JP2001522981A - 爆発性物質を起爆する制御された電磁誘導爆発システム - Google Patents

爆発性物質を起爆する制御された電磁誘導爆発システム

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JP2001522981A JP2000519738A JP2000519738A JP2001522981A JP 2001522981 A JP2001522981 A JP 2001522981A JP 2000519738 A JP2000519738 A JP 2000519738A JP 2000519738 A JP2000519738 A JP 2000519738A JP 2001522981 A JP2001522981 A JP 2001522981A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
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    • F42D1/045Arrangements for electric ignition
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    • F42AMMUNITION; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 爆発性物質を起爆する制御された電磁誘導爆発システム(10)は、電気起爆装置(24)に接続可能な自動無線チャージ(ARCH)モジュール(18)、電磁誘導により駆動電力をARCHモジュール(18)に供給するトランスデューサーモデュール(14)、および、起爆装置(24)から離れた場所よりトランスデューサーモデュール(14)に命令を送るリモートコントローラ(12)を有する。作動シーケンスが終了したら、トランスデューサーモデュール(14)は、電磁界を発生し、それはARCHモジュール(18)のコイルによって検出され、ARCHモジュール18の駆動および起爆装置24に対する起爆電流の提供に使用される。電磁界を発生したトランスデューサーモデュール(14)または少なくともコイルは、ARCHモジュール(18)により検出される磁場を閉じ込めた電磁界の芯として作用するステミングバー(16)の表面あるいは内部に支持される。複数段階によるアクセスコントロールおよび連動システムが、リモートコントローラ(12)、トランスデューサーユニット(14)およびARCHモジュール(18)の間で動作し、起爆装置(24)の不慮の起爆の可能性を少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、爆発性物質を起爆するための制御された電磁誘導爆発システム、特
に、しかしながら特定はされないが、穴の中に分離された爆発性物質の起爆のた
めの制御された電磁誘導爆発システムに関する。
【0002】
【発明の背景】
この明細書およびクレームを通して、”爆発性物質”という用語は広く一般的
な意味として使用され、たとえば、電気起爆装置、ヒューズ、ヒューズヘッド、
電気的マッチ、および、爆薬や弾薬発射火薬などのエネルギー性物質と言うのよ
うな、任意の起爆装置を含む。
【0003】 爆薬および発射火薬は、鉱業および建築業において、トンネルの掘削、閉塞、
一般的な掘削および岩の破壊を含む多くの異なった応用に使用される。
【0004】 爆薬および発射火薬を起爆するために、いくつかのタイプの起爆装置またはヒ
ューズが要求される。起爆装置またはヒューズは、電気的にまたは機械的に起動
される。本発明は、起爆装置、ヒューズまたはその他のエネルギー性物質の無線
による電気的な起爆に関する。
【0005】 一般的に、電気的起爆装置またはヒューズの起爆は、一端が起爆装置に接続さ
れ反対側の端がスイッチを介して電源に接続されているペアの電線のような物理
的な導体により実現される。スイッチが閉じられた時に、電流が電線を流れ、起
爆装置またはヒューズが起爆する。
【0006】 このような形態の電気的起爆システムは、時々、迷電磁界による導体中におけ
る電流の誘導により、または、電線、スイッチおよび電源を有する起爆電気回路
の欠陥により、早まってまたは偶発的に起爆される場合がある。
【0007】 マグネーデット(Mgbe−Det)の商標の下で有効な他の電気的な起爆シ
ステムが知られている。そのシステムにおいては、起爆装置に接触している電気
的導体のペアが、電流が流れるコイルを通過して延びている。そのコイルを流れ
る電流は、起爆電流として使用されるその導体を流れる電流を引き起こす。しか
しながら、このシステムも、迷電磁界を拾うことにより偶然または早まって、明
らかに活性化され易い。
【0008】 これらのすべての起爆システムは、起爆エネルギーの供給元へ手作業による接
続を要求する。
【0009】
【発明の概要】
本発明の目的は、爆発性物質の偶発的な起爆の可能性を実質的に少なくする起
爆システムを提供することにある。本発明の他の目的は、無線による爆発性物質
の非接触性起爆を行なうシステムを提供することにある。
【0010】 本発明の第1の観点によれば、 爆発性物質を起爆させる制御された電磁誘導爆発システムであって、 爆発性物質に起爆電流を供給する自動無線チャージ(ARCH)モジュールを
有し、該ARCHモジュールは、 前記ARCHモジュールから遠隔的に発生された電磁界より電磁誘導により電
力を抽出し、ARCHモジュールに対する駆動電力および起爆電流を供給する電
力回路と、 FIRE(爆発)コードが含まれる無線送信される制御信号を受信してデコー
ドし、そのFIREコードの検証結果により、ARCHモジュールに爆発性物質
を起爆する前記電流を供給させる手段とを有する電磁誘導爆発システムが提供さ
れる。
【0011】 好適には、制御信号を受信しデコードする前記手段は、前記電磁界より前記制
御信号を抽出する。
【0012】 好適には、前記制御信号はARMコードを含み、制御信号を受信しデコードす
る前記手段は、前記ARMコードを受信しデコードし検証した時に、前記ARC
Hモジュールのタイマーを起動し、前記起爆電流を爆発性物質に供給するために
、前記ARCHモジュールが前記FIREコードを受信しデコードし検証しなけ
ればならない所定の期間を計時する。もしFIREコードの検証がなければ、前
記ARCHモジュールは自動的に第2の所定の期間を停止する。
【0013】 好適には、ARCHモジュールは、爆発性物質を爆破するための起爆電流が流
れる出力スイッチをさらに有し、前記出力スイッチは前記FIREコードを受信
し検証するまでは爆発性物質に対する出力が短絡されるように構成され、その状
態で前記スイッチが前記短絡が取り除かれるように操作された時に、起爆電流が
爆発性物質に対して流れる。
【0014】 好適には、前記システムは、前記電磁界を生成する電磁界生成手段に電力を供
給する電源を有するトランスデューサーユニットと、前記制御信号をARCHモ
ジュールに対して送信する無線通信手段とをさらに有する。
【0015】 好適には、前記トランスデューサーユニットは、前記制御信号を前記電磁界に
対して印加する手段をさらに有し、前記無線通信手段は、前記電磁界および前記
制御信号の両方を前記ARCHモジュールに対して送信する。
【0016】 好適には、前記トランスデューサーユニットは、動作のローカルモードとリモ
ートモードを切り替え可能なモードスイッチを有し、動作が前記ローカルモード
の時には、ユーザは前記トランスデューサーユニットに対する前記ARCHモジ
ュールへの無線通信のための命令を手動で入力することができ、動作が前記リモ
ートモードの時には、ユーザは前記トランスデューサーユニットに対する命令を
リモートコントローラユニットを介して入力することができる。
【0017】 好適には、前記トランスデューサーユニットは、命令をマニュアル入力する手
段およびタイマー手段を有し、それら両方は、前記モードスイッチと連合して動
作し、前記モードがローカルモードに切り替えられている時は、ユーザは前記入
力手段を介して、前記タイマー手段で計時される所定の時間内に、前記トランス
デューサーユニットで認識される有効な識別番号を、前記トランスデューサーユ
ニットで動作させるべき次のユーザ命令のために入力しなければならず、前記時
間内に有効な識別番号の入力が無かった時は、前記タイマー手段により計時され
る第2の期間で、ユーザが入力した命令に対して応答しないように、前記トラン
スデューサーユニットは自動的にシャットダウンする。
【0018】 好適には、前記トランスデューサーユニットは、前記トランスデューサーユニ
ットの動作がローカルモードの時に機能し、活性化した時に前記電界生成手段に
電磁界を生成させるARM(作動)スイッチを有する。
【0019】 好適には、前記トランスデューサーユニットは、前記トランスデューサーユニ
ットの動作がローカルモードの時に機能し、ARMスイッチの活性化の後の所定
の期間内に活性化された時に、トランスデューサーユニットに、ARCHモジュ
ールに対してFIREコードを送信させるFIREスイッチを有する。
【0020】 好適には、前記システムは、前記ARCHモジュールおよび起爆装置が置かれ
ている穴を塞ぐステミングバーをさらに有する。前記トランスデューサーユニッ
トは前記電磁界を発生するコイルを有しており、前記コイルは、電磁誘導により
ARCHモジュールに駆動電力を伝送するために、磁力線がステミングバーを通
過し電源回路と結合するように、そのステミングバーの表面あるいは内部に設け
られている。
【0021】 都合よくは、そのステミングバーは再利用可能である。
【0022】 好適には、前記システムは、ユーザが、前記トランスデューサーユニットから
離れた場所より、前記トランスデューサーユニットに対して命令の通信を行なう
ことができるリモートコントローラユニットをさらに有する。
【0023】 好適には、前記リモートコントローラユニットは、命令を手動で入力する入力
手段を有し、前記リモートコントローラユニットがトランスデューサーユニット
との無線通信リンクを確立するためには、ユーザが有効な識別番号を所定の時間
内に入力しなければならないように構成してある。しかしながら、他の形態では
、リモートコントローラユニットは、キースイッチにより操作されても良い。
【0024】 好適には、前記リモートコントローラユニットは、前記トランスデューサーユ
ニットから識別コードワードに対応した受理通知信号が受信されるまで継続的に
送信される特別な識別コードワードを生成するプロセッサ手段を有し、所定時間
内に前記受理通知信号の受信がない場合には、前記リモートコントローラユニッ
トは、前記トランスデューサーユニットとの無線通信リンクの確立を開始するた
めにはユーザが再度有効な識別番号を入力しなければならないリセットモードに
入る。
【0025】 好適には、前記リモートコントローラユニットは、ARMスイッチをさらに有
し、前記トランスデューサーユニットとの無線通信リンクが確立された時で、前
記ARMスイッチが活性化されている場合に、リモートコントロールユニットを
、前記電磁界を生成するトランスデューサーユニットに対してARMコードを送
信させる状態とする。しかしながら、別の形態では、リモートコントローラユニ
ットは、トランスデューサユニットに対して有線で接続しても良い。
【0026】 好適には、前記リモートコントローラによって前記トランスデューサーユニッ
トに送信されるARMコードは、前記トランスデューサーユニットによって前記
ARCHモジュールに送信されるARMコードとは異なる。
【0027】 好適には、前記トランスデューサーユニットは、ARMコードを受信した時に
受理通知信号を前記リモートコントロールユニットに送信し、前記トランスデュ
ーサーユニットは、その後、タイマー手段を起動し、前記リモートコントローラ
ユニットからのFIREコードを受信するまでの期間である第1の期間を計時し
、前記第1の期間内に、前記FIREコードの受信がない場合には、前記トラン
スデューサーユニットは自動的にシャットダウンする。
【0028】 好適には、前記リモートコントローラユニットは、FIREスイッチを有し、
前記FIREスイッチは、活性化されている時にリモートコントローラユニット
にFIREコードを前記トランスデューサーユニットに対して送信させ、前記ト
ランスデューサーユニットは、受信を検証した後、前記ARCHモジュールに対
してFIREコードを再送信する。
【0029】 好適には、前記リモートコントローラによりトランスデューサーユニットに送
信されるFIREコードは、トランスデューサーユニットによりARCHモジュ
ールに再送信されるFIREコードとは異なる。
【0030】 本発明の他の観点によれば、 穴の中で分離された爆発性物質の起爆のための制御された電磁誘導爆発システ
ムであって、 固い物質の内部に形成された穴の中に置かれ、爆発性物質と結合された自動無
線チャージ(ARCH)モジュールであって、遠隔的に発生された電磁界から駆
動電力を電磁誘導により抽出する電源回路と、FIREコードを含む無線通信さ
れた制御信号を受信しデコードする手段とを有し、前記電源回路はARCHモジ
ュールに駆動電力を供給しさらに前記爆発性物質に供給可能な起爆電流を発生す
ることとなっており、前記制御信号を受信しデコードする手段は、前記FIRE
コードの検証された受信により前記爆発性物質への起爆電流の供給を生じさせる
ようになっているところのARCHモジュールと、 前記爆発性物質およびARCHモジュールが中に置かれている穴を塞ぐステミ
ングバーと、 前記制御信号を無線送信するトランスデューサーユニットであって、電磁界を
発生するコイルを有し、磁力線がステミングバーを通過して電源回路に結合して
電磁誘導による駆動電力のARCHモジュールへの伝達に効果があるように、ス
テミングバー上または内部に前記コイルが配置されるトランスデューサーユニッ
トとを有するシステムが提供される。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、添付図面を参照として詳細に説明する。ここにお
いて、 図1は、エネルギー性物質の起爆のための制御された電磁誘導爆発システムの
一実施の形態の概要を示す図、 図2は、本システムのリモートコントローラのブロック図、 図3は、本システムのトランスデューサーユニットのブロック図、 図4は、本システムの自動無線チャージモジュールのブロック図、 図5〜図7は、図2に示したリモートコントローラの動作を記載したフローチ
ャート図、 図8〜図10は、図3に示したトランスデューサーモデュールの動作を記載し
たフローチャート図、 図11は、トランスデューサーユニットおよびリモートコントローラの第2の
実施の形態のブロック図である。 図1より、制御された電磁誘導爆発システム10の一例を理解することができ
る。このシステムは、以下の区分されているが相互に作用しあう構成要素、リモ
ートコントローラ12、トランスデユーサーユニット14、ステミングバー16
、および自動無線チャージ(ARCH)モジュール18を有する。ただし、後述
で明らかとなるが、これらの構成要素の全てが本発明の各実施形態に必要となる
わけではない。
【0032】 システム10が岩22の掘削または破片化に使用される場合は、まず、穴20
が岩22にドリルにより開けられる。起爆装置24と結合されたARCHモジュ
ール18が、ステミングバー16により穴20の底に押し込まれる。ARCHモ
ジュール18は、エアギャップ26または他の方法により、ステミングバーの近
い方の端に直接は接触しない一定の間隔を置いた位置に配置される。このように
、ARCHモジュール18は、ステミングバー16と物理的に分離されている。
ステミングバー16は長さを持っており、ARCHモジュール18から遠い方の
端部28は、穴20から延びている。端部28に近い位置に、トランスデユーサ
ーユニット14またはトランスデユーサーユニット14の少なくともコイル/ア
ンテナが配置される。
【0033】 リモートコントローラ12は、ともかく、トランスヂューサーユニット14の
無線の範囲内に配置される。一般的な条件では、リモートコントローラ12はト
ランスヂューサー14に命令を送る動作を行なう。トランスデューサー14は、
代わって、起爆装置24が続いて起爆するように、ARCHモジュール18より
離れた位置からARCHモジュール18に命令および駆動電源を送る。リモート
コントローラ12からの命令は、起爆装置24から離れた安全な場所から送信さ
れる。その送信される命令は、ARM(作動)およびFIRE(爆発)コードを
含む。ARMコードを受信した時のトランスデューサー14は、電磁界を発生し
、標準的にはARM−1と言う異なるフォーマットでARMコードをARCHモ
ジュール18に再送する動作を行なう。好適には、ARM−1コードは、電磁界
上に刻まれる。そしてトランスデューサー14は、FIREコードをリモートコ
ントローラ12から受信するのを待つ。もし、FIREコードを所定の時間内に
受け取ったら、それはFIRE−1という異なるフォーマットで、引き起こされ
た電磁界に刻み込まれることにより、ARCHモジュール18に再送信される。
【0034】 ARCHモジュール18は、基板上に電力供給装置を有しているわけでも、電
線により電力供給装置に接続されているわけでもない。むしろ、後に詳細に説明
するように、ARCHモジュール18は、トランスデューサー14により離れた
所から生成される電磁界より駆動電力を抽出する回路を含む。加えて、ARCH
モジュール18は、トランスデューサー14からのARM−1およびFIRE−
1コードの受信、内部検証およびチェックを行なった後、電気的起爆電流を生成
して起爆装置24に印加する。
【0035】 図2に示すように、情報および命令が入力されるキーパッドおよびインターフ
ェイスユニット30を具えるリモートコントローラ12が提供される。信号は、
キーパッドおよびインターフェイスユニット30の間においてマイクロコントロ
ーラ32に対して通信バス34を介して伝送される。マイクロコントローラは、
通信バス38を介して、FSKトランシーバおよびアンテナ36と通信すること
ができる。充電可能なバッテリ40からの電力は、駆動電力を電力線44を介し
てキーパッド30、マイクロコントローラ32およびFSKトランシーバ36に
配給する電力供給回路42に入力される。
【0036】 リモートコントローラ12のハード構成要素、すなわち、キーパッド30、マ
イクロコントローラ32、FSKトランシーバとアンテナ36および電力供給回
路42は、通常の既成の構成物であるか、または、通常のハードウェア設計作業
に従って組み立てられたものである。この点について、マイクロコントローラ3
2も、RAMとROMの両方およびアドレスデコーダなどを具えるマイクロプロ
セッサを含むものである。リモートコントローラ12の特別な機能は、実装され
たソフトウェアにより実現される。
【0037】 リモートコントローラ12の処理の流れを、図5、6および7のフローチャー
ト図に描く。図5は、リモートコントローラ12に対する電源投入ルーチンを示
す。状態300は、単に電源投入ルーチンのスタートを示す。状態302は、リ
モートコントローラ12に対する電源が投入されたことを示す。これは、典型的
には、オン/オフスイッチ(図示しない)を押すことにより発生される。状態3
02で電源を投入した後、状態304でマイクロコントローラ32がブートされ
る。次に、状態306において、LED機能チェックが実効される。このステッ
プは、種々の条件や状態の現状を表示するLED表示器が使用できることをチェ
ックするために、サブルーチン308を順に実効することを含む。テストされる
条件や状態は、リモートコントローラ12に電源が印加されていることを示す”
POWER”状態310、リモートコントローラ12とトランスデューサー14
との間で無線通信によるリンクが確立されていることを示す”LINK”状態3
12、ARCHモジュール18が作動状態であることを示す”ARM”状態31
4、FIREコードがリモートコントローラ12によりARCHモジュール18
へトランスデューサー14を介して送信されたことを示す”FIRE”状態31
6、システム10の不良を示す”FAULT”状態318、および、リモートコ
ントローラ12がキーパッドおよびインターフェイスユニット30を介して命令
を受信する準備ができていることを示す”READY”状態320である。
【0038】 電源投入ルーチンの中の、次に入る状態は、ループバックFSK状態322で
ある。この状態の時には、リモートコントローラ12は、FSKトランシーバ3
6に、ステップ324において、テストメッセージを生成させる。そのテストメ
ッセージは、送り返され、リモートコントローラ12により送信されたFSK信
号の正しいコーディングおよびデコーディングが確保されるようにチェックされ
る。もし、このテストにより不良が検出されなかった場合には、リモートコント
ローラ12は、リモートコントローラの”READY”LEDが点灯される”R
EADY”状態326に入る。この状態においては、リモートコントローラ12
は単にキーパッドおよびインターフェイスユニット30を介した次の命令を待っ
ている。
【0039】 図6に参照するように、リモートコントローラは、状態328として示すキー
パッド30の”LINK”キーが活性化されると、次に、リンク確立ルーチンに
入る。このリンク確立ルーチンの目的は、トランスデューサー14とのリンク、
すなわち無線通信を確立することにある。キーパッド30の”LINK”キーの
押圧が検出されると、サブルーチン330により処理が開始され、コントローラ
32に、ステップ332においてキーパッド30をスキャンし、ステップ334
において押圧されたキーを読み取るよう命令がなされる。そのキーが”LINK
”キーであるとすると、ステップ336において対応するリンクコードがマイク
ロコントローラ32のメモリより呼び出されて獲得され、トランシーバ36に対
してバス38により通信が行なわれるFSK信号を生成するために、発振信号の
変調が行なわれることになる。
【0040】 状態338に示すようにトランシーバ(TX)36がオンされ、ステップ34
0においてトランシーバ36によりトランスデューサー14にLINKコードが
送信される。トランスデューサー14によりLINKコードが受信され、適切に
デコードされたとすると、トランスデューサー14は、ステップ342に示すよ
うにリモートコントローラ12に受領通知返信(ACK BACK)コードを送
り返す。ACK BACKコードは、ステップ344において処理され、ステッ
プ346において、リンクテストの結果を表す種々のテストメッセージが生成さ
れる。リモートコントローラ12とトランスデューサー14との間のリンクが所
定の確実さで機能すると、ステップ348に示すように無線リンクが確立される
【0041】 一旦無線リンクが確立されたら、リモートコントローラ12は、ルーチン35
0において、ARMキーの押圧を検出するためにキーボード30をスキャンし、
ステップ352においてタイマーをスタートする。タイマーは、ステップ354
においてセットした期間をカウントする。それは調整可能であるが、わずか10
秒間というように示される。リモートコントローラ12は、ステップ354にお
いてセットした期間の終了後も、スキャン状態350のままである。もし、AR
Mキーがこの期間内に作動されない場合、トランスデューサー14への無線リン
クは切断され、トランスデューサー14との無線リンクの再構築を許可するたと
えば5分というような所定の時間のためのロックアウトタイマーがステップ35
6において起動される。もし、状態354の期間の間に、ARMキーが押圧され
たら、図7に示すARMルーチンに入る。
【0042】 ARMキーの押圧または作動は、状態358により示される。ARMキーの押
し下げは、リモートコントローラ12が、状態360においてキーパッドのスキ
ャンニングを行い、状態362において押圧されているキーを読み取り、そして
、そのキーがARMキーである場合に、状態364においてマイクロコントロー
ラ32は、メモリからARMコードを取り込む。そのコードは、送信のためにF
SK信号に変換される。状態366において、マイクロコントローラ32は、単
にトランシーバ36がオンでありOKであるかを確認する。このようなケースに
なるとすれば、ARMコードを含むFSK信号は、状態368において、予め確
立されているリンクを介してトランスデューサー14に送信される。そして、リ
モートコントローラ12は、状態370において、トランスデューサー14から
のARMコードの受領の確認を待つ。リモートコントローラ12の確認を受領し
たら、状態372において、同時に、FIREタイマーを起動し、状態374に
おいてARCHモジュール18を作動状態にする。状態374において、FIR
Eタイマーが、起爆装置24を起爆する(すなわち、起動する)ために、キーパ
ッド30のFIREキーが押し下げられなければならない時間以内のたとえば5
秒と言うようなわずかな時間をカウントダウンする。もし、このようなことが所
定の時間以内に生じなかった時には、リモートコントローラ32は、状態374
において自分自身をシャットダウンし、状態376においてリモートコントロー
ラ12の作動を防ぐために、通常5分間の同じロックアウトタイムを起動する。
【0043】 FIREタイマーによりセットされた期間の間、マイクロコントローラ32は
、キーパッド30をスキャンし、FIREキーが押圧されるのを検出するFIR
Eスキャンニング状態378に入る。これは、ARMキー状態358と同様であ
り、マイクロコントローラ12がキーパッドをスキャンニングし(状態360)
、キーパッドを読み込み(状態362)、そして、FIREキーの作動が検出さ
れた時に、対応するFIREコードをメモリより獲得する(状態364)。FI
REコードは、発振信号を変調し、通信するFSK信号を生成する。そして、状
態366に再び入ることになり、トランシーバ36はOKとなり、状態368に
おいてFIREコードを含むFSK信号がトランスデューサー14に送信される
【0044】 図3は、トランスデューサーモデュール14の構成を形成するブロックダイブ
ラムを示す。トランスデューサーモデュール14は、バス50を介してマイクロ
コントローラー48と通信を行なうFSKトランシーバー46を含む。マイクロ
コントローラー48は、また、バス54を介してチョッパー52とも通信を行な
う。再充電可能なバッテリー56が、トランスデューサーモデュール14の中に
その電源として含まれる。バッテリー56は、DC電源供給回路58と電気的に
接続され、トランシーバー46、マイクロコントローラー48およびチョッパー
52に電源線60を介して電力を配給する。また、電磁界を発生するコイル62
もトランスデューサーモデュール14内に含まれる。マイクロコントローラー4
8とチョッパー52の両方は、各々電磁誘導結合64および66を介して、電磁
誘導的にコイル62に結合されている。
【0045】 一般的な条件として、トランスデューサーモデュール14は、リモートコント
ローラ12からのエンコードされた命令信号を受信して、内部で生成される特定
の周波数の振動の生成を開始する。ある命令が受信され、それ自身であることが
トランシーバー46により確認された時、マイクロコントローラー48は、発振
器を稼働させ、FSK(unique Frequency Shift Keying) としてエンコードされ
た一連のデジタルコードの命令を、発信信号に重畳させる。マイクロコントロー
ラー48は、次に示すいくつかの機能を含む。 ・リモートコントローラとの通信リンクを確立する。 ・ARMコードまたは命令をリモートコントローラ12から受け取った時に、
チョッパー52を作動可能にする。これは、ARCHモジュール18に駆動電力
を供給し、電力の安定化のための時間の経過後に、制御信号をARCHモジュー
ル18に送ることになる。 ・チョッパー52が稼働されてわずか10秒の後に、チョッパー52がオフに
される期間をチェックし、リモートコントローラ12に対し、トランスデューサ
ーモデュール14がタイムアウトしたことを返信する。これは、プログラムによ
り設定される通常は約5分程度の期間の間、他の命令の再試行や再エントリーを
禁止することになる。 ・FIREコードをARCHモジュール18に送り、そして、チョッパー52
をシャットダウンする。
【0046】 トランスデューサーモデュールは、リモートコントローラ12からの初期命令
にを受け取ると、それ自身の制御信号、および、起動信号を再生成する。リモー
トコントローラ12からARMコードを受信すると、トランスデューサーモデュ
ール14は、それ自身に対応するARM−1コードを生成する。同様な再生成の
原理は、リモートコントローラ12からのFIREコードの受信に対しても適用
され、FIRE−1コードを生成する。トランスデューサーモデュールの動作は
、図8〜図10に示す。
【0047】 図8は、トランスデューサーモデュール14の電源投入ルーチンを示す。トラ
ンスデューサーモデュール14は、内部電源、すなわちバッテリー56を有して
おり、したがって、初期的にパワーオン状態400となる。パワーオン状態40
0に続いて、状態402においてマイクロコントローラー48がブートされる。
状態404において、チョッパー52の機能テストが実効される。トランスデュ
ーサーモデュール14の状態が決定され、状態406において状態バイトが記憶
される。記憶された状態バイトは、通信リンクが確立してからリモートコントロ
ーラへ送り返され、そのために、リモートコントローラ12がトランスデューサ
ーモデュール14の状態をチェックできることになる。
【0048】 電源投入ルーチンが終了した時に、トランスデューサーモデュール14は、リ
モートコントローラ12からのリンクコードの受信を待つリスニング状態408
に入る。状態410において、リンクコードの受信が検出されたら、トランスデ
ューサーモデュール14は、状態412において、適切なレスポンスコードをマ
イクロコントローラー48のメモリから獲得して、状態414において、受理通
知返信(ACK BACK)信号を生成する。同時に、状態416においてFS
Kトランシーバー46の送信部が稼働され、状態414で生成された受理通知返
信信号は、状態418において、リモートコントローラ12に送信される。 この受理通知信号は、リモートコントローラ12のリンク確立ルーチンの状態
342,344,346および348において用いられる確認信号である。リン
ク監視420もまた、リモートコントローラ12とトランスデューサーモデュー
ル14との間のリンクの維持を確保するために動作する。これは、5秒程度のご
く短い所定の時間内で状態418から受理通知信号の発行を、状態422におい
て監視することにより成される。もし、受理通知信号が、状態418において、
状態408におけるリンクコードの受信から5秒以内に送られない場合は、トラ
ンシーバー46は、状態424においてオフ状態にされ、リンク確立ルーチンは
効果的に閉じられ、トランスデューサーモデュール14の状態は電源投入状態4
00にリセットされる。
【0049】 状態422において受理通知信号が所定期間内に受信された場合には、トラン
スデューサーモデュール14は状態426に入り、リモートコントローラ12か
らのARMコードまたは命令を待つ。これにより、図10に示すARMルーチン
を開始する。状態428において、マイクロコントローラー48は、トランシー
バー46により受け取った信号を確認し、それにARMコードが含まれているか
否かを確かめる。これは、リモートコントローラ12により送信されるFSK信
号をデコードし、デコードした信号を、マイクロコントローラー48のメモリの
ルックアップテーブルに記憶されている所定の信号と比較することにより達成さ
れる。もし、ARMコードが受信され検証されたら、マイクロコントローラー4
8は、状態430においてチョッパー52を稼働する。チョッパー52は、通常
の構成であり、標準的な方法で動作し、DC電源58よりAC出力を生成する。
この出力は、誘導結合66によりコイル62に結合される。一例においては、コ
イル62はステミングバー16の端部に巻かれている。したがって、コイル62
と一体的なステミングバー16は、チョッパー52が動作する時に、電磁石とし
て作用する。対応する磁力線は、実質的にステミングバー16に閉じ込められ、
後に詳細に説明するように、ギャップ26を横切り、ARCHモジュール18の
ピックアップコイルとつながり、ARCHモジュール18に電源を提供する電流
を誘起する。しかしながら、コイル62は、実際にはステミングバー16の内側
で、ステミングバー16が穴20の中にある時に起爆装置24に近い方の端部に
、実装されることが好適である。これは、エネルギーの損失を最小にし、誘導結
合およびARCHモジュール18に対するエネルギーの伝達を最大にする。この
変形では、リード電線をステミングバー内に通過させ、コイル62をトランスデ
ューサーモデュール14の残りの部分に接続する。
【0050】 ARCHモジュール18は、それ自身、永続的な電源装置を実装していないの
で、トランスデューサーモデュール14は、次に、ARCHモジュール18内で
電力レベルを安定させるのに十分な時間を確保するタイマー状態432に入る。
安全における特徴として、典型的には、離れたところから発生される電磁界は、
起爆装置24を起爆するのに十分な電力を瞬時に運ぶことはない。したがって、
ARCHモジュール18は、ARCHモジュールを動作させ必要な起爆電流を生
成するために要求される電力に十分な時間を計算するために、電気的記憶装置お
び集積回路を含む。安定化した後、トランスデューサーモデュール14は、FS
K準備信号を状態434においてARCHモジュール18に送信する。
【0051】 状態436において、ARM−1コードがマイクロコントローラー48のメモ
リから読み出される。ARM−1コードは、そして、FSK信号を生成するため
の発振信号の変調に使用される。そのFSK信号は、状態438において、マイ
クロコントローラー48より出力され、誘導結合64を介してコイル62に結合
され、これによりARCHモジュール18に送信される。すなわち、コイル62
の中の電流によって生成された磁束線は、ARCHモジュール18に対して単に
電力だけではなく、作動コードARM−1および爆発コードFIRE−1を含む
制御信号も含んでいる。
【0052】 そして、状態440において、受理通知信号が、ARMコードの受信およびA
RM−1コードの送信を認めるリモートコントローラ12に対して返信される。
この受理通知信号は、図7に示すリモートコントローラ12のためのARMルー
チンの状態370において待ち状態となっている。受理通知信号を発行する時に
、トランスデューサーモデュール14は、状態442において、FIREタイマ
を起動し、状態444において、リモートコントローラ12からFIREコード
を受信するための期間以内の、たとえば5秒と言うような所定のシャットダウン
期間をカウントする。もし、FIREコードを、状態444において所定の時間
以内に受信しなかった時は、トランスデューサーモデュール14はシャットダウ
ンする。チョッパー52は、当然オフ状態とされ、これによりARCHモジュー
ル18に対する電力も停止される。
【0053】 もし、所定時間内にリモートコントローラ12からのFIREコードが受信さ
れたら、マイクロコントローラー48は、リモートコントローラ12により送信
されたFIREコードとは異なるFIRE−1コードをメモリから取り出し、そ
のコードを発振信号の変調に使用して、誘導結合64によりコイル62に対して
結合したFSK信号を生成し、ARCHモジュール18に送信する。
【0054】 図4を参照し、ARCHモジュール18は、ステミングバー16を通過する磁
束線につながる位置に配置されるピックアップコイル68を有する。コイル68
は、また、誘導出力結合70および72を含む。結合70からの出力は、モジュ
ール18に電源を印加するための電源74に供給され、結合72はFSK受信部
76に入力する。電源74は、誘起された電磁界を検出し、整流し、積分した結
果のDC電圧を、RC組み合わせ(抵抗とコンデンサとの組み合わせ)に印加す
るために使用する。そのRC組み合わせにおける基板上のコンデンサの容量は、
起爆装置24により要求される起爆電流および電圧を提供すると共に、基板上の
その他の電子回路のために要求される電圧および電力を供給するのに十分である
【0055】 FSK受信部76は、トランスデューサーモデュール14のトランシーバー4
6により送信されるFSK信号を検出する。前述したように、これらのFSK信
号は、誘起された電磁界および磁束線に重ね合わせられる。FSK受信部76に
対して与えられる入力レベルは変化するかもしれないので、内部に自動レベルコ
ントローラ(ALC)を含んでいる装置が望ましい。これは、一定した信号レベ
ルがFSK受信部76に与えられることを保証する。基板上の電源によりFSK
受信部76に電源が印加されるので、最小限の電力消費および可能な限り低い電
圧での動作が望ましい。FSK受信部は、基板上のマイクロコントローラ78に
直接結合するディジタル出力を生成する。このマイクロコントローラ78は、F
SK受信部からのデジタルワードストリームを監視するように機能すると共に、
リモートコントローラから発見されることが期待される適切な命令ワード(トラ
ンスデューサーモデュール14により再生成されて再送信される)を探すという
働きをする。
【0056】 電源74は、マイクロコントローラ78に安定した電源供給を行い、それによ
り、コイル68で誘起されたような電圧に応じた電圧供給の上昇の影響を受け難
くしてある。”パワーアップ”時には、マイクロコントローラ78は、入力され
る命令を聞くことを許容する前に、一連のステータスを実行すると共に、維持チ
ェックを行なう。そのような内部チェックの目的は、正しい動作電圧の利用と、
入力および出力制御線の正しい状態および条件とを確保するためである。
【0057】 一旦マイクロコントローラ78が正確に動作する満足な状態となったら、リモ
ートコントローラ12からのトランスデューサーモデュール14を介して送信さ
れる制御ワードを受信することを開始する。システム10の全てのタイミングに
おいて、一旦トランスデューサーモデュール14がチョッパー52、コイル62
およびステミングバー16を介して電磁界を生成したら、それに続くARM−1
およびFIRE−1コードは、前述したような所定時間フレーム内で受信しなけ
ればならない。もしこれが発生しなければ、マイクロコントローラ78は、全て
の入力される信号を無視し効果的に休眠状態に入る。このような状態が起きた後
の、シーケンスを再起動する唯一の方法は、電源を落とし再起動することである
。これは、リモートコントローラ12をリセットし爆発シーケンスを繰り返すこ
とにより行い得る。
【0058】 トランスデューサーモデュール14がARMコードをリモートコントローラ1
2より受信した時に、コイル62を活性化し、ARCH電源および内部ARCH
マイクロチェック(状態432)により要求された設定時間に対応する期間だけ
待機し、そして、それ自身が内部で生成したARM−1コードをARCHモジュ
ール18に送信する。もし、トランスデューサーモデュール14が、ARMコー
ドを受信した後のごく短い期間内にリモートコントローラ12からFIREコー
ドを受信しなかったら、その時は、チョッパー52のスイッチを切断し、これに
よりARCHモジュール18への電力供給を打ち切る。この一連の手続きは、A
RCHモジュール18に、トランスデューサーモデュール14よりごく短い5秒
以内に、FIRE−1コードを受信するという期待をもたらす。もし、これが起
きなかったら、トランスデューサーモデュール14は、リモートコントローラ1
2よりFIREコードを受信していないと仮定して、これにより、マイクロコン
トローラ78はARCHモジュール18をシャットダウンし、スリープモードに
戻る。
【0059】 マイクロコントローラ78がトランスデューサーモジュール14からのFIR
E−1コードを受信しデコードした時に、起爆シーケンスを開始する。これは、
1つまたはより多くの出力制御線82が、順次、特定の出力状態となり、ロジッ
クアレイ84にトリガがかけられ、その結果、起爆装置24に接続されている爆
発スイッチまたはリレー86が活性化されることにより達成される。リレー86
は、好適には、起爆装置24へのリード線88に対して常設された短絡回路が供
給されるような接続を有するDPDTディレイである。これは、リレー86が駆
動されることにより短絡が削除されるまでは、起爆装置24に電流が流れないこ
とを保証する。これは、マイクロコントローラ78がFIRE−1命令を処理し
、その他の全ての論理パラメータや条件などが満足された場合にのみ行なわれる
。典型的には、これは、トランスデューサーモデュール14によるFIRE−1
コードの所定回数(たとえば30回)の通信、および、レシーバ76およびマイ
クロコントローラ78により毎瞬間行なわれる、適切なデコーディングおよび信
号のチェックを含む。
【0060】 FIRE−1コードが受信されて、全ての内部チェックが満足した時に、起爆
電流が、電源供給装置74を介して、起爆装置の導線88に切り換えられ、起爆
装置24が起爆あるいは爆発される。
【0061】 無線爆発システム10の第2の実施の形態を図11に示す。第2の実施の形態
において、ARCHモジュール18には変更がないので、図11には示さない。
第1と第2の実施の形態の差異は、リモートコントローラ12’およびトランス
デューサーモデュール14’の構成および動作にある。基本的な差異は、後に非
常に詳細に説明するが、トランスデューサーモデュール14’に、ユーザに手動
でARCHモジュールに送信する種々の命令やコードを入力することを許すロー
カルモードの動作が設けられることである。したがって、これは、ユーザに、実
質的に起爆装置24から離れた位置に物理的に移動して、リモートコントローラ
を使用して起爆装置24を起爆する代わりに、機械や障壁に隠れてトランスデュ
ーサ4ーモデュール14’を直接使用することによって、起爆装置24を起爆す
ることを可能にする。トランスデューサーモデュール14’がリモートモードの
動作の時には、リモートコントローラ12’は基本的に前述したリモートコント
ローラ12と同じ方法により利用されて、起爆装置24を起爆する。
【0062】 トランスデューサーモデュール14’に最初に電源が投入された時は、自動的
にリモートモードの動作に入り、リモート表示器500が点灯する。時計維持用
電力は、マイクロコントローラ502およびフェイルセーフコード生成器に供給
される。ARMおよびFIREスイッチ506および508は、各々、ユーザが
、キーパッド510のような手動入力手段を介して、有効な個人識別番号(PI
N)を入力するまでは有効とならない。モードスイッチ512は、トランスデュ
ーサーモデュール14’をローカルモードに動かすように切り換えられる。マイ
クロコントローラ502のメインループは、この時点で待機状態に入っており、
リモートコントローラ12’より入力される命令および信号を監視し、さらにキ
ーパッド510およびスイッチ506、508および512をスキャンする。
【0063】 ローカルモードの動作を選択することは、モードスイッチ512を切り換える
ことにより可能である。一度切り換えられたら、ローカルモードに実際に入るま
でに、数回のイベントを発生してフェイルセイフロジックを満足させなければな
らない。まず、モードスイッチ512はローカルモードの位置に切り換えられた
としても、リモート表示器500の表示は残っている。ローカルモードの表示器
514は、認証処理が適切に完了した後に点灯される。
【0064】 一度モードスイッチ512が活性化されたら、タイマーおよびロジックシステ
ム516における時間は、たとえば10秒程度所定の期間、カウントダウンされ
る。この時間内に、ユーザは有効なPINをキーパッド510を介して入力しな
ければならない。
【0065】 ユーザが、タイマーユニット516によりカウントされた制限時間内に、キー
パッド510において有効なPIN番号を入力したら、リモート表示器500は
消え、ローカル表示器514が点灯する。また、トランスデューサーユニット1
4’内のA1S発生器518が活性化される。A1S発生器518は、全てが1
のコードまたはトーンを生成し、これは、トランシーバ504によりリモートコ
ントローラ12’に送信される。リモートコントローラ12’は全て1のトーン
をトランスデューサーユニット14’から受信した時には、アクセスあるいは動
作ができないことが保証された構成とされている。
【0066】 キーパッド510より無効なPINが入力されるか、あるいは予め設定された
所定期間内にPINが入力されない場合には、ユーザが再びトランスデューサー
ユニット14’の操作を行なうことができる前の第2の所定の期間に、マイクロ
コントローラ502はシャットダウンする。有効なPINは、マイクロコントロ
ーラ502に記憶される。これらのPINは、任意に変更または消去することが
できるようにしてある。
【0067】 トランスデューサーユニット14’がローカルモードに切り換えられて、AR
Mスイッチ506が押圧されるか他の方法により活性化された時、トランスデュ
ーサーユニット14’に実装されているかあるいは制御されているDC電圧がイ
ンバーター(たとえばチョッパー)に切り換えられ、AC電圧出力が生成される
。AC電圧出力は、ステミングバーの絶縁スイッチ(図示しない)を介してトラ
ンシーバー504の一部を構成するステミングバーのコイル(図示しないが図3
のコイル62と同等)に導かれる。これが、ARCHモジュール18に対して駆
動電力を引き起こす電磁界を生成する。トランスデューサーユニット14’およ
びステミングバーのコイルはワイヤで接続された分離した構成要素である。この
ように、コイルはステミングバー20の周りに設けることができ、トランスデュ
ーサーユニット14’はステミングバー20に向かって設けられている機械ある
いは反動装置の後ろから操作する。前述した実施の形態のように、ARM条件は
0〜9秒の間で調整される所定の期間維持される。もし、FIREスイッチ50
8がその期間内に活性化されずまた押圧されなかった場合、トランスデューサー
ユニット14’は電源をインバーターから分離し(これによりARCHモジュー
ルは電力が欠乏する)、所定の期間内に自らシャットダウンする。もし、FIR
Eスイッチ508が与えられた時間フレーム内で活性化された場合は、マイクロ
コントローラ502は、まず、FIREスイッチ508の活性化を確認あるいは
検証し、次に、128ビットのデータストリーム形式のFIREコードを生成す
る。このデータストリームは、トランシーバー504に対してパルス幅変調(P
WM)としての処理を行なわせるインバータの出力を効果的に変調するために使
用される。この結果のPWMのAC電圧は、電力と、ARCHモジュール18に
より要求される形式の信号との両方を提供する。
【0068】 リモートコントローラ12’は、トランスデューサーユニット14’がリモー
トモードでの動作に切り換えられている場合にのみ動作される。仮に、トランス
デューサーユニット14’がローカル処理モードの時には、リモートコントロー
ラ12’の指示ランプが点灯し、リモートコントローラ12’のいずれのスイッ
チ、キーパッドあるいは他の入力手段も機能しなくなる。これにより、リモート
コントローラ12’に対するユーザのいかなる命令の入力も拒否される。リモー
トコントローラ12’において最初に電源が投入された場合には、監視維持用の
電力が、実装されているマイクロコントローラ520に供給されると共に、トラ
ンシーバ522およびA1Sデコーダ524に提供される。ARMおよびFIR
Eスイッチ526および528は、各々、リモートコントローラユニット12’
のローカルモードの動作が確立されるまでは、有効でない。リモートコントロー
ラユニット12’は、リモートモード表示器530およびローカルモード表示器
532を有する。
【0069】 リモートコントローラ12’に電源が投入された時で、トランスデューサーユ
ニット14’がリモートモードの動作に切り換えられている時のみは、ローカル
モード表示器532が点灯し、リモードモード表示器530は消灯する。ローカ
ルモード表示器532は、認証手続きが適切に完了した後のみ点灯される。
【0070】 トランスデューサーユニット14’のモード選択スイッチ512がリモートモ
ードに切り換えられていた時、1.5kHzのトーン(たとえば、全て1のコー
ド)がA1Sエンコーダ518を介して発生され、トランシーバー504により
送信される。リモートコントローラ12’のトランシーバ522は、ローカル処
理モードに切り換えられる前は、このトーンを受信しデコードしなければならな
い。これは、リモートコントローラ12’が範囲外にある時、および、トランス
デューサーユニット14’がローカル処理モードでアクセスできない時の、フェ
イルセーフシステムである。
【0071】 全てが適切に機能し、A1Sデコーダ524が有効なトーンをデコードしたと
すると、A1Sデコーダ524は、次に、ロジックおよびタイマーユニット52
6内のタイマーを起動し、通常はたとえば10秒である第1の期間のカウントを
開始する。この10秒の間に、作業者は有効なPINをキーパッド534を介し
て入力しなければならない。もし、PINが所定の期間内に検出できなかったり
、あるいは、PINが有効でない場合には、マイクロコントローラ520は再度
活性化され得るまでの所定の第2の期間、シャットダウンされる。
【0072】 もし、有効なPINが入力され、確認されたら、マイクロコントローラ520
は、第1の実施の形態に関わる記載と同様の方法により、トランスデューサーユ
ニット14’と無線通信のリンクを確立する処理を行なう。一般的な条件として
は、マイクロコントローラ520は、特別な識別コードワード(例えば、リンク
コード)を生成し、そのコードワードを、トランシーバ522を介して、トラン
スデューサーユニット14’より受理通知が得られるまで、継続的に送信する。
もし、セットされた(調整可能であるが)期間(たとえば、60秒)の経過後も
、受理通知が受信できなかったら、マイクロコントローラ520はリセットモー
ドに入り、作業者は再度有効なPINを促される。マイクロコントローラ520
のメインプログラムループは、トランスデューサーユニット14’との無線通信
のリンクが確立されるような時間までは、ARM/FIREスイッチ526,5
28上のいかなる事象も無視されるように構成されている。無線通信のリンクが
確立され、作業者がARMスイッチ526を押圧した時には、ARMコードが、
トランシーバ522を介して、トランスデューサーユニット14’に送信される
。トランスデューサーユニット14’は、以後、その作動シーケンスを実行する
が、マイクロコントローラ520がさらに進行する前に、ARMコードの受け取
りを承認しなければならない。トランスデューサーユニット14’からの有効な
受理通知を受信したら、ユニット526内のタイマーは、再度、0〜9秒の間の
調整された所定時間のカウントダウンの処理を開始する。加えて、リモートコン
トローラ12’上のARMED表示器(図示しない)を点灯する。もし、前述し
た期間内にFIREスイッチ528が活性化されたら、マイクロコントローラ5
20はFIREコードをトランシーバ522を介してトランスデューサーユニッ
ト14’に送信する。リモートコントローラ12’からのFIREコードは、通
常は、32ビットワードである。トランスデューサーユニット14’は、リモー
トコントローラ12’からのFIREコードの受信を承認しなければならず、そ
して、トランスデューサーユニット14’が爆発サイクルに入る前に、同じコー
ドを2度受信しなければならない。
【0073】 前述した記載より明らかなように、岩の表面、または爆破や破砕が要求される
同様な物質の内部に予め開けられた穴の内部で、爆発性または火薬型物質を含む
エネルギー性物質の爆発または素早い破壊を発生させることを可能とするために
、電気的起爆装置の起爆あるいは電気マッチの着火のために用いられることがで
きる。固い岩にドリルで穴をあける方法を大改革する可能性のあるARCHモジ
ュール18のための主要な用途は、本質的には鉱業であると予測される。この点
に関し、ドリルで岩に1つまたは複数の穴をあけ、自動的にARCHモジュール
18およびトランスデューサー14または少なくともトランスデューサーコイル
を伴ったステミングバー16を挿入するというような、注文設計の機械が製造さ
れても良い。ステミングバーは再利用できるが(もちろん、トランスデューサー
14およびリモートコントローラ12も同様に可能)、ARCHモジュール18
は破壊される。したがって、その機械は、エネルギー性物質と共に穴の中に配置
するために装着された起爆装置24を伴った補充用のARCHモジュールを搬送
する。より好ましくは、その機械は、長手方向の軸の回りに回転可能なブーム(
支柱またはドラムなどのようなもの)を有し、そのブームを用いて、岩に穴をあ
けるためのドリルなどを支持するようになっている。また、その機械は、装着し
てある起爆装置24を持つARCHモジュール18を、エネルギー性物質と共に
、ドリルで開けた穴の中へ搬送または配置するための搬送システムと、ステミン
グバー16を穴の中に挿入しその後抜くためのシリンダとを有する。 その機械は、基本的には、連続的な方法で操作することができ、まず、ドリル
で穴を開け、ブームを回転させて搬送手段を穴と位置合わせし、ARCHモジュ
ール18および起爆装置24を穴の中に配置し、再度ブームを回転させてシリン
ダによりステミングバー16を挿入可能とする。機械の作業者は、それから、機
械のキャビンより、あるいは、機械の後よりトランスデューサーモデュール14
’を操作して(ローカルモード操作である場合)、離れた位置より起爆装置24
を起動する。このプロセスは、以後繰り返される。
【0074】 ARCHモジュール18およびシステム10は、一般的な掘削作業や、花火の
打ち上げなど、鉱業以外の適用範囲においても使用できることがさらに予測され
る。
【0075】 従来技術に対するARCHモジュール18の実質的な利益は、起爆するために
、起爆装置が配置されている穴の中に、なんら物理的な電線や導火線を必要とし
ないということである。そのような電線は、誘起電流を生じさせ早まった起爆を
起こす可能性のある迷電磁界を受信するアンテナとしての作用をする可能性があ
る。また、爆発する穴の中に物理的に配置されるリード線およびコードは、岩の
崩壊の可能性などにより本来危険なものである。このことだけを考えても、AR
CHモジュール18の安全性は、従来知られている爆発のための装置およびシス
テムと比較して実質的に優れている。加えて、ARCHモジュールは知能的に構
成されており、たとえ迷電磁界により起電力が生じたとしても、有効なFIRE
コードを受信し検証しなければならないめ、起爆電流は供給されずまた配信され
ない。
【0076】 処理の安全性は、ARCHモジュール18の起爆装置の箇所に、FIREコー
ドが受信され検証されるまでの間、短絡回路が適用されている事実により、さら
に高まる。これは、起爆電流が起爆装置側に通過するのを不可能にしている。
【0077】 本発明の実施の形態を、当業者に明らかになるように詳細に記述してきたが、
基本的な発明思想から外れていない無数の変形例が構成され得る。たとえば、前
述した実施の形態では、周波数偏位変調およびパルス幅変調が、システム10に
おける変調方法として使用された。しかし、コヒーレントあるいは非コヒーレン
トの振幅偏位変調(ASK)、位相偏位変調(PSK)、差動コヒーレント位相
偏位変調(DPSK)などのその他の変調方法を使用してもよい。また、システ
ム10の種々の構成要素の間の、種々の制御信号やコードを受信した時の受理通
知においても、受理通知のプロトコルは異なるものを用いてよい。さらに、たと
えば、状態354、374および422における、前述した所定の時間制限も変
更してよい。ARCHモジュール18への電力、制御信号およびコードの供給は
、組み合わせた1つの信号により送るのではなく、分離された信号または電磁界
を介して供給することも可能であり、予測されるものである。さらに、リモート
コントローラ12とトランスデューサー14’の間の通信および電力の伝送は、
無線通信により行なうのではなく、ケーブルあるいはワイヤを介して行なうこと
もできる。しかし、トランスデューサー14とARCHモジュール18の間の通
信は、ワイヤにより行なうのではなく、電磁波により行なうことが重要である。
【0078】 これらの全ての変更および改変は、前述した記載および請求の範囲によりその
特徴が決定される本発明の範囲内である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、エネルギー性物質の起爆のための制御された電磁誘導爆発システムの
一実施の形態の概要を示す図である。
【図2】 図2は、本システムのリモートコントローラのブロック図である。
【図3】 図3は、本システムのトランスデューサーユニットのブロック図である。
【図4】 図4は、本システムの自動無線チャージモジュールのブロック図である。
【図5】 図5は、図6および図7とともに、図2に示したリモートコントローラの動作
を記載したフローチャート図である。
【図6】 図6は、図5および図7とともに、図2に示したリモートコントローラの動作
を記載したフローチャート図である。
【図7】 図7は、図5および図6とともに、図2に示したリモートコントローラの動作
を記載したフローチャート図である。
【図8】 図8は、図9および図10とともに、図3に示したトランスデューサーモデュ
ールの動作を記載したフローチャート図である。
【図9】 図9は、図8および図10とともに、図3に示したトランスデューサーモデュ
ールの動作を記載したフローチャート図である。
【図10】 図10は、図8および図9とともに、図3に示したトランスデューサーモデュ
ールの動作を記載したフローチャート図である。
【図11】 図11は、トランスデューサーユニットおよびリモートコントローラの第2の
実施の形態のブロック図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年9月3日(1999.9.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 本発明の第1の観点によれば、 爆発性物質を起爆させる制御された電磁誘導爆発システムであって、 爆発性物質に起爆電流を供給する自動無線チャージ(ARCH)モジュールを
有し、該ARCHモジュールは、 永続的な電源は持たないが、前記ARCHモジュールから遠隔的に発生された
電磁界より電磁誘導により電力を抽出し、ARCHモジュールに対する駆動電力
および起爆電流を供給する電力回路と、 FIRE(爆発)コードが含まれる無線送信される制御信号を受信してデコー
ドし、そのFIREコードの検証結果により、ARCHモジュールに爆発性物質
を起爆する前記電流を供給させる手段とを有する電磁誘導爆発システムが提供さ
れる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】 本発明の他の観点によれば、 穴の中で分離された爆発性物質の起爆のための制御された電磁誘導爆発システ
ムであって、 固い物質の内部に形成された穴の中に置かれ、爆発性物質と結合された自動無
線チャージ(ARCH)モジュールであって、永続的な電源は持たないが、遠隔
的に発生された電磁界から駆動電力を電磁誘導により抽出する電源回路と、FI
REコードを含む無線通信された制御信号を受信しデコードする手段とを有し、
前記電源回路はARCHモジュールに駆動電力を供給しさらに前記爆発性物質に
供給可能な起爆電流を発生することとなっており、前記制御信号を受信しデコー
ドする手段は、前記FIREコードの検証された受信により前記爆発性物質への
起爆電流の供給を生じさせるようになっているところのARCHモジュールと、 前記爆発性物質およびARCHモジュールが中に置かれている穴を塞ぐステミ
ングバーと、 前記制御信号を無線送信するトランスデューサーユニットであって、電磁界を
発生するコイルを有し、電磁誘導による駆動電力のARCHモジュールへの伝達
に効果があるように、ステミングバー上または内部に前記コイルが配置されるト
ランスデューサーユニットとを有するシステムが提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW 【要約の続き】 ル(18)の間で動作し、起爆装置(24)の不慮の起 爆の可能性を少なくする。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 爆発性物質を起爆させる制御された電磁誘導爆発システムであって、 爆発性物質に起爆電流を供給する自動無線チャージ(ARCH)モジュールを
    有し、該ARCHモジュールは、 前記ARCHモジュールから遠隔的に発生された電磁界より電磁誘導により電
    力を抽出し、ARCHモジュールに対する駆動電力および起爆電流を供給する電
    力回路と、 FIRE(爆発)コードが含まれる無線送信される制御信号を受信してデコー
    ドし、そのFIREコードの検証結果により、ARCHモジュールに爆発性物質
    を起爆する前記電流を供給させる手段とを有する 電磁誘導爆発システム。
  2. 【請求項2】 制御信号を受信しデコードする前記手段は、前記電磁界より前記制御信号を抽
    出する 請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記ARCHモジュールは、爆発性物質を爆破するための起爆電流が流れる出
    力スイッチをさらに有し、 前記出力スイッチは前記FIREコードを受信し検証するまでは爆発性物質に
    対する出力が短絡されるように構成され、 その状態で前記スイッチが前記短絡が取り除かれるように操作された時に、起
    爆電流が爆発性物質に対して流れる 請求項2に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記電磁界を生成する電磁界生成手段に電力を供給する電源を有するトランス
    デューサーユニットと、 前記制御信号をARCHモジュールに対して送信する無線通信手段と をさらに有する請求項3に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記トランスデューサーユニットは、前記制御信号を前記電磁界に対して印加
    する手段をさらに有し、 前記無線通信手段は、前記電磁界および前記制御信号の両方を前記ARCHモ
    ジュールに対して送信する 請求項4に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記ARCHモジュールおよび起爆装置が配置されることができる穴を塞ぐス
    テミングバーをさらに有し、 前記トランスデューサーユニットは、前記電磁界を生成するコイルを有し、 前記コイルは、磁束線がステミングバーを通過し、駆動電力をARCHモジュ
    ールに電磁誘導により伝達する電力回路と結合するように、ステミングバーの表
    面あるいは内部に実装される 請求項5に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記トランスデューサーユニットは、動作のローカルモードとリモートモード
    を切り替え可能なモードスイッチを有し、 動作が前記ローカルモードの時には、ユーザは前記トランスデューサーユニッ
    トに対する前記ARCHモジュールへの無線通信のための命令を手動で入力する
    ことができ、 動作が前記リモートモードの時には、ユーザは前記トランスデューサーユニッ
    トに対する命令をリモートコントローラユニットを介して入力することができる 請求項5に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記トランスデューサーユニットは、命令をマニュアル入力する手段およびタ
    イマー手段を有し、それら手段の両方は、前記モードスイッチと連合して動作し
    、 前記モードがローカルモードに切り替えられている時は、ユーザは前記入力手
    段を介して、前記タイマー手段で計時される所定の時間内に、前記トランスデュ
    ーサーユニットで認識される有効な識別番号を、前記トランスデューサーユニッ
    トで動作させるべき次のユーザ命令のために、入力しなければならず、 前記時間内に有効な識別番号の入力が無かった時は、前記タイマー手段により
    計時される第2の期間で、ユーザが入力した命令に対して応答しないように、前
    記トランスデューサーユニットは自動的にシャットダウンする 請求項7に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記トランスデューサーユニットは、前記トランスデューサーユニットの動作
    がローカルモードの時に機能し、活性化した時に前記電界生成手段に電磁界を生
    成させるARM(作動)スイッチを有する 請求項8に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記トランスデューサーユニットは、前記トランスデューサーユニットの動作
    がローカルモードの時に機能し、ARMスイッチの活性化の後の所定の期間内に
    活性化された時に、トランスデューサーユニットを、ARCHモジュールに対し
    てFIREコードを送信させる状態にするFIREスイッチを有する 請求項9に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 ユーザが、前記トランスデューサーユニットから離れた場所より、前記トラン
    スデューサーユニットに対して命令の通信を行なうことができるリモートコント
    ローラユニットをさらに有する 請求項7に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 前記リモートコントローラユニットは、命令を手動で入力する入力手段を有し
    、前記リモートコントローラユニットがトランスデューサーユニットとの無線通
    信リンクを確立するためには、ユーザが有効な識別番号を所定の時間内に入力し
    なければならないように構成してある 請求項11に記載のシステム。
  13. 【請求項13】 前記リモートコントローラユニットは、前記トランスデューサーユニットから
    識別コードワードに対応した受理通知信号が受信されるまで継続的に送信される
    特別な識別コードワードを生成するプロセッサ手段を有し、 所定時間内に前記受理通知信号の受信がない場合には、前記リモートコントロ
    ーラユニットは、前記トランスデューサーユニットとの無線通信リンクの確立を
    開始するためにはユーザが再度有効な識別番号を入力しなければならないリセッ
    トモードに入る 請求項12に記載のシステム。
  14. 【請求項14】 前記リモートコントローラユニットは、ARMスイッチをさらに有し、前記ト
    ランスデューサーユニットとの無線通信リンクが確立された時で、前記ARMス
    イッチが活性化されている場合に、リモートコントロールユニットを、前記電磁
    界を生成するトランスデューサーユニットに対してARMコードを送信させる状
    態とする 請求項13に記載のシステム。
  15. 【請求項15】 前記トランスデューサーユニットは、ARMコードを受信した時に受理通知信
    号を前記リモートコントロールユニットに送信し、 前記トランスデューサーユニットは、その後、タイマー手段を起動し、前記リ
    モートコントローラユニットからのFIREコードを受信するまでの期間である
    第1の期間を計時し、 前記第1の期間内に、前記FIREコードの受信がない場合には、前記トラン
    スデューサーユニットは自動的にシャットダウンする 請求項14に記載のシステム。
  16. 【請求項16】 前記リモートコントローラユニットは、FIREスイッチを有し、 前記FIREスイッチは、活性化されている時に、リモートコントローラユニ
    ットを、前記トランスデューサーユニットに対してFIREコードを送信させる
    状態とさせ、 前記トランスデューサーユニットは、受信を検証した後、前記ARCHモジュ
    ールに対してFIREコードを再送信する 請求項15に記載のシステム。
  17. 【請求項17】 前記リモートコントローラによりトランスデューサーユニットへ送信されるF
    IREコードは、トランスデューサーユニットによりARCHモジュールへ再送
    信されるFIREコードとは異なる 請求項16に記載のシステム。
  18. 【請求項18】 穴の中で分離されたエネルギー性物質の起爆のための制御された電磁誘導爆発
    システムであって、 固い物質の内部に形成された穴の中に置かれ、エネルギー性物質と結合された
    自動無線チャージ(ARCH)モジュールであって、遠隔的に発生された電磁界
    から駆動電力を電磁誘導により抽出する電源回路と、FIREコードを含む無線
    通信された制御信号を受信しデコードする手段とを有し、前記電源回路はARC
    Hモジュールに駆動電力を供給しさらに前記エネルギー性物質に供給可能な起爆
    電流を発生することとなっており、前記制御信号を受信しデコードする手段は、
    前記FIREコードの検証された受信により前記エネルギー性物質への起爆電流
    の供給を生じさせるようになっているところのARCHモジュールと、 前記エネルギー性物質およびARCHモジュールが中に置かれている穴を塞ぐ
    ステミングバーと、 前記制御信号を無線送信するトランスデューサーユニットであって、電磁界を
    発生するコイルを有し、磁力線がステミングバーを通過して電源回路に結合して
    電磁誘導による駆動電力のARCHモジュールへの伝達に効果があるように、穴
    の外部のステミングバーの端部付近に前記コイルが配置されるトランスデューサ
    ーユニットと を有するシステム。
JP2000519738A 1997-11-06 1998-11-06 爆発性物質を起爆する制御された電磁誘導爆発システム Pending JP2001522981A (ja)

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