JP2001525670A - 有機化合物の選択的酸化方法 - Google Patents

有機化合物の選択的酸化方法

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Abstract

(57)【要約】 オキシダーゼを使用して、H22を発生させることにより酸素化された有機化合物を製造する方法が開示されている。発生するH22は、金属含有触媒の存在下で被酸化性有機基質を酸化するのに使用される。酸素の存在下で水素または電子供与体と反応して、H22を生成することができるオキシダーゼ酵素と組み合わせた、酸化ケイ素及びAg、CO、Ce、Mn、Fe、Cu、Cr、Ti、V、Mo及びWの酸化物の不溶性キャリアーの酵素系も開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 有機化合物の選択的酸化方法本発明の分野 本発明は、有機化合物を酸化する方法に関し、特に過酸化水素を発生するオキ シダーゼを用い、発生される過酸化水素を使用して、金属含有触媒の存在下で被 酸化性有機基質を酸化する方法に関する。本発明の背景 過酸化水素は、しばしば、有機化学品製造用の酸化剤として使用される。それ は、濃厚及び希釈溶液のいずれでも反応試剤として使用されてきた。しかしなが ら、添加の形での過酸化水素の使用は、精製及び取り扱いの費用あるいは化学プ ロセスにおける使用に関連する安全性の危険のために、問題を提起する。 過酸化水素を使用して、広範な有機化合物が酸化される。例えば、この試剤を 用いて、オレフィンをエポキサイド(オキシラン)に酸化することができる。過 酸化水素の大規模な使用は、特に濃厚な場合、取扱い時に含まれる爆発の危険の ために禁止されてきた。グルコースオキシダーゼを用いて、グルコースをグルコ ン酸と過酸化水素とに酸化することによって、過酸化水素を系内で発生する方法 が米国特許第4,247,641号(Neidlemanら)に記載されている。この特許は、更に 、当業者にはなじみ深い酵素固定化の手法を用いて、過酸化水素発生システムが 固定化状態で存在し得ることを開示している。 加えて、チタニウムシリケートによるアルカン及びアルケンの接触酸化がC.B. Khouwら、「チタニウムシリケートによるアルカン及びアルケンの接触酸化の研 究」、Journal of Catalysis 149,195-205(1994)に開 示されている。このような触媒は、100℃以下の温度でH22水溶液と有機ハ イドロパーオキサイドを酸化剤として用いるn-オクタンの選択的酸化用に使用さ れる。水が存在しないことが触媒活性に臨界的であると考えられる。 この点を鑑み、安全で、効率的な有機化合物の酸化方法を提供するために、過 酸化水素を系内で発生させ、発生するのとほぼ同じ速度で使用する方法に対する ニーズが存在する。本発明は、このニーズを充たし、そうでない場合には従来技 術に本来的な欠陥を克服する。本発明の他の目的及び利点は、以下の詳細な説明 を参照すれば、当業者には明白になるであろう。本発明の要約 本発明は、 (A)反応域において、水素または電子供与体(例えば、グルコースまたは一酸化 炭素)と酸素をオキシダーゼ(例えば、グルコースオキシダーゼ)の存在下で接 触させて、過酸化水素を生成させ(上記オキシダーゼは、過酸化水素活性化金属 を含有する金属シリケート上に固定化されている)、そして (B)反応域内で、上記の生成した過酸化水素と被酸化性有機化合物を接触させる ステップからなる有機化合物を酸化する方法を提供する。 本発明は、また、 (a)酸化ケイ素及びAg、Co、Ce、Mn、Fe、Cu、Cr、Ti、V、Mo及びWからなる群か ら選ばれる少なくとも一つの金属の酸化物の不溶性キャリアー、及び (b)酸素の存在下で水素または電子供与体と反応して、過酸化水素を生成するこ とができるオキシダーゼ酵素 からなる酵素系を提供する。 好ましくは、本発明の方法においては、有機化合物は、 (a)式R1R2C=CR3R4のオレフィン(式中、R1、R2、R3及びR4は、独立にH、アルキル (アルキル基は1から16個の炭素原子を有する)、アルキルアリール(アルキ ルアリール基は7から16個の炭素原子を有する)、シクロアルキル(シクロア ルキル基は、6から10個の炭素原子を有する)、又はアルキルシクロアルキル( アルキルシクロアルキル基は、7から16個の炭素原子を有する)であり、上記 オレフィンは、場合によってはハロゲン原子(すなわち、Cl、Br、F及びI)を含有 する)、 (b)式の環状ケトン(式中、nは2から9の整数である)、 (c)式C6H5R5の化合物(式中、R5は、-H、-OH、C1からC3の直鎖、飽和あるいは不 飽和炭化水素基、-CO2H、-CN、-COCm(式中、mは1から6の整数である)、-OCm( 式中、mは1から6の整数である)、またはNR6R7(式中、R6及びR7は、各々独立に HまたはC1からC3のアルキル基である)である)、 (d)式R8R9CH2の脂環式炭化水素(式中、R8及びR9は、一緒になって(-CH2-)p(pは 4から11の整数である)の環を形成する)、 (e)式CqH2q+2の脂肪族炭化水素(式中、qは1から20の整数である)、及び (f)式R10R11CHOHのアルコール(式中、R10及びR11は、各々独立にH、アルキル( アルキル基は1から16個の炭素原子を有する)、アルキルアリール(アルキル アリール基は7から16個の炭素原子を有する)、シクロアルキル(シクロアル キル基は、6から10個の炭素原子を有する)、シクロアルキル(R10及びR11は、 一緒になって4から11個の-CH2-の環を形成する)、アルキルシクロアルキル基 (アルキルシクロアルキル基は7から16個の炭素原子を有する)である) からなる群から選ばれる。好ましい実施の形態の詳細な説明 空気からの酸素と基質から過酸化水素を生成する酵素は、業界で公知である。 これらの酵素は、総括してオキシダーゼとして知られている。以下は、酸素の存 在下で掲げた基質の酸化を触媒し、過酸化水素を生成物の一つとして生成するオ キシダーゼのいくつかの例である。 グルコースオキシダーゼ(E.C.1.1.3.4)は、β-D-グルコースのD-グルコノ-1,5 -ラクトンとH22への転化を触媒する。2級アルコールオキシダーゼ(E.C.1.1. 3.18)は、2級アルコールのケトンとH22への転化を触媒する。メタノールオ キシダーゼ(E.C.1.1.3.31)は、メタノールのホルムアルデヒドとH22への転化 を触媒する。オキサレートオキシダーゼ(E.C.1.2.3.4)は、オキサレートの二酸 化炭素とH22への転化を触媒する。アリールアルデヒドオキシダーゼ(E.C.1.2 .3.9)は、芳香族アルデヒドの芳香族酸とH22への転化を触媒する。一酸化炭 素オキシダーゼ(E.C.1.2.3.10)は、CO+H2Oの二酸化炭素とH22への転化を触媒 する。アミンオキシダーゼ(E.C.1.4.3.4)は、RCH2NH2+H2OのRCHO+NH3とH22へ の転化を触媒する。エタノールアミンオキシダーゼ(E.C.1.4.3. 8)は、エタノールアミン+H2OのグリコールアルデヒドとH22への転化を触媒 する。ニトロエタンオキシダーゼ(E.C.1.7.3.1)は、ニトロエタン+H2Oのアセ トアルデヒドとH22への転化を触媒する。サルファイトオキシダーゼ(E.C.1.8 .3.1)は、サルファイト+H2OのサルフェートとH22への転化を触媒する。こ れらのオキシダーゼは一部(例えば、グルコースオキシダーゼ)市販されている。 他のものは、当業界で既知の手順を用いて微生物から抽出される。 上述の基質(例えば、2級アルコール)は、水素または電子供与体のすべての例 である。 酵素固定化の手法は、また、当業界で公知であり、不溶性の有機あるいは無機 担体への共有結合性のカップリング、ゲル中への閉じ込め及びイオン交換樹脂ま たは他の吸着材料への吸着を含む(例えば、G.F.Bickerstaff編、「酵素及び細 胞の固定化」、Humana Press,Totowa,New Jersey,1997。このモノグラフでは、 固定化の手法の多数の例が開示されている)。 過酸化水素活性化金属には、例えば銀、コバルト、セリウム、マンガン、鉄、 銅、モリブデン、タングステン、バナジウム、チタン、クロム及びこれらの混合 物が含まれる。上記金属を含有する金属シリケートは、R.Neumannら、「過酸化 水素による炭化水素の酸化用の触媒としての金属酸化物(TiO2、MoO3、WO3)置換 シリケートキセロゲル」、Journal of Catalysis,166,206-127頁(1997)に記載の 方法と類似の方法で製造される。 ここで好ましい金属は四面体配位のチタンである。四面体配位のチタンを含有 することができる金属シリケートには、シリカライト-1(TS-1)、 シリカライト-2(TS-2)、ゼオライト-ベータ、ZSM-48及びMCM-41のシリコン類似 体のモレキュラーシーブ構造物が含まれる(チタノシリケート、これらの合成と 酸化触媒としての使用の議論については、R.Murugaval及びH.W.Roesky、「チタ ノシリケート、合成における最近の進歩と酸化触媒としての使用」、Angew.Chem .Int.Ed.Engl.,36,No.5,477-479頁(1997)を見られたい)。 好ましい実施の態様として、結晶性チタニウムシリカライトが無機担体として 使用される。式xTiO2(1-x)SiO2(xは約0.0005と約0.04の間である)に対応す る多孔質結晶性チタニウムシリカライト(TS-1)の製造が米国特許第4,410,501号 に開示されている。TS-1は、芳香族ヒドロキシル化、アルカン酸化及びアルケン エポキシ化の選択的酸化を含む多数の反応を触媒することが示されている。酸化 反応は、希薄(40%以下)な過酸化水素水溶液を用いて行われる。反応は、通常 、100℃以下、及び大気圧で行われる。 SiO2に対するTiO2の重量比が0.0005:1と0.5:1の間である非晶質のチタニア/シ リカ共沈物も上記の酸化反応を触媒することができる。この物質は市販されてお り、あるいはD.C.M.Dutoitら、「チタニア-シリカ混合酸化物」、Journal of Ca talysis,164,433-439頁(1996)に開示されている手法で製造することができる。 広範な有機化合物が本発明の方法で酸化される。ここで好ましい有機化合物は 、上記の本発明の要約に掲げられている。 本発明の方法に有用なオレフィンは、少なくとも一つのエチレン型不飽和官能 基(すなわち、炭素-炭素二重結合)を有する任意の有機化合物であって、環状、 分岐あるいは直鎖のオレフィンである。オレフィンは、 系内で発生した過酸化水素と反応して、エポキサイド(オキシラン)を生成する。 オレフィンはフェニル等のアリール基を含有する。好ましくは、オレフィンは、 2から20個の炭素原子を含有する脂肪族化合物である。例えば、ジエン、トリ エン及び他の多不飽和基質など、複数の二重結合がオレフィン中に存在してもよ い。二重結合は、オレフィンの末端または内部の位置に存在していても良く、あ るいはシクロヘキセンのように環状構造の一部を形成していてもよい。好適な有 機化合物の他の非限定的な例には、不飽和脂肪酸またはエステル及びポリブタジ エン等のオリゴマー性あるいはポリマー性不飽和化合物が含まれる。 オレフィンは、場合によってはハライド、カルボン酸、エーテル、ヒドロキシ 、チオール、ニトロ、シアノ、ケトン、アシル、エステル、アミノ及びアンハイ ドライド等の官能基を含有することができる。 好ましいオレフィンには、エチレン、プロピレン、ブテン、ブタジエン、ペン テン、イソプレン及びヘキセンが含まれる。 オレフィンの混合物はエポキシ化され、得られるエポキサイドの混合物は、混 合物の形で使用されたり、成分のエポキサイドに分離される。 本発明の方法に特に好ましいオレフィンには、式R1R2C=CR3R4のオレフィンが 含まれる。式中、R1、R2、R3及びR4は、各々独立にH及びC1からC12の直鎖、飽和 あるいは不飽和の炭化水素基からなる群から選択される。 本発明の方法において有用な環状ケトンには、シクロペンタノン、シクロヘキ サノンが含まれる。環状ケトンは、系内で発生した過酸化水素と反応して、ラク トンを生成する。例えば、シクロペンタノンはバレロラクトンに転化し、シクロ ヘキサノンはカプロラクトンに転化する。ま た、アンモニアの存在下で、シクロヘキサノンはシクロヘキサノンオキシンに転 化する。 式C6H5R5の化合物の化合物は、系内で発生した過酸化水素と反応して、フェノ ールを生成する。式中、R5は、本発明の要約で定義されたような群から選ばれる 。例えば、フェノールそれ自身はハイドロキノンに転化し、トルエンはカテコー ルに転化する。 本発明の方法に有用な式R8R9CH2の脂環式炭化水素には、シクロヘキサン及び シクロドデカンが含まれる。式中、R8及びR9は、一緒になって(-CH2-)p(pは4か ら11の整数である)からなる群から選ばれる環を形成する。式R8R9CH2の脂環式 炭化水素は、系内で発生した過酸化水素と反応して、ケトン及びアルコールを生 成する。例えば、シクロヘキサンは、シクロヘキサノールとシクロヘキサノンの 混合物に転化し、シクロドデカンはシクロドデカノールとシクロドデカノンの混 合物に転化する。 本発明の方法に有用な式CqH2q+2の脂肪族炭化水素には、ヘキサン及びヘプタ ンが含まれる。式中、qは1から20の整数である。式CqH2q+2の脂肪族炭化水素 は、系内で発生した過酸化水素と反応して、アルコール及びケトンを生成する。 式R10R11CHOHのアルコールには、2-ブタノール、シクロヘキサノール及びシク ロドデカノールが含まれる。式中R10及びR11は、上記で定義されたようなもので ある。これらのアルコールは、それぞれ、2-ブタノン、シクロヘキサノン及びシ クロドデカノンに酸化される。 オレフィンに対する酵素基質(例えば、グルコース)のモル比は、通常、約1:10 0から約1:0.5の範囲、最も好ましくは1:1以下の範囲である。 反応は、約2から約8のpH範囲内で行われる。 反応のpHは、所望ならば緩衝剤を使用することにより所望の範囲内に維持され る。好適な緩衝剤には、ナトリウムまたはカリウムのホスフェート、グルコネー ト、サイトレート、フォーメート及びアセテートベースの系が含まれる。有機化 合物が反応条件下で液体であるならば、過酸化水素と反応させるべき有機化合物 中で反応を行なうこともできる。また、水、緩衝水溶液または有機溶剤等の溶剤 中で反応を行うこともできる。一部の好ましい有機溶剤は、ヘキサン、ベンゼン 、メチレンクロライド、アセトニトリル、低級脂肪族アルコール、ケトン及びジ オキサン、ジメチルホルムアミド及びジメチルスルフォキサイド及びこれらの混 合物等の炭化水素である。好ましくは、使用される溶剤は、反応の基質と生成物 が極めてよく溶解し、酵素が適切な安定性と活性を維持するものである。 反応は、通常、嫌気性条件下で、約15℃から約50℃、好ましくは約20℃ から約30℃の範囲の温度で行われる。 オレフィン、固定化された酵素、酵素基質、及び使用するならば緩衝剤は、攪 拌タンク反応器中で水または混合水性及び有機媒体中で一緒に混合される。反応 は、バッチ、セミバッチあるいは連続方式で行われる。あるいは、固定化された 酵素触媒が固定床反応器中に充填し、オレフィン、グルコース及び緩衝剤を触媒 に通過させることもできる。 更に、当業者ならば、困難なしに前述の説明を用いて、本発明を最大限の範囲 で活用することができる。 次の特定の実施の形態は、単に例示としてのみ考えられるべきであって、本発 明を如何なる方法でも制約するものでない。特に示さない限りパーセントは全て 重量パーセントである。実施例 触媒の製造 A. チタノシリケート(0.99g;米国特許4,410,501に記載の方法に類似の方法で 製造され、1.0%のTi:SiO2重量比を有する)にトルエン(30ml)中の10容量%の3 -アミノプロピルトリエトキシシランの溶液を添加した。混合物を16時間還流 し、得られたスラリーを濾過し、固体をトルエン、アセトンで洗浄し、風乾した 。乾燥した固体を115℃で16時間更に乾燥した。乾燥した固体をpH7のホス フェート緩衝液(23mL)中の50重量%のグルタルアルデヒド(1.25g)水溶液と1時 間混合した。水相をデカンテーションした後、固体を脱イオン水で10回洗浄し た。湿った固体にホスフェートでpH7に調整したグルコースオキシダーゼ溶液(5 mL、1000単位/mL;市販試料のE.C.1.1.3.4を使用した)を添加した。4時間攪拌後 、固体を吸引濾過で単離し、水で3回洗浄した。固体を冷蔵庫中湿った状態で貯 蔵した。 B. チタノシリケート(1.01g)にアセトン(25ml)中の1容量%の3-アミノプロ ピルトリエトキシシラン溶液を添加した。ロータリーエバポレーター中減圧で蒸 発させてアセトンを除去した。得られた粉末を115℃で16時間乾燥した。グ ルタルアルデヒド及びグルコースオキシダーゼによる引き続いての処理はAと同 じであった。実施例1 pH6の緩衝液(1mL)中の触媒A(50mg)、1-ヘキセン(2mL)及びグルコース(0.16g) からなる反応混合物を室温、空気中で4時間攪拌した。分析により2-n-ブチルオ キシランの存在が示された。実施例2 触媒A(75mg、湿潤)をpH6フォスフェートの緩衝液(1.48g)中の1-ヘキセン(1.9 4g)及びグルコース(0.22g)からなる混合物に添加した。得られたスラリーを室温 、500psig(3548kPa)の空気中で60時間振盪した。有機層の分析によりそれぞれ9 8及び2%の選択率で2-n-ブチルオキシラン及びn-ヘキサナールの存在が示され た。実施例3 触媒B(75mg、湿潤)を用いて実施例1と同様に反応を行い、それぞれ97及び3 %の選択率で2-n-ブチルオキシラン及びn-ヘキサナールが得られた。実施例4 チタノシリケート(4.75mg)をpH6のフォスフェート緩衝液(1.50g)中の1-ヘキ セン(1.94g)とグルコース(0.21g)、及びグルコースオキシダーゼ溶液(0.65g)の 混合物に添加した。得られたスラリーを室温、500psig(3548kPa)の空気中で60 時間振盪した。有機層の分析によりそれぞれ92及び8%の選択率で2-n-ブチル オキシラン及びn-ヘキサナールの存在が示された。実施例5 水(0.94g)中の触媒A(50mg)、2-ブタノール(2.3g)及びグルコース(0.10g)から なる反応混合物を室温、空気中で24時間攪拌した。反応混合物の分析によりグ ルコースの初めの量を基準にして約30%の収率で2-ブタノンの存在が示された 。比較例A チタノシリケート(55mg)、1-ヘキセン(2mL)、pH6の緩衝液(1mL)中のグルコー ス(0.15g)溶液、及びpH4の緩衝液(0.5mL)からなる反応混合物 を空気の存在下で4時間攪拌した。オキシランは検出されなかった。比較例B 1-ヘキセン(4mL)、グルコースオキシダーゼ溶液(0.5mL)、及びpH6の緩衝液(1 mL)中のグルコース(0.15g)からなる反応混合物を空気の存在下で4時間攪拌した 。オキシランは検出されなかった。 本発明の特定の実施の態様を前出の説明で述べたが、当業者ならば本発明は、 本発明の精神または基本的な属性を離脱することなく、多数の変形、置換及び再 編が可能であることを理解するであろう。本発明の範囲を示すものとして、前出 の明細書よりも添付のクレームが参照されるべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年4月21日(1999.4.21) 【補正内容】比較例B 1-ヘキセン(4mL)、グルコースオキシダーゼ溶液(0.5mL)、及びpH6の緩衝液(1 mL)中のグルコース(0.15g)からなる反応混合物を空気の存在下で4時間攪拌した 。オキシランは検出されなかった。 請求の範囲 1.(A)反応域において、水素または電子供与体と酸素をオキシダーゼの存在 下で接触させて、過酸化水素を生成させ(上記オキシダーゼは、銀、コバルト、 セリウム、マンガン、鉄、銅、モリブデン、タングステン、バナジウム、チタン 、クロム及びこれらの混合物からなる群から選ばれる過酸化水素活性化金属を含 有する金属シリケート上に固定化されている)、そして (B)反応域内で、上記の生成した過酸化水素と被酸化性有機化合物を接触させる ステップからなる有機化合物を酸化する方法。 2.有機化合物が (a)式R1R2C=CR3R4のオレフィン(式中、R1、R2、R3及びR4は、各々独立にH、アル キル(アルキル基は1から16個の炭素原子を有する)、アルキルアリール(ア ルキルアリール基は7から16個の炭素原子を有する)、シクロアルキル(シク ロアルキル基は、6から10個の炭素原子を有する)、又はアルキルシクロアル キル(アルキルシクロアルキル基は、7から16個の炭素原子を有する)であり、上 記オレフィンは、場合によってはハロゲン原子を含有する)、 (b)式 の環状ケトン(式中、nは2から9の整数である)、 (c)式C6H5R5の化合物(式中、R5は、-OH、C1からC3の直鎖、飽和あるい は不飽和炭化水素基、-CO2H、-CN、-COCm(式中、mは1から6の整数である)、- OCm(式中、mは1から6の整数である)、またはNR6R7(式中、R6及びR7は、各々独 立にHまたはC1からC3のアルキル基である)、 (d)式R8R9CH2の脂環式炭化水素(式中、R8及びR9は、一緒になって(-CH2-)p(pは 4から11の整数である)の環を形成する)、 (e)式CqH2q+2の脂肪族炭化水素(式中、qは1から20の整数である)、及び (f)式R10R11CHOHのアルコール(式中、R10及びR11は、各々独立にH、アルキル( アルキル基は1から16個の炭素原子を有する)、アルキルアリール(アルキル アリール基は7から16個の炭素原子を有する)、シクロアルキル(シクロアル キル基は、6から10個の炭素原子を有する)、シクロアルキル(R10及びR11は、 一緒になって4から11個の-CH2-の環を形成する)、又はアルキルシクロアルキ ル基(アルキルシクロアルキル基は7から16個の炭素原子を有する)である) からなる群から選ばれる請求項1に記載の方法。 3.水素または電子供与体がグルコースまたは一酸化炭素である請求項1に記 載の方法。 4.オキシダーゼがグルコースオキシダーゼである請求項1に記載の方法。 5.過酸化水素活性化金属が四面体配位のチタンである請求項1に記載の方法 。 6.オキシダーゼが結晶性チタニウムシリカライト上で固定化されている請求 項1に記載の方法。 7.(a)酸化ケイ素及びAg、Co、Ce、Mn、Fe、Cu、Cr、Ti、V、Mo及び Wからなる群から選ばれる少なくとも一つの酸化物の不溶性キャリアー、及び (b)酸素の存在下で水素または電子供与体と反応して、過酸化水素を生成するこ とができるオキシダーゼ酵素 からなる酵素触媒。 8.水素または電子供与体がグルコースまたは一酸化炭素である請求項7に記 載の固定化酵素触媒。 9.オキシダーゼ酵素がグルコースオキシダーゼである請求項7に記載の固定 化酵素触媒。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(A)反応域において、水素または電子供与体と酸素をオキシダーゼの存在 下で接触させて、過酸化水素を生成させ(上記オキシダーゼは、過酸化水素活性 化金属を含有する金属シリケート上に固定化されている)、そして (B)反応域内で、上記の生成した過酸化水素と被酸化性有機化合物を接触させる ステップからなる有機化合物を酸化する方法。 2.有機化合物が (a)式R1R2C=CR3R4のオレフィン(式中、R1、R2、R3及びR4は、各々独立にH、アル キル(アルキル基は1から16個の炭素原子を有する)、アルキルアリール(ア ルキルアリール基は7から16個の炭素原子を有する)、シクロアルキル(シク ロアルキル基は、6から10個の炭素原子を有する)、又はアルキルシクロアル キル(アルキルシクロアルキル基は、7から16個の炭素原子を有する)であり、 上記オレフィンは、場合によってはハロゲン原子を含有する)、 (b)式 の環状ケトン(式中、nは2から9の整数である)、 (c)式C6H5R5の化合物(式中、R5は、-H、-OH、C1からC3の直鎖、飽和あるいは不 飽和炭化水素基、-CO2H、-CN、-COCm(式中、mは1から6の整数である)、-OCm( 式中、mは1から6の整数である)、またはNR6R7(式中、 R6及びR7は、各々独立にHまたはC1からC3のアルキル基である)である)、 (d)式R8R9CH2の脂環式炭化水素(式中、R8及びR9は、一緒になって(-CH2 -)p(pは4から11の整数である)の環を形成する)、 (e)式CqH2q+2の脂肪族炭化水素(式中、qは1から20の整数である)、及び (f)式R10R11CHOHのアルコール(式中、R10及びR11は、各々独立にH、アルキル( アルキル基は1から16個の炭素原子を有する)、アルキルアリール(アルキル アリール基は7から16個の炭素原子を有する)、シクロアルキル(シクロアル キル基は、6から10個の炭素原子を有する)、シクロアルキル(R10及びR11は、 一緒になって4から11個の-CH2-の環を形成する)、アルキルシクロアルキル基 (アルキルシクロアルキル基は7から16個の炭素原子を有する)である) からなる群から選ばれる1項に記載の方法。 3.水素または電子供与体がグルコースまたは一酸化炭素である請求項1に記 載の方法。 4.オキシダーゼがグルコースオキシダーゼである請求項1に記載の方法。 5.過酸化水素活性化金属が銀、コバルト、セリウム、マンガン、鉄、銅、モ リブデン、タングステン、バナジウム、チタン、クロム及びこれらの混合物から なる群から選ばれる請求項1に記載の方法。 6.過酸化水素活性化金属が四面体配位のチタンである請求項5に記載の方法 。 7.オキシダーゼが結晶性チタニウムシリカライト上に固定化されている請求 項1に記載の方法。 8.(a)酸化ケイ素及びAg、Co、Ce、Mn、Fe、Cu、Cr、Ti、V、Mo及びWからな る群から選ばれる少なくとも一つの金属の酸化物の不溶性キャリアー、及び (b)酸素の存在下で水素または電子供与体と反応して、過酸化水素を生成するこ とができるオキシダーゼ酵素 からなる酵素系。 9.水素または電子供与体がグルコースまたは一酸化炭素である請求項8に記 載の酵素系。 10.オキシダーゼ酵素がグルコースオキシダーゼである請求項8に記載の酵 素系。
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