JP2001525725A - 非−芳香族炭化水素を芳香族化合物及び軽質オレフィンに転換する有用な改良触媒組成物 - Google Patents

非−芳香族炭化水素を芳香族化合物及び軽質オレフィンに転換する有用な改良触媒組成物

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Abstract

(57)【要約】 新規なゼオライトの触媒であって、亜鉛及び少なくとも一種の他の金属で含浸された酸処理ゼオライトをから成り、該金属が元素周期律表の4B族、6B族、3A族、4A族、及び5A族から成る群から選ばれた新規な触媒を提供するもので、そして更にこの種のゼオライト触媒の製造法を、そしてこのような転換の間コークスの形成速度が遅い、パラフィン炭化水素をオレフィン及び芳香族類に転換する使用法を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】 非-芳香族炭化水素を芳香族化合物及び軽質オレフィンに 転換する有用な改良触媒組成物 本発明は、改良されたゼオライト材料の存在下、非-芳香族炭化水素を芳香族 及び低級オレフィン炭化水素に転換する改良方法に関するものであって、好まし くはこのような炭化水素を転換する間、この種の改良されたゼオライト材料の存 在下、コークスの生成速度が低く抑えられている方法に関する。 非-芳香族のガソリン沸点範囲の炭化水素(特にパラフィン及びオレフィン) を、ゼオライト(例えばZSM-5など)を含む触媒の存在下で、低級オレフィン( 例えばエチレン、及びプロピレンなど)、及び芳香族炭化水素(例えばベンゼン 、トルエン、及びキシレンなど)に、触媒的に熱分解することは知られており、 N.Y.Chen他による文献、Industrial & Engineering Chemistry Process Design and Development,第25巻,1986年、151〜155ページ中に記載されている通りで ある。この触媒クラッキング法による反応生成物は、転換されなかったC5+アル カン、低級アルカン(メタン、エタン、プロパン)、低級アルケン(エチレン、 及びプロピレン)、C6〜C8の芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン、キシレン 、及びエチルベンゼン)、及びC9+芳香族炭化水素のような無数の炭化水素を含 んでいる。個々の反応生成物の相対的な市場価格次第で、他のものと比較して、 更に幾つかの価値ある生成物の収量を増すことが望ましい。 炭化水素を、芳香族炭化水素及び低級オレフィンに転換する場合、ゼオライト 触媒の使用に際して一つの重要な点は、転換反応の間の過度のコークスの生成の 問題である。炭化水素をゼオライト触媒で芳香族化する間に形成されるコークス は、触媒の不活性化の原因となる傾向がある。炭化水素の芳香族化、及び炭化水 素からの低級オレフィンの形成において、このような方法の間に形成されるコー クスの量を、できるだけ少なくするようにこの方法を改良することとが望ましい 。同様に、ゼオライト触媒が、著しい量の芳香族及びオレフィン転換生成物を作 り出す有用な触媒であることが望ましい。 本発明の一つの目的は、少なくとも部分的に炭化水素を、エチレン、プロピレ ン、及びBTX芳香族化合物(ベンゼン、トルエン、キシレン、及びエチルベンゼ ン)に転換することにある。 なおまた、本発明の更なる目的は、炭化水素の転換に用いたとき、その代わり となるゼオライト材料よりコークスの形成が極めて少ない改良されたゼオライト 材料を提供することにある。 さらに、本発明の更なる目的は、炭化水素の転換に利用したとき、その収量が 著しく改善された低級オレフィンおよびBTX芳香族化合物を与える、改良ゼオラ イト材料を提供することにある。 本発明の他の目的は、炭化水素の転換方法を提供するものであって、この方法 は、許容しうる低いコークスの形成速度を有し、そして/又はオレフィンとBTX芳 香族類の適当量を含む転換生成物を形成する方法である。 さらに本発明の他の目的とするところは、改良されたゼオライト材料の製造方 法を提供するものであって、このゼオライト材料は、炭化水素の転換に用いた場 合、より低いコークスの生成、及び好ましいオレフィンとBTX芳香族の生成を生 じるような望ましい特性を有しているものである。 本発明は非-芳香族炭化水素を芳香族炭化水素と低級オレフィンに転換する一 つの方法を提供するものであって、転換条件下で炭化水素供給材料を、含浸され た酸処理ゼオライトと接触させることを特徴とし、この酸処理ゼオライトは亜鉛 、及び元素周期律表の4B族、6B族、3A族、4A族、及び5A族から成る群からの少な くとも一種の他の金属を含んだ酸処理されたゼオライトを含有するものである。 本発明の他の態様は炭化水素の転換に用いられる新規の組成物である。新規の 組成物は、亜鉛、及び元素周期律表の4B族、6B族、3A族、4A族、及び5A族から成 る群から選ばれた少なくとも一種の他の金属を含浸させた酸処理ゼオライトから 成る。新規な組成物は、亜鉛と、そして元素周期律表の4B族、6B族、3A族、4A族 、及び5A族から成る群から選ばれる少なくとも一種の他の金属を、これにより含 浸された酸処理ゼオライトを与える酸処理ゼオライト中に組み入れることにより 作られる。 本発明の他の目的及び有利な点に関しては、さらに詳細な説明、及び添付の請 求の範囲から明らかになるであろう。 本発明の組成物は、これにより酸処理ゼオライトを与える、酸で処理されたゼ オライト出発材料を含むものである。本発明の組成物は更に、亜鉛、及び元素周 期律表の4B族、6B族、3A族、4A族、及び5A族から成る群から選ばれた少なくとも 一種の他の金属又は元素を含むものである。本発明の組成物中に含まれる亜鉛に 加えて、任意の関連ある他の金属としては、チタニウム(Ti)、ジルコニウム(Zr) 、及びハフニウム(Hf)を含む4B族元素;クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、タン グステン(W)を含む6B族元素;ホウ素(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga) 、インジウム(In)、タリウム(Tl)を含む3A族の元素;シリコン(Si)、ゲルマニ ウム(Ge)、錫(Sn)、及び鉛(Pb)を含む4A族元素;リン(P)、砒素(Ar)、アンチモ ン(Sb)、及びビスマス(Bi)を含む5A族元素、からの元素であることがここに 理解される。上にリストアップした元素の幾つかは、このような学術用語の通常 の意味によっては当業者らにとって金属とは考えられないかも知れないが、しか し、金属として言及した用語は、この用語を本発明の説明及び請求の範囲の中で 用いたように、亜鉛及び上にリストアップしたこれらの元素をいずれも包含する ものである。 決定的ではないとしても本発明の重要な様相は、第一の又は主要な金属として 亜鉛を用い、そして第二の又は二次的な金属として少なくとも一種の他の金属に よって、二つの金属で組成物が促進されることを要求されている点にある。変性 され、ここに先に記載したような望ましい性質を有する本発明の組成物を提供す るゼオライト出発材料にたいして、本発明の組成物の更なる重要な様相は、酸処 理ゼオライトを与えるよう、酸で処理されることにある。酸処理されたゼオライ トは、亜鉛と少なくとも一種の他の金属の二つの金属促進剤の取り込みによって 、更に変性されるのである。 任意の適当な手段又は方法を用いて、ゼオライト出発材料を酸で処理すること ができる。ゼオライトをこのような酸溶液と接触させるため、当業界に知られて いる任意の適当な手段によって、ゼオライトを酸の溶液に浸すことが好ましい。 ゼオライトを処理するため用いられる酸の溶液は、ゼオライト粒子からアルミニ ウム原子の浸出をもたらすことができる適当な任意の酸溶液である。好ましくは 、 この溶液の酸の濃度は、1リットル当たり約1〜10当量である。このような適当 な酸の例としては、硫酸、燐酸、硝酸、及び塩酸が含まれる。好ましい酸溶液は 塩酸水溶液である。ゼオライトは酸の溶液(好ましくは約50〜100℃の温度で) に、最大約15時間までの間、しかし好ましくは0.1時間〜12時間、浸漬される。 浸漬させた後、得られた酸処理されたゼオライトの遊離の酸を洗浄し、そして乾 燥、又はか焼、或いは両者の処理が為される。 本発明の組成物に用いられるゼオライト出発材料は、非-芳香族炭化水素と適 当な反応条件下で接触させるとき、非-芳香族化合物を効果的に芳香族化合物に 転換する任意のゼオライトであることができる。好ましくは、ゼオライトは、約 0.4〜約12、好ましくは約2〜9の範囲の制約指数(constraint index)(米国特 許第4,097,367号で定義されており、ここに参考として引用する)を有している 。一般に、ゼオライト結晶構造中のSiO2とA12O3のモル比は、少なくとも約5:1 であり、そして無限大まで広げることができる。好ましくは、ゼオライト構造中 のSiO2とA12O3のモル比は、約8:1〜約200:1、更に好ましくは約12:1〜約100 :1である。好ましいゼオライトとしては、ZSM-5、ZSM-8、ZSM-11、ZSM-12、ZSM -35、ZSM-38、及びこれらの混合物が含まれる。幾つかのこれらゼオライトはま た、”MFT”又は”Pentasil”ゼオライトとして知られている。現在、更に好ま れているゼオライトはZSM-5である。 本発明の組成物は、更にその上酸浸出したゼオライトに更に亜鉛及び少なくと も1種の他の金属を含ませたものである。これらの金属は、酸浸出されたゼオラ イト中に、基質の物質中に金属元素を組み入れる当業界に知られている任意の適 当な手段又は方法によって組み入れられる。好ましい方法としては、酸浸出され たゼオライト基質に金属促進剤を注入するため、任意の標準の初期の湿潤処理方 法が用いられる。好ましい方法としては、亜鉛と他の金属の望ましい濃度を有す る含浸液体溶液を用いて、要求される金属濃度を有する本発明の最終組成物を最 終的に与える。 酸処理されたゼオライトの含浸には、酸処理ゼオライトに組み入れられる一種 又はそれ以上の金属促進剤の水溶液を用いることが特に望ましい。酸処理された ゼオライトは、ここに記載の金属促進剤で同時に、又は連続的に、又はその両者 によって含浸され、最終的に亜鉛及び少なくとも一種の他の金属を含む酸処理さ れたゼオライトを与える。好ましい含浸溶液は、水中に当該金属の塩を溶解する ことによって形成された水溶液である。しかしながら、金属塩の溶解の助けとな る酸性溶液をある程度用いることは許容される。酸処理ゼオライトにとって、亜 鉛の第一の塩、及びここに記載の少なくとも一種の、他の金属促進剤の第二の塩 を含む溶液を用いることによって、亜鉛と少なくとも一種の他の金属の促進剤と を共含浸させることが最も好ましいのである。 他の金属促進剤、又は第二の金属は、先に示したとおり、4B族元素、6B族元素 、3A族元素、4A族元素、及び5A族元素から成る群から選択される金属又は元素を 含むものである。これらの中で、好ましい金属としては、Ti、Zr、Cr、Mo、W、B 、Al、Si、Ge、Sn、Pb、P、As、及びSbが含まれる。最も好ましい第二の金属と しては、Ti、Cr、Mo、B、Si、及びPが含まれる。 酸処理されたゼオライト中に組み込まれた、又は含浸された、主要な金属促進 剤の亜鉛、及び第二の金属促進剤の量は、本発明の組成物を炭化水素供給物の転 換に用いたときに、コークスの生成が低く、望ましい特性の、芳香族オレフィン 化合物の好ましい転換収量をもたらす、効果的な濃度を与えるような量であるべ きである。一般に、含浸された酸処理ゼオライト中の、第二の金属と亜鉛の原子 比率は、約0.1:1〜約10:1の範囲である。含浸された酸処理ゼオライト中の第 二の金属と亜鉛に対する好ましい原子比率は、約0.2:1〜約5:1の範囲であり、 そして最も好ましくは、その原子比率は0.5:1〜3:1の範囲である。 含浸された酸処理ゼオライト中に存在する亜鉛の重量パーセントは、一般に含 浸された酸処理ゼオライト中、上方に約10重量パーセントまでの範囲にある。含 浸された酸処理ゼオライト中の亜鉛の好ましい濃度は、約0.05〜約8重量パーセ ントの範囲、最も好ましくは0.1〜6重量パーセントの範囲である。第二の金属は 一般に、含浸された酸処理ゼオライト中に、上方に約15重量パーセントまでの範 囲で存在すべきである。好ましくは、第二の金属の濃度は、約0.1〜約12重量パ ーセントの範囲、そして最も好ましくは0.2〜10重量パーセントの範囲である。 ここに記載の本発明の組成物の特有の性質は、酸処理されたゼオライトの性能 を助長する対の金属のうち、亜鉛成分からもたらされていることが理論立てられ 、 炭化水素供給物の転換において、芳香族及びオレフィンの製造方向に活性を増加 させている。しかしながら、この芳香族及びオレフィン転換生成物を製造する方 向への活性の増加はまた、望ましくないコークスの生成を結果として生ずる。亜 鉛の存在によって生ずるコークス生成の増加の傾向を相殺するため、コークス生 成抑制剤として第二の金属が添加される。しかしながら、第二の金属は転換生成 物の収量に著しい負のインパクトを与えることがないばかりか、むしろこのよう な転換生成物の生成をむしろ促進しているのである。かくして、二元的な金属で 促進される処理されたゼオライトは、低いコークスの生成速度を有すると同時に 、オレフィン及び芳香族化合物の転換生成物にたいし著しい収量の改善を与える のである。 ここに記載の本発明の組成物はその上に、無機のバインダー(いわゆるまたマ トリックス材料)を含むことができ、好ましくはアルミナ、シリカ、アルミナ- シリカ、アルミナホスヘート、クレー(例えばベントナイト)、及びこれらの混 合物から選ばれる。含浸された酸処理ゼオライトと無機バインダーとの混合物中 の、含浸された酸処理ゼオライト成分の含有量は、約1〜99(好ましくは約5〜80 )重量-%であり、そして含浸された酸処理ゼオライトと無機バインダー混合物中 の、上記の無機バインダーの含有量は、約1〜50重量%である。一般に、含浸され た酸処理ゼオライトと無機のバインダー成分は混ぜ合わされ、そして引き続いて (例えば、ペレタイジング、エクストルーディング、又はタブレッティングによ って)成形される。一般に、混ぜ合わされた組成物の表面積は、約50〜700m2/g であり、その粒子サイズは約1〜10mmである。 含浸された酸処理ゼオライトは第一の加熱処理工程を受ける。ここで適当な温 度及び圧力の条件、そして適当な時間の下で、任意の当業界に知られている適当 な方法で、第一の気体の雰囲気にさらされ、第一の加熱処理された材料を与える 。含浸された酸処理ゼオライトの、第一の加熱処理に用いられる第一の気体は、 不活性気体(例えば、窒素、ヘリウム、及びアルゴンガス)、還元性気体(例え ば、一酸化炭素、及び水素ガス)、空気、酸素、及び水蒸気から成る群から選ば れる。好ましい第一の気体は空気、酸素、窒素、水蒸気、及びこれらの混合物か ら選ばれる。最も好ましくは、第一の気体は空気、酸素、窒素、及びこれらの1 種又は2 種の混合物から選ばれる。 第一の加熱処理は、第一の加熱処理材料を適当に与える任意の圧力及び温度条 件下で処理される。一般に、第一の加熱処理は大気圧以下から上方に約1000ポンド/ 平方インチまでの絶対圧力(psia)下で処理される。しかしながら、更に代表的な 圧力は、ほぼ大気圧から約100psiaの範囲である。第一の加熱処理温度は一般に 、約30℃〜約400℃の範囲にある。好ましくは、この温度範囲は約40℃〜約300℃ 、そして最も好ましくは第一の加熱処理温度は50℃〜200℃の範囲である。 第一の熱処理工程を行う時間は、実質的に乾燥した、即ち水を含まない材料を 与えるに十分な時間でなければならない。一般に、含浸された酸処理ゼオライト を適当な温度条件下で第一の気体の雰囲気中に曝露する時間は、約0.1時間〜約3 0時間の範囲である。好ましくは、第一の加熱処理工程は約0.25時間〜約25時間 の間、そして最も好ましくは、0.5時間〜20時間の間で処理される。 第一の加熱処理された材料は、第二の加熱処理工程を受ける。ここでは任意の 適当な当業界に知られている方法によって、ここに引用する望みの特性を有する 第二の加熱処理材料が得られるような、温度圧力条件下で、そして所定の時間、 第二の気体の雰囲気中にさらされる。 第一の加熱処理された材料を、第二の加熱処理を行うために用いる第二の気体 は、不活性気体(例えば、窒素、ヘリウム、及びアルゴンガス)、還元性気体( 例えば一酸化炭素、及び水素ガス)、空気、酸素、及び水蒸気から成る群から選 ぶことができる。好ましい第二の気体は、空気、酸素、窒素、水蒸気、及びこれ らの混合物から選ばれる。最も好ましくは、第二の気体は水蒸気である。 第二の加熱処理は、第二の加熱処理材料を与える任意の適当な圧力、及び温度 条件下で処理される。一般に、第二の熱処理は、大気圧以下から上方に約3000ps iaまでの圧力で処理される。更に代表的な圧力は、しかしながら、約大気圧〜約 2500psiaの範囲である。第二の加熱処理温度は一般に約100℃〜約1500℃の範囲 である。好ましくは、この温度範囲は約200℃〜約1300℃であり、そして最も好 ましくは、第二の加熱処理温度は400℃〜1200℃の範囲である。第二の加熱処理 工程で水蒸気を用いる場合、水蒸気は過熱されそして飽和されていないことが好 ましい。 第二の熱処理工程を行う間の時間は、第二の熱処理材料を与える十分な時間で なければならず、良好な触媒活性と耐コークス形成性の両者の望みの特性を与え なければならない。一般に、第二の気体の雰囲気に適当な温度と圧力の条件下で 、第一の熱処理材料を曝露する時間は、約0.1時間〜約20時間の範囲である。好 ましくは、第二の加熱処理工程は、好ましくは、約0.25時間〜約18時間の間、そ して最も好ましくは、0.5時間〜15時間の間で行われる。 パラフィン(アルカン)、及び/又はオレフィン(アルケン)、そして/又はナ フテン(シクロアルカン)を含有する任意の適当な炭化水素供給原料を、ここで これら炭化水素が分子当たり2〜16の炭素原子を含んでいる材料を供給原料とし て用いることができ、適当なプロセスの条件下で本発明の組成物と接触させ、1 分子当たり2〜5の炭素原子を含む低級アルケン、及び芳香族化合物を含有する反 応生成物を得る。しばしば、これらの供給原料はまた、芳香族炭化水素を含んで いる。特に限定されない、適当な使用できる供給原料の例としては、触媒オイル クラッキング(例えばFCCそしてハイドロクラッキング)のプロセスからのガソ リン、熱炭化水素(例えばエタン、プロパン、及びナフサ)クラッキングプロセ スからの熱分解ガソリン、ナフサ、ガスオイル、改質ガソリン、直留ガソリン等 が含まれる。好ましい供給物は、ガソリン-沸点範囲の炭化水素供給原料であり 、約30〜210℃の沸点範囲を一般に有する少なくともガソリン混合物原料として 用いることが適しているものである。一般に、パラフィンの含有量が、オレフィ ン、ナフタレン、及び芳香族類(もし存在するなら)の合計含有量を越えている 。 炭化水素の供給物の流れは、任意の適当な方法で、反応ゾーン中に含まれてい る、ここに記載の発明の組成物と接触される。接触の工程は、バッチプロセスの 工程として、又は好ましくは、連続プロセスの工程として操作することができる 。後者の操作においては、固体の触媒ベッド、又は移動触媒ベッド、又は流動触 媒ベッドを採用する事ができる。これらの任意の操作の様式は長所及び短所を有 しており、そして当業者らは特定の供給物及び触媒に対し、最も適する様式を選 ぶことができる。 接触の工程は、その中に本発明の組成物が含まれており、そして炭化水素供給 物の少なくとも一部の炭化水素から、オレフィン、好ましくは軽質オレフィンを 、 そして芳香族類、好ましくはBTXの生成を促進する適当な反応条件下で、好まし くは転換の反応ゾーン中で実行される。接触工程の反応温度は、とりわけ約400 ℃〜約800℃の範囲、好ましくは、約450℃〜約750℃、そして最も好ましくは、5 00℃〜700℃の範囲にある。接触の圧力は大気状態以下の圧力から上方に約500ps ia、の範囲、好ましくは約大気圧から約450psiaそして、最も好ましくは20psia 〜400psiaの範囲である。 炭化水素供給物が転換の反応ゾーンに装填される流速は、単位時間当たりの重 量空間速度(“SHSV”)で与えられるような、0時間-1以上〜上方に約1000時間- 1 までの範囲の流速である。ここで用いられているような“単位時間当たりの重 量空間速度”の用語は、数字で表した速度の比率を意味するものであり、単位時 間当たりのポンド数で表される転換反応ゾーン中に装填される炭化水素供給物を 、炭化水素が装填される転換反応ゾーンに含まれる触媒のポンド数で割った値で ある。転換反応ゾーン、又は接触ゾーンに供給される好ましいWHSVは、約0.25時 間-1〜約250時間-1、そして、最も好ましくは0.5時間-1〜100時間-1の範囲であ ることができる。 以下の実施例は本発明をさらに説明するため提出するものであって、不当に本 発明の範囲を限定するように解釈されるべきものではない。 実施例1 本実施例は幾つかの触媒の製法を説明するものであって、この触媒は続いてガ ソリンサンプルの転換における触媒として試験され、そしてこのガソリンサンプ ルは工業用流動床触媒クラッキング装置(FCC)中で、芳香族類を製造するもので ある。 酸浸出されたゼオライト 製造名称“T-4480”の下で、工業的に入手可能なZSM-5触媒(United Catalyst Inc.,Louisville,KY,から供給)を酸浸出の処理を行った。触媒を酸で浸出す るため、触媒を38重量%HCl(概略6N)の濃度を有するHCl水溶液中に、2時間、約 90℃の一定温度で浸漬した。浸漬後、触媒を酸溶液から分離し、そして完全に水 で洗滌し乾燥した。酸浸出、洗滌、そして乾燥された触媒は、約525℃の温度で4 時間か焼される。触媒A 10.83グラムの量の上記酸で浸出されたZSM-5触媒を、初期の湿潤技法を用いて 、2重量部の塩化亜鉛(ZNC12)、18重量部のエタノール、及び20重量部のテトラ エトキシシラン(TEOS)を含む8.3グラムの量の溶液で含浸した。含浸液のシリコ ーンと亜鉛の原子比率は6.6であった。この含浸された、酸浸出ゼオライトを次 いで125℃の温度で空気中、16時間乾燥し、次いで水蒸気の雰囲気下で、650℃、 6時間処理をした。水蒸気処理された材料は次いで、ヘリウムガス雰囲気下に525 ℃の温度で2時間曝露される。最終生成物は、1.653重量パーセントの亜鉛と4.72 重量パーセントのシリコーンを含んでいた。 触媒B 10.00グラムの量の上記の酸浸出されたゼオライト材料を、1.50重量部の水和 された硝酸亜鉛(Zn(NO3)2・6H2O)、4.10重量部の水和硝酸クロム(Cr(NO3)3・9 H2O)、及び6.90重量部の水を含む、12.50グラムの量の溶液で含浸させる。含浸 溶液のクロム対亜鉛の原子比は2であった。この含浸、酸浸出されたゼオライト を次いで空気中で125℃16時間乾燥し、さらに続いて650℃で6時間、水蒸気雰囲 気中で処理した。水蒸気処理された材料を次に、538℃の温度で、2時間ヘリウム ガス雰囲気に曝露した。最終生成物は、3.0重量パーセントの亜鉛、及び4.8重量 パーセントのクロムを含んでいた。 触媒C 10.00グラムの量の上記の酸浸出されたゼオライト材料を、10重量部の水和さ れた硝酸亜鉛(Zn(NO3)2・6H2O)、6重量部の水和モリブデン酸アンモニウム((N H4)6Mo7O24・6H2O、及び84重量部の水を含む、8.43グラムの量の溶液を用いて含 浸した。含浸溶液は1.011の値のモリブデンと亜鉛の原子比率を有していた。含 浸された、酸浸出ゼオライトを次いで空気中で125℃、16時間乾燥し、続いて水 蒸気雰囲気中で650℃で6時間処理をした。最終生成物は1.822重量パーセントの 亜鉛、及び2.703重量パーセントのモリブデンを含んでいた。 触媒D 10.00グラムの量の上記酸浸出されたゼオライト材料を、5.4重量部の水和され た硝酸亜鉛(Zn(NO3)2・H2O)、2.25重量部のホー酸(H3BO3)、及び42.35重 量部の水を含む、8.0グラムの量の溶液で含浸した。含浸溶液は2.005のボロンと 亜鉛の原子比を有している。この含浸、酸浸出されたゼオライトを次いで空気中 で125℃16時間乾燥し、さらに続いて650℃で2時間、水蒸気雰囲気中で処理をし た。最終生成物は、1.851重量パーセントの亜鉛、及び0.614重量パーセントのモ リブデンを含んでいた。 触媒E 10.00グラムの量の上記酸浸出されたゼオライト材料を、4重量部のチタニウム テトラクロライド(TiCl4)、2.8重量部の塩化亜鉛(ZnCl2)、及び7.40重量パ ーセントのHClを含むHCl水溶液93.2重量部を含有する、9.24グラムの量の溶液で 含浸した。含浸溶液は1.026のチタン対亜鉛の原子比を有していた。この含浸、 酸浸出されたゼオライトを次いで空気中で125℃16時間乾燥し、さらに続いて650 ℃、6時間、水蒸気雰囲気中で処理した。水蒸気処理された材料を次に、538℃の 温度で、2時間ヘリウムガス雰囲気に曝露した。最終生成物は、1.224重量パーセ ントの亜鉛、及び0.920重量パーセントのチタニウムを含んでいた。 触媒F 10.00グラムの量の上記酸-浸出されたゼオライト材料を、6.00重量部の水和硝 酸亜鉛(Zn(NO3)2・6H2O)、2.00重量部の85重量パーセントの燐酸(H3PO4)溶 液、及び32.00重量部の水を含む、8.98グラムの量の溶液を用いて含浸した。含 浸溶液は0.86の燐と亜鉛の原子の比率を有していた。含浸された、酸浸出ゼオラ イトは、次いで乾燥され、水蒸気で650℃、6時間、そしてさらにヘリウムで525 ℃、2時間処理された。最終生成物は2.823重量パーセントの亜鉛、及び1.151重 量パーセントの燐を含んでいた。 触媒G 16.27グラムの量の上記酸-浸出ゼオライト材料を、13.86グラムの水和硝酸亜 鉛(Zn(NO3)2・6H2O)の15重量パーセント水溶液で含浸する。含浸、酸-浸出さ れたゼオライトは、空気中で125℃、16時間乾燥され、続いて625℃、6時間、水 蒸気で処理される。水蒸気処理された材料はそれから、625℃〜538℃の範囲の温 度で6時間、ヘリウムガスの雰囲気中に曝露される。最終生成物は2.700重量パー セントの亜鉛を含んでいた。触媒H 上記のZSM-5触媒(酸浸出なし)のか焼サンプル20.00グラムを、11.83グラム の量の15重量パーセントの硝酸亜鉛の水溶液を用いて含浸した。この含浸され、 か焼されたゼオライトを次に空気乾燥し、続いて625℃、6時間水蒸気処理を行っ た。水蒸気処理された材料は次いで538℃の温度で、6時間、ヘリウムガスの雰囲 気にさらされた。最終の生成物は1.899重量パーセントの亜鉛を含んでいた。 実施例2 この実施例は、実施例1に記載のゼオライト材料の、ガソリン供給物をベンゼ ン、トルエン、及びキシレン(BTX)に、そして低級オレフィン(エチレン、プロ ピレン)に転換する触媒としての使用法を説明するものである。 それぞれの試験の実験において、実施例1に記載の触媒材料5.0gのサンプルを 、ステンレススティールのチューブ反応器(長さ:約18インチ;内径:約0.5イ ンチ)の中に配置した。精製所の触媒クラッキング装置からのガソリン沸点範囲 の供給物を、約600℃の温度、そして大気圧(約0psig)下で、約14ml/時間の流 速で反応器の中を通過させた。形成された反応生成物は、反応器チューブを出て 、そして幾つかの氷-冷されたトラップを通過する。これらのトラップに残存す る液状の部分を秤量し、一方トラップを出て行くガス状の部分の容量を“ウエッ トテストメーター(wet test meter)”中で測定した。液状、及びガス状の生成物 サンプル(1時間単位の間隔で集められた)は、ガスクロマトグラフの方法で分 析した。触媒AからHまでの8種のテスト実験の結果を、表1に要約する。全てのテ ストデータは、生産中8時間後に得たものである。 本発明の触媒は、コントロールの触媒Hよりも相当にコークスの生成量が少な く(過剰の触媒は失活をもたらす)、そしてコントロール触媒Gより、多くのBTX とオレフィンを生産し、そしてより大きいオレフィンとBTXの比率を生じること を、表1に示す試験データは示している。触媒性能の改良は二つの成分から成る 金属によって促進された、酸浸出されたゼオライトによるものと信じられる。二 つの成分から成る金属の促進剤は、他の金属と組み合わされた亜鉛である。 また単に亜鉛のみを含み酸で浸出されないゼオライトは、幾分ほど良いBTXと オレフィンの収量を示すが、著しい量のコークスを生成してしまうことが認めら れる。単に亜鉛のみを含む酸浸出したゼオライトはコークスの生成速度を低下さ せるが、しかしまたオレフィンとBTXの比率、及びBTXとオレフィンの収量を減少 させ望ましくない。亜鉛と組み合わせて、第二の金属を使用することは、コーク スの形成を抑制し一方また、BTXとオレフィンの収量を増大させ、そして最も多 くのケースでは生成物中のオレフィンとBTXの比率を改善している。 正当な変更、修正、及び改造は、本発明の範囲から逸脱することなく、開示の 範囲、及び付属の請求の範囲内で行うことができるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 15/06 C07C 15/06 15/08 15/08 C10G 35/095 C10G 35/095 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.酸処理されたゼオライトを含有する触媒組成物であって、そして更に亜鉛 、及び元素周期律表の4B族、6B族、3A族、4A族、又は5A族から選ばれる少なくと も一種の他の元素を含有する触媒組成物。 2.亜鉛が上方に約10重量パーセントまでの範囲で存在し、そして前記の少な くとも一種の他の元素が上方に約15重量パーセントまでの範囲で存在する、請求 項1に記載の組成物。 3.少なくとも一種の他の元素と亜鉛の原子比率が約0.1:1〜約10:1の範囲 にある、請求項2に記載の組成物。 4.亜鉛が約0.05〜約8重量パーセントの範囲で存在し、そして前記の少なく とも一種の他の元素が約0.1〜約12重量パーセントの範囲で存在する、請求項2に 記載の組成物。 5.前記少なくとも一種の他の元素と亜鉛の原子比率が約0.2:1〜約5:1重 量パーセントの範囲である、請求項4に記載の組成物。 6.亜鉛が0.1〜6重量パーセントの範囲で存在し、そして前記少なくとも一種 の他の元素が0.2〜10重量パーセントの範囲で存在する、請求項4に記載の組成物 。 7.前記少なくとも一種の他の元素と亜鉛の原子比率が0.5:1〜3:1の範囲に ある、請求項6に記載の組成物。 8.前記の組成物が第一のガスと高温度条件下で接触され、第一の熱処理され た材料を与える第一の熱処理を受ける、請求項1に記載の組成物。 9.前記第一の熱処理された材料が第二の熱処理を受け、それにより前記の第 一の熱処理された材料が更に第二のガスと高温度条件下で接触され、第二の熱処 理された材料を与える、請求項8に記載の組成物。 10.前記第一のガスと前記の第二のガスが、それぞれ不活性ガス、還元性ガ ス、空気、酸素、水蒸気、又は前記ガスの任意の2種以上の混合物である、請求 項9に記載の組成物。 11.前記の第一の熱処理が、約30℃〜約400℃の範囲の温度、そして約0.1時 間〜約30時間の過程の時間で行われる、請求項9に記載の組成物。 12.前記の第二の熱処理が約400℃〜約1200℃の範囲の温度、そして約0.1時 間から約12時間の過程の時間で行われる、請求項9に記載の組成物。 13.酸-処理されたゼオライトが、前記の亜鉛及び前記の少なくとも一種の 他の元素で含浸される、請求項1に記載の組成物。 14.前記の酸処理されたゼオライトの含浸が、前記酸処理されたゼオライト を、前記亜鉛の第一の塩、及び前記少なくとも一種の他の金属の第二の塩を含む 溶液と接触させることを含む、請求項13に記載の組成物。 15.前記の少なくとも一種の他の元素が、チタン、クロム、モリブデン、ボ ロン、シリコーン、又は燐である、請求項1に記載の組成物。 16.炭化水素を転換する方法であって、転換の条件下で炭化水素供給物を前 述の請求項の任意の1項に記載の組成物と接触させることから成り、転換生成物 が芳香族類及びオレフィン類を含むことを特徴とする方法。 17.前記の炭化水素供給物が、分子当たり2〜16の炭素原子を含む炭化水素 から成る、請求項16に記載の方法。 18.前記転換の条件が、約400℃〜約800℃の範囲の反応温度、及び大気の状 態にくらべそれ以下の圧力から上方に約500psiaまでの範囲の接触圧力を含む、 請求項16に記載の方法。 19.前記の転換の条件が、単位時間当たりの重量空間速度が0時間-1以上〜 上方に約1000時間-1までの範囲であるような、前記の炭化水素供給物の装填速度 を更に含む、請求項18に記載の方法。
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