JP2001520987A - 糖尿病に関連する眼疾患治療用の医薬品製剤を製造するためのグリコサミノグリカンの使用 - Google Patents

糖尿病に関連する眼疾患治療用の医薬品製剤を製造するためのグリコサミノグリカンの使用

Info

Publication number
JP2001520987A
JP2001520987A JP2000517697A JP2000517697A JP2001520987A JP 2001520987 A JP2001520987 A JP 2001520987A JP 2000517697 A JP2000517697 A JP 2000517697A JP 2000517697 A JP2000517697 A JP 2000517697A JP 2001520987 A JP2001520987 A JP 2001520987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glycosaminoglycans
glycosaminoglycan
treatment
administered
sulfate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000517697A
Other languages
English (en)
Inventor
ファン デア ウォウデ フォッコ
ヘル ディーター
ラウクス フォルカー
Original Assignee
クノル アクチエンゲゼルシヤフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クノル アクチエンゲゼルシヤフト filed Critical クノル アクチエンゲゼルシヤフト
Publication of JP2001520987A publication Critical patent/JP2001520987A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/70Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
    • A61K31/715Polysaccharides, i.e. having more than five saccharide radicals attached to each other by glycosidic linkages; Derivatives thereof, e.g. ethers, esters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P27/00Drugs for disorders of the senses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P27/00Drugs for disorders of the senses
    • A61P27/02Ophthalmic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/08Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis
    • A61P3/10Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis for hyperglycaemia, e.g. antidiabetics

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Obesity (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は糖尿病に関連する眼疾患の予防または治療のための医薬品製剤を製造するためのグリコサミノグリカンの使用に関する。本発明はまた、糖尿病に関連する眼疾患の予防または治療に適した医薬品製剤に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は真性糖尿病に関連する眼疾患の予防または治療用の医薬品製剤を製造
するためのグリコサミノグリカンの使用に関する。本発明はさらに、糖尿病に関
連する眼疾患の予防または治療に適した医薬品製剤に関する。
【0002】 灌流疾患治療用の医薬品製剤を製造するためにグリコサミノグリカン、特にヘ
パリンおよびヘパリノイドを使用することは、よく知られている。
【0003】 近年、他の多くの病気に対してもグリコサミノグリカンが用いられることが報
告されている。それによれば、米国特許第5236910号では、糖尿病性腎症
およびニューロパシーを治療するためにグリコサミノグリカンを使用することが
主張されている。同じ目的のために、低分子量のヘパリンを使用することは、va
n der Pijlらが報告している(J. Americ. Soc. Nephrol. 8(1997) 456-462)。
【0004】 米国特許第5032679号では、平滑筋細胞の増殖を阻害し、それに関連す
る疾患を抑制するためにグリコサミノグリカンを使用することがクレームされて
いる。
【0005】 米国特許第4966894号では、レトロウイルスが原因の疾患を治療するた
めの、ヘパリンポリ硫酸がクレームされている。
【0006】 真性糖尿病において眼に最もよくあらわれ、そして最も重篤な合併症は網膜症
である。先進国においては、視力喪失の主原因となっている。個々の糖尿病患者
が視力を失う危険性を予測するのは、非常に困難である。年齢や、糖尿病の型、
それに罹病期間など、多くの要因が関与する。網膜に関する最近の知見もまた、
その危険性の予測には重要な役割を果たすことになった。
【0007】 1980年代に米国のウィスコンシンで、1万人の糖尿病患者を母集団として
2500人を選び、疫学的調査が実施された。その調査では、患者を3つの群に
分けた。A群は30歳未満の時に糖尿病の発症があり、インスリン治療を受けて
いる者、B群は30歳以上になってから糖尿病の発症があり、インスリン治療を
受けている者、C群は「年配の」患者でインスリン治療を受けていないものとし
た(Klein et al., Diabetes/Metabolism Reviews, 5 (1989) 559-570 参照) 。
【0008】 網膜症の進展は写真により観察し、記録された。調査対象の患者は追跡調査期
間の間、定期的に診断を受け、必要があれば、レーザー光凝固法の治療を受けた
【0009】 調査対象の患者における網膜症の有病率は50.1%であったが、視力喪失の
危険性があるという診断基準に達した患者はたった2.2%しかなかった。「若
年の」患者群において中程度の視力疾患を持つ割合は1.4%であった。3.2
%が視力を失った。
【0010】 現時点では、レーザー光凝固法が網膜症に対する唯一の有効な治療法である。
発症した網膜症に対して有効な薬剤はまだ見出されていない。
【0011】 網膜症を、高分子量のヘパリンに、ブラジル産のクサリヘビであるBothrops J
araracaおよびLachesis atroxの毒液から得られる酵素を無毒化したものを組み 合わせて、網膜症を治療する詳しい方法が初めて紹介され、クレームされたのは
米国特許第3869548号においてであった。
【0012】 この方法の欠点は、毒液から手間のかかる方法で採取し無毒化しないと無毒化
酵素が得られないということである。モルモットを使用した動物実験では、網膜
症が治療できたのは、高分子量のヘパリンと組み合わせた場合だけであった。使
用されたヘパリンまたは毒液そのもの単独では、いずれにおいても、網膜症の治
療には効果が認められなかった。
【0013】 本発明の目的は、網膜症および/または黄斑変性を治療するのに、上記の欠点
を持たず、網膜症および黄斑変性の治療に高信頼性で、容易に、単純に適用でき
る方法を提供することにある。
【0014】 糖尿病に関連する眼疾患の予防または治療のための医薬品製剤を製造するため
にグリコサミノグリカンを使用すれば、この目的が達せられることが見出された
【0015】 本発明はさらに、糖尿病に関連する眼疾患を治療するに適した医薬品製剤に関
するものであって、それは、グリコサミノグリカン、グリコサミノグリカン誘導
体、ヘパリノイド、それらの物質の生理学的活性をもつ塩、またはそれれの混合
物からなる群より選ばれた1種または複数の物質からなるものである。
【0016】 本発明にしたがう使用のために製造される医薬品製剤は、上記の化合物をフリ
ーの化合物として含んでいてもよいし、あるいは、それらの生理学的に活性な塩
の形、それらの互変異性体または異性体、またはフリーな化合物と種々の塩を組
み合わせた形として含んでいてもよい。生理学的活性な塩の有用例としては、N
a、CaまたはMg塩があげられる。ジエチルアミン、トリエチルアミン、ある
いはトリエタノールアミンのような有機塩基との塩もまた適している。医薬品製
剤には、少なくとも1種のフリーな物質、または少なくとも1種の塩の形の化合
物、あるいはそれらの混合物を含んでいることが好ましい。
【0017】 本発明による用法のために使用されるグリコサミノグリカン(すなわち、ムコ
多糖)とは、種々の結合をした二糖類単位からなる負の電荷を持つ多糖類(グリ
カン)を意味し、そこでは、たとえば、D−グルクロン酸またはL−イズロン酸
のようなウロン酸の1分子がグルコサミンまたはガラクトサミンのようなアミノ
糖の3または4位にグリコシド的に結合されている。二糖の内の少なくとも1つ
の糖では、負の電荷を持つカルボン酸基または硫酸基をもち、それは酸素または
窒素原子を介して結合されている。グリコサミノグリカンは、ウロン酸または硫
酸エステル基のために、強い酸としての反応性を示す。これらの強い酸性基は、
天然物中にすでに存在しているかまたは、たとえば硫酸化によって、合成的に化
合物に導入されてもよい。その例としては、米国特許第5013724号の硫酸
化方法があげられる。天然のグリコサミノグリカンの例としては、ヘパリン、ヘ
パラン硫酸、ケラタン硫酸、デルマタン硫酸、コンドロイチン、あるいはコンド
ロイチン硫酸などがあげられる。ヘパラン硫酸はヘパリンに相当するが、N−硫
酸基とO−硫酸基が少なく、N−アセチル基が多い。本発明による用法、または
医薬品製剤のために好ましいグリコサミノグリカンまたはヘパリノイドは、デル
マタン硫酸、ヘパラン硫酸、デキストラン硫酸(米国特許第5541166号)
、キシラン硫酸(たとえばペントサンポリ硫酸、欧州特許公開第0184480
号、フランス特許第835170号)、ヘパリン、またはそれらの誘導体の群か
ら選ぶことが可能である。これらの物質を眼疾患の治療に有効な量で投与する。
【0018】 グリコサミノグリカンはたとえば腸粘膜のような動物の組織や、ブタやウシの
耳から有利に単離することが可能である。グリコサミノグリカンを単離するため
の組織を、たとえば、自己分解させアルカリで抽出する。次いで、たとえば酸性
化することにより、タンパク質を凝固・沈殿させることが可能である。沈殿物を
エタノールやアセトンのような極性非水溶媒に溶解し、脂肪を有機溶媒で抽出し
て除く。最終的に、タンパク質をタンパク質分解で消化させて除き、グリコサミ
ノグリカンを得る。たとえば、ヘパリンの単離方法については、Charles ら (Bi
ochem. J. 30 (1936) 1927-1933) および Coyne, E.『Chemistry and Biology o
f Heparin』 (Elsevier Publishers, North Holland, N.Y. Lunblad, R.L., eds
., 1981) に記載されている。
【0019】 天然原料から単離したこれらグリコサミノグリカンを、たとえば米国特許第5
013724号の実施例に述べられているような方法で、ポリ硫酸化することに
より、誘導体化することも好ましい。このポリ硫酸化により、グリコサミノグリ
カンは硫黄含量が6〜15質量%、好ましくは13〜15質量%となる。これら
物質の誘導体により、グリコサミノグリカンを使用する際に、効果、安定性、体
内からの排出などの面における性質を改善した化合物が得られる。
【0020】 有利に用いられるグリコサミノグリカンはヘパリンおよび/またはデルマタン
硫酸で、その平均分子量が1000〜20000ダルトン、好ましくは1500
〜9000ダルトン、特に好ましくは2000〜6000ダルトンのものである
。低分子量のヘパリンおよび/またはデルマタン硫酸は、ポリ硫酸物となってい
てもよいが、フリーな酸の形か、生理学的に許容される塩基との間の塩の形、あ
るいはそれらの化合物の混合物であることが特に好ましい。
【0021】 低分子量のグリコサミノグリカン、たとえば、低分子量のヘパリンおよび/ま
たはデルマタン硫酸は、各種の方法で調製することが可能である。亜硝酸を使用
した解重合による低分子量ヘパリンの調製は、たとえば、欧州特許登録第0 0
37 319号やBiochemistry 15 (1976) 3932に記載されている。低分子量ヘ パリンおよび低分子量グリコサミノグリカンを調製するには、酵素を使用する方
法(Biochem. J. 108 (1968) 647)、硫酸およびクロロ硫酸を使用する方法(フ
ランス国特許第2538404号)、過ヨウ素酸塩を使用する方法、あるいはγ
線照射(欧州特許公開第0269937号)または超音波(Fuchs et al., Lebe
nsm. Unters. Forsh. 198 (1994) 486-490)のような物理的な手段を使用する方
法などが可能である。
【0022】 本発明はさらに、低分子量のヘパリンおよび/またはデルマタン硫酸のような
グリコサミノグリカンと、少なくとも1種の血圧降下剤または少なくとも1種の
血中グルコース降下剤またはそれらの組合せとからなる組合せ剤に関する。
【0023】 血圧降下剤とは、たとえば、エンドセリン変換酵素(ECE)阻害物質、エン
ドセリン・アンタゴニスト、またはレニン−アンギオテンシン系阻害物質、ある
いはそれらの組合せを指す。レニン−アンギオテンシン系阻害物質とは、レニン
阻害物質、アンギオテンシン−II・アンタゴニスト、および、特にアンギオテ
ンシン変換酵素(ACE)阻害物質である。薬剤を組合せると、血圧降下により
有利にはたらく。
【0024】 血中グルコースを降下させる薬剤の例としては、インスリン、スルホニル尿素
のように経口的に用いる血中グルコース降下剤、あるいはα−グルコシダーゼ阻
害物質などがある。
【0025】 上記の薬剤の組合せ(グリコサミノグリカン、血圧降下剤および/または血中
グルコース降下剤)は、単一の剤形で投与することも可能であるし、時間および
適用部位を変えて投与することも可能である。
【0026】 投与にあたっての用量と方式は、それぞれ単独の物質として投与する場合と同
様な配慮をする必要がある。
【0027】 本発明にしたがって製造・使用される医薬品製剤は、常法にしたがって、経口
的あるいは非経口的(皮下、静脈内、筋肉内、腹腔内)に投与することが可能で
あるが、経口または静脈注射による投与が好ましい。
【0028】 用量は、患者の年齢、容態、体重、それに投与方法によってことなる。
【0029】 グリコサミノグリカンを1日に体重1kgあたり0.1〜500mgを投与す
るのが好ましい。非経口的な用法では、グリコサミノグリカンを1日に体重1k
gあたり0.1〜30mg、経口的な用法では、1日に体重1kgあたり0.2
〜500mgの量を投与することが好ましく、またそれらの量を単回投与しても
分割投与してもよい。たとえば、少なくとも1種の低分子量ヘパリンおよび/ま
たはそのポリ硫酸誘導体、および/または、少なくとも1種の低分子量デルマタ
ン硫酸および/またはそのポリ硫酸誘導体を、混合したものを、非経口的投与で
1日に体重1kgあたり0.1〜30mg、経口的投与で1日に体重1kgあた
り0.2〜500mgの量で投与することも可能である。
【0030】 真性糖尿病が原因の眼疾患を治療するためのグリコサミノグリカンからなる医
薬品製剤、あるいは、これらの多糖類を上述の他の薬剤と組合わせたものは、原
則として、経口または非経口投与に用いられるすべての剤形をとることが可能で
あり、固形でも液状でもよく、非コーティングあるいは(フィルム)コーティン
グ錠、カプセル、散剤、顆粒剤、坐剤、溶液剤、懸濁剤などであってよい。これ
らは通常の方法で製造することが可能である。薬剤は通常用いられる医薬品助剤
を用いて加工することが可能で、そのような助剤としては、錠剤結合剤、増量剤
、保存剤、錠剤崩壊剤、流量調節剤、可塑剤、湿潤剤、分散剤、乳化剤、溶媒、
放出遅延剤、抗酸化剤、および/または噴霧用ガスなどがある(H. Sucker et a
l.: Pharmazeuitische Technologie, Thieme-Verlag, Stuttgart, 1991 参照)
。このような方法で得られる剤形に含まれる薬剤は、通常、0.1〜90質量%
である。
【0031】 個々の成分の効果が相乗されるために、各種の効果を組合わせるのが理想的な
添加方法である。
【0032】 本発明の組合せ剤は、たとえば、非コーティング錠または(ラッカー)コーテ
ィング錠、硬カプセルおよび軟カプセル、溶液、乳化液、あるいは懸濁液の形状
で、一般的には経口的に投与される。しかし、たとえば坐剤の形で直腸から投与
することや、注射剤溶液の形で非経口的に投与することも可能である。薬剤は、
錠剤やカプセルのように両方の薬剤が共に含まれている製品の形でも、あるいは
、別々に単独の薬剤を随時組み合わせて、同時あるいは順を追って投与する事も
可能である。
【0033】 非コーティング錠または(ラッカー)コーティング錠およびハードカプセルを
製造するために、医薬的に不活性な無機あるいは有機賦形剤とともに本発明によ
る併用物を加工することが可能である。非コーティング錠またはコーティング錠
およびハードカプセルのために使用できる賦形剤には、ラクトース、コーンスタ
ーチまたはその誘導体、タルク、ステアリン酸またはその塩などがある。軟カプ
セルに適した賦形剤としては、植物油、ワックス、脂肪、半固体状および液状ポ
リオールなどがある。
【0034】 溶液剤やシロップ剤を製造するのに適した賦形剤としては、たとえば、水、ポ
リオール、スクロース、転化糖、グルコースのようなものがある。注射用溶液に
適した賦形剤には、水、アルコール、ポリオール、グリセロール、植物油がある
。坐剤に適した賦形剤には、天然油または硬化油、ワックス、脂肪、半液状また
は液状のポリオールのようなものがある。
【0035】 医薬品製剤にはさらに、保存剤、可溶化剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、着色剤
、嬌味剤、浸透圧調節用塩、緩衝剤、コーティング剤および/または抗酸化剤な
どが含まれていてもよい。
【0036】
【実施例】
網膜症試験 a)前臨床試験 動物実験による試験を実施して、プラセボを対照として、種々のグリコサミノ
グリカン(特にReviparin(R))を用いた治療による糖尿病性網膜症の 進展状態を調べた。
【0037】 糖尿病ならびに関連の後発症(たとえば、網膜症や腎症)を誘発するために、
ラットにストレプトゾトシン(streptozotozin)を60mg/kgの量で単回静 注投与した。この処置により、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞が破壊される。
数日後には、ストレプトゾトシンを投与しなかった動物にくらべて、これらのラ
ットの血中グルコース値レベルが著しく上昇し、体重が減少した。これは、血液
から細胞にグルコースを取り込むのに必要なインスリンが欠乏したために、グル
コースが利用できなくなったためである。
【0038】 Reviparin(R)(=低分子量ヘパリン、平均分子量4000ダルトン )を、プラセボを対照として、静脈注射では1mg/kg、経口では5mg/k
gの量で毎日投与すると、糖尿病性網膜症の進展を防ぐことが可能であった。ラ
ットの場合、これは、血管透過性の増加を評価することで半定量的にできるだけ
短時間で測定することが可能であった。
【0039】 実験材料と方法 種:ラット 型:Sprague Dawley系(Janvier, フランス) 性別:雄 体重:220〜240g 実験には40匹の動物を用いた。すべての動物に60mg/kgの用量でスト
レプトゾトシン(STZ)を静脈注射(=i.v.)で単回投与した。この処置
により、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞が破壊された。数日後には、ストレプ
トゾトシンを投与しなかった動物にくらべて、これらのラットの血中グルコース
値レベルが著しく上昇(すべての動物で25mmol/lより大)し、体重が減
少した。これは、血液から細胞にグルコースを取り込むのに必要なインスリンが
欠乏したために、グルコースが利用できなくなったためである。
【0040】 s.c.試験(s.c.=皮下注射)では、動物に皮下注射で1mg/kgの
Reviparin(R)を、1ml/kgの量で投与した。対応する対照群には 相当量のプラセボ(=等張食塩水)を投与した。
【0041】 p.o.試験(p.o.=経口)では、動物に5mg/kgのRevipar
in(R)を胃管栄養法を用いて投与した。量としては5ml/kgであった。対 応する対照群には相当量のプラセボ(=等張食塩水)を投与した。
【0042】
【表1】
【0043】 動物には週日のみ治療をほどこし、土曜日および日曜日には何の治療も与えな
かった。
【0044】 プロトコル 第0日:ストレプトゾトシンを用いて糖尿病を誘発 第7日:血中グルコース値レベルの測定 第28日:巨大分子マーカー(FITC−デキストラン 150000=FDe
x)を注射後、血管透過性を測定 評価点システム: 0:FDexの漏出認められず 1:2箇所以下での漏出点および/または背景蛍光のわずかな増加 2:2箇所をこえる漏出点および/または背景蛍光の大きな増加 3:FDexの投与後5分以内にすべての血管から大量の漏出 結果: 試験に用いた全てで40匹の動物のうち、実験期間中に5匹が死んだ(グルー
プ1:1匹、グループ3:2匹、グループ4:2匹)。
【0045】 Reviparin(R)を3週間にわたって皮下注射で投与した結果、蛍光剤 でラベルした巨大分子の滲出において著しい低下が認められた(図1参照)。図
1では、STZで糖尿病を誘発したラットの血管透過性に対するRevipar
in(R)(皮下注射、1mg/kg)の効果を示している。Reviparin( R) の経口投与でも滲出の程度が減少した(図2)。図2では、STZで糖尿病を
誘発したラットの血管透過性に対するReviparin(R)(経口、5mg/ kg)の効果を示している。
【0046】 臨床試験 I型またはII型の真性糖尿病患者11名を対象に試験を実施した。この試験
の意図は、患者に4300単位のReviparin(R)を、12週間にわたっ て毎朝1回皮下注射として投与することであった。その後12週間の間それらの
患者について追跡調査をした(全観察期間24週間)。
【0047】 一次観察項目はReviparinによる治療の間の眼底の特異な変化と定義
した。
【0048】 試験対象患者基準と除外基準は次のように定めた。
【0049】 対象患者基準: I型またはII型の真性糖尿病、軽度または中程度の非増殖網膜症、年齢18
〜80歳。
【0050】 除外基準: 重度の非増殖糖尿病性網膜症、増殖糖尿病性網膜症、3か月以内に焦点レーザ
ー光凝固法を実施、(原因を問わず)過去にパンフンダス・全眼底レーザー光凝
固法を実施、重篤な非増殖または増殖糖尿病性網膜症のためレーザー光凝固法治
療が必要、止血または血小板の機能に作用を及ぼすことが知られている薬剤(N
SAID、プロスタグランジン合成阻害剤、抗凝血剤(ASA>100mg)、
デキストラン)による治療、ステロイドによる治療、ヘパリン誘導血小板減少症
、ヘパリンおよび硫酸化物に対するアレルギー、胃腸出血(胃腸出血の病歴のあ
る患者はH2ブロッカーやオメプラゾールで治療すべきである)、妊娠中または
妊娠希望、妊娠の可能性のある女性患者は信頼のおける避妊法(ホルモン避妊法
または子宮内ペッサリー)を実施すべきである、HbA1cが9%以上、管理さ
れていない動脈性高血圧症。
【0051】 36人の患者母集団から最終的に11人の患者がこれらの基準に従って選ばれ
た。
【0052】 患者の統計的データは次の通りである。 女性4名、男性7名、年齢52.4
5±18.73歳(31〜74歳)(平均±標準誤差(範囲))、I型(n=6
)およびII型(n=5)真性糖尿病、診断後の経過期間21.73±10.5
3年(3〜42年)、身長167±11.3cm(150〜186cm)、体重
79.3±11.3kg(57〜97.7kg)、ボディ・マス・インデクス2
8.8±4.83kg/m2(24.1〜38.2kg/m2)、平均血圧(24
時間測定)125/75±13/7mmHg(100/58〜150/82mm
Hg)、脈拍数77.4±12.2拍/分(54〜89拍/分)。
【0053】 随伴症状: 患者には以下の二次的な随伴症状が認められた。
【0054】 動脈性高血圧症(n=7)、虚血性心疾患(n=5)、動脈閉塞症(n=2)
、発作前歴(n=1)、糖尿病性末梢神経症(n=4)、糖尿病性腎症(n=5
、初発微量アルブミン尿症4名、多量アルブミン尿症1名)、慢性腎不全(n=
4、うち1名はネフローゼ症候群をともなう慢性糸球体腎炎)、真性てんかん(
n=1)、扁平紅色苔癬(n=1)。
【0055】 どの患者にもアレルギーはなかった。4名の患者は喫煙者であり、6名の患者は
高脂血症であった。
【0056】 並行投薬: 患者たちは、長期間にわたって表Iに示した投薬を受けていた。治療期間の間
、新しい薬を調合したり、服用を中止したものはなかった。インスリン注射の患
者でのインスリン投与量は一定に保った。1名の患者はアレルギー性鼻炎のため
に抗ヒスタミン剤を服用した。患者のうち3名は、長期の治療期間にわたってア
セチルサリチル酸を毎日100mg服用していた。
【0057】 理学的検査: 患者を試験対象に含めるための臨床的検査では、これらの患者を治療試験に参加
させることを妨げるような病理学的な知見は得られなかった(特に得られた知見
:慢性の足の潰瘍2名、左半身(特に腕)不全麻痺1名)。理学的検査で見出さ
れたのは、従来から判明していた症状に関連したものであった。
【0058】 安全性評価基準の検討 以下の基準について、治療前、治療中、治療期間後(第12週以後)、追跡期
間後(第24週以後)において検討し、また今後検討する予定である。
【0059】 血液中:うっ滞値(尿素、クレアチニン)、血清電解質(ナトリウム、カリウ
ム、塩素)、肝機能検査結果(アルカリホスファターゼ、gGT、ASAT、A
LAT、ビリルビン)、コレステロール、トリグリセリド、血清グルコース、H
bA1c、全タンパク質、アルブミン、血液像(白血球、赤血球、ヘモグロビン
、血小板)、凝固パラメータ(ATIII、aPTT、HEP試験) 尿中:クレアチニン、全タンパク質、アルブミン、クレアチニンクリアランス これ以外の基準として、治療開始前、治療期間終了時および追跡調査期間終了
時に、血圧を24時間血圧測定装置で測定した。
【0060】 個々の基準の調査の正確な日程は表IIに示してある。
【0061】 有効性の検討 治療試験は糖尿病性網膜症に関連する眼底における特異な変化を好転させるこ
とを目的に開始した。この目的のために、Reviparin(R)治療を開始す る前に、ハイデルベルク社製蛍光血管撮影装置を用いて、1枚のフィルムあたり
最大画角30度で蛍光血管造影をおこなった。このディスクを、すべての検査で
同一の画像部分が比較できるよう、鼻縁を基準として固定した。フィルムはそれ
ぞれ、最良の画質が得られるよう考慮しながら、できるだけ広範囲がカバーでき
るよう撮影された。この試験では、蛍光眼底血管造影法で検出される軽度の非増
殖網膜症における特異的な変化(特に、網膜内の毛細血管瘤の数と広がり、およ
び点出血と硬性白斑)について、治療開始時と12週間の治療終了時の2つの蛍
光眼底血管造影画面を比較した。Reviparin(R)治療の終了時について 2名の患者分、それに追跡調査期間終了時についての全員の蛍光眼底血管造影フ
ィルムがまだ入手できていない。
【0062】 蛍光眼底血管造影法では定性的な基準で評価し(小血管瘤、網膜内出血)、次
のような評価尺度を用いた。++著しく改善、+やや改善、=変化無し、−やや
悪化、−−著しく悪化。
【0063】 12週間の治療後についての暫定的な結果 安全性項目:治療期間の間、うっ滞パラメータや、血清電解質濃度や肝機能試
験結果においては何の変化もなかった。血清中のグルコースレベルに関しては大
きな変動が認められたが、これは患者たちが通常、採血時に絶食をしていなかっ
たためである。
【0064】 Reviparin(R)で治療中の患者1名で軽い白血球増加症の進展が認め られ、最高13300(x109/l)mとなり、また別の患者では白血球減少 症の進展で最低3.31(x109/l)となった。白血球ではこれ以外の変化 は観察されなかった。赤血球濃度、ヘモグロビン、ヘマトクリット、血小板濃度
などでは変化はなかった。
【0065】 さらに調べねばならない項目として、抗Xa活性とクレアチニンクリアランス
がある。悪化は認められなかった。タンパク質の排泄に関しては、I型糖尿病患
者2名が、治療の間で微量アルブミン尿症が減退した(Reviparin(R) 治療前34.7mg/日、12週間後730mg/日)。検査結果は表IIIに
まとめた。同様に血圧制御においても変化はなかった(表IV参照)。
【0066】 有効性項目:試験をした全部で20眼のうち、16眼について検査をし、半定
量的に前記の基準により評価した(女性患者1名が治療を中断した)。眼底につ
いては、最初は眼底写真だけで検討していた。したがって、この評価法では、硬
性白斑の広がりを半定量的に検査・比較することしかできなかった。10眼では
、硬性白斑については、当初の知見と変わりはなかった。眼底の知見では、3眼
では好転(+)、3眼で悪化(−)があった。著しく好転または悪化した眼はな
かった。好転した眼のうち2つはII型糖尿病患者の眼であり、好転したもう1
つの眼はI型糖尿病患者の眼であった。やや悪化した眼はII型糖尿病患者の眼
であった。
【0067】 眼底の特異的な変化を評価するために、蛍光眼底血管造影法をこの試験で初め
て実施した。この方法によれば、小血管瘤、網膜内出血、さらには重篤な非増殖
網膜症の場合には網膜内微小血管異常(=IRMA)のような、網膜症に特異な
変化を詳しく検査することが可能である。この診断法は、眼底血管の病理学的変
化を見出すには素晴らしい標準試験法である。12週間の治療後にこの方法で調
べた結果では、網膜症の好転傾向が認められた。しかしながら、すべての眼につ
いての最終的な評価はこれから実施しなければならない。
【0068】 表I Reviparin(R)治療試験の志願患者における長期薬剤治療
【0069】
【表2】
【0070】 表II 流れ図(安全項目の評価時期)
【0071】
【表3】
【0072】 表III 試験開始前(T0)およびReviparinによる12週間の治療
後(T1)における試験値 (平均(M)および標準誤差(SE)で表示)
【0073】
【表4】
【0074】 表IV 試験開始前(T0)およびReviparinによる12週間の治療後
(T1)における携帯式測定器による24時間血圧測定値。個々の患者について
、収縮期および拡張期血圧および脈拍数の計測期における平均値を表示した。全
測定値の平均値と測定誤差を表の下の部分に示した。
【0075】
【表5】
【0076】 試験の示すところでは、患者の網膜症はReviparin(R)の投与により 好転させることが可能であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 STZで糖尿病を誘発したラットの血管透過性に対する、対照皮下注射とRe
viparin(R )皮下注射の効果を示すグラフの図である。
【図2】 STZで糖尿病を誘発したラットの血管透過性に対する、対照経口投与とRe
viparin(R )経口投与の効果を示すグラフの図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AU,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,GE, HU,ID,IL,JP,KR,KZ,LT,LV,M K,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI ,SK,TR,UA,US (72)発明者 フォルカー ラウクス ドイツ連邦共和国 マインツ ザンクト ゼバスティアン−シュトラーセ 27 Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 EA26 EA27 MA01 MA02 MA04 MA52 MA66 NA14 ZA33 ZC35

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真性糖尿病に関連する眼疾患の予防または治療用の医薬品製
    剤を製造するためのグリコサミノグリカンの使用。
  2. 【請求項2】 デルマタン硫酸、ヘパラン硫酸、デキストラン硫酸、キシラ
    ン硫酸、ヘパリンまたはこれらの物質の誘導体の群から選ばれた少なくとも1種
    のグリコサミノグリカンを有効量投与する、請求項1記載のグリコサミノグリカ
    ンの使用。
  3. 【請求項3】 低分子量のヘパリン、ヘパラン硫酸、デルマタン硫酸または
    それらの混合物を投与する、請求項1または2のいずれか1項記載のグリコサミ
    ノグリカンの使用。
  4. 【請求項4】 グリコサミノグリカンを経口的または非経口的に投与する、
    請求項1から3までのいずれか1項記載のグリコサミノグリカンの使用。
  5. 【請求項5】 グリコサミノグリカンを非経口的に1日あたり体重1kgあ
    たり0.1〜30mgの用量で投与する、請求項1から4までのいずれか1項記
    載のグリコサミノグリカンの使用。
  6. 【請求項6】 グリコサミノグリカンを経口的に1日あたり体重1kgあた
    り0.2〜500mgの用量で投与する、請求項1から4までのいずれか1項記
    載のグリコサミノグリカンの使用。
  7. 【請求項7】 グリコサミノグリカンの硫黄含量が6〜15質量%である、
    請求項1から6までのいずれか1項記載のグリコサミノグリカンの使用。
  8. 【請求項8】 グリコサミノグリカンの平均分子量が1000〜20000
    ダルトンの範囲である、請求項1から7までのいずれか1項記載のグリコサミノ
    グリカンの使用。
  9. 【請求項9】 グリコサミノグリカン、それらの誘導体または混合物を遊離
    の酸の形、それらの生理学的活性塩またはそれらの混合物の形で用いる、請求項
    1から8までのいずれか1項記載のグリコサミノグリカンの使用。
  10. 【請求項10】 グリコサミノグリカン、グリコサミノグリカン誘導体、そ
    れらの物質の生理学的に活性な塩またはそれらの混合物の群から選ばれた1種ま
    たは複数の物質からなる、糖尿病に関連する眼疾患を治療するのに適した医薬品
    製剤。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の医薬品製剤と、少なくとも1種の血圧降
    下剤または少なくとも1種の血中グルコースを低下させる薬剤またはそれらの組
    合せ物とから成る、組合せ剤。
  12. 【請求項12】 血圧降下剤がACE阻害物質である、請求項11記載の組
    合せ剤。
JP2000517697A 1997-10-24 1998-10-22 糖尿病に関連する眼疾患治療用の医薬品製剤を製造するためのグリコサミノグリカンの使用 Pending JP2001520987A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19747195.1 1997-10-24
DE19747195A DE19747195A1 (de) 1997-10-24 1997-10-24 Verwendung von Glykosaminoglykanen zur Herstellung von pharmazeutischen Zubereitungen zur Behandlung von mit Diabetes assoziierten Augenkrankheiten
PCT/EP1998/006703 WO1999021538A2 (de) 1997-10-24 1998-10-22 Verwendung von glykosaminoglykanen zur herstellung von pharmazeutischen zubereitungen zur behandlung von mit diabetes assoziierten augenkrankheiten

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001520987A true JP2001520987A (ja) 2001-11-06

Family

ID=7846613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000517697A Pending JP2001520987A (ja) 1997-10-24 1998-10-22 糖尿病に関連する眼疾患治療用の医薬品製剤を製造するためのグリコサミノグリカンの使用

Country Status (13)

Country Link
EP (1) EP1047434A2 (ja)
JP (1) JP2001520987A (ja)
KR (1) KR20010024550A (ja)
CN (1) CN1277554A (ja)
AU (1) AU749673B2 (ja)
BR (1) BR9813098A (ja)
CA (1) CA2306379A1 (ja)
DE (1) DE19747195A1 (ja)
HU (1) HUP0004647A3 (ja)
IL (1) IL135171A0 (ja)
NO (1) NO20001895D0 (ja)
WO (1) WO1999021538A2 (ja)
ZA (1) ZA989665B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011122321A1 (ja) * 2010-03-29 2011-10-06 国立大学法人名古屋大学 ヘパリン結合性蛋白に対する生理活性阻害剤

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI991503A1 (it) * 1999-07-08 2001-01-08 Bidifarm S R L Uso di metaboliti oligosaccaridici di proteoglicani come maker in fluidi biologici di diagnosi del biabete e delle complicanze patologiche c
CN101584704B (zh) * 2008-05-23 2010-12-15 鲁南制药集团股份有限公司 肝素、低分子肝素可药用盐或其衍生物的医药用途
CN107137421A (zh) * 2017-05-25 2017-09-08 青岛市中心医院 硫酸葡聚糖在制备抑制角膜血管新生药物中的应用

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2597484B1 (fr) * 1986-04-17 1988-12-23 Sanofi Sa Glycosaminoglycanes de type heparine ou heparane-sulfate dotes d'une activite sur la division et la differentiation cellulaires, leur preparation et leurs applications therapeutiques.
JPH03500168A (ja) * 1988-06-27 1991-01-17 ライナー ローラント 医薬の製造の為のグリコースアミノグリカンの使用
US5135920A (en) * 1988-11-16 1992-08-04 Takeda Chemical Industries, Ltd. Angiostatic agents
PT93847A (pt) * 1989-04-24 1990-11-20 Harvard College Processo para a preparacao de oligossacaridos de baixo peso molecular derivados de heparina ou de sulfato de heparano despolimerizados e de composicoes farmaceuticas que os contem
AU7520394A (en) * 1993-08-13 1995-03-14 Glycomed Incorporated Bridged oligosaccharides and sulfated derivatives thereof
AU700451B2 (en) * 1993-10-07 1999-01-07 Glycomed Incorporated Highly sulfated maltooligosaccharides with heparin-like properties
US5643892A (en) * 1995-06-07 1997-07-01 Baker Norton Pharmaceuticals, Inc. Method of treating chronic progressive vascular diseases
WO1999004801A1 (en) * 1997-07-28 1999-02-04 Rijks Universiteit Leiden Use of sulfated glycosaminoglycans for treating of retinopathy

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011122321A1 (ja) * 2010-03-29 2011-10-06 国立大学法人名古屋大学 ヘパリン結合性蛋白に対する生理活性阻害剤
JPWO2011122321A1 (ja) * 2010-03-29 2013-07-08 国立大学法人名古屋大学 ヘパリン結合性蛋白に対する生理活性阻害剤

Also Published As

Publication number Publication date
AU1335599A (en) 1999-05-17
HUP0004647A3 (en) 2002-01-28
WO1999021538A3 (de) 1999-08-05
HUP0004647A2 (hu) 2001-05-28
ZA989665B (en) 2000-04-25
KR20010024550A (ko) 2001-03-26
DE19747195A1 (de) 1999-04-29
WO1999021538A2 (de) 1999-05-06
CA2306379A1 (en) 1999-05-06
AU749673B2 (en) 2002-07-04
BR9813098A (pt) 2000-08-15
NO20001895L (no) 2000-04-12
IL135171A0 (en) 2001-05-20
CN1277554A (zh) 2000-12-20
EP1047434A2 (de) 2000-11-02
NO20001895D0 (no) 2000-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Sobrevilla et al. Demyelinating central nervous system disease, macular atrophy and acanthocytosis (Bassen-Kornzweig syndrome)
JP2003528135A (ja) 糖尿病のランゲルハンス島シグナリングの改善方法及びその防止方法
MXPA03011514A (es) Metodos que utilizan glucosaminoglicanos para tratamiento de nefropatia.
Brown et al. Low-dose aspirin: II. Relationship of angiotensin II pressor responses, circulating eicosanoids, and pregnancy outcome
JP6144775B2 (ja) 腎臓病の治療に使用されるアーテミシニンおよびその誘導体
WO2016172205A1 (en) Managing ebola viral infections
RU2727142C2 (ru) Бисамидное производное дикарбоновой кислоты в качестве средства, стимулирующего регенерацию тканей и восстановление сниженных функций тканей
US11103469B2 (en) Combination therapy
US6258798B1 (en) Method for treatment of unstable coronary artery disease by an early revascularisation together with administration of a low molecular weight heparin
JP2001520987A (ja) 糖尿病に関連する眼疾患治療用の医薬品製剤を製造するためのグリコサミノグリカンの使用
US20190343853A1 (en) Methods of treating hypertension
TWI835735B (zh) 減少或預防第ii型糖尿病患者中心血管事件之方法
JP2002524420A (ja) 脈管形成に有効な単位用量のfgf−2および使用方法
JP2024523945A (ja) 血糖値の管理方法ならびに糖尿病及び関連状態の治療
RU2381034C1 (ru) Фармацевтическая композиция для лечения сосудистых осложнений диабета и диабетической полинейропатии
AU755534B2 (en) Use of sulodexide and of the medicines containing it in the treatment of the diabetic retinopathy
JP4418753B2 (ja) 腎疾患の予防及び治療用医薬組成物
BRPI0713647A2 (pt) formulações farmacêuticas e composições de um antagonista seletivo cxcr2 ou cxcr1 e métodos para o uso do mesmo visando o tratamento de distúrbios inflamatórios
RU2752065C1 (ru) Способ лечения пациентов с хронической сердечной недостаточностью и хронической ишемией мозга
RU2783862C1 (ru) Совместное применение соединения a и соединения b для получения лекарственных средств для лечения подагры или гиперурикемии
MXPA00003598A (es) El uso de glicosaminoglicanos para producir preparaciones farmaceuticas para tratar desordenes en los ojos asociados con diabetes
KR20210089176A (ko) 통풍 또는 고요산혈증의 치료를 위한 의약품의 제조에서의 화합물 a 및 화합물 b의 공동 용도
CN117257803A (zh) 鲁拉西酮在制备治疗或预防缺血/再灌注损伤的药物和细胞保护药物中的应用
Adams et al. Persistent tachycardia, paroxysmal hypertension, and seizures: Association with hyperglycinuria, dominantly inherited microphthalmia, and cataracts
CZ20001455A3 (cs) Použití glykosaminoglykanů pro přípravu farmaceutických přípravků pro léčení očních poruch spojených s diabetem