JP2001522081A - データ記録装置 - Google Patents

データ記録装置

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JP2001522081A
JP2001522081A JP2000519341A JP2000519341A JP2001522081A JP 2001522081 A JP2001522081 A JP 2001522081A JP 2000519341 A JP2000519341 A JP 2000519341A JP 2000519341 A JP2000519341 A JP 2000519341A JP 2001522081 A JP2001522081 A JP 2001522081A
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Abstract

(57)【要約】 本開示は、データ記録装置、特には電子デジタイザクリップボード及び遠隔コンピュータを提供するものである。ページ上に記入する為にクリップボードのペンが利用され、ページの下にあるデジタイザは、後にページを再生する為の、入力マークの電子的記録を生成する。電子的記録は、通常は10ミリセカンド毎にサンプリングされるペンの空間座標と、集合データストリーム又は他のデータ(例えば、内蔵マイクからの音声データ等)中の有効位置に挿入されるページ識別コマンドのような特定ユーザーコマンドとの両方を表わす。ストリーム中のデータは前のページ識別コマンドに関連付けられており、これによりその後のデータを、ページ識別コマンドに対するそれらのデータのタイミングに基づいて切り取ったりソートしたりすることが出来る。このようにしてデータに前のペンデータとのいかなる空間的な重なりがあったとしても、そのデータをスプライシング機構により移動させることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、複数ページに情報を入力する為のデータ記録装置に関する。より具
体的には、本発明は、空間座標を表わすデータを後にフィルタリングし、相対的
入力時間に基づいて複数ページの1つに割り付けることが出来るような方法でデ
ータシーケンスを効率的に処理する為の装置を提供するものである。
【0002】 (背景技術) 電子データ取り込み装置は、近年、データを電子的に記憶し、インデックス付
けをする為の効果的な手段として人気を得ている。例えば、宅配業者、小売店、
製造業者、その他で従来のフォーム用紙を部分的、或は完全にデータの電子的保
存へと切替える為にこのような電子装置が一般的に利用されており、記録保存用
スペースの節約が図られている。他の事例を挙げると、小売店の多くは現在クレ
ジットカード取引を処理する為に署名取り込み装置を利用している。すなわち、
顧客はカーボン紙のかわりに自分の名前をペーパーレスの電子取り込み装置へと
署名する。顧客に対しては再生した署名の入った領収書及び購入記録がハードコ
ピーにプリントアウトされる一方で、小売店の方はその取り引きの電子的記録の
みを保存する。
【0003】 このような電子取り込み装置の殆どは、例えば、入力データが自動的に正しい
書類に適用されるようになっている等、誰が行なっても失敗しないように比較的
に安全に作られており、署名又はデータを誤ったフォームに取り違えてしまうよ
うな可能性は低い。取り込み装置が複数の段階的処理(例えば、クレジットカー
ド処理)の1要素として制御される場合、通常は一度に処理する取引を1つに限
り、顧客の署名をその処理中の所定の時間にのみ受容することで、エラーが起こ
らないように制御される。同様に、在庫追跡及び同様の用途に用いられる携帯用
装置の場合も、取り込み装置は一度の処理が1フォームに限られるように作られ
ている場合が多い。
【0004】 これらの電子装置(及び従来の帳票処理の慣習を電子的手法に置き換える為の
他の多くの装置)はそれらに企図された目的を果たす上では便利なものであるが
、通常は、例えば、一度に1つの取引、即ちフォームしか処理出来なかったり、
入力したデータの編集が出来ない等、柔軟性に欠ける不便な部分がある。更に、
電子データをその内部に記憶しなければならない装置(例えば、携帯用装置)は
かなり大きな内部メモリを必要とすることが多い為、このような装置のコストは
高く、重量も重くなる。従来の帳票処理アプリケーションの多くにおいては一般
的に、ユーザーが標準的なハードコピーのフォームを記入しつつ、動きまわりな
がら同時に複数のフォームを取り扱えることが望まく、重量が重く、コンピュー
タにコードで接続しなければならないような取り込み装置では、この望ましい結
果を得ることが出来ない。
【0005】 最近の米国特許第5,629,499号(以下’499特許と称す)では、複
数ページ又はフォームを同時に処理するという問題について部分的な解決法が提
供されているが、ここでは複数ページの携帯用デジタイジングクリップボードの
特許が開示されている。このクリップボードを利用すれば、ユーザーは筆づかい
(ペンストローク)情報を取り込むデジタイザを下に敷いた状態で複数の重ねた
ページ上に実際に書込むことが出来る。ユーザーインターフェースは複数あるぺ
ージの中の現在ページのディスプレイ表示を切替える為に使用されるもので、こ
れにより取り込まれた電子データは選択したページに関連付けられる。従って、
ユーザーはクリップボード上に全て重ねられた状態の複数のハードコピーページ
へのデータ記入を同時に完成することが出来ると共に、ペンの動きに対応する電
子情報を、各ハードコピーページのアーカイブ保存又は再生用に同時かつ自動的
に生成することが出来るのである。
【0006】 残念ながら、’499特許に示された装置の内部メモリは限られており、また
、その主要実施例においては電子情報が適正なページに関連付けられるように、
ユーザーは正確、かつ正しいタイミングで現在ページの定義を切替えなければな
らない。ページ定義を正しく切替えなかった場合、情報が誤ったページに関連付
けられてしまう可能性がある。ユーザーが正しくページ定義を切替えないと、別
々のページに対する情報として意図したデータが空間的に重なり合った状態で不
正に単一のページに関連付けられてしまう。’499特許はまた、入力したデー
タを編集する方法については全く触れていない。
【0007】 同時処理能力を有し、更に装置がスタンドアローンモード構成であるかないか
にかかわらず、効率的にデータを記憶する為に効果的にデータを操作するデータ
取り込み装置が絶対的に必要とされている。理想的には、このような装置は、例
えば、後に編集即ちフィルタリングをして正しいページに割り付けることが出来
る空間座標を表わすデータを生成することにより、複数のフォーム間で生じたデ
ータの転置に起因するエラーの影響を大幅に低減する為の機構を提供するもので
あることが望ましい。更に、入力した電子データの容易な編集機能を提供する装
置にも絶対的なニーズがある。本発明はこれらのニーズに応え、これに類する更
なる利点を提供するものである。
【0008】 (発明の開示) 本発明は、相対的入力時間に基づいて空間座標を表わすデータがフィルタリン
グされ、複数ページの1つに割り付けられるような方法でデータのシーケンスを
効率的に処理するデータ記録装置を提供することにより上述したニーズに応える
ものである。この結果、本発明は複数のフォームを携帯しつつ同時に処理する為
、そしてハードコピーのページ又はフォームの電子的記録を自動的に生成する為
に用いることが出来るデータ入力装置を提供するものである。このデータ入力装
置は更に、ユーザーがファイル又はページの識別をしなかったことが原因でデー
タに空間的重なりがあったとしても容易に編集することが出来る用法でデータを
生成するものである。本発明を画像圧縮と共に用いた場合、携帯可能で、コード
接続の必要を生じずにより小さいメモリでユーザーが柔軟に多数のフォームを処
理することが出来る装置が提供される。従って明らかなように、本発明は多くの
アプリケーションに適した柔軟な電子データ取り込み装置を提供するものである
【0009】 本発明は、複数のデータページを遠隔エディタによる編集に適したフォーマッ
トで作成する為のデータ入力装置を提供する。具体的には、この装置はユーザー
が選択的に操作することにより位置判別データの入力を行う為のペンのような入
力装置を含む。装置は更に、異なるページ間の変更をマーキングするコマンド機
構(例えば、ユーザーが記入を行なっているのは第一のページなのか、第二のペ
ージなのか、或は再度第一のページに戻って記入しているのか、を示す)をも含
んでいる。装置はコマンドコードを自動的に位置判別データ中へと挿入し、ユー
ザーコマンドと位置判別データの両方を表わすデータストリームを形成する。こ
の構成を利用すれば、遠隔エディタはデータストリーム中にあるコマンドコード
の相対的タイミングに基づいて各ページを再生し、個々のペンストローク等のよ
うなデータを、それらの間に空間的な重なりがあったとしてもページ間で移動さ
せることが出来る。
【0010】 例えば、遠隔エディタが第一のページを識別するコードをシーケンスとして受
信する場合、遠隔エディタはその直後に続くデータの全てを第一のページに関連
付けることが出来る。入力装置としてペンを利用している場合、データは「ペン
ストローク」の形式である場合が多いが、エディタは第二のページを識別する識
別コードが受信されるまでの全てのペンストロークを第一のページに関連付け、
そしてその後のペンストロークを第二のページに関連付ける。
【0011】 本発明のより具体的な態様においては、装置はタイムコード発生器を含み、入
力装置からのデータを例えば10ミリセカンド毎の一定間隔でサンプリングする
ことが出来るものである。タイムコードは各データのサンプリング毎に挿入して
も良いし、単純に各ペンストロークの始めに対応するように挿入しても良い。装
置の内部メモリ中にデータを効率的に記憶する為にデータ圧縮を利用することが
出来、これにより多くのページからのデータをコンパクトに記憶するという小型
・軽量装置の能力が助長される。更に、単一のデータフォーマットを、例えばコ
マンドコードやペンデータ、バーコードスキャナからのバーコードデータ、及び
マイクからの音声データはもちろん、他のタイプのデータをも含む多くの異なる
タイプの情報に利用することが出来る。
【0012】 上述から明らかなように、上記の機能を持つデータ入力装置によりユーザーは
ハードコピーフォーム(例えば、事前印刷ページ又は白紙ページ)に記入を行う
と同時に全ての記入データの電子的記録を生成することが出来るのである。上述
の方法でデータを効率的に処理することにより、装置は多数のデータページを同
時に処理する能力と、誤ったページ上に記入してしまったことに起因するエラー
、或は誤ったファイル又はページにデータが電子的に転置されてしまう原因とな
るエラーを修正する能力を提供するものである。これにより明らかなように、上
述した機能を持った推奨される装置には、あらゆるフォーム処理アプリケーショ
ン(例えば、在庫追跡を始め多くの他のアプリケーション)おいて、幅広い用途
がある。
【0013】 本発明に対するより深い理解は、以下の詳細説明と添付図面を参照することに
より得られる。特定の実施例の詳細説明は、本発明の特定の実用例を構築し、使
用することが出来るように記述したものであり、列挙した請求項を限定すること
を意図したものではなく、その特定の事例を挙げたに過ぎない。
【0014】 (発明を実施するための最良の形態) 上に概要を述べ、請求項により定義された本発明は、以下の詳細説明と添付図
面を参照することによりより深く理解することが出来る。本発明の特定の実用例
を構築し、使用することが出来るようにする目的で以下に記述した特定の実施例
の詳細説明は、列挙した請求項を限定することを意図したものではなく、その特
定の事例をあげたに過ぎない。以下に示す特定の実施例は、具体的にはデジタル
電子クリップボード、遠隔エディタ、及びスプライシングソフトウエアといった
データ入力システムの推奨される特定の実用例である。しかしながら、本発明は
他の種類の装置にも適用可能である。
【0015】 I.主要部品の説明 本発明は、ページ及びフォーム処理装置用の特別なアプリケーションを持つデ
ジタル電子クリップボード11として実施されている。米国特許第5,629,
499号(以下’499特許と称する)はこの実施例に利用されるクリップボー
ドデザインに関連する背景を説明するものであり、本願にその全てが参考資料と
して組込まれる。
【0016】 第1図を参照すると、デジタル電子クリップボード11は、最上ページ14(
例えば、白紙又はデータ入力フィールドを有する事前に印刷した書類)を支持す
るデジタイザ部13、ページに記入する為の、そして電子ペンデータを生成する
為のペン15、及びペンをクリップボードへと物理的、電気的に接続するコード
17を含むものとして図示されている。本発明の状況においては複数のフォーム
を同時に処理する能力がユーザーに提供されることが望ましく、この為、最上ペ
ージの下には第二の最下ページ20が存在することを示す為に最上ページの隅1
8をめくり上げた状態で描いた。クリップボードは各ページ14又は20上に書
込みを行う為に、そして、データの入力をフォーム用紙に行うと同時に各ページ
上に書込まれた全ての情報の電子的記録を作る為にそれらのページの間を随意に
切替える為に利用される。
【0017】 クリップボード11は更に、ページ14、20を用紙支持面23へと留める為
の、そして多数の追加ページを全てが重なり合った関係で容易に加えられるよう
にする為のクリップ機構21を含む。第1図は、また、特定のフォーム又は事前
印刷フォーム上の特定のフィールドにリンクする音声データを入力する為に随意
選択で利用可能の内蔵型マイク24を採用していることも示している。ペンはペ
ン先19(ユーザーが例えばインク、鉛筆その他でぺージに記せるようなもの)
、圧力検出機構及びデジタイザ部13に対するペン先19の位置を表わす信号を
生成する位置検出電子部品を含む。ペン15は更に、ペン先19がページに対し
て押しつけられた場合(例えば、該ページ上への「書込み」にペンが使用されて
いる場合)に発光する発光ダイオード(LED)35を含んでいても良い。
【0018】 ユーザーはハードコピーページへのデータ記入をいずれの所望の順番で行なっ
ても良いが、ユーザーが1枚のページ14又は20への書込みを止め、他のペー
ジ20又は14への書込みを開始する場合にはクリップボード11に「知らせる
」ことが望ましい。そうする為には、電子的記録中のページ変更を電子的にマー
キングする為の複数の機構を組み込めば良い。例えば、推奨されるクリップボー
ド11は、事前定義のメニューから特定のユーザーコマンド(例えば、ユーザー
がどのページに書込みを行なっているかをクリップボードに知らせる為のコマン
ド等)を表示・選択する為の電子ディスプレイ及びボタンを含むユーザーインタ
ーフェースを有している。装置はまた、ユーザーが新たなページの書込みを始め
る度にそのページに印刷されたバーコード27をスキャンする為のバーコードス
キャナ(第1図には図示せず)を含んだものでも良い。この実施例においては、
バーコードはフォームの「タイプ」(例えば「インボイス」等)と同時に、記入
済みのハードコピーの「インボイス」を他の「インボイス」から区別する一意の
シリアルコード(フォーム「インスタンス」)を含む。このクリップボード11
は必ずしも情報(例えば「インボイス」)が事前印刷されたページに限って利用
されるわけはなく、バーコード又は識別子により全く同じ方法で識別することが
出来る為、空白ページに対しても同様に利用出来る点に留意が必要である。クリ
ップボード11に好適なバーコードスキャナの詳細は、本願に参考資料として全
体が組込まれ、本願と同日に出願された同時係属中のRobert Leich
ner、Bo Curry及びDan Flickingerによる特許出願番
号__/___,___,“Handheld Writing Device
and Related Data Entry System”に記述され
ている。
【0019】 本発明においては、ページ変更コマンドと、ペン及びデジタイザからのデータ
は、ユーザーコマンドとペンデータの両方を表わす単一のシーケンス化したデー
タへと統合される。ペン15はクリップボード電子部品により10ミリセカンド
毎にサンプリングされ、クリップボードに対するx及びyの空間座標と同時にペ
ン先にかかる圧力も表わすペン位置データの連続ストリームが生成される。この
実施例における圧力表示には、ペン先がページに押しつけられているのかどうか
(例えば、ペンが「書込む」為に使用されているのかどうか)を示す1ビットの
チップ−ダウン(ペン先が下向きの状態であることを示す)信号が含まれるが、
相対的圧力、即ち、ページに対する各ペンストロークの「濃さ」を表わす為に、
より多くのビットを使用しても良い。
【0020】 ページ変更コマンドの選択においては、クリップボード11のユーザに対して
幾つかのオプション(例えば、上述したバーコードによるスキャンオプション)
が提供されるようになっていても良いが、コマンド選択の為にはユーザーインタ
ーフェース25が常に利用されることが好ましい。この選択は、ユーザーに対し
て表示される複数の可能なメニューコマンドをスクロールする為のスクロールボ
タンを使用して実行される。そして、選択した記述内容が表示されている間に「
実行」ボタンを押すことにより、上述した方法での所望のコマンドのデータスト
リームへの挿入がトリガされる、或はコマンドが即座に実行されることになる。
【0021】 「タイプ」データに関連して、ユーザーインターフェースからのユーザーコマ
ンドが、特定の他のコマンドと共にペンデータストリームに拡張文字として連続
的に挿入される。即ち、コマンドは可能な限りすぐに(例えば、ペンデータのサ
ンプルが同時に処理されていない場合は即座に、ペンデータのサンプルが同時に
処理されている場合はその直後に)データストリームへと挿入される。この結果
得られる、ペンデータと結合した特定コマンドを含む集合データストリームは、
後に遠隔エディタ(好適なデータ編集ソフトウエア及びクリップボードインター
フェースソフトウエアが走る遠隔コンピュータが望ましい)にアップロードする
為にクリップボード11の内蔵メモリに連続的に記憶される。挿入されたコマン
ドが特定のフォーム(例えば、最下フォーム20)を識別するものであった場合
、集合データストリーム中のそのコマンドの位置が時間的に有効となり、その識
別子に続くメモリ中の全ての電子データを、他のページへの変更を示す他の電子
識別子が出現するまで、最下フォームに関連付けることが出来る。
【0022】 データストリームへと挿入された電子識別子(ページ変更用)は利用されたフ
ォームタイプを具体的に識別するものであり、情報が遠隔コンピュータへと転送
されると、事前印刷情報が入力ペンデータと電子的に統合されるようになってい
ることが望ましい。例えば、クリップボード11のユーザーが「インボイス」を
記入している場合、クリップボードにより生成される電子データは、遠隔コンピ
ュータ(第1図には図示せず)上で走るプログラムが未記入のインボイスとその
電子データとを電子的に結び付けることが出来るようなコードを含んでいること
が望ましい。即ち、クリップボードは後にフォームの電子画像と統合することが
出来るデータを生成するのである。更に、フォーム「タイプ」及び「インスタン
ス」の両方を表わすコードにより、遠隔コンピュータが自動的に入力データを以
前に入力された同じページ又はフォームのデータに結合出来るようになる。ユー
ザーがクリップボードの第一セッション中にフォームの記入を開始し、データを
遠隔コンピュータにアップロードし、その後第二のセッション中に同じページ又
はフォームの記入を完了した場合でも、遠隔コンピュータ上のソフトウエアはそ
れらのデータを同じページ又はフォームに関連付けることが出来る。各ページ又
はフォームの特定のコードはフォーム追跡用の唯一の機構ではなく、クリップボ
ードは更にクリップボード上の有効ページ(例えば、ページ1から132)を単
に識別するだけのインデックスも利用する。この好ましい実施例においては、ペ
ージ及びフォームを追跡及び処理する為にクリップボード及び遠隔コンピュータ
はインデックス及び特定コードを利用する。本願において使用される場合、「フ
ォーム」という語は、1枚以上の「ページ」を有する事前印刷フォーム及び白紙
フォームの両方を意味する。
【0023】 推奨されるクリップボードの実施例は、ユーザーがページ変更のマーキングを
し忘れたり、誤ったマーキングをしてしまった場合でも、生成後に容易に編集出
来るような方法で入力データを生成、系統化するものである。この場合、多くの
アプリケーションにおいて、多数の異なるページの作成・マーキングに利用可能
の柔軟な装置を有していることが望ましい。推奨されるクリップボードは、ペン
15を使って入力した全てのデータと、ユーザーが入力した特定コマンドとを表
わす単一のデータストリームを、ペンデータの後の並べ変えや編集が容易なよう
にストリーム中で順番に配列するように生成することにより、このニーズに応え
るものである。こうして遠隔コンピュータ上のソフトウエアを通じ、フォーム毎
に専用の画像ウィンドウ中にペンデータを表示することが出来る。ソフトウエア
は、表示データのみを記憶することが出来るものか、或はフォームを再現する為
に表示データをフォーム「タイプ」を表わす画像情報(例えば、未記入「インボ
イス」画像)と統合することが出来るものである。以下にも更に説明するが、重
要なのは、それが他の(正しく割り当てられた)ペンデータと空間的に重なって
いたとしても、ペンデータを複数のページ間で識別し、切り取り、そして再割り
付けすることが出来るように、相対的入力時間に基づいてペンデータ処理を行う
「スプライシング」ソフトウエアを遠隔コンピュータ上に更に走らせていること
である。
【0024】 推奨されるクリップボードの機能的構成を更に説明する前に、実施例中で使用
される幾つかのコマンドの性質と同時にクリップボードの様々なアプリケーショ
ンに推奨されるフォーム階層を説明しておく方がわかり易いであろう。以下に説
明するようなフォーム階層を利用すると、通常は定義された事前印刷フォームが
使用される特定の商業用途にクリップボードを容易に適合させることが出来る。
【0025】 A.コマンド コマンドは、自動的にクリップボードにより、ユーザーにより(ユーザーイン
ターフェースを介して)、又は遠隔コンピュータにより生成することが出来る。
クリップボードにより自動的に作成され、データストリームへと挿入されるコマ
ンドの一例がタイムスタンプであり、これは新たなペン「ストローク」毎(例え
ば、ペン先に「圧力」がかけられる毎にペンとページとの間の新たな接触が示さ
れる場合等)にデータストリームへと挿入することが出来る。タイムスタンプは
また、ペンデータのサンプリング毎にクリップボードの中央処理装置(CPU)
によっても作ることが出来、CPUによりサンプリング及びフォーマットされた
ペンデータの元のストリームの一部として形成することが出来る。ユーザーによ
り生成されたコマンドの例には、記入する新たなページの選択、新たなフォーム
「インスタンス」の作成、クリップボードの活動メモリからのページの削除、或
はクリップボードのシリアルメモリから遠隔コンピュータへのデータのアップロ
ード等、ユーザーインターフェースの「実行」ボタンを使用した入力の殆どが含
まれる。ユーザーからのコマンドはまた、スキャンしたフォームのバーコードで
あったり、或はバーコードスキャナがクリップボードに接続している場合にはパ
ッケージのバーコードであったりする場合もある。最後に、遠隔コンピュータか
らのコマンドにはデータの再転送要求、クリップボードへの追加フォーム定義の
ダウンロード、或はクリップボードのCPU上で走らせる為のソフトウエアのダ
ウンロードが含まれる。遠隔コンピュータとクリップボードとの間の通信は、赤
外線通信等のいかなる機構を介して行なっても良いが、出来ればクリップボード
と遠隔コンピュータとの通信は、基本的にはシリアル通信インターフェース(例
えば、RS232又は同様の標準的コンピュータインターフェース)によるもの
であることが望ましい。
【0026】 本発明においては、ユーザーが特定のページへの記入、或は作成を希望するこ
とを識別するコマンドは、ペンデータストリームの有効位置へと直接的に挿入さ
れる。出来れば複数の既存のフォームがクリップボードに既知であり、新たなフ
ォームは全てフォーム階層(第2図を参照しつつ後に説明)により定義付けられ
るように作成されることが望ましい。既知のフォーム間での切替えは、CPUの
有効フォームリストを使い、ユーザーインターフェース25を用いてクリップボ
ード上にある複数のページの中から1ページを選び、適切な選択が表示された時
に「実行」キーを押してそのページを選択することにより実行される。ページを
表わすバーコードをスキャンする為にバーコードスキャナが用いられている場合
は、CPUはファームウエアにより、まず有効フォームリストを検索してスキャ
ンされたバーが有効フォームに対応するものであるかどうかを判定し、そうでな
かった場合はCPUは自動的に新たなフォームを作成(有効フォームリストへと
ページ及びフォームタイプ定義を追加)する。ユーザーが新たなページをクリッ
プボードへと追加することを表明する為にユーザーインターフェース25を手動
で利用する場合、ユーザーは第2図の説明に関連して後に触れる事例のようにメ
ニューオプションから「フォーム作成」を選択し、フォームタイプ、インスタン
ス及びページを選択する。ページ選択又はページ作成する為のユーザーインター
フェース25からのコマンドは、ユーザーが「実行」キーを押した時に実行(及
びペンデータストリームへと挿入)される。
【0027】 ユーザーにより選択された特定のコマンドだけがデータストリームへと挿入さ
れる種類のコマンドではない。その一例を挙げると、ペンがページに対して新た
に押しつけられる度にタイムコードが自動的にデータストリームへと挿入され、
日時の両方が表示される。
【0028】 B.フォームタイプ及びインスタンスの定義 第2図はファームウエア又はソフトウエアに記憶された仮想的フォーム階層3
7を示す図であるが、階層は特定のアプリケーション用に作り上げることが出来
る。例えば、第2図は一般的に利用される「注文書」39、「インボイス」41
、「譲渡証書」43及び「新フォーム」45(すなわち、白紙或は既知ではない
ページ)を含む商用フォームを示したものである。図示した階層は新フォームを
定義する為、或は古いフォームを有効化してCPUにそのフォームを有効フォー
ムリストに加えさせる為のいずれかに利用することが出来るものである。
【0029】 記憶した事前定義のフォームタイプ階層をアクセスする為にユーザーインター
フェース25を利用する際、ユーザーはルート・メニュー・コマンドをスクロー
ルして「フォーム」47という語をユーザーインターフェースの液晶ディスプレ
イ(LCD)上に表示し、「実行」キーを押す。その後、ユーザーは事前定義の
フォーム「注文書」39、「インボイス」41、「譲渡証書」43及び「新フォ
ーム」45をスクロールして行き、LCD上に表示されたいずれかの選択肢を選
択する為に再度「実行」キーを押す。このように選択された総合フォーム「タイ
プ」を得たユーザーは、次に、ユーザーが既存の「インスタンス」49(例えば
、以前に開始したデータを既に有するフォーム)か、或は新たなインスタンス5
1(まだ開始していない未記入フォーム)のいずれかを選択することが出来る、
他のメニュー選択手順を開始することが望ましい。新たなインスタンスを選択す
ると、新たなフォームに新インスタンス番号(例えば、既存譲渡証書、番号2)
が割り当てられる。フォームが複数ページを含む種類のものであった場合、ユー
ザーには第2図の符号53で示されるように、複数ページのうちの特定の1ペー
ジの選択等が出来る他のメニューが表示される。第2図の符号55により更に示
されるように、ユーザーは符号57及び59によりそれぞれ示される単数ページ
或は複数ページから構成される新フォーム(例えば、空白のページ又は以前に定
義付けされていないフォームタイプ)の定義付けを行うことが出来る。
【0030】 フォーム上に入力したデータはユーザーに電子的に表示されることは無く、以
前に開始したフォームインスタンスからのペンデータがクリップボードの内部メ
モリへと必ずしも記憶されるわけでも無い。むしろページが新たに作成される、
或は有効化される度に、各種のコマンド処理を行う為にクリップボードのCPU
が予約したメモリ空間中にインデックスが作られるのである。書込みの終了した
フォームインスタンスは、出来ればフォーム又はページが完了し、遠隔コンピュ
ータへとアップロードされた後にメモリから削除されることが望ましい(例えば
、遠隔コンピュータから自動的に送られたコマンドにより、或はユーザーインタ
ーフェースを選択的に使用することにより行う)。
【0031】 例えば、ユーザーが初めて新フォームインスタンスを開始した場合、新フォー
ムインスタンス用に入力したデータはクリップボードの内部メモリへと(コマン
ドコードと共に)記憶される。ページ識別コードもまた作成され、CPUの予約
メモリ空間中、及びデータストリーム中に記憶される。その後、ユーザーは随意
選択によりそのページ又はフォームに対応する逐次記憶メモリの内容を遠隔コン
ピュータにアップロードし、対応するデータを削除してクリップボード中の入力
データのメモリを消すことが出来る。しかしながら、クリップボードは、作成さ
れた特定のフォームインスタンスのフォーム識別コードの記憶を選択的に保持す
る。この結果、ユーザーは後にそのフォームインスタンスを呼び出して追加デー
タを加えることが出来、この追加データはクリップボードのメモリに記憶される
。クリップボードは入力されたデータを表示することはないが、それを単純にそ
の特定のフォームインスタンスに対応するものとして識別し、遠隔コンピュータ
に示す。逐次記憶メモリの内容が再度遠隔コンピュータへとアップロードされる
と、遠隔コンピュータは逐次記憶メモリ中に挿入されたページ識別コードを利用
して前にアップロードされている元データと新たにアップロードされたデータと
を結合する。重要なのは、ペンストロークの各々がそれに付随する少なくとも1
つの入力時間を持ち、従って遠隔コンピュータは異なるペンストロークを入力時
間により区別、分離することが出来、空間的重なりがあったとしてもそれらを異
なるフォームへと再指定することが出来る。
【0032】 II.推奨されるハードウエアの機能的構成 次に、推奨される装置の物理的及び電子的構成を、第3図を参照しつつ更に説
明する。
【0033】 クリップボード及びその内部の機能部品を第3図の符号11により示す。第3
図は更に、遠隔コンピュータ61への遠隔転送機構(例えば、モデム、赤外線通
信又は他のシリアル通信等)を使用していることを示している。好ましくは好適
な画像作成及びインターフェースソフトウエアを走らせているパーソナルコンピ
ュータである遠隔コンピュータは、入力されたペンデータをアップロード、表示
、処理及び編集する為に利用される。遠隔コンピュータは、また、コンピュータ
ディスク63があることからわかるように、アーカイブ保存用にデータを処理す
る為にも利用することが出来る。
【0034】 第3図は、ペン15、用紙支持面23(デジタイザを含む)、ユーザーインタ
ーフェース25、CPU、サポートチップ処理機能を示す幾つかのボックス、及
びクリップボードが利用するメモリ(2つのボックス67、69:全体的には6
5により示す)を示している。データ記憶に利用されるメモリは、不揮発性「フ
ラッシュ」メモリであることが望ましく、クリップボードは出来れば、追加メモ
リを持つPCMCIAカードを受容する為の外部スロットを有した内部固定メモ
リ(理想的には少なくとも1メガバイト)を利用したものが良い。第一のメモリ
ボックス67はランダムアクセスメモリ(RAM)中にCPU機能用に予約した
メモリ空間を表わし、第二のメモリボックス69はデータ及び選択コマンドの逐
次記憶に利用されるフラッシュメモリ(「データメモリ」)である。第3図は更
に遠隔コンピュータとの通信73用の、好ましくはシリアル通信ポートを含むデ
ータ伝送ポート71を示している。ユーザーインターフェースは、これらの装置
両方に対する制御をユーザーに提供するものであり、例えば、ユーザーが適正な
電話線接続が無い状態でモデムを使おうとした場合等にエラーメッセージを返す
ようになっている。
【0035】 推奨されるユーザーインターフェースを第3図の符号25に示した。個々のメ
ニュー選択肢を表示する為にLCD75を用いており、「上」スクロール及び「
下」スクロールボタン77は表示可能のメニュー選択肢をスクロールする為に利
用される。インターフェースは、更に、表示されたメニュー選択肢を選択する為
の「実行」ボタン79、ルートメニューへと戻る為の「メニュー」ボタン、デー
タを遠隔コンピュータへと転送する為の「送信」ボタン、そしてCPU用に予約
されたメモリ空間からフォームインスタンスを削除する為の「削除」ボタンを含
んでいる(最後の3つのボタンは、第3図においては集合的に符号81で示した
)。重要なのは、データとユーザーコマンドを結合した単一データストリームの
遠隔コンピュータ61への転送だけが唯一生じ得る種類の伝送ではなく、「送信
」ボタンはクリップボードをフォームタイプ定義に関わるソフトウエアコマンド
及びプログラミングの両方を受け入れられる状態に設定する(クリップボードの
ファームウエアを通じて)為にも利用されることが望ましいという点である。
【0036】 ユーザーが新たなフォームインスタンスを作成する時、CPUはフォームの各
ページに対するインデックスを割り当て、これを予約メモリ空間67の有効フォ
ームリスト中に記憶する。CPUは更に各ページに対して一意のコードも割り当
てる(もし、それがクリップボードに既知のものでなかった場合、例えば、メモ
リ又はスキャンしたバーコードを通じて行う)。新たに作成したフォームは、タ
イプ識別子(例えば「インボイス」)及び一意のシリアルコードを含む識別コー
ドと共に、例えば「1」のインデックスを与えられる。有効フォーム間を切替え
る際、ユーザーはクリップボード面上に重ねられた複数のページ間を切替える為
に前述したフォーム階層の位置を確認して行く必要はなく、単にCPUの有効フ
ォームのインデックスをスクロールして「実行」キー79を押すだけで良い。ペ
ン15を使って入力したデータはユーザーにより現在選択されているページに関
連付けられ、用紙支持面とユーザーが書込みを行なっているフォームとの間に多
数のページがあったとしてもペン位置は検出される。
【0037】 ペン先19が新たに押圧される毎に、クリップボードのCPUはリアルタイム
クロック83をサンプリングしてこのデータ(日時を含む)をクリップボード及
びペンからのデータストリームへと挿入する。クリップボードは、通常、スリー
プモードに保持され、ユーザーがペン先を物体へと接触させると覚醒し、よって
ペン中のスイッチは閉じ、これによりCPU中の割り込み信号がトリガされる。
この割り込み信号によりCPUはクリップボードの電子部品を有効化し、活動的
にペンの「聴き取り(リスニング)」を始める。「リスニング」の間は、クリッ
プボード上への書込み(例えば、チップ−ダウン・スイッチが同時に閉じている
状態)を表わすデータのみがペンデータストリームとしてデータメモリ69へと
送られるものの、クリップボードは10ミリセカンド毎にデータをサンプリング
することが望ましい。クリップボードはペンデータを処理すると同時に、第3図
のブロック87に示すようにそのデータを適宜圧縮する。
【0038】 ユーザーがユーザーインターフェースを使ってページを選択(又は新たなペー
ジ又はフォームを作成)する度に、CPUは有効ページ及びフォームのインデッ
クスを使って特定のページに対応する一意の識別コードを予約メモリ空間から検
索し、前述したようにこの識別コード89を加算接合器を介してデータストリー
ムへと挿入する。集合データストリームはその後データメモリ69へと逐次記憶
されるが、この時メモリ位置はフォームインスタンス毎にインデックス付けされ
、ページ及び入力時間もまた、CPUの予約メモリ中に記録される。
【0039】 他のユーザーコマンドを処理する際、CPUは逐次記憶メモリ中に記憶された
データの取り扱いにおいて予約メモリ空間67に依存する。例えば、ユーザーが
特定のフォーム及びインスタンスを削除するメニュー選択肢を選択した場合、C
PUはその予約メモリ空間を確認してそのデータに対応するデータメモリ69中
のデータ位置を把握する。CPUはデータメモリ中のデータを物理的に上書きす
る必要はなく、むしろその予約メモリ空間を変更してそのフォームに対応するデ
ータメモリの利用を示す参照を削除する。同様に、CPUは特定フォームデータ
の遠隔コンピュータ61へのアップロード要求の処理を、例えば、クリップボー
ド中の選択したメモリ位置にあるデータのみを逐次記憶メモリに伝送させる命令
をすることによって行う。
【0040】 III.推奨されるデータフォーマット A.ペンデータ生成 クリップボードが覚醒状態の間、CPUはペンデータをアナログ信号として受
信し、そのデータを処理してペン位置、及びそのペンデータが「インク」を表わ
すものか、或は他のページマーキングを表わすものかを判定する。クリップボー
ドの用紙支持面の下には信号が時間で分離され、トレース線が独特の構成に配列
されたx及びyドライバ信号の交叉パターンがあり、これによりペンが用紙支持
面から数mm離れていたとしてもその面に対するペン位置をCPUがほぼ正確に
判定することが出来る。例えば、用紙支持面は非反復パターンの8つの異なるx
ドライバ線及び8つの異なるyドライバ線を繰り返し使用することが出来る。ペ
ン先19はこれらのドライバ信号を、異なる時間において、ペンと対応ドライバ
信号との間の距離によって異なる相対的大きさで電子的に検出する。ペンはデー
タ信号をA/D変換器へと供給し、CPUはこのA/D変換器に対して10ミリ
セカンド間隔で応答指令信号を送る。この間隔各々の間にCPUは16のドライ
バ信号各々の相対的大きさを判定し、参照表を使ってペン位置を一意に判定する
【0041】 活動状態にあるCPUはペンデータの「聴き取り」を常時行うが(例えば、一
定期間不活性の状態が続くと再度スリープモードに入る)、CPUはそうでない
状態の場合、ペン中のチップ−ダウン・スイッチが押されている(ユーザーが面
上に書込みを行っていることを示す)場合以外はデータを無視することが望まし
い。この時点で、CPUは後により詳細を説明する圧縮を行い、その後データを
逐次記憶メモリ中の次のメモリ位置へと、2から6バイトのペン位置パケットと
してロードする。ペン位置パケット中のデータ構成の詳細は以下に説明する。
【0042】 推奨されるデジタイザの構成及びペン位置検出機構についての更なる詳細は、
本願にその全体が参考資料として組込まれた米国特許第4,806,918号に
記載されている。
【0043】 B.データ圧縮及びメモリへの記憶 先にも述べたように、推奨されるクリップボードは多数のフォーム入力に対応
するデータを記憶するに充分なメモリを持つ一方で、軽量であることが望ましい
。従って、クリップボードのCPUは、コマンド及びデータを処理して単一のデ
ータストリームを形成する際、メモリへの逐次記憶用にデータ圧縮も行う。全体
的には第3図の符号65で示したメモリは、クリップボード内部の少なくとも1
メガバイトの不揮発性メモリ及び拡張メモリ(例えば、16メガバイトのPCM
CIAフラッシュカード等)の両方を含むものが望ましい。クリップボードのC
PUは、現在有効のフォームにインデックスを付ける為に、そして更に32キロ
バイトメモリブロック中のメモリ内容を追跡する為にメモリ67中の空間を予約
する。クリップボード(ユーザーインターフェースを介して)又は遠隔コンピュ
ータのいずれかからのコマンドを処理する為にCPUはこの予約メモリ空間67
中にフォームタイプ、フォームインスタンス、ページ番号及びデータ入力時間に
使用するメモリのインデックスを含むメモリ割り付けを表わす情報を記憶する。
【0044】 予約メモリ空間67とは別に、後に利用することを意図したデータ及びコマン
ド(例えば、ページ変更コマンド)は残りの使用可能のメモリ(データメモリ)
69へと着順に逐次記憶される。予約メモリ67中には更に、クリップボードC
PUが使用及び空きメモリの表示を記憶し、要求があった場合又はメモリが一杯
になった場合にメモリ状態をユーザーに表示する。
【0045】 クリップボード11がシリアルインターフェースで遠隔コンピュータ61に結
合している場合、遠隔コンピュータはデータメモリ全体、或は特定のページ又は
フォームのいずれかに対応するデータのアップロードをコマンドすることが出来
る。このコマンドはまた、クリップボードのユーザーインターフェース25のメ
ニュー機能を用いて実行することも出来る。遠隔コンピュータへのデータ転送は
、CPUのインデックスリスト中のインデックスエントリにより範囲を定められ
た「ページ」単位で行われることが望ましい。1ページ中においては、データは
シリアル出力リンクを介してクリップボードメモリから遠隔コンピュータへと、
クリップボードにおいて解釈されることなく直接的に転送される。データの復元
、ペン位置データの復号化、及び補完された文脈及び他の入力データの解釈は、
その後に遠隔コンピュータ上で走るソフトウエアにより実行される。クリップボ
ードからのデータ転送後、遠隔コンピュータへと伝送されたデータ、或はその特
定のページ又はフォームインスタンスに付随する全てのデータを消去するのかど
うかの入力を要求するプロンプトがユーザーに示されるようになっていることが
望ましい。消去の場合、CPUは予約メモリ空間67を使ってデータの位置を見
つけ、その特定のページ又はフォームインスタンスに対応するデータを、それが
クリップボードのデータメモリ中に断片的に記憶されていたとしても消去する。
【0046】 データメモリがフラッシュメモリである場合、データがクリップボードのデー
タメモリ空間の始まり又は終わりにある連続するメモリブロック(代表的には1
28Kバイト)中で削除されていればメモリの再利用が可能である。クリップボ
ードのデータメモリ空間の始まり又は終わりのいずれかに充分なメモリ空間の空
きがない限り、クリップボードのユーザーインターフェースはメモリが一杯であ
り、更なるデータを受け入れるにはデータのアップロードが必要であることを表
示する。重要なのは、クリップボードのファームウエアに随意選択により断片化
解消機構を組み込み、データ消去が行われる度に未使用空間を埋めるように有効
データを詰めるようにすることが可能であるという点だが、本実施例では採用し
ていない。かわりに、ユーザーはPCMCIAカードを付加し、CPUが新たな
メモリ容量を確認出来るようにしても良い。例えば、新たなフォームが挿入され
たことを示すユーザーインターフェースからの信号等、入力データ中に特定のパ
ターンが生じると、この特定の事象を容易に検索することが出来るようにCPU
がメモリ中のそのインデックスへとポインタを加えるようにも出来る。一度メモ
リへと書込まれたデータは後に変更したり順序を変えたりされないことが望まし
い。
【0047】 この枠組みにおいて推奨される圧縮機構を第4図から第8図を参照しつつ説明
する。この圧縮機構は[x,y,t]座標を持ち、コード又はデジタイザパッドの
表面上の連続的ペン位置を表わすデータパケットを利用するものである。例えば
、内蔵マイクを含む実施例等のような他の実施例においては、データパケットは
データ「タイプ」を表わすt座標が音声である音声データであっても良い。各パ
ケットは未圧縮状態にあっては6バイトから成り、完全に圧縮された状態にあっ
ては最低2バイトにまで小さくなる。
【0048】 ペンデータの場合、未圧縮データパケットはx座標、y座標及びペン圧とパケ
ットタイプ情報(tデータ)に対応する2バイト語を3つ含む。ペン圧は通常、
ペン先が面と接触しているかいないかを表わす1又は2ビットにより示され、そ
うでない場合、2バイトはそのパケットがクリップボードコード、ペン「タイプ
」データ、或は他の非ペンデータのいずれを表わすものであるかの識別情報を含
んでいる。
【0049】 tデータバイトによりそのパケットが日時を表わすものであることが示されて
いる場合、x及びyの4バイトは、それぞれ年月日、又は分及び午前0時後から
の経過時間を10分の1秒単位で表わしているものと解釈される。フォームの識
別は、x及びyの4バイトを使って未加工ASCIIデータ(例えば、バーコー
ドスキャナ、又はCPUの予約メモリ空間からのもの)を表わし、ページ番号を
別個のデータパケットとして符号化することにより行われる。
【0050】 [x,y,t]データフォーマットはまた、クリップボードのメモリ中に順デー
タストリームの一部として記憶されていないコードを通常は遠隔コンピュータと
通信する為に利用される。クリップボードは、クリップボードに関わるフォーム
インデックスを符号化することが出来る(例えば、132の利用可能の有効フォ
ームの1つを、時間をフォームインデックス番号を含むtバイトの最後の7ビッ
トと共に符号化する為にx及びyの4バイトを利用することにより)。クリップ
ボードは、また、そのメモリ状態を、使用(32K)ブロック数と32Kの倍数
を超過するバイト数をそれぞれに示す為にx及びyデータ語を利用して遠隔コン
ピュータにリポートすることが出来る。
【0051】 特定タイプの非ペンデータの符号化には、多くの他のコード体系も利用可能で
あり、好適なコード体系の選択は、デジタル通信方式に精通した者が行なえば良
い。
【0052】 メモリの使用及びモデム転送条件を最低限に抑える為に、ペンデータはデルタ
圧縮方式を利用して2バイトにまで圧縮されることが望ましい。推奨される方式
においては、第4図から第8図に示されるように、第一のバイトの最上位ビット
が「デルタt」フラグであり、第一のバイトの2番目の上位ビットが「デルタx
」フラグであり、そして第一のバイトの3番目の上位ビットが「デルタy」フラ
グである。従って、未圧縮データは、第4図に示されるように各々が2バイトの
x及びy位置値と、2バイトのパケットタイプ(即ちt)データとを含んでいる
。「デルタt」ビットが設定されると(2進数の1)、2つの「t」バイトは前
回の点のtバイトとは異なり、従って、これらの2バイトはデータパケットに含
まれる。「デルタt」ビットがリセットされると(2進数の0)、2つの「t」
バイトは第5図に示されるようにデータパケットから省かれる。「デルタx」ビ
ットが設定されていると、x位置は前のx位置から±31単位に位置しており、
前のx位置からの符号付けされた6ビットデルタとして圧縮される。この事例に
おいては、第二のxバイトが第6図に示されるように省かれ、この第二のデータ
バイトはy情報の第一のバイトとなる。x符号ビットはこの第一のyバイトの最
大有効ビットであり、水平位置変化の大きさは第一のデータバイトの最後の5ビ
ット中に表わされる。デルタxビットがリセットされていると(2進数の0)、
x位置はデルタレンジの外にあり、絶対水平位置は第三のバイトの第一のビット
及び最初の2バイトの低位13ビットを使って符号なしの14ビット値として符
号化される。
【0053】 「デルタy」ビットが設定されていると、y位置は前のy位置から±63単位
内にあり、前のy位置からの符号付けされた7ビットデルタとして符号化される
。この場合、第二のyバイトが省かれ、「デルタy」値は第8図に示されるよう
に第二のデータバイトの低位の7ビット中に符号化される。「デルタy」ビット
がリセットされていると(2進数の0)、y位置はデルタレンジの外にあり、絶
対位置を示す符号なし15ビット値としてyデータバイトの第二のグループ(例
えば、xデータが第6図のように圧縮されている場合は第二及び第三バイト、又
は第4図、第5図の通りである場合は第三及び第四バイト)の低位15ビット中
に符号化される。
【0054】 この方式を利用する場合、ペンデータ点の殆どはたった2バイトでメモリ中に
記憶することが出来る。圧縮データ点を表わす為に利用される実際のバイト数は
第一バイトの3つのデルタフラグにより決定することが出来る。この方法は、用
紙支持面全体にわたるx位置を16,384分の1単位の分解度で、そしてy位
置を32,768分の1単位の分解度でリポートする為に、非常に効果的に利用
することが出来るのである。
【0055】 C.データ転送 データは順データブロックに記憶されており、CPUはその予約メモリ空間を
フラグ識別フォームやページ変更等を記憶する為に使う。このように、クリップ
ボード又は遠隔コンピュータ(クリップボードとの通信中)のいずれかが、CP
Uのインデックス又はそのページ又はフォームの一意のコード(例えば、バーコ
ード)のいずれかを利用して;(a)ページ及びフォームコードを含むメモリ内
容;又は(b)特定のページ又はフォームのデータ;のアップロードを命令する
ことが出来る。
【0056】 ユーザーインターフェースを利用してデータをアップロードする為にクリップ
ボードユーザーはクリップボードを遠隔エディタと通信させるが、この遠隔エデ
ィタは以前にも述べたように好適なソフトウエアを走らせるパーソナルコンピュ
ータであっても良い。クリップボードには通信用にシリアル接続等(例えば、R
S−232結合)の幾つかの代替機構が含まれていることが望ましい。オンした
場合、クリップボードは遠隔コンピュータとの通信においてマスター又はスレー
ブモードで作動することが出来、クリップボードのユーザーはページインデック
ス(例えば、ページ1−132)又はフォームインスタンスを含むページ識別コ
ードのいずれかを選択することが出来る。ユーザーはユーザーインターフェース
のLCDに表示される適切なメニューオプションを選択し、「送信」ボタンを押
して遠隔コンピュータへのアップロードをトリガする。出来ればアップロードの
開始前には遠隔コンピュータからの肯定応答を必要とし、アップロード後には遠
隔コンピュータへと不具合なくアップロードされたデータが自動的にクリップボ
ードから消去されるようになっていることが望ましい。ユーザーインターフェー
ス及び付随するメニューもまた、電話番号をダイアルし、モデムを制御して遠隔
コンピュータとの通信を確立・維持出来る手段を含んでいることが望ましい。
【0057】 遠隔コンピュータはアップロードファイルを受信するとファイルをハードディ
スク上に個別の記録として保存する。この記録は後に(a)入力されたペンデー
タを印刷する為に(例えば、プリンタを使って空白のページ又は未使用の事前印
刷フォーム上へと直接印刷する等)、(b)入力データを編集する為に(後に述
べるスプライシングユティリティを使用して)、(c)入力データを画像データ
と統合し、電子メモリからフォーム全体を再生して白紙上に印刷する、又は保存
する為に、或は(d)入力データを元々使用したフォームタイプにインデックス
を付けた状態で適切にアーカイブする(例えば「インボイス、1995版」等)
為に利用することが出来る。ページインスタンスを識別するコードが具体的にフ
ォームタイプを識別するかどうかにかかわらず、遠隔コンピュータは適切なアー
カイビングが行われるようにこのような情報を付加することが出来る。
【0058】 IV.遠隔コンピュータを利用してのスプライシング 上述したように、遠隔コンピュータ上のソフトウエアは各データのページにつ
いて画像「ウィンドウ」が作成されるように、入力データを識別されたページに
基づいて区別する。更に、ソフトウエアは、クリップボードのメモリ内容を判断
する為、そして全メモリ、即ち全データをアップロードするのか、又は特定のフ
ォームに対応するデータをアップロードするのかを決定する為にクリップボード
のメモリ状態、バッテリ電力、及びフォームのインデックス(現在有効なフォー
ム又は特定の「タイプ」及び「インスタンス」コードのいずれか)を確認する為
のクリップボードとの通信用ユティリティを提供するものであることが望ましい
【0059】 遠隔コンピュータは、また、コンピュータモニタ上での入力データセグメント
の時間再生を可能にする「スプライシング」ソフトウエアを含んでいることが望
ましく、これによりユーザーは時間を順方向及び逆方向に進めたり、表示画像に
入力ペンデータが視覚的に加えられて行く様子をタイムウィンドウで「見る」こ
とが出来る。データが入力される時間の1セグメントに焦点を絞る能力を持つ「
スプライシング」機能により、ユーザーは空間的に重なり合うデータを相対的入
力時間に基づいて分離することが出来、データを異なるデータページに再割り当
てしたり、異なるデータページからのデータを単一のページへと結合したりする
ことが出来る。「スプライシング」機能について第9図から第17図を参照しつ
つ更に説明する。
【0060】 第9図及び第10図は、それぞれ第1図のクリップボード11を利用して入力
した仮想的書込みを示すものであり、集合データストリーム中でページ変更が電
子的にマーキングされていない場合を仮定したものである。第9図及び第10図
において、ユーザーは、まず、最上ページ14(第9図)上に金額「$69.9
5」101を記入し、その後最下ページ20(第10図)へと切替えて「Hav
e a nice day」103と記入し、そして最後に最上ページ(第9図
)へと戻って2つのイニシャル「tj」105を記入している。この事例におい
ては、(a)金額の図形の10ミリセカンド・サンプリング(時間及び日付コー
ドを含む)、(b)「Have a nice day」というテキストに対応
するペンストロークの10ミリセカンド・サンプリング(時間及び日付コードを
含む)、及び(c)2つのイニシャルの入力の10ミリセカンド・サンプリング
(時間及び日付コードを含む)を、この順番で表わすペンデータを持つ単一のデ
ータストリームが作成される。遠隔コンピュータ上のソフトウエアによる処理の
結果として得られる画像は第11図に107として示される外観を有しており、
この入力データを2つの画像ページへとソートし(データは物理的には異なるペ
ージに入力されている為)、入力されたデータの空間的重なりを修正することが
望まれる。
【0061】 この場合において、もし、逐次データ中の有効位置に適正な電子ページマーキ
ングが入力されていた場合、逐次データは適切な時間及び日付コードと同時に以
下を含んでいたことになる:(a)最上ページを識別するコマンド;(b)金額
の図形($69.95)の10ミリセカンド・サンプリング;(c)ユーザーが
次に第二のページへの書込みを望んだことを識別するコマンド;(d)「Hav
e a nice day」のテキストに対応するペンストロークの10ミリセ
カンド・サンプリング;(e)ユーザーが次に最上ページへの書込みを望んだこ
とを識別するコマンド;及び(f)2つのイニシャル(tj)の入力の10ミリ
セカンド・サンプリング。ソフトウエアの「スプライシング」機能は、ページ識
別コードが適切に入力されていない場合に適切にデータをソートする為のもので
ある。
【0062】 第12図から第17図は、先の事例において空間的に重なり合うデータを分離
し、そのデータから2つの別個のページを形成する為に遠隔コンピュータにより
利用される「スプライシング」機能の作用を説明する為の図である。遠隔コンピ
ュータのオペレータはまず、入力されたペンデータをクリップボードからアップ
ロードし(この時点では、単一のフォームに対応するものであることがリポート
される)、そして適切な時間範囲及び「スプライシング」機能を選択する。
【0063】 第12図に示したように、「スプライシング」機能は、ソフトウエアが複数フ
ォーム上へのデータ入力行為を再生及び表示する為のグラフィック・ディスプレ
イ・ウィンドウ109を電子的観点から表示するように作用する。第12図の上
部にあるステータスバー111は、時間が第9図及び第10図に示した書込み処
理において「初期」(例えば、最上、最下ページのいずれにもまだ書込みが行わ
れていない時間に対応する)であることを示している。第12図は、また、「高
速逆送り」、「逆送り再生」、「順送り再生」、「早送り」、「一時停止」、「
マーク」及び「切り取り」ボタン113、115、117、119、121、1
23及び125を画面の底部に表示している。編集ソフトウエアのオペレータは
マウス又は他のインターフェースを利用してボタンを制御し、ビデオテープの再
生と非常に似た方法でクリップボードへのデータ入力の時間を送ったり戻したり
する。時間を逆送りした場合、スクリーン上に既に映し出されている画像は、そ
れらの画像が入力された順序とは逆の順番で、サンプリングされた点単位で消え
て行く。時間を順送りにした場合、それらがクリップボードへと入力された順序
及び時間で更なる画像が付加されて行く。
【0064】 第13図は第12図と同様であるが、「再生」ボタン117が押された後、第
13図上部のステータスバー111が示すようにいくらかの時間が経過したもの
である。クリップボードを利用して入力されたデータのシーケンスが「順送り再
生」され、書込み金額101(第9図にも示した「$69.95」)の入力直後
の時間に対応する時点に来ている。クリップボードのユーザーが最下ページへの
書込みに切替えたのはこの時点であるが、ページ識別コードがデータストリーム
中に出現しない為に編集プログラムは更なる経時と共にこの金額上に更なるデー
タ(例えば「Have a nice day」)を誤りにもかかわらず重ねて
しまう。従って、第14図に示す、更に時間が経過した時点の遠隔コンピュータ
のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウ109には最上フォームに書込まれ
た金額($69.95)101と最下ページに書込まれたテキスト「Have
a nice day」の一部の両方に対応する表示が出てしまうのである。
【0065】 すると、遠隔コンピュータのオペレータはグラフィック・ウィンドウ109の
「マーク」ボタン123及び「逆送り再生」ボタン115を選択し、これにより
誤ったデータ(例えば、重なったテキスト「Have a nice day」
)を編集する為のマーキングをつける一方で時間を逆送りさせる。入力装置(例
えば、ペン)からの各データは特定の時間に結び付けられているため、そして入
力装置からの各サンプルは順序正しいシーケンスに保持されている為、重なり合
う視覚データはそのデータの空間的重なりにもかかわらず、区別することが出来
る。コンピュータのオペレータは充分に時間を逆送りした後、逆送りを停止し、
「切り取り」ボタン125を選択する(第16図)が、このボタンにより、別画
像(例えば、切り取った書込み「Have a nice day」)用の新た
な「切り取り」ウィンドウ127が開かれるようになっていることが望ましい。
【0066】 次にオペレータは第17図に示すように新画像ウィンドウ129(この中に切
り取られた書込みがコピーされる)を作成し、そして再度最初に利用した「再生
」ボタン117を選択して時間を順送りし、追加の書込みをそれらが最初に入力
された通りに表示する(第17図)。オペレータはこの時点で、最上ページ(第
9図)へのデータ記入に対応する画像と最下ページ(第10図)へのデータ記入
に対応する画像の、2つの画像を得たことになる。その後第二のウィンドウ12
9の内容を適切なページの、オペレータが選択した空間的位置にマッピングする
ことが出来る。
【0067】 本発明の様々な変更態様が電子又はソフトウエア分野の当業者には明らかであ
る。例えば、ペン及びデジタイザクリップボードのかわりに、マウス等の空間的
に異なるデータを作成する為の他の入力装置を利用することも出来る。異なる画
像ウィンドウ間、又は他のアプリケーション間のデータをソートする為に時間に
基づいて入力データスプライシングを行う為の他のソフトウエアもプログラミン
グ分野の当業者には明らかである。全てのこれらの変更態様は、本発明の精神か
ら離れるものではないとみなされる。
【0068】 これまでの本発明の幾つかの実施例の説明から、様々な変更、改変及び改良は
当業者に容易に生じるものであることは言うまでもない。このような変更、改変
及び改良は、上記に明示的に説明はしていないものの本発明の精神及び範囲に入
るものであることは意図及び暗示されたものである。よって上述の意図は単に説
明目的に限られたものであり、本発明は添付請求項及びこれに相当するものによ
ってのみ限定及び定義されるものである。
【0069】 (産業上の利用可能性) 以上のように、本発明に係るデータ記録装置は、空間座標を表すデータについ
てデータシーケンスを処理するのに用いて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 デジタイザ部と一端にインクを出すペン先を持つペンとの両方を含むデジタル
電子クリップボードを示す図であり、クリップボードに2枚の重ねられたページ
(最上ページはその一隅がめくりあげられている)が取り付けられた状態を描い
ている。
【図2】 第1図のクリップボードの組織形態の論理階層を示す図である。
【図3】 第1図のクリップボードのデータ処理要素を示す図であり、これらの要素が遠
隔エディタ(例えば、遠隔パーソナルコンピュータ)へと選択的に転送する為の
データストリームをどのように協動して作成するかを描いたものである。 第4図から第8図は、第1図のクリップボードに使われる、推奨されるデータ
圧縮方式を説明する図であり、第4図から第8図の各々は、1つのコマンドコー
ド又はペン先の一式の空間座標のいずれかを表わしている。第4図から第8図に
示すように、このクリップボードに利用されるデータ圧縮方式により、各データ
パケットが2〜6バイトを占めることになる。
【図4】 未圧縮データ[x,y,p]の1パケットのフォーマットを説明する為に用いた
図であり、2バイトのxデータ、2バイトのyデータ及び2バイトの「タイプ」
データがパケットにより表わされる。第一のバイトの最初の3ビットは、xデー
タ、yデータ及びタイプデータの完全値がパケット中にあることを示している。
【図5】 第4図に類似のデータパケットを表わしているが、これは第一のバイトの高位
ビット中の論理0により示されるように、「タイプ」データを持たないものであ
る。データパケットがペンデータを表わすものであった場合、コードの場合とは
逆に、タイプデータフィールドを含まないということは、データタイプに変化が
無かったことを示す。
【図6】 第5図に類似のデータパケットを表わしているが、ここではxデータが1バイ
トに圧縮され、パケットには1バイトのxデータと2バイトのyデータが含まれ
るようにしたものである。xデータの1バイトへの圧縮は、第一のバイトの二番
目に高位のビット中の論理1により示されている。圧縮されたxデータは、前の
データポイントのx値からの6ビットの符号付きオフセットを表わしている。
【図7】 第4図から第6図に示したデータパケットと同様のものであるが、ここではy
データが1バイトに圧縮されており、パケットは2バイトのxデータと1バイト
のyデータを含んでいる。yデータの1バイトへの圧縮は、第一のバイトの三番
目に高位のビット中の論理1により示されている。圧縮されたyデータは、前の
データポイントのy値からの、7ビットの符号付きオフセットを表わしている。
【図8】 第4図から第7図に示したデータパケットと同様のものであるが、xデータ及
びyデータが各々1バイトに圧縮されており(第一のバイトのそれぞれ二番目及
び三番目のビット中の論理1により示される)、また、タイプデータが無い(第
一のバイトの一番目のビット中の論理0により示される)ものである。 第9図から第17図は、遠隔コンピュータによる、空間的に重なり合うデータ
(電子形式のもの)を相対的入力時間に基づいて分離し、2つの別個のハードコ
ピーページへと対応させる為のデータ処理を説明する図である。第9図及び第1
0図は各々、第1図のクリップボードを使って記入した書込みであり、ここでは
ユーザーがページ変更を、クリップボードのユーザーインターフェースを使用し
て電子的に表示することを忘れてしまった場合を想定している。第9図及び第1
0図において、ユーザーはまず、金額を最上ページ(第9図)に書込み、次に最
下ページ(第10図)へと切替えて「Have a nice day」という
テキストを記入し、最後に最上ページ(第9図)へと戻って2つのイニシャルを
記入した。第11図から第17図は、遠隔コンピュータが利用する、空間的に重
なり合うデータを分離し、そのデータから2つの別個のページを形成する為の「
スプライシング」ソフトウエアを表わしたものである。
【図9】 クリップボード上に取り付けた最上ページへの集合的書込み、金額と2つのイ
ニシャルをそれぞれに示す図である。
【図10】 クリップボード上に取り付けた最下ページへの集合的書込み、具体的には「H
ave a nice day」(第9図に示す金額の後ではあるが、第9図の
2つのイニシャルよりも前に書込まれた)を示す図である。
【図11】 第9図及び第10図の両ページを表わす電子データから形成した画像であり、
これは最上ページから最下ページ、そして最下ページから最上ページへの変更を
識別する為に介在するコマンドが無い場合のものである。取り込まれた電子デー
タは結果的に単一のページ上に空間的に重なり合ったデータとして表示されてい
る。
【図12】 遠隔コンピュータ上で走る「スプライシング」プログラムの画面を示したもの
である。第12図上部のステータスバーは、第9図及び第10図に示した記入処
理において、「初期」であることを示している(例えば、最上ページにも最下ペ
ージにもまだ何も記入されていない時点)。第12図は、更に、「高速逆送り」
、「逆送り再生」、「順送り再生」、「早送り」、「一時停止」、「マーク」及
び「切り取り」ボタンを画面の底部に示している。
【図13】 第12図に類似の図であるが、ここでは「再生」ボタンが押され、第13図の
上部にあるステータスバーが示すように、幾分かの時間が経過した状態となって
いる。クリップボードを使って入力されたデータのシーケンスが「順送り再生」
されており、書込み金額($69.95)の記入直後に対応する時点に達してい
る。
【図14】 第13図に類似の図であるが、ここではより長い時間が経過しており、ユーザ
ーがクリップボードのユーザーインターフェースを介してページ識別コマンドを
入力することなく最上フォーム(第9図)の金額($69.95)と最下フォー
ム(第10図)のテキスト「Have a nice day」の一部の両方を
記入した後に対応する時点に達している。
【図15】 第14図に類似の図であるが、ここでは「Have a nice day」
の書込みが始まる前の時点へと、書込みを時間的に逆スクロールすると同時にこ
のフレーズを編集する為にコンピュータ画面の「逆送り再生」ボタン及び「マー
ク」ボタンが選択されている。
【図16】 第15図に類似の図であるが、ここではコンピュータ画面の「切り取り」ボタ
ンが選択されており、これにより新たな「切り取りテキスト」ウィンドウが開か
れて「切り取られた」書込みが表示されている。
【図17】 第16図に類似の図であるが、ここではハードコピーの最上フォーム(第9図
)に対応させる為にその後のイニシャル(後に入力された「tj])が金額($
69.95)と共に第一のウィンドウ中に配置されるように、テキスト「Hav
e a nice day」の入力に対応する時間後に「切り取り」ボタンが解
除されている。この時点においては、切り取られたテキストは異なるページに対
応する第二のウィンドウ中に描かれている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B009 LA01 NE03 5B050 AA10 BA16 BA20 CA07 CA08 DA09 EA03 EA19 FA02 FA08 FA10 FA12 FA13 5B068 AA05 AA11 BB01 BC03 BD02 BD17 CD06

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔エディタによる編集に適したフォーマットで複数のデー
    タページ又はフォームを作成するように適合したデータ記録装置であって、 空間座標を表わす第一のデータシーケンスを入力する為にユーザーにより選択
    的に操作される入力装置と、 前記複数のデータページ又はフォームの第一のページ又はフォームから、前記
    複数のデータページ又はフォームの第二のページ又はフォームへの第一の変更を
    命令する為に選択的に用いられ、また前記ページ又はフォームの前記第一のペー
    ジ又はフォームへと戻る第二の変更を命令するように適合したコマンド機構と、
    そして 空間座標を表わすデータと少なくとも2つの挿入コマンドの両方を含む第二の
    データシーケンスが生成されるように、コマンドコード(前記変更を表わす)を
    前記第一のデータシーケンス中の、ユーザーによる変更コマンドと個々のデータ
    との間の相対的タイミングに依存する位置へと挿入する、ソフトウエア、ファー
    ムウエア及びハードウエアのうちの1つとを具備し、 前記挿入されたコマンドが、後に遠隔エディタにより前記第二のシーケンスに
    基づいて、複数ページ又はフォームの異なるページにユーザーが意図したデータ
    を、そのデータにいかなる可能な空間的重なりがあったとしても、前記挿入され
    たコマンドの、前記第一のシーケンスのデータに対する相対的タイミングに基づ
    いて識別出来ることを特徴とするデータ記録装置。
  2. 【請求項2】 前記コマンド機構が、可能なコマンドを表示する為の視覚的
    ディスプレイ及び前記可能なコマンドの1つを選択する為の実行ボタンを有する
    ユーザーインターフェースを含むことを特徴とする請求の範囲第1項記載のデー
    タ記録装置。
  3. 【請求項3】 前記コマンド機構が、前記複数ページ又はフォームの前記第
    二のページ又はフォーム上のバーコードをスキャンするように適合した、前記複
    数のページ又はフォームの前記第二のページ又はフォームを一意に識別するバー
    コードスキャン機構を含むことを特徴とする請求の範囲第1項記載のデータ記録
    装置。
  4. 【請求項4】 前記入力装置が、前記複数のページ又はフォームを載せるデ
    ジタイザと、データを物理的に前記複数ページ又はフォームへと記入する為にユ
    ーザーが利用するペンを含み、前記第一のデータシーケンスが、一定した周期間
    隔で生成された、前記デジタイザに対する前記ペンの相対的位置を表わすもので
    あり、 前記第一及び第二のデータシーケンスがペンストロークを電子的に表わすデー
    タを含み、そして 前記挿入されたコマンドが、前記遠隔エディタにより、個々のペンストローク
    を前記複数ページ又はフォームのうちの個々のページ又はフォームへと、複数の
    前記ペンストローク間に前記デジタイザに対する相互の空間的重なりがあったと
    しても、電子的に関連付けることが出来るように適合していることを特徴とする
    請求の範囲第1項記載のデータ記録装置。
  5. 【請求項5】 タイムコード発生器を更に具備し、前記第一及び第二のシー
    ケンスのうちの少なくとも一方が前記入力装置からのデータに付随するタイムコ
    ードを含むようにフォーマットされており、これにより遠隔エディタが、前記デ
    ータにいかなる空間的重なりがあったとしてもデータ入力時間に基づいてデータ
    を少なくとも2つのグループに分離することが出来ることを特徴ととする請求の
    範囲第1項記載のデータ記録装置。
  6. 【請求項6】 前記第一のシーケンスが一定の周期間隔おきに採取された空
    間座標を表わすデータを含むことを特徴とし、そして 前記コマンドコードの1つと前記空間座標を表わすデータを一時的に記憶する
    為のバッファと、前記空間座標を表わすデータの間に前記コマンドコードを挿入
    する為の機構を更に含む請求の範囲第1項記載のデータ記録装置。
  7. 【請求項7】 前記空間座標を表わすデータが、約10ミリセカンド毎に採
    取されたサンプルを表わすことを特徴とする請求の範囲第6項記載のデータ記録
    装置。
  8. 【請求項8】 データを前記装置から前記遠隔エディタへと伝送する無線通
    信装置を更に含む請求の範囲第1項記載のデータ記録装置。
  9. 【請求項9】 デジタルメモリを前記装置内部に更に含み、前記第二のデー
    タシーケンスが、前記遠隔エディタへの選択的伝送を後に行なえるような方法で
    、前記メモリ中に記憶されることを特徴とする請求の範囲第1項記載のデータ記
    録装置。
  10. 【請求項10】 前記データ記録装置は携帯用の電子ボードであり、前記空
    間座標を表わすデータを、そのデータを同時に電子表示すること無く記憶する内
    部メモリを更に含む請求の範囲第1項記載のデータ記録装置。
  11. 【請求項11】 前記複数のページ又はフォームを受容する為の用紙支持面
    及びペンを更に含むことを特徴とする請求の範囲10項記載のデータ記録装置で
    あって、 前記ペンが前記複数のページ又はフォーム上に書込む為のインク吐出機構を含
    み、前記デジタイザがペンストローク情報を前記メモリへの記憶用にデジタル化
    する為に前記用紙支持面に連結しており、そして 前記インク吐出機構を使うユーザーのデータ入力により、ページ又はフォーム
    のハードコピーへのインク書きがなされると共に、更にユーザーによる前記ペー
    ジ又はフォーム上へのペン入力の全てが、前記ページ又はフォーム上にある事前
    印刷されたフィールドその他にかかわりなく、デジタル化されることを特徴とす
    るデータ記録装置。
  12. 【請求項12】 前記コマンド機構が、複数ページ中の異なるページ間での
    変更に呼応してページ識別コードを挿入する機構を含み、前記ページ識別コード
    が前記複数ページの1つに一意に関連付けられていることを特徴とする請求の範
    囲第1項記載のデータ記録装置。
  13. 【請求項13】 前記第一のデータシーケンスからのデータを、前記第二の
    データシーケンスへと含ませる為に圧縮するソフトウエアを更に含む請求の範囲
    第1項記載のデータ記録装置。
  14. 【請求項14】 前記ソフトウエアが、位置データを前記第二のデータシー
    ケンスへと含ませる為に、更に可変長のフォーマットに圧縮し、圧縮した前記位
    置データの長さを示すフラグを含ませることを特徴とする請求の範囲第13項記
    載のデータ記録装置。
  15. 【請求項15】 重なり合った関係で束ねた複数のページを載せた携帯用電
    子ボードであって、ユーザーによる個々のベージへの記入を可能とするように適
    合した入力装置を含み、これによりハードコピーページへの記入が行われるよう
    に、そして同時に前記ページへとユーザーにより入力された情報をデジタル化し
    て、そこから前記ユーザーが前記ページへと入力した全ての情報の電子ファイル
    を単一のデータストリームとして作成するように適合しており、前記複数ページ
    のうちのどの1枚に記入されているかを識別するように適合したコマンド機構を
    有することを特徴とした携帯用電子ボードにおいて、 コマンドコード(ページ変更の識別を表わす)を生成するソフトウエア、ファ
    ームウエア及びハードウエアのうちのいずれか1つと、 前記コマンドコード及び前記単一のデータストリームの両方を、それらの相対
    的入力タイミングを保つように結合し、これにより第二のデータストリームを作
    成する為の機構と、そして 前記第二のデータストリームを前記ボードの内部に記憶し、前記第二のデータ
    ストリームを遠隔エディタへと選択的に転送する為の手段とからなり、 前記遠隔エディタが後に、ユーザーが前記複数ページのうちの異なるページに
    対するものとして意図した前記デジタル化情報を、前記データに可能ないかなる
    空間的重なりがあったとしても、前記デジタル化情報に対する前記挿入コマンド
    コードの相対的タイミングに基づき、識別(前記第二のデータストリームに基づ
    いて)することを可能とするように、前記挿入されたコマンドが作用することを
    特徴とする携帯用電子ボード。
  16. 【請求項16】 前記デジタル化情報が、空間座標を表わすデータを含むこ
    とを特徴とし、前記空間座標を表わす各データの一部としてタイムコードを挿入
    するタイムコード発生器を更に含む請求の範囲第15項記載の携帯用電子ボード
  17. 【請求項17】 タイムコードを前記コマンドコードの一部として挿入する
    タイムコード発生器を更に含む請求の範囲第15項記載の携帯用電子ボード。
  18. 【請求項18】 前記入力装置としてペンを使用することと、 連続するペンストロークのサンプルを表わすように前記単一のデータストリー
    ムを形成することと、そして データが新たなペンストロークを表わすものであることの表示を生成し、少な
    くとも前記第二のデータストリーム中へと挿入することを更に含む請求の範囲第
    15項記載の携帯用電子ボード。
  19. 【請求項19】 タイムコードを前記コマンドコードの一部として挿入する
    タイムコード発生器と、そして 前記表示に、対応するペンストロークに関連する時間を識別するタイムコード
    を含ませることを更に含む請求の範囲第18項記載の携帯用電子ボード。
  20. 【請求項20】 前記表示をペンの圧力変化に呼応して形成し、前記ペンの
    圧力変化に対応するタイムコードを少なくとも前記第二のデータストリーム中へ
    と挿入することを更に含む請求の範囲第19項記載の携帯用電子ボード。
  21. 【請求項21】 前記単一のデータストリームからのデータを圧縮すること
    を更に含む請求の範囲第15項記載の携帯用電子ボード。
  22. 【請求項22】 前記データ圧縮が、位置データを可変長フォーマットとな
    るように、そして前記圧縮された位置データの長さを示すフラグを含むように圧
    縮することを含むことを特徴とする請求の範囲第21項記載の携帯用電子ボード
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