JP2001524031A - 処理部材のボア孔の表面を処理するための方法及び装置 - Google Patents

処理部材のボア孔の表面を処理するための方法及び装置

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JP2001524031A JP54005298A JP54005298A JP2001524031A JP 2001524031 A JP2001524031 A JP 2001524031A JP 54005298 A JP54005298 A JP 54005298A JP 54005298 A JP54005298 A JP 54005298A JP 2001524031 A JP2001524031 A JP 2001524031A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、処理部材のボア孔の表面(I)、特にエンジンブロック(M)のシリンダボア(B1,B2,B3,B4)の摺動経路(I)を、偏向用光学機器(100)によって処理対象の表面(I)に導向されたレーザビーム(X)により処理するための方法と、処理部材のボア孔の表面処理を高精度及び高効率で安価に可能とする同じ処理目的のために適した装置とに関している。本発明による方法は、処理中において偏向用光学機器(100)は不動とされ、処理部材は、処理対象ボア孔の長手軸線に平行に整列された回転軸線の回りに回転させられ、処理部材(M)の回転の間に生ずる質量不均衡は釣合質量体(21,22)により均衡化されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 処理部材のボア孔の表面を処理するための方法及び装置 本発明は、処理部材のボア孔の表面、特に、エンジンブロックのシリンダボア の摺動経路を、処理されるべき表面に対して偏向用光学機器により導向されたレ ーザビームにより処理するための方法及び装置に関する。 ボア孔の高荷重表面の表面処理、特に内燃機関のシリンダボアの摺動表面の処 理に対しては、高エネルギ密度のレーザビームにより処理対象摺動経路を加熱す る装置が使用される。ボア孔内へのレーザビームの入射は偏向用光学機器の回転 軸線と共軸的であり、前記回転軸線はボア孔の長手軸線と一致している。前記偏 向用光学機器内において、レーザビームは、回転ミラーにより偏向されると共に 、処理対象表面に向けて発射される。 公知の処理部署の場合において、偏向用光学機器は小型及び軽量のために高回 転速度にて問題なく回転され得る。完了時の回転数に依存して、処理完了まで、 処理中においては、偏向用光学機器は適当なリニア駆動装置によりボア孔内に漸 進的に深く挿入される。これに続き、前記偏向用光学機器はボア孔から引抜かれ ると共に、さらなるリニア駆動装置により次の処理対象ボア孔へと移動される。 公知の処理部署の利点は、その偏向用光学機器の軽量性に依るものである。こ れにより、ボア孔表面を処理するときに小質量体のみを移動することが可能とな る。従って、低い遠心力のみを表面処理の間に克服すれば良い。さらに、偏向用 光学機器の高回転速度は、ボア孔表面の効率的で均等な処理を結果としてもたら す。軽量性は、さらに、偏向用光学機器を次の処理対象ボア孔に向けて少ないエ ネルギ消費で容易に移動させるのを可能とする。公知の処理部署のこれらのふた つの既知利点のために、前記部署は、コンパクトかつ低コストとされることから 、さらに経済的に製造され得る。 しかしながら、実際の使用において、公知の処理部署の作動は低効率であるこ とが判った。すなわち、制限されたスペースと、偏向用光学機器の偏向ミラーを その回転軸線回りに配置する必要性とのために、レーザビームの一部しか実際に 処理対象表面に到達していない。 実際の経験から知られる上述の技術状況とは別に、日本特許要約C−50の1 981年の第5巻第54号のJP56−5923Aは、偏向用光学機器により処 理対象表面に導向されたレーザビームによって円筒状部材のボア孔表面の加熱処 理のために、処理の間に、偏向用光学機器は不動とされ、円筒状部材が処理対象 ボア孔の長手軸線に平行な回転軸線回りに回転させられる装置を開示している。 本発明の目的は、高精度及び高効率で部材のボア孔の表面を処理し得る方法及 び装置を低コストにて提供することである。 前述の導入部に記述された種類の方法に関して、本発明の目的は以下の処理方 法で満足される。この処理方法において、処理中には、偏向用光学機器は不動と され、処理部材は、処理対象ボア孔の長手軸線に平行に整列された回転軸線回り を回転させられ、処理部材の回転の間に生ずる質量不均衡は釣合質量体により均 衡化される。好ましくは、処理部材の回転軸線は処理対象ボア孔の回転軸線と一 致されられる。 本発明の目的は、さらに、処理部材のボア孔の表面、特にエンジンブロックの シリンダボアの摺動経路を、レーザビームにより処理する以下の装置によって満 足される。この装置は、処理対象表面上にレーザビームを偏向するために処理対 象ボア孔内に挿入可能であ る偏向用光学機器と、各処理対象ボア孔の長手軸線に平行でボア孔内に位置する 回転軸線回りに処理部材を回転するための駆動回転台とを具備し、駆動回転台は 、処理部材の回転中に生じる質量不均衡を均衡化するために駆動回転台に接続可 能な少なくとも一つの釣合質量体を有している。 本発明によれば、レーザのための偏向用光学機器は不動とされ、処理対象ボア 孔内に位置する回転軸線回りを処理部材全体が回転させられることが提案される 。同時に、処理部材を回転することにより引き起こされる質量不均衡は、適切に 配置された釣合質量体により均衡化される。このようにして、処理部材の回転の 間におけるかなりの遠心力にも関わらず、処理の間における静粛で故障の無い処 理部材の回転が保証される。 処理部材を駆動する本発明の装置の増加費用にも関わらず、特に、エンジンブ ロックなどの大型重量部材を処理するときの大きな駆動力の必要性にも関わらず 、また、重量部材を回転するときに均衡化されるべき相当の遠心力にも関わらず 、驚くべきことに、従来の処理方法と比較して相当の改善結果が達成される。こ れが可能なのは、処理の間において不動の偏向用光学機器が処理部材の回転運動 振動から遮断されることにより、レーザビームはハウジングの振動により影響さ れずに高精度で処理対象表面上に投射され得るからである。 処理対象表面上へのレーザビームの投射の精度は、さらに、ボア孔内に投射さ れたレーザビームの中心がボア孔の長手軸線から離間されることにより改善され 得る。従って、偏向用光学機器の偏向ミラーは、処理対象表面に対して相当の距 離にて配置され得る。もたらされる焦点距離増大の結果として、レーザビームの 投射精度の改善が達成される。 特に複雑な形状の処理部材を処理する場合において、処理部材の回転の間に生 ずる質量不均衡に依存して、釣合質量体の位置及び/又は重量を変化せしめる調 整器に対して制御信号を供給する制御器が配備されれば好適である。このような 制御器に依れば、処理部材の回転の間における質量不均衡は自動的に均衡化され 得る。 質量不均衡の均衡化は、機械的連結によって、処理部材の位置変化が、処理部 材の位置変化により引き起こされる質量不均衡を均衡化するために釣合質量体の 対応する位置変化を結果としてもたらすような経済的な手法でも可能である。こ のような構造の本発明による装置は、質量不均衡を結果としてもたらす処理部材 の任意の位置変化が、質量不均衡を均衡化するように釣合質量体の対応する位置 変化を結果としてもたらすことを保証する。このような動作の機械的連結は容易 に実現可能であり、処理部材が第一直線移動経路に沿って移動可能な第一スライ ド部材に取付け可能とされ、釣合質量体が第一移動経路に平行に整列された第二 移動経路に沿って移動可能とされ、第一スライド部材の移動がラック及びピニオ ン歯車により釣合質量体の移動と連結される。本発明のこのような実施形態は、 特に、例えばエンジンブロックのシリンダボアのような処理対象ボア孔が直線的 に配置されている場合に好都合である。この点に関し、もし、少なくとも二つの 釣合質量体が存在するならば、釣合質量の一方に対する移動経路は第一スライド 部材の一方側領域に配置され、釣合質量体の他方に対する移動経路は第一スライ ドの反対側に配置されることも好適である。このようにして、それぞれが小型及 び低重量である数個の釣合質量体が、本発明による装置に対してスペースを節約 して取付け可能である。 高精度で作動する本発明の実際の実施形態は、処理部材を担持するスライド部 材が、主回転台駆動器により駆動される回転台上に配 置され、スライド部材は、主回転台駆動器に連結された駆動軸の回転動作をスラ イド部材の直線動作に変換するギヤにより、駆動軸に連結され、中間ギヤが配備 され、中間ギヤにより付加的な回転台駆動動作を導入することにより、回転台と 駆動軸との間の回転速度差が発生可能であることを特徴とする。このような構成 の装置は、処理部材が回転している間に、処理部材を担持するスライド部材を直 線移動経路に沿って調節することが可能とする。ひとつのボア孔の処理の後にお いて処理部材を再位置決めすべく回転を中止することが不要であり、回転台を制 動して再始動するための作業時間の損失は無い。 もし、偏向用光学機器が、ボア孔内に挿入可能であるハウジングを具備して、 レーザービームがボア孔の長手軸線に関して偏倚されるようにハウジング内に投 射され、また、偏向用光学機器が、レーザビームの入射経路においてハウジング 内に配置された偏向ミラーを具備して、この偏向ミラーが、ハウジングのケース 表面に設けられた出口開孔にレーザビームを偏向するならば、好適である。偏向 用光学機器のこのような実施形態は、処理対象表面に対してレーザビームを最大 焦点距離にて正確に投射することを可能とする。 本発明はかなりの利点を提供し、処理対象ボア孔の長手軸線に関して偏倚され たレーザビームの位置のために、偏向用光学機器の領域において、ボア孔表面の 処理から生じた気体の吸引除去のための適当なスペースを簡単に提供可能である 。このように、偏向用光学機器は汚れなく維持可能であり、以前に除去した粒子 の堆積により引き起こされる処理結果への悪影響は防止可能である。 以下において、本発明は一実施形態を図示する図面によりさらに詳細に示され る。 図1は、エンジンブロックのシリンダボアの摺動表面を処理する 装置の側面図である。 図2は、図1による装置の平面図である。 図3は、図1及び図2による装置の正面部分断面図である。 図4は、図1から図3による装置での使用が意図されたボア孔内に挿入される 偏向用光学機器の長手方向部分断面図である。 図5は、図4に示した偏向用光学機器の平面図である。 図1から図3に示された装置1は、回転台3を担持する中空軸4が保持される 取付部2を備えている。中空軸4の内側の軸受上には駆動軸5が延在し、駆動軸 の端部5a,5bは、回転台3と結合された中空軸4の上端と中空軸4の下端4 bから突出している。駆動軸5の上端部5aには円錐歯車6が配備されると共に 、駆動軸の下端部5bにはプーリ7が取付けられる。 駆動軸5に取付けられた円錐歯車6は、駆動軸5に直角に整列された螺条付き スピンドル8に取付けられた円錐歯車9と噛合する。駆動軸5と関連する螺条付 きスピンドル8の端部は、回転台3により支持された軸受10上を延在する。螺 条付きスピンドル8には、螺条片11によってスライド部材12に連結される。 スライド部材12は、回転台3に取付けられた直線状の平行なガイドレール1 3,14により摺動可能に保持される。各ガイドレール13,14と関連して、 スライド部材12の下側には歯付ラック15,16が配備される。歯付ラック1 5,16の歯は、スライド部材12の最も近い縁部を向いている。また、回転台 3に当接して延在する各歯部17,18は、歯付ラック15,16と噛合する。 これに加え、各歯付ラックは歯部17,18と噛合し、歯付ラックは、スライド 部材12に平行に配置されたさらなるスライド部材19,20のスライド部材1 2に関連する側縁部により形成されている。スライド部材19,20のそれぞれ は、スライド部材12によ り支承されたエンジンブロックMの重量の半分に対応する重量の釣合質量体21 ,22を担持する。歯付ラック15,16と、歯部17,18と、スライド部材 19,20の歯付ラックとによって、一方向におけるスライド部材12の移動は 、逆方向におけるスライド部材19,20のそれぞれの再配置を引き起こす。 その頂部において、スライド部材12は、互いに軸線平行に配置された複数の ローラ23を備えることから、エンジンブロックMを担持する搬送パレット24 は積込み及び積下ろし器25によってスライド部材12上へ滑り移動可能である 。各図中に示された位置において、エンジンブロックMは搬送パレット24と共 にスライド部材12に固定される。 中空軸4の下端部にも、適当なベルト27を有するプーリ26が取付けられて いる。このベルト27は、中空軸4を、取付部2に保持された中間軸29の下側 軸端部に取付けられたプーリ28に接続する。上側端部において、中間軸29は 二つのプーリ30,31を担持する。中間軸29は、上側プーリ31によって主 駆動器32に接続される。 他方のプーり30を介して、ベルト34により、中間ギヤ33の入力軸に取付 けられたプーリ35は中間軸29に接続される。ベルト36は中間ギヤ33の出 力軸により支承されたプーリ37を駆動軸5のプーリ7に接続し、それにより、 駆動軸5は中間ギヤ33及び中間軸29により主駆動器32に接続される。 中間ギヤ33と相互作動する付加的駆動モータ38によって、駆動軸5のため の駆動系に対して、さらなる回転動作を導入可能となり、この駆動系は、ベルト 34と、プーリ35と、中間駆動器33と、プーリ37と、ベルト36とにより 形成されるものである。この回転動作は、回転台3の回転方向と同一とすること ができるが、 逆方向とすることもできる。 プーリ7,26,28,30,31,35,37の直径は、付加的駆動モータ 38が電源切断されたときに、中空軸4により支承された回転台3と同一速度で 駆動軸5が回転するように、相互適合されている。もし、付加的駆動モータ38 が、駆動軸5のための駆動系に対して回転台と同一方向の回転動作を導入すれば 、駆動軸5は回転台3よりも高い速度で回転する。この結果として螺条付きスピ ンドル8は、回転台3と駆動軸5との間の回転速度差に対応する速度での回転を 開始する。このようにして、スライド部材12は直線動作軌跡上をガイドレール 13,14に沿って移動する。対照的に、もし、中間駆動器33によって駆動軸 5のための駆動系へ回転台3の回転方向と逆の回転が導入されると、駆動軸5は これに対応して回転台3よりも低速で回転し、それにより、螺条付きスピンドル 8は逆方向に回転を開始する。従って、スライド部材12は前述の方向とは逆方 向に移動する。 図4及び図5に示された偏向用光学機器100は、円筒状のポット形状ハウジ ング101を備えている。このハウジングの直径は、エンジンブロックMの処理 対象ボア孔B1,B2,B3,B4の直径よりも小さい。こうして、偏向用光学 機器100をボア孔内に共軸的に挿入すると、内部表面Iとハウジング101の ケース表面102との間には環状間隙Rが存在する。 偏向用光学機器100は垂直方向に作動する調整装置51のブーム50の自由 端に固定され、この調整装置は、偏向用光学機器100の長手軸線Lgが回転台 3の回転軸線Ldと共軸的に整列されるように位置している。 そのケース表面102とその底部との間の遷移領域において、ハウジング10 1は、プリズム状断面のミラーインサート103が挿 入される凹所を備えている。ハウジング101の内側と関連するミラーインサー ト103のミラー表面104は、ハウジング101の長手軸線Lgと45°の角 度で整列され、ミラー表面104の中心は長手軸線Lgに関してハウジング直径 の4分の1だけ偏倚されるように配置される。 ハウジング101の内部には、ミラー表面104の直径よりも大きな直径を有 する通路105が存在し、この通路はミラー表面104と同心的にミラー表面1 04の上方に位置している。通路105の進入用開孔109はハウジング101 の上縁106に位置している。 ハウジング101のケース表面102は、開孔107を備えている。この開孔 107は、ミラー表面の中心と交差して長手軸線Lgに対して直交整列された平 面内に位置すると共に上方から見たときにミラー表面104に対して直角に交わ る仮想直線と同心的に配置される。 回転台3が回転され、回転台3と共にエンジンブロックMが回転されるときに 、エンジンブロックMの前後配置のボア孔B1,B2,B3,B4の内部表面I を処理するために、偏向用光学機器100は調整装置51によって内部表面Iの 処理開始位置まで処理対象ボア孔B1内に下降される。次に、レーザビームXを 発生するための装置80が電源投入される。当初、ハウジング101の長手軸線 Lgと直角に整列されるレーザビームXは、適当な偏向ミラー81により偏向さ れ、それにより、レーザビームは、偏向用光学機器100の長手軸線Lgに平行 に整列された偏向用光学機器100に対して所定距離に在るビームとしてハウジ ング101に到達する。その中心Zは、偏向用光学機器100の通路105の入 口に関して同心的に整列される。通路105を通り偏向用光学機器100のハウ ジングに到達するレーザビームXはミラー表面104上に投射され、ミラー表面 104はレーザビームXをハウジング101の開孔107に向けて直角に偏向す る。レーザビームXは開孔107により偏向用光学機器100を離れ、回転する 処理対象の内部表面Iに到達する。 レーザビームXにより引き起こされる内部表面Iの加熱は、内部表面に付着し ている粒子の蒸発を結果としてもたらす。生じた気体は吸引により除去され、こ の吸引は、偏向用光学機器100のハウジング101とボア孔B1の内部表面I との間に形成された環状間隙Rと、通路105及びその壁部により占められてい ない断面とを介して行われる。 処理の進行に依存して、偏向用光学機器100は処理対象の内部表面Iの終端 部に到達するまでボア孔B1内で下降される。次いで、偏向用光学機器100は ボア孔B1から取出される。回転台3は前述のように回転され続ける一方、次に 処理されるべきボア孔B2の長手軸線が偏向用光学機器100の長手軸線Lgと 共軸的に整列されるまで駆動軸5の駆動系に付加的な駆動動作を導入することに より、連続的にスライド部材12は直線方向に移動される。歯付ラック15,1 6、歯部17,18、及びスライド部材19,20の歯付ラックにより引き起こ されるエンジンブロックMを担持するスライド部材12と釣合質量体21,22 を担持するスライド部材19,20との動作の連結のために、釣合質量体21, 22は、常に、回転するエンジンブロックMにより引き起こされる質量不均衡を 均衡化する位置となる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.処理部材のボア孔の表面(I)、特にエンジンブロック(M)のシリンダ ボア(B1,B2,B3,B4)の摺動経路(I)を、偏向用光学機器(100 )により処理対象の前記表面(I)に導向されたレーザビーム(X)により処理 するための方法であって、処理中において、前記偏向用光学機器(100)は不 動とされ、前記処理部材(M)は、処理対象の前記ボア孔の長手軸線に平行に整 列された回転軸線回りを回転させられ、前記処理部材(M)の回転の間に生ずる 質量不均衡は、釣合質量体(21,22)により均衡化されることを特徴とする 方法。 2.前記処理部材(M)の回転軸線は、処理対象の前記ボア孔(B1,B2, B3,B4)の長手軸線と一致することを特徴とする請求項1記載の方法。 3.前記ボア孔(B1,B2,B3,B4)内に投射されるレーザビーム(X )の中心(Z)は、前記ボア孔(B1,B2,B3,B4)の長手軸線から離間 されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。 4.処理部材(M)のボア孔の表面、特にエンジンブロック(M)のシリンダ ボア(B1,B2,B3,B4)の摺動経路(I)を、レーザビーム(X)によ り処理するための装置であって、処理対象の前記表面(I)上に前記レーザビー ム(X)を偏向するために処理対象の前記ボア孔(Bl,B2,B3,B4)内 に挿入可能な偏向用光学機器(100)と、処理対象の前記各ボア孔(B1,B 2,B3,B4)の長手軸線に平行に前記ボア孔内に位置する回転軸線(Lg) 回りに前記処理部材(M)を回転させるための駆動回転台とを具備し、前記駆動 回転台は、前記処理部材(M)の回転の 間に生ずる質量不均衡を均衡化するために前記駆動回転台に接続可能な少なくと も一つの釣合質量体(21,22)を有する装置。 5.制御器が、前記処理部材(M)の回転の間に生ずる質量不均衡に依存して 、前記釣合質量体(21,22)の位置及び/又は重量を変更するための調整器 に対して制御信号を発することを特徴とする請求項4記載の装置。 6.機械的連結によって、前記処理部材(M)の位置変化は、前記処理部材( M)の位置の変化により引き起こされる質量不均衡を均衡化するために前記釣合 質量体(21,22)の対応する位置変化を結果としてもたらすことを特徴とす る請求項4記載の装置。 7.前記処理部材(M)は、第一直線移動経路に沿って移動可能な第一スライ ド部材(12)に取付け可能であり、前記釣合質量体(21,22)は、前記第 一移動経路に平行に整列された第二移動経路に沿って移動可能であり、前記第一 スライド部材(12)の移動は、ラック及びピニオン歯車により前記釣合質量体 (21,22)の移動と連結されていることを特徴とする請求項6記載の装置。 8.少なくとも二つの前記釣合質量体(21,22)が配備されることを特徴 とする請求項4から7のいずれかに記載の装置。 9.前記釣合質量体(21,22)の一方のための一つの移動経路は前記第一 スライド部材(12)の一方側領域に配置され、前記釣合質量体(21,22) の他方のための移動経路は前記第一スライド部材(12)の反対側に配置される ことを特徴とする請求項8記載の装置。 10.前記処理部材(M)を担持する前記第一スライド部材(l2)は、主回 転台駆動器により駆動される回転台(3)上に配置され、前記第一スライド部材 (12)は、前記主回転台駆動器に連結された駆動軸(5)の回転動作を前記第 一スライド部材(12)の 直線動作に変換するギヤにより、前記駆動軸(5)に連結され、中間ギヤ(33 )が配備され、前記中間ギヤ(33)により付加的な回転台駆動動作を導入する ことにより、前記回転台(3)と前記駆動軸(5)との間の回転速度差が発生可 能であることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の装置。 11.前記処理部材(M)の回転軸線は前記処理部材(M)の前記ボア孔(B 1,B2,B3,B4)の長手軸線と一致することを特徴とする請求項4から1 0のいずれかに記載の装置。 12.前記偏向用光学機器(100)は、前記ボア孔(B1,B2,B3,B 4)内に挿入可能なハウジング(101)を具備し、前記レーザービーム(X) は、前記長手軸線(Lg)に関して偏倚されるように前記ハウジング内へ投射さ れ、前記偏向用光学機器は、前記レーザビーム(X)の入射経路において前記ハ ウジング(101)内に配置された偏向ミラー(104)を具備し、前記偏向ミ ラーは、前記ハウジング(101)のケース表面(102)に設けられた出口開 孔(107)に前記レーザビーム(X)を偏向することを特徴とする請求項11 記載の装置。
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