JP2001521796A - サブマイクロカテーテル - Google Patents

サブマイクロカテーテル

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JP2001521796A
JP2001521796A JP2000518728A JP2000518728A JP2001521796A JP 2001521796 A JP2001521796 A JP 2001521796A JP 2000518728 A JP2000518728 A JP 2000518728A JP 2000518728 A JP2000518728 A JP 2000518728A JP 2001521796 A JP2001521796 A JP 2001521796A
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catheter
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エー. リー,ジェフリー
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ニューロバスクス,インコーポレイティド
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、遠位端部と近位端部とを有する単一の柔軟な中空本体を含んでなるサブマイクロカテーテルを含む。マンドリンがサブマイクロカテーテル内で近位端部に配置可能である。マンドリンは中空本体全体中を移動することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 本発明は、血栓によって血管内で引き起こされた閉塞を治療するためのサブマ
イクロカテーテル(超微小カテーテル)及びそのための方法に関する。
【0002】 急性の卒中においては、血栓や血餅によって血管内に閉塞部が形成されている
。急性卒中を治療する際には、血栓によって引き起こされた閉塞を可能な限り素
早く解消することが目標とされる。多数の臨床研究で、発作後の最初の6時間以
内に閉塞を解消することができれば、患者が神経障害をほとんど又は全く伴わず
に回復する可能性が大幅に向上されることが示されている。多くの医師は、適期
は閉塞後の最初の3時間に限定されていると考えている。
【0003】 血栓は、薬剤で分解又は溶解され得る様々な血液成分から構成されている。従
来の卒中治療法では、これらの溶解剤が静脈内(IV)全身投与によって供与さ
れる。したがって、薬剤は循環器系全体を経て注入される。より攻撃的な治療は
、カテーテルを利用して溶解剤を血栓に直接的に送給することである。カテーテ
ルが血栓に隣接して配置され、薬剤が血栓に直接的に注入される。その利点は、
有効性を向上させるべく薬剤が非常に高濃度で血栓に到達することである。
【0004】 1つのタイプの薬剤送給装置は、マイクロカテーテル(微小カテーテル)を利
用している。脳の脈管構造への挿入を目的とされているマイクロカテーテルは高
分子材料の柔軟性に頼っており、マイクロカテーテルは、追従性(tracka
bility)及び押圧性(pushability)という特性のために、高
分子材料から作成される。本願で使用される追従性とは、目的とされる治療箇所
までガイドワイヤに「追従」する微小カテーテルの特性を指す。マイクロカテー
テルは脳の蛇行する解剖学的構造を通り抜けるために優れた追従性を呈さなけれ
ばならない。
【0005】 本願で規定される押圧性とは、操作者端部であるカテーテルの近位端部から患
者内のカテーテルの端部へ軸線方向の押込力を伝達するマイクロカテーテルの特
性を指す。医師は、生存体の解剖学的構造内で労せずにマイクロカテーテルを押
し進めることができることを期待している。 マイクロカテーテルは、典型的には、カテーテル本体又はカテーテルシャフト
に対して特定のポリマーを選択することでこれらの特徴を向上させるように設計
される。ポリマーは、柔軟性と剛性との適切な混成比を提供するように、混合さ
れるかまたは同時押し出し成形され得る。マイクロカテーテルシャフトは、その
長さ伝いに柔軟性を変化させてもよく、マイクロカテーテルの遠位端部で柔軟性
をより強く剛性をより弱くすると共にマイクロカテーテルの近位端部で柔軟性を
より弱く剛性をより強くしてもよい。この結果は、マイクロカテーテルのシャフ
ト径及び壁厚を変化させることによっても達成され得る。
【0006】 1988年4月26日に交付されたエンゲルソン(Engelson)の米国
特許第4739768号及び1993年6月16日に交付された再審査証明書第
B14739768号の明細書は、目標組織を治療するために、ガイドワイヤと
共に使用されるカテーテルを記載している。このカテーテルは近位端部と遠位端
部とを有する長寸の管状部材を含んでおり、管状部材は内腔を形成している。管
状部材は、管状部材の全長の約70%から95%を構成する堅い近位部分、並び
に、管状部材の長さの残りの5%から30%を構成する柔軟な遠位部分を有して
いる。近位部分は同軸の内側管及び外側管を形成している。
【0007】 1995年10月31日に交付されたサムソン(Samson)らの米国特許
第5462523号明細書は、血管のような通路系を通じてアクセス可能な人体
の領域に薬剤を送給するためのカテーテルを記載している。このカテーテルは、
ガイドワイヤと、管状の長寸本体とを含んでいる。長寸本体は柔軟性を有してい
る遠位部分を含んでおり、それによってカテーテルをガイドワイヤに沿って追従
可能とさせている。本体は、さらに、特定部位における薬剤の潅流を可能にする
開口が設けられた過多先端を含んでいる。この先端は、多少の小孔を有する内側
補剛材と流体流を比較的低い流速に制御する外側過多体層とから構成されている
。 発明の要旨 本発明のサブマイクロカテーテル(超微小カテーテル)は、内腔を形成し、遠
位端部と近位端部とを有する単一の柔軟な本体を含む。マンドリンがサブカテー
テル内に配置可能であり、このマンドリンは生存体の脈管内におけるサブマイク
ロカテーテルの追従性及び操作性を最適にするのに有効な柔軟性及び剛性を本体
に付与する。
【0008】 さらに、本発明は、血栓溶解剤を血栓に送給するための方法を含む。この方法
は、内腔を形成し、遠位端部と近位端部とを有する単一の柔軟な本体と、内腔内
に配置可能であり且つ本体の内腔全体を移動可能であるマンドリンとを含むサブ
マイクロカテーテルを準備することを含む。この方法は、さらに、マイクロカテ
ーテル内で血栓部位へサブマイクロカテーテルを移動させ、マイクロカテーテル
内でサブマイクロカテーテル及びマンドリンを1つのユニットとして移動させ、
血栓に隣接して配置させるステップを含む。次にサブマイクロカテーテルとマン
ドリンとによるユニットが、サブマイクロカテーテルが血栓内に位置するように
移動させられる。次に、サブマイクロカテーテル及びマイクロカテーテルを通じ
て薬剤を血栓に注入するために、マンドリンがサブマイクロカテーテルから除去
される。
【0009】 本発明はさらにサブマイクロカテーテルの操作性及び追従性を改善させるため
の方法を含む。この方法は、内腔を形成し、遠位端部と近位端部とを有する単一
の柔軟な本体を含んでなるサブマイクロカテーテルを準備することを含む。本体
の内腔内で近位端部にマンドリンが配置され、このマンドリンが遠位端部まで延
ばされる。マンドリンは、治療部位までサブマイクロカテーテル及びマイクロカ
テーテルを前進させるべく押圧性及び追従性を最適にするために、内腔内で移動
可能になっている。
【0010】 本発明はさらに、サブマイクロカテーテルの内腔内で移動可能なマンドリンの
直径及び柔軟性を変化させることによってサブマイクロカテーテルの柔軟性を変
化させるための方法を含む。結果として、サブマイクロカテーテルの柔軟性は、
湾曲した血管を通り抜けために遠位端部においてより大きくなっており、操作者
の制御性のために近位端部においてより堅くなっている。サブマイクロカテーテ
ルがひとたび正しく配置されると、溶解剤の注入を可能とさせるためにマンドリ
ンがサブマイクロカテーテルから除去可能となっている。 好ましい実施形態の詳細な説明 図1に全体を参照番号10で示されている本発明のサブマイクロカテーテル(
超微小カテーテル)は、遠位端部14と、この遠位端部14に対して近接して位
置する複数の開口18a、18b、及び18cとを備えた、内腔33を形成する
柔軟な本体12を含んでおり、この本体12はさらに遠位端部14の反対側に位
置する近位端部20で終端している。サブマイクロカテーテル10は内腔33内
にマンドリン(mandril)22を封入している。図3に示されているマン
ドリン22は、シャフト24と、シャフト24から遠位方向に延びるテーパ状部
分26とを含んでいる。サブマイクロカテーテルの本体12は、開口18a及び
18cの各々に近接して位置する標識バンド29a及び29bをさらに含んでい
る。標識バンド29a及び29bは、医師のような人物が図4bに示されている
ような血栓内に本体12を正確に配置するようにサブマイクロカテーテル10を
配置することを可能にさせる。
【0011】 サブマイクロカテーテル10の柔軟な本体12の内腔33の内部にマンドリン
22を配置することで、単一のポリマー押し出し成形品を利用してサブマイクロ
カテーテル本体12を構成することが許容される。1つの実施態様では、ポリマ
ーは高密度ポリエチレンである。他の実施態様では、サブマイクロカテーテル本
体12は、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル(EVA)、ナイロン、又はポ
リイミドのような材料から作成される。構造中のこれらの材料で、本体12は、
その長さ全体を通して、均一な柔軟性と剛性とを有する。好ましい実施態様にお
いては、本体12が押し出し成形され、構造中の直径及び壁厚並びに高分子材料
で、本体12が極僅かしか剛性を備えさせず非常に柔軟とさせている。
【0012】 マンドリン22は、好ましくは、ニチノール、高弾性ニチノール、ステンレス
鋼、又はイリノイ州エルギンのElgiloy社によって製造されているエルギ
ロイ(Elgiloy)のようなコバルト−クロム合金などの金属材料から作成
され、サブマイクロカテーテル10の本体12に、逆転させることが可能である
可変な剛性及び柔軟性を付与する。エルギロイの1つの代表的な組成は、コバル
ト40%、クロム20%、ニッケル15%、モリブデン7%、マンガン2%、炭
素0.15%、ベリリウム0.04%を含み、残りの重量パーセントは鉄である
。エルギロイに関するさらなる情報は米国特許第2524661号明細書に記載
されており、同米国特許は本願と一体のものとして参照される。マンドリン22
はさらに本体12に、マイクロカテーテル及び血管の中でサブマイクロカテーテ
ル10を前進させるために必要とされる可変な柔軟性及び剛性を付与する。詳細
には、その柔軟性及び剛性は生存体の解剖学的構造中でのサブマイクロカテーテ
ル10の操作性及び押圧性を最適にする。
【0013】 サブマイクロカテーテル10が、ひとたび、図2及び図4bに略図で示されて
いるように血栓内の適正な治療部位位置にくると、マンドリン22が除去され、
非常に柔軟なサブマイクロカテーテル本体が動脈又は静脈内に配置されたまま残
される。動脈又は静脈内にひとたび配置されると、溶解剤が開口18a〜18c
を通じて送給される。溶解剤は血栓又は血餅を分散させ溶解させるように働く。
サブマイクロカテーテル10はさらに選択的血管造影法においても使用可能であ
る。
【0014】 本発明のサブマイクロカテーテル10は図2及び図4bに示されているように
従来のマイクロカテーテル50内にはまり込む。マイクロカテーテル50は医師
に対してサブマイクロカテーテル10の前進及び配置を容易にさせるガイドカテ
ーテルを提供する。 本発明のサブマイクロカテーテル10は、マイクロカテーテルが図4aに示さ
れているように治療部位に隣接する位置まで前進させられた後に、治療部位まで
前進させられる。マイクロカテーテルは従来のようにしてガイドワイヤに沿って
前進させられる。サブマイクロカテーテル10は配置のために別体のガイドワイ
ヤを必要としない。サブマイクロカテーテル10及びマンドリン22の前進は、
金属製のマンドリン22をサブマイクロカテーテル10の遠位端部14へ移動さ
せることによって行われる。サブマイクロカテーテルの遠位先端14は、マイク
ロカテーテル50中を単一ユニットとして治療部位へ前進させられるサブマイク
ロカテーテル10中でマンドリン22が押込力を伝達することができるように、
閉鎖された状態に密封されている。1つの実施態様では、マンドリンは蛍光透視
による案内のために放射線不透過性となっている鈍端先端を含む。
【0015】 1つの実施態様では、マンドリン22を操作しやすくするために、マンドリン
22が、シリコーン油、ヒドロゲル、又は他の親水性コーティングのような潤滑
物質で被覆される。同様に、1つの実施態様では、サブマイクロカテーテル10
がさらに、シリコーン油、ヒドロゲル、又は他の親水性コーティングのような潤
滑物質で被覆される。コーティングは、好ましくは、サブマイクロカテーテルの
遠位側約20cmの部分を覆っており、この部分では、カテーテルの直径が0.
3556mm(0.014インチ)から0.4064mm(0.016インチ)
の範囲へ減寸されている。
【0016】 マイクロカテーテルはさほど操作ができない傾向がある。結果として、マイク
ロカテーテルの近位端部から遠位端部へのトルクの伝達は厳しく制限されるかで
きないかのいずれかとなる。操作性及びトルク伝達能力のこの欠如は、マイクロ
カテーテルが急な湾曲部や枝血管にアクセスする能力に制限を与える。現在のマ
イクロカテーテルは、マイクロカテーテルを所定の位置へ操作して進めるために
、ガイドワイヤの助力を必要とする。本発明のマイクロカテーテル10は、サブ
マイクロカテーテル内にマンドリン22を設置することによってこの重要な問題
を克服し、それによってサブマイクロカテーテルを操作可能且つ押圧可能にさせ
ている。マンドリンに代えてサブマイクロカテーテル内で操作可能なガイドワイ
ヤを使用することによってマイクロカテーテルを操作して進めてもよいことが企
図される。操作可能なガイドワイヤは約0.254mm(約0.010インチ)
から約0.3048mm(約0.012インチ)までの直径である。内腔内にマ
ンドリンを備えたサブマイクロカテーテル実施態様の遠位側5cm部分は、0.
3556mm(0.014インチ)の操作可能ガイドワイヤと等価の柔軟性を有
する。
【0017】 本発明のサブマイクロカテーテル10は、従来のマイクロカテーテルが動脈に
入って血栓に隣接して配置された後に挿入される。サブマイクロカテーテル10
は、血栓を通り抜けている間は、従来のマイクロカテーテルによって支持されて
いる。サブマイクロカテーテル10が血栓内に無事に配置された後に、マンドリ
ン22が除去され、薬剤の注入が図2に示されるように開始される。この治療に
対する補助として、血栓により多くの溶解剤を供給するために、溶解剤がさらに
従来のマイクロカテーテルを介して注入されてもよい。
【0018】 マンドリン22はサブマイクロカテーテル10の近位端部を越えて延びており
、マンドリン22が医師によって把持され得るようになっている。マンドリンは
、好ましくは約0.3048mm(約0.012インチ)である最大直径を有し
ており、遠位側の長さ20cmの部分に渡って直径が0.1016mm(0.0
04インチ)まで先細になるようテーパ状になっている。1つのマンドリン実施
態様は鈍端先端で終端する。この実施態様の場合、鈍端先端の直径は隣接する0
.1016mm(0.004インチ)テーパ状部分よりも大きくなっており、好
ましくは直径が0.2032mm(約0.008インチ)となる。さらに、サブ
マイクロカテーテル10のテーパ状のルアー継手は図1に示されるように一対の
指把持用翼部25a及び25bを含み、これら翼部25a及び25bは医師のよ
うな使用者がテーパ状ルアー継手を適切に把持して止血弁及び注入装置のような
補助装置をテーパ状ルアー継手にロックすることを可能とさせる。テーパ状継手
の内腔はサブマイクロカテーテル本体の内腔内にマンドリン22を苦労なく装填
することを容易にする。マンドリン22は、押圧性又は操作性を妨げることなく
、医師がマンドリン22を回転させてトルクを与え、サブマイクロカテーテル1
0の遠位先端14を操作して進めることを可能とさせるようにして、内腔内に装
填され配置される。サブマイクロカテーテルとマンドリンとの間には、マンドリ
ンによる押圧性並びに操作性に援助を与えるために、好ましくは約0.0508
mm(約0.002インチ)である環状空間が存在する。
【0019】 サブマイクロカテーテルの先端はカテーテルの内腔内でマンドリンを回転させ
ることによって操作可能である。特に、マンドリンがトウヒーボルスト(Tou
hy−Borst)継手で近位端部においてサブマイクロカテーテルにロックさ
れる。カテーテル組立体は一体的に回転される。カテーテルの先端は、さらに、
操作して進めるために、マンドリンを閉鎖された遠位先端に対して軸線方向に押
し付けることによって、撓んで曲げられる。
【0020】 本体12によって形成される孔18a〜18cは、1つの実施態様においては
、本体12の周囲に約90°離して等間隔で配置される。注入孔18a〜18c
は直径が約0.127mm(約0.005インチ)である。マンドリンが注入孔
を通ってサブマイクロカテーテルから外に出ることを防止するために、注入孔は
マンドリンの鈍端先端よりも小さくなっている。1つの実施態様では、注入孔1
8a〜18cに近接して標識バンドがカテーテル内腔に埋設される。サブマイク
ロカテーテル10は、注入孔18a〜18cを形成する本体部分が図2及び図4
bに示されているように血栓28に直接的に挿入され得るような形状に形成され
る。本体12がひとたび血栓28に挿入されると、薬剤が注入孔18a〜18c
を通じて注入され得る。1つの実施態様では、サブマイクロカテーテル10は、
サブマイクロカテーテルの端部にピンホール16を含む。
【0021】 1つの実施態様では、サブマイクロカテーテルの本体12が高密度ポリエチレ
ン12のような材料から作成される。本体12は約0.0508mm(約0.0
02インチ)の壁厚である。サブマイクロカテーテルは、好ましくは、約0.4
572mm(約0.018インチ)又はそれより小さい直径である。本体によっ
て形成される内腔の直径は最小で約0.3556mm(約0.014インチ)で
ある。しかしながら、本体が他の寸法を有する大きさに形成され得ることが分か
る。直径はサブマイクロカテーテル10が血管内をを通る従来のマイクロカテー
テル内を容易に進行することを許容するものであることが重要である。
【0022】 サブマイクロカテーテル10の本体12は血栓の長さを安全に貫通することが
でき、血栓全体に薬剤を注入するために血栓内に通路を作りだす。この特徴は、
血栓との薬剤のより大きな接触表面を提供し、溶解プロセスの有効性を改善させ
る血流のための開放通路を作り出す。 当業者は、本発明が、本発明の精神又は主要な特性から逸脱することなく、他
の特定の形態で実施され得ることがさらに分かるであろう。本発明の前出の説明
が本発明の単に例示的な実施態様を開示している点で、本発明の範囲内となるよ
うに他の変更が企図されることが理解されるであろう。したがって、本発明は、
本願に詳細に説明された特定の実施態様に限定されるものではない。むしろ、本
発明の範囲及び内容から示唆される請求の範囲が参照されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のサブマイクロカテーテルの1つの実施態様の側面図である。
【図2】 血栓の内部に配置された本発明のサブマイクロカテーテルの側面図である。
【図3】 サブマイクロカテーテル内部に配置可能なマンドリンの側面図である。
【図4a】 血栓に対するマイクロカテーテルの位置の略図である。
【図4b】 血栓及びマイクロカテーテルに対するサブマイクロカテーテルの位置の略図で
ある。
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月2日(2000.5.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,CA,J P

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内腔を形成し、遠位端部と近位端部とを有する単一の柔軟な
    本体と、 前記本体において前記近位端部に配置可能であり且つ前記本体の前記内腔に沿
    って移動可能であるマンドリンとを備えるサブマイクロカテーテルであって、 前記マンドリンが生存体の脈管内における前記サブマイクロカテーテルの追従
    性及び操作性を最適にするのに有効な柔軟性及び剛性を前記本体に付与するよう
    にしたサブマイクロカテーテル。
  2. 【請求項2】 前記遠位端部にピンホールが形成されている、請求項1に記
    載のサブマイクロカテーテル。
  3. 【請求項3】 前記本体が、該本体の遠位端部の近位側に位置する複数の開
    口を形成している、請求項1に記載のサブマイクロカテーテル。
  4. 【請求項4】 前記マンドリンがテーパ状部分を含んでいる、請求項1に記
    載のサブマイクロカテーテル。
  5. 【請求項5】 前記単一の柔軟な本体が、ポリエチレン、ポリプロピレン、
    エチレン酢酸ビニル、ナイロン、及びポリイミドのうちの1つ以上の材料から構
    成される、請求項1に記載のサブマイクロカテーテル。
  6. 【請求項6】 前記マンドリンが、ニチノール、高弾性ニチノール、ステン
    レス鋼、及びコバルト−クロム合金のうちの1つ以上のものから構成される、請
    求項1に記載のサブマイクロカテーテル。
  7. 【請求項7】 前記本体が約0.0508mmの壁厚を有している、請求項
    1に記載のサブマイクロカテーテル。
  8. 【請求項8】 前記本体が最小で約0.3556mmの内径を有している、
    請求項1に記載のサブマイクロカテーテル。
  9. 【請求項9】 前記本体が約0.4572mmから0.7112mmの範囲
    内の外径を有している、請求項1に記載のサブマイクロカテーテル。
  10. 【請求項10】 内腔を形成し、遠位端部と近位端部とを有する単一の柔軟
    な本体と、内部で近位端部に配置可能であり且つ前記本体の前記内腔に沿って移
    動可能であるマンドリンとを備え、1つのユニットを形成するサブマイクロカテ
    ーテルを準備し、 血栓に隣接して配置されるマイクロカテーテル内に前記サブマイクロカテーテ
    ルを配置して、第二ユニットを形成させ、 前記サブマイクロカテーテルと前記マイクロカテーテルとによる前記ユニット
    が前記血栓に隣接するように、前記サブマイクロカテーテルユニットを血栓部位
    へ移動させ、 前記サブマイクロカテーテルを前記マイクロカテーテル内で前進させ、 前記血栓内に前記サブマイクロカテーテルを配置し、 前記サブマイクロカテーテルを通じて前記血栓に薬剤を注入するために、前記
    マンドリンを除去することを含んでなる、血栓に血栓溶解剤を送給するための方
    法。
  11. 【請求項11】 より多くの体積の溶解剤を前記血栓に供給するために、前
    記マイクロカテーテルを通じて前記薬剤を注入することをさらに含んでなる、請
    求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 内腔を形成し、遠位端部と近位端部とを有する単一の柔軟
    な本体を備えるサブマイクロカテーテルを準備し、 前記サブマイクロカテーテルの前記本体の前記内腔内で前記近位端部にマンド
    リンを配置し、 前記サブマイクロカテーテルを治療部位に前進させるために前記本体内で前記
    マンドリンを移動させることを含んでなる、サブマイクロカテーテルの操作性及
    び追従性を改善するための方法。
  13. 【請求項13】 前記マンドリンを備えた前記サブマイクロカテーテルをマ
    イクロカテーテル内に配置して、サブマイクロカテーテルとマイクロカテーテル
    とによるユニットを形成することをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記サブマイクロカテーテルが潤滑コーティングで被覆さ
    れている、請求項1に記載のサブマイクロカテーテル。
  15. 【請求項15】 前記マンドリンが潤滑コーティングで被覆されている、請
    求項1に記載のサブマイクロカテーテル。
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