JP2001521421A - 使い捨て飲用容器及び乳首 - Google Patents

使い捨て飲用容器及び乳首

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JP2001521421A JP54330198A JP54330198A JP2001521421A JP 2001521421 A JP2001521421 A JP 2001521421A JP 54330198 A JP54330198 A JP 54330198A JP 54330198 A JP54330198 A JP 54330198A JP 2001521421 A JP2001521421 A JP 2001521421A
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Abstract

(57)【要約】 特に乳児が使用するために適合するように乳首を有する使い捨て飲用容器(10)。本飲用容器は、小さなボトルその他の形状の飲料液が充填済である容器本体(12)及び容器クロージュア(20)を有する。容器クロージュアは容器本体内から飲料液を送達するための柔軟な吸引乳首(25)を含む。乳首はキャップ縁(24)によって容器本体に保持されており、クロージュアはさらに最初に容器を密封し、乳首を汚染から遮蔽するシーリング部分(28)を含む。シーリング部分は使用するために乳首を露出させるために取り外し可能である。ある形状では、シーリング部分はキャップ縁と一緒に統合的に形成されており、さらに壊れやすくそこから取り外しできる突起部を含んでいてよい。別の形状では、シーリング部分はキャップ縁の中央開口部の周囲に密封されている柔軟な円板を含む。乳首は、シーリング部分が所定位置にある間は容器内で少なくとも剖分的につぶれることができるように適応させられてよい。

Description

【発明の詳細な説明】 使い捨て飲用容器及び乳首技術分野 本発明は、1回限り使用の使い捨て飲用容器及びそのために中身を分与する乳 首に関する。本飲用容器は特に、飲料を分与する従来型開口部を有する容器から 液体を摂取するのが困難である乳児又は高齢者に適合する。本発明はさらに又、 飲用容器を製造する方法及びその調製方法に関する。発明の背景 1回限り使用の使い捨て飲用容器は、少なくとも一部にはそれらの利便性のた めに人気がある。さらにその上、1回限り使用の容器は、製造及び/又は包装の 時点に適用される実証済みの滅菌技術及び水や空気を通さないシールが使用され ていることを考慮すると、確実な清浄度及び衛生状態を提供することができる。 人気を得るようになった1回限り使用の飲用容器のあるタイプは、使用者が口又 は指によってボトルの開閉を操作できるノズルを備えたスポーツドリンク用ボト ルに由来する。例えばサイクリストのようなスポーツをする人々は一般に以前の 形態のこれらのボトルを使用していたが、これらのボトルは中身を入れずに販売 されており、使用前に飲料液源からボトルに充填することが必要であった。充填 済1回限り使用の使い捨て形のスポーツドリンク用ボトルの利便性は市販の非発 泡性ソフトドリンク類の売上高における大きな増加を生じさせたが、特にそれら の飲料類はスポーツ活動中若しくは活動後のミネラル類若しくは栄養素の補充を 目的としていた。 乳児、そして時は虚弱な高齢者は、しばしば小児の口内へ液体を分与するため の乳首(nipple又はteat)を備えた特殊容器から飲むことを必要とす る、又は望む。乳児用飲用容器の最も一般的な形は、それに適合するゴム若しく はプラスチックから作られた乳首を備えたキャップ付きの単純な再使用型哺乳瓶 である。子供に飲料を与えるためには、別の飲料液容器を開け、哺乳瓶に充填し 、乳首を備えたキャップを元に戻すことが必要である。使用から次の使用までの 間には、ボトルは洗浄され、好ましくは滅菌消毒されなければな らない。従って子供の保護者にとっては、特に自宅から離れていて他に子供の身 の回り品を荷物に積み込んでいるときには、乳児に哺乳瓶から飲料を与えること は問題となる。 これまでには、様々な形の乳児用の充填済使い捨て飲用容器が提案されてきた 。例えば、米国特許第5,273,171号(Maricomaら)は、育児用 飲料液を保持し、乳首を使用して分与するための充填済使い捨て育児用飲料容器 (nursing container)を開示している。この育児用容器は、 乳首アタッチメントピースによって箱の上部に取り付けられている乳首を備えた 長方形の箱の形状をしている。乳首アタッチメントピースは、液体が箱から乳首 へ流れるのを許容するように、箱の上部にあるアクセスポートを穿刺するために 実際的に尖った突起部を有する。この育児用飲料容器は、販売時及び非使用時に 乳首を被覆するための摩擦はめあいの取外し可能なキャップを利用する。 使い捨て哺乳瓶のもう1つの例は米国特許第5,112,628号(Conr ad)に記載されており、この哺乳瓶は使用時にはより明白に従来型非使い捨て 哺乳瓶(baby bottle)に似ている。Conradに記載されている 哺乳瓶の重点は、乳首を封入する密封された不正開封防止機能の付いた(tam per−evident)キャップ組立体に置かれており、これがこの哺乳品を 1回限り使用の適用に特に適合するようにさせている。最初の配置では、キャッ プ組立体は乳首が反転しているような方向でボトルの上部に密封されている。使 用するためには、キャップ組立体がボトルから取り外され、その中から乳首が開 封される。その後乳首を備えたキャップ組立体の一部が逆方向に起こされてボト ル上部に再取り付けされ、哺乳瓶は使用状態に置かれる。 さらに又別の数種の形状の使い捨て哺乳瓶も知られており、一部の例は米国特 許第4,678,092号、第4,830,205号及び第4,706,827 号に見出すことができる。 発明の概要 本発明に従うと、液体を収容するためのその上部にその中を液体が通過でき る開口部を備えた口を有する容器本体と容器本体の上部に取り付けられたキャッ プ組立体とを含む使い捨て容器が提供されるが、キャップ組立体は上部の開口部 を通して容器本体と液体連絡している柔軟な乳首と口に取り付けられその周囲で 乳首と一緒に密封されるキャップ縁とを含んでおり、キャップ縁は使用時には乳 首がそれを抜けて突き出る開口部と容器の第1配置では容器からの液体又は気体 の出入りを防止するようにキャップ縁の前記開口部の周囲で衛生的に密封されて いる取外し可能なシーリング部分とを有しており、このとき乳首は容器の第1配 置では前記密封部分の下方に含まれており、さらにこのときシーリング部分は使 用状態において柔軟な乳首が容器の上部から突き出るためにキャップ縁開口部を 通って伸展できるように容器を第2配置に置くためにキャップ縁から取り外すこ とができる。 本発明のある実施態様では、容器はプラスチック材料から作られた小さなボト ル又はその他同種の形状である。例えば、容器は成形によって加工できるリサイ クル可能なPET、ポリカーボネートその他から作られる比較的に壁薄のプラス チックボトルの形状であってよい。ボトルは、好ましくは底部ではフラットな面 上にボトルを立てることができるように底面を、さらに上部ではそれにキャップ 組立体を取り付けるための口を有する。 キャップ縁も又プラスチック材料から作ることができる。キャップ縁は、好ま しくは下方へ伸展している外周フランジ及び、中央に配置されて容器本体の口と アライメントされている前記開口部を限定する内側環状部分を備えて形成される 。フランジはボトルにキャップ組立体を取り付けるために適合する。キャップ縁 は又、既知の方法でキャップ縁のフランジ及び容器本体の口に形成された内側で 適合する外周うね及び/又は溝を用いてボトルの口に固定されてもよい。或いは 又、キャップ縁及び容器本体の口は、例えば相互のねじ込みはめあいを形成する ように形成されてもよいし、又はキャップ縁のフランジが容器本体にヒートシー ル若しくは類似の方法で貼付されてもよい。 柔軟な乳首は、好ましくは乳首が開口部に比較して中央に位置するように、キ ャップ縁の環状部分の下側周囲で接する外側へ伸展している外周フランジを有す る。キャップ組立体の好ましい形状では、乳首の一部分は容器の第1配置 では乳首が部分的に「つぶれている」ように反転させることができるが、このと き乳首は少なくとも部分的にキャップの環状部分の下に保持される。キャップ縁 がボトルの口及び開口部上方に置かれたキャップ組立体のシーリング部分に密封 されているこの配置では、乳首は、容器の飲料液を保持するのと同一間隙である ボトル、キャップ縁及びシーリング部分によって境界が付けられる間隙内に密封 される。シーリング部分が取り外されると、乳首がキャップ縁の開口部を通して 完全に伸展するように乳首部分を再反転させて乳首の端部は開口部を通して引き 出されてよく、これによって乳首は飲用配置に置かれる。飲用配置では、乳児は 容器本体からそれを通して液体を吸うために乳首の端部に近づくことができる。 好ましくは、容器の中身を一度に飲み切らなかった場合は、乳首を飲用配置か ら再反転させて保管のためのつぶれた配置に戻すことができる。必要な場合又は 望ましい場合は、そうした保管中に乳首を遮蔽するため及び/又は取り外す前の シーリング部分を保護するためにキャップ組立体に被せるために、容器には保護 オーバーキャップが供給されてよい。 ある実施態様では、シーリング部分は、中央開口部を限定するキャップ縁の内 縁に成形されている外縁の周囲に形成された壊れやすいシールを有して、キャッ プ縁と統合的に形成されている。この実施態様では、シーリング部分は、使用者 が壊れやすいシールを破るのに十分な横圧を加えてキャップ縁からシーリング部 分を取り外すことができるように配置されているときには、キャップ縁から直立 している突起を有する。シーリング部分は、乳首の先端を受け入れるために適し た直立の突起部に対して中空内部を備えて形成されてもよい。 別の実施態様では、シーリング部分には開口部を密封するためにキャップ縁の 環状部分に融接される又は接着剤により取り付けられる柔軟なプラスチック円板 若しくはラミネート円板その他が含まれる。シーリング部分はさらに、乳首を開 口部で露出させるためにシーリング部分をキャップ縁からはがすために使用者が つまむことのできるルーズタブを備えて形成されてよい。 乳首は、乳首の端部をつかんでそれを開口部から引っ張ることによってつぶれ た配置から飲用配置へ引き出されてよい。或いは又、容器本体が柔軟な材料 から作られているときは、乳首は容器本体の壁を静かに握ることによって再反転 させられてもよい。容器本体を握ることによって、容器の唯一の出口が典型的に は唯一の極めて小さな開口部を有する乳首を通るので、容器の内圧は一時的に増 大する。従って、圧力の増大が強制的にキャップ環にある開口部を通して乳首を 拡張させ、飲用配置へ拡張させる。 乳首は、好ましくは例えばシリコーンゴムその他のような相当に軟質で不活性 、柔軟性かつ成形可能な材料から作られる。本発明のある形状では、乳首は、ど ちらも乳首を容器に固定してキャップ組立体と容器本体の間の液体を漏らさない (liquid−tight)密封を提供することができるキャップ環と容器本 体の口の表面間で圧容器本体の口に取り付けられたキャップ組立体を用いて圧縮 される外周フランジを有する。 本発明はさらに又、下記のステップを含む使い捨て飲用容器の製造方法を提供 する:液体を運ぶために適合する容器本体を形成し、それを抜けて液体が通過で きる開口部を備えた口を上部に用意するステップ;実質的に容器本体に飲料液を 充填するステップ;容器本体の口上に密封するために適するキャップ縁、キャッ プ縁内に取り付けられておりキャップ縁のアクセスポートと吸引端がアライメン トされている柔軟な乳首、及びアクセスポートを密封するためにキャップ縁のア クセスポート上方に取り付けられている取外し可能なシーリング部分を含むキャ ップ組立体を形成するステップ;及び乳首が容器本体の口に保持され、キャップ 縁及び取外し可能なシーリング部分の下方に密封されているように容器本体の口 の周囲に密封されたキャップ縁を用いてキャップ組立体を容器本体に適合させる ステップ。 本発明のある実施態様では、容器本体は例えばPETなどのようなプラスチッ ク材料から作られたボトルを含む。これは、例えば容器本体の形成が「ブロー成 形」のような適切な成形プロセスによって実行されることを許容する。キャップ 縁も又プラスチックから成形されてよいが、技術において実施されているように 、キャップには容器本体とは相違するプラスチック材料が使用されることが望ま しい。乳首は、乳児が吸引するのに適するように相当に軟質及び柔軟性の材料か ら作られるべきで、その目的には成形シリコーンゴムその他が適 切であることが明らかになっている。 容器本体及びキャップ組立体は、キャップ組立体が容器本体に取り付けられる 時点には不注意による飲料液の汚染を防止するために無菌状態におかれることが 好ましい。その最後には、一部の状態ではさらに充填及びキャッピング方法が相 当に無菌の条件下で実施される及び/又はキャップ組立体を取り付ける前に飲料 液が充填された後の容器本体に残っている間隙には例えば窒素ガスのような不活 性ガスが充填されることが望ましいことがある。そうした注意は、充填済飲料及 び食品容器製造の分野において一般に知られている。 本発明のある実施態様では、シーリング部分はキャップ縁と統合的に形成され ており、キャップ組立体が容器本体に取り付けられているときには容器本体の口 から外へ突き出ている直立の突起を有する。この場合にはシーリング部分は、好 ましくは壊れやすい開封及びキャップ縁からのシーリング部分の取り外しのため には直立部分へ指で横圧を加えれば十分であるように、薄い環状壁部分によって アクセスポートの内周の周囲に取り付けられている。飲用容器の製造構成には容 器本体、乳首及び統合キャップ縁とシーリング部分からなる3つのコンポーネン トの組立体しか含まれていないので、この構造形状は特に有益である。さらにそ の上、キャップ縁とシーリング部分の間の滅菌密封は、これら2つが統合的に形 成されていて薄壁部分によって取り付けられているので、何の接着プロセスにも 依存していない。 本発明のこの配置では、シーリング部分の直立突起は好ましくは中空であり、 その中に乳首の吸引端を受け入れるのに適合する。乳首の吸引端は、好ましくは 開口部を漏れに対して密封するようにその中に吸引開口部を有する乳首の端部に 接する突起部の内面を備えた突起部の内側に適合する。 本発明の別の形状では、シーリング部分は例えば適切なプラスチック、ホイル 又はホイル及びプラスチックのラミネートのような液体及び気体が浸透しない材 料から作られた柔軟性のフラットな円板の形状で作られる。その場合には、シー リング部分は使用するために円板をキャップ縁から引き剥がして取り除くことを 可能にする壊れやすい接着剤又はヒートシール法を用いてアクセスポートの上方 にあるキャップ縁の外面上に取り付けられてよい。 製造方法はさらに、保護オーバーキャップをキャップ組立体に適合させるステ ップを含んでいてよい。保護オーバーキャップは、好ましくはシーリング部分及 び少なくともキャップ縁の一部の上方に適合し、シーリング部分を露出させるた めにキャップ組立体から取外し可能で、シールを取り外した後は開封後の容器の 保管中に乳首を保護するために元に戻すことができる。保護オーバーキャップは さらに又、開封してそれを取り外す前にはシーリング部分の不注意による取り外 し又はそれが提供する密封の早期侵害を防止するためにシーリング部分を保護す るために役立つ。追加のシールバンド又はカバーも又、オーバーキャップがキャ ップ組立体に適合させられているときに、必要なら使用前のオーバーキャップの 取り外しを防止するため、又は許されていないオーバーキャップ取り外し又は不 正開封の視覚的表示を提供するためにオーバーキャップの周囲若しくは上方に用 意されてもよい。 本発明はさらに、容器本体の口上で密封するために適合するキャップ縁を含み 、中央アクセスポート、キャップ縁内に配置されていてその中に開口部を備えた 吸引端を有してアクセスポートとアライメントされている柔軟性乳首、及びキャ ップ縁のアクセスポートに取り付けられていて周囲が密封された取外し可能なシ ールを含み、乳首吸引端がシールの内部部分に含まれている及び/又は内側部分 と接している、その中を通って液体が容器本体から通過できる開口部を有する口 を備えた容器本体を有する使い捨て容器のためのキャップを提供する。 本発明のある形状では、取外し可能なシールはキャップ縁と一緒に統合的に形 成されており、直立の突起部分を有する。シールとキャップ縁の間の境界部分は 、直立突起に適用される横圧を受けて壊れやすい薄壁の環状区間を含む。突起部 分は、好ましくは中空であり、その中に乳首の吸引端を受け入れるのに適合する 。乳首の底面部分は、吸引部分をシールの突起部分内に収容することができるよ うに部分的に反転させられており、これは好ましくは使用位置にあるときには乳 首自体が突き出ている限りキャップ縁から突き出ていない。 本発明の別の形状では、乳首はその底面が乳首の飲用配置と比較して反転して いるようにつぶれた配置にある。本発明のこの形状では、底面の外周の周囲 に配置された乳首のフランジがキャップ環に取り付けられており、つぶれた配置 では、乳首の反転している底面が取外し可能なシールから乳首の端部との統合取 付部へ向かってフランジから突き出ている。乳児が吸引するために適合する部分 である乳首の吸引端は、シールに向かってその結合部から底部へ逆に伸展してい る。この場合、シールは例えば適切なプラスチック、ホイル又はプラスチック、 ホイル及び/又はボール紙その他のラミネートのような液体及び気体が浸透しな い材料から作られた柔軟性のフラットな円板であってよい。 ある実施態様では、乳首はその場所でキャップ縁が容器の口の周囲に適合して いるキャップ縁の周囲に配置されたフランジ部分を有している。好ましくは、乳 首のフランジは、キャップ縁と容器の口の取付部を密封するようにキャップ縁と 容器の口との間に挟まれる又は圧縮されるように配置される。 キャップ縁はその中にアクセスポートを形成する中央開口部及びキャップを容 器に取り付けるために統合的に形成された外周で下方へ突き出たフランジを含ん でいてよい。フランジには、その内側上に形成されて、容器口の外面上に形成さ れたうね若しくは溝とすり合わせるために適した外周うね若しくは溝が備えられ てよい。 本発明はさらに、飲料液を含有する柔軟性プラスチックボトル若しくは瓶を含 むキャップ組立体により密封された開口部を有する1回限り使用の使い捨て飲用 容器を提供するが、キャップ組立体は中央開口部を有するキャップ、キャップ内 に配置されていてキャップ内の開口部と整列されている吸引部分を有する乳首、 及びキャップ開口部上方で取外し可能に密封されたシーリング部分を含んでおり 、キャップ組立体はボトル若しくは瓶にキャップと開口部の縁の間に挟まれてい る乳首のフランジを用いて結合されており、このとき乳首は開口部内のシーリン グ部分の下方に含まれており、シーリング部分は使用時には使用するために開口 部を通して吸引部分を引き出せるように開口部内の乳首を露出させるようにキャ ップから取り外すことができる。 本発明はさらに、液体容器へ乳首を取り付けるために一般に環状フランジの形 の取付部分を含む使い捨て乳児用飲用容器のための乳首を提供するが、吸引部分 は容器に取り付けられているときは乳首によって容器から乳児へ液体を送 達するためのその中の開口部及び吸引部分と取付部分との中間にある連結部分と を有しており、このとき乳首には乳首の保管配置及び飲用配置である2種の安定 性配置を容易にするために吸引及び連結部分の境界で外周溝が備えられており、 さらにこのとき連結部分は飲用配置と比較して保管配置では反転させられている 。 乳首は、好ましくは例えばシリコーンゴムなどのような相当に軟質かつ柔軟性 の材料から成形される。 乳首の吸引及び連結部分は、外周溝が飲用配置における乳首に沿ってほぼ中程 にあるように、好ましくはほぼ同等の長さである。保管配置では、溝はそのほぼ 中間点で乳首の外周の折りたたみ又は屈曲を容易にする。 乳首上では、乳首の連結部分と取付部分の間の境界若しくはその近辺でもう1 本の外周溝が形成されてもよい。この追加の溝は、乳首が保管及び飲用配置の間 で動かされ、取付部分が乳児用飲用容器に固定されるときに、そのための乳首の 外周での屈曲又は折りたたみ及び拡張を容易にする可能性がある。 好ましい構造では、乳首の連結部分はフランジへの連結部での実質的水平面か ら吸引部分への連結部での実質的垂直平面までの平滑な湾曲を有する。これは保 管及び飲用配置間での乳首の容易な移動を促進する。 好ましくは吸引部分の内面上での強化表面形成も又、乳首を通過する液体流を 閉塞させるような乳首の正反対の表面が相互に折り重なる傾向を低下させるため に乳首上に備えられてもよい。強化形成はさらに、例えば1本以上の外周うね及 び/又は吸引部分の内面上に配置された1本以上の縦溝を含んでいてもよい。 図面の簡単な説明 添付の図面にそれらが例示されている実施態様を例としてのみ参照しながら、 本発明を下記で詳細に説明する 図1は、保護オーバーキャップを所定位置に備えている、密封された配置にあ る飲用容器の等角図である。 図2は、オーバーキャップ及びシールが取り外されている、密封された配置 にある飲用容器の等角図である。 図3は、使用するために露出された乳首を備えている、飲用配置にある飲用容 器の等角図である。 図4は、飲用容器及び保護オーバーキャップを備えたキャップ組立体の分解組 立図である。 図5は、保護オーバーキャップを含んでいる、密封された配置にある飲用容器 の側断面図である。 図6は、シールが所定位置にあり、乳首がつぶれた状態にある飲用容器の側断 面図である。 図7は、シールが取り外され、乳首の引き出しを例示している飲用容器の側断 面図である。 図8は、引き出された乳首を備えた飲用容器の側断面図である。 図9は、引き出された状態にある乳首の側面図である。 図10は、図9の乳首の側断面図である。 図11は、つぶれた状態にある乳首の側面図である。 図12は、図11の乳首の側断面図である。 図13は、特定形態の乳首の側断面図である。 図14は、乳首が取り付けられている飲用容器上部の側断面図である。 図15は、上部の第2形態が取り付けられている第2飲用容器の上部の斜視図 である。 図16は、シーリング部分の取り外しを例示している図15の飲用容器の上部の 斜視図である。 図17及び18は、使用するためにシーリング部分が取り外されて乳首が伸展 している第2形態の飲用容器上部を示している斜視図である。 図19は、飲用容器に取り付けられている第2形態の飲用容器上部の中央断面 図である。 図20は、引き出された配置での好ましい乳首構造の断面図である。 図21は、完全に引き戻された配置での好ましい乳首の断面図である。 好ましい実施態様の詳細な説明 本発明のある実施態様に従った飲用容器10は図1〜8に様々な配置及び図面 で示されている。容器10は、一般に円筒形であり、その底部端ではフラットな 底面14及び上部端では円形開口部を有する口16を有する容器本体12を含む (図4において最も明白に示されている)。本発明の好ましい形態では、容器本体 12は、飲料用ボトルを製造するために知られているような、リサイクル可能な PETその他のようなプラスチック材料から作られたボトルを含む。ボトルの好 ましい形態は、特に本発明の実施態様は乳児が使用するために適しているので、 比較的小さく、例えば約100〜250mlの液体貯蔵容量を有する。 特に図1〜4を参照すると、容器10はさらに使用時に開口部18を密封でき るように容器本体の口16に適合するキャップ組立体20を含む。キャップ組立 体は、中央円形開口部25を備えたフラットな環状部分24及び下方へ伸展して いるフランジ部分26を有するキャップ縁22を含む。参照するのに容易である ように、フランジ部分26は下方へ伸展していると言うが、これはキャップ組立 体が容器本体に取り付けられ、容器がその底面14上にセットされているときに は、上向きに面しているその外面に比較してフランジが環状部分24から下方へ 伸展しているためである。フランジ部分26の内周は、キャップ縁22を環状部 分の下側(下方に面している)面が口のリップ縁に隣接する容器の口16の上方 に適合させることができるように、容器の口16の外周よりほんの僅かに大きく 作られる。使用時には、キャップ縁22は口16で容器本体12へしっかりと固 定されている。キャップ縁及び容器本体は、例えば接着剤、ヒートシール加工、 又はキャップ縁と容器の口の上に形成された外周うね及び/又は溝をかみ合わせ る(interlocking)若しくはすり合わせる(interfitti ng)ことによる締めしろのような何らかの便利な方法で相互に連結されてよい 。 柔軟性の乳首50は、乳首端が開口部25に比較して中央に配置されるように キャップ縁22に取り付けられる。この伸展した若しくは飲用配置にある乳首5 0は、一般には形状が円錐形であり(例えば図9参照)、その底面に取付部 分を有する。例示されている配置の乳首における取付部分は、乳首の底面の周囲 で外側へ伸展しているフラットな環状フランジ52である。乳首50をキャップ 縁22へ取り付けると、フランジ52は環状部分24の下面に密着する。フラン ジ52は接着剤その他によってキャップ縁22に取り付けられてもよいが、或い は又下記でより詳細に考察するように、キャップ組立体が取り付けられていると きに乳首を容器に固定するためにキャップ縁においてルーズな摩擦はめあいを形 成する、キャップ縁の表面及び容器の口からの相反する圧力に頼ってもよい。 柔軟性の乳首は、好ましくは2種の安定した配置を有しており、その1つは図 9及び10に示されているように乳首の形状が一般に円錐形でその底面から一方 向へ伸展している(ここでは伸展した、引き出された、又は飲用配置若しくは状 態と呼ばれる)。もう1つの配置はつぶれている、又は保管配置若しくは状態で あり、その場合には乳首はそれ自体の上に伸展した配置のときの乳首の全長にお けるほぼ中程に位置する外周の折りたたみ若しくは屈曲領域の周囲で折りたたま れている。乳首50は、例えば図11及び12ではつぶれた配置で図示されてい る。つぶれた状態では取付部分52と吸引部分56の間で伸展している乳首の連 結部分54の形状(例えば図9又は10参照)は、連結部分54が取付部分から 下方に伸展し、吸引部分56が連結部分から下方へ伸展するように反転している 。これは図11又は12に図示された乳首50のつぶれた配置を生じさせる。乳 首50をつぶれた配置にし、その取付部分52を実質的にキャップ縁22に取り 付けると、乳首はキャップ縁から少なくとも実質的に環状部分24の上面より下 で下方に向けて伸展するが、これは図2、4及び14に図示されている。 キャップ組立体20はさらに、柔軟な材料から作られた円板の形状であるシー ル28を含む(図4)。シール28は、好ましくは例えば適切なホイル、プラスチ ック、又はプラスチック及びホイルのラミネートのような液体及び気体が浸透し ない材料から作られる。このタイプのシールは充填済飲料用及び食品用容器の分 野においてはよく知られている。シール28は、開口部25を越えて伸展するよ うにキャップ縁22の上面に取外し可能に取り付けられる。シール 28はキャップ縁22と容器本体12の間の密封された取付部と一緒に容器が使 用されるまで容器10の中身が密封されたままであることを保証する。 キャップ縁22が容器本体12に取り付けられ、シール28が所定位置に置か れると、つぶれた配置にある乳首はシール28の下に隠され、容器本体12、キ ャップ縁22及びシール28によって限定された間隙内に封入される。これは、 その中に容器10がそれによって運搬される液体を保持するのと同一の間隙であ る。シール28を取り外すと、キャップ縁22における開口部25によって境界 が付けられているつぶれた乳首が露出する(図2)。乳首50はその後、使用する ために乳首50が開口部を通して外方向に伸展している飲用又は伸展した配置( 図3)に乳首を置くために開口部25を通して引き出される。図3に示されてい るように乳首50を伸展した状態に置くと、幼児は乳首の端部にある開口部を通 して容器から液体を摂取できるように吸引部分を彼又は彼女の口に当て、容器を 反転させることができる。 キャップ組立体はさらに又、特に図4に見られるように保護オーバーキャップ 30を含んでいてよい。保護オーバーキャップ30は、シール28の不注意によ る破損又は取り外しを防止するため、及び容器及びその中身の不正開封の可能性 を低下させるために、キャップ縁に取り付けられたときにはシール28の上方に 取り付けるのに適している。さらに容器の不正開封防止性を向上させるために、 技術において知られているようにオーバーキャップの辺縁及び容器本体12の隣 接部分の周囲にシールバンド(図面には示されていない)が配置されてもよい。 そうしたシールバンドは、シールバンドを破損させずにオーバーキャップを容器 から取り外すことができないように、オーバーキャップの取り外し又は不正開封 の視覚的表示を提供するように設計される。オーバーキャップが所定位置に置か れていると(図1)、シール28は隠されている。 好ましい実施態様のオーバーキャップ30は、それが上方に取り付けられるキ ャップ縁22よりほんの僅かに大きく、さらにキャップ縁の上方に取り付けられ ているときにオーバーキャップを所定位置で取外し可能に保持するように、キャ ップ縁の下縁に載るためにその内面の周囲で外周的に間隔をあけて小さな突き出 たうねを備えて形成されてよい。このタイプの単純なスナップはめキャ ップは、使い捨ての飲料用及び食品用容器の分野においてよく知られている。 オーバーキャップは、好ましくはそれによって作られる無駄な空間を回避する ためにキャップ縁上方に相当に緊密に取り付けられる。オーバーキャップはその 初回使用後に容器上に戻されてもよいが、本発明の好ましい形状におけるオーバ ーキャップとキャップ縁の間の密接な取り付けのために、オーバーキャップを元 に戻す前には乳首が保管配置に戻されなければならない。これは、その後乳首が 少なくとも実質的に環状部分24の高さより下にとどまるように開口部25内に 乳首の吸引部分56を押し込むことによって行われる。これは、使用時にはそこ から乳首50が伸展する開口部上方にオーバーキャップが密接に取り付けられる 場合でさえ、乳首を妨害することなくオーバーキャップをキャップ縁の上方に戻 すことを可能にする。オーバーキャップを例えばオーバーキャップの内面の中心 の周囲で低い環状壁又は円形くぼみのような位置決め構造を備えて作ることが望 ましい場合がある。そうした位置決め構造は、乳首がオーバーキャップを元に戻 す間にオーバーキャップからの圧力によって伸展した状態からつぶれた状態へよ り容易に操作されることができるように、オーバーキャップを元に戻すときに伸 展した状態における乳首の端部がその中に置かれるようなサイズにされるであろ う。 充填済使い捨て飲用容器に適用されたときの本発明の実施態様に従ったキャッ プ及び乳首の特別な利点は、使用の容易さである。充填済使い捨て飲用容器10 は、例えば図1又は図5の側断面図に示されている状態でスーパーマーケットそ の他の場所で購入されてよい。容器10は既に例えばアップルジュースのような 適切な飲料液13(図5参照)を含有しており、製造の時点で滅菌され、最も詳 細には乳首50を隠しているシール28によって汚染に対して密封されている。 飲用容器を使用するためには、子供の保護者は単に保護オーバーキャップ30を 取り外してシール28を引き剥がしさえすればよい。乳首50はその後開口部2 5内に露出され、使用するためには保管配置から飲用配置へ伸展されなければな らない。これは乳首を取り外す必要なく容易に実施されるので、従って飲用容器 は使用するために最小限の操作で準備される。 充填済使い捨て飲用容器10を使用するための準備は図5〜8を含む図面に 順番に図示されている。図5は、消費者が典型的に充填済容器を購入するときの 状態である密封された状態の容器10を示している。保護オーバーキャップ30 の辺縁の周囲に用意されてよいあらゆるシールバンドは図面には示されていない 。上記で考察した保護オーバーキャップ30は、好ましくはキャップ縁22の上 方にスナップはめされており、従って子供の保護者その他のような使用者によっ て容易に取り外される。保護オーバーキャップのない容器10は、図6の側断面 図に示されている。その後シール28を容器10から取り外すと、使用者が近づ けるようにその下方で乳首50が露出する。飲用容器10を使用するためには、 その後使用者が乳首50を図5及び6に示されている保管配置から引き出す必要 がある。乳首50を保管配置から飲用配置へ引き出すためには数種の方法があり 、1つは図7に示されている。特に、乳首の端部は使用者の指に挟まれ、開口部 25を通して乳首を外へ引き出すために静かに上向きに引っ張られてよい。 乳首は、乳首50を容器から伸展した配置へ押しやるために、大気圧に比較し て容器10の内圧を増加させることによって乳首が引き出されてもよい。容器1 0が柔軟な材料から作られている場合は、容器本体12の外側を静かに握る、又 は押すことがこの内圧の増加を生じさせることがある。 或いは又、乳首50は伸展した状態へ向けてバイアスバネを備えて作られても よい。その場合には、乳首50はシール28が取り外されるとつぶれた配置から 飲用配置へ自動的に跳ね出るように作られてもよい。これは特に飲用容器の初回 使用の容易さのためには有益であるが、保管配置へ乳首を戻すことが望ましい場 合には問題を作り出す。従って、乳首がその方法で作られる場合は、必要な場合 は開封後に乳首を保護するために伸展した状態のときに乳首に被せることのでき るオーバーキャップを用意することが有益な可能性がある。乳首にはそれが作ら れる材料の性質によって必要なバイアスバネを備えることができるが、伸展した 配置及び保管配置の両方において安定性である上記で考察した乳首の構造に比較 してその例では乳首の壁厚をより厚くすることが必要とされることが明らかにな ることがある。それから乳首が作られる材料の追加の壁厚は、乳首の弾性及びそ の伸展した配置形へ戻る能力の増加を提供するために 使用することができる。 容器10は図8において伸展した配置で乳首50を含む側断面図で示されてい る。 特に図9、10、11及び12を参照すると、乳首50は伸展した配置及びつ ぶれた配置の両方で側面図及び側断面図で示されている。乳首50は、好ましく は乳児が彼らの口に当てるのに適している相当に軟質、不活性、非毒性及び成形 可能な材料から作られる。シリコーンゴムは1つの適切な材料であり、さらに例 えばプラスチック類及び/又はゴム類のような材料は当業者には容易に明白であ ろう。乳首50は、好ましくは成形によって形成されるが、さらに使用される成 形方法のタイプはそれから乳首が作られる材料に依存してよい。乳首は、好まし くは伸展した配置(図9及び10)の形状に成形され、その後キャップ組立体2 0の製造中に保管配置(図11及び12)へ動かされる。 図9から12に図示されている実施態様における乳首は、取付部分52、その 端部に小さな飲用穴を有する吸引部分56、及び取付部分と吸引部分との中間に ある連結部分54を含む。取付部分52は、乳首をキャップ縁22及び/又は容 器本体12に固定するために利用されるフラットな環状フランジを含む。図9及 び10に示されている連結部分54は、環状取付部分52の内周から小さな直径 を有する吸引部分56の底面へ向かって先細になる切頭円錐形を含む。吸引部分 56は一般に形状が円錐形であり、連結部分との接合点から飲用穴を含む端部へ 伸展している(飲用穴は図面には表示されていない)。乳首の吸引部分は、当然な がらあらゆる望ましい形状で作られてよく、さらに例えばその端部で球を伴う実 質的に円筒形に、又はさもなければ乳児哺乳用乳首のために確立されている適切 な形状に従って形成されてよい。 好ましい乳首は2種の安定性配置、つまり各々図10及び12に側断面図で示 されているような伸展した配置及びつぶれた配置を有している。これら2種の配 置間での主要な差は、つぶれた配置では反転している連結部分54の配列にある 。乳首の連結部分が反転していると言われる場合は、通常は外側に向いているそ の表面が、反転状態では内側方向を向き、逆も又同様である。今回の例では、こ れはさらに連結部分54が反対方向に伸展し、さらに例えば反転し ていないときには上向きに向かうのとは反対に反転しながら下方向へ伸展するこ とを意味する。乳首を保管配置(図11及び12)にすると、連結部分54は取 付部分52から下向きに伸展し、吸引部分56は連結部分との接合点から上向き に少なくとも実質的に取付部分の水準まで伸展する。他方、乳首を飲用配置(図 9及び10)にすると、連結部分54は取付部分52から上向きに伸展し、吸引 部分56はさらにその端部から上向きに伸展する。 保管配置にある乳首は、使用時にはキャップ縁の環状部分24の下方に取り付 けられている取付部分の水準より少なくとも実質的に下にあるので、シール28 は製造中に乳首に干渉することなくキャップ縁の上面に適用することができる。 図13は乳首50’の特殊形の側断面図である。乳首50’は上記で考察した ように乳首の2種の安定配置を容易にする構成で成形されている。特に、乳首5 0’には連結部分及び吸引部分54’、56’の接合部でその周囲に外周溝60 ’が備えられている。溝60’はそこで折りたたみ又は屈曲を容易にし、乳首を つぶれた状態においてより安定させる。同一の理由から連結部分及び取付部分5 4’、52’の接合点では類似の溝の構成62’が備えられてよい。溝60’、 62’の構成にはさもなければ溝の構成が乳首壁材料の容認できないほど薄くな る又は弱くなることを生じさせる場合は乳首上に相応のうねの形成が付随されて もよい。 再び図13を参照して、乳首50’には、好ましくはその内面上に1以上の面 構成が備えられてもよい。例えば、その上の吸引中に乳首の直径方向に相対する 面が相互に折り重なる傾向を低下させる目的で、乳首の吸引部分56’上に1以 上の強化構成が備えられてもよい。例えば、乳首の吸引部分56’の内面上に1 本以上の外周強化うね64’が備えられてもよい。或いは又、若しくは追加して 、同一目的で1以上の乳首の縦方向に伸展する1本以上の強化うねが備えられて もよい。 使い捨て充填済飲用容器10の容器本体12は、好ましくはリサイクル可能な PET又は技術において知られている飲料用容器に適したその他のプラスチック のようなプラスチック材料から作られる。或いは又例えばガラス、金属又 は積層ボール紙のような容器本体12を作るための他の材料が使用されてもよい が、軽量及びプラスチックから作られた容器を容易に密封する能力を含む種々の 理由からプラスチックが好ましい。容器本体を製造することは、好ましくは既知 の方法での成形を含むが、その詳細は構造材料に依存する可能性がある。例えば ブロー成形の技術が使用されてよい。 キャップ縁も又好ましくはプラスチックから作られるが、他の適切な材料は当 業者には容易に明白であろう。キャップ縁は容器本体とは相違するタイプのプラ スチックから作られてよく、さらに例えば適切な密度のポリエチレン又はポリプ ロピレンから作られてよい。もちろんキャップ縁を形成するために利用される製 造方法は使用される材料に依存して変動することがあるが、適切な材料にはイン ジェクション成形が適当であることが判明することがある。 上記のように、乳首は好ましくは伸展した配置で成形され、さらにキャップ縁 と結合される前、又は結合された後のどちらかにつぶれた配置に動かされてよい 。好ましい製造方法では、少なくともキャップ縁、乳首及びシールを含むキャッ プ組立体は充填済容器本体へ取り付けられる前に1ユニットとして製造される。 例えば、キャップ縁及び乳首は別々に成形され、シールはシート材料から切断さ れる。その後乳首はその下方から挿入することによってキャップ縁内に取り付け られる。同時に、乳首は乳首の範囲の軸に沿って取付部分及び吸引部分の端部へ 反対の圧縮力を適用することによってつぶれた配置に動かされてもよい。或いは 又、乳首は型から取り出す間又は取り出した直後につぶれた配置に動かされても よい。乳首は摩擦はめあいによってキャップ縁に固定されてもよいし、又は適切 に何らかの外生の接着剤が使用されてもよい。その後シールがキャップ縁の環状 部分の上面に接着剤、ヒートシール又は当業者には明白な何らかの他の適切な密 封法を用いて適用される。これはキャップ組立体の構成を完了するが、さらに必 要なら容器本体へのキャップ組立体の取付け前後のどちらかにオーバーキャップ がその上方に取り付けられてもよい。シールバンド又はカバーがさらに望ましい 場合は、好ましくはキャップ組立体が容器に取り付けられた後に適用されるべき であるが、それはシールバンド又はカバーはキャップの取り外し又は不正開封に ついての上記の視覚的表示を提供するた めに容器本体の一部に被せて取り付けるべきだからである。 容器本体が形成され、その後に飲料液が充填される。その後キャップ組立体が 取り付けられ、その中に容器の液体の中身と乳首を密封してそれに密封される。 キャップ縁は例えば接着剤の使用又はヒートシールのような当業者には明白であ る適切な方法で容器本体の口へ取り付けられてよい。しかし、本発明の好ましい 形状では、乳首自体の取付部分が容器本体へのキャップ組立体の密封のために利 用される。特に図14に示されているように、乳首のフランジ52は、キャップ 組立体が容器本体に取り付けられたときに乳首のフランジがその間のシールを提 供するようにキャップ縁の内面と容器本体の口の辺縁との間に挟まれるように配 置されてよい。これは特に、乳首が例えばシリコーンゴムのようなある程度の圧 縮を許容し、素晴らしい密封特性を提供する相当に軟質の材料から作られている ときには有益である。 シールは乳首フランジによって提供されてもよいが、まだキャップ縁が容器本 体に固定されることは必要であり、さらにこれは容器本体の口の外周とキャップ 縁のフランジの内周の周囲に形成されたうね及び/又は溝をすり合わせることを 用いて達成されることが好ましい。例えば、図14に示されている構造は容器本 体の口の外面上に形成され、キャップ縁フランジ24の内面上に形成された対応 する外周溝72及びうね74とかみ合っている外周うね70を示している。キャ ップ縁と容器本体口との間のはめあいの公差は、対応するうね及び/又は溝がし っかりとかみ合っているときに、口縁とキャップ縁との間の乳首フランジに加え られた圧力が良好な密封を提供するような公差である。 別の方法として、キャップ縁の内面と容器本体口の外面は、それらがねじ込み 式でかみ合い、密封されるまで相互にねじで締められるようにらせんねじを備え て形成されてもよい。この取り付けの形は今回の例では好ましくないが、それは ねじ式取り付けによって許容されるようにキャップ縁が容器本体から取外し可能 であることが必要でも望ましくもないからである。 図15〜19は、本発明のある実施態様に従っている別の形の飲用容器100 を示している。飲用容器100は一般に上記の容器10と類似しているが、変更 された構造のキャップ組立体を備えている。相違する形のキャップ組立体 は、容器100のキャップ組立体110の中央側断面図である図19において明 らかに見て取れる。この形の飲用容器キャップ組立体では、キャップ縁112及 びシーリング部分120は実際に統合して形成されており、キャップ縁の表面に シールを取り付けることに関して考えられるあらゆる困難さが回避される。 図17は、変更された形の容器100のキャップ組立体110の上部斜視図で ある。キャップ組立体110は実質的に上記のキャップ縁22と同一であり、フ ラットな環状上面114及びそれによってキャップ縁が容器本体の口に固定され る下方に伸展しているフランジ部分116を備えたキャップ縁112を含む。し かし、製造の時点で、キャップ縁112はキャップ縁22の場合のようには中央 開口部を備えずに、むしろ中央に配置されて統合的に成形されており、取外し可 能なシーリング部分120を備えて形成される。シーリング部分120はキャッ プ縁の中心からフラットな環状面114の上方へ上向きに突き出ており、さらに 壊れやすい境界壁区間115(図15において点線を用いて示されている)によ って環状部分の内縁に取り付けられる。 図19において示されているキャップ縁とシーリング部分の断面図から見て取 ることができるように、シーリング部分120はその構造において中空であり乳 首自体の吸引端と極めて似た形状にされている。シーリング部分の端部の内面は 好ましくは乳首端部の外面の形状に極めて密接に適合するような形状にされる。 これは容器を密封状態にしながら乳首の端部がシーリング部分の中空内側内に収 容されることを許容するが、これは幾つかの利点を有している。例えば、シーリ ング部分の内面が飲用開口部を含む乳首端部を密接に取り囲んでいると、容器本 体から開口部を通してキャップ組立体内の間隙へ液体が漏れる可能性が最小限に 抑えられる。開口部がそれを許容するには余りに小さく、いかなる場合もシーリ ング部分の表面に接しているので、液体が乳首の飲用開口部を通って自由に流れ ることはできない。飲用開口部は、開口部での圧力差又は乳首の変形がない場合 に液体が通過することを許容しない実際に小さなスリットその他の形であってよ い。シーリング部分はキャップ縁と同一プラスチック材料から成形されているの で、実質的に乳首の変形を防止するように相当に 剛性である。さらにその上、例えば容器が握られたり落とされたりした場合に発 生するような容器本体における圧力の相対的増加は、開口部を含む乳首端がシー リング部分端の内面によりしっかりと押され、さらに液体の漏れの可能性を緩和 することを引き起こす。乳首の外側面とキャップの内側面の間に存在する間隙か ら乳首端を密封するために端部に向かう乳首の外面の周囲をほんの僅かにぶつか るように、シーリング部分の内面からその端に向かう周囲に追加してうねが形成 されてもよい。 シーリング部分120はキャップ縁から乳首130の全範囲までは突き出てい ないことが好ましいが、それはシーリング部分の突出の程度が大きいほどシーリ ング部分とキャップ縁の間のシールが不注意によって破られる可能性が高くなる からである。従って、シーリング部分は例えば乳首長さの約半分のような乳首の 範囲の長さの一部分だけ突き出ることが好ましい。例えば、乳首の縦方向の長さ は3〜4cmのオーダーであり、その場合シーリング部分の突出の程度は1.5 〜2cmのオーダーである。これはその後、図19において示されているように 乳首がキャップ縁の下方で部分的につぶされる又は反転させられることを必要と するが、これは上記のフラットなシールの場合と同程度ではない。 上記のような飲用容器(100)の形状では、シーリング部分120はキャッ プ縁112と一緒に統合的に形成されるが、その結果キャップ縁とシーリング部 分は一緒に製造され、製造及び飲用容器の組立がより容易になる。キャップ縁及 びシーリング部分は、使用時にはそれらの間でシーリング部分120がキャップ 縁112から破り取られる環状の薄壁の壊れやすい区間(115)を備えて成形 される。例えば、図から明白であるように、シーリング部分はキャップ縁のフラ ットな面114から、その内径が乳首端部の外径に密接に適応するように(図1 9参照)一般に垂直に伸展しており、その後は半球形端部区間(126)におい て湾曲する区間(124)へ向けて上向きに湾曲している(図16の122に示 されている)。シーリング部分内側の端部内での乳首端の密接な適合によって、 容器本体から乳首端の開口部を通過する液体の漏れの可能性が大きく低下させら れる。半球形の乳首端部分の外周は半球形シーリング部分 の内周と密接に適合しているので、容器本体内で内圧における相当に大きな増加 が発生した場合にこれは柔軟性乳首をよりしっかりとシーリング部分の内面に押 し付け、その端部からの漏れを防止する。 キャップ縁とシーリング部分の間の環状薄壁区間(115)は幅がたった1m mのオーダーであってよく、さらに好ましくは厚さが1mm以下である。実際の 壁厚はそれからキャップ縁及びシーリング部分が成形される材料に、及びさらに 又キャップ縁からシーリング部分が容易に破り取られることを引き起こすために 適用されるのに必要な望ましい力にも依存して変動するであろう。例えば、ほん の僅かに壊れやすい部分での壁厚は容易な開封の場合より大きな強さが必要な場 合には僅かに厚くすることができ、その反対の場合も同様に可能である。 本発明の好ましい形状では、シーリング部分にはシーリング部分の外部の相対 する側から突き出ている側方へ伸展しているフラットなタブ部分128が備えら れている。これらのタブ部分は、キャップ縁112からシーリング部分120を 破り取るために使用者がシーリング部分に横圧を適用することを容易にするため に備えられている。例えば、困難なくシーリング部分を破り取るためには、使用 者は両手でボトルをつかみ、両手の親指でシーリング部分の両側のタブ128を 押せばよい。 本発明のこの形におけるシーリング部分120はキャップ縁から幾らか突き出 ており、乳首端は密封された容器とともにそれらの中に置かれているので、シー リング部分が所定位置にあるときには乳首が完全には「つぶれた」状態ではない ことは明白である。しかし、シーリング部分は好ましくは乳首の全範囲に渡って は突き出ていないので、乳首はそれでも密封されているときにはキャップ組立体 の内側で部分的につぶれている。シーリング部分が取り外されるときには、図1 6に示されているようにシーリング部分は側面から押されて壊れやすいシールを 破るために傾けられる。乳首端はこの操作中、シーリング部分がキャップ縁から 完全に取り外されるまではシーリング部分の内側にとどまっている(図17及び 18)。完全に取り外されると、乳首の吸引部分がそれとシーリング部分の内側 の間の、比較的に密接なはめあいの結果として生じ、そう した取り外し後にシーリング部分の側面にその時点で加えられる圧縮力によって 増加する摩擦力によってその伸展した配置へ完全に引き出される。それでもなお 乳首は、ボトルの中身前部が一度に消費されず、乳首の汚染の可能性を低下させ てボトルを保管することが望ましい場合には特に有用な可能性のある「つぶれた 」配置に完全に引き戻すことができることが好ましい。乳首をつぶれた配置にす ると、カバーを利用しない場合でさえ、汚染の可能性は大きく低下するが、それ は乳首がキャップ縁の表面114の上方に突き出ないために何らかの非衛生的な 表面又は物体と接触する可能性が低下させられるからである。 しかし、上記のように、充填済飲料用容器にはオーバーキャップ(図示されて いない)も又供給されてよく、これはさらに乳首を汚染から遮蔽するために飲み 切られていないボトルを保管するためにキャップ縁の上方に置かれてよい。オー バーキャップは上記で詳細に説明した本発明の両方の好ましい形に同様に適用で きる。本発明の2番目に記載した形状では、輸送及び販売中にシーリンク部分の 上方に配置されているオーバーキャップは、例えばシーリング部分の不注意によ る破損を回避するのに役立つ可能性がある。或いは又、本発明のこの第2の形状 では、輸送その他の間に突き出ているシーリング部分を保護できるようにボトル の全体的な包装が配置されてもよい。その中にシーリング部分が突き出し、比較 的に破損から保護されるへこんだ部分を備えて、例えばボトルの輸送及び/又は 保管のために適した段ボール梱包、パレットその他が作られてもよい。 別の方法では、シーリング部分が取り外されるとキャップ縁に作られた開口部 内に置かれることを可能にするようにシーリング部分120自体が作られてもよ い。例えば、シーリング部分120は引き戻された乳首を遮蔽するためにキャッ プ縁開口部にシーリング部分を保持するのに適した、そこでキャップ縁に連結す る壊れやすい壁区間のほんの僅かに上方に配置された1以上の外周縁(図面には 示されていない)を備えて形成することができる。キャップ縁開口部の直径より 僅かに大きな直径の外周縁は、余りに遠くへ通過してしまうことなくシーリング 部分の底面が開口部内に押し戻されることを許容するであろう。シーリング部分 はその後、開口部辺縁とシーリング部分辺縁の間の干渉はめあ いによって保持され、さらに外周縁による過剰挿入が防止されるであろう。2つ の縁が一度離れると、シーリング部分は、キャップ縁開口部縁辺との十分な干渉 はめあいを提供せず、縁よりもわずかに下方に配置された、さらに適切にサイズ 決めされた外周縁は、過剰挿入を防止するために備えられる。この例において、 2つの縁間のスペースは、開口部の縁辺のキャップ縁の材料の厚さに対応する。 或いは又、シーリング部分120上に形成された外周縁が望ましくないことがあ り、その代わりに、開封後のボトルの再密閉のためにキャップ縁開口部にシーリ ング部分を保持する目的で、ラグその他がシーリング部分の底面に隣接するタブ 128から形成されてもよい。いかなる場合においても、シーリング部分を元に 戻す前には乳首がそのつぶれた配置で容器内に押し入れられることが好ましい。 使用するために飲用容器100を開封して開けるプロセスは図15、16及び 17に順に示されている。図15はキャップ縁112と一緒に統合的に形成され たシーリング部分120を備えている密封状態のボトルを示している。このボト ルを使用するためには、シーリング部分120が取り外されなければならず、こ れはまず最初にシーリング部分の突起に横圧を加えることによって行われる。例 えば、両手でボトルをつかみながら、両手の親指でタブ128に力を加えること ができる。これは壊れやすい薄壁区間115の破断を引き起こし、従ってキャッ プによって形成されたシールが破かれる。シーリング部分120はその後、図1 6に示されているようにキャップ縁112から持ち上げられる。シーリング部分 がキャップ縁から持ち上げられるにつれて、シーリング部分内に適合している端 部を有する乳首130はシーリング部分によって残された開口部を通して引き出 される。シーリング部分を完全に取り外すと、図17及び18から明らかなよう に、乳首130は完全にボトルから伸展し、使用準備が整う。 図20は、乳首130の好ましい形状の断面図である。図面から明らかに見て 取れるように、乳首底面はそこから乳首の突き出た吸引部分134が伸展してい る実質的にフラットな環状外周フランジ部分132を有する。乳首は、好ましく はフランジ底面と乳首端138との間の乳首の全長に沿ってほぼ半分の 位置で外周溝136を備えて作られる。この外周溝は、図示されているように乳 首の内側に向かってそれにより形成された溝を含む薄壁区間を含んでいてよい。 溝若しくは薄壁は「つぶれた」配置における乳首の安定性を促進する。さらにそ の上、底面と吸引部分の中間にある乳首の連結部分140は、好ましくはフラン ジ付き底面から横方向に伸展して突き出ている吸引部分まで平滑に湾曲するよう に作られており、さらに断面湾曲は乳首を伸展した配置とつぶれた配置の間で容 易に動かすことができるようにアーチ状であってよい。乳首の連結部分140が 、2つの部分がそこで合うフランジ部分132の平面に対して実質的に平行であ るように作られていると、伸展した配置からつぶれた配置へ下方に向けて乳首を 押すことは困難ではないが、それは上記の溝若しくは薄壁区間におけるより乳首 のあらゆる領域において大きな屈曲が必要とされないからである。乳首の連結部 分にとっては底面フランジの内径から中間溝の範囲まで平滑に湾曲することが最 も適切であることが発見されている。 乳首130は1回限り使用が意図されているので、乳首構造の壁厚はリューザ ブル乳首ほどの厚さである必要はなく、これは成形プロセスで使用される材料の 節約を可能にする。例えば、ほとんどの乳首130の壁は厚さが0.5〜1.5 mmのオーダーであってよく、底面フランジ132ではより厚い材料(例、2m m)が使用される。さらに、液体開口部が備えられている半球形端部区間(図示 されていない)も又僅かに厚い壁材料を用いて作られてよい。図面に示されてい るように、乳首端部分は乳児が使用しやすいようにその管状シャフトに比較して 径が僅かに大きくてよい。 ここで説明した飲用容器の有益な密封特性を考慮に入れると、本発明に従って 作られる飲用容器は特に、ボトルの中身が装填され、その後に容器内の中身を衛 生的に密封するために乳首付きキャップ組立体が適用される充填済1回限り使用 の適用に良好に適する。もちろん、中身の装填及び組立前にボトル及びキャップ 組立体を滅菌することが好ましい可能性があるが、しかしこれは当業者には周知 であるようなあらゆる便宜的方法で行われてよい。もちろん、例えば容器本体を 密封する直前にキャップ組立体の内部にジェット滅菌蒸気その他を適用すること によって、組立中の衛生に関しては細心の注意が払われなけれ ばならない。 中身及び充填方法に依存して、本発明のある実施態様に従った充填済1回限り 使用の飲用容器はスーパーマーケットその他での供給による大量消費のために供 給されてよい。もちろん乳児用の飲料液は現在この方法で入手可能であるが、上 記のように典型的にはこれらは例えば衛生及び便宜性の両方に関して固有の欠点 及び短所を有する再使用型哺乳瓶のような飲用容器への移し替えを必要とする。 さらにその上、本発明は乳児へのワクチン投与若しくは治療のための経口投与さ れる医薬品の送達のような医療的使用、又は端に滅菌済の中身が特に重要で瓶詰 め製品の使用率が高い病院の新生児病棟における乳児への授乳のために容易に適 用可能である。さらにその上、本発明は遠隔地、おそらくは現場でのボトル及び 中身の滅菌が不可能若しくは困難である世界の飢餓に陥っている地域への医薬品 の送達又は乳児の授乳において有用な適用が見出される可能性がある。充填済1 回限り使用の飲用ボトルはさらに、飲料液が使用前に不正開封され得る、又は混 合されるに違いない状況にあるフォーミュラの間違った混合及び希釈その他の飢 餓に陥った小児への飲料栄養液の供給において発生し得る他の困難にも対処する 。 当業者には、容器及び特に容器本体の形状は本発明の原理にとっては重要では ないことは直ちに明白になるであろう、そしてここではボトル/瓶の形状が説明 及び図示されているが、他の多くの容器形状が多数の別の材料から作られてよい 、或いは又使用されてよい。さらにその上、ここで記載された実施態様は全てが 乳首を容器に取り付けるために「キャップ縁」若しくは固定リングを利用してい るが、当業者であれば本発明の様々な態様は乳首がその方法で取り付けられなく ても実現できることを認識するであろう。実際に、乳首は容器本体に直接結合さ れること、又は適切な既知の製造方法及び/材料が使用される場合は一緒に統合 されることさえ可能である。 本明細書を通して、他に状況が必要としない限りは、用語「含む“compr ise”」、又は例えば「“comprises”(三人称単数形)」若しくは「co mprising(進行形又は現在分子形)」のような変形は、述べられた完全体 若しくは完全体群の包含を意味するが、何らかの他の完全体若しくは完全 体群の除外を意味するものではないと理解されるであろう。 本発明の上記の詳細な説明は例としてのみ示されたものであり、下記に添付の 請求の範囲において定義される本発明を限定するものと見なされることは意図さ れていない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ムールス、アンドリュー・ジョン・ブラン ドン オーストラリア国、ビクトリア州 3000, メルボルン、エグズィビィション・ストリ ート 110 (72)発明者 ミッチェル、ジェームス・クリスチャン オーストラリア国、ビクトリア州 3141, サウス・ヤラ、オーバン・ストリート 46

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 液体を収容するためのその上部にその中を液体が通過できる開口部を備 えた口を有する容器本体と容器本体の上部に取り付けられたキャップ組立体とを 含む使い捨て容器であって、キャップ組立体は上部の開口部を通して容器本体と 液体連絡している柔軟な乳首と口に取り付けられその周囲で乳首と一緒に密封さ れるキャップ縁とを含んでおり、キャップ縁は使用時には乳首がそれを抜けて突 き出る開口部と容器の第1配置では容器からの液体又は気体の出入りを防止する ようにキャップ縁の前記開口部の周囲で衛生的に密封されている取外し可能なシ ーリング部分とを有しており、このとき乳首は容器の第1配置では前記密封部分 の下方に含まれており、さらにこのときシーリング部分は使用状態において柔軟 な乳首が容器の上部から突き出るためにキャップ縁開口部を通って伸展できるよ うに容器を第2配置に置くためにキャップ縁から取り外すことができる使い捨て 容器。 2. 第1安定配置において乳首が部分的に反転しており、第2安定配置にお いて乳首が完全に伸展しているように、乳首が第1及び第2安定配置を有する請 求項1に記載の使い捨て容器。 3. 乳首がキャップ縁によってボトルの口に保持されているその底面に外周 フランジを備えて作られており、さらに第1安定配置における乳首がキャップ縁 開口部を抜けて実質的に突き出ないように容器の口内に押し入れられる請求項2 に記載の使い捨て容器。 4. キャップ縁が容器の口の上に適合する下方に伸展しているフランジを含 んでおり、キャップ縁フランジの内面と容器の口の外面上でのかみ合いの形成に よってそこに固定される請求項1に記載の使い捨て容器。 5. キャップ縁が前記開口部を限定する環状部分を含んでおり、さらに前記 開口部を形成するためにシーリング部分がキャップ縁から破り取られることを許 容するためにシーリング部分がキャップ縁と一緒に統合的に作られていてそこに 壊れやすい区間と一緒に結合される請求項1に記載の使い捨て容器。 6. シーリング部分がキャップ縁から破り取られるのを引き起こすためにキ ャップ縁に関してそこに横圧が適用されるのを可能にするためにシーリング 部分がキャップ縁から伸展している突起を有する請求項5に記載の使い捨て容器 。 7. シーリング部分がキャップ縁に取り付けられているときにシーリング部 分の突起がその中に乳首の吸引端を収容するのに適した中空内部を有しており、 さらにキャップ縁からのシーリング部分の取り外しが使用するためのキャップ縁 からの乳首の吸引端の引き出しを容易にする請求項6に記載の使い捨て容器。 8. シーリング部分が開口部上方のシールを形成するキャップ縁へ融接され ている又は接着剤により取り付けられている柔軟な円板を含んでおり、さらに柔 軟な円板が開口部において乳首を露出させるためにキャップ縁からシーリング部 分を引き剥がすために使用者がつかむことのできるルーズタブを備えて形成され る請求項2に記載の使い捨て容器。 9. 乳首がキャップ縁開口部上方に取り付けられたシーリング部分を備えた 前記第1安定配置に配置されており、さらに乳首をシーリング部分の取り外し後 には前記第2安定配置へ開口部を通して伸展させることのできる請求項8に記載 の使い捨て容器。 10. 下記を含む使い捨て乳児用飲用容器: 飲料液を保持するための容器本体であって、容器本体は開口部を有する; 容器本体の口を通して乳児に飲料液を分与するための吸引部分を有する乳首; 及び 統合的に形成されたキャップ及びシーリング部分を有するキャップ; このとき乳首は容器本体の開口部を被覆するために作られており、さらに口の 周囲で容器本体に取り付けられているキャップ縁によって開口部の上方の所定位 置に保持されており、キャップ縁及び統合的に形成されたシーリング部分は外部 汚染物への暴露から乳首の吸引部分を被覆し、さらに乳首と一緒に容器への液体 及び気体の出入りを防止するために容器本体の開口部の上方で衛生的シールを形 成しており、さらにキャップのシーリング部分は使用するために乳首の吸引部分 を露出するために使用者がキャップ縁から破り取ることができる。 11. キャップ縁が環状でそこから中央に向かって突出しているシーリング 部分を有しており、シーリング部分及びキャップ縁はキャップ縁とシーリング部 分の間に適用される横圧を受けると破れてシーリング部分をキャップ縁から破り 取られることを許容するように作られた壊れやすい結合区間によって取り付けら れる請求項10に記載の使い捨て飲用容器。 12. 突出しているシーリング部分がその中に取り付けられた乳首の吸引部分 の端部を収容する中空内部を有する請求項11に記載の使い捨て飲用容器。 13. キャップがプラスチック材料から単一ピースで成形される請求項10又 は11に記載の使い捨て飲用容器。 14. キャップ縁が使用者によって取り外し可能ではないように容器本体に取 り付けられる請求項10又は11に記載の使い捨て飲用容器。 15. 壊れやすい結合区間が薄い壁厚のリングを含む請求項11に記載の使い 捨て飲用容器。 16. 乳首が外周フランジを有する底面を備えて作られており、吸引部分が底 面から中央に向かって突き出ており、さらに外周フランジがそれによって容器本 体へ乳首を固定して容器本体とキャップの間の前記衛生的シールを容易にするた めに開口部と前記キャップ縁とを限定する容器本体の縁と前記キャップ縁との間 に保持される請求項10、11又は12に記載の使い捨て飲用容器。 17. 乳首の外周フランジが実質的にフラットであり、吸引部分がそこから中 央に向かって正しい角度で突き出ており、底面がフランジから突き出ている吸引 部分へ平滑に湾曲している請求項16に記載の使い捨て飲用容器。 18. 乳首がさらに湾曲した底面と吸引部分の間の屈曲領域を備えて作られて おり、これがつぶれた配置に乳首を置くためにフランジの平面に向けて乳首の吸 引部分の端部を移動させることにより乳首底面の部分的かつ安定した反転を容易 にする請求項17に記載の使い捨て飲用容器。 19. 屈曲領域が乳首内部の周囲で外周溝又は薄い壁圧のリングを含む請求項 18に記載の使い捨て飲用容器。 20. 乳首吸引部分の端部がつぶれた配置においてキャップ縁の上面の平面近 くに配置される請求項18に記載の使い捨て飲用容器。 21. キャップ縁からのシーリング部分の分離がそれを抜けて乳首の吸引部 分が突き出るキャップ縁における中央の円形開口部を作り出す請求項10又は1 1に記載の使い捨て飲用容器。 22. 乳首を汚染物から遮蔽するためにシーリング部分を中央の円形開口部に 戻すことが可能である請求項21に記載の使い捨て飲用容器。 23. 中央開口部に戻されたときにシーリング部分を所定位置に保持するため にシーリング部分がキャップ縁の辺縁とすり合う外周構成を備えて作られる請求 項22に記載の使い捨て飲用容器。 24. その外縁から伸展している取付部分を有する実質的にフラットな環状上 部パネルを備えたキャップ縁及び上部パネルの中心から上向きに伸展しているシ ーリング部分を含む飲用容器のためのクロージュアであって、取付部分は飲用容 器の口の上方に取り付けて付着させるのに適合しており、シーリング部分は使用 者の指によって取付部分に比較してシーリング部分への横圧の適用で取付部分か らシーリング部分が破り取られるのを許容する壊れやすい連結部分によって環状 上部パネルの内縁の周囲に取り付けて密封されており、さらにクロージュアが乳 児による吸引に適合する柔軟性の乳首を含んでおり、このときシーリング部分が 取り外されたときに取付部分に形成された開口部を通して伸展するためにシーリ ング部分の中空内部内に乳首の一端が適合するようにシーリング部分及び乳首が 作られるクロージュア。 25. 乳首が取付部分内に適合する管状外周フランジを備えた底面を有してお り、乳首の吸引部分が底面から伸展している前記乳首端をその上に有しており、 さらに使用時に乳首端における吸引開口部からの液体漏れの可能性を減らすため に中空シーリング部分の内部が乳首端の周囲に密接に適合する請求項24に記載 のクロージュア。 26. 取付部分及びシーリング部分がプラスチック材料から単一ピースで成形 されており、連結区間が薄い厚さのプラスチック材料のリングを含む請求項24 に記載のクロージュア。 27. 乳首端がシーリング部分内に取り付けられていて底面フランジが取付部 分内に取り付けられているときに乳首がクロージュア内で部分的につぶれている ようにシーリング部分が底面から乳首吸引部分までの範囲の一部の長さだ け取付部分から突き出ている請求項25に記載のクロージュア。 28. シーリング部分が連結区間への取付部で外周縁を有しており、さらに開 封してシーリング部分を取り外した後にシーリング部分を元に戻して取付部分に 固定できるように取付部分の内縁の少なくとも1領域とすり合わせるためにシー リング部分が外周縁に隣接する少なくとも1つの構成を備えて作られる請求項2 4に記載のクロージュア。 29. 使用者の指によってシーリング部分の横圧を適用することを容易にする ためにシーリング部分が少なくとも1つのフラットなタブ部分を備えて作られる 請求項24に記載のクロージュア。 30. 使用者の指によってシーリング部分の横圧を適用することを容易にする ためにシーリング部分が少なくとも1つのフラットなタブ部分を備えて作られて おり、さらに前記少なくとも1つの構成が少なくとも1つのフラットなタブ部分 と外周縁との接合部で配置される請求項28に記載のクロージュア。 31. 開口部を有する容器本体を成形するステップ、容器本体の口の開口部上 方に取り付けるのに適した柔軟な吸引乳首を成形するステップ、統合的に形成さ れるが取り外し可能な中央シーリング部分を有する単一ピースのキャップを成形 するステップ、及び乳首を開口部上方に保持して飲用容器を密封するように容器 本体の口の周囲にキャップを取り付けるステップを含んでおり、このとき容器を 開封して乳首を露出させるためにキャップの残りの部分から取り外し可能なシー リング佃分を破り去ることのできる使い捨て乳児用飲用容器の形成方法。 32. 前記キャップを取り付ける前に容器に飲料液を充填することを含む請求 項31に記載の方法。 33. それを密封する前に前記容器の内部を滅菌するステップを含む請求項3 1又は32に記載の方法。 34. 前記シーリング部分を除いて、キャップが容器の使用者によって容易に 取り外し可能ではないように容器本体に取り付けられる請求項31に記載の方法 。 35. 容器本体にキャップを取り付ける前にキャップのシーリング部分の中 空内部内に乳首の端部を適合させるステップを含む請求項31に記載の方法。 36. 飲料液を含有していてキャップ組立体により密封された柔軟なプラスチ ック製ボトル若しくは瓶を含む1回限り使用の使い捨て飲用容器であって、キャ ップ組立体はその上に乳首を備えた開口部を有するキャップ及び容器が密封状態 にあるときには開口部上方に取り付けられている取り外し可能なシールを含んで おり、乳首は密封状態にあるときには容器内でつぶれているが開口部上方からシ ールを取り外すとボトル若しくは瓶から突出するために伸展した配置へ引き出す ことができる飲用容器。 37. 乳首が乳首を容器に取り付けるためのフランジ部分、その中に液体送達 用開口部を有していて乳児により吸引されるために適した吸引部分、及びフラン ジ剖分と吸引部分の中間にある底面部分を含んでおり、さらに乳首の底面部分が 容器の密封状態においてはシールの取り外し後に乳首がボトル若しくは瓶から突 き出たときの乳首の伸展した配置と比較して反転している請求項36に記載の飲 用容器。 38. 乳首が伸展した配置及びその底面部分が反転しているつぶれた配置の両 方において形状が安定性であり、さらに指の間にその吸引部分をつかみボトル若 しくは瓶から引き出すことによって、又はボトル若しくは瓶を握ることによって つぶれた配置から伸展した配置へ引き出すことのできる請求項37に記載の飲用 容器。 39. 飲料液を含む柔軟なプラスチック製ボトル若しくは瓶を含む1回限り使 用の使い捨て飲用容器であって、ボトル若しくは瓶はキャップ組立体によって密 封された縁を備えた開口部を有し、キャップ組立体は中央開口部、キャップ内に 取り付けられた乳首及び容器が密封状態のときに開口部の上方のキャップに取り 付けられている柔軟な取り外し可能なシールを含み、乳首はボトル若しくは瓶に 固定されたキャップとともにボトル若しくは瓶の縁とキャップの内面の間で圧縮 されている外周フランジ部分を有し、乳首は密封状態では容器内でつぶれている が開口部上方からのシールを取り外すとボトル若しくは瓶から突き出るために伸 展した配置へ引き出すことができる飲用容器。 40. 乳首がその中に液体送達用開口部を有するフランジ部分から伸展して いて乳児による吸引に適している吸引部分と、フランジ部分と吸引部分の中間に ある底面部分とを有しており、さらに乳首の底面部分が容器の密封状態において はシールの取り外し後にはボトル若しくは瓶から乳首が突き出るときの乳首の伸 展した配置に比較して反転している請求項39に記載の飲用容器。 41. 乳首が伸展した配置とその底面部分が反転しているつぶれた配置の両方 において安定しており、さらに飲用容器がキャップからシールを引き剥がして指 の間でその吸引部分をつかむこと及びボトル若しくは瓶から引き出すことによっ て、又はボトル若しくは瓶を握ることによってつぶれた配置から伸展した配置へ 乳首を引き出すことによって使用するための状態に置かれる請求項40に記載の 飲用容器。 42. 飲用容器の口の上方に取り付けられた縁部分を用いて飲用容器の内部が その外部から密閉されるように飲用容器の口の上方に取り付けられるのに適した 前記縁部分及び前記縁部分に密封される統合的に形成された中央部分を有する蓋 を含む飲用容器のためのクロージュアであって、前記中央部分は中空内部を備え て形成されており、さらに柔軟な乳首は蓋の縁部分に取付可能な外周フランジ及 び中央部分の中空内部と密接にすり合うために適した乳首端を有しており、この とき中央部分が使用時には前記乳首端を露出させるために縁部分から壊れやすく 取り外し可能であるクロージュア。
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