JP2001523880A - 進入/退出ポート付きのカートリッジライブラリおよびその操作方法 - Google Patents

進入/退出ポート付きのカートリッジライブラリおよびその操作方法

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JP2001523880A
JP2001523880A JP2000521526A JP2000521526A JP2001523880A JP 2001523880 A JP2001523880 A JP 2001523880A JP 2000521526 A JP2000521526 A JP 2000521526A JP 2000521526 A JP2000521526 A JP 2000521526A JP 2001523880 A JP2001523880 A JP 2001523880A
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magazine
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ブラッド ダブリュー. フィルキンズ,
ウイリアム アール., ジュニア ブレナン,
カール ダブリュー. フェイビアン,
Original Assignee
エクサバイト・コーポレーション
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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/675Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes
    • G11B15/68Automatic cassette changing arrangements; automatic tape changing arrangements
    • G11B15/682Automatic cassette changing arrangements; automatic tape changing arrangements with fixed magazines having fixed cassette storage cells, e.g. in racks
    • G11B15/6825Details of magazines, e.g. removable, adapted for cassettes of different sizes
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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Abstract

(57)【要約】 自動化カートリッジライブラリ(2230)は、カートリッジ運搬システム(2240)を有し、これは、カートリッジ格納部(2234)とドライブ部(2238)との間で、情報記憶媒体のカートリッジを運搬する。このカートリッジ格納部は、積み重ねたマガジン保持ドラム(2235)および進入/退出マガジンキャリヤー(2236)を包含する。この進入/退出マガジンキャリヤーは、ドッキング位置から進入/退出ポート位置へと往復運動して、それにより、進入/退出マガジン(70)を、このドッキング位置とこの進入/退出位置との間で運ぶ。この進入/退出マガジンは、このドッキング位置にあるとき、このカートリッジ運搬システムによりアクセス可能であり、また、この進入/退出位置にあるとき、進入/退出ドア(2310)を通って手でアクセス可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (背景) 本願は、米国特許出願第08/971,043号(これは、1997年11月
14日に出願され、「CARTRIDGE LIBRARY AND METH
OD OF OPERATION THEREOF」の表題であり、その内容は
、本明細書中で参考として援用されている)の一部継続出願である。
【0002】 (1.発明の分野) 本発明は、情報の格納に関し、特に、自動カートリッジ取扱システム(例えば
、カートリッジライブラリ)に関し、これは、磁気テープのカートリッジまたは
カセットを格納する。
【0003】 (2.関連技術および他の要件) 情報の経済的で簡潔な保存は、特に、コンピューターが多くの分野(例えば、
視聴覚器材および/またはマルチメディア)で新しい可能性を拡げていくにつれ
て、コンピューター工業において、ますます重要となっている。
【0004】 コンピューターの初期では、保存を必要とする情報は、コンピューターからテ
ープドライブへと伝達され得、その結果、この情報は長いリールのテープに磁気
的に記録され、そこから読み込まれた。このテープへの記録操作が完了すると、
例えば、このリールは、このテープドライブから手動で取り外され、そしてラッ
クに取り付けられた。次いで、もし必要なら、このラックからの他のリールは、
入力操作(テープ読み込み)または出力操作(テープへの記録)のいずれかのた
めに、このドライブに手動で取り付けることができた。
【0005】 最終的に、カートリッジに磁気テープを入れることが普及するようになり、こ
のカートリッジは、従来のテープリールよりもかなり小さかった。音の情報(例
えば、音楽)を再生するための「テープデッキ」に装填できる型のテープカート
リッジが多くの人に知られているものの、コンピューターデータのような情報を
保存するのに、類似のカートリッジ(大きさは異なるものの)が使用できること
は、それ程一般的には知られていない。多年にわたって、現在の磁気テープカー
トリッジは(これは、コンピューターバックアップが挙げられるが、これらに限
定されない)、効率的で効果的なデータ記憶媒体であることが判明している。
【0006】 大型コンピューターシステムは、多数のカートリッジにアクセスする必要があ
った。この目的のために、これらのカートリッジを自動的にコンピューターに利
用できるようにするために、カートリッジ用の自動カートリッジ取扱システムま
たはライブラリが提案されている。これらの多くの自動ライブラリはジュークボ
ックスに似ている。典型的には、従来の自動カートリッジライブラリは、カート
リッジ用の一連の格納位置、1個またはそれ以上のテープドライブ、およびある
種の自動チェンジャーまたはカートリッジ係合/運搬機構(これは、カートリッ
ジを取出しまたは握り、そしてこのカートリッジを格納位置とこのテープドライ
ブとの間で移動させるためにある)を有する。
【0007】 以下の米国特許(これらは、全て、本願と同じ譲渡人に譲渡されており、その
内容は、本明細書中で参考として援用されている)は、自動カートリッジライブ
ラリ、およびそのサブコンポーネント(カートリッジ係合/運搬機構およびカー
トリッジ収容用の格納ラックおよびマガジンを含めて)の種々の構成を開示して
いる: Hergerらの米国特許第4,984,106号(これは、「CARTRI
DGE LIBRARY SYSTEM AND METHOD OF OPE
RATION THEREOF」の表題である)。
【0008】 Sillsらの米国特許第4,972,277号(これは、「CARTRID
GE TRANSPORT ASSEMBLY AND METHOD OF
OPERATION THEREOF」の表題である)。
【0009】 Youngloveの米国特許第5,059,722号(これは、「READ
ING METHOD AND APPARATUS FOR CARTRID
GE LIBRARY」の表題である)。
【0010】 Marloweの米国特許第5,103,986号(これは、「CARTRI
DGE RACK」の表題である)。
【0011】 Marloweの米国特許第5,237,467号および5,416,653
号(これは、「CARTRIDGE HANDLING APPARATUS
AND METHOD WITH MOTION−RESPONSIVE EJ
ECTION」の表題である)。
【0012】 Woodruffらの米国特許第5,498,116号(これは、「ENTR
Y−EXIT PORT FOR CARTRIDGE LIBRARY」の表
題である)。
【0013】 Woodruffらの米国特許第5,487,579号(これは、「PICK
ER MECHANISM FOR DATA CARTRIDGES」の表題
である)。
【0014】 Woodruffらの米国特許第5,718,339号(これは、「CART
RIDGE RACK AND LIBRARY FOR ENGAGING
SAME」)。
【0015】 一部のカートリッジライブラリは、そのハウジングの前面パネルにて、特別な
ドアまたはアクセス(これは、時には、「進入/退出ポート」として知られてい
る)を有し、そこを通って、操作者は、このライブラリの前面パネルまたはメイ
ンドア全体を開けることなく、このライブラリの在庫に装填するために、カート
リッジを手動で挿入できる。例えば、Exabyte EXB−120カートリ
ッジライブラリでは、進入/退出カートリッジホルダー(これは、単一カートリ
ッジを保持する)は、このハウジングの前面パネルにある進入/退出ポートと、
このライブラリハウジングの内部にある一時的ステーションとの間で、往復運動
される。この進入/退出カートリッジホルダーが、この進入/退出ポートに到達
したとき、この進入/退出カートリッジホルダーは、それによって運ばれる単一
カートリッジがこのライブラリハウジングの前面パネルから部分的に突出するよ
うに、この進入/退出ポートドアを通って、このカートリッジをすくい上げ、そ
の結果、操作者は、突出しているカートリッジを握ることができる。この進入/
退出カートリッジホルダーが、この一時的ステーションにあるとき、カートリッ
ジピッカー機構は、カートリッジを、このライブラリにあるマガジン(またはド
ライブ)からこの一時的ステーションへと移動させるか、またはこの一時的ステ
ーションに新たに入ったカートリッジをマガジン(またはドライブ)へと移動さ
せる。
【0016】 進入/退出の他のスキームもまた、公知である。例えば、米国特許第5,49
8,116号では、進入/退出運搬アームが移動して、進入/退出運搬平面で旋
回し、このような平面で拡張可能である。他の例としては、Lindらの米国特
許第4,779,151号は、新規カートリッジの導入のためのレセプタクル型
スキームを示しており、ここで、カートリッジライブラリのハウジングには、回
転式装填および取出機構が設けられている。
【0017】 好ましくは、進入/退出設備の使用および操作は、カートリッジライブラリの
継続中の操作を妨害すべきではない。言い換えれば、この進入/退出ポートが使
用されている間、このカートリッジライブラリの残りの部分は、操作可能のまま
とどまるべきである。さらに、このカートリッジライブラリの残りの部分の継続
操作は、この進入/退出ポートを使用している操作者に傷害を与える可能性があ
ってはならない。
【0018】 従って、必要なこと、および本発明の目的は、進入/退出ポートを有するカー
トリッジライブラリであって、このカートリッジライブラリの残りの部分の継続
的で安全な使用を許容するカートリッジライブラリにある。
【0019】 (発明の要旨) 自動化カートリッジライブラリは、カートリッジ運搬システムを有し、これは
、カートリッジ格納部とドライブ部との間で、情報格納媒体のカートリッジを運
搬する。このカートリッジ格納部は、複数の積み重ねたマガジン保持ドラムおよ
び進入/退出マガジンキャリヤーを包含する。この進入/退出マガジンキャリヤ
ーは、ドッキング位置から進入/退出ポート位置へと直線的往復運動して、それ
により、この進入/退出マガジンを、このドッキング位置とこの進入/退出位置
との間で運ぶ。この進入/退出マガジンは、このドッキング位置にあるとき、こ
のカートリッジ運搬システムによりアクセス可能であり、また、この進入/退出
位置にあるとき、進入/退出ドアを通って手でアクセス可能である。この進入/
退出位置では、この進入/退出マガジンキャリヤーは、この進入/退出ドアを通
って、そこからのこの進入/退出マガジンまたはカートリッジの取出を容易にす
るが、このマガジンキャリヤーを超えたこのキャビネットの内部への手の侵入を
防止する。この進入/退出位置では、この進入/退出マガジンキャリヤーは、こ
の進入/退出ドアが形成されているキャビネット壁に対して、実質的に同一平面
上に配置されている。この進入/退出マガジンキャリヤーは、シュラウドキャリ
ヤーハウジングを包含し、このシュラウドキャリヤーハウジング(Shroud
ed carrier housing)は、この進入/退出ドアに向いた面以
外は、実質的に閉じている。このライブラリは、さらに、制御装置を包含し、こ
の制御装置は、この進入/退出マガジンがこの進入/退出位置にある限り、この
進入/退出ドアが開いている間、このカートリッジ運搬システムの連続操作を可
能にする。
【0020】 (図面の詳細な説明) 以下の説明では、限定ではなく説明の目的で、本発明を完全に理解するために
、特定の詳細(例えば、特定の構造、境界面、技法など)が述べられている。し
かしながら、本発明は、これらの特定の詳細から外れた他の実施態様で実行し得
ることは、当業者に明らかである。他の場合には、周知の装置、回路および方法
の詳細な説明は、不要な詳細で本発明の説明を分かりにくくしないように、省略
される。
【0021】 図1は、本発明の第一実施態様によるカートリッジ取扱ライブラリ30の一部
を示す。一般に、ライブラリ30は、ライブラリフレーム32、ドラム様カート
リッジ格納部34;フレーム32内に形成されたドライブ部38;およびカート
リッジ運搬システム40を包含する。
【0022】 フレーム32は、キャビネット42を包含し、その上には、軸44の周りで回
転するために、ドラム様カートリッジ格納部34が取り付けられている。ドライ
ブ部38は、カートリッジ格納部34の下のキャビネット42に位置している。
制御装置46は、マイクロプロセッサの形態をとり得るが、例えば、ライブラリ
30内に位置しており、そして回路基板に取り付けることができる。制御装置4
6は、ライブラリ30の操作を管理し調整するために、ライブラリ30を構成す
る種々のモーターおよびセンサに操作可能に接続されている。
【0023】 図2および図3に見られるカートリッジ格納部34は、ドラム50を包含し、
これは、一般に、六角形の形状である。ドラム50は、ドラム中心円筒ポスト5
2および6個のマガジン取付アセンブリ60から構成される。ドラム50の回転
は、伝導系(例えば、伝導ベルト58)によりドラム50に操作可能に連結され
たドラムモーター56により、達成される。マガジン取付アセンブリ60の1個
は、図4A〜図4Cで示されている。各マガジン取付アセンブリ60は、カート
リッジマガジン70と係合するように、適合される。
【0024】 図4A〜図4Dは、ライブラリ30で使用するマガジン取付アセンブリ60を
示す。各マガジン取付アセンブリ60は、本質的に平坦で長方形の取付板100
を有する。マガジン取付アセンブリ60の後部102は、中心円筒ポスト52と
接触するために、本質的に楔形状を有する。図5および図6で後ろから示すよう
に、マガジン取付アセンブリ60の後部102は、2個のドエル104を有し、
これらは、中心円筒ポスト52の対応する穴に挿入される。
【0025】 マガジン取付アセンブリ60の後部102は、2個の側壁103を有し、これ
らは、ドラム中心円筒形ポスト52の中心の方へ放射状に延長している。2個の
側壁103は、頂点(これは、ドラム中心円筒形ポスト52の中心となる)で合
流せず、その代わりに、アーチ形または凹面マガジン後壁105により、切断さ
れている(図4Bおよび図4Cを参照)。アーチ形マガジン後壁105は、ドラ
ム中心円筒形ポスト52の外周壁と隣接するとき、3本の(垂直な)接触線を提
供するように、形成される。これらの接触線のうちの2本は、2個の後壁端面1
06により設けられ、第三の接触線は、マガジン後壁105から僅かに突出して
いる2個の整列領域108により、設けられる(図4Bを参照)。これらの3本
の接触線は、成形したアセンブリ60の全後壁105をこのドラムのチューブの
外周と合致させる必要性をなくす。マガジン後壁105は、2個のドエル104
を有し、これらは、ドラム中心円筒形ポスト52の対応する穴に嵌めるために、
そこから延長している。1個のマガジン取付アセンブリ60とドラム中心円筒形
ポスト52との関係は、図5で示されている。後部102(例えば、側壁103
)の楔形状は、図2から識別されるように、隣接しているパイ片とある程度同じ
様式で、ドラム中心円筒形ポスト52の周りでの複数のマガジン取付アセンブリ
60の配置を容易にする。
【0026】 マガジン取付アセンブリ60は、さらに、マガジン支持棚110、マガジン案
内フランジ112、および弾性マガジン保持機構114を有する。マガジン案内
フランジ112は、取付板100に関して、角度を付けて傾いており、その前面
の一連の固有マガジン案内リブ120(図4を参照)およびその後面の一連の隣
接マガジン案内リブ122(図5を参照)の両方を有する。各マガジン取付アセ
ンブリ60は、その右側に、マガジン案内フランジ112が1個だけ形成されて
いるものの、その左側では、マガジン取り付けアセンブリ60は、隣接マガジン
取付アセンブリ60の案内フランジ112を充分に利用している。それゆえ、カ
ートリッジマガジン70をマガジン取付アセンブリ60に挿入するとき、その中
での案内は、カートリッジマガジン70が挿入されるマガジン取付アセンブリ6
0上の固有マガジン案内リブ120によるだけでなく、隣接マガジン取付アセン
ブリ60上の隣接マガジン案内リブ122によっても、容易にされる。
【0027】 各マガジン取付アセンブリ60の案内フランジ112は、カートリッジラベル
のような標識を支える位置を有する。各マガジン取付アセンブリ60の案内フラ
ンジ112上の固有マガジン案内リブ120間では、第一組の標識ファセット1
23がある(図4Aを参照)。各標識ファセット123は、カートリッジラベル
(例えば、図4Aで示すような裏に糊を付けたバーコード付きラベル124)を
有し得る。各ラベル124は、マガジン70で形成された複数のセルの整列した
1個に対応している。マガジン70は、以下で述べるような5個のセルを有する
ので、各セルには、ラベル124を有するファセット123が整列されている。
【0028】 図4Dで示すように、第二の交互組の標識ファセット123’は、例えば、マ
ガジン案内リブ122間にて、マガジン取付アセンブリの案内フランジ112の
他面に設けられている。図4Dは、ラベル124’を有する標識ファセット12
3’を示す。第二組の標識ファセット123’を使用すると、標識124’は、
このカートリッジのバーコード陥凹部形状と平行な平面にあるが、そのZ軸では
、異なる深さである。
【0029】 その中心では、マガジン取付アセンブリ60の取付板100は、長方形の開口
部を有し、これは、マガジン取付アセンブリ60にある内部空洞128と連絡し
ている(図2を参照)。例えば、図4Aで示した1実施態様では、内部空洞12
8は、その中に、成形された2個のファスナーアンカー129が取り付けられて
いる。長方形の反射板130は、内部空洞128の出入口に合うような大きさに
される。反射板130は、陥凹ファスナー132(そのシャフトは、後部102
のファスナーアンカー129で、ネジを切って収容されている)により、取付板
100で固定される。反射板130は、光学的な反射性の材料(例えば、白色プ
ラスチック)から形成されているか、またはそれで被覆されている。
【0030】 他の実施態様では、図44Aおよび図44Bで示すように、反射板130’は
、マガジン取付アセンブリ60の内部空洞128へのスナップ嵌め込みを有する
ように、形成される。この点で、反射板130’は、その下端からぶら下がって
いる長方形のボス134を有する。ボス134は、マガジン取付アセンブリ60
に形成された対応する長方形の穴に嵌る。その後面の上部では、反射板130’
は、2個の間隔を開けて配置された戻り止め136を有し、これらは、その遠位
末端上のプロング138を上方に弾性的に反らして、マガジン取付アセンブリ6
0の空洞128を取り囲んでいる内部リムを捕捉する。ファスナー固定実施態様
と同様に、反射板130は、光学的な反射性の材料から形成されているか、また
はそれで被覆されている。
【0031】 図7〜図13は、ライブラリ30のマガジン取付アセンブリ60へと挿入する
ように適合されたカートリッジマガジン70を示す。カートリッジマガジン70
は、右側壁150;左側壁152;頂壁154;および底部160を有する。頂
壁154は、3個の山形突出部164を有し、これらは、弾性マガジン保持機構
114により、係合される。右側壁150は、6個のチャンネル166を有し、
これらは、マガジン取付アセンブリ60に設けられた固有マガジン案内リブ12
0を収容するような外形にされている。ベイ168は、チャンネル166間およ
び/またはそれに隣接して設けられている。その内部では、各ベイ168は弾性
カートリッジ係合タング170を収容する。
【0032】 カートリッジマガジン70の底部160は、底壁172を包含し、その上には
、一対の僅かに高くした傾斜路174が形成されている。底壁172からは、マ
ガジン棚180が突出している。マガジン棚180は、その周りに、垂直スカー
ト182が形成されている。マガジンスカート182は、その前面に、刻印19
0が形成されている。刻印190は、多角形(例えば、図示した実施態様では、
三角形)であり、これは、頂点(例えば、頂点193)で合流している2個の側
面(例えば、側面191、192)を有する。刻印190は、カートリッジマガ
ジン70のスカート182と同一平面上にはない。特に、図示した実施態様では
、刻印190は、スカート182内で凹んでいる。刻印190の側のこの陥没ま
たは傾斜は、刻印190に近接した任意の不要な反射を防止する。さらに、刻印
190は、好ましくは、スカート182とは対照的な色または対照的な反射性を
有する。例えば、刻印190は、白色であり得るのに対して、カートリッジマガ
ジン70の残りの部分は、黒色であり得る。1実施態様では、刻印190は、マ
ガジン棚180を通って延長している三角形の開口部により形成され、この開口
部をその後部から覆うために、マガジン棚180の後部には、白色の反射テープ
が付着されている。
【0033】 カートリッジマガジン70は、複数のセルを規定する。図示した実施態様では
、カートリッジマガジン70は、5個のセル200を規定する。4個の隔壁20
1〜204は、カートリッジマガジン70の内部を5個のセル200に分割する
のに役立つ。その上面および下面の両方では、各隔壁は、傾斜路174と類似し
た傾斜路を有する。各セル200は、単一のカートリッジを収容し、従って、そ
の中に挿入されたカートリッジの側面と係合するために、弾性カートリッジ係合
タング170の付随した1個を有する。
【0034】 例えば、図8および図11で示すように、カートリッジマガジン70は、マガ
ジン後壁220を有する。マガジン後壁220は、その中に、開口部の2個のカ
ラム222、224が形成されている。今後は、カラム222の開口部は、単に
、開口部222と呼び、そしてカラム224の開口部は、単に、開口部224と
呼ぶことにする。各セル200は、それゆえ、2個の開口部を有し、各カラムか
ら1個ずつ(すなわち、開口部222および開口部224)である。
【0035】 図3は、ライブラリ30のマガジン取付アセンブリ60に挿入されたカートリ
ッジマガジン70を示し、カートリッジ90は、既に、カートリッジマガジン7
0のセル200の1個に挿入されている。特に、図3は、カートリッジマガジン
70の頂部から第4セルに挿入されたカートリッジ90を示す。図3でカートリ
ッジ90の上にある3個のセルでは、カートリッジ90の下にあるセル(例えば
、カートリッジマガジン70の5番目のセル)と同様に、その開口部222およ
び224のカラムを備えたマガジン後壁220が見える。開口部222、224
を通って、マガジン取付アセンブリ60の反射板130が露出している。
【0036】 図6は、いかにして、ドラム中心円筒形ポスト52がライブラリフレーム32
に取り付けられるかを示している。先に示したように、フレーム32は、キャビ
ネット42を包含し、その上には、ドラム様カートリッジ格納部34が回転用に
取り付けられている。ネジ250およびナット252は、ドラム中心円筒形ポス
ト52の底部スピンドル254をキャビネット42に固定する。ベアリング25
6は、底部スピンドル254を覆ってその周りに嵌め込まれる。ドラム中心円筒
形ポスト52は、チューブ部分258を包含し、これは、ベアリング256に載
っており、また、底部スピンドル254を覆ってその周りに嵌め込まれる。チュ
ーブ258の上端は、上部スピンドル260により閉じられるが、これは、ファ
スナー262により、チューブ258に固定される。上部スピンドル260は、
円筒形ネック264を有し、これは、フレーム交差部材268の円形開口部26
6を通って、延長している。また、スピンドル260の円形ネック264の上に
は、ドラム中心円筒形ポスト52の回転運動を容易にするために、波形ワッシャ
ー270およびベアリング272が嵌められている。ベアリング272は、その
上を覆って、ベアリングキャップ274が形成され、これは、ファスナー276
により、フレーム交差部材268に固着されている。プーリー280は、ファス
ナー282により、スピンドル260の円筒形ネック264の上部に固着されて
いる。プーリー280は、伝動ベルトにより、モーター(これは、全中心円筒形
ポスト52だけでなく、そこに固定されたマガジン取付アセンブリ60およびマ
ガジン取付アセンブリ60に取り付けられたマガジン70を回転する)に取り込
まれている。図6はまた、ドラム中心円筒形ポスト52の穴290を示し、そこ
に、マガジン取付アセンブリ60のドエル104(図4Bおよび図4Cを参照)
が挿入される。
【0037】 図1で示すように、カートリッジ運搬システム700は、グリッパー垂直運搬
サブシステム302および水平運搬サブシステム304と共に、カートリッジグ
リッパーアセンブリ300を包含する。垂直運搬サブシステム302は、トラッ
ク306を包含し、それに沿って、カートリッジグリッパーアセンブリ300は
、垂直方向モーター308の出力下にて、垂直に移動できる。同様に、水平運搬
サブシステム304は、トラック310を包含し、それに沿って、カートリッジ
グリッパーアセンブリ300は、水平モーター(図1では、視野から隠れている
)の出力下にて、水平に移動する。このようなトラックおよびモーターは、従来
のものであり、それらの例は、本明細書中で参考として援用した文献で提供され
ている。
【0038】 カートリッジグリッパーアセンブリ300は、図14で示されており、これは
、グリッパー基部320およびグリッパー並進運動部322を包含する。図15
は、グリッパー並進運動部322を示し、これは、その内部部品を露出させるた
めに、グリッパー基部320から取り外され、そして逆転位置で、逆さまにされ
ている。
【0039】 グリッパー基部320は、事実上、正方形で上部が開いた箱の形状を有し、底
壁330、側壁332、前壁334および後壁336を包含する。底壁330に
は、側壁332および後壁336の交差点に近接して、照射源(例えば、レーザ
ー340)が取り付けられている。レーザー340は、前壁334の整列ノッチ
344を通って向けられた光線342を放射する(図14を参照)。
【0040】 レーザー光線ノッチ344を有することに加えて、グリッパー基部320の前
壁334は、その上に、2個のセンサ(特に、カートリッジ不在センサ350お
よびセンサ352)が取り付けられている。センサ352は、バーコード読込セ
ンサおよび較正センサとして供される。
【0041】 図14で示すように、グリッパー基部320は、親ネジ360を有し、これは
、その前壁334と後壁336との間で、回転可能に保持されている。親ナット
362は、親ネジ360とネジ的に係合し、そしてグリッパー並進運動部322
に接続されている。この接続によって、親ネジ360を回転すると、カートリッ
ジ格納部40に向かう方向またはそこから離れる方向(例えば、図14での矢印
364の方向)で、グリッパー並進運動部322の移動が起こる。親ネジ360
の回転は、図示していないモーター(これは、グリッパー基部320に位置して
いる)により、達成される。この図示していないモーターは、図16で示したモ
ータープーリー370を有する。モータープーリー370は、ベルト371によ
り、プーリー372(これは、親ネジ360の末端に取り付けられている)に接
続されている。
【0042】 グリッパー並進運動部322は、側壁380を有し、これは、親ナット362
が係合する突出部を運ぶ。図15は、グリッパー基部320から取り外して逆さ
まにしたグリッパー並進運動部322を示し、側壁380は取り外されている。
それゆえ、グリッパー並進運動部322の部品は、図15で示すように、反転さ
れている。
【0043】 図15で示すように、グリッパー並進運動部322は、間隔を開けて配置され
た2個のグリッパーフィンガー400を包含し、その間では、カートリッジが選
択的に係合される。グリッパーフィンガー400は、全体的なグリッパー作動機
構(これは、グリッパー旋回点402、グリッパーフィンガー400を親ネジナ
ット406に接続するための連結部404、ナット406がその上を移動する回
転可能親ネジ408、および親ネジ408を選択的に回転させるためのステップ
モーター410を包含する)の一部を形成する。親ネジ408がモーター410
の作動により回転するにつれて、ナット406は、親ネジ408に沿って移動し
、そしてナット406の移動方向(これは、親ネジ408の回転方向に依存して
いる)に従って、フィンガー400の開放または閉鎖させる。グリッパー並進運
動部322のグリッパー作動機構の構造および操作は、「PICKER MEC
HANISM FOR DATA CARTRIDGES」の表題のWoodr
uffらの米国特許第5,487,579号(その内容は、本明細書中で参考と
して援用されている)を参照すると、理解できる。
【0044】 図18は、ライブラリ30でのセル位置を捜し出すことが関与した工程を示す
。図18の工程の実行は、制御装置46により、調整され管理される。工程18
−1では、ドラム50は、選択したマガジン取付アセンブリ60が、カートリッ
ジグリッパーアセンブリ300に直面するように名目的に配向されるまで、モー
ター56により回転される。この点で、ドラム50は、その上に取り付けた図示
していない機械的フラッグを有し、これは、ドラム50がホーム位置にあるとき
、センサを作動させる。ドラム50のモーターは、位置エンコーダを有する。制
御装置46は、ドラム50の6個の面の各々をカートリッジグリッパーアセンブ
リ300に提示するために、このホーム位置から必要なエンコーダの数を認識す
る。
【0045】 工程18−2では、カートリッジグリッパーアセンブリ300は、カートリッ
ジマガジン70上の刻印190と適当に整列するために、第一名目垂直位置に並
進される。制御装置46は、308を作動することにより、垂直整列を達成する
(図1を参照)。工程18−2の名目垂直位置は、座標Y1と呼ばれる。名目垂
直位置を表示する座標(例えば、Y1)は、制御装置46がアクセスできるメモ
リーに保存されている。
【0046】 カートリッジグリッパーアセンブリ300を、カートリッジマガジン70上の
刻印190と名目上に垂直に整列すると、工程18−3では、カートリッジグリ
ッパーアセンブリ300は、刻印190を横切る第一レーザー掃引を見越して、
左側に水平に移動される。次いで、工程18−4では、カートリッジグリッパー
アセンブリ300は、レーザー340を作動させつつ、限定範囲の水平運動によ
って、水平に(図1では右側)移動され、それにより、第一掃引が達成される。
このような第一掃引は、図17にて、ラインY1で図示されている。第一掃引中
にて、グリッパー基部320の前壁334にあるセンサ352は、2つの反射率
変化を検知する。特に、センサ352は、点PAでの第一反射率変化および点PB での第二反射率変化を検知する。例えば、刻印190の内部が白色であり、そし
てカートリッジマガジン70の残りの部分が黒色なら、センサ352は、点PA にて、黒色から白色への変化を検知し、そして点PBにて、白色から黒色への変 化を検知する。
【0047】 工程18−5では、制御装置46は、点PAおよび点PBの座標を決定する。点
Aおよび点PBの垂直座標は、Y1であるのに対して、他の座標は、この反射率
変化の時点にて、このモーター(例えば、モーター308)の位置エンコーダ読
み出し情報から得られる。
【0048】 工程18−6は、刻印190の第二掃引の準備を包含する。このような準備で
は、グリッパーアセンブリ300の垂直高さは、第二名目垂直位置に変えられる
。例えば、図17で示した例では、第二名目垂直位置は、Y2であり、これは、
Y1よりも所定値だけ低い。もし、この第二掃引が、この第一掃引と同じ方向で
あるのが望ましいなら、この第二掃引作製の一部として、カートリッジグリッパ
ーアセンブリ300は、刻印190の位置を過ぎて、水平に戻される。
【0049】 工程18−7では、刻印190の第二掃引は、カートリッジグリッパーアセン
ブリ300を垂直位置Y2にしレーザー340を作動させつつ、限定範囲の水平
運動によって、カートリッジグリッパーアセンブリ300を再度移動することに
より、実行される。この第二掃引は、図17では、線Y2により図示されている
。この第二掃引中にて、グリッパー基部320の前壁334にあるセンサ352
は、再度、2つの反射率変化を検知する。特に、この第二掃引では、センサ35
2は、点PCでの第一反射率変化および点PDでの第二反射率変化を検知する。次
いで、工程18−8では、工程18−5と同様の様式で、制御装置46は、点P C および点PDの座標を決定する。点PCおよび点PDの垂直座標は、Y2であるの
に対して、他の座標は、この反射率変化の時点にて、これらのモーターのタコメ
ーター読み出し情報から得られる。
【0050】 工程18−9は、制御装置46が刻印190の線191および192の等式を
決定することを包含する。点PAおよび点PCの座標が線191にて既知であり、
また、点PBおよび点PDの座標が線192にて既知であるので、線191および
192の決定は、容易に実行される。次いで、線191および192の等式を認
識すると、工程18−10にて、制御装置46は、線191および192の交差
点を決定し、それにより、刻印190の頂点193を決定する。すなわち、刻印
190の座標が計算され、そしてカートリッジマガジン70のための正確な参照
位置として、保存される。
【0051】 一旦、上記様式で、カートリッジマガジン70に対して、刻印190の頂点1
93の座標が正確に決定されると、制御装置46は、カートリッジマガジン70
中の各セル200に対する座標を決定できる。この点で、制御装置46は、標準
カートリッジ90に対して、刻印頂点からの各セルの補正値を代表する保存値を
有する。例えば、図3で示した状況では、カートリッジ90がマガジン棚180
の上の2番目のセルに格納されているが、第二セルに対する標準補正値は、(工
程18−10で算定されるように)、頂点193に対するY座標に加えられる。
工程X−12は、標的セル(そこからカートリッジが回収されるか、またはそこ
にカートリッジが挿入される)に対する座標に移動しているカートリッジグリッ
パーアセンブリ300を示す。
【0052】 図18の手順(ここで、カートリッジグリッパーアセンブリ300は、各カー
トリッジマガジン70と正確に整列され、次いで、マガジン取付アセンブリ60
にある標的セルと正確に整列される)は、ライブラリ30にある複数のマガジン
取付アセンブリ60の各々に対して、繰り返される。本発明の1様式では、各カ
ートリッジマガジン70の位置は、カートリッジマガジン70が関与している各
操作(例えば、カートリッジマガジン70の各アクセス)について、図18の工
程により、得ることができる。あるいは、各カートリッジマガジン70に対する
頂点90の座標、およびカートリッジマガジン70のセルの各々に対してそれか
ら得られる垂直補正値は、参考のために、制御装置46により、メモリーに保存
できる。その後、この交互モードにて、制御装置46は、メモリーに保存された
座標にアクセスすることのみを必要とする。いずれのモードでも、本発明は、全
てのマガジンがこのドラムの参照位置から一定の補正値を有すると仮定した手法
よりも優れている。
【0053】 図18を参照して上で記述した様式で、カートリッジグリッパーアセンブリ3
00を標的セルに移動した後、カートリッジ90は、実際に、標的セル内に存在
しているかどうか、またはこの標的セルは空であるか(すなわち、予定のカート
リッジが存在しない)を決定しなければならない。さらに、少なくとも上記の交
互様式を参照して、カートリッジマガジン70の引き続いたアクセスのために、
カートリッジ90が予定したセルにないとき、その代わりに、全カートリッジマ
ガジン70が存在していないことを確認すべきである。これらのカートリッジ/
マガジン感知操作は、図19を参照して、記述する。
【0054】 図19は、カートリッジが予定セルに存在しているか不在であるか、またはカ
ートリッジマガジン70が全く存在していないことさえ、決定することを包含す
る。図19では、カートリッジグリッパーアセンブリ300は、先に述べた様式
で、その標識セルの垂直高さに達すると推定される。
【0055】 工程19−1では、制御装置46は、光線342がグリッパー基部320の前
壁334に設けられたレーザーノッチ344を通って指示されるように、レーザ
ー340を作動する。工程19−2では、レーザー340の作動中にて、カート
リッジ不在センサ350の出力は、制御装置46によりモニターされて、カート
リッジ不在センサ350での反射光の方向が、この標的セルでのカートリッジ9
0の不在を表示しているかどうかを識別する。
【0056】 工程19−2と関連して、もし、カートリッジ90がその標的セルに存在して
いるなら、光線342は、図16で示したようなカートリッジ90の前部で、表
面500(これは、反射性であるかまたは反射性ではない)に当たる。表面50
0は、例えば、カートリッジ90の前部に貼り付けたラベル(例えば、バーコー
ドラベル)であり得る。表面500に当たる光線342は、反射を生じ、これは
、センサ350の視野(これは、図16および図14では、円錐体504で表わ
されている)では見えない。視野504で反射が見えないと、レーザーの作動時
にて、カートリッジ不在センサ350は、ゼロ出力または低出力を有し、このこ
とは、制御装置46に、カートリッジ90がその標的セルに存在していることを
指示する。
【0057】 図16はまた、代替的なシナリオを示し、ここで、工程19−2にて、カート
リッジ90がその標的セルに存在していないことが決定される。このような代替
的なシナリオでは、レーザー光線342は、この標的セルへと移動し、マガジン
後壁220の開口部222を通って移動し、そしてマガジン取付アセンブリ60
に設けられた反射板130に当たる(図4Aを参照)。レーザー光線342が反
射板130に入射すると、反射した照射が得られ、これは、カートリッジ不在セ
ンサ350の視野504内にある。カートリッジ不在センサ350にて、充分な
振幅の反射照明を受容すると、制御装置46へと伝達される高い信号が得られ、
この信号は、カートリッジ90がその標的セルの位置には存在していないという
事実を表示する。
【0058】 工程19−3では、制御装置46は、カートリッジ不在センサ350の出力が
、カートリッジが存在していないことを指示しているかどうかを検査する。もち
ろん、もし、カートリッジが存在しているなら、工程19−8で示したようなカ
ートリッジ位置選定手順が完了し、そしてカートリッジ操作が進行できる。そう
ではなくて、図18の工程に従って、カートリッジマガジン70の存在がたった
今検出されたのでなければ、制御装置46は、存在していないのがカートリッジ
であるかどうか、または全カートリッジマガジン70が欠け得るかどうかを識別
しなければならない。この識別を実行するために、制御装置46は、工程19−
4〜19−7のうちの必要なものを実施する。
【0059】 工程19−4では、制御装置46は、レーザー340を作動しつつ、カートリ
ッジグリッパーアセンブリ300をマガジン取付アセンブリ60に対して相対的
な移動させるという信号を発する。すなわち、制御装置46は、ドラム50をモ
ーター56の作動によって回転させるか、またはカートリッジグリッパーアセン
ブリ300を水平に移動するか、いずれかができる。工程19−4は、それによ
り、レーザー光線342の水平掃引、およびカートリッジ不在センサ350の視
野504の対応する掃引を生じる。レーザー光線342および視野504を掃引
する所定時間内にて、カートリッジ不在センサ350に入射する反射照明は、カ
ートリッジマガジン70がマガジン取付アセンブリ60に物理的に存在している
かどうかに依存して、そのまま残るか、またはゼロに変化するか、いずれかであ
る。もし、カートリッジマガジン70がマガジン取付アセンブリ60に存在して
いるなら、レーザー光線342および視野504は、反射板130からマガジン
取付アセンブリ60のマガジン後壁220へと移動し、それにより、カートリッ
ジ不在センサ350にて、ゼロへの変化を生じる。他方、もし、マガジン取付ア
センブリ60にて、カートリッジマガジン70が存在していないなら、遮断され
ていない反射板130にわたって、レーザー光線342および視野504の掃引
が継続され、その結果、所定の時間内で、カートリッジ不在センサ350にて、
ゼロにはならない。
【0060】 工程19−5は、それゆえ、制御装置46が、カートリッジ不在センサ350
の出力信号の変化が起こるかどうかを決定して、それにより、カートリッジマガ
ジン70の不在(例えば、取出)よりもむしろ、カートリッジ90の不在を指示
することを示す。工程19−5での決定に応答して、制御装置46により、不在
カートリッジを表示する警告/エラーメッセージ(工程19−6)または不在マ
ガジンを表示する警告/エラーメッセージ(工程19−7)が発せられる。
【0061】 それゆえ、本発明のライブラリ30は、2個の別個の反射センサを有する。セ
ンサ350は、カートリッジ90またはカートリッジマガジン70のいずれかの
不在を検出するのに、使用できる。センサ352は、カートリッジバーコードお
よび位置刻印190を読み取るのに、使用される。センサ350および352は
、これらの反射面(そこから、各々、反射照明を受容する傾向にある)の位置に
従って、間隔を開けた関係で、置かれている。センサ352は、カートリッジの
前部から反射される照明を検出することができるのに対して、センサ350は、
カートリッジが不在のとき、マガジン取付アセンブリ60の反射面130から反
射される照明を検出する。
【0062】 カートリッジ90が読み取り可能ラベル(例えば、バーコード)を備えている
とき、センサ352は、このラベルを描写して、このラベルを表示する信号を制
御装置46に送るのに、使用できる。本発明の説明では、反射面500は、バー
コードラベルであることが想定される。ドラム34が回転するにつれて、このバ
ーコードラベルにわたって、レーザー340を作動させてレーザー光線342を
掃引することにより、このラベルのバーコードは、読み取られて、制御装置46
に中継できる。
【0063】 カートリッジ90が標的セルに存在すると確認されて、そこからのバーコード
の読みが、カートリッジ90が他の位置に移動できることを仮定すると、カート
リッジグリッパーアセンブリ300は、この標的セルのカートリッジ90に接近
し、このカートリッジをグリッパーフィンガー400間で係合し、そしてカート
リッジグリッパーアセンブリ300がこのセルから離れて移動するにつれて、こ
のカートリッジを回収する。一旦、このセルの隙間が得られると、カートリッジ
グリッパーアセンブリ300は、異なる垂直座標(特に、今握った選択カートリ
ッジの所望標的目的地の垂直座標)へと移動できる。この標的位置は、同じまた
は他のマガジン取付アセンブリ60にある他のセル、またはライブラリ30のド
ライブ部38にあるドライブの1個か、いずれかであり得る。
【0064】 もし、この標的位置が他のマガジン取付アセンブリ60であるなら、ドラム3
4は、選択カートリッジを他のマガジン取付アセンブリ60のセルへと取り出す
ことを見越して、標的マガジン取付アセンブリ60と名目上に整列するために、
回転される。握ったカートリッジを他のマガジン取付アセンブリ60のセルへと
取り出す処理に続いて、図18を参照して描写した上記工程と本質的に同じ工程
が行われる。言い換えれば、少なくとも、本発明の第一モードでは、本発明は、
他のマガジン取付アセンブリ60の位置を正確に捜し当てるために、次いで、標
的マガジン取付アセンブリ60の標的セルの正確な位置を算出するために、他の
マガジン取付アセンブリ60上に設けた刻印190を使用する。この較正手順は
、初期化の際に行われ得るか、あるいは、これらのカートリッジが移動する際に
、その進行中に行うことができる。このカートリッジは、カートリッジグリッパ
ーアセンブリ300により、正確に決定されたセル座標へと運ばれ、カートリッ
ジグリッパーアセンブリ300は、この標的セルの方へと移動し、そしてこのカ
ートリッジを、グリッパーフィンガー400間からこの標的セルへと解除する。
【0065】 もし、この標的位置がドライブ部38にあるドライブなら、本発明の制御装置
46は、今この時点でまたは先に、この標的ドライブを位置付けなければならな
い。図1で一般的に示すように、また、図20で概略的にさらに詳細に示すよう
に、ドライブ部38には、ドライブの2個の垂直カラムが設けられ、各カラムは
、1個のドライブを有する。それゆえ、第一カラムは、ドライブ6001.1を有 し、第二カラムは、6002.1を有する。もし、望ましいなら、各カラムには、 さらに多数のドライブを設けられ得ることができることを理解すべきである。各
ドライブ600は、スロットを有し、その中には、カートリッジ90が挿入可能
である。
【0066】 ドライブの各カラムには、垂直に整列されたカートリッジ格納位置602、特
に、第一カラムのドライブ(例えば、ドライブ6001.1)用に示された較正カ ートリッジ格納位置6021および第一カラムのドライブ(例えば、ドライブ6 002.1)用に示された較正カートリッジ格納位置6022が乗っている。それゆ
え、カートリッジ格納位置6021およびカートリッジ格納位置6022は、共に
、それらの対応するドライブとの所定の配列を有する。
【0067】 図20は、特別に構成した較正カートリッジ格納部CCがカートリッジ格納位
置6021に挿入されたことを示す。較正カートリッジCCは、その前面に、刻 印690が設けられている。刻印690は、カートリッジマガジン70に関して
、上記刻印190と本質的に同じである。
【0068】 図21で図示した基本的な工程を参照して記述されるように、ライブラリ30
は、ドライブ600の位置を捜し出すために、較正カートリッジCCを使用する
。較正カートリッジCCは、通常、カートリッジ格納位置6021およびカート リッジ格納位置6022のいずれか1個に格納される。工程21−1では、制御 装置46は、カートリッジグリッパーアセンブリ300を、格納座標(これは、
較正カートリッジCCが格納されていると予想される特定のカートリッジ格納位
置602の名目上の位置に相当する)へと移動するのを促す。工程21−2では
、較正カートリッジCC上の刻印690は、制御装置46が較正カートリッジC
Cの正確な座標を位置決めできるように、使用される。工程21−2での刻印6
90の用法は、図18を参照して上で記述した刻印190の用法と類似している
【0069】 較正カートリッジCCの正確な位置が分かると、工程21−3では、カートリ
ッジグリッパーアセンブリ300は、較正カートリッジCCをそのカートリッジ
格納位置602から抜き出して、較正カートリッジCCを、垂直に整列したドラ
イブ600の名目垂直位置へと移動する。次いで、工程21−4では、較正カー
トリッジCCは、ドライブ600のスロット(これは、図20では、点線で示さ
れている)へと押し込まれる。この時点では、ドライブ600の正確な位置は、
必ずしも既知ではない。このことを考慮して、較正カートリッジCCは、勾配付
き前縁を有し、その結果、たとえこのドライブスロットと正しく整列していなく
ても、較正カートリッジCCは、それにもかかわらず、ドライブ600のスロッ
トに挿入でき、そして正しく位置できる。較正カートリッジCCをこのドライブ
スロットに押し込むことは、モータープーリー370(図16を参照)に接続さ
れたモーターを使用して、グリップフィンガー400の作動によって、カートリ
ッジグリッパーアセンブリ300をZ方向に移動させることにより、達成される
【0070】 較正カートリッジCCをドライブ600に挿入した後、工程21−5にて、カ
ートリッジグリッパーアセンブリ300は、後退される(Z方向に後方に移動さ
れる)。次いで、工程21−6では、較正カートリッジCC上の刻印690が読
み込まれる。先の論述から分かるように、刻印690の読込は、刻印690の2
回の走査を包含し、また、カートリッジグリッパーアセンブリ300がドライブ
600の前部(特に、刻印690)を横切って水平に移動されるとき、その頂点
の位置選定を包含する。工程21−6は、刻印690の頂上を捜し当てて、それ
により、ドライブ600の正確な座標を獲得するために、図18で記述したもの
と類似の計算を包含する。
【0071】 図21の工程に従って、ドライブ600の正確な座標を決定した後、カートリ
ッジグリッパーアセンブリ300により係合したカートリッジは、ドライブ60
0とマガジン70のセルとの間を移動できる。
【0072】 図22は、本発明の第二実施態様によるカートリッジ取扱ライブラリ2230
の一部を示す。カートリッジ取扱ライブラリ2230は、ライブラリキャビネッ
ト2231を有し、これは、実質的に、その部品(ライブラリフレーム2232
を含めて)を取り囲んでいる。第二実施態様のカートリッジライブラリ2230
は、いくつかの点で、第一実施態様のカートリッジライブラリ30とは異なる。
例えば、ライブラリキャビネット2231内では、カートリッジ格納部2234
は、複数の垂直に積み重ねたドラム2235および進入/退出マガジンキャリヤ
2236を包含する。ライブラリキャビネット2231内には、ドライブ部22
38も取り囲まれており、これは、以下で記述する複数モジュラードライブキャ
リヤーユニット2239を包含する。第二実施態様のカートリッジライブラリ2
230はまた、カートリッジ運搬システム2240も包含し、これは、カートリ
ッジ格納部2234のマガジンとドライブ部2238との間で、カートリッジを
運搬する。
【0073】 フレーム2232は、キャビネット2242を包含し、その上には、軸44の
周りで回転するために、カートリッジ格納部2234の垂直に積み重ねたドラム
2235が取り付けられている。ドライブ部2238の複数モジュラードライブ
キャリヤーユニット2239は、カートリッジ格納部2234の下のキャビネッ
ト2242に位置している。制御装置2246は、例えば、マイクロプロセッサ
の形状をとり得るが、ライブラリ2230の後面フレームパネルに位置しており
、そして回路基板に取り付けることができる。制御装置2246は、ライブラリ
2230の操作を管理し調整するために、ライブラリ2230を構成する種々の
モーターおよびセンサに操作可能に接続されている。
【0074】 カートリッジ格納部2234は、複数の垂直に積み重ねたドラム2250を包
含する。各ドラム2250は、第一実施態様のライブラリ30の単一ドラムと本
質的に同じ構造を有する。ドラム50を垂直に積み重ねることは、いくつかの様
式で達成できる。例えば、垂直に細長いドラム中心円筒形ポスト2252は、3
個の垂直に整列したマガジン取付アセンブリ60を収容するのに充分な高さで、
設けることができる。当業者は、図6を参照して、チューブ258のようなチュ
ーブ部分が、穴290を適当に配置することにより、マガジン取付アセンブリ6
0の3個の層を有するのに充分な高さで製作でき、各垂直層は、6個のマガジン
取付アセンブリ60を有することを、理解する。このように形成した3個のドラ
ム2250の全ての回転は、ドラムモーターにより達成され、これは、(例えば
、図1から分かる様式で)、伝動システムにより、ドラム2235の積み重ねの
頂部にあるプーリーに、操作可能に接続される。この第二実施態様のカートリッ
ジ取扱ライブラリ2230のマガジン取付アセンブリ60は、この第一実施態様
のものと同じであるが、この第二実施態様のカートリッジ取扱ライブラリ223
0には、3倍多くのマガジン取付アセンブリ60が設けられている。
【0075】 この第二実施態様のカートリッジ取扱ライブラリ2230のドラム2235の
積み重ねは、3層の垂直積み重ねとして図示されているものの、本発明に使用さ
れる複数のドラム50は3個には限定されず、2個またはそれより多い数のドラ
ム50が使用され得ることを理解すべきである。
【0076】 カートリッジ取扱ライブラリ2230のライブラリキャビネット2231は、
その前面パネル2301上にて、ヒンジ付きライブラリドア2300が形成され
ている。ライブラリドア2300は、開いたときに、ライブラリドア2300が
カートリッジ格納部2234およびドライブドア2238の全てにアクセスでき
る程度に充分に垂直に延長している。ライブラリドア2300は、ドアキー23
02により、操作される。ライブラリ前面パネル2301には、制御卓2303
(これは、好ましくは、入力キーまたはボタンおよび表示パネルを包含する)が
形成されている。カートリッジ取扱ライブラリ2230が操作中のとき、制御装
置2246は、ライブラリドア2300をロックした状態に保ち、例えば、その
結果、カートリッジ運搬システム2240の操作は妨害されず、また、ライブラ
リキャビネット2231の内部への早すぎる手の介入による傷害は、起こり得な
い。
【0077】 ライブラリドア2300は、その上端にて、進入/退出ドア2310として知
られている補助ドアを包含する。進入/退出ドア2310は、透明な引き戸であ
り、これは、進入/退出ポート2320の一部を形成する。進入/退出マガジン
キャリヤー2236は、カートリッジ格納部2234の一部を形成するが、これ
もまた、進入/退出ポート2320の一部を形成する。
【0078】 進入/退出マガジンキャリヤー2236は、それゆえ、カートリッジ格納部2
234の上部に配置される。進入/退出マガジンキャリヤー2236は、ドラム
50のようには回転しないが、その代わりに、ドッキング位置と進入/退出位置
との間で往復運動する。進入/退出位置では、進入/退出マガジンキャリヤー2
236は、ライブラリ2230の前面パネル2301の後部に接しており、それ
により、このライブラリの進入/退出コンパートメントと操作コンパートメント
(例えば、このライブラリの内部の残りの部分)との間の隔壁を形成する。この
ドッキング位置では、進入/退出マガジンキャリヤー2236のカートリッジの
前面は、このライブラリの操作面OPに存在する。操作面OPは、ドライブ部2
238のドライブにある排出位置のカートリッジの前面により、そして、マガジ
ン取付アセンブリ60のマガジンにあるカートリッジの前面(これは、このライ
ブラリの前部に配向されている)により、形成される。
【0079】 カートリッジ格納部2234のドラム2235は、軸2244の周りに回転す
るが、この軸は、第一実施態様のライブラリ30の軸44と同様に、ドラム中心
円筒形ポスト2252の軸である。操作面OPと垂直で軸2244を通る平面は
、操作面OPの中心線で、操作面OPと交差する。操作面OPの中心線は、それ
ゆえ、図22Aで示すように、X−Y方向で、軸2244と整列される。ドッキ
ング位置では、進入/退出マガジンキャリヤー2236の垂直中心線VCは、操
作面OPの中心線から外れて、それと平行である。言い換えれば、進入/退出マ
ガジンキャリヤー2236の垂直中心線は、操作面OPの中心線から外れている
【0080】 進入/退出マガジンキャリヤー2236は、図24A〜図24Dで示されてい
るが、そのドッキング位置では、実質的に孤立しており、そしてマガジン70を
含有する。進入/退出マガジンキャリヤー2236は、シュラウドキャリヤーハ
ウジング2330を包含する。シュラウドキャリヤーハウジング2330は、頂
部パネル2332;底部パネル2334;左側パネル2336;右側パネル23
38;および後部パネ2340を有する。キャリヤーハウジング2330の前面
は、進入/退出ポート2320の方に向けられているが、実質的に開いている。
それゆえ、キャリヤーハウジング2330の前面を除いて、キャリヤーハウジン
グ2330は、実質的に完全に閉じている。
【0081】 例えば、図24Bおよび図24Cで示すように、その後面パネル2340では
、進入/退出マガジンキャリヤー2236は、キャリヤー運搬アセンブリ235
0に接続されている。キャリヤー運搬アセンブリ2350は、図示していない親
ネジ;親ネジ包囲スリーブ2352;装着スリーブ2354;後部取付ブラケッ
ト2356;運搬モーター2358;および前部取付ブラケット2360を包含
する。親ネジ包囲スリーブ2352は、親ネジ包囲スリーブ2352の下面に沿
って延長している縦開口部2361を除いては、図示していない親ネジを実質的
に取り囲む。親ネジ包囲スリーブ2352の各末端では、この親ネジの各個の末
端と係合するためのベアリングがある。この親ネジの後端は、延長部を有し、こ
れは、下記の運搬モーター2358により回転可能に駆動されるように、後部取
付ブラケット2356内の開口部を通って突出している。
【0082】 装着スリーブ2354は、前方スリーブナット2362と後方スリーブナット
2363との間に挟まれている。ナット2362および2363は、その内部に
ネジが切られている。ナット2363の内部ネジは、図示していない親ネジと係
合する。この親ネジを運搬モーター2358で回転するにつれて、ナット236
3(これは、回転運動から束縛されている)は、この親ネジの軸に沿って、並進
運動する。ナット2363が、このドッキング位置から、この進入/退出位置へ
と並進運動するにつれて、それは、装着スリーブ2354およびそこに固定され
た部材(例えば、進入/退出マガジンキャリヤー2236)を運ぶ。
【0083】 図25で示すように、後部取付ブラケット2356は、ライブラリフレーム2
232の垂直隔壁2370に留められる。後部取付ブラケット2356および垂
直隔壁2370の両方は、その中に、整列したモーターシャフト開口部および整
列した開口部が形成されており、その結果、モータープーリー2372を有する
モーターシャフトの末端およびプーリー2374をそこに装着した親ネジは、垂
直隔壁2370の後方に延長する。伝動ベルト2376は、モータープーリー2
372および親ネジプーリー2374の周りに取り込まれる。親ネジプーリー2
374は、それゆえ、伝動ベルト2376を経由して、運搬モーター2358に
より、回転可能に駆動される。
【0084】 前方取付ブラケット2360(図24Aを参照)は、穴2377を通って延長
しているファスナーにより、ライブラリフレーム2232の水平交差部材251
0に取り付けられる(図23を参照)。前部取付ブラケット2360は、前部取
付スリーブ2378を有し、その内部は、親ネジ包囲スリーブ2352の前端を
受容する。
【0085】 装着スリーブ2354は、その頂部にて、本質的に円筒形の形状を有し、上で
述べたように、ナット2362と2363との間に挟まれている。2個の装着ア
ーム2380は、装着スリーブ2354から垂直に垂れ下がっている(図24B
を参照)。装着アーム2380は、交差部材2381により、その中間位置およ
び底部位置にて、接続されている。進入/退出マガジンキャリヤー2236のキ
ャリヤーハウジング2330は、例えば、図24Bおよび図26Aにて2382
で示されるように、ファスナーにより、交差部材2381に固定される。底部交
差部材2381は、そこから垂れ下がっている光遮断器フィン2383を有する
(図24Bを参照)。進入/退出マガジンキャリヤー2236がドッキングステ
ーション2384のドッキング位置にあるとき(図24Bおよび図24Cを参照
)、光遮断器フィン2383は、ドッキング位置センサ2385の光線を遮断す
る。ドッキング位置センサ2385は、ライブラリ2230のフレームに取り付
けられる。
【0086】 その頂部パネル2332では、進入/退出マガジンキャリヤー2236は、フ
ァスナーよりそこに固定されたドア開放作動部材2386を有する(図24Dを
参照)。ドア開放作動部材2386は、その上に、上向きカートリッジ存在作動
部材2390が形成されている。引き続いて説明するように、ドア開放作動部材
2386は、進入/退出ドア2310のロックを解除するのに使用される。
【0087】 図24Aは、その中にマガジン70を選択的に取り付けた進入/退出マガジン
キャリヤー2236を示す。引き続いて説明するように、進入/退出マガジンキ
ャリヤー2236を、進入/退出ポート2320にて、その進入/退出位置にす
るとき、操作者は、進入/退出ドア2310を開放して、進入/退出マガジンキ
ャリヤー2236からマガジン70を取り出すことができる。図26Aおよび図
26Bは、マガジン70を取り外した進入/退出マガジンキャリヤー2236を
示す。
【0088】 図26Aおよび図26Bは、従って、進入/退出マガジンキャリヤー2236
の内部特徴を示し、これは、その中でのマガジン70の保持を容易にする。底部
パネル2334の内面は、その上に、マガジン受台2392が形成されている。
マガジン受台2392は、上面(これは、前方傾斜上面部2394および後部平
面部2396の両方を含む)を有する。平面部2396は、マガジン棚180の
下面の対応する逆三角形突出部(図11を参照)を受容するように、間隔を開け
た関係で、その上に、2個の空洞2397が形成されている。
【0089】 左側パネル2336および右側パネル2338には、その上部後方象限(qu
adrant)部分が形成されており、それぞれ、窪み左側パネルセグメント2
406および窪み右側パネルセグメント2408が設けられている。左側パネル
セグメント2406および右側パネルセグメント2408の内面は、その間での
マガジン70の挿入に適合するのにちょうど充分な隙間で、間隔を開けて配置さ
れている。右側パネルセグメント2408は、その上に、弾性タング2410が
形成されており、左側パネルセグメント2406と右側パネルセグメント240
8との間で、マガジン70を案内して位置づける。
【0090】 進入/退出マガジンキャリヤー2236がそのドッキング位置にあるとき、カ
ートリッジ運搬システム2240は、操作面OPに存在するマガジン70のいず
れか(進入/退出マガジンキャリヤー2236に取り付けたマガジン70を含め
て)とドライブ部2238のドライブとの間で、カートリッジを運搬できる。例
えば、カートリッジ運搬システム2240は、進入/退出マガジンキャリヤー2
236のマガジン70に最初に配置されたカートリッジを取り出しでき、その結
果、それらのカートリッジは、カートリッジ格納部2234のドラム部分にある
他のマガジンに移転される。逆に、カートリッジ運搬システム2240は、進入
/退出マガジンキャリヤー2236のマガジン70に、カートリッジ取扱ライブ
ラリ2230から取り出せる1個またはそれ以上のカートリッジを装填できる。
カートリッジ取扱ライブラリ2230は、そのカートリッジ格納部2234にて
、ドラム2235を回転でき、所望のマガジン取付アセンブリ60(それゆえ、
所望のカートリッジまたはマガジンセル)が、操作面OPの方へ配向されて、カ
ートリッジの装填または取出に利用できるようにされる。
【0091】 進入/退出マガジンキャリヤー2236の進入/退出位置は、図23にて、さ
らに詳細に示されている。図23は、いかにして、進入/退出ドア2310がラ
イブラリ2230で形成されるかだけでなく、いかにして、シュラウド進入/退
出マガジンキャリヤー2236が、その進入/退出位置にあるとき、このライブ
ラリフレームに対して同一平面上に存在するかを示している。ライブラリドア2
300は、周辺フレームを有し、これは、頂部フレーム部2500を包含する。
ライブラリドア2300の頂部フレーム部2500は、図23で断面で見えるよ
うに、本質的に中空の長方形であるが、前面パネル2502および後面パネル2
504を有し、その間に、空洞2506が形成されている。頂部フレーム部分2
500は、ライブラリフレーム2232の垂直前壁2510を覆うように、整列
されている。ライブラリフレーム2232はまた、頂壁2512を有し、これも
また、図23で示されている。ライブラリドア2300は、図23で破線251
4で取り囲んだヒンジ部品により示されるように、垂直前壁2510にヒンジで
留められている。
【0092】 頂部フレーム部2500の後面パネル2504は、その中に、開口部2520
を有し、そこを通って、ドア開放作動部材2386の前端が、その進入/退出位
置で延長している。開口部2520の側面およびその下では、後面パネル250
4から空洞2506へと、ブラケット2522が延長している。進入/退出ドア
ロックレバー2530は、ブラケット2522に旋回的に取り付けられる。進入
/退出ドアロックレバー2530は、(例えば、バネ2532により)反らされ
て、進入/退出ドアロックレバー2530の遠位フック2534が、進入/退出
ドア2310の長楕円形突出上隅部2542で形成された開口部2540と係合
するようにされる(これもまた、図22Aを参照)。
【0093】 ライブラリドア2300の周辺フレームは、左側フレーム部2550を有する
。頂部フレーム部2500の下では、左側フレーム部2550は、その中に、進
入/退出ドアトラック2552が形成されており、進入/退出ドア2310の上
下の滑りに適合する。進入/退出ドア2310は、透明パネル2560を包含し
、これは、ライブラリドア2300の対向左および右側フレーム部に形成された
対向進入/退出ドアトラック2552に乗っている。透明パネル2560は、ハ
ンドルリム2562を有し、これは、ファスナーにより、その上端の外面に固定
されている。ハンドルリム2562は、反らしたアクチュエータグリップ256
4を有し、これは、図示していない連結部を介して、ハンドルリム2562の裏
面および内部に作用し、それによって左側フレーム部2550に沿って、選択的
垂直位置で、進入/退出ドア2310を位置づけるために、左側フレーム部25
50に対して戻り止めを取り出すかまたは延長する。
【0094】 ライブラリドア2300はまた、ライブラリドア2300の対向左側フレーム
部および右側フレーム部間で延長している透明パネル2570を包含する。透明
パネル2570の上端には、リップ2572が乗っており、これは、進入/退出
ドア2310の透明パネル2570と透明パネル2560との間のガスケットと
して供され、このドアは、進入/退出ドアトラック2552にて、その後ろで、
滑り可能である。
【0095】 図22Aで示すように、その上右側隅では、進入/退出ドア2310のハンド
ルリム2562は、そこから後方へと延長している進入/退出ドア閉鎖フランジ
2580を有し、また、その遠位後端では、その上に、上向き光遮断器2582
が形成されている。図22Aで示すように、進入/退出ドア2310がその完全
に閉じた位置(すなわち、最大垂直位置)に戻るとき、進入/退出ドア閉鎖フラ
ンジ2580の光遮断器2582は、ドア閉鎖センサ2584の光線を遮断する
。ドア閉鎖センサ2584は、ライブラリキャビネット2231の垂直前壁25
10の後面に取り付けられている(また、図23を参照)。
【0096】 ライブラリキャビネット2231は、垂直前壁2510を有することに加えて
、交差部材2590を有し、これは、透明パネル2570のリップ2572に近
接して、水平に延長している。開口部2592は、それゆえ、垂直前壁2510
および交差部材2590の間で延長している。その内部では、開口部2592は
、その周囲に、ガスケット様フランジ2594を留めている。フランジ2594
は、内向きリップ2596を有する。進入/退出マガジンキャリヤー2236が
進入/退出位置にあるとき、進入/退出マガジンキャリヤー2236の頂部パネ
ル2332は、内向きリップ2596の上に重なり合い、そして進入/退出マガ
ジンキャリヤー2236の底部パネル2334は、2596の下に重なり合って
いる(図23を参照)。さらに、進入/退出マガジンキャリヤー2236が図2
3で示した進入/退出位置にあるとき、ドア開放作動部材2386により運ばれ
るキャリッジ存在遮断器2390は、進入/退出マガジンキャリヤー存在センサ
2598を遮断する。進入/退出マガジンキャリヤー存在センサ2598は、垂
直前壁2510の後面に取り付けられている。
【0097】 操作者は、カートリッジ取扱ライブラリ2230を操作可能に保ちつつ(例え
ば、カートリッジ運搬システム2240は、その運動を継続することを許容する
)、カートリッジ取扱ライブラリ2230へと1個またはそれ以上のカートリッ
ジを便利に装填するために、またはそこから1個またはそれ以上のカートリッジ
を取り出すために、進入/退出ポート2230を使用できる。進入/退出ポート
2320を作動させるために、操作者は、制御卓2303の適当な進入/退出入
力キーを起動する。制御卓2303の進入/退出入力ボタンまたはキーを起動す
ることにより、制御装置2246は、進入/退出ルーチンを実行する。進入/退
出ルーチンの基本工程は、図28で示す。
【0098】 この進入/退出ルーチンの工程28−1は、制御装置2246が、制御卓23
03の開始進入/退出入力キーの起動に対応する信号を受容することを示す。こ
の進入/退出ルーチンを始動すると、工程28−2にて、制御装置2246は、
進入/退出マガジンキャリヤー2236により占有されたライブラリキャビネッ
ト2231の上部へのカートリッジ運搬システム2240の運動を防止する。カ
ートリッジ運搬システム2240は、しかしながら、ライブラリキャビネット2
231のうち、カートリッジ運搬システム2240が他の全ての機能(例えば、
ドラム2235およびドライブ部2238のドライブの修理)を果たすことがで
きる部分へと移動するために、フリーのままである。
【0099】 カートリッジ運搬システム2240が進入/退出マガジンキャリヤー2236
を妨害しないように適当に限局されると、工程28−3では、運搬モーター23
58を起動する信号が送られ、進入/退出マガジンキャリヤー2236が、前方
方向、すなわち、操作面OPでのドッキング位置から、進入/退出ポート232
0に近接した進入/退出位置へと移動するようにされる。運搬モーター2358
の作動により、モータープーリー2372が回転され、この回転が、伝動ベルト
2376により、親ネジプーリー2374に伝達されて、その結果、親ネジ包囲
スリーブ2352のネジを切った親ネジが回転することは、当業者に理解される
。この親ネジの回転により、装着スリーブ2354(および結果的に、そこに装
着した進入/退出マガジンキャリヤー2236)が、進入/退出位置(すなわち
、図24Bの左側、および図24Dでは、紙面の下部)へと並進運動される。
【0100】 この進入/退出位置の向かう進入/退出マガジンキャリヤー2236の並進運
動は、ドア開放作動部材2386が進入/退出ロックレバー2530の上部に当
たるまで続き、それにより、進入/退出ドアロックレバー2530は、図23で
示す反時計方向で旋回して、それにより、進入/退出ドア2310の開口部25
40から遠位ロック2534を解除する。さらに、キャリッジ存在遮断器239
0は、進入/退出マガジンキャリヤー存在センサ2598の光線(これは、工程
28−4にて、感知される)を遮断する。もし、進入/退出マガジンキャリヤー
2236が所定時間内に感知されないなら、タイムアウトが起こる(工程28−
5)。このキャリッジ存在センサ(図22A)がセンサ作動部材2386を感知
すると、進入/退出マガジンキャリヤー2236の開放面は、このライブラリ壁
の後面(ここで、図23で示すように、進入/退出ドア2310が形成される)
と本質的に同一平面上になる。このような時点で、進入/退出マガジンキャリヤ
ー2236は、事実上、このライブラリ内部の限局したサブコンパートメントを
規定する隔壁として、供される。
【0101】 図22Aで示すように、進入/退出マガジンキャリヤー2236の出入口は、
垂直長さおよび水平長さの両方において、(このライブラリ前面パネルの平面に
て)、進入/退出ドア2310が存在する開口部よりも大きい。しかしながら、
マガジン70の開放面は、その寸法に関して、進入/退出ドア2310が存在す
る開口部よりも相当に小さい。
【0102】 進入/退出マガジンキャリヤー2236が工程28−4で感知されると、工程
28−6にて、制御装置2246は、制御卓2303に信号を送り、進入/退出
ドア2310が現在開くことができることを通知する表示を提供する。進入/退
出ドア2310をロック解除した後では、操作者は、図23で矢印2600で示
すように、この透明パネルを下方へ滑らせることにより、進入/退出ドア231
0を自由に開く。操作者は、次いで、進入/退出ドア2310を通って、進入/
退出マガジンキャリヤー2236から全マガジン70を取り出すことができる。
この点では、マガジン70は、左側パネルセグメント2406および右側パネル
セグメント2408(タング2401を含めて)間から、および進入/退出マガ
ジンキャリヤー2236のマガジン受台の平面部分2396に形成されたタング
2397間から、単に取り外される。進入/退出マガジンキャリヤー2236か
らマガジン70を回収した後、操作者は、回収マガジン70からカートリッジを
装填および/または取出でき、次いで、同じマガジン70または他のマガジンを
、進入/退出ドア2310を通って、進入/退出マガジンキャリヤー2236へ
と戻すことができる。あるいは、操作者は、マガジン70を進入/退出マガジン
キャリヤー2236に保持したままにして、単に、進入/退出マガジンキャリヤ
ー2236に保持されたマガジン70から、カートリッジを追加または除去でき
る。
【0103】 重要なことに、操作者は、その中のマガジン70またはカートリッジのいずれ
かを除去または挿入するために、その進入/退出位置で、進入/退出マガジンキ
ャリヤー2236により規定されたサブコンパートメントに到達できるのに対し
て、操作者は、進入/退出マガジンキャリヤー2236を超えて、このライブラ
リ内部の他の部分へは到達できない。それゆえ、進入/退出マガジンキャリヤー
2236は、進入/退出マガジンキャリヤー2236を超えたキャビネットの内
部への手の侵入を防止する。
【0104】 操作者が所望のカートリッジおよび/またはマガジン操作を完了した後、操作
者は、ハンドルリム2562のアクチュエータグリップ2564を下げることに
より、進入/退出ドア2310を閉めて、進入/退出ドア2310を矢印260
0とは反対に方向に滑らせる(図23を参照)。進入/退出ドア2310がその
最大垂直移動に到達したとき、ハンドルリム2562の光遮断器2582は、ド
ア閉鎖センサ2584を遮断する。工程28−7は、ドア閉鎖センサ2584が
進入/退出ドア2310の完全な閉鎖を検出したかどうかを制御装置2246が
決定することを説明している。制御装置2246は、引き続いて、ドア閉鎖セン
サ2584が閉鎖を確認するまで、進入/退出ドア2310の完全な閉鎖を検査
し続ける。
【0105】 ドア閉鎖後、操作者は、制御卓2303の装填進入/退出入力キーを起動でき
る。図28は、工程28−8にて、制御装置2246が、装填進入/退出入力キ
ーの起動により発生した信号を感知することを示している。もし、この装填進入
/退出入力キーが起動されたなら、または装填進入/退出入力キーを起動せずに
タイムアウト(工程28−9)が起こったなら、工程28−10にて、制御装置
2246は、進入/退出マガジンキャリヤー2236を逆方向(すなわち、その
進入/退出位置からドッキング位置へと)に運搬するために、運搬モーター23
58に信号を発する。マガジンキャリヤー2336がその進入/退出位置を離れ
るにつれて、進入/退出ドアロックレバー2350の遠位フック2534は、進
入/退出ドア2310の開口部2540と係合する。それがドッキング位置に到
達すると、このキャリヤーは、その開放面が、操作面OPと整列される。
【0106】 工程28−11にてドッキング位置で進入/退出マガジンキャリヤー2236
が感知されるまで、工程28−10にて、進入/退出マガジンキャリヤー223
6のそのドッキング位置への並進運動が継続する。進入/退出マガジンキャリヤ
ー2236の感知は、光遮断器フィン2383がドッキング位置センサ2385
を遮断するにつれて、起こる。もし、進入/退出マガジンキャリヤー2236が
、所定時間内にて、そのドッキング位置で感知されないなら(工程28−12)
、タイムアウトエラーが起こる。
【0107】 進入/退出マガジンキャリヤー2236が工程28−11でそのドッキング位
置で感知された後、制御装置2246は、工程28−13にて、カートリッジ運
搬システム2240が、カートリッジ取扱ライブラリ2230の内部全体にわた
って無制限に運動することが許容されるという信号を発する。すなわち、工程2
8−13が完了すると、カートリッジ運搬システム2240はまた、進入/退出
マガジンキャリヤー2236(これは、現在、そのドッキング位置に位置してお
り、それゆえ、カートリッジ取扱ライブラリ2230の操作面OPにある)にア
クセスできる。
【0108】 それゆえ、そのドッキング位置から進入/退出位置への進入/退出マガジンキ
ャリヤー2236の並進運動、およびその進入/退出位置からドッキング位置へ
の進入/退出マガジンキャリヤー2236の戻り並進運動は、直線軸に沿った進
入/退出マガジンキャリヤー2236の往復運動を構成する。進入/退出マガジ
ンキャリヤー2236の往復運動の直線軸は、カートリッジがこのライブラリに
てこの進入/退出にて手動でまたは操作面OPにてカートリッジ運搬システム2
240により自動でいずれかで挿入される方向とは、平行である。
【0109】 図29は、カートリッジ取扱ライブラリ2230の下部(特に、ドライブ部2
238の一部)を示す。カートリッジ取扱ライブラリ2230では、ドライブ部
2238は、6個モジュラードライブキャリヤーユニット2239を包含するの
に対して、図29では、(図30および図31と同様に)、並んでいる2個モジ
ュラードライブキャリヤーユニット2239の下部対だけが示されている。ドラ
イブキャリヤー2239の下部対のうち、図29では、右側のドライブキャリヤ
ーは、カートリッジ運搬システム2240により、部分的に覆い隠されている。
各対のモジュラードライブキャリヤーユニット2239は、ライブラリフレーム
2232の水平棚2900に取り付けられている。それゆえ、図示していないも
のの、ドライブキャリヤー対2239の左カラムおよび右カラムを形成するため
に、3個の水平棚2900が存在することを理解すべきである。ドライブキャリ
ヤー2239の左カラムは、図示していないクリーニングカートリッジホルダー
の下に、垂直な配向で取り付けられている。ドライブキャリヤー2239の右カ
ラムは、図示していない較正ブロックホルダーの下に、垂直な配向で取り付けら
れている。
【0110】 ドライブキャリヤーベイ2902は、図30でさらによく示されており、ここ
で、モジュラードライブキャリヤーユニット2239の対およびカートリッジ運
搬システム2240の一部は、取り外されている。一対の水平に整列したドライ
ブキャリヤー2239のためのドライブ部2238の全コンパートメント領域は
、垂直左壁2910;垂直右壁2912;垂直中心壁2914を包含する。ドラ
イブキャリヤーベイ2902の内側に面して、これらの垂直壁の各々は、保持要
素2920を有し、これは、その前方下端に形成または装着されている。垂直中
心壁2914は、それゆえ、その左側および右側の両方に、保持要素2920が
形成されている。
【0111】 ドライブキャリヤーベイ2902は、図31では、カートリッジ取扱ライブラ
リ2230の後方から示されている。以下で説明するように、2個のモジュラー
ドライブキャリヤーユニット2239は、カートリッジ取扱ライブラリ2230
の後部から、各個のドライブキャリヤーベイ2902へと挿入される。図31か
ら、各ドライブキャリヤーベイ2902中の棚2900の後方中心部は、その中
に、後方中心棚開口部2930が形成されていることが分かる。間隔ブラケット
2932は、棚開口部2930の対向内部後端で形成されている。対向間隔ブラ
ケット2932は、印刷回路基板2934を支持し、これは、間隔ブラケット2
932に架かっており、そしてファスナーにより、それに固定されている。各ド
ライブキャリヤーベイ2902では、印刷回路基板2934は、電源コネクタお
よびそこに取り付けたデータ信号2940を有する。各ドライブキャリヤーベイ
2902用のコネクタ2940は、全カートリッジ取扱ライブラリ2230用の
図示していない主要電源装置および制御装置板基板に接続されており、そして引
き続いて記述する2個モジュラードライブキャリヤーユニット2239にて、こ
れらの装置に電力を供給するのに供される。
【0112】 図32〜図39は、2個のモジュラードライブキャリヤーユニット2239の
うちの代表的な一方を示す。モジュラードライブキャリヤーユニット2239は
、ドライブキャリヤーハウジング(これは、ドライブキャリヤーハウジング上部
2952およびドライブキャリヤーハウジング下部2954から形成されている
)を包含する。ドライブキャリヤーハウジング上部2952は、ドライブキャリ
ヤーハウジング頂壁2956、ドライブキャリヤーハウジング左側壁2957、
およびドライブキャリヤーハウジング右側壁2958を有する。ドライブキャリ
ヤーハウジング下部2954は、ドライブキャリヤーハウジング底壁2960;
ドライブキャリヤーハウジング後壁2962;左側壁支持ブラケット2964;
および右側壁支持ブラケット2966を有する。
【0113】 ドライブキャリヤーハウジング上部2952およびドライブキャリヤーハウジ
ング下部2954は、それゆえ、密閉空洞2968(これは、ドライブ2970
および換気ファン2972を含めた多数の装置を収容する)を規定するように、
共に合う。ドライブ2970は、この空洞の開放前端の中心に存在しており、そ
れゆえ、この空洞の前部を実質的に閉塞する。ドライブ2970の前面ベゼルは
、その上に、ドライブベゼルルーバー2973が形成されている。
【0114】 ファン2972は、空洞2968の左後隅に位置しており、そしてファスナー
により、ドライブキャリヤーハウジング後壁2962に固定されている。ドライ
ブキャリヤーハウジング後壁2962は、その中に、開口部が形成されており、
そこを通ってファンルーバー2974が、ファン2972の後方に直接挿入され
る。空洞2968(特に、ドライブキャリヤーユニット2239のドライブ29
70)の換気は、ファン2972により、ドライブベゼルルーバー2973を通
り、2970の頂部および/または後面パネルに設けられた換気ポートを通って
、ファン2972を通り、ファンルーバー2974を出ていくにつれて、起こる
【0115】 後壁2962もまた、その中に、リボンケーブル2978のコネクタ2977
の対応する対を受容するための一対のコネクタスロット2976が形成されてい
る。リボンケーブル2978の対向末端上のコネクタ2979は、ドライブ29
70の後部で、コネクタ2980と係合する。ドライブ2970用の連続制御リ
ボンケーブル2982は、ドライブ2970の左側から延長して、ドライブ29
70の下を通り、ここで、それは、連続制御リボンコネクタ2983と共に終わ
る(また、図34を参照せよ)。ドライブ負荷状態ケーブル2984は、ドライ
ブ2970の右側の周りで、ドライブドア開口アセンブリ(これは、破線298
5で取り囲んでいる)から延長して、ドライブ負荷状態信号ケーブルコネクタ2
986で終わる。このドライブドア開口アセンブリは、ドライブ2970でのカ
ートリッジの挿入時にて、ドライブ2970のドアを開放するのに供される。こ
のような要素もまた、モジュラードライブキャリヤーユニット2239の種々の
他の視点(図32を含めて)で図示されているが、番号は付けられていない。
【0116】 回路基板アセンブリ3000は、このドライブキャリヤーハウジングの下面(
特に、ドライブキャリヤーハウジング底壁2960の下面)に、浮遊して接続さ
れている。回路基板アセンブリ3000は、少なくとも部分的に、シールド30
02により保護されており、これもまた、ドライブキャリヤーハウジング底壁2
960の下面に固定されている。引き続いてさらに詳細に説明するように、回路
基板アセンブリ3000は、その上に、部品またはリード線を有し、これらは、
ドライブキャリヤーハウジング底壁2960に形成された開口部3004を通っ
て、突出している。
【0117】 図42で見えるように、回路基板アセンブリ3000は、回路基板3010を
包含し、これは、その中に、4個の機械的接続穴3012(各隅にて、1個の穴
3012)が形成されている。機械的接続穴3012は、図40および図42で
示した軸3014に沿って、細長く(すなわち、長楕円形に)なっており、それ
により、軸3014に沿った回路基板アセンブリ3000の浮遊が可能となる。
その前端では、回路基板アセンブリ3000は、その上に、ストラドル(str
adle)コネクタ3016が形成されている。
【0118】 図39は、回路基板アセンブリ3000をドライブキャリヤーハウジング底壁
2960の下面に取り付けるための回路基板取付アセンブリを示す。4個のネジ
切りファスナー3020は、4個の機械的接続穴3012のうちの各1個を通っ
て延長しており、そしてドライブキャリヤーハウジング底壁2960の下面に設
けたアンカー3021に保持されている。回路基板アセンブリ3000は、事実
上、ドライブキャリヤーハウジング底壁2960とファスナー3020の拡大ヘ
ッドとの間で吊されている。ファスナー3020の各々の拡大ヘッドと回路基板
アセンブリ3000との間には、各個の波形ワッシャー3022が差し挟まれて
いる。回路基板アセンブリ3000を吊すことにより、回路基板アセンブリ30
00とアンカー3021との間で、潜在的な間隙3024が得られる。波形ワッ
シャー3022は、回路基板アセンブリ3000を、名目上(完全に吊した)位
置で保持するが、モジュラードライブキャリヤーユニット2239がそのドライ
ブキャリヤーベイ2902へと挿入されるとき、間隙3024で回路基板アセン
ブリ3000を「浮遊」させ、すなわち、方向3026で上方へ垂直に移動され
る。
【0119】 その上面では、回路基板アセンブリ3000は、ファン出力コネクタ3030
を運ぶが、これは、ファン2972に接続されたファン出力リボンケーブル30
32;ドライブ連続コネクタ3034(これは、連続制御リボンコネクタ298
3(図34を参照)と係合する);リード線3036(これは、ドライブ出力コ
ネクタ3038に接続する);およびドライブ負荷状態信号コネクタ3040と
係合する。ドライブ出力コネクタ3038は、連続制御リボンコネクタ2983
と係合する(例えば、図34を参照)。ドライブ負荷状態信号コネクタ3040
は、ドライブ負荷状態信号ケーブルコネクタ2986と係合する。それゆえ、回
路基板アセンブリ3000は、ドライブ2970およびファン2972の両方に
電力を伝達し、ドライブ2970に(ドライブ連続コネクタ3034を経由して
)連続的な制御接続を与え、そして[ドライブ負荷状態信号コネクタ3040を
経由して]ドライブドア開放アセンブリ(破線2985により取り囲まれた)に
関係がある信号を伝達するために、使用される。
【0120】 図31に戻ると、各モジュラードライブキャリヤーユニット2239は、カー
トリッジ取扱ライブラリ2230の後部から、その各個のドライブキャリヤーベ
イ2902へと挿入される。この挿入工程では、ドライブキャリヤーハウジング
底壁2960は、モジュラードライブキャリヤーユニット2239がそのドライ
ブキャリヤーベイ2902へと前方へ押されるにつれて、棚2900上を滑る。
棚2900は、棚2900に形成された棚開口部2930を考慮すると、モジュ
ラードライブキャリヤーユニット2239の下に吊された回路基板アセンブリ3
000を妨害しない。モジュラードライブキャリヤーユニット2239がそのド
ライブキャリヤーベイ2902へと前方へ移動するにつれて、回路基板アセンブ
リ3000は、上で記述したように、(方向3026で)垂直に、また、(方向
3014で)水平に(しかし、好ましくは図41のZ軸ではなく)、自由に浮遊
する。回路基板アセンブリ3000を浮遊させて吊すことにより、図39で図示
しているように、ストラドルコネクタ3016とコネクタ2940との係合が容
易となる。その移動の最遠の範囲の近くでは、モジュラードライブキャリヤーユ
ニット2239は、そのドライブキャリヤーベイ2902の前部で形成された保
持器要素2920を捕捉する(図31を参照)。
【0121】 図42は、本発明によるドライブキャリヤーの他の実施態様(特に、ドライブ
キャリヤー2239’)を図示している。ドライブキャリヤー2239’は、基
本的に、先に記述したドライブキャリヤーと似ているが、異なる型のドライブ(
例えば、ドライブ2970’)を収容する。ドライブ2970’は、その前面ベ
ゼル上の換気ルーバーを有しないドライブであり、そして1実施態様では、Ex
abyte Mammoth(登録商標)8ミリメートルテープドライブである
【0122】 ドライブ2970’を収容するために、ドライブキャリヤーハウジング上部2
952’およびドライブキャリヤーハウジング下部2954’は、その前端にて
、各個のリップ4302および4304が形成されている。リップ4302およ
び4304の1個またはそれ以上は、例えば、図43の紙面に垂直な方向に沿っ
て、その前端を横切って、換気穴4306が形成されている。さらに、ドライブ
キャリヤーハウジング下部2954’は、その中間部にて、ドライブ支持邪魔板
4310が形成されており、これは、実質的に、ドライブキャリヤー2239’
の幅にわたって、延長している。
【0123】 ドライブキャリヤー2239’は、先に記述した実施態様と同じ様式で、換気
ファン2972’および回路基板3000を有する。ドライブキャリヤー223
9’については、しかしながら、先の実施態様の開口部3004に対応する開口
部は、ドライブキャリヤーハウジング下部2954’の後部の大部分を占めてい
る。結果的に、ドライブキャリヤー2239’のシールド3002’は、先の実
施態様のものよりも大きい。しかしながら、回路基板アセンブリ3000は、依
然として、第一実施態様の位置と似た位置に存在し、そして浮遊して取り付けら
れていることなどを理解すべきである。
【0124】 図43は、いかにして、ドライブキャリヤー2239’が換気されるかを示す
。(矢印4320により示されるように)上部リップ4302で通気口4306
に入る空気は、図43で分割矢印4322により示すように、ドライブ2970
の上部を通るか、またはドライブ2970’の上部および後面パネルに形成され
たドライブ通気口を通る。ドライブキャリヤー2239’の内部から、空気は、
ファン2972’を通ってルーバー2974の外へと駆り出される。(矢印43
30により示されるように)、下部リップ4304にある通気口4306に入る
空気は、矢印4332により表示されるように、邪魔板4310により、297
0の下部パネルに形成された通気口に強制的に通過される。このような空気は、
ドライブの後部通気口を通って、ドライブ2970を出ていく(矢印4334を
参照)。ドライブキャリヤー2239’の内部から、空気は、ファン2972’
を通ってルーバー2974の外へと駆り出される。それゆえ、ドライブキャリヤ
ー2239’は、ドライブキャリヤー2239’の密閉ハウジングにより規定さ
れた空洞だけでなく、ドライブ2970を効果的に換気する。
【0125】 第一実施態様のライブラリ30の原理は、第二実施態様のカートリッジ取扱ラ
イブラリ2230に関連して明白に論述されていないものの、それにもかかわら
ず、そこに適用できることを理解すべきである。このような原理には、その検出
および較正操作が挙げられるが、それらに限定されない。さらに、他に指示がな
いかまたは図面から明らかでないなら、第一実施態様を参照して記述された構造
は、第二実施態様の構造と類似している。このような構造共通性には、例えば、
マガジン70およびマガジン取付アセンブリ60が挙げられる。
【0126】 本明細書中で使用するマガジン取付アセンブリ60およびカートリッジ格納位
置(例えば、位置6021および6022)は、カートリッジ受容ユニットの例で
ある。これらのドライブはまた、カートリッジ受容ユニットとして考慮できるこ
とを理解すべきである。
【0127】 本明細書中で記述したライブラリは、異なるサイズのカートリッジについて縮
尺できることを理解すべきである。さらに、本発明は、一例として、1/2イン
チ磁気テープカートリッジを使用するものの、本発明は、任意の特定の型または
媒体のサイズには限定されない。データ格納ユニットまたは「ユニット」との用
語は、本明細書中では、「カートリッジ」(これは、この業界では、「カセット
」としても公知である)と交換可能に使用される。
【0128】 本明細書中で使用する「ライブラリ」との用語は、知能および自動化の程度を
変えたシステム(カートリッジスタッカーおよびオートローダーを含めて)を包
含することを意図している。さらに、本明細書中で使用する「カートリッジ」と
の用語は、カセット、およびハウジング(ここで、変換可能媒体が含まれる)を
記述する他の一般的に使用されている用語の類義語であることもまた、理解すべ
きである。
【0129】 上記ライブラリで示されるマガジン数およびその中のセルの数は、例証的であ
るにすぎない。それより多いまたは少ない数のマガジンおよびセルを設けること
ができる。
【0130】 さらに、本発明のライブラリの制御装置は、別の操作(例えば、カートリッジ
の処理および/またはカートリッジの挿入/排出を容易にするためのドライブと
の連絡を含めて)を実行できる。
【0131】 本発明の刻印を掃引する他の様式もまた、本発明の範囲内であることを認める
べきである。例えば、カートリッジグリッパーアセンブリを移動させるよりもむ
しろ、ドラムが回転できる。
【0132】 本発明は、現在最も実用的で好ましい実施態様であると考えられるものに関連
して、記述されているものの、本発明は、開示した実施態様には限定されず、そ
れどころか、添付の特許請求の範囲の精神および範囲内に含まれる種々の改変お
よび均等配置を含むことを意図していることを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
本発明の前述の目的および他の目的、特徴および利点は、添付の図面(ここで
、参照番号および記号は、種々の図にわたって、同じ部分を意味する)で図示さ
れた好ましい実施態様の上記のさらに特定した説明から、明らかとなる。これら
の図面は、必ずしも縮尺が合うことはなく、その代わりに、本発明の原理を説明
することに重点が置かれている。
【図1】 図1は、本発明の1実施態様によるカートリッジライブラリ(ハウジングを取
り外した)の一部の斜視図である。
【図2】 図2は、図1のカートリッジライブラリのカートリッジ格納部の斜視図である
【図3】 図3は、図2のカートリッジ格納部の正面斜視図である。
【図4A】 図4Aは、図2のカートリッジ格納部に包含されるマガジン取付アセンブリの
側面斜視図である。
【図4B】 図4Bは、図4Aのマガジン取付アセンブリの上から見た後面斜視図である。
【図4C】 図4Cは、図4Aのマガジン取付アセンブリの下から見た後面斜視図である。
【図4D】 図4Dは、図4Aのマガジン取付アセンブリの側面斜視図である。
【図5】 図5は、図2のカートリッジ格納部に包含されたドラム中心円筒ポストに装着
されたマガジン取付アセンブリの側面斜視図である。
【図6】 図6は、図2のカートリッジ格納部にあるドラム中心円筒ポストの分解図であ
る。
【図7】 図7は、図4のマガジン取付アセンブリに挿入可能なカートリッジマガジンの
右側面正面斜視図である。
【図8】 図8は、図7のカートリッジマガジンの正面図である。
【図9】 図9は、図7のカートリッジマガジンの右側面図である。
【図10】 図10は、図7のカートリッジマガジンの左側面正面斜視図である。
【図11】 図11は、図7のカートリッジマガジンの後面斜視図である。
【図12】 図12は、図7のカートリッジマガジンの下面斜視図である。
【図13】 図13は、図7のカートリッジマガジンの下面図である。
【図14】 図14は、図1のライブラリのカートリッジ運搬アセンブリの斜視図である。
【図15】 図15は、図14のカートリッジ運搬アセンブリの部分反転斜視図である。
【図16】 図16は、図14のカートリッジ運搬アセンブリの後面斜視図である。
【図17】 図17は、図1のライブラリにある刻印を横切るレーザー掃引を描写する線図
である。
【図18】 図18は、図1のライブラリに包含されるカートリッジマガジンを位置づける
工程に関与している基本工程を示すフローチャートである。
【図19】 図19は、カートリッジが予定セルに存在しているかまたは不在であるか、あ
るいは図1のライブラリにカートリッジマガジンが全く存在していないことさえ
、決定する工程に関与している基本工程を示すフローチャートである。
【図20】 図20は、図1のライブラリの一部(特に、キャビネットおよびそれと整列し
たカートリッジマガジンを有する代表的なマガジン取付アセンブリ)の線図であ
る。
【図21】 図21は、図1のライブラリに包含されるドライブを位置づける工程に関与し
ている基本工程を示すフローチャートである。
【図22】 図22は、本発明の他の実施態様によるカートリッジライブラリの正面図であ
る。
【図22A】 図22Aは、図22のカートリッジライブラリの一部の正面図であり、前面パ
ネルは取り除かれている。
【図23】 図23は、図22のカートリッジライブラリの一部の断面側面図であり、これ
は、特に、進入/退出位置を示す。
【図24A】 図24Aは、図22の実施態様の進入/退出マガジンキャリヤーの正面斜視図
であり、これは、ドッキング位置で、マガジンと共に、進入/退出マガジンキャ
リヤーを示す。
【図24B】 図24Bは、図22の実施態様の進入/退出マガジンキャリヤーの後面斜視図
であり、これは、ドッキング位置で、マガジンと共に、進入/退出マガジンキャ
リヤーを示す。
【図24C】 図24Cは、図22の実施態様の進入/退出マガジンキャリヤーの側面図であ
り、これは、ドッキング位置で、マガジンと共に、進入/退出マガジンキャリヤ
ーを示す。
【図24D】 図24Dは、図22の実施態様の進入/退出マガジンキャリヤーの上面図であ
り、これは、ドッキング位置で、進入/退出マガジンキャリヤーを示す。
【図25】 図25は、図22のライブラリの上面図であり、これは、ドッキング位置で、
進入/退出マガジンキャリヤーを示す。
【図26A】 図26Aは、図22の実施態様の進入/退出マガジンキャリヤーの正面斜視図
であり、これは、マガジンなしで、ドッキング位置での進入/退出マガジンキャ
リヤーを示す。
【図26B】 図26Bは、図22の実施態様の進入/退出マガジンキャリヤーの正面図であ
り、これは、マガジンなしで、ドッキング位置での進入/退出マガジンキャリヤ
ーを示す。
【図27】 図27は、図22の実施態様の進入/退出マガジンキャリヤーの上面図であり
、これは、進入/退出位置での進入/退出マガジンキャリヤーを示す。
【図28】 図28は、図22の実施態様のカートリッジライブラリにより実行される進入
/退出ルーチンのフローチャートである。
【図29】 図29は、図22のカートリッジライブラリの下部の正面図であり、前面パネ
ルは取り除かれている。
【図30】 図30は、前面パネル、カートリッジ運搬システムおよびドライブキャリヤー
を取り除いた、図22のカートリッジライブラリの下部の正面図である。
【図31】 図31は、図22のカートリッジライブラリの下部の後面斜視図であり、ドラ
イブキャリヤーは取り除かれている。
【図32】 図32は、本発明のカートリッジライブラリに挿入可能なドライブカートリッ
ジの正面図である。
【図33】 図33は、図32のドライブキャリヤーの分解図である。
【図34】 図34は、図32のドライブキャリヤーの上面図である。
【図35】 図35は、図32のドライブキャリヤーの上から見た右斜視図である。
【図36】 図36は、図32のドライブキャリヤーの上から見た左斜視図である。
【図37】 図37は、図32の反転ドライブキャリヤーの斜視図であり、回路基板シール
ドを包含する。
【図38】 図38は、図32の反転ドライブキャリヤーの斜視図であり、回路基板シール
ドが取り除かれている。
【図39】 図39は、図32のドライブキャリヤーの右側面図であり、これは、このライ
ブラリの回路基板シールドを取り除いた回路基板アセンブリおよびドライブキャ
リヤー棚を示す。
【図40】 図40は、図32のドライブキャリヤーにより使用される回路基板アセンブリ
の上面斜視図である。
【図41】 図41は、図32の反転ドライブキャリヤーの拡大図であり、回路基板シール
ドが取り除かれている。
【図42】 図42は、図32のドライブキャリヤーと共に使用するための反転回路基板の
拡大斜視図である。
【図43】 図43は、本発明の他の実施態様のドライブキャリヤーの断面側面図である。
【図44A】 図44Aは、本発明のマガジン取付アセンブリの内部空洞へとスナップ嵌め込
みされる、反射板の1実施態様の正面斜視図である。
【図44B】 図44Bは、本発明のマガジン取付アセンブリの内部空洞へとスナップ嵌め込
みされる、反射板の1実施態様の後面斜視図であり、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (71)出願人 1685 38th Street,Bould er,Colorado 80301,U.S. A. (72)発明者 ブレナン, ウイリアム アール., ジ ュニア アメリカ合衆国 コロラド 80501, ロ ングモント, フロンティア ストリート 2201 (72)発明者 フェイビアン, カール ダブリュー. アメリカ合衆国 コロラド 80503, ロ ングモント, レイク パーク ウェイ 3230, アパートメント 104 Fターム(参考) 5D057 AA22 BB03 BB28 BE05 CB07 CC13 EB13 EB17 5D072 AB22 CB02 EB14 EB18

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動化カートリッジライブラリであって、以下: ライブラリフレーム; カートリッジ格納部であって、該フレームに取り付けられており、そして進入
    /退出マガジンを含む複数のマガジンを包含し、該マガジンの各々が、情報格納
    媒体の少なくとも1個のカートリッジを収容する、カートリッジ格納部; ドライブであって、該カートリッジの該情報格納媒体に関連した情報を変換す
    るためにある、ドライブ; カートリッジ運搬システムであって、該マガジンと該ドライブとの間で、カー
    トリッジを運搬するためにある、カートリッジ運搬システム; 進入/退出マガジンキャリヤーであって、ドッキング位置から進入/退出ポー
    ト位置へと往復運動して、それにより、該進入/退出マガジンを、該ドッキング
    位置と該進入/退出位置との間で運び、該進入/退出マガジンが該ドッキング位
    置にあるとき、該カートリッジ運搬システムによりアクセス可能である、進入/
    退出マガジンキャリアー、 を備える、自動化カートリッジライブラリ。
  2. 【請求項2】 前記ライブラリの操作面が、前記複数のマガジンのうちの前
    記進入/退出マガジンが前記ドッキング位置にあるとき、前記ドライブの排出位
    置にあるカートリッジの前面および該進入/退出マガジンを含む該複数のマガジ
    ンの少なくとも一部にあるカートリッジの前面により、形成される、請求項1に
    記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記進入/退出マガジンキャリヤーが、該進入/退出マガジ
    ンキャリヤーが前記ドッキング位置にあるとき、前記操作面の中心線から外れて
    いる、請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のマガジンの少なくとも一部が、前記ライブラリの
    軸の周りに回転する、請求項2に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記ライブラリが、実質的に、キャビネットに封じ込まれて
    おり、ここで、該キャビネットが、その上に形成された進入/退出ドアを有し、
    ここで、前記進入/退出位置では、該進入/退出マガジンキャリヤーが、該進入
    /退出ドアを通ってそこからの前記進入/退出マガジンまたはカートリッジの取
    出を容易にするが、該マガジンキャリヤーを超えた該キャビネットの内部への手
    の侵入を防止する、請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記進入/退出位置では、前記進入/退出マガジンキャリヤ
    ーが、前記進入/退出ドアが形成されているキャビネット壁に対して、実質的に
    同一平面上に配置されている、請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記進入/退出マガジンキャリヤーが、シュラウドキャリヤ
    ーハウジングを備え、該シュラウドキャリヤーハウジングが、前記進入/退出ド
    アに向いた面を除いては、実質的に閉じている、請求項5に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記シュラウドキャリヤーハウジングが、前記キャビネット
    内に閉じられたままのサブコンパートメントを規定している、請求項7に記載の
    装置。
  9. 【請求項9】 前記進入/退出ドアが、引き戸である、請求項5に記載の装
    置。
  10. 【請求項10】 前記進入/退出マガジンキャリヤーが、前記ライブラリキ
    ャビネットを進入/退出コンパートメントおよび操作コンパートメントに仕切り
    、ここで、前記ライブラリが、さらに、制御装置を備え、該制御装置が、該進入
    /退出マガジンキャリアーが前記進入/退出位置にある限り、前記進入/退出ド
    アが開いている間、前記カートリッジ運搬システムの連続操作を可能にする、請
    求項5に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記進入/退出マガジンキャリヤーが、該進入/退出マガ
    ジンキャリヤーが前記進入/退出位置にあるとき、前記進入/退出ドアのロック
    を解除する、請求項5に記載の装置。
  12. 【請求項12】 自動化カートリッジライブラリを操作する方法であって、
    該自動化カートリッジライブラリは、複数のマガジンおよびドライブを備え、該
    各マガジンは、情報格納媒体の少なくとも1個のカートリッジを収容するために
    あり、そして該ドライブは、該カートリッジの該情報格納媒体に関連した情報を
    変換するためにあり、該方法は、以下: 通常操作にて、進入/退出マガジンキャリヤーをドッキング位置に置く工程で
    あって、そこで、該進入/退出マガジンキャリヤーに取り付けられた進入/退出
    マガジンは、該マガジンと該ドライブとの間でカートリッジを運搬するカートリ
    ッジ運搬システムにアクセス可能となり、該ドッキング位置は、該ライブラリの
    操作面にあり、該操作面は、該ドライブおよび該複数のマガジンの少なくとも一
    部の前面により形成されている工程; 進入/退出操作のために、該進入/退出マガジンキャリヤーを、該ドッキング
    位置から、該ライブラリのキャビネット上の進入/退出ドアに近接した進入/退
    出位置へと往復運動させる工程であって、そこで、そこからの進入/退出マガジ
    ンまたはカートリッジは、該進入/退出マガジンキャリヤーを超えた該キャビネ
    ットの内部への手の侵入を許容することなく、該進入/退出ドアを通って、取り
    出すことができる、工程、 を包含する、方法。
  13. 【請求項13】 前記進入/退出位置にて、前記進入/退出マガジンキャリ
    ヤーを、前記進入/退出ドアが形成されているキャビネット壁に対して、実質的
    に同一平面上に配置する工程を、さらに包含する、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記進入/退出位置にて、前記進入/退出マガジンキャリ
    ヤーが、前記ライブラリを進入/退出コンパートメントおよび操作コンパートメ
    ントに仕切り、ここで、前記方法が、該マガジンキャリヤーが前記進入/退出位
    置にある限り、前記進入/退出ドアが開いている間、前記カートリッジ運搬シス
    テムの連続操作を可能にすることを、さらに包含する、請求項12に記載の方法
JP2000521526A 1997-11-14 1998-11-13 進入/退出ポート付きのカートリッジライブラリおよびその操作方法 Withdrawn JP2001523880A (ja)

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