JP2001520292A - ゴム添加剤としてのキノンジイミン - Google Patents

ゴム添加剤としてのキノンジイミン

Info

Publication number
JP2001520292A
JP2001520292A JP2000517016A JP2000517016A JP2001520292A JP 2001520292 A JP2001520292 A JP 2001520292A JP 2000517016 A JP2000517016 A JP 2000517016A JP 2000517016 A JP2000517016 A JP 2000517016A JP 2001520292 A JP2001520292 A JP 2001520292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
rubber
quinone diimine
processing properties
mixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000517016A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4249897B2 (ja
JP2001520292A5 (ja
Inventor
イグナッツ−フーバー,フレデリック
Original Assignee
フレクシス アメリカ エル. ピー.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フレクシス アメリカ エル. ピー. filed Critical フレクシス アメリカ エル. ピー.
Publication of JP2001520292A publication Critical patent/JP2001520292A/ja
Publication of JP2001520292A5 publication Critical patent/JP2001520292A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4249897B2 publication Critical patent/JP4249897B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/29Compounds containing one or more carbon-to-nitrogen double bonds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/02Elements
    • C08K3/04Carbon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/0008Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
    • C08K5/0025Crosslinking or vulcanising agents; including accelerators
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/0008Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
    • C08K5/005Stabilisers against oxidation, heat, light, ozone
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/36Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
    • C08K5/43Compounds containing sulfur bound to nitrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/18Homopolymers or copolymers of hydrocarbons having four or more carbon atoms
    • C08L23/20Homopolymers or copolymers of hydrocarbons having four or more carbon atoms having four to nine carbon atoms
    • C08L23/22Copolymers of isobutene; Butyl rubber ; Homo- or copolymers of other iso-olefins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L7/00Compositions of natural rubber

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、加硫前の、キノンジイミン劣化防止剤およびカーボンブラックの存在中でのエラストマー物質の高温混合に関する。加硫前に劣化防止剤であるキノンジイミンをエラストマーと混合することによって、増加された取り扱いおよび加工の品質が、加硫ゴムにおいて実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この出願は、1997年10月20日に出願された米国暫定特許出願第60/062,484号の
出願日に優先権主張する。
【0002】 (発明の分野) 本発明は、天然ゴムもしくはその合成誘導体およびカーボンブラックの存在中
でキノンジイミンを高温混合することによる、加硫ゴムの加工品質を改善する方
法に関する。
【0003】
【従来の技術】
(発明の背景) キノンジイミンは、ゴム工業に有用な多機能活性を示す。普通使用されるキノ
ンジイミンであるN-1,3-ジメチルブチル-N'-フェニル-p-キノンジイミンは、対 応するN-1,3-ジメチルブチル-N'-p-フェニレンジアミンから、次のような酸化反
応を経て誘導される:
【0004】
【化2】 ゴムおよびポリマー工業に有用であると立証されてきたキノンジイミンの活性
は、 1)結合酸化防止剤 2)拡散性オゾン劣化防止剤 3)PVI‐加工安全性‐が、新しいゴムおよび再生ゴムにおいてスコーチを遅ら せる 4)ポリマーおよび炭化水素液体のための酸化防止剤 5)ビニルモノマーのための重合防止剤 を含む。
【0005】 キノンジイミンは、種々のゴム技術における使用について研究されてきた。初
期の研究では、天然ゴムまたは一般目的のエラストマーの、キノンジイミンの存
在中での加硫後、一部の劣化防止剤(antidegradant)は、もはやゴムから抽出可 能ではないことが示された。さらに、キノンジイミン劣化防止剤の残余は、普通
使用されるp-フェニレンジアミン オゾン劣化防止剤へと還元される。p-フェニ
レンジアミン劣化防止剤を用いて行った対応する実験は、ほぼ全ての劣化防止剤
をその元の形で戻す。
【0006】 酸化防止剤がポリマー結合されることは、NRPAおよび、合成ゴムの全米科学研
究所のボロネーズ助成金(Voronezh Subsidiary of the All-Union Scientific R
esearch Institute of Synthetic Rubber)における実験で独立して証明された(
レフスキー(Raevsky)ら、Kauch. Rezina, 29(3), pp.9-10(1970年))。レフスキ
ーらは、ESR実験によって、少なくとも一部の劣化防止剤がポリマー結合するよ うになり、幾分安定なラジカルを形成することを示した。合成ポリ(イソプレン
)は、キノンジイミンの存在中で酸化された。キノンジイミン劣化防止剤につい
て期待されるものに対応するESRシグナルが観察された。ベンゼン中の溶液から 3回アルコールでの再沈殿の後でさえ、減っているが存続するESRシグナルがな お観察された。ポリマーが再沈殿したので、著者らは、このラジカルはポリマー
に化学的に結合されなければならないと結論した。
【0007】 おそらく、カイン(Cain)ら(Rubber Industry, p.216-226, 1975年)は、溶媒
抽出後ですら存続する酸化防止剤活性を証明することによって、劣化防止剤のポ
リマーに結合する性質についてより良い証明を与えた。カインは、キノンイミン
またはキノンジイミンで保護された加硫物を、メタノール‐アセトン‐クロロホ
ルムでの共沸熱抽出の前および後に試験した。これらの加硫物は、対照化合物(
保護されていない、共沸抽出した加硫物)の2〜30倍の酸化防止剤活性を示し
た。
【0008】 カインらは、加硫物の抽出実験を、モノアルケンのモデル研究と比較した。そ
の結果は、形成される付加生成物は確かにポリマーに結合されることを示す。ゴ
ム部品は一般に、環境的要素、例えば熱、水、油および洗剤にさらされ、これは
揮発および抽出または浸出の機構によって酸化防止剤の損失を引き起こす。ポリ
マー結合した劣化防止剤は、これらの損失機構に影響されやすくない。上記で証
明されたこの存続する酸化防止剤活性は、ゴム製品において長く続く酸化防止剤
性能へと容易に言い換えなければならない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
同じ程度のオゾン劣化防止剤による保護を観察するために、キノンジイミン劣
化防止剤は、p-フェニレンジアミン劣化防止剤より高い装填を必要とする。この
ことは、一部の劣化防止剤がポリマーに結合されるようになり、もはや拡散して
移動しないときに期待されるべきである。オゾン劣化は、ゴムの表面で生じる。
オゾン劣化防止剤は、化学的保護または障壁による保護を与えるために、ゴムの
表面に移動することができなければならない。
【0010】 このように、本発明の前に、キノンジイミンは、ゴムポリマー工業において加
工の酸化防止剤として、ならびにオゾン劣化防止剤活性が知られていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(発明の概要) 本発明は、増加された取り扱いおよび加工性の特性を有するゴムを提供するた
めに、キノンジイミンをゴムの加工における添加剤として使用することに関する
【0012】 本発明の実施にしたがって、キノンジイミンの存在中でのカーボンブラックと
天然ゴムもしくは合成誘導体との高温混合が、加硫物の動的特性へ悪影響を及ぼ
すことなく、種々の加工の利点を与えることが見出された。
【0013】 本発明に従う第1の利点は、加硫ゴムのムーニー(Mooney)粘度を減らすキノン
ジイミンの能力に関する。
【0014】 本発明を実施するときに実現する別の利点は、より速い緩和速度を有する加硫
ゴムの製造に関する。
【0015】 本発明を実施するときに実現するさらなる利点は、本発明の方法に従い製造さ
れた加硫ゴムについて、慣用のプロセスにより製造された加硫ゴムと比べてより
高い未硬化のタンジェントデルタならびにより低い硬化のタンジェントデルタに
関する。
【0016】 本発明を実施するときに得られるさらなる利点は、慣用のプロセスにより製造
された加硫ゴムと比べて、より低いペイン(Payne)効果を有する加硫ゴムの製造 に関する。
【0017】 これらのおよび他の利点は、以下の本発明の詳細な説明を読み、理解すれば、
当業者に容易に認識されるであろう。
【0018】 (発明の詳細な説明) 本発明の目的は、高温にてキノンジイミンを初期のゴム/カーボンブラック混
合物へ早期に添加することにより、加硫ゴムの加工品質を改善する方法を提供す
ることである。
【0019】 本発明の実施に従って、キノンジイミン劣化防止剤をエラストマー物質と一緒
に慣用のミキサーに添加し、混合を開始する。カーボンブラックはキノンジイミ
ンと一緒に添加することができ、またはキノンジイミンの初期の混合後に添加す
ることができる。次に、キノンジイミン、エラストマーおよびカーボンブラック
を、他の慣用のコンパウンドアジュバントと一緒に、通常の混合温度より高い温
度(約140℃以上)で混合する。
【0020】 上記組成物を次に、硬化剤および促進剤との適当な混合の後に容器から出し(d
ump)、次いで慣用の技術、例えば硫黄加硫剤およびチアゾール加硫促進剤と共に
加熱することによって加硫する。
【0021】 先に示した方法に従い製造された加硫ゴム組成物は、カーボンブラックとラス
トマーとの初期の混合後に劣化防止剤例えばp-フェニレンジアミンを組込んだ、
慣用の方法により製造された加硫ゴム組成物に比べて、増加された取り扱いおよ
び加工の品質を有する。
【0022】 本発明の方法のより詳細な説明に従って、この方法は、次の段階: a)1種以上のエラストマー物質をミキサーに添加する段階; b)少なくとも1種のキノンジイミン劣化防止剤をエラストマー物質に添加する
段階; c)段階(a)および(b)の組合せを、初期温度約60℃〜約100℃で約0
〜約2分間混合する段階; d)カーボンブラック、酸化亜鉛およびステアリン酸を段階(c)の混合物に添
加し、約2〜8分間または、温度が約140〜180℃に達するまで混合を続け
る段階; e)段階(d)の混合物をミキサーから出す段階; f)硬化剤、促進剤、加工助剤、変性剤、粘着付与剤および慣用のゴム加工助剤
を添加する段階; を含み、段階(f)の組成物は次に加硫され、それによって、増加された取り扱
いおよび加工の特性を有する加硫ゴム組成物を製造する。
【0023】 本発明の方法に従って、カーボンブラックの添加の前に、またはそれと共に、
劣化防止剤特性を有するキノンジイミンがエラストマー物質と混合される。本発
明の実施に従い使用することができるキノンジイミンは、これらに限定されるこ
とはないが、以下の式IaまたはIbのキノンジイミンを包含する:
【0024】
【化3】 ここで、R1、R2およびR3は、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、アルキル、ア ルコキシ、アリール、アラルキル、アルカリール、シクロアルキル、複素環、ア
シル、アロイル、カルバミル、カルボン酸、エステル、エーテル、ケトン、アル
コール、チオール、アルキルチオールおよびシアノから選ばれる同じまたは異な
る基である。好ましい実施態様においては、キノンジイミンは、N-フェニル- N'
-1,3-ジメチルブチル-p-キノンジイミンである。キノンジイミンは、ゴム100部 当たり約0.05〜約6.0部(p.h.r.)、好ましくは約0.2〜約2p.h.r.の量で添加され
る。
【0025】 本発明に従い使用することができるエラストマー物質は、イソプレン含有ポリ
マーを包含する。好ましいイソプレン含有ポリマーは、天然ゴム、合成のシス‐
ポリイソプレンおよびイソプレンとスチレンとのコポリマーを包含する。全ての
他の物質がゴム物質100部に基づいて添加されるので、エラストマーはいつも、 ゴム100部当たり100部(p.h.r.)で存在する。バッチは、異なる大きさの混合物に
ついてこの測定系を用いて便利に計ることができる。
【0026】 エラストマーとキノンジイミンの初期の混合は、慣用のタイプの混合装置、例
えばバンバリータイプのミキサーで行う。初期の混合温度は、約60〜約100℃に 設定される。混合速度は、約10〜180 r.p.m.、好ましくは約60〜120 r.p.m.であ
る。
【0027】 エラストマーとキノンジイミンとの混合時間は、約0分〜約2分間、好ましく
は約0分〜約1分間である。
【0028】 エラストマーとキノンジイミンとの初期の混合後、カーボンブラックを混合物
に添加する。カーボンブラックは、1回の初期段階で添加することができ、また
は使用されるべき量の2分の1量で添加し、約0〜2分間混合した後、第2の半
量のカーボンブラックを添加することができる。典型的には、カーボンブラック
は約40〜80 p.h.r.で添加される。カーボンブラック、エラストマーおよびキノ ンジイミンのこの混合物を次に、約2〜約8分間、または混合物が約140〜約180
℃の温度に達するまで混合する。好ましくは混合は、4〜8分間、または温度が 約150〜約180℃に達するまで続く。
【0029】 添加するカーボンブラックのほかに、他のゴム添加剤、例えば種々の活性化剤
を添加することができる。典型的には、酸化亜鉛(活性化剤)を初期のカーボン
ブラックの添加と共に、約0.2〜約10p.h.r.で添加する。他のゴム加工剤例えば ステアリン酸、軟化剤、粘着付与剤、樹脂および他の成分を、初期のカーボンブ
ラックの添加後に、または、カーボンブラックの組込みの方法に依存して、カー
ボンブラックの第2の半量と一緒に添加する。
【0030】 カーボンブラック、エラストマーおよびキノンジイミンの初期混合物が約2〜
約8分間混合されるか、またはこれが約140〜約180℃の温度に達したなら、混合
物(マスターバッチと称する)を容器から取り出す(dump)。
【0031】 マスターバッチを硫黄および促進剤または他の硬化剤(curative)および硬化剤
(curing agent)と混合して、最終的なコンパウンドを製造する。最終的なコンパ
ウンドを次に、加硫することができる。典型的には、加硫プロセスは、マスター
バッチを硫黄加硫剤および加硫促進剤、例えばターシャリーブチルベンゾチアゾ
ールスルフェンイミド(TBBS)と共に加熱することを含む。硫黄加硫剤は典型的に
は、約1.0〜約6.0 p.h.r.の範囲の量で存在する。加硫促進剤は典型的には、約0
.4〜約2.0 p.h.r.の範囲の量で存在する。
【0032】 先に示した加硫プロセスが終わると、それから製造された加硫ゴムは、従来の
プロセスに従って製造された加硫ゴムに比べて増加された取り扱いおよび加工の
特性を有する。高温での混合と共にキノンジイミンを早期に添加することは、慣
用の添加順序および混合温度に比べて、増加された取り扱いおよび加工の特性を
生じる。
【0033】 本発明の方法によって加硫ゴムに与えられた増加された取り扱いおよび加工の
品質は、必ずしもこれらに限定されることはないが、より低い粘度(ムーニー粘
度)、より低いダイ膨張(速い緩和速度および高い未硬化のタンジェントデルタ
)、より低いロール抵抗性(rolling resistance)(より低い硬化のタンジェント
デルタ)およびより低い充填剤ネットワーク構築(filler networking)(低いペ イン効果(Payne effect))を包含する。
【0034】 先に示した語に関して、以下の記述が提示される: ムーニー粘度は、ゴムの粘度の標準的尺度を規定する技術用語である。ムーニ
ー粘度計が、ムーニー粘度を測定するために使用される。測定の単位は、ムーニ
ー単位である。
【0035】 緩和速度は、ムーニー応力緩和実験における回帰線の勾配および切片の測定の
ことをいう。この測定においては、ムーニー粘度計のローターを止め、トルクの
減衰を測定する。ロガリズム‐ロガリズム データ(log-log data)を適合させる
ために行われる減衰データの回帰分析は、勾配および切片を与える。勾配は、緩
和速度の直接の尺度であり、ここで、勾配(絶対値)が大きくなればなるほど緩
和速度が速くなる。
【0036】 未硬化のタンジェントデルタ(またはtan delta @ ml)は、レオメーターにお
いて最小トルクでのエネルギー損失の尺度をいう。未硬化のタンジェントデルタ
が高くなればなるほどゴムの加工性が良くなる(すなわち、より軟らかく、より
粘性がなく、より低いダイ膨張)。
【0037】 硬化のタンジェントデルタ(tan delta @ mh)は、レオメーターにおいて最大
トルクでのエネルギー損失の尺度をいう。硬化のタンジェントデルタはしばしば
、エネルギー散逸に関してゴムの期待される性能を反映する。低い数は、低いエ
ネルギー損失を有し、それによってより低いロール抵抗性を与える(すなわち、
効率のよい燃料消費のためのタイヤにおいて望ましい)コンパウンドを表す。
【0038】 ペイン効果(Payne effect)は、充填剤ネットワーク構築現象の尺度である。高
いペイン効果値を有するコンパウンドは、より低いペイン効果値を有するコンパ
ウンドより「エネルギー効率」が小さい傾向にある。
【0039】 以下の実施例は、慣用の技術にしたがって製造した加硫ゴムに比べて、本発明
に従って製造した加硫ゴムの増加された取り扱いおよび加工の品質を示す。
【0040】
【実施例】実施例1 本発明の方法に従い、キノンジイミンであるN-フェニル- N'-1,3-ジメチルブ チル-p-キノンジイミンを使用して、加硫ゴム組成物を製造した(表1の処方1 )。キノンジイミンであるN-フェニル- N'-1,3-ジメチルブチル-p-キノンジイミ
ンを加硫プロセス中に添加した比較の加硫ゴム組成物は、表1の処方2および3
で示される。比較の処方4および5は、p-フェニレンジアミンであるN-1,3-ジメ
チルブチル-N'-p-フェニレンジアミン(6-PPD)を使用して製造した。処方4は 、早期の添加段階で6-PPDを加えることによって製造した。処方5は、加硫プロ セス中に6-PPDを加えることによって製造した。比較処方6は、N-フェニル- N'-
1,3-ジメチルブチル-p-キノンジイミンをゴムへ早期に添加することによって製 造した。しかし、処方6の容器からの取り出し温度(dump temperature)は本発明
に必要とされる高められた取り出し温度(dump temperature)より下であった。す
べて重量はゴム100部当たりの部(p.h.r.)である。
【0041】
【表1】
【0042】 上記の組成物を次に、硫黄およびTBBSを使用した加硫プロセスに供した。以下
の表2は、加硫ゴム組成物を示す。
【0043】
【表2】
【0044】 上記の表1および2からわかるように、比較処方2および3と、処方1(本発
明に従い製造した)との間の違いの1つは、劣化防止剤であるキノンジイミンを
添加する時に関する。さらに、処方1は、137.7℃の取り出し温度(dump tempera
ture)を有する比較処方2に比べて高い取り出し温度(dump temperature)(165.5
℃)を有する。処方1と比較処方4および5との間の違いは、比較処方4および
5がフェニレンジアミン(6-PPD)を劣化防止剤として組込むことである。処方 1と比較処方6との間の違いは、処方1が、137.7℃の取り出し温度(dump tempe
rature)を有する比較処方6に比べて高い取り出し温度(dump temperature)(165
.5℃)を有することである。これらの違いは、生成物が本発明に従って製造され
たときに以下の表3に示された高められた特性を有する加硫ゴム生成物をもたら
す。
【0045】
【表3】
【0046】 このように、本発明に従い製造された加硫ゴム組成物No.1は、処方2,3お よび6(キノンジイミンを使用)ならびに処方4および5(フェニレンジアミン
を使用)で示した慣用の方法によって製造された加硫ゴム組成物に比べて、全て
に亘って優れた取り扱いおよび加工の品質を有することが表3の証拠からわかる
【0047】 異なる実施例において、未加硫ゴムのムーニー粘度を、劣化防止剤であるキノ
ンジイミンなしの組成物およびキノンジイミンを有する組成物について測定した
【0048】実施例2 天然ゴム(60CV)を50 p.h.r.のN-326カーボンブラック、5 p.h.r.のオイル、
5.0 p.h.r.のZnOおよび2.0 p.h.r.のステアリン酸と、比較のために、劣化防
止剤なしで、かつ3および5 p.h.r.のN-フェニル- N'-1,3-ジメチルブチル-p-キ ノンジイミンと共に、混合した。コンパウンドを、高速(高温に達するために)
で8.0分間混合し、160〜170℃で放出した。コンパウンドについてのムーニー粘 度ML(1+4)を表4に報告する。
【0049】
【表4】
【0050】 密閉式ミキサー中でキノンジイミンを、天然ゴムおよびカーボンブラックに添
加し、混合物を高温で数分間維持すると、天然ゴムは、軟化または解凝固の挙動
を示す。キノンジイミンの軟化効果は、いくつかの普通の軟化剤によって観察さ
れるのとほぼ同じくらい有効である。さらに、キノンジイミンは、酸化防止剤お
よびオゾン劣化防止剤の保護を有するコンパウンドを与える。
【0051】 このように、本発明は、多くの高められた取り扱いおよび加工の特性を有する
加硫ゴム組成物を、高温での初期のエラストマーとの混合段階に、劣化防止剤で
あるキノンジイミンを添加する方法によって製造する有効な方法を提供する。
【0052】 好ましい実施態様によって本発明を記載した。上記の詳細な説明を読み、理解
すれば、明らかに、他への変形および変更が生じるであろう。本発明は、すべて
のそのような変形および変更を、それらが添付の特許請求の範囲またはその等価
物内にある限り、含むものと解釈されることが意図される。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加硫ゴムの取り扱いおよび加工の特性を増加させる方法であ
    って、1種以上のキノンジイミン劣化防止剤を、未加硫のゴム組成物に添加する
    ことおよび、加硫段階の前に通常温度より高くして混合することを含む方法。
  2. 【請求項2】 加硫ゴムの特性を増加させる方法であって、 a)1種以上のエラストマー物質をミキサーに添加すること; b)少なくとも1種のキノンジイミン劣化防止剤をエラストマー物質に添加する
    こと; c)段階(a)および(b)の組合せを、初期温度約60℃〜約100℃で約0
    〜約2分間混合すること; d)カーボンブラック、酸化亜鉛およびステアリン酸を段階(c)の混合物に添
    加し、約2〜約8分間または、温度が約140〜約180℃に達するまで混合を
    続けること; e)段階(d)の混合物をミキサーから出すこと; f)硬化剤、促進剤、加工助剤、変性剤、粘着付与剤および慣用のゴム加工助剤
    を添加すること; を含み、段階(f)の組成物は次に加硫され、それによって、増加された取り扱
    いおよび加工の特性を有する加硫ゴム組成物を製造する方法。
  3. 【請求項3】 劣化防止剤が、式IaまたはIb: 【化1】 ここで、R1、R2およびR3は、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、アルキル、ア ルコキシ、アリール、アラルキル、アルカリール、シクロアルキル、複素環、ア
    シル、アロイル、カルバミル、アルコール、チオール、アルキルチオールおよび
    シアノから選ばれる同じまたは異なる基である、 に従うキノンジイミンから選択される請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 劣化防止剤化合物が、N-フェニル- N'-1,3-ジメチルブチル-
    p-キノンジイミンである請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 増加された取り扱いおよび加工の特性が、 (i)より低いムーニー粘度; (ii)より速い緩和速度; (iii)より高い未硬化のタンジェントデルタ; (iv)より低い硬化のタンジェントデルタ; (v)より低いペイン効果 のうちの1つ以上から選ばれる請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 増加された取り扱いおよび加工の特性が、 (i)より低いムーニー粘度; (ii)より速い緩和速度; (iii)より高い未硬化のタンジェントデルタ; (iv)より低い硬化のタンジェントデルタ; (v)より低いペイン効果 のうちの1つ以上から選ばれる請求項2記載の方法。
  7. 【請求項7】 エラストマーが、天然ゴム、合成のシス‐ポリイソプレンお
    よびイソプレンとスチレンとのコポリマーから選ばれる請求項2記載の方法。
  8. 【請求項8】 カーボンブラックが、ゴム100部当たり約10〜約100部(p.h.r
    .)の範囲の量で存在し、酸化亜鉛が約0.1〜約10p.h.r.の量で存在し、かつステ アリン酸が約0〜約10p.h.r.の量で存在する請求項2記載の方法。
  9. 【請求項9】 加硫の段階が、ターシャリーブチルベンゾチアゾールスルフ
    ェンイミドおよび硫黄を、段階(f)の組成物に添加することを含む請求項2記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 キノンジイミン劣化防止剤を、約0.02〜約10p.h.r.の量で
    添加する請求項2記載の方法。
  11. 【請求項11】 段階(c)での混合を、約80〜約100℃の温度で行う請求 項2記載の方法。
  12. 【請求項12】 段階(d)の混合が、約4〜約8分間か、または混合物の
    温度が約150〜約180℃に達するまでである請求項2記載の方法。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の方法および次いで加硫によって製造される
    、増加された取り扱いおよび加工の特性を有する加硫ゴム組成物。
  14. 【請求項14】 増加された取り扱いおよび加工の特性が、 (i)より低いムーニー粘度; (ii)より速い緩和速度; (iii)より高い未硬化のタンジェントデルタ; (iv)より低い硬化のタンジェントデルタ; (v)より低いペイン効果 のうちの1つ以上から選ばれる請求項13記載の組成物。
  15. 【請求項15】 請求項2記載の方法により製造される、増加された取り扱
    いおよび加工の特性を有する加硫ゴム組成物。
  16. 【請求項16】 増加された取り扱いおよび加工の特性が、 (i)より低いムーニー粘度; (ii)より速い緩和速度; (iii)より高い未硬化のタンジェントデルタ; (iv)より低い硬化のタンジェントデルタ; (v)より低いペイン効果 のうちの1つ以上から選ばれる請求項15記載の組成物。
JP2000517016A 1997-10-20 1998-10-19 ゴム添加剤としてのキノンジイミン Expired - Fee Related JP4249897B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US6248497P 1997-10-20 1997-10-20
US60/062,484 1997-10-20
PCT/US1998/022106 WO1999020687A1 (en) 1997-10-20 1998-10-19 Quinone diimine as a rubber additive

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001520292A true JP2001520292A (ja) 2001-10-30
JP2001520292A5 JP2001520292A5 (ja) 2006-01-05
JP4249897B2 JP4249897B2 (ja) 2009-04-08

Family

ID=22042806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000517016A Expired - Fee Related JP4249897B2 (ja) 1997-10-20 1998-10-19 ゴム添加剤としてのキノンジイミン

Country Status (10)

Country Link
US (1) US6184276B1 (ja)
EP (1) EP1025155B1 (ja)
JP (1) JP4249897B2 (ja)
KR (1) KR100551876B1 (ja)
CN (1) CN1153802C (ja)
BR (1) BR9813129A (ja)
CA (1) CA2308162C (ja)
DE (1) DE69811926T2 (ja)
ES (1) ES2192798T3 (ja)
WO (1) WO1999020687A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002060551A (ja) * 2000-08-17 2002-02-26 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
WO2008142906A1 (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. ゴム組成物、ビードエイペックスおよびタイヤ

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6533859B2 (en) 2000-05-26 2003-03-18 Flexsys America L.P. Surface treated carbon black having improved dispersability in rubber and compositions of rubber therefrom having improved processability, rheological and dynamic mechanical properties
US6376728B1 (en) 2000-06-20 2002-04-23 Hercules Incorporated Method, composition and mixture for inhibiting monomer polymerization
US6447649B1 (en) * 2000-07-24 2002-09-10 Ge Betz, Inc. Polymerization inhibitor for vinyl-containing materials
EP1358263B1 (en) * 2000-12-20 2008-04-02 Flexsys B.V. Silica-filled rubbers comprising a quinone dimine
KR100805489B1 (ko) * 2000-12-20 2008-02-20 플렉시스 비.브이. 퀴논 디이민을 포함하는 실리카-충전 고무
KR100475331B1 (ko) * 2002-11-22 2005-03-11 한국타이어 주식회사 타이어 험프스트립 고무 조성물
US7563179B2 (en) * 2006-01-04 2009-07-21 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
US7976409B2 (en) * 2006-01-04 2011-07-12 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
US7294067B2 (en) * 2006-01-04 2007-11-13 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
US7976410B2 (en) 2006-01-04 2011-07-12 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
US7637824B2 (en) * 2006-01-04 2009-12-29 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
US7563182B2 (en) * 2006-01-04 2009-07-21 Bridgestone Sports Co., Ltd. Polymer composition and golf ball made using the same
US7559855B2 (en) * 2006-01-04 2009-07-14 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
US7563181B2 (en) * 2006-01-04 2009-07-21 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
US7566280B2 (en) * 2006-01-04 2009-07-28 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
US7559856B2 (en) * 2006-01-04 2009-07-14 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
US7407449B2 (en) * 2006-01-04 2008-08-05 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
US20090314408A1 (en) * 2006-10-05 2009-12-24 Takafumi Taguchi Rubber composition for clinch apex and pneumatic tire having clinch apex using same
JP4467605B2 (ja) * 2007-06-18 2010-05-26 住友ゴム工業株式会社 ゴム組成物、クリンチおよびタイヤ
KR100941986B1 (ko) * 2008-06-26 2010-02-11 금호타이어 주식회사 내열 특성이 향상된 타이어 카카스용 고무 조성물
WO2011128491A1 (en) * 2010-04-12 2011-10-20 Metso Paper, Inc. A roll for a fiber web machine
US9090526B2 (en) 2011-06-13 2015-07-28 Nalco Company Synergistic combination for inhibiting polymerization of vinyl monomers
US9944577B2 (en) 2012-10-25 2018-04-17 Baker Hughes, A Ge Company, Llc Hydroquinone compounds for inhibiting monomer polymerization
US9611336B2 (en) 2012-10-25 2017-04-04 Baker Hughes Incorporated Quinone compounds for inhibiting monomer polymerization
RU2656332C1 (ru) * 2017-06-23 2018-06-05 Общество с ограниченной ответственностью "Научно-производственное предприятие КВАЛИТЕТ" ООО "НПП КВАЛИТЕТ" Способ получения хинондииминового антиоксиданта для растворных каучуков
US10584234B1 (en) 2017-06-28 2020-03-10 Firestone Industrial Products Company, Llc Antioxidant precursors for elastomeric compositions
WO2024129798A1 (en) 2022-12-13 2024-06-20 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Rubber composition with longer lasting antiozonation system
WO2024129797A1 (en) 2022-12-13 2024-06-20 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Rubber composition with longer lasting antiozonation system

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2170191A (en) * 1934-05-31 1939-08-22 Us Rubber Co Treatment of rubber
GB1422641A (en) * 1972-08-23 1976-01-28 Malaysian Rubber Producers Retarding rubber vulcanization
GB1421011A (en) 1972-10-24 1976-01-14 Ashland Oil Inc Master-batched solid rubber blends and methods of making same
US4029633A (en) 1976-04-14 1977-06-14 Cabot Corporation Carbon black-rubber masterbatch production
US4513110A (en) * 1983-06-09 1985-04-23 Monsanto Company Method of treating diene rubber and improved rubber compositions
US5118807A (en) * 1989-10-13 1992-06-02 Uniroyal Chemical Company, Inc. N-alkyl-p-quinonediimino triazine compounds
US5208280A (en) * 1989-10-13 1993-05-04 Uniroyal Chemical Company, Inc. Elastomers and tire with N-alkyl-p-quinonediimino triazine stabilizers
JPH08183883A (ja) 1995-01-04 1996-07-16 Sumitomo Chem Co Ltd タイヤトレッド用ゴム組成物およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002060551A (ja) * 2000-08-17 2002-02-26 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
WO2008142906A1 (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. ゴム組成物、ビードエイペックスおよびタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
DE69811926D1 (de) 2003-04-10
ES2192798T3 (es) 2003-10-16
CA2308162C (en) 2007-08-28
WO1999020687A1 (en) 1999-04-29
CA2308162A1 (en) 1999-04-29
BR9813129A (pt) 2000-08-15
EP1025155B1 (en) 2003-03-05
CN1153802C (zh) 2004-06-16
EP1025155A1 (en) 2000-08-09
EP1025155A4 (en) 2001-01-03
DE69811926T2 (de) 2003-11-13
JP4249897B2 (ja) 2009-04-08
CN1278840A (zh) 2001-01-03
US6184276B1 (en) 2001-02-06
KR20010031250A (ko) 2001-04-16
KR100551876B1 (ko) 2006-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001520292A (ja) ゴム添加剤としてのキノンジイミン
JP2002088192A (ja) ゴム混合物
JP5097896B2 (ja) ゴム組成物とその組成物を有するタイヤ
JPH03139550A (ja) エラストマー組成物
JP4541475B2 (ja) ゴム組成物の製造方法及びゴム組成物
BRPI0903440A2 (pt) método para aperfeiçoar a resistência ao escoamento a frio de polìmeros
US4124750A (en) Green strength of synthetic elastomers
US20160297913A1 (en) Elastomeric Compounds Having Increased Cold Flow Resistance And Methods Producing The Same
EP3397678B1 (en) Elastomeric composition and vulcanization accelerator used therein
US3304285A (en) Stabilization of rubber with a mixture of diamines
SU818490A3 (ru) Способ вулканизации резиновойСМЕСи
US2470947A (en) 2,2'-dithio bis propionanilide softener for rubbers
US3304284A (en) Stabilization of rubber with a mixture of diamines
US2136373A (en) Softened rubber
US2727014A (en) Method for retarding prevulcanization of rubber mixes
US2717914A (en) Retarding of sulfur vulcanization
JP2008038028A (ja) タイヤインナーライナー用ゴム組成物およびこれを用いた空気入りタイヤ
JPH01188541A (ja) 非ハロゲン化ゴム用硬化活性剤
RU2365603C2 (ru) Композиция резиновой смеси для подпротектора шин и способы ее применения
KR101911840B1 (ko) 타이어 트레드용 고무 조성물
US2900358A (en) Process for compounding conjugated diene rubbers with cyclotetrathiotetraimine and product obtained thereby
US2546446A (en) Production of rubber products
US3933739A (en) N-Isopropyl-N'-5-methyl-3-heptyl-p-phenylenediamine antiozonant for rubber
US2582278A (en) Processing rubber
RU2224769C2 (ru) Способ получения стабилизатора и полиизопреновая композиция, его содержащая

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051004

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081226

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090116

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120123

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130123

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees