されたときの分解に対する 耐性を含む。 改良された加工性は、溶剤キャスティングのようなキャスティング、および、 押出成形および射出成形のような熱手段による加工の容易性を含み、例えば、押 出後の低い粘着性および比較的にゲルを 含まないこと、を含む。 上記に規定したポリウレタンエラストマー組成物を含む、耐分解性材料も提供 される。 本発明のポリウレタンエラストマー組成物は、良好なエラストマー性を示す。 これは生物環境において、特に長期間インビボに移植した場合に、良好な適合性 及び安定性をも有するべきである。 本発明の他の態様によれば、上記に規定したポリウレタンエラストマー組成物 を含むインビボで耐分解性の材料が提供される。 このポリウレタンエラストマー組成物は、また、生体材料としても用いられて よい。用語「生体材料」とは、本明細書中で用いるときに、その最も広い意味で 用いられ、そして生きている動物または人間の細胞及び/又は体液と接触する状 況で用いられる材料を指す。 ポリウレタンエラストマー組成物は、それ故、医学用デバイス、製品又はイン プラントの製造に有用である。 このように、本発明は上記に規定したポリウレタンエラストマー組成物から全 体としてなるかまたはそれを一部に含む医学用デバイス、製品又はインプラント をさらに提供する。 医学用デバイス、製品又はインプラントは、心臓ペースメーカーおよび除細動 器、カテーテル、カニューレ、移植可能な人工器官、心臓援助装置、心臓弁、血 管移植片、体外装置、人工組織、ペースメーカーリード、除細動器リード、血液 ポンプ、バルーンポンプ、A−Vシャント、バイオセンサー、細胞封入用膜、医 薬輸送装置、傷ドレッシング、人工ジョイント、整形外科的インプラント及び軟 質組織代替物を含む。 種々の医学用デバイス、製品又はインプラントの製造における使用のために最 適化された特性を有するポリウレタンエラストマー組 成物は他の非医療用途をも有するものと理解されるであろう。このような用途は 人工皮革、靴底、ケーブルシース、ワニス及びコーティング;ポンプ、乗物等の ための構造部品;採鉱スクリーン及びコンベアベルト;例えば、グレージングの ための積層用コンパウンド;テキスタイル;分離膜;シーラント又は接着剤成分 を含むことができる。 ポリウレタンエラストマー組成物のシロキサン成分は、その誘電特性のため、 電子及び電気部品並びに絶縁体に用いることができるであろう。 このように、本発明はデバイス又は製品の製造における、上記に規定したポリ ウレタンエラストマー組成物の使用にまで広がる。 本発明は、また、上記に規定したポリウレタンエラストマー組成物から完全に なるかまたはそれを一部に含むデバイス又は製品をも提供する。 ここで本発明を以下の実施例を参照して説明する。これらの実施例は本発明を 制限するものではない。 この実施例において、添付する図面を参照する。図1はポリカーボネートマク ロジオール、すなわち(a)1,6-ヘキサンジオールをベースとする市販のポリカー ボネート、(b)実施例2のマクロジオール及び(c)実施例1のマクロジオール、の 示差走査熱量計(DSC)サーモグラムを示し、図2は(i)市販のポリカーボネ ートマクロジオールをベースとするPU−1、(ii)実施例2のマクロジオールか らのPU−2及び(iii)実施例1のマクロジオールからのPU−3であるマクロ ジオールを含む珪素をベースとするポリウレタンの相分離した形態を示すDSC サーモグラムを示している。 実施例1 エチレンカーボネート(50g)、1,6-ヘキサンジオール(25g)、2- エチルヘキサン酸第一錫(0.13g)及び1,3-ビス(4-ヒドロキシブチル)-1,1,3,3-テ トラメチルジシロキサン(25g)を250mlの三口丸底フラスコに入れた。次いでこの フラスコに分画カラム(ガラスビーズを充填)、蒸留ヘッド、磁気攪拌棒、冷却 器、窒素流入口及び温度計を取り付けた。重合を3段階で行った。第一段階にお いて、反応混合物を、140mmHgの真空に維持しながら窒素流下で180℃に約4時間 加熱した。第二段階において、反応温度を190℃に高め、その間50mmHgにし、反 応をさらに2時間続けた。この段階において、真空を段階的に10mmHgにした。こ の第二段階の間に総蒸留物の約75%を集めた。第三段階において、温度を200℃ に高め、窒素流を止めて真空を5mmHgにし、反応をさらに30分間続けた。加熱槽 からフラスコを取り外すことによって、この第三段階の最後において反応を止め 、周囲圧力において室温まで冷却した。1H−スペクトル及びサイズ排除クロマ トグラフィーによって粗生成物のサンプルを分析することにより、重合反応の進 行をモニターした。生成物のポリマーは淡黄色の粘稠な液体であった。粗ポリマ ーの収量は44.5gであった。 この粗マクロジオールをジクロロメタンに溶解し15%溶液を調製し、木炭で処 理して着色した不純物及び触媒残留物を除去した。濾過した溶液からジクロロメ タンを蒸発させた後に得られたマクロジオールを、沸騰水で洗浄して少量のエチ レングリコール及び未反応エチレンカーボネートを除去することによってさらに 精製した。このポリマーに沸騰水(200ml)を加え、10分間攪拌し、沈降させ、そ して水を捨てた。この工程を3回繰り返した。次いで最終ポリマーを真空(0.1mm Hg)において80℃で15時間乾燥した。最終収量は40gであった。ヒドロキシル価に 基づくこのマクロジオールの分子量は1220であった。またこのマクロジオールを DSCにより分析し、こ の結果を図1に示す。 実施例2 エチレンカーボネート及び1,3-ビス(4-ヒドロキシブチル)-1,1,3,3-テトラメ チルジシロキサン(25g)を用いて重合を行うことを除き、実施例1と同様の工程 を行った。実施例1で用いた方法によって生成物であるコポリカーボネートマク ロジオールを単離し、精製した。マクロジオールの収量は18gであり、ヒドロキ シル価に基づくその分子量は874であった。このマクロジオールもDSCにより 分析し、この結果を図1に示す。 実施例3 1,6-ヘキサンジオールをベースとする市販のポリカーボネートマクロジオール 並びに実施例1及び2で得られたマクロジオールより3種のポリウレタンを製造 した。このポリウレタンをそれぞれPU−1、PU−2及びPU−3とした。ポ リウレタンの製造に用いられる一般的な一工程重合法の詳細を以下に示す。 実施例1で製造した事前に乾燥したマクロジオール(25.00g、MW1220)、1,4-ブ タンジオール(3.055g)及び2-エチルヘキサン酸第一錫(0.004g、全固体の0.01重 量%)を250mlのポリプロピレンビーカーに入れ、80℃のオーブン中で2mmHgの真 空において1.5時間脱気した。溶融したMDI(13.61g)を50mlのポリプロピ レンビーカーに入れ、すぐにステンレススチールスパチェラで攪拌しながら窒素 雰囲気下においてマクロジオール混合物に注いだ。30秒間攪拌V、粘稠なポリマ ーをテフロンコートした皿に注ぎ、乾燥窒素下のオーブン内で100℃において4 時間硬化させた。3種のポリウレタンすべてについてDSCで分析し、この結果 を図2に示す。引張テストの結果を以下の表1に示す。 本発明の範囲もしくは精神から離れることなく、上記態様にさらなる改良及び 変形を行ってよいことが理解されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 下式(I)の珪素をベースとするポリカーボネート。 (上式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R8及びR9は同一であるか又は異な り、そして水素又は所望により置換された直鎖、分枝鎖もしくは環式の飽和もし くは不飽和の炭化水素基から選ばれ、 R7は二価結合基又は所望により置換した直鎖、分枝鎖もしくは環式の飽和も しくは不飽和の炭化水素基であり、 Aは末端キャップ基であり、 n、y及びzは0以上の整数であり、そして xは0以上の整数である) 2. zが0〜50の整数である、請求項1記載の珪素をベースとするポリカーボ ネート。 3. xが1〜50の整数である、請求項1又は2記載の珪素をベースとするポリ カーボネート。 4. nが0〜20の整数である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の珪素をベ ースとするポリカーボネート。 5. nが0〜10の整数である、請求項4記載の珪素をベースとす るポリカーボネート。 6. yが0〜10の整数である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の珪素をベ ースとするポリカーボネート。 7. yが0〜2の整数である、請求項6記載の珪素をベースとするポリカーボ ネート。 8. 置換基R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8及びR9としての炭化水 素基が、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、もしくは複素環基又は アルキル、アルケニルもしくはアルキニル基と同等物、又はアルキレン、アルキ レニレンもしくはアルキニレンである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の珪 素をベースとするポリカーボネート。 9. 前記アルキル基が直鎖、分枝鎖又は単環もしくは多環アルキルである、請 求項8記載の珪素をベースとするポリカーボネート。 10.前記アルキル基がC1-12アルキル又はシクロアルキル基である、請求項 9記載の珪素をベースとするポリカーボネート。 11.前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、 イソブチル、sec-ブチル、アミル、イソアミル、sec-アミル、1,2-ジメチルプロ ピル、1,1-ジメチルプロピル、ペンチル、ヘキシル、4-メチルペンチル、1-メチ ルペンチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、1,1-ジメチルブチル、2,2- ジメルブチル、3,3-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル 、1,2,2-トリメチルプロピル、1,1,2-トリメチルプロピル、ヘプチル、5-メチル ヘキシル、1-メチルヘキシル、2,2-ジメチルペンチル、3,3-ジメチルペンチル、 4,4-ジメチルペンチル、1,2-ジメチルペンチル、1,3-ジメチルペンチル、1,4-ジ メチルペンチル、1,2,3-トリメチルブチル、1,1,2-トリメチルブチル、1,1,3-ト リメチルブチル、オクチル、6-メチルヘプチル、1-メチルヘプチル、1,1,3,3-テ トラメチルブチル、ノニル、1-、2-、3-、4-、5-、6-又は7-メチルオクチル、1- 、2-、3-、4-又は5-エチルヘプチル、1-、2-又は3-プロピルヘキシル、デシル、 1-、2-、3-、4-、5-、6-、7-又は8-メチルノニル、1-、2-、3-、4-、5-又は6-エ チルオクチル、1-、2-、3-又は4-プロピルヘプチル、ウンデシル、1-、2-、3-、 4-、5-、6-、7-、8-又は9-メチルデシル、1-、2-、3-、4-、5-、6-又は7-エチル ノニル、1-、2-、3-、4-又は5-プロピルオクチル、1-、2-又は3-ブチルヘプチル 、1-ペンチルヘキシル、ドデシル、1-、2-、3-、4-、5-、6-、7-、8-、9-又は10 −メチルウンデシル、1-、2-、3-、4-、5-、6-、7-又は8-エチルデシル、1-、2- 、3-、4-、5-又は6-プロピルノニル、1-、2-、3-又は4-ブチルオクチル、1,2-ペ ンチルヘプチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ シル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル及びシクロデシルより選 ばれる、請求項9記載の珪素をベースとするポリカーボネート。 12.前記アルケニル基が、直鎖、分枝鎖又は単環もしくは多環アルケンより 形成された基を含む、請求項8記載の珪素をベースとするポリカーボネート。 13.前記アルケニル基がC2-12アルケニルである、請求項12記載の珪素を ベースとするポリカーボネート。 14.前記アルケニル基が、請求項11記載の基のエチレン系モノもしくはポ リ不飽和アルキル又はシクロアルキル基である、請求項12記載の珪素をベース とするポリカーボネート。 15.前記アルケニル基が、ビニル、アリル、1-メチルビニル、ブテニル、イ ソブテニル、3-メチル-2−ブテニル、1-ペンチル、シクロペンテニル、1-メチル シクロペンテニル、1-ヘキセニル、3-ヘキセニル、シクロヘキセニル、1-ヘプテ ニル、3-ヘプテニル、1-オ クテニル、シクロオクテニル、1-ノネニル、2-ノネニル、3-ノネニル、1-デセニ ル、3-デセニル、1,3-ブタジエニル、1,4-ペンタジエニル、1,3−シクロペンタ ジエニル、1,3-ヘキサジエニル、1,4-ヘキサジエニル、1,3−シクロヘキサジエ ニル、1,4−シクロヘキサジエニル、1,3-シクロヘプタジエニル、1,3,5-シクロ ヘプタトリエニル及び1,3,5,7-シクロオクタテトラエニルより選ばれる、請求項 12記載の珪素をベースとするポリカーボネート。 16.前記アルキニル基が直鎖、分枝鎖又は単環もしくは多環アルキンより形 成された基を含む、請求項8記載の珪素をベースとするポリカーボネート。 17.前記アルキニル基が、エチニル、1-プロピニル、1-及び2-ブチニル、2- メチル-2-プロピニル、2-ペンチニル、3-ペンチニル、4-ペンチニル、2-ヘキシ ニル、3-ヘキシニル、4-ヘキシニル、5-ヘキシニル、10−ウンデシニル、4-エチ ル-1-オクチニ-3-イル、7-ドデシニル、9-ドデシニル、10−ドデシニル、3-メチ ル-1-ドデシン-3-イル、2-トリデシニル、11−トリデシニル、3-テトラデシニル 、7-ヘキサデシニル及び3-オクタデシニルより選ばれる、請求項16記載の珪素 をベースとするポリカーボネート。 18.前記アリール基が芳香族炭化水素の単核、多核、共役及び縮合基を含む 、請求項8記載の珪素をベースとするポリカーボネート。 19.前記アリール基が、フェニル、ビフェニル、ターフェニル、クオーター フェニル、フェノキシフェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、アントラセ ニル、ジヒドロアントラセニル、ベンズアントラセニル、ジベンズアントラセニ ル、フェナントレニルを含む、請求項18記載の珪素をベースとするポリカーボ ネート。 20.前記複素環基が、窒素、硫黄及び酸素より選ばれるヘテロ 原子を少なくとも1個含む単環もしくは多環複素環基を含む、請求項8記載の珪 素をベースとするポリカーボネート。 21.前記複素環基が、ピロリル、ピロリニル、イミダゾリル、ピラゾリル、 ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアゾリル及びテトラ ゾリルを包含する、1〜4個の窒素原子を含む不飽和の3〜6員環の複素単環基 、;ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピペリジノ及びピペラジニルを包含する 、1〜4個の窒素原子を含む飽和の3〜6員環の複素単環基;インドリル、イソ インドリル、インドリジニル、ベンズイミダゾリル、キノリル、イソキノリル、 インダゾリル、ベンゾトリアゾリル及びテトラアゾロピリダジニルを包含する、 1〜5個の窒素原子を含む不飽和の縮合複素環基;ピラニル及びフリルを包含す る、酸素原子を含む不飽和の3〜6員環の複素単環基;チエニルを包含する、1 〜2個の硫黄原子を含む不飽和の3〜6員環の複素単環基;オキサゾリル、イソ オキサゾリル及びオキサジアゾリルを包含する、1〜2個の酸素原子及び1〜3 個の窒素原子を含む不飽和の3〜6員環の複素単環基;モルホリニルを包含する 、1〜2個の酸素原子及び1〜3個の窒素原子を含む飽和の3〜6員環の複素単 環基;ベンズオキサゾリル及びベンズオキサジアゾリルを包含する、1〜2個の 酸素原子及び1〜3個の窒素原子を含む不飽和の縮合複素環基;チアゾリル及び チアジアゾリルを包含する、1〜2個の硫黄原子及び1〜3個の窒素原子を含む 不飽和の3〜6員環の複素単環基;チアジアゾリルを包含する、1〜2個の硫黄 原子及び1〜3個の窒素原子を含む飽和の3〜6員環の複素単環基;並びに、ベ ンゾチアゾリル及びベンゾチアジアゾリルを包含する、1〜2個の硫黄原子及び 1〜3個の窒素原子を含む不飽和の縮合複素環基、を含むN-含有複素環基を含む 、請求項20記載の珪素をベースとするポリカーボネート。 22.前記基が、酸素、窒素、硫黄、アルキル、アルケニル、アルキニル、ア リール、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、ハロアリール 、ヒドロキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオ キシ、カルボキシ、ベンジルオキシ、ハロアルコキシ、ハロアルケニルオキシ、 ハロアルキニルオキシ、ハロアリールオキシ、ニトロ、ニトロアルキル、ニトロ アルケニル、ニトロアルキニル、ニトロアリール、ニトロヘテロサイクリル、ア ジド、アミノ、アルキルアミノ、アルケニルアミノ、アルキニルアミノ、アリー ルアミノ、ベンジルアミノ、アシル、アルケニルアシル、アルキニルアシル、ア リールアシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アルデヒド、アルキルスルホニル 、アリールスルホニル、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ 、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルホニルオキシ、ヘテロサイクリル、 ヘテロシクロオキシ、ヘテロサイクリルアミノ、ハロヘテロサイクリル、アルキ ルスルフェニル、アリールスルフェニル、カルボアルコキシ、カルボアリールオ キシ、メルカプト、アルキルチオ、アリールチオ、及びアシルチオより選ばれる 1種以上の基で置換されている、請求項1〜21のいずれか1項に記載の珪素を ベースとするポリカーボネート。 23.R7がO、S及びNRを含み、このRが水素又は所望により置換された 直鎖、分枝鎖もしくは環式の飽和もしくは不飽和炭化水素基である、請求項1〜 22のいずれか1項に記載の珪素をベースとするポリカーボネート。 24.Aが、アルコール、カルボン酸、アルデヒド、ケトン、エステル、酸ハ ロゲン化物、酸無水物、アミン、イミン、チオ、チオエステル、スルホン酸及び エポキシドを含む末端キャップ基である、請求項1〜23のいずれか1項に記載 の珪素をベースとするポリ カーボネート。 25.AがOHである、式(Ia)のポリカーボネートマクロジオールである、請 求項1〜24のいずれか1項に記載の珪素をベースとするポリカーボネート。 (上式中、R1〜R9、n、y、x及びzは上記式(I)における規定と同じである ) 26.上記式(Ia)において、R1、R2、R3及びR4がメチルであり、R8がエ チルであり、R5及びR6がプロピルもしくはブチルであり、そしてR7がOもし くは−CH2-CH2-である、請求項25記載の珪素をベースとするポリカーボネ ート。 27.R7がOである場合にR5及びR6がプロピルであり、R7が−CH2-CH2 -である場合にR5及びR6がブチルである、請求項26記載の珪素をベースとす るポリカーボネート。 28.このマクロジオールの分子量が約400〜約5000である、請求項25記載 の珪素をベースとするポリカーボネート。 29.このマクロジオールの分子量が約400〜約2000である、請求項28記載 の珪素をベースとするポリカーボネート。 30.カーボネート源を(i)下式(II)の珪素をベースとするジオール(上式中、R1〜R7及びnは上記式(I)における規定と同じである) 又は (ii)上記(i)において規定した式(II)の珪素をベースとするジオールと下式(II I)の非珪素をベースとするジオール (上式中、R9は請求項1〜22に記載の式(I)における規定と同じである) のいずれかと反応させることを含む、請求項25に記載の式(Ia)の珪素をベース とするポリカーボネートマクロジオールの製造方法。 31.請求項30に記載の方法によって式(Ia)のマクロジオールを製造し、式 (Ia)のマクロジオール中のヒドロキシル基を他の反応性官能基に転化することに よる、請求項1〜24に記載の珪素をベースとするポリカーボネートの製造方法 。 32.下式(Ib)の珪素をベースとするポリカーボネートセグメントを含むコポ リマー。(上式中、R1〜R9、n、y、x及びzは請求項1〜24のいずれか1項に記載 の式(I)における規定と同じである) 33.請求項32に記載の式(Ib)の珪素をベースとするポリカーボネートセグ メントを含むポリウレタンエラストマー組成物。 34.(i)請求項1〜24のいずれか1項に記載の式(I)の珪素をベースとする ポリカーボネート、 (ii)ジイソシアネート、及び (iii)連鎖延長剤、 の反応生成物を含むポリウレタンエラストマー組成物。 35.前記ジイソシアネートが4,4'-メチレンジフェニルジイソシアネート( MDI)、メチレンビス(シクロヘキシル)ジイソシアネート(H12MDI) 、p-フェニレンジイソシアネート(p−PDI)、トランス−シクロヘキサン-1 、4-ジイソシアネート(CHDI)又はシスおよびトランス異性体の混合物、1, 6-ヘキサメチレンジイソシアネート(DICH)、2,4-トルエンジイソシアネー ト(2,4-TDI)又はその異性体又はその混合物、p-テトラメチルキシレンジイ ソシアネート(p−TMXDI)およびm-テトラメチルキシレンジイソシアネー ト(m−TMXDI)から選ばれる、請求項34記載のポリウレタンエラストマ ー組成物。 36.前記連鎖延長剤が1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,8-オ クタンジオール、1,9-ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,4-シクロヘキ サンジメタノール、p-キシレングリコール、1,4-ビス(2-ヒドロキシエトキシ) ベンゼンおよび1,12−ドデカンジオールから選ばれる、請求項34又は35記載 のポリウレタンエラストマー組成物。 37.(i)R1、R2、R3及びR4がメチルであり、R8がエチルであり、R9が ヘキシルであり、R5及びR6がプロピルもしくはブチルであり、そしてR7がO もしくは−CH2-CH2-である式(Ia)の化合物、 (ii)MDI、及び (iii)1,4-ブタンジオール の反応生成物を含む、ポリウレタンエラストマー組成物。 38.請求項32記載の式(Ib)のポリカーボネートセグメントを含むポリウレ タンエラストマー組成物を含む、機械特性、透明性、加工性及び/又は耐分解性 が向上した材料。 39.請求項33〜37のいずれか1項に記載のポリウレタンエラストマー組 成物から全体としてなるかまたはそれを一部に含む医学用デバイス、製品又はイ ンプラント。 40.前記医学用デバイス、製品又はインプラントが、心臓ペースメーカー、 除細動器、カテーテル、心臓弁、心臓補助装置、血管移植片、及び移植可能な人 工器官を含む、請求項39記載の医学用デバイス、製品又はインプラント。
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