JP2001519707A - 水熱酸化のための方法 - Google Patents

水熱酸化のための方法

Info

Publication number
JP2001519707A
JP2001519707A JP50773897A JP50773897A JP2001519707A JP 2001519707 A JP2001519707 A JP 2001519707A JP 50773897 A JP50773897 A JP 50773897A JP 50773897 A JP50773897 A JP 50773897A JP 2001519707 A JP2001519707 A JP 2001519707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reactor
feed
pressure
temperature
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP50773897A
Other languages
English (en)
Inventor
バワーヒス,アラン,エル.
ホン,グレン,ティ.
キリリー,ウイリアム,アール.
Original Assignee
モダー,インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by モダー,インコーポレイテッド filed Critical モダー,インコーポレイテッド
Publication of JP2001519707A publication Critical patent/JP2001519707A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/02Treatment of water, waste water, or sewage by heating
    • C02F1/025Thermal hydrolysis
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F11/00Treatment of sludge; Devices therefor
    • C02F11/06Treatment of sludge; Devices therefor by oxidation
    • C02F11/08Wet air oxidation
    • C02F11/086Wet air oxidation in the supercritical state
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K3/00Plants characterised by the use of steam or heat accumulators, or intermediate steam heaters, therein
    • F01K3/18Plants characterised by the use of steam or heat accumulators, or intermediate steam heaters, therein having heaters
    • F01K3/188Plants characterised by the use of steam or heat accumulators, or intermediate steam heaters, therein having heaters using heat from a specified chemical reaction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/582Recycling of unreacted starting or intermediate materials

Abstract

(57)【要約】 反応の開始及び生長の低コスト手段を提供する連続流れ水熱酸化方法。水性有機原料及び酸化剤を小さい反応室(2)に導入し、高温の部分的に反応した内容物と混合する。この逆混合は入って来る原料の反応を開始する働きがある。必要に応じ、室(2)の内容物を下流に位置する第二の反応器(4)に通し、酸化反応を完結せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】 水熱酸化のための方法 背景 湿式酸化のプロセスは水蒸気の処理のために30年間にわたって使用されてき た。それは上昇した温度および圧力における水蒸気に、酸化剤、代表的には、空 気または酸素を添加することを伴い、その結果、直接的に水性相内での被酸化性 物質の「燃焼」を生じる。湿式酸化プロセスは、30〜250バール(440〜 3630psia)の操作圧力および150℃〜370℃の操作温度を特徴とする。 気相酸化はこれら温度では実にゆっくりであるので、反応は主に液相中で行われ る。従って、反応器操作圧力は代表的には飽和水蒸気圧に又はそれより上に維持 されるので、水の少なくとも一部は液体形態で存在する。しかしながら、液相に おいてさえ、反応時間は1時間のオーダーである。 従来の湿式酸化は、達成できる酸化度、耐火性化合物を適切に取り扱う能力の 無さ、遅い反応時間、および、プロセスの低温に起因するパワーリカバリーにつ いての有効性の欠如、によって制約されている。これら理由によって、より高い 温度および圧力にまで湿式酸化を拡大することにかなり関心がよせられてきてい る。バートン(Barton)他に対して1960年7月12日に発行された米国特許 第2,944,396号には、臨界未満での湿式酸化の反応器の後に第二の酸化 ステージを付設することが教示されている。第一ステージ湿式酸化反応器の蒸気 相の中に蓄積する未酸化の揮発性可燃性物質は第二ステージにおいてそれらの酸 化を完了するために送られ、第二ステージは約374℃の水の臨界温度の上およ び下の両方の温度、および水の臨界圧力の上および下で操作される。ディキンソ ン(Dickinson)に対し1981年10月6日に発行された米国特許第4,292 ,953号は、石炭およびその他の燃料からパワーを発生させるための改造され た湿式酸化プロセスを開示しており、そこでは燃焼によって熱が放出されると、 全体の反応混合物は、臨界未満および超臨界の両方の水圧範囲に及ぶ約69バー ル(1000psi)〜約690バール(10,000psi)の操作圧力をもって、水の 臨界温度を越える。 モデル(Modell)に対して1982年7月6日に発行の米国特許第4,338 ,199号は、幾つかの実施において酸化が本質的にもっぱら超臨界の温度(> 374℃)および圧力(>約3200psiまたは220バール)の条件で起こる ために超臨界水酸化(supercritical water oxidation)(SCWO)として知ら れるようになってきている湿式酸化プロセスを開示している。SCWOは、50 0〜600℃および250バールにおいて数秒で事実上どの有機化合物の急速か つ完全な酸化を与えると示されている。炭素および水素は通常の燃焼生成物CO2 およびH2Oを形成する。また、塩素化された炭化水素類(CHC's)はHC lのもとであり、HClは利用可能なカチオンと反応して塩素化物塩になるであ ろう。反応器内の、および特に反応器の後の冷却装置内の、高い腐食濃度の塩酸 を回避するために、故意にアルカリを反応器に添加してもよい。SO2を形成す る常態燃焼とは対照的に、SCWOにおける硫黄酸化の最終生成物は硫酸塩アニ オンである。塩化物の場合におけると同じように、高濃度の硫酸を回避するため にアルカリを故意に添加してもよい。同様に、燐の酸化の生成物は燐酸塩アニオ ンである。 代表的なSCWO反応器条件では、濃度が0.1g/ccの範囲にあるので、水 分子は常態の液体水におけるよりもかなり離れている。水素結合、短距離現象( short-range phenomenon)、は殆ど完全に破壊されてしまっており、そして水分 子は液体水の特徴的性質の多くに責任を負う秩序を喪失している。特に、溶解度 挙動は液体水よりも高圧蒸気のそれに近い。比較的高い揮発性と共に、より小さ な極性及び無極性の有機化合物は、代表的なSCWO条件で蒸気として存在する であろうし、従って、超臨界水とは完全に混和性であるであろう。N、O、およ びCO2のような気体は、同様の完全混和性を示す。より大きな有機化合物およ び重合体は、代表的なSCWO条件でより小さな分子へと加水分解するであろう し、結果として、化学反応による可溶化を生じるであろう。水相によるバルク極 性の喪失は常態水溶性塩に対して顕著な効果を有する。水分子によって容易に溶 媒和されない限り、それらは、プロセス表面上に沈積することがあり熱伝達表面 の付着(fouling)またはプロセスフローの閉塞を引き起こすことがある固体と して、しばしば沈殿する。 超臨界温度の水の酸化(STWO)として知られているSCWOに関するプロ セスは、或る供給原料のためには類似の酸化有効性を与えることができるが、よ り低い圧力においてである。この方法はホン(Hong)に対して1992年4月2 1日に発行された米国特許第5,106,513号に記載されており、600℃ の範囲内の温度及び25〜220バールの圧力を利用する。幾つかの供給原料の 処理のためには400〜500℃の範囲内の温度と1000バール(15,00 0psi)までの圧力の組合せは、或る無機物質を溶液から沈殿させないようにする のに有効であることが判明した(エス・ビューロウの「水熱条件下での硝酸塩の 還元」、水と蒸気の性質に対する第12回国際会議の会議録、ASME、オルラ ンド、FL州、1994年9月(Buelow,S.,“Reduction of Nitrate Saltsun der Hydrothermal Conditions”,Proceedings of the Properties of Water an d Steam,ASTM,Orlando,FL.,September,1994)。水性マトリックス中で の酸化のための各種プロセスは約374〜500℃の温度および約25〜100 0バールの圧力で行われるならば水熱酸化(hydrothermal oxidation)(HTO )として下記にまとめて引用する。 様々なHTOプロセスの主要な局面は、急速な反応が始まる温度におおよそ対 応している超臨界温度を達成させる手段である。表1はHTO分野における関連 する従来技術と、各発明が374℃を越す反応温度を達成するのに利用している 手段を掲載する。 表1:超臨界温度での酸化を達成するのに使用した方法。セミコロンはその特 許が一つより多い開始方法を記載していることを示す。 上記特許は急速な反応速度の達成において様々な不利益をこうむっている。こ れら不利益は、特有の開始概念を導入しているそれら特許に限定された議論をも って今や説明されている。議論されていない特許は、議論されたものによってカ バーされた開始方法に依っている。 ディキンソンに対する米国特許第4,292,953号は臨界未満温度酸化か らの熱の放出、幾10分も要求するかも知れない遅い反応、に依っている。プロ セス流体密度は臨界未満温度ではより高いけれども、遅い反応速度はそれにもか かわらず反応器容積の非能率的な使用を生じる。 モーデル(Modell)の米国特許第4,338,199号明細書には、速やかに 昇温させ、そして反応を開始させるために、反応器流出物を流入供給原料流れに 再循環させることが示される。この設計の1つの欠点は、十分に反応した流体の みが再循環されると言うことである。化学反応は高度に反応性の中間体種によっ てしばしば増強され、従って不完全に反応した流体の再循環が有益となる可能性 があることは周知である。更に、この米国特許に示される排除器(eductor)装置 の制御容量又は調整容量は限られたもので、臨界流れ(critical streams)の流 量をその再循環速度に関係付けることができる。例えば、この米国特許の図1A には、温供給原料流れにより駆動される再循環用排除器が示される。その供給原 料流れは本質的に圧縮不能であり、その低密度再循環流体用の、原動力となる流 体(motive fluid)は貧弱なものとなる;示された質量比(mass ratio)は達成 不可能である可能性が非常に高い。その排除器は、もしかすると空気の流れで駆 動可能かもしれないが、変化する供給酸素の必要条件を満たすための、オキシダ ントレベルの調整能力は、そのとき、必要とされる再循環速度により厳しく抑制 されるだろう。原動力となる流体として純酸素又は酸素で高度に富化された空気 を使用することは、容積流れ(volumetoric flow)が空気に比較して少なくなる ので、実施できない可能性がある。 ディキンソン(Dickinson)の米国特許第4,377,066号は、流入供給原 料の速やかな昇温と反応を達成するのに、流動床の熱い固体との接触に頼るもの である。この方法は、固体の取り扱いと流体の分布とに因り、複雑なものとなり 、かつ固体の床を含ませるために比較的大きな反応器を必要とする。 ディキンソンの米国特許第4,380,960号明細書には、細長い反応器の 下流端からの流体、即ち十分に反応した流体をその反応器の頭部に再循環させて 戻すことが教示される。しかして、上記モーデルの米国特許第4,338,19 9号明細書の方法による場合のようには、反応中間体の再循環は引き起こされな い。加えて、その細長い反応器では有意の圧力降下、例えば数十psi、又は多分 数百psiの圧力降下が本来的にあるので、再循環用ポンプは有意の圧力を克服す るものでなければならない。この米国特許に示される実施例では、ベンチュリノ ズルが使用されているが、このノズルにより長さ数百フィートの反応器に十分な 圧力上昇が生ぜしめられる見込みはない。このような反応器の長さは、普通、H TOの作業(HTO work)で具体化され、利用されている。更に、この反応器のパ イプが固体沈着物で狭められるならば、その圧力降下は更に著しく悪化せしめら れる可能性がある。 モーデルの米国特許第4,543,190号明細書には、流入供給原料の速や かな昇温と反応を達成する手段として超臨界水(supercritical water)のきれい な流れを注入することが示される。この方法では、そのきれいな水を超臨界状態 まで連続加熱する手段が必要となり、かつそのプロセスの容積の要件が増大する ことによりプラントコストが上昇する。 バールソン(Burleson)の米国特許第4,564,458号は、急速な超臨界 酸化反応を達成するために、熱交換器と臨界未満条件(subcritical conditions) での反応との組み合わせを利用するものである。前記のように、臨界未満での反 応は超臨界温度を達成する方法としては非効率な方法である。熱交換器の使用は 供給原料の急速昇温を助けるが、それには高価なプロセス設備を追加しなければ ならないと言う欠点がある。有機質のチャーの生成と腐食の可能性は、そのよう な熱交換器の作動を非常に困難なものにすることがあり得る。熱交換器の使用に は、供給原料の比エネルギー(specific energy)を増大させ、従って供給原料は 更に希薄なレベルで処理されなければならないと言う更なる影響もある。これは 有機質が希薄な供給原料には適しているが、濃厚な有機質供給原料では不利な点 である。例えば、1800Btu/ポンドと言う加熱値を有する冷たい供給原料は 、空気がオキシダントとして使用されるとき、約600℃の断熱酸化温度に達す る。しかし、もしこの同じ供給原料が約375℃に予熱されているならば、それ は600℃に達するのに900Btu/ポンドの加熱値を有するに過ぎないだろう 。従って、この予熱された供給原料の有機質含量は非予熱供給原料の有機質含量 の約半分に過ぎないことがあり得る。 チットマス(Titmas)の米国特許第4,594,164号明細書は、急速昇温 を達成するために、前記の方法のあるものに加えて、きれいな燃料の酸化反応を 利用するものである。きれいな燃料の処理には、非生産的機能(nonproductive function)が単位容量を占めると言う不利がある。きれいな燃料は、それに対応 して供給されなければならないオキシダントがそうであるように、追加の費用が かかることを意味する。 ホング(Hong)等の米国特許第4,822,497号明細書では、熱と反応中間 体を再循環させ、同時に塩化ナトリウムや硫酸ナトリウムのような“粘着性の” 固体を含めて諸固体をその大量(bulk)のプロセス流体から分離するためにジェ ットにより誘発される再循環が用いられている。この再循環法は、再循環された 流体が数点遠い下流とは対照的に、供給ジェットの直ぐ近くから採取されるので 、“即時逆混合(immediate back-mixing)”と称される。この方法は、長さ対直 径比が前記特許明細書のあるもので特許請求される細長い反応器に比較して小さ い逆混合容器(back-mixed vessel)で行われる。この逆混合容器の設計で、最低 限 の圧力降下でのプロセス流体の再循環が可能になるが、その滞留時間分布は細長 い反応器より広い。逆混合容器で所定の反応度を達成するには、従って、細長い 反応器の場合より大きな反応器容積が必要になるだろう。この米国特許では、供 給原料流れは、その反応器に既に存在している、熱い、部分的に反応した流体を 伴出する下向きのジェットにより注入され、それにより速やかな反応が開始され る。反応が進行するにつれて固体が生成するが、それらは反応器の底部に保持さ れた、より低温のブライン域上に射出され、落下する。その粘着性の固体はブラ インの中で再溶解し、それは反応器から連続的に抜き出すことができる。(高圧 容器から未溶解の粘着性固体を抜き取るのは非常に困難であろう。)その固体の 分離は、固体の溶解と輸送に必要なプロセス流れの部分のみがブラインとして抜 き出されるので、達成される。しばしば最大の部分となるそのプロセス流れの残 りは、反応器内の上向き方向に逆流せしめられ、そして反応器の頂部区域から抜 き出される。この手段によって、熱い、ほとんど固体の自由流れをそのプロセス から回収することが可能になる。反応器内の上向き流中に固体粒子が伴出される のを最少限に抑えるために、その速度は大断面積の反応容器を用いることにより 低い値に保たれる。発明の概要 本発明は、小容積の逆混合反応チャンバーを利用して少なくとも部分的な酸化 を達成する、約375〜750℃の温度と約25〜1000バールの圧力を用い る連続熱水(hydrothermal)酸化法について述べるものである。本発明は、反応 器(1個又は複数個)の中に集積するような固体を実質的な量で生成させない流 れを供給するのに特に適している。この逆混合チャンバーは、熱い、部分的に反 応したプロセス流体を、100psi未満、好ましくは10psi未満の小さい圧力降 下で内部再循環させるためのものである。激しい逆混合を引き起こすのに、流体 ジェット、固体表面への衝突、及びベンチュリ又は羽根車のような内部装置を含 めて各種の方法が使用できる。この逆混合チャンバーは、最小限のプロセス容積 となり、同時に相対的に冷たい流入供給原料流れの反応を速やかに開始させるに 足る十分な熱質量(thermal mass)を提供するように設計されている。反応が一 旦開始されると、その逆混合チャンバー内で、又は、所望によっては、第二段 階の反応器により高度の反応を達成することができる。図面の簡単な説明 図1は、本発明の方法を実施するのに有用な2段階反応器の模式図であり、そ して 図2は、本発明を実施するために使用される装置である。この発明の好ましい態様の記載 図1はこの発明の方法を実施するために使用されることが出来る連続流動二段 階反応器のデザインを示す。混合物が低温であってもよい又は或る中間温度に予 じめ加熱されてもよい、酸化剤と混合された加圧供給物材料はパイプ1を介して 戻し混合(back-mixed)反応室2中に接線の方向に注入される。入って来た供給 物は、室中の熱い部分的に反応された流動体と混合しそして酸化をし始め、新し い供給物が室に入り続けるにつれてその処理を拡大するのに十分な熱を放出する 。最適な室温度は特定の供給物材料により左右されるがしかし、例えば375〜 750℃の範囲にあってよい。部分的に反応された処理流はパイプ3を介して室 を出そして第2段階のプラグ流れ反応器4に進み、そこで反応は所望の水準の完 了、例えば供給物有機炭素の99.99%破壊にもたらされる。第2段階反応器 はしばしば550〜650℃の範囲で操作されそして750℃に到達してもよい 。反応された処理流はパイプ5を介して冷却および減圧化に進む。 図1の“戻し混合(back mixing)”室2は多くのデザインを有することが出来 る。例えば供給物および酸化剤は別々の注入点を有してもよくそして共通環状に (coannularly)または対向するジェット流として導入されてもよい。混合は渦流 ノズル、スプレーノズルまたは図1において2aとして示される内部バフル、ジ ェット引込き(entrainment)、静的または流動化固体、内部ベンチュリを用いる ことによりあるいは室壁に入って来る流れを向けることにより誘発される。出口 ポートの位置は同様に変えられることが出来る。同様に、図1の反応器4はプラ グ流れタイプ以外のものであってもよい。例えば或る種の供給物は塩酸または硫 酸のような腐食性の化合物を含有するかまたは生成し、その結果、システム部品 は耐腐食性内張りを必要とする可能性がある。プラグ流れパイプ反応器は比較的 に小さい内部直径を有しそして長さにおいて数百フィートである可能性がある。 典型的には多くの曲管および接続用フランジを有するそのような反応器において 耐腐食性内張りを設けることは非常に費用がかかる可能性がある。そのような廃 液のために、簡単な内張りデザインの故にそしてずーっと低い表面積対容量比に 起因してかなり少ない内張り材料の故に、容器反応器が好まれるだろう。容器( vessel)反応器の低い表面積対容量比は、環境への熱損失を減少させる追加の利 点を有する。反応と熱との小さい分画だけの放出が生ずるこの特徴は第2段階反 応における主要な重要点のものであり得る。十分な滞留時間を保証するために内 部バッフルを有する容器反応器は、それが小型(容器)および細長い(プラグ流 れ)反応器デザインの両方の望ましい特徴を組み合わせているので、これに関し ての有用性を示すだろう。 図2は本発明を示すために用いられたHTO装置を示す。酸化されるべき材料 は典型的には供給物材料であるがしかしシステムの運転開始中は清浄な燃料であ ろう。それは配管10を介してポンプ12に供給され、ポンプは約3000psi のシステム操作圧力に流動体圧力を増大させる。高い圧力の流動体は配管14を 介してポンプを離れそして配管26に進む。或る種の供給物、例えば純粋な有機 液体は、過剰の反応器温度を避けるために、典型的には水で希釈されなければな らない。この目的のために、水は、システム操作圧にその圧力を増大させるポン プ22に、配管20を介して供給される。高い圧力の水は配管24を介してポン プを離れそして配管26に進んで有機供給物と混合する。混合された流れは絶縁 されたチューブ28に導びかれそしてノズルチップ52を介して戻し混合反応室 54中に軸方向に注入される。予かじめ存在する機器の使用を容易にするために 、室54は圧力容器50内に配置されそしてしたがって圧力バランスがとられる 。室54の下の容器50の部分は円筒状室54の底部板54aによって本質的に 隔離されそしてしたがって使用されない。この発明の実際の商業上の実施におい て、圧力のバランスのとれた室の使用は或る適用のために有用であることを示す であろう。しかしながら、他の場合において、室54自体が圧力容器でありそし て外側の容器50は必要でない。 しかしながら、混合用室のすべての形状または配置において、入ってくる流動 体および酸素は乱流戻し混合(back mixing)に付される。例えば図2において示 されるように、戻し混合反応器室54の直径および長さは入ってくる供給物材料 が反応器の54aのような壁に突きあたりそして入ってくる供給物および空気中 に逆流して乱流混合を提供する。 運転開始の目的のために、水は配管30を介して、流動体圧力をシステム操作 圧力に増大させるポンプ32に供給される。同様に、室の空気は取り入れ導管4 0を介してコンプレッサー42に供給されそして配管44を介して、システム操 作圧力でコンプレッサーを出る。高い圧力の空気は配管34からの高い圧力の水 と混合しそして電気ヒーター46に進む。ヒーターは混合流の温度を適当な水準 、例えば約600℃に上昇させる。加熱された流れは内部に、即ち中心に配置さ れたチューブ48を介して、ノズルチップ52に進み、前者は絶縁された芯管2 8のまわりに環状様式で配置されている。ノズルチップ内で、環状流動体は芯管 28からの供給物と混合しそして次に反応室54中に注入される。ノズルチップ における混合された流動体の滞留時間は0.01秒の程度であるがしかしこの時 間はこの発明の範囲内で変ってもよい。空気および水の熱い環状流の使用はシス テムが十分な操作温度に達するまで反応を維持するのに助けとなる。いったん十 分な操作温度が到達されたならば、ポンプ32は典型的には切り離されそして環 状部分の流動体は酸化剤だけからなる。場合によりヒーター46はまた、切り離 されてよく、その結果供給物および酸化剤の両方はそれらが反応室54に入ると きに低温である。最後にポンプ12への供給は運転開始燃料から実際の供給物材 料に切り換わる。 部分的に反応した流動体は出口56を介して室54を離れそしてその室の上の 環状頭部空間58中に入り、そこで温度は約300℃に迅速に下降する。したが って、処理流が室54を離れたすぐ後に、反応は停止される。 配管60を介して頭部空間58を出る単一相流動体流は、冷却用水との交換に より周囲温度近くの温度に冷却されるために熱交換器62中を通過する。冷い冷 却用水は配管64を介して熱交換器に入る一方で、温い冷却用水は配管66を介 して熱交換器を離れる。冷却によって、配管70を介して熱交換器を離れる処理 流出流は、今や別々のガス相と液体相とからなる。それは制御バルブ72によっ て、3000psiから約1500psiに低下したその圧力を有する。部分的に減 圧された流れはガス相と液体相とに分離する中圧分離器80に配管74を介して 流れる。ガス相は、窒素、反応中消費されなかった残留酸素、および反応により 生成した若干の二酸化炭素から主としてなる。それは配管81を介して頂部近く で分離器を離れそして背圧調整器82により周囲近くの圧力に減少されたその圧 力を有する。減圧されたガスは配管83および94を介して流れ、その点でそれ は排気されるかまたは分析のためにサンプル抜き取りされる。液体は底部から中 圧分離器80を離れ、約100psiに圧力を低下させる制御バルブ85に、配管 84を介して通過する。この圧力減少は液相からの残留二酸化炭素反応生成物の ほとんどの泡立ちに導く。低い圧力のガス/液体流は配管86を介して低圧分離 器90に流れる。ガス、主としてCO2は配管91を介して分離器の頂部から離 れそして背圧調整器92により周囲近くの圧力に減少されたその圧力を有する。 圧力減少されたガスは配管93および94を通って流れ、その点でそれは排気さ れるかまたは分析のためにサンプル取り出しされる。液体は底部から低圧分離器 90を離れ、周囲近くに圧力を低下させる制御バルブ96に、配管95を介して 通過する。液体、典型的には飲料水に近い品質の水は、次に配管97を介して流 れて、サンプル取り出しされるかまたは廃棄される。 図2のシステムは以下の実施例において記載された実験において使用された。 実施例 1 この試験において、バック混合チャンバー54は、600℃で約10秒の滞留 時間を与えるサイズに作られている。操作圧力は3000psigが選択された。反 応チャンバーの操作は、4つのサーモカップルでモニターされ、これはチャンバ ー内部か又は外部ポート56に置かれている。表2に処理された供給材料、操作 条件、及び得られた結果を要約する。各種の供給材料を連続して処理した。“供 給”の欄は供給材料の流速を示しており、種々の供給材料に対しほぼ等しい熱放 出速度を与えるように選ばれている。“水”の欄は、冷水の流速を示しており、 供給材料を希釈して約600℃の最終反応温度を与えるように選択されている。 “空気”の欄は、反応基への空気の流れを示しており、化学量論的に約30%過 剰である。“SCW”の欄は超臨界水(SCW,図2のポンプ32)が、ここに 示す全ての場合に対し、作りだされたことを示している。しかしながら、図2の ヒーター46は、環状の空気温度が500〜600℃の範囲になるように保ち続 けた。“T,℃”の欄は好結果を示す操作の主要なインジケーター、チャンバー 内の継続した高い温度を示している。反応が終了したとき、この温度は定常状態 に留まるよりむしろ、数秒内で急勾配で低下する。それぞれの供給物に対し、定 常状態の操作は少なくとも約30分間保持された。“τ、秒”の欄は、表に示さ れた流速、及び反応基の操作温度で計算された実際の滞留時間τを示す。“CO ,ppm”の欄は、ガス状流出物中(図2のライン94)で測定した、一酸化炭素 (CO)のレベルを容積当たり100万の1の部数で示す。COのレベルは焼却 又は自動車エンジンのような一般の燃焼工程から得られた数値(一般に数100 ppm)と有利に比較される。しかしながら、多くの水熱酸化を実施するとき、一 桁のppmのCOのレベルの流出気体を容易に得ることができる。これはバック混 合チャンバーの後の第二の段階の反応基を用いる本発明によって達成されるもの である。 “TOC,ppm”の欄は、液状流出液(図2のライン97)の全体の有機炭素 (TOC)分析結果を示す。これらの研究分野で用いられるTOC分析機器は、 過硫酸カリウム酸化の方法が用いられ、そして1ppm(1リットル当たりのミリ グラム)の検出限界を有している。TOCはアルコール供給物に対しては検出不 能であり、TOC−ベースで99.99%以上の破壊効率を生ずる。ケロセンに 対し、TOCの値を示すデータは同様に優れた破壊効率を示すけれども、システ ムの流出物は少量の未反応の炭化物を含んでいた。TOCの分析は炭化物が溶液 から沈下した後に、上澄み液についてのみ実施した。冷水の流れの中に乗せられ た純粋なケロセンの液滴が熱い空気と接触する、ノズルの先端で炭化物が形成す ると信じられる。表には示されていないが、環状の流れを経由して約30g/分 のSCWを添加することが、炭化物の形成を消滅させ、そして本質的に完全なケ ロセンの酸化を与えることを見いだした。かくしてケロセンのような長鎖アルカ ンが、SCWの環状の流れが望ましい一つの例として表現することができる。し かしながら、代替の供給物を導入する方策によって、また更に経済的なやり方で 炭化物の形成を無くすことができるということはありそうなことである。例えば 、この事は環の中に熱い空気よりむしろ冷たい空気を、反応チャンバーに入る前 に 環状のそして核の流れが混合しないノズルのデザインを、又は熱いチャンバー流 体の何かを環状の流れの中に乗せるノズルのデザインを使用することによって為 される。 炭化物の形成にもかかわらず、ケロセンの反応は強固であった。実験のこの部 分の間の一つの点で、誤ったコントロール信号がケロセンと冷水の流れの自動的 な停止を引き起こした(図2のポンプ12及び22)。熱空気を与えるヒーター 46は入っていたがSCW(ポンプ32)は用いられておらず、そして反応チャ ンバーの温度は丁度500℃を越えて急速に低下した。ケロセン及び冷水は再ス タートされ、そして直ちに反応は再び開始した。 表 2. 名目で10秒の滞留時間を有するバック混合チャンバー 実施例 2 この試験において、バック混合チャンバー54は、600℃で約3秒の滞留時 間を与える大きさであった。操作圧力は3400psigを選択した。装置及び操作 はその他の点で先の実施例の場合と同一であった。 試験の最初の部分で、ケロセンの供給物を用いて炭化物の形成を避ける為に必 要とされる最低限のSCW流を調査した。約600℃の環の流体(空気+SCW )の温度で、ケロセン及び冷水がコアーチューブ28を通して供給される間、S CWをランプダウンした。表3はSCWの流れがなおまだ比較的高く、そしてケ ロセンの転換が本質的に完了した時のデータを示す。SCWの流れが10〜20 g/分に低下したとき、炭化物の形成が始まったことを見いだした。 アルコールは再び、99.99%を越えた高い破壊効率を示したけれども、イ ソプロパノール場合には残余のTOCの検出が可能のレベルがあった。COのレ ベルは10秒の滞留時間の試験よりも著しく高かったが、このデータは破壊効率 の計算には用いなかった。通常遭遇する更に手に負えない有機物の一つであるの で、酢酸も同様にこの実験で試験した。表中に示すデータの点に対し、反応が強 固で、そして自己支持するとは言え、著しいTOCの残余は破壊効率を99.9 6%に限定した。流出物のCOのレベル又はTOCの減少は、増加された滞留時 間、又は反応チャンバー中の改良された混合法、又は99.99%の破壊を得る ための図1中の4のような第二段階の反応基を含む、数多くの方法によってもた らされる。 この実験はまた、低下させた環状の空気温度を用い、系の操作性を試験した。 表3中に示される第二のエタノールのデータに対し、そしてイソプロパノール、 メタノール、及び酢酸に対し、ヒーター46を遮断しそして環48に入る空気の 温度を100℃以下にした。到達した最も低い環状の温度は、これは実験される 最後の区分でありそしてヒーター46は最も冷却されているので、試験の酢酸の 部分の間に達した65℃の温度であった。空気の低い熱容量が与えられ、このデ ータはシステムが室温で酸化体を満足に操作できることを十分に示していると信 じられる。 表 3. 名目で3秒の滞留時間を持ったバック混合チャンバー発明の論議 本発明は米国特許第4,822,497号において、熱い部分的に反応した流 体の直接のバック混合が酸化反応を増殖する為に用いられる点において類似して いる。この特許は実質的な量の粘着性固体を含む又は生ずる供給材料流体を取り 扱う方向に、そして反応基の壁又は内部の部品に処理流体の衝突を最小にしよう と探し求める方向に向けられている。特許中で述べられているように、反応基内 の流体流の経路において“任意の重要な締め付け”を避けなければならない。特 許を実施するに当たり、ブラインの領域のため必要とされる付加的な反応基の容 積と共に、熱流体に対する滞留時間が一般的に少なくとも30〜60秒でなけれ ばならないことが見いだされている。更に、例えば毎秒約15フィート以上の高 速での反応基への供給物の注入は、容器内で高い混合速度を生じ、そして反応基 の壁の上に高レベルの固体の堆積を生ずる望ましくない付帯的な影響を引き起こ している。 これに反し、本発明はより少ない量の粘着性固体しか収容することができない が、本発明の部分である供給物が実質的な量の“粘着性”の固体(定義によれば 、これは沈澱しそして反応基の壁に付着する固体)をもたらすことがないので、 もはや反応基の壁又は他の表面上への処理流体の衝突を最小にする必要はないの である。非−粘着性供給物は、酸化の間に実質的な量の粘着性固体を発生せず、 或いは酸化物の固体のような非−粘着性固体のみを発生させることもない供給物 である。同様に、塩及び非−粘着性固体の組み合わせを発生する供給物も用いら れるが、これらの特定の供給物は試験されなければならない。非−粘着性供給物 に限定する本発明は、新たに導入された供給物を、存在する反応物の内容物と共 に種々の手段で激しく混合することを可能とし、そして米国特許第4,822, 497号に開示の反応物より著しく少量の反応物を用いる事を可能にしている。 前記の実施例によって示されるように、10秒以下の滞留時間は、多くのタイプ の供給物に対し十分な筈である。しかしながら、必要とされる滞留時間は、異な る供給物、又は操作温度で変化する。約30秒までの滞留時間は有用であると期 待される。本発明の特別の長所は、熱交換基の使用を必要とせず、そしてその結 果比較的濃縮された供給物を処理することができることにある。 実施例3 第4表は本発明を異った規模の操作で実施するのに有用な代表的な反応器の寸 法を示す。反応器は10秒間の滞留時間で600℃において操作するものとする 。処理廃棄物(waste)はそれ自身の温度を周囲温度から600℃に上昇するのに 十分な燃料値を有している。即ち自己発熱である。酸化剤は空気とし、酸化反応 機構は操作圧力によって影響されないものとする。反応器の寸法は所望の程度の 酸化を達成するのに十分な滞留時間と操作温度との組合せを得るように選択する 。 たとえば、600℃より低い操作温度の場合、大きな反応器の容量(長い滞留時 間)が必要であり、一方純粋の酸素を酸化剤として用いる場合、反応器の寸法を 小さくすることができる。半自己発熱性の原料は予熱して本発明の方法を促進し てもよい。この場合、酸化剤の要求性能は低く、反応器の寸法は小さくてもよい 。 第4表 代表的な反応器の寸法(ガロン) 滞留時間=10秒、自己発熱性廃棄物、空気酸化剤操作温度=600℃ 本発明の実施例を詳細に述べたが、本発明の範囲及び精神から逸脱しない限り 種々の変更が可能であることは当業者にとって明白であろう。従って、本願に添 付の請求の範囲は実施例及び明細書の記載に限定されない。 たとえば、本発明は反応の開始を促進するための化学的方法に関する米国特許 第5,232,604号と組合せて使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キリリー,ウイリアム,アール. アメリカ合衆国01863 マサチューセッツ 州ウエスト チェルムスフォード,バーク シャー ロード 14

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a)反応器に沈積かつ附着する実質量の粘着性固体を、酸化条件下で、 生成しない有機物質の供給原料を反応器に供給すること; (b)前記原料と同時に酸化剤を前記反応器に供給すること; (c)約375℃乃至約750℃の温度及び約25乃至1000バールの圧力 で、前記原料と酸化剤とを反応器中で反応せしめること;及び (d)供給原料の流れと反応器の条件との組合せによって形成される乱流中で 前記原料と酸化剤との逆混合を行い、前記原料が30秒以下の時間で実質的に酸 化されるように、前記温度及び圧力下で更に酸化を行うことを特徴とする、水に 対して過臨界の温度における連続酸化方法。 2. 逆混合工程が高温の部分的に反応した原料と酸化剤とを小さい圧力低下を もって内部再循環させることを含む請求の範囲1の方法。 3. 部分的に反応した原料と酸化剤とを反応器内の1つ以上の壁又は表面上に 衝突させ逆流及び乱流混合を生ぜしめることにより逆混合工程を行う請求の範囲 2の方法。 4. 原料が反応器内で、10秒以下の時間で実質的に酸化される請求の範囲1 の方法。 5. 実質的に酸化された原料を、375℃より高温で更に酸化して分解の度合 を上げるために第二段階の反応器に供給する請求の範囲1の方法。 6. 酸化を少くとも375℃の温度及び少くとも25バールの圧力で行い、反 応室内の表面又はせまい部分と処理流体との相互作用によって速みやかな逆混合 を生ぜしめる水熱酸化反応。 7. 少くとも375℃の温度及び少くとも25バールの圧力で、約30秒以下 の時間、酸化を行い、高温の部分的に反応した供給原料と新しく導入した供給原 料との速みやかな逆混合を反応室内のジェットエントレインメントによって達成 する水熱酸化方法。 8. (a)酸化条件下で固体を生成せず、生成したとしても酸化物固体か最低 量の固体しか生成しない有機物質の反応器供給原料を供給し、前記原料は約5, 000乃至100,000ガロン/日の速度で反応器中に注入する工程; (b)前記原料と同時に酸化剤を反応器に供給する工程; (c)約600℃の温度でかつ約1000psi乃至約5000psiの圧力下、前 記原料と酸化剤とを前記反応器内で反応せしめる工程;及び (d)部分的に反応した供給原料及び酸化剤と新しく導入した供給原料及び酸 化剤との逆混合を起こすために約14ガロン乃至約1350ガロンの寸法範囲の 反応器を用意する工程;を特徴とする水に対して過臨界の温度で連続酸化を行う 方法。
JP50773897A 1995-07-28 1996-07-24 水熱酸化のための方法 Pending JP2001519707A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/509,504 US5674405A (en) 1995-07-28 1995-07-28 Method for hydrothermal oxidation
US08/509,504 1995-07-28
PCT/US1996/012228 WO1997005069A1 (en) 1995-07-28 1996-07-24 Method for hydrothermal oxidation

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001519707A true JP2001519707A (ja) 2001-10-23

Family

ID=24026876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50773897A Pending JP2001519707A (ja) 1995-07-28 1996-07-24 水熱酸化のための方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5674405A (ja)
EP (1) EP0865413A1 (ja)
JP (1) JP2001519707A (ja)
AU (1) AU6597696A (ja)
CA (1) CA2224489A1 (ja)
WO (1) WO1997005069A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001246239A (ja) * 2000-03-06 2001-09-11 Kurita Water Ind Ltd 水熱反応方法および装置
JP2006016304A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Mitsui Chemicals Inc 芳香族カルボン酸の製造方法

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3333699B2 (ja) * 1996-11-22 2002-10-15 仲道 山崎 連続水熱反応における原料粒子噴霧方法および装置
US6054057A (en) * 1997-09-26 2000-04-25 General Atomics Downflow hydrothermal treatment
US6110385A (en) * 1998-06-05 2000-08-29 United States Filter Corporation System and method for removing volatile compounds from a waste stream
US6171509B1 (en) * 1998-06-12 2001-01-09 Chematur Engineering Ab Method and apparatus for treating salt streams
US6190564B1 (en) * 1998-10-01 2001-02-20 United States Filter Corporation Two-stage separation process
US6238568B1 (en) 1999-05-06 2001-05-29 General Atomics Hydrothermal processing with phosphate additive
SE518803C2 (sv) * 1999-09-03 2002-11-26 Chematur Eng Ab Metod och reaktionssystem med högt tryck och hög temperatur som är lämpat för superkritisk vattenoxidation
US6765113B2 (en) * 2000-07-19 2004-07-20 E.I. Du Pont De Nemours And Company Production of aromatic carboxylic acids
US6613233B1 (en) * 2000-08-23 2003-09-02 Univ Illinois Multiple mode industrial process system and method
US20020086150A1 (en) * 2000-12-28 2002-07-04 Hazlebeck David A. System and method for hydrothermal reactions-two layer liner
US6576185B2 (en) 2000-12-28 2003-06-10 General Atomics System and method for hydrothermal reactions-three layer liner
US6709602B2 (en) * 2001-04-23 2004-03-23 General Atomics Process for hydrothermal treatment of materials
US6519926B2 (en) 2001-05-01 2003-02-18 General Atomics Hydrothermal conversion and separation
FR2827272B1 (fr) * 2001-07-10 2004-07-02 Centre Nat Rech Scient Procede de demarrage d'une installation de traitement des dechets par oxydation hydrothermale
US6773581B2 (en) 2001-10-18 2004-08-10 General Atomics System and method for solids transport in hydrothermal processes
US7850822B2 (en) * 2003-10-29 2010-12-14 Siemens Water Technologies Holding Corp. System and method of wet oxidation of a viscose process stream
US20050171390A1 (en) * 2003-12-17 2005-08-04 Usfilter Corporation Wet oxidation process and system
WO2006032261A1 (de) * 2004-09-21 2006-03-30 Imedos Gmbh Verfahren und vorrichtung zur retinalen gefässanalyse anhand digitaler bilder
ES2255443B1 (es) * 2004-12-03 2007-07-01 Universidad De Cadiz Sistema y procedimiento para la oxidacion hidrotermica de residuos organicos insolubles en agua.
US20100256430A1 (en) * 2007-11-15 2010-10-07 Solray Energy Limited System and process for the treatment of raw material
MX2010005854A (es) 2007-11-28 2010-09-07 Saudi Arabian Oil Co Proceso para mejorar petroleo crudo altamente parafinoso mediante agua caliente presurizada.
US8394260B2 (en) * 2009-12-21 2013-03-12 Saudi Arabian Oil Company Petroleum upgrading process
US9382485B2 (en) 2010-09-14 2016-07-05 Saudi Arabian Oil Company Petroleum upgrading process
WO2013112654A1 (en) * 2012-01-27 2013-08-01 Ohio University Integrated precipatative-super critical technology for cost-effective treatment of flowback and produced water from unconventional gas resources
ES2551285B2 (es) * 2014-05-16 2016-03-09 Universidad De Cádiz sistema y procedimiento para reducir la potencia necesaria en la etapa de arranque de plantas de oxidación en agua supercrítica
US10221488B2 (en) * 2015-09-18 2019-03-05 General Electric Company Supercritical water method for treating internal passages
IT201600075748A1 (it) * 2016-07-19 2018-01-19 3V Green Eagle S P A Procedimento ed apparecchiatura per ossidazione ad umido di reflui
CN106904806B (zh) * 2017-04-27 2023-04-25 东方电气集团东方锅炉股份有限公司 一种污泥湿式氧化的一体化处理反应器及处理方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2481089A (en) * 1947-03-06 1949-09-06 M K Kellogg Company Process and apparatus for the synthesis of organic compounds
GB1537695A (en) * 1975-06-04 1979-01-04 Sterling Drug Inc Process and apparatus for energy recovery from wet oxidation
US4380960A (en) * 1978-10-05 1983-04-26 Dickinson Norman L Pollution-free low temperature slurry combustion process utilizing the super-critical state
US4292953A (en) * 1978-10-05 1981-10-06 Dickinson Norman L Pollutant-free low temperature slurry combustion process utilizing the super-critical state
US4338199A (en) * 1980-05-08 1982-07-06 Modar, Inc. Processing methods for the oxidation of organics in supercritical water
US4543190A (en) * 1980-05-08 1985-09-24 Modar, Inc. Processing methods for the oxidation of organics in supercritical water
US4377066A (en) * 1980-05-27 1983-03-22 Dickinson Norman L Pollution-free pressurized fluidized bed combustion utilizing a high concentration of water vapor
US4594164A (en) * 1985-05-23 1986-06-10 Titmas James A Method and apparatus for conducting chemical reactions at supercritical conditions
US4898107A (en) * 1985-12-26 1990-02-06 Dipac Associates Pressurized wet combustion of wastes in the vapor phase
US4822497A (en) * 1987-09-22 1989-04-18 Modar, Inc. Method for solids separation in a wet oxidation type process
US5106513A (en) * 1990-01-31 1992-04-21 Modar, Inc. Process for oxidation of materials in water at supercritical temperatures and subcritical pressures
US5232604A (en) * 1990-01-31 1993-08-03 Modar, Inc. Process for the oxidation of materials in water at supercritical temperatures utilizing reaction rate enhancers
US5200093A (en) * 1991-06-03 1993-04-06 Abb Lummus Crest Inc. Supercritical water oxidation with overhead effluent quenching
US5552039A (en) * 1994-07-13 1996-09-03 Rpc Waste Management Services, Inc. Turbulent flow cold-wall reactor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001246239A (ja) * 2000-03-06 2001-09-11 Kurita Water Ind Ltd 水熱反応方法および装置
JP2006016304A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Mitsui Chemicals Inc 芳香族カルボン酸の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CA2224489A1 (en) 1997-02-13
AU6597696A (en) 1997-02-26
US5674405A (en) 1997-10-07
EP0865413A1 (en) 1998-09-23
EP0865413A4 (ja) 1998-10-21
WO1997005069A1 (en) 1997-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001519707A (ja) 水熱酸化のための方法
JP3987646B2 (ja) 水熱反応処理方法及び水熱反応処理容器
US5106513A (en) Process for oxidation of materials in water at supercritical temperatures and subcritical pressures
US5582715A (en) Supercritical oxidation apparatus for treating water with side injection ports
US5571423A (en) Process and apparatus for supercritical water oxidation
EP0513186B1 (en) Process for oxidation of materials in water at supercritical temperatures
US6017460A (en) Heating and reaction system and method using recycle reactor
US5571424A (en) Internal platelet heat source and method of use in a supercritical water oxidation reactor
JPH08503411A (ja) 反応速度増進剤を用いて超臨界温度の水中で物質を酸化するプロセス
US5762009A (en) Plasma energy recycle and conversion (PERC) reactor and process
JPH0138532B2 (ja)
US4849025A (en) Decoking hydrocarbon reactors by wet oxidation
US7122167B2 (en) Precious metal recovery from organics-precious metal compositions with supercritical water reactant
CN109237508A (zh) 一种用于超临界水热燃烧反应器的气液混合装置及其应用
US7611625B2 (en) Water oxidization system
RU2309009C2 (ru) Способ осуществления реакций окисления органических соединений
TW200402321A (en) Method for reducing nitrogen oxide emissions in industrial process
JP2001246239A (ja) 水熱反応方法および装置
JP2001259696A (ja) し尿および/または浄化槽汚泥の処理方法および装置
RU2807871C1 (ru) Установка и способ производства продуктов нефтехимии из бутан-бутеновой фракции без использования катализатора
JP2004000825A (ja) 水熱酸化反応方法
JPH10137774A (ja) 超臨界水酸化の反応器に流体を供給する方法、供給装置、及び超臨界水酸化装置
EP1076042A1 (en) Downflow hydrothermal treatment reactor
AU658819C (en) Process for oxidation of materials in water at supercritical temperatures
Rogak et al. Thermal design of supercritical water oxidation reactors