JP2001524826A - 全身性紅斑性狼瘡を治療するためのペプチド - Google Patents

全身性紅斑性狼瘡を治療するためのペプチド

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Abstract

(57)【要約】 少なくとも一つのラミニンペプチド、又はそれらの類縁体若しくは誘導体を有効量投与することを具備する、哺乳類患者の全身性紅斑性狼瘡を治療する方法を開示する。ある実施態様では、前記ラミニンペプチドは、R38、並びに5200、5104、5105、5106、5107、5108、5109、及び5110を含む、請求の範囲に記載のR38類縁体及び誘導体からなる群から選択される。本発明のラミニンペプチドは、公知の化学的合成法又はバイオテクノロジー法によって調製し得る。全身性紅斑性狼瘡患者の診断及びその後の病理学的活性経過の診断に有用なアッセイ。

Description

【発明の詳細な説明】 全身性紅斑性狼瘡を治療するためのペプチド発明の分野 本発明は、全身性紅斑性狼瘡の治療及び検出のためのラミニンペプチド、並び にR38ペプチド及び関連類縁体を含むラミニン誘導体の使用に関する。発明の背景 全身性紅斑性狼瘡(SLE;systemic lupus erythematosus)は、複数の臓器にわ たる自己免疫疾患である。自己免疫性炎症過程に腎臓が巻き込まれることによっ て、狼瘡性糸球体腎炎が、本疾病における主要な合併症及び死因となっている( Alarcon-Segovia D.,Primer on the Rheumatic diseases.Ed.Schumascher H. R.Arthritis Foundation,Atlanta,Georgla,(1988)p.96.100)。 血清学的には、該疾病は、血清中に様々な自己抗体が発生することによって特 徴づけられ、自己抗体の中で最も顕著なものは抗DNA自己抗体である(Naparstek Yら、Annu.Rev.Immunol.(1993)11p.79.104)。力価の低い抗DNA抗体は、様々な 炎症性疾患及び自己免疫疾患で起こり得るが、高いレベルは主としてSLEで見出 され、高い抗DNA抗体と低い補体レベルの組み合わせが、ほぼSLEの診断指標とな る(Wallace D.J.ら、Dubois'Lupus erythematosus.Lea and Febiger,Phiradelp hia,1993)。 糸球体基底膜(GBM;glomerular basement membrane)への免疫グロブリンの結 合は、狼瘡患者又は狼瘡株のマウスから得た腎臓を染色することによって示され た(Wallace D.J.ら、上記)。狼瘡患者の腎臓及びMRL/1pr/1prマウスから放出さ れる抗DNA抗体は、硫酸化されたグリコサミノグリカンと交叉反応するが、血清 の抗DNA抗体は、このような交叉反応は示さないことも示されている(Naparstek Yら、Arthritis Rheum.(1990)33 1554-1559)。 これらの結果は、狼瘡の発症において、細胞外マトリックス(ECM)が腎炎原性 自己抗体に対する標的として役割を果たしていることを示唆している。 Termmat R.M.らのJ.Autoimmun.(1990)3 531-545は、ラミニン及びヘパリ ン等のECM成分とマウスのモノクローナル抗DNA抗体との交叉反応を開示している 。 欧州特許出願EP670,495号は、活性な狼瘡に罹患した患者の尿中に抗ECM抗体が 存在することを開示している。さらに、該特許出願は、これらの抗体がECMの200 kDaラミニン成分と交叉反応すること、及び尿中に存在するこれらの抗ECM/ラミ ニン抗体の検出に基づくSLE用のアッセイを開示している。 R38は、マウスのラミニンα鎖のC末端領域(Skubitzら、J.Cell Biol.(1991)1 15 1137-1148によれば2890〜2910残基、Sasaki M.ら、J.Biol.Chem.(1988)263,1 6,536-16,544によれば2851〜2871残基)から単離されたペプチド配列である。こ れは、第4ループと第5ループの球状ドメインの結合部に位置しており(Skubit zらのJ Cell Biol(1991)115 1137-1148中のペプチドGD-2)、以下のアミノ酸配 列:KEGYKVRLDLNITLEFRTTSKから構成される。 現在のSLE療法は、過剰に反応した免疫系を抑制するコルチコステロイド類に 限定されている。該療法は特異的でなく、その不可避的な副作用自体が致命的と なることもある。さらに、免疫抑制療法は複雑であり、その開始は、臨床症状、 血液の血清学的試験、及び腎生検の組み合わせに基いている。それ故、免疫抑制 剤の副作用を伴わないSLEに対してより特異的な治療法、並びに疾病の活性を評 価するためのより特異的且つ非侵襲的なアッセイが必要とされている。実際に、 最近の総説(The Lancet(1995)310 1257-1261)は、血液試験はSLEの診断を確認 する上では有用であるが、「疾病の活性をモニターするには有用性が低い」とい うことを記載している。上述の参考文献は何れもR38ペプチド又はその類縁体を 投与することによる全身性紅斑性狼瘡の治療を開示していない。さらに、上述の 参考文献は何れも、該疾病の診断テストにおける、又は疾病活性のモニタリング におけるR38ペプチドの使用を開示していない。上記で引用したこれらの特許及 び参考文献の内容は、全てその全体を参照文献として本明細書に取り込む。発明の概要 それ故、本発明の目的は、ラミニンペプチドの投与を具備する全身性紅斑性狼 瘡の治療法を提供することである。 本発明の他の目的は、R38'及びR38ペプチドのその他の新規類縁体及び誘導体 を開示することであり、その投与は全身性紅斑性狼瘡を治療する方法を構成する 。 本発明のさらなる目的は、R38ペプチド、R38'ペプチド、並びにその他の構造 的に関連したそれらの類縁体及び誘導体を用いることによって、該疾病の診断テ ストを提供することである。 本発明は、R38ペプチド、R38'ペプチド、R38ペプチドのその他の新規類縁体及 び誘導体、又は薬学的に許容されるそれらの塩を具備するSLE治療用の薬学的組 成物にも関する。 本明細書において、「R38ペプチド」なる語は、E38ペプチドそのもの、完全な ペプチドの活性を保持したその類縁体、誘導体、及び断片を含むものとして用い られる。類縁体なる語は、例えば、単一又は数個の(several)アミノ酸残基を相 同的に置換することによってもたらされるペプチド分子の変異体を含むものとす る。誘導体なる語は、R38の生物活性を保持しているR38自体及びその類縁体に対 してなされ得る僅かな化学的変化を含むものとして使用され、同様に「断片」な る語は、R38を短くした分子を含むものとして使用される。図面の簡単な記載 図1は、C72マウス抗DNA抗体のラミニンペプチドへの直接結合を示す。 図2は、R38、5200、DNA、DNase、及びヘパリンによるC72のR38類縁体5200( 本明細書においてR38'と表す場合がある)への結合の阻害を示す。 図3及び図4は、ヒト狼瘡性モノクローナル抗DNA抗体(DIL6及びB3)のラミ ニンペプチド及びその誘導体への結合を示す。 図5、6、及び7は、3人の狼瘡患者における狼瘡活性スコアと尿中抗R38レ ベルとの相関を示す。 図8は、狼瘡マウスの生存期間の延長に対する5200(R38')処置の影響を示す。 図9は、狼瘡マウスの生存期間の延長に対するR38(本明細書では5100と表すこ ともある)処置の影響を示す。 図10は、DNAによる、及びR38類縁体によるC72のR38(5100)への結合の阻害を 示す。好ましい態様の記載 従って、本発明は、全身性紅斑性狼瘡を治療するためのラミニンペプチドの使 用に関する。 本発明は、マウスのラミニンα鎖のC末端領域由来のペプチドであるR38ペプ チドが、病原性狼瘡抗体によって認識され、それ故、狼瘡抗体への結合を競合す ることによって全身性紅斑性狼瘡の治療における治療的な可能性を有し得るとい う観察に基いている。 さらに、本発明は、全身性紅斑性狼瘡を治療するためのラミニンに由来する少 なくとも二以上の異なるペプチドの混合物の使用に関する。好ましい態様では、 少なくとも一つのペプチドはR38又はその類縁体である。 本発明は、尿中の抗体がラミニンのR38成分に結合する能力を検出することを 具備するSLE患者の疾病活性をモニタリングする方法にも関する。この結合は、 様々な実験的パラメーターの組み合わせによって評価される疾病活性と直接相関 し得る。 R38への抗体結合量の増加は、該疾病の活性相に接近していることの指標とな り、抗体レベルの減少は、沈静状態に接近していることの指標となり得る。それ 故、本発明は、ラミニン特異的な抗体のレベルの変化を検出することによって、 該疾病の活性相が開始する前に治療の開始を可能とし得るアッセイを提供する。 本方法は、尿を用いて実施され、静脈穿刺を必要としないので、患者自身が使 用できる簡便なアッセイも提供する。これは、診断アッセイ、すなわち疾病活性 を評価するための、疾病の悪化を早期に同定するための、及び狼瘡性腎炎に早期 の治療的な干渉を加えるためのルーチンアッセイとして使用し得る。 R38ペプチド又はその類縁体、断片、若しくは誘導体は、EP 670,495号に記載 されている方法を用いるアッセイ等で使用し得る。このように、R38ペプチドは 、固相に結合させて、患者の尿とともにインキュベートしてもよい。患者にSLE の疑いがあり、SLEに罹患しており、又は該疾病の活性相に近づいているならば 、尿中のR38結合抗体のレベルは増加するであろう。 R38結合抗体の検出は、当業者に公知の任意の方法によってなし得る。このよ うな検出法の例には、ELISA及びその変法、化学発光技術等が含まれる。実際の 検出法は、本アッセイの成功には重要でない。次に、観察されたR38結合抗体の レベルを対照群で観察された値と比較し得る。対照群は、健康なボランティアか らなってもよく、その患者が内部対照となってもよい(すなわち、観察した値を 同じ患者の初期値と比較する)。このように、患者の疾病状態のプロフィールを まとめて、該疾病がさらなる活性相にあるのか、沈静状態にあるのかという指標 として使用し得る。 R38ペプチドの薬学的に許容される塩には、該ペプチド分子のカルボキシル基 の塩及びアミノ基の酸付加塩の両者が含まれる。カルボキシル基の塩は、本分野 で公知の方法によって形成させることができ、ナトリウム、カルシウム、アンモ ニウム、第二鉄、又は亜鉛塩等の無機塩、及びトリエタノールアミン、アルギニ ン又はリシン、ピペリジン、プロカイン等のアミンによって形成された塩のよう な有機塩基との塩が含まれる。酸付加塩には、塩化水素酸及び硫酸のような無機 酸との塩、並びに酢酸又は蓚酸のような有機酸の塩が含まれる。 薬学的組成物は、唯一のペプチドとして、又はポリマー化して、又は巨大分子 担体若しくはポリマーに付着した抱合型としてR38ペプチドのようなラミニンペ プチドを含有してもよい。該組成物は、必要に応じて、薬学的に許容される賦形 剤を含有してもよい。別の態様では、該組成物はR38ペプチドのみを含有しても よい。 投与経路には、経口、静脈内、腹腔内、筋肉内、皮下、関節内、鼻内、包膜内 、皮内、経皮、又は吸入が含まれ得る。 SLEの治療に使用するR38ペプチドの有効量は、単回投与当たり約1μg〜100mg /kg体重であり得、これは当業者が容易に決定することができる。投薬量は、被 投薬者の年齢、性別、健康、及び体重、併用療法をしているのであれば併用療法 の種類、並びに治療の頻度に依存し得る。 概略 ペプチド マウスラミニンα鎖のC末端由来のペプチドR26、R28、R30、R31、R35、R37、 及びR38(以下「5100」とも称する)、及びマウスラミニンα鎖のN末端由来のR18 ペプチドをテストした。該ペプチドは、17〜22マーの合成ペプチドであり、F-mo c法(Carpino LA & Han GY(1972)J Org Chem 37 3404)によって調製した。これら のペプチドは、バイオテクノロジー分野で当業者に周知の方法によって製造して もよい。例えば、DNA、RNA、cDNA、ゲノムDNA、合成DNA、mRNA、全RNA、hnRNA、 合成RNAを含む群から選択される核酸を用いて、生細胞培養で所望のペプチドを 生産し、採集してもよい。 これらのペプチドの配列を表1に示す。 表1:ラミニン由来ペプチド (*)上記Skubitzによる残基の表示 例において比較の目的で使用した他のラミニンペプチドには、AS31(残基YIGSR を含む)、AC15、及びF9(他のラミニンペプチド)、及びラミニンα鎖の球状領域 の第4ループから得られるペプチドであるR27が含まれる。 R38の断片、又はR38由来の近縁類縁体である他のペプチドを構築したので、下 表2に示す。表2に開示されているペプチド5200及び5101-5111は、上表1のペ プチドと同様に調製した。表2のペプチドには、R38(5100)、ヒトR38(5300)、R3 8の断片、5300由来の断片5111、当業者に周知の手法によって一以上の点置換を 行ったR38の類縁体が含まれている。これらのペプチドは、とりわけ、R38ペプチ ドの総電荷を変化させることによって引き起こされる抗DNA抗体結合化成に対す る影響を調べるために構築した。表2−マウスR38ペプチドと類似の合成ペプチド a.a.アミノ酸モノクローナル抗体 C72マウス抗DNA抗体は、Eilat D.らのJ.Immunol.(1991)147 361-368に記載さ れているようなハイブリドーマ手法によって、(NZBxNZW)F1狼瘡マウスから得た 。モノクローナル抗DNA抗体DIL6及びB3は、Ehrenstein M.R.らのJ.Clin.Invest. (1994)93 1787-1799及びEhrenstein M.R.らのKidney Inter.(1995)48 705.711に 記載されているようなハイブリドーマ手法によって狼瘡患者から得た。 以下の記載は、ラミニンに特異的な抗体、及び本明細書に開示したペプチドに 特異的な抗体の使用に関するものであることを理解しなければならない。ラミニ ンペプチド並びにR38及びその類縁体及び誘導体に特異的なペプチドの製造法は 、当業者に周知である。これに関しては、テキスト「Antibodies,A Laboratory Manual」、Ed Harlow and David Lane,Cold Spring Harbor Publish1ng,1988を参 照してもよく、その内容は、参考文献として本明細書に取り込まれる。本参考文 献は、単一特異性抗体、すなわちラミニンペプチドに対して誘導されたモノクロ ーナル抗体及びポリクローナル抗体を得るために使用し得る方法を開示している 。抗ペプチド(直接結合)ELISA: 10μg/mLのペプチドでウェルをコートし、PBS(pH7.4)中の1%BSA(ウシ血清ア ルブミン)でブロックして、適切に希釈した血清又は尿サンプル又はモノクロー ナル抗体と反応せしめ、アルカリフォスファターゼに抱合された抗ヒト又は抗マ ウス免疫グロブリン酵素とともにインキュベートし、基質(Sigma 100 Phos.phat ase Substrate Tablets)を加えて、オルガノン・テクニカ・マイクロウェル・シ ステム(Organon Teknika Microwell System)分光光度計を用いて、405nmの波長 で呈色を検出した。競合阻害アッセイ: 競合阻害アッセイでは、様々な濃度の阻害剤(例えば、ペプチド、DNA、ヘパ リン)又はDNaseとともに、室温で45分間抗体をインキュベートした後、残存し ている結合をここに記載されているようにELISAで評価した。 %阻害は、(阻害剤なしでの結合O.D.−阻害剤ありでの結合O.D.)/阻害剤なし での結合O.D.結合×100=%阻害として計算した。例1:SLE抗体へのラミニンペプチドの結合 A:マウスSLE抗体は、ラミニンα鎖のC末端ペプチドに結合する C72マウス抗DNA抗体とラミニンペプチドとの相互作用は、上述のようにELISA によって分析した。C72を加えた培地をPBSで様々な希釈倍率に希釈した。結果は 、図1にまとめてあり、C72マウス抗DNA抗体はラミニンα鎖の5200、R37、及びR 30ペプチドに結合するが、R28又はR18ペプチドには結合しないことを示してい る。対照マウス抗体、抗HEL Hy5は5200ペプチドに結合しなかった(データは示 していない)。B:C72の5200への結合の阻害はDNA及びヘパリンによって阻害される C72の5200への結合は、5200、R38、R18、ヘパリン、DNA及びDNaseとインキュ ベートとの前後にテストした。結果は、図2にまとめてあり、本発明のR38又は5 200ペプチドによって、DNAによって、及びヘパリンによってC72の5200への結合 が阻害されるが、対照ペプチド又はDNase処理によっては阻害 されないことを示している。%阻害は、阻害剤とのインキュベーション後のO.D. の%減少である。例2:ポリクローナルマウス抗体は5200ペプチドに結合する 直接結合ELISAによるMRL/1pr/1pr尿抗体と5200ペプチドとの相互作用の分析は 、特異的な結合を表した。このように、上述のR38'(5200)、R18、又はDNAがコー トされたウェルに、少なくとも5匹のマウス(MRL/1pr/1pr又は対照マウス、例え ばBALB/c)から得たプールした尿を添加し、ELISAによって結合した5200をアッセ イした。マウスの尿中免疫グロブリンの5200への結合 各群は、プールした尿から構成されている。 U.D.−検出されず (*)405nmでの吸光度例3:ヒトモノクローナル狼瘡抗体は5200ペプチドに結合する ヒトモノクローナル抗DNA抗体DIL6及びB3は、ハイブリドーマ手法によって狼 瘡患者から得た。図3及び4に示されているように、これらの抗体は、5200ペプ チドに結合するが、テストした他のラミニンペプチドには結合しないことが分か った。図3及び4では、これらのペプチドは上述の表記で、又は以下のように表 されている。すなわち、AS30はR27、AS19はR35、AS35はR26、AS17はR28、及びAS 6はR18である。例4:マウスのSLEの臨床経過に対するR38(5100)及びR38'の影響 R38ペプチドがSLEの経過に影響を与え得るかどうかをテストするために、我々 は、MRL/1pr/1prマウスの疾病に対するそれらの影響をテストした。PBS0.1mL中 の60μgの5200(R38'単独で、又はペプチドと組み合わせて、各々30 μg)を6週齢のメスのMRL/1pr/1prマウスに、週1回16週間、腹腔内投与し、マ ウスの生存率(図8)と腎臓の組織学について調べた。 PBS0.1mL中の50μgの5100(R38)又は5300(ヒトR38)を6週齢のMRL/1pr/1prマウ スに、週3回腹腔内投与し、マウスの生存率(図9)と腎臓の組織学について調 べた。対照マウスには、0.1mLのリン酸緩衝溶液を与えた。各テスト群及び対照 群は12〜15匹のマウスからなっていた。 5100、5200、又は5300で処理したMRL/1pr/1prマウスの生存率は、PBS処理した マウスの生存率と比較した。図8及び9に示されているように、5100又は5200で 処理したマウスの生存率は、対照マウスの生存率に比べて有意に高かった。図8 及び9では、x軸上に示された時間(日)は、マウスの年齢と関連している。5ヶ 月後に、各群の2匹のマウスを屠殺し、それらの腎臓を光学顕微鏡で調べた。対 照マウスから得た腎臓は、半月及び効果を伴う重篤な散在性増殖性糸球体腎炎を 示したのに対し、5100又は5200処理したマウスは、半月及び硬化を全く伴わない 穏やかな増殖性変化を示した。例5−抗R38抗体と疾病活性の相関分析 腎臓病を伴った及び腎臓病を伴わない活性及び不活性状態にある狼瘡患者の尿 を繰り返し採取して、ELISAによって抗R38抗体の存在をテストした。疾病の活性 は、受容されている臨床的パラメーター及び血清学的パラメーターによっても評 価し(Lockshin M.D.ら、Am.J.Med.(1984)77 893-898)、抗R38レベルとのそれ らの相関を比較した。 上述のように、37人のSLE患者から得た103個の尿サンプルの抗E38活性をELISA によってテストした。23のサンプルは腎臓病を伴っていない患者からのものであ り、80のサンプルは腎臓病を伴った患者からのサンプルであった。腎臓病を伴っ ているがSLEとは無関係の患者から得た12サンプルもさらに含まれていた。 以下の結果を得た。 *P<0.001 腎臓病を有している患者のサンプルの陽性度は、通常、19の臨床的及び実験的 パラメーターを含む活性スコア(Lockshin M.D.ら、上記)に従った活性な疾病 と相関していた。これらのパラメーターは、以下の臨床的基準;脱毛、発疹、発 熱、漿膜炎、関節痛(athralgia)/関節炎、粘膜潰瘍、神経学的事象、不快感、 底の変化(fundichange)、節、脾臓及びESR(赤血球沈降速度)、抗DNA抗体、補体( U/mL)、クレアチニン、ヘモグロビン(g/dL)、PLT血小板(/mm2)を含む以下の血液 検査、又は検尿の存在/不存在/状態の評価を含んでいた。これらのパラメータ ーの評価は、上記Lockshinの記載に従って測定する。表記の総パーセントは、評 価したパラメータのみを反映している。 ある患者では、尿サンプルは2度以上テストし、臨床活性と抗R38結合のレベ ルに良好な相関が観察された。3人の異なる狼瘡患者から得た3つの代表的な例 が、図5、6、及び7に示されており、x軸が通院日数、y軸が観察された結合 (405nmでの吸光度)又は上述の活性スコアのパーセントを示している。これらの 図から分かるように、R38ペプチドを用いたアッセイは、疾病活性をモニタリン グする信頼できる方法である。例6−抗5200(R38')抗体と疾病活性の相関分析 別の実験では、狼瘡患者から得た178の尿サンプル(活性及び非活性状態で腎 臓病を伴っていたものが24、活性及び非活性状態で腎臓病を伴っていないものが 22)を採取し、上述のようにELISAによって抗5200抗体の存在をテストした。 以下の結果を得た。 *P<0.001 例7−抗5100(R38)抗体と疾病活性の相関分析 21人の狼瘡患者から得た45の尿サンプル(活性及び非活性状態で腎臓病を伴っ ているものと、いないものがある)を採取して、上述のように直接的ELISAによ り抗5100抗体の存在をテストした。 以下の結果を得た。 *p<0.03例8−抗5200(R38')抗体と疾病活性の相関分析 21人の狼瘡患者から得た51の尿サンプル(活性及び非活性状態で腎臓病あり、 及び腎臓病なし)を採取して、上述のようにELISAにより抗5200抗体の存在をテス トした。 以下の結果を得た。 例9−抗5108、5101、5109、及び5110抗体と疾病活性の相関分析 例7及び8の狼瘡患者のうち数人から得た24の尿サンプル(活性及び非活性状 態で腎臓病を伴っているのが2、及び活性及び非活性状態で腎臓病を伴っていな いのが22)を採取して、上述のようにELISAにより5108ペプチドへの結合をテス トした。 以下の結果を得た。 ペプチド5101、5109、及び5110の結合に対しても、同様の結果が観察された。例10−C72及びB3のR38及び類縁体ペプチドへの直接結合 本明細書において上述した方法に従って、本発明のペプチドが、C72マウス抗D NA抗体及びB3ヒト抗DNA抗体と直接結合する能力をテストした。 直接結合研究の結果を表3に記す。 表3−C72及びB3のR38及び類縁ペプチドへの直接結合 *NT−試験せず †−1時間後における直接結合ELISAテストでの吸光度 ‡−2時間後における直接結合ELISAテストでの吸光度例11:類縁ペプチドによるC72のR38への結合の競合阻害 競合阻害実験によって、各ペプチドがR38(5100)のC72抗DNA抗体への結合とど の程度競合するか比較した。上述の方法に従って実施したものであり、実験結果 は下表4に開示されており、図10を参照することにより、さらに明らかとなろう 。 表4:C72のR38への結合の阻害 *−ELISAテストで、C72抗DNA抗体のペプチド5100(R38) の結合を50%阻害した競合阻害剤の濃度 **NI−阻害なし 前記記載及び例は単なる例示であって、当業者であれば、以下の請求の範囲に 記載された本発明の範囲及び精神から乖離せずに、多くの修飾及び変形を為し得 ることを理解しなければならない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07K 16/28 A61K 37/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 哺乳類患者の全身性紅斑性狼瘡を治療する方法であって、少なくとも一 つのラミニンペプチド、又はその類縁体若しくは誘導体を前記患者に有効量投与 することを具備する方法。 2. 請求項1に記載の方法であって、前記少なくとも一つのラミニンペプチ ドが、R38並びに5200、5104、5105、5106、5107、5108、5109、及び5110を含む それらのR38類縁体及びそれらの誘導体からなる群から選択される方法。 3.全身性紅斑性狼瘡に罹患している哺乳類患者への投与に適する医薬を製造 するための少なくとも一つのラミニンペプチドの使用。 4.請求項3に記載の使用であって、前記少なくとも一つのラミニンペプチド が、R38並びに5200、5104、5105、5106、5107、5108、5109、及び5110を含むR38 類縁体及びそれらの誘導体からなる群から選択される使用。 5.有効量の少なくとも一つのラミニン由来ペプチド及び薬学的に許容される 担体を含有する全身性紅斑性狼瘡を治療するための薬学的組成物。 6.請求項5に記載の薬学的組成物であって、前記少なくとも一つのラミニン ペプチドが、R38並びに5200、5104、5105、5106、5107、5108、5109、及び5110 を含むR38類縁体及びそれらの誘導体からなる群から選択される薬学的組成物。 7.全身性紅斑性狼瘡の活性をモニタリングする方法であって、 (a)患者から尿のサンプルを得るステップと、 (b)R38抗原と特異的に結合する、前記サンプル中のR38結合抗体を検出する ステップと、 (c)前記R38結合抗体の量を対照値と比較するステップと、 を具備する方法。 8.請求項7に記載の方法であって、前記対照値が前記患者から得た従前の結 果である方法。 9.患者のSLEの進行をモニタリングする方法であって、 (a)前記患者から得た尿サンプルを、固相に結合されたR38ペプチド又はその 断片とインキュベートするステップと、 (b)R38抗原と特異的に結合する、前記サンプル中のR38抗体を検出すること と、 (c)結合したR38ペプチドの量を対照値と比較するステップと を具備する方法。 10.請求項7〜9に記載の方法であって、前記抗原が直接的又は間接的に固 相物質上に固定化されている方法。 11.アミノ酸配列 を有する群から選択されるペプチド。 からなる群から選択されるアミノ酸配列を有するペプチドをコードする核酸配列 。 13.前記核酸が、DNA、RNA、cDNA、ゲノムDNA、合成DNA、mRNA、全RNA、及 びhnRNAからなる群から選択される請求項12に記載の核酸配列。 14.ラミニンペプチド又はそれらの類縁体若しくは誘導体に対して誘導され た単一特異性抗体。 15.前記ラミニンペプチド、類縁体、又はそれらの誘導体が、R38並びに520 0、5104、5105、5106、5107、5108、5109、及び5110を含むR38類縁体及び誘導体 からなる群から選択される請求項14の単一特異性抗体。 16.ラミニンペプチド又はその類縁体若しくは誘導体に対して誘導されたポ リクローナル抗体。 17.請求項16のポリクローナル抗体であって、前記ラミニンペプチド、そ れらの類縁体又は誘導体が、R38並びに5200、5104、5105、5106、5107、5108、5 109、及び5110を含むR38類縁体及びそれらの誘導体からなる群から選択され るポリクローナル抗体。 18.ラミニンペプチド又はそれらの類縁体若しくは誘導体に対して誘導され たモノクローナル抗体。 19.請求項18のモノクローナル抗体であって、前記ラミニンペプチド、そ れらの類縁体又は誘導体が、R38並びに5200、5104、5105、5106、5107、5108、5 109、及び5110を含むR38類縁体及びそれらの誘導体からなる群から選択されるモ ノクローナル抗体。 20.R38とC72抗DNA抗体への結合を競合するときに、85μg/mLを超えない用 量で、50%結合阻害活性を有するラミニン由来ペプチドをコードする核酸。 21.ELISAによる一時間後の吸光度が少なくとも0.75と測定される、C72マウ ス抗DNA抗体との直接結合活性を有するラミニン誘導ペプチドをコードする核酸 。 22.ELISAによる二時間後の吸光度が少なくとも1と測定される、B3ヒト抗D NA抗体との直接結合活性を有するラミニン誘導ペプチドをコードする核酸。
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