JP2001520334A - 盛り上がった道路標識を施工する装置 - Google Patents

盛り上がった道路標識を施工する装置

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JP2001520334A
JP2001520334A JP2000516111A JP2000516111A JP2001520334A JP 2001520334 A JP2001520334 A JP 2001520334A JP 2000516111 A JP2000516111 A JP 2000516111A JP 2000516111 A JP2000516111 A JP 2000516111A JP 2001520334 A JP2001520334 A JP 2001520334A
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ジョン・エル・グリーン
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ジョン・エル・グリーン
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    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01CCONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
    • E01C23/00Auxiliary devices or arrangements for constructing, repairing, reconditioning, or taking-up road or like surfaces
    • E01C23/16Devices for marking-out, applying, or forming traffic or like markings on finished paving; Protecting fresh markings
    • E01C23/18Devices for marking-out, applying, or forming traffic or like markings on finished paving; Protecting fresh markings for applying prefabricated markings

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  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Road Repair (AREA)

Abstract

(57)【要約】 取り付けレールが車に沿って長手方向に伸長している。施工ヘッドがレールに対して一定で且つレールの第一の端部分に対して隣接する位置にて車に取り付けられる。ヘッドは、道路標識を道路上に下方に分与することのできる付設ステーションを有している。接着剤分与装置組立体がレール上に摺動可能に取り付けられている。組立体は、ノズルを有する分与装置と、アンカと、アンカクチュエータとを有している。組立体は、レールの第二の端部分上に前方の割り出し位置を有している。アクチュエータはアンカを下方に動かして道路と係合させ、組立体が道路に対して動くのを防止する作用可能である。復帰アクチュエータが組立体に接続され、アンカが下降したとき組立体がレールに沿って摺動するのを可能にし且つ組立体をレールに沿って前方に確実に動かし、組立体を割り出し位置に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、盛り上がった道路標識を自動的に施工する装置に関する。より具体
的には、本発明は、車に取り付け可能な取り付けレールと、該レールに対する一
定の位置に取り付け可能な施工ヘッドと、レールに摺動可能に取り付けられた接
着剤の分与装置組立体であって、接着剤を分与する間に、道路に対する一定の位
置に組立体を保持するアンカを有する接着剤の分与装置組立体と、該組立体を割
り出し位置に戻す復帰アクチュエータとを備える施工装置に関する。
【0002】
【背景情報】
盛り上がった道路標識を道路に施工するために現在、使用されている装置には
、多数の重大な短所がある。これらの短所には、多くの労力が必要量とされ、従
って、労働コストが増し、施工速度が遅く、従って、低生産性であり、特に、作
業員の安全性が損なわれることが含まれる。作業員の安全性が損なわれる1つの
理由は、作業員が相対的に交通車両等に曝される位置に居ければならないためで
ある。現在、使用されている施工方法は、自動化されず、又は不完全にしか自動
化されていない。このため、作業員が接着剤及び/又は標識を道路の上に手で付
設することが可能であるように、作業員は、通常、道路に隣接する位置に居なく
てはならない。この場合に一般的であるように、道路の交通が遮断されていない
ならば、交通車両等は、作業員に近接する状態で走行することになる。高温溶融
型接着剤が使用されるならば、作業員は、また、高温の材料を取り扱う危険性に
も曝される。更に、自動化されていないことは、人間の誤りによって作業が悪影
響を受ける可能性があるため、標識を正確に施工し得ないことにつながる。
【0003】
【発明の概要】
本発明の主題は、盛り上がった道路標識を道路に施工する装置である。本発明
の1つの形態によれば、該装置は、車に取り付け可能であり、また、反対側の第
一の端部分及び第二の端部分を有する、長手方向に伸長する取り付けレールを備
えている。施工ヘッドがレールに対して一定の位置で且つ第一の端部分に隣接す
る位置にて車に取り付け可能である。この施工ヘッドは、標識をそこから道路に
分与することができる付設ステーションを有している。接着剤の分与装置組立体
は、レールに摺動可能に取り付けられる。該組立体は、接着剤を道路に噴射する
ためのノズルを有する分与装置と、下降位置及び上昇位置を有するアンカとを備
えている。下降位置にあるとき、アンカは、車が走行する道路に係合する。上昇
位置にあるとき、アンカは、道路と係合離脱状態にある。また、該組立体は、ア
ンカを下降位置と上昇位置との間にて動かし得るようにアンカに作用可能に接続
されたアンカクチュエータも備えている。該組立体は、レールの第二の端部分に
前方割り出し位置を有している。復帰アクチュエータが組立体に作用可能に接続
されており、アンカがその下降位置に動いたとき、組立体がレールに沿ってその
割り出し位置から施工ヘッドに向けて動くのを許容し、また、アンカがその上昇
位置に動いたとき、組立体を割り出し位置に戻すため、組立体をレールに沿って
前方に確実に動かす。
【0004】 好ましくは、該装置は、レールに対し固定された衝撃吸収装置を更に備えるよ
うにする。該衝撃吸収装置は、組立体がその割り出し位置まで前方に摺動すると
き、組立体の摺動動作を緩衝し且つその動きを拘束し得るように配置されている
【0005】 復帰アクチュエータは、色々な形態とすることが可能である。好ましくは、該
復帰アクチュエータは、該組立体をその割り出し位置に向けて連続的に偏倚させ
得るように圧力源に連続的に接続された圧力チャンバを有する単動の空圧シリン
ダを備えるようにする。好適な実施の形態において、ピストンヘッドが空圧シリ
ンダ内で摺動可能であり且つ圧力チャンバの一端を画定する。可撓性のケーブル
が、ピストンヘッドに固着された一端と、接着剤分与組立体に固着された第二の
端部である他端とを有している。
【0006】 本発明の1つの好適な特徴は、組立体をその割り出し位置にて正確に位置決め
する割り出しフック機構である。該装置は、割り出しフック構成要素と、フック
係合構成要素とを備えている。これらの構成要素の一方は組立体により支持され
、その構成要素の他方は組立体の割り出し位置に隣接して配置されている。組立
体がその割り出し位置に移動するとき、フック構成要素が係合構成要素に係合し
、アンカがその下降位置に移動する迄、組立体を正確に位置決めし且つ割り出し
位置に保持するようにフック構成要素が位置決めされている。装置が衝撃吸収装
置の好適な特徴を備えるとき、その構成要素の一方は、組立体により支持され、
他方の構成要素は衝撃吸収装置により支持されることが好ましい。
【0007】 該装置が単一の接着剤分与ノズルと、標識を道路の1本の線に沿って施工する
単一の付設ステーションが設けられた施工ヘッドとを有する接着剤分与装置を備
えることが本発明の範囲に属する。しかしながら、該装置は、2本の線に沿って
標識を同時に施工することができると共に、1本の標識を施工することも可能で
あることが好ましい。この機能を提供するため、接着剤分与装置は、横方向に隔
てられた1対のノズルを有し、接着剤をそのノズルの一方から又はそのノズルの
双方から同時に分与する作用可能であることが好ましい。施工ヘッドは、1対の
ノズルと長手方向に整合させた、横方向に隔てた1対の付設ステーションを有し
ている。
【0008】 施工ヘッドの1つの好適な特徴は、標識を装填ステーションから1つ又は複数
の付設ステーションに動かし得るように横方向に摺動可能なスライドである。ま
た好ましくは、該ヘッドは、付設ステーションの各々に1つずつ、1つ又は2つ
以上の付設ラムを備えるようにする。ラムの各々は、接着剤分与装置により道路
に分与された接着剤の沈着物の上にその対応する付設ステーション内の標識を下
方に付勢する作用可能である。付設ラムを設けることは、標識が接着剤の沈着物
の内部に確実に付設されることを保証するのに役立つ。標識と接着剤の沈着物と
の間における接着剤の強固な接着を更に保証するため、該装置は、施工ヘッドの
後方にて車に取り付けられた付設車輪を備えることもできる。該車輪は、付設ラ
ムにより接着剤の付着物の上に付勢された標識の上に乗り上げ得るように配置さ
れている。
【0009】 本発明による構造とされた装置は、自動的な付設状態にて道路標識を道路に効
率良く且つ正確に施工することを可能にし、このことは、交通車両及びその他の
危険性から作業者を隔離することを可能にする。このことは、簡単な構造である
が、確実に且つ正確に作動する装置の構成要素を組み合わせることにより実現さ
れる。接着剤分与装置がアンカを内蔵することは、正確な形態とされた接着剤の
沈着物が正確に配置され、標識を道路に正確に配置することを容易にするのに役
立つ。摺動組立体、復帰アクチュエータ及び固定の施工ヘッドを使用することは
、標識が施工されるに伴って装置を保持する車が道路に沿って連続的に移動する
ことを可能にする。このことは、作業の効率化に更に寄与する。
【0010】 上記及びその他の有利な点及び特徴は、以下に説明する本発明を実施するため
の最良形態の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0011】 図面において、全体を通じて同様の部品は同様の参照番号で表示する。
【0012】
【本発明を実施する最良の形態】
図面には、盛り上がった道路標識を道路に施工する装置が図示されている。図
示した装置は、本発明に従った構造とされ、また、該装置は、当該出願人が現在
、知っている限り発明を実施する最良の形態を構成するものでもある。本発明の
装置は、道路標識を施工ヘッドHに供給する色々な手段を含むことができる。本
発明装置の1つの特別な用途において、該装置は、代替的な供給手段を含むこと
ができる。しかしながら、殆どの個々の施工装置は、1つの供給手段しか含まな
いと現在、理解されている。図1において、供給手段は、全体として、標識を、
供給管2を通じて下方に供給するキャーロゼルCとして図示されている。現在の
好適な供給手段は、図42に図示されており且つ以下に説明する。
【0013】 図1には、トレーラVを車のキャブ部分(図示せず)により引っ張ることを可
能にするように車輪Wに取り付けた床を有する車のトレーラ部分Vが図示されて
いる。本発明の装置の要素は、トレーラ床の上に且つトレーラのその下側に取り
付けられている。これらの要素には、接着剤リザーバR及び接着剤管Dが含まれ
る。これらは、また、他の要素を作動させるエアコンプレッサP及び電気装置E
をも含む。本発明の装置は、高温溶融型瀝青接着剤を使用して道路標識を施工す
るために使用される。かかる場合、リザーバRには、瀝青接着剤を正確な施工温
度に保つため電気装置Eによって作動される加熱手段が設けられる。以下に説明
するように、高温のオイルリザーバFを使用して追加的な熱を接着剤分与装置に
供給することができる。これと代替的に、本発明の装置は、「エポキシ(EPO
XY)」という商品名で販売されている接着剤のような2成分接着剤と共に使用
してもよい。道路標識の施工のために両方の型式の接着剤を使用することは、当
該技術分野にて公知である。
【0014】 本発明の装置は、トレーラVの前進動作を停止せずに、道路標識を施工するこ
とを許容し得るような設計とされている。この手順を促進するため、本発明は、
トレーラVと同一速度であるが、その反対方向にトレーラVに対して可動である
接着剤分与装置を提供するものである。この分与装置は、接着剤管Dの下端に接
続されている。管の少なくとも一部分は、相対的な動きを許容し得るように可撓
性である。本発明によれば、この相対的な動作は、接着剤が分与されている間に
、道路標識がその上に施工される舗道に対して静止状態に保つことにより実現さ
れる。
【0015】 本発明の装置は、道路標識を完全に自動的に施工し得るように設計されている
。本発明は、2人の作業員が標識を約8.047km/時(約5マイル/時)の
速度にて交通レーンの両側に同時に付設することを可能にする。1人の作業員が
本発明の装置が取り付けられる車を運転する。他の作業員は、目で及び/又はビ
デオモニター装置によりその作業を監視し、標識を1つの特定の所定パターンに
て付設することを開始すべき命令のような、必要とされるであろう、任意の命令
の入力を提供する。2人の作業員は、この付設作業中、車のキャブ内に留まって
いることが好ましい。標識をレーンの両側部に同時に付設することは、施工ヘッ
ドHのような、装置の特定の要素を車Vの両側部に提供することにより可能とな
る。この付設作業の実施は、コンピュータ制御され、その作業の色々なステップ
は、装置の一部分の動作及び/又は物体が存在するか否かを検知するセンサによ
り作動させる。センサは、コンピュータに信号を送り、該コンピュータは、次に
、必要に応じて、装置を作動させ又は不作動にし得るように装置の部分に信号を
送る。現在、その作業速度を制限する主たる制約は、接着剤及び接着剤付設の現
在の技術によって決まる。
【0016】 図2A、図2B、図2Cには、盛り上がった標識が道路に付設されるときの3
つの典型的なパターンが図示されている。2つの異なる型式の標識が図示されて
いる。第一の標識は、「亀形(turtle)」と称されることがある円形の標
識Tである。第二の標識は、四角形の反射性標識RMである。これら型式の標識
の双方は、道路のレーンに標識するために一般に使用される。図2Aには、同一
方向に向けて移動する2つの交通レーンの間で使用される典型的なパターンによ
る1本の線の標識が図示されている。この標識線は、主として円形の標識Tを含
み、6つ又は7つ毎の標識が反射性標識RMである。図2Bには、反対方向に移
動する交通レーンの間で一般に使用される2本の線の標識が図示されている。各
線の標識は図2Aに図示したものと同一のパターンである。図2Cには、図2B
に図示した構成の改変した形態が図示されている。この構成において、標識線の
一方はその内部に空隙を有し且つ反射性標識RMの数が少ない。
【0017】 本発明の装置は、図2A、図2B又は図2Cに図示した標識パターンの任意の
1つ又は色々な他の型式である標識の線を付設するために使用することができる
。該装置はまた、1本のレーンを横断するように伸長する管制標識を提供するた
めに使用することもできる。例えば、標識は、交通Uターンのみ(turn−o
nly)矢印又は「左側のみ(left only)」のような交通管制標識を
形成する形態にて使用することもできる。図2B、図2Cに図示したような2本
の線の標識を付設するため、横方向に隔てた2つの付設ステーションを有する施
工ヘッドH及び二重ノズルの接着剤分与装置であることが好ましい。これらの要
素については以下に更に詳細に説明する。1つのレーンを横断するように伸長す
る交通標識を付設するため、追加的な装置を車Vにより運ぶことができ、又は、
これと代替的に、標識される道路部分に沿って1回以上のパスを行ってもよい。
適当な追加的装置の構成は、図44に図示されており且つ以下に説明する。
【0018】 図3乃至図5には、本発明装置の要素の基本的な配置が図示されている。該装
置は、図1に図示したトレーラVのような、車に取り付け可能な取り付けレール
4を備えている。該レール4は、トレーラVの側端縁部分に沿って長手方向に伸
長している。少なくとも1つの施工ヘッドHが、レール4に対して一定であり且
つレール4の第一の端部分に隣接する位置にて車に取り付けられている。施工ヘ
ッドは、該ヘッドをレール4の端部分に固着するといった、色々な方法にて取り
付けることができる。単一の施工ヘッドHを提供することは、本発明の範囲内で
ある。しかしながら、図3乃至図5に図示するように、僅かに長手方向に隔てら
れた2つの施工ヘッドHが存在することが好ましい。この配置は、標識の線に沿
って車が1回パスする間に、2つの型式の標識を施工することを容易にする。例
えば、一方の施工ヘッドHには、円形の標識Tを設ける一方、他方の施工ヘッド
Hには、四角形の反射性標識RMを設けることができる。2つ以上の型式の標識
が必要とされる特殊な状況のため、2つ以上の施工ヘッドHを提供することもで
きる。施工ヘッドHの数に関係なく、ヘッドHの各々は、標識を道路まで下方に
分与することのできる付設ステーションを有している。
【0019】 本発明の1つの重要な特徴は、レール4の上に摺動可能に取り付けられた接着
剤分与装置組立体6である。該分与装置組立体6は、接着剤分与装置8と、アン
カ下部組立体10とを備えている。2つの構成要素8、10は、共に接続され且
つハウジング12によりレール4の上に摺動可能に取り付けられている。
【0020】 アンカ下部組立体10は、図4及び図9に図示した下降位置にアンカ足部すな
わちパッド16を動かし得るように回動可能に取り付けられたアンカ14を備え
ている。この下降位置にて、パッドは組立体6が道路に対して動くのを防止する
。図4及び図9に図示した下降位置に加えて、アンカ14は、図3、図5及び図
8に図示した上昇位置を有しており、この上昇位置にて、アンカパッド16は道
路と非係合状態となる。アンカ14が下降位置にあり、装置がその上に取り付け
られた車が図4に矢印17で示したその前進動作を続けるとき、接着剤分与装置
組立体6は、道路に対して静止状態に止まり、且つ施工ヘッドHに向けて図3及
び図5に図示した割り出し位置からレール4に沿って後方に摺動する。
【0021】 組立体6に対して復帰アクチュエータ18が設けられている。復帰アクチュエ
ータ18は、アンカ14がその下降位置にあるとき、組立体6がレール4に沿っ
て相対的に後方に移動するのを可能にする。アクチュエータ18は、組立体6を
レール4に沿って確実に前方に動かし、アンカ14がその下降位置から出てその
上昇位置に入るとき、組立体をその割り出し位置に戻す作用可能である。
【0022】 図4及び図4Aを参照すると、復帰アクチュエータ18は、単動空圧シリンダ
20を備えていることが好ましい。該シリンダ20は、組立体6を割り出し位置
に向けて連続的に偏倚させ得るように圧力源に常時接続された圧力チャンバ21
を有している。ピストンヘッド22は、シリンダ20内で摺動可能であり且つ圧
力チャンバ21の一端を画定する。ピストンヘッド22は、大気に排気される排
気口付きチャンバ23から圧力チャンバ21を分離させる。可撓性のケーブル2
4は、その一端がピストンヘッド22に固着されており且つシリンダ20の端部
をから出てプーリー26の周りを伸長する。ケーブル24の他端は、組立体6に
固着されている。圧力チャンバ21内の連続的な圧力は、アンカ14がその上昇
位置に持ち上げられたとき、組立体6をその割り出し位置に自動的に引込むが、
アンカ14が下降したとき、組立体6がレール4に沿って摺動することを可能に
する。
【0023】 組立体6をその割り出し位置に正確に位置決めし且つこれにより接着剤の沈着
物Gを正確に配置するため、該装置は、割り出し型のフック構成要素28と、フ
ック係合構成要素44とを備えることが好ましい。これらの構成要素の1つは、
組立体6により支持され、他の構成要素は、組立体6の割り出し位置に隣接して
配置される。図示した好適な実施の形態において、割り出し型フック28は、組
立体6により支持され、係合構成要素は、以下に更に説明するように、衝撃吸収
装置34の肩部44の形態をしている。フック28は、図7、図8、図10に図
示するように、回動軸30の上で組立体6の前端に回動可能に取り付けられてい
る。単動空圧シリンダ32は、フック28を非掛止位置に回動させる作用可能で
ある。シリンダ32から空気圧が除去されると、ばねの復帰力によりフックは係
合位置すなわち掛止め位置に偏倚される。組立体6が図3、図5及び図8に図示
した割り出し位置まで移動すると、フック28は肩部44に係合する位置に配置
され、これにより、アンカ14が再度その下方位置まで移動される迄、組立体を
割り出し位置に正確に配置し且つその位置に保つ。
【0024】 図3乃至図6、図8及び図10を参照すると、装置は、レール4に対して固定
され且つ組立体6が割り出し位置まで前方に摺動したとき、組立体6の摺動動作
を緩衝し且つ拘束し得るように配置された衝撃吸収装置34を備えている。好ま
しくは、衝撃吸収装置34は、該衝撃吸収装置を図3乃至図6、図8に図示する
ように、レール4の前端部分に固着することにより取り付けられるようにする。
衝撃吸収装置は、構造体の動作を緩衝し且つ拘束し得るように可動の構造体に係
合すべく突き出すピストンロッド36を有する色々な公知の型式とすることがで
きる。図3乃至図5及び図8に図示するように、組立体6がその割り出し位置ま
で移動するとき、ピストン36は組立体6の前端に係合する。衝撃吸収装置34
の緩衝力を調節し得るように、衝撃吸収装置34は、図8に最も良く図示するよ
うに、取り付けクランプ40によりその前端に取り付けられた補助的な空圧シリ
ンダ38を有することも好ましい。シリンダ38は、ホース42により主衝撃吸
収装置の緩衝チャンバに接続されている。この接続は、緩衝力を調節し得るよう
に調節可能である。上述したフック係合肩部44は、その後端にて、衝撃吸収装
置34の主ハウジングの下側部に配置されている。肩部44は、図3、図5及び
図8に図示するように、フック28の後方に面する掛止面に係合し得るように前
方を向いている。図10には、肩部44から後方に隔てられたフック28が示し
てある。
【0025】 再度、図3乃至図5を参照すると、本発明の装置は、施工ヘッドHの後方にて
車に取り付けられた付設車輪46を更に備えることが好ましい。図示するように
、車輪46は、標識の上に乗り上げるとき、車輪46が上方に動き得るように回
動取り付け部48によりレール4に回動可能に取り付けられている。車輪46は
標識の上方に乗り上げると、以下に説明するように、付設ラムにより標識が沈着
された接着剤Gの沈着物内に標識が車輪の重量により押し込まれる。
【0026】 アンカ機構の詳細は図11及び図12に図示されている。該機構は、機構を明
確にすべく図11及び図12にてその頂部及び側部の一部が省略されたハウジン
グ50内に取り付けられている。アンカパッド16は、アンカム52の一端に取
り付けられている。アーム52は、図11に図示した回動軸56により垂直方向
支持体54の上に回動可能に取り付けられている。軸56は、図12に図示した
接続具58により支持体54に固着されている。接続具58は、支持体54の周
りで軸56が制限された回動動作するのを可能にし、アーム52の横方向への動
きを許容する。特に、図11を参照すると、アンカクチュエータ60、61は、
支持体54に回動可能に接続された第一の端部と、アンカム52に回動可能に接
続された第二の端部とを有している。支持体54に接続されたアクチュエータの
端部は、複動空圧シリンダ60の一端である。ピストンロッド61は、シリンダ
60の自由な外端から伸長し、アーム52に回動可能に接続された外端を有して
いる。ロッド61はアーム52を回動させ、アンカ14をその上昇位置と下降位
置との間にて動かし得るように伸長し且つ引っ込む。
【0027】 車の横方向への動きに起因する損傷からアンカ機構を保護するため、該機構は
、アンカム52がその支持体54に対して横方向に動くのを許容する。上述した
ように、回動軸56を支持体54に回動可能に接続することは、相対的な横方向
への動きを可能にする。この動きへの抵抗力は、ばね64を中心決めすることに
より提供される。パッド16と反対側のアーム52の端部は、横方向に伸長する
ばね取り付け部62に固着されている。コイルばね64は、取り付け部62の横
方向両端の各々に設けられている。ばね64の各々は、取り付け部62に固着さ
れた第一の端部と、ハウジング50の隣接する側壁から横方向内方に突き出す取
り付け突出部により形成された後部ばね取り付け部66に固着された第二の端部
である、他端とを有している。横方向への動きに対するアーム52の抵抗力を調
節し得るように、ばね張力を調節可能にすべく後部取り付け部66にもばね調節
ナット68が設けられている。アンカを損傷から更に保護し且つアンカパッド1
6を道路の輪郭に対して調節することを許容し得るように、パッド16は、自在
継手(図示せず)によりアーム52に回動可能に接続されている。
【0028】 図12には、取り付けレール4’及び該取り付けレールと関係した復帰アクチ
ュエータの改変した形態も図示されている。図12に図示するように、取り付け
レール4’は円筒形である。管状スリーブ70が該レール4’の一部分を取り巻
き且つ該レール4’に沿って長手方向に摺動可能である。接着剤分与装置組立体
6は、分与装置と組立体6のアンカ下部組立体部分とを相互に接続するハウジン
グによりスリーブ70に固着されている。分与装置8に接続されたハウジングの
部分が図12に図示されている。接続ハウジングの前方部分は、アンカ機構の図
示をより明確にすべく省略されている。スリーブ70及び組立体6は、アンカク
チュエータ72、74によりレール4’に沿って前方に移動する。アクチュエー
タは、ピストンロッド74がそこから突き出す単動空圧シリンダ72を備えてい
る。該シリンダ72は、直結的に又は介在する接続部により車Vに固着されてい
る。ピストンロッド74は、スリーブ70及び組立体6をレール4’に沿って前
方に動かし得るようにシリンダ72により引っ込められる。スリーブ70及び組
立体6は、アンカがその下降位置にあるとき、後方に移動自在である。
【0029】 接着剤分与装置8の好適な実施の形態が図13乃至図17に図示されている。
現在使用されている接着剤分与装置は、単一のノズルを備え、横に並んだ2つの
標識を付設するため接着剤を同時に分与するのに十分ではない。これらの接着剤
分与装置は、接着剤を横に並んで配置された2つの位置の何れか一方に分与し得
る設計ともされている。本発明の接着剤分与装置は、横に並んだ2つの標識を同
時に施工すべく2つの接着剤沈着物を同時に分与することもできる。該分与装置
は、特定の状況に必要に従って、横に並んだ位置の何れか一方にて単一の標識を
施工すべく単一の接着剤沈着物を分与することもできる。
【0030】 図13乃至図17を参照すると、分与装置8は、図13乃至図15に図示し且
つ図16及び図17に一部分概略図的に図示したマニホルド90を備えている。
該マニホルド90は、接着剤入口92と、該入口92に連通する3つの接着剤出
口94、96、98とを備えている。接着剤は、接着剤管Dを通じて入口92に
供給される。第一の出口94及び第二の出口96は、図2B及び図2Cに図示し
た配置のように、典型的な2本の線の配置の形態にて道路標識が隔てられる距離
に等しい距離だけ隔てられている。
【0031】 接着剤がマニホルド92を通る動きは、図16及び図17に図示するように、
複数の導管を通じて案内される。第一の導管100は、入口92から第一の出口
94まで下方に伸長する。第二の導管102は、第一の導管100から分岐し且
つL字形の経路に沿って水平方向に伸長し且つ下方の水平導管104まで下方に
伸長する。第四の導管106は、第二の出口96と第三の出口98との間にて垂
直方向に伸長する。第一の弁108及び第二の弁110が、それぞれ第一の出口
94及び第二の出口96の開閉を制御する。第三の導管104により形成された
通路は、これら2つの弁108、110の間を伸長する。
【0032】 これら導管は、3方継手113及び2方継手114により接続された管112
の部分により形成されることが好ましい。管112及び継手113、114は、
色々な材料にて形成することができる。主たる考慮点は、接着剤に必要とされる
高温度に長時間さらされる間、材料がその完全性を維持し得ることである。図1
6及び図17において、管112及び継手113、114は、全体として金属製
であるとして図示されている。しかしながら、プラスチック製構成要素112、
113、114は、装置の重量を最小限にし得るように全体として好ましいこと
が理解される。図16及び図17に図示した管及び継手の好適な構造は、製造及
び保守が比較的容易であり且つ経済的であるという利点がある。
【0033】 図16及び図17を参照すると、弁108、110の各々は、ボール弁要素1
16を備えている。該要素116は、実質的に球状であり且つ貫通して伸長する
L字形の通路118を有している。該要素116は、2位置、3方弁を提供し得
るように3方継手113内に配置される。第一の弁108に対する継手113は
、導管100、導管104、継手から下方に伸長する短い導管を相互に接続し、
第一の出口94を形成する。弁108は、要素116の通路118が導管通路1
04を出口94と連通させ、接着剤を入口92から分与装置内に動かし且つ出口
94から出るように案内する第一の位置を有している。この第一の位置は図16
に図示されている。また、弁108は、図17に図示した第二の位置も有してい
る。この第二の位置にあるとき、弁通路118は導管100を通路104と相互
に接続し、接着剤をリザーバRに再循環して戻るように入口92から第三の出口
98に案内する。
【0034】 第二の弁110は、同様に、図16及び図17にそれぞれ図示した、第一の位
置たる、接着剤分与位置と、第二の位置たる、接着剤再循環位置とを有している
。図16を参照すると、弁通路118は、第二の出口96を通路104と連通さ
せ、接着剤を入口92から出口96を通して出るように案内する。図17を参照
すると、弁通路118は、通路104を導管106と連通させ、接着剤を再循環
するように第三の出口98を通って案内する。
【0035】 弁要素116は、図14及び図15に図示した作動機構によりその2つの位置
の間で動かされる。回動軸120が、要素116からマニホルドハウジングの該
側壁を通り、外端まで伸長している。レバー122が回動軸120の外端に固着
されている。回り止めナット124は、軸120とレバー122との間の相対的
な回転を防止する。空圧シリンダ126は、レバー122を図14及び図15に
図示した第一の位置と第二の位置との間にて回動させ、これにより、要素116
をその第一の位置と第二の位置との間にて回動させる。ピストンロッド128は
、シリンダ126から伸長し且つレバー122に回動可能に取り付けられている
。該ロッド128は、レバー122を回動させ得るように伸長可能で且つ引っ込
み可能である。
【0036】 市販の接着剤リザーバは、接着剤が該リザーバから流れ出るための管圧力を提
供する。このため、入口92を通ってマニホルド90に入る接着剤は多少の圧力
下にある。しかしながら、道路標識を固着するために一般に使用される瀝青接着
剤の粘性な性質のため、リザーバにより提供される接着剤の流動圧力は、接着剤
を開放ポートから噴射するのに十分ではない。接着剤を適正に噴射するための上
昇した圧力を提供し得るように、第三の出口98には、図16及び図17に概略
図的に図示した遮断弁129が設けられている。該遮断弁129は、3方ボール
弁のような色々な公知の型式とすることができる。流れ制御弁108、110が
図16に図示したその第一の位置まで移動する前に、遮断弁129を閉じて、接
着剤が第三の出口98を通ってマニホルド90から出て且つリザーバRに戻る流
れを遮断する。弁129を閉じると、分与装置導管100、102、104、1
06内に管圧力が発生する。弁108、110が開放したとき、この管圧力は接
着剤をポート94、96から押し出す。その結果、接着剤は道路標識を道路に固
着するのに十分な量にて迅速に噴射される。接着剤が一度び噴射されたならば、
遮断弁129を開放し、以下に説明する目的のため、接着剤を再循環させること
が可能であるようにする。
【0037】 分与装置8は、所定の高温度範囲内にて接着剤をマニホルド内にて保持するた
めの手段を備えることが好ましい。この所定の範囲は、使用される接着剤の型式
の特性によって決まる。この範囲は、接着剤がマニホルドから分配され、道路標
識を道路に固着する道路における沈着物を形成するような接着剤の粘度範囲であ
る。
【0038】 図1に図示したような、自動化した道路標識の施工装置における分与装置が作
動するとき、接着剤は、接着剤リザーバRから接着剤管Dを通って下方に分与装
置マニホルドに供給される。市販の接着剤リザーバは、接着剤をその作動範囲内
に保つ加熱機構を備えている。本発明の分与装置と共に使用される現在の好適な
型式のリザーバすなわち「接着剤ポット」は、アリゾナ州、チャンドラーのクラ
フコ・インコーポレーテッド(Crafco, Inc.)が販売するスーパー
ショット60(Super Shot 60)(商標名)又はスーパーショット
250(Super Shot 250)(商標名)である。これら2つの接着
剤ポットは、接着剤を圧力下にて接着剤管内に供給する調節可能な歯車駆動モー
タを有する型式である。供給圧力の程度は、このモータを調節することにより調
節することができる。接着剤ポットは、リザーバ内の接着剤を作動温度に保つ。
しかしながら、本発明の装置の接着剤管D及びマニホルド内の接着剤は、該接着
剤を作動範囲内に保つ追加的な手段が設けられない限り、作動範囲以下に冷却す
る可能性がある。
【0039】 図13乃至図17に図示した好適な実施の形態において、マニホルドハウジン
グは、接着剤がマニホルド90に入ったり、マニホルド90から出たりするとき
に通る導管100、102、104、106を取り巻く内部キャビティ130を
画定する。該マニホルド90は、その双方が内部キャビティ130と連通する高
温流体の入口132と、高温流体の出口136とを備えている。使用時、流体入
口132及び流体出口136は、マニホルド90から遠方の高温流体源に接続さ
れる。好ましくは、流体入口132及び流体出口136は、高温オイルのリザー
バFに接続される。このことは、導管100、102、104、106内の接着
剤を所定の高温度範囲内に保つための加熱源を提供する。
【0040】 図16及び図17から理解し得るように、オイル入口132は、キャビティ1
30の垂直高さの約60%の距離だけキャビティ130内に下方に伸長する入口
管134を介してキャビティ130と連通する。オイル出口136に接続され且
つ該オイル出口136を形成する管は遥かに短い。入口132に対する細長い入
口管134は、キャビティ130内を循環する高温オイルの温度がキャビティ1
30の全ての部分に亙って実質的に一定であることを保証するのに役立つ。オイ
ルは、高温オイルのリザーバFから入口132を通り且つキャビティ130を周
り且つ該キャビティ130を貫通し、出口136から出てリザーバFに戻るよう
に適当なポンプにより循環される。リザーバFには、該リザーバを所望の温度に
保つための従来のヒータ及びサーモスタットが設けられている。好適な実施の形
態において、リザーバFは、例えば、クラフコ・スーパーショット60(商標名
)接着剤ポットの加熱装置のような、接着剤ポットの加熱装置の一部分である。
【0041】 高温のオイルが内部キャビティ130を通って再循環すること、及び分与され
ない接着剤がマニホルド90から再循環されて接着剤リザーバRに戻ることの双
方は、マニホルド内の接着剤の温度をその所定の作動温度範囲内に正確に保つこ
とに寄与する。この作動温度を保つことは、分与ノズルとしての第一の接着剤出
口94及び第二の接着剤出口96の機能が保たれることを確実にするのに役立つ
。所望の温度を保つことは、出口ノズル94、96の詰まりを防止し、ノズル9
4、96が自然清浄化を行うようにする効果がある。
【0042】 図18には、施工ヘッドHの第一実施形態がより詳細に図示されている。ヘッ
ドHは、図1に図示するように、完全に垂直な供給管2、又は上方傾斜部分(図
示せず)を有する改変した供給管と接続して使用することができる。この傾斜部
分は、ヘッドHをトレーラの床から横方向にずらすことを可能にする。供給管の
形態に関係なく、道路標識は、垂直管2を通って垂直な装填チャンバ140内に
下方に供給される。標識は、図2A乃至図2Cに図示する円形の標識T及び四角
形の反射性標識RMのような、色々な型式のものとすることができる。チャンバ
140は、横方向外側(トレーラVに対して)壁142と、横方向内側壁144
と、横方向に伸長する両側壁146とにより画定されている。供給管2の下端を
受け入れ得るように、チャンバ140の頂部に取り付け部が設けられている。図
18に図示した取り付け部148は、円形の標識T用の円筒状の供給管を受け入
れ得るように円形である。また、四角な供給管用の四角形の接続部を設けること
もできる。かかる管は、円形又は四角形の標識の双方を受け入れることができる
【0043】 本発明によれば、施工ヘッドは、1つ以上の付設ステーションを有し、また、
好ましくは、分与装置8の第一の出口94及び第二の出口96と長手方向に整合
させた2つの付設ステーションを有するようにする。図18において、前側側壁
は、側壁146の間に配置された施工ヘッドHの部分を示すために省略してある
。横方向内方の方向は、図18に矢印150で示してある。標識Tは、スライド
152によりヘッドH内にて横方向内方に且つ外方に動かし、最終的に、2つの
付設ステーション154、156の一方に達するようにする。この付設ステーシ
ョンから、標識は、以下に更に説明するように、舗道に付設される。
【0044】 図18を更に参照すると、ヘッドHは、2つの装填ステーションを有している
。第一の装填ステーションは、装填チャンバの壁142、144、146により
画定され且つ装填チャンバ140の底部に配置されている。第二の装填ステーシ
ョン158は、スライド152の垂直開口部により画定されている。スライド1
52は、水平な施工ヘッドの床160上に摺動可能に取り付けられている。この
ように、第二の装填ステーション158の位置は可動である。スライド152は
、ラムによって床160の上面に沿って水平方向に前後に動かすことが好ましい
。図19には、赤の横方向内端と係合し得るように床160の端部方向に配置さ
れたラム162が概略図的に図示されている。装填チャンバの壁142、144
の底部は、標識が床160に沿って、壁142、144の下方にて一度に1つず
つ動いて、装填チャンバ140の底部にて装填ステーションに入ったり、装填ス
テーションから出ることができるように標識の高さを僅かに上廻る距離だけ床1
60の上方に隔てられている。スライド152の高さ(垂直方向厚さ)は、スラ
イド152が壁142、144の下方を摺動するのを許容し得るように、標識の
高さと実質的に等しい。
【0045】 図20及び図21には、床160の構造体の詳細が図示されている。床160
は、交差する長手方向スロット166及びクロススロット168を有する主スロ
ット付き部分164を備えている。スロット166、168は、その交点にてス
ロット付き部分164に穴を提供する。このことは、塵埃が床160の上に蓄積
するのを防止し、これにより、スライド152と床160との間に滑らかな摺動
係合状態を保つのに役立つ。また、床160は、第一の付設ステーション154
を画定する垂直開口部によりスロット付き部分164から分離された四角形部分
170も有している。四角形部分170は、主要部分164と同一のスロット付
きの形態を有することが好ましい。
【0046】 図19に図示した付設ラム172が付設ステーション154、156の各々に
設けられている。図18を参照すると、水平な取り付け壁174は、側壁146
の間で且つ床160の上方にて施工ヘッドHの外端から、装填チャンバ140の
外壁142まで伸長する。開口部176は、付設ステーション154、156の
各々の上方にて取り付け壁174を通って垂直に伸長する。開口部176は、付
設手順中、対応するラム172が壁174を通って下方に且つ上方に動くことを
可能にするような寸法としてある。ラム172の各々は、壁174に固着された
ハウジング(図19に図示せず)を有している。付設ステーション154、15
6の各々には、1対の両側の隔室扉(bomb bay door)178も設
けられている。図18において、省略した前側壁に取り付けられた扉は図示して
いない。扉178が機能する方法は、以下に更に詳細に説明する。付設ステーシ
ョン156に入る標識の横方向への動きを制限し且つ標識をラム172と整合状
態に保つため、端部壁のようなストッパが設けられることが好ましい。
【0047】 供給管2を通って下方に装填チャンバ140の底部に供給された道路標識は、
スライド152によりヘッドH内にて横方向に動かされる。上述したように、標
識は、付設ステーション154、156まで横方向に動かされ、この付設ステー
ションから、標識は、付設ラム172により舗道上に施工される。標識が付設ス
テーション154、156の1つに供給されると、該標識は、隔室扉178によ
り床160の頂部と面一の垂直位置に保たれる。隔室扉178は、付設ラム17
2が作動されて、標識を、隔室扉178を通じて下方に、舗道上に付勢させる迄
、標識を支持している。
【0048】 図22乃至図26には、隔室扉178の好適な実施の形態が図示され、また、
扉178の機能が示してある。付設ステーション154、156の各々には、ヘ
ッドHの両側壁146上に取り付けた1対の隔室扉178が設けられている。扉
178の各々は、略垂直脚部180と、略水平脚部182と、該水平脚部182
の自由端における円筒形の端部分184とを有するL字形の形態をしている。垂
直脚部180の自由上端は、ヒンジ板188により、それぞれの側壁146の外
面に取り付けたヒンジ186に接続されている。偏倚ばね190は、側壁146
に固着された内端を有するポスト部分192に取り付けられ、垂直脚部180の
穴を貫通して外方に伸長し、端部キャップにより形成された支持部194にて終
わっている。ばね190の両端は、外側支持部194及び垂直脚部180に対し
それぞれ当接する。水平脚部182は、側壁146の開口部196を貫通して垂
直脚部180の底端縁から伸長している。ばね190は、扉178を図22及び
図24に図示した位置に偏倚させる。
【0049】 ステーション154、156における双方の扉178が図22及び図24に示
した位置にあるとき、円筒形の端部分184の上面は、床160の頂部と面一と
なり、図22に図示するように、標識Tをステーション154、156内に支持
する。扉部分184の頂部及び床160は面一であるため、標識Tは、スライド
152により第一のステーション154から床160の四角形部分170まで動
くか、又は付設ラム172によりステーション154にて舗道に付設することが
できる。第二のステーション156における標識は、その走行限界点に達し、舗
道上に施工される。ステーション154、156の各々にて、付設ラム172が
作動されると、該付設ラムは、標識Tに下方への力を付与し、この力は、図23
及び図25に図示するように、標識Tを下方に押し且つ隔室扉178の水平脚部
182を外方に付勢する。標識Tが一度び隔室扉178から分離したならば、ば
ね190は、扉178を図22及び図24に示したその休止位置に戻す。これに
より、扉178は、スライド152によりステーション154、156内に動か
された次の標識を支持する用意ができる。
【0050】 図27には、従来の円形の標識Tが施工されるとき、施工ヘッドHの詰まりを
防止するのに役立つ好適な特徴が図示されている。図27を参照すると、装填チ
ャンバ壁142の底部分には、両側の遮断部材198を設けることができる。遮
断部材198の各々は、壁142に固着された垂直面を有している。部材198
の底部は、壁142の底部から上方に、僅かな程度だけ隔てられている。部材1
98のクロス部分は、対角状の垂直面200を形成し得るようにその1つの隅部
を切欠いた四角形の形状をしている。2つの部材198の対角面200は、互い
に対して90°、及び壁142に対して45°にて方向決めされている。図27
に図示するように、面200の高さ及び方向は、次のようにされている、すなわ
ち、第一標識T下側の別の標識Tがスライド152により壁142の下側にて装
填チャンバ140から押し出されるとき、面200が標識Tに係合して、その動
きを阻止し得るようにする。部材198は、上側標識Tが下側標識Tと共に移動
するのを防止し、また、壁142の下方の空間を詰まらせるのを防止する。また
、反対側の装填チャンバの壁144には、1対の遮断部材198を設けることも
できる。
【0051】 図28及び図29には、円形の標識Tと共に使用されるスライド152’及び
ラムヘッド202の改変した形態が図示されている。スライド152’は、スト
ッパ部材204と協働して、標識Tを付設ステーション154、156にてラム
172と整合する位置に保持する。標識Tが係合することは、標識Tが不安定に
なるのを防止する。図28を参照すると、スライド152’は、垂直の円弧状の
端面208にて終わる伸長部206を有している。ストッパ部材204は、部材
204を貫通し且つ該部材204に沿って、入口側の円弧状端部から開放した外
端210まで垂直方向に伸長する開口部を有する、水平方向に方向決めしたU字
形部材である。開口部は、垂直側壁を有する下側部分212と、半径方向内方に
傾斜する側壁を有する斜角部分214と、垂直側壁を有する上側部分216とを
備えている。開口部は、スライド152’の伸長部を受け入れ得るような寸法と
されている。
【0052】 スライド152’が部材204に向けて動かされると、標識Tには、円弧状の
面208が係合し、該標識は、スライド152’により部材204の開口部内に
押し込まれる。スライド152’の伸長部206は、標識Tと共に開口部内に且
つ図28に図示した位置まで移動する。この位置において、円弧状面208は標
識Tに付勢され、その下方縁部が開口部の下側部分212内にある状態に標識T
を確実に位置決めする。斜角面214は、標識Tの円形の傾斜上面に係合する。
標識Tが円弧状面208及び開口部の側壁212、214に係合することにより
、標識Tは付設ラム172と整合した水平位置に保持され、標識Tの不安定化又
は傾動を防止する。円弧状面208の曲率半径は、面208の2つの両端にて確
実に接触し得るように、標識Tの曲率半径よりも僅かに小さく(約6.35mm
(約1/4インチ)とすることができる。標識Tが係合したとき、ラム172を
作動させ、標識Tを舗道上に付設する。
【0053】 図示するように、スライド152’は、単一の付設ステーションを有する施工
ヘッド内で使用する形態とされている。該スライド152’は、図18に図示し
た第二のステーション158のような第二の装填ステーションを含むように改変
してもよい。この改変が為されたならば、スライド152’の寸法及び施工ヘッ
ドの床寸法を適当に調節することが必要となる。
【0054】 図28及び図29には、円形の亀形の標識Tと共に使用する設計とされたラム
ヘッド202が図示されている。図28に図示するように、ラム172は、ナッ
ト220により取り付け壁174に固着されたシリンダハウジング218を有し
ている。ピストンロッド222が取り付け壁174の対応する開口部176を通
ってシリンダハウジング218の下端を出て摺動可能に伸長する。ラムヘッド2
02は、ナット224によりピストンロッド222の外端に取り付けられている
。ヘッド202は、下方を向いた凹所226、228を有する、全体として円筒
形又はディスク状の形態をしている。凹所の内側部分226は、円筒形の側壁を
有している。凹所の外側部分228は、内側部分の側壁の底端縁から半径方向外
方に且つ下方にテーパーが付けられた斜角の側壁を有している。外側凹所部分2
28の斜角部分は、亀形の標識Tの丸味を付けた上面に係合する形態とされてい
る。ラム172が作動されると、ピストンロッド222は、下方に動いて、スラ
イド152’によりストッパ部材204に係合した亀形の標識Tに対してヘッド
202を下方に動かす。亀形の標識Tに対するヘッド202の力は、亀形の標識
Tを下方に付勢し且つ隔室扉178を外方に付勢して、亀形の標識Tが下方に通
るのを許容する。ラム172は、亀形の標識Tを接着剤内に付設するのに十分な
力にて、亀形の標識Tを接着剤分与装置8から分与された接着剤のプール部分の
上まで下方に付勢する。ヘッド202の直径は、扉178が図22及び図24に
図示したその閉じた位置にあるときでさえ、ヘッド202が隔室扉178の間で
動くのを許容するように選択される。
【0055】 図28及び図29に図示したラムヘッド202は、亀形の標識Tとして公知の
円形ドーム状型式の標識と共に使用するのに適している。その他の型式の道路標
識について、その他のラムヘッドの形態を使用することができる。四角形の反射
性標識RMと共に使用するのに適したラムヘッド230が図30及び図31に図
示されている。このラムヘッド230は、貫通して横方向に伸長する下方に開口
したスロット232、234を有する矩形の形態をしている。スロットの内側部
分232は、垂直の側壁を有し、外側部分234は、内側部分232の底部から
下方に且つ外方に傾斜する斜角の側壁を有している。ラムヘッド230をピスト
ンロッドの上に取り付けるナットを受け入れるべく、スロット232、234の
下方を向いた壁には、円筒形の凹所236が設けられている。スロットの斜角部
分234は、図31に図示するように、反射性標識RMの傾斜する主要側面に係
合し得る形態とされている。
【0056】 図32乃至図35には、図18及び図19に図示したスライド152と共に使
用するのに現在の好適な、全体として図19に図示した、スライドラム162の
1つの形態が図示されている。ラム162は、そこから突き出すピストンロッド
240を有する大形のシリンダ238を備えている。ロッド240の外端は、施
工ヘッドHの端部壁242に固着されている。この固着によりロッド240はヘ
ッドHに対して固定される。接続壁244の上面はシリンダ238の下側部に固
着されている。より小さいシリンダ246は、壁244の下面に付着されている
。ピストンロッド248は、このより小さいシリンダ246から伸長している。
ロッド248の外端はスライド152の横方向内端に固着されている。シリンダ
238、246の各々は、そのピストンロッド240、248をそれぞれそれ自
体に対して伸長させ且つ引っ込めるように作用し、これにより、スライド152
を横方向外方に且つ内方に動かすことができる。
【0057】 亀形の標識Tのような典型的な標識は、直径約101.6mm(約4インチ)
である。スライド152により画定された第二の装填ステーション158は、装
填ステーション158両側部のスライド152の2つの中実な部分と同様に、対
応する101.6mm(4インチ)の直径を有している。大形のシリンダ238
は、最大伸長距離203.2mm(8インチ)であり、小形のシリンダ246は
、最大伸長距離101.6mm(4インチ)である。このことは、スライド15
2を必要に応じて、図32に図示したその横方向内方位置から101.6mm(
4インチ)、203.2mm(8インチ)又は304.8mm(12インチ)だ
け横方向外方に動かすことを可能にする。これらの移動距離は、それぞれ、小さ
いシリンダ246のみ、大形のシリンダ238のみ及びシリンダ238、246
の双方を作動させることにより達成される。このことは、スライド152の過剰
な移動を何ら懸念することなく、標識Tを2つの付設ステーション154、15
6の何れかの一方に正確に位置決めすることを可能にする。
【0058】 図32乃至図34には、スライド152の更なる好適な特徴も図示されている
。スライド152の横方向外端は、そこから横方向外方に突き出す2つの隔たっ
た側部アーム249を有している。これらの側部アーム249及びスライド15
2の隣接する中実な部分は、共に、横方向に開口した外端を有する開放シュー部
を画定し、このシュー部は、スライド152を外側付設ステーション156内に
標識を共に運ぶことなく、横方向内方に引っ込めることを可能にする。側部アー
ム249は、施工ヘッドHの両側壁146のスロットに沿って摺動する。アーム
249は、シュー部に受け入れられた標識を緊密に取り巻き且つ標識を付設ステ
ーション154、156の各々に正確に中心決めした位置に保ち得るように10
1.6mm(4インチ)の距離だけ隔てられている。このことは、付設ラム17
2により正確に施工し得るように標識を中心決めした位置に保つことになる。ア
ーム249は、その適正な機能を確保すべく101.6mm(4インチ)よりも
0僅かに長いことが好ましい。
【0059】 図36乃至図39には、付設ラムにより舗道上に付設すべき位置まで道路標識
を動かす施工ヘッドスライド152の第一の実施の形態の作用が図示されている
。図36乃至図39に図示するように、四角形の道路標識RMは、装填チャンバ
140を通じて施工ヘッド内に下方に供給される。図示する目的のため、施工ヘ
ッドHの側壁は省略されており、装填チャンバ140の壁142、144は、垂
直方向高さを低くした状態で示してある。標識RMの積重ね体は装填チャンバ1
40内に示してある。実際の作業時、装填チャンバ140は道路標識の積重ね体
にて満杯の状態に保つことが好ましい。道路標識の重量は、標識を適正に方向決
めされた積重ね体の底部に保ち且つ標識の傾動を防止するのに役立つ。
【0060】 図36には、装填チャンバ140内の道路標識RMが舗道上に施工する位置に
動かされる作業の開始時点が示してある。図36において、スライド152は、
その完全に引っ込んだ横方向内方位置、すなわち、その右側限界(図示)位置に
ある。スライド152は、施工ヘッドの床に沿って増分距離にて前後に動かされ
、その増分の各々は、2つの装填チャンバ壁142、144の間の距離に実質的
に等しい。この距離は、装填ステーション158、装填ステーション158の一
側部における中実なスライド部分、床部分170及び付設ステーション154、
156の幅でもある。図32乃至図35に関して上述したように、増分量の各々
は典型的に101.6mm(4インチ)である。
【0061】 図37には、左方向に1つの増分量だけ移動した後のスライド152が示して
ある。このスライド152の動作によって、スライド152の左端部は装填チャ
ンバ140内の最下方の標識RM装填チャンバ140及び第一の装填ステーショ
ンから付設ステーション154内に押し出す。付設ステーション154にて、標
識RMは、隔室扉(図36乃至図39に図示せず)により支持されている。第二
の装填ステーション158は、装填チャンバ140に隣接する位置まで移動して
いるが、まだ、その内部に標識が配置されていない。
【0062】 図38において、スライド152は、図37に図示した位置から更なる増分量
だけ移動している。この移動により、付設ステーション154の標識RMはスラ
イド152の端部により付設ステーション154から床の四角形部分170の上
まで移動する。第二の装填ステーション158は、装填チャンバ140内に移動
している。この位置において、施工ヘッドの2つの装填ステーションは一致する
。スライド152の第二増分量の移動により装填チャンバ140外に出る更なる
標識RMは存在せず、それは、かかる移動は、チャンバ壁142により妨害され
るからである。装填ステーション158が移動して装填チャンバと整列したとき
、第二の標識RMは、装填ステーション158内に落下する。このことは、スラ
イド152が左側に更なる増分量だけ移動し、図39に図示した位置に達すると
き、第二の標識RMが装填チャンバ140から外に出ることを可能にする。図3
9に図示するように、第二の標識RMは、スライド152により装填チャンバ1
40から付設ステーション154内に運ばれる。スライド152のこの作業時点
において、第二の装填ステーション158は付設ステーション154と一致する
。また、スライド152の移動は、第一の標識RMを床部分170から第二の付
設ステーション156内に移動させている。
【0063】 図39に図示した作業段階にて、標識RMは、付設ステーション154、15
6の一方又は双方から舗道上に施工すべき位置に位置決めされる。所望の1つ又
は複数の標識RMが付設された後、スライド152を図36に図示した位置に引
っ込めて戻す。この場合、装置は、第二の装填ステーション158内に新たな標
識RMが存在する点を除いて、図36に図示した形態となる。図39の付設ステ
ーション154内に示した標識RMが舗道上に付設されると、スライド152が
図38に示した位置に戻り、次に、スライド152により装填チャンバ140外
に移動されたとき、新たな標識RMは第二の装填ステーション158内に落下す
る。ステーション154における標識RMが付設されないならば、該標識は、装
填チャンバ140を通じてスライド152により後方に運ばれ、その後、装填チ
ャンバ140の右側に戻されるだけである。
【0064】 再度、標識を付設ステーション154、156内に動かすサイクルが開始され
ると、このサイクルの開始時に標識RMが装填ステーション158内に存在する
ことは、スライド152が図37に図示した位置から図39に図示した位置まで
移動するとき、更なる標識RMが装填ステーション158内に入り且つ装填チャ
ンバ140から出る動きを防止する以外、作業にとって何ら影響しない。装填チ
ャンバ壁142、144の底部と床との間の空間はスライド152及び標識RM
の垂直方向厚さと実質的に等しいから、標識RMが装填チャンバ140を通って
左方向又は右方向の何れか一方に動くことが許容される。標識RMが装填チャン
バ140を通って摺動すると、スライド152の中実な部分が支持体として機能
するのと同一の方法にて、該標識は、装填チャンバ140内に既に配置された標
識RMに対する単に支持体として機能する。
【0065】 図36乃至図39を更に参照すると、該図面に図示した作業サイクルは、各サ
イクルの終了時、付設ステーション154、156内双方の標識又は第二付設ス
テーション156内の1つの標識のみが付設ラムにより舗道上に付設される限り
、繰り返して行うことができる。付設ステーション154内の標識が付設されな
いならば、その標識は装填ステーション158内に留まり、スライド152が引
っ込むとき、スライド152により後方に運ばれる。しかしながら、第二付設ス
テーション156内の標識が付設されないならば、その標識は、スライド152
により後方に運ばれず、付設ステーション156内に留まる。図36乃至図39
に図示したサイクルが繰り返されるならば、第二の標識は、既に存在する付設ス
テーション156に向けて且つ該ステーション内に移動することになる。この第
二標識の動きは、ステーション156内の第一標識を隔室扉178に対して押し
付け、ドア178を開け且つこのため、第一の標識を廃棄することになるが、こ
の現象にのみ依存しないことが好ましい。装置の確実性を最大にし且つ装置の詰
まる可能性を最小にするため、第二の標識が付設ステーション156内に動くの
を防止することが望ましい。図32乃至図35に図示した好適なスライドラムの
配置及びその選択可能な作動は、スライド152のその後のより制限された伸長
を容易にすることによりこの目的を実現する。
【0066】 図40及び図41には、付設車輪46がより詳細に図示されている。車輪は、
その各々が車軸254に回転可能に取り付けられた2つの別個のタイヤ250、
252を備えている。タイヤ250、252は、横方向に隔てられ且つ施工ヘッ
ドHの付設ステーション154、156と長手方向に整合されている。車軸25
4は、ハウジング256に固着されている。回動軸258が、その間を横方向に
伸長し且つその両端がハウジング256の両側壁に固着されている。回動取り付
け部48の下端は、軸258に回動可能に係合する。回動取り付け部48の上端
は、取り付けレール4の後端部分に固着されている。この配置により、付設車輪
46の2つのタイヤ250、252、その車軸254及びハウジング256は、
回動取り付け部48及びレール4に対してユニット体として回動することが可能
となる。
【0067】 好ましくは、車軸254には、駆動チェーン(図示せず)が係合して、タイヤ
250、252を車Vと同一の速度にて駆動するようにする。このことは、標識
をその接着剤の沈着物から脱するようにするであろう前方への力をタイヤ250
、252が標識に作用させるのを防止するのに役立つ。好適な実施の形態におい
て、タイヤは、タイヤ250、252がその最下方位置に回転したとき、施工さ
れる標識の高さの約3/4だけ道路面よりも上方になるように付設される。標識
が施工ヘッドHの付設ラム172により道路上に付設された後、対応する付設タ
イヤ250、252は、標識の上方に且つ外側に乗り上げて、標識に対し下方に
押し付けられて、図40に図示するように、標識を接着剤の沈着物内に付設する
。付設車輪ハウジング256を回動可能に取り付けることは、組立体250、2
52、254、256の重量が標識に対して下向きの力を加える間に、タイヤ2
50、252が標識を前方に押すことなく、標識の上方に且つ外側に乗り上げる
ことを可能にする。このことは、接着剤が硬化するとき、標識が接着剤によりし
っかりと固着されることを確実にするのに役立つ。
【0068】 図42には、標識を施工ヘッドの装填チャンバ140内に供給する装置が図示
されている。この装置において、一列の無底の矩形容器260が供給通路又は案
内経路262に沿って垂直開口部を有する隅部の供給ステーションに供給される
。標識は、この垂直開口部を通じて施工ヘッド内に下方に供給される。容器26
0は、該容器260を供給ステーションに向けて付勢する搬送機構又はばね機構
により案内経路262に沿って動かすことができる。何れの場合でも、容器26
0が供給ステーションを越えて動くのを防止するためストッパ(図示せず)が設
けられることが好ましい。容器260は、円形又は四角形の標識を受け入れるこ
とができる。後者の場合、標識を予め成形した積重ね体として矩形の容器内に充
填することは、反射面を適正な方向に自動的に方向決めする働きをする。容器か
ら標識260が排出された後、側部開口部又は容器260の底部の検知孔を通じ
て検知し得るように、光センサ264が供給ステーションに隣接して設けられて
いる。この状態が検知されると、ラム266を作動させて空の容器260を供給
ステーションから案内経路262に対して垂直の方向に動かす。ラム266は、
容器260の突起(図示せず)に係合する係合板268を有している。容器26
0の各々の反対側部には、隣接する容器260の突起を受け入れる凹所が形成さ
れることが好ましい。
【0069】 現在の好適な供給装置は、図42に図示した装置と実質的に同一である。1つ
の相違点は、案内経路を越える垂直な経路が解消され、空の容器は、次の容器2
60が供給ステーション内に動くことにより供給ステーションから簡単に押出さ
れることである。空の容器260は、処分棚内に下方に廃棄される。容器が空に
なる前に、容器260が供給ステーション外に動くのを防止する引込み可能なゲ
ートを設けることができる。この配置は、図42に図示した装置内の容器260
を除去するラム266を解消することを可能にする。好適な実施の形態の別の変
更点は、側部開口部又は容器260の底部における検知孔を解消することである
。それに代えて、光センサ264が容器260の底部の真下に単に配置され且つ
容器260から出て供給管2内に入る標識が存在しないことにより容器260が
空の状態であることを検知する。
【0070】 上述したように、現在、本発明施工装置の作動速度の主たる制約は、現在の接
着剤及び接着剤の付与技術である。図3乃至図5に図示した装置は、車の速度が
4.828乃至6.437km/時(3乃至4マイル/時)にて道路標識を付与
し得ると現在、推定されている。図3乃至図5に図示した装置は、二重ノズル付
きの単一の分与装置マニホルド90を有している。作業速度は、長手方向に隔て
られた2つの分与装置マニホルド90を有する接着剤分与装置を使用することに
より2倍にすることができる。
【0071】 二重マニホルドの構成は、図43に部分的に概略図で図示されている。図13
乃至図17に図示した型式のマニホルド90は、4つの接続管278、280、
282、284により共に接続されている。第一の管278は、2つのマニホル
ドの接着剤入口92を相互に接続する。第二の管280は、第三の接着剤出口9
8を相互に接続する。第三の管282及び第四の管284は、高温オイルの入口
及び高温オイルの出口をそれぞれ相互に接続する。管278、280、282、
284の各々は、その中間部分に、管を接続し、これにより、それぞれのマニホ
ルド入口又は出口を適当なリザーバR、Fに接続する接続具286を有している
。好ましくは、管278、280、282、284は、第一の接着剤出口94及
び第二の接着剤出口96の中心点がそれぞれ、91.44cm(3フィート)の
距離だけ隔てられているような寸法とする。この距離は、図2A乃至図2Cに図
示したようなパターンにて道路上のレーンを標識するために使用される長手方向
に隣接する標識の中心点間の典型的な距離である。
【0072】 二重マニホルドは、図3乃至図5に図示した型式の配置にて取り付けられるこ
とが好ましい。1つのマニホルドは、図3乃至図5に参照番号8で示した位置に
ある。接続管278、280、282、284は、91.44cm(3フィート
)の距離、このマニホルド90から前方に伸長している。これにより、第二のマ
ニホルドは、アンカ下部組立体10の前方に配置される。下部組立体10が二重
マニホルドと共に、前方に、図3乃至図5に図示した割り出し位置まで動いたと
き、前方マニホルドは、衝撃吸収装置34の下側を摺動し、衝撃吸収装置34の
前方の位置である、割り出し位置にて終わる。このように、第二の前方マニホル
ドが存在することは、アンカ/分与装置組立体の割り出しの作用に影響を与えな
い。二重マニホルドの作動時、4つの分与弁108、118の全てを同時に作動
させ、又は1つ以上の弁を必要に応じて選択的に作動させることができる。連続
的な接着剤Gの沈着分を同時に分与することは、施工ヘッドHにより標識が施工
させる前に、接着剤の付設に関する問題点を招来することはない。二重マニホル
ドを使用することは、接着剤が依然として、適当な粘性状態にある間に、標識を
施工するのに十分なより高速度にて車を動かすことを可能にする。
【0073】 図44には、1つのレーンを横断するように伸長する交通標識を形成すべく道
路標識を付設する装置が図示されている。図44に図示するように、付設される
標識Mは、例えば、10.16cm(4インチ)の側部を有する薄い平坦な四角
体である。この型式の標識は、「左側のみ」のような表示を形成し、また、色々
な記号標識を形成するのに適している。図44を参照すると、装置は、施工ヘッ
ドH’と、接着剤分与装置8’とを有している。これらの要素H’、8’は、異
なる取り付け機構を受け入れ得るように、外部ハウジングが改変してあるが、上
述した施工ヘッドH及び分与装置8、及び図47及び図48に関して以下に説明
する施工ヘッドと実質的に同一の構造であることが好ましい。
【0074】 要素H’、8’は、上側支持管288及び下側支持管290により車の前面側
に取り付けられることが好ましい。これらの2つの管288、290は、互いに
対し平行であり且つ車の前側部を横断するように伸長している。管288、29
0の各々は、内側スリーブ292及び外側スリーブ294を有する伸縮式のスリ
ーブ機構を有している。これらのスリーブ292、294は、互いに対し且つ対
応する支持管288、290に対して摺動可能である。これらのスリーブは、施
工ヘッドH’及び分与装置8’が車の前側部及び互いに対して横方向に移動する
ことを可能にする。2つの平行な支持管を使用することは、施工要素H’、8’
を道路面に対して平行に保つ安定的な支持構造体を提供することになる。
【0075】 作業時、車がある位置にて停止され、要素H’、8’が車の第一の側部にある
状態で付設作業が開始する。分与装置8’から接着剤を分与し、標識を施工ヘッ
ドH’から接着剤の沈着物の上に噴射し、必要に応じて要素を車の前側部を横断
するように動かすことにより標識の付設が行われる。要素H’、8’が車の反対
側部に達すると、車は、前方に向けて次の位置まで移動させ、この位置にて、標
識がレーンを横断するようにして付設される。車が前方に動くと、分与装置8’
及びヘッドH’が車の第一の側部に戻る。好ましくは、車の動きは、車の前側タ
イヤに対して動く駆動輪により制御され、ステップモータにより駆動されて車が
横列の標識の間で所定の正確な距離だけ前方に動くようにする。ステップモータ
及び駆動輪の作用は、施工装置のコンピュータ制御装置により制御される。図4
4に図示した装置及び本明細書に記載した方法を使用することにより、交通標識
を、レーンを横断するように迅速に且つ容易に施工し、これにより、施工コスト
を著しく軽減し且つ作業員の安全性を向上させることが可能となる。
【0076】 図45及び図46には、本発明の摺動可能に取り付けた接着剤分与装置組立体
と共に使用されるホースガイドが図示されている。図45及び図46に図示した
ホースガイド296は、レール4の長手方向中間部分にて図3乃至図5に図示し
た取り付けレール4の上側部分の上に取り付けることができる。図45を参照す
ると、ガイド296は、その上にホース支持体298、300が取り付けられる
基部297を備えている。ホース支持体298、300は、垂直脚部298と、
該垂直脚部298の上端に回動可能に取り付けられた水平脚部300とを有して
いる。案内リング302が水平脚部300の自由な外端から下方に垂下している
。垂直脚部298の下端は、該下端から垂直に伸長する1対の両側の回動アーム
304を有している。これらのアーム304は、垂直脚部298を基部297に
回動可能に取り付け得るように回動軸306に回動可能に接続されている。また
、回動アーム304の横方向外方に取り付けられた2つの反対側の案内輪308
も回動軸306に取り付けられる。
【0077】 ホース支持体298、300の回動動作は、ケーブル309により制御される
。ケーブル309は、垂直脚部298の上方部分により支持されたピン310に
接続した第一の端部を有している。ケーブル309の他端部分は、垂直脚部29
8に回動可能に取り付けられた水平脚部300の端部に取り付けられた半円形の
ガイド311の周りを伸長している。ケーブルの端部分は、垂直脚部298より
もリング302により近接して、水平脚部300上面の固定接続部312まで伸
長している。2つの接続点310、312の間にて、ケーブル309は、案内輪
308の1つの周りで且つ案内ポスト313の後方まで、ピン310から下方に
伸長している。ケーブル309は、ポスト313の周りを伸長し、次に、前方に
他方の案内輪308に戻り且つ上側ガイド311及び接続点312に達している
。ポスト313は、ケーブル309の動きを許容し、これにより、ホース支持体
298、300の回動動作を許容し得るように基部297に摺動可能に取り付け
られている。コイルばね314がポスト313を図45に図示した後側位置まで
偏倚させ、支持体298、300を図45に示し且つ図46の実線で示した位置
に偏倚させる。ばね314の両端は後側支持部316及びポスト313に固着さ
れている。
【0078】 使用時、接着剤分与装置組立体6に接続する空圧ホース及びその他の供給・戻
しホースがリング302を通って伸長している。組立体6が、その割り出し位置
から後方に動くと、ホースはリング302に下向きで且つ後方への引っ張り力を
加える。これにより、支持脚部298、300は、図46に破線で示した伸長位
置まで動く。脚部298、300がその伸長位置に引き込まれると、ケーブル3
09は、ポスト313を案内通路318に沿って前方に引っ張り、これにより、
ばね314を膨張させる。ばね314は、組立体6が再度、その割り出し位置に
戻るとき、弾性的に伸びに抵抗し且つ支持体298、300を図45に図示した
直立位置に戻す。組立体6がレース4に沿って後方に且つ前方に動く間、ホース
ガイド296を使用することで、供給・戻しホースが支持され且つ案内され、ま
た、ホースが施工装置の適正な作動を混乱させたり、妨害するのを防止する。
【0079】 図47及び図48には、施工ヘッドの第二実施形態が図示されている。図18
におけるように、図示が容易であるように、前側部分は省略されている。更に、
装填チャンバ140の横方向外壁142及び横方向内壁144、施工ヘッドの側
壁146’は、理解を容易にする目的のため、垂直方向高さを短くして示してあ
る。図47及び図48に図示した施工ヘッドと図18に図示した施工ヘッドHと
の間の主要な相違点は、スライド及び床の構造であり、また、図47及び図48
に図示したヘッド内に天井部材380を追加する点である。図18のヘッドHと
同様に、図47及び図48に図示したヘッドは、2つの付設ステーション154
’、156’と、付設ラム172と、付設ステーション154’、156’にお
ける1対の隔室扉178とを有している。
【0080】 図47及び図48を参照すると、図示したスライド352は、図18及び図1
9に図示したスライド152よりもその横方向伸長距離が遥かに短い。図47及
び図48において、ヘッドが四角形の反射性標識RMを施工するために使用され
るヘッドが図示されている。かかる標識RMと共に使用するため、スライド35
2は、標識RMと同様であるが、標識RMよりも多少大きい形態をしている。更
に、摺動ラム362に隣接するスライド352の面は、ラム362によるスライ
ド352の係合を容易にし得るように垂直であることが好ましい。図18及び図
19に図示し且つ上述したスライド152と相違し、スライド352には、貫通
して伸長する開口部及びスライド152の四角形部分170に対応する追加的な
部分が全く存在しない。スライド352は標識RMを一方向すなわち横方向外方
に向けてのみ動かす。スライド352を横方向内方に且つ外方に動かすラム36
2は、最大の移動距離が約11.43cm(約4・1/2インチ)である。ラム
362は、シリンダから外方に伸長し且つその外端がスライド352に固着され
たピストンロッド363を備える単一のシリンダから成っている。シリンダの他
端である、横方向外端は施工ヘッドの端部壁に固着されている。
【0081】 図47乃至図50に図示したヘッド装置内の床360、361は、図18乃至
図21に図示し且つ上述した床よりもより開放した構造体を有している。図47
乃至図49を参照すると、該床は、横方向に隔てた2つの部分360、361を
備えている。第一の横方向内側部分360は、施工ヘッドの両側壁146’に沿
って横方向に伸長する平行で且つ隔たった2つの支持部材を備えている。部材3
60の各々は、四角形の断面を有している。部材360は、スライド352の両
端縁部及び装填チャンバ140内に配置された標識RMを支持し得るように配置
されている。床の横方向中断部分が装填チャンバ140の横方向外端にて開始し
且つ第一の付設ステーション154’の横方向外端まで伸長している。付設ステ
ーション154’において、標識RMの両端縁部分がそれぞれの隔室扉178の
円筒形端部分184により支持されている。前側部の隔室扉178は、図47及
び図48にて省略されている。
【0082】 床の第二の部分361は、2つの付設ステーション154’、156’の間を
伸長する。該部分361は、両側の施工ヘッドの側壁146’に沿って第一の部
分360の部材に対して共線形の関係にて横方向に伸長する、平行で且つ隔てら
れた2つの支持部材361を備えている。第二の部分361の部材は、装填チャ
ンバ140から施工ヘッドに沿って標識RMが、また、付設ステーション154
’が床に沿って第二の付設ステーション156’に滑らかに摺動し易いようにす
べく円形の断面を有している。第二床部分361の部材の円形形態は、付設ステ
ーション154’、156’の間にて標識RMの端縁部分に対して滑らかな支持
経路を提供し得るように隔室扉178の円筒形の端部分184の丸味を付けた形
態に適合するように選択される。図47乃至図50に図示したより開放した床構
造体は、施工ヘッド内に塵埃が蓄積するのを最大限に防止して、ヘッドの滑らか
な作動及びヘッド内にて標識RMが横方向外方に摺動する動作を確実にするとい
う有利な点を有している。
【0083】 図47乃至図51を参照すると、施工ヘッドの第二実施形態は、標識RMの傾
斜側面に係合して施工ヘッド内にて標識RMが垂直方向に動くのを制限するよう
に配置された天井部材380を備えるという更なる利点を有している。これらの
2つの天井部材380は、互いに対して平行であり且つ隔てられており、付設ス
テーション154’の横方向内端からヘッドの横方向外側部分までヘッドの両側
壁146’に沿って横方向外方に伸長している。各天井部材380の構造体の詳
細は、図49乃至図51から最も良く理解することができる。該天井部材380
は、標識RMの傾斜側面に係合するように位置決めされた斜面382を有してい
る。その横方向内端にて、部材380は、その斜面382及びその水平方向下面
385に隣接するその端部に形成された2つの斜角部分384を有している。こ
れらの斜角部分384は、標識RMが装填ステーション140から天井部材38
0の下方の位置まで摺動する動作を容易にする。部材380の他端である、横方
向外端は、斜角部分を必要とせず、以下に更に詳細に説明するように、ストッパ
404に隣接して配置されている。部材380の外端は、多少の垂直方向隙間を
伴ってストッパ404上を伸長することができる。これと代替的に、部材380
は、ストッパ404の手前で終わり、部材380とストッパ404との間に僅か
な横方向空隙が残るようにしてもよい。
【0084】 天井部材380の各々は、図47乃至図50に図示した、L字形の取り付けブ
ラケット386により支持されている。該ブラケット386は、横方向に隔てた
2つのスロット388によりそれぞれの施工ヘッドの側壁146’に取り付けら
れている。該スロット388の各々を貫通して案内ボルト390が伸長している
。スロット388の各々は、ボルト390がスロット388内にて垂直に摺動す
るのを可能にする一方、天井部材380の多少の垂直方向への動きを可能にし得
るように垂直方向に細長にされている。この垂直方向への動作は、取り付けブラ
ケット386の水平脚部の横方向両端部分上に配置された1対のばねロッド39
2により拘束される。該ロッド392は、ブラケット386からその上端に配置
されたばね394まで上方に伸長している。
【0085】 横方向に伸長するL字形の支持ブラケット396は、付設ラム172に対して
取り付け壁174(図47乃至図49に図示せず)の上方にてヘッドの側壁14
6’の各々に沿って伸長している。支持ブラケット396は、天井部材380及
びその取り付けブラケット386に対して垂直方向に整合されている。支持ブラ
ケット396の各々は、ブラケット396の垂直脚部に形成された対応するスロ
ット398を貫通して伸長する横方向に隔てた2つの調節ボルト400によって
そのそれぞれの側壁146’に固着されている。使用時、ボルト400を締め付
けて支持ブラケット396が側壁146’に対して動くのを防止する。しかしな
がら、スロット398が垂直方向に細長であることは、ブラケット396の垂直
位置を調節し、これにより、施工ヘッド内にて標識RMに作用するばね圧力を調
節することを可能にし得るようにボルト400を緩めることを可能にする。ロッ
ド392は、取り付け壁174及び支持ブラケット396の水平脚部を通って上
方に且つ摺動可能に伸長する。ヘッド393は、各ロッド392の上端に形成さ
れ且つそれぞれのばね394の上端に固着されている。ばね394の下端は、ブ
ラケット396に固着されている。このように、例えば、その作動中、施工ヘッ
ドの揺れ又は振動に起因して標識RMが上方に動くことによって、ロッド392
が上方に動くとき、ばね394は伸びる。ばね394は、伸びに抵抗し、これに
より、上方への動きに抵抗する。
【0086】 図47乃至図49、特に、図49を参照すると、施工ヘッドの横方向外端には
ストッパ404が設けられている。該ストッパは、両側壁146’の間を伸長し
、また、該ストッパは標識RMの厚さよりも僅かに薄い厚さである。このことは
、ストッパ404の水平上面を標識RMの平坦な上面よりも僅かに下方に位置決
めすることになる。ストッパ404は、側壁146’の各々に隣接して、平坦な
上面から側壁146’に向けて下方に傾斜する斜面406を有している。斜面4
06の傾斜程度は、施工ヘッドの側壁146’に隣接する標識RMの側面の傾斜
程度と合うように選択される。
【0087】 図47乃至図51に図示した施工ヘッドの作用は、極めて簡単である。標識R
Mは、図18に図示した施工ヘッドに関して上述した仕方にて装填チャンバ14
0内に下方に供給される。スライド352は、スライドラム362の作動により
、図47及び図48に図示した2つの位置の間にて横方向外方に且つ内方に往復
運動する。ラムピストンロッド363が図48に図示した位置まで伸長すると、
スライド352は、装填チャンバ140の底部内に移動し、チャンバ140内の
最下方標識RMをチャンバ壁142の下方のチャンバ140から横方向外方に且
つ第一の付設ステーション154’内に押し込む。作業の開始時、付設ステーシ
ョン154’、156’及びその間の床領域361の双方には、標識が存在しな
いと仮定するならば、スライド352は、引っ込んで、チャンバ140内の標識
RMの積重ね体が下方に動くことを許容する。次に、ピストンロッド363は、
再度伸長して、第二の標識RMを装填チャンバ140から第一の付設ステーショ
ン154’内に押し込む。第二の標識RMは第一の標識RMを付設ステーション
154’から床部分361まで押す。次に、スライド352の引っ込み及び伸長
が再度繰り返され、第三の標識RMを付設ステーション145’内に動かす。こ
の第三の標識の動きにより、第二の標識が床部分361まで押され、第一の標識
が第二の付設ステーション156’内に押し込まれる。この時点で、施工ヘッド
内の全ての標識は満杯となり、スライド352の作動が停止する。
【0088】 装填チャンバ140から出た3つの標識RMが互いに且つストッパ404及び
スライド352と当接することは標識が施工ヘッド内にてその適正な横方向位置
に配置されることを確実にし、標識RMを付設ステーション154’、156’
の一方又は双方から付設することを可能にする。1つ又は複数の標識RMを付設
した後、スライド352を作動させ、付設ラム172の作動により空となった1
つ又は複数の付設ステーション154’、156’を再度充填する。付設ステー
ション154’、156’の各々に配置され且つ床部分361に隣接するセンサ
は、コンピュータ制御装置が必要とする情報を提供し、施工ヘッドを再度充填す
べくスライド352が引込み且つ伸長する回数を決定する。標識RMが道路面に
付設される前に、装填チャンバ140の横方向外方にある3つの標識位置はスラ
イド352の作動により再度充填され、標識RMが適正に横方向に位置決めされ
ることを確実にする。施工ヘッドの作動は、簡略化し且つスライドラム362の
移動距離を比較的短くするという有利な点がある。この短い移動距離は、一定の
移動速度を保ち且つラム362の固着を防止するのに役立つ。
【0089】 図52乃至図55には、円形の標識Tと共に使用されるスライド352’及び
ストッパ404’の改変した形態が図示されている。図52及び図54を参照す
ると、スライド352’は、その横方向外端に形成された垂直な円弧状面353
を有している。この円弧状面353は、円形の標識Tに係合する形態とされてい
る。ストッパ404’は、図28に図示し且つ上述したストッパ部材204と同
様の構造である。図52、図53及び図55を参照すると、ストッパ部材404
’は、スライド352’の円弧状面353に対面する円弧状の形態を有している
。ストッパ404’の円弧状端部は、垂直上面405と、中間の斜面407と、
垂直下面408とを有している。標識Tが第二の付設ステーション156’内に
移動すると、標識Tの端縁は移動して円弧状面407、408と係合し且つスラ
イド352’により該円弧状面と係合状態に保持される。このことは、標識Tを
付設ラム172と整合した正確な位置に保持し且つ標識Tが傾くのを防止するの
に役立つ。更に、天井部材380は、横方向外方に伸長し且つストッパ404’
にて終わり、標識Tの傾き対する更なる抵抗力を提供する。また、天井部材38
0は、円形の標識T又は四角形で平坦な上面の反射性標識RMの何れかに対し図
28及び図29に図示したラムヘッド202を使用することも可能にする。一方
、このことは、付設ラム172がその垂直軸線の周りで回転動作し且つ軸線が水
平方向に変位するときの余裕を提供する。
【0090】 図57は、図3乃至図5に図示し且つ標識を道路上のレーンを分離する1本の
線に沿って標識を施工する設計とされた本発明の装置の好適な実施の形態の基本
的な作動ステップを示すフローチャートである。図57を参照すると、最初のス
テップは施工ヘッドHの装填チャンバ140を充填することである。この装填チ
ャンバ140の最初の充填は手作業で行われ、標識が正確に位置決めされ且つ標
識の何れも傾いたり又は不正確な方向に向くことがないようにする。装填チャン
バ140が空になると、標識がチャンバ140を通って下方に動き、施工ヘッド
の床160、360、361により画定されたチャンバ140の底部に達すると
き、傾き且つぼとんと落ちる可能性があるから、該装填チャンバを、装填チャン
バ140の上方に配置された容器260から自動的に確実に充填することができ
ない。装填チャンバ140が充填されたならば、付設ラム172を作動させ、付
設ステーション154、154’、156、156’から分離するようにする。
このことは、それ以前の作業から不要な標識が付設ステーション154、154
’、156、156’内に全く残らないことを確実にするために行われる。
【0091】 付設ステーション154、154’、156、156’から最初に分離し且つ
標識を施工するその後のステップは、作業員の監視の下、コンピュータによって
制御される。
【0092】 装填チャンバ140が充填され且つ付設ステーション154、154’、15
6、156’から分離した後、コンピュータプログラムは図42に図示した供給
ステーション内の容器260の真下に配置されたセンサを点検し容器260底部
真下の装填チャンバ140の頂部に1つの標識が存在することを確認にする。標
識が一切存在しないならば、供給ステーションの下端のゲートを下降させ、供給
装置の偏倚手段又は搬送手段を作動させて、満杯の新たな容器を供給ステーショ
ン内に動かす。新たな容器260が供給ステーションに入ったならば、直ちに、
ゲートを持ち上げて、該ゲートがステーションを越えて動くのを防止する。次に
、コンピュータは、再度、装填チャンバ140の頂部に標識が存在するか否かを
点検する。1つの標識が検知されたならば、施工作業を続行することができる。
【0093】 最初の標識を標識の列内に施工するため、車は、最初に、接着剤分与装置8が
最初の標識位置の僅かに後方となる準備位置に配置される。標識が装填チャンバ
140の頂部で感知されたならば、車は前進する。車Vが前進を開始すると、ス
ライドラム162、362を作動させ、スライド152、352を動かし且つ標
識を付設ステーション154、154’、156、156’内に配置する。出口
ノズル94、96の中心が第一の標識を施工すべき箇所である、レーンの分割位
置の中心上方にある位置に達する迄、接着剤分与装置組立体6は前進する。
【0094】 車Vが正確な距離だけ前進し、出口ノズル94、96を位置決めしたことをコ
ンピュータが判断したとき、割り出しフックシリンダ32を作動させ、割り出し
フック28を衝撃吸収装置の肩部44から離れる方向に動かす。これと同時に、
アンカシリンダ60を作動させ、アンカを下方に動かし、該アンカが道路に係合
し、接着剤分与装置組立体6が道路に対して更に動くのを防止する位置に配置す
る。組立体6の動きが拘束されたならば、分与装置の遮断弁129を閉じて、マ
ニホルド90内に圧力を蓄積させる。次に、施工パターンが必要とするように流
れ制御(ノズル)弁108、110を選択的に開放し、正確な量の接着剤が道路
に付設されることを許容する十分な僅かな時間、開放状態に保持する。接着剤が
付設されたならば、ノズル弁108、110を閉じ且つ遮断弁を開放する。次に
、アンカシリンダ60を作動させ、アンカ14を持ち上げ且つ割り出しフックシ
リンダ32を不作動状態にする。更に、付設ステーション154、154’、1
56、156’が分与された接着剤の沈着物の上方に配置される位置に施工ヘッ
ドが、達したとき、適当な付設ラム172を作動させ、必要な標識を接着剤の沈
着物上に下方に付勢する。標識がラム172により付設された後、レーンの分割
線に沿った後続の位置にて標識を施工すべくその過程を繰り返す。後続の位置の
ため、装填チャンバ140を手作業で充填し且つ付設ラム172を作動させ、付
設ステーション154、154’、156、156’から分離する最初のステッ
プは繰り返す必要はない。コンピュータは装填チャンバ140の頂部に標識が存
在するか否かを点検するステップに戻る。装置の正常な作動中、車Vがその最初
の準備位置から移動したならば、標識が分割線に沿って付設される間、車の動き
は連続状態を保つことを理解すべきである。
【0095】 アンカ14が道路から持ち上げられたとき、戻りシリンダ20の圧力チャンバ
21内の空気圧力が組立体6をその割り出し位置まで自動的に動かして戻す。組
立体6がその割り出し位置まで動くと、該組立体は、衝撃吸収装置34のピスト
ン36に接触し且つ該ピストン36を引き込ませる。これと同時に、割り出しフ
ック28は、掛止面が肩部44から分離する迄、衝撃吸収装置34の底部上を摺
動する。この状態が生ずると、シリンダ32の弾性的な復帰により、フック28
は上方に動いて掛止面が肩部44に係合することを可能にする。衝撃吸収装置3
4のピストン36は組立体6の後方を押し、掛止面を肩部44に強固に係合させ
る。このことは、標識を次の位置にて付設する正確な位置に組立体6があること
を確実にする。
【0096】 装置が自動的に作動するためには、多数のセンサを使用することを必要とする
。これらのセンサは、装填チャンバ140の頂部の標識を検知すべく供給ステー
ションの真下に配置されたセンサと、その位置内に標識が存在し又は不存在であ
るかどうかを検出すべく施工ヘッドの位置154、156、154’、361、
156’に配置されたセンサとを含む。この情報は、スライドラム162、36
2を作動させて標識を空である所望の位置に動かす方法をコンピュータが決定す
ることを可能にするために必要とされる。これは、車Vが走行した前進距離を正
確に決定し、これにより接着剤を分与し且つ標識を突き出し得るように、組立体
6及び施工ヘッドHが正確に配置されることを確実にするセンサも含んでいる。
更に、この装置は、装置の要素が適正に機能していることを連続的に確認するた
め多数のセンサを含むことが好ましい。かかるセンサは、例えば、組立体6がそ
の割り出し位置に移動したことを確認し且つ付設ラム172が適正に機能するこ
とを確認するために使用することができる。装置内で使用されるセンサの各々は
、色々な公知の型式のものとすることができる。
【0097】 本発明の装置の作動に関する上記の説明は、標識を新しい道路構造体に施工す
ることに関して特に記載したものである。本発明の装置は、既存の道路における
破損し又は失われた標識に置換するため修復作業にて具合良く使用することも可
能である。かかる作業において、図1に図示したトレーラVのような車は、標識
の線に隣接する道路に沿って移動する。トレーラVは、異なる型式の標識を付設
するため複数の施工ヘッドを有することが好ましい。車の前端に設けられたセン
サは標識が失われ又は破損した状態を検知する。標識が失われた状態が検知され
たとき、作業員は必要とされる標識の型式を判断し、装置を作動させて交換用標
識を施工する。標識の破損状態が検知されたとき、新たな標識を施工する前に、
その破損した標識を最初に除去しなければならない。
【0098】 図56には、損傷した標識を除去するため、車の前側部分により保持された装
置が図示されている。該装置は、スクレーパ320と、拡がった下端324を有
する真空チューブ322とを備えている。該スクレーパ320は、損傷した標識
Tを保持する接着剤体326の下方に付勢され、接着剤326を舗道から分離し
且つ標識Tから分離するようにする鋭利な前端を有している。スクレーパ320
は、接着剤による結合を破断させ易くするため電気ジャッキハンマーと同様の振
動装置の一部であることが好ましい。自由となった標識T、除去した接着剤及び
その他の関連する塵埃を真空チューブ322内に吸引して、廃物容器内に入れる
。次に、損傷した標識を置換すべく新たな標識を施工すべき位置まで車を移動さ
せる。真空装置の拡がった下端324は、その経路内で追加的な道路標識の上を
該装置が動くことを許容し得るように十分に可撓性である。スクレーパ320は
除去過程中、引っ込んでいなければならない。
【0099】 本発明の好適な実施の形態を図示し且つ本明細書に説明したが、特許請求の範
囲により規定された本発明の精神及び範囲から逸脱せずに、形態及び細部の点で
色々な改変及び省略が具体化可能であることを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施の形態の要素がその上に取り付けられた車のトレーラ部分
の概略図的な図解図面である。
【図2】 2Aは、道路標識が施工される典型的なパターンを示す概略図である。 2Bは、道路標識が施工されるもう1つの典型的なパターンを示す概略図であ
る。 2Cは、道路標識が施工されるもう1つの典型的なパターンを示す概略図であ
る。
【図3】 割り出し位置にある接着剤の分与装置組立体を示す、本発明の好適な実施の形
態の一部分概略図的な側面図である。
【図4】 アンカが下降して接着剤の沈着物を道路に分与する、接着剤の分与組立体を示
す点を除いて図3と同様の図である。図4には、組立体用の復帰アクチュエータ
も示してある。 4Aは、部品を平面図で示した、図4の復帰アクチュエータ空圧シリンダの断
面図である。
【図5】 図4に図示した接着剤分与後の施工作業間の装置を示す点を除いて、図3と同
様の図である。図5には、その割り出し位置に戻った組立体、及び施工ヘッドに
より接着剤の沈着物に供給された標識も示してある。
【図6】 組立体に対する衝撃吸収装置に向けて分与装置の好適な実施の形態を下方から
見たときの図解図面面である。
【図7】 図6に図示した分与装置組立体の前端に向けて下方から見たときの図解図面面
である。
【図8】 組立体がその割り出し位置にあるときの分与装置組立体及び衝撃吸収装置の簡
略化した側面図である。
【図9】 アンカがその下降位置にあるときの組立体の簡略化した側面図である。
【図10】 組立体の衝撃吸収装置及び割り出しフック部分の簡略化した図解図面面である
【図11】 アンカの作動機構を明確にし得るように、組立体ハウジングの前方部分を切り
欠いて示した、アンカがその下降位置にあるときの組立体アンカ部分の簡略化し
た図解図面面である。
【図12】 組立体の一部を示し且つ組立体に対する摺動取り付け部を提供し得るように組
立体を摺動管に接続する状態を示す図解図面面である。
【図13】 組立体の分与装置部分の好適な実施の形態の頂部から下方を見たときの図解図
面面である。
【図14】 弁作動機構を明確に示すべく前方部分を切り欠いた、図13に図示した分与装
置にて上方を見たときの図解図面である。
【図15】 第二の位置にある弁作動機構を示す点を除いて図14と同様の図である。
【図16】 双方の弁が接着剤を道路に分与する位置にあるときを示す、接着剤分与装置の
好適な実施の形態の一部分概略図とした断面図である。
【図17】 接着剤を、分与装置を通じて循環させ得るように配置された弁を示す点を除い
て、図16と同様の図である。
【図18】 前方部分を省略した、装置施工ヘッド部分の第一好適実施の形態の図解図面で
ある。
【図19】 付設ラム及び摺動ラムを概略図的に示す、図18に図示した施工ヘッドの床及
びスライドの図解図面である。
【図20】 図18及び図19に図示した床の好適実施形態の図解図面である。
【図21】 図20に図示した床の平面図である。
【図22】 付設ラムにより舗道に施工する準備が整った隔室扉より支持された道路標識を
示す、図18乃至図21に図示した施工ヘッドの床の部分概略底面図である。
【図23】 下方に移動し且つ隔室扉を開放させるときの標識を示す点を除いて、図22と
同様の図である。
【図24】 施工ヘッドの側壁の1つ及び該側壁に取り付けられた隔室扉の概略図的な平面
図であり、隔室扉が図22に図示した位置にあるときの状態を示す図である。
【図25】 図23に図示した開放位置にある隔室扉を示す点を除いて、図24と同様の図
である。
【図26】 図22乃至図25に図示した隔室扉の好適な実施の形態の平面図である。
【図27】 図18に図示した施工ヘッドの装填チャンバ内で使用することのできる遮断部
材の図解図面である。
【図28】 部品を平面図で示した、付設ラム及び改変したスライドを示す、図18に図示
した施工ヘッドの好適な実施の形態の一部分の断面図である。
【図29】 図28に図示した付設ラムヘッドの底面図である。
【図30】 四角形の反射性標識と共に使用し得るように設計された付設ラムヘッドの底面
図である。
【図31】 仮想線で示した道路標識に係合する、図30に図示したラムヘッドの平面図で
ある。
【図32】 その現在の好適な作動ラムと関係した図18及び図19の施工ヘッドスライド
を示す一部分概略図的な図解図面である。図32には、作動ラムの作動モードに
対応するスライドの位置が示してある。
【図33】 図32と同様の施工ヘッドスライドを示す概略図的な図解図面であり、作動ラ
ムの作動モードに対応するスライドの別の位置を示す図である。
【図34】 図32と同様の施工ヘッドスライドを示す一部分概略図的な図解図面であり、
作動ラムの作動モードに対応する更に異なるスライドの位置を示す図である。
【図35】 図18に図示した施工ヘッドの平面図である。
【図36】 図18に図示した施工ヘッドの床、スライド及び装填チャンバ壁部分の図解図
面であり、舗道に付設されるように標識を所定位置まで動かすスライドの作動状
態を示す図である。
【図37】 図36と同様のスライドの作動状態を示す図解図面である。
【図38】 図36と同様のスライドの作動状態を示す図解図面である。
【図39】 図36と同様のスライドの作動状態を示す図解図面である。
【図40】 取り付けレールの後端部分及び関係した施工ヘッド並びに付設車輪の側面図で
ある。
【図41】 付設車輪の前端に向けて見たときの図解図面である。
【図42】 標識を施工ヘッド内に供給し得るように標識の積重ね体を所定位置に供給する
供給機構の図解図面である。
【図43】 部品を断面図で示した、2つのマニホルドを有する接着剤分与装置の部分概略
図解図面である。
【図44】 レーンを横断して伸長する交通標識を付設する装置の概略図的な図解図面であ
る。
【図45】 ホース案内装置の図解図面である。
【図46】 伸長位置を破線で示す、図45に図示した装置の簡略化した平面図である。
【図47】 装置の図示を容易にすべく、前側部分を省略し、垂直方向高さを短くして装填
チャンバの壁及び施工ヘッドの側壁を示し、スライドが第一の引き込み位置にあ
る状態を示す、装置の施工ヘッド部分の第二好適実施形態の図解図面である。
【図48】 第二の伸長位置にあるスライドを示す点を除いて、図47と同様の図である。
【図49】 図47及び図48に図示した装置の一部分の図解図面である。
【図50】 図49にて前方部分として省略された部分と、装置により支持された反射性標
識とを更に含む図49に図示した装置の端面図である。
【図51】 図47乃至図50に図示した天井部材の下方部分に向けて上方に見たときの図
解図面である。
【図52】 図47及び図48に図示したスライド及びストッパ部材の改変した形態の図解
図面である。
【図53】 図52に図示したストッパ部材の図解図面である。
【図54】 円弧状の標識係合端部に向けて見たときの図52に図示したスライドの図解図
面である。
【図55】 図52及び図53に図示したストッパ部材及び図47乃至図50に図示した天
井部材が係合する円形の標識の端面図である。
【図56】 舗道から古い亀形標識を除去する装置の一部分断面図とした平面図である。
【図57】 図3乃至図5に図示した装置の作動のフローチャートである。
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月21日(2000.12.21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図57
【補正方法】変更
【補正内容】
【図57】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,UZ,VN,YU,ZW

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盛り上がった道路標識を道路に施工する装置において、 車に取り付け可能であり且つ反対側の第一の端部分及び第二の端部分を有する
    長手方向に伸長する取り付けレールと、 該レールに対して固定され且つ前記第一の端部分に隣接する位置にて車に取り
    付け可能な施工ヘッドであって、そこから標識を道路まで下方に分与する付設ス
    テーションを有する施工ヘッドと、 前記レール上に摺動可能に取り付けられた接着剤分与装置組立体であって、接
    着剤を道路に噴射するためノズルを有する分与装置と、車が走行する道路に係合
    する下方位置と、道路と非係合状態となる上方位置とを有するアンカと、前記下
    方位置及び上方位置の間で前記アンカを動かし得るように前記アンカに作用可能
    に接続されたアンカクチュエータとを備え、前記レールの前記第二の端部分に配
    置された前方割り出し位置を有する接着剤分与装置組立体と、 前記アンカがその下方位置に動かされたとき、前記組立体が前記割り出し位置
    から前記施工ヘッドに向けて前記レールに沿って後方に摺動するのを許容し得る
    ように、前記組立体に作用可能に接続された復帰アクチュエータであって、前記
    アンカがその上方位置まで動かされたとき、前記組立体を前記割り出し位置まで
    戻し得るように前記組立体を前記レールに沿って前方に確実に移動させる復帰ア
    クチュエータとを備える、盛り上がった道路標識を道路に施工する装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の装置において、前記レールに対して固定され且つ
    前記組立体が前記割り出し位置内に前方に摺動するとき、前記組立体の摺動動作
    を緩衝し且つ拘束し得るように配置された衝撃吸収装置を更に備える、装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の装置において、前記復帰アクチュエータが、前記
    組立体を前記割り出し位置に向けて連続的に偏倚させ得るように圧力弁に連続的
    に接続された圧力チャンバを有する単動空圧シリンダを備える、装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の装置において、前記シリンダ内にて摺動可能であ
    り且つ前記圧力チャンバの一端を画定するピストンヘッドと、一端が前記ピスト
    ンヘッドに固着され、第二の端部である他端が前記組立体に固着された可撓性の
    ケーブルとを備える、装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の装置において、前記復帰アクチュエータが、前記
    組立体を前記割り出し位置に向けて連続的に偏倚させ得るように圧力源に連続的
    に接続された圧力チャンバを有する単動空圧シリンダを備える、装置。
  6. 【請求項6】 請求項1の装置において、割り出しフック構成要素及びフッ
    ク係合構成要素を備え、該構成要素の一方が前記組立体により保持され、該構成
    要素の他方が前記組立体の前記割り出し位置に隣接して配置され、前記フック構
    成要素が、前記組立体が前記割り出し位置内に動いたとき、前記係合構成要素と
    係合し、前記アンカがその下方位置に移動する迄、前記組立体を前記割り出し位
    置に正確に位置決めし且つその位置を保つように配置された、装置。
  7. 【請求項7】 請求項2の装置において、割り出しフック構成要素及びフッ
    ク係合構成要素を備え、該構成要素の一方が前記組立体により保持され、該構成
    要素の他方が前記衝撃吸収装置により保持され、前記フック構成要素が、前記組
    立体が前記割り出し位置内に動いたとき、前記係合構成要素と係合し、前記アン
    カがその下方位置に移動する迄、前記組立体を前記割り出し位置に正確に位置決
    めし且つその位置を保つように配置された、装置。
  8. 【請求項8】 請求項1の装置において、前記分与装置が、横方向に隔たっ
    た1対のノズルを有し、接着剤を前記ノズルの一方から又は前記ノズルの双方か
    ら同時に分与する作用可能であり、前記ヘッドが、前記対のノズルと長手方向に
    整合した横方向に隔たった1対の付設ステーションを有する、装置。
  9. 【請求項9】 請求項8の装置において、前記ヘッドが、標識を装填ステー
    ションから前記付設ステーション内に動かすように横方向に摺動可能なスライド
    を有する、装置。
  10. 【請求項10】 請求項9の装置において、前記ヘッドが、付設ステーショ
    ンの各々に1つずつ設けられた1対の付設ラムを有し、該ラムの各々が、前記分
    与装置により道路に分与された接着剤の沈着物上にその対応する付設ステーショ
    ン内の標識を下方に供給する作用可能である、装置。
  11. 【請求項11】 請求項8の装置において、前記ヘッドが、付設ステーショ
    ンの各々に1つずつ設けられた1対の付設ラムを有し、該ラムの各々が、前記分
    与装置により道路に分与された接着剤の沈着物上にその対応する付設ステーショ
    ン内の標識を下方に供給する作用可能である、装置。
  12. 【請求項12】 請求項1の装置において、前記ヘッドが、前記分与装置に
    より道路に分与された接着剤の沈着物上に前記付設ステーション内の標識を下方
    に供給する作用可能である付設ラムを有する、装置。
  13. 【請求項13】 請求項12の装置において、前記ヘッドの後方にて前記車
    に取り付けられた付設車輪を更に備え、該車輪が、前記付設ラムにより接着剤の
    沈着物上に供給された標識の上に乗り上げる位置に配置される、装置。
  14. 【請求項14】 請求項1の装置において、前記ヘッドの後方にて前記車に
    取り付けられた付設車輪を更に備え、該車輪が、道路の接着剤の沈着物上に前記
    付設ステーションから下方に供給された標識に乗り上げて標識を接着剤の沈着物
    上に付勢させ得るように前記車輪が配置される、装置。
  15. 【請求項15】 請求項10の装置において、前記ヘッドの後方にて前記車
    に取り付けられた付設車輪を更に備え、該車輪が、前記付設ラムの1つにより接
    着剤の沈着物上に供給された標識の上に乗り上げる位置に配置される、装置。
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