JP2001521199A - 拡散光抽出による光導波管 - Google Patents

拡散光抽出による光導波管

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Abstract

(57)【要約】 光導波管(100)はコア(102)とクラッド(104)とを有する。クラッド(104)の内面(108)は不均一に粗くされて、拡散光の抽出を提供する。コア(102)は光伝播材料から造られ、また光導波管(100)を通した光の流れの大体の方向(112)の軸によって形成される。クラッド(104)はコア(102)を囲み、またコア(102)の屈折率よりも小さな屈折率を有する。クラッド(104)は、コア(102)から光を抽出するために、くぼみによって粗くされる内面(108)を備える。くぼみはコア(102)の軸(105)に関して実質的に平行でない。クラッド(104)の内面は、サンドブラスト、回転ブラシを用いた条溝の形成、クラッド(104)内に供給される粒子の振動を含む種々の方法によって粗くすることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、概して光導波管に向けられ、より詳しくは、拡散光抽出のために構
造的に適合されたファイバ型式の光導波管に関する。
【0002】 発明の背景 ほとんど光の強度の減衰なしに長距離にわたって光を供給するために、光ファ
イバのような光導波管が考案されてきたが、導波管の長さに沿って種々の箇所に
おいて導波管から光を抽出することが望ましい多くの用途がある。抽出の2つの
型式がある:方向付け抽出と拡散抽出である。
【0003】 方向付け抽出法は所望の特定の方向に抽出光を供給する。方向付けられた光の
抽出用に、その多くがプリズムを使用する種々の構造が開発されてきた。これら
の抽出装置は、特に、特定箇所または対象物に方向付けられる光を必要とする用
途に有用である。
【0004】 拡散光抽出法は、ある範囲の方向にわたって方向付けられる光を提供する。方
向付けられた光よりもむしろ拡散光を必要とする種々の用途がある。このような
用途は、オフィスまたは他の仕事場のための照明標識からランプまで及んでいる
。ネオンサインはこれらの用途のために使用されてきた。しかし、拡散光抽出装
置を有する光導波管はネオンサインに対して複数の利点を有する。例えば、光導
波管は、動作のために高圧を必要とするネオンライトと対照的に典型的に低圧光
源を使用する。重要なことは、光導波管が、ネオンよりもエネルギ効率が優れて
いる可能性のある白熱および電気アーク源を含む種々の光源を使用できることで
ある。さらに、光導波管は、適切に着色した光源またはフィルタを使用すること
によって所望の任意の色の光を提供することができる。色は、光源またはフィル
タを変更することによって容易に変更することができる。他方、ネオンサインは
、ネオン管の中にガスまたは蛍光物質コーティングの特定の選択を必要とするか
、代わりに、着色された半透明のガラス管の使用を必要とする。最後に、ネオン
サインは剛性のガラスから造られ、またその後に所望の照明設計の変更に適合す
ることができない。他方、光導波管は、可撓性で耐久性の材料から造ることがで
き、これらの材料は必要に応じて種々の異なった構造を形成するために変更する
ことができる。
【0005】 光導波管と拡散光抽出装置とを使用することに多くの利点があるが、一方この
分野の進歩は遅かった。既存の製品は、当業界が長い間、同時に効率的である実
用上の設計を提供する努力がなされてきたが、ほとんど成功していない。
【0006】 本発明の概要 本発明は、光導波管および拡散光の効率的な抽出を提供するように構造的に適
合された光導波管を提供するための方法に向けられている。1つの実施態様はコ
アとクラッディングを有する光導波管である。コアは光伝送材料から造られ、ま
た光導波管を通して光の流れの大体の方向に軸を有する。クラッドはコアを囲み
、またコアの屈折率よりも少ない屈折率を有する。クラッドは内面を有し、この
内面はコアから光を抽出するために、くぼみ付きのクラッドの長さに沿って粗く
される。内面は不均一に粗くされて、導波管から所定の光抽出パターンを生成す
る。さらに、クラッドの内面のくぼみはコアの軸に関して実質的に平行でない。
【0007】 本発明の他の実施態様は、拡散光による光導波管を製造する方法を含む。クラ
ッドは軸に沿って中空管として形成され、また第1の端部と内面を備える。クラ
ッドの内面の少なくとも一部分は、内面にくぼみを形成することによって粗くさ
れる。くぼみはクラッドの軸に関して実質的に平行でなく、また内面は不均一に
粗くされて、所定の光抽出パターンを生成する。コア材料は光導波管を形成する
ためにクラッド内に配設される。
【0008】 本発明の上記の要約は、本発明の各実施態様またはすべての実施例を説明する
ように意図されていない。以下の図と詳細な説明によって、上記の実施態様をよ
り詳しく例示する。
【0009】 本発明は種々の修正と代替形態に応じることができ、一方その詳細は図面の実
施例によって示されており、またその詳細について説明する。しかし、記述した
特定の実施態様に本発明を限定することが意図されないことを理解すべきである
。反対に、添付請求項に記載されるような本発明の精神と範囲内に含まれるすべ
ての修正、等価および代替物を網羅することが意図される。
【0010】 好適な実施態様の詳細な説明 本発明は、光導波管のような光ガイドシステムから光を抽出することが所望さ
れる種々の用途に適用できる。本発明は、光ガイドシステムから拡散光を抽出す
るために特に有用であることが確認された。光ガイドシステムは、例えば、小さ
なコアと大きなコア直径のシステム、ならびに1つの点からシステム内の他の点
まで光を案内するための内部反射を使用した他の装置を含むと考えられる。本発
明はそれほど限定されないが、本発明の種々の観点の最善の理解は、このような
環境で動作する種々の応用実施例の説明によって得られる。
【0011】 図1は、拡散光抽出のための構造を有する光ガイドシステムの1つの実施態様
を例示している。図1に示した特定の光ガイドシステムは、コア102と、コア
102の周囲のクラッド104とを含む光導波管100である。コア102の軸
105はコア102の長さを進むと規定される。典型的に、軸105は光導波管
100を通した光の流れの大体の方向112も規定する。光導波管100が曲が
っても、軸105は図2に示したように説明することが可能である。
【0012】 クラッド104は典型的にコア102の屈折率よりも小さな屈折率を有する。
このような装置によって、コアを通して進む光106の主内部反射が典型的に得
られる。光がクラッドの内面にぶつかるにつれ、コアを進む光がコアの中心に向
かって反射される時に、光の内部反射が生じる。2つの材料の間のインターフェ
ースで光がすべて反射されるためには、光は、より高い屈折率および光線と下方
の屈折率材料の表面との間に角度107、θを有する材料内を進まなければなら
ず、その角度は、次式に規定したように臨界角θcよりも小さくなければならな
い:
【数1】 ここで、n1は光が進む材料(例えばコア102)の屈折率であり、またn2は光
がぶつかる材料(例えばクラッド104)の屈折率である。
【0013】 多くの光導波管は、可能な限り全内部反射を行うように構成される。典型的に
、大部分の光導波管では、臨界角θcよりも大きなコア/クラッドインターフェ
ースを有する、角度θを有する導波管の一方の端部に放射された光は、クラッド
を通して進み、次にクラッドに吸収されるか、あるいは短い距離の後に導波管を
離れる。導波管内に留まる光は、主に、臨界角よりも小さい角度でクラッド表面
にぶつかり、したがって強度損失なしにクラッドの内面に反射する光である。
【0014】 本発明では、光導波管100は典型的に光の主要な内部反射を提供する。しか
し、拡散光が導波管100の少なくとも一部分に沿って抽出されるように、導波
管は修正される。拡散光の抽出を達成するために、クラッド104の内面は粗く
されて、図3のくぼみ108として示された、ランダムに変位されるコア/クラ
ッドインターフェースを提供する。粗くしたインターフェースに臨界角よりも小
さな角度で入射する光は、コアの中に完全にはもはや反射されない。光の一部は
、入射方向を中心に種々の角度でクラッド内に伝播される。直接に(110)ま
たはクラッド(114)内の散乱事象の後に、十分に急勾配の角度でクラッド/
エアインターフェースにぶつかる伝播光が、クラッドを出る。クラッドを通して
離れる光は任意の好適な方向に導かれないので、拡散光である。
【0015】 散乱される光量は、ランダムに変位されるコア/クラッドインターフェースの
統計学と構造とに関係する。くぼみの深さおよび粗さの程度は、以下に述べるよ
うに、光ガイドシステムから拡散する光量を制御するために操作することが可能
である。
【0016】 クラッド104の内面の粗さの程度は、平均表面粗さRaによって説明するこ
とができる。このパラメータRaは種々の技術によって測定することができる。
このような技術の1つの実施例は、光で表面を照らし、また散乱光に対する反射
光の比率を 比較して、周知の関係を用いて平均表面粗さを計算する方法を含む
。1つの特定の平均表面粗さを決定するための装置は、633nmの光源を利用
するWYKO RST粗さ/段階テスタ(WYKO Corp.,Tucson
,AZ)である。この装置の操作は実施例でより詳細に説明する。本出願で行わ
れる平均表面粗さの測定は、実施例に述べるように、この装置を使用して決定さ
れる。他の装置と方法は異なった結果をもたらすかもしれない。
【0017】 クラッド104のくぼみ108は、相当の光散乱を発生するために、光の流れ
の大体の方向112に対して垂直に大きな断面積を典型的に提供する。くぼみは
多くの異なった形状で形成することが可能である。例えば、くぼみ108は、図
4Aと図4Bに示したように半球形、卵形、または不規則な形状を有する穴また
はクレータであることが可能である。さらに、くぼみはクラッド104の生地の
上に隆起した部分109を含むことも可能である。
【0018】 代わりに、くぼみは、図5Aと図5Bに示したようにクラッドの内面の条溝1
11であることが可能である。しかし、典型的に、これらの条溝は光の流れの大
体の方向112に実質的に平行でないように方向付けられる。光の流れ112の
方向に平行または実質的に平行な条溝は、典型的に光を効率的に散乱しない。光
の流れ112の方向に対し条溝を実質的に平行でないようにすることによって、
光の流れの方向の条溝の実効長は条溝の幅と同一の寸法に接近する。この構造は
前述の実施態様で説明した穴とクレータに酷似しており、また同一の条溝密度で
平行またはほとんど平行の条溝の断面積よりも大きな、光の流れ112の方向に
対して垂直の実質的な断面積を提供し、これによって光の散乱を増加する。
【0019】 条溝は、図3に示したように大体の光の流れ112の軸に関して、典型的に少
なくとも30°の角度Φ、113を形成する。好ましくは角度は少なくとも45
°であり、より好ましくは角度は少なくとも60°であり、最も好ましくは角度
は少なくとも75°である。
【0020】 光源116によって光導波管100に放射される光106を抽出する1つの問
題は、光がクラッドを通して拡散するにつれて、導波管のさらに下方の箇所にお
ける抽出のために、導波管の中を進む光が減少することである。かくして、図6
に例示したように、表面粗さが均一であるならば、導波管を進む光の減少のため
、光導波管100の受光端部114からさらに遠い箇所において拡散光照明の強
度は必然的に減少する(矢印118の長さによって表示)。
【0021】 光導波管の長さにわたって光の強度損失を減らすための以前に用いた1つの方
法は、表面を粗さを、導波管の粗くした部分の長さにわたって光の小部分のみ(
例えば10%以下)を抽出する量に限定する方法を含む。しかし、光の大部分が
抽出されず、また受光端部の反対の導波管の端部から出るので、これは効率的な
利用ではない。
【0022】 本発明は、光導波管100から抽出された光の強さを制御するために異なった
方法を使用する。クラッド104を通した光の損失を相殺するために、クラッド
104の内面粗さは、コア102に沿って測定されるように、光源116からの
距離の増加につれ増加される。図7に例示したように、クラッド104の粗さの
適切な調整によって、均一発光の拡散光導波管100を用意することができる。
内面の粗さの関係量は「粗さの程度」と呼ばれる。
【0023】 クラッド104の内面の粗さの程度は、連続的に、例えば光導波管100の長
さに沿って表面粗さを連続的に増加することによって調整することが可能である
。代わりに、粗さの増加は任意の間隔で、例えば数cmごとに粗さを増加するこ
とが可能である。間隔全体にわたる表面の等価の粗さを原因とする任意の各間隔
にわたる強度の低下は、通常の使用下では重要でないことが好ましい。この低下
は、間隔の長さと、各間隔で粗さが増加する量とを適切に選択することによって
制御することが可能である。
【0024】 本発明の他の実施態様では、光の流れの方向のくぼみ108の密度の代わりに
、くぼみ108の深さまたは長さを変更して、抽出する光量を変更する。典型的
に、より深いまたはより広いくぼみによってより多くの光が抽出される。粗さパ
ラメータの変更は、抽出する光量を制御する際に有用であり得る。ちょうどくぼ
みの密度と同じように、これらのパラメータは導波管の長さに沿って連続的に変
更するか、あるいは任意の間隔で変更することが可能である。
【0025】 表面粗さの量を調整する(すなわち粗さの程度を変更する)ことによって、長
さに沿って輝度が変動する導波管を構成することができる。かくして、図8に示
したように、高い120と低い122の拡散光出力領域を有する光導波管を造る
ことができる。さらに、図9に示したように、拡散光抽出を有する領域124と
、わずかしかまたは全く光が抽出されない他の領域126とを有する光導波管を
構成することが可能である。
【0026】 ある実施態様では、光導波管100は2つ以上の光源と共に使用するために設
計することが可能である。上述した光導波管に関して、種々の粗さ構造を使用す
ることができる。例えば、ほぼ等しい強度の2つの光源116によって照らされ
た光導波管から均一に光を抽出するために、光源116の内の最も近い光源から
の距離の増加につれて、粗さは典型的に増加し、図10に示したように、粗さは
光導波管のほぼ中心で最大である。光源116a、116bの強度が等しくなけ
れば、図11に示したように、最大の粗さはより強度の低い光源116aにより
近接して典型的に生じる。所望の発光パターンの必要性に応じて、高い、低いま
たはゼロの拡散光出力の領域を創出するために、上述のような不均一な粗さの他
の構造を使用することができる。
【0027】 多種多様な光源を光導波管のために使用することができる。特定の波長の光の
みを許容するようにフィルタ処理されるレーザまたは源のような単色光源および
白熱または電気アーク源のような多色光源の両方を使用することができる。導波
管から放射される拡散光は、例えば、着色光源を使用することによって、または
ハウジングの優先的通過を所望の色に許容するクラッドの周囲にハウジングを使
用することによって、彩色することができる。さらに、例えば各領域に適切に着
色したハウジングを使用することによって、導波管の異なった領域に異なった色
の光を放射するために、導波管を使用することが可能である。2つ以上の光源を
使用するならば、2つ以上の光源は同一または異なった色であることが可能であ
る。
【0028】 本発明の光導波管を形成するために種々の材料を使用することができる。コア
102が典型的に、例えばnブチルのメタクリレートと2エチルヘキシルメタク
リレートのようなメタクリレートを含む重合体材料から形成される。本発明の光
導波管は、例えば、メタクリル酸のエステル化から誘導された少なくとも1つの
メタクリレートモノマを、少なくとも4つの炭素原子を有するアルコールと、エ
チレン未飽和の遊離基の重合可能な架橋剤とで共重合することによって用意する
ことが可能である。
【0029】 少なくとも4つの炭素原子を有するアルコールによるメタクリル酸のエステル
化から誘導される特に有用なメタクリレートモノマは、例えば、nブチルメタク
リレート、nヘキシルメタクリレート、2エチルヘキシルメタクリレート、nオ
クチルメタクリレート、イソオクチルメタクリレート、nデシルメタクリレート
、ドデシルメタクリレートおよびそれらの組合せを含む。好適なメタクリレート
モノマは、nブチルメタクリレート、nヘキシルメタクリレート、2エチルヘキ
シルメタクリレート、nオクチルメタクリレートおよびそれらの組合せを含む。
【0030】 光導波管で有用な架橋剤は、例えば、アクリル酸塩、メタクリレート、アリル
またはスチリル基、あるいは類似物のような2つ以上の遊離基の重合可能なエチ
レン未飽和の反応部分を有するそれらのエチレン未飽和の遊離基の重合可能な化
合物である。好適な架橋剤はジメタクリレートおよびジアリル化合物であり、最
も好ましくはジメタクリレート化合物である。有用なジメタクリレート化合物は
、例えば、ヘキサンジオールジメタクリレート、エチレングリコールジメタクリ
レート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメ
タクリレート、ジメタクリル酸テトラエチレングリコール、プロピレングリコー
ルジメタクリレート、トリメチロールプロパンジメタクリレートおよびポリエチ
レングリコールジメタクリレートとポリプロピレン酸化物ジメタクリレートのよ
うなメタクリレート末端のオリゴマー、およびそれらの組合せを含む。好適なジ
メタクリレート架橋剤は、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレ
ングリコールジメタクリレート、ジメタクリル酸テトラエチレングリコール、プ
ロピレングリコールジメタクリレート、およびそれらの種々の組合せを含む。
【0031】 特に、1つの適切なコア材料は、1:1の重量のnブチルメタクリレートと2
エチルヘキシルメタクリレートの混合物を含み、この混合物は、次に重量で0.
05%のトリエチレングリコールジメタクリレート架橋剤と、重量で0.2%の
ジ(4−t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシ炭酸塩(Perkadox16
(商標)、Akzo Nobel Chemicals,Inc.,シカゴ、I
L.)の熱開始剤を含むことができる。追加の材料と実施例が、本出願に参考と
して組み込まれた米国特許第5,225,166号に開示されている。
【0032】 コア直径は約7mmから約18mmの外径の範囲であることが可能である。典
型的に利用可能なコア直径は、7、9、12、18mmであるが、より大きなま
たはより小さな直径コアも使用可能である。
【0033】 ある実施態様では、コア102は、クラッド104の内面を補完するコア10
2の外面を形成するために、長時間にわたってクラッド104の内面周囲に流れ
ることができる流動可能な材料から造られる。このようなコア材料が、例えば、
上述のメタクリレートのコア材料を含む。
【0034】 コアが流れないか、あるいはゆっくりと流れるならば、同一またはほとんど同
一の屈折率(典型的に2%の差未満)を有する流体をコア102とクラッド10
4との間に含め、前記コアとクラッドとの間に適切な光学的接触を保証すること
ができる。コアがクラッドの周囲に流れるとしても、この流体も使用することが
可能である。例えば適切な流体は、コアとほとんど同一の屈折率(583nmで
1.465)を有するシロキサン共重合体(ps785、Petrarch S
ilanes、United Chemical Technologies,
Inc.,Bristol,PA)を含む。他の適切な屈折率整合物質は当業者
に既知である。
【0035】 クラッドは種々の異なった化合物から形成することができる。一例として、フ
ッ素重合体管がクラッドとして光導波管に有用であることが確認されている。適
切なフッ素重合体管の実施例は、テフロン−100(商標)によってフッ素処理
されたエチレン重合体管(FEP管、DuPont Chemicals Co
Fluoropolymer Division,Wilmington,D
E)、テフロン(商標)ポリ(テトラフルオロエチレン)(PTFE)管(Du
Pont)、THV管(Dyneon,Inc.,St. Paul,MNから
利用可能なテトラフルオロエチレンのターポリマー、ヘキサフルオロプロピレン
およびビニリデンフッ化物)または他の同様の市場で調達可能な高度にフッ素処
理した重合体管(例えばZeus Industrial Products,
Inc.,Raritan,NJからの管)を含む。好ましくは、管は熱収縮チ
ューブである。
【0036】 多くの実施態様では、コア102は、クラッド内面の形成後にクラッド104
内に配設される。コア102は、例えば、クラッド内に固体コアを滑らせるかま
たはクラッド内に液体コアを注入し、また選択的にコアを凝固させる方法を含む
種々の方法によってクラッド104の中に配設することが可能である。クラッド
104が熱収縮可能ならば、熱を加えることによってコア102の周囲にクラッ
ドをよりきつく形成することが可能である。
【0037】 図18に例示したように光導波管100の部分の周囲に選択的に光反射部材1
30を設け、導波管100から抽出された光を所望の方向に反射することが可能
である。例えば、導波管をランプ内で使用するならば、光を下方に導くことが望
ましいかもしれない。さもなければ上方方向に導かれる光が下方に反射されるよ
うに、反射部材130を導波管100の上に位置決めすることが可能である。光
反射部材130を導波管100の上に直接配設することが可能であるか、あるい
は導波管100から離間することが可能である。光反射部材は拡散して光を反射
することが好ましい。
【0038】 拡散反射材料は、例えば、米国特許第5,596,450号に開示されている
ようなポリ(テトラフルオロエチレン)拡散反射フィルムと;欧州特許出願第7
21,181号に開示されているような無機顔料を充填したポリオレフィン光反
射シートと;Tyvek(商標)不織布ポリエチレン織物(DuPont Co
.,Wilmington,DE)と; Melinex(商標)の酸化チタン
を充填した微小孔ポリ(エチレンテレフタル酸塩)(ICI Plastics
,Wilmington,DE)と;ScotchCal(商標)の不透明フィ
ルム(3M Company,St.Paul,MN)と;Gerberカタロ
グナンバ220−20および230−20のような不透明白色フィルム(Ger
ber Scientific,Inc.,South Windsor,CT
)と;Poreflon(商標)−ブランドのポリテトラフルオロエチレンシー
ト材料(Sumitomo Electric Industries,Osa
ka,Japan)と;例えば白色無機顔料を充填できる微小孔構造フィルムと
;を含むことができる。好ましくは、拡散反射フィルムは、例えば米国特許第4
,247,498号と4,867,881号(液体−液体相分離)、米国特許第
4,539,256号(固体−液体相分離)および米国特許第4,726,98
9号(凝集剤を用いた固体−液体相分離)に開示されたTIPS(熱誘導相分離
)法によって用意されたポリオレフィンフィルムであり、その方法の各々が本出
願に参考として組み込まれている。好ましくは、ポリオレフィンTIPSフィル
ムはポリプロピレンを含む。
【0039】 ある実施態様では、クラッド104は保護外部被覆(図示せず)に入れられる
。典型的に、外部被覆はクラッドよりも摩耗に強くまた取扱いに対して耐久性が
あり、またクラッドから簡単に取り除くことができる。外部被覆は、例えばポリ
エチレンまたは他の低コストの重合体であり得る。
【0040】 上述のフッ素重合体管は複数の内径と外径で利用可能であるが、フッ素重合体
管の1つの有用な寸法は12mm(約1/2インチ)の内径と0.8mmの肉厚
(1/32インチ)とを有し、またある実施態様では、13.6mm(17/3
2インチ)の内径と2.4mmの厚さ(3/32インチ)とを有するポリエチレ
ン管に入れられる。以下の説明のために、上記の寸法の管を仮定する。有用なフ
ッ素重合体管の他の実施例は:7mmの内径、0.6mmの肉厚、8.2mmの
外部被覆内径および2.3mmの外部被覆厚さを有する管と;9mmの内径、0
.7mmの肉厚、10.4mmの外部被覆内径および2.7mmの外部被覆厚さ
を有する管と;18mmの内径、0.7mmの肉厚、19.4mmの外部被覆内
径および3.1mmの外部被覆厚さを有する管と;を含む。大量生産で製造する
場合、上述のDuPontからのFEP管は約8nmの内部のrms粗さを備え
ることができ、変位力の大部分は30μm以上の長さ目盛に生じる。
【0041】 本発明の1つの好適な実施態様では、クラッドの内部は、一般にサンドブラス
トと呼ばれる制御された吹付け加工によって粗くされる。図12では、適切なサ
ンドブラスト装置20の1つの実施例の要素は、必要に応じて指定された空気圧
で研磨粒子の制御された流れを供給する能力を有する研磨材供給ユニット21と
、余剰研磨材を収集するための真空集塵機60とを含む。研磨材供給ユニット2
1は、例えば空気駆動のPowerFlo 2000(商標)モデルサンドブラ
スタ(Comco Inc.,Burbank,CA)であり得る。
【0042】 図12に例示した微粒子供給ユニットは、研磨粒子38を供給管30の下方に
またオリフィス35の放出ノズル31を通して推進させる。研磨粒子38は典型
的にクラッド22の内面に直接作用する。研磨粒子38をさらにクラッド22の
内面に向かって導くために、ディフレクタヘッド44を設けることが可能である
。使用済み粒子38は真空集塵機60内に収集することができる。図12に示し
た実施態様では、真空集塵機60は、ディフレクタヘッド44の少なくとも1つ
のオリフィス42を通した破片の流れを可能にするため、収集管40を通してデ
ィフレクタヘッド44に結合される。収集管40および真空集塵機60の他の構
造もまた可能である。
【0043】 1つの実施態様では、供給管30と収集管40の両方は所定の位置に固定され
、一方クラッド22は選択的に外部被覆24に入れられ、プラーホイール50を
用いて移動される。他の実施態様では、クラッドが静止している間に供給管と収
集管とを移動することが可能である。
【0044】 クラッド22(または供給および収集管)が移動される速度によって、少なく
とも部分的に、クラッド22の内面の摩耗量を決定することが可能である。図1
2に例示し、また実施例で説明した装置については、クラッドの運動は約45.
7cm/分(1.5フィート/分)から366cm/分(12フィート/分)の
範囲であり得る。より高いまたより低い速度も可能である。
【0045】 放出ノズル31は、例えばステンレス鋼または他の耐摩耗性の材料から成るこ
とができる。真空ヘッド44もまた同様に成ることが可能である。上述の好適な
クラッドと共に使用するための特に有用なノズル31は11.2cm(0.44
インチ)の外径を有し、また典型的に真空ヘッド44から約5から15mm、好
ましくは5から10mm、より好ましくは5から6mm(約1/4インチ)に配
置することができる。真空ヘッド44の突起部は、例えば90°の円錐(すなわ
ち収集管40の直線の側面と真空ヘッド44との間の角度は135°である)の
ような任意の有用な形状であり得る作用領域を形成する。
【0046】 放出ノズル31と真空ヘッド44の両方は、封止部材34と36によってクラ
ッド22の内面と封止接触維持することが可能である。適切な封止部材34、3
6は、例えば、Oリングまたは外径がクラッド22の内径よりもわずかに大きな
スペーサを含む。Oリングあるいはスペーサのための適切な材料は、例えばテフ
ロン含浸のブチルゴム(R.E Pervis,Bloomington,MN
,Part No2−012 N818−70から入手可能)を含む。代わりに
、他の封止部材が3−in−1(商標)オイル(Boyle−Midway,I
nc.,New York,NY)のような一般の家庭用潤滑材で潤滑されるな
らば、他の封止部材を使用することが可能である。封止部材34と36は、例え
ば座金33と35によって位置保持することができ、好ましくは封止部材34と
36の両側に配置することができ、この結果クラッド22および/または外部被
覆24がプラーホイール50によって移動されるにつれ、封止部材34と36は
位置保持される。典型的に、座金33と35は剛性または堅く、また好ましくは
重合体材料から造られる。
【0047】 研磨粒子38がクラッド表面に衝撃を与え、また表面の中に埋め込まれてしま
う可能性が最小のクレータを生じることができるように、それらの形状は不規則
であるよりも球形であることが好ましい。適切な粒子の実施例は、ガラス、重合
体、無機鉱物または塩、あるいは金属の球形のビードを含み、またBT−13(
商標)ガラスビード(50−100μmの直径)、Microblaster(
商標)Precision Abrasive Powder「G」(50μm
の直径の炭酸水素ナトリウム粒子)、およびComco社(Burbank,C
A)からすべて入手可能な酸化アルミニウム、炭化ケイ素と可塑性のビードを含
むことができる。ビード寸法は、より容易な取扱いと得られるクレータ寸法の理
由のため、約25μmから250μm、好ましくは 50から150μm、より
好ましくは50から100μmの直径の範囲であり得る。
【0048】 クラッド22の内面が所望の程度に研磨された時、以下の実施例に述べるよう
に、重合体光ファイバを用意するためにクラッドを使用することができる。典型
的に、クラッド22の中にコアを導入する前に、クラッドの内部は、例えば水お
よび/または洗剤によって、次に水によって洗浄することによって清浄にされる
か、あるいは高圧空気を用いて残りのグリットを取り除くことが可能である。
【0049】 選択的に外部被覆54の中に囲まれたクラッド52の内面を粗くする他の方法
は、サンドブラスティングを含む。図13Aと図13Bに例示したように、研磨
材供給ユニット56は、クラッド52の開口部の近くに位置決めされるノズル6
0から研磨粒子58を放出する。保護部材62はクラッド52の中に設けられる
。保護部材62はクラッド部材52の形状に典型的に形成される。1つの実施態
様では、研磨粒子58は相対的に低い圧力でクラッド52の内面に導かれ、保護
部材62はクラッド52から取り除かれるか、あるいはクラッド52の中にわず
かに挿入される。所定の時間の後に、保護部材62はクラッド52の中に摺動さ
れるか、あるいはさらにクラッド52の中に移動され、またクラッド52の内面
に研磨粒子58が導かれる圧力が上昇される。図13Aと図13Bに例示したよ
うに、この工程は数回繰り返され、保護部材62はさらにクラッド52の中に位
置決めされ、また研磨粒子58が放出される圧力が各段階で上昇される。典型的
に、圧力上昇は、各圧力上昇段階で研磨粒子によって形成されるクレータが、以
前の段階の間に形成されたクレータよりもはるかに深くおよび/または広くなる
ような程度である。これによって、不均一に粗くされるクラッド52の内面が得
られる。
【0050】 代わりに、圧力が段階的に低減される反対の順序で段階を実行することが可能
であり、また保護部材62は、研磨粒子58が導かれるクラッド52の端部から
さらに離れて摺動される。この特定の構造によっても不均一な粗さ表面が設けら
れる。
【0051】 クラッド52の内面に付与される粗さの程度は、供給ユニット56の空気圧を
変えることによって、および/または研磨粒子58の性質を変更することによっ
て変えることができる。図によれば、クラッド52は、約100から150μm
の直径の球形ガラスビードを使用して粗くすることができ、このビードは、例え
ば各30秒毎に138、172.5および207kPa(20、25および30
psi)の空気圧を含む変動する圧力でクラッド52のサンプル内に吹き込まれ
る。138kPa(20psi)では、表面は、典型的に30μmの直径と、中
心で0.2μmの深さのランダムに位置決めされたほとんど円形のクレータを備
える。さらに、約10μm幅で、10から100μmの不規則形状の隆起が、多
くのクレータから下流に現われる。138kPaで研磨されたクラッドの1つの
サンプルは、312x234μmの面積のサンプルにつき3つのクレータの密度
を示した。172.5kPa(25psi)では、クレータはより大きく、また
より高密度(50μmの直径と0.3μmの深さ)に見えた:(312x234
μmの部分当たり約15のクレータ密度が観察された)。207kPa(30p
si)では、クレータの深さは0.5から1.0μmであり、密度は172.5
kPaサンプルの密度の2倍を有し、この結果50μmの直径のクレータはサン
プルの表面をほとんど覆った。
【0052】 図14では、本発明の光導波管を形成する他の方法は、ロッド220に固定装
着されたハンドル217と剛毛218とを有するブラシ216によってクラッド
212の内面を磨り減らす方法を含み、次に前記ロッドは、例えばドリルのよう
な回転装置222に挟持される。回転装置222が始動され、また回転ブラシ2
16がクラッド212と選択的な被覆214とに挿入される。
【0053】 上記の方法を用いて、一連の螺旋条溝がクラッド212の内面に設けられる。
回転速度(rpm)は一定に保持することが可能であるか、あるいは条溝の密度
を変えるために変更することが可能である。ブラシ216の回転速度は、例えば
1000−1500rpm、好ましくは1000−1200rpmであることが
可能である。
【0054】 回転ブラシ216は、一定または変化する速度でクラッド212に挿入される
。典型的な速度は、1.27cm/秒から12.7cm/秒、好ましくは1.2
7から7.62cm/秒、より好ましくは1.27から5.08cm/秒、最も
好ましくは2.54cm/秒である。ブラシ216は同一の速度で収納すること
が可能である。速度を変更することによって条溝の密度を変え、したがって表面
粗さと、その結果として得られる光導波管の光抽出能力とを変えることが可能で
ある。
【0055】 図5Aと図5Bに例示したようなクラッド212内に形成された条溝が、光の
流れの大体の方向112(図5A参照)に関して、典型的に少なくとも約30°
、好ましくは少なくとも約45°、より好ましくは少なくとも約60°、最も好
ましくは少なくとも約75°である角度Φを形成するように、回転装置222に
よって得られるブラシ216の回転速度と、クラッド212に差し込まれるブラ
シ216の速度とを選択しなければならない。上述の回転速度と挿入速度は実施
例として示されている。適切な回転速度と挿入速度は実際に使用される回転装置
222にしばしば関係する。
【0056】 研磨量を変更する1つの方法は、管端部から遠い箇所におけるブラシ216の
回転速度を上げ、またクラッド端部224の近くの回転速度を下げることを含む
。他の方法は、遠い箇所のブラシ216の挿入速度を下げ、またクラッド端部2
24の近くの挿入速度を上げることを含む。表面粗さを変更する他の方法も使用
することができる。
【0057】 ブラシ216は、急速回転に対し適合能力のあるハンドルに装着された剛毛を
有する実験室ボトルブラシ、ワイヤ配管工のブラシ、または任意の一般のブラシ
でもあることが可能である。例えば、実験室ボトルブラシはFisher Sc
ientific(Pittsburgh,PA)から入手可能である。本発明
で有用なブラシは、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレンおよび類似物から
造られた剛毛を有することができるか、あるいは去勢豚剛毛のような自然の材料
によって造ることができる。柔らかい、可撓性の剛毛によって、1回転当たりま
たは1回の挿入・引抜き当たりの摩耗度は小さくなり、また硬い、曲がらない剛
毛によってその摩耗度は高くなる。強い研磨を望むならば、例えばW.W.Gr
ainger社(Lincolnshire,IL)から入手可能な配管ブラシ
のような、金属またはワイヤ剛毛を有するブラシを使用することができる。好ま
しくは、摩耗度を制御できるように、適度な硬さのナイロン剛毛が使用される。
ワイヤ剛毛のような非常に硬い、曲がらない剛毛を使用するならば、管の中およ
び管からの単一のパスによって著しい粗さがもたらされる可能性があり、このた
め光の大部分は光源の非常に近くに抽出される。
【0058】 同様に、ブラシ216の長さによってクラッド212の内部の摩耗量を決定す
ることができる。長いブラシヘッドは典型的に短いブラシヘッドよりも多くの剛
毛を有し、この結果より多くの剛毛はより長い時間管の内部と接触する。実験室
ボトルブラシは典型的に1.27−12.7cm、好ましくは2.54−7.6
2cm、より好ましくは5.08−7.62cmのブラシヘッド長さを有する。
【0059】 クラッドが所望の程度に粗くされると、発生したかもしれないすべての破片を
除去するために、クラッドは例えば水の噴出によって清浄にされる。次に、重合
体の光導波管を用意するためにクラッドを使用することができる。
【0060】 本発明で意図されるクラッドの条溝を形成するか、あるいはその内面を粗くす
る追加の方法は、例えば合わせ釘または他のロッド上に装着された円筒形状の、
また管の中に挿入すべき寸法のサンドペーパと;Dremel Power T
ools(Racine,WI)から市場調達可能である研削砥石(またはホイ
ールまたはシリンダ等)と;あるいは例えばねじ山付きねじまたはボルトを受け
入れるためのナットまたは他の金属片の内部にねじを回すために使用することが
できるようなねじタップを含むが、それらに限定されない。
【0061】 クラッド302の内面を粗くする追加の方法は、図15に例示したようなクラ
ッド302の内部の研磨粒子304の制御された振動による研磨を含む。この方
法では、ある量の研磨粒子304が長尺のクラッド302の内部に置かれ、クラ
ッドは選択的に外部被覆306によって覆われる。研磨粒子は、ある時間量の間
またクラッド302の所望の部分の上方で、市販のオービタルサンダまたは市販
のハンドヘルドジグソのような外部振動装置308によって激しく動かされ、こ
の結果クラッド302の内面は十分に粗くされる。
【0062】 本方法で有用な研磨粒子304は、任意の適切な材料および任意の有用な寸法
であり得る。適切な研磨粒子は、例えば炭化ケイ素(SiC)、アルミナ(例え
ばA12O3)、酸化チタン(TiO2)、Cubitron(商標)のセラミ
ックアルミニウム酸化物鉱物(3M Company,St. Paul,MN
)、立方の窒化ホウ素、ジルコニア(ZrO2)および窒化ケイ素(例えば「S
iN」)のような鉱物粒子と;炭酸水素ナトリウム、ガラスビードおよび不規則
なガラス粒子のような無機材料と;重合体材料、好ましくはポリ(メタクリル酸
メチル)のような結晶および高温溶融重合体、ポリカーボネート、ナイロン(商
標)のようなポリアミド、ポリエチレンおよびポリプロピレンと;元素鉄、合金
鉄、磁気酸化鉄のような磁気粒子と;他の既知の硬い微粒子材料と;を含む。研
磨粒子304の特定の選択は、例えば研磨粒子304の硬さと表面粗さ(「ギザ
ギザ」)と、クラッド302の相対的硬さとに関係して、得られる摩耗度に影響
を及ぼす。クラッド302よりもわずかに硬い(またはより可撓性の低い、また
はより変形しにくい、またはより高い引張応力を有する)か、あるいはわずかに
ぎざぎざのある粒子304は、それよりも著しく硬いか、またはぎざぎざのある
粒子よりもクラッドを研磨する度合いが小さい。
【0063】 研磨粒子304は、例えば約0.05mmから約1.0mm(270メッシュ
から18メッシュ)、好ましくは約0.12mmから約0.5mm(120メッ
シュから35メッシュ)、より好ましくは約0.12mmから約0.25mm(
120メッシュから60メッシュ)の平均直径を有することができる。より小さ
な粒子よりも、より大きな粒子に供給できる運動エネルギ量のため、粒度を慎重
に選択することによって、得られる摩耗度と、クラッド内部に形成される「クレ
ータ」の寸法とを決定することができる。
【0064】 使用される研磨粒子304の量は、所望の粗さの程度と、粗くされるクラッド
302の寸法と、研磨粒子の性質とに関係する可能性がある。上に説明したクラ
ッドについては、研磨粒子の典型的な量は約0.1gから1.0g、好ましくは
約0.5から約1.0g、より好ましくは約0.5から約0.75gである。
【0065】 本実施態様で有用な振動装置308は、例えば市場で調達可能なオービタルサ
ンダ、超音波発生機を含み、あるいは磁気粒子が使用されるならば、急速回転磁
場を発生する能力を有する装置、例えばCフレームモータを含むことができる。
有用な振動装置の1つの実施例は、ブラック・アンド・デッカー(商標)のモデ
ルFS300のオフセットカムオービタルサンダ(Black and Dec
ker,Towson,MD)のような市場で調達可能なオービタルサンダであ
り、これは約15,000軌道/分(opm)の速度で作動する。
【0066】 光導波管の内部を研磨する1つの技術は、図15に例示したように、選択的な
外部被覆306を有する長尺のクラッド302に小量の研磨粒子304を配置す
ることを含む。被覆306またはクラッド302は、摩耗の制御を容易にするた
めに長さ増分(cm、m等)で印を付けることが可能である。振動装置308が
作動され、またグリットを含むクラッドは「U字」形状に曲げられ、この形状は
、研磨粒子304が曲がりの底部に存在するような曲げ半径を有する(例えば1
2mmのi.d.クラッドを研磨する時、約10cmの曲げ半径を使用すること
が可能である)。クラッド302の湾曲部は振動装置308の縁部に置かれ、ま
た未研磨の部分が振動装置308の縁部に絶えず向けられるようにクラッドが移
動される。クラッド302の運動は、管内の所望量の研磨を行う任意の速度であ
り得る。例えば、約3cm/秒(約0.1フィート/秒)の運動を利用して、1
.65m(65インチ)の長さに沿ってかなり均等な発光を示す光導波管をもた
らすクラッド302を用意することができる。
【0067】 代わりに、プロセスは自動化することができ、このプロセスの1つの実施態様
が図16に例示されている。クラッド302は、振動装置308に交差してソー
ススプール360からプラー350によって制御速度で引っ張られ、また製品ス
プール340によって巻き取られる。達成された粗さの程度を変更するために、
プラー50を自動制御して、クラッド302の所定の部分が振動装置308と接
触している時間量を増加または減少することができる。
【0068】 クラッドの内面を粗くするこの方法は、研磨されるクラッドの内径に従って調
整する必要がない装置を使用することが可能であるという点と、研磨粒子寸法、
振動装置上の滞留時間、曲げ半径、振動装置上のクラッドの圧力、振動装置と直
接接触したクラッド領域の寸法、研磨粒子の荷重量(研磨粒子コーティングの増
加は典型的に研磨を減少させる)、振動装置の速度、研磨粒子組成/硬さおよび
研磨粒子形状(滑らかさ、鋭角エッジ等)の内の任意の1つまたはそれらの組合
せを変更することによって、粗さの程度に対する制御を実施することができると
いう点とを含み、ある利点を有することが可能である。
【0069】 実施例 平均表面粗さ測定。粗さ測定は、WYKO RST 粗さ/段階テスタ(WY
KO Corp.,Tucson,AZ)を使用して実行された。正方形の部分
、側面の約5mmがサンプルから切断され、またWYKO機器の顕微鏡ステージ
の上に配置された。サンプルの均一性は初期走査によって10Xの倍率で検定さ
れ、また欠陥または異常な構造が走査かつ記録されたが、粗さ計算には含まれな
かった。
【0070】 初期走査に従って、サンプルがかなり滑らかであったならば、例えば表面特徴
の深さが約75ナノメータ(nm)よりも小さかったならば、測定が、40Xの
倍率で633nmの波長の光を用いて「PSIモード」で行われた。サンプルは
2から4つの領域で走査され、またWYKOプログラムソフトウェアによって報
告されたRa(平均粗さ)とRq(RMS粗さ)の値が記録され、また平均され
た。サンプル特徴が75nmよりも大きかったならば、10Xの倍率で「VSI
モード」の2から4つの走査が行われ、またRaとRq値が報告された。次に、
より深い表面特徴の間の滑らかな領域が、PSIモードの40Xの走査のために
選択された。
【0071】 光ファイバの光抽出速度の測定と分析手順。光ファイバの光抽出速度は、Fo
stec(Fostec Inc.,Auburn,NY)または他の光源とM
inolta LS−110輝度計(Minolta Corp.,Instr
ument Systems,Ramsey,NJ)とを用いて集められた側光
測定を分析することによって決定された。測定法は、ファイバ下方の距離に関し
てファイバ製クラッドの内部を均一に粗くすることを必要とし、換言すればサン
プルは等級分けされなかった。この前提の下で、ファイバが一方の端部で単一光
源によって照らされた時、ファイバの照らされた端部からファイバ下方に距離x
o>>D/tanθで、ファイバの表面に法線に、ファイバの側面から抽出され
た輝度Uが、簡単な指数減衰法則によって高い精度に近似され、ここでθはファ
イバのアクセプタンス角であり、またDはファイバの直径である。
【数2】 ここで、Uoは距離x=xoで抽出された輝度である。指数の減衰定数aは抽出
速度と呼ばれる。
【0072】 サンプルファイバの抽出速度を決定するために、まず短いセグメントがサンプ
ルの端部から切り取られ、ファイバ内への光放射のために平坦で滑らかな縁部が
保証された。次にファイバ端部は、ファイバの端部を光源の焦点に配置するよう
に設計されたチャック内に装着され、またファイバ端部とチャックが光源に挿入
された。光源はその最大値にスイッチが入れられた。xo=20D/tanθに
なるように、基準点xoが選択され、これは12mmの直径の光ファイバに関し
30cmであった。基準点から始めて、ファイバからのまたファイバの表面に法
線の輝度が、ミノルタLS−110輝度計を用いて、基準点からファイバの長さ
下方に基準点から12.7cmの間隔で配置された点xiで測定された。輝度は
各点で4回測定された。次にファイバはその軸を中心に180°回転され、また
輝度が各点xiでさらに4回測定された。輝度計が配置され、また平均領域がフ
ァイバの外径の1/3の直径を有するように、すなわちファインダを通して見た
焦点の円がファイバの外径の直径の1/3であるように、ファイバからの距離に
焦点が合わせられた。指数減衰モデルに基づき、縦座標について対数スケールで
測定値の線形回帰を用いて、抽出速度を見積もった。適合度は、相関係数と、適
合度パラメータαに関する95.4%の信頼区間とを検査することによって点検
された。
【0073】 表1は、クラッドの内部を粗くする3つの方法について、適合精度および抽出
速度の制御性の程度を示すある典型的な値を表示している。
【0074】
【表1】
【0075】 表1では、パラメータαは、光源から離れた任意の点における、ファイバ内に
留まる光量に対する放射光の割合である。より大きな値はより大きな発光を示し
ている。
【0076】 表1のデータは、クラッド内部に付与された粗さの程度によって、抽出される
光量が決定される可能性があることを示している。実施例1のサンドブラスト法
では、サンドブラスタ内の空気圧の増加によって粗さの増加と、光抽出の増加と
が引き起こされた。実施例3の回転ブラシ法では、より速い引き速度によって研
磨の減少と、光抽出の減少がもたらされた。実施例4の振動法では、引き速度の
増加によって研磨の減少と、光抽出の減少がもたらされた。
【0077】 実施例1 図12に示したようなサンドブラストを介して粗くしたクラッド。フッ素処理
したエチレンプロピレン重合体を押し出し成形し、また拡張して、例えばZeu
s Industrial Products,Inc.(Raritan,N
J)から入手可能であるフッ素重合体管を形成した。管の長さは約5mであり、
また12mmの内径であった。管は約13.5mmの内径のポリエチレンの外部
被覆を有した。図12で説明かつ図示したように、管はサンドブラスト装置の真
空収集部分にねじ込まれた。2つのプラーホイールが外部被覆に係合して、管を
約45cm/分の速度で移動した。
【0078】 ステンレス鋼管、長さが約3mで11mmの外径(OD)がPowerFlo
2000(商標)のサンドブラスタ(Comco Inc.,Burbank,
CA)に接続された。末端部がショットノズルのステンレス鋼管は管の開口端部
に挿入され、次にデフレクタヘッドの端部から6mmの所定の位置に固定された
。デフレクタヘッドは90°の円錐を形成し、また11mm(0.44インチ)
の外径のステンレス鋼管に接続され、次にこのステンレス鋼管は破片を収集する
ための真空ポンプに接続された。ノズルとデフレクタヘッドは、Oリングのいず
れかの側面の堅いテフロン(商標)ワッシャによって位置保持されたテフロン(
商標)含浸のブチルゴムOリングによって管の内壁に封止された。
【0079】 管の内側の研磨は、大気圧上方の69から586kPa(10から85psi
)の圧力で、50から100μmの直径を有するBT−13(商標)の球形ガラ
スビード(Comco社)を吹き付けることによって達成された。均一に研磨さ
れた管を製造するために、管は45cm/分でショットノズルの上方に移動され
た。
【0080】 実施例2 図13Aと図13Bに示したようなサンドブラストを介して粗くしたクラッド
。フッ素処理したエチレンプロピレン重合体を押し出し成形し、また拡張して、
例えばZeus Industrial Products,Inc.(Rar
itan,NJ)から入手可能であるフッ素重合体管を形成した。管の長さは約
0.76m(30インチ)であり、また12mmの内径であった。管は約13.
5mmの内径のポリエチレンの外部被覆を有した。
【0081】 サンドブラスタはハンドヘルドノズル(モデル190、Binks Manu
facturing Co.,Franklin Park,IL)を備え、こ
のノズルの外径は38mmから先端の12mmまで先細りし、この先端で研磨粒
子は直径9.5mmのオリフィスを通して吐出された。約70から約630kP
aの範囲の圧力(10から90psi)における作動を可能にするために、圧力
レギュレータが設けられた。その外径のため、ノズルを管に挿入することができ
なかった。研磨粒子は100から200μmの直径のガラスビードであった。
【0082】 第2の一本の管が縦方向にカミソリの歯で切り開かれ、また約6mmの最大外
径に手で圧縮された。第1の管の内面の約100mmのみが露出されるように、
この第2の一本の管が第1の管の中に挿入された。第1の管の内面は、第1の管
の露出した端部で保持されたサンドブラスタのノズルによって、約200kPa
(30psi)で30秒間吹き付けられた。
【0083】 次に、第2の管は約150mm引き戻された。露出した領域(今や250mm
)は約175 kPa(25psi)で30秒間研磨された。段階は、450m
mの露出領域で約140kPa(20psi)で30秒間の研磨により、および
760mmの露出領域で約100kPa(15psi)で30秒間の研磨により
繰り返された。第2の管は最後の研磨段階の前に取り外された。破片は加圧空気
を用いて管の内部から除去された。
【0084】 実施例5に述べたように用意されたコアは、コアとほとんど同一の屈折率(5
83nmで1.465)を有する粘着性の流体、シロキサン共重合体(PS78
5,Petrarch Silanes,United Chemical T
echnologies,Inc.,Bristol,PA)によってコーティ
ングされた。コアの挿入には強い押圧を必要とした。次に、コアは、その元の形
状にはね返るために30分間置かれた。
【0085】 次に、クラッドとコアとの間に密接な接触を設けるために、1000°F(約
540℃)の最大温度でヒートガンを用いてコアの周囲にフッ素重合体管を熱収
縮した。熱が端部に向かって加えられる時に気泡が管の端部から追い出されるよ
うに、熱収縮工程は管サンプルの中心近くで開始される。
【0086】 実施例3 図14に示したようなサンドブラストを介して粗くしたクラッド。例えばFi
sher Scientific,Pittsburgh,PA、カタログ番号
03−635から入手可能である、約1.27cmの外径(OD)のナイロン剛
毛の7.62cmヘッドを有する実験室試験管ブラシは、0.6cmの外径のア
ルミニウムロッドの端部に開けられた穴に嵌合するのを可能にするために、より
線ハンドルを短縮することによって修正され、また6つの均等間隔の止めねじに
よって穴の中に固定取り付けされた。アルミニウムロッドは、電気ドリル、ブラ
ック・アンド・デッカーの3/8インチの可変速度ドリルモデル7190(Bl
ack and Decker US Inc.,Towson,MD)のチャ
ック内に装着された。
【0087】 例えばZeus Industrial Products,Inc.,Ra
ritan,NJから入手可能である約12mmの内径と長さ約1mとを有する
、フッ素重合体(テフロン−100(商標)としても入手可能なFEP、フッ素
処理したエチレンプロピレン共重合体)の管は、約30cmの長さにわたって管
内部に刻み目を付けるかまたは研磨するために、急速に回転しているブラシ(約
1200rpm)が約12.7、19.0、96.5および152.4cm/秒
で挿入され、また取り除かれた時に、手で保持された。管は、研磨破片を除去す
るために水で流された。
【0088】 実施例4 図15に示したようなサンドブラストを介して粗くしたクラッド。長さ1.6
5mのポリエチレン被覆の12mmの内径のFEPテフロン(商標)管(実施例
3を参照)のサンプルが、30.5cm(1フィート)部分で区分けされた。8
0から120メッシュの炭化ケイ素グリット粒子の0.5gのすべてが管内に注
がれ、また管は約10cmの局部半径を有する「U」字形に曲げられた。湾曲部
はブラック・アンド・デッカー(商標)のモデルFS300オービタルサンダの
振動ベッドの側面に対して配置され、またサンダにスイッチが入れられた。管の
曲がりの位置は、30.5cm当たり10秒(0.1フィート/秒)の速度で手
で連続的に動かされ、かなり均一な研磨を有する管を製造した。
【0089】 この手順は10から60秒/30.5cmの研磨速度で繰り返された。クラッ
ドで造られた光ファイバからの光抽出が図17に示され、この図では光抽出(カ
ンデラ/m2の強度として測定)は、30.6cm当たりの研磨の10秒(10
A、10B)、20秒(20A、20B)、30秒(30A、30B)、40秒
(40A、40B)、50秒(50A、50B)および60秒(60A、60B
)の研磨時間について、光源からの距離の関数として記入されている。管の2つ
の長さが各研磨速度で用意され、また両方についてデータが示されている。
【0090】 図17のデータは、短い研磨時間(30.6cm当たり10秒)によってクラ
ッドが最低に研磨され、また最少の光量が光導波管から抽出されることを示して
いる。さらに、最少量の研磨は光ファイバの長さにわたって最も均一な光抽出を
提供する。
【0091】 実施例5 実施例1の粗くしたクラッドによって造られた光導波管。実施例1に述べたよ
うなサンドブラストによって研磨された管を使用して、本出願に参考として組み
込まれた米国特許第5,225,166号に開示された手順に従って光導波管が
用意された。光導波管を形成するために、管は、重量で1:1のnブチルメタク
リレートと2エチルヘキシルメタクリレートの混合物を含む熱重合可能な混合物
で充填たされ、次にこの混合物は、重量で0.05%のトリエチレングリコール
ジメタクリレート架橋剤と、重量で0.2%のジ(4−t−ブチルシクロヘキシ
ル)ペルオキシジカルボネート(Perkadox16(商標)、Akzo N
obel Chemicals,Inc.,Chicago,IL)の熱開始剤
とを含んでいた。わずかな負圧が管充填を助けるために使用された。次に、管の
一方の端部は封止され、また充填された管は、本出願に参考として組み込まれた
米国特許第5,298,327号、および第5,225,166号に開示されて
いるような反応器内に配置された。反応器は封止され、窒素ガスで約250ps
i(1.7MPa)に加圧され、次に約2°Cに冷却された。約60℃に加熱さ
れた水が反応器の底部に導入され、また約0.9m/時間の速度で上昇するよう
にされた。加熱された水が反応器の頂部に到達した時、温度が2時間保持され、
その後に反応器が空にされ、また重合体を充填した管が冷却され、また反応器か
ら取り外された。
【0092】 得られた光導波管からの光の抽出は、実質的にクラッドに粗さがない光導波管
からの光の抽出よりも著しく大きかった。104、345および586kPaで
サンドブラストしたサンプルの抽出速度が表1に示されている。比較のために、
未処理の粗くしていないファイバの抽出速度は約0.01フィート-1である。
【0093】 実施例6 実施例3の粗くしたクラッドによって造られた光導波管。実施例3に述べたよ
うに獲得したブラシによって研磨された管を使用して、実施例5に説明した手順
に従って光導波管が用意された。
【0094】 得られた光ファイバからの光の抽出は、実質的にクラッドに粗さがない光ファ
イバからの光の抽出よりも著しく大きかった。12.7、19.0、96.5お
よび152.4cm/秒の引き速度を用いて用意されたサンプルの抽出速度が表
1に示されている。比較のために、未処理の粗くしていないファイバの抽出速度
は約0.01フィート-1である。
【0095】 実施例7 実施例4の粗くしたクラッドによって造られた光導波管。実施例4からの振動
研磨された各サンプルが、実施例5に述べたような光導波管のクラッドとして使
用された。各管の光抽出測定は25cm間隔で行われた。結果が図17に示され
ている。
【0096】 上記のように、本発明は、絶縁領域が基板の中に形成される多くの異なった装
置の製作に適用できる。したがって、本発明は上記の特定の実施例に限定される
と考えるべきではなく、むしろ添付請求項に明確に規定したように、本発明のす
べての観点を網羅すると理解すべきである。種々の修正、等価の方法ならびに本
発明が適用可能である多数の構造が、本明細書を検討して本発明が導かれる技術
の当業者には容易に理解できるであろう。請求項はこのような修正と装置を網羅
するように意図される。
【図面の簡単な説明】
本発明は、添付図に関連した種々の本発明の実施態様の次の詳細な説明を考慮
すると、より完全に理解することが可能である。
【図1】 本発明による光導波管の1つの実施態様の縦方向断面図である。
【図2】 本発明による光導波管の他の実施態様の縦方向断面図である。
【図3】 図1の光導波管のコアとクラッドとの間のインターフェースの拡
張断面図である。
【図4】 A、Bはそれぞれ、クラッドの内面に形成されたくぼみを含む図
3のインターフェースの1つの実施態様の頂部および側面図である。
【図5】 A、Bはそれぞれ、クラッドの内面に形成された溝を含む図3の
インターフェースの他の実施態様の頂部および側面図である。
【図6】 均一な粗さを有する既知の光導波管の側面図である。
【図7】 不均一な粗さを有する本発明による光導波管の1つの実施態様の
側面図である。
【図8】 高低の抽出光領域を有する本発明による光導波管の他の実施態様
の側面図である。
【図9】 光抽出領域の間に光抽出を有しない領域を有する、本発明による
光導波管のさらなる実施態様の側面図である。
【図10】 2つの光源と共に使用するための、本発明による光導波管の1
つの実施態様の側面図である。
【図11】 2つの光源と共に使用するための、本発明による光導波管の他
の実施態様の側面図である。
【図12】 本発明による、サンドブラストを用いて光導波管のクラッドの
内面を粗くするための装置の部分断面図である。
【図13】 A、Bはそれぞれ本発明による、サンドブラストを用いて光導
波管のクラッドの内面を粗くするための他の装置の部分断面図である。
【図14】 本発明による、ブラシを用いて光導波管のクラッドの内面を粗
くするための装置の部分断面図である。
【図15】 本発明による、クラッド内の研磨粒子を振動させることによっ
て光導波管のクラッドの内面を粗くするための装置の部分断面図である。
【図16】 図15に示した粗くする工程の自動化の概略図である。
【図17】 図15に示した装置と方法を用いて製造される複数の光導波管
の位置に対する抽出光強度のグラフである。
【図18】 本発明による、光導波管の一部の上方に位置決めされた反射部
材を有する光導波管の斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW (72)発明者 リチャード・ディ・オーネラズ・ジュニア アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 Fターム(参考) 2H038 AA51 BA07 BA42 【要約の続き】

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導波管であって: 光導波管を通して光の流れの大体の方向に軸を有する光伝播材料のコアと; 前記コアを取り巻くクラッドであって、該クラッドが前記コアの屈折率よりも
    小さな屈折率を有し、該クラッドが、前記コアから光を抽出するためにくぼみに
    よって粗くされる内面を備え、前記くぼみがコアの軸に関して実質的に平行でな
    く、この場合前記内面がクラッドの長さに沿って非均一な仕様で粗くされて、導
    波管からの所定の光抽出パターンを生成するクラッドと; を具備する光導波管。
  2. 【請求項2】 前記導波管が可撓性である、請求項1に記載の光導波管。
  3. 【請求項3】 前記コアが受光端部をさらに備え、また前記コアに沿って測
    定されるように、前記クラッドの内面の粗さが受光端部からの距離の増加につれ
    て増加する、請求項1に記載の光導波管。
  4. 【請求項4】 前記クラッドの内面の粗さが任意の間隔で増加される、請求
    項3に記載の光導波管。
  5. 【請求項5】 前記コアが2つ以上の受光端部をさらに備え、また前記コア
    に沿って測定されるように、前記クラッドの内面の粗さが受光端部の内の最も近
    い受光端部からの距離の増加につれて増加する、請求項1に記載の光導波管。
  6. 【請求項6】 前記内面が、2つ以上の粗くされた領域を分離する1つ以上
    の実質的に滑らかな領域を含む、請求項1に記載の光導波管。
  7. 【請求項7】 光源がコアの受光端部に結合される時、コアから抽出される
    光の強さが、粗くされた内面の長手方向に沿って実質的に均一であるように、前
    記内面が粗くされる、請求項1に記載の光導波管。
  8. 【請求項8】 前記光導波管が、コアから抽出された光を好適な方向の組に
    向かって反射するために、光導波管の少なくとも一部分を囲む反射性クラッドを
    さらに備える、請求項1に記載の光導波管。
  9. 【請求項9】 前記反射性クラッドが拡散反射面を備える、請求項8に記載
    の光導波管。
  10. 【請求項10】 前記導波管がクラッドの少なくとも一部分とコアとの間に
    液体層をさらに備え、前記液体層が、コアの屈折率とほぼ等しい屈折率を有する
    、請求項1に記載の光導波管。
  11. 【請求項11】 前記コアが、クラッドの内面に相補的な外面を有する、請
    求項1に記載の光導波管。
  12. 【請求項12】 前記くぼみが、1組の1つ以上の螺旋状のくぼみを備え、
    該螺旋状のくぼみがコアの中心軸に対して約30°よりも大きな角度で形成され
    る、請求項1に記載の光導波管。
  13. 【請求項13】 前記くぼみが、複数のランダムに間隔を置いた穴を備える
    、請求項1に記載の光導波管。
  14. 【請求項14】 前記コアが、流動可能な材料を備える、請求項1に記載の
    光導波管。
  15. 【請求項15】 拡散光抽出を有する光導波管を造る方法であって: 光導波管を通した光の流れの大体の方向の軸によって形成されたクラッドを設
    ける段階であって、前記クラッドが、第1の端部と内面とを有する中空管を備え
    る段階と; 内面にくぼみを形成することによって、クラッドの内面の少なくとも一部分を
    粗くする段階であって、前記くぼみがコアの軸に関して実質的に平行でなく、こ
    の場合前記内面が非均一な方法で粗くされて、所定の光抽出パターンを生成する
    方法と; クラッド内にコア材料を配設する段階と; を具備する方法。
  16. 【請求項16】 前記コアに沿って測定されるように、前記クラッドの内面
    の粗さが受光端部からの距離の増加につれて増加する、請求項15に記載の方法
  17. 【請求項17】 前記コア材料がクラッド内に配設された後にコア材料がク
    ラッドの内面の周囲に流れて、クラッドの内面に相補的でありかつ接触している
    コア材料の外面を形成する、請求項15に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記方法が前記コアと前記クラッドの間に液体を配設する
    段階をさらに備え、前記液体が、前記コアの屈折率と実質的に同様の屈折率を有
    する、請求項15に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記クラッドの内面の少なくとも一部分を粗くする方法が
    、供給ユニットから放出された粒子によって前記内面の少なくとも一部分に衝突
    し、ランダムに間隔を置いた複数の穴をクラッドの内面に形成する段階を備える
    、請求項15に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記内面に衝突する方法が、クラッドの内面をサンドブラ
    ストする段階を備える、請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記内面の粗さが、粒子が放出される速度を変更すること
    によって変えられる、請求項19に記載の方法。
  22. 【請求項22】 請求項15に記載の方法において、前記内面の少なくとも
    一部分を粗くする方法が: 部材から延在する1つ以上の突出部によって前記部材を回転する段階であって
    、前記突出部が前記クラッドの内面と接触し、また部材が回転する時にクラッド
    の内面にくぼみを形成し、前記部材が回転する時に前記部材もクラッド下に横方
    向に移動し、この場合前記突出部がクラッドの内面に螺旋くぼみを形成し、前記
    螺旋状のくぼみが、軸に対して約30°よりも大きな角度で形成される段階を具
    備する方法。
  23. 【請求項23】 請求項15に記載の方法において、前記内面の少なくとも
    一部分を粗くする方法が: 研磨粒子の量をクラッド内に導入する段階と; クラッドの外面を振動装置と接触させる段階と; 前記研磨粒子がクラッドの内面を粗くするように、前記クラッドを振動させる
    段階と; を具備する方法。
  24. 【請求項24】 請求項15に記載のプロセスに従って造られる光導波管。
  25. 【請求項25】 光導波管であって: 光導波管を通して光の流れの大体の方向に軸を有する光伝播材料のコアと; 前記コアを囲むクラッドであって、該クラッドが前記コアの屈折率よりも小さ
    な屈折率を有し、該クラッドが、前記コアから光を抽出するために、複数の穴を
    有するクラッドの長さに沿って粗くされる内面を備え、この場合内面の粗さの程
    度が均一でなく、また導波管から所定の光抽出パターンを生成するクラッドと; を具備する光導波管。
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