JP2001524011A - 組織分析装置 - Google Patents

組織分析装置

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JP2001524011A JP54835798A JP54835798A JP2001524011A JP 2001524011 A JP2001524011 A JP 2001524011A JP 54835798 A JP54835798 A JP 54835798A JP 54835798 A JP54835798 A JP 54835798A JP 2001524011 A JP2001524011 A JP 2001524011A
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コマーディン、オレグ
ラザレフ、パベル
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Abstract

(57)【要約】 乳房内の物質を分析する装置を開示する。装置は、乳房配置領域と、乳房を通過した光線を少なくとも1つの光線に形成する光線形成装置を有する。乳房が乳房配置領域内に置かれるときに前記少なくとも1つの光線から放線を散乱させる乳房の部分の散乱パターンを検出するように検出器を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】 組織分析装置 関連出願 本発明は、米国特許出願第09/012,771号(1998年1月23日出願、発明の 名称「小角度トポグラフィのための装置」)及び米国特許出願第09/012,244号(1 998年1月23日出願、発明の名称「非等方性対象物の組成及び構造を決定す る装置」)の一部継続出願である。これらの両米国出願は、ロシア出願第9710122 1/25号(1997年1月24日出願、発明の名称「非等方性対象物の組成及び構 造を決定する装置」)及びロシア出願第97105594/25号(1997年4月8日出 願、発明の名称「非等方性対象物の組成及び構造を決定する装置」)の優先権を 主張する。 本出願は、ロシア出願第97107600/25号(1997年5月6日出願、発明の名 称「小角度内部観察技術及び該技術を実施する装置」)、ロシア出願第97112038 /20号(1997年7月8日出願、発明の名称「小角度マンモグラフィ」)及び ロシア出願第97113446/14号(1997年7月31日出願、発明の名称「病巣を 広げない方法及び乳ガン診断装置」)の優先権を主張する。 上記各出願は、あたかもここに完全に開示されるように、参照のためにここに 組み入れられる。 発明の分野 本発明は、人体部分の内部の物質を決定する装置に関する。本発明は、特に、 乳房内の組織を識別するマンモグラフィ(乳房撮影法)装置に関する。 関連技術の説明 人体部分内部の物質を識別する能力は、種々の病気を診断するについての大き な価値を有する。例えば、少量のガン組織をガンの進行の早期に識別できれば多 くの患者の生命を救うことができる。 マンモグラフィは乳ガン組織を識別するために用いる標準的な技術である。マ ンモグラフィは、乳房の各部分がX線放射をどのくらい吸収するかを測定するこ とによって形成した乳房の像である。X線を多く吸収する乳房の部分は該 像の部分が暗く、それに比べて吸収の少ない部分は像が明るい。しかしながら、 異なる物質でも同じ吸収率を有することがある。従って、2つの物質の存在が見 過ごされ、乳房診断を誤ることがある。 マンモグラムを作るために、乳房を圧縮する2つのプレートの間に乳房は置か れる。この圧縮により、像の大部分に相当する乳房の部分を満足できる均一な厚 さにすることができる。 マンモグラフィがガン性の組織が存在するかもしれないことを示すとき、生検 がしばしば行われる。生検は針を乳房に突き刺して疑わしい組織を採取すること を含む。採取した組織は検査所に送られて識別される。生検は痛みを与えるもの であり、そして、組織を検査所に送る必要があるので結果を得るまでに時間を要 する。 これらの理由から、乳房内の異なる組織を識別でき、かつ、乳房を圧迫する必 要のない装置が要求されている。生検を減らすことができ、そして重要であるか もしれない組織を識別するのに必要な時間を減らすことができる装置がまた要求 されている。 発明の概要 本発明は乳房内の物質を分析するマンモグラフィ装置に関する。この装置は、 乳房配置領域と、乳房透過放線を少なくとも1本の光線に形成する幾何学的配置 を持つ光線形成装置を含む。検出器は、乳房配置領域内に乳房を位置させたとき に、前記少なくとも1本の光線から放線を散乱させる乳房の部分のまばらなパタ ーンを検出するように設定されている。 本発明は、また、乳房内の物質を分析するマンモグラフィ装置に関する。この 装置は、乳房配置領域と、乳房透過放射線を少なくとも1本の放射光線に形成す る幾何学的配置を持つ光線形成装置を含む。検出器は、乳房によって散乱した光 線の部分と、散乱されずに乳房を通過した光線の部分を検出するように設定され ている。 本発明は、また、乳房内の物質を分析するマンモグラフィ装置に関する。この 装置は、放射源からの放線を少なくとも1本の放射光線を形成する幾何学的配置 を持つ光線形成装置を含む。装置は、また、放線検出器と、散乱せずに乳 房内に伝達された前記少なくとも1本の光線の部分から該検出器を遮蔽するよう に設けたフィルタを含む。 本発明は、また、乳房内の物質を分析するマンモグラフィ装置に関する。この 装置は、乳房配置領域と、光線形成装置であって、放線を乳房の全寸法に渡って 入射するのに十分な長さを有する少なくとも1本の細い光線に形成する幾何学的 配置を持つ光線形成装置を含む。装置は、また、乳房を通過した光線を検出する ように設けた検出器を含む。 本発明は、また、乳房内の物質を分析するマンモグラフィ装置に関する。この 装置は光線形成装置を含む。この光線形成装置は、この装置の長手方向軸回りに 回転する。また、光線形成装置は、乳房透過放射線を少なくとも1本の光線に形 成する幾何学的配置を備え、かつ、光線形成装置がその長手方向軸回りに回転す るときに前記少なくとも1本の光線を受けるように設けた検出器を含む。 本発明は、また、乳房内の物質を識別する方法に関する。この方法は、人体部 分の断面の散乱パターンを決定し、該散乱パターンを公知の物質の散乱パターン と比較することを含む。 図面の簡単な説明 図1は、本発明に従った光学装置を含むフレームの断面図。 図2は、検出器の一端と一直線上に配設した光学装置を入射光線を含めて示す 図。 図3は、本発明に従う調整可能な絞りを示す。 図4は、回転可能な光線形成装置を含む光学装置の側面図。 図5は、放射源からの放線を複数の光線に形成する光線形成装置を備える光学 装置を含むフレームの側面図。 図6Aは、通過部及び不透明部を含むフィルタを備える光学装置の側面図。 図6Bは、フィルタの平面図。 図7は、検出器上で隣接する光線のオーバーラップを低減するスクリーン(遮 蔽)機構を含むフィルタを備える光学装置の側面図。 図8は、透過光の少なくとも一部が検出器を通過することを許容する透過光 チャンネルを含むフィルタを備える光学装置の側面図。 図9は、透過光から散乱部を遮蔽するように設けた不透明部を含む検出器を備 える光学装置の側面図。 図10は、現在重要でない放射光線から乳房を遮蔽する光線フィルタを含む光 学装置の側面図。 図11は、2つの光学装置を含むフレームを示す図。 図12は、検出要素アレイを含む検出器を示す。 図13は、マンモグラフィ装置の概略構成図。 図14は、メモリに記憶されたソフトウェアモジュールを示す図。 図15は、異なる脂肪率の肉のサンプルに対する強度対散乱角を示すグラフ。 図16は、異なる角度で乳房に入射し乳房を横切って散乱する2つの入射光線 によって区分される乳房断面部分を示す。 図17は、本発明に従う光学装置を含むマンモグラフィ装置の側面図。 図18は、本発明に従う光学装置を含むマンモグラフィ装置の側面図。 図19は、乳房の像上のクルーザーを示す図。 図20は、正常な乳房組織のサンプル及び悪性乳房組織のサンプルの散乱パタ ーンを示す図。 詳細な説明 本発明はマンモグラフィ装置に関する。このマンモグラフィ装置は放線源と、 光線形成装置を備える光学装置を含む。光線形成装置は、放線源からの放線を乳 房配置領域に置かれた乳房に当てるための放射ナロービームに形成する。放射光 は乳房を通過する。この光線が通過する乳房の部分は分析域と呼ばれる。光学装 置はまた、2次元検出器を含み、光線が分析域を通過した後の放線を受ける。入 射光が乳房を通過すると、入射光の一部は吸収され、干渉により散乱し、干渉さ れずに散乱し(コンプトン散乱)、そして散乱せずに透過する。散乱せずに分析 部分を通過する入射光の部分は透過光と呼ばれる。 異なる物質は独特な散乱パターンを持つことが知られている。例えば、図20 は、正常な乳房の組織のサンプルと、悪性の乳房組織のサンプルに対する散乱パ ターンを示す。散乱パターンは強度−角度の図として示される。角度軸は、 透過光と、光子が組織によって散乱する方向とがなす角を表す。強度軸は、相当 する角度軸に角度を持って散乱した放線の強度、即ち、量を示す。物質の強度と 、散乱角との関係は物質の散乱パターンと呼ばれる。 光学装置に含まれる検出器は、放線の特定の光子の散乱した角度を検出するこ とができる。この能力は、分析部分の散乱パターンを決定するために用いられる 。決定された散乱パターンは次に公知の物質の散乱パターンと比較される。決定 された散乱パターンと公知の物質の散乱パターンが一致すれば、分析部分がその 公知の物質からなることを表している。分析部分がいくつかの物質からなるとき 、その散乱パターンは各物質の散乱パターンを重ね合わせたものになるであろう 。そのため、決定された散乱パターンは複数の物質の公知の組み合わせの散乱パ ターンと比較される。同様に、複数の公知の物質の散乱パターンは重ねられ、次 に、決定された散乱パターンと比較される。従って、装置は分析部分を構成する 物質を識別するために用いられる。その結果、生検の必要性が減り、おそらく生 検をなくすことができる。 散乱パターンどうしの比較はコンピュータのような演算処理装置によって電子 的に行うことができる。従って、分析部分内の物質を迅速に識別できる。更に、 識別される分析部分を構成する物質のために乳房を圧迫する必要がない。 検出器は、アーク秒のオーダーで散乱する光子を区別することができる解像度 を有する。その結果、装置は、分析部分に関する小角度散乱パターンを測定する ことができる。例えば、1アーク秒程度から1アーク分及びそれ以上の角度で散 乱した放線に関して散乱パターンを決定することができる。小角度散乱パターン を検出する能力は生物物質に対して重要である。生物物質は格子状態で存在する ことが知られている。格子内の繰り返しパターン間の変位は大きいことが知られ ている。ブラッグの方程式は、この変位が散乱角度に逆比例的に関係することを 示す。従って、生物組織は、放線をアーク秒の10倍のオーダーという小さな角 度で散乱させる。 小角度散乱パターンを使用することは、散乱角が減少するときに散乱放線の強 度が増加する傾向があるため、利点がある。強度の増加により、患者に与えるド ーズを散乱がスタディされた角度よりも大きいならば必要とされたであろ うドーズよりも減らすことができる。 光学装置により乳房を走査することができる。走査の間に、一連の分析部分を 分析することができる。検出器は処理装置に対して出力することができる。処理 装置は各分析部分内の物質を決定する。処理装置は、乳房の散乱像を創生するた めに各分析部分の結果を結びつけるソフトウェアを含むことができる。異なる物 質は異なる散乱パターンを有するものである。これらの組織は異なる散乱パター ンを有するので、散乱像が異なって現れる。これらの物質は、たとえ同じような 吸収率を有していようが、異なって現れるので、ユーザーは従来のマンモグラフ ィ技術により発見されなかった組織を識別することができる。 検出器は、散乱放線に加えて透過光の少なくとも一部を受け取ることができる 。光学装置は少なくとも乳房の一部を走査することができ、検出器の出力は処理 装置によって受け取られる。処理装置は透過光の強度を入射光の強度と比較し、 分析部分によって吸収された入射光の部分を決定する。処理装置は、その吸収結 果から吸収像を創生するソフトウェアを含むことができる。この吸収像は単独で 創生され、もしくは散乱像に加えて創生される。散乱像と吸収像の両方が創生さ れるとき、これらの像は異なる数の分析部分から創生され、各像に所望の解像度 を与える。散乱像と吸収像は類似性と相違性が比較される。 透過放線と散乱放線の両方を検出することができる実施形態の装置は、走査の 際に乳房を圧迫せずに使用することができる。特定の点における乳房の厚みは走 査の間のその点における吸収量から概算される。走査像の各点は、次ぎに、その 点での前記概算厚みに係数処理することによって創生される。従って、装置は乳 房の圧迫を必要としない。 乳房と検出器との間に着脱自在なフィルタを配設する。このフィルタを透過光 の経路に設けて検出器を透過光から遮蔽することができる。透過光の光子を乳房 と検出器の間に配設されたそのメディアによって散乱させることができる。この 散乱を生じさせるメディアは、これに限定されるものではないが、空気と、いく つかの検出器に設けることができるシンチレータとを含む。これらの散乱した光 子は、乳房によって散乱した光子を受け取ることになっている検出器又は検出器 の一部によって受け取られる。透過光の光子と、乳房によって散乱し た光子の比は100:1である。従って、もし透過したメディアの小さな部分が 介在メディアによって散乱するならば、透過光によって生成されたノイズは、乳 房によって散乱した光子からの信号と実質的に比較される。フィルタは、分析部 分を通った後の透過光を遮蔽することによってノイズ量を減らす。信号ノイズ比 を減らすことで、また、患者に与える必要がある放線ドーズを減らすことができ る。 光線形成装置は放線を乳房に入射する複数の光線に形成することができる。従 って、複数の分析部分が形成される。複数の光線はそれぞれ等しく離間して乳房 を通過することができる。走査の際に乳房の全部分を走査するために光学装置を およそ隣接光線間の距離移動する必要がある。従って、操作時間が短くなり、乳 房が動く機会もまた少なくなる。 複数の光線はそれぞれ異なる角度で乳房に入射する。乳房の長さに渡る光学装 置による走査はオーバーラップする分析部分に対してなされる。検出器を処理装 置によって監視することができる。処理装置は、オーバーラップする分析部分か ら3次元散乱像を形成することができるトモグラフィー(断層撮影)ソフトウェ アを含むことができる。 光線形成装置は、乳房配置領域に配した乳房の全寸法に渡って当たる長さを有 する光線を形成することができる。例えば、光線は乳房の全幅又は全長をカバー することができる。従って、分析部分は乳房の全断面部分とすることができる。 検出器は、分析部分を小さな試験部分に細分することができるような解像度を有 する。各試験部分を成す物質は、1つの分析部分の照射から識別される。 光学装置はまた、光線の長さを変える役目をなす調整可能な絞りを含むことが できる。従って、光線がドット又は正方形の断面を持つように光線の長さを短く することができる。疑わしい組織が乳房内に識別されるときは、光線はドット又 は正方形断面であることが好ましい。ドット形状の光線は、分析部分が疑わしい 組織の部分又は疑わしい組織全体をカバーすることを目的とするものである。そ の分析パターンに対する散乱パターンが形成され、分析部分内の物質が識別され る。ドット形状の入射光を使用することで、患者が受ける放線量 を減らすことができる。 図1は、マンモグラフィ装置に用いるフレーム10を示す。フレーム10は乳 房配置領域12と、上部光学装置ハウジング14と、下部光学装置ハウジング1 6を有する。上部光学装置ハウジング14と下部光学装置ハウジングは光学装置 18を含む。光学装置18は放線源20と、光線形成装置22と、上部光学装置 ハウジング14内に配設された調整可能な絞り24を含む。光学装置18はまた 、フィルタ26と、下部光学装置ハウジング16内に配設した2次元検出器28 を含む。 運転下で、光線形成装置22は放線を少な目に広がる入射光30に形成する。 この入射光30は、乳房配置領域12に配した乳房32の1つの全寸法に渡って 入射可能なように十分長い。図1において、入射光が乳房の全幅に入射するよう に、即ち、入射光が図1の紙面の手前から向こう側に至る範囲に渡るように乳房 32は位置される。光線形成装置22は、好ましくは乳房32の上面34から1 0cmほど離れた位置に置かれる。適当な光線形成装置22は、これに限定するも のではないが、クラツキコリメータコリメータを含む。 入力光30は光線形成装置22から乳房を通り検出器28に至る。検出器28 は透過光ゾーン38及び散乱ゾーン40内の放線を受ける。透過光ゾーン38は 透過光42を受け、散乱ゾーン40は乳房32によって透過光42の外側に散乱 した放線を受ける。 フィルタ26の上面44は透過光42の断面形状と一致する形状を有する。フ ィルタ26は、その上面44を透過光42の外縁と一致させることができるよう に着脱自在に透過光42内に配設される。フィルタ26の適当な材料は、これに 限定されないが、温度変化に対して最小限度形状が変化するインバーのような加 鉛ガラス又は金属を含む。フィルタ26の両側部はフィルタ26の上面27を鋭 く形成するために光学的に研磨される。 フィルタ26は透過光ゾーン38を透過光42から遮蔽する。このスクリーン は、フィルタ26に到達する前に透過光42の外側を通過した散乱放線のみを散 乱ゾーン40で受けるようにする。フィルタ26はマイクロモータ50を用いて 透過光42内に機械的に移動される。適当なマイクロモータ50は、こ れに限定されないが、高精度のピエゾセラミックモータを含む。 透過光ゾーン38のスクリーニングを確実にするために、フィルタ26を透過 光42内に配置し、上面が透過光42の外縁48を越えるようにすることができ る。しかしながら、フィルタ26の上面が透過光42の外縁48を越えるように すると、散乱ゾーン40を散乱放線から遮蔽することになる。 フィルタ26の乳房配置領域12からの距離は乳房32内の探す物質の関数で ある。フィルタ26を乳房32に近づけるように移動すると、信号ノイズ比が増 大する。しかしながら、この移動はまた、測定することができる最小の散乱角度 を大きくする。従って、分析される物質がより大きな散乱角を有するとき、フィ ルタ26を乳房配置領域12に近づけるように移動することができる。フィルタ 26の表面の乳房配置領域12からの変位は、これに限定されないが、約250 mmを含む。 フィルタ26はまた患者が吸収する放線ドーズを減らすことができる。異なる 波長の放線は、異なる散乱−吸収比を持つであろう。フィルタ26は、吸収情報 を持つ透過した放線を遮断する。フィルタ26が所定位置に置かれると、その吸 収情報は重要ではないかも知れない。吸収情報が重要ではないとき、放線波長は 小さい吸収−散乱比で選択される。低減されたレベルの吸収により、患者に与え るドーズのレベルが低減されることになる。 フィルタ26は全体が透過性である必要はなく、部分的に透過性を有していれ ばよい。部分的に透過性を有するフィルタ26は検出器28によって受けた透過 光42の強度を減少させる。透過光42の強度を減少させることで、乳房32と 検出器28の間の空気の存在により透過光42が散乱することで検出器28に生 じるノイズを減らすことができる。検出器28の透過光ゾーン38が受けた放線 の強さが散乱ゾーン40が受けた放線の強さと同じオーダーであるレベルまで透 過光42の強さを減らすことができる。分析部分の吸収や透過光42内の散乱パ ターンを決定するために透過光ゾーン38で受けた放線を用いることができる。 透過光42内の散乱パターンが決定されると、散乱パターンの部分は、透過光4 2の外側から散乱パターンに付け加えられて総合散乱パターンが形成される。適 当な部分的な透過性を有するフィルタ材料は、これに限 定されるものではないが、透過光42を部分的に通過させるのに十分薄いガラス 板又は金属板を含む。 検出器位置調整装置は、矢印54で示すように、検出器28を乳房に対して移 動させる。位置調整装置の駆動列は複写機の光学装置の高さを調整するために用 いる駆動列に似ている。乳房32に対する検出器28の移動は、ある角度で散乱 する放線に対する検出器28の解像度を変化させる。例えば、検出器28を乳房 32からさらに移動させると、小さい角度で散乱する放線にさらされる検出器2 8の面積を減少させる。ある角度で散乱する放線にさらされる検出器の面積が大 きければ大きいほど、その角度に関する検出器28の解像度は高くなる。重要な 角度での所望の解像度を得るように検出器28を配置する必要がある。小角度で 散乱する放線を調査するために、検出器28を好ましくは乳房配置領域12から 約1メートル離れたところに位置させる。乳房32と検出器28との間の距離を 1mとすることで、小角度で散乱する放線が検出器28によって受けられる前に 透過光42から出ることができる。例えば、乳房32内で1アーク秒で散乱した 放線は、検出器28が乳房配置領域12から1mのところに位置する場合、透過 光42の中心から300μm離れて散乱する。 光線形成装置22は、第1のスロット形状の孔56と、第2のスロット形状の 孔58を含む。入射光30の幅は第1及び第2のスロット形状の孔56,58の 大きさを調整することによって調整することができる。光線形成装置22の第1 側部62は固定されており、第2側部64は可動である。第1側部62の方へ第 2側部64が移動すると、第1及び第2のスロット形状の孔56,58の幅、従 って、入射光20の幅が小さくなる。入射光30の幅が狭くなると、分析部分の 大きさが小さくなるが、分析部分の解像度が上がる。第1及び第2のスロット形 状の孔56,58の適当な幅は、これに限定されるものではないが、20−12 0μm,40−80μm及び55−65μmを含む。第2側部64の第1側部6 2の方への移動はマイクロモータ65によって駆動される。 乳房配置領域12は、例えば乳房32を乗せるための1枚の板のような乳房ホ ルダ68を含むことができる。分析部分を構成する物質を識別する方法は乳房の 一定の厚さに依存しないので、通常のマンモグラフィ装置でなされる乳房 の圧迫を省略できる。この板は放線を透過させ、かつ、最小の散乱を生じさせる ものでなくてはならない。別の実施態様において、乳房配置領域12は、分析の 間に乳房を圧迫するために相対的に接近可能な上部板と下部板からなる乳房ホル ダ68を含む。これらの板は、放線を透過させる材料からなる。これらの板の適 当な材料は、これに限定されるものではないが、ポリエチレン、非晶質ガラス及 び二酸化ケイ素を含む。別の実施態様では、乳房配置領域は乳房32を支持する ための構造を含まない。分析の間に患者はただじっとしているだけでよい。 上部光学装置ハウジング14は、矢印70で示すように、フレーム10上を機 械的に移動される。上部光学装置を移動させる駆動列は複写機の光学装置を移動 するために用いられる駆動列に似ている。移動範囲は、乳房配置領域12に置か れた乳房32の全長72をカバーする。下部光学装置ハウジング16が上部光学 装置ハウジング14に対して移動できるように上部光学装置ハウジング14は下 部光学装置ハウジング16に機械的に連結されている。この移動により、光学装 置を乳房32の長さ72に渡って走査できる。この走査により、互いに重なった 、あるいは隣接する一連の分析部分を分析することができる。1つの分析部分は 乳房32の幅に渡って横切るので、乳房32の長さに渡る1回の走査により全乳 房32の走査を行うことができる。 乳房の走査像又は吸収像を得るために走査を使用することができる。いずれか の像を創生するために用いる走査の間に、一連の分析部分が分析される。散乱像 を創生するときに、一連の各分析部分の間隔は、これに限定されるものではない が、1mmである。光学装置は、散乱パターンの形成に十分な放線ドーズを与える ように十分な時間、各分析部分に対して所定位置に位置していなければならない 。適当な時間は好ましく約0.1秒である。光学装置が各分析部分に対して0.1 秒を要し、各分析部分が1mm間隔ならば、240mmの走査に要する合計走査時間 は約24秒である。吸収像を創生するために用いる走査は追加の分析部分からの 情報を含めることができる。 フレーム10は、矢印76で示すように軸74回りに回転することができる。 この回転は乳房32の位置あるいは乳房配置領域12内の乳房ホルダ68の位 置に影響を及ぼすものではない。そのため、この回転により特定の投射に対する 走査及び分析を行うことができる。回転軸74は、各投射において検出器28と 乳房32の距離を保持するために、できるだけ乳房の中心に近い。 図2は、複数の透明な部分77を含む光線形成装置の実施態様を示す。図示す るように、これらの透明な部分77は異なる長さを有する。長い方の透明な部分 に隣接する入射光の外縁48はより鋭い縁を有する。マイクロモータ50は、フ ィルタ27を透過光42の中にあるいは外に移動することができる駆動列78に 連結されている。フィルタ26は入射光の縁を完全に通り抜けて延伸し、入射光 の前記したより鋭い外縁と一直線上になっている。散乱ゾーン40の半分がフィ ルタ26によって遮蔽されている。しかしながら、透過光の対向側部上の散乱パ ターンは対称である。従って、散乱パターンは散乱ゾーン40の半分から現像さ れる。 マイクロモータと駆動列は10μmの位置決め誤差を有することがある。フィ ルタ26が乳房配置領域から1m離れ、検出器が乳房配置位置から1mはなれて いるとき、10μmの誤差は散乱ゾーンの約40μmを遮蔽する。この40μm は検出器上の8アーク秒に相当する。 図3は、光学装置18とともに用いる調整可能な絞り24を示す。光線形成装 置22は放線源20からの放線を乳房32の全長72をカバーするのに十分な長 さを有する少な目に広がった入射光30に形成する。隣接する絞り24は光線形 成装置22と乳房32の間に置かれる。調整可能な絞り24のスリット状の開口 80は、入射光30の長さ方向に直角である。従って、調整可能な絞り24は、 入射光30をドットとして形成するように狭められ、あるいは、入射光30を乳 房32の長さ72に沿って入射するように広げられる。 入射光30をドットにするとき、フィルタ26が透過光42の縁をわずかに越 えるようにフィルタ26の位置を変化させることができる。従って、検出器28 は360°に渡って放線を受ける。特定の分析部分を識別するとき、ドット状の 入射光30が好ましい。分析部分を通ることができる小角度入射光30は患者が さらされる放線量を減らす。 光線形成装置22と放線源20は、矢印84で示すように乳房32の幅方向 に平行に走ることができる。絞り24は乳房32の長さ方向に移動できる。従っ て、放射源20と絞り24は、入射光30が所望の分析部分を透過するように移 動される。 図4に示すように、光線形成装置22を矢印86で示すように長手方向軸回り に回転させることができる。この回転は、非等方散乱(回折)特性を有する、即 ち、異なる方向において異なる電子密度分布を有する物質を分析するために用い られる。光線形成装置22が回転すると、入射光30は異なる方位角88でもっ て対象物を通過する。各興味の方位角88において、放線は透過光ゾーン38と 散乱ゾーン40内で受けられる。光線形成装置22が回転するときの散乱パター ンの変化は電子密度の空間分布を決定するために用いられる。この電子密度空間 分布は次ぎに同様な物質を見分けるために使用される。 光線形成装置22の回転速度は、分析部分の散乱パターンを決定するために必 要な露出時間によって決定される。必要な露出時間は光線形成装置22の1回転 又は数回転に対して達成される。 光線形成装置22は、図5に示すように、複数の透過チャンネル(経路)90 と不透過チャンネル92を含む。放線源20からの放線は透過チャンネル90を 通過して複数の少な目に広がった入射光30を形成する。各入射光30は乳房3 2の全幅をカバーするのに十分な長さを有する。光線形成装置22により、乳房 32を1回露出する間に、複数の分析部分を分析することができる。従って、患 者の露出時間を減らすことができる。 光線形成装置22の透過チャンネル90は、放線源20の焦点と一致する点に おいて広がる方向に向けられている。適当な光線形成装置22は、これに限定さ れるものではないが、スリットラスタを含む。更に、透過チャンネル90の適当 な形状及び配列は、これに限定されるものではないが、六角形又は正方形の格子 の頂点に位置するスリット又は丸孔を含む。透過チャンネル90は放線源の焦点 において広がって、装置のエネルギー収量を増大させなければならない。光線形 成装置22は乳房32の全寸法に渡って離間する複数の光線を形成するが、隣接 する透過光42から生じる散乱放線のオーバーラップは最小にすべきである。光 線形成装置22がスリットラスタの場合、透過チャンネル9 0の適当な幅は、これに限定されるものではないが、20−120μm,40− 80μm及び55−65μmを含む。光線形成装置22がスリットラスタの場合 、複数の不透明部分の幅は、乳房に入射する入射光の所望の数に依存する。不透 明部分の適当な幅は、これに限定されるものではないが、0.5cmである。光線 形成装置22がスリットラスタの場合、透過チャンネルの適当な深さは、入射光 の所望の広がりに依存するが100mmオーダーである。適当な光線の広がりは、 これに限定されるものではないが、1−10アーク秒である。 複数の入射光30は操作時間を減らすことができる。例えば、入射光が乳房3 2の長さ方向に等しく離間するとき、上部光学ハウジング14は入射光30間の 離間距離に概して等しい距離移動して乳房全体を走査することができる。このよ うに少ない走査時間により、患者の安らぎを増大することを手助けする。 図6Aに示すように、光学装置18は乳房配置領域12と検出器28との間に おいたフィルタ26を含むことができる。フィルタ26は放線を透過させる透過 域100と、放線を吸収する非透過域102とを含む。透過域100及び非透過 域102の幾何学的形状は、光線形成装置22の幾何学的形状に相互に関連して いる。例えば、光線形成装置22がスリットを含むとき、フィルタ26をスリッ トラスタとすることができる。光線形成装置22が六角形パターンにまとめられ た円筒チャンネルを有するとき、フィルタ26は円筒形の不透過域102を備え るべきである。不透過域の幅は透過光線42内におけるフィルタの位置の関数で ある。フィルタ26と乳房配置領域の間の距離は不透明域の幅に反比例的に関連 する。 図6Bは、フィルタ26の平面図である。適当なフィルタ26は、これに限定 されるものではないが、透過域を形成するエッチングによる複数の開口を備える 0.5mmの鉛のシートである。 不透過部分102の上面44は透過光42の断面形状と一致する。不透過部分 102の上面44は透過光42内に置かれ、各入射光30に相当する散乱ゾーン 40は透過光42から遮蔽され、各入射光30に相当する散乱ゾーン40はまた 散乱放線を受け取ることができる。しかしながら、上面44を透過光42の外縁 48を越えるように設けることで、各光線に相当する散乱ゾーン40 を入射光から散乱して出てきた放線から遮蔽することができるようになる。 図7に示すように、フィルタ26は遮蔽機構106を含むことができる。遮蔽 機構106は隣接する透過光42が検出器28上でオーバーラップすることを防 止するのに十分な長さ及び幅を有する。 図8に示すように、フィルタ26の不透過域102は透過光チャンネル108 を有することができる。透過光チャンネル108は透過光ゾーン38の少なくと も一部が透過光42の少なくとも一部を受けることができるようにする。透過光 ゾーン38は次ぎに分析部分の吸収を決定するために用いられる。 図9に示すように、検出器は複数の不透過域102を含むことができる。不透 過域102は透過光ゾーン38と散乱ゾーン40を形成する。不透過域102の 上面44を透過光42の断面形状に一致させる。各入射光30に相当する散乱ゾ ーンが透過光42から遮蔽されるが透過光42の外に散乱した放線を受けるよう に上面は透過光42内に置かれる。透過光42の遮蔽を確実する行うために、上 面44を透過光42の外縁を越えて延伸させることができる。しかしながら、上 面44を透過光42の外縁を越えて延伸させることは各透過光42に相当する散 乱ゾーン40を遮蔽することになる。 隣接する散乱ゾーン間に位置する不透過域102は、隣接する入射光から散乱 する放線の干渉を減らすことができる。散乱ゾーン40間の不透過域の適当な高 さは、これに限定されるものではないが、検出要素と面一の位置から検出要素よ りも1mm上の位置までの間にすることができる。散乱ゾーン40と透過光ゾーン 38の間の不透過域の適当な高さは、これに限定されるものではないが、検出要 素と面一の位置から検出要素よりも1mm上の位置までの間にすることができる。 図10に示すように、光線フィルタ140を光線形成装置22と乳房配置領域 12との間に置くことができる。光線フィルタ140は乳房32を重要でない入 射光から遮蔽する。例えば、特定の分析部分が識別されるとき、重要でない分析 部に向けられる入射光30の前面に光線フィルタ140を置くことができる。調 整可能な絞り24を使用して入射光30を所望の長さに調整することができる。 図11は、フレーム10の別の実施形態を示す。フレーム10は、矢印70で 示すようにフレームの回りに独立して移動可能な2つの光学装置18を含む。各 光学装置18は光線形成装置22と放線源20を含む。各光線形成装置22は乳 房32の長さ72をカバーするのに十分な長さを備える入射光30を形成する。 光線形成装置22は矢印142で示すように放線源20の前面で移動することが できる。光線形成装置22の運動により、入射光30が乳房32を幅方向に走査 する。両方の光学装置18に関する走査の結果は3次元走査像を形成するために 用いられる。走査像は異なる投射による2回の走査の成果から形成されるので、 散乱像は1回の走査から得られる散乱像よりも高い解像度を有する。この高解像 度の像を乳房内の疑わしい組織の位置を正確に識別するために用いることができ る。 図11のフレーム10を疑わしい組織のサンプリングを行う生検装置144と 共に使用することができる。生検装置144は最初の走査の際に識別された疑わ しい組織の部分での使用を目的とする。生検装置144を一旦乳房32内に位置 させると、さらなる走査を行なって追加の散乱像を得ることにより生検装置14 4をより正確な位置に位置させる。生検装置144は追加の散乱像に現れ、散乱 像上の生検装置の位置に対応した位置に存する疑わしい組織のより近い位置へ移 動される。 検出器28は写真フィルムとすることができる。分析部分の組織は、手動によ り、写真フィルム上に露出された散乱パターンを既知の物質の分析部分に相当す る写真フィルムにさらされたものと比較することで識別される。 検出器28は、図12に示すように、検出器要素180のアレイを含む。検出 器要素180は、検出器28上で横列182及び縦列184として示しているが 、このように縦横に配列せずに円環状配列又は同心円上配列とすることもできる 。分析部分の物質にぶつかる放線の光子はある角度186で散乱する。この散乱 角度186は物質及び光子エネルギの関数である。図示の通り、散乱する光子は 特定の検出器要素180にぶつかる。従って、光子を受ける検出器要素180と 光子が散乱するおおよその角度186との間に関係がある。この関係は、分析部 分の散乱パターンを決定するために使用される。 1つの分析部分によって散乱する放線は検出器のいくつかの横列によって受け られる。散乱パターンは各横列ごとに決定される。従って、検出器の各横列は、 分析部分188内の試験部分187を決定する。 検出器要素180の各片は約10μmの寸法を有する。図12は、透過光42 を受けるのに1つの縦列の検出器要素180を示しているが、より小さい寸法の 検出器要素180として設けて、いくつかの検出器要素180で透過光42を受 けることができる。検出器28が乳房32から1m離れているとき、1つの検出 器要素180が約2アーク秒で散乱した放線にさらされる。マンモグラフィで用 いるフィルムの平均サイズは約180mm X 240mmである。従って、縦列 の合計長さは約180mmであり、約18,000個の検出器要素180を含む 。その結果、1つの分析部分は、最大で18,000個の試験部分187を含む ことができる。縦列の合計長さは約180mmであり、光線は約180mmの長 さを持つことができる。光線の適当な長さは、これに限定されるものではないが 、10mm−300mm及び180mm−240mmを含む。従って、光線の幅 、長さ比を0.0001:1のオーダーとすることができる。 横列182の長さは、散乱パターンの所望の角度範囲と、乳房32と検出器2 8の間の距離に依存する。例えば、光線形成装置22が1つの光線を生成するよ うに設計され、検出器28が乳房32から1m離れた位置に置かれるとき、検出 器28は、各アーク秒の得られる散乱パターンに対して約5μm幅でなければな らない。5μmという数字は、透過光42の中心の一側にのみ検出器要素180 を想定した場合に、散乱パターンを検出するために使用されるが、両側が使用さ れるときは、その数字は10μmでなければならない。更に、散乱パターンの範 囲は、図2に示すように、透過光42を検出器の一端と直線上になすことで広く なる。乳房内に物質を識別するための適当な散乱パターンの範囲は、これに限定 されるものではないが、ゼロアーク秒から2°、ゼロアーク秒から1°、ゼロア ーク秒から10アーク分及びゼロアーク秒から1アーク分を含む。 検出器要素180を、検出器28上での要素180の機能に依存して異なるも のとすることができる。例えば、図9の散乱ゾーン40内の検出器要素18 0は散乱パターンを現像するために用いられる。散乱パターンの現像は高解像度 を必要とする。更に、散乱放線は低強度を有することができる。従って、散乱ゾ ーン40内の検出器要素180は小さく、かつ、高感度でなければならない。図 9の透過光ゾーン38内の検出器要素180は分析部分の吸収及び散乱パターン の両方を測定するために使用できるが、これらの要素180をまた分析部分の吸 収特性のみを測定することに使用することができる。吸収特定は低レベルの解像 度を必要とする。更に、透過光42は散乱光よりも高い強度を有するであろう。 従って、図1の散乱ゾーン40内の検出器要素180が分析部分の吸収パターン のみを測定するために使用されるとき、検出器要素180を大きくすることがで き、また低い感度にすることができる。 光子の散乱角度は入射光子のエネルギに依存する。その結果、多色放線が複合 散乱パターンを生じさせることになる。この複合性は単色放線によってかなり減 少させることができる。入射光の放線の適当な波長は、これに限定されるもので はないが、0.71ÅKaMo,0.3ÅAg及び0.1ÅWである。適当な放線源 は、これに限定されるものではないが、X線チューブを含む。 多色放線が用いられるときにもまた散乱パターンの複合性を減少させることが できる。例えば、重要でない波長を遮蔽するフィルタを使用することができる。 更に、散乱パターンエネルギ検出器要素180を用いることができる。エネルギ 検出器要素180は受け取った光子のエネルギを基に識別しうる異なる信号を与 えることができる。従って、散乱パターンは識別しうるエネルギを有する光子か ら導びかれる信号から現像されうる。適当な検出器要素180は、これに限定さ れるものではないが、CCD、フォトダイオード、タリウム作動ヨウ化ナトリウ ム検出器28、及びケルマニウム検出器28あるいはシンチレーション検出器2 8のような半導体検出器28を含む。適当な検出器28は、フォトニクスコーポ レーション(Photonics Corporation),メトレックスコーポレーション(Metor ex Corporation),ジェネラルエレクトリックスコーポレーション(General El ectric Corporation)及び東芝コーポレーション(Toshiba Corporation)から 入手できる。 図13は、マンモグラフィ装置の概略を示す。装置は複数の検出器180と、 処理装置189と、メモリ190と、ユーザインタフェース192を含む。ユー ザインタフェース192は、キーボード、並びに、ユーザが散乱像、吸収像及び その他の出力を見ることができる少なくとも1つのモニタのような従来技術のイ ンタフェース192ツールを含むことができる。処理装置189は信号を処理し てその結果をユーザインタフェース192上でユーザに与える。適当な処理装置 189は、これに限定するものではないが、サン(Sun)のワークステーション を含む。 図14に示すように、メモリ190は処理装置189がアクセスできる多数の ソフトウェアモジュールを含む。メモリ190は、アライメントモジュール19 5と、スタートアップモジュール196と、散乱パターンモジュール198と、 散乱像モジュール200と、吸収像モジュール202と、物質識別モジュール2 04と、物質計量化モジュール206と、物質位置決めモジュール208といっ たソフトウェアモジュールを含む。これらのソフトウェアモジュールはいかなる 順番でもアクセスすることができ、1つのソフトウェアモジュールが他のソフト ウェアモジュールを呼び出すことができる。 フィルタ及び光線形成装置がラインの外にきたときはいつでもアライメントモ ジュール195にアクセスすることができる。処理装置189はマイクロモータ 50を作動させてフィルタを透過光42から取り除く。入射光は、乳房を乳房配 置領域12内に配置することなく形成される。透過光ゾーン38内の検出器要素 180は、ある閾値以上の強度を有する放線を受け取る検出器要素180を識別 することで識別される。アライメントモジュールの他の機能は図2に示す光学装 置の補正に関するが、この機能は上記の別の光学装置に容易に採用することがで きる。処理装置はマイクロモータを作動させてフィルタを透過光42内に前進さ せる。処理装置は透過光ゾーン38内の検出器要素180を監視する。監視され ている検出器要素180が透過光42を受け取っていないことを示すと、フィル タの前進は停止される。別の実施態様では、フィルタの対向両端を、処理装置に よって制御される異なるマイクロモータに連結することができる。検出器要素1 80の出力信号がフィルタの一端が正しい位置にあり、他端がそうでないことを 示すと、フィルタが正しい位置に置かれるまでマ イクロメータは独立して調整される。 スタートアップモジュール196は乳房32を乳房配置領域12内に置く前に アクセスされる。入射光が形成され、分析の間に使用される他の装置と共に所定 位置に位置される。例えば、フィルタが使用されるならば、そのフィルタは形成 された光線内に位置される。散乱パターンモジュール198はアクセスされて散 乱パターンを決定する。この初期散乱パターンは次ぎにメモリ190内に記憶さ れる。透過光を受けるいずれの検出器要素180は、ある閾値以上の強度を有す る放線を受ける検出器要素180を識別することによって識別される。識別され た検出器要素180は、該検出要素180で受けた強さと共に記憶される。 散乱パターンモジュール198は、分析部分の散乱パターンを決定する。散乱 パターンは、放線を受けている検出器要素180の各横列182に対して決定さ れる。その結果、各試験部分187に対して散乱パターンを決定することができ る。各試験部分187の散乱パターンは、試験部分187に対応する検出器要素 180の横列182の各検出器要素によって受けた放線の強度を見いだすことに よって決定される。 各検出器要素によって受けた放線の強度は、所定時間内に検出器要素180で 受けた光子の平均数を計数することによって見いだされる。散乱部分内に受けた 光子の数を増やすと、その平均の精度が改善される。散乱パターンを創生する適 当な光子の数は、透過光の中心から1アーク分と透過光の中心から10アーク分 の間において受けた10,000光子のオーダーである。散乱パターンを創生す るのに必要な放線ドーズは、透過した光子に対する散乱した光子の比から計算す ることができる。 各試験部分187の散乱パターン187は、各検出器要素の強度対その検出器 要素180の検出器28内の位置としてメモリに記憶される。各試験部分187 の最終散乱パターンは、所定位置の乳房に対して決定された散乱パターンからス タートアップモジュール196の間に計算された初期散乱パターンを差し引くこ とによって計算される。最終散乱パターンは、1回の走査が完了した後、あるい は分析のその他の時に決定される。 透過光ゾーン38の対向側部上の散乱パターンはしばしば対称である。従って 、散乱パターンは透過ゾーン38の一側上の散乱ゾーン40の部分を監視するこ とによってしばしば現像することが可能である。その結果、透過光42は、図2 に示すように、検出器の一端と一直線上になる。 吸収像モジュール202は、検出器を透過光から完全に遮蔽しない実施形態の 場合に、光学装置18が乳房32を横切って走査するときにアクセスされる。走 査の間に、処理装置189は、透過光ゾーン38内に存する検出器要素180か らの信号を監視する。各検出器180における吸収は、その検出要素における監 視された強度をスタートアップモジュールの間に記憶された検出器要素180の 強度から差し引くことにより計算される。吸収の変化は、吸収像を現像するため に使用される。吸収像はユーザインタフェースを介してユーザに与えられる。検 出器28を横切る検出要素180に多くの横列182が存在するため、乳房32 の1つの横断面又は乳房32の多数の横断面に関して吸収像を生成することがで きる。 光学装置18が乳房を横切って走査するときに散乱像モジュール200にアク セスすることができる。走査の間に、処理装置は、各分析部分に関して散乱パタ ーンモジュールにアクセスすることができる。走査が完了した後、物質識別モジ ュールは物質識別モジュールにアクセスして該走査の各試験部分内の物質を決定 することができる。 散乱像を単独で又は吸収像との組み合わせて用いることができる。例えば、類 似した吸収を持つ組織は吸収像で区別することは非常に難しい。しかしながら、 これらの組織は異なる散乱パターンを有する傾向があり、散乱像上で異なる組織 として現れる。 散乱像は乳房を圧迫することなく形成が可能である。乳房32を圧迫しないと き、散乱像の品質は乳房32の厚みの変化を補正することによって増す。種々の 物質の吸収と、試験部分187内の物質の品質の間に関係が存在する。従って、 試験部分187の概算厚みは試験部分198の吸収から決定される。散乱像の各 点をその点の乳房の厚みを考慮して形成することができる。 個々の分析部分を試験するとき又は光学装置18で乳房32を走査するとき に、物質識別モジュール204にアクセスすることができる。物質識別モジュー ル204は試験部分187を構成する物質を識別する。メモリ190は、既知の 物質又は物質の既知の組み合わせに関する記憶された散乱パターンを含む。各試 験部分187の散乱パターンを各記憶された散乱パターンと比較して、該試験部 分の散乱パターンと1つの記憶されたパターン又は記憶された散乱パターンの組 み合わせとの一致を見いだす。高品位の一致が見いだされると、試験部分187 の物質の組成は記憶された散乱パターンと似た組成を持つものとして特徴づけら れる。高品位な一致が見いだされないとき、記憶された散乱パターンの異なる組 み合わせを重ね、決定された散乱パターンとの一致を見いだす。一致が見いださ れると、試験部分187の物質の組成は散乱パターンの重ね合わせを構成するた めに用いる物質と類似の組成を有するものとして特徴づけられる。 組織識別モジュール204が悪性組織の可能性を示すとき、そのことを検証す るために生検を行うことができる。生検の結果は、さらなる比較のために、散乱 パターンと共にメモリ190に記憶される。 個々の分析部分を試験するとき又は光学装置18で乳房32を走査するときに 、物質計数化モジュール206にアクセスすることができる。このモジュール2 06は試験部分187の各物質の品質を決定する。図15は、散乱パターンが組 織内の脂肪が増えた部分に対してどのように変化するかを示す。増加する脂肪量 に対してピーク強度が増大する。従って、試験部分187内の物質の部分と散乱 パターンのピーク強度との間に関係が存在する。試験部分を構成する物質が一端 識別されると、物質計数化モジュール206は試験部分の散乱パターン内のピー ク強度を分析して試験部分187内の各物質の部分を識別する。 物質計数化モジュール206もまた、試験部分187内の物質の絶対量を決定 する。試験部分187内の物質の部分を知ること及び試験部分187の大きさを 知ることによりその決定がなされる。試験部分187の大きさは該試験部分18 7における乳房32の厚みから決定される。乳房配置領域12が乳房を圧迫する 2枚の板を含む実施形態においては、圧迫の際の2枚の板の離間距離は乳房32 の厚さである。上記したように、試験部分187の概算厚みは試験 部分187の吸収からまた決定することができる。この厚みは分析部分の物質の 絶対量を決定することにもまた用いることができる。 光学装置18が異なる角度で乳房32に入射する複数の入射光30を含むとき に物質位置決めモジュール208にアクセスすることができる。異なる角度での 2つの入射光30による乳房ドーズの1回の走査は2セットの分析部分を生じさ せることができる。図16に示すように、各入射光30に相当する分析部分はオ ーバーラップして乳房の部分210のマトリックスを形成する。処理装置189 は物質識別モジュールにアクセスして各試験部分に存する物質を決定する。次ぎ に断層撮影ソフトウェアを用いて各乳房部分内の物質を決定し、乳房内の物質の 正確な位置に対する乳房の3次元像を構成することができる。 図17は、光学装置18を含むマンモグラフィ装置の実施形態を含む。患者は 平らな台214の上に立って自分の乳房32を乳房配置領域12に配置させる。 図示の乳房配置領域12は乳房32を圧迫することを示しているが、圧迫は必ず しも必要でない。台214は油圧装置216に接続されており、この油圧装置は 患者218を光学装置18に対して移動させる。この移動は、患者を移動させて 入射光30が特定の分析部分を通過することができるように用いられる。さらに 、この移動は、患者218の乳房全体を走査するために用いられる。従って、患 者218の乳房の走査は光学装置18を移動することなく行われる。静止した光 学装置18は、フィルタ26及び光線形成装置22の配列をずらすことになる振 動を減少させることができる。 マンモグラフィ装置212の別の実施形態を図18に示す。患者218はテー ブル222の上面220に横たわり、自分の乳房32を乳房配置領域12に垂れ 下げる。患者218は、分析の間に乳房32が静止した状態となるように、この 位置でリラックスすることができる。更に、重力の作用で乳房が乳房配置領域1 2内においてより下方に引っ張られるので、乳房32の分析される部分を増やす ことができる。 乳房配置領域12をカップ224として、その上縁226を患者218とカッ プ224の間のシールを創生するように設けることができる。放線透過材料から カップ224を構成することができる。適当な材料は、これに限定される ものではないが、ポリエチレンを含む。真空源228と真空チューブ230をカ ップ224に連結することができる。乳房32がホルダ内に位置され、かつ、患 者218とカップ224との間にシールが創生されたとき、真空源228は弱い 真空を生じさせるために使用される。真空は乳房32を所望位置に保持し、その 位置に静止させて保持することができる。真空連結部232に弁234を設ける ことができる。弁234は、命令を受けて、あるいはカップ224内の真空度が 臨界値より大きくなると、真空度を弱めるようにすることができる。 乳房配置領域12は乳房を保持するいかなる構造を含むことを必要としない。 重力の作用により分析の間に乳房を静止状態に保つことができる。さらに、患者 は楽な姿勢をとることができ、これによりリラックスし、動きが減ることになる 。 フレーム10は乳房32の軸74回りに回転することができる。この回転によ り、乳房32に対して異なる投射を行うことができる。上部ハウジングは、矢印 238によって示すように、乳房32の軸に沿って移動することができる。この 移動により、入射光30が特定の分析部分を通過するように乳房32を位置させ ることができる。この移動は乳房32を走査するためにもまた使用可能である。 別の実施形態において、テーブル222を昇降させるリフト(図示省略)に上面 220を連結することにより、この移動を達成できる。リフトは次ぎに乳房を走 査のために光学装置28に対して位置させるために使用される。モンモグラフィ 装置212を使用する方法をここで説明する。乳房32が疑わしい組織を有する か否かを事前に決定することがなされる。この決定は従来のマンモグラフィ技術 によって又は本発明によって現像される散乱像もしくは吸収像を用いることによ ってなされる。 乳房32がマンモグラフィ装置の乳房配置領域12内でまだ準備ができていな いならば、乳房32を乳房配置領域12内に位置させる。所望の分析部分が入射 光と一直線上になるように光学装置18及び患者218を相対的に移動させる。 所望の分析部分は、疑わしい組織と、疑わしくない組織を含みうる。 所定位置に保持された光学装置18によって分析部分に高解像度散乱パターン を得るのに十分な時間放線を与えることによって各分析部分の散乱パターン を得ることができる。装置が回転可能な光線形成装置22(図4)を含むとき、 多様な方位角88に関する散乱パターンをまた得ることができる。 各分析部分の散乱パターンは次ぎに、既知の組織あるいは組織の既知の組み合 わせの記憶されたパターンと比較される。記憶された散乱パターンは、ある年齢 の人の正常な組織、あるいは妊娠しているといった物理的な状態の人の正常な組 織といったようなグループに分類できる。分析部分の散乱パターンと、記憶され た散乱パターン又は記憶された散乱パターンの分類に一致が見いだされると、分 類部分は、記憶された散乱パターン又は散乱パターンの分類内の組織と同じ若し くは類似の組織を含むものとして特徴づけられる。従って、分類部分が悪性ガン 組織の散乱パターンに類似する散乱パターンを持つとき、分析部分は悪性ガン組 織を持つものとして特徴づけられる。 一致が見いだされるとき、細胞学分析又は生検を行って組織を構成する物質を 決定する。それにより分析部分を構成する物質を知ることができるので、散乱パ ターンを次ぎに記憶された散乱パターンに追加することができる。 散乱パターンどうしの比較は、上述した組織識別モジュール204にアクセス して処理装置189によってなされる。検出器28が写真フィルムであるとき、 比較は手動によりその写真フィルムを既知の物質の散乱パターンを有する写真フ ィルムと比較することによってなされる。 多数の技術を用いて入射光30を疑わしい組織と一直線上にすることができる 。走査像又は吸収像を現像する走査から事前に疑わしい組織を決定することがで きたならば、走査の際に現れた疑わしい組織の位置に光学装置18を戻すことに よって光学装置18と分析部分のアライメントを自動的に行うことができる。光 学装置18を放線に関して回転することなく乳房32上を移動させて戻すことに よって光学装置18を手動で又は自動的に所望の位置に戻すことができる。この 戻しは、図19に示すように、散乱又は吸収像262上に見えるクルーザー26 0に基づくことができる。該像のクルーザーの位置は乳房32に対する光学装置 18の位置を示すことができる。その結果、クルーザーが像262内の疑わしい 組織264に隣接する位置にあるとき、乳房32が動いていないならば、光学装 置18は、像262の部分が生成されたときに位置して いた位置と同じ位置にある。従って、クルーザーを疑わしい組織264を含む像 の部分と一直線上にすることにより光学装置18を所望の分析部分と一直線上に することができる。 走査によって事前決定がなされなかったときは、分析部分を順番に分析して入 射光30を所望の分析部分と一直線上にする。追加の分析部分に関する分析によ り、該分析部分が前の分析部分よりも更に疑わしい物質を含むことが示されると 、疑わしい物質の量の減少が識別されるまで入射光30を次の部分まで移動する ことができる。 上記光学装置18は乳房32の組織に限定されない。他の組織も分析可能であ る。例えば、肝臓ガンを識別するために肝臓にも適用できる。光学装置は消費者 が買う食肉のような組織にもまた適用できる。 本発明を好ましい実施態様に関して上に説明したが、これらの態様は説明的な ものであり、限定的なものではなく、当業者であれば、発明の趣旨及び添付の請 求の範囲に含まれるような変更及び組み合わせを容易に行うことができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年3月16日(1999.3.16) 【補正内容】 請求の範囲 1. 乳房内の物質を分析する装置であって、 乳房受け空間を形成する1つ又は2以上の構造体と、 乳房通過放線を、前記乳房受け空間内に配置された乳房に入射するように前 記乳房受け空間に向けた光線に形成する光線形成装置であって、乳房が前記光線 の散乱部分を前記光線に対して複数の散乱角度で散乱させるように前記光線は乳 房を通過するように設けた光線形成装置と、 前記光線の前記散乱部分を少なくとも部分的に受けるように配置した検出器 であって、乳房によって異なる散乱角度に散乱させられる前記放線の強さを示す 信号を与える検出器とを、 含んでなる装置。 2. 前記検出器を前記光線の前記透過部分から遮蔽するように配設したフィル タを更に含んでなる請求項1に記載の装置。 3. 前記検出器は、それぞれが前記乳房通過放線の光子を受けたときに信号を 与える複数の検出器要素を含んでなる請求項1に記載の装置。 4. 前記検出器要素の少なくとも一部が前記光線の前記透過部分の外側に散乱 した前記乳房通過放線の光子を受けるように配設されている請求項3に記載の装 置。 5. 前記乳房受け空間に対する前記検出器の位置は、前記各検出器要素が特定 の散乱角度範囲と関連する位置である請求項3に記載の装置。 6. 前記乳房受け空間から前記複数の検出器要素までの離間距離が約1mであ る請求項3に記載の装置。 7. 前記検出器要素は約10μmの幅を有する請求項3に記載の装置。 8. 前記各信号は特定の散乱角範囲と関連する請求項1に記載の装置。 9. 前記各信号は、2アーク秒を含んだ特定の散乱角範囲と関連する請求項1 に記載の装置。 10. 前記検出器を前記乳房受け空間に対して移動させる位置調整機構を更に含 んでなる請求項1に記載の装置。 11. 前記光線形成装置及び前記検出器は前記乳房受け空間を走査することが可 能な請求項1に記載の装置。 12. 前記光線形成装置及び前記検出器は前記乳房受け空間の回りを回転する請 求項1に記載の装置。 13. 前記検出器は前記光線の前記透過部分の強度を示す信号を与える請求項1 に記載の装置。 14. 前記1つ又は2以上の構造体は乳房を支持する下部板を含んでなる請求項 1に記載の装置。 15. 前記1つ又は2以上の構造体は乳房を支持する下部板と、乳房を圧迫する ための上部板を含んでなる請求項1に記載の装置。 16. 前記1つ又は2以上の構造体はカップを含んでなる請求項1に記載の装置 。 17. 前記光線形成装置は、乳房通過放線を、乳房に入射させるように前記乳房 受け空間に向けた1又は2以上の光線に形成する請求項1に記載の装置。 18. 乳房内に物質を分析する装置であって、 乳房受け空間を形成する1つ又は2以上の構造体と、 乳房通過放線を前記乳房受け空間に向けた複数の光線に形成する光線形成装 置であって、前記複数の光線のうちの少なくとも1つが前記乳房受け空間内に配 置した乳房に入射し、放線を散乱させる前記各光線であって、乳房が該各光線の 透過部分を散乱させない前記各光線の散乱部分を前記各光線に対して複数の散乱 角度で乳房が散乱させるように前記複数の光線が乳房を通過するように設けた光 線形成装置と、 前記複数の光線の1又は2以上の光線の前記散乱部分を少なくとも部分的に 受けるように配置した検出器であって、乳房によって異なる散乱角度に散乱させ られる前記複数の光線の1つ又は2以上の光線からの放線の強さを示す信号を与 える検出器とを、 含んでなる装置。 19. 前記複数の光線のうちの1つ又は2以上の光線の前記透過部分から前記検 出器を遮蔽するように配置したフィルタを更に含んでなる請求項18に記 載の装置。 20. 前記検出器は、それぞれが前記乳房通過放線の光子を受けたときに信号を 与える複数の検出器要素を含んでなる請求項18に記載の装置。 21. 前記検出器要素の少なくとも一部は前記光線の前記透過部分の外側に散乱 した前記乳房通過放線の光子を受けるように配置されている請求項20に記載の 装置。 22. 前記乳房受け空間に対する前記検出器の位置は、前記各検出器要素が特定 の散乱角範囲と関連する位置である請求項20に記載の装置。 23. 前記複数の検出器要素の前記乳房受け空間からの離間距離は約1mである 請求項20に記載の装置。 24. 前記検出器要素は約10μmの幅を有する請求項20に記載の装置。 25. 前記各信号は特定の散乱角範囲と関連する請求項18に記載の装置。 26. 前記各信号は、2アーク秒を含む特定の範囲の散乱角範囲と関連する請求 項18に記載の装置。 27. 前記乳房受け空間に対して前記検出器を移動させる位置調整機構を更に含 んでなる請求項18に記載の装置。 28. 前記光線形成装置及び前記検出器は前記乳房受け空間を走査できるように 構成されている請求項18に記載の装置。 29. 前記光線形成装置及び前記検出器は前記乳房受け空間のまわりを回転する ことができるように構成された請求項18に記載の装置。 30. 前記検出器は、乳房によって散乱することなく乳房を透過した前記光線の 部分の強度を示す信号を与える請求項18に記載の装置。 31. 前記1つ又は2以上の構造体は乳房を支持する下部板を含んでなる請求項 18に記載の装置。 32. 前記1つ又は2以上の構造体は乳房を支持する下部板と、乳房を圧迫する 上部板を含んでなる請求項18に記載の装置。 33. 前記1つ又は2以上の構造体はカップを含んでなる請求項18に記載の装 置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 97113446/14 (32)優先日 平成9年7月31日(1997.7.31) (33)優先権主張国 ロシア(RU) (31)優先権主張番号 09/012,244 (32)優先日 平成10年1月23日(1998.1.23) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/012,771 (32)優先日 平成10年1月23日(1998.1.23) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 乳房内の物質を分析するマンモグラフィ装置であって、 乳房配置領域と、 乳房を通過する放線を少なくとも1本の光線に形成する幾何学的構造を有す る光線形成装置と、 乳房が前記乳房配置領域内に置かれたときに前記少なくとも1本の光線から 放線を散乱させる乳房の一部の散乱パターンを検出する検出器とを、 含んでなる装置。 2. 請求項1に記載の装置であって、散乱せずに乳房を透過した前記光線の一 部から前記検出器を遮蔽するフィルタを更に含んでなる装置。 3. 請求項1に記載の装置であって、前記検出器に含まれる複数の検出器要素 のアレイを更に含んでなる装置。 4. 請求項1に記載の装置であって、前記少なくとも1本の光線は狭い幅と、 乳房の全寸法をカバーするのに十分な長さを有する装置。 5. 請求項4に記載の装置であって、前記光線の長さを短くするように調整可 能な絞りを更に含んでなる装置。 6. 請求項1に記載の装置であって、前記乳房配置領域に対して前記検出器を 移動する位置調整機構を更に含んでなる装置。 7. 請求項1に記載の装置であって、前記光線形成装置は前記放線を複数の光 線に形成する装置。 8. 請求項7に記載の装置であって、前記複数の光線の中から選択した光線を 遮蔽する光線遮蔽フィルタを更に含んでなる装置。 9. 請求項1に記載の装置であって、前記乳房配置領域を走査可能なように前 記光線形成装置及び前記検出器を設けた装置。 10. 請求項1に記載の装置であって、前記光線形成装置及び前記検出器を前記 乳房配置領域の回りに回転可能に設けた装置。 11. 請求項1に記載の装置であって、乳房が前記乳房配置領域内に置かれたと きに散乱せずに乳房を透過する前記光線の一部を検出するように前記検出 器を設けた装置。 12. 請求項1に記載の装置であって、前記光線形成装置はコリメータである装 置。 13. 請求項1に記載の装置であって、前記光線形成装置はクラツキコリメータ である装置。 14. 請求項1に記載の装置であって、前記光線の幅を変えることができるよう に前記光線形成装置の寸法を調整可能に設けた装置。 15. 請求項1に記載の装置であって、前記光線形成装置を該光線形成装置の長 手方向の軸回りに回転可能に設けた装置。 16. 請求項1に記載の装置であって、前記検出器は、散乱せずに乳房を透過し た前記光線の一部から前記検出器を遮蔽するための不透過部分を含んでなる装置 。 17. 乳房内の物質を分析するマンモグラフィ装置であって、 乳房配置領域と、 放線を少なくとも1本の放射光線に形成する光線形成装置と、 乳房によって散乱した前記光線の一部と、散乱せずに乳房を透過した前記光 線の一部を検出する検出器とを、 含んでなる装置。 18. 請求項17に記載の装置であって、散乱せずに乳房と透過した前記光線 の一部から前記検出器を遮蔽するフィルタを更に含んでなる装置。 19. 請求項17に記載の装置であって、前記光線形成装置は前記放線を複数の 光線に形成する装置。 20. 請求項17に記載の装置であって、前記放線源と、前記光線形成装置と、 前記検出器は前記乳房配置領域を走査できる装置。 21. 請求項17に記載の装置であって、前記放線源と、前記光線形成装置と、 前記検出器は前記乳房配置領域の回りを回転する装置。 22. 請求項17に記載の装置であって、前記少なくとも1つのナロービームは 、乳房の全寸法に渡って入射するように十分な長さを有するナロービームである 装置。 23. 請求項17に記載の装置であって、前記光線形成装置を該光線形成装置の 長手方向の軸回りに回転可能に設けた装置。 24. 乳房内の物質を分析するマンモグラフィ装置であって、 放線源からの放線を少なくとも1本の放射光線に形成する装置と、 放線検出器と、 散乱せずに乳房を透過した前記少なくとも1本の放射光線の部分から前記検 出器を遮蔽するフィルタとを、 含んでなる装置。 25. 請求項24に記載の装置であって、前記少なくとも1本の放射光線は複数 の光線を含み、前記フィルタは、散乱せずに乳房を透過した複数の光線のそれぞ れの部分から前記検出器を遮蔽する複数の不透過部分を含んでなる装置。 26. 乳房内に物質を分析するマンモグラフィ装置であって、 乳房配置領域と、 乳房が前記乳房配置領域内に置かれたときに乳房の全寸法に入射するのに十 分な長さを有する少なくとも1本のナロービームに形成する幾何学的形状を備え る光線形成装置と、 乳房が前記乳房配置領域内に置かれたときに前記少なくとも1本の光線から 放線を散乱させる乳房の一部の散乱パターンを検出する検出器とを、 含んでなる装置。 27. 請求項26に記載の装置であって、前記光線は20−120μmの幅を有 する装置。 28. 請求項26に記載の装置であって、前記光線は180−240mmの長さ を有する装置。 29. 乳房内の物質を分析するマンモグラフィ装置であって、 自己の長手方向軸回りに回転し乳房通過光線を少なくとも1本の光線に形成 する幾何学的形状を備える光線形成装置と、 前記光線形成装置が前記長手方向軸回りに回転する際に、前記少なくとも1 本の光線を受ける検出器とを、 含んでなる装置。 30. 人体部分内の少なくとも1つの物質を識別する方法であって、 人体部分の散乱パターンを決定し、 前記決定された散乱パターンを既知の物質の散乱パターンと比較する、 ことを含んでなる方法。 31. 前記人体部分が乳房である請求項30に記載の方法。 32. 前記比較を処理装置によって行う請求項30に記載の方法。 33. 前記散乱パターンを小角度散乱に関して決定する請求項31に記載の方法 。 34. 請求項31に記載の方法であって、 前記決定された散乱パターンを既知の物質の散乱パターンの1つと比較し、 前記人体部分の前記部分を一致した散乱パターンの物質を有するものとして 特徴づけることを、 更に含んでなる方法。 35. 請求項31に記載の方法であって、 前記散乱パターンの決定の前に、前記人体部分の前記部分内に疑わしい物質 が存在することを示す事前調査を行うことを更に含んでなる方法。
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