JP2001524115A - 置換された複素環式化合物及び医薬におけるその使用 - Google Patents

置換された複素環式化合物及び医薬におけるその使用

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Abstract

(57)【要約】 式(I)で表わされる化合物、その製造及び医薬における使用について記載する。

Description

【発明の詳細な説明】 置換された複素環式化合物及び医薬におけるその使用 本発明は、置換された複素環式化合物、その製造方法及び医薬におけるその使 用に関する。 ヒトの細胞には、一酸化窒素シンターゼに関して3つの特定の形態が存在する が、これらはアルギニンを、一酸化窒素(NO)とシトルリンに変化させる。こ のようにして構成的NOシンターゼ(NOS)の2つが、同定されたが、これら 2つのNOSは、Ca−++/カルモジュリン依存酵素として、脳(bcNOS又 はNOS1)乃至は内皮(ecNOS又はNOS3)の中に存在する。第3の異 性体は、誘導性NOS(iNOS又はNOS2)であり、このCa++に依存しな い酵素は、エンドトキシンとサイトカインによる種々の細胞の活性化によって誘 導される。 NOS阻害剤、そしてとくにNOS1、NOS2又はNOS3に対する特異的 な阻害剤は、従って、種々の疾患を治療するための適性を有し、細胞中に存在す るNOの病理的濃度によって誘発され、又は悪化する疾患の治療に適する(Clin .Neuropharmac.18,1995,482頁)。 NOS阻害剤としては、種々の化合物が記載され、例えば、環状アミン誘導体 (国際出願WO 96/14844)又はグアニジン誘導体(国際出願WO 95/05363)が挙げ られる。 ここに、本発明による置換された複素環式化合物は、医薬として特に有利に使 用することができることが見出された。 本発明は、式I: 〔式中、 Xは、−O−又は−S(O)m−であり; R1及びR2は、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、S(O)n−R7、OR7、 COOR7、NR78、C(=NR7)−NHR8、C1-6−アルキル、C2-6−ア ルケニル、C2-6−アルキニル又は−S−C(=NR7)−NHR8であり; R3及びR4は、それぞれ独立に、水素、C1-12−アルキル、フェニル、CO− NR910、CSNR910、COR9、CSR9、COOR9、OH又はO−C1-6 −アルキルであり; そして R5は、ハロゲン、C1-8−アルコキシ、S(O)p−C1-6−アルキル、C1-8 −アルキルカルボニル、C1-8−アルキル、C3-10−シクロアルキル、フェニル 又はC1-8−アルキル残基であり、これは、フェニル、ハロゲン、ヒドロキシ、 S(O)n11、NO2、OR11、COOR11、NR1112、シアノ、−C(=N R11)−NHR12又は−S−C(=NR11)−NHR12により置換され; R6は、水素又はC1-3−アルキルであり、これは、所望により、R5と一緒に なって三、四又は五員環のスピロ環を形成し; R7、R8、R11及びR12は、同一であり又はそれぞれ異っており、水素、C1- 6 −アルキル、フェニル又はC3-7−シクロアルキルであり; R9及びR10は、それぞれ独立に、水素、フェニル、ベンジル、C3-7−シクロ アルキル又はC1-6−アルキルであり; m、n及びpは、0、1又は2である〕 で表わされる化合物、その互変異性体及び異性体並びにその塩に関する。 好ましい形態として、R3又はR4が水素を意味する式Iで表わされる化合物が 挙げられる。その他の好ましい形態は、R5がC1-8−アルキルである化合物であ る。R6は、好ましくは水素である。とくに好ましい化合物においては、R3、R4 及びR6は水素である。m、n及びpは、好ましくは0と定義される。 式Iで表わされる化合物は、互変異性体、立体異性体又は幾何異性体として存 在することができる。本発明は、E異性体及びZ異性体、S鏡像異性体及びR鏡 像異性体、ジアステレオアイソマー体、ラセミ化合物などあらゆる可能な異性体 、並びに式Ia及びIbで表わされる上記化合物の互変異性化合物を含む混合物 のすべてをも包含することができる。 生理的に許容される塩を形成させるために、無機酸及び有機酸を使用すること ができ、例えば、シュウ酸、乳酸、クエン酸、フマル酸、酢酸、マレイン酸、酒 石酸、リン酸、HCl、HBr、硫酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホ ン酸などが挙げられる。 酸基により塩を形成させるためには、無機塩基又は有機塩基も適 当であり、生理的に許容される塩を形成させる目的で、例えば、水酸化ナトリウ ム及び水酸化物カリウムなどの水酸化アルカリ金属、水酸化カルシウムなどの水 酸化アルカリ土類金属、アンモニア、並びにエタノールアミン、ジエタノールア ミン、トリエタノールアミン、N−メチルグルカミン、トリス−(ヒドロキシメ チル)−メチルアミンなどのアミンが挙げられる。 アルキルは、それぞれ直鎖又は分枝のアルキル基を意味し、例えば、メチル、 エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブ チル、n−ペンチル、sec−ペンチル、tert−ペンチル、ネオペンチル、 n−ヘキシル、sec−ヘキシル、ヘプチル、オクチルなどが挙げられるが、炭 素原子1〜4個を有するアルキル基が好ましい。アルケニル置換基及びアルキニ ル置換基は、それぞれ直鎖又は分枝の形をしている。例えば、次の基が挙げられ る:ビニル、2−プロペニル、1−プロペニル、2−ブテニル、1−ブテニル、 2−ブテニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、3 −メチル−2−プロペニル、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1− ブチニル、2−ブチニル。 シクロアルキルとしては、それぞれシクロプロピル、シクロブチル、シクロペ ンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルが挙げられる。 ハロゲンは、それぞれフッ素、塩素、臭素又はヨウ素を意味する。 アリールとしては、ナフチル又はフェニルが挙げられる。 例えば、次のスピロ環が挙げられる:スピロプロピル、スピロブチル、スピロ ペンチル。 アルキル基R5は、前記の置換基によって、1回から数回の置換 されることができる。 本発明は、本発明の化合物の、疾患を治療する医薬を製造するための使用にも 関し、これは、病理的濃度における一酸化窒素の効果によって引き起こされる疾 患である。ここに挙げられる疾患には、神経変性疾患、炎症性疾患、自己免疫性 疾患、心循環系疾患がある。 その例を次に挙げる。すなわち炎症を伴う大脳虚血、低酸素症及びその他の神 経変性疾患があり、この疾患には多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症及びこれら と対比されるような硬化症、パーキンソン病、ハンチングトン病、コルサコフ病 、癲癇、睡眠障害、精神分裂症、うつ病、偏頭痛、低血糖症、例えば、アルツハ イマー病、HIV痴呆及び初老期痴呆などの痴呆症が含まれる。 さらに本発明の化合物は、心循環系疾患の治療に適当であり、そして自己免疫 性及び/又は炎症性疾患の治療に適し、その疾患としては、低血圧、ARDS( 成人型呼吸窮迫症候群)、敗血症又は敗血症性ショック、慢性関節リウマチ、変 形性関節症、インスリン依存型糖尿病(IDDM)、骨盤/腸の炎症疾患(腸疾 患)、髄膜炎、糸球体腎炎、急性及び慢性肝臓病、拒絶性疾患(例えば、心臓、 腎臓又は肝臓の同種移植)又は乾癬などの炎症性皮膚病及びその他の疾患が挙げ られる。作用効果に基づけば、本発明による化合物は、神経性NOSを特異的に 阻害するような非常に優れた適性を有し、そのために脳卒中などの神経変性疾患 を治療するために使用することができる。 本発明による化合物を医薬として使用するために、化合物は、薬学製剤の形態 にされ、製剤には、活性物質のほかに、経腸投与又は非経腸投与に適するキャリ ア物質、助剤及び/又は添加剤が含有される。投与は、経口又は舌下の方式によ るカプセルもしくは錠剤の 形態の固形物として、又は溶液、懸濁液、エレキシール、エーロゾルもしくはエ マルションの形態の液体として、又は直腸方式による座薬の形態として、又は必 要な場合には、皮膚下筋肉内もしくは静脈用の注射液の形をとり、又は局部又は クモ膜下に注入して実施することができる。望ましい医薬製剤に使用する助剤と しては、当業界においてよく知られた不活性な有機及び無機キャリア物質が適し 、例えば、水、ゼラチン、アラビアゴム、乳糖、デンプン、ステアリン酸マグネ シウム、タルク、植物性油、ポリエチレングリコールなどが挙げられる。さらに 必要な場合には、保存剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤又は浸透圧に変化を与える塩 類又は緩衝剤などが含まれる。 非経腸投与としては、とくに注射液又は懸濁液、なかんずくポリヒドロキシエ トキシル化したひまし油に溶かした活性化合物を含む水溶液が適している。 キャリア系としては、胆汁酸塩のような界面活性助剤又は動物性もしくは植物 性のリン脂質、そしてまたこれらの混合物、並びにリポソーム又はその構成成分 を使用することもできる。 経口投与には、タルク及び/又は炭化水素キャリアもしくは炭化水素バインダ ーを加えた錠剤、糖衣錠又はカプセルがとくに適し、例えば、ラクトース、トウ モロコシデンプン又はジャガイモデンプンなどが使用される。投与は、液状で行 ってもよく、例えば、果汁として、必要な場合には、甘味物質を加える。 活性物質の用量は、投与経路、患者の年令と体重、治療を必要とする疾患の病 名と重症度、そして類似する因子に応じて変わることがある。1日当たりの用量 は、1〜2000mg、好ましくは20〜500mgであるが、投与する単用量を、1回で投 与するか、又は2回もしくは数回に分けて投与することもできる。 式Iで表わされる化合物及びその生理的に和合する塩が有するNOS阻害の活 性度は、Proc.Natl.Acad.Sci.USA(1989)86,9030頁に記載されるBredtとS nyderの方法に準拠して、次の挙げる変数を用いて定量することができる。 前記化合物の効果については、次の実施例によって説明される。 組換えヒト脳NOシンターゼ(bcNOS)による阻害アッセイ(濃度:0.02 2IU/1)。 測定パラメーター:試験化合物による阻害%、基質:〔3H〕−アルギニン(濃 度:4.4 E−08mol/l)。同様にして組換えヒト内皮NOシンターゼ(ecNO S)及び組換えヒト誘発性NOシンターゼ(iNOS)による阻害アッセイ。 本発明による化合物の製造は次の通りである: a)式II: 〔式中、R1、R2及びXは、上記の意味を有し、そしてZは、酸素又は硫黄であ る〕で表わされる化合物又はその塩を、アンモニア又は第一級もしくは第二級ア ミンと反応させ;あるいは、 b)式III: 〔式中、R1、R2、R5及びR6は、上記の意味を有する〕で表わされる化合物を 環化し、そして望ましくは、引き続いてスルフィドの酸化、エステルのけん化、 酸のエステル化、ヒドロキシ基のエーテル化もしくはアシル化、アミンのアシル 化、アルキル化もしくはジアゾ化、ハロゲン化、NO2の導入又は還元、チオ尿 素誘導体との反応、異性体の分離、又は塩の形成を行わせる。 アンモニアを使用する変法a)は、アンモニア過剰のオートクレーブ内で加圧 し、低温(−78℃)のもとで反応させるか、又はアンモニアを飽和したメタノ ール中で攪拌することによって進行させる。アミンと反応させる場合には、ラク タム又はチオラクタムから、最初にイミンエーテル又はイミノチオエーテルを、 中間体化合物として製造(例えば、ヨウ化メチル又は硫酸メチルを使用する)し 、さらに中間体化合物を分離するか、又は分離することなしに、こ れらの物質を相当するアミン又はその塩と反応させる。 ほかにも変法b)によって本発明の化合物を、アミノニトリルから得ることが でき、例えば、アルカリ金属のアルコラートなどの塩基を用いて環化する。 必要な場合に、引き続いて行うエステル基のけん化は、塩基性又は酸性のもと で行ってよく、このとき室温、又は反応混合物の沸点に至るまでの高温下で、エ タノールもしくは他のアルコールに溶かした水酸化アルカリの存在下において、 又は塩酸のような酸を用いて加水分解を行い、そして必要な場合には、アミノベ ンゾオキサジン又はアミノベンゾチアジンの塩を使用してさらに反応させる。 カルボン酸のエステル化は、よく知られた方法により、酸に溶かしたジアゾメ タンもしくは対応するアルコールを用いて、又は活性な酸誘導体の存在下で行う 。活性な酸誘導体としては、例えば、酸塩化物、酸イミダゾリド又は酸無水物が 考慮の対象になる。 スルホキシド及びスルホンは、例えば、m−クロロ過安息香酸のような過酸を 使用し、よく知られた方法により合成される。ハロゲン化した側鎖を、通常の方 法によってチオ尿素と反応させると、イソチオ尿素の誘導体に変化する。 さらに親電子性の芳香族置換基によってニトロ基又はハロゲン、とくに臭素を 導入することができる。このとき生成する混合物は、通常の方法を用いて、HP LCによっても分離される。アミジンで置換された化合物は、ニトリルにアミノ 化合物を付加させて製造する。 ニトロ基、又は必要な場合に、シアノ基を、アミノ基に還元するために、室温 又はさらに高温の加圧水素下で、極性溶媒中で触媒を使用することができる。触 媒としては、ラネーニッケルのような金属又はパラジウムもしくは白金のような 貴金属触媒が適当であり、 必要な場合には、硫酸バリウムの存在下の、又はキャリア上での反応が適してい る。水素に代わり、ギ酸アンモニウムを、よく知られた方法で利用することもで きる。塩化スズ(II)又は塩化チタン(III)のような還元剤を、水素化錯体金 属と同じように、場合によっては重金属塩の存在下で使用することができる。還 元を行う前にエステル基を導入しておくと有利になる。ニトロ基については、酢 酸中に亜鉛を加えて還元するのが適切であることが示された。 アミノ基のアルキル化を望む場合には、通常の方法により、例えば、ハロゲン 化アルキルを用いてアルキル化することができる。 アミノ基のアシル化は、通常の方法により、酸塩化物又は酸無水物を用いて、 必要な場合には塩基の存在下で、行う。 ハロゲンとして塩素、臭素又はヨウ素の、アミノ基への導入を、例えば、ザン ドマイヤー反応による方法も可能であり、この方法では、亜硝酸化合物を介して 生成したジアゾニウム塩を、相当する塩酸又は臭化水素酸などの酸の存在下にお いて塩化銅(I)もしくは臭化銅(I)と反応させて、又はヨウ化カリウムと反 応させることによって実施する。 NO2基を導入するには、よく知られた一連のニトロ化法を使用するとよい。 例えば、ハロゲン化炭化水素のような不活性溶媒、又はスルホラン、又は氷酢酸 に溶かしたテトラフルオロホウ酸ニトロニウムを用いてニトロ化することができ る。その導入は、例えば、溶媒として水又は濃硫酸に溶かしたニトロ化酸を用い て、0℃と30℃の間の温度において処理をしても可能である。 ヒドロキシ基は、よく知られた方法によって、エステル化又はエーテル化され る。 異性体の混合物は、例えば、結晶化、クロマトグラフィー又は塩形成などの通 常の方法によって、鏡像異性体乃至はE/Z異性体に 分離することがてきる。鏡像異性体は、立体選択的合成又は個々の反応過程の後 で行われる分離によっても得ることができる。 塩の製造は、通常の方法を用いて行われ、式Iの化合物の溶液を、当量又は過 剰の酸と、必要な場合には、溶液に入れた酸と混合し、そして沈澱を分離し、又 は通常の方法により溶液をさらに処理する。 出発化合物の製造に関する記載がない限り、その出発化合物は、公知であり、 そして購入することができ、又は公知な化合物に類似する方法で、又はここに記 載した方法によって製造することができる。 式IIで表わされるラクタムの製造は、例えば、次のように行うことができる。 式IV: 〔式中、R1及びR2は、上記の意味を有する〕で表わされる化合物を、式V:〔式中、R5及びR6は、上記の意味を有し、そしてYは、酸ハロゲン化物、ニト リル又はカルボン酸エステルのような反応性カルボキシル基である〕で表わされ る化合物と反応させ、そして環化させて;又は 式VI: で表わされる化合物を、還元した後に環化する。 本発明の新規な化合物の特性値を、次に挙げる1つ又は幾つかの方法によって 求めた。すなわち、融点、質量分析法、赤外分光法、核磁気共鳴スペクトル(N MR)である。NMRスペクトルは、Brucker製300MHz機器を用いて測定し、 そのつど(重水素)溶媒名を挙げて、次のような略字を用いた:CDCl3(ク ロロホルム)、DMSO(ジメチルスルホキシド)。化学シフトは、デルタ及び ppmを用いて表わされる。さらに略字の意味が、THF(テトラヒドロフラン )、DMF(N、N−ジメチルホルムアミド)、MeOH(メタノール)、EE (酢酸エチル)である溶媒を使用した。他に表示がない場合には、溶媒は、すべ て分析用の品質である。水溶液を扱う場合を除いて、すべての反応は、保護ガス のもとで行う。次を意味する、mult.(多重線、多重シグナル)、s(1重線)、 d(2重線)、dd(2重線の重なりなど)、tr(3重線)、H(水素プロト ン)、J(結合定数)、ml(ミリリットル)、RT(室温)が使用される。融 点は、セルシウス温度で表示され、補正は行っていない。%で表わした収率は、 抽出された物質に関係し、生成物に関係するものではない。 次に、前段階、中間生成物及び生成物について幾つかの例を説明する。出発化合物 A)2−フェニル−2H−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−アミノフェノール2.18gを、メチルエチルケトン13mlに溶かして、水13ml に溶かした炭酸水素ナトリウム4gを加え、氷浴の温度において、D,L−2−ク ロロ−2−フェニルアセチルクロリド3.36mlを滴下する。これを70℃まで加熱 した後に、反応物を氷水に注入し、酢酸エステルで抽出し、有機物相を、硫酸マ グネシウムにより乾燥し、そして蒸発濃縮する。この結果、粗生成物6.3gが得ら れ、これをイソプロピルエーテルによって再結晶する。 融点146℃。B)2,2−ジメチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−アミノフェノール3gを、トルエン23mlに溶かして、水素化ナトリウム1.8 gを加え、TEBA(トリエチルベンジルアンモニウムクロリド)50mgの添加の もとに混合し、氷浴の温度において、2−ブロモ−2−メチルプロピオン酸エチ ルエステル4.4mlを滴下する。反応溶液を、室温において2時間経過した後に、 氷水に注入し、酢酸エステルで抽出し、塩溶液で洗浄し、そして有機物相を、硫 酸マグネシウムにより乾燥し、そして蒸発濃縮する。イソプロピルエーテルから 再結晶を行うと、結果として結晶278mgが得られる。 次の物質が、同様な方法によって製造される: 2−メチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン D,L−2−ブロモプロピオン酸エチルエステルから製造。 2−(2−フェニルエチル)−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−ベンジル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−エチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−プロピル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−(2−プロピル)−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−tert−ブチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−n−ブチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−n−ヘキシル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−カルボキシメチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2,2−スピローブチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−アセチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン C)2,6−ジメチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−アミノ−4−メチルフェノール3.39gを、トルエン12mlに溶かして、水素 化ナトリウム1.8gを加え、氷浴の温度において、2−ブロモ−プロピオン酸エチ ルエステル3.95mlを滴下する。反応溶液を、室温において4時間経過した後に、 水に注入し、酢酸エステルで抽出し、塩溶液で洗浄し、そして有機物相を、硫酸 マグネシウムにより乾燥し、そして蒸発濃縮する。ヘキサン/酢酸エステルを用 いたカラムクロマトグラフィーにかけると生成物43%が得られる。 次の物質が、同様な方法によって製造される: 2,5−ジメチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2,7−ジメチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2,8−ジメチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−メチル−6−クロロ−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−アミノ−4−クロロフェノールから製造。 2−メチル−7−メチルカルボキシ−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−メチル−6,8−ジクロロ−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−メチル−6−tert−ブチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2,6,7−トリメチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2,6,8−トリメチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン D)2−メチル−1,4−ベンゾチアジン−3−オン 2−アミノ−4−チオフェノール2.95gを、トルエン6mlに溶かして、水素化 ナトリウム1.8gを加え、氷浴の温度において、2−ブロモ−プロピオン酸エチル エステル3.95mlを滴下する。反応溶液を、室温において2時間経過した後に、水 に注入し、酢酸エステルで抽出し、塩溶液で洗浄し、そして有機物相を、硫酸マ グネシウムにより乾燥し、そして蒸発濃縮する。 ヘキサン/酢酸エステルを用いたカラムクロマトグラフィーにかけると生成物 が得られる。 次の物質が、同様な方法によって製造される: 2−エチル−2H−1,4−ベンゾチアジン−3−オン 2−(2−プロピル)−2H−1,4−ベンゾチアジン−3−オン 2−n−プロピル−2H−1,4−ベンゾチアジン−3−オン E)2−フェニル−2−H−3−クロロ−1,4−ベンゾオキサジン 2−フェニル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン0.22gを、アセトニトリ ル3mlに溶かして、ホスホルオキシクロリド0.1ml及びトリエチルアミン1.2mmol を加える。室温において12時間の攪拌の後に、蒸発濃縮する。粗生成物は、次 の反応に使用することができる。 次の物質が、同様な方法によって製造される: 2−メチル−3−クロロ−1,4−ベンゾオキサジン 2,6−ジメチル−3−クロロ−1,4−ベンゾオキサジン 2−メチル−3,6−ジクロロ−1,4−ベンゾオキサジン F)2−エチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2−エチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン0.25gを、ピリジン2mlに 溶かし、ホスホルペンタスルフィド95mgを加えて攪拌する。これを還流まで煮沸 して、反応を完結させる。反応溶液を、水に注入、酢酸エチルで抽出、有機物相 を、塩溶液で洗浄する。そして硫酸マグネシウムにより乾燥し、そして蒸発濃縮 する。ヘキサン/酢酸エチルを用いたカラムクロマトグラフィーにかけると、結 果として生成物220mgが得られる。 次の物質が、同様な方法によって製造される: 2,2−ジメチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 収率76%。 2−(2−フェニルエチル)−2H−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 融点134℃。収率78%。 2−フェニル−2H−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 融点191℃。収率90%。 2−ベンジル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2−プロピル−1,4−ベンゾチアジン−3−チオン 2−プロピル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2−エチル−1,4−ベンゾチアジン−3−チオン 2−(2−プロピル)−1,4−ベンゾチアジン−3−チオン 2−(2−プロピル)−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2−tert−ブチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2,5−ジメチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2,7−ジメチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2,8−ジメチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2,6−ジメチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2−n−ブチル−1,4−ベンゾチアジン−3−チオン 2−n−ブチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2−n−ヘキシル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2−カルボキシメチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2,2−スピロ−ブチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2−アセチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2−メチル−6−クロロ−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2−メチル−7−メチルカルボキシ−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2−メチル−6,8−ジクロロ−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2−メチル−6−tert−ブチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2,6,7−トリメチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 2,6,8−トリメチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン G)2−(2−ヒドロキシエチル)−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−アミノフェノール2.18g及び1.1当量の2−ブロモ−γ−ブチロラクトンを 、DMF 25mlに溶かし、炭酸カリウム4gを加える。6時間、75℃に加熱して から、反応溶液を水に注入し、酢酸エステルで抽出し、有機物相を硫酸ナトリウ ムにより乾燥し、そして蒸発濃縮する。その結果、収率40%を得る。 この物質から、上記の方法により保護基を使用すると次が得られる: 2−(2−ヒドロキシエチル)−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン H)2−(2−ブロモエチル)−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−(2−ヒドロキシエチル)−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン580mg を、ジクロロメタン50mlに溶かして、それぞれ1当量のトリフェニルホスフィン 及びテトラブロモメタンを加えて攪拌する。室温において12時間経過すると反応 が終結する。混合物を、蒸発濃縮し、全物質をカラムに入れる。カラムクロマト グラフィーにかけると、表題化合物が79%の収率で得られる。 I)2−(2−メチルチオ−エチル)−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン 2−(2−ブロモエチル)−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン586mgを、 メタノールとDMFの混合液に溶かし、ナトリウムチオメチラート245mgを攪拌 しながら加える。4時間後に蒸発濃縮する。カラムクロマトグラフィーにかける と、表題化合物が53%の収率で得られる。 この物質から、上記の方法により次が得られる: 2−(2−メチルチオ一エチル)−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン 実施例12−メチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−アミノフェノール2gを、メタノールに溶かし、1当量のナトリウムメチ ラートを加えて脱プロトン化し、氷浴の温度において、この溶液にD,L−2− クロロ−2−メチルアセトニトリル3mlを滴下する。アルキル化反応が進行した 後で、触媒量のナトリウムメチラートを加えて加熱する。反応物を、水に注入し 、酢酸エステルで抽出し、そして有機物相を硫酸マグネシウムにより乾燥し、そ して蒸発濃縮する。その結果得られた粗生成物1.3gを再結晶する。 同じ化合物が、チオンから実施例3類似の方法で得られる。実施例22−フェニル−2−H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−フェニル−2H−3−クロロ−1,4−ベンゾオキサジン1mmolを、アセ トニトリル2mlに溶かし、圧力8barのアンモニアを入れたオートクレーブ内で 数時間攪拌する。蒸発濃縮し、粗生成物を水で洗浄し、そして硫酸マグネシウム により乾燥する。その後、酢酸エチルを用いたカラムクロマトグラフィーにかけ ると、2−フェニル−2H−4H−1,4−ベンゾオキサジン−3−オンのほか に、フラクション45%の生成物が得られる。 融点232℃(分解)。 同じ方法により次が製造される: 2,6−ジメチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−メチル−3−アミノ−6−クロロ−1,4−ベンゾオキサジン 実施例32−エチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン この化合物は、2−エチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン210mgを 、メタノールにアンモニアを飽和させた溶液15mlに溶かして、室温において2日 間の攪拌を行うことによって得られる。粗生成物を蒸発濃縮し、カラムクロマト グラフィーにかけて精製する。その結果、生成物144mgが得られる。 同じ方法により次が製造される: 2,2−ジメチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 融点202℃。収率66%。 2,7−ジメチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2,8−ジメチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2,5−ジメチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2,6−ジメチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−(2−フェニルエチル)−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 無色の油。収率83%。 2−メチル−3−アミノ−7−カルボキシメチル−1,4−ベンゾオキサジン 2−メチル−3−アミノ−6,8−ジクロロ−1,4−ベンゾオキサジン 2−ベンジル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−プロピル−3−アミノ−1,4−ベンゾチアジン 2−プロピル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−(2−プロピル)−3−アミノ−1,4−ベンゾチアジン 2−(2−プロピル)−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−n−ブチル−3−アミノ−1,4−ベンゾチアジン 2−n−ブチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−tert−ブチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−n−ブチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−エチル−3−アミノ−1,4−ベンゾチアジン 2−メチル−3−アミノ−6−tert−ブチル−1,4−ベンゾオキサジン 融点:125〜130℃。 2,6,7−トリメチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 半凝固状油 2,6,8−トリメチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−n−ヘキシル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−カルボキシメチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2,2−スピロ−ブチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−(2−ヒドロキシエチル)−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−(2−メチルチオ−エチル)−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 実施例42−(S)−メチル−3−アミノ−6−クロロ−1,4 −ベンゾオキサジン及び2−(R)−メチル−3−アミノ−6−クロロ−1,4 −ベンゾオキサジン 2−(R,S)−メチル−3−アミノ−6−クロロ−1,4−ベンゾオキサジ ン数ミリグラムを、HPLCのキラルカラム(Chjrapak AD,250×4.6)に入れて 、送液流量1ml/分のヘキサン/イソプロパノール/エタノールを用いて溶出し 、そして波長220nmにおいて検出を行う。2つのフラクションが得られる。実施例52−メチル−3−アミノ−6−クロロ−1,4−ベンゾオキサジン塩 酸塩 2−メチル−3−アミノ−6−クロロ−1,4−ベンゾオキサジン0.051gを、 THFに溶かし、氷浴の温度においてエーテル性の1N塩酸1.0mlを加える。攪 拌後しばらく放置する。結晶をデカンテーションによって分離する。67%の収 率を得る。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年4月21日(1999.4.21) 【補正内容】 (1)明細書の翻訳文第19頁第19行目から第23頁第15行目の記載を次の 通りに補正する。実施例12−メチル−2H−3−アミノ−1、4−ベンゾオキサジン 2−アミノフェノール2gを、メタノールに溶かし、1当量のナトリウムメチ ラートを加えて脱プロトン化し、氷浴の温度において、この溶液にD,L−2− クロロ−2−メチルアセトニトリル3mlを滴下する。アルキル化反応が進行した 後で、触媒量のナトリウムメチラートを加えて加熱する。反応物を、水に注入し 、酢酸エステルで抽出し、そして有機物相を硫酸マグネシウムにより乾燥し、そ して蒸発濃縮する。その結果得られた粗生成物1.3gを再結晶する。 同じ化合物が、チオンから実施例3類似の方法で得られる。実施例22−フェニル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−フェニル−2H−3−クロロ−1,4−ベンゾオキサジン1mmolを、アセ トニトリル2mlに溶かし、圧力8barのアンモニアを入れたオートクレーブ内で 数時間攪拌する。蒸発濃縮し、粗生成物を水で洗浄し、そして硫酸マグネシウム により乾燥する。その後、酢酸エチルを用いたカラムクロマトグラフィーにかけ ると、2−フェニル−2H−4H−1,4−ベンゾオキサジン−3−オンのほか に、フラクション45%の生成物が得られる。 融点232℃(分解)。 同じ方法により次が製造される:2,6−ジメチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−メチル−2H−3−アミノ−6−クロロ−1,4−ベンゾオキサジン 実施例32−エチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン この化合物は、2−エチル−1,4−ベンゾオキサジン−3−チオン210mgを 、メタノールにアンモニアを飽和させた溶液15mlに溶かして、室温において2日 間の攪拌を行うと得られる。蒸発濃縮した粗生成物を、カラムクロマトグラフィ ーにかけて精製する。その結果、生成物144mgが得られる。 同じ方法により次が製造される: 2,2−ジメチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 収率66%。 2,7−ジメチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2,8−ジメチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2,5−ジメチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2,6−ジメチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−(2−フェニルエチル)−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 無色の油。収率83%。 2−メチル−2H−3−アミノ−7−カルボキシメチル−1,4−ベンゾオキ サジン 2−メチル−2H−3−アミノ−6,8−ジクロロ−1,4−ベンゾオキサジ 2−ベンジル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−プロピル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾチアジン 2−プロピル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−(2−プロピル)−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾチアジン 2−(2−プロピル)−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−n−ブチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾチアジン 2−n−ブチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−tert−ブチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−n−ブチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−エチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾチアジン 2−メチル−2H−3−アミノ−6−tert−ブチル−1,4−ベンゾオキ サジン 融点:125〜130℃。 2,6,7−トリメチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 半凝固状油 2,6,8−トリメチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−n−ヘキシル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−カルボキシメチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2,2−スピロ−ブチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−(2−ヒドロキシエチル)−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジ 2−(2−メチルチオ−エチル)−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサ ジン 実施例42−(S)−メチル−2H−3−アミノ−6−クロロ−1,4−ベン ゾオキサジン及び2−(R)−メチル−2H−3−アミノ−6−クロロ−1,4 −ベンゾオキサジン 2−(R,S)−メチル−3−アミノ−6−クロロ−1,4−ベンゾオキサジ ン数ミリグラムを、HPLCのキラルカラム(Chirapak AD,250×4.6)にかけて 、送液流量1ml/分のヘキサン/イソプロパノール/エタノールを用いて溶出し 、そして波長220nmにおいて検出を行う。2つのフラクションが得られる。実施例52−メチル−2H−3−アミノ−6−クロロ−1,4−ベンゾオキサ ジン塩酸塩 2−メチル−3−アミノ−6−クロロ−1,4−ベンゾオキサジン0.051gを、 THFに溶かし、氷浴の温度においてエーテル性の1N塩酸1.0mlを加える。攪 拌後しばらく放置する。結晶をデカンテーションによって分離する。67%の収 率を得る。 (2)請求の範囲の第5項を次の通りに補正する。 5.下記化合物: 2,6−ジメチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2,5−ジメチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2,7−ジメチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2,8−ジメチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−メチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−メチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾチアジン 2−エチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾチアジン 2−エチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−n−プロピル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−フェニル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−(2−ヒドロキシエチル)−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジ ン 2−(2−ブロモエチル)−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン、 又は 2−(2−メチルチオ−エチル)−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサ ジン である、請求項1記載の化合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 29/00 A61P 29/00 37/02 37/02 43/00 111 43/00 111 C07D 279/16 C07D 279/16 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 バートン,ジェラーディン ドイツ連邦共和国,デー―13591 ベルリ ン,ゼーゲフェルダー ベーク 235 (72)発明者 ヒルマン,マルグリート ドイツ連邦共和国,デー―13437 ベルリ ン,グリュンランドベーク 3アー (72)発明者 プリビラ,イリス ドイツ連邦共和国,デー―14055 ベルリ ン,インステルブルガレー 22 (72)発明者 ダベィ,ディビッド ダニエル アメリカ合衆国,カリフォルニア 94803 エル ソブランテ,ペインティド ポニ ー ロード 3813

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.次の式I: 〔式中、 Xは、−O−又は−S(O)m−であり; R1及びR2は、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、S(O)n−R7、OR7、 COOR7、NR78、C(=NR7)−NHR8、C1-6−アルキル、C2-6−ア ルケニル、C2-6−アルキニル又は−S−C(=NR7)−NHR8であり; R3及びR4は、それぞれ独立に、水素、C1-12−アルキル、フェニル、CO− NR910、CSNR910、COR9、CSR9、COOR9、OH、O−C1-6− アルキルであり;そして R5は、ハロゲン、C1-8−アルコキシ、S(O)p−C1-6−アルキル、C1-8 −アルキルカルボニル、C1-8−アルキル、C3-10−シクロアルキル、フェニル 又はC1-8−アルキル残基であり、これは、フェニル、ハロゲン、ヒドロキシ、 S(O)n11、NO2、OR11、COOR11、NR1112、シアノ、−C(=N R11)−NHR12又は−S−C(=NR11)−NHR12により置換されており; R6は、水素又はC1-3−アルキルであり、これは、必要な場合には、R5と共 に一緒になって三、四又は五員環のスピロ環を形成 し; R7、R8、R11及びR12は、同一であり又は異なり、水素、C1-6−アルキル 、フェニル又はC3-7−シクロアルキルであり; R9及びR10は、それぞれ独立に、水素、フェニル、ベンジル、C3-7−シクロ アルキル又はC1-6−アルキルであり;そして m、n及びpは、0、1又は2である〕 で表わされる化合物、その互変異性体及び異性体並びにそれらの塩。 2.R3及びR4が、水素を意味する請求項1記載の化合物。 3.R6が、水素である請求項1又は2記載の化合物。 4.R5が、C1-8−アルキルである請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物 。 5.下記化合物: 2,6−ジメチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2,5−ジメチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2,7−ジメチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2,8−ジメチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−メチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−メチル−2H−3−アミノ−1,4−ベンゾチアジン 2−エチル−3−アミノ−1,4−ベンゾチアジン 2−エチル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−n−プロピル−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−フェニル−2−H−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−(2−ヒドロキシエチル)−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン 2−(2−ブロモエチル)−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン、又は 2−(2−メチルチオ−エチル)−3−アミノ−1,4−ベンゾオキサジン である、請求項1記載の化合物。 6.請求項1又は2記載の化合物を含有する医薬。 7.一酸化窒素シンターゼによって誘発される疾患の治療に用いる医薬を製造 するための、請求項1記載の式Iで表わされる化合物の使用。 8.式Iで表わされる化合物を製造する方法において、 a)下記式IIa又はIIb:〔式中、R1、R2及びXは上記の意味を有し、そしてZは酸素又は硫黄である〕 で表わされる化合物又はその塩を、アンモニア又は第一級もしくは第二級アミン と反応させ;又は b)下記式III: 〔式中、R1、R2、R5及びR6は、上記の意味を有する〕で表わされる化合物を 環化し、そして望ましくは、引き続いてスルフィドの酸化、エステルのけん化、 酸のエステル化、ヒドロキシ基のエーテル化もしくはアシル化、アミンのアシル 化、アルキル化もしく はジアゾ化、ハロゲン化、NO2の導入又は還元、チオ尿素誘導体との反応、異 性体の分離又は塩の形成を行わせる方法。
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