JP2001519785A - 局所的障害および創傷の治療のための細菌細胞壁抽出物の使用 - Google Patents

局所的障害および創傷の治療のための細菌細胞壁抽出物の使用

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Abstract

(57)【要約】 局所的障害または創傷を有する動物に、局所的障害またはその症状を低減または排除するのに、あるいは創傷治癒を助長または促進するのに十分な量の細菌細胞壁抽出物を投与することによる、動物における局所的障害または創傷の治療方法。好ましくは、細菌細胞壁抽出物は、マイコバクテリア、例えばマイコバクテリウム・フレイ(Mycobacterium phlei)から調製されるマイコバクテリウム細胞壁抽出物である。

Description

【発明の詳細な説明】 局所的障害および創傷の治療のための細菌細胞壁抽出物の使用 発明の分野 本発明は、皮膚科学および免疫学の分野に関し、特に局所的障害を治療し、そ して創傷治癒を増強するための非特異的免疫刺激剤としての細菌細胞壁抽出物の 治療的使用に関する。 発明の背景 動物またはヒトにおける局所的障害は、治療が難しい。種々の薬剤が種々の局 所的障害を治療するために用いられてきたが、成功例は限られている。これらの 薬剤の安全性および有効性は様々で、大部分は投与経路、ならびに局所的障害の 種類および重症度によっている。したがって、必要なのは、種々の局所的障害を 治療するために有効且つ安全で、そして種々の経路により投与可能な治療薬であ る。 動物またはヒトにおける創傷も治療が難しく、同一のまたは異なる種類の創傷 の両方に対して種々の薬剤が用いられてきた。これらの薬剤の安全性および有効 性は様々で、大部分が投与経路ならびに創傷の種類および重症度によっている。 ウマでは、四肢の遠位部分の創傷の治癒は、創傷拡大、創傷収縮、過度の肉芽形 成および治癒時間の長期化という難しさを伴う。したがって、必要なのは、種々 の創傷を治療するために有効且つ安全であり、創傷拡大を低減し、創傷収縮を増 強し、過度の肉芽形成を防止し、治癒を促進する、種々の経路により投与され得 る治療薬である。 発明の概要 本明細書中で用いる場合、「局所」という用語は、動物またはヒトの皮膚、粘 膜および上皮細胞層を含む。本明細書中で用いる場合、「障害」という用語は、 正規のまたは正常な構造または機能における外乱または異常を意味する。 動物における局所的障害を予防、治療および排除するための、そして創傷を治 療するための方法が提供される。本方法にしたがって、細菌細胞壁抽出物は、局 所的障害またはその症状を治療するのにあるいは創傷治癒を増強するのに十分な 量で、動物に投与される。細菌細胞壁抽出物は安全であり、最小度の副作用を有 するかまたは副作用を全く有さず、そして局所的障害または創傷を蒙っている動 物に、例えばヒトを含めた哺乳類、鳥類、魚類、両生類、および、甲殻類(これ らに限定されない)に投与され得る。 免疫応答は全身に関連し、多数の複雑な相互作用により調節され、影響を受け るので、非特異的免疫刺激は多数の免疫応答を促進および増幅可能である。酵母 、細菌、ウイルス、植物、バイオテクノロジーおよび化学起源(これらに限定さ れない)の製剤は、免疫系を非特異的に刺激し得る。あらゆる細菌種を用いて、 細菌細胞壁抽出物を調製し得る。マイコバクテリウム属、、コリネバクテリウム 属、プロプリオンバクテリウム属、ノカルジア属、ロドコッカス属、ボルデテラ 属、リステリア属およびカルメット−ゲラン菌(BCG)からの抽出物が好ましい が、これらに限定されない。マイコバクテリウム属菌およびコリネバクテリアか らの抽出物がより好ましい。マイクロバクテリウム・フレイ(Mycobacterium phl ei;チモテ菌)が最も好ましい。 細菌細胞壁抽出物は、当業者に既知の経路により投与され得る。その例として は、例えば局所、経口、鼻腔、直腸、尿道、膣内、子宮内、静脈内、皮下および 筋肉内投与が挙げられるが、これらに限定されない。 動物に投与する場合、細菌細胞壁抽出物は、局所的障害、例えば皮膚粘膜およ び上皮性疾患、例えば表皮、真皮、眼、鼻咽頭、胃腸管および尿生殖管の症状( これらに限定されない)を治療する場合の治療薬として有効である。このような 疾患としては、歯肉炎、乾癬、褥瘡性潰瘍、皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、光線 性角化症、ざ瘡、副鼻腔炎、扁桃炎、慢性頬潰瘍、胃潰瘍、炎症性腸疾患、慢性 胃腸疾患、慢性泌尿生殖性疾患、そして真菌、酵母、ブドウ球菌およびその他の 細菌ならびにウイルスおよび真菌性皮膚炎が挙げられるが、これらに限定されな い。 細菌細胞壁抽出物の投与は、創傷、例えば熱傷、挫傷、擦り傷、切り傷、裂傷 、ならびに切除性および全厚性創傷を治療するのにも有効であるが、これらに限 定 されない。細菌細胞壁抽出物は、創傷の繊維形成、肉芽形成、収縮および上皮形 成を促進する。 手短に言えば、細菌細胞壁抽出物は以下のように調製される。細菌を液体培地 中で増殖させて、回収する。細菌を破砕し、次に遠心分離により沈殿させて破砕 細菌を回収することにより細胞壁が調製される。細胞壁画分(遠心分離工程から のペレット)をタンパク質分解酵素で消化することにより除タンパクし、界面活 性剤で処理して、洗浄し、凍結乾燥する。この画分は、局所的障害または創傷を 蒙った動物に種々の経路により投与するために適切なアジュバント/安定剤中に 懸濁された脂質小滴に吸着され得る。好ましくは、細閑細胞壁抽出物は、水中油 型エマルション、油中水型エマルション、生理学的に許容可能な緩衝剤、ローシ ョンおよびクリーム中に処方される。 本明細書中に記載した細菌細胞壁抽出物の投与は、免疫系の活性化を非特異的 に生じるという点で、従来の療法とは異なる。これは免疫系の防御能力を増強し 、それが次に種々の局所的障害を予防、治療および排除し、そして創傷治癒を促 進するよう作用する。したがって、細菌細胞壁抽出物は、感染生物体に対する抗 体を有さない動物における局所的障害を治療するのに有効である。細菌細胞壁抽 出物は、創傷の原因にかかわらず、創傷を治療して治癒を促進するのにも有効で ある。 したがって、局所的障害を予防するのに有効な方法を提供することが本発明の 目的である。 本発明の別の目的は、進行中の局所的障害を治療するのに有効である方法を提 供することである。 本発明の別の目的は、局所的障害の再発を予防するのに有効な方法を提供する ことである。 本発明の別の目的は、局所的障害を排除するのに有効な方法を提供することで ある。 本発明の別の目的は、創傷治癒を促進するのに有効な方法を提供することであ る。 本発明の別の目的は、創傷内の感染を防止するのに有効な方法を提供すること である。 本発明の別の目的は、受容者における副作用を最小度にするかまたは全くなく する方法を提供することである。 本発明の別の目的は、受容者に対して非毒性である方法を提供することである 。 本発明の別の目的は、ツベルクリン皮膚検定に対して受容者を感作しない方法 を提供することである。 本発明の別の方法は、受容者にアナフィラキシーを引き起こさない方法作用物 質を提供することである。 本発明のこれらのおよびその他の目的、特徴および利点は、下記の開示された 実施の形態の詳細な説明および添付の請求の範囲を検討すれば明らかになる。 発明の詳細な説明 動物における局所的障害を予防、治療または排除するための、そして創傷治癒 を促進するための方法を、本明細書に記載する。本発明の方法にしたがって、細 菌細胞壁抽出物は、局所的障害を予防、低減または排除するのにあるいは創傷治 癒を促進するのに十分な量で、局所的障害を示すかまたは創傷を有する動物に投 与される。細菌細胞壁抽出物は、身体に局所的障害を中和させるかまたは未然に 防止させ、創傷治癒を促進させるような方法で動物の免疫系を刺激する。細菌細 胞壁抽出物は、局所的障害を治療または予防し、そして創傷治癒を増強するため に、ヒトまたはその他の哺乳類、鳥類、魚類、両生類および甲殻類といった動物 (これらに限定されない)に投与し得る。細菌細胞壁抽出物は、当業者に既知の 経路により投与され得る。その例としては、例えば局所、経口、鼻腔、直腸、尿 道、膣内、子宮内、皮下、静脈内および筋肉内投与が挙げられるが、これらに限 定されない。 動物に投与する場合、細菌細胞壁抽出物は、局所的障害、例えば皮膚および粘 膜疾患、例えば表皮、真皮、眼、鼻咽頭、胃腸管および尿生殖管の症状(これら に限定されない)を治療する場合の治療薬として有効である。このような疾患ま たは障害としては、歯肉炎、乾癬、褥瘡性潰瘍、皮膚炎、アレルギー性接触皮膚 炎、光線性角化症、ざ瘡、副鼻腔炎、扁桃炎、慢性頬潰瘍、胃消瘍、炎症性腸疾 患、慢性胃腸疾患、慢性泌尿生殖性疾患、熱傷そして真菌、酵母、ブドウ球菌お よびその他の細菌性(ウイルスおよび真菌性)皮膚炎が挙げられるが、これらに 限定されない。細菌細胞壁抽出物は、局所的障害の悪症状の重症度を低減し得る し、それらの再発も低減し得る。 細菌細胞壁抽出物の投与は、創傷、例えば熱傷、挫傷、擦り傷、切り傷ならび に切除性および全厚性創傷を治療するのにも有効であるが、これらに限定されな い。細菌細胞壁抽出物は、創傷の繊維形成、肉芽形成、収縮および上皮形成を促 進する。本明細書に記載した方法による創傷の治療は、迅速な治癒を促進し、そ して感染および瘢痕形成(これらに限定されない)を含めた悪性合併症を最小限 にするかまたは排除する。 本明細書中に記載した方法は、局所的障害または創傷を有する動物の免疫系の 活性化を非特異的に刺激するかまたは引き起こすという点で、従来の療法とは異 なる。この免疫系活性化は免疫系の防御能力を増強し、それにより局所的障害を 改善し、そして創傷治癒を促進する。したがって、本方法は、過去に疾病に曝露 されていない、そして疾患に対する抗体を未だ保有していない動物における局所 的疾患を治療するのに有効である。 本発明の方法は、受容者における陽性ツベルクリン反応を引き起こさず、細菌 細胞壁抽出物を反復投与した場合でさえアナフィラキシー反応を滅多に引き起こ さず、そして最小限の副作用を有するかまたは副作用は全く有さない。細菌細胞 壁抽出物の投与は免疫感作工程ではないが、しかし一般的に受容者自身の免疫系 が疾患を排除し、創傷を治癒し得るように免疫系を刺激するための過程であると 理解される。したがって、本治療方法は、進行中の局所的障害の治療に、そして 創傷治癒の促進に理想的に適しており、従来の薬剤を利用しない新規の方法を提 供する。細菌細胞壁抽出物調製 あらゆる細菌種を用いて細菌細胞壁抽出物を調製し得る。それらの例としては 、マイコバクテリウム属(Mycobacterium)、コリネバクテリウム属(Corynebacter ium)、プロプリオンバクテリウム属(Proprionebacterium)、ノカルジア属(Nocar dia)、ロドコッカス属(Rhodococcus)、ボルデテラ属(Bordetella)、リステリア 属(Listeria)およびカルメット−ケラン菌(bacille Calmette-Guerin;BCG)が 挙げられるが、これらに限定されない。マイコバクテリウム属菌およびロドコッ カス属菌からの細胞壁抽出物が好ましい。マイクロバクテリウム・フレイ(Mycob acterium phlei)からの細胞壁抽出物が最も好ましい。細菌細胞壁抽出物の好ま しい製造方法は、米国特許第4,744,984号(この記載内容は、参照によ り本明細書中に含まれる)に記載されている。マイコバクテリウム属菌細胞壁抽 出物は、生物学的供給会社、例えばBioniche,Inc.(London,Ontario)から市 販品として得ることもできる。 手短に言えば、細菌細胞壁抽出物は以下のように調製される。細菌を液体培地 中で増殖させて、回収する。細菌を破砕して、次に遠心分離沈殿により破砕細菌 を回収することにより細胞壁を調製する。遠心分離工程からのペレットである細 胞壁画分をタンパク質分解酵素で消化することにより除タンパクし、界面活性剤 で処理して、洗浄し、凍結乾燥する。この分画は、局所的障害または創傷を蒙っ た動物に投与する前に適切なアジュバント/安定剤中に懸濁された脂質小滴に吸 着され得る。 細菌細胞壁抽出物は、好ましくは使用前にアジュバント中で乳化される。アジ ュバントは、当業者に既知の多数のアジュバントのいずれかであり得る。好まし いアジュバントは油と水とのエマルションであり、これは細菌細胞壁抽出物を油 と混合し、水性緩衝剤を界面活性剤とともに添加し、そして当業者に既知のいく つかの方法のいずれかにより混合物を乳化することにより調製され得る。これら の方法としては、高速ブレンダーまたはポッター−エルベージェムホモジナイザ ー中での均質化、音波破砕および微流動化(microfluidization)が挙げられるが 、これらに限定されない。さらに、細菌細胞壁抽出物は、例えば、鉱油(Drakeol 6-VR,Penreco,Butler,PA)、スクアラン、スクアレンおよび合成鉱油n−ヘキ サデカンといった多数の、しかしこれらに限定されない油中で乳化され得る。エ マルションの製造方法は重要ではない、と当業者は理解するであろう。油および 水性相の組成物の多数の変形物、それらの割合及び乳化の手段は当業者には明ら かであり、本発明の実施に際して細菌細胞壁抽出物とともに用い得る。 細菌細胞壁抽出物の好ましいエマルションは、約5g〜15gの乾燥除タンパ ク細菌細胞壁を乾燥した1リットルビーカーに添加することにより調製される。 鉱油、スクアレン、スクアランまたはn−ヘキサデカンは、細胞壁1g当たり約 10ml〜50mlで添加される。懸濁液を覆い、約30分間から一夜混合する 。細胞壁/油混合物の約10mlのアリコートを1リットルビーカーに移す。滅 菌リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)500mlを各アリコートに添加する。Mi crofluidics Tabletop Microf1uidizerTMモデルM−110Yを1フロースルー に関して約20,000psi〜30,000psiで用いる微流動化により、 約6ml〜7mlの混合物のアリコートを均質化し、滅菌瓶に移して、4℃で保 存する。 任意に、水酸化アルミニウム安定剤を細菌細胞壁抽出物エマルションに添加し てもよい。水酸化アルミニウムをReheis Chemical Co.(Berkeley Heights,N J)から9.4%圧縮ケルとして入手し、脱イオン水を添加することにより1. 3%酸化アルミニウムに水和する。ゲルを、細菌細胞壁抽出物エマルションに添 加する前に、オートクレーブ中で120℃で20分間滅菌する。1リットルの最 終エマルションは、約900mlの乳化細菌細胞壁抽出物、50mlの1.3% 酸化アルミニウムおよび40mlの添加PBSを含有する。ThimerosalTM(エチ ルメルクリチオサリチレート、Sigma Chemical Co.,St.Louis,MO)および抗 生物質、例えばゲンタマイシンおよびアンホテラシンB(これらに限定されない )を、細菌細胞壁抽出物エマルションに対する防腐剤として添加し得る。Thimer osalTMの好ましい濃度は約0.1g/1、ゲンタマイシンは約30μg/mlそ してアンホテラシンBは約2.5μg/mlである。 本発明の方法に投与される細菌細胞壁抽出物の既知の活性成分としては、ムラ ミルジペプチドのファミリー、トレハロースジミコール酸、ならびに細菌の除タ ンパク細胞壁骨格中に存在し得る任意の未知の活性成分が挙げられる。本発明は 、例えば好中球、リンパ球およびマクロファージを含めた、しかしそれらに限定 されない身体の免疫成分が存在するあらゆる局所的障害の治療に、そしてあらゆ る創傷の治癒の促進に有効である。さらに、細菌細胞壁抽出物は免疫系の細胞に 作用して、サイトカインの産生増大を刺激すると考えられる。細菌細胞壁抽出物の処方および投与 細菌細胞壁抽出物は、当業者に既知の処方方法を用いて、医薬上許容可能な組 成物として提供され得る。処方法の例は、例えばH.C.Ansel,et al.,PHARMAC EUTICAL DOSAGE FORMS AND DRUG DELIVERY SYSTEMS,6thedition(Williams & W ilkins,Philadelphia 1995)(参照により本明細書中に含まれる)にある。当業 者に既知のその他の処方も用い得る。処方物としては、経口、眼(硝子体内また は眼房内を含む)、鼻、局所的(バッカルおよび舌下を含む)、膣、直腸、尿道ま たは非経口的(皮下、筋肉内、静脈内、皮内、気管内および硬膜外を含む)投与 に適したものが挙げられるが、これらに限定されない。 処方物は、従来の製薬技法により調製される単位投与形態で提供されると便利 である。このような技法には、活性成分および製剤担体または賦形剤を組み合わ せる工程が含まれる。概して、処方物は、活性成分を液体担体または微細分割固 体担体またはその両方と均一に且つ直接組み合わせて、必要な場合には、次に製 品を成形することにより調製される。 本方法は、応答免疫細胞に提示するために用いられる担体/ビヒクル(担体と しては、例えばリポソーム、種々の非分解性ポリマーおよび浸透圧ミニポンプを 含むがそれに限定されない)にかかわらず、その中のいずれか一つ、あるいはす べてのまたは任意の成分の組合せでも用い得る。さらに、その組合せを生分解性 ポリマー中に組み入れて化合物を持続性放出させ得るが、ポリマーは薬剤送達(d rug delivery)が望ましい場所の付近に埋め込まれる。生分解性ポリマーおよび その使用は、例えばBrem,e tal.1991,Journal of Neurosurqery,74:441-446 (参照により本明細書中に含まれる)に記載されている。 経口投与に適した本方法の処方物は、個別の単位、例えば各々が所定量の活性 成分を含有するカプセル、カシェ剤または錠剤;粉末または顆粒;水性液または 非水性液中の溶液または懸濁液;水中油液体エマルションまたは油中水エマルシ ョン、そして巨丸剤として提供され得るが、これらに限定されない。 錠剤は、任意に1つ又はそれ以上の副成分とともに圧縮または成形することに より製造し得る。圧縮錠剤は、適切な機械で圧縮することにより調製し得る。易 流動性形態の、例えば粉末または顆粒のような活性成分を、結合剤、滑剤、不活 性希釈剤、防腐剤、界面活性剤または分散剤と必要に応じ一緒に混合し得る。成 形錠剤は、不活性液体希釈剤で湿潤化した粉末化化合物の混合物を適切な機械で 成形することにより、製造し得る。錠剤は、任意にコーティングするかまたは刻 み目を付け得るし、ならびにその中の活性成分が徐々にまたは制御されて放出さ れるよう処方し得る。 口腔に局所投与するのに適した本方法の処方物としては、風味付けした基剤、 通常はスクロースおよびアラビアゴムまたはトラガカントゴム中に活性成分を含 むロゼンジ;不活性基剤、例えばゼラチンおよびグリセリン、またはスクロース およびアラビアゴム中に活性成分を含む香錠;そして適切な液体担体中で投与さ れる活性成分を含むうがい薬が挙げられる。 皮膚に局所投与するのに適した本方法の方法の処方物は、医薬上許容可能な担 体中に投与される活性成分を含むエマルション、軟膏、クリーム、ゲル、ローシ ョンおよびペーストとして提供され得る。 直腸投与するための本方法の処方物は、適切な基剤、例えばココアバターまた はサリチレートとともに活性成分を含む坐薬として提供される。 鼻腔内投与するのに適した本方法の、担体が固体である処方物は、粒子サイズ が例えば20〜500μの範囲の粗粉末で、これは、鼻に近く保持される粉末の 容器から鼻道を通して迅速に吸入することにより嗅剤が投与される方法で投与さ れる。例えば鼻腔スプレーまたは点鼻薬として投与するための、担体が液体であ る適切な処方物には、活性成分の水性または油性溶液が含まれる。 膣投与に適した本方法の処方物は、活性成分の他に、当業界で適切であること が既知の担体を含有するペッサリー、タンポン、クリーム、ゲル、ペースト、発 泡体またはスプレー処方物として提供され得る。 非経口投与に適した処方物としては、酸化防止剤、緩衝剤、静菌剤および処方 物を意図された受容者の血液と等張にする溶質を含有し得る水性および非水性滅 菌注入溶液;そして沈殿防止剤および増粘剤を含み得る水性および非水性滅菌懸 濁液が挙げられる。処方物は、単位用量または多用量容器中に、例えば密封アン プルおよびバイアル中に提供され得るし、そして使用直前に滅菌液体担体、例え ば注入用の水だけを必要とする、冷凍乾燥(凍結乾燥)条件で保存され得る。即 時調合する注射溶液および懸濁液は、前記の種類の滅菌粉末、顆粒および錠剤か ら調製し得る。 投与される細菌細胞壁抽出物の最適用量は、治療される動物のサイズにより、 そして投与方法によって変わる。免疫系を刺激するのに十分な量が必要なだけで ある。1回用量は、細菌細胞壁抽出物約0.01〜10mg/ml、さらに好ま しくは約0.05〜6mg/ml、最も好ましくは約0.1〜4.0mg/ml である。細菌細胞壁抽出物は、約0.01〜10ml、さらに好ましくは約0. 05〜7.5ml、最も好ましくは約0.1〜5.0mlの総用量で投与される 。局所使用に関しては、細菌細胞壁抽出物はエマルションとして投与されるか、 あるいはローション、クリーム、ゲルまたはその他の当業者に既知の担体中に懸 濁される。 本発明の細菌細胞壁抽出物は、1回または数回、同一受容者に投与し得る。投 与量および投与計画は、当業者により容易に決定され得る。好ましい投与処方物 は、本発明に記載した(それらに限定されないが)処方物中に1用量または1単 位、亜用量または亜単位、あるいはその分数分の細菌細胞壁抽出物を含有するも のである。さらに、本明細書中に具体的に記載した成分の他に、本方法は、用い られる処方物の種類に関係がある業界で慣用的なその他の作用物質を含み得る、 と理解されるべきである。 以下の実施例で本発明をさらに説明するが、同時に本発明はそれらに限定され ないものとする。 実施例1 細菌細胞壁抽出物の調製 実施例1に記載するようなマイクロバクテリウム・フレイ(Mycobacterium phl ei)細胞壁抽出物の調製は、その他の細菌種からの細胞壁抽出物の調製を代表す る。 Mycobacterium phleiは、Institut fur Experimental Biologie and Medizin ,Borstel,West Germanyから入手し、滅菌乳汁中の懸濁液と して−60℃で保存した。修飾細胞壁の生物活性のいかなる減損も伴わずに、1 976〜1985年の間に、単離物は約11回移転された。M.phleiは、Petrag nani培地(Difco Labs,Detroit,MI)で培養した。 ヒートシステム音波処理機(従来はBranson音波処理機と呼ばれていた)XL 2015型を用いて、Mycobacterium phlei細胞壁を調製した。約400gの湿 った細胞塊を、約1200m1の容量を有する消浄なブレンダーに入れた。細胞 塊を高速で30〜60秒間混合した。混合後、6mlのTween 80および200 〜400mlの滅菌水を細胞混合物に添加した。次に、全細胞懸濁液を、低速で 約10秒間、ブレンダー中で混合した。 ヒートシステム音波処理機と3/4タップホーン(tapped horn)を用いて、超 音波細胞破砕により細胞破砕を行った。細胞が容量の約50%〜70%を構成す る細胞懸濁液500mlを1リットルビーカーに入れて、8の設定で約5分間、 音波処理した。音波処理物は、分画工程中は氷上の滅菌フラスコ内に保存した。 音波処理物を250mlの遠心分離瓶に移して、GSAローターを備えた中速 遠心分離器中で、15℃において27,500×gで1時間、遠心分離した。遠 心分離からの上清液をデカントし、廃棄した。破損していない細胞の、最下層白 色ペレットを廃棄した。沈殿粗細胞壁画分をブレンダーに移して、低速で混合す ることにより、滅菌脱イオン水中に懸濁した。粗細胞壁画分を、再懸濁および1 5℃において27,500×gで1時間の遠心分離により洗浄した。再び、破損 していない細胞の、最下層白色ペレットを廃棄した。 粗細胞壁画分を洗浄後、ペレットを滅菌脱イオン水中に再懸濁し、350×g で5分間回転して非破損細胞を沈殿させる一方で細胞壁は上清液中に保持させた 。上清液をデカントし、15℃において27,500×gで1時間遠心分離して 、粗細胞壁画分を沈殿させた。 粗細胞壁画分を、タンパク質分解酵素で消化することにより除タンパクした。 約400gの全細胞から得られた粗細胞壁画分を、低速で混合することにより、 1リットルの0.05Mトリス−HCl、pH7.5中に再懸濁した。粗細胞壁 画分がトリス緩衝液中に十分に再懸濁された後、50mgのトリプシン(膵臓ト リプシン、Siqma Chemical Co.,St.Louis,MO)を添加し、磁気攪拌棒を 用いて35℃で6時間、懸濁液を攪拌した。トリプシン処理後、50mgのプロ ナーゼ(Streptomyces griseusプロテアーゼ、Sigma Chemical Co.,St.Louis ,MO)を1リットル毎のトリプシン処理細胞壁懸濁液に添加した。磁気攪拌棒を 用いて35℃で12〜18時問、懸濁液を攪拌した。 プロテアーゼ消化細胞壁画分を、界面活性剤およびフェノールで処理した。1 リットル毎の細胞壁懸濁液に、60gの尿素(J.T.Baker Chemical Co.,Phil lipsburg,NJ)、2.0mlの100%トリトンX−100(ポリオキシエチレ ンエーテル、Sigma Chemical Co.,St.Louis,MO)および100gのフェノー ル結晶(Fisher Scientific,Fair Lawn,NJ)を添加した。懸濁液を含むフラス コをアルミホイルで軽く覆い、60℃〜80℃に加熱して、1時間攪拌した。除 タンパク細胞壁画分を、GSAローターにより16,000×gで10分問回転 させた。上清画分をデカントして、廃棄し、ペレットの下の暗色流体を使い捨て ピペットを用いて除去した。約1リットルの滅菌水中に再懸濁して細胞壁ペレッ トを3回洗浄し、GSAローターにより16,000×gで10分間遠心分離し た。 洗浄し、修飾したマイコバクテリウム属細菌の細胞壁抽出物(MCWE)また は細胞壁ペレットを、少量の脱イオン化滅菌水を含む凍結乾燥フラスコに懸濁液 を移すことにより、凍結乾燥させた。30g毎の湿潤細胞壁出発物質に対して、 300ml凍結乾燥フラスコ1本を用いた。固体二酸化炭素で冷却しておいたエ タノール中でフラスコを回転することにより、細胞壁懸濁液をシェル凍結させた 。フラスコの内容物を凍結後、フラスコを凍結乾燥装置(Virtis Co.,Inc.,G ardiner,NY)に取り付けて、凍結乾燥した。凍結乾燥後、試料を滅菌ねじ蓋容 器に移して、無水硫酸カルシウムを含むデシケーター中で−20℃で保存した。 実施例2 細菌細胞壁抽出物の乳化 マイコバクテリウム属細菌細胞壁抽出物(MCWE)のエマルションを4工程 で調製した。即ち、(1)乾燥除タンパクマイコバクテリウム属細菌細胞壁抽出 物およびスクアランの乳化容器への添加、(2)油中での細胞壁抽出物の懸濁、 (3)界面活性剤を含有する緩衝化生理食塩溶液の、細胞壁抽出物および油の混 合物への添加、そして(4)油−細胞壁抽出物複合体の水性界面活性剤生理食塩 溶液中での乳化の工程であった。 Microfluidics Tabletop MicrofluidizerTMモデルM−110Yを1フロース ルーに関して約10,700〜23,000psiで用いる微流動化により乳化 を行った。典型的工程容量は、約6〜7ml/行程であった。数グラムの凍結乾 燥MCWE(前記の実施例1に記載されたように調製)を、乾燥滅菌済の1リッ トルビーカーに添加した。スクアランを1gのMCWE当たり20m1の濃度で 添加し、混合物を被覆して、一夜放置した。油と水との懸濁液中の油の最適濃度 は、約1%〜7%であった。油−MCWE混合物の10mlアリコートを滅菌1 リットルビーカーに移した。500mlの滅菌リン酸緩衝化生理食塩水(0.0 5Mリン酸ナトリウム、pH7.2、9gのNaC1および2mlのTween-80/ 脱イオン水1リットル)を油−MCWEEの各10mlアリコートに添加した。 混合物を微流動化により均質化し、4℃で保存のために滅菌蓋付瓶に移した。エ マルションの試料を、光学顕微鏡を用いてカバーガラス下で検査して、油小滴が 透明で暗色の縁を有するというよりむしろ、小さく、粒状の外見であることを確 認した。粒状の外見の小滴は、細胞壁の油担体への適正な吸着を示す。 水中油型エマルション中の細胞壁調製物の瓶を滅菌混合容器中にプールし、3 0μg/mlのゲンタマイシンおよび2.5μg/mlのアンホテラシンBを、 1リットル毎の細胞壁抽出物エマルションに防腐剤として添加した。Filamatic Vial Filler(National Instrument Co.,Baltimore,MD)を用いて滅菌層状空 気流下で、滅菌I型ガラス瓶およびプラスチック注射器に1.5ml〜10ml の安定化エマルションを充填した。バイアルおよび注射器に蓋をして、密封し、 4℃で保存した。 実施例3 局所MCWEによる単純ヘルペスの治療 本試験では、4名の単純ヘルペス(口辺ヘルペス)患者を、1mg/mlのM CWEを含有するMCWEエマルション(実施例3に前記)で処置した。本試験 に関する結果判定基準は、口辺ヘルペスの症状および再発の消散に関する。 被験者1−患者GM GM(男性)は、再発性口辺ヘルペスの病歴を有する。一般用医薬は、彼の症 状の最小度の消散を提供し、口辺ヘルペスの再発の低減は提供しなかった。MC WEエマルションの薄膜を1日2〜3回、口辺ヘルペスに直接適用した。GMは 、口辺ヘルペスの迅速な消散と、再発が1年またはそれ未満に1回に低減したこ とを報告した。口辺ヘルペスが始まったと例えば彼が感じた時に、口辺ヘルペス 域に局所MCWEを適用すると、口辺ヘルペスの迅速な消散が生じたとも報告し た。局所MCWEの副作用は報告されなかった。 被験者2−患者GO 患者GO(女性)は、ストレス関連性である再発性口辺ヘルペスの病歴を有す る。一般用医薬は、彼女の口辺ヘルペスにまたはその再発に影響を及ぼさなかっ た。MCWEエマルションの薄膜を1日2〜3回、彼女の口辺ヘルペスに直接適 用した。GOは、3日以内の口辺ヘルペスの消散と、その再発の低減を報告した 。局所MCWEの副作用は報告されなかった。 被験者3−患者SM 患者SM(女性)は、再発性口辺ヘルペスの病歴を有する。5%アシクロビル 軟膏を含めた治療は、彼女の口辺ヘルペスに最小度の効果を及ぼし、その再発に は全く影響を及ぼさなかった。MCWEエマルションの薄膜を1日2〜3回、彼 女の口辺ヘルペスに直接適用した。SMは、口辺ヘルペスの消散と、その再発の 低減を報告した。口辺ヘルペスが最初に開始したときにMCWEエマルションを 局所的に用いて、その発生を防止したとも、彼女は報告した。 被験者4−患者RB 患者RB(男性)は、口辺ヘルペス、熱性疱疹および口唇周囲の病変の病歴を 有する。MCWEエマルションを3日間、罹患領域に直接適用した。RBは、2 4時間以内の病変の乾燥および退行と、72時間後の病変の完全消散を報告した 。局所MCWEの副作用は報告されなかった。 まとめ 前記のデータは、局所MCWEによる単純ヘルペス(口辺ヘルペス)の処置が 口辺ヘルペスの症状の消散と、口辺ヘルペスの再発の低減を生じることを示す。 さらに、これらのデータは、局所MCWEの適用か副作用を全く引き起こさない が、起こしても最小度であることを示す。 実施例4 局所MCWEによる皮膚炎の処置 本試験では、皮膚炎患者10名を、1mg/mlのMCWEを含有する局所M CWEエマルションで、または18gのテフォース63、8gのイソステアリル イソステアレート、6gのラブラフィルM1944、0.05gのビオックス、 0.10gのニパジン、0.02gのニパゾール、20gのグリセロールおよび 全量を100gにする精製水(Belapharm,Milan,Italy)を含むベルタファーム( Beltapharm)クリーム1ml中にMCWE100mgを含有するMCWEマイク ロエマルションで処置した。本試験に関する結果判定基準は、皮膚炎の症状およ び再発の消散に関する。 患者1−JM JM(25歳、男性)は、化学的曝露により引き起こされる彼の右腕の接触性 皮膚炎(発疹)を報告した。MCWEエマルションの薄膜を1日3回、発疹に直 接適用した。JMは、24時間以内の発疹の消散と、皮膚炎の再発なしを報告し た。局所MCWEの副作用は報告されなかった。 患者2−MH MH(18ヶ月、男児)は、界面活性剤に対するアレルギー反応による皮膚炎 (発疹)を有した。局所コルチゾンクリームを液体抗ヒスタミン薬と組合せて2 週間使用したが、効果はなかった。MCWEエマルションの薄膜を7日間、1日 2回、発疹に適用した。発赤および炎症は48時間以内に消失した。しかしなが ら、「痒み」は、治療完了後3日目まで消散しなかった。局所MCWEの副作用 は報告されなかった。 患者3−MF 患者MF(18歳、女性)は、ストレスにより生じた重症ざ瘡の病歴を有する 。ビタミンAおよび抗生物質の使用は無効であった。MCWEエマルションを1 日2回、ざ瘡に直接適用した。MFは、病変が24時間以内に乾燥し、剥がれ落 ちた、と報告した。局所MCWEの副作用は報告されなかった。 患者4−JK 患者JK(女性)は、手の皮膚炎(発疹)の3年の病歴を有した。ステロイド クリームの局所投与による治療は、軽減を提供しなかった。MCWEエマルショ ンの薄膜を7日間、1日1回、彼女の手に直接適用した。彼女の症状は、7日以 内に消失した。JKは、発疹の数回の再発を局所MCWEで処置し、その後症状 が消散した、と報告した。局所MCWEの副作用は報告されなかった。 患者5−JT 患者JT(30歳、女性)は、彼女の手の皮膚のひび割れおよび出血を引き起 こす界面活性剤および化学物質との接触により引き起こされる皮膚炎(発疹)と 診断された。ヒドロコルチゾンクリームで2週間、1日3回の処置は、最小度の 軽減を提供した。MCWEクリームを、7日間、1日2回彼女の手に直接適用し た。初期改善は最小度であった。局所MCWEの中止後、発疹は消散し始め、6 週間再発しなかった。発疹が再発した場合、局所MCWEの適用は少なくともさ らに6週間、症状を軽減した、とJTは報告した。少なくとも8回、局所MCW Eを用いた、とJTは報告した。唯一の副作用は、MCWEクリームを発疹に適 用した場合の灼熱感であった。 患者6−HB 患者HB(女性)は、高度ストレスの期間中、ならびにある種の食品の摂取お よび/または界面活性剤との接触後に生じる湿疹を有する。コルチゾンベースの クリームの使用およびその他のコルチゾン処置は、最小度の軽減を提供した。M CWEクリームの薄膜を、7日間、1日1回、湿疹に適用した。局所MCWEは 、湿疹の進行を阻止し、湿疹の迅速な治癒を促した。その後少なくとも12回、 局所MCWEを用い、副作用は認められなかった、とHBは報告した。 患者7−RW 患者RW(男性)は、彼の全身に膿性(puritic)紅斑性落屑性病変として現れ る重症皮膚炎を有した。彼は、フロリダ州のジャクソンビルのマヨクリニック(M ayo Clinic)で1ヶ月を費やしたが、満足すべき結果は得られなかった。防腐剤 に対するアレルギー反応に起因する接触性皮膚炎を有する、と彼は診断された。 局部的調製製剤クリームの局所適用による治療は、彼の皮膚炎の最小度の消散を 提供した。局部的調製製剤クリームに混合したMCWEエマルション(100g MCWE/クリーム1ml)を皮膚炎に直接適用し、彼の症状は1時間以内に改 善した。RWは、皮膚炎再発の頻度は変わらない、と報告した。しかしながら、 局所MCWEクリームの使用は、1時間以内の彼の症状の軽減を継続した。局所 MCWEクリームの副作用は報告されなかった。 患者8−DT 患者DT(3歳、男児)は、寒冷乾燥気候中、頬に皮膚炎様発疹を有した。罹 患領域をMCWEクリームの薄層で2日間、1日1回処置した。局所MCWEは 、即時軽減と24時間以内の発疹消失を提供した。局所MCWEの副作用は報告 されなかった。 患者9−BT 患者BT(18ヶ月、男児)は、臀部に広範に生じる赤色発疹を有した。罹患 領域をMCWEクリームの薄層で3日間、1日1回処置した。処置領域は炎症を 起こしたので、処置を中止すると、炎症はおさまった。その後の治療効果は報告 されなかった。局所MCWEに対するこの副作用は説明できない。 患者10−SA 患者SA(50歳、男性)は、左上頬部の毛の生え際に、直径1cmの光線性 角化症を有した。罹患領域をベルタファーム(Beltapharm)クリーム1ml中のM CWE1mgで、14日間、1日2回処置した。病変が乾燥し始め、25日目ま でに完全に消失した、とSAは報告した。病変は完全に治癒し、結果的に生じる 瘢痕は認められなかった。病変は、少なくとも3年間は再発していない。MCW Eの副作用は報告されなかった。 まとめ これらのデータは、局所MCWEによる皮膚炎の治療が、処置した10名の患 者のうち9名において、皮膚炎の症状の消散および皮膚炎の再発の低減を生じる ことを示す。さらにこれらのデータは、局所MCWEの適用が、処置した10名 の患者のうち9名において、副作用を全く引き起こさないか、引き起こしても最 小度であることを示す。 実施例4 局所MCWEによる創傷の治療 本試験では、5つの異なる種類の創傷を有する5名の患者を、1mgMCWE /mlを含有するMCWEエマルションで、または実施例3に記載したようなク リーム1ml中に100gまたは500gのMCWEを含有するMCWEマイク ロエマルションで処置した。本試験に関する結果判定基準は、創傷の治癒に必要 な時間、創傷内の感染の発生、および創傷治癒後に残る瘢痕組織の量に関連する 。 患者1−GH 患者GH(高齢男性)は、非常に大きい褥瘡を有した。抗生物質クリームおよ び経口抗生物質の使用は無効であった。MCWEクリーム(100g/ml)の 層を、1日2回、褥瘡に直接適用した。褥瘡の治癒の顕著な改善が4日以内に生 じた、とGHは報告した。局所MCWEの副作用は報告されなかった。 患者2−KP 患者KP(男性)は、自転車事故で片側の足に大きい深傷を蒙った。MCWE クリーム(100g/ml)を7日間、1日2回、深傷に直接適用した。創傷は 完全に治癒し、感染および瘢痕は伴わなかった、とKPは報告した。局所MCW Eの副作用は報告されなかった。 患者3−MF 患者MF(男性)は、はんだ付け事故で下唇に熱傷を蒙った。MCWEクリー ム(100g/ml)を14日間、1日3回、熱傷唇に直接適用した。唇は完全 に治癒し、感染および瘢痕は伴わなかった、とMFは報告した。局所MCWEの 副作用は報告されなかった。 患者4−IR 患者IR(女性)は、前頭部および頭皮の帯状疱疹と診断された。500mg の経口セファレックスでの5日間1日4回の治療は効果がなかった。6日目に、 彼女の眼および頬が腫脹し始め、病変が接触に対して感受性になった。13日目 に、IRは、MCWEの1回経口投与を受け、MCWEクリーム(500mg/ ml)を帯状疱疹に1日2回適用し始めた。15日目に、病変は開いて、排液し 、接触に対する感受性は低減した。18日目に、IRは、頭痛およびインフルエ ンザ様症状を発症した。19日目に、頭痛およびインフルエンザ様症状は消失し た。20日目に、IRは局所MCWEを停止した。25日目に、瞼および頬の腫 脹はなくなり、病変のほとんどが消散していた。 患者5−VO 患者VO(男性)は、下唇全体に進行性潰瘍病変を有し、生検して、細菌感染 と診断された。VOの病変は、局所抗ウイルスおよび抗細菌薬の個別のまたは組 合せての6週間の治療に反応しなかった。MCWEエマルション(1mg/ml )による局所治療は、病変が最初に現れてから約6週間後に開始された。病変は その縁部で縮小し始め、そのサイズか低減し始めた。2週間の局所MCWE後、 病変は最初の長さおよび幅の3分の1になった。VOは重症筋無力症を有するが 、これは局所MCWEにより悪化はしなかった。 まとめ これらのデータは、局所MCWEによる創傷の治療が、創傷の治癒を生じるこ とを示す。さらにこれらのデータは、局所MCWEの適用が副作用を全く引き起 こさないか、生じても最小度であることを示す。 実施例5 全身性MCWEによる創傷の治療 本試験では、8頭の健常成馬(年齢3〜12歳)を麻酔し、各動物(N=16 )の前肢の球節に近位の中手の背側面に、そして後肢の対側性中足領域から2. 5cm2全厚の創傷を外科的に作製した。創傷に包帯をして、ウマを麻酔から回 復させた。術後6時間目に、8頭のうち4頭のウマに、実施例2で記載したよう に調製した1.5mgのMCWEエマルションを静注した(実験)。他の4頭は、 等容量の生理食塩水が投与された(対照)。手術の1日後に包帯を取り外し、滅菌 生理食塩水で清浄にして、再び包帯をした。その後、創傷が治癒するまで、2 日毎に包帯を取り換えた。 総創傷面積、上皮形成+非上皮形成面積および非上皮形成面積を、デジタル化 写真の平面外形測定を用いて測定した。本試験に関する結果判定基準は、6.2 5cm2の創傷の総創傷面積、収縮による治癒、および上皮形成による治癒であ った。完全治癒は、完全上皮形成と定義された。ウマは創傷治癒の個体差を示す が、しかし従来の試験により、完全治癒には約60日を要することが示されてい る。対照創傷 術後5日目に、8つの対照創傷は、良好な平坦フィブリン層を示した。術後1 5日目に、対照創傷は良好に治癒を継続した。術後27日目、対照創傷は良好に 治癒を継続した。術後18日目、対照創傷は収縮が認められなかった。術後25 日目までに、対照創傷は30%が収縮していた。術後41日目には、対照創傷は 良好に治癒し続けたが、しかし完全に治癒したものはなかった。術後56日目に 、4頭の未処置ウマの8つの対照創傷のうちの5つが完全治癒ではなかった。未 処置対照に関するその他の実験では、個体差が認められたが、しかし完全治癒に は約60日を要した。処置ウマ 術後5日目に、8つのMCWE処置創傷は良好な平坦フィブリン層を示した。 術後15日目、創傷は良好に治癒を継続した。術後18日目、MCWE処置創傷 は平均して30%が収縮した。術後27日目に、MCWE処置創傷は良好に治癒 を継続し、2頭のウマの創傷はほぼ完全に治癒していた。術後38日目には、1 頭の創傷は完全に治癒し、他の3頭のMCWE処置ウマの創傷はほぼ完全に治癒 していた。術後41日目には、2頭のMCWE処置ウマが完全に治癒し、他の2 頭もほぼ完全に治癒した。術後56日目に、4頭のMCWE処置ウマの8つの創 傷のうちの8つが完全治癒した。まとめ 創傷治癒の変動は、年齢または性別の影響を受けなかった。術後初めの72時 間以内に、実験群ウマ(6.63cm2)は、対照群ウマ(7.31cm2)と比 較して、創傷拡大を低減した。さらに、実験群ウマは創傷収縮による(P=0. 066)、そして非上皮形成表面積のより迅速な低減による(P=0.058) 創傷治癒の増大を示した。創傷36日後では、実験ウマは平均総創傷面積が2. 28cm2であったが、一方対照ウマでは平均総創傷面積は2.84cm2であり 、非上皮形成平均面積は0.78cm2と1.43cm2であった。 これらのデータは、全身性MCWEによる創傷の治療が創傷拡大の低減、創傷 収縮の増大、そして治癒時間の低減をもたらすことを示す。さらに、これらのデ ータは、MCWEの全身送達が副作用を引き起こさないことを示す。 実施例6 ロドコッカス・エクイ(Rhodococcus equi)細胞壁抽出物(RCWE)の調製 従来はコリネバクテリウム・エクイ(Corynebacterium equi)と呼ばれていたコ リネ型生物であるR.equiの細胞壁抽出物を、実施例1と同様に調製した。 実施例7 RCWEの免疫刺激特性 32匹のCD1異系交配マウスに、0.5mlの生理食塩水エマルション中の 2%油中の200μgのRCWEを腹腔内注入した(RCWEマウス)。16匹 のCD1異系交配マウスに、0.5mlの生理食塩水を腹腔内注入し(生理食塩 水対照マウス)、8匹のCD1マウスは環境対照として維持した(環境対照マウス )。72時間後、16匹のRCWEマウスと8匹の生理食塩水対照マウスを5× LD50のパスツレラ・マルトシダ(pasteurella multocida)を投与し、16匹の RCWEマウスと8匹の生理食塩水対照マウスを20×LD50の脳心筋炎(EM C)ウイルスを投与した。投与後14日目に、RCWEマウスは32匹中10匹 が、生理食塩水対照マウスは16匹中0匹が、そして環境対照マウスは8匹中8 匹が生き残った。 これらのデータは、RCWEが非特異的免疫刺激剤であることを実証する。 実施例8 RCWEおよびMCWEによる一酸化窒素産生の刺激 ネズミマクロファージ細胞株RAW264.7細胞を、24ウエル組織プレー トにプレートした。細胞がコンフルエント単層を形成した時に、培地をウエルか ら除去し、5〜80μgのRCWEまたは5〜80μgのMCWEを含有する新 鮮な培地1mlと取り換えた。5%CO2を含む雰囲気中で37℃で24時間イ ンキュベーション後、Griessの比色反応(Griess,P.Demerkunqen zu der Abhan dlung der HH.Wesdlsky und Benedikt,UEBER EINIGE AZOVERDINDUNGEN,C hem.Ber.12:426-428,1987)を用いて、一酸化窒素(NO)産生を測定した。 表1 平均一酸化窒素(NO)産生(nmol/106細胞/24時間) 1 RCWEに関する全試料の平均2 MCWEに関する全試料の平均 表1のデータは、非特異的免疫刺激剤RCWEが、RAW264.7細胞によ るNOの発生の促進において、非特異的免疫刺激剤であるMCWEと同様の非特 異的免疫刺激特性を有することを立証する。 プロプリオネバクテリウム・アクネ(Proprionebacterium acne) CG)、ボルデテラ・ペルツスシス(Bordetella pertussis)およびその他のボル デテラ亜種(Bordetella spp.)の細菌細胞調製物、ならびに、麻疹ウイルス生成 物RVI(Eudaemonic,Omaha,NE)は非特異的免疫刺激剤として用いられてお り、非特異的免疫刺激剤RCWEおよびMCWEと同様の非特異的免疫刺激特性 を有する。 もちろん、前記は本発明の好ましい実施の形態に関するだけのものであり、添 付の請求の範囲に記載したような本発明の精神および範囲を逸脱しない限り、多 数の修正または変更が成され得る、と理解されるべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年6月11日(1999.6.11) 【補正内容】 請求の範囲 1.動物の免疫系を刺激して局所的障害を治療する方法であって、局所的障害 の表面に有効な量の細菌細胞壁抽出物を適用することによって、動物の免疫系を 刺激して局所的障害を治療することを含む前記方法。 2.前記細菌細胞壁抽出物が、マイコバクテリウム種由来の細菌細胞壁抽出物 およびロドコッカス種由来の細菌細胞壁抽出物から成る群から選択される請求の 範囲第1項に記載の方法。 3.前記マイコバクテリウム種がマイコバクテリウム・フレイ(Mycobacterium phlei)である請求の範囲第2項に記載の方法。 4.前記ロドコッカス種がロドコッカス・エクイ(Rhodoccocus equii)である 請求の範囲第2項に記載の方法。 5.前記局所的障害が、皮膚炎、乾癬、褥瘡性潰瘍、ざ瘡、光線性角化症、頬 潰瘍、口辺ヘルペスおよび湿疹から成る群から選択される請求の範囲第1項に記 載の方法。 6.動物の免疫系を刺激して局所的障害の再発を防止する方法であって、局所 的障害の表面に有効な量の細菌細胞壁抽出物を投与することによって、動物の免 疫系を刺激して局所的障害の再発を防止することを含む前記方法。 7.前記細菌細胞壁抽出物が、マイコバクテリウム種由来の細菌細胞壁抽出物 およびロドコッカス種由来の細菌細胞壁抽出物から成る群から選択される請求の 範囲第6項に記載の方法。 8.前記マイコバクテリウム種がマイコバクテリウム・フレイ(Mycobacterium phlei)である請求の範囲第7項に記載の方法。 9.前記ロドコッカス種がロドコッカス・エクイ(Rhodoccocus equii)である 請求の範囲第7項に記載の方法。 10.前記細菌細胞壁抽出物が、クリーム、エマルション、ローションおよび 軟膏から成る群から選択される処方物で適用される請求の範囲第6項に記載の方 法。 11.前記局所的障害が、皮膚炎、乾癬、褥瘡性潰瘍、ざ瘡、光線性角化症、 頬潰瘍、口辺ヘルペスおよび湿疹から成る群から選択される請求の範囲第6項に 記載の方法。 12.動物の免疫系を刺激して動物の創傷の治癒を促進する方法であって、動 物に有効な量の細菌細胞壁抽出物を投与することによって、動物の免疫系を刺激 して創傷の治癒を促進することを含む前記方法。 13.前記細菌細胞壁抽出物が、マイコバクテリウム種由来の細菌細胞壁抽出 物およびロドコッカス種由来の細菌細胞壁抽出物から成る群から選択される請求 の範囲第12項に記載の方法。 14.前記マイコバクテリウム種がマイクロバクテリウム・フレイ(Mycobacte rium phlei)である請求の範囲第13項に記載の方法。 15.前記ロドコッカス種がロドコッカス・エクイ(Rhodoccocus equii)であ る請求の範囲第13項に記載の方法。 16.前記細菌細胞壁抽出物が、局所的処方物および非経口処方物から選ばれ る処方物で投与される請求の範囲第12項に記載の方法。 17.前記細菌細胞壁抽出物が局所的処方物で投与される請求の範囲第16項 に記載の方法。 18.前記局所的処方物が、クリーム、エマルション、ローションおよび軟膏 から選択される請求の範囲第17項に記載の方法。 19.前記細菌細胞壁抽出物が非経口処方物で投与される請求の範囲第15項 に記載の方法。 20.前記非経口処方物が全身的処方物である請求の範囲第19項に記載の方 法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 フィリップス,ニゲル,シー. カナダ,エイチ9アール 1ジェイ6 ケ ベック,ポイント―クレール,サイナリー アベニュー 101 (72)発明者 ロガン,ドラガン,アール. カナダ,エヌ5ヴイ 4エヌ1 オンタリ オ,ロンドン,サディ アベニュー 138

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.局所的障害の治療が必要な動物に、動物の局所的障害を治療するのに有効 な量の細菌細胞壁抽出物を投与することを含む、動物における局所的障害の治療 方法。 2.前記細菌細胞壁抽出物が、マイコバクテリウム種由来の細胞壁抽出物およ びロドコッカス種由来の細胞壁抽出物から成る群から選択される請求の範囲第1 項に記載の方法。 3.前記マイコバクテリウム種がマイコバクテリウム・フレイ(Mycobacterium phlei)である請求の範囲第2項に記載の方法。 4.前記ロドコッカス種がロドコッカス・エクイ(Rhodoccocus equii)である 請求の範囲第2項に記載の方法。 5.前記細菌細胞壁抽出物が、エマルション、クリーム、ローションおよび軟 膏から成る群から選択される処方物で適用される請求の範囲第3項に記載の方法 。 6.前記細菌細胞壁抽出物が、クリームを含む処方物で適用される請求の範囲 第5項に記載の方法。 7.前記細菌細胞壁抽出物が、エマルションを含む処方物で適用される請求の 範囲第5項に記載の方法。 8.前記エマルションが、油と水とのエマルションである請求の範囲第7項に 記載の方法。 9.前記油が、鉱油、スクアラン、スクアレンおよびn−ヘキサデカンから成 る群から選択される請求の範囲第8項に記載の方法。 10.前記局所的障害が、皮膚炎、乾癬、褥瘡性潰瘍、ざ瘡、光線性角化症、 頬潰瘍、単純ヘルペスおよび湿疹から成る群から選択される請求の範囲第1項に 記載の方法。 11.局所的障害の再発防止が必要な動物に、動物における局所的障害の再発 を防止するのに有効な量の細菌細胞壁抽出物を投与することを含む、動物におけ る局所的障害の再発防止方法。 12.前記細菌細胞壁抽出物が、マイコバクテリウム種由来の細胞壁抽出物お よびロドコッカス種由来の細胞壁抽出物から成る群から選択される請求の範囲第 11項に記載の方法。 13.前記マイコバクテリウム種がマイコバクテリウム・フレイ(Mycobacteri um phlei)である請求の範囲第12項に記載の方法。 14.前記ロドコッカス種がロドコッカス・エクイ(Rhodoccocus equii)であ る請求の範囲第12項に記載の方法。 15.前記細菌細胞壁抽出物が、エマルション、クリーム、ローションおよび 軟膏から成る群から選択される処方物で適用される請求の範囲第13項に記載の 方法。 16.前記細菌細胞壁抽出物が、クリームを含む処方物で適用される請求の範 囲第15項に記載の方法。 17.前記細菌細胞壁抽出物が、エマルションを含む処方物で適用される請求 の範囲第15項に記載の方法。 18.前記エマルションが、油と水とのエマルションである請求の範囲第17 項に記載の方法。 19.前記油が、鉱油、スクアラン、スクアレンおよびn−ヘキサデカンから 成る群から選択される請求の範囲第18項に記載の方法。 20.前記局所的障害が、皮膚炎、乾癬、褥瘡性潰瘍、ざ瘡、光線性角化症、 頬潰瘍、単純ヘルペスおよび湿疹から成る群から選択される請求の範囲第11項 に記載の方法。 21.創傷を有する動物に、動物における創傷の治癒を促進するのに有効な量 の細菌細胞壁抽出物を投与することを含む、創傷を有する動物における創傷の治 瘡の促進方法。 22.前記細菌細胞壁抽出物が、マイコバクテリウム種由来の細胞壁抽出物お よびロドコッカス種由来の細胞壁抽出物から成る群から選択される請求の範囲第 21項に記載の方法。 23.前記マイコバクテリウム種がマイクロバクテリウム・フレイ(Mycobacte rium phlei)である請求の範囲第22項に記載の方法。 24.前記ロドコッカス種がロドコッカス・エクイ(Rhodoccocus equii) である請求の範囲第22項に記載の方法。 25.前記細菌細胞壁抽出物が全身的に適用される請求の範囲第21項に記載 の方法。 26.全身的に適用される前記細菌細胞壁抽出物がエマルションである請求の 範囲第25項に記載の方法。 27.前記エマルションが、油と水とのエマルションである請求の範囲第26 項に記載の方法。 28.前記油が、鉱油、スクアラン、スクアレンおよびn−ヘキサデカンから 成る群から選択される請求の範囲第27項に記載の方法。
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