JP2001520656A - 抗腫瘍剤としてのホルボールエステル類 - Google Patents

抗腫瘍剤としてのホルボールエステル類

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Abstract

(57)【要約】 ホルボールエステル及び特にホルボール−12−ミリステート−13−アセテート(TPA)が、腫瘍性疾病、たとえば白血病を有する患者において効果的であり、そして白血球細胞計数を高めるためにも効果的であるものとして記載されている。

Description

【発明の詳細な説明】 抗腫瘍剤としてのホルボールエステル類 発明の簡単な記載 本発明は、腫瘍性疾患を有し又は化学療法を受けている患者における腫瘍性疾 患、たとえば白血病を治療し、そして白血球細胞の計数を高めるための方法に関 し、ここで前記方法は、下記式I: れた誘導体から成る群から選択され、R1及びR2の少なくとも1 ら成る群から選択される〕 で表わされるホルボールエステル又はその異性体の有効量を、前記患者に非経 口投与することを含んで成る。 キル、より好ましくは、高級鎖アルキル基、特にデカノエート又はミリステート から成る群から成る群から選択され、そして他が−O である。 り、そしてR3がHである式Iの化合物、すなわちホルボール−12−ミリステー ト−13−アセテート又は12−O−テトラデカノイルホルボール−13−アセテート (本明細書においては、TPAと称す)である。 用語“低級アルキル”又は“低級アルケニル”とは、本明細書において使用さ れる場合、1〜7個の炭素原子を含む成分を意味する。式Iの化合物において、 アルキル又はアルケニル基は、直鎖又は枝分れ鎖であり得、そして好ましくは、 R1又はR2の少なくとも1つ、すなわち長鎖の炭素成分(デカノエート又はミリ ステート)を含む。 アルキル、アルケニル、フェニル及びベンジル基は、置換されなくても又はハ ロゲン、好ましくは塩素、弗素又は臭素、ニトロ、アミノ及び類似する他の基に より置換されてもよい。 発明の背景 式Iの化合物は一般的に、腫瘍プロモーターであり、そして皮膚 及び粘膜に対して非常に刺激性であることが知られている。 好ましい典型的なTPAは、クロトン油から抽出され得る生物学的に活性的な天 然の化合物である。TPAは、補発癌性物質又は腫瘍プロモーターであることが長 年知られて来た。Merck index,11th Edition,Page 1184,No.7306を参照のこ と。皮膚に対して非常に強い刺激性があり、そして経口摂取される場合、有害で あることもまた知られている。Chemsyn Science Laboratories of Lenexa,Kans asにより配布される製品パンフレットにおいては、TPAは、非常に強いマウス皮 膚癌プロモーターとして及び細胞培養物における強力な分裂促進剤として記載さ れている。その製品パンフレットは、使用者がTPAを非常に注意して取扱うべく を警告している。文献は、TPAが安定したヒト前骨髄芽球性白血病(promyelocyt ic leukemia)細胞系HL−60において分化を誘発することを開示している。Weinb erg,JP(Science 213:666-667,1981)は、TPAが非分裂性マクロファージ様細胞 へのヒト白血病細胞系HL−60の細胞の分化を引き起すことをさらに開示している 。それらの分化された細胞は、現在の未処理のHL−60細胞を包含する腫瘍細胞に 対してインビトロで細胞毒性である。しかしながら、従来技術のどこにも、式1 の化合物が、ヒトに非経口投与される場合、腫瘍性疾病の治療において、又は白 血球細胞計数の上昇において、有意な不所望の副作用をほとんど伴わないで、効 果的であることがこれまで示唆されていない。 白血病は、白血球成熟が細胞生長の初期段階で抑制される腫瘍性疾病である。 その疾病は、骨髄における白血球芽細胞数の増加により、及び正常な造血細胞を 生成する場合の種々の程度の欠損により特徴づけられる。その状態は、急性又は 慢性のいづれかであり得る。白血病はさらに典型的には、白血球性又は骨髄性と して特徴づけられる。急性リンパ球性白血病(ALL)はリンパ性組織において発生 し、そして通常、最初に、骨髄においてその存在を現わす。急性骨髄性白血病(A ML)は、骨髄造血幹細胞又はそれらの子孫から生じる。用語“急性骨髄性白血病 ”(acute myelocytic leukemia)とは、白血病のいくつかのサブタイプ、たとえ ば骨髄芽球性白血病(myeloblastic leukemia)、前骨髄球性白血病(promyelocyt ic leukemia)、及び骨髄単球性白血病(myelomonocytic leukemia)を包含する。 慢性骨髄性白血病(chromic myelogenous leukemia)は、未熟顆粒球、たとえ ば好中球、好酸球及び好塩基球の血液、骨髄、脾臓、肝臓そして時として、他の 組織における異常な増殖により特徴づけられる。慢性骨髄性白血病患者の大部分 は、急性形疾病とは区別できない変換パターンに進行する。本発明は一般的に、 白血病、及び他の腫瘍性疾病を治療することに関する。 発明の特定の記載 式Iの化合物は、腫瘍性疾病を有する患者における抗腫瘍剤として、及び腫瘍 性疾病、たとえば白血病、及び他の形の腫瘍、たとえば固形腫瘍を有し、そして 化学療法を受けている患者における白血球細胞計数を高めるために有用である。 好ましい化合物TPAは、AML及び種々のタイプの白血病を有する患者における異 常骨髄プロフィールを、患者が緩解状態にあると思われる点まで低める能力をヒ トにおいて示している。TPAにより治療された患者のうち、すべては、急性形の 白血病に進行したように診断されており、そして好ましい結果についての予測は 非常に良好なものではなかった。TPAの投与の前、すべての患者は、種々の形の 従来の化学療法剤、たとえばヒドロキシ尿素、ブスルファン及びAra−C、等を 、本来の好結果を伴わないで、又はそれらの薬物に 対する耐性の進行のために投与された。それらの難治性患者へのTPAの投与に基 づいて、臨床学的な緩解が比較的短時間で達成された。さらに、TPAによる治療 の間及びその後、骨髄抑制、感染又は出血は存在しなかった。患者の多くは、最 初に開始されたTPAによる処理の時から6ヵ月間にわたって臨床学的緩解にあっ た。 さらに、式Iの化合物は、固形腫瘍の治療のために化学療法を受けている患者 を、彼らの白血球細胞計数(白血球)を高める方法として治療するために使用さ れ得る。化学療法剤は、身体における一定の正常細胞に対して毒性効果を付与す ることが知られている。身体による感染の撃退の助力を担当する、身体における 白血球細胞は、化学療法剤に対して特に敏感である。感染攻撃細胞(白血球細胞 )が化学療法を受ける患者において非常に低レベルに低下する場合、患者は、重 度の感染に対してより敏感になるであろう。TPAは、化学療法処理の後及びその 処理の間、感染攻撃細胞の急速な回復の促進を助ける性質を示しており、そして 従って、TPAは特に、重度の感染を進行せしめる患者の機会を低めることにおい て有用である。しばしば、白血球細胞数の上昇は、処理の1日以内に生じる。本 発明は、すべてのタイプの固形腫瘍、たとえば乳癌、肺癌、前立腺癌及び結腸癌 のために化学療法を受けている患者において白血球細胞を上昇せしめることにお いて有用である。TPAは、白血球細胞又は感染攻撃性細胞の適切なレベルの維持 を助ける。それらの細胞は、身体に侵入した細菌を取り囲み、そして破壊するこ とによって作用する。長期間、白血球細胞の数の低レベルへの低下を妨げること によって、TPAは、感染の可能性、抗生物質の使用及びより長い病院滞在の可能 性を少なくする。一般的に、白血球細胞数を高めることによって、身体は、免疫 系の重要な成分を再供給される。 白血球細胞計数を高める能力のために、本発明はまた、無防備状 態の白血球細胞数を有するいづれかの患者、たとえばAIDSを有する患者において も有用である。 また、動物研究における上記式Iの化合物は、実験動物における固形腫瘍増殖 を阻害する能力を示した。 医薬的に許容できるキャリヤーにおける式Iの化合物の非経口投与のために適 切な投与用量供給系、好ましくは水性投与用量供給系は、水と混和性で、分散性 で又は可溶性である適切な溶媒、たとえばアルコール、たとえばエタノール、プ ロパノール、イソプロパノール及び同様のものに式Iの化合物を溶解することに よって調製され得る。本発明のために適切な他の水溶性溶媒は、グリコール、た とえばプロピレングリコール又はポリエチレングリコール、グリセン(グリセロ ール)、グリセロールホルメート及び同様のものを包含する。その投与量形に、 抗菌性保存剤、たとえばベンジルアルコール、ペネロール、クレゾール(そのオ ルト、メタ又はパラ混合物)及びフェニルエチルアルコールが添加され得る。低 濃度での静脈内用途のために適切であることが知られている低濃度界面活性剤、 たとえばEnnulphor EL−620,Cremophor EL,Polysorbate 80(Tween 80)又はPol ysorbate 20(Tween 20)がまた添加され得る。 いづれかの溶媒、又は溶媒及び/又は保存剤及び/又は界面活性剤の混合物は 、非経口投与量配合物を調製するために従来の方法に従って、医薬的に許容でき るキャリヤーとして当業者により選択され得る。本発明のために適切である医薬 的に許容できるキャリヤーの成分の必要とされるすべては、それが、ヒトに注射 される場合、安全であり;水に混和性で、分散性で又は可溶性であり;細胞毒性 を有さず;そしてそれが貯蔵され得るように医薬配合物の貯蔵寿命を減じないこ とである。 腫瘍性疾病、たとえば白血病の治療における、又は白血球細胞数 を高めるための式Iの化合物は、約0.001mg/投与〜約1.5mg/投与の投与量で、 約1〜10週間、1週間当たり約1〜7回;より好ましくは、約0.05〜約1mgの投 与量で、1〜7週間、1週間当たり1〜7回;そしてさらにより好ましくは、約 0.1mg〜約0.6mgの投与量で、約1〜7週間、1週間当たり1〜7回、非経口(i .v.)投与され得る。最とも好ましい投与量形は、i.v.注入を通して供給 され、そして投与当たり0.1mg,0.25mg又は0.5mgを含む。好ましい治療の経過は 1〜7週間であり、そして1mgが数回に分けて、1週間にわたって投与される。 固形腫瘍のための化学療法を受けている患者においては、式Iの化合物の1回 の用量を投与するための最とも好ましい時期は、患者が固形腫瘍を攻撃するよう 企画された化学療法受け、又はその化学療法の経過をまさに経験した時期である 。 式Iの化合物の正確な投与量及び投与の持続期間は、医学的状況の緊急性、及 び従来の実施に従って患者を処理する医師の判断に依存するであろう。その正確 な用量は、患者の年齢、体重及び状態、投与の頻度、及び患者が処理に応答する 態様に依存するであろう。例1 次の化合物が、本発明の目的のために適切である式Iにより包含される化合物 の例示である。それらの化合物は、市販されている。 1)ホルボール 13−ブチレート 2)ホルボール 12−デカノエート 3)ホルボール 13−デカノエート 4)ホルボール 12,13−ジアセテート 5)ホルボール 13,20−ジアセテート 6)ホルボール 12,13−ジベンゾエート 7)ホルボール 12,13−ジブチレート 8)ホルボール 12,13−ジデカノエート 9)ホルボール 12,13−ジヘキサノエート 10)ホルボール 12,13−ジプロピオネート 11)ホルボール 12−ミリステート 12)ホルボール 13−ミリステート 13)ホルボール 12−ミリステート−13−アセテート(TPA又はPMAとしても知 られている) 14)ホルボール 12,13,20−トリアセテート 15)12−デオキシホルボール 13−アンゲテート 16)12−デオキシホルボール 13−アンゲテート 20−アセテート 17)12−デオキシホルボール 13−イソブチレート 18)12−デオキシホルボール 13−イソブチレート−20−アセテート 19)12−デオキシホルボール 13−フェニルアセテート 20)12−デオキシホルボール 13−フェニルアセテート 20−アセテート 21)12−デオキシホルボール 13−テトラデカノエート 22)ホルボール 12−チグリアン 13−デカノエート 23)12−デオキシホルボール 13−アセテート 24)ホルボール 12−アセテート 25)ホルボール 13−アセテート例2 配合物タイプA 0.10,0.125,0.25又は0.5mgのTPAを、95〜100% U.S.P.エタノール1. 3ml/及び塩溶液0.7mlに溶解した。無菌条件下 で、TPAをまず、エタノールに溶解し、次に塩溶液を添加し、激しく混合し、細 菌を濾過し、そして0.10mg/2ml,0.125mg/2ml,0.25mg/2ml、又は0.5mg/ 2mlのいづれかを含む密封された無菌の琥珀色バイアルに貯蔵した。配合物タイプB 0.10,0.125,0.25又は0.5mgのTPAを、0.2mlのエタノール、1〜2mlのイソプ ロパノール及び0.6mlの塩溶液に溶解した。無菌条件下で、TPAをまず、エタノー ル及びイソプロパノールに溶解し、次に、塩溶液を添加し、そしてその混合物を 激しく混合し、細菌を濾過し、そして0.10mg/2ml,0.125mg/2ml,0.25mg/ 2ml又は0.5mg/2mlのいづれかを含む密封された無菌の琥珀色バイアルに貯蔵 した。 分析結果は、1年までの間、低温で、暗室に貯蔵されたTPA溶液において化学 的変化は存在せず;また、2ヵ月まで、室温で暗室に貯蔵されたTPA溶液におい て化学的変化は存在しないことを示した。例3 1.ヒト前骨髄球性白血病細胞系(HL−SO)におけるTPAの効果: 2×106細胞/mlにおいてHL−60細胞をTPAにより処理した。TPAの最終濃度は 、10,20、又は100ng/mlであった。エタノール含有率は0.01%以下であった。T PA処理の3時間後、細胞増殖の停止、及び皿への細胞集合及び付着が観察された 。処理の48時間後、形態学的変化が存在した。4〜6日後、形態学的及び細胞生 化学的研究は、大部分の細胞が用量−依存的に、マクロファージへの分化を誘発 されたことを示した。例4 (2)TPA−低用量のAra−C: 低用量のTPA(20ng/ml)又はAra−C(100ng/ml)によるHL-60細胞の処理は、 Ara−Cが細胞分化を誘発し、そして低濃度でのTPAが弱い細胞分化−誘発剤であ ることを示した。TPA及びAra-CによるHL−60細胞の組合せ処理は、HL−60細胞 の相剰的な分化を誘発した。例5 S180(肉腫)腫瘍細胞を注入されたマウスにおけるTPAの効果: 1グループ当たり7匹のマウスを含むKwen−Mingマウスの8つのグループを次 の実験に使用した。2つのグループは未処理であり、そして6つのグループは薬 物を受けた。 個々のKwen−Mingマウスは、腕下部位置で5×106個のS180細胞を注入された 。24又は72時間後、動物はTPAを、i.p.投与又は腫瘍部位で局部投与された 。注入されるTPAの用量は、7日間、50,100及び200μg/kg/日であった。動 物は、最後のTPA処理の24時間後、殺され、そして腫瘍が計量され、腫瘍増殖阻 害性の程度が計算された。この研究は、腫瘍増殖が、7日間、50,100又は200 μg/kgのTPAをi.p.注入されたマウスにおいて、それぞれ、41.7%,54.8 %及び30.4%阻害されたことを示した。腫瘍増殖は、対照マウスと比較して、腫 瘍部位で、7日間、50,100又は200μg/kgのTPAを毎日、局部注入されたマウ スにおいては、それぞれ、35.5%,49.3%及び59.2%阻害された。病理学的な研 究は、腫瘍細胞が、TPA処理の後、分化されたことを示した。例6 B16腫瘍細胞を注入されたマウスにおけるTPAの効果: 4グループのC57マウスを、この実験に使用した。個々のグループは7匹のマ ウスを含み、そして1つのグループは未処理であった。個々のC57マウスは、腕 下部位置で、B16細胞の1:6w/vホ モジネートの上清液0.2mlを注入された。3日目、個々の処理グループは、8日 間、50,100又は200μg/kg/日でTPAをi.p.投与された。処理の後、動物 を殺し、腫瘍を計量し、そして腫瘍増殖の阻害率はそれぞれ、40.0%,59.4%及 び32.1%であり、これらは対照グループとは統計学的にすべて異なっていた。例7 S180細胞注入されたマウスにおける末梢白血球細胞(WBC)及びヘモグロビン(Hb )計数に対するTPAの効果: S1BO細胞がマウスに注入された。3日目、マウスは、7日間、50,100又は200 μg/kg/日でTPAをi.p.注入された。処理が完結された後、2日目、処理 されたマウスの尾から、血液サンプルをWBC及びHb分析のために採取した。処理 されたグループ(7日間、50,100又は200μg/kg/日)についてのWBC計数は それぞれ、16.1±7.4,18.7±3.0及び20.7±3.4×109/lであり;対照グループ のWBC計数は13.6±1.8×109/lであった。処理されたグループのHbは136±11, 149±12及び149±10g/lであり、そして対照グループのHbは134±15g/lであ った。その結果は、TPAのi.p.注入がマウスにおいて末梢WBC計数を、用量− 依存的に高めるが、他方、Hbレベルは、対照マウスに比較して、TPA処理された マウスにおいて、ほとんど影響されなかったことを示した。例8 ヒトにおけるTPAの臨床学的使用についての研究 1.用量範囲の研究 TPA適用により引き起こされる強い局部刺激のために、TPAはi.v.注入によ って患者に与えられた。無菌注射器におけるTPA溶液を、塩溶液200ml中に注入し 、そしてi.v.注入のために十分に混合した。 2.臨床学的に投与される異なったTPA用量の毒性及び副作用: (1)1mg/患者/週で与えられるTPA: 溶液におけるTPA 1mgを、16μg/分の速度で1時間で完結される、i.v. 注入のために、塩溶液200mlと共に混合した。TPA投与の1時間後、患者は、約30 分続く悪寒を有し、続いて軽い〜重度の発汗を伴って、発熱を有した(患者の体 温は、37.5〜39.5℃に達し、これは3〜5時間続き、次に正常に戻った)。上記 症状は、患者にグルココルチコイドを与えることによって軽減され得た。この用 量でのTPAは、少数の患者に、出血を引き起こし、何人かの患者は短時間、呼吸 困難になり、そしてHbが尿に検出された。しかしながら、副作用は短かく、そし て可逆的であった。心臓、肝臓、腎臓及び肺機能はすべて正常であることが見出 された。 (2)TPAは0.5mg/患者×2/週で与えられた:(1週当たり2回の用量) 溶液におけるTPA 0.5mgを、8μg/分の速度で1時間で完結されるi.v. 注入のために、塩溶液200mlと共に十分に混合した。投与の後の反応は、1mgのT PA投与量の反応に類似すると共に、1mgよりも少ない程度の用量に関しても同様 であった。患者は、最低用量を、より容易に耐えた。時おり、Hbは患者の尿に検 出された。呼吸困難は観察されなかった。心臓、肝臓、腎臓及び肺機能はすべて 正常であった。 (3)TPAは0.25mg/患者×2/週で与えられた: 溶液中のTPA 0.5mgを、4μg/分の速度で1時間で完結されるi.v.注入 のために、塩溶液200mlと共に十分に混合した。投与の後、徴候、たとえば悪寒 及び発熱がまた観察されたが、しかし高い投与量でよりもかなりの程度低かった 。Hbは尿に検出されず、そして患者は呼吸困難を有さなかった。心臓、肝臓、腎 臓及び肺機能 はすべて正常であった。 前記3種の投与量を比較した後、0.25mg/患者×4/週及び0.5mg/患者×2 /週が、TPAの好ましい投与量であると思われる。例9 表及び続く例に示されるように、TPAによる患者の処理に基づいて得られた結果 。臨床表1. TPA投与の前、急性骨髄球性白血病に進行している慢性骨髄球性白血 病を表わす5人の患者(対象1〜5)、及び他の白血病の5人の患者(対象6〜 10)におけるTPAの臨床学的効能の要約 臨床表2.化学療法を受けている、固形腫瘍を有する患者における、TPA誘発さ れた白血球変化(WBC)の要約 例10 下記(1)〜(5)として特定される対象においては、慢性骨髄球性白血病は 、TPAによる治療の前に、急性骨髄球性白血病に進行していた。 対象番号(1):T.S.、男性、32、患者No.28879。TPA治療の前の血液プロフ ィール:Hb:28g/l;WBC:1.0×109/l。患者:135×109/l。 TPA治療の前の骨髄プロフィール:骨髄芽球+前骨髄球:30%。TPA治療:2週 間、1mg/週(0.25mg,4回投与された)。 治療後の血液プロフィール:Hb:86g/l;WBC:2.8×109/l、血小板:283 ×109/l。TPA治療後の骨髄プロフィール:骨 髄芽球+前骨髄球:2.5%。 対象番号(2):C.J.、男性、30、患者No.29926。診断:慢性骨髄球性白血 病が、治療の前、急性骨髄球性白血病になった。 TPA治療の前の血液プロフィール:Hb:84g/l;WBC:9.8×109/l、血小板 :63×109/l。脾臓:助骨下で3cm。TPA治療前の骨髄プロフィール:骨髄芽球 +前骨髄球:38%。TPA治療:5週間、104g/l。 治療後の血液プロフィール:Hb:104g/l;WBC:4.9×109/l、血小板:80 ×109/l。脾臓:助骨下で0.5cm。TPA治療後の骨髄プロフィール:骨髄芽球+ 前骨髄球:3%。 対象番号(3):Z.K.、男性、42、患者番号18103。診断:慢性骨髄球性白血 病が、治療の前、急性骨髄球性白血病になった。 TPA治療前の血液プロフィール:Hb:70g/l;WBC:27.5×109/l、血小板 :21×109/l、血小板:21×109/l。TPA治療前の骨髄プロフィール:骨髄芽 球+前骨髄球:90%。TPA治療:7週間、1mg/週。 治療後の血液プロフィール:Hb:96g/l;WBC:22×109/l、血小板:70× 109/l。TPA治療後の骨髄プロフィール:骨髄芽球+前骨髄球:2%。 対象番号(4):W.F.、男性、24、患者番号21915。診断:慢性骨髄球性白血 病が、治療の前、急性骨髄球性白血病になった。 TPA治療前の血液プロフィール:Hb:87g/l;WBC:19×109/l、血小板:1 50×109/l。TPA治療前の骨髄プロフィール:骨髄芽球+前骨髄球:67.5%。TP A治療:7週間、1mg/週。 治療後の血液プロフィール:Hb:45g/l;WBC:53.5×109/l、血小板:21 0×109/l。TPA治療後の骨髄プロフィール:骨髄芽球+前骨髄球:4.5%。対象番号(5):D.H.、男性、38、患者番号23965。診断:慢性骨髄球性白血 病が急性骨髄球性白血病に進行した。 TPA治療前の血液プロフィール:Hb:94g/l;WBC:36.6×109/l、血小板 :280×109/l。TPA治療前の骨髄プロフィール:骨髄芽球+前骨髄球:27.5% 。TPA治療:2週間、1mg/週。 治療後の血液プロフィール:Hb:84g/l;WBC:27.3×109/l、血小板:17 0×109/l。TPA治療後の骨髄プロフィール:骨髄芽球+前骨髄球:1.5%。 上記すべての患者は、TPA治療の前、種々のプログラムの化学療法、たとえば ヒドロキシ尿素、ブスルファン及びAra−C、等を受けたが、しかしTPA治療の開 始では、どれも効果的ではなかった。TPAの投与の前、患者は6×105単位のビタ ミンD3(VD3)/個人の注射を2日間、受け;TPA投与の後、患者は40mgのAra−C /日×3のi.v.注入を受けた。治療の後、患者はすべて、短時間で、骨髄パ ラメーターにおける臨床学的緩解に達した。さらに、治療の間及び後、骨髄抑制 も、感染又は出血も存在しなかった。それらの患者は、6ヵ月間にわたって、臨 床学的緩解下にあった。例11 他のタイプの白血病: 対象番号(6):Y.P.、男性、57。AML−M3として診断された。徴候は1995 年1月に始まった。血液プロフィール:Hb:60g/l。WBC:0.4×109/l、血 小板:40×109/l。骨髄プロフィール:骨髄芽球+前骨髄球:48%。TPA治療期 間は、3週間、1mg/週であり、そして6×105単位VD3/日×3が、治療の前、 注射された。 最初の治療期間の後の血液プロフィール:Hb:118g/l;WBC:4.1×109/l 、血小板:80×109/l。骨髄プロフィール:骨 髄芽球+前骨髄球:3%、AML−M3緩解のための標準を満たした。患者は、治 療の後、少なくとも6ヵ月間、緩解下にあった。 対象番号(7):M.W.、男性、67。診断:単球の高められた数を伴ってのMDS −REAB。4ヵ月のVP16経口投与は結果を生成しなかった。患者は、1.25−(OH)2V D3+TPA+低用量のAra−Cの組合せの治療を受け始めた。TPA投与量:11週間、0 .25〜0.5mg(週当たり1mg)。 TPA治療の前の血液プロフィール:Hb:36g/l、WBC:4.0×109/l、血小板 :29×109/l。骨髄芽球:2%、前骨髄球:4%、骨髄球:3%、好中球:60 %、リンパ球:25%、単球:6%。治療の前の骨髄プロフィール:増殖において 活性的、骨髄芽球:8%、前骨髄球:8%。脾臓:助骨下で3cm。 治療後:脾臓:助骨下0.5cm。血液プロフィール:Hb:42g/l、WBC:10.2× 109/l、血小板:34×109/l、好中球:80%、リンパ球:19%、単球:1%。 前骨髄球は検出されなかった。骨髄プロフィール:増殖において活性的、前骨髄 球:4%、前骨髄球:8%。 対象番号(8):L.O.、男性、36。診断:AML−M3。8mg/日×50でのレチ ン酸(RA)による治療は成功しなかった。 TPAによる治療の前の血液プロフィール:Hb:45g/l、WBC:1.0×109/l、 血小板:35×109/l。骨髄プロフィール:増殖においてひじょうに活性的、骨 髄芽球+前骨髄球:80.8%。 TPA治療後の血液プロフィール:Hb:66g/l、WBC:2.2×109/l、血小板: 223×109/l。骨髄プロフィール:増殖において活性的、骨髄芽球+前骨髄芽球 :17%。 対象番号(9):Z.H.、女性、21。診断:慢性骨髄性白血病、すなわち二次再 生不良性貧血のために化学療法を受けた後の骨髄抑制 。患者は、ブスルファナム(ブスルファン)により3ヵ月間、治療された。 TPA治療前の血液プロフィール:Hb:43g/l、WBC:1.6×109/l、血小板: 25×109/l。骨髄プロフィール:再生不良性貧血。TPA投与量:0.25mg×2。 TPA治療後の血液プロフィール:Hb:32g/l、WBC:1.9×109/l、血小板: 57×109/l。重度の貧血のために、TPA治療は終結された。 対象番号(10):L.N.、女性、26。診断:CML。患者は、ホモハリングトミン 及びAra−Cの組合せを用いての化学療法により治療された。 TPA治療の前の血液プロフィール:Hb:96g/l;WBC:2.0×109/l、血小板 :102×109/l。0.25mgのTPAが患者に1度、投与された。 治療後の血液プロフィール:Hb:96g/l、WBC:2.0×109/l、血小板:112 ×109/l。TPA治療後2日目:骨髄芽球+前骨髄球:4%、骨髄球:5%。TPA 治療後5日目、それらのタイプの血液細胞は完全に消出した。例12 固形腫瘍の治療のために化学療法を受けている患者。 対象番号(11):L.X.、女性、50。診断:悪性リンパ腫。患者は、アドラマイ シン、ビンクリスチン及びホルモン治療を受けた。血液細胞計数は低められた: Hb:78g/l、WBC:0.7×109/l、血小板:245×109/l。0.25mgのTPAが患者 に4度、投与された。血液細胞計数は改良した:Hb:76g/l、WBC:6.8×109 /l、血小板:331×109/l。次に、化学療法がさらに5日間、続けられ、そし て0.5mgのTPAの用量が1度投与された。WBC計数は、 3.0×109/lで維持された。患者はまだ、治療を受けている。 対象番号(12):Y.B.、女性、45。診断:脳腫瘍。化学療法後の血液プロフィ ールは次の通りであった:Hb:119g/l、WBC:3.0×109/l、血小板:389×1 09/l。0.25mgのTPAが患者に1度与えられた。TPA治療の後1回目、血液プロフ ィールは次の通りであった:Hb:123g/l、WBC:4.5×109/l、血小板:438 ×109/l。患者はさらに化学療法を受けた。 対象番号(13):G.F.、男性、60。診断:肺癌。化学療法の後、彼の血液細胞 計数は次のように低められた:Hb:76g/l、WBC:0.9×109/l、血小板:100 ×109/l。0.25mgのTPAが患者に2度与えられた。TPA治療後の日:Hb:74g/ l。WBC:2.5×109/l、血小板:110×109/l。患者はまだ、治療を受けてい る。 対象番号(14):Z.R.、女性、44。診断:乳癌。化学療法後のWBCは3.8×109 /lであった。0.25mgのTPAが患者に1度、与えられた。TPA治療後の日でのWBC は、8.0×109/lであった。 対象番号(15):C.Z.、女性、75。診断:食道癌。手術が行なわれ、続いて、 シスプラチン、5−フルオロウラシルを用いての化学療法を受けた。 血液プロフィール(TPA前):WBC:2.4×109/l、好中球:83%、リンパ球: 17%、血小板:150×109/l、RBC:3.43×1012/l、Hb:107g/l。TPA投与 量:0.25mg。 血液プロフィール(TPA投与後1日):WBC:7.1×109/l、好中球:94%、リ ンパ球:6%、血小板:77×109/l、RBC:3.33×1012/l、Hb:109g/l。 血液プロフィール(TPA投与後4日目):WBC:4.4×109/l;好中球:97%、 リンパ球:3%、血小板:105×109/l、RBC :3.36×1012/l、Hb:112g/l。 TPA投与後の徴候:悪寒、発熱、局部刺激及び軽い頭痛。心臓、肝臓、腎臓及 び肺機能は正常であった。 対象番号(16):X.H.、女性、60。診断:食道癌。手術が行なわれ、続いて、 VP16,MTX,MMC及びシスプラチンを用いての化学療法が行なわれた。TPA用量:0 .25mg。 血液プロフィール(TPA投与後):WBC:2.4×109/l;好中球:67%、リンパ 球:23%、血小板:101×109/l、RBC:3.45×1012/l、Hb:114g/l。 血液プロフィール(TPA投与後1日目):WBC:5.2×109/l、好中球:87%、 リンパ球:13%、血小板:60×109/l、RBC:3.76×1012/l、Hb:122g/l 。 血液プロフィール(TPA投与後2日目):WBC:4.5×109/l、好中球:80%、 リンパ球:20%、血小板:64×109/l、RBC:2.99×1012/l、Hb:109g/l 。 TPA投与後の徴候:悪寒、発熱、局部刺激。心臓、肝臓、腎臓及び肺は正常で あった。 対象番号(17):Y.Z.、女性、37。診断:乳癌。手術が行なわれ、続いて、CT X,MTX及び5−FUを用いての化学療法が行なわれた。 TPA用量:0.25mg×2(第2用量は、第1回目の用量の後、4日目であった)。 血液プロフィール(TPAの前):WBC:2.0×109/l、好中球:85%、リンパ球 :15%、血小板:106×109/l、RBC:3.24×1012/l、Hb:107g/l。 血液プロフィール(最初のTPA用量の後3日目):WBC:2.9×109/l、好中球 :83%、リンパ球:17%、血小板:122×109/l、RBC:3.38×1012/l、Hb:1 07g/l 血液プロフィール(第2TPA用量の後2日目):WBC:3.8×109/l;好中球: 84%、リンパ球:16%、血小板:84×109/l、RBC:3.40×1012/l。 血液プロフィール(第2TPA用量の後4日目):WBC:4.4×109/l、好中球: 86%、リンパ球:14%、血小板:193×109/l、RBC:3.48×1012/l、Hb:112 g/l。 TPA投与後の徴候:患者は悪寒を有し始め、これは2時間続き、この後、38℃ の体温に達する発熱が続き、これは4時間続き、そして局部刺激が存在した。心 臓、肝臓、腎臓及び肺機能は正常であった。 対象番号(18):H.P.、男性、56。診断:結腸癌。手術が行なわれ、続いて、 シスプラチン、VP16、及び5−FUを用いての化学療法が行なわれた。TPA用量:0 .25mg×2(第2回目のTPA用量は、最初のTPA用量の24時間後に投与された)。 血液プロフィール(TPA前):WBC:2.4×109/l、好中球:63%、リンパ球: 37%;血小板:208×109/l、RBC:4.0×1012/l、Hb:104g/l 血液プロフィール(2回目のTPA用量の1日目):WBC:4.0×109/l、好中球 :60%、リンパ球:40%、血小板:198×109/l、RBC:4.1×1012/l、Hb:11 2g/l。TPAの後の徴候:悪寒、発熱、局部刺激。心臓、肝臓、腎臓及び肺機能 は正常であった。 対象番号(19):Z.T.、男性、66。診断:肺癌が副腎に転移している。手術が 行なわれ、続いて、MMC,VCR及びCTXを用いての化学療法が行なわれた。TPA投与 量:0.25mg×2(2回目のTPA用量は、第1回目のTPA用量の24時間後に投与され た)。 血液プロフィール(TPAの前):WBC:2.8×109/l、好中球 :78%、リンパ球:24%;血小板:227×109/l、RBC:3.33×1012/l、Hb:1 00g/l。 血液プロフィール(第2回目のTPA用量の後1日目):WBC:5.1×109/l、好 中球:82%、リンパ球:18%、血小板:N/A;RBC:N/A、Hb:93g/l。 血液プロフィール(2回目のTPA用量の後2日目):WBC:5.0×109/l、好中 球:80%、リンパ球:20%、血小板:N/A、RBC:3.25×1012/l、Hb:101g /l。 TPAの後の徴候:悪寒、発熱、局部刺激。心臓、肝臓、腎臓及び肺機能は正常 であった。 対象番号(20):J.Z.、男性、68。診断:食道癌が肝臓、肺及び脳に転移して いた。患者は、タクソール、シスプラチン、5−FU及びセミュストラル(Semustr al)を用いての化学療法を受けた。合計のTPA投与量:2mg。 血液プロフィール(TPAの前):WBC:0.7×109/l、好中球:29%、リンパ球 :71%、血小板:N/A、RBC:2.82×1012/l、Hb:87g/l。TPA治療スケジ ュール:最初及び3日目、0.25mgが与えられ、そして5,7及び9日目、0.5mg のTPAが与えられた。 血液プロフィール(2日目で):WBC:0.9×109/l、好中球:66%、リンパ 球:34%、血小板:82×109/l、RBC:2.17×1012/l、Hb:72g/l。 血液プロフィール(4日目で):WBC:1.1×109/l、好中球:91%、リンパ 球:9%、血小板:39×109/l、RBC:2.09×1012/l、Hb:58g/l。 血液プロフィール(6日目で):WBC:1.9×109/l、好中球:95%、リンパ 球:5%、血小板:4.3×109/l、RBC:1.9× 1012/l、Hb:70g/l。 血液プロフィール(8日目で):WBC:2.3×109/l、好中球:91%、リンパ 球:9%、血小板:9.0×109/l、RBC:1.71×1012/l、Hb:61g/l。 血液プロフィール(11日目で):WBC:2.7×109/l、好中球:85%、リンパ 球:15%、血小板:37.6×109/l、RBC:2.91×1012/l、Hb:61g/l。 血液プロフィール(13日目で):WBC:1.9×109/l、好中球:90%、リンパ 球:10%、血小板:32×109/l、RBC:1.73×1012/l、Hb:57g/l。TPAの 後の徴候:5日目での悪寒、これは約1時間続いた。心臓、肝臓、腎臓及び肺機 能は正常であった。 対象番号(21):D.Y.、女性、32。診断:リンパ腫が骨髄に転移している。患 者は、CTX,ADM及びVCRを用いての化学療法により、TPA治療の前に治療された。 TPA投与量:0.25mg。TPA治療スケジュール:0.25mgのTPAが1及び2日目に投与 された。0.5mgのTPAが3,5,6及び8日目に投与された。 血液プロフィール(TPAの前):WBC:1.1×109/l、好中球:73%、リンパ球 :27%、血小板:144×109/l、RBC:4.15×1012/l、Hb:142g/l。 血液プロフィール(2日目で):WBC:0.6×109/l、好中球:N/A、リン パ球:N/A、血小板:69×109/l、RBC:4.15×1012/l、Hb:117g/l。 血液プロフィール(4日目で):WBC:0.6×109/l、好中球:28%、リンパ 球:72%、血小板:68×109/l、RBC:3.95×1012/l、Hb:109g/l。 血液プロフィール(7日目で):WBC:0.8×109/l、好中球:88%、リンパ 球:12%、血小板:60×109/l、RBC:4.22×10 12 /l、Hb:110g/l。 血液プロフィール(9日目で):WBC:1.5×109/l、好中球:80%、リンパ 球:2%、血小板:69×109/l、RBC:4.02×1012/l、Hb:112g/l。 TPAの後の徴候:悪寒及び発熱は存在しないが、局部刺激のみが存在した。心 臓、肝臓、腎臓及び肺機能は、TPA治療の前と同じであった。この患者のリンパ 腫は骨髄に転移しているので、彼女はTPA 2.5mgの高い用量及び長い治療時間( 9日間)を、ひじょうに低レベルのWBCを誘発するために必要とする。 対象番号(22):X.Y.、女性、34。診断:鼻咽頭癌が首リンパ節に転移してい た。患者は、5−FU,ADM及びMMXによる化学療法により、TPAによる治療の前に 治療された。 化学療法の後の血液プロフィール(但し、TPA治療の前):WBC:1.9×109/l 、好中球:89%、リンパ球:11%、Hb:118g/l。 血液プロフィール(0.25mgのTPAの投与の後、1日目):WBC:1.8×109/l、 好中球:79%、リンパ球:21%、Hb:116g/l。 血液プロフィール(TPA投与の後、3日目):WBC:2.9×109/l、好中球:73 %、リンパ球:27%、Hb:123g/l。 血液プロフィール(TPA投与の後、7日目):WBC:7.5×109/l、好中球:82 %、リンパ球:18%、Hb:118g/l。 TPAの後の徴候:悪寒、発熱(39.2℃)が4時間続いた。肝臓、腎臓、心臓及 び肺は正常に機能した。対象番号(23):J.H.、男性、55。診断:胃(心臓)癌。従来の手術の後、再 発した。患者は、TPAによる治療の前、5−FU及びMMCを受けた。 血液プロフィール(TPA投与の前):WBC:2.3×109/l、好中球:52%、リン パ球:48%、Hb:144g/l。 血液プロフィール(25mgのTPA投与の後1日目):WBC:1.9×109/l、好中球 :53%、リンパ球:47%、Hb:123g/l。 血液プロフィール(TPA投与後4日目):WBC:3.8×109/l、好中球:44%、 リンパ球:56%、Hb:129g/l。 血液プロフィール(TPA投与後7日目):WBC:3.7×109/l、好中球:48%、 リンパ球:52%、Hb:138g/l。 TPA投与後の徴候:悪寒なし。低発熱(37.8℃)。肝臓、腎臓、心臓及び肺の 機能は正常であった。 対象番号(24):W.L.、男性、62。診断:多発性骨髄腫。患者は、TPAによる 治療の前、VCR,ADM及びDXMを受けていた。 血液プロフィール(TPA投与の前):WBC:1.1×109/l、好中球:73%、リン パ球:27%、Hb:112g/l。 血液プロフィール(0.25mgのTPAの投与後1日目):WBC:5.3×109/l、好中 球:60%、リンパ球:40%、Hb:139g/l。 TPA投与後の徴候:悪寒、発熱及び局部刺激は存在しなかった。 肝臓、腎臓、心臓及び肺は正常に機能した。 対象番号(25):T.L.、女性、42。診断:乳癌。患者は、CTX,MMC、及び5− FUを用いての化学療法を受けた。 血液プロフィール(0.25mgのTPAの投与後1日目):WBC:6.4×109/l、好中 球:80%、リンパ球:10%、Hb:125g/l。TPA投与後の徴候:悪寒、発熱とも 存在しなかった。注入部位は外観上、赤くふくれ上り、そしてたぶん、これは注 射針により引き起こされた。それらの徴候は、それらが出現した後、2日目で消 出した。肝臓、腎臓、心臓及び肺は正常に機能した。 対象番号(26):Q.W.、男性、56。診断:手術の後、肝臓に転移 した食道癌。患者は、シスプラチン及びタキソールを用いての化学療法を受けて いた。TPA投与量:0.25mg。 血液プロフィール(TPA投与の前):WBC:3.6×109/l、好中球:80%、リン パ球:30%、Hb:124g/l。 血液プロフィール(TPA投与後、1日目):WBC:4.2×109/l、好中球:83% 、リンパ球:17%、Hb:120g/l。 血液プロフィール(TPA投与後2日目):WBC:5.6×109/l、好中球:81%、 リンパ球:18%、Hb:116g/l。 TPA投与後の徴候:体温の39℃への上昇、これは3時間続いた。胃痛及び下痢 (すぐに消出した)が存在した。心臓、肝臓、腎臓及び肺機能は正常であった。 VP16、エトポシド;MMC、マイトマイシンC;MTX、メトトレキサート;5FU、 5−フルオロウラシル;CTX、シクロホスファミド;CP.シスプラチン;VD3、ビ タミンD3;MDS−RAEB、過剰芽を有する骨髄形成異常症候群−不応性貧血;Ara −C、シタラビン;AML、急性骨髄球性白血病;M1、分化を有さないAML;M2 、成熟を伴ってのAML;M3、急性前骨髄球性白血病;M4、急性骨髄単球性白 血病;M5、急性単球性白血病;RT、保持時間;WBC、白血球細胞;Hb、ヘモグ ロビン。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.腫瘍性疾病を治療するための方法であって、下記式I: れた誘導体から成る群から選択され、R1及びR2の少なくとも1 ら成る群から選択される〕 で表わされる化合物、又はその異性体の有効量を、前記腫瘍性疾病を有する患 者に非経口投与することを含んで成る方法。 2.前記有効量が、1〜7週間、1週当たり1〜7回投与される、1回の用量 当たり約0.001mg〜約1.5mgである請求の範囲第1項記載の方法。 3.前記有効量が、1〜7週間、1週当たり1〜7回投与される、用量当たり 約0.05〜約1mgである請求の範囲第2項記載の方法。 4.前記有効量が、用量当たり約0.05mg〜約0.6mgである請求の範囲第3項記 載の方法。 5.前記有効量が、1〜7週間、1週当たり1mgである請求の範囲第4項記載 の方法。 6.前記腫瘍性疾病が白血病である請求の範囲第5項記載の方法。 7.R1又はR2の少なくとも1つがデカノエート又はミリステートである請求 の範囲第6項記載の方法。 ルキル基が1〜15個の炭素原子を含む)であり、そして他方が−O 7項記載の方法。 9.前記有効量が、1〜7週間、1週当たり1〜7回投与される、1回の用量 当たり約0.001mg〜約1.5mgである請求の範囲第8項記載の方法。 10.前記有効量が、1〜7週間、1週当たり1〜7回投与される、1回の用量 当たり約0.05〜約1mgである請求の範囲第8項記載の方法。 11.前記有効量が、1回の用量当たり約0.05mg〜約0.6mgである請求の範囲第1 0項記載の方法。 12.前記有効量が、1〜7週間、1週当たり1mgである請求の範囲第11項記載 の方法。 13.前記腫瘍性疾病が白血病である請求の範囲第12項記載の方法。 範囲第13項記載の方法。 15.患者における白血球細胞数を高めるための方法であって、下記式I:れた誘導体から成る群から選択され、R1及びR2の少なくとも1 ら成る群から選択される〕 で表わされる化合物又はその異性体の有効量を、前記患者に投与することを含 んで成る方法。 16.前記有効量が、1〜7週間、1週当たり1〜7回投与される 、1回の用量当たり約0.001mg〜約1.5mgである請求の範囲第15項記載の方法。 17.前記有効量が、1〜7週間、1週当たり1〜7回投与される、約0.05〜約 1mgである請求の範囲第15項記載の方法。 18.前記有効量が、1〜7週間、1週当たり1〜7回投与される、約0.05mg〜 約0.6mgである請求の範囲第16項記載の方法。 19.R1又はR2の少なくとも1つがデカノエート又はミリステートである請求 の範囲第17項記載の方法。ルキル基が1〜15個の炭素原子を含む)であり、そして他が−O− 項記載の方法。 21.前記有効量が、1〜7週間、1週当たり1〜7回投与される、1回の用量 当たり約0.001mg〜約1.5mgである請求の範囲第20項記載の方法。 22.前記有効量が、1〜7週間、1週当たり1〜7回投与される、1回の用量 当たり約0.05〜約1mgである請求の範囲第21項記載の方法。 23.前記有効量が、1〜7週間、1週当たり1〜7回投与される、1回の用量 当たり約0.05mg〜約0.6mgである請求の範囲第22項記載の方法。 24.前記有効量が、1〜7週間、1週当たり1mgである請求の範囲第23項記載 の方法。 範囲第24項記載の方法。 26.ヒトへの非経口投与のために適切な医薬組成物であって、下記式I:れた誘導体から成る群から選択され、R1及びR2の少なくとも1 ら成る群から選択される〕 で表わされる化合物又はその異性体、及び式Iの化合物のための医薬的に許容 できるキャリヤーを含んで成る組成物。 27.約0.001mg〜約1.5mgの前記式Iの化合物を含み、そして前記キャリヤーが 水性媒体である請求の範囲第26項記載の組成物。 28.約0.05mg〜1.0mgの前記式Iの化合物を含む請求の範囲第27項記載の組成 物。 29.約0.05mg〜約0.5mgを含む請求の範囲第28項記載の組成物。範囲第29項記載の組成物。 であり、そしてR3が水素である請求の範囲第30項記載の組成物。 32.R1又はR2の少なくとも1つがデカノエート又はミリステートである請求 の範囲第26項記載の組成物。 33.前記式Iの化合物が、0.10mg,0.25mg又は0.50mgの投与量で存在する請求 の範囲第26項記載の組成物。 34.非経口投与のための前記投与量形がアンプルである請求の範囲第33項記載 の組成物。 35.前記式Iの化合物が、ホルボール−12−ミリステート−13−アセテートで ある請求の範囲第34項記載の組成物。
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